以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態におけるナビゲーションシステムのブロック図である。
図において、13は端末装置としての、また、移動端末としての携帯電話、14は車両に搭載された端末装置としての、また、車載装置としてのナビゲーション装置、41は通信事業者としての携帯電話会社、43はネットワーク、45は情報提供者としての情報センタ、69は利用者端末としてのパソコンであり、前記携帯電話13、ナビゲーション装置14、携帯電話会社41、ネットワーク43、情報センタ45、パソコン69等によってナビゲーションシステムが構成される。本実施の形態においては、移動端末として携帯電話13を使用するようになっているが、携帯電話13に代えて、電子手帳、携帯端末、PDA(個人用携帯情報端末)等を使用することもできる。
前記携帯電話13は、演算装置及び制御装置としてのCPU21、操作者に各種の情報を通知する通知装置としての表示部22、操作部23、記録装置24、通信部25等を備え、ナビゲーション装置14は、ナビゲーション処理部17、情報記録部としてのデータ記録部16、通信部38等を備える。
前記パソコン69は、演算装置及び制御装置としてのCPU71、操作者に各種の情報を通知する通知装置としての表示部72、操作部73、記録装置74、通信部75等を備える。なお、通信部75には、パソコン69を情報センタ45と接続するための図示されないモデム、パソコン69をナビゲーション装置14と無線LANで接続するための図示されないアクセスポイント等が含まれる。
本実施の形態においては、前記演算装置及び制御装置としてCPU21、71が使用されるようになっているが、CPU21、71に代えてMPU等を使用することもできる。また、前記表示部22としては液晶ディスプレイ等のディスプレイを、表示部72としては、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ等のディスプレイを使用することができる。
また、操作部23としては、スイッチ、ボタン等を備えた操作パネルを使用することができ、操作部73としては、キーボード、マウス等を使用することができるほかに、前記ディスプレイに形成されたタッチパネルを使用することもできる。さらに、バーコードリーダ、遠隔操作用のリモートコントロール装置、ジョイスティック、ライトペン、スタイラスペン等を使用することもできる。前記タッチパネルにおいては、ディスプレイに各種のキー、スイッチ、ボタン等の操作部領域が形成され、該操作部領域をタッチ(押下)することによって入力を行うことができる。
また、前記記録装置24には内部記憶装置としてのRAM、ROM、フラッシュメモリ等が内蔵され、前記記録装置74には、内部記憶装置としてのRAM、ROM、フラッシュメモリ等が内蔵されるほかに、記録媒体及び外部記憶装置としてのハードディスクが配設される。なお、前記記録媒体及び外部記憶装置として、ハードディスクに代えて、フレキシブルディスク、磁気テープ、磁気ドラム、CD−ROM、CD−R、MD、DVD、光ディスク、MO、ICカード、光カード、メモリカード等を使用することもできる。また、前記ハードディスクを使用するためには、記録装置74に、ハードディスクに記録されたデータを読み出すための読出装置、及びデータを記録するための書込装置が配設される。
本実施の形態においては、前記利用者端末としてパソコン69が使用されるようになっているが、該パソコン69に代えて電子手帳、携帯電話、携帯端末、PDA、テレビ電話、ゲーム機等のような、前記ネットワーク43に接続することができ、双方向の通信を行うことができるものを使用することもできる。
また、前記情報センタ45は、通信部46を備えるほかに、地図サーバ51、POI(施設情報)サーバ52、経路探索サーバ53、WEBサーバ54、メールサーバ55、データ保存サーバ56等のサーバを備え、前記地図サーバ51に地図データデータベース61が、POIサーバ52にPOIデータデータベース62が、経路探索サーバ53に探索データデータベース63が、データ保存サーバ56に個人用データデータベース64が、いずれも記録装置として接続される。前記各サーバには、演算装置及び制御装置としてCPU、MPU等が配設されるほかに、記録装置としての、かつ、内部記憶装置としてのRAM、ROM、フラッシュメモリ等が内蔵され、また、記録装置としての、かつ、記録媒体及び外部記憶装置としてのハードディスクが配設される。
そして、前記地図データデータベース61、POIデータデータベース62、探索データデータベース63、個人用データデータベース64等のデータベースによってナビゲーション情報を記録する情報記録部が構成される。また、前記WEBサーバ54は、WWW(World Wide Web)に常時接続され、ネットワーク43を介して所定のプロバイダのサーバに、各種の情報を提供するためのサイトを開設する。そして、前記メールサーバ55は、所定の回線等を介して所定のプロバイダのメールサーバに接続される。
