JP4308966B2 - 簡易式エレベータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は一般住宅にも設置される簡易式エレベータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
階上へ上がる場合、逆に階下へ降りる場合にエレベータを利用することが多く、デパート等のショッピングストアーは勿論のこと、オフィスビルにはこのエレベータが設置されている。しかし近年ではこのようなビルに限らず、一般住宅でもエレベータを設置するケースがあり、老人や車椅子に乗る身体障害者の上がり降りの便を図っている。
【0003】
ところで、エレベータは所定の空間を持つ大きさのゴンドラをワイヤーにて吊り下げ、このワイヤーをドラムに巻き付けて昇降する構造となっている。又ゴンドラと重量バランスを取る為の重りを上記ワイヤーの反対側に吊り下げている。ドラムの回転に伴って、ゴンドラはガイドレールに沿って昇降動すると共に、バランス重りは同じく方向を反対にして昇降動することが出来る。
【0004】
このように、従来のエレベータ構造は複雑であって、住宅に設置する場合であっても、乗車人数が少なくなって規模が小さいだけで、基本的な構造は同じようになっている。したがって一般住宅でこのようなエレベータを設置するにはかなりの費用がかかることになる。一方、エレベータを設置するにはゴンドラが昇降動する為の空間が必要であり、この空間は各階を貫通して仕切られた空間となっている為に、部屋空間がその分だけ狭められる。このようなことから、狭い住宅ではスペース的な問題もあって従来型のエレベータを設置することは出来ない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来のエレベータを一般住宅に設置するには上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこの問題点であり、低コストで簡単に取付けすることが出来る簡易式エレベータを提供する。
【0006】
【課題を解決する為の手段】
本発明の簡易式エレベータは従来のようにゴンドラをワイヤーにて吊設した構造ではなく、ラックとトップローラチェーンとの噛み合いにて昇降動する駆動装置を有している。ゴンドラの両側にはラックが上下方向に沿設され、ゴンドラより大きくて該ゴンドラが嵌る中枠にはトップローラチェーンが上下方向に取付けられ、中枠の上下端にはスプロケットが取着されてトップローラチェーンが巻き掛けられている。
【0007】
そしてこのトップローラチェーンはその先端ローラが上記ゴンドラのラックに噛み合い、スプロケットの回転に伴ってトップローラチェーンが走行移動するならば、ゴンドラは昇降動することが出来る。そして、この中枠を固定することでゴンドラを階下と階上間を往復昇降動させ得るが、本発明では中枠の外側に外枠を配置し、該外枠を天井部に固定する構造となっている。この外枠にも同じようにトップローラーチェーンを取付けして中枠のラックに噛み合わせ、トップローラーチェーンの走行に伴って中枠が昇降動可能な構造となっている。
【0008】
ところで、本発明の簡易式エレベータは天井部を挟んで階上と階下を昇降動するものであり、従来のエレベータのごとく全ての階を昇降動する機能はない。本発明は必ずしも一般住宅に限定することはないが、2階建て又は3階建ての建物を対象としており、3階建ての場合であればこのエレベータを2箇所に設置すればよい。そして、ゴンドラが降下した状態にある場合には、階上には何もなく部屋の空間が狭まることはない。逆に、ゴンドラが階上にあるときには、階下には何も存在しない。以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0009】
【実施例】
図1(a)、(b)は本発明の簡易式エレベータを示す実施例でありる。同図の1はゴンドラ、2は中枠、3は外枠を示し、(a)はゴンドラ1が降下した場合、(b)はゴンドラ1が上昇している場合を示している。ゴンドラ1は正面と背面に出入り口4、4を有し、中は一人ないし二人が入ることの出来る空間を形成している。そして中枠2は上記ゴンドラ1が嵌り得る大きさの四角形の枠体であり、さらに外枠3は中枠2が嵌り得る大きさの四角形の枠体と成っている。
【0010】
(a)はゴンドラ1が降下した状態にあって、ゴンドラ下端は階下の床面に接しているが、外枠3と中枠2及びゴンドラ1が竹の子状に下方へ伸びている状態である。(b)はゴンドラ1が上昇した場合であるが、(a)の場合とは逆に外枠3、中枠2、及びゴンドラ1が竹の子状に上方へ延びた状態であり、この場合のゴンドラ下端は階上の床面に位置している。
【0011】
このように、ゴンドラ1は階下と階上を往復昇降動することが出来、(a)に示す階下でゴンドラ1に乗り、ゴンドラ1が上昇して(b)に示す階上で降りることが出来る。勿論、逆に階上で乗って、階下に下りることが出来る。
【0012】
ところで、本発明のエレベータはゴンドラ1、中枠2、及び外枠3が竹の子状に伸縮する構造と成っている訳であり、ここで外枠3は天井部に固定されている。該簡易式エレベータは外部の駆動装置を利用してゴンドラを昇降動するものではなく、外枠3及び中枠2に駆動装置が備わっている為に、同図に示す状態で天井部に取付けすることで据付作業は完了する。
【0013】
図2は外枠3に対して中枠2とゴンドラ1を上下方向に伸縮させる駆動装置を示す具体例であり、外枠3は天井部5に穴を明けて嵌めると共に固定されている。そして外枠3内部で対向側の上下端部にはスプロケット6a,6bが設けられ、このスプロケット6a,6bにはトップローラチェーン7が巻き掛けられている。図3は外枠3に中枠2とゴンドラ1が嵌っている場合の横断面であるが、スプロケット6a,6bは水平に配置された軸8の両サイド部に取着され、軸8はブレーキ付きモータ9にて回転駆動される。
【0014】
