JP4298737B2 - 情報処理装置及び情報処理方法並びに表示装置及び表示装置の制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、マークアップ言語で記述された印刷用構造化文書データから生成される印刷データを印刷出力する前に当該印刷データのプレビュー表示を行うための印刷装置及び印刷装置の制御方法に関する。
従来、マークアップ言語で記述された印刷用構造化文書データに基づいて印刷データを生成する情報処理装置が存在している。こうした情報処理装置の代表的なものとして、デジタルテレビ放送対応の印刷装置(プリンタ)が挙げられる。
日本のデジタルテレビ放送には所謂データ放送が存在している。そして、このデータ放送の枠組みを利用して印刷サービス(以後、データ放送印刷と称する)を提供することができるようにARIB(社団法人 電波産業会)にて規格化されている。
データ放送印刷には大きくわけて2通りの方式が存在している。第1の方式は放送波に多重されて送出されたデータ放送用データに含まれる印刷用コンテンツの実体をデジタルテレビ放送受信機が受信し、プリンタへ転送するものである。プリンタは受信した印刷用コンテンツの実体を用いて印刷データを生成する。以後、この方式をプリントファイル方式と称する。第2の方式は印刷用コンテンツの保存先を示すアドレス情報をデジタルテレビ放送受信機が受信し、プリンタへアドレス情報を転送するものである。アドレス情報を受信したプリンタはアドレス情報に基づいて印刷用コンテンツの実体を取得し、印刷用データを生成する。以後、この方式をプリントURI方式と称する。
日本のデータ放送はXML(eXtensible Markup Language)をベースに策定されたBML(Broadcast Markup Language)と称されるデータ放送向けのページ記述言語(マークアップ言語)を用いることが定められている。また、データ放送印刷については、ARIBでは印刷用文書の符号化としてXHTML(eXtensible HyperText Markup Language)―Print及びCSS(Cascading Style Sheet) Print Profileに準拠することとしている。ここで、XHTML−Printは印刷データの要素や属性を規定するものである。また、CSS Print Profile(以後、CSSPPと称する)は印刷データのレイアウトやフォントサイズなどを規定するものである。即ち、印刷用コンテンツデータにはXHTMLファイル及びCSSファイルといった印刷用構造化文書データが含まれている。また印刷用コンテンツの内容によっては、XHTMLファイルにパスが記述されるJPEGファイルやPNGファイルといったモノメディアデータも含まれる。以後、印刷用コンテンツデータと称した場合は、印刷用構造化文書データを少なくとも含むデータ群として説明を行う。
上述したプリントファイル方式も、プリントURI方式も最終的な印刷データを生成するのはプリンタである。これもまた、規格によって定められている。つまり、プリンタがXHTMLファイルやCSSファイルを解釈し、ビットマップデータを生成するレンダリング処理を行う。従って、デジタルテレビなどのデジタルテレビ放送受信機には印刷用コンテンツを解釈してイメージデータを生成する機能は原則的に備わっていない。そのため、ユーザが印刷データの概要をデジタルテレビの画面に表示して確認すること(以下、プレビューと称する)を望む場合、プリンタが印刷イメージデータを作成し、印刷イメージデータをデジタルテレビに送信する方法が考えられる(特許文献1参照)。
特開2000−112691号公報
現行のデジタルテレビ放送受信機に実装されているBMLブラウザアプリケーションやHTMLブラウザアプリケーション(以後、単にブラウザと称する)は、通常のデータ放送におけるBMLコンテンツや、一般的なインターネットにおけるHTMLコンテンツをそれぞれ表示することが可能である。
しかしながら、これらのブラウザはXHTML−PrintやCSSPPで符号化された印刷用構造化文書データを表示することは困難であった。その理由として、第1にプレビュー処理のためにXHTMLファイルを解釈してレンダリングするためには、多くのメモリやCPUパワーを必要とする。デジタルテレビ放送受信機にもメモリやCPUが実装されているが、プレビュー処理を行うにはさらに多くのメモリやCPUパワーが必要となってしまい、現実的ではない。
また、第2の理由として、XHTML−PrintとCSSPPで符号化された構造化文書データをBMLブラウザやHTMLブラウザを用いて表示しようとしても、これらのブラウザでは印刷処理に依存した要素や属性を適切に解釈できない。結果として、実際の印刷データとは異なるレイアウトや表示になり、プレビューとしては成立しない。
さらに、特許文献1で示した方法では、プレビューのみを行う場合であっても、プリンタが印刷データを生成した上で、BMP画像やJPEG画像などのイメージデータを生成する必要がある。従って、処理時間の増加や処理負荷が増加するとともに、プリンタにもデータ生成を行うエンコーダやメモリが必要となってしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、デジタル放送のデータ放送の印刷において、マークアップ言語で記述された印刷用構造化文書データから生成される印刷データを印刷出力する前に、デジタルテレビのブラウザ機能を用いて表示可能な当該印刷データのプレビュー用の構造化文書データの生成を適切に行うための印刷装置及び印刷装置の制御方法を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明の印刷装置は、データ放送を受信する放送受信装置と通信可能に接続され、データ放送を利用して提供されるデータ放送印刷を実行可能な印刷装置であって、マークアップ言語で記述された、データ放送にかかる印刷用構造化文書データまたは当該印刷用構造化文書データの保存先を示すアドレス情報を前記放送受信装置から受信する受信手段と、前記受信手段で前記アドレス情報を受信した場合には、当該アドレス情報を用いて印刷用構造化文書データを取得する取得手段と、前記受信手段または前記取得手段により入手した前記印刷用構造化文書データを解析し、印刷に関するレイアウト情報を抽出する解析手段と、当該レイアウト情報を用いて、前記印刷用構造化文書データに含まれる印刷に関する記述内容を、前記放送受信装置に搭載された、マークアップ言語を表示可能なブラウザアプリケーションで解釈可能な記述に変更する変更処理手段と、を有し、前記印刷用構造化文書データは、印刷データの要素や属性を規定する第1の構造化文書データと、印刷データのレイアウトを少なくとも規定する第2の構造化文書データとを含み、前記解析手段は前記第2の構造化文書データを解析することで前記レイアウト情報を抽出し、前記変更処理手段は、前記解析手段で抽出したレイアウト情報を用いて、前記第1の構造化文書データ及び前記第2の構造化文書データに含まれる印刷に特化した記述内容をブラウザアプリケーションでの表示に対応した記述内容に変更することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明の印刷装置の制御方法は、データ放送を受信する放送受信装置と通信可能に接続され、データ放送を利用して提供されるデータ放送印刷を実行可能な印刷装置の制御方法であって、マークアップ言語で記述された、データ放送にかかる印刷用構造化文書データまたは当該印刷用構造化文書データの保存先を示すアドレス情報を前記放送受信装置から受信する受信ステップと、前記受信ステップで前記アドレス情報を受信した場合には、当該アドレス情報を用いて印刷用構造化文書データを取得する取得ステップと、前記受信ステップまたは前記取得ステップにより入手した前記印刷用構造化文書データを解析し、印刷に関するレイアウト情報を抽出する解析ステップと、当該レイアウト情報を用いて、前記印刷用構造化文書データに含まれる印刷に関する記述内容を、前記放送受信装置に搭載された、マークアップ言語を表示可能なブラウザアプリケーションで解釈可能な記述に変更する変更処理ステップと、を有し、前記印刷用構造化文書データは、印刷データの要素や属性を規定する第1の構造化文書データと、印刷データのレイアウトを少なくとも規定する第2の構造化文書データとを含み、前記解析ステップでは前記第2の構造化文書データを解析することで前記レイアウト情報を抽出し、前記変更処理ステップでは、前記解析ステップで抽出したレイアウト情報を用いて、前記第1の構造化文書データ及び前記第2の構造化文書データに含まれる印刷に特化した記述内容をブラウザアプリケーションでの表示に対応した記述内容に変更することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、デジタル放送のデータ放送の印刷において、マークアップ言語で記述された印刷用構造化文書データから生成される印刷データを印刷出力する前に、デジタルテレビのブラウザ機能を用いて表示可能な当該印刷データのプレビュー用の構造化文書データの生成を適切に行うことが可能となる。
(実施例1)
[プレビュー用コンテンツデータ生成処理]
以下、図面を参照しながら本発明に係る実施例を詳細に説明する。
図1は、本実施例におけるデータ放送印刷の環境を示した図である。表示装置であるデジタルテレビ放送受信機101(以後、DTVと称する)と、情報処理装置であるデジタルテレビプリンタ102(以後、DTVプリンタと称する)がホームネットワーク108によって通信可能に接続されている。また、ホームネットワーク108はルータ103を介してインターネット105に接続することが可能となっている。つまり、DTV101及びDTVプリンタ102はインターネット105を介してWebサーバ106にアクセスすることが可能となっている。また、DTVプリンタ102はWebサーバ106に保存された印刷用コンテンツ107を取得することが可能である。
DTV101は放送局109から送出されたデジタル放送をアンテナ104を介して受信することが可能である。また、上述したように、DTV101はデジタル放送のデータ放送を利用して送信される印刷用コンテンツデータ110を取得することが可能である。さらに、当該印刷用コンテンツデータ110をホームネットワーク108を介してDTVプリンタ102に転送することが可能である。
続いて、図2を参照してDTV101の構成を説明する。図2はDTV101の内部構造を説明するための機能ブロック図である。
DTV101はDTV全体の制御を行うCPU201、制御プログラムの格納や動作に利用されるメモリ202を有している。CPU201やメモリ202は内部バス210を介して、リモコンI/F211やネットワークI/F212と接続される。リモコンI/F211は不図示のリモコン装置との間の通信を行うためのインタフェースである。また、ネットワークI/F212は上述したホームネットワーク108を介してDTVプリンタ102やルータ103と通信を行うためのインタフェースである。
アンテナ104で受信した放送波はチューナ203に入力される。チューナ203は選局操作などで指定された周波数の放送波を選択的に復調回路204に出力する。復調回路204は入力された放送波をMPEG−2 TS(Transport Stream)に復調する。MPEG−2 TSは映像や音声、データなどが符号化されて多重されたデータストリームである。このMPEG−2 TSを分離回路205が映像PES(Packetized Elementary Stream)、音声PESといったパケット化された符号化データに分離する。また、TSに含まれている字幕データやEPGの生成等に利用されるSI(Service Information)などのセクションデータも分離回路205が分離する。
分離回路205で分離されたPESやセクションデータは、それぞれデコーダ部に入力される。デコーダ部は、映像PESを映像信号に復号する映像デコーダ206と音声PESを音声信号に復号する音声デコーダ207を備える。また、セクションデータを復号するデータデコーダ208を備えている。
デコーダ部で復号された映像信号や音声信号はそれぞれ画像処理や音声処理が施され、モニタやスピーカなどの出力部209に出力される。また、復号されたデータはメモリに格納されて管理され、所定の操作によって出力部209に出力される。例えば、ユーザによる字幕表示の操作があった場合、字幕データを映像信号に合成して出力される。また、ユーザによるデータ放送表示の操作があった場合、データデコーダ208で復号されたデータ放送用コンテンツを所定のアプリケーションで解釈する。そして、出力部209にデータ放送画面として表示する。
