JP4310802B2 - 計測システムおよび計測方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを介して制御装置から送信される操作命令に従って計測を行う計測器を有する計測システムおよび計測方法に関し、詳しくは、簡便な操作でセキュリティが高く誤操作が少ない計測システムおよび計測方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、イーサネット(登録商標)のようなネットワークの普及によって、ペーパーレスレコーダ、オシロスコープ等の計測器は、LAN(local area Network)やインターネット等のネットワークに接続されるようになってきた。これらの計測器は、ネットワークを介して制御装置(例えば、コンピュータ)から送信される操作命令に従って計測が行われる(例えば、特許文献1参照)。この操作命令(例えば、計測器の設定、計測の開始、データ収集等)は、ユーザがキーボードやマウス等の操作部を介してコンピュータに入力する。また一般的に、計測器の製造メーカから操作命令を簡単に入力できるソフトが配布されるので、ユーザはネットワークを介して計測器の操作を簡単に行うことができる。
【0003】
そして、1人のユーザが1台のコンピュータから複数の計測器を操作したり、複数のユーザがそれぞれのコンピュータから同じ計測器を操作するなど、利便性が高まっている。
【0004】
このようにネットワークには、複数の計測器が接続され、複数のユーザが計測器の操作を行うので、所望の計測器とは別の計測器に操作命令を誤って送信して誤操作してしまったり、複数の人が同一の計測器を同時に操作してしまい所望の計測を行えない等の問題が発生している。さらには、悪意をもった第3者によって計測器が不正操作されてしまうというセキュリティの問題も発生している。
【0005】
そのため、近年、識別情報であるユーザID、パスワードを送信してから操作を行う計測システムや、計測器にスイッチを設けスイッチをオンしたときのみ、コンピュータからの操作を受けつける計測システム等が用いられ、計測器の誤操作やセキュリティを確保している(例えば、特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−056896号公報(段落番号0002〜0007、第7図)
【特許文献2】
特開2002−156433号公報(段落番号0041〜0042、第4図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ユーザIDとパスワードによる管理は、計測器にユーザIDとパスワードを記憶させ、判断させる必要があり、メモリや判断させる手段を設けるため計測器の大型化、コストが増えてしまう。また、ユーザが増えるたびにユーザIDとパスワードを加えると共に、逆に使用しなくなったユーザのユーザIDとパスワードを削除するという頻雑な操作を行う必要があり、管理も頻雑になるという問題があった。
【0008】
また、スイッチによる管理は、スイッチを設ける必要があり、計測器の大型化、コストが増えてしまう。また、計測器を操作するたびにユーザは、計測器のスイッチをオンにし、コンピュータの操作部から操作命令を入力し、計測器のスイッチをオフにするという操作が必要であり、操作が非常に頻雑であった。
【0009】
そこで本発明の目的は、簡便な操作でセキュリティが高く誤操作が少ない計測システムおよび計測方法を実現することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、
制御装置と、ネットワークを介して前記制御装置から送信される操作命令に従って計測を行う計測器を有する計測システムにおいて、
前記制御装置は、
前記操作命令とパスワードが入力される操作部と、
この操作部に操作命令が入力されるとパスワードを発生するパスワード発生部と、
前記操作部に入力されるパスワードと前記パスワード発生部からのパスワードとが一致すると前記計測器に前記操作命令を送信する判断部と
を設け、
前記計測器は、前記パスワード発生部からのパスワードを入力し、この入力したパスワードを前記操作部に入力されるパスワードとして表示する表示部を設けたことを特徴とするものである。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、
判断部は、前記パスワード発生部のパスワードの有効期間内に判断することを特徴とするものである。