なお、前記携帯電話13、ナビゲーション装置14、パソコン69、地図サーバ51、POIサーバ52、経路探索サーバ53、WEBサーバ54、メールサーバ55、データ保存サーバ56等のほかに、前記プロバイダのサーバ等は、それぞれ独立して、又は二つ以上を組み合わせて、所定のプログラム、データ等に基づいてコンピュータとして機能する。また、CPU21、31、71、ナビゲーション処理部17、各サーバのCPU、MPU等も同様にコンピュータとして機能する。
前記地図データデータベース61には、地図を表示するための地図データが、POIデータデータベース62には、各種の施設に関する施設データが、探索データデータベース63には、経路を探索するための探索データ、及び探索結果をナビゲーション装置14の図示されない音声出力部によって出力するための音声出力データが、個人用データデータベース64には出発地、目的地等の経路探索を行うために入力されたデータ等のほかに、前記メールサーバ55によって送受信された送信データ、受信データ等の個人用データが記録される。なお、前記個人用データデータベース64には、所定の情報を前記音声出力部によって出力するための音声出力データも記録される。
そして、前記地図データデータベース61は地図データファイルを備え、該地図データファイルに、道路データファイル、交差点データファイル、ノードデータファイル、公共交通機関の路線データファイル等のデータファイルが形成される。また、道路データファイルに各道路(道路リンク)の情報を表す道路データが、交差点データファイルに各交差点の情報を表す交差点データが、ノードデータファイルに、各道路に沿って設定されたノード点の情報を表すノードデータがそれぞれ記録される。なお、前記路線データファイルは、各公共交通機関ごとに、例えば、バス路線データファイル、地下鉄路線データファイル、鉄道路線データファイル、航路路線データファイル、空路路線データファイル等の各ファイルに分かれ、各ファイルにバス路線データ、地下鉄路線データ、鉄道路線データ、航路路線データ、空路路線データ等がそれぞれ記録される。
そして、前記道路データとして、道路自体に関して、幅員、勾(こう)配、カント、バンク、路面の状態、道路の車線数、車線数の減少する箇所、幅員の狭くなる箇所、踏切り等を表すデータが、コーナに関して、曲率半径、交差点、T字路、コーナの入口及び出口等を表すデータが、道路属性に関して、降坂路、登坂路等を表すデータが、道路種別に関して、国道、県道、細街路等の一般道のほか、高速道路、都市高速道路、有料道路等の高速・有料道を表すデータがそれぞれ記録される。さらに、高速・有料道に関して、入口及び出口の取付道(ランプウェイ)、料金所等を表すデータが記録される。
前記交差点データとして、交差点の名称、交差点の形状、交差点に隣接する主要な施設、交差点の先の主要な地名等を表すデータが記録され、前記ノードデータとして、実際の道路の分岐点(交差点、T字路等も含む)、ノード点、各ノード点間を連結するノード点間リンク等を表すデータが記録されるほか、実際の道路の分岐点(交差点、T字路等も含む)、各道路に曲率半径等に応じて所定の距離ごとに設定されたノード点の座標(位置)、各ノード点間を連結するノード点間リンク、各ノード点の高さ(高度)等を表すデータが記録される。
そして、前記施設データとして、各地域のホテル、ガソリンスタンド、駐車場、観光施設等の施設を表すデータが記録される。なお、前記情報センタ45は、個人、企業、団体、地方自治体、政府関係機関等のいずれであってもよい。
また、前記探索データファイルは、道路データファイル、交差点データファイル、公共交通機関の路線データファイル等のデータファイルに記録されたデータを探索に適する形式に変更することによって形成される。
ところで、前記情報センタ45は、交通情報提供者としての交通情報送信センタ、例えば、図示されないVICS(登録商標)(道路交通情報通信システム:Vehicle Information and Communication System)センタから送信された渋滞情報、規制情報、駐車場情報、交通事故情報、サービスエリアの混雑状況等の各情報から成る交通情報のほかに、ニュース、天気予報、メール等の報知情報を受信したり、他の情報提供者としての放送局、コンテンツ配信業者等から送信されたニュース、天気予報、テレビ番組等の画像情報、音楽番組等の音楽情報等を受信したりすることができるようになっていて、前記交通情報、報知情報、画像情報、音楽情報等の各種の一般情報を、テキストデータ、音声データ、画像データ等のデータ形式で、そのままネットワーク43を介してパソコン69に送ったり、一旦(いったん)個人用データデータベース64に記録した後、ネットワーク43を介してパソコン69に送ったりすることができるようになっている。
また、前記通信部46に図示されない統計データサーバが接続され、該統計データサーバに図示されない統計データデータベースが接続され、該統計データデータベースに統計データファイルが形成され、統計データとして、過去の交通情報、報知情報等が履歴情報として時系列に記録されるほかに、過去の交通情報、報知情報等が元データとされ、該元データに所定の加工が施され、所定の経路における交通状況を予測する予測交通情報、例えば、渋滞予測情報が加工データとして作成され、記録される。