続いて、本実施例におけるDTVプリンタ102の構成を説明する。図3はDTVプリンタ102の内部構成を説明するための機能ブロック図である。DTV101とネットワーク108で接続されているDTVプリンタ102の構成は、ネットワークコントローラ301とプリンタコントローラ302に大きく分けられる。
ネットワークコントローラ301は制御を司るCPU311、受信したデータを一時的に格納するためのバッファメモリや、ワークメモリとして使用するDRAM312を有する。また、ネットワーク108に接続された機器との通信を行うネットワークインタフェースコントローラであるNIC315を有する。さらに、実行プログラムが格納されたプログラムROM313とフォントデータが格納されたフォントROM314を有する。そして、後述するプリンタコントローラ302との通信に用いられるシリアルIO316を有している。なお、これらの各機能ブロックはネットワークコントローラ301の内部バスで接続されている。
続いて、プリンタコントローラ302の構成を説明する。プリンタコントローラ302は制御を司るプリンタコントローラ用CPUであるP−CPU321を備える。また、受信したデータを一時的に格納するためのバッファメモリや、ワークメモリとして使用するP−DRAM322を備える。その他、実行プログラムが格納されたP−ROM323を備える。P−SIO324はネットワークコントローラ301と通信するためのプリンタコントローラ側のシリアルIOである。これらのブロックは内部バスによってプリンタエンジンコントローラ325に接続されている。プリンタエンジンコントローラ325はプリンタの駆動に関する各種のドライバやモータなどを制御するためのコントローラである。インクジェットヘット27を駆動するためのヘッドドライバ326がプリンタエンジンコントローラ325によって制御される。また、ヘッドを動かすためのキャリッジモータ329を駆動するためのモータドライバ329、紙を搬送するペーパーフィードモータ331を駆動するためのモータドライバ330がエンジンコントローラ325によって制御される。
さて、背景技術として述べたように、ARIBで定められたデータ放送印刷では、マークアップ言語形式で記述された印刷用構造化文書データを解釈し、印刷データを生成するのはDTVプリンタ102となる。従って、図3に示したDTVプリンタ102を例にとり、印刷処理の流れを簡単に説明する。なお、ここでは2通りあるデータ放送印刷のうち、プリントファイル方式での印刷処理の流れを記載する。
まず、DTV101からネットワーク108を介して、DTV101が取得した印刷用コンテンツの実体である印刷用コンテンツデータがDTVプリンタ102に送信される。
DTVプリンタ102のネットワークコントローラ301は、送信された印刷用コンテンツデータをDRAM312に格納した後、印刷用コンテンツデータに含まれる構造化文書データであるXHTML−PrintファイルやCSSPPファイルを解釈する。そして、これらのファイルを解釈した上で、印刷イメージデータを生成するレンダリング処理を行う。
ネットワークコントローラ301で生成された印刷イメージデータはシリアルIOを経由してプリンタコントローラ302に転送される。プリンタコントローラ302は送信された印刷イメージデータを印刷するために、プリンタエンジンコントローラ325による制御により、プリンタを駆動して印刷出力を行う。
図4及び図5は、データ放送印刷におけるプリントファイル方式とプリントURI方式の実行手順を説明したフロー図である。
図4は、本実施例におけるデータ放送印刷のプリントファイル方式を説明するフロー図である。印刷用コンテンツデータの実体をデータ放送用データから取得したDTV101は、印刷準備ができると、DTVプリンタ102に対して印刷要求JOBを発行する(ステップS401)。印刷要求JOBを受信したDTVプリンタ102は、印刷用コンテンツデータの受付が可能であれば、印刷用コンテンツデータ受信用のデータシンク領域を設定する。そして、データシンクの情報とともに、印刷可能であるというステータス情報をDTV101に返送する(ステップS402)。
印刷可能である旨の情報を受信したDTV101は、印刷用コンテンツデータをDTVプリンタ102に転送する(ステップS403)。なお、印刷用コンテンツデータの転送はHTTPのPOST処理で行われる。
DTVプリンタ102は、受信した印刷用コンテンツデータがデータシンク領域に格納されるとともに、印刷用コンテンツデータを用いた印刷処理を開始する。なお、印刷処理の詳細は後述する。
続いて、図5は、本実施例におけるデータ放送印刷のプリントURI方式を説明するフロー図である。プリントURI方式では、DTV101は印刷用コンテンツデータの実体を取得せず、印刷用コンテンツデータの保存先を示すアドレス情報(URI:Uniform Resource Indicator)をデータ放送用データから取得する。印刷準備ができるとDTV101はDTVプリンタ102に対して取得したURI情報を印刷要求JOBとして送信する(ステップS501)。印刷要求JOBを受信したDTVプリンタ102は、印刷可能状態であれば、URI情報に基づいてURIで示された印刷用コンテンツデータの実体(構造化文書データや付属するモノメディアデータ)の取得を行う(ステップS502)。なお、この取得処理はHTTPのGET処理で行われる。印刷用コンテンツデータの実体をDTVプリンタ102が取得すると(ステップS503)、DTVプリンタ102は印刷処理を開始する。なお、印刷処理の詳細については後述する。
ここで、本実施例において印刷用コンテンツデータに含まれる印刷用構造化文書データ(XHTML−PrintとCSS Print Profile)の概要を説明する。
第1の構造化文書データとしてのXHTML−Printは、印刷データの要素や属性を規定するものであり、基本的にはXHTML Basicの仕様に準拠した形式であるが、XHTML Basicに比べ、使用可能な要素の種類を限定している点が特徴である。例えば、frame要素はサポート対象外であり、table要素の入れ子(ネスト)は禁止されている。さらに、使用可能なフォントの種類が限定される。なお、当然であるが、XHTML−Printは印刷用データとしての位置づけであるため、フォームやスクリプトといったアプリケーション的な要素を有する記述は含まない。
