JP4312212B2 - 転写機構及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、転写機構及びこれを用いた画像形成装置に係り、特に、電子写真方式を用いた複写機、複合機、プリンタ、ファクシミリ等に適用して印字要求に応じて画像出力を行う画像形成装置に用いられる転写機構及びこれを用いた画像形成装置に関する。
画像形成装置の転写機構は、搬送される記録媒体(用紙)を静電潜像担持体(感光体ドラム)と接触し用紙の背面から転写電界を印加し、用紙上に感光体ドラム上の顕像化された画像情報(トナー像または現像剤像)を転写する機能を有している。
近年、画像形成装置において、コンパクト化および高速化に伴い、転写機構として無端ベルトを用いたベルト転写方式を採用する開発が進んでいる。
ベルト転写方式は、無端ベルトにより用紙を搬送するとともに、感光体ドラム上に用紙または無端ベルトを当接させて、該感光体ドラム上に顕像化されたトナー像を用紙または無端ベルト上に転写するようにしたものであり、感光体ドラムに対して無端ベルトを接離させるベルト接離機構を有する形態で構成されることが多い。
すなわち、転写工程時には感光体ドラムと用紙または無端ベルトとを接触させるが、非転写工程時は非接触状態として、無端ベルトの消耗や劣化を防止する必要がある。
そこで、従来のベルト接離の方式として、無端ベルト(転写ベルト)とそれを架橋する複数のローラおよび転写ローラを1つの転写ユニットとして転写ユニット全体をカム方式により感光体ドラムに対して移動させる手法と、ソレノイド等を用いて転写ユニット全体を移動する手法が知られている(特許文献1を参照)。
特開平08−137166号公報
しかしながら、上述したようなカム方式を用いると、カムの駆動源の構成や駆動連結手法が煩雑になると共に、高速印字処理ではカムの駆動(回転)時間の遅延が生じて応答性が悪くなるという問題が生じる。
そこで、駆動源に作動時の応答性に優れたソレノイドを用いて転写ユニット全体を移動する手法が多く用いられている。しかしながら、ソレノイドのON/OFFにより転写ベルトをベルト幅方向に沿ってベルト幅全域に渡り前記感光体ドラムから同時に接離することは、組付け精度や加工精度上困難であり、ソレノイドに近接配置された一方側端部が感光体ドラムから離間した状態であっても他方側端部が感光体ドラムに接触した状態となる事があるという問題が生じる。
本発明は、上記従来の問題点を鑑みてなされたものであって、ベルト方式による転写機構における感光体ドラムと転写ベルトとの接離動作を確実にできる転写機構を提供することを目的とするものである。
上述した課題を解決するための本発明に係る転写機構の構成は、次の通りである。
請求項1に記載した転写機構は、記録媒体を搬送する搬送ベルトを備えて該搬送ベルトにより搬送された記録媒体または該搬送ベルト上に静電潜像担持体上で顕像化された現像剤像を転写する転写ユニットと、前記転写ユニットの位置を変位させて前記静電潜像担持体に前記搬送ベルトを接離するベルト接離手段とを備え、前記ベルト接離手段は、前記転 写ユニットに当接して該転写ユニットを変位させる複数の転写ユニット変位部材と、前記 複数の転写ユニット変位部材をそれぞれ連動させる複数の連動部材と、前記複数の連動部 材を連結する弾性部材と、前記連動部材を介して前記転写ユニット変位部材を動作させる 駆動手段とを備えた転写機構において、前記複数の転写ユニット変位部材を、前記転写ユ ニットの搬送ベルト幅方向に沿った方向の両側端部に配置し、前記複数の転写ユニット変 位部材のうちの一転写ユニット変位部材には、前記駆動手段から直接駆動を伝達するよう にして、その他の転写ユニット変位部材には、前記弾性部材を介して駆動を伝達するよう にして、前記駆動手段から直接駆動が伝達される転写ユニット変位部材を、前記駆動手段 の動作による前記転写ユニットに到達するまでの変位量を、その他の転写ユニット変位部 材の前記転写ユニットに到達するまでの変位量よりも大きくすることを特徴とするものである。
尚、本発明における搬送ベルトは、記録媒体または該搬送ベルト上に静電潜像担持体上で顕像化された現像剤像を搬送するものであり、いわゆる転写ベルトを含むものでる。
請求項2に記載した転写機構は、請求項1に記載した構成に加えて、前記転写ユニットの構成を、前記転写ベルトが前記静電潜像担持体に対して非接触状態の時には、前記転写ベルトが前記静電潜像担持体に対して用紙幅方向に沿って均等な空隙距離を保持するとともに、前記転写ベルトが前記静電潜像担持体と接触状態の時には前記転写ベルトが前記静電潜像担持体に対して均等な転写ニップ幅を維持するように配置することを特徴とするものである。
また、請求項に記載した画像形成装置は、現像剤によって現像剤像が形成される静電潜像担持体を有する画像形成部と、記録媒体を搬送する搬送ベルトを備えて該搬送ベルトにより搬送された記録媒体または該搬送ベルト上に静電潜像担持体上で顕像化された現像剤像を転写する転写ユニットと、前記転写ユニットの位置を変位させて前記静電潜像担持体に前記搬送ベルトを接離するベルト接離手段とを備えた転写機構と、該記録媒体上に転写された現像剤像を記録媒体に定着させる定着手段とを備えて印字要求に応じて画像出力を行う画像形成装置において、前記転写機構として請求項1または2に記載の転写機構を用いることを特徴とするものである。
