JP4310549B2 - 構造体用耐震システム - Google Patents

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Description

本発明は、適宜建築構造体等に於いて、例えば、コンクリート製基礎等の地盤側構造体と木製土台等の耐震側構造体との間に介装することによって、優れた耐震性を発揮できるようにした構造体用耐震システムに係るもので、あらゆる方向の震動に対してこれを確実に且つ素早く吸収でき、衝撃に対してこれを確実に且つ円滑に緩衝でき、しかも、構成が簡素で、耐久性に優れ、量産に適し、経済的となるような構造体用耐震システムに関するものである。
従来、この種の構造体用耐震システムとしては、種々のものが開示されており、例えば、特許文献1に示すような構築物の耐震支持装置がある。
これは、構築物の土台をコンクリート基礎上に載設する支持装置であって、土台と基礎の間に、略皿状凹部を有する皿状支持体と、前記凹部に接するボール状支持体及びばね等の緩衝手段とを、複数組配設し、前記ボール状支持体を、土台に緩衝ばねを介して上下動自在に装着された支持杆の下端に、回転自在に嵌装し、前記皿状支持体を前記基礎に上向きに固定したものである。
更に、移動規制手段は、内部にコイルばね又は圧力流体及びピストンロッド端に設けたピストンを収容した緩衝シリンダと、該シリンダの頭部に固着したボールと、前記ピストンロッド外端に連結されたボールと、土台及び基礎に対向状に取付けたボール受体とにより構成されている。
ところが、前述の如き耐震支持装置にあっては、一つのボール状支持体が皿状支持体の略皿状凹部を転動するようになっているため、ボール状支持体が大きな荷重に耐え難い難点や、安定性が悪い難点や、振動を吸収し難いと共に、振動の素早い吸収が行い難い等の難点があった。
また、移動規制手段にあっては、シリンダの頭部に固着したボールと、ピストンロッド外端に連結された係止ボールと、土台及び基礎に対向状に取付けたボール受体とで係止されているため、例えば、比較的大きな振動に対する追動がスムーズに行い難い難点があった。更に、比較的大きな荷重があった場合に、係止ボールがボール受体から逸脱してしまう虞れ等もあった。
そのため、本願発明者は、前述のような難点等を解消すべく、特許文献2に示すような構造体用耐震システムを創出した。
これは、適宜間隔を隔てて配される地盤側構造体と耐震側構造体との間に、複数の耐震連結装置と免震装置を介装して構成される構造体用耐震システムであって、前記耐震連結装置は、地盤側構造体に適宜手段で固定される下部側取付具と、耐震側構造体に適宜手段で固定される上部側取付具とを結ぶように装着され、更に、略円筒状のケースと、このケースの下部開口部分に装着される下部蓋体と、ケースの上部開口部分に装着される上部蓋体と、下部蓋体の挿通孔に摺動自在に挿通される下部ロッドと、上部蓋体の挿通孔に回動自在に挿通される上部ロッドと、ケースに内装されると共に、下部ロッドの基端部分に装着されるスプリング受と、ケースに内装されると共に、上部ロッドの基端部分に装着されるベアリング受と、下部蓋体とスプリング受の間に縮装される弾性スプリングと、上部蓋体とベアリング受の間に介装されるスラストベアリングとを備え、前記免震装置は、耐震連結装置の近傍に配され、更に、地盤側構造体に適宜手段で固定される取付板と、耐震側構造体に適宜手段で固定される取付板と、この一対の取付板の間に介装される下部受盤及び中央部受盤及び上部受盤と、下部受盤と中央部受盤の間、及び中央部受盤と上部受盤の間に夫々介装される複数の球体とを備え、下部受盤の上面には、平面略円環状を呈し且つ幅方向に於いて湾曲面となる球体受溝部を形成し、中央部受盤の上下面には、平面略円環状を呈し且つ幅方向に於いて湾曲面となる球体受溝部を夫々形成し、上部受盤の下面には、平面略円環状を呈し且つ幅方向に於いて湾曲面となる球体受溝部を形成し、複数の球体は、下部受盤の球体受溝部と中央部受盤の球体受溝部の間、及び中央部受盤の球体受溝部と上部受盤の球体受溝部の間に夫々介装されるよう構成したものである。
特許第2831313号公報 特開2006−125503公報
そして、本願発明者は、前述の発明に満足することなくこれを改良することで、更に優れた構造体用耐震システムを提供できるようにすべくその研究、開発を継続してきたものである。
すなわち、あらゆる方向の震動に対してこれをより確実に且つ素早く吸収でき、衝撃に対してこれをより確実に且つ円滑に緩衝でき、より優れた耐震性を発揮できるようにすることや、大きな荷重に対してより耐え易くすると共に、より安定性を良くして、振動をより吸収し易くすると共に、振動のより素早い吸収を可能とすることや、構成を簡素にし、耐久性に優れたものとし、取扱い易いものとすること等を課題として取り組んできたものである。