第2の構造化文書データとしてのCSS Print Profile(CSSPP)は、印刷データのレイアウトやフォントサイズなどを規定するものである。CSSPPはCSS Lebel2の仕様に準拠しているが、CSS Level2に比べ、使用できるスタイルの種類が限定されている。また、印刷用のレイアウトの指定が可能なよう、拡張されている点が特徴である。レイアウトはHTMLのCSSと同様、position:staticが基本であるが、ブロック要素にposition:absoluteを指定する絶対位置指定も可能である。但し、サイズ指定に関しては、各メーカのプリンタの解像度が一定でないことから、ピクセル単位の指定は不可である。従って、解像度に依存しない“cm”や“mm”などの絶対値指定のみが可能である。また、独自の拡張機能としては、用紙サイズ、ページ番号、ヘッダやフッタなどの指定が可能となっている。
続いて、本発明の特徴である印刷処理の詳細について図を用いて説明する。図6に示したのは、ネットワークコントローラ301で実行されるソフトウェア処理の処理手順を示す図である。円で示された各機能はそれぞれがソフトウェアモジュールに相当するものとして説明する。
なお、上述したデータ処理で行われる、マークアップ言語で記述された構造化文書データの解釈やレンダリングは本実施例ではソフトウェアによって実行されるものとして説明する。なお、本発明はソフトウェア処理に限定されるものではない。以下に説明するソフトウェアモジュールの各機能をハードウェアで実装することが可能である。また、各モジュールがそれぞれ独立したソフトウェア構造を有する必要は無い。図6では説明を簡略化するため、一つの処理を一つのモジュールに対応させているだけである。
DTV101から送信された印刷用コンテンツデータはインタフェースモジュール601によって受信される。そして、受信した印刷用コンテンツデータを後段のパース処理モジュール602に渡す。なお、図示しないが、インタフェースモジュール601はプリントコントローラ302からプリンタの内部状態ステータスを取得し、プリンタステータス情報としてDTV101に送信する機能も有している。同様に、インタフェースモジュール601はプリンタコントローラ302に対してDTV101からのコマンドやネットワークコントローラ301からのコマンドを送信する機能を有する。
もちろん、インタフェースモジュール601はDTV101から印刷用コンテンツデータの保存先を示すURIを取得し、当該URIに基づいて印刷用コンテンツデータの実体を受信することも可能である。
パース処理602はXHTML−PrintファイルやCSSPPファイルといった構造化文書データの構文を解析するモジュールである。また、解析した結果、レイアウトに関する指定を抽出する処理も実行する。
レイアウト処理603は、パース処理602によって解析された構文情報に基づいて、印刷オブジェクトを物理的なページデータとするためのページレイアウト情報を作成するモジュールである。例えば、XHTML−Printファイルに記載されたテキストや、XHTML−Printファイルで指定された画像ファイルにCSSPPファイルを解釈して得られたスタイル情報を反映させることで、ページデータとするための改ページ位置の情報を作成する。このとき、レイアウトの生成で参照されるのがCSSPPファイルとなる。
フォント処理604は、主にCSSPPファイルによって指定されたフォントデータを作成及び管理するモジュールである。なお、フォント処理604は、レイアウト処理603で実行するページレイアウト情報の生成時にフォント情報を取得するためにも呼び出される。
レンダリング処理605は、ベクターデータなどの数値データとして与えられたオブジェクトを計算によってイメージデータ化する処理を実行する。レンダリング処理605は、例えば、JPEG形式のデータをRGBビットマップデータにデコードしたり、レイアウト情報で指定されたサイズに調整するための拡大縮小処理を実行したりする。
バンディング処理606は、例えば、1ページの描画領域全体を複数の領域(バンド)に分割する。バンディング処理606は、後段のラスタライズ処理607がバンド単位に描画を実行可能とするための処理である。
ラスタライズ処理607は、バンディング処理606でバンド単位に分割された描画領域に含まれるテキストや、レンダリング処理605でレンダリングされたイメージデータなどを用いて、印刷用のイメージデータを生成する処理である。ラスタライズ処理607によって、最終的な印刷データ生成が完了する。
ラスタライズ処理607で生成された印刷用イメージデータは、図3で示したプリンタコントローラ302に渡され、所定の処理が施される。
ここで、CSSPPファイル及びXHTML−Printファイルの記述変更処理608の説明を行う前に、プリンタコントローラ302側の処理を説明する。
図7は、プリンタコントローラ302で実行されるソフトウェア処理を説明する図である。なお、プリンタエンジン704以外の円で示された各モジュールはそれぞれがソフトウェア処理に相当するものとして説明する。なお、本実施例におけるプリンタエンジンは、インクジェット方式のシリアルプリンタを用いたシステムとしている。そして、本プリンタにおけるプリンタコントローラ302は高度な画像処理などは行わず、プリンタコントローラ302のメモリ上に印刷イメージデータの展開を行う。そして、展開された印刷イメージデータをプリンタエンジンで処理できるデータ形式に変換し、印刷を実行するものとする。
プリンタ制御実行処理701は、プリンタコントローラ302で行われる各種制御を実行するモジュールである。また、プリンタステータス情報をネットワークコントローラ301との間で送受信する制御なども実行する。
画像処理702は、ネットワークコントローラ301のラスタライズ処理607で生成された印刷イメージデータを受け取り、プリンタエンジンの出力形式に合わせた画像処理を実行するモジュールである。実行される画像処理は、多値のRGBイメージデータを2値のCMYKイメージデータに変換する処理などである。