【0012】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、
表示部は、前記パスワード発生部からのパスワードを、長くとも前記有効期間まで表示することを特徴とするものである。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、
パスワード発生部は、前記操作部からの操作命令ごとにパスワードを発生することを特徴とするものである。
【0014】
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、
制御装置は、前記操作部に入力されるパスワードまたはパスワード発生部からのパスワードの少なくとも一方を所定の規則に従って変換し、前記判断部に出力する変換部を設けたことを特徴とするものである。
【0015】
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明において、
変換部は、前記操作部に入力される操作命令の種類によって変換を行うことを特徴とするものである。
【0016】
請求項7記載の発明は、請求項1〜6のいずれかに記載の発明において、
制御装置は、前記パスワード発生部が発生したパスワードを前記計測器に送信するタイミングを調整するタイミング調整部を設けたことを特徴とするものである。
【0017】
請求項8記載の発明は、請求項1〜7のいずれかに記載の発明において、
制御装置は、前記判断部が前記計測器が送信した送信命令の履歴を保持する履歴保持部を有し、
パスワード発生部は、履歴保持部25に保持される履歴に基づいて、パスワードを発生することを特徴とするものである。
【0018】
請求項9記載の発明は、請求項1〜8のいずれかに記載の発明において、
表示部は、前記制御装置からの操作命令を実行中は、前記制御装置または異なる制御装置からのパスワードを表示しないことを特徴とするものである。
【0019】
請求項10記載の発明は、
制御装置と計測器とがネットワークに接続され、前記ネットワークを介して前記制御装置から送信される操作命令に従って前記計測器が計測を行う計測方法において、
前記制御装置の操作部に操作命令が入力される手順と、
前記制御装置のパスワード発生部が、前記操作部に前記操作命令が入力されるとパスワードを発生する手順と、
前記計測器の表示部が、前記パスワード発生部で発生されたパスワードを表示する手順と、
前記制御装置の操作部にパスワードが入力される手順と、
前記制御装置の判断部が、前記操作部に入力されたパスワードと前記パスワード発生部で発生されたパスワードとが一致すると前記計測器に前記操作命令を送信する手順と
を設けたことを特徴とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
[第1の実施例]
図1は本発明の第1の実施例を示す構成図である。図1において、ネットワーク100は、例えば、イーサネット(登録商標)であり、インターネットやLAN(local area Network)等に接続される。
【0021】
計測器10は、例えば、ペーパーレスレコーダーやオシロスコープ等であり、ネットワーク100に接続され、表示部11を有する。表示部11は、例えば、液晶や複数のLED等であり文字、数字等を表示する。
【0022】
コンピュータ20は、制御装置であり、ネットワーク100に接続され、計測器10に操作命令を送信して操作する。また、コンピュータ20は、操作部21、パスワード発生部22、判断部23を有する。操作部21は、例えば、キーボードやマウス等であり、操作命令とパスワードが入力される。パスワード発生部22は、操作部21に操作命令が入力されるごとにパスワードを発生する。判断部23は、操作部21に入力されるパスワードとパスワード発生部22からのパスワードとが一致するかを判断し、一致すると操作部21に入力された操作命令をネットワーク100を介して計測器10に送信する。
【0023】
このようなシステムの動作を説明する。
図2は、図1に示すシステムの動作を説明する図である。
ユーザが、操作部21に操作命令(例えば、計測器の設定、計測開始、データの収集等)の入力を行う(SQ1)。この操作部21に操作命令が入力されると、パスワード発生部22がランダムに数字、文字を組み合わせたパスワード(例えば、ABC)を発生し、判断部23に出力すると共に(SQ2)、このパスワード”ABC”を表示させる表示命令を計測器10に送信する(SQ3)。
