JP4302963B2 - 仮想コミュニケーションシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、予め定められた出力対象データを用いて、キャラクタとの仮想的な会話処理を実行する仮想コミュニケーション端末装置及びそれを含む仮想コミュニケーションシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機の機能が多様化しており、天気予報の情報をインターネットを介して取得し、表示するというような機能を提供するものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の携帯電話機における天気予報情報の利用態様は、天気予報自体の情報提供に限られており、その提供の方法も、対応する画像データを表示したり、音楽データを鳴動したりといったものに限られている。
【0004】
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、天気予報情報を仮想的な会話処理に利用し、娯楽性を向上できる仮想コミュニケーションシステム、仮想コミュニケーション端末装置、仮想コミュニケーションサービスの提供方法及びプログラムを提供することをその目的の一つとする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、仮想コミュニケーションシステムであって、複数の出力対象データの候補を、各天気予報情報に対応づけて記憶する出力対象データ記憶手段と、少なくとも一つの地域に関する天気予報情報を取得し、当該取得した天気予報情報を記憶する天気予報情報記憶手段と、前記記憶している、過去の天気に関する天気予報情報のうち、仮想コミュニケーション端末装置に関係する位置情報に対応する地域に関する天気予報情報に基づき、前記出力対象データの候補から少なくともいずれか一つを選択し、当該選択した出力対象データに基づき、仮想的な会話処理を実行する会話処理実行手段と、を有することを特徴とする。
【0006】
また、上記従来例の問題点を解決するための本発明は、サーバ側装置と、仮想コミュニケーション端末装置とを含む仮想コミュニケーションシステムであって、前記サーバ側装置は、複数の出力対象データの候補を、各天気予報情報に対応づけて記憶する出力対象データ記憶手段と、少なくとも一つの地域に関する天気予報情報を取得し、当該取得した天気予報情報を記憶する天気予報情報記憶手段と、前記記憶している、過去の天気に関する天気予報情報のうち、前記仮想コミュニケーション端末装置に関係する位置情報に対応する地域の天気予報情報に基づき、前記出力対象データの候補から少なくともいずれか一つを選択し、当該選択した出力対象データを前記仮想コミュニケーション端末装置に対して送信する送信手段と、を有し、前記仮想コミュニケーション端末装置は、前記サーバ側装置から送信される出力対象データを受信する手段と、前記受信した出力対象データに基づき、仮想的な会話処理を実行する会話処理実行手段と、を有することを特徴としている。これにより、天気予報情報が仮想的な会話処理に利用され、娯楽性を向上できる。
【0007】
ここで、前記天気予報情報には、予報の確度を表す確率データが含まれ、サーバ側装置の前記送信手段は、前記天気予報情報記憶手段に記憶されている、過去の天気に関する天気予報情報に含まれる確率データを参照し、当該確率データが所定の条件を満足している場合に、その天気予報情報に基づき、前記出力対象データ記憶手段に記憶されている出力対象データの候補から少なくともいずれか一つを選択し、当該選択した出力対象データを前記仮想コミュニケーション端末装置に対して送信することとしてもよい。これにより、天気予報情報の予想確率に応じた柔軟な会話処理が可能となって、娯楽性を向上できる。
【0008】
また、上記従来例の問題点を解決するための本発明は、仮想コミュニケーション端末装置と通信可能に設けられたサーバ側装置であって、複数の出力対象データの候補を、各天気予報情報に対応づけて記憶する出力対象データ記憶手段と、少なくとも一つの地域に関する天気予報情報を取得し、当該取得した天気予報情報を記憶する天気予報情報記憶手段と、前記記憶している、過去の天気に関する天気予報情報のうち、前記仮想コミュニケーション端末装置に関係する位置情報に対応する地域に関する天気予報情報に基づき、前記出力対象データの候補から少なくともいずれか一つを選択し、当該選択した出力対象データを前記仮想コミュニケーション端末装置に対して送信する送信手段と、を有し、前記仮想コミュニケーション端末装置に、当該選択された出力対象データに基づく仮想的な会話処理を行わせることを特徴としている。
【0009】
ここで前記天気予報情報には、予報の確度を表す確率データが含まれ、前記送信手段は、前記天気予報情報記憶手段に記憶されている、過去の天気に関する天気予報情報に含まれる確率データを参照し、当該確率データが所定の条件を満足している場合に、その天気予報情報に基づき、前記出力対象データ記憶手段に記憶されている出力対象データの候補から少なくともいずれか一つを選択し、当該選択した出力対象データを前記仮想コミュニケーション端末装置に対して送信することとしてもよい。
【0010】
さらに、上記従来例の問題点を解決するための本発明は、仮想コミュニケーション端末装置であって、当該装置自身の現在位置又は予め設定された位置に関する情報に基づいて、天気予報情報を取得し、当該取得した天気予報情報を記憶する天気予報情報記憶手段と、前記記憶している過去の天気に関する天気予報情報に基づいて、出力対象データの候補から少なくともいずれか一つを選択し、当該選択した出力対象データに基づき、仮想的な会話処理を実行する会話処理実行手段と、を有することを特徴としている。
【0011】
ここで、前記天気予報情報には、予報の確度を表す確率データを含み、前記会話処理実行手段は、前記記憶している過去の天気予報情報に含まれる確率データを参照し、当該確率データが所定の条件を満足している場合に、その天気予報情報に基づき、前記出力対象データの候補から少なくともいずれか一つを選択し、当該選択した出力対象データに基づき、仮想的な会話処理を実行することとしてもよい。
【0012】
さらに、上記従来例の問題点を解決するための本発明は、仮想コミュニケーション端末装置と通信可能に設けられたサーバ側装置を用いた仮想コミュニケーションサービスの提供方法であって、複数の出力対象データの候補を、各天気予報情報に対応づけて出力対象データ記憶手段に記憶させるステップと、少なくとも一つの地域に関する天気予報情報を取得し、当該取得した天気予報情報を天気予報情報記憶手段に記憶させるステップと、前記記憶している、過去の天気に関する天気予報情報のうち、前記仮想コミュニケーション端末装置に関係する位置情報に対応する地域の天気予報情報に基づき、前記出力対象データの候補から少なくともいずれか一つを選択し、当該選択した出力対象データを前記仮想コミュニケーション端末装置に対して送信するステップと、を含み、前記仮想コミュニケーション端末装置に、当該選択された出力対象データに基づく仮想的な会話処理を行わせることを特徴としている。
【0013】
さらに、上記従来例の問題点を解決するための本発明は、仮想コミュニケーション端末装置と通信可能に設けられたサーバ側装置によって実行されるプログラムであって、複数の出力対象データの候補を、各天気予報情報に対応づけて出力対象データ記憶手段に記憶させる手順と、少なくとも一つの地域に関する天気予報情報を取得し、当該取得した天気予報情報を天気予報情報記憶手段に記憶させる手順と、前記記憶している、過去の天気に関する天気予報情報のうち、前記仮想コミュニケーション端末装置に関係する位置情報に対応する地域に関する天気予報情報に基づき、前記出力対象データの候補から少なくともいずれか一つを選択し、当該選択した出力対象データを前記仮想コミュニケーション端末装置に対して送信する手順とを前記サーバ側装置に実行させ、前記仮想コミュニケーション端末装置に、当該選択された出力対象データに基づく仮想的な会話処理を行わせることを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本発明の実施の形態に係る仮想コミュニケーション端末装置は、例えば携帯電話機として実現される。以下、携帯電話機として実現した例について説明するが、他の電子機器、例えば携帯端末(PDA)や、パーソナルコンピュータ、テレビなどの家電製品等を用いても、本発明の仮想コミュニケーション端末装置を実現できる。
【0015】
本実施の形態の仮想コミュニケーション端末装置は、仮想的なキャラクタがメッセージをユーザに伝達するといったもので、あたかも秘書のようにユーザの生活をナビゲートするものである。例えば、朝起こす、時刻を知らせる、天候を知らせる、暇つぶしの相手をする、といった機能を仮想的な会話という表現形態で提供する。
【0016】
本実施の形態の仮想コミュニケーション端末装置1は、図1に示すように、ネットワーク(携帯電話回線網やパケット交換網等を含む)を介してサーバ側装置2に接続されており、制御部11と、記憶部12と、通信制御部13と、表示部14と、音声鳴動部15と、操作部16と、カレンダ/時計部17と、タイマ部18とを含んで構成されている。