しかして、前述の如き課題を達成できるようにすべく、請求項1記載の構造体用耐震システムにあっては、適宜間隔を隔てて配される地盤側構造体Gと耐震側構造体Hとの間に、複数の免震装置Aと耐震連結装置Bを介装して構成される構造体用耐震システムであって、前記免震装置Aは、地盤側構造体Gに適宜手段で固定される下部受盤1と、耐震側構造体Hに適宜手段で固定される上部受盤3と、下部受盤1と上部受盤3の間に介装される中央部受盤2と、下部受盤1と中央部受盤2の間、及び中央部受盤2と上部受盤3の間に夫々介装される複数の球体4とを備え、下部受盤1の上面には、平面略円環状を呈し且つその溝底部が円環平坦面となる球体受溝部5を形成すると共に、その中央部分に中央突起部8を形成し、上部受盤3の下面には、平面略円環状を呈し且つその溝底部が円環平坦面となる球体受溝部7を形成し、中央部受盤2は、前記中央突起部8が収容可能となるような中央円孔13を有する略平面円環厚板状に形成すると共に、その上下面には平面略円環状を呈する球体受溝部6を夫々形成し、複数の球体4は、下部受盤1の球体受溝部5と中央部受盤2の球体受溝部6の間、及び中央部受盤2の球体受溝部6と上部受盤3の球体受溝部7の間に夫々介装されるよう構成し、前記耐震連結装置Bは、地盤側構造体Gに適宜手段で固定される下部側取付具B1と、耐震側構造体Hに適宜手段で固定される上部側取付具B2とを結ぶように装着され、内蔵される弾発スプリング35の弾発力が、下部側取付具B1と上部側取付具B2とを所定位置に引き戻すように作用するよう構成する手段を採用した。
また、請求項2記載の構造体用耐震システムにあっては、前記耐震連結装置Bは、略水平方向で伸縮自在となるように形成される一対のシリンダー30、31と、この一対のシリンダー30、31に内装される弾発スプリング35と、一対のシリンダー30、31の両端部分に装着される一対のリンク取付プレート33、34と、この一対のリンク取付プレート33、34の上端部分に設けた取付部と上部側取付具B2の取付リング46、及び一対のリンク取付プレート33、34の下端部分に設けた取付部と下部側取付具B1の取付リング47を夫々結ぶように配される複数の連結リンク45とを有し、上部側取付具B2の取付リング46と、下部側取付具B1の取付リング47との相互の間隔が大きくなる場合に、一対のリンク取付プレート33、34の相互の間隔が小さくなると共に、弾発スプリング35を弾性圧縮するように構成する手段を採用した。
更に、請求項3記載の構造体用耐震システムにあっては、前記下部側取付具B1は、地盤側構造体Gに適宜手段で固定される基盤60と、この基盤60の上部に配されると共に挿通円孔71を有する固定盤61と、この固定盤61の下面に複数の球体65を介して接触する可動下盤62と、固定盤61の上面に複数のボール66を介して接触する可動上盤63と、可動下盤62及び可動上盤63に貫通装着されると共に、挿通円孔71内を移動可能な取付杆64と、この取付杆64の上端部分に固定される取付リング47とを有し、取付杆64が所定範囲内で水平方向に移動可能となるよう構成する手段を採用した。
従って、請求項1記載の構造体用耐震システムによれば、例えば、基礎等の地盤側構造体Gと土台等の耐震側構造体Hとの間に介装することで、あらゆる方向の震動に対してこれを確実に且つ素早く吸収でき、衝撃に対してこれを確実に且つ円滑に緩衝でき、優れた耐震性を発揮できるようになる。しかも、構成が簡素で、安定性、耐久性に優れ、取扱い易く、量産に適し、経済的な構造体用耐震システムとなる。
そして、免震装置Aは、地盤側構造体Gに適宜手段で固定される下部受盤1と、耐震側構造体Hに適宜手段で固定される上部受盤3と、下部受盤1と上部受盤3の間に介装される中央部受盤2と、下部受盤1と中央部受盤2の間、及び中央部受盤2と上部受盤3の間に夫々介装される複数の球体4とを備え、下部受盤1の上面には、平面略円環状を呈し且つその溝底部が円環平坦面となる球体受溝部5を形成すると共に、その中央部分に中央突起部8を形成し、上部受盤3の下面には、平面略円環状を呈し且つその溝底部が円環平坦面となる球体受溝部7を形成し、中央部受盤2は、前記中央突起部8が収容可能となるような中央円孔13を有する略平面円環厚板状に形成すると共に、その上下面には平面略円環状を呈する球体受溝部6を夫々形成し、複数の球体4は、下部受盤1の球体受溝部5と中央部受盤2の球体受溝部6の間、及び中央部受盤2の球体受溝部6と上部受盤3の球体受溝部7の間に夫々介装されるよう構成したので、大きな荷重に対して複数の球体4で耐え易くなると共に、安定性が良くなり、振動を吸収し易くなると共に、振動の素早い吸収が可能となる。
すなわち、あらゆる方向(前後、左右、上下)の振動(衝撃)に対して、このエネルギーが、下部受盤1と中央部受盤2の間の複数の球体4と、中央部受盤2と上部受盤3の間の複数の球体4とによって中央部受盤2の水平回転に変換できるようになると共に、各球体4の自由な回転に変換できるようになり、振動(衝撃)の吸収(緩衝)が素早く且つスムーズに行えるようになる。
特に、下部受盤1の上面の球体受溝部5の溝底部を円環平坦面とし、上部受盤3の下面の球体受溝部7の溝底部を円環平坦面としたので、複数の球体4は、ころがり摩擦抵抗(或いは滑り摩擦抵抗)の少ない円環に沿う方向及び円環の幅方向(円環に沿う方向以外の方向を含む)にスムーズに移動できるようになり、振動を受けたときに、その振動の方向に移動した後、次第に円環に沿った方向に中央部受盤2が回転するようになる。