したがって、対向する両側の各スプロケット6a,6aの回転速度は等しく、スプロケット6a,6b・・に巻き掛けられているトップローラーチェーン7,7の走行速度は等しくなる。上記トップローラーチェーン7,7は外枠3の両側に2本づつ、しかも上下方向に走行可能に取付けされている。そしてこのトップローラーチェーンは中枠2の外側に鉛直を成して配置しているラック10,10・・に噛み合っている。
【0015】
ラック10は中枠2の上端から下端にかけて延び、上記トップローラーチェーン7が走行するならば、中枠2は昇降動することが出来る。又中枠2には外枠3と同じようにその上下端に水平軸11a,11bを設け、軸11a,11bの両サイドにはスプロケット12a,12a,12b,12bを取着している。そして上下スプロケット12a,12bには同じくトップローラーチェーン13,13が巻き掛けられている。
【0016】
中枠2に鉛直方向を成して配置しているトップローラーチェーン13は、ゴンドラ1の外側に鉛直に取付けたラック14に噛み合っている。したがって、ブレーキ付きモータ15にて軸11を回転駆動すると共に、スプロケット12a,12bに巻き掛けられているトップローラーチェーン13が走行するならば、ゴンドラ1は該トップローラーチェーン13の走行に伴って昇降動することが出来る。ところで前記図2において、(b)はゴンドラ1が降下している場合であるが、ゴンドラ1が(a)に示すように上昇するならば、天井部5の床材16を持ち上げることになる。逆に、ゴンドラ1が降下した際には、上記床材16は天井部5の所定の位置に残して来る。したがって天井部5の床に穴が残ることはない。
【0017】
図4は前記図2のA部拡大図であり、外枠3のトップローラーチェーン7が中枠2の上下方向に沿設したラック10に噛み合って該中枠2を支持し、同時にトップローラーチェーン7の走行に伴って中枠2は昇降動することが出来る。トップローラーチェーン7とは概略T型リンクを用いて構成したローラーチェーンであり、スプロケットが回転することで走行し、このT型リンク端にローラを軸支している。このローラがラック10と噛み合うことで、トップローラーチェーン7の走行に伴ってラック10及び中枠2が昇降動することが出来る。
【0018】
外枠3のトップローラーチェーン7と中枠2のトップローラーチェーン13はそれぞれ独立して走行することが出来るように、軸8,11にはそれぞれブレーキ付きモータ9,15が取付けされている。したがって、中枠2を伸長した後でゴンドラ1を延ばしてもよく、又は中枠2とゴンドラ1を同時に移動させることも可能である。そして、モータにはブレーキ機能が備わっているために、どの位置でも停止することが出来、勿論、降下した際の下死点、及び上昇した際の上死点では、センサーにてその位置を検出して停止する。
【0019】
中枠2はゴンドラ1を抱え込むと共に、前記図1(b)に示すようにゴンドラ1が上方へ移動して階上に位置する場合、出入り口4の個所は切り欠かれて出入りに支障がないようになっている。一方、図3において外枠3及び中枠2にはその両側にトップローラーチェーン7,7・・13,13・・が配置されている。そして一方側にはブレーキ付きモータ9,15が取付けされて駆動されるが、反対側の軸8,11はタイミングベルトを介して連動されている。
【0020】
以上述べたように、本発明の簡易式エレベータは天井部に固定される外枠と中枠それにゴンドラからなり、外枠を基にして上下方向に竹の子状に伸縮することでゴンドラが階下と階上間を往復昇降動するものであり、次のような効果を得る事が出来る。
【0021】
【発明の効果】
本発明の簡易式エレベータは外枠及び中枠それにゴンドラから構成され、外枠と中枠にそれぞれ駆動モータを備えている為に、天井部に設けた穴に外枠を嵌めて取着することでよく、取付け作業はいたって簡単である。したがって完成されている建物であっても後で据付ることが可能であり、従来のエレベータのように、建物の設計段階で考慮しなくてはならない構造とは違い、一般住宅であっても手軽に取付け出来る。勿論、エレベータ本体だけでなく据付費用も非常に安くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の簡易式エレベータの外観図。
【図2】エレベータの駆動装置を示す縦断面図。
【図3】エレベータの駆動装置を示す横断面図。
【図4】図2(b)のA部拡大図。
【符号の説明】
1 ゴンドラ
2 中枠
3 外枠
4 出入り口
5 天井部
6 スプロケット
7 トップローラーチェーン
8 軸
9 ブレーキ付きモータ
10 ラック
11 軸
12 スプロケット
13 トップローラーチェーン
14 ラック
15 ブレーキ付きモータ
16 床材

Claims (3)

  1. 階下と階上間を昇降動することが出来るエレベータにおいて、外枠と中枠それに人が乗るゴンドラからなり、外枠は天井部に設けた穴に嵌めて固定され、中枠は外枠に嵌ると共に外枠に設けた駆動装置にて上下動し、ゴンドラは中枠に嵌ると共に中枠に設けた駆動装置によって上下動することが出来ることを特徴とする簡易式エレベータ。
  2. 階下と階上間を昇降動することが出来るエレベータにおいて、外枠と中枠それに人が乗るゴンドラからなり、外枠は天井部に設けた穴に嵌めて固定され、外枠の両側には互いに同一速度で走行するトップローラーチェーンを上下方向に取付けし、外枠に嵌めた中枠の外側に取り付けたラックに噛み合わせてトップローラーチェーンの走行と共に昇降動し、そして中枠の両側にも互いに同一速度で走行するトップローラーチェーンを上下方向に取付けし、中枠に嵌めたゴンドラの外側に取り付けたラックに噛み合わせてトップローラーチェーンの走行と共に昇降動可能としたことを特徴とする簡易式エレベータ。
  3. 上記中枠を四角形とし、ゴンドラに形成した出入り口部分を切欠いた請求項1又は請求項2記載の簡易式エレベータ。
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