【0017】
制御部11は、記憶部12に格納されたプログラムに従って動作しており、各種の機能を実現する。また、この制御部11は、種々のデータをネットワークを介してサーバ側装置2から取得して、記憶部12に格納し、必要に応じてこれを読み出してユーザに提示する。この制御部11は、さらに、通常の携帯電話機としての処理(発呼、着呼の処理や、通話に関する処理)も行うが、ここでは本発明に関係する処理について主に説明する。この制御部11の各処理についての詳細は、後に述べる。
【0018】
記憶部12は、制御部11によって実行されるプログラムを格納している、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。このプログラムは、例えばサーバ側装置2からダウンロードされて記憶部12に格納される。または、何らかの記憶素子(例えばスマートメディア(商標)など)のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体から複写されて格納されてもよい。この記憶部12は、制御部11のワークメモリとしても動作する。
【0019】
本実施の形態においては、この記憶部12に、図2に示すように、ユーザ情報(名前、誕生日、趣味を特定するデータ等)(A)と、評価値のデータ(B)とが基本的に格納されている。このうち、評価値のデータ(B)は、ユーザのアクセス回数などに応じて決められる値であり、例えば「1」から「7」までの7段階で評価される。
【0020】
通信制御部13は、制御部11から入力される発呼の指示に従って、携帯電話回線網を介して相手側を発呼する。また、携帯電話回線網を介して着信要求が到来すると、制御部11にこれを伝達する。さらに制御部11から着呼の指示があると着信要求に応答して着呼の処理を行う。この通信制御部13は、さらに、制御部11からサーバ側装置2に対してデータを送信するべき旨の指示を受けると、パケット交換網等を介して当該指示に係るデータを送信する。また、パケット交換網等を介して到来したデータを受信して、制御部11に出力する。
【0021】
表示部14は、液晶ディスプレイ等であり、制御部11から入力される指示に従って情報を表示してユーザに提示する。音声鳴動部15は、制御部11から入力される指示に従って、音声(ブザーやメロディ音、音声合成されたメッセージ音などを含む)を出力する。
【0022】
操作部16は、テンキー及び「#」等のキーを含むキーパッドや、カーソル等を移動するための十字キー、ホイール等であり、ユーザの操作を受け入れて、当該ユーザの操作内容を制御部11に出力する。カレンダ/時計部17は、現在時刻を計時しており、制御部11から入力される指示に応じて、現在時刻の情報を制御部11に出力する。タイマ部18は、制御部11から入力される指示に従って、タイマをスタート、及びストップし、スタートされてからストップされるまでの時間を表す情報を制御部11に出力する。また、このタイマ部18は、制御部11から入力される参照の指示に応じて、スタートされてから現在までの時間を表す情報を出力する。
【0023】
サーバ側装置2は、具体的には一般的なサーバコンピュータである。このサーバ側装置2は、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、カレンダ/時計部24とを含んでなる。
【0024】
制御部21は、記憶部22に格納されているプログラムに従って動作しており、次のような処理を行う。すなわち制御部21は、通信部23を介して、ネットワークに接続されている仮想コミュニケーション端末装置1としての携帯電話機から情報の取得元となるサーバのURL(Uniform Resource Locators)の通知を受け取り、通信部23を介して当該URLに係るネットワーク上のウェブサーバ(不図示)から情報を取得し、仮想コミュニケーション端末装置1に送信する処理を行う。また、この制御部21は天気予報情報を取得して記憶部22に格納し、当該天気予報情報を利用して選択した出力対象データを仮想コミュニケーション端末装置1側に送信して、仮想コミュニケーション端末装置1側でこれを表示させるといった処理を行うが、この制御部21の処理については、後に詳しく述べる。
【0025】
記憶部22は、制御部21によって実行されるプログラムを格納している。また、この記憶部22は、ユーザの認証情報及び設定情報を格納している。具体的に、これらの情報は、図3に示すように、ユーザの認証情報(P)と、設定情報(S)とを含む。認証情報(P)には、ユーザ名とパスワードとを含む。ここでユーザ名は、仮想コミュニケーション端末装置1としての携帯電話機の電話番号情報などであっても構わない。設定情報(S)は、ユーザが選択したキャラクタを特定するためのキャラクタ特定情報や、ユーザの居住地を特定する位置情報、ユーザから指定されたユーザの嗜好に関する嗜好情報等を含む。居住地を特定する位置情報は、例えば「東京都区内」といった地域の情報で構わない。また嗜好情報は例えば、好きな芸能人の名前や、興味のある分野(旅行・映画・読書等の趣味を表す情報)等である。
【0026】
また、この、記憶部22には、天気予報情報が格納されている。天気予報情報は、具体的には、図4に示すように、天気予報情報の予報域に関する位置情報ごとに、天気予報が予報する時刻(いつの天気か)の情報(予報天気日時情報)、天気情報(天気、気温、風向、風力、花粉量等)とが含まれている。
【0027】
本実施の形態では天気予報としては意味をなさなくなった、過去の天気に関する天気予報情報も記憶部22に保持される。つまり記憶部22には、現在日時から見て昨日の天気に関するもの(「昨日天気」と呼ぶ)、今日ではあるが既に過去又は現在の天気に関するもの(「本日過去天気」と呼ぶ)、今日これからの天気に関するもの(「本日将来天気」と呼ぶ)、明日以降の天気に関するもの(「将来天気」と呼ぶ)といった各時間帯の天気予報情報が保持されている。
【0028】
具体的に予報天気日時情報は、日付及び時刻からなる情報であってもよいし、図4に示したように、日付と時間帯を表すコードとを含んだ情報であってもよい。制御部21は、カレンダ/時計部24が計時している現在日時の情報と、予報天気日時情報とを比較して、記憶部22に格納されている天気予報情報のそれぞれが、「昨日天気」、「本日過去天気」、「本日将来天気」、「将来天気」のうちどの時間区分であるかを決定する。例えば予報天気日時情報が日付及び時刻からなる場合、現在日時と予報天気日時情報とを比較して、現在日時からみて日付が昨日のものとなっている予報天気日時情報に係る天気予報情報を「過去天気」とし、日付は本日であるが、時刻が過去、又は将来ではあるが所定時間(例えば1時間)未満だけ将来といった、いわば時刻が現在とみなせるもののいずれかである場合は、その予報天気日時情報に係る天気予報情報を「本日過去天気」、日付が本日のものであって、「本日過去天気」以外のものを「本日将来天気」、現在日時からみて、日付が明日以降となっているものを「将来天気」とする。
【0029】
また、予報天気日時情報が日付と時間帯を表すコードとを含んだ情報である場合、現在日時のうち、現在時刻の情報から時間帯を表すコードを生成し(時間帯とコードとを対応付けたテーブルを用いる等して生成できる)、現在日時からみて日付が昨日のものとなっている予報天気日時情報に係る天気予報情報を「過去天気」とし、日付は本日であるが、コードが過去のコード又は現在時刻と同じコードとなっている予報天気日時情報に係る天気予報情報を「本日過去天気」、日付が本日のものであって、「本日過去天気」以外のものを「本日将来天気」、現在日時からみて、日付が明日以降となっているものを「将来天気」とする。
【0030】
なお、このように天気予報情報を記憶しておかなくても、過去の天気情報を配信するウェブサイト(例えば気象庁のウェブサイト)から昨日天気に関する観測結果としての天気情報を取得すれば確実な天気情報が入手できる。しかしここでは天気予報情報を取得して会話処理に利用しているため、さらに過去の天気情報を別途入手すると通信コストが増大することに鑑みて、天気予報情報の有効利用を図ったのである。
【0031】
さらに、このサーバ側装置2の記憶部22には、アラーム付き時計機能等で用いられるメッセージのリスト(以下、「提示メッセージリスト」と呼ぶ)(C)と、キャラクタの行動予定データ(D)と、提示されるキャラクタの画像データ群(E)と、仮想コミュニケーション機能等で用いられる会話データ(F)とが保持されている。ここでキャラクタの画像データ群(E)は、そのキャラクタの表情別の画像データ(普通の表情、うっとりとした表情など)、感情を表した画像データ(笑った表情、怒った表情、眠たげな表情など)、動作状態を表す画像データ(就寝中、勉強中、テレビを観ているなど)を含む。ここで例えば就寝中に関する画像データは、さらに、自室で寝ている状態や、学校等で寝ている状態や、居間で寝ている状態といったように、その状態に合わせて複数用意されていてもよい。これらの画像データには、それぞれ固有の識別子が付されて格納される。またこの画像データは静止画でなくともよく、動画像であっても構わない。これらの提示メッセージリスト(C)、行動予定データ(D)、画像データ群(E)、会話データ(F)はキャラクタ特定情報に関連づけて、キャラクタ別に保持されている。