【0024】
そして、計測器10がコンピュータ20からの表示命令に従って、表示器21にパスワード”ABC”を表示する(SQ4)。さらにユーザが、表示器21に表示されるパスワード”ABC”を目視で確認して操作部21にパスワード”ABC”を入力する(SQ5)。
【0025】
この操作部21に入力されたパスワード”ABC”とパスワード発生部22からのパスワード”ABC”が一致するかを判断する。この際、判断部23が、パスワード発生部22からのパスワード”ABC”の有効期間内に、操作部21からパスワード”ABC”が入力された場合にのみ判断するとよい。有効期間とは、SQ2においてパスワード発生部22からパスワード”ABC”が入力されてからの期間であり、計測器10の状況や環境によって異なるが、ユーザがパスワード”ABC”を入力するのに最低限必要な時間とするとよい。例えば、計測器10とコンピュータ20が隣り合って設置されている場合は1分程度でよく、離れて設置されている場合ユーザが移動して表示部11を目視で確認して戻ってきてパスワード”ABC”を入力するのに必要な時間とするとよい(SQ6)。
【0026】
そして、一致していた場合、判断部23が、操作部21に入力された操作命令を計測器10に送信する(SQ7)。これによって計測器10が操作命令に従って動作する。もちろん不一致の場合、判断部23は、操作命令を計測器10に送信しない。
【0027】
このように、パスワード発生部22が操作部21に操作命令が入力されるとパスワード”ABC”を発生し、計測器10の表示部11にパスワード”ABC”を表示させる。そして、判断部23が、パスワード発生部22からのパスワード”ABC”と操作部21からのパスワード”ABC”が一致すると、操作命令を計測器10に送信するので、ユーザIDやパスワードを計測器10に確認させたり、スイッチを計測器10に設ける必要がない。これにより、簡便な操作でセキュリティが高く誤操作が少なくなる。さらに、計測器10にスイッチやメモリを設ける必要がなく、小型化、低コスト化を図ることができる。
【0028】
すなわち、操作する計測器10の表示部11を目視してからパスワード”ABC”を入力するので、計測器10を取り違えて誤操作したり、悪意のある第3者からの不正操作を防ぐことができる。
【0029】
さらに、判断部23が、有効期間内にパスワード”ABC”が一致するかを確認をするので、セキュリティを高くすることができる。例えば、ユーザが操作命令を操作部21に入力後、この操作部21の前から離れることがある場合に有効である。
【0030】
[第2の実施例]
図3は、本発明の第2の実施例を示す構成図である。ここで、図1と同一のものは同一符号を付し、説明を省略する。図3において、パスワード発生部22と判断部23との間に変換部24が新たに設けられる。変換部24は、パスワード発生部22が発生したパスワードを所定の規則に従って変換し、判断部23に出力する。なお、所定の規則とは、例えば、英字の場合アルファベット順で次の英字とし(”ABC”ならば”BCD”、”XYZ”ならば”YZA”)、数字の場合、1を加えた数字(”135”ならば”246”、”789”ならば”890”)に変換する。
【0031】
このようなシステムの動作を説明する。
このようなシステムは、図1に示すシステムの動作とほぼ同様であるが、異なる動作は、変換部24が、パスワード発生部22からのパスワード”ABC”を所定の規則に従って変換し、変換したパスワード”BCD”を判断部23に出力する。もちろん、表示部11は、パスワード発生部22からの変換されていないパスワード”ABC”を表示する。
【0032】
そして、ユーザが、表示部11に表示されるパスワード”ABC”を目視で確認し、操作部21よりパスワード”BCD”を入力する。これにより、判断部23が、この操作部に21に入力されたパスワード”BCD”と変換部24からの変換されたパスワード”BCD”が一致するかを判断する。
【0033】
このように、変換部24がパスワード”ABC”を”BCD”に変換し、判断部23が、変換後のパスワード”BCD”と操作部21からのパスワード”BCD”が一致するかと判断するので、この変換の規則を知っているユーザのみが計測器10を操作することができる。これにより、セキュリティを高くすることができる。
【0034】
[第3の実施例]