そして、前記加工データを作成するに当たり、必要に応じて、前記履歴情報に、日時、曜日、天候、各種イベント、季節、施設情報(デパート、スーパーマーケット等の大型の施設の有無)等の詳細な条件が加えられたり、報知情報等が参照されたりする。
また、前記ネットワーク43としては、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、イントラネット、携帯電話回線網、電話回線網、公衆通信回線網、専用通信回線網、インターネット等の通信回線網等から成る各種の通信手段を使用することができる。そして、放送用衛星によるCS放送、BS放送、地上波ディジタルテレビ放送、FM多重放送等を利用する通信手段を使用することもできる。さらに、高度道路交通システム(ITS)において利用されるノンストップ自動料金支払いシステム(ETC)、狭域通信システム(DSRC)等の通信手段を使用することもできる。
次に、前記構成のナビゲーション装置14について説明する。
図2は本発明の実施の形態におけるナビゲーション装置を説明する図である。
図に示されるように、ナビゲーション装置14は、車両の位置、すなわち、自車位置を表す現在地等を検出する現在地検出部としてのGPSセンサ15、各種のデータが記録されたデータ記録部16、入力された情報に基づいて、各種の演算処理を行うナビゲーション処理部17、自車方位を検出する方位検出部としての方位センサ18、第1の入力部としての操作部34、操作者に各種の情報を通知する第1の通知部としての表示部35、第2の入力部としての音声入力部36、操作者に各種の情報を通知する第2の通知部としての音声出力部37及び通信部38を有し、前記ナビゲーション処理部17に車速センサ39が接続される。
前記ナビゲーション処理部17は、ナビゲーション装置14の全体の制御を行う演算装置及び制御装置としてのCPU31、並びに該CPU31が各種の演算処理を行うに当たってワーキングメモリとして使用されるRAM32、制御用のプログラムのほか、目的地までの経路の探索、経路案内、特定区間の決定等を行うための各種のプログラムが記録されたROM33、パソコン69(図1)から転送されたデータを記録するためのデータベース用の記録媒体としての図示されないフラッシュメモリ等の内部記憶装置を備える。なお、前記RAM32、ROM33、フラッシュメモリ等として半導体メモリ、磁気コア等が使用される。そして、演算装置及び制御装置としてCPU31に代えてMPU等を使用することもできる。
前記データ記録部16は、記録媒体及び外部記憶装置としての図示されないハードディスクをセットすることができるようになっていて、該ハードディスクに記録された所定のプログラム、データ等を読み出したり、前記ハードディスクに所定のデータを書き込んだりするためのドライバとしての図示されない記録ヘッドを備える。
本実施の形態においては、記録媒体及び外部記憶装置としてハードディスクが使用されるが、該ハードディスクに代えてフレキシブルディスク等の磁気ディスクを使用したり、メモリカード、磁気テープ、磁気ドラム、CD、MD、DVD、光ディスク、MO、ICカード、光カード等を使用したりすることもできる。
そして、本実施の形態においては、前記ROM33に各種のプログラムが記録され、前記データ記録部16に各種のデータが記録されるようになっているが、プログラム、データ等をハードディスクに記録したり、該ハードディスクからプログラム、データ等を読み出して前記フラッシュメモリに書き込んだりすることもできる。したがって、ハードディスクを交換することによって前記プログラム、データ等を更新することができる。また、車両に搭載された図示されない自動変速機の制御を行うために自動変速機制御装置が搭載されている場合には、自動変速機制御装置の制御用のプログラム、データ等も前記外部記憶装置に記録することができる。
前記操作部34は、走行開始時の現在地を修正したり、案内開始地点としての出発地及び案内終了地点としての目的地を入力したり、通信部38を操作したりするためのものであり、各種のキー、スイッチ、ボタン等の図示されない操作スイッチから成る。また、操作部34として、キーボード、マウス、バーコードリーダ、遠隔操作用のリモートコントロール装置、ジョイスティック、ライトペン、スタイラスペン等を使用することもできる。さらに、操作部34を前記表示部35の図示されないディスプレイに形成された表示画面に画像で表示された各種のキー、スイッチ、ボタン等の操作スイッチによって構成することもできる。その場合、該操作スイッチをタッチすることによって入力を行う。
そして、前記ディスプレイに形成された表示画面には、操作案内、操作メニュー、キーの案内、現在地から目的地までの探索経路、該探索経路に沿った案内情報のほかに、非案内情報としての前記一般情報等が表示される。前記表示部35としては、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ等のディスプレイを使用したり、車両のフロントガラスにホログラムを投影するホログラム装置等を使用したりすることができる。