請求項1に記載した発明によれば、記録媒体を搬送する搬送ベルトを備えて該搬送ベルトにより搬送された記録媒体または該搬送ベルト上に静電潜像担持体上で顕像化された現像剤像を転写する転写ユニットと、前記転写ユニットの位置を変位させて前記静電潜像担持体に前記搬送ベルトを接離するベルト接離手段とを備え、前記ベルト接離手段は、前記 転写ユニットに当接して該転写ユニットを変位させる複数の転写ユニット変位部材と、前 記複数の転写ユニット変位部材をそれぞれ連動させる複数の連動部材と、前記複数の連動 部材を連結する弾性部材と、前記連動部材を介して前記転写ユニット変位部材を動作させ る駆動手段とを備えた転写機構において、前記複数の転写ユニット変位部材を、前記転写 ユニットの搬送ベルト幅方向に沿った方向の両側端部に配置することで、少ない部品構成で且つ省スペースで転写ユニットを安定して変位させることができ、前記複数の転写ユニ ット変位部材のうちの一転写ユニット変位部材には、前記駆動手段から直接駆動を伝達す るようにして、その他の転写ユニット変位部材には、前記弾性部材を介して駆動を伝達す るようにして、前記駆動手段から直接駆動が伝達される転写ユニット変位部材を、前記駆 動手段の動作による前記転写ユニットに到達するまでの変位量を、その他の転写ユニット 変位部材の前記転写ユニットに到達するまでの変位量よりも大きくすることで、転写ユニット変位部材が転写ユニットに当接するタイミングを一致させて確実に転写ユニットを均等に接離することができ、感光体ドラムと転写ベルトとの接離動作を確実にできる転写機構を実現できる。
請求項に記載した発明によれば、請求項1に記載の発明で得られる効果に加えて、前記転写ユニットの構成を、前記転写ベルトが前記静電潜像担持体に対して非接触状態の時には、前記転写ベルトが前記静電潜像担持体に対して用紙幅方向に沿って均等な空隙距離を保持するとともに、前記転写ベルトが前記静電潜像担持体と接触状態の時には前記転写ベルトが前記静電潜像担持体に対して均等な転写ニップ幅を維持するように配置することで、記録媒体または搬送ベルトの接離動作を確実に行うことができるとともに、転写工程を確実に処理できる。
請求項3に記載した発明によれば、現像剤によって現像剤像が形成される静電潜像担持体を有する画像形成部と、記録媒体を搬送する搬送ベルトを備えて該搬送ベルトにより搬送された記録媒体または該搬送ベルト上に静電潜像担持体上で顕像化された現像剤像を転写する転写ユニットと、前記転写ユニットの位置を変位させて前記静電潜像担持体に前記搬送ベルトを接離するベルト接離手段とを備えた転写機構と、該記録媒体上に転写された現像剤像を記録媒体に定着させる定着手段とを備えて印字要求に応じて画像出力を行う画像形成装置において、前記転写機構として請求項1または2に記載の転写機構を用いることで、感光体ドラムと転写ベルトとの接離動作を確実に行い安定した画像形成を可能にした画像形成装置を実現できる。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図3は本発明を実施する形態の一例であって、図1は本発明の第1実施形態に係る転写機構の構成を示す側面視による説明図、図2は前記転写機構の構成を示す平面視による説明図、図3は前記転写機構を構成するベルト接離手段の構成を示す説明図であって、(a)は前記ベルト接離手段が転写ユニットから離間している状態を示す側面視による説明図、(b)は前記ベルト接離手段の平面視による説明図、(c)は前記ベルト接離手段が転写ユニットを押し上げる状態を示す側面視による説明図、(d)は前記ベルト接離手段の平面視による説明図である。
本実施形態に係る転写機構100は、図1,図2に示すように、用紙(記録媒体)を搬送する無端状の転写ベルト(搬送ベルト)103を備えて該転写ベルト103により搬送された用紙または転写ベルト103上に感光体ドラム(静電潜像担持体)3上で顕像化されたトナー像(現像剤像)を転写する転写ユニット110と、転写ユニット110の位置を変位させて感光体ドラム3に転写ベルト103を接離するベルト接離手段120とを備えたものである。
転写ユニット110は、感光体ドラム3の下方に配置され、転写ベルト103が感光体ドラム3に対して非接触状態の時には転写ベルト103が感光体ドラム3に対して均等な空隙距離を保持するとともに、転写ベルト103が感光体ドラム3と接触状態の時には転写ベルト103が感光体ドラム3に対して均等な転写ニップ幅を維持するように配置されている。
図中の符号101は駆動ローラ、102は従動ローラ、105は弾性導電性ローラである。