出力制御703は、画像処理モジュール702から出力された印刷イメージデータを、プリンタエンジン704で実行される印刷処理に対応させた出力形式となるように出力制御を行うモジュールである。
プリンタエンジン704は図3におけるヘッドドライバ326やモータドライバに相当する機能モジュールであるのでここでは説明を省略する。
さて、図6に戻り、本発明の特徴的な処理である印刷用構造化文書データの変更処理について説明する。
608は、CSSPP及びXHTML−Printの2つの印刷用構造化文書データの記述内容を変更する記述変更処理モジュールである。上述したように、データ放送印刷で用いられる印刷用コンテンツデータは、XHTML−PrintとCSSPPという2つの構造化文書データを含む。これらはそれぞれマークアップ言語で記述されているが、印刷に特化した構造を有している。そのため、これらを通常のHTMLブラウザで表示してもレイアウトが崩れたり、表示すらできなかったりといった不具合が生じる。これは、通常のHTMLブラウザエンジンではXHTML−PrintやCSSPP独自の印刷に特化した構造を解釈することができないためである。
そこで、記述変更処理モジュール608は、HTMLブラウザで印刷ページプレビュー表示を適切に行えるよう、印刷に特化したCSSPP及びXHTML−Printの記述内容を変更する処理を実行する。以下、パース処理602、レイアウト処理603及び記述変更処理モジュール608の処理を、例を用いて説明する。
図8はCSSPPファイルからページレイアウト情報を抽出するパース処理602と、そのレイアウト情報に基づいて、CSSPPファイル及びXHTML−Printファイルの記述内容を変更する記述変更処理608の処理内容を説明する図である。なお、ここでは、受信したCSSPPファイル及びXHTML−Printファイルのコピーを生成し、生成したコピーファイルに対して記述変更処理を行うものとして説明する。
CSSPPファイルにおいて、印刷独自の記述項目となっているのは「@page」指定である。一般に、印刷はページ単位の出力となるので、「ページボックス」と称される特別なボックスを使用することになる。ページボックスは「ページ領域」と「マージン」とから構成されるものである。このページボックスに相当する「@page」指定により、ページボックスのサイズ、向き、マージンなどの各値を指定できる。図8では、A4サイズの縦置き用紙に、マージンを上下左右ともに3mmとしたページ領域が指定されていることが示されている。
また、スタイルシートの記述を出力先別に分けることができる。図8では、ディスプレイ向けの「screen」と印刷向けの「print」でそれぞれ本文のフォントサイズを異ならせて指定していることが示されている。
パース処理602では、CSSPPファイルを解析することにより、レイアウト情報を抽出する。まず、「@page」指定から上述したページボックスのサイズや向き、マージン情報を抽出する。次に、「@media」指定からprintに関してはフォントサイズ情報を抽出する。抽出された情報はCSSPPファイルとともに、記述変更(CSS&XHTML Change)処理608に渡される。
記述変更処理608ではCSSPPファイルをHTMLブラウザエンジンで解釈することが可能なCSS Level2準拠のファイルとするために、CSSPPファイルの記述変更処理が実行される。
図8の場合、CSSPP をCSS Level2(以後、CSS2と称する)に変更するために、印刷に特化したページボックスの情報をブラウザ表示に対応した表示に変更している。具体的には、ページボックスの情報を削除し、新たなボックス領域指定の記述を追加する。CSS2では「@page」及び「@media」の記述を削除するとともに、新たに定義された「all」によるボックス領域指定がなされている。このボックス領域は、横方向はページ幅の210mmとマージン3mmに制限しているが、縦方向は一切制限を設けていない。これは、HTMLブラウザで表示することを想定してのものである。また、印刷プレビュー用のCSS2のため、printメディアに関するフォントサイズは9ptのままとしている。
上述したようにCSSファイルの記述が変更されると、対応するXHTML−Printファイルも変更する必要がある。そのため、記述変更処理608にはXHTML−Printファイルも渡される。
図8のようにCSSファイルが変更された場合、XHRML−PrintファイルをXHTML Basicファイル形式にするためにはXHTMLの記述全体をCSS2の「all」によるボックス領域で囲む必要がある。そのため、図8ではXHTML Basicとしてbody要素の次にdiv要素を使ったclass属性に“all”の記述を行う。div要素は入れ子(ネスト)に対する制限は無いことから、XHTML−Printファイルに追記しても問題にはならない。
このように、記述変更処理608は、パース処理602で抽出したレイアウト情報を用いて、CSSPPファイルをCSS2対応の記述に変更する。また、CSSPPファイルの変更に伴って、XHTML−PrintファイルをXHTML Basic対応の記述に変更する。
さらに、記述変更処理608では印刷プレビュー表示のために、CSSPPファイル及びXHTML−Printファイルに対して改ページ位置を示す記述を挿入する処理を実行する。XHTML−Print及びCSSPPの場合、改ページ制御に関係した設定を行うプロパティとして用意されているのは、プロパティを含む要素の直前で改ページを実行するpage−break−beforeである。また、プロパティを含む要素の直後で改ページを実行するpage−breal−afterと、プロパティを含む要素の途中で実行するpage−break−insideも用意されている。
これらは全て、用紙への印刷出力におけるページの区切りを指定するものであるため、印刷を行う際にしか適用されない。従って、このプロパティをページの概念を持たないHTMLブラウザエンジンで解釈することはできない。当然ながら、HTMLブラウザで表示されるデータにはページの区切り位置を示す記載は存在しない。