加えて、下部受盤1の上面の球体受溝部5の中央部分に中央突起部8を形成してあるので、振動を受けたときに、その振動の方向に中央部受盤2が移動した後は、中央部受盤2の中央円孔13の内周側面が中央突起部8に接触することで(しかも、中央部受盤2の外周側面が下部受盤1の球体受溝部5の外がわ内周側面に接触しない状態で)、中央部受盤2の振動の方向への移動向きを、回転方向に確実に誘導するようになり、中央部受盤2の水平回転への変換がよりスムーズに行えるものとなる。
それから、耐震連結装置Bは、地盤側構造体Gに適宜手段で固定される下部側取付具B1と、耐震側構造体Hに適宜手段で固定される上部側取付具B2とを結ぶように装着され、内蔵される弾発スプリング35の弾発力が、下部側取付具B1と上部側取付具B2とを所定位置に引き戻すように作用するよう構成したので、下部側取付具B1と上部側取付具B2とが離れ過ぎてしまうのを耐震連結装置Bで確実に防止できるようになると共に、振動を弾発スプリング35で吸収できるようになり、しかも、下部側取付具B1と上部側取付具B2とを所定位置に確実に引き戻せるようになる。
また、請求項2記載の構造体用耐震システムによれば、例えば、基礎等の地盤側構造体Gと、基礎の上に載置される土台等の耐震側構造体Hとの間で、優れた耐震性を発揮でき、あらゆる方向の震動に対してこれを確実に且つ素早く吸収でき、衝撃を確実に且つ円滑に緩衝できる。しかも、構成が簡素で、取扱い易く、量産に適し、経済的で、本発明の構造体用耐震システムに最適な耐震連結装置Bとなる。
そして、比較的大きな振動に対する追動がスムーズに行えるようになり、比較的大きな荷重が加えられた場合でも、損傷することなく、確実な作動が期待でき、耐久性の優れたものとなる。
特に、略水平方向で伸縮自在となるように形成される一対のシリンダー30、31と、この一対のシリンダー30、31に内装される弾発スプリング35とを備えているので、基礎等の地盤側構造体Gと、基礎の上に載置される土台等の耐震側構造体Hとの間に、比較的コンパクトに設置できるようになり、設置し易く、取扱い易い耐震連結装置Bとなる。しかも、弾発スプリング35をより長く設定することが無理なくできるようになり、その建築構造体に応じた最適な耐震性能を発揮できるようになる。
更に、請求項3記載の構造体用耐震システムによれば、下部側取付具B1に於いても優れた耐震性を発揮できるようになり、あらゆる方向の震動に対してこれを確実に且つ素早く吸収でき、衝撃を確実に且つ円滑に緩衝できるようになる。しかも、構成が簡素で、取扱い易く、量産に適し、経済的で、本発明の構造体用耐震システムに最適な下部側取付具B1となる。
特に、比較的大きな振動に対して取付杆64が所定範囲内で水平方向に移動するようになり、優れた耐震性を発揮でき、あらゆる方向の震動に対してこれを確実に且つ素早く吸収でき、衝撃を確実に且つ円滑に緩衝できるようになる。しかも、球体65とボール66により、振動に対する追動がスムーズに行えるようになり、比較的大きな荷重が加えられた場合でも、損傷することなく、確実な作動が期待でき、耐久性の優れたものとなる。
以下、本発明を図示例に基づいて説明すると、次の通りである。
本発明は、例えば、適宜建築構造体等に於いて、コンクリート製基礎等の地盤側構造体Gと、木製土台等の耐震側構造体Hとの間に適宜介装することによって、優れた耐震性を発揮できるようにした構造体用耐震システムで、適宜位置に配される複数の免震装置Aと複数の耐震連結装置Bとからなるものである。
そして、免震装置Aは、地盤側構造体Gに適宜手段で固定される下部受盤1と、耐震側構造体Hに適宜手段で固定される上部受盤3と、下部受盤1と上部受盤3の間に介装される中央部受盤2と、下部受盤1と中央部受盤2の間、及び中央部受盤2と上部受盤3の間に夫々介装される複数の球体4とを備えている。
更に、下部受盤1の上面には、平面略円環状を呈し且つその溝底部が円環平坦面となる球体受溝部5を形成すると共に、その中央部分に中央突起部8を形成し、上部受盤3の下面には、平面略円環状を呈し且つその溝底部が円環平坦面となる球体受溝部7を形成し、中央部受盤2は、前記中央突起部8が収容可能となるような中央円孔13を有する略平面円環厚板状に形成すると共に、その上下面には平面略円環状を呈する球体受溝部6を夫々形成し、複数の球体4は、下部受盤1の球体受溝部5と中央部受盤2の球体受溝部6の間、及び中央部受盤2の球体受溝部6と上部受盤3の球体受溝部7の間に夫々介装されるよう構成してある。
一方、耐震連結装置Bは、地盤側構造体Gに適宜手段で固定される下部側取付具B1と、耐震側構造体Hに適宜手段で固定される上部側取付具B2とを結ぶように装着され、内蔵される弾発スプリング35の弾発力が、下部側取付具B1と上部側取付具B2とを所定位置に引き戻すように作用するよう構成してある。
