JP4297408B2 - 厚膜フォトレジストとこれらの使用方法 - Google Patents

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Description

本出願は全体での引用によりこの明細書に組み込まれている2001年5月11日出願の米国特許プロビジョナル出願番号60/290,445の特典を主張する。
本発明は、新しいフォトレジスト、特に厚いコーティング層として塗布され、像形成可能であるフォトレジストに関する。本発明の好ましいレジストは、1つ以上のフォト酸(photoacid)発生剤化合物と樹脂成分を含有する化学増幅ポジ型レジストである。
フォトレジストは像を基体に転写するのに使用される感光性フィルムである。フォトレジストのコーティング層を基体上に形成し、そして次いでこのフォトレジスト層をフォトマスクを通った活性化放射線源に露光する。このフォトマスクは、活性化放射線に不透明である領域と活性化放射線に透明である他の領域を有する。活性化放射線への露光は、フォトレジストコーティングの光誘起的化学転換をもたらして、それによりフォトレジストを被覆した基体にフォトマスクのパターンを転写する。露光に続いて、このフォトレジストを現像して、基体の選択的処理を可能にするレリーフ像を得る。
フォトレジストはポジ型あるいはネガ型のいずれかであることができる。大多数のネガ型フォトレジストに対しては、活性化放射線に露光されるこれらのコーティング層部分は、フォトレジスト組成物のフォトアクティブ化合物と重合性試剤の間の反応で重合または架橋する。結果として、この露光されたコーティング部分は非露光部分よりも現像液溶液中への溶解性が低下する。ポジ型フォトレジストについては、露光部分は現像液溶液中への溶解性が増大し、一方、非露光領域は現像液溶解性が比較的小さい状態のままである。フォトレジスト組成物は、(非特許文献1)に記述されている。現時点で入手できるフォトレジストは多数の用途に好適である一方で、現行のレジストは、特に高解像のサブ1/2ミクロンとサブ1/4ミクロンパターンの形成などの高性能用途において顕著な欠点も呈する可能性がある。
Deforest、「Photoresist Materials and Processes」,McGraw Hill Book Company,New York,ch.2,1975、およびMoreau,「Semiconductor Lithography,Principles,Practices and Materials」,Plenum Press,New York,ch.2 and 4
結果として、約248nmまたは193nmの波長などの約300nm以下、あるいは更に約200nm以下の露光放射線を包含する短波長放射線により光で像形成することができるフォトレジストに対する関心が高まった。このような短い露光波長の使用によって、更に小さいパターンの形成が潜在的に可能となる。
従って、更に小さい、高解像のパターンの形成を可能とさせる新しいフォトレジストとフォトレジストの処理方法を有することが望ましい。サブ300nm、特に248nmなどの短波長で処理可能であるようなフォトレジストを有することが特に望ましい。
本発明者らは、フォトレジストを厚いコーティング層として、例えば、1ミクロンを超える、約1.5、2、3、4あるいは更に5ミクロンを超える乾燥した(ソフトベーク後)層厚で塗布し、処理することを可能とする新しい方法と組成物を見出した。
レジストを本発明により248nmをはじめとする短波長で像形成して、高解像の厚い層レリーフ像を得ることができる。例えば、以下の実施例に示す結果を参照のこと。
第1の態様においては、レジストを厚いコーティング層として、例えば、約1.5〜5ミクロンの範囲の厚さで基体に塗布し、パターン化された活性化放射線により像形成し、そして次に相対的に低い温度で、特に現行の化学増幅ポジ型レジストの標準的な露光後ベーク処理よりも少なくとも約10℃、15℃、20℃、または25℃低い温度で熱処理(露光後ベークまたは「PEB」)する。特に、本発明の方法においては、レジストは、好適には約105℃または100℃の、更に通常約95℃または90℃の温度で露光後ベークされる。
本発明者らは、このような温和な露光後ベーク処理が現像時に厚いコーティング層の高解像のレリーフ像を生成することができることを見出した。対照的に、薄い層(例えば、0.5ミクロン以下)として被覆された同一あるいは同等のレジストは、このような温和なPEB処理時に著しく低下した解像度のレリーフ像を生成する。
以降の露光後熱処理よりも少なくとも約15℃または20℃高い最大温度で露光前ソフトベーク(溶剤キャリア除去)を行うか、更に好ましくは以降の露光後熱処理の最大温度よりも少なくとも約25℃または30℃高い最大温度で露光前ソフトベークを行うのも好ましい。以降の露光後熱処理の最大温度よりも約15℃〜35℃、特に約25℃高い温度で露光前ソフトベークの最大温度が行われるのが概ね好ましい。この明細書で熱処理(例えば、i)露光前ベークまたはii)露光後、現像前ベーク)の最大温度と言うのは、特定の熱処理の間に到達し、保持(例えば、少なくとも約5、10あるいは15秒間保持)される最大温度を指す。
本発明のさらなる態様においては、厚フィルムコーティング層の堆積を容易とし、増進させることができるレジスト組成物が提供される。特に、本発明のレジストは、好適には、厚いコーティング層の形成を促進する可塑剤化合物あるいは組成物を含有しうる。
この樹脂成分は、低ガラス転移温度を有するポリマー、例えば、約30,000または20,000以下の分子量(Mw)、あるいは10,000以下の、あるいは5,000以下の分子量(Mw)を有するポリマーも含有してもよい。
このフォト酸発生剤成分は、相対的に大きいフォト酸、例えば少なくとも約155あるいは160Åの体積、更に好ましくは少なくとも170、180あるいは190Åの体積を有するフォト酸を発生してもよい。少なくとも約200、220、250、280あるいは300Åの体積を有するフォト酸を包含する更に大きなフォト酸が好適である。このような大きなフォト酸は厚いレジストコーティング層中での望ましくない拡散を起こす傾向が少ない。
本発明の方法での使用に特に好ましいフォトレジストは、フェノール基を有するポリマーを含んでなる。重合されたフェノール単位と、重合されたt−ブチルアクリレート、t−ブチルメタクリレート、メチルアダマンチルアクリレート、メチルアダマンチルメタクリレートなどをはじめとする重合された、酸レイビル(acid−labile)基を有するアクリレート単位を有するポリマーを含んでなるフォトレジストがなお更に好ましい。このようなポリマーは高次のポリマー(例えば、ターポリマー、テトラポリマーなど)であって、フェノール単位とフォト酸レイビル(photoacid−labile)アルキルアクリレート単位以外に更なる繰り返し単位を含有してもよい。例えば、好ましい更なる単位は、重合されたスチレンあるいはアルファ−メチルスチレン単位などの比較的不活性な単位である。この明細書でアクリレートと言うのは、メタクリレートなどの置換アクリレートを包含する。