図4は、本発明の第3の実施例を示す構成図である。ここで、図1と同一のものは同一符号を付し、説明を省略する。図4において、コンピュータ20に履歴保持部25が新たに設けられる。履歴保持部25は計測器10に判断部23が送信した操作命令の履歴を保持する。また、パスワード発生部22の代わりにパスワード発生部26が設けられる。パスワード発生部26は、操作部21に操作命令が入力されると、履歴保持部25に保持される履歴に基づいて、パスワードを発生する。
【0035】
このようなシステムの動作を説明する。
このようなシステムは、図1に示すシステムの動作とほぼ同様であるが、異なる動作は、パスワード発生部26が、操作部21に操作命令が入力されると、履歴保持部25に保持される履歴を読み出し、操作部21に入力された操作命令が、今までに何回実行されたかを確認する。例えば、ユーザが計測器10の使用を開始した日時を設定させるような操作命令の場合、一度でも実行されているとパスワード発生部26はパスワードを発生しない。他の操作命令は図1に示す装置と同様にパスワード”ABC”を発生する。一方、履歴保持部25が、判断部23から計測器10に送信される送信命令を監視し、履歴を保持する。
【0036】
このように、パスワード発生部26が、操作部21に操作命令が入力されると、履歴保持部25に保持される履歴に基づいてパスワードを発生するので、操作命令を実行できる回数を制限することができる。これにより、計測器10の設定変更を防ぐことができ、計測器10に設定される情報の信頼性を高くすることができる。
【0037】
なお、本発明はこれに限定されるものではなく、以下のようなものでもよい。
(1)図1、図3、図4に示すシステムにおいて、ネットワーク100に計測器10が1台接続される構成を示したが、計測器10は何台接続されてもよく、コンピュータ20は複数の計測器10を制御して操作してよい。また、コンピュータ20もネットワーク100に何台接続されてもよく、計測器10を共有で制御して操作しても良い。
【0038】
(2)図1、図3、図4に示すシステムにおいて、判断部23が有効期間内にパスワードが一致するかを判断する構成を示したが、有効期間を設けなくともよい。
【0039】
(3)図1、図3、図4に示すシステムにおいて、表示部10がパスワード”ABC”を表示する期間は、長くともパスワード”ABC”の有効期間までとするとよい。計測器10の状況や環境によって異なるが、ユーザがパスワード”ABC”を目視するのに最低限必要な時間とするとよい。例えば、
(イ)計測器10とコンピュータ20が隣り合っている場合、表示期間を10秒程度とし、有効期間を1分程度とするとよい。
(ロ)計測器10とコンピュータ20が異なる部屋、建物にある場合、表示期間をユーザが移動して表示部11を目視で確認するまでの移動時間とし、有効期間をユーザが移動して表示部11を目視で確認して戻ってくる往復時間とパスワードを入力するのに必要な時間とを足した時間とするとよい。
(ハ)工場に設置された複数の計測器10を一度に操作する場合、表示期間を工場に設置された複数の計測器10を一巡するのにかかる時間とし、有効期間を工場を一巡するのにかかる時間とパスワードを入力するのに必要な時間とするとよい。
このように、表示部10が、表示期間をパスワードの有効期間以下とするので、不要な時間にパスワードを表示することがなく、セキュリティを高くすることができる。例えば、ユーザが操作命令を操作部21に入力後、この操作部21の前から離れることがある場合に有効である。なお、この表示期間はあらかじめユーザによって、操作部21または計測器10の図示しない操作部から設定される。
【0040】
また、(ロ)、(ハ)の場合、ユーザが計測器10に到着する前に、第3者がパスワードを目視する可能性があるので、コンピュータ20にパスワード発生部22、26が発生したパスワード”ABC”を計測器10に送信するタイミングを調整するタイミング調整部を設け、このタイミング調整部がパスワード発生部22、26のパスワードを所望の時刻に計測器10に送信するようにするとよい。例えば、ユーザが計測器10に到着する予定時刻の1分前にタイミング調整部が、パスワード発生部22、26からのパスワード”ABC”を送信し、表示部11が予定時刻の前後2分間だけパスワードを表示するようにするとよい。このように、タイミング調整部が、パスワード”ABC”を表示するタイミングを調整するので、不要な時間にパスワード”ABC”を表示することがなく、セキュリティを高くすることができる。
【0041】