【0032】
また、提示メッセージリスト(C)にも、画像データと同様に、状況に合わせて「おはよう!」や「帰る時間だよ」といったようなメッセージデータが複数格納される。これらのメッセージデータにも、それぞれ固有の識別子が付される。
【0033】
会話データ(F)は、状況に合わせたキャラクタのメッセージデータと、それに対してユーザがすることのできる定型文データとを含む。例えば、「今日はよく勉強したぜ」というメッセージデータに対して、「がんばってたね」と「明日も…」と「寝てたくせに」といった定型文データとを関連づけたものである。なお、この会話データの定型文データには、さらに別の会話データ(F)へのポインタ(次に提示されるべき会話データの識別子)を関連づけておいてもよいし、その定型文データに係る定型文を選択したときに、仮想コミュニケーション装置1側で実行されるべきプログラムや、評価値の増減値などを関連づけておいてもよい。
【0034】
本実施の形態において特徴的なことの一つは、提示メッセージリスト(C)や会話データ(F)のうちに、出力対象データとして、天気予報情報に関連したものが含まれていることである(図5)。天気予報情報には、一般に天気(晴・曇・雨・雪などの別)、気温(最低・最高気温)、風向、風力等の各種別の情報要素が含まれているので、それぞれに応じて、例えば、図5(a)に示すように、天気予報情報のうち、天気の情報要素「雨」に対し、時間区分「昨日天気」、「本日過去天気」、「本日将来天気」、「将来天気」のうち、どれかに応じて、「午後から雨みたい。傘持っていったほうがいいかもよ。」(本日将来天気に対するもの)、「今日はうっとうしい天気だね。」(本日過去天気に対するもの)、「昨日の夜はすごい雨だったね。」(昨日天気)といったメッセージデータを含んだ会話データを関連づけておく。
【0035】
また、気温の情報要素について、例えば本日過去天気の「最低気温が摂氏30度以上」に対し、「昨日は寝苦しかったよ」(本日の未明に関する気温と考えられるため、「昨日」の夜からの寝苦しさに影響すると考えられるため)といったメッセージデータを含んだ会話データを関連づけておく。
【0036】
さらに天気予報情報に、予報の確度に関する情報が含まれている場合、当該確度に関する情報に関連づけてメッセージデータや会話データを保持しておくことが好適である。具体的に確度に関する情報として降水確率 (予報区内で一定時間内に1ミリ以上の雨または雪の降る確率の平均値(パーセント))を用いる場合、図5(b)に示すように、昨日天気に係る天気予報情報「雨」について、「40〜70%」の場合は、「昨日は雨に降られなかった?」、「70%〜100%」の場合は「昨日は降られたでしょう?」といったように設定しておく。なお、例えば「0〜40%」など予報の確度が低い場合に対しては天気とは関係のないメッセージデータを含む会話データを関連づけておく。これにより所定の条件(この場合は降水確率が40%以上との条件)を満足している場合に、天気予報情報に関係する会話データの選択が行われる。また「0〜40%」などの場合には会話データを関連づけないようにしておき、会話データがない場合には、天気予報情報とは関係のない会話データから乱数などによって会話データを選択する、通常の処理に戻ってもよい。このように確度の情報に関連づけた会話データを提供するようにしておくと、会話処理の現実性を向上できる。
【0037】
キャラクタの行動予定データ(D)は、例えばキャラクタが1日の間に行う行動予定を設定したもので、具体的には図6に示すように、時間帯情報と、その時間帯でキャラクタが行っている行動を表す情報と、その時間帯で提示されるべき画像データの識別子リスト及びメッセージデータの識別子リストとを関連づけたものである。提示メッセージリスト(C)及び行動予定データ(D)の具体的内容については、後に詳しく述べる。
【0038】
こうしたデータ、情報を記憶している記憶部22によって、本発明の出力対象データ記憶手段と、天気予報情報記憶手段とが実現される。
【0039】
通信部23は、制御部21から入力される指示に従って、ネットワークを介して当該指示に係る宛先に対してデータを送信する。またこの通信部23は、ネットワークを介して到来するデータを受信して制御部21に出力する。カレンダ/時計部24は、現在日時の情報を計時している。
【0040】
ここで、制御部21の具体的な処理の内容について、その機能ブロック図である図7を参照しながら説明する。制御部21の処理は、図7に示すように、認証部31と、出力対象データ記憶部32と、天気予報情報記憶部33と、選択部34と、送信部35とを含んで構成されている。
【0041】
認証部31は、仮想コミュニケーション端末装置1側からユーザ名及びパスワードといった認証情報と、ユーザの評価値データとともに、画像データやメッセージデータ又は会話データのダウンロードの要求を受信すると、当該受信した認証情報が記憶部22に保持されている認証情報(P)に一致するか否かを調べ、一致すれば、認証が完了した旨と、認証情報のうち、少なくともそのユーザ名と、受信した要求とを選択部34に出力する。
【0042】
出力対象データ記憶部32は、記憶部22のうち、提示メッセージリスト(C)と会話データ(F)とを格納している部分を含み、出力対象データとしてのメッセージデータを格納している。天気予報情報記憶部33は、制御部21と記憶部22とによって実現され、ネットワーク上で提供されている天気予報サービスのウェブサイトから、各地の天気予報の情報を取得し、当該取得した天気予報情報が対象としている予報がいつの時点の天気を予報するものであるかを表す情報(予報天気日時情報)とともに、天気予報情報を記憶部22に格納する処理を所定のタイミングで(例えば定期的に)行う。記憶部22には、天気予報情報が累積して格納され、過去の天気に係る天気予報情報もそのまま保持される。つまり、カレンダ/時計部24が計時する現在日時の情報が示す時点以前の予報天気日時情報に関連づけられた天気予報情報も、削除せずに保持する。尤も、制御部21は、カレンダ/時計部24が計時する現在日時の情報よりも所定期間(例えば2日)以上古い、予報天気日時情報に関連づけられ、選択部34にて選択されることのなくなった天気予報情報を記憶部22から削除するようにしてもよい。
【0043】
こうして記憶部22には、図4に示したように、過去から将来までのそれぞれの時点の予報天気日時情報に関連する天気予報情報が記憶されていることとなる。
【0044】
選択部34は、認証部31から認証が完了した旨と、ユーザ名を含む情報と、要求との入力を受けて、当該要求の内容を調べ、それが画像データやメッセージデータのダウンロードの要求であれば、そのユーザ名に関連づけて記憶部22に保持されている設定情報(S)を検索する。そして検索によって見いだされた設定情報(S)に含まれるキャラクタ特定情報を参照し、当該キャラクタ特定情報に関連づけて記憶部22に保持されている行動予定データ(D)を参照し、カレンダ/時計部24が計時する現在日時の情報から現在時刻の情報を取り出す。例えば画像データのダウンロードが要求されているときには、現在時刻において行動予定データ(D)に関連づけられている画像データのうち、ユーザの評価値データに基づいて決められる画像データを送信部35に出力する。
【0045】
また、この選択部34は、認証部31から認証が完了した旨、並びにユーザ名を含む情報とともに入力された要求が会話データ(F)の要求であれば、会話データ(F)を選択的に送信する処理を開始する。基本的には、選択部34は次のような処理を行っている。すなわち選択部34はまず、入力されたユーザ名に関連づけて記憶部22に保持されている設定情報(S)を検索する。そしてカレンダ/時計部24が計時している現在日時の情報を参照して、現在の時刻情報を取得する。
【0046】
そして検索によって見いだされた設定情報(S)に含まれるキャラクタ特定情報を参照し、当該キャラクタ特定情報に関連づけて記憶部22に保持されている行動予定データ(D)のうち、取得した時刻情報に対応する時間帯に対応する部分を参照し、当該参照した部分の行動予定データ(D)の内容に基づいて送信の対象となる画像データ(E)群及びメッセージデータ群(C)を取得する。さらに選択部34は、こうして取得された画像データ群とメッセージデータ群のうち、いずれかの画像データとメッセージデータとを仮想コミュニケーション端末装置1側から取得した当該ユーザの評価値のデータ(B)に基づいて選択して送信部35に出力する。
【0047】
また選択部34は、会話データ(F)の要求があった場合に、乱数が予め定めた値以上であるか等、所定の条件が満足されているときには、送信する会話データ(F)として天気予報情報に関連する会話データ(F)を選択する。すなわち、この場合の選択部34は、会話データの要求した仮想コミュニケーション端末装置1の現在位置に関する位置情報(又はそのユーザの所在地の位置情報でもよいが、ここでは現在位置に関するものを例として説明する)を取得する。そして、その取得した位置情報に係る天気予報情報を記憶部22から読み出す。
【0048】