本発明は、その上に被覆された本発明のフォトレジストおよびレリーフ像を有するマイクロエレクトロニクス用ウエハーなどの基体を含んでなる製造物品を更に含んでなる。本発明は、マイクロエレクトニクス用ウエハーと他の物品を製造する方法も包含する。本発明の他の態様は下記に開示される。
上述のように、本発明者らは、フォトレジストを厚いコーティング層として、例えば、1ミクロンを超える乾燥(ソフトベーク後、露光前測定)層厚で、更に通常には、約1.5、2、3、4、5あるいは更に6ミクロンを超える乾燥(ソフトベーク後)層厚をはじめとする厚いコーティング層としてのフォトレジストの塗布および処理を可能とする新しい方法と組成物を見出した。約7、8、9あるいは10ミクロンを超えるレジスト層を塗布し、処理することは一般に必要ではないが、極めて顕著な乾燥層厚を有するレジスト層を使用することができる。
本発明の方法においては、好ましくはi)溶剤キャリアを除去するフォトレジスト組成物コーティング層の露光前熱処理とii)現像の前の露光後熱処理の間の温度差が使用される。好ましくは、この露光前熱処理は露光後熱処理よりも高い温度で行われる。好ましくは、最大露光前処理温度と最大露光後熱処理の間の温度差は、少なくとも約5℃、更に好ましくは少なくとも、あるいは約10℃、15℃、20℃、25℃、30℃または40℃までの温度差である。最大露光前熱処理温度と最大露光後熱処理の間の温度差は10℃〜40℃であるのが特に好ましく、更に好ましくは約10℃〜30℃の温度差、なお更に好ましくは約15℃〜25℃の温度差である。
上述のように、種々のポリマーを本発明のレジストの樹脂成分として使用してもよい。好ましい樹脂はフォト酸レイビルエステル基またはアセタール基などの1つ以上のデブロッキング(deblocking)基を含有するフェノールポリマーである。フォト酸レイビルエステル基は、好適には、例えば、t−ブチルアクリレートまたはt−ブチルメタクリレートの重合により提供されるなど、アルキルアクリレート(メタクリレートなどの置換アクリレートを包含する)の重合により提供されてもよい。メチルアダマンチルアクリレートなどをはじめとするフォト酸レイビル基を有する他のアクリレートの重合も好適である。
本発明に従って使用され、処理されうる好ましいフェノール樹脂は、ノボラックあるいはポリ(ビニルフェノール)樹脂を包含する。このようなフェノール樹脂の製造は既知である。ポリ(ビニルフェノール)あるいはフェノールコポリマーが一般に好ましい。
ポリ(ビニルフェノール)を例えば、米国特許第4,439,516号に開示されているように製造してもよい。好ましいフェノールコポリマーは、例えば、米国特許第6,090,526号;第6,077,643号;第6,057,083号;および第5,861,231号に開示されている。更なる好適なポリマーが米国特許第4,968,581号;第4,883,740号;第4,810,613号;第4,491,628号;第5,258,257号および第5,492,793号に開示されている。触媒の存在下で対応するモノマーをブロック重合、乳化重合または溶液重合することによりポリ(ビニルフェノール)を形成してもよい。例えば、市販のクマリンまたは置換クマリンを加水分解して、続いて得られるヒドロキシ桂皮酸の脱カルボキシル化により、ポリビニルフェノール樹脂の製造に有用なビニルフェノールを製造してもよい。対応するヒドロキシアルキルフェノールを脱水するか、または置換あるいは非置換のヒドロキシベンズアルデヒドとマロン酸との反応から得られるヒドロキシ桂皮酸を脱カルボキシル化することにより、有用なビニルフェノールを製造してもよい。このようなビニルフェノールから製造される好ましいポリビニルフェノール樹脂は、約2,000〜約60,000ダルトンの分子量範囲を有する。
フェノールと非芳香族環状アルコール単位を含有するコポリマーも本発明に従って処理される好ましい樹脂であり、そして好適にはノボラックあるいはポリ(ビニルフェノール)樹脂を部分水素化することによりこれを製造してもよい。このようなコポリマーとフォトレジスト組成物中でのこれらの使用がThackerayらへの米国特許第5,128,232号に開示されている。
アセテート基はフェノール樹脂のフェノール性OH部分を官能化するのに好ましい酸レイビル基である。このような基を得るためには、フェノール形樹脂バインダー前駆体を式L−CRC(=O)−O−Rの化合物などの好適な付加化合物と縮合させてもよい。ここでLはブロマイドまたはクロライドなどの脱離基であり、RとRは、各々独立に、水素、ハロゲン(特にF、ClまたはBr)などの電子吸引性基、または置換あるいは非置換のC1−10アルキルであり;そしてRは置換あるいは非置換のC1−10アルキル、またはフェニルもしくはベンジルなどのアリールアルキルをはじめとする置換あるいは非置換のアリールである。このような付加化合物の縮合は、樹脂バインダー骨格にペンダントし、そして樹脂の反応可能なヒドロキシル基にグラフトされている式−RC(=O)−O−Rの基を生成する。露光および/または露光後加熱時のこれらの基のフォト酸分解は、樹脂バインダー骨格にペンダントした極性の酢酸エーテル部分を付与する。樹脂バインダー骨格にペンダントする他の好ましい酸レイビル基は、式−C(=O)ORの基などのオキシカルボニル基を包含する。ここで、Rは上記に定義されているようなものであり、好ましくはt−ブチルまたはベンジルである。このような基は樹脂バインダー前駆体とジアルキルジカーボネート、例えばジ−t−ブチル−ジカーボネートなどの好適な付加化合物との反応により得られる。Sintaらへの米国特許第5,258,257号と酸レイビル基の論述についてそこで引用されている他の文献を参照のこと。
本発明のレジストのフェノール形ポリマーは不活性な保護基も含有してもよい。このような基はThackerayらへの米国特許第5,514,520号に開示されているようにフェノール形樹脂のフェノール性OH部分に連結されている。その特許で特定され、そしてこの明細書に参照されているように、不活性な保護基は、樹脂にペンダントし、フォトレジスト組成物の露光およびベーキング時に発生する酸または塩基の存在下で化学的に非反応性な基である。樹脂バインダーの反応し得るヒドロキシル基にグラフトされる好ましい不活性な保護基は、メチル、エチル、プロピル、n−ブチル、sec−ブチル、t−ブチルなどのアルキル(−O−アルキルペンダント基を付与する);アルカノイル基(RCOO−ペンダント基を付与する。ここで、Rは好ましくはC1−4アルキルである);メタンスルホニル、エタンスルホニル、プロパンスルホニル、ベンゼンスルホニル、トルエンスルホニルエステルなどのスルホニル酸エステルを包含する。好適な付加化合物とのアルカリ性あるいは酸性の縮合反応、例えば、アルカリ性縮合の場合には水酸化ナトリウムなどの好適な触媒の存在下での、スルホン酸ハライドまたは好適な脱離基を有する他の化合物とフェノールポリマーとの反応により、このような基をフェノール樹脂などの好適な樹脂バインダー前駆体にグラフトしてもよい。米国特許第5,514,520号に開示されている方法も参照のこと。