(4)図1、図3、図4に示すシステムにおいて、パスワード発生部22、26は、操作部21からの操作命令ごとにパスワードを発生する構成を示したが、操作部21に操作命令を続けて入力する場合、最初の操作命令によるパスワードの有効期間内は、パスワード発生部22、26はパスワードを発生せず、判断部23は続けて入力される操作命令を計測器10に送信するようにしてもよい。
【0042】
(5)図1、図3、図4に示すシステムにおいて、表示部10はコンピュータ20からのパスワード”ABC”を入力し、この入力したパスワード”ABC”をコンピュータ20に入力されるパスワードとして表示する構成を示したが、複数のコンピュータ20からパスワードが送信された場合、現在コンピュータ20からの操作命令を実行中の場合、このコンピュータ20、または異なるコンピュータからのパスワード”ABC”を入力しても、入力したパスワード”ABC”を表示部が表示しなくともよい。
【0043】
このように、計測器10がコンピュータ20からの操作命令を実行中の場合、このコンピュータ20または異なるコンピュータからのパスワード”ABC”を入力しても、この入力したパスワード”ABC”を表示部11が表示しないので、複数のコンピュータ20から操作されても、実行中の操作命令が中断されたり、変更されない。これにより、誤操作が少なくなる。
【0044】
(6)図3に示すシステムにおいて、変換部24がパスワード発生部24からのパスワード”ABC”をパスワード”BCD”に変換して判断部に出力する構成を示したが、変換部24は、操作部21に入力される操作命令の種類によって変換を行ってもよい。例えば、計測器10の初期設定を変更する操作命令や、重要な操作命令等のみ変換部24がパスワード”ABC”を変更するとよい。
【0045】
(7)図3に示すシステムにおいて、変換部24がパスワード発生部24からのパスワード”ABC”をパスワード”BCD”に変換して判断部に出力する構成を示したが、変換部24を、操作部21と判断部23の間に設けてもよい。この場合、ユーザは、表示部11のパスワード”ABC”が表示されると、操作部21にパスワード”ZAB”を入力する。そして、変換部24が、操作部21からのパスワード”ZAB”をパスワード”ABC”に変換して判断部23に出力する。
【0046】
【発明の効果】
本発明によれば、以下のような効果がある。
請求項1〜9によれば、パスワード発生部が操作部に操作命令が入力されるとパスワードを発生し、計測器の表示部にパスワードを表示させる。そして、判断部が、パスワード発生部からのパスワードと操作部からのパスワードとが一致すると、操作命令を計測器に送信するので、ユーザIDやパスワードを計測器に確認させたり、スイッチを計測器に設ける必要がない。これにより、簡便な操作でセキュリティが高く誤操作が少なくなる。さらに、計測器にスイッチやメモリを設ける必要がなく、小型化、低コスト化を図ることができる。
【0047】
請求項2によれば、判断部が、有効期間内にパスワードが一致するかを確認をするので、セキュリティを高くすることができる。
【0048】
請求項3によれば、表示部が、表示期間を長くともパスワードの有効期間までとするので、不要な時間にパスワードを表示することがなく、セキュリティを高くすることができる。
【0049】
請求項5、6によれば、変換部がパスワードを変換し、判断部が変換後のパスワードと操作部からのパスワードが一致するかと判断するので、この変換の規則に一致する場合にのみ計測器を操作することができる。これにより、セキュリティを高くすることができる。
【0050】
請求項7によれば、タイミング調整部が、パスワードを表示するタイミングを調整するので、不要な時間にパスワードを表示することがなく、セキュリティを高くすることができる。
【0051】
請求項8によれば、パスワード発生部が、操作部に操作命令が入力されると、履歴保持部に保持される履歴に基づいてパスワードを発生するので、操作命令を実行できる回数を制限することができる。これにより、計測器の設定変更を防ぐことができ、計測器に設定される情報の信頼性を高くすることができる。
【0052】
請求項9によれば、計測器が制御装置からの操作命令を実行中の場合、この制御装置または異なる制御装置からのパスワードを入力しても、この入力したパスワードを表示部が表示しないので、複数の制御装置から操作されても、実行中の操作命令が中断されたり、変更されない。これにより、誤操作が少なくなる。
【0053】