ベルト接離手段120は、転写ユニット110に当接して転写ユニット110を変位させる複数のリフトアーム(転写ユニット変位部材)121(121a,121b)と、リフトアーム121をそれぞれ連動させる連動部材124と、複数の連動部材124を連結するコイルばね(弾性部材)123と、連動部材124を介してリフトアーム121を動作させるソレノイド(駆動手段)122とを備えている。
リフトアーム121は、図3(a),(d)に示すように、用紙幅方向に沿って2カ所に離間してリフトアーム121a,121bが略同じ高さ(略水平)に配置されている。本実施形態では、リフトアーム121a,121bは、転写ユニット110の搬送ベルト幅方向に沿った方向の両側端部に配置されている。
以下、リフトアーム121aを第1リフトアーム121a、リフトアーム121bを第2リフトアーム121bと称する。
第1リフトアーム121aと第2リフトアーム121bは、略同様な形状を有している。そこで、第1リフトアーム121aを例に挙げて説明する。
第1リフトアーム121aは、一片121a1を下方に延設し他方片121a2を略水平に延設した略L字形状を呈し、それら2片による角部を支点として支軸121cによって転写機構100の筐体に回動可能に軸支されている。
第1リフトアーム121aの一片121a1の端部は、支軸124cにより連動部材124に対して回動可能に連結され、他方片121a2の端部は、転写ユニット110の底部110aと当接するように配置されている。
他方片121a2の端部の底部110aと対向する部分は、断面円弧状に形成されている。これにより、他方片121a2の上端部が底部110aと当接して摺動する時にスムーズな動作を可能としている。
連動部材124は、第1リフトアーム121aと連結される第1アーム部124aと、第2リフトアーム121bと連結される第2アーム部124bとを備え、第1アーム部124aと第2アーム部124bとの間にコイルばね123を介在させて長手方向(連結方向)に伸縮可能に構成されている。
第1アーム部124aは、反コイルばね側の端部がソレノイド122の作動部122aと連結されるとともに、ソレノイド122による駆動が直接伝達される。
第2アーム部124bは、ソレノイド122による駆動がコイルばね123を介して伝達される。
すなわち、ソレノイド122が駆動すると、第1アーム部124aに係合される第1リフトアーム121aには直接的に駆動伝達され、第2アーム部124bに係合される第2リフトアーム121bにはコイルばね123を介して間接的に駆動伝達される。
本実施形態では、第1リフトアーム121aと第2リフトアーム121bとの動作タイミングを調整するために、図3(a)に示すように、第1リフトアーム121aと転写ユニット110の底部110aとの距離(第1リフトアーム121aの変位量)Laと、第2リフトアーム121bと転写ユニット110の底部110aとの距離(第2リフトアーム121bの変位量)Lbとの関係を、La>Lbとして動作タイミングを合わせている。
次に、本実施形態に係る転写機構100の作用について図面を参照して説明する。
通常、転写機構100が作動していない場合、感光体ドラム3と転写ベルト103とが当接しない状態になっているため、図3(a)に示すように、第1リフトアーム121a及び第2リフトアーム121bは転写ユニット110の底部110aから離間した状態となっている。
転写機構100を作動させて感光体ドラム3と転写ベルト103とを当接させる場合、図3(d)に示すように、ソレノイド122を駆動して作動部122aを図中略水平方向に突出させる。作動部122aは、これに連結された連動部材124の第1アーム部124aを略水平方向(図中右方向)に移動する。
第1アーム部124aが右方向に移動することにより、該第1アーム部124aに回動可能に係合された第1リフトアーム121aの一片121a1が反時計回りに揺動し、これにより第1アーム部124aが反時計回りに回動して、他方片121a2が上方に回動する。
また、第1アーム部124aが移動することにより、コイルばね123を介して第2アーム部124bが図中略水平方向に移動する。これに伴い、第2アーム部124bに回動可能に係合された第2リフトアーム121bの一片121b1が反時計回りに揺動することにより第2アーム部124bが反時計回りに回動して、他方片121b2が上方に回動する。
上方に回動する第1リフトアーム121aと第2リフトアーム121bの双方の他方片121a2,121b2は転写ユニット110の底部110aと当接し、さらに回動して転写ユニット110を所定量上昇させる。
転写ユニット110は、転写ベルト103が感光体ドラム3に圧接される位置まで上昇し、この時、転写ベルト103が感光体ドラム3に対して均等な転写ニップ幅を維持するようになっている。
すなわち、ソレノイド122を駆動することで転写ユニット110を所定量上方に移動し、転写ベルト103を感光体ドラム3に圧接させて所定量のニップ幅を得ることができる。
感光体ドラム3から転写ベルト103を離間する場合は、ソレノイド122を上述した動作と逆方向に作用させて作動部122aを引き込む。