そこで、記述変更処理608では、パーサ処理602で抽出する改ページ関連のプロパティを用いて改ページ位置を検出する。さらに、XHTMLファイル及びCSSファイルに、改ページ位置であることをブラウザで表示するための情報を追記する。これにより、ページの概念を持たないXHTML Basic対応のXHTMLファイル及びCSS2をHTMLブラウザで表示しても、ページの切れ目となる位置をユーザが視認することが可能となる。
なお、改ページ関連のプロパティを用いていないCSSPPファイルも存在する。その場合はレイアウト処理603によるページ単位のレイアウト情報から改ページ位置を算出し、その位置に上記した改ページ表示の記述を追記すればよい。
図9は上記の改ページ位置に関する記述変更処理が施されたCSSファイル及びXHTMLファイルの例である。検出された改ページ位置に、改ページ位置であることをユーザに示す横罫線を表示する目的で、CSS2形式となったCSSファイルにはborderプロパティが記述されている。また、XHTML Basic形式となったXHTMLファイルには横罫線の位置にテキスト情報として「改ページ」との表記を行うための記述が追加されている。これにより、HTMLブラウザに表示される印刷データのプレビュー画像には、ブラウザ上での表示例として示したような、横罫線と「改ページ」というテキストが表示される。
図6に戻って説明を続ける。以上記載した記述変更処理608により、CSSPPファイルとXHTML−PrintファイルはCSS2とXHTML Basicに準拠したプレビュー用構造化文書データに変更される。そして、HTTPサーバ処理609では、ネットワークコントローラ301のCPU311がこれらのプレビュー用構造化文書データ及び関連するモノメディアデータをDTVプリンタ102に実装されたHTTPサーバ(不図示)へアップロードする処理を実行する。なお、以後、プレビュー用コンテンツデータと称した場合は、プレビュー用構造化文書データを少なくとも含むデータ群として説明を行う。
以上、説明したように、プレビュー用コンテンツデータの生成は印刷用構造化文書データの記述内容をプレビュー用構造化文書データに変更することで実施される。従来のように、レンダリング処理で生成した印刷データをもとにプレビュー画像を生成するものではないので、プレビューにかかる処理時間を大幅に短縮することができる。また、レンダリング処理やイメージデータの格納を必要としないため、プレビュー用コンテンツデータの生成ではメモリなどのハードウェア資源も既存の資源で十分に流用できる。
[プレビュー用コンテンツデータの表示処理]
続いて、DTV101で印刷プレビューを表示する処理について説明を行う。DTVではデータ放送を表示するためのBMLブラウザの他、汎用のHTMLブラウザを実装した機種が増加している。従来は、BMLブラウザとは独立したアプリケーションを実装してこれら2種類のブラウジング機能を提供する装置が多かった。しかし、最近は機器内部のリソースを効率化させる必要性などから、BMLブラウザとHTMLブラウザを一つのコアエンジンで動作させる構成を有するようになりつつある。従って、BMLコンテンツとHTMLコンテンツをシームレスに操作する環境が整いつつある。
HTMLに準拠したブラウザが実装されていれば、XHTML Basic及びCSS2に対応する構造化文書データを表示することができる。従って、上述した記述変更処理で生成したプレビュー用コンテンツデータをDTV101に実装されたHTMLブラウザを介して表示することができる。
図10はDTV101に実装されたアプリケーションレイヤを示す概念図である。最上位層はブラウザアプリケーション層であり、ブラウザ1001が対応する。その次のレイヤであるブラウザエンジン層には、スクリプト1002、HTML/XHTML1003、BML1004、プラグイン1005が対応する。その次のレイヤであるインタフェース層にはHTTP1006が対応する。最下層はOS1007が対応することになる。
BML1004は、データ放送用BMLに対応したブラウザエンジンである。BML1004のブラウザエンジンではARIBで策定されたデータ放送を表示することが可能である。
HTML/XHTML1003は、インターネットコンテンツであるHTMLやXHTMLに対応したブラウザエンジンである。従って、このエンジンでは通常のインターネットコンテンツを表示することが可能である。さらに、各種スクリプトの実行を行うスクリプト1002や、プラグインに対応するプラグイン1005といったエンジンを備える。
本実施例のDTV101では、1つのブラウザアプリケーションでデータ放送用BMLコンテンツの表示と、インターネットコンテンツの表示が可能である。
図11は、本実施例におけるプレビュー表示処理の処理フローである。この処理フローでは、DTV101側の処理とDTVプリンタ102側の処理を共に記載している。いずれの装置でも、本処理を実行するのは各装置に実装され、各装置の制御を司るCPU(201,311)である。以下、この処理フローについて説明を行う。
まず、データ放送コンテンツをブラウザで表示した状態で、ユーザがブラウザ画面上に表示された「プレビュー」ボタンをリモコン装置などの操作で押下する操作を行う。この操作により、DTV101はプレビュー指示の入力を受け付ける(ステップS1101)。なお、データ放送コンテンツをBMLエンジンを用いてブラウザに表示した状態を図12に示す。また、画面に4色のカラー(プレビューボタンは黄色とする)に対応させたボタンが表示されている。
プレビュー指示の入力を受けたDTV101のCPU201は、データ放送に付随して送信された印刷用コンテンツデータの実体、または印刷用コンテンツデータの保存先を示すURIをDTVプリンタ102に送信する(ステップS1102)。また、このときDTVプリンタ102で印刷プレビュー処理を実行するよう、DTVプリンタ102に指示を出すプレビュー指示コマンドを発行する。
DTV101よりプレビュー指示コマンドと印刷用コンテンツデータの実体または印刷用コンテンツデータの保存先を示すURIを受け取ったDTVプリンタ102は、当該プレビュー指示コマンドの入力を受ける(ステップS1103)。なお、特に制御ステップとしては図示しないが、印刷用コンテンツデータの実体ファイルを受け取った場合はその実体ファイルを用いてプレビュー用コンテンツデータの生成を開始する。また、印刷用コンテンツデータの保存先を示すURIを受け取るプリントURI形式の場合は、当該URIを用いて図5で説明した処理により、印刷用コンテンツデータの実体ファイルを取得する処理を行う。