また、音声入力部36は、図示されないマイクロホン等によって構成され、音声によって必要な情報を入力することができる。さらに、音声出力部37は、図示されない音声合成装置及びスピーカを備え、音声出力部37から、前記探索経路、案内情報等が、例えば、音声合成装置によって合成された音声で音声出力される。なお、音声合成装置によって合成された音声のほかに、各種の音、あらかじめテープ、メモリ等に録音された各種の案内情報等を音声出力することもできる。
そして、前記通信部38は、前記交通情報送信センタから送信された交通情報を、道路に沿って配設された図示されない電波ビーコン装置、光ビーコン装置等を介して電波ビーコン、光ビーコン等として受信する第1の受信装置としての図示されないビーコンレシーバ、前記交通情報のほかに、ニュース、天気予報等の報知情報から成るFM多重情報を、FM放送局を介してFM多重放送として受信する第2の受信装置としての図示されないFM受信機等を備える。前記ビーコンレシーバ及びFM受信機は、ユニット化されてVICSレシーバとして配設されるようになっているが、別々に配設することもできる。
また、通信部38は、GPSセンサ15の検出誤差を検出するD−GPS情報等の各種のデータを受信することもできる。なお、前記電波ビーコン、光ビーコン等に基づいて位置情報を受信し、現在地を検出することもでき、その場合、前記ビーコンレシーバは、現在地検出部として機能する。
そして、ナビゲーション装置14とパソコン69とは、双方向の通信を行うことができるように無線LANによって接続され、そのために、前述されたように前記通信部75にアクセスポイントが配設されるとともに、前記通信部38にPCMCIAスロット、PCカードスロット等の図示されないスロットが形成され、該スロットに無線カードが挿入される。なお、本実施の形態においては、ナビゲーション装置14とパソコン69とは無線LANによって接続されるようになっているが、他の実施の形態においては、ナビゲーション装置14とパソコン69とが有線LANによって接続される。その場合、前記通信部75に図示されないハブが配設され、該ハブと通信部38とがケーブルによって着脱自在に連結される。
次に、出発地から目的地までの経路を探索する際のナビゲーションシステムの動作(以下「経路探索動作」という。)について説明する。
図3は本発明の実施の形態におけるパソコン側の経路探索動作を示すフローチャート、図4は本発明の実施の形態における情報センタ側の経路探索動作を示すフローチャートである。
まず、パソコン69(図1)において、操作者が、操作部73を操作して、情報センタ45における目的地設定用ウェブにアクセスすると、情報センタ45において、WEBサーバ54の図示されない送信処理手段は、送信処理を行い、操作者に認証データを要求する。そして、パソコン69において、情報センタ45から認証データの要求がされると、CPU71の図示されない送信処理手段は、送信処理を行い、情報センタ45に認証データを送信する。
次に、前記情報センタ45において、認証データを受信すると、WEBサーバ54の図示されない認証処理手段は、認証処理を行い、認証データが正しいかどうかを判断し、認証データが正しいと、WEBサーバ54の前記送信処理手段は、パソコン69に、認証を送信するとともに、目的地設定用のウェブ画面を送信する。続いて、パソコン69において、情報センタ45から認証が送信されると、前記CPU71の図示されない表示処理手段は、表示処理を行い、送信されてきた目的地設定用のウェブ画面を表示部72に形成する。
次に、パソコン69において、操作者が、操作部73を操作し、目的地設定用のウェブ画面において目的地を入力すると、CPU71の前記送信処理手段は、入力された目的地を情報センタ45に送信する。そして、情報センタ45において、目的地を受信すると、経路探索サーバ53の図示されない目的地検索処理手段は、目的地検索処理を行い、探索データデータベース63を参照し、探索データに基づいて目的地を検索し、続いて、経路探索サーバ53の図示されない送信処理手段は、検索結果をパソコン69に送信する。
そして、パソコン69において、目的地を受信すると、CPU71の前記表示処理手段は、受信した目的地を前記目的地設定用のウェブ画面に表示し、操作者が操作部73を操作して受信した目的地を選択すると、CPU71の図示されない目的地決定処理手段は、目的地決定処理を行い、選択された目的地を決定し、CPU71の前記送信処理手段は、決定された目的地を情報センタ45に送信する。
続いて、情報センタ45において、決定された目的地を受信すると、経路探索サーバ53の図示されない経路探索処理手段は、経路探索処理を行い、探索データデータベース63を参照し、前記探索データに基づいて、パソコン69が設置された箇所、例えば、操作者の自宅を出発地とし、出発地から決定された目的地までの経路を探索する。なお、操作者は、必要に応じて自宅と異なる箇所を出発地として入力することもできる。この場合、経路探索サーバ53の前記経路探索処理手段は、必要に応じて、統計データデータベースを参照し、統計データを考慮して経路を探索したり、交通情報送信センタから送信された交通情報を考慮して経路を探索したりすることができる。