選択部34は、記憶部22に格納されている過去から将来までのそれぞれの時点での天気予報情報のうちの一つを選択的に読み出す。この選択は、乱数等によって行うことができる。そして選択部34は、当該読み出した天気予報情報からさらに、メッセージデータの選択に用いる情報要素(天気、気温、風向、風力等)のいずれかを選択する。この選択も例えば乱数によって行うことができる。そして、選択的に読み出した情報要素について、その予報天気日時情報を調べるとともに、カレンダ/時計部24が計時している現在日時の情報を取得して、当該読み出した情報要素が、昨日天気、本日過去天気、本日将来天気、将来天気のどの時間区分の天気に係る天気予報情報かを判断する。そして当該読み出した情報要素と、対応する時間区分とに関連づけられたメッセージデータを、記憶部22に格納されている会話データ(F)のうちから検索し、当該検索によって見いだされたメッセージデータを含む会話データを選択して、送信部35に出力する。
【0049】
なお、選択部34は、仮想コミュニケーション端末装置1から特定の会話データ(F)の要求を受けていれば(特定の会話データ(F)のポインタが入力されていれば)、当該要求に係る会話データ(F)を選択して、送信部35に出力する。
【0050】
ここで、仮想コミュニケーション端末装置1の現在位置に関する情報は、例えば携帯電話機であれば、それが現在通信している基地局に関連する情報が要求に含まれているので、それを利用できる。また、仮想コミュニケーション端末装置1自身がGPS(Global Positioning System)等の位置情報を取得する手段を有し、当該手段によって取得された現在の位置情報を要求に含めるようにしても構わない。
【0051】
また、ここでは仮想コミュニケーション端末装置1の現在位置に関する位置情報としたが、現在位置でなく、仮想コミュニケーション端末装置1のユーザの設定情報に含まれている、ユーザの所在地に関する位置情報を用いてもよい。
【0052】
送信部35は、選択部34から入力された画像データやメッセージデータ、会話データ等を、要求元である仮想コミュニケーション端末装置1側に対して送信する。
【0053】
[選択部34の動作の変形例]
ここでは選択部34が、乱数等によって決定される所定の条件が満足されるときに天気予報情報を利用した会話データを送信するとして説明したが、行動予定データ(D)の中に、天気予報情報を利用した会話データを送信する時間帯を定めておいてもよい。この場合には、当該時間帯で参照するべき天気予報情報がどの時間区分のものであるかを併せて定めておいてもよい。例えば、午前7時頃においては将来(例えばその日の午後)の天気予報情報を参照すべきと定めておく。
【0054】
[制御部11の処理の内容]
次に、制御部11の処理の内容について説明する。本実施の形態においては、この制御部11によりアラーム付き時計機能と、仮想コミュニケーション機能とが基本的に実現される。以下、それぞれの機能を実現する処理について説明する。なお、これらの機能の提供を受ける前に、ユーザはサーバ側装置2に認証情報及び設定情報を登録しておく。
【0055】
[仮想コミュニケーション機能]
制御部11は、プログラムが起動されると、状況に応じた画像データやメッセージデータをサーバ側装置2からダウンロードして表示部14に表示する。ここで状況は、例えばサーバ側装置2のカレンダ/時計部24によって計時されている現在日時の情報により取得される、現在の時刻の情報と、サーバ側装置2で管理されている行動予定データ(D)と、仮想コミュニケーション端末装置1側に保持されている評価値のデータ(B)とによって決められる。
【0056】
具体的に例を挙げて説明すると、制御部11は、ユーザから仮想コミュニケーション機能の処理が起動されると、サーバ側装置2に対してユーザの情報と評価値のデータとを送信して画像データとメッセージデータのダウンロードを要求し、この要求に対してサーバ側装置2から送信される画像データとメッセージデータとをダウンロードして表示部14に表示する。これにより例えば、評価値のデータが「7」であるユーザに対してはにこやかな表情に描画されたキャラクタが提示され、評価値のデータが「1」であるユーザに対しては普通の表情に描画されたキャラクタが提示されるといった処理が可能になる。
【0057】
また制御部11は、ユーザから仮想的な会話処理を実行する指示が入力されると、通信制御部13を介してサーバ側装置2に対して会話データのダウンロードの要求を送信し、この要求に対してサーバ側装置2から送信される会話データを通信制御部13を介してダウンロードする。そして当該ダウンロードした会話データに含まれるメッセージデータと、定型文データに係る定型文とを表示部14に表示する。この通信制御部13が本発明の受信手段を実現する。
【0058】
制御部11は、さらにユーザが選択した定型文に係る定型文データに、別の会話データ(F)へのポインタが関連づけられていれば、そのポインタに応じた会話データのダウンロードの要求をサーバ側装置2に送信してもよい。これによって、次々に会話データ(F)が表示されるようになり、仮想的な会話処理が実現される。すなわち、制御部11は、本発明の会話処理実行手段としても動作している。
【0059】
本実施の形態においては、この会話処理において天気予報情報を利用したメッセージデータが提供される。例えば、最低気温が30度以上であるとの天気予報があった翌日に、「昨日は寝苦しかったよ、よく寝られた?」といったメッセージデータが表示されるようになる。また、降水確率に応じて、例えば天気予報として「午後から降水確率60%で雨」との天気予報情報があった場合に、その翌日に、「昨日は降られなかった?」といったメッセージデータが表示されるようになる。
【0060】
評価値のデータは、提示される画像データやメッセージデータと、ユーザの操作とによって更新される。これについても具体的な例を挙げて説明すると、制御部11は、ユーザが操作部16を操作して、キャラクタとの仮想的な会話をする指示を行うと、サーバ側装置2に会話データ(F)のダウンロードを要求する。するとサーバ側装置2が、カレンダ/時計部24を参照して現在時刻の情報を取得し、取得した現在時刻の情報に対応する時間帯での会話データ(F)を選択的に送信する。
【0061】
制御部11は、この会話データ(F)を受信して、表示部14に表示する。例えば午後4時頃の時間帯に対する会話データ(F)として「今日はよく勉強したぜ」というメッセージデータと「がんばってたね」と「明日も…」と「寝てたくせに」といった定型文データとを関連づけたデータが設定されていたとすると、ユーザが午後4時頃に仮想的な会話をする指示を行うと、「今日はよく勉強したぜ」というメッセージが表示され、その後、「がんばってたね」と「明日も…」と「寝てたくせに」のいずれかを選択すべき旨の指示が表示部14に表示される。
【0062】
ここで利用者がどの定型文を選択するかに応じて評価値のデータの更新状態が変化する。例えば、予め各定型文ごとに対応付けられた評価値への加算分が評価値に加算されるようにしてもよい。具体的に「がんばってたね」に対して加算分「1」が、「明日も…」に対して加算分「−1」が対応付けられていたとすると、ユーザが「がんばってたね」を選択した場合には現在の評価値に「1」が加算されて、例えば評価値データ「4」が評価値データ「5」に更新される。同様に、「明日も…」を選択したときには、評価値データ「4」が評価値データ「3」に更新される。
【0063】
さらに、この評価値データの更新は、表示していた画像データの履歴との関係において行うこととしてもよい。例えば、上述のように「今日はよく勉強したぜ」というメッセージデータが表示されているのに、その日のそれより前の時間帯で、授業中に睡眠している状況の画像データが表示されていたとすると、ユーザが「寝てたくせに」を選択したときの評価値データの上昇率が大きくなる(例えば通常評価値データを上昇させるときには「1」が加算されるところ、行動予定データ(D)に基づき実際に寝ていた状態が表示されていた場合には「2」が加算されるなど)ようにしてもよい。この場合は、表示される画像データの履歴を所定期間(例えば1日分)、記憶部12に格納しておくとともに、定型文データに、その定型文データに係る定型文が選択されたときに実行されるプログラムを関連づけておき、その定型文が選択されたときに制御部11が当該プログラムを実行して、表示した画像データの履歴を参照し、授業中に睡眠していた画像が表示されたか否かを判断し、表示されていれば、評価値データに例えば「2」を加算して更新し、驚きの表情の画像データを表示するなどといった処理を行う。また、授業中に睡眠していた画像データが表示されていなければ、評価値データに例えば「−1」を加算して更新し、怒りの表情の画像データを表示するといった処理を行う。
【0064】
また評価値データの更新は、仮想的な会話を行う頻度や、アラーム機能の設定回数といった利用の度合いに応じて行ってもよい。例えば頻度が予め定めたしきい値よりも低い場合に評価値データを悪い評価とする(上記の例でいえば「−1」を加算する)等である。
【0065】
この仮想コミュニケーション機能においては、さらに他の実施態様もあり得る。
【0066】
例えば行動予定データ(D)は、日付や曜日、その日が祝祭日か否か等の条件に応じて変更されることが好ましい。例えば、1月1日〜3日の間は和服姿で羽子板などに興じている状況が設定され、その状況に応じた画像データを設定する。また、七夕などでは浴衣姿となったり、縁側で花火をしている状況などが設定される等である。