本発明のレジストでの使用に特に好ましいデブロッキング樹脂は、フェノール単位および非フェノール単位の両方を含有するポリマーを包含する。例えば、このようなポリマーの一つの好ましい基は、実質的、本質的あるいは完全にこのポリマーの非フェノール単位上にのみ酸レイビル基を有する。一つの好ましいポリマーバインダーは次式の繰り返し単位xおよびyを有する。
Figure 0004297408
ここで、このヒドロキシル基はポリマー中でオルト、メタまたはパラ位のいずれかに存在し、そしてR’は1〜約18個の炭素原子、更に通常には1〜約6〜8個の炭素原子を有する置換あるいは非置換のアルキルである。t−ブチルは概ね好ましいR’基である。R’基は例えば、1つ以上のハロゲン(特にF,ClまたはBr)、C1−8アルコキシ、C2−8アルケニルなどにより場合によっては置換されてもよい。このポリマーの図示されたフェノール形単位もこのような基により場合によっては置換されてもよい。単位xおよびyはこのポリマー中で規則的に交互になっているものであってもよく、あるいはこのポリマー中にランダムに点在していてもよい。このようなコポリマーは容易に形成され得る。例えば、上記の式の樹脂に対しては、ビニルフェノールとt−ブチルアクリレートなどをはじめとする置換あるいは非置換のアルキルアクリレートを当業界で既知のフリーラジカル条件下で縮合させてもよい。このアクリレート単位の置換エステル部分、すなわちR’−O−C(=O)−は、樹脂の酸レイビル基として機能し、樹脂を含有するフォトレジストのコーティング層の露光時にフォト酸誘起開裂を起こす。好ましくは、このコポリマーは、約3以下の分子量分布、更に好ましくは約2以下の分子量分布で約3,000〜約50,000、更に好ましくは約10,000〜約30,000のMwを有する。このようなコポリマーは、このようなフリーラジカル重合または他の既知の方法によっても製造可能であり、好適には約3,000〜約50,000のMw、および約3以下の分子量分布、更に好ましくは約2以下の分子量分布を有する。
更なる好ましいデブロッキング樹脂はこのポリマーのフェノール単位および非フェノール単位の両方の上に酸レイビル基を有する。一つの好ましいポリマーバインダーは次式の繰り返し単位a、bおよびcを有する。
Figure 0004297408
ここで、R’基は他の好ましいポリマーに対して上述したフォト酸レイビル基であり;Xはフォト酸レイビル基を含有しても、あるいは含有しなくともよい別の繰り返し単位であり;そして各Yは独立に水素またはC1−6アルキル、好ましくは水素またはメチルである。値a、bおよびcはこのポリマー単位のモル量を表す。これらのポリマー単位はこのポリマー中で規則的に交互に配列するものであってもよく、あるいはこのポリマー中にランダムに点在していてもよい。好適なX基は、フェニル、シクロヘキシル、アダマンチル、イソボルニルアクリレート、メタクリレート、イソボルニルメタクリレートなどをはじめとする脂肪族あるいは芳香族基であってもよい。このようなポリマーを上記のポリマーについて述べたのと同一の方法で形成してもよく、ここで、この形成したコポリマーを反応させて、フェノール性酸レイビル基を得る。
更なる好ましいデブロッキング樹脂は、1)酸レイビル基を含有する単位;2)反応性基並びにヒドロキシ基を含まない単位;および3)このポリマーを樹脂バインダーとして含有するフォトレジストの水性現像可能性に寄与する、芳香族あるいは他の単位の少なくとも3つの明確に区別される繰り返し単位を包含する。このタイプの特に好ましいデブロッキングポリマーは次式に対応する。
Figure 0004297408
ここで、単位1)のRは、好ましくは1〜約10個の炭素原子、更に通常には1〜約6個の炭素原子を有する置換あるいは非置換のアルキルである。t−ブチルなどの分枝状アルキルは概ね好ましいR基である。また、例えば、ポリマー合成時に種々のアクリレートモノマーを使用することにより、このポリマーは異なるR基の混合物を含むことができる。
上記の式の単位2)のR基は、各々独立に、例えばハロゲン(特にF、ClおよびBr)、好ましくは1〜約8個の炭素を有する置換あるいは非置換のアルキル、好ましくは1〜約8個の炭素原子を有する置換あるいは非置換のアルコキシ、好ましくは2〜約8個の炭素原子を有する置換あるいは非置換のアルケニル、好ましくは2〜約8個の炭素を有する置換あるいは非置換のアルキニル、好ましくは1〜約8個の炭素を有する置換あるいは非置換のアルキルチオ、シアノ、ニトロなどであり;そしてmは0(このフェニル環が完全に水素置換されている場合)〜5の整数であり、好ましくは0、1または2である。また、隣接炭素上の2つのR基は一緒に合体して(これらが結合している環炭素と共に)、環当り4〜約8の環メンバーを有する1つ、2つまたはそれ以上の縮合芳香族あるいは脂環式環を形成してもよい。
例えば、2つのR基は一緒に合体して(示されたフェニルと一緒に)、ナフチルあるいはアセナフチル環を形成することができる。単位1)についてのように、ポリマー合成時に種々の置換あるいは非置換のビニルフェニルモノマーを使用することにより、このポリマーは異なるR基を持つか、あるいはR基を持たない(すなわち、m=0)、異なる単位2)の混合物を含むことができる。
上式の単位3)のR基は、各々独立に、例えば、ハロゲン(特にF、ClおよびBr)、好ましくは1〜約8個の炭素を有する置換あるいは非置換のアルキル、好ましくは1〜約8個の炭素原子を有する置換あるいは非置換のアルコキシ、好ましくは2〜約8個の炭素原子を有する置換あるいは非置換のアルケニル、メシル(CHSOO−)をはじめとする好ましくは1〜約8個の炭素原子を有する置換あるいは非置換のスルホニル、RCOO−により表され、ここで、Rは好ましくは1〜約10個の炭素原子を有する好ましくはアルキル基であるものなどの置換あるいは非置換のアルキルエステル、好ましくは2〜約8個の炭素を有する置換あるいは非置換のアルケニル、好ましくは1〜約8個の炭素を有する置換あるいは非置換のアルキルチオ、シアノ、ニトロなどであってもよく;そしてpは0(このフェニル環が単一のヒドロキシ置換基を有する場合)〜4の整数であり、好ましくは0、1または2である。また、隣接炭素上の2つのR基は一緒に合体して(これらが結合している環炭素と共に)、環当り4〜約8の環メンバーを有する1つ、2つまたはそれ以上の縮合芳香族あるいは脂環式環を形成してもよい。例えば、2つのR基は一緒に合体して(上式で示されるフェノールと一緒になって)、ナフチルあるいはアセナフチル環を形成することができる。単位1)についてのように、ポリマー合成時に種々の置換あるいは非置換のビニルフェニルモノマーを使用することにより、このポリマーは異なるR基を持つか、あるいはR基を持たない(すなわち、p=0)、異なる単位3)の混合物を含むことができる。上記の式に示すように、単位3)のヒドロキシル基はコポリマー中でオルト、メタまたはパラ位のいずれかで存在してもよい。パラあるいはメタ置換が概ね好ましい。