また、前記耐震連結装置Bは、略水平方向で伸縮自在となるように形成される一対のシリンダー30、31と、この一対のシリンダー30、31に内装される弾発スプリング35と、一対のシリンダー30、31の両端部分に装着される一対のリンク取付プレート33、34と、この一対のリンク取付プレート33、34の上端部分に設けた取付部と上部側取付具B2の取付リング46、及び一対のリンク取付プレート33、34の下端部分に設けた取付部と下部側取付具B1の取付リング47を夫々結ぶように配される複数の連結リンク45とを有するものとする。
そして、上部側取付具B2の取付リング46と、下部側取付具B1の取付リング47との相互の間隔が大きくなる場合に、一対のリンク取付プレート33、34の相互の間隔が小さくなると共に、弾発スプリング35を弾性圧縮するように構成してある。
更に、前記下部側取付具B1は、地盤側構造体Gに適宜手段で固定される基盤60と、この基盤60の上部に配されると共に挿通円孔71を有する固定盤61と、この固定盤61の下面に複数の球体65を介して接触する可動下盤62と、固定盤61の上面に複数のボール66を介して接触する可動上盤63と、可動下盤62及び可動上盤63に貫通装着されると共に、挿通円孔71内を移動可能な取付杆64と、この取付杆64の上端部分に固定される取付リング47とを有するものとし、取付杆64が所定範囲内で水平方向に移動可能となるよう構成してある。
本発明の構造体用耐震システムの実施例について説明すると、先ず、図2乃至図6に示す免震装置Aは、適宜建築構造体の基礎等の地盤側構造体Gに、適宜手段で水平に固定(埋め込みボルトや、アンカーボルトや、ナットや、或いは、スペーサーブロックA1や、その他のスペーサー等を介して固定)される下部受盤1と、適宜建築構造体の土台等の耐震側構造体Hに、適宜手段で水平に固定(ボルトや、ナットや、或いは、スペーサー等を介して固定)される上部受盤3と、下部受盤1と上部受盤3の間に水平に介装される中央部受盤2と、下部受盤1と中央部受盤2の間、及び中央部受盤2と上部受盤3の間に夫々介装される複数の球体4とを備えている。
前記下部受盤1は、例えば、適宜金属材(或いは、比較的強度がある適宜複合材でも良い)によって略円形厚板状に構成されており、その上面には、平面略円環状を呈し且つその溝底部が円環平坦状となるような比較的深く幅広な球体受溝部5が形成されている。しかも、その下部周縁部分にはフランジ部分が形成され、このフランジ部に穿設した複数の透孔を利用して、下部受盤1を地盤側構造体GやスペーサーブロックA1や地盤側構造体Gに固定される取付板等に固定できるよう形成されている。
ところで、球体受溝部5は、その溝底部が円環平坦状となるように形成して、円環方向や幅方向等への球体4のころがり摩耗抵抗(或いは滑り摩擦抵抗)が小さくなるようにしてある。
更に、下部受盤1の上面中央部分には、例えば、略円柱状の中央突起部8が突設されており、この中央突起部8の上端面には、雌ネジ部9が穿設されている。そして、中央突起部8の上部には、これを囲繞すると共に、正逆回転自在となるように回動カップ10が装着されている。
尚、この回動カップ10は、上部が天板で閉鎖された円筒状に形成され、その天板に穿設した挿通孔11に、前記雌ネジ部9に螺着される取付ネジ12が挿通されて、中央突起部8上部に対して水平方向に正逆回転自在となるよう形成されている。
前記上部受盤3は、例えば、適宜金属材(或いは、比較的強度がある適宜複合材でも良い)によって略円形厚板状に構成されており、その下面には、平面略円環状を呈し且つその溝底部が円環平坦状となるような比較的浅く(或いは深くても良い)幅広な球体受溝部7が形成されている。しかも、その上部周縁部分にはフランジ部分が形成され、このフランジ部に穿設した複数の透孔を利用して、上部受盤3を耐震側構造体Hや耐震側構造体Hに固定される取付板等に固定できるように形成されている。
ところで、球体受溝部7は、その溝底部が円環平坦状となるように形成して、円環方向や幅方向等への球体4のころがり摩耗抵抗(或いは滑り摩擦抵抗)が小さくなるようにしてある。
前記中央部受盤2は、例えば、適宜金属材(或いは、比較的強度がある適宜複合材でも良い)によって形成されると共に、その中央に比較的大きな中央円孔13を有する略円環厚板状に構成されている。更に、その上下面には、下部受盤1の球体受溝部5や上部受盤3の球体受溝部7と同芯となるような平面略円環状を呈し且つその溝底部が円環平坦状となるような比較的幅狭な球体受溝部6が形成されている。
尚、中央円孔13は、その内周側面が回動カップ10に接触したときに、中央部受盤2の外周側面が、下部受盤1の外側壁の内周側面(球体受溝部5の外がわ内周側面)に接触しないように形成されている。すなわち、中央部受盤2が円環方向にスムーズに回転できるように形成されている。しかも、回動カップ10が中央部受盤2の中央円孔13内周側面との接触抵抗を低減するように形成してある。