また、探索経路は、複数の移動手段を利用して移動することができるように、徒歩で移動する領域、車両で移動する領域、各種の公共交通機関で移動する領域等から成る。
次に、経路探索サーバ53の前記経路探索処理手段は、前記探索データに基づいて、出発地から目的地までの旅行時間を算出する。この場合、該旅行時間は、各移動手段ごとに算出され、徒歩で移動する旅行時間、車両で移動する旅行時間、各種の公共交通機関で移動する旅行時間等から成る。
続いて、情報センタ45において、経路探索サーバ53の送信処理手段は、探索結果をパソコン69に送信する。前記探索結果は、探索経路を表す経路データ、探索経路の周辺の地図を表す地図データ、探索経路を音声出力するための音声出力データ等から成り、前記案内情報を構成する経路案内データとして送信される。
そして、パソコン69において、探索結果が受信されると、CPU71の前記表示処理手段は、表示部72に地図画面を形成し、該地図画面に探索経路を表示する。操作者が表示された探索経路を選択すると、CPU71の図示されない確定処理手段は、確定処理を行い、選択された探索経路を確定し、情報センタ45に通知する。なお、このとき、CPU71の図示されない記録処理手段は、記録処理を行い、探索経路を経路案内データとして記録装置74に記録する。
次に、情報センタ45において、データ保存サーバ56の図示されない記録処理手段は、記録処理を行い、パソコン69から確定を受信すると、確定された探索経路を経路案内データとして個人用データデータベース64に記録する。
このようにして、探索経路が確定され、経路案内データが記録装置74に記録されると、所定のタイミング、例えば、車両のイグニッションキーがオンにされたタイミングで、CPU71の前記送信処理手段は、記録装置74から経路案内データを読み出し、ナビゲーション装置14に送信する。したがって、ナビゲーション装置14において、前記経路案内データを受信し、該経路案内データに従って、表示部35(図2)に形成された地図画面に探索経路を案内したり、探索経路を音声出力したりすることができる。
次に、図3のフローチャートについて説明する。
ステップS1 目的地設定用ウェブにアクセスする。
ステップS2 認証データの要求がされたかどうかを判断する。認証データの要求がされた場合はステップS3に、されていない場合はステップS4に進む。
ステップS3 認証データを送信する。
ステップS4 認証が送信されたかどうかを判断する。認証が送信された場合はステップS5に進み、送信されていない場合はステップS2に戻る。
ステップS5 目的地設定用のウェブ画面を形成する。
ステップS6 目的地を入力する。
ステップS7 目的地を送信する。
ステップS8 検索結果を受信するのを待機し、検索結果を受信するとステップS9に進む。
ステップS9 目的地を決定し、送信する。
ステップS10 探索結果を受信するのを待機し、探索結果を受信するとステップS11に進む。
ステップS11 探索経路を表示する。
ステップS12 探索経路を確定し、処理を終了する。
次に、図4のフローチャートについて説明する。
ステップS21 目的地設定用ウェブへのアクセスがあるのを待機し、目的地設定用ウェブへのアクセスがあるとステップS22に進む。
ステップS22 認証データを要求する。
ステップS23 認証データを受信するのを待機し、認証データを受信するとステップS24に進む。
ステップS24 認証データが正しいかどうかを判断する。認証データが正しい場合はステップS25に進み、正しくない場合はステップS22に戻る。
ステップS25 認証を送信する。
ステップS26 目的地設定用のウェブ画面を送信する。
ステップS27 目的地を受信するのを待機し、目的地を受信するとステップS28に進む。
ステップS28 目的地検索処理を行う。
ステップS29 検索結果を送信する。
ステップS30 決定された目的地を受信したかどうかを判断する。決定された目的地を受信した場合はステップS31に進み、受信していない場合はステップS29に戻る。
ステップS31 経路探索処理を行う。
ステップS32 旅行時間を算出する。
ステップS33 探索結果を送信する。
ステップS34 確定を受信するのを待機し、確定を受信するとステップS35に進む。
ステップS35 確定された探索経路を記録し、処理を終了する。
ところで、本実施の形態においては、操作者が、パソコン69において情報センタ45に対して経路の探索を要求するとともに、各種の一般情報の提供を要求すると、情報センタ45は探索結果に対応させて前記一般情報を操作者に提供するようになっている。そこで、前記ナビゲーションシステムを情報提供システムとして使用し、操作者が、前記探索経路に沿って移動する際に、前記一般情報のうちの、例えば、ニュースを取得しようとする際の情報提供システムの動作について説明する。
この場合、前述されたように、パソコン69において、探索結果を確定した後、再び操作者が操作部73を操作することによって、所定の画面においてニュースの配信を要求することができるが、前記表示部72に形成された目的地設定用のウェブ画面において同時にニュースの配信を要求することもできる。また、出発地から目的地まで移動している間に、前記ナビゲーション装置14の操作部34を操作したり、携帯電話13の操作部23を操作したりすることによって、ニュースの配信を要求することもできる。