各R、RおよびR置換基は、独立に、水素、または好ましくは1〜約8個の炭素原子、更に典型的には1〜約6個の炭素、更に好ましくは1〜約3個の炭素を有する置換もしくは非置換のアルキルであってもよい。
上述の置換基(すなわち、上記の式の置換された基RおよびRからR)は、ハロゲン(特にF、ClまたはBr);C1−8アルキル;C1−8アルコキシ;C2−8アルケニル;C2−8アルキニル;フェニルなどのアリール;アシルのC1−6アルカノイルをはじめとするアルカノイルなどの1つ以上の好適な基により1つ以上の可能な位置で置換されていてもよい。
通常、置換部分は1つ、2つまたは3つの可能な位置で置換されている。
上記の式においては、x、yおよびzはコポリマー中のそれぞれ単位3)、2)および1)のモル分率またはパーセントである。これらのモル分率は、好適にはむしろ広い値にわたって変わってもよく、例えば、xは好適には約10〜90パーセント、更に好ましくは約20〜90パーセントであってもよく;yは好適には約1〜75パーセント、更に好ましくは約2〜60パーセントであってもよく;そしてzは好適には約1〜75パーセント、更に好ましくは約2〜60パーセントであってもよい。
上記の式の好ましいコポリマーは、唯一のポリマー単位が上記の単位1)、2)および3)の一般的な構造に対応し、モルパーセントx、yおよびzの合計が100に等しいコポリマーを包含する。しかしながら、好ましいポリマーは追加の単位を含んでいてもよく、ここで、好ましくは、これらの単位1)、2)および3)がコポリマーの主要部分をなお構成するが、x、yおよびzの合計が100未満であり、例えば、x、yおよびzの合計が少なくとも約50パーセント(すなわち、このポリマーの少なくとも50モルパーセントが単位1)、2)および3)からなる)であり、更に好ましくはx、yおよびzの合計が少なくとも70パーセントであり、そしてなお更に好ましくは、x、yおよびzの合計が少なくとも80あるいは90パーセントである場合などが挙げられる。上記の式1のコポリマーのフリーラジカル合成の詳細な開示については、欧州特許出願公開EP 0813113Alを参照のこと。
他の樹脂系を本発明により使用されるフォトレジスト中で使用してもよい。例えば、光発生する酸と反応するアセタールあるいはケタール部分を含んでなる繰り返し単位を含有し、そしてフェニルあるいはフェノール基などの芳香族繰り返し単位を場合によっては含有する樹脂を使用することができ、例えばこの明細書で引用により組み込まれている米国特許第5,929,176号および第6,090,526号に記述されているようなポリマーなどが挙げられる。
この樹脂成分は単独の樹脂成分として、あるいは樹脂のブレンドの成分として存在してもよい。本発明のレジスト組成物の樹脂成分は、許容し得るフィルム形成特性を得るのに充分な量で存在すべきである。樹脂成分の好ましい量については、以下の例を参照のこと。
上述のように、フォト酸発生剤は好ましいフォトアクティブ成分である。用語、フォト酸発生剤化合物は、この明細書で使用されるものとして、365nmなどの相対的に長い波長で使用され、樹脂または他のレジスト成分のデブロッキング反応が起こらないジアゾナフトキノンフォトアクティブ化合物を包含しない。
本発明のレジストでの使用に特に好ましいPAGは、ヨードニウムおよびスルホニウム化合物を包含するオニウム塩化合物;およびイミドスルホネート化合物、N−スルホニルオキシイミド化合物などの非イオン性PAG;ジアゾスルホニル化合物、並びにα,α−メチレンジスルホンおよびジスルホンヒドラジンを含む他のスルホンPAG、ニトロベンジル化合物、ハロゲン化された、特にフッ素化された非イオン性PAGを包含する。
特に、好ましいヨードニウムPAGは次式Iのものを包含する。
Figure 0004297408
ここで、式I中、RとRは、各々独立に、シクロヘキシル、アダマンチル、イソボルニル、ノルボルニル、フェンキル、ドデカニルなどをはじめとする脂環式を包含するC1−20アルキルなどの場合によっては置換されたアルキル;フェニル、ナフチルなどをはじめとする場合によっては置換された炭素環式アリール;および1〜3個の別々の環または縮合した環と1−3個のヘテロ原子(N、OまたはS)を環メンバーとして有する基などの場合によっては置換されたヘテロ芳香族またはヘテロ脂環式であり;そして
Xはカルボキシレートあるいはスルホネート対アニオンなどの対アニオン、好ましくは場合によって置換されたアルキル、好ましくはC1−20アルキル、特に1つ以上の電子吸引性基例えばFまたは他のハロ、ニトロ、シアノなどにより置換されたC1−10アルキル、ペルフルオロアルキル、特に好ましくはC1−10ペルフルオロアルキル;フェニルまたはナフチルなどの場合によって置換された炭素環式アリール;1〜3個の別々の環または縮合した環と1−3個のヘテロ原子(N、OまたはS)を環メンバーとして有する基などをはじめとする場合によって置換されたヘテロ芳香族またはヘテロ脂環式をはじめとする1つ以上の部分により置換されたスルホネート(−SO)またはカルボキシレート(−COO−)である。
好ましいイミドスルホネートPAGは、次式IIの化合物を包含する。
Figure 0004297408
ここで、式II中、Rは好適には場合によって置換されたアルキル、好ましくはC1−20アルキル、特に1つ以上の電子吸引性基例えばFまたは他のハロ、ニトロ、シアノなどにより置換されたC1−10アルキル、ペルフルオロアルキル、特に好ましくはC1−10ペルフルオロアルキル;フェニルまたはナフチルなどの場合によって置換された炭素環式アリール;1〜3個の別々の環または縮合した環と1〜3個のヘテロ原子(N、OまたはS)を環メンバーとして有する基などの場合によって置換されたヘテロ芳香族またはヘテロ脂環式であり;
、R、RおよびRは各々独立に水素、もしくはRに対して定義されているような基であり、またはRとRが一緒に合体しておよび/またはRとRが一緒に合体して、環、好ましくは例えば4〜約8個の環メンバーを有する脂環式環を形成し;そして
nはl、2、3または4であり、好ましくは1または2である。
式IIの好ましいPAGは、次式IIaのPAGなどの縮合脂環式環構造のPAGを包含する。
Figure 0004297408
ここで、式IIa中、Rは上記の式IIで定義したのと同一であり、そして好ましくはRはフッ素化C1−12アルキル、特に−CFなどのペルフルオロC1−12アルキルである。