【0067】
またここではユーザが仮想的な会話を行う指示をしたときに、その処理が行われるようにしているが、行動予定データ(D)上に、仮想的な会話を開始させるタイミングを設定しておき、ユーザが指示をしていなくても仮想的な会話が開始されるようにしてもよい。例えば、午後1時の時点で、「ランチはおいしかった?」といったメッセージデータを表示する等である。この場合、ユーザが仮想的な会話が開始されたことを感得できるように、音声を鳴動したり、バイブレータを振動させる等の処理を行うことも好ましい。
【0068】
さらに、特別なイベントとして、バレンタインデー(2月14日)や、クリスマスといった何らかの風習に関係する日、あるいはユーザの誕生日(設定情報(S)に含めて記憶しておく)には特別な画像データやメッセージデータが表示されるようにしてもよい。例えばバレンタインデーでは、キャラクタがチョコレートを差し出す画像が提供されるようにしておく。この特別イベントは、乱数に応じて表示/非表示が制御されたり、又は乱数に応じて表示される画像データの種類が選択される等といったようにしておくことで、さらに娯楽性が向上する。また、乱数だけでなく、評価値データ(B)との関係でも表示/非表示の制御や、画像データの種類が選択されるなどの制御が行われることも好ましい。これは例えば、サーバ側装置2において、評価値データが「1」等、評価が低い状態を表している場合は特別なイベントに係る画像データが送信される率が下がる等である。具体的には、乱数として評価値データの値域である「1」〜「7」のいずれかの整数の乱数を発生させ、乱数値が評価値データの値以下であれば特別なイベントに係る画像データが表示されるようにしておくと、評価値データが「6」や「7」等、高い評価を表すものであるときは、表示される確率が上昇する。また、発生させた乱数と評価値データに示される数値との差の値に応じて画像データを選択するようにしておいても構わない。
【0069】
[アラーム付き時計機能]
次に、アラーム付き時計機能を提供するための制御部11の処理の内容について説明する。ユーザは、操作部16を操作して、アラームを出力する時刻を入力する。制御部11は、入力された時刻をアラームを出力する設定時刻として、記憶部12に格納する。
【0070】
制御部11は、他の処理の間に、図8に示す処理を行う。すなわち、制御部11は、アラーム機能がオンとなっているか否かを調べ(S1)、オンとなっていなければ(OFFならば)、そのまま処理を終了する。また、処理S1において、アラーム機能がオンとなっていれば(ONならば)、カレンダ/時計部17が計時している現在時刻の情報と、記憶部12に格納した設定時刻とを参照し、設定時刻が到来したか否かを調べる(S2)。ここで、設定時刻が到来していなければ(Noならば)、処理を終了する。また、処理S2において、設定時刻が到来していれば(Yesならば)、アラームを出力する処理を開始するとともに(S3)、タイマ部18にタイマをスタートさせる(S4)。
【0071】
ここでアラームの出力は、表示部14に対するメッセージ(「時間だぞ!」等)の表示のほか、音声鳴動部15によりブザーやメロディ音、合成された音声等を鳴動すること等によって行われる。
【0072】
制御部11は、操作部16からユーザによる停止操作が為されたか否かを調べ(S5)、為されていなければ(Noならば)、タイマ部18に参照の指示を出力して、タイマをスタートしてから現在までの時間に関する情報を取得する(S6)。そして制御部11は、取得した情報に表された時間が、予めアラームを(ユーザの停止操作を受けずに)停止する時間として設定されている停止時間(例えば30秒)を過ぎているか否かを調べる(S7)。ここで、タイマが計時している時間が停止時間を過ぎていれば(Yesならば)、ユーザの停止操作を受けずに停止したことを表す情報を記憶部12に格納して(S8)、アラームの出力を停止し(S9)、処理を終了する。また処理S7において、タイマが計時している時間が、停止時間を過ぎていなければ(Noならば)、処理S5に戻って処理を続ける。
【0073】
さらに制御部11は、処理S5において、ユーザによる停止操作が為されていれば(Yesならば)、タイマ部18にタイマをストップさせて、スタートからストップまでの時間に関する情報を停止所要時間として取得し(S10)、アラームの出力を停止する(S11)。そして制御部11は、停止所要時間との関係において決定される提示情報をユーザに提示する提示処理を行い(S12)、処理を終了する。
【0074】
この提示処理において出力される情報には、サーバ側装置2からダウンロードされるメッセージデータが含まれる。具体的に、この図8に示した処理を行うための機能ブロックは、図9に示すようなものであり、第1計時部41と、アラーム出力部42と、第2計時部43と、情報出力部44と、提示情報候補記憶部45と、停止操作部46とを含んで構成される。この機能ブロックは、制御部11によって実行されるプログラムとして実現される。
【0075】
提示情報候補記憶部45は、記憶部12の少なくとも一部であり、具体的には、サーバ側装置2に保持されている提示メッセージリスト(C)のうち、アラーム付き時計機能に関するものをダウンロードして記憶している。この提示情報候補記憶部45は、図9に示しているような態様のデータ構造となっている。すなわち、停止所要時間を表す時間情報に関連づけて、段階的に変化する複数のメッセージデータを含んでなる。具体的に図9に示した例では、停止所要時間が5秒未満を表す時間情報では「おー、今日は早いね!もう起きてたの?」、5秒以上10秒未満では「おっはよー!今日も元気?」、10秒以上20秒未満では「おはよう!まだねむい?」、20秒以上停止時間(例えば30秒)未満では「もう!なかなか起きないんだからー!起こしてあげないぞ!」というようにメッセージが設定されている。
【0076】
第1計時部41は、カレンダ/時計部17で計時する現在時刻を取得する。アラーム出力部42は、アラーム設定時刻を記憶しており、現在時刻がアラーム設定時刻になると、表示部14にメッセージを表示させ、あるいは音声鳴動部15に音声の鳴動を指示するとともに、第2計時部43にタイマのスタートを指示する。また、このアラーム出力部42は、アラームの停止指示の入力を受けてアラームを停止するとともに、タイマをストップするよう第2計時部43に指示する。第2計時部43は、タイマ部18を制御して、タイマをスタートあるいはストップさせる。
【0077】
情報出力部44は、提示情報候補記憶部45に格納されている複数のメッセージデータから一つのメッセージデータを選択して表示部14に表示する。停止操作部46は、ユーザからのアラームの停止操作の入力を受けて、アラーム出力部42にアラームの停止指示を出力する。
【0078】
この機能ブロックにより、アラーム出力部42が第1計時部41から入力される現在時刻と、記憶している設定時刻とを比較し、設定時刻になると、表示部14にメッセージを表示させ、あるいは音声鳴動部15に音声の鳴動を指示する(アラーム出力)。そして、第2計時部43にタイマのスタートを指示する。
【0079】
アラーム出力部42は停止指示の入力を受けるか否かを監視しており、停止指示の入力を受けると、アラームの出力を停止するとともに、第2計時部43にタイマのストップを指示する。情報出力部44は、タイマがストップしたことを受けて、タイマが計時している時間に対応して提示情報候補記憶部46に格納されているメッセージデータを選択的に取り出して表示部14に出力する。
【0080】
従ってユーザがアラーム出力から15秒経過した時点でアラームの停止操作を行ったとすると、少なくともその停止操作を受け付けた後に、タイマが計時している15秒の時間情報に対応して提示情報候補記憶部45に格納されているメッセージデータのうち、「おはよう!まだねむい?」というメッセージが選択的に提示されることとなる。この場合において、提示されるメッセージにはさらに選択されたキャラクタの画像データが関連づけられていても好ましい。すなわち、停止所要時間が5秒未満の場合のメッセージには、キャラクタが驚いた表情になっている画像データを関連づける等である。
【0081】
さらにアラーム出力部42は、予め定められた停止時間の間に停止指示の入力がなければ、アラームの出力を停止して、停止操作なくアラーム出力を停止した旨を記憶しておく。その後、ユーザからの操作を受け付けた情報出力部44は、停止操作なくアラーム出力を停止した旨が記憶されていることを検出すると、別のメッセージを出力する。このメッセージは、提示情報候補記憶部46に、停止時間以上経過していたときのメッセージデータとしてダウンロードして記憶しておけばよい(図9)。
【0082】
このように、本実施の形態においては、ユーザの停止操作を受けずにアラームを停止した場合のメッセージが提供メッセージリストに含められている。このメッセージは、アラームの停止後にユーザから操作を受け付けたとき(例えばプログラムの起動がされたとき)に提示される提示情報であり、停止所要時間に基づいて決定される提示情報とは異なる提示情報である。具体的に図9の例では「ねぇ、今日は大丈夫だった?」というメッセージとなっている。
【0083】