ソレノイド122により連動部材124を図中左方向に移動することにより、第1アーム部124aに回動可能に係合された第1リフトアーム121aの一片121a1が時計回りに揺動し、これにより第1アーム部124aが時計回りに回動して、他方片121a2が下方に回動する。
また、第1アーム部124aが移動することにより、コイルばね123を介して第2アーム部124bが図中略水平方向に移動する。これに伴い、第2アーム部124bに回動可能に係合された第2リフトアーム121bの一片121b1が時計回りに揺動することにより第2アーム部124bが時計回りに回動して、他方片121b2が下方に回動する。
他方片121a2,121b2は転写ユニット110を下降し、さらに回動して転写ユニット110から離間して所定位置に戻る。すわわち、転写ユニット110は、転写ベルト103が感光体ドラム3に離間する位置まで下降し、第1リフトアーム121aと第2リフトアーム121bは、転写ユニット110から離間した状態となる。
以上のように構成したので、本実施形態によれば、ベルト接離手段120の構成として、転写ユニット110に当接して転写ユニット110を変位させる第1リフトアーム121a及び第2リフトアーム121bと、これら第1リフトアーム121a及び第2リフトアーム121bを動作させるソレノイド122と、弾性部材を介して構成されて第1リフトアーム121a及び第2リフトアーム121bを連動させる連動部材124とを備えることで、用紙幅方向に沿った転写ユニット110の上下方向の移動を略平行に行なうことができるので、感光体ドラム3と転写ベルト103との接離動作を確実に行なうことができる。
また、本実施形態によれば、転写機構100の構成として、ソレノイド122側に配置される第1リフトアーム121aの配設位置を、第1リフトアーム121aと転写ユニット110の底部110aとの距離(ソレノイド122の動作による転写ユニット110に到達するまでの変位量)Laが、第2リフトアーム121bと転写ユニット110の底部110aとの距離(第2リフトアーム121bの転写ユニット110に到達するまでの変位量)Lbよりも大きく設定したので、動作点(ソレノイド122)から遠い第2リフトアーム121bの動作が遅れた場合でも、変位量の差によりと第1リフトアーム121aが転写ユニット110の底部110aに到達する時間を遅らせて、第2リフトアーム121bが転写ユニット110の底部110aに到達する時間に合わせることができる。
さらに、本実施形態では、連動部材124の構成に、コイルばね123を介して第1リフトアーム121aと連結される第1アーム部124aと第2リフトアーム121bと連結される第2アーム部124bとを連結するようにしたので、コイルばね123の反発力によって加工誤差や組立て誤差を吸収できるので、第1リフトアーム121aと第2リフトアーム121bの動作を確実にできるので、感光体ドラム3と転写ベルトとの接離動作を確実に行なうことができる。
尚、本発明の弾性部材として、弾性機能を有するものであれば、上述したコイルばね123に代えて、その他のばね部材やゴム材を用いたものであっても良い。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る転写機構100が搭載された画像形成装置1Aについて図面を参照して詳細に説明する。
図4は本発明の第2実施形態に係る転写機構が採用された画像形成装置の全体の構成を示す説明図、図5は前記画像形成装置の装置本体の構成を示す部分詳細図である。
本実施形態に係る画像形成装置1Aは、現像剤(トナー)によって現像剤像(トナー像)が形成される感光体ドラム3を有する画像形成部14と、用紙Pを搬送する転写ベルト103を備えて該転写ベルト103により搬送された用紙P上に感光体ドラム3上で顕像化されたトナー像を転写する転写ユニット110と、転写ユニット110の位置を変位させて前記感光体ドラム3に転写ベルト103を接離するベルト接離手段120とを備えた転写機構100と、用紙P上に転写されたトナー像を用紙Pに定着させる定着ユニット(定着手段)6とを備えて印字要求に応じて画像出力を行う画像形成装置において、転写機構100は、本発明に係るに転写機構を採用したものである。
まず、本実施形態に係る画像形成装置1Aの全体構成について図面を参照して説明する。
画像形成装置1Aは、図4,図5に示すように、主に、露光ユニット1、現像器2、感光体ドラム3、帯電器4、除電装置41、クリーナユニット5、定着ユニット6、用紙搬送路7、給紙トレイ8、排紙トレイ9及び転写機構100等より構成される装置本体1A1と、自動原稿処理装置1A2とにより構成されている。
装置本体1A1の上面部には、原稿が載置される透明ガラスからなる原稿載置台21が設けられ、この原稿載置台21の上方には、自動原稿処理装置1A2が上方に向かい揺動開放自在に設けられ、一方、この原稿載置台21の下方には、原稿の画像情報を読み取る原稿読み取り部であるスキャナ部22が配置されている。
そのスキャナ部22の下方には、露光ユニット1、現像器2、感光体ドラム3、帯電器4、除電装置41、クリーナユニット5、定着ユニット6、用紙搬送路7、排紙トレイ9及び転写機構100が配設され、さらに、その下方には、用紙Pが収納された給紙トレイ8が配設されている。