ところで、球体受溝部6は、その幅方向に於いて僅かに湾曲するように形成してあっても良い。このとき、球体受溝部6の幅方向の湾曲面の曲率半径は、球体4の曲率半径より大きくなるように設定され、球体4と球体受溝部6との接点を小さくして、球体4自身のころがり摩耗抵抗(或いは滑り摩擦抵抗)が小さくて済むようにする。しかも、振動(衝撃)時に於いて、球体4はころがり摩擦抵抗(或いは滑り摩擦抵抗)のより少ない方向(球体受溝部6の円周方向)に動くようになる。
前記球体4は、例えば、適宜金属材によって球形状に構成されており、下部受盤1の球体受溝部5と中央部受盤2の球体受溝部6の間や、上部受盤3の球体受溝部7と中央部受盤2の球体受溝部6の間に、ある程度の間隔を隔てた状態で夫々複数配設してある(図4参照)。
ところで、前述のように構成される免震装置Aが振動を受けると、例えば、その振動の方向に中央部受盤2が移動し、中央部受盤2の中央円孔13の内周側面が中央突起部8(回動カップ10)に接触する(中央部受盤2の外周側面は下部受盤1の球体受溝部5の外がわ内周側面に接触しない)。すると、中央部受盤2の振動の方向への移動向きが、中央突起部8(回動カップ10)と中央円孔13の内周側面との接触の仕方により、左右どちらかの回転方向に誘導され、中央部受盤2は、水平回転(或いは、中央突起部8を支点として中心が移動しながら回転)するようになる。
また、図7乃至図9に示す免震装置Aは、前述の免震装置Aに、保持板20と、保持フレーム22と、スペーサーリング23と、囲繞体25とを加えたものである。
そして、前記保持板20は、例えば、適宜金属材や適宜複合材等によって略円板状に形成され、その外周寄り部分には、複数の球体4の保持孔21が設けられたものである。すなわち、保持板20は、中央部受盤2の上面部分と下面部分に夫々配されて、複数の球体4を保持孔21に収容することにより、球体4の配列状態を確実に維持できるように形成したものである。
更に、前記保持フレーム22は、例えば、中央部受盤2の外周部分と、一対の保持板20の外周部分とを共に抱持するように装着され、保持板20が中央部受盤2に対して脱落することなく、しかも、中央部受盤2に対して回転可能となるように設けられたものである。
前記スペーサーリング23は、例えば、保持フレーム22と中央部受盤2の上下面との間の空間を、保持板20の厚み以上に夫々維持できるように設けられたもので、保持板20自体の回転を阻止しないようにしたものである。
前記囲繞体25は、例えば、適宜伸縮可能な材料等によって略蛇腹筒状に形成されて、下部受盤1と上部受盤3との間を囲繞できるように形成されている。すなわち、下部受盤1と上部受盤3の間に砂や埃等が侵入して、球体4のスムーズな転動等を阻害することがないように設けられたものである。
ところで、球体受溝部5、6、7と球体4の接触部分には、例えば、潤滑油やグリース等で構成される適宜潤滑剤を設けてあっても良い。すなわち、この潤滑剤は、球体4の磨耗を抑制すると共に、その動きを良くし(球体4がより滑らかに転がったり滑ったりできる)、しかも、球体4や、球体受溝部5、6、7の防食性を向上せしめるようになる。
更に、図10及び図11に示す耐震連結装置Bは、略水平方向で伸縮自在となるように形成される一対のシリンダー30、31と、この一対のシリンダー30、31に内装される弾発スプリング35と、一対のシリンダー30、31の両端部分に装着される一対のリンク取付プレート33、34と、これらを貫通するロッド32と、一対のリンク取付プレート33、34の上端部分に設けた取付部と上部側取付具B2の取付リング46、及び一対のリンク取付プレート33、34の下端部分に設けた取付部と下部側取付具B1の取付リング47を夫々斜めに結ぶように配される複数の連結リンク45とからなっている。
そして、上部側取付具B2の取付リング46と、下部側取付具B1の取付リング47との相互の間隔が大きくなる場合に、連結リンク45を介して一対のリンク取付プレート33、34の相互の間隔が小さくなると共に、弾発スプリング35を弾性圧縮する。それから、この弾発スプリング35に蓄積された弾発力が解放されると、一対のリンク取付プレート33、34の相互の間隔が大きくなると共に、連結リンク45を介して取付リング46と取付リング47の間隔を小さくし、下部側取付具B1と上部側取付具B2とを所定位置に引き戻すように構成されている。
前記一対のシリンダー30、31は、例えば、適宜金属材(或いは、比較的強度がある適宜複合材でも良い)によって構成され、一方のシリンダー30は、一端部が閉鎖された円筒状を呈し、他方のシリンダー31は、他端部が閉鎖された円筒状を呈すると共に、その一端部分が一方のシリンダー30内に摺動可能に挿入され、水平方向で伸縮自在となるように構成されている。
前記ロッド32は、例えば、適宜金属棒材によって構成され、一対のシリンダー30、31や、リンク取付プレート33、34や、弾発スプリング35を貫通するように配され、その両端部分には、ナット36、37が螺着可能な雄ネジ部が夫々設けてある。