ヨードニウム塩およびイミドスルホネート化合物よりも恐らく好ましさは低いが、スルホニウムPAGも本発明のレジストでの使用に好適である。例えば、好ましいスルホニウムPAGは、次式IIIの化合物を包含する。
Figure 0004297408
ここで、R、RおよびRは上記の式I中RとRについて定義したのと同一の基から各々独立に選択され;そしてXは上記の式Iについて定義したのと同一である。
次式IVのものなどの環状スルホニウムPAGも好ましい。
Figure 0004297408
ここで、RとXは上記の式IIIについて定義したのと同一であり;点線は図示されたイオウカチオンを環メンバーとして含む環構造を表わし、この環は好適には5〜約8の環メンバーと1個、2個またはそれ以上の環内の多重結合、および1つ以上の任意の環置換基を有する。好ましくは、点線はチエニルなどの非芳香族環、または完全に飽和した環(環内の二重結合を含まない)を形成する。
上式I、IIIおよびIV中で、好ましい対アニオンXは、C1−15ペルフルオロアルキルとC1−15ペルフルオロアルコキシ、例えばトリフラート、ペルフルオロブタンスルホネート、ペルフルオロヘキサンスルホネート、ペルフルオロオクタンスルホネート、およびペルフルオロエトキシエチルスルホネートなどをはじめとするペルフルオロアルキルおよびペルフルオロアルコキシ基である。
種々の他のPAGを本発明のレジスト中で使用してもよく、非イオン性PAGが挙げられ、例えば置換ジスルホン化合物;N−オキシイミノスルホネート化合物、−シアノN−オキシイミノスルホネート化合物を含むスルホネート化合物;ジスルホンヒドラジン化合物;ジアゾメタンジスルホン化合物;ニトロベンジル化合物;置換アシルスルホニウム化合物;およびビス−N−オキシイミドスルホネート化合物を含むオキシムスルホネート化合物が挙げられる。
特に、本発明のレジストでの使用に好ましいジスルホンPAGは、次式Vの化合物を包含する。
Figure 0004297408
ここで、RとRは上記の式Iに対して定義したのと同一である。
本発明のレジストでの使用に好ましいオキシムスルホネートPAGは、次式VI
C=NOS(O)Y VI
のものを包含する。
ここで、RとRは上記の式Iに対して定義したのと同一であるか、および/またはRとRの少なくとも1つは、シアノ、ニトロ、ハロアルキル、特にC1−12ハロアルキル特に−CF、−CFCFなどのC1−12ペルフルオロアルキルおよび他のペルフルオロアルキル、アルカノイルなどをはじめとする電子吸引性部分であり;
Yは非水素置換基であり、好適には上記の式IIにおけるRについて定義したのと同一である。
本発明のレジストでの使用に好ましいジアゾスルホンPAGは、次式VIIのものを包含する。
Figure 0004297408
ここで、RとRは上記の式Iに対して定義したのと同一である。
本発明のレジストでの使用に好ましいα,α−メチレンジスルホンPAGは、次式VIIIのものを包含する。
Figure 0004297408
ここで、RとRは同一であるか、あるいは異なり、そして水素以外であり、好適には上記の式Iに対して定義したのと同一である。
とRは同一であるか、あるいは異なり、そして水素または上記の式IにおけるRについて定義したような非水素置換基であってもよく、そして好ましくはRとRの少なくとも1つは水素以外であり、更に好ましくはRとRの両方が水素以外である。
上述のように、ジスルホンヒドラジンPAG(すなわち、ヒドラジン部分が2つのスルホン部分の間に存在する)も好適であり、好ましくは2つのスルホン部分の間に存在したヒドラジン部分(例えば、下記の式IXのN(R)−N(R)−)が非水素置換基によりモノ−あるいはジ−置換されているものである。本発明のレジストでの使用に好ましいジスルホンヒドラジンPAGは、次式IXの化合物を包含する。
Figure 0004297408
ここでRとRは同一であるか、あるいは異なり、そして水素以外であり、好適には上記の式Iに対して定義したのと同一である。
とRは同一であるか、あるいは異なり、そして水素または上記の式IにおけるRについて定義したような非水素置換基であってもよく、そして好ましくはRとRの少なくとも1つは水素以外であり、更に好ましくはRとRの両方が水素以外である。
本発明のレジストでの使用に更なる好適なPAGは、次式Xの化合物などのジスルホニルアミン(すなわち、−SO−N−SO−)塩を包含する。
Figure 0004297408
ここで、ここでRとRは同一であるか、あるいは異なり、そして水素以外であり、好適には上記の式Iに対して定義したのと同一であり;そしてXは対イオンである。
248nm放射線などの活性化放射線に露光した時に現像可能な像を得るのに充分な量で1つ以上のPAGをレジスト中で使用すべきである。好適には、レジストの全固形分(すなわち、溶剤を除くすべての成分)基準で1〜15重量パーセント、更に通常には全固形分の約2〜12重量パーセントの量で1つ以上のPAGを使用する。
本発明のレジストで使用するためのPAGは、一般に既知の方法により製造可能である。ヨードニウムPAGの合成については、例えば、米国特許第4,442,197号および第4,642,912号と欧州特許出願0708368Alを参照のこと。N−スルホニルオキシイミドPAGの合成についてはWO94/10608を参照のこと。ジアゾスルホンPAGは、例えば、欧州特許出願0708368A1と米国特許第5,558,976号に開示されている方法により製造可能である。WO00/10056も参照のこと。
上述のように、本発明の好ましいPAGは相対的に大きなフォト酸を発生して、厚いレジスト層の非露光部へのフォト酸の望ましくない拡散を抑制する。例えば、好ましいフォト酸は、少なくとも約155あるいは160Åの体積、更に好ましくは少なくとも170、180あるいは190Åの体積を有してもよい。少なくとも約200、220、250、280あるいは300Åの体積を有するフォト酸を包む、更に大きなフォト酸が好適である。このように大きなフォト酸は、厚いレジストコーティング層中での望ましくない拡散を起こす傾向が少ない。
この明細書でフォト酸の大きさと言うのは、最適化された化学結合の長さと角度を提供する標準的なコンピューターモデリングにより求められるような体積サイズによる大きさを表す。フォト酸のサイズを求めるための好ましいコンピュータープログラムは、Triposから入手できるAlchemy2000である。フォト酸のサイズをコンピューターベースで決定することの更なる議論については、T.Omteら、Polymers for Advanced Technologies,「Photoreactive Fluorinated Polyimide Protected by a Tetrahydropyranyl Group Based on Photo−induced Acidolysis」,Volume 4,pages277−287を参照のこと。