露光ユニット1は、図示しない画像処理部から出力された画像データ(印字用画像情報)に応じてレーザ光を、帯電器4によって均一に帯電された感光体ドラム3の表面に照射して露光することにより、該感光体ドラム3の表面に画像データに応じた静電潜像を書込み形成する機能を有するものである。
露光ユニット1は、スキャナ部22の直下で且つ感光体ドラム3上方に配置され、レーザ照射部11および反射ミラー12を備えたレーザスキャニングユニット(LSU)13a,13bが採用されている。本実施形態では、高速印字処理を行う為に、複数のレーザ光を利用し、照射タイミングの高速化を低減する手法を採用し、2ビーム手法を採用している。
尚、本実施形態では、露光ユニット1にレーザスキャニングユニット(LSU)13a,13bを用いているが、発光素子をアレイ状に並べたもの、例えばELやLED書込みヘッドを用いるものであっても良い。
感光体ドラム3は、図5に示すように、円筒状を呈し、露光ユニット1の下方に配設され、図示しない駆動手段と制御手段により所定方向(図中の矢印A方向)に回転するように制御されている。この感光体ドラム3の外周面に沿って、画像転写終了後の位置を基準として感光体ドラム回転方向下流側に向かい、用紙剥離爪31、クリーナユニット5、電界発生部としての帯電器4、現像器2、除電装置41の順に配置されている。
用紙剥離爪31は、ソレノイド32により感光体ドラム3の外周面に接離可能に配置されている。この用紙剥離爪31は、感光体ドラム3の外周面に当接した状態で、感光体ドラム3上の未定着トナー像を用紙Pに転写する際にその感光体ドラム3の表面に張り付いた用紙Pを剥離するものである。
尚、用紙剥離爪31の駆動手段として、ソレノイド32の換わりに駆動用モータ等を採用しても良く、その他の駆動手段の選択も可能である。
現像器2は、感光体ドラム3上に形成された静電潜像を黒トナーで顕像化するものであって、感光体ドラム回転方向(図中の矢印A方向)で帯電器4より下流側で感光体ドラム3の側方で略水平(図中で右側)に配置されている。この現像器2下方には記録媒体搬送方向上流側にレジストローラ15が配置されている。
レジストローラ15は、給紙トレイ8から供給された用紙Pの先端と感光体ドラム3上のトナー像とを整合して感光体ドラム3と転写ベルト103との間に搬送するように、図示しない駆動手段と制御手段とのより動作制御されている。
帯電器4は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段であって、感光体ドラム3の上方でその外周面に近接して配置されている。
尚、本実施形態では、チャージャー型の帯電器4を用いているが、接触型のローラ方式によるものやブラシ方式によるものを用いるものであっても良い。
除電装置41は、感光体ドラム3の表面に形成されたトナー像を用紙Pに転写し易くするために該感光体ドラム3の表面電位を低下させるための転写前除電手段であって、感光体ドラム回転方向で現像器2より下流側で、且つ該感光体ドラム3の下方でその外周面に近接して配置されている。
尚、本実施形態では、除電装置41は、除電電極を用いて構成されているが、除電電極の替わりに除電ランプを用いたり、その他の方式により除電するようにしたものであっても良い。
クリーナユニット5は、現像・画像転写後における感光体ドラム3上の表面に残留したトナーを除去・回収するものであって、感光体ドラム3を挟んで現像器2と略対向する位置で感光体ドラム3の側方で略水平(図中で左側)に配置されている。
上述した様に、感光体ドラム3上で顕像化された静電像は、静電像が有する電荷の逆極性の電界が搬送される用紙P上に転写機構100から印加されることで用紙P上に転写される。
例えば、静電像が(−)極性の電荷を有している時は、転写機構100の印加極性は(+)極性となる。
転写機構100は、図5に示すように、駆動ローラ101、従動ローラ102及び他のローラで架橋されるとともに、所定の抵抗値(本実施形態では1×109〜1×1013Ω・cmの範囲)を有する転写ベルト103が配置された転写ユニット110を有する転写ベルト式ユニットで構成され、感光体ドラム3の下方で、転写ベルト103の表面が感光体ドラム3の外周面の一部と接触するように配置されている。この転写ベルト103により、用紙Pを感光体ドラム3に押圧しながら搬送するようになっている。
転写ユニット110の下方にはベルト接離手段120が配置されている。
ベルト接離手段120は、ベルト接離手段120は、前述した第1実施形態の構成と同様な構成を有するものであって、図3(a)を参照して、転写ユニット110に当接して転写ユニット110を変位させるリフトアーム121と、リフトアーム121をそれぞれ連動させる連動部材124と、複数の連動部材124を連結するコイルばね123と、連動部材124を介してリフトアーム121を動作させるソレノイド122とを備えている。