請求項10によれば、操作命令が入力されるとパスワードを発生し、計測器の表示部にパスワードを表示させる。そして、判断部が、発生したパスワードと表示後に入力されたパスワードとが一致すると、計測器に操作命令を送信するので、ユーザIDやパスワードを計測器に確認させたり、スイッチを計測器に設ける必要がない。これにより、簡便な操作でセキュリティが高く誤操作が少なくなる。さらに、計測器にスイッチやメモリを設ける必要がなく、小型化、低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示した構成図である。
【図2】 図1に示すシステムの動作の一例を示した図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示した構成図である。
【図4】本発明の第3の実施例を示した構成図である。
【符号の説明】
10 計測器
11 表示部
20 コンピュータ
21 操作部
22、26 パスワード発生部
23 判断部
24 変換部
25 履歴保持部

Claims (10)

  1. 制御装置と、ネットワークを介して前記制御装置から送信される操作命令に従って計測を行う計測器を有する計測システムにおいて、
    前記制御装置は、
    前記操作命令とパスワードが入力される操作部と、
    この操作部に操作命令が入力されるとパスワードを発生するパスワード発生部と、
    前記操作部に入力されるパスワードと前記パスワード発生部からのパスワードとが一致すると前記計測器に前記操作命令を送信する判断部と
    を設け、
    前記計測器は、前記パスワード発生部からのパスワードを入力し、この入力したパスワードを前記操作部に入力されるパスワードとして表示する表示部を設けたことを特徴とする計測システム。
  2. 判断部は、前記パスワード発生部のパスワードの有効期間内に判断することを特徴とする請求項1記載の計測システム。
  3. 表示部は、前記パスワード発生部からのパスワードを、長くとも前記有効期間まで表示することを特徴とする請求項2に記載の計測システム。
  4. パスワード発生部は、前記操作部からの操作命令ごとにパスワードを発生することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の計測システム。
  5. 制御装置は、前記操作部に入力されるパスワードまたはパスワード発生部からのパスワードの少なくとも一方を所定の規則に従って変換し、前記判断部に出力する変換部を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の計測システム。
  6. 変換部は、前記操作部に入力される操作命令の種類によって変換を行うことを特徴とする請求項5記載の計測システム。
  7. 制御装置は、前記パスワード発生部が発生したパスワードを前記計測器に送信するタイミングを調整するタイミング調整部を設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の計測システム。
  8. 制御装置は、前記判断部が前記計測器が送信した送信命令の履歴を保持する履歴保持部を有し、
    パスワード発生部は、履歴保持部25に保持される履歴に基づいて、パスワードを発生することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の計測システム。
  9. 表示部は、前記制御装置からの操作命令を実行中は、前記制御装置または異なる制御装置からのパスワードを表示しないことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の計測システム。
  10. 制御装置と計測器とがネットワークに接続され、前記ネットワークを介して前記制御装置から送信される操作命令に従って前記計測器が計測を行う計測方法において、
    前記制御装置の操作部に操作命令が入力される手順と、
    前記制御装置のパスワード発生部が、前記操作部に前記操作命令が入力されるとパスワードを発生する手順と、
    前記計測器の表示部が、前記パスワード発生部で発生されたパスワードを表示する手順と、
    前記制御装置の操作部にパスワードが入力される手順と、
    前記制御装置の判断部が、前記操作部に入力されたパスワードと前記パスワード発生部で発生されたパスワードとが一致すると前記計測器に前記操作命令を送信する手順と
    を設けたことを特徴とする計測方法。
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