例示の好ましい大きなフォト酸は次のものを包含し、体積による大きさの値(Å)を酸の直下に示す。
Figure 0004297408
本発明の好ましいレジストはフォト酸発生剤でなくいわゆるフォトアクティブ化合物(PAC)を含有するレジストとは区別されることも認識されるべきである。通常のPACはジアゾナフトキノンであり、デブロッキング反応を促進する酸ではなく、溶解抑制剤として機能する。このようなPAC含有レジストは、I線(365nm)などの比較的長い波長の放射線により像形成される。
上述のように、本発明のレジストは、厚いレジスト層の形成を促進することができる1つ以上の可塑剤材料も含有してもよい。本発明のレジストでの使用に好ましい可塑剤は、例えば1つ以上のヘテロ原子(特にSまたはO)を有する材料、また、好ましくは約20〜1000、更に通常には約20〜約50、60、70、80、90、100、150、200、250、300、400または500の分子量を有する材料、例えばビス(2−ブトキシエチル)アジペート;ビス(2−ブトキシエチル)セバケート;ビス−(2−ブトキシエチル)フタレート;2−ブトキシエチルオレエート;ジイソデシルアジペート;ジイソデシルグルタレートなどのアジペート、セバケートおよびフタレート;並びにポリ(エチレングリコール)アクリレート、ポリ(エチレングリコール)ビス(2−エチルヘキサノエート)、ポリ(エチレングリコール)ジベンゾエート、ポリ(エチレングリコール)ジオレエート、ポリ(エチレングリコール)モノオレエート、トリ(エチレングリコール)ビス(2−エチルヘキサノエート)をはじめとするポリ(エチレングリコール類)などを包含する。
1つ以上の可塑剤化合物は、好適には全固形分(溶剤を除くすべての成分)基準で約0.5〜10以上の重量パーセント、更に好ましくはレジストの全固形分の0.5〜3重量パーセントの量でレジスト組成物中に存在してもよい。
論じられたように、本発明のレジストの樹脂単位の種々の部分、PAG、可塑剤および他の成分は、例えば、ハロゲン(特にF、ClまたはBr);C1−8アルキル;C1−8アルコキシ;C2−8アルケニル;C2−8アルキニル;ヒドロキシル;C1−6アルカノイルなどのアルカノイル、例えばアシル;フェニルなどの炭素環式アリール;などをはじめとする1つ以上の好適な基により、通常1、2、あるいは3つの位置で、場合によっては置換されてもよい。しかし、炭素−炭素多重結合および芳香族基は露光放射線の吸光が過度であるためにさほど好ましくない。
本発明のレジストの、樹脂の置換された基、PAG、可塑剤、および他の成分の好ましい置換基群は、少なくとも1つのハロゲン原子を包含するか、またはハロゲン原子からなり、好ましくはフッ素であり、例えば、フッ素化C1−12アルキル、ペルフルオロC1−12アルキル、およびペルフルオロC1−12アルキレン、フッ素化C3−8シクロアルキル、およびフッ素化環状エーテルとフッ素化環状エステルを含むフッ素化されたエーテル(C1−12アルコキシを含む)およびエステル(C1−12エステルを含む)などが挙げられる。
この明細書で使用されるように、用語アルキル、アルキニルおよびアルキニルは、他に改変しない限り、両方の環式基を指す。しかし、勿論、環式基は少なくとも3つの炭素環メンバーを含んでなる。レジスト成分のアルコキシ基は好適には1〜約16個の炭素と1、2、3あるいは4つのアルコキシ結合を有する。好適なアルカノイル基は1〜約16個の炭素と1つ以上のカルボニル基、通常1、2あるいは3つのカルボニル基を有する。炭素環式アリールは、この明細書で使用されるように、1〜3個の別々の環または縮合した環と6〜約18個の炭素環メンバーを有する非ヘテロ芳香族基を指し、フェニル、ナフチル、ビフェニル、アセナフチル、フェナントラシルなどを包含してもよい。フェニルとナフチルがしばしば好ましい。好適なヘテロ芳香族あるいはヘテロアリール基は、1〜3個の環、各環中に3〜8個の環メンバーおよび1〜約3個のヘテロ原子(N、OまたはS)を有する。特に好適なヘテロ芳香族あるいはヘテロアリール基は、例えばクマリニル、キノリニル、ピリジル、ピリミジニル、フリル、ピローリル、チエニル、チアゾリル、オキサゾリル、イミダゾリル、インドリル、ベンゾフラニルおよびベンゾチアゾールを包含する。
本発明のレジストは当業者ならば容易に製造可能である。例えば、エチルラクテート、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテル;プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートおよび3−エトキシエチルプロピオネート;2−ヘプタノンおよびシクロヘキサノンなどの好適な溶剤中にフォトレジストの成分を溶解させることにより、本発明のフォトレジスト組成物を製造することができる。通常、この組成物の固形分含量はフォトレジスト組成物の全重量の約5から35重量パーセントの間で変わる。樹脂バインダーとフォトアクティブ成分は、フィルムコーティング層と良好な品質の潜像およびレリーフ像の形成を得るのに充分な量で存在すべきである。レジスト成分の代表的な好ましい量については以下の例を参照すること。
本発明の組成物は一般に既知の方法に従って使用される。本発明の液体コーティング組成物は、スピニング、ディッピング、ローラーコーティングまたは他の慣用のコーティング技術などにより基体に塗布される。スピンコーティングの場合には、コーティング溶液の固形分含量を調節して、使用される特定のスピンニング装置、溶液の粘度、スピンナーの速度およびスピニングに許容される時間の長さに基づいて所望のフィルム厚さを提供することができる。
本発明のレジスト組成物は、好適にはフォトレジストによるコーティングを包含する方法において慣用的に使用される基体に塗布される。例えば、マイクロプロセッサーおよび他の集積回路コンポーネントを製造するのにこの組成物をシリコンウエハーまたは二酸化ケイ素により被覆されたシリコンウエハーに塗布してもよい。アルミニウム−酸化アルミニウム、ガリウムヒ素、セラミック、石英、銅、ガラス基体なども好適には使用される。
本発明のレジストと方法は、例えば、薄フィルムヘッド(例えば、3〜5μm)、磁気ディスク、CDマスク、およびバックエンドインプラント(back−end implant)品の製造で特に使用される。
フォトレジストの表面上へのコーティングに続いて、フォトレジストを加熱により乾燥して、好ましくは、フォトレジストコーティングがタックを示さなくなるまで、溶剤を除去する。その後、慣用の方法によりこれをマスクを通じて像形成する。この露光はこのフォトレジスト系のフォトアクティブ成分を有効に活性化するのに充分であって、パターン化された像をレジストコーティング層中に生じさせるものであり、特に、露光装置とフォトレジスト組成物の成分に応じて、露光エネルギーは、通常、約1〜100mJ/cmの範囲である。