なお提示メッセージリストは複数あってもよい。例えば提示メッセージリストは、アラームの目的別に用意される。一例としては、図9に示したような「目覚まし時計」としての目的のアラームのほか、出勤や登校時間を報知する目的のアラームのために別の提示メッセージ群を含んだ提示メッセージリストがある。この場合、ユーザからアラームの設定時刻を受け付ける際に、制御部11が、アラームの目的の設定の入力を併せて受け付け、提示処理において、当該設定された目的に対応する提示メッセージリストから選択したメッセージを提示する。
【0084】
また、ここでの説明では、アラームの停止操作が行われた後に提示処理が行われるようにしているが、処理S6の後でタイマが計時している時間の情報に基づいて、メッセージデータを決定し、時間が経過するごとに、「おー、今日は早いね!もう起きてたの?」→「おっはよー!今日も元気?」→「おはよう!まだねむい?」→「もう!なかなか起きないんだからー!起こしてあげないぞ!」というようにメッセージを変更しながら表示し、アラーム停止操作が行われた後に、その表示を(指示があるまで)維持するようにしてもよい。
【0085】
[データの出力期限]
ここまでで説明したように、仮想コミュニケーション端末装置1側で出力される画像データやメッセージデータの各々はサーバ側装置2からダウンロードされる。ここで仮想コミュニケーション端末装置1は、ユーザがプログラムを起動するたびにサーバ側装置2から画像データやメッセージデータ(以下、簡単に画像データ等と呼ぶ)をダウンロードするようにしてもよいが、一度ダウンロードした画像データ等を記憶部12に格納しておき、再度出力する際に前回ダウンロードした画像データ等を出力するようにすれば、サーバ側装置2との間の通信量を削減することができる。
【0086】
この場合、同じ画像データ等をいつまでも出力しておくと不自然なこととなる(例えば昼間ダウンロードした学校を背景にした画像データが夜になっても表示されるのは不自然となる)ので、画像データ等の各々には、出力期限を表す日時の情報を含めておくこととするのも好適である。例えば学校を背景にした画像データは、午後4時を出力期限としておく。
【0087】
こうした機能を実現するために、制御部11は、サーバ側装置2からダウンロードした画像データ等(出力期限の情報を含む)を記憶部12に格納して保持する。そしてユーザが次回プログラムを起動したときに、カレンダ/時計部17が計時する現在時刻の情報と、記憶部12に格納されている、前回ダウンロードした画像データ等の出力期限の情報とを比較し、出力期限が到来していない場合は、当該前回ダウンロードした画像データ等を表示部14に表示し、又は音声鳴動部15から鳴動出力する。また、出力期限が到来している場合には、サーバ側装置2にアクセスして新たな画像データ等のダウンロードを要求する。なお、ここでは出力期限の情報として時刻の情報としたが、時刻のみならず、日付の情報も含めておいてもよい。
【0088】
さらに画像データ等のダウンロードの要求をしたときに、サーバ側装置2との間で通信ができない場合(本実施の形態の仮想コミュニケーション端末装置1が携帯電話機であれば、いわゆる「圏外」にあるとき等)に配慮して、予め圏外の際に出力する画像データ等として記憶部12に予備の画像データ等を保持しておくこととしてもよい。さらに出力期限が経過していても、それが予め定めた超過期限内であれば、記憶部12に格納されている、前回ダウンロードした画像データ等を出力するようにしてもよい。これは例えば、上述のように「圏外」等の理由でダウンロードができない場合、午後4時を出力期限とする画像データ等であっても、午後4時15分といったように超過期限として設定された、例えば30分以内であれば、当該画像データ等を出力するのである。
【0089】
[ニュース提供機能]
次に、サーバ側装置2におけるニュース提供機能について説明する。サーバ側装置2は、インターネット上のニュース・サイトや天気情報の配信サイトから、ニュース情報を取得し、登録された各ユーザごとに、その設定情報(S)に基づいて、取得したニュース情報から抜粋情報を生成する。
【0090】
例えば、設定情報(S)に含まれるユーザの嗜好情報に基づいて、好きな芸能人として登録された人物に係るニュース情報があれば、当該ニュース情報を抜粋して抜粋情報とする。
【0091】
具体的な例を挙げて説明すると、次のようになる。ニュース情報として「XXXの新曲YYYがヒットチャートで1位に」といったものが含まれていたとする。
【0092】
このとき、嗜好情報に好きな芸能人として「XXX」が設定されていたとすると、上記の情報が抜粋情報として抜粋されて、仮想コミュニケーション端末装置1としての携帯電話機に対して送信される。
【0093】
仮想コミュニケーション端末装置1側では、この抜粋情報を受信してキャラクタのメッセージとして表示するようにすればよい。
【0094】
さらに、本実施の形態の仮想コミュニケーション端末装置1は、この抜粋情報の表示方法として、選択しているキャラクタごとに予め定められ、記憶部12に格納されている定型句との組み合わせにおいて抜粋情報の内容を加工して表示するようにしてもよい。
【0095】
例えば、「今度、AがBみたいだよね」といった定型句を記憶部12に格納しておき、抜粋情報に「XXXがヒットチャートの1位になった」といったものが含まれている場合に、この定型句のA,Bに相当する部分を(格助詞の前後で切り分ける等の処理を行って)取り出して、「今度、XXXがヒットチャートの1位になったみたいだよね」というメッセージデータを生成して表示する。
【0096】
この定型句部分はキャラクタによって変更しておくことが好ましく、例えば「今度、AがBみたいやで」といった関西方言にしたり、「たまたま知ったんですけど、AがBそうですね」といった丁寧な表現にしたりといったキャラクタごとに設定された性格に応じた表現としておくことができる。
【0097】
[動作]
本実施の形態の仮想コミュニケーション端末装置1は以上のような構成を有し、また、上記説明のようなサーバ側装置2と協働している。そして、次のように動作する。なお、以下の説明では、仮想コミュニケーション端末装置1は、携帯電話機であるとする。
【0098】
当初、ユーザは仮想コミュニケーション端末装置1としたい携帯電話機を操作して、サーバ側装置2に対して登録したい旨の指示を送信し、サーバ側装置2から提示される複数のキャラクタの中から、所望のキャラクタを選択する。そして、ユーザ名やパスワード等の認証情報(P)と、誕生日、居住地、嗜好に関する情報といった設定情報(S)を登録する。
【0099】
サーバ側装置2では、これらを記憶して保持し、仮想コミュニケーション端末装置1となるべき携帯電話機に対して、仮想コミュニケーション端末装置1として動作させるためのプログラムを送信し、携帯電話機を仮想コミュニケーション端末装置1として動作可能に設定する。すると、ユーザの携帯電話機が送信されたプログラムを受信して記憶部12に格納し、これを制御部11が実行することで、仮想コミュニケーション端末装置1として動作するようになる。
【0100】
仮想コミュニケーション端末装置1は、まず記憶部12内にユーザの評価値データ(B)を初期化して記憶する。初期値としては中間的な値、例えば評価値データが「1」から「7」であれば「4」程度の値が設定される。そして仮想コミュニケーション端末装置1は、この評価値データとともに、画像データのダウンロードをサーバ側装置2に要求する。
【0101】
サーバ側装置2は、ユーザにより選択されたキャラクタに係る、その日、一日分の行動予定データ(D)のうち、現在時刻における行動予定データの設定と、受信した評価値データとに基づいて画像データ群(E)のうちから表示するべき画像データを選択し、また提示メッセージリストからメッセージデータを選択する。そしてこの選択した画像データを仮想コミュニケーション端末装置1側に送信してダウンロードさせる。
【0102】
仮想コミュニケーション端末装置1では、この送信された画像データ等をダウンロードして記憶部12に格納するとともに、表示部14や音声鳴動部15により出力する。
【0103】
これにより、例えば選択されたキャラクタが学生であり、現在時刻の時間帯では授業が行われている設定であれば、学校の教室を背景として当該キャラクタが授業を受けている状態が表示されていることとなる。
【0104】
また、制御部11は、ユーザがプログラムを起動したときに、前回ダウンロードした画像データ等の出力期限が経過していれば、新たに画像データ等のダウンロードをサーバ側装置2に対して要求する。こうして、これが下校の時刻であれば、学校を背景に帰途につく状態とともに「ねぇ、帰る時間だよ!」といったメッセージが表示される。
【0105】
この際、提供される画像データは、評価値データの値に応じてその表情が変化する。具体的には、評価値データが評価が低いものを表していれば(例えば「1」であれば)、比較的無表情の画像データが提供される。また、評価値データが高くなるほど、例えばにこやかな表情の画像データが提供される。
【0106】
仮想コミュニケーション端末装置1は、ユーザから仮想的な会話を行う指示操作が入力されると、仮想的な会話を開始し、その時点あるいは時間帯に関連づけられている会話データがサーバ側装置2からダウンロードされ、当該会話データに含まれるメッセージデータを表示する。例えば、下校の時間帯であれば、「今日は、勉強がんばったぜ」などのメッセージデータが表示される。そして、取得した会話データに基づき、「がんばってたね」と「明日も…」と「寝てたくせに」のいずれかを選択するべき旨の指示が表示部14に表示される。