そして、ニュースの配信が要求されると、情報センタ45において、データ保存サーバ56の図示されない送信データ作成処理手段は、送信データ作成処理を行い、前記各移動手段ごとの領域から成る探索経路に基づいて操作者にニュースを提供するための一般情報用のデータである送信データ、本実施の形態においては、ニュースデータを作成する。
次に、前記送信データ作成処理手段の動作について説明する。
図5は本発明の実施の形態における送信データ作成処理手段の動作を示すフローチャートである。
まず、前記送信データ作成処理手段の探索結果取得処理手段は、探索結果取得処理を行い、前記個人用データデータベース64(図1)から探索経路を取得する。この場合、探索経路を取得するために、経路案内データの全体を読み出す必要はなく、出発地から目的地までの間の、各移動手段ごとの旅行時間を算出するのに必要なデータだけを読み出せばよい。
次に、前記送信データ作成処理手段の経路判定処理手段は、経路判定処理を行い、前記探索経路に、所定の移動手段、本実施の形態においては、車両で移動する領域が有るかどうかを判断し、車両で移動する領域が有る場合、車両で移動する旅行時間が第1の閾値(例えば、30分)以上であるかどうかを判断する。そして、車両で移動する旅行時間が第1の閾値以上である場合、前記送信データ作成処理手段のデータ送信判定処理手段は、データ送信判定処理を行い、車両に対応する端末装置にニュースデータを送信すると判定し、前記送信データ作成処理手段のデータ作成処理手段は、データ作成処理を行い、車両用のニュースデータを、ナビゲーション装置14に適したデータ形式で、所定の言語、例えば、NML(Navigation Point Markup Language)で作成する。そして、データ保存サーバ56の前記記録処理手段は、作成されたニュースデータを個人用データデータベース64に記録する。また、車両で移動する旅行時間が第1の閾値より短い場合、前記データ送信判定処理手段は、車両に対応する端末装置にニュースデータを送信しないと判定し、前記データ作成処理手段は、車両用のニュースデータを作成しない。
続いて、前記経路判定処理手段は、前記探索経路に、他の移動手段、本実施の形態においては、公共交通機関で移動する領域が有るかどうかを判断し、公共交通機関で移動する領域が有る場合、公共交通機関で移動する旅行時間が第2の閾値(例えば、10分)以上であるかどうかを判断する。そして、公共交通機関で移動する旅行時間が第2の閾値以上である場合、前記データ送信判定処理手段は、公共交通機関に対応する端末装置にニュースデータを送信すると判定し、前記データ作成処理手段は、携帯電話13用のニュースデータを、携帯電話13に適したデータ形式で、所定の言語、例えば、HTML(Hyper Text Point Markup Language)で作成する。そして、前記記録処理手段は、作成されたニュースデータを個人用データデータベース64に記録する。また、公共交通機関で移動する旅行時間が第2の閾値より短い場合、前記データ送信判定処理手段は、公共交通機関に対応する端末装置にニュースデータを送信しないと判定し、前記データ作成処理手段は、携帯電話13用のニュースデータを作成しない。
本実施の形態においては、各移動手段に対応させて端末装置が設定され、徒歩、公共交通機関等に対応させて携帯電話13が、車両に対応させてナビゲーション装置14が設定される。なお、ニュースデータを作成するに当たり、前記データ作成処理手段の再生時間設定処理手段は、再生時間設定処理を行い、前記各移動手段ごとの旅行時間に基づいて、ニュースデータを再生するための時間、すなわち、再生時間を算出して設定し、前記データ作成処理手段のデータサイズ算出処理手段は、データサイズ算出処理を行い、前記再生時間に基づいて再生可能なニュースデータのデータサイズを算出し、前記データ作成処理手段のデータ選択処理手段は、データ選択処理を行い、前記データサイズに基づいて作成するニュースデータを選択する。そして、ニュースデータを再生するのに必要な時間、すなわち、再生所要時間が各移動手段ごとの旅行時間内に十分に収まるように、ニュースデータが選択される。
このように、所定の移動手段で移動する旅行時間が閾値以上である場合にだけニュースデータを作成するようになっているので、例えば、道路の渋滞状況等の変化によって旅行時間が短くなっても、ニュースデータを再生するための時間を十分に確保することができる。また、移動手段の切替りのタイミングの前後にニュースデータが送信されることがなくなるので、例えば、表示部35(図2)に形成された地図画面に切替りの案内がされても、ニュースデータを表示する情報通知画面と干渉することがなくなる。
したがって、操作者は、確実にニュースデータを取得することができる。