前記一対のリンク取付プレート33、34は、例えば、適宜金属材(或いは、比較的強度がある適宜複合材でも良い)によって構成され、一方のリンク取付プレート33は、その中央にロッド32の挿通孔が穿設されると共に、その上下端部に連結リンク45の取付部(取付孔)が形成され、一方のシリンダー30の一端がわに配されている。また、他方のリンク取付プレート34は、その中央にロッド32の挿通孔が穿設されると共に、その上下端部に連結リンク45の取付部(取付孔)が形成され、他方のシリンダー30の他端がわに配されている。
前記弾発スプリング35は、例えば、コイルスプリング状に形成され、一対のシリンダー30、31内に収容されており、一対のリンク取付プレート33、34が相互に接近すると圧縮され、蓄積された弾発力によって一対のリンク取付プレート33、34(取付リング46と取付リング47)を元の間隔に戻すように作用する。
図中38は、一方のシリンダー30の内周面と、他方のシリンダー31の外周面との間に介装される複数の小さなボールで、このボール38によって、一対のシリンダー30、31の伸縮がよりスムーズに行われるように形成されたものである。
図中39は、例えば、適宜弾性材等によって略蛇腹筒状に形成される弾性カバーで、この弾性カバー39は、一方のシリンダー30と他方のシリンダー31の隙間から砂や埃等が入らないようにするためのもので、その一端が一方のシリンダー30の他端部分に固定され、その他端が他方のシリンダー31の他端部分に固定されている。
図中40は、例えば、略有底円筒状を呈し、一方のリンク取付プレート33(或いは、他方のリンク取付プレート34、或いは、一対のリンク取付プレート33、34)に固定されるカバーケースで、このカバーケース40は、一対のリンク取付プレート33、34が接近して、リンク取付プレート33、34からロッド32の端部が大きく突出しても、これが収まるように構成されたもので、作業者の安全性や防塵性等が向上するように配慮されたものである。
前記連結リンク45は、例えば、適宜金属製の鎖等によって構成され、一対のリンク取付プレート33、34の上下端の取付部と、取付リング46、47とを夫々確実に且つ強固に連結できるように構成されている。しかも、図のように斜めに配されることにより、鉛直方向の力を水平方向の力に(或いはその逆に)スムーズに変換できるように形成されている。
前記取付リング46は、上部側取付具B2の下端部に配され、前記取付リング47は、下部側取付具B1の上端部に配されている。
そして、図12は、他の実施例における耐震連結装置Bを示し、この耐震連結装置Bは、略水平方向で伸縮自在となるように形成される一対のシリンダー30、31と、この一対のシリンダー30、31に内装される弾発スプリング35と、一対のシリンダー30、31の両端部分に装着される一対のリンク取付プレート33、34と、一対の分割ロッド50、51と、一対のリンク取付プレート33、34の上端部分に設けた取付部と上部側取付具B2の取付リング46、及び一対のリンク取付プレート33、34の下端部分に設けた取付部と下部側取付具B1の取付リング47を夫々結ぶように配される複数の連結リンク45とからなっている。
そして、上部側取付具B2の取付リング46と、下部側取付具B1の取付リング47との相互の間隔が大きくなる場合に、一対のリンク取付プレート33、34の相互の間隔が小さくなると共に、弾発スプリング35を弾性圧縮し、この弾発スプリング35の弾発力によって、下部側取付具B1と上部側取付具B2とを所定位置に引き戻すように構成されている。
前記一対の分割ロッド50、51は、例えば、適宜金属材によって形成され、先端がわのネジ棒部と、基端がわのスプリング受部52、53とによって構成されている。
そして、一方の分割ロッド50は、そのネジ棒部が一方のシリンダー30の底壁部と、一方のリンク取付プレート33とを貫通すると共に、一方のナット36が螺着され、他方の分割ロッド51は、そのネジ棒部が他方のシリンダー31の底壁部と、他方のリンク取付プレート34とを貫通すると共に、他方のナット37が螺着されるようにしてある。
図中54は、例えば、適宜樹脂材等によって略筒状に形成されるカバーで、このカバー54は、一方のシリンダー30と他方のシリンダー31の隙間から砂や埃等が入らないようにするためのもので、一方のシリンダー30の他端部分に螺着されている。
それから、図13及び図14に示す下部側取付具B1は、地盤側構造体Gにアンカーボルト等によって固定される基盤60と、この基盤60の上部に水平に配される固定盤61と、この固定盤61の下面に複数の球体65を介して接触する可動下盤62と、固定盤61の上面に複数のボール66を介して接触する可動上盤63と、可動上盤63の上方に配される弾性クッション材68と、この弾性クッション材68の上方に配される押えプレート67と、可動下盤62及び可動上盤63及び弾性クッション材68及び押えプレート67に貫通装着される取付杆64と、この取付杆64の上端部分に固定される取付リング47とを有するものである。しかも、固定盤61の中央には、挿通円孔71が穿設され、この挿通円孔71に挿通される取付杆64が、挿通円孔71内で水平方向に移動可能となるよう構成されたものである。