上述のように、本発明のレジスト組成物のコーティング層は、好ましくは短い露光波長、特に248nm、193nmおよび157nmなどのサブ300およびサブ200nmで光活性化される。248nmの像形成が特に好ましい。
露光に続いて、この組成物のフィルム層を好ましくは比較的温和な条件下でベークし、特に、露光後ベークは約110℃を超えず、更に好ましくは約105℃、100℃、95℃または90℃を超えない。
露光後ベークも相対的に短い時間であり、例えば像形成されたコーティングをこのような温和な条件下で約3分間以下、更に好ましくは約2、1.5、1、0.75あるいは0.5分間以下加熱する。
露光後ベークの後、例えばテトラアルキルアンモニウムヒドロキシド溶液などのアルカリ性水溶液好ましくは0.26Nテトラメチルアンモニウムヒドロキシド;種々のアミン溶液、例えばエチルアミン、n−プロピルアミン、ジエチルアミン、ジ−n−プロピルアミン、トリエチルアミン、またはメチルジエチルアミンなど;ジエタノールアミンまたはトリエタノールアミンなどのアルコールアミン;ピロール、ピリジンなどの環状アミンによりこのコーティング層を処理することにより、レジスト層を現像して、レリーフ像を得てもよい。プラズマ現像も使用してもよい。一般に、現像は当業界で認められた方法によるものである。
基体上のフォトレジストコーティングの現像に続いて、例えばレジストが除かれた基体領域を当業界で既知の方法に従って化学的エッチングまたはメッキすることにより、現像された基体は、レジストを除いたこれらの領域上について選択的に処理され得る。マイクロエレクトロニクス基体の製造、例えば、二酸化ケイ素ウエハーの製造のためには、好適なエッチャントは、プラズマ流として施されるガスエッチャント、例えば、ClまたはCF/CHFエッチャントなどの塩素あるいはフッ素ベースのエッチャントなどのハロゲンプラズマエッチャントを包含する。このような処理後、既知の剥離方法を用いてレジストを処理基体から除去してもよい。
この明細書で挙げたすべての文書は引用によりこの明細書に組み込まれている。次の非限定的な実施例は本発明を例示するものである。
また、本発明は以下の態様を包含する。
(1)ポジ型フォトレジストの液体コーティング層を基体表面上に塗布し、前記フォトレジストがフォト酸発生剤化合物とフォト酸レイビル基を有する樹脂を含み;
前記フォトレジストコーティング層から溶剤を除去して、少なくとも約1.5ミクロンの層厚を提供し;
前記フォトレジストコーティング層をパターン化された活性化放射線に露光し;前記露光されたフォトレジストコーティング層を約115℃を超えない温度まで加熱し;さらに前記フォトレジストコーティング層を現像して、レジストレリーフ像を提供することを含むレジストレリーフ像を提供する方法。
(2)前記露光されたフォトレジストレリーフ像を、露光後、約105℃以下の温度で加熱する(1)に記載の方法。
(3)前記露光されたフォトレジストレリーフ像を、露光後、約100℃以下で加熱する(1)に記載の方法。
(4)溶剤を除去して、少なくとも約2ミクロンのレジスト層厚さを提供する(1)から(3)のいずれか1つに記載の方法。
(5)溶剤を除去して、少なくとも約3ミクロンのレジスト層厚さを提供する(1)から(3)のいずれか1つに記載の方法。
(6)溶剤を除去して、少なくとも約4ミクロンのレジスト層厚さを提供する(1)から(3)のいずれか1つに記載の方法。
(7)溶剤を除去して、少なくとも約5ミクロンのレジスト層厚さを提供する(1)から(3)のいずれか1つに記載の方法。
(8)塗布されたフォトレジスト層を露光前に、前記露光されたフォトレジストコーティング層を加熱する最大温度よりも少なくとも15℃高い最大温度で熱処理することにより、前記塗布されたフォトレジスト層から溶剤を除去する(1)から(7)のいずれか1つに記載の方法。
(9)塗布されたフォトレジスト層を露光前に、前記露光されたフォトレジストコーティング層を加熱する最大温度よりも少なくとも20℃高い最大温度で熱処理することにより、前記塗布されたフォトレジスト層から溶剤を除去する(1)から(7)のいずれか1つに記載の方法。
(10)塗布されたフォトレジスト層を露光前に、前記露光されたフォトレジストコーティング層を加熱する最大温度よりも少なくとも25℃高い最大温度で熱処理することにより、前記塗布されたフォトレジスト層から溶剤を除去する(1)から(7)のいずれか1つに記載の方法。
(11)前記フォトレジスト樹脂がフェノール単位を含む(1)から(10)のいずれか1つに記載の方法。
(12)前記フォトレジスト樹脂がフェノールおよびアクリレート単位を含む(1)から(10)のいずれか1つに記載の方法。
(13)前記アクリレート単位がフォト酸レイビル基を含む(12)に記載の方法。
(14)前記フォトレジスト樹脂が約20,000以下のMw分子量を有する(1)から(13)のいずれか1つに記載の方法。
(15)前記フォトレジスト組成物がジアゾメタンスルホンフォト酸発生剤化合物を含む(1)から(14)のいずれか1つに記載の方法。
(16)前記フォトレジスト組成物がオニウム塩フォト酸発生剤化合物を含む(1)から(15)のいずれか1つに記載の方法。
(17)前記フォトレジスト組成物が活性化放射線への露光時にスルホン酸を発生するフォト酸発生剤化合物を含む(1)から(16)のいずれか1つに記載の方法。
(18)前記フォトレジスト組成物が可塑剤化合物を含んでなる(1)から(17)のいずれか1つに記載の方法。
(19)前記可塑剤が非ポリマー性化合物である(18)に記載の方法。
(20)前記可塑剤が芳香族化合物である(18)または(19)に記載の方法。
(21)前記フォトレジストコーティング層を約300nm以下の放射線に露光する(1)から(20)のいずれか1つに記載の方法。
(22)前記フォトレジストコーティング層を約248nmの波長を有する放射線に露光する(1)から(21)のいずれか1つに記載の方法。
(23)前記基体がマイクロエレクトロニクス用ウエハーである(1)から(22)のいずれか1つに記載の方法。
(24)ポジ型フォトレジストの液体コーティング層を基体表面上に塗布し、前記フォトレジストがフォト酸発生剤化合物およびフォト酸レイビル基を有する樹脂を含み;
前記フォトレジストコーティング層から溶剤を除去して、少なくとも約1.5ミクロンの層厚を提供し;
前記フォトレジストコーティング層を約248nmの波長を有するパターン化された活性化放射線に露光し;
前記露光されたフォトレジストコーティング層を約110℃を超えない温度まで加熱し;さらに
前記フォトレジストコーティング層を現像して、レジストレリーフ像を提供する
ことを含むレジストレリーフ像を提供する方法。
(25)溶剤を除去して、少なくとも約2ミクロンのレジスト層厚さを提供する(24)の方法。
(26)溶剤を除去して、少なくとも約3ミクロンのレジスト層厚さを提供する(24)の方法。