本実施の形態においては、前記情報センタ45において経路探索処理が行われるので、前記データ作成処理手段は個人用データデータベース64から探索経路を取得するようにしているが、例えば、ナビゲーション装置14において経路探索処理が行われる場合には、前記データ作成処理手段はナビゲーション装置14から探索経路を取得する。その場合、ナビゲーション装置14において、出発地及び目的地の設定が行われるが、出発地として、自宅を設定することができるだけでなく、GPSセンサ15によって検出された現在地を設定することもできる。
また、本実施の形態において、前記第1、第2の閾値は異ならせてあるが、前記第1、第2の閾値を等しくすることもできる。
次に、図5のフローチャートについて説明する。
ステップS41 探索経路を取得する。
ステップS42 車両で移動する領域が有るかどうかを判断する。車両で移動する領域が有る場合はステップS43に、ない場合はステップS45に進む。
ステップS43 車両で移動する旅行時間が第1の閾値以上であるかどうかを判断する。車両で移動する旅行時間が第1の閾値以上である場合はステップS44に、車両で移動する旅行時間が第1の閾値より小さい場合はステップS45に進む。
ステップS44 車両用のニュースデータを作成する。
ステップS45 公共交通機関で移動する領域が有るかどうかを判断する。公共交通機関で移動する領域が有る場合はステップS46に進み、ない場合は処理を終了する。
ステップS46 公共交通機関で移動する旅行時間が第2の閾値以上であるかどうかを判断する。公共交通機関で移動する旅行時間が第2の閾値以上である場合はステップS47に進み、公共交通機関で移動する旅行時間が第2の閾値より小さい場合は処理を終了する。
ステップS47 携帯電話13用のニュースデータを作成し、処理を終了する。
次に、出発地から目的地までの探索経路を車両だけで移動する場合に、ニュースデータを再生する際の情報提供システムの動作(以下「再生動作」という。)について説明する。
図6は本発明の実施の形態におけるナビゲーション装置側の第1の再生動作を示すフローチャート、図7は本発明の実施の形態における情報センタ側の第1の再生動作を示すフローチャートである。
まず、操作者である運転者が、ナビゲーション起動スイッチである車両のイグニッションスイッチをオンにしてナビゲーション装置14(図1)を起動すると、該ナビゲーション装置14において、CPU31(図2)の図示されない送信処理手段は、情報センタ45にニュースデータの有無の確認を要求する。
情報センタ45において、ナビゲーション装置14からニュースデータの有無の確認が要求されると、データ保存サーバ56は個人用データデータベース64を参照し、個人用データデータベース64に作成されたニュースデータが記録されているかどうか、すなわち、送信可能なニュースデータが有るかどうかを判断し、ニュースデータの有無をナビゲーション装置14に送信する。続いて、データ保存サーバ56の図示されない送信処理手段は、送信処理を行い、個人用データデータベース64から前記ニュースデータを読み出し、ナビゲーション装置14に送信する。
そして、ナビゲーション装置14において、CPU31の図示されない情報通知処理手段は、情報通知処理を行い、情報センタ45から送信可能なニュースデータが有るかどうかを判断し、ニュースデータが有る場合、ニュースデータを受信し、読み取り、通知する。なお、この場合、前記情報通知処理手段は、表示部35に情報通知画面を形成し、該情報通知画面にニュースデータを表示して、運転者に通知する。また、前記情報通知処理手段は、必要に応じて音声出力部37によってニュースデータを音声出力して、運転者に通知する。
次に、図6のフローチャートについて説明する。
ステップS51 イグニッションスイッチをオンにする。
ステップS52 ニュースデータの有無の確認を要求する。
ステップS53 ニュースデータが有るかどうかを判断する。ニュースデータが有る場合はステップS54に進み、ない場合は処理を終了する。
ステップS54 ニュースデータを受信する。
ステップS55 ニュースデータを読み取る。
ステップS56 ニュースデータを通知し、処理を終了する。
次に、図7のフローチャートについて説明する。
ステップS61 ニュースデータの有無の確認が要求されたかどうかを判断する。ニュースデータの有無の確認が要求された場合はステップS62に進み、要求されていない場合は処理を終了する。
ステップS62 ニュースデータの有無を送信する。
ステップS63 ニュースデータを送信し、処理を終了する。
続いて、出発地から目的地までの探索経路を車両及び公共交通機関で移動する場合の各ニュースデータの再生動作について説明する。この場合、まず、車両で移動し、続いて公共交通機関で移動する。
図8は本発明の実施の形態におけるナビゲーション装置側の第2の再生動作を示すフローチャート、図9は本発明の実施の形態における情報センタ側の第2の再生動作を示すフローチャート、図10は本発明の実施の形態における携帯電話側の第2の再生動作を示すフローチャートである。
まず、操作者である運転者が、ナビゲーション起動スイッチである車両のイグニッションスイッチをオンにしてナビゲーション装置14(図1)を起動すると、該ナビゲーション装置14において、CPU31(図2)の前記送信処理手段は、情報センタ45にニュースデータの有無の確認を要求する。