【0107】
ユーザがいずれかの定型文を選択すると、選択された定型文に設定された加算値が加算され、あるいは選択された定型文に設定されたプログラムが実行されて、評価値データが更新される。例えば、授業を受けている状態が表示されている際に、キャラクタが寝ている状態が表示されていれば、この段階で「寝てたくせに」を選択することで、ユーザの評価値データが表す評価が向上し、キャラクタがよりにこやかで親密な表情を見せるようになる。
【0108】
さらにサーバ側装置2は、そのカレンダ/時計部24が計時する現在日時よりも過去の天気に関するものを含む天気予報情報を記憶しており、例えばユーザが仮想的な会話を行う指示操作を行った日の前日の天気予報情報を参照して、「雨」であろうと予想されていたとすると、「昨日は雨に降られなかった?」といったメッセージデータが表示され、仮想的な会話処理が行われる。
【0109】
さらにユーザが、アラーム時刻を設定する指示操作を行うと、仮想コミュニケーション端末装置1は、サーバ側装置2に保持されている提示メッセージリスト(C)のうち、アラーム付き時計機能に関する複数のメッセージデータをダウンロードして記憶する。そして、その表示部14に図10に示すような設定画面を表示して、アラームの設定を促す。ユーザは、この画面においてアラームを出力する曜日、時刻、アラームの種類(目覚まし、出発時間報知等)、アラームの態様(鳴動する音の種類等)を設定する。図10では、ユーザが午前7時45分に目覚ましのアラームを設定し、「音声」を鳴動するよう指示している状態が示されている。
【0110】
仮想コミュニケーション端末装置1は、現在時刻を監視し、設定された時刻(午前7時45分)が到来すると、予め目覚ましの際に表示する画像データとして設定されている画像データを表示部14に表示し、設定された音声を鳴動してアラーム出力を開始するとともに、タイマを起動し、ユーザがアラームの停止操作を行うまでの時間の計時を開始する。
【0111】
ユーザがアラームの停止操作を行うと、タイマによって計時された、アラームの出力開始からそれまでの時間(停止所要時間)に応じて、ダウンロードした複数のメッセージデータのうちのメッセージデータの一つを選択して表示する。例えば、停止所要時間が15秒程度であれば、その時間に対応したメッセージデータ「おはよう!まだねむい?」が表示される。このとき、このメッセージに対応する画像データをサーバ側装置2からダウンロードして、これを併せて表示するようにしてもよい。また、このとき、メッセージデータにユーザの名前を含めて、「おはよう、XXくん! まだねむい?」のようにメッセージデータを加工して表示してもよい。
【0112】
さらに、サーバ側装置2では、設定された設定情報(C)に基づき、ユーザごとにニュース情報や天気予報情報から少なくとも一部の情報を抜粋した抜粋情報を生成しており、この抜粋情報が仮想コミュニケーション端末装置1側に送信されている。
【0113】
さらに、表示される画像データもこれら抜粋情報に基づいて、サーバ側装置2からダウンロードされるようにしてもよい。例えば晴れの日と、雨の日とでは背景の画像データを異ならせる。また、雨や雪の日などの建物の外での状況ではキャラクタが傘を持っている画像データが選択的に表示される。さらに、台風などではレインコートを着ている状態が選択的に表示される。
【0114】
[変形例]
ここまでに本発明の一実施形態について説明してきたが、本発明の実施形態はこれに限られるものではない。
【0115】
一つには、以上の説明では、サーバ側装置2が提示メッセージリスト(C)や行動予定データ(D)、画像データ群(E)、会話データ(F)を保持していたが、所定のタイミング(例えば1日に1度など定期的にするなど)で、これらのデータをサーバ側装置2から仮想コミュニケーション端末装置1側に送信して記憶させ、仮想コミュニケーション端末装置1側で、行動予定データ(D)のうち、カレンダ/時計部17が計時している現在時刻に相当する部分の設定と、評価値データとを参照して表示するメッセージデータや画像データ、あるいは会話データを選択して出力するようにしてもよい。
【0116】
また例えば、ここまでの説明ではサーバ側装置2が必要とされているが、仮想コミュニケーション端末装置1自身がサーバ側装置2の処理を兼ねて、単体として動作するようになっていてもよい。この場合、仮想コミュニケーション端末1自身が自装置の現在位置又は予め設定された位置に関する情報に基づいて、天気予報情報を取得し、当該取得した天気予報情報を記憶し、記憶している過去の天気に関する天気予報情報に基づいて、出力対象データとしてのメッセージデータの候補から少なくともいずれか一つを選択し、当該選択した出力対象データに基づき、仮想的な会話処理を実行する。
【0117】
また画像データは、状況や表情に応じて一つ一つ準備されている必要はなく、状況に応じて選択される背景画像データと、同じく状況に応じて選択される服装部分の画像データと、評価値データに応じて選択された表情に対応する、顔の部分の画像データとをそれぞれ個別に保持し、これらを合成して一つの画像データを生成するようにしてもよい。
【0118】
さらに、特別イベントの他の例として、キャラクタを相手にしたボーリングや占いなど、ゲームのプログラムを実行するようにしてもよい。
【0119】
また、アラーム付き時計機能においては、曜日や祝祭日との関係において複数の設定が可能となっていてもよい。例えば「月曜から金曜までで祝祭日を除く日は午前7時45分に目覚ましのアラームを出力する」といった設定ができるようにしておく。これはカレンダ/時計部17において今日の曜日や今日が祝祭日であるか否かを判断可能としておけばよい。祝祭日の判断ためには、例えば予め祝祭日の日付を設定したテーブルを記憶部12に格納しておけばよい。
【0120】
さらに本発明の出力対象データ記憶手段、天気予報情報記憶手段は、仮想コミュニケーションシステムを実現する、仮想コミュニケーション端末装置1とサーバ側装置2とのどちらに存在してもよい。
【0121】
【発明の効果】
本発明によれば、天気予報情報を仮想的な会話処理に利用し、娯楽性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る仮想コミュニケーションシステムの一例を表す構成ブロック図である。
【図2】 記憶部12に格納されているデータのデータ構造の例を表す説明図である。
【図3】 記憶部22に格納されているデータのデータ構造の例を表す説明図である。
【図4】 天気予報情報記憶手段としての記憶部22に格納された天気予報情報の例を表す説明図である。
【図5】 天気予報情報に関連づけられている会話データの例を表す説明図である。
【図6】 行動予定のデータのデータ構造の一例を表す説明図である。
【図7】 天気予報情報を利用した仮想コミュニケーションの処理を行うサーバ側装置2の機能ブロック図である。
【図8】 本発明の実施の形態に係るアラーム報知装置のアラーム報知処理の一例を表すフローチャート図である。
【図9】 本発明の実施の形態に係るアラーム報知装置のアラーム報知機能の一例を表す機能ブロック図である。
【図10】 アラーム設定の画面表示の一例を表す説明図である。
【符号の説明】
1 仮想コミュニケーション端末装置、2 サーバ側装置、11,21 制御部、12,22 記憶部、13 通信制御部、14 表示部、15 音声鳴動部、16 操作部、17,24 カレンダ/時計部、18 タイマ部、23 通信部、31 認証部、32 出力対象データ記憶部、33 天気予報情報記憶部、34 選択部、35 送信部、41 第1計時部、42 アラーム出力部、43第2計時部、44 情報出力部、45 提示情報候補記憶部、46 停止操作部。

Claims (7)

  1. 天気に関する少なくとも一つの出力対象データの候補を、予報の確度を表す確率データ値の所定のデータ範囲と、現在日時から見た過去の時間帯を表す複数の時間区分のいずれかと、に対応づけて記憶する出力対象データ記憶手段と、
    少なくとも一つの地域に関する予報の確度を表す確率データ値を含む天気予報情報を取得し、当該取得した天気予報情報を、当該天気予報情報の予報対象となる時間帯を表す予報天気日時情報と対応づけて記憶する天気予報情報記憶手段と、
    前記記憶している、過去の天気に関する天気予報情報のうち、仮想コミュニケーション端末装置に関係する位置情報に対応する地域に関する天気予報情報について、現在日時の情報と、当該天気予報情報に対応づけられた予報天気日時情報とに基づいて、当該天気予報情報が対応する時間区分を決定し、当該天気予報情報に含まれる確率データ値を参照し、当該確率データ値が前記決定した時間区分に対応づけて前記出力対象データ記憶手段が記憶している前記データ範囲に含まれる場合に、前記決定した時間区分及び当該データ範囲に対応づけられた前記出力対象データの候補から少なくともいずれか一つを選択し、当該選択した出力対象データを出力し、当該確率データ値が前記決定した時間区分に対応づけて前記出力対象データ記憶手段が記憶している前記データ範囲に含まれない場合には、前記出力対象データの候補の出力を制限する会話処理実行手段と、
    を有することを特徴とする仮想コミュニケーションシステム。
  2. サーバ側装置と、
    仮想コミュニケーション端末装置とを含み、
    前記サーバ側装置は、
    天気に関する少なくとも一つの出力対象データの候補を、予報の確度を表す確率データ値の所定のデータ範囲と、現在日時から見た過去の時間帯を表す複数の時間区分のいずれかと、に対応づけて記憶する出力対象データ記憶手段と、
    少なくとも一つの地域に関する予報の確度を表す確率データ値を含む天気予報情報を取得し、当該取得した天気予報情報を、当該天気予報情報の予報対象となる時間帯を表す予報天気日時情報と対応づけて記憶する天気予報情報記憶手段と、
    前記記憶している、過去の天気に関する天気予報情報のうち、前記仮想コミュニケーション端末装置に関係する位置情報に対応する地域に関する天気予報情報について、現在日時の情報と、当該天気予報情報に対応づけられた予報天気日時情報とに基づいて、当該天気予報情報が対応する時間区分を決定し、当該天気予報情報に含まれる確率データ値を参照し、当該確率データ値が前記決定した時間区分に対応づけて前記出力対象データ記憶手段が記憶している前記データ範囲に含まれる場合に、前記決定した時間区分及び当該データ範囲に対応づけられた前記出力対象データの候補から少なくともいずれか一つを選択し、当該選択した出力対象データを前記仮想コミュニケーション端末装置に対して送信し、当該確率データ値が前記決定した時間区分に対応づけて前記出力対象データ記憶手段が記憶している前記データ範囲に含まれない場合には、前記出力対象データの候補の送信を制限する送信手段と、
    を有し、
    前記仮想コミュニケーション端末装置は、
    前記サーバ側装置から送信される出力対象データを受信する受信手段と、
    前記受信した出力対象データを出力する会話処理実行手段と、
    を有することを特徴とする仮想コミュニケーションシステム。
  3. 請求項2に記載の仮想コミュニケーションシステムにおいて、
    前記出力対象データ記憶手段は、複数の出力対象データの候補を、予報の確度を表す確率データ値の所定のデータ範囲に含まれる複数のデータ範囲にそれぞれ対応づけて記憶し、
    前記送信手段は、前記複数のデータ範囲のうち前記地域に関する天気予報情報に含まれる確率データ値を含むデータ範囲に対応づけられた前記出力対象データの候補から少なくともいずれか一つを選択し、当該選択した出力対象データを前記仮想コミュニケーション端末装置に対して送信することを特徴とする仮想コミュニケーションシステム。
  4. 仮想コミュニケーション端末装置と通信可能に設けられたサーバ側装置であって、
    天気に関する少なくとも一つの出力対象データの候補を、予報の確度を表す確率データ値の所定のデータ範囲と、現在日時から見た過去の時間帯を表す複数の時間区分のいずれかと、に対応づけて記憶する出力対象データ記憶手段と、
    少なくとも一つの地域に関する予報の確度を表す確率データ値を含む天気予報情報を取得し、当該取得した天気予報情報を、当該天気予報情報の予報対象となる時間帯を表す予報天気日時情報と対応づけて記憶する天気予報情報記憶手段と、
    前記記憶している、過去の天気に関する天気予報情報のうち、前記仮想コミュニケーション端末装置に関係する位置情報に対応する地域に関する天気予報情報について、現在日時の情報と、当該天気予報情報に対応づけられた予報天気日時情報とに基づいて、当該天気予報情報が対応する時間区分を決定し、当該天気予報情報に含まれる確率データ値を参照し、当該確率データ値が前記決定した時間区分に対応づけて前記出力対象データ記憶手段が記憶している前記データ範囲に含まれる場合に、前記決定した時間区分及び当該データ範囲に対応づけられた前記出力対象データの候補から少なくともいずれか一つを選択し、当該選択した出力対象データを前記仮想コミュニケーション端末装置に対して送信し、当該確率データ値が前記決定した時間区分に対応づけて前記出力対象データ記憶手段が記憶している前記データ範囲に含まれない場合には、前記出力対象データの候補の送信を制限する送信手段と、
    を有し、
    前記仮想コミュニケーション端末装置に、当該選択された出力対象データを出力させることを特徴とするサーバ側装置。
  5. 自装置の現在位置又は予め設定された位置に関する情報に基づいて、予報の確度を表す確率データ値を含む天気予報情報を取得し、当該取得した天気予報情報を、当該天気予報情報の予報対象となる時間帯を表す予報天気日時情報と対応づけて記憶する天気予報情報記憶手段と、
    前記記憶している過去の天気に関する天気予報情報について、現在日時の情報と、当該天気予報情報に対応づけられた予報天気日時情報とに基づいて、現在日時から見た過去の時間帯を表す複数の時間区分のいずれかのうち、当該天気予報情報が対応する時間区分を決定し、当該天気予報情報に含まれる確率データ値を参照し、当該確率データ値が前記決定した時間区分に対応づけられた所定のデータ範囲に含まれる場合に、天気に関する少なくとも一つの出力対象データの候補を、前記確率データ値の所定のデータ範囲と、複数の前記時間区分のいずれかと、に対応づけて記憶する出力対象データ記憶手段が記憶している、前記決定した時間区分及び当該データ範囲に対応づけられた出力対象データの候補から少なくともいずれか一つを選択し、当該選択した出力対象データを出力し、当該確率データ値が前記決定した時間区分に対応づけられた前記データ範囲に含まれない場合には、前記出力対象データの候補の出力を制限する会話処理実行手段と、
    を有することを特徴とする仮想コミュニケーション端末装置。
  6. 仮想コミュニケーション端末装置と通信可能に設けられたサーバ側装置を用い、
    天気に関する少なくとも一つの出力対象データの候補を、予報の確度を表す確率データ値の所定のデータ範囲と、現在日時から見た過去の時間帯を表す複数の時間区分のいずれかと、に対応づけて出力対象データ記憶手段に記憶させるステップと、
    少なくとも一つの地域に関する予報の確度を表す確率データ値を含む天気予報情報を取得し、当該取得した天気予報情報を、当該天気予報情報の予報対象となる時間帯を表す予報天気日時情報と対応づけて天気予報情報記憶手段に記憶させるステップと、
    前記記憶している、過去の天気に関する天気予報情報のうち、前記仮想コミュニケーション端末装置に関係する位置情報に対応する地域に関する天気予報情報について、現在日時の情報と、当該天気予報情報に対応づけられた予報天気日時情報とに基づいて、当該天気予報情報が対応する時間区分を決定し、当該天気予報情報に含まれる確率データ値を参照し、当該確率データ値が前記決定した時間区分に対応づけて前記出力対象データ記憶手段が記憶している前記データ範囲に含まれる場合に、前記決定した時間区分及び当該データ範囲に対応づけられた前記出力対象データの候補から少なくともいずれか一つを選択し、当該選択した出力対象データを前記仮想コミュニケーション端末装置に対して送信し、当該確率データ値が前記データ範囲に含まれない場合には、前記決定した時間区分に対応づけて前記出力対象データ記憶手段が記憶している前記出力対象データの候補の送信を制限するステップと、
    を実行し、
    前記仮想コミュニケーション端末装置に、当該選択された出力対象データを出力させることを特徴とする仮想コミュニケーションサービスの提供方法。
  7. 仮想コミュニケーション端末装置と通信可能に設けられたサーバ側装置に、
    天気に関する少なくとも一つの出力対象データの候補を、予報の確度を表す確率データ値の所定のデータ範囲と、現在日時から見た過去の時間帯を表す複数の時間区分のいずれかと、に対応づけて出力対象データ記憶手段に記憶させる手順と、
    少なくとも一つの地域に関する予報の確度を表す確率データ値を含む天気予報情報を取得し、当該取得した天気予報情報を、当該天気予報情報の予報対象となる時間帯を表す予報天気日時情報と対応づけて天気予報情報記憶手段に記憶させる手順と、
    前記記憶している、過去の天気に関する天気予報情報のうち、前記仮想コミュニケーション端末装置に関係する位置情報に対応する地域に関する天気予報情報について、現在日時の情報と、当該天気予報情報に対応づけられた予報天気日時情報とに基づいて、当該天気予報情報が対応する時間区分を決定し、当該天気予報情報に含まれる確率データ値を参照し、当該確率データ値が前記決定した時間区分に対応づけて前記出力対象データ記憶手段が記憶している前記データ範囲に含まれる場合に、前記決定した時間区分及び当該データ範囲に対応づけられた前記出力対象データの候補から少なくともいずれか一つを選択し、当該選択した出力対象データを前記仮想コミュニケーション端末装置に対して送信し、当該確率データ値が前記データ範囲に含まれない場合には、前記決定した時間区分に対応づけて前記出力対象データ記憶手段が記憶している前記出力対象データの候補の送信を制限する手順と、
    を実行させ、
    前記仮想コミュニケーション端末装置に、当該選択された出力対象データを出力させることを特徴とするプログラム。
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