そして、ベルト接離手段120は、画像形成装置1Aに入力された処理信号(動作信号)に基づきソレノイド122を動作させて、感光体ドラム3上のトナー像を用紙Pに転写する時には、感光体ドラム3と転写ベルト103とを当接させ、転写処理が行なわれない時には、感光体ドラム3から転写ベルト103を離間するようにされている。
感光体ドラム3と転写ベルト103の接触部104には、駆動ローラ101及び従動ローラ102とは異なる導電性で転写電界を印加可能な弾性導電性ローラ105が配置されている。
弾性導電性ローラ105は、弾性ゴム、発泡性樹脂等の軟質材料により構成されている。この弾性導電性ローラ105が弾性を有することで、感光体ドラム3と転写ベルト103とが線接触でなく、所定の幅(転写ニップと呼ばれる。)を有する面接触となるので搬送される用紙Pへの転写効率の向上を図ることができる。
更に、転写ベルト103の転写領域の用紙搬送方向下流側には、搬送される用紙Pが転写領域で印加された電界を除電し、次工程への搬送をスムーズに行う為の除電ローラ106が転写ベルト103の背面側に配置されている。
また、転写機構100には、転写ベルト103の残留トナーによる汚れを取るクリーニングユニット107と、転写ベルト103の除電を行う複数の除電機構108が配置されている。この除電機構108に用いられる除電を行うための手法として、装置を介して接地する手法、若しくは積極的に前記転写電界の極性とは逆極性を印加する手法がある。
転写機構100で用紙P上に転写された静電像(未定着トナー)は、定着ユニット6に搬送されて加圧・加熱されることで未定着トナーが溶融されて用紙P上に定着される。
定着ユニット6は、図5に示すように、加熱ローラ6a、加圧ローラ6bとを備え、この加熱ローラ6aと加圧ローラ6bとにより用紙Pを挟持した状態で加熱ローラ6aを回転させ、加熱ローラ6aと加圧ローラ6bとの間を通過させることにより、用紙P上に転写されたトナー像を溶融して定着させるものである。
定着ユニット6の用紙搬送方向下流側には、用紙Pを搬送する搬送ローラ16が設けられている。
加熱ローラ6aは、その外周部には用紙剥離爪611、ローラ表面温度検出部材(サーミスター)612、ローラ表面クリーニング部材613が配置され、内周部には加熱ローラ表面を所定温度(定着設定温度:概ね160〜200℃)とする熱源614が設けられている。
加圧ローラ6bは、ローラの両端部で加熱ローラ6aに対し所定圧量で加圧ローラ6bが圧接することが可能な加圧部材621が配置され、さらに、加圧ローラ6bの外周には加熱ローラ6aの外周と同様に用紙剥離爪622、ローラ表面クリーニング部材623が配置されている。
この定着ユニット6は、図5に示すように、加熱ローラ6aと加圧ローラ6bとの圧接部(いわゆる定着ニップ部と呼ばれる。)600において、搬送される用紙P上の未定着トナーを加熱ローラ6aにより加熱して溶融し、該加熱ローラ6aと加圧ローラ6bとの圧接力による用紙P上への投鋲作用で、未定着トナーを用紙P上に定着するようになっている。
給紙トレイ8は、画像情報が出力(印字)されるシート(用紙)を複数枚蓄積しておくためのものであり、露光ユニット1、現像器2、感光体ドラム3、帯電器4、除電装置41、クリーナユニット5、定着ユニット6等で構成される画像形成部14の下側に構成されている。この給紙トレイ8の排紙側上部には、用紙ピックアップローラ8aが配置されている。
この用紙ピックアップローラ8aは、給紙トレイ8内に積載収容された用紙Pを最上層から1枚ずつピックアップし、下流側に向かって(便宜上の用紙Pの流れ出し側(カセット側)を上流、排紙側を下流とする。)用紙搬送路7上のレジストローラ(「アイドルローラ」とも称する。)15側に搬送するようになっている。
本実施形態に係る画像形成装置1Aでは、高速印字処理を行うことを目的とする為、画像形成部14の下方に定型サイズの用紙Pを各々のトレイに500〜1500枚収納可能な複数の給紙トレイ8が配置され、一方、装置側面には複数の用紙種類を多量に収納可能な大容量給紙カセット81が配置されるとともに、該大容量給紙カセット81の上方に、主に不定型サイズの印字等に対応する手差しトレイ82が設けられている。
排紙トレイ9は、手差しトレイ82とは反対側の装置側面に配置されている。また、排紙トレイ9に変わって、排紙用紙の後処理装置(ステープル、パンチ処理等を行う装置)や複数段排紙トレイ等をオプションとして配置することも可能な構成となっている。
用紙搬送路7は、前述した感光体ドラム3と給紙トレイ8との間に構成され、給紙トレイ8から供給される用紙Pを一枚ずつ転写機構100に搬送し、転写機構100において、感光体ドラム3からトナー像が転写された用紙を定着ユニット6に搬送し、定着ユニット6において、未定着トナー像を用紙に定着した後に、指定された処理モードに応じて形成された用紙搬送路や分岐爪によって反転搬送ローラ18やスイッチバックローラ19を用いて用紙を搬送するように構成されている。
次に、本実施形態に係る画像形成装置1Aの制御系について図面を参照して説明する。