情報センタ45において、ナビゲーション装置14からニュースデータの有無の確認が要求されると、データ保存サーバ56は、現在の時刻を保存するとともに、個人用データデータベース64を参照し、該個人用データデータベース64に送信可能なニュースデータが有るかどうかを判断し、ニュースデータの有無をナビゲーション装置14に送信する。続いて、データ保存サーバ56の前記送信処理手段は、個人用データデータベース64から前記ニュースデータを読み出し、ナビゲーション装置14に送信する。
そして、ナビゲーション装置14において、CPU31の前記情報通知処理手段は、情報センタ45から送信可能なニュースデータが有るかどうかを判断し、ニュースデータが有る場合、ニュースデータを受信し、読み取り、通知する。なお、この場合、前記情報通知処理手段は、表示部35に情報通知画面を形成し、該情報通知画面にニュースデータを表示して、運転者に通知する。また、前記情報通知処理手段は、必要に応じて音声出力部37によってニュースデータを音声出力して、運転者に通知する。
また、前記情報センタ45において、データ保存サーバ56の図示されない到着予想時刻算出処理手段は、到着予想時刻算出処理を行い、経路案内データ、交通情報、車速等に基づいて、現在の移動手段、この場合、車両で移動している領域の終点に到着する到着予想時刻を算出する。そして、データ保存サーバ56の前記送信処理手段は、送信先の変更条件が成立したかどうかを、現在の時刻が到着予想時刻より設定時間だけ前になったかどうかによって判断し、現在の時刻が到着予想時刻より設定時間だけ前になり、送信先の変更条件が成立すると、個人用データデータベース64からニュースデータを読み出し、携帯電話13に送信する。
したがって、現在の移動手段で移動している領域の終点に到達する直前に、現在の移動手段に対応する端末装置にニュースデータが送信され続けることがなくなるので、操作者はニュースデータを確実に取得することができる。
そして、携帯電話13において、CPU21の図示されない情報通知処理手段は、情報通知処理を行い、ニュースデータを受信し、読み取り、通知する。なお、この場合、前記情報通知処理手段は、表示部22に情報通知画面を形成し、該情報通知画面にニュースデータを表示して、操作者に通知する。また、前記情報通知処理手段は、必要に応じて図示されない音声出力部によってニュースデータを音声出力して、操作者に通知する。
次に、図8のフローチャートについて説明する。
ステップS71 イグニッションスイッチをオンにする。
ステップS72 ニュースデータの有無の確認を要求する。
ステップS73 ニュースデータが有るかどうかを判断する。ニュースデータが有る場合はステップS74に進み、ない場合は処理を終了する。
ステップS74 ニュースデータを受信する。
ステップS75 ニュースデータを読み取る。
ステップS76 ニュースデータを通知し、処理を終了する。
次に、図9のフローチャートについて説明する。
ステップS81 ニュースデータの有無の確認が要求されたかどうかを判断する。ニュースデータの有無の確認が要求された場合はステップS82に、要求されていない場合はステップS85に進む。
ステップS82 現在の時刻を保存する。
ステップS83 ニュースデータの有無をナビゲーション装置14に送信する。
ステップS84 ニュースデータをナビゲーション装置14に送信する。
ステップS85 到着予想時刻を算出する。
ステップS86 現在の時刻が到着予想時刻より設定時間だけ前であるかどうかを判断する。現在の時刻が到着予想時刻より設定時間だけ前である場合はステップS87に進み、到着予想時刻より設定時間だけ前でない場合は処理を終了する。
ステップS87 ニュースデータを携帯電話13に送信し、処理を終了する。
次に、図10のフローチャートについて説明する。
ステップS91 ニュースデータを受信する。
ステップS92 ニュースデータを通知し、処理を終了する。
続いて、出発地から目的地までの探索経路を公共交通機関だけで移動する場合のニュースデータの再生動作について説明する。
図11は本発明の実施の形態における携帯電話側の第3の再生動作を示すフローチャート、図12は本発明の実施の形態における情報センタ側の第3の再生動作を示すフローチャートである。
この場合、情報センタ45(図1)において、データ保存サーバ56の前記送信処理手段は、個人用データデータベース64からニュースデータを読み出し、携帯電話13に送信すると、携帯電話13において、CPU21の前記情報通知処理手段は、情報通知処理を行い、ニュースデータを受信し、読み取り、通知する。
次に、図11のフローチャートについて説明する。
ステップS101 ニュースデータを受信する。
ステップS102 ニュースデータを通知し、処理を終了する。
次に、図12のフローチャートについて説明する。
ステップS111 ニュースデータを携帯電話13に送信し、処理を終了する。
このように、探索経路を構成する領域に沿って、移動手段に対応する端末装置にデータが送信されるので、情報を確実に提供することができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。