続いて、DTVプリンタ102は、ステップS1103で入力されたプレビュー指示コマンドに基づいて、取得したXHTML−Printファイル及びCSSPPファイルの解析処理を実行する(ステップS1104)。本ステップでの処理は、図6に示したパース処理602に相当するものである。
解析後、DTVプリンタ102はXHTML−Printファイル及びCSSPPファイルの記述変更処理を実行する(ステップS1105)。本ステップでの処理は、図6に示した記述変更処理608に相当するものである。
次に、DTVプリンタ102はステップS1105の記述変更処理によって生成されたプレビュー用コンテンツデータ(プレビュー用XHTMLファイル及びCSSファイルを含むデータ群)をDTVプリンタ102のHTTPサーバへアップロードする(ステップS1106)。本ステップでの処理は、図6に示したHTTPサーバ処理609に相当するものである。
DTV101ではステップS1101でユーザからのプレビュー指示の入力を受けた後、HTMLブラウザエンジンを起動する(ステップS1107)。これは、DTVプリンタ102が生成するプレビュー用コンテンツデータを解釈してブラウザで表示するために行われる。
DTV101は、HTMLブラウザエンジン1003を起動した後、ステップS1106でHTTPサーバにアップロードされたプレビュー用コンテンツデータを取得するためにHTTPサーバにアクセスする(ステップS1108)。具体的には、プレビュー用コンテンツデータであるXHTMLファイルのファイルパス、即ちURIへアクセスすることになる。
なお、DTV101とDTVプリンタ102との間では、プレビュー用コンテンツデータへアクセスするためのURIを事前に取り決めておく。この取り決め方法としては各種の方法が考えられるが、本実施例では、DTVプリンタ102にプレビュー用コンテンツデータへアクセスするためのURIを予め設定し、出荷する。DTVプリンタ102とDTV101をネットワークを介して接続した際、DTVプリンタ102の各種設定値とともに上記URIをDTV101へ通知する。DTV101は通知されたURIを任意のメモリ領域に格納しておくこととする。そして、ステップS1108でDTV101がHTTPサーバへアクセスする際に、格納しておいたURIを用いる。もちろん、DTVプリンタ102はDTV101から印刷プレビュー指示が発行された場合、生成したXHTMLファイルを上記URIに対応させてHTTPサーバ上に保持することになる。
続いて、DTV101はプレビュー用コンテンツデータを取得する(ステップS1109)。このとき、XHTMLファイルにJPEG画像などのモノメディアを指定する属性が記述されていれば、指定されたモノメディアもあわせて取得する。最後に、取得したプレビュー用コンテンツデータをHTMLブラウザエンジンが処理することで、ブラウザに印刷プレビューを表示する(ステップS1110)。
図13は、印刷プレビューをブラウザ1001に表示した場合を示す図である。DTV101のモニタにはブラウザ画面1301が表示され、ブラウザ画面1301内に取得した印刷プレビュー用コンテンツデータに基づいて生成したプレビューが表示されている。ユーザは、表示された印刷プレビューを確認した上で、ブラウザに表示された「印刷」ボタンをリモコン操作などにより押下することができる。DTV101が印刷指示コマンドをDTVプリンタ102に発行すると、DTVプリンタ102に既に送信されている印刷用コンテンツデータ(XHTML−Printファイル及びCSSPPファイルを含むデータ群)を用いて印刷データが生成される。
以上、ここまで説明したように、DTV101とDTVプリンタ102とからなるシステムでは、DTVプリンタ102が印刷用コンテンツデータからプレビュー用コンテンツデータを生成する。このプレビュー用コンテンツデータは、印刷に特化したXHTMLとCSSをDTV101に搭載されたブラウザで表示することができるとともに、印刷プレビューとしての要求にも応えられるように、改ページ位置などの情報を追加したものである。DTV101は、DTVプリンタ102が生成し、HTTPサーバにアップロードされたXHTMLを取得して、HTMLブラウザで表示することにより、ユーザに対して適切な印刷プレビュー画像を提供することができる。
即ち、デジタル放送のデータ放送の印刷において、マークアップ言語で記述された印刷用構造化文書データから生成される印刷データを印刷出力する前に、デジタルテレビのブラウザ機能を用いて当該印刷データのプレビュー表示を行うことが可能となる。
なお、本実施例では、DTVプリンタ102の構成、特に図6に示した構成を全てソフトウェアモジュールで表現したが、本発明はこれに限定されるものではない。パース処理602や記述変更処理などといった構成をハードウェアとして実装することも可能である。
また、本実施例のDTV101では、HTML/XHTMLブラウザエンジン1003とBMLブラウザエンジン1004がそれぞれ共通のブラウザ1001を利用するように構成しているが、本発明はこの構成に限るものではない。それぞれのブラウザエンジンに対応するようにそれぞれのブラウザが実装される場合であっても、本発明は適用することが可能である。
なお、上述した第1の実施例ではDTV101から印刷プレビューの指示コマンドが発行された場合に、DTVプリンタ102が印刷用コンテンツデータをプレビュー用コンテンツデータに変換する処理を実行していた。
しかしながら、DTV101から印刷の指示コマンドが発行された場合でも、DTVプリンタ102で実際に印刷処理を実行する前に、ユーザに対してプレビューを確認するよう促すことも可能である。この場合、印刷用のXHTML−Printファイル及びCSSPPファイルに基づいてプレビュー用のXHTMLファイル及びCSSファイルを生成し、DTV101のブラウザで表示させる。その後、プレビューの内容で印刷を実行しても良い旨の指示コマンドがDTVプリンタ102に入力された場合に、受信した印刷用のXHTML−Printファイル及びCSSPPファイルから印刷データを生成する処理を実行すればよい。
このように構成することで、ユーザが望まない印刷物が出力されるケースを抑制できるようになる。