前記基盤60は、例えば、適宜金属材等によって構成され、地盤側構造体Gに固定されるベース部と、このベース部上面に立設される側壁部とからなる。
前記固定盤61は、適宜金属材等によって板状に形成され、基盤60のベース部に対して平行となるように配されると共に、基盤60の側壁部上端部分に載置されるようにしてある。しかも、固定盤61は、長尺なボルト・ナットを介して基盤60に固定されている。
更に、固定盤61の挿通円孔71寄り下面には、略幅狭円環状の球体受溝部が形成されており、球体65が転動可能となるように形成されている。
前記可動下盤62は、例えば、適宜金属材等によって円板状に形成され、基盤60のベース部と固定盤61との間に水平に配されると共に、取付杆64の下端部分にナット69を介して固定されている。
しかも、その上面部分には、略幅広円環状の球体受溝部70が形成されており、球体65が転動可能となるように形成されている。尚、前記球体受溝部70と、挿通円孔71と、複数の球体65とによって、可動下盤62は水平に移動できるように構成されている。
前記可動上盤63は、例えば、適宜金属材等によって円板状に形成され、固定盤61の上面に複数のボール66を介して接触すると共に、その中央孔部分に取付杆64が摺動可能に挿通されている。
しかも、その外周寄り下面部分には、略幅狭円環状の球体受溝部が形成されており、ボール66が転動可能となるように収容されている。尚、複数のボール66によって、可動上盤63は水平に移動できるように構成されている。
前記取付杆64は、例えば、適宜金属材等によって略棒状に形成され、上から、押えプレート67と、弾性クッション材68と、可動上盤63と、可動下盤62とを貫通するように形成されている。しかも、取付杆64の先端部分には、ナット69によって可動下盤62を固定し、取付杆64の上端寄りには、押えプレート67を固定し、この押えプレート67の下方に配される弾性クッション材68によって可動上盤63を下方に圧迫すると共に、可動上盤63と可動下盤62で固定盤61を上下から挟圧できるように形成されている。
また、取付杆64の上端部分には取付リング47が螺着されている。
尚、前記球体受溝部70は、その外周がわから中心に向う方向に於いて、漸次低くなるような傾斜状態に形成しておき、可動下盤62の中心部分が、複数の球体65の中央部分(挿通円孔71の中心部分)に自動的に移動するようにしても良い。
図中72は、押えプレート67と固定盤61の間を覆う囲繞カバーで、この囲繞カバー72は、ボール66や球体65に砂や埃等が付着するのを阻止できるように設けられたものである。
ところで、耐震システムの具体的構成、免震装置Aの具体的構成、形状、寸法、材質、数、配設位置、スペーサーブロックA1の具体的構成、形状、寸法、材質、下部受盤1の具体的構成、形状、寸法、材質、中央部受盤2の具体的構成、形状、寸法、材質、上部受盤3の具体的構成、形状、寸法、材質、球体4の具体的構成、形状、寸法、材質、数、配設位置、球体受溝部5の具体的構成、形状、寸法、球体受溝部6の具体的構成、形状、寸法、球体受溝部7の具体的構成、形状、寸法、中央突起部8の具体的構成、形状、寸法、雌ネジ部9の具体的構成、寸法、回動カップ10の具体的構成、形状、寸法、材質、挿通孔11の具体的構成、形状、寸法、取付ネジ12の具体的構成、形状、寸法、材質、中央円孔13の具体的構成、形状、寸法、保持板20の具体的構成、形状、寸法、材質、保持孔21の具体的構成、形状、寸法、数、配設位置、保持フレーム22の具体的構成、形状、寸法、材質、スペーサーリング23の具体的構成、形状、寸法、材質、囲繞体25の具体的構成、形状、寸法、材質、耐震連結装置Bの具体的構成、形状、寸法、材質、下部側取付具B1の具体的構成、形状、寸法、材質、上部側取付具B2の具体的構成、形状、寸法、材質、シリンダー30、31の具体的構成、形状、寸法、材質、ロッド32の具体的構成、形状、寸法、材質、リンク取付プレート33、34の具体的構成、形状、寸法、材質、弾発スプリング35の具体的構成、形状、寸法、材質、ナット36、37の具体的構成、形状、寸法、材質、ボール38の具体的構成、形状、寸法、材質、数、弾性カバー39の具体的構成、形状、寸法、材質、カバーケース40の具体的構成、形状、寸法、材質、連結リンク45の具体的構成、形状、寸法、材質、取付リング46の具体的構成、形状、寸法、材質、取付リング47の具体的構成、形状、寸法、材質、分割ロッド50、51の具体的構成、形状、寸法、材質、スプリング受部52、53の具体的構成、形状、寸法、材質、カバー54の具体的構成、形状、寸法、材質、基盤60の具体的構成、形状、寸法、材質、固定盤61の具体的構成、形状、寸法、材質、可動下盤62の具体的構成、形状、寸法、材質、可動上盤63の具体的構成、形状、寸法、材質、取付杆64の具体的構成、形状、寸法、材質、球体65の具体的構成、形状、寸法、材質、数、押えプレート67の具体的構成、形状、寸法、材質、弾性クッション材68の具体的構成、形状、寸法、材質、ナット69の具体的構成、寸法、材質、球体受溝部70の具体的構成、形状、寸法、挿通円孔71の具体的構成、形状、寸法、囲繞カバー72の具体的構成、形状、寸法、材質、地盤側構造体Gの具体的構成、形状、寸法、耐震側構造体Hの具体的構成、形状、寸法等は、図示例のもの等に限定されることなく適宜自由に設定、変更できるものである。