図6は本実施形態に係る画像形成装置の電気制御部の構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る画像形成装置1Aは、図6に示すように、画像の読み取り処理、画像処理、画像形成処理、および用紙Pの搬送処理等をROM(Read Only Memory)55に予め記憶されたプログラムにしたがって中央処理ユニット(CPU)54がRAM(Random access Memory)56等の一時的記憶手段を用いて処理を実行する。
尚、ROM55やRAM56に代えてHDD(ハードディスクドライブ)などの記憶手段を用いることができる。
画像形成装置1Aにおいて、スキャナ部22によって読み取った原稿の画像情報(原稿画像データ)、または、図示しない通信ネットワークに繋がれた各端末装置から送信された原稿画像情報は、通信処理部58を介して画像処理部57に入力されるようになっている。
画像処理部57は、RAM56等の記憶部に記憶された原稿画像情報を印字(用紙への画像形成)に適した印字用画像に上記のプログラムによって処理するものである。
印字用画像情報は画像形成部14に入力される。
画像形成部14、用紙搬送部(用紙搬送路7等において用紙の各種検出・制御を行う。)59、定着ユニット6、排紙処理部(排紙ローラ17において用紙の各種の検出・制御を行う。)60は、各々の駆動制御部62と連動している。
用紙搬送部59によって搬送される用紙は、印字工程(画像形成部14においての画像情報の印字処理)と、その後に、その印字処理された用紙に対する定着工程(定着ユニット6)を経て用紙排出部(排紙トレイ9)に排出されるようになっている。
尚、用紙搬送部59には、レジスト前検知スイッチ596や図示しない定着検知スイッチ、および排紙検知スイッチ等の検出信号が入力されるようになっている。
レジスト前検知スイッチ596は、レジストローラ15に用紙が到達したか否かを検出するスイッチである。定着検知スイッチは、定着ユニット6に用紙が到達したか否かを検出するスイッチである。排紙検知スイッチは、用紙が排紙された否かを検出するスイッチである。
また、画像形成装置1Aには、運転条件設定部77が設けられている。
この運転条件設定部77は、操作スイッチ類76によって使用者が設定した画像形成要求または記録媒体(用紙)の種類等の画像形成条件に応じて、画像形成装置1Aの画像形成、または搬送条件等の運転条件を設定するものである。
また、画像形成装置1Aは、設定された前記運転条件にしたがって、読み取り部(スキャナ部22)、用紙搬送部59、画像形成部14、転写機構100、定着ユニット6および排紙処理部60などの駆動用アクチュエータである原稿読み取り駆動部64、用紙搬送駆動部66、反転搬送駆動部67、印字処理駆動部68、転写機構駆動部100A、定着駆動部70、排紙駆動部72及び大容量給紙カセット(用紙供給装置)81の動作、すなわちROM55に記憶されたプログラムに基づくCPU54の指令にしたがって同期した動作処理を行うようになっている。
原稿読み取り駆動部64は、スキャナ部22の駆動用アクチュエータである。
用紙搬送駆動部66は、用紙搬送部59、具体的には、上述の用紙搬送路7上の用紙ピックアップローラ8a、レジストローラ15の駆動用モータである。
反転搬送駆動部67は、反転搬送ローラ18やスイッチバックローラ19の駆動用モータである。
印字処理駆動部68は、感光体ドラム3の駆動用モータである。
定着駆動部70は、定着ユニット6の加熱ローラ6aおよび加圧ローラ6bの駆動用モータである。
排紙駆動部72は、排紙ローラ17などの駆動用モータである。
これらの各駆動部の駆動用モータは、それぞれ同じまたは異なるモータを駆動源として適宜に動力伝達機構を介して構成できる。
転写機構駆動部100Aは、転写ユニット110を感光体ドラム3に対して着脱操作をするためのソレノイド122であり、転写処理工程において転写ベルト103の駆動ローラ101の動作とともに、用紙搬送駆動部66や印字処理駆動部68等の動作に同期して動作処理が行なわれる。
さらに、画像形成装置1Aには、オプション構成74として、後処理装置(ステープル、パンチ、複数段排紙トレイ、シフター等々)、自動原稿読み取り装置(自動原稿処理装置1A2等)、大容量給紙カセット81等が配置可能であり、それらオプション構成74は画像形成装置1Aの制御部とは別に各々のオプション構成74内に制御部74aを持ちながら、装置とのタイミング調整を、前記通信処理部58を介して同期するように構成されている。
記録媒体検出手段78は、定着ユニット6または搬出部に用紙の先端が到達することを検出するものである。具体的には、記録媒体検出手段78は、用紙搬送路7入り口において用紙を導入するレジストローラ15から用紙が送り出された後の用紙の搬送時間を計測する搬送時間計測手段79aと、このレジストローラ15から制御対象の定着ユニット6および排紙ローラ17のそれぞれまでの距離と用紙の搬送速度に基づき、用紙搬送路7における用紙の搬送タイミングを決定する搬送タイミング決定手段79bとを有している。