(27)塗布されたフォトレジスト層を露光前に、前記露光されたフォトレジストコーティング層を加熱する最大温度よりも少なくとも約15℃高い最大温度で熱処理することにより、前記塗布されたフォトレジスト層から溶剤を除去する(24)から(26)のいずれか1つに記載の方法。
(28)前記フォトレジスト樹脂がフェノール単位を含む(24)から(27)のいずれか1つに記載の方法。
(29)ポジ型フォトレジストの液体コーティング層を基体表面上に塗布し、前記フォトレジストがフォト酸発生剤化合物、並びにフェノール性基およびフォト酸レイビル部分を有する重合されたアルキルアクリレート基を有する樹脂を含み;
前記フォトレジストコーティング層から溶剤を除去して、少なくとも約1.5ミクロンの層厚を提供し;
前記フォトレジストコーティング層をパターン化された活性化放射線に露光し;
前記露光されたフォトレジストコーティング層を約120℃を超えない温度まで加熱し;さらに
前記フォトレジストコーティング層を現像して、レジストレリーフ像を提供する
ことを含むレジストレリーフ像を提供する方法。
(30)前記最大露光前処理温度と前記最大露光後熱処理の間の温度差が10℃〜30℃である(29)に記載の方法。
(31)前記温度差が約15℃〜25℃である(30)に記載の方法。
(32)ポジ型フォトレジストコーティング層をその上に有する基体であって;
前記フォトレジストがフォト酸発生剤化合物およびフォト酸レイビル基を有する樹脂を含み;前記コーティング層が少なくとも約1.5ミクロンの厚さを有し、さらにレジスト溶剤を実質的に含まない前記基体。
(33)前記レジストコーティング層が少なくとも約2ミクロンの厚さを有する(32)に記載の基体。
(34)前記レジストコーティング層が少なくとも約3ミクロンの厚さを有する(32)に記載の基体。
(35)前記レジストコーティング層が少なくとも約4ミクロンの厚さを有する(32)に記載の基体。
(36)前記レジストコーティング層が少なくとも約6ミクロンの厚さを有する(32)に記載の基体。
(37)前記フォトレジスト樹脂がフェノール単位を含んでなる(32)から(36)のいずれか1つに記載の基体。
(38)前記フォトレジスト樹脂がフェノールおよびアクリレート単位を含む(32)から(36)のいずれか1つに記載の基体。
(39)前記アクリレート単位がフォト酸レイビル基を含む(38)に記載の基体。
(40)前記フォトレジスト樹脂が約5,000以下のMw分子量を有する(32)から(39)のいずれか1つに記載の基体。
(41)前記フォトレジスト樹脂が約100℃以下のTgを有する(32)から(40)のいずれか1つに記載の基体。
(42)前記フォトレジスト組成物がジアゾメタンスルホンフォト酸発生剤化合物を含んでなる(32)から(41)のいずれか1つに記載の基体。
(43)前記フォトレジスト組成物がオニウム塩フォト酸発生剤化合物を含んでなる(32)から(42)のいずれか1つに記載の基体。
(44)前記フォトレジスト組成物が活性化放射線への露光時にスルホン酸を発生するフォト酸発生剤化合物を含んでなる(32)から(43)のいずれか1つに記載の基体。
(45)前記フォトレジスト組成物が可塑剤化合物を含んでなる(32)から(44)のいずれか1つに記載の基体。
(46)フォト酸発生剤、フォト酸レイビルデブロッキング基を含んでなる樹脂、および可塑剤化合物を含み、前記樹脂が約20,000以下のMw分子量を有するフォトレジスト組成物。
(47)マイクロエレクトロニクス用ウエハーなどのエレクトニクス用物品を製造する方法であって、
ポジ型フォトレジストの液体コーティング層を基体表面上に塗布し、前記フォトレジストがフォト酸発生剤化合物およびフォト酸レイビル基を有する樹脂を含み;
熱処理により前記フォトレジストコーティング層から溶剤を除去して、少なくとも約1.5ミクロンの層厚を提供し;
前記フォトレジストコーティング層をパターン化された活性化放射線に露光し;
前記露光済フォトレジストコーティング層を、前記溶媒を除去するための熱処理の温度よりも低い温度で加熱し;さらに
前記フォトレジストコーティング層を現像して、レジストレリーフ像を提供することを含み
ここで、前記露光前の熱処理と前記露光後の加熱の最大温度の温度差が約10℃〜約40℃である前記方法。
(48)前記温度差が10℃〜約30℃である(47)に記載の方法。
(49)前記温度差が15℃〜約45℃である(47)に記載の方法。
(50)前記フォトレジストがフェノール単位および重合されたアルキルアクリレート単位を含む樹脂を含んでなる(47)から(49)のいずれか1つに記載の方法。
実施例1 レジスト製造および処理(比較例の結果を含む)
次の成分を混和することにより、レジスト(下記では「レジスト1」と言う)を製造した。ここで、量はレジストの全重量の重量パーセントとして表される。
成分:量
樹脂:26.830
PAG:0.537
塩基性添加物:0.034
レベリング剤:0.027
エチルラクテート溶剤:72.573
レジスト1においては、樹脂はポリヒドロキシスチレン−t−ブチルアクリレートコポリマーであり;PAGはジ−(4−t−ブチルフェニル)ヨードニウム−トリフルオロメチルベンゼンスルホネートであり;塩基性添加物はテトラブチルアンモニウムラクテートであり;このレベリング剤はFC−430(3Mから入手)である。上記に示すように、レジスト1を27.4パーセント固形分で配合した。
配合したレジスト1を0.2マイクロメーターのテフロン(登録商標)フィルターにより濾過し、TEL Mark8 トラック(Tokyo Electron Limited)上で6インチシリコンウエハー(ヘキサメチレンジシロキサンにより120℃で30秒間前処理された)上に約3.0マイクロメーター(3000オングストローム)の厚さまでスピンコートし、130℃で60秒間ベークした。このコートされたウエハーをKrFレーザー(248nm)を備えたGCAXLS7800ディープUVステッパー上で0.53NAと0.74σステッパー設定を用いたライン/スペーステストパターンについて露光し、続いて、100℃(比較試料については130℃)で90秒間露光後ベークし、水性アルカリ性現像液(Shipley Companyから入手されるCD−26)により現像した。
次に、更に高温(130℃)の露光後ベークを比較の処理レジスト1に対して使用したことを除いて、同一のレジスト1(この処理レジスト試料をこの明細書では比較の処理レジスト1と呼ぶ)の試料を上述したのと同一の方法で処理した。
600nmの1:1ライン/スペースと800nmのトレンチについて、レジスト1と比較の処理レジスト1を像形成し、現像した。慣用の高いPEB(130℃)で処理した比較の処理レジスト1は極めて劣ったレリーフ像プロフィールを示す一方で、低いPEB(110℃)で処理したレジスト1は優れたレジストレリーフ像プロフィールを示した。
本発明の前出の説明は本発明を単に説明するものであり、そして特許請求の範囲に示すような本発