構造体用耐震システムを例示する部分正面図である。 免震装置を例示する分解斜視図である。 免震装置を例示する縦断正面図である。 免震装置を例示する横断平面図である。 免震装置の作動状態を例示する縦断正面図である。 免震装置の作動状態を例示する横断平面図である。 免震装置の他の実施例を示す分解斜視図である。 免震装置の他の実施例を示す縦断正面図である。 免震装置の他の実施例を示す横断平面図である。 耐震連結装置を例示する部分切欠正面図である。 耐震連結装置を例示する側面図である。 耐震連結装置の他の実施例を示す部分切欠正面図である。 下部側取付具を例示する一部切欠正面図である。 下部側取付具の部分断面図である。
符号の説明
A 免震装置
A1 スペーサーブロック
1 下部受盤
2 中央部受盤
3 上部受盤
4 球体
5 球体受溝部
6 球体受溝部
7 球体受溝部
8 中央突起部
9 雌ネジ部
10 回動カップ
11 挿通孔
12 取付ネジ
13 中央円孔
20 保持板
21 保持孔
22 保持フレーム
23 スペーサーリング
25 囲繞体
B 耐震連結装置
B1 下部側取付具
B2 上部側取付具
30 シリンダー
31 シリンダー
32 ロッド
33 リンク取付プレート
34 リンク取付プレート
35 弾発スプリング
36 ナット
37 ナット
38 ボール
39 弾性カバー
40 カバーケース
45 連結リンク
46 取付リング
47 取付リング
50 分割ロッド
51 分割ロッド
52 スプリング受部
53 スプリング受部
54 カバー
60 基盤
61 固定盤
62 可動下盤
63 可動上盤
64 取付杆
65 球体
66 ボール
67 押えプレート
68 弾性クッション材
69 ナット
70 球体受溝部
71 挿通円孔
72 囲繞カバー
G 地盤側構造体
H 耐震側構造体

Claims (3)

  1. 適宜間隔を隔てて配される地盤側構造体と耐震側構造体との間に、複数の免震装置と耐震連結装置を介装して構成される構造体用耐震システムであって、前記免震装置は、地盤側構造体に適宜手段で固定される下部受盤と、耐震側構造体に適宜手段で固定される上部受盤と、下部受盤と上部受盤の間に介装される中央部受盤と、下部受盤と中央部受盤の間、及び中央部受盤と上部受盤の間に夫々介装される複数の球体とを備え、下部受盤の上面には、平面略円環状を呈し且つその溝底部が円環平坦面となる球体受溝部を形成すると共に、その中央部分に中央突起部を形成し、上部受盤の下面には、平面略円環状を呈し且つその溝底部が円環平坦面となる球体受溝部を形成し、中央部受盤は、前記中央突起部が収容可能となるような中央円孔を有する略平面円環厚板状に形成すると共に、その上下面には平面略円環状を呈する球体受溝部を夫々形成し、複数の球体は、下部受盤の球体受溝部と中央部受盤の球体受溝部の間、及び中央部受盤の球体受溝部と上部受盤の球体受溝部の間に夫々介装されるよう構成し、前記耐震連結装置は、地盤側構造体に適宜手段で固定される下部側取付具と、耐震側構造体に適宜手段で固定される上部側取付具とを結ぶように装着され、内蔵される弾発スプリングの弾発力が、下部側取付具と上部側取付具とを所定位置に引き戻すように作用するよう構成したことを特徴とする構造体用耐震システム。
  2. 前記耐震連結装置は、略水平方向で伸縮自在となるように形成される一対のシリンダーと、この一対のシリンダーに内装される弾発スプリングと、一対のシリンダーの両端部分に装着される一対のリンク取付プレートと、この一対のリンク取付プレートの上端部分に設けた取付部と上部側取付具の取付リング、及び一対のリンク取付プレートの下端部分に設けた取付部と下部側取付具の取付リングを夫々結ぶように配される複数の連結リンクとを有し、上部側取付具の取付リングと、下部側取付具の取付リングとの相互の間隔が大きくなる場合に、一対のリンク取付プレートの相互の間隔が小さくなると共に、弾発スプリングを弾性圧縮するように構成したことを特徴とする請求項1記載の構造体用耐震システム。
  3. 前記下部側取付具は、地盤側構造体に適宜手段で固定される基盤と、この基盤の上部に配されると共に挿通円孔を有する固定盤と、この固定盤の下面に複数の球体を介して接触する可動下盤と、固定盤の上面に複数のボールを介して接触する可動上盤と、可動下盤及び可動上盤に貫通装着されると共に、挿通円孔内を移動可能な取付杆と、この取付杆の上端部分に固定される取付リングとを有し、取付杆が所定範囲内で水平方向に移動可能となるよう構成したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の構造体用耐震システム。
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