また、記録媒体検出手段78は、本実施形態では、定着ユニット6および排紙ローラ17のそれぞれに用紙が到達する(突入する)タイミングを、搬送タイミング決定手段79bによって検出した記録媒体の搬送タイミングに基づいて検出するようにしている。
以上のように構成したので、本実施形態によれば、画像形成装置1Aに本発明に係る転写機構100を採用することで、用紙幅方向に沿った転写ユニット110の上下方向の移動を略平行に行なうことができるので、感光体ドラム3と転写ベルト103との接離動作を確実にでき、安定した転写と用紙搬送を行なうことができる。これにより、高品位な画像出力を実現できる。
また、本実施形態によれば、感光体ドラム3と転写ベルト103とが常に接触することなく接離動作を最適なタイミングで確実に行なうことができるので、感光体ドラム3と転写ベルト103の損傷を防止でき、且つ長寿命化を図ることができる。
尚、本発明は、上述した実施形態において説明した画像形成装置に限定されるものではなく、転写機構やそれに類する構成を有するものであれば、本実施形態とは異なる構成よりなる画像形成装置などにも展開が可能である。
本発明の第1実施形態に係る転写機構の構成を示す側面視による説明図である。 前記転写機構の構成を示す平面視による説明図である。 前記転写機構を構成するベルト接離手段の構成を示す説明図であって、(a)は前記ベルト接離手段が転写ユニットから離間している状態を示す側面視による説明図、(b)は前記ベルト接離手段の平面視による説明図、(c)は前記ベルト接離手段が転写ユニットを押し上げる状態を示す側面視による説明図、(d)は前記ベルト接離手段の平面視による説明図である。 本発明の第2実施形態に係る転写機構が採用された画像形成装置の全体の構成を示す説明図である。 前記画像形成装置の装置本体の構成を示す部分詳細図である。 前記画像形成装置の電気制御部の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1A 画像形成装置
1A1 装置本体
2 現像器
3 感光体ドラム
6 定着ユニット
14 画像形成部
100 転写機構
100A 転写機構駆動部
103 転写ベルト
110 転写ユニット
110a 底部
120 ベルト接離手段
121 リフトアーム
121a 第1リフトアーム
121a1 一片
121a2 他方片
121b 第2リフトアーム
121b1 一片
121b2 他方片
121c 支軸
122 ソレノイド
122a 作動部
124 連動部材
124a 第1アーム部
124b 第2アーム部
P 用紙

Claims (3)

  1. 記録媒体を搬送する搬送ベルトを備えて該搬送ベルトにより搬送された記録媒体または該搬送ベルト上に静電潜像担持体上で顕像化された現像剤像を転写する転写ユニットと、前記転写ユニットの位置を変位させて前記静電潜像担持体に前記搬送ベルトを接離するベルト接離手段とを備え、前記ベルト接離手段は、前記転写ユニットに当接して該転写ユニットを変位させる複数の転写ユニット変位部材と、前記複数の転写ユニット変位部材をそれぞれ連動させる複数の連動部材と、前記複数の連動部材を連結する弾性部材と、前記連動部材を介して前記転写ユニット変位部材を動作させる駆動手段とを備えた転写機構において、
    前記複数の転写ユニット変位部材は、前記転写ユニットの搬送ベルト幅方向に沿った方向の両側端部に配置され、
    前記複数の転写ユニット変位部材のうちの一転写ユニット変位部材は、前記駆動手段から直接駆動が伝達され、その他の転写ユニット変位部材は、前記弾性部材を介して駆動が伝達され、
    前記駆動手段から直接駆動が伝達される転写ユニット変位部材は、前記駆動手段の動作による前記転写ユニットに到達するまでの変位量が、その他の転写ユニット変位部材の前記転写ユニットに到達するまでの変位量よりも大きいことを特徴とする転写機構。
  2. 前記転写ユニットは、前記転写ベルトが前記静電潜像担持体に対して非接触状態の時には、前記転写ベルトが前記静電潜像担持体に対して用紙幅方向に沿って均等な空隙距離を保持するとともに、前記転写ベルトが前記静電潜像担持体と接触状態の時には前記転写ベルトが前記静電潜像担持体に対して均等な転写ニップ幅を維持するように配置されていることを特徴とする請求項1記載の転写機構。
  3. 現像剤によって現像剤像が形成される静電潜像担持体を有する画像形成部と、記録媒体を搬送する搬送ベルトを備えて該搬送ベルトにより搬送された記録媒体または該搬送ベルト上に静電潜像担持体上で顕像化された現像剤像を転写する転写ユニットと、前記転写ユニットの位置を変位させて前記静電潜像担持体に前記搬送ベルトを接離するベルト接離手段とを備えた転写機構と、該記録媒体上に転写された現像剤像を記録媒体に定着させる定着手段とを備えて印字要求に応じて画像出力を行う画像形成装置において、
    前記転写機構は、請求項1または2に記載の転写機構を用いることを特徴とする画像形成装置。
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