本発明の実施例におけるデータ放送印刷の環境を示した概念図である。 本発明の実施例におけるDTV101の内部構造を説明するための機能ブロック図である。 本発明の実施例におけるDTVプリンタ102の内部構成を説明するための機能ブロック図である。 本発明の実施例におけるデータ放送印刷のプリントファイル方式を説明するフロー図である。 本発明の実施例におけるデータ放送印刷のプリントURI方式を説明するフロー図である。 本発明の実施例におけるネットワークコントローラ301で実行される処理を説明する図である。 本発明の実施例におけるプリンタコントローラ302で実行される処理を説明する図である。 本発明の実施例における記述変更処理608の処理内容を説明する図である。 本発明の実施例における記述変更処理が施されたCSSファイル及びXHTMLファイルの例を示す図である。 本発明の実施例におけるDTV101に実装されたアプリケーションレイヤを示す概念図である。 本発明の実施例における印刷プレビュー表示処理の処理フロー図である。 本発明の実施例におけるデータ放送コンテンツをBMLエンジンを用いてブラウザに表示した状態を示す図である。 本発明の実施例における印刷プレビューをブラウザに表示した場合を示す図である。
符号の説明
101 DTV(表示装置)
102 DTVプリンタ(情報処理装置、印刷装置)
108 ネットワーク
201 CPU
301 ネットワークコントローラ
302 プリンタコントローラ
602 パース処理モジュール
603 レイアウト処理モジュール
608 記述変更処理モジュール
609 HTTPサーバモジュール
1001 ブラウザ
1003 HTML/XHTMLブラウザエンジン
1004 BMLブラウザエンジン

Claims (6)

  1. データ放送を受信する放送受信装置と通信可能に接続され、データ放送を利用して提供されるデータ放送印刷を実行可能な印刷装置であって、
    マークアップ言語で記述された、データ放送にかかる印刷用構造化文書データまたは当該印刷用構造化文書データの保存先を示すアドレス情報を前記放送受信装置から受信する受信手段と、
    前記受信手段で前記アドレス情報を受信した場合には、当該アドレス情報を用いて印刷用構造化文書データを取得する取得手段と、
    前記受信手段または前記取得手段により入手した前記印刷用構造化文書データを解析し、印刷に関するレイアウト情報を抽出する解析手段と、
    当該レイアウト情報を用いて、前記印刷用構造化文書データに含まれ印刷に関する記述内容を、前記放送受信装置に搭載された、マークアップ言語を表示可能なブラウザアプリケーションで解釈可能な記述に変更する変更処理手段と、を有し、
    前記印刷用構造化文書データは、印刷データの要素や属性を規定する第1の構造化文書データと、印刷データのレイアウトを少なくとも規定する第2の構造化文書データとを含み、
    前記解析手段は前記第2の構造化文書データを解析することで前記レイアウト情報を抽出し、
    前記変更処理手段は、前記解析手段で抽出したレイアウト情報を用いて、前記第1の構造化文書データ及び前記第2の構造化文書データに含まれる印刷に特化した記述内容をブラウザアプリケーションでの表示に対応した記述内容に変更することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記変更処理手段は、前記第1の構造化文書データ及び前記第2の構造化文書データに対してページの区切り位置を示す記述を追加することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記変更処理手段で記述を変更された前記第1の構造化文書データ及び前記第2の構造化文書データを前記放送受信装置からアクセス可能とするためにサーバへアップロードするアップロード手段をさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
  4. データ放送を受信する放送受信装置と通信可能に接続され、データ放送を利用して提供されるデータ放送印刷を実行可能な印刷装置の制御方法であって、
    マークアップ言語で記述された、データ放送にかかる印刷用構造化文書データまたは当該印刷用構造化文書データの保存先を示すアドレス情報を前記放送受信装置から受信する受信ステップと、
    前記受信ステップで前記アドレス情報を受信した場合には、当該アドレス情報を用いて印刷用構造化文書データを取得する取得ステップと、
    前記受信ステップまたは前記取得ステップにより入手した前記印刷用構造化文書データを解析し、印刷に関するレイアウト情報を抽出する解析ステップと、
    当該レイアウト情報を用いて、前記印刷用構造化文書データに含まれる印刷に関する記述内容を、前記放送受信装置に搭載された、マークアップ言語を表示可能なブラウザアプリケーションで解釈可能な記述に変更する変更処理ステップと、を有し、
    前記印刷用構造化文書データは、印刷データの要素や属性を規定する第1の構造化文書データと、印刷データのレイアウトを少なくとも規定する第2の構造化文書データとを含み、
    前記解析ステップでは前記第2の構造化文書データを解析することで前記レイアウト情報を抽出し、
    前記変更処理ステップでは、前記解析ステップで抽出したレイアウト情報を用いて、前記第1の構造化文書データ及び前記第2の構造化文書データに含まれる印刷に特化した記述内容をブラウザアプリケーションでの表示に対応した記述内容に変更することを特徴とする印刷装置の制御方法。
  5. 前記変更処理ステップでは、前記第1の構造化文書データ及び前記第2の構造化文書データに対してページの区切り位置を示す記述を追加することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置の制御方法。
  6. 前記変更処理ステップで記述を変更された前記第1の構造化文書データ及び前記第2の構造化文書データを前記放送受信装置からアクセス可能とするためにサーバへアップロードするアップロード手段をさらに有することを特徴とする請求項4または5に記載の印刷装置の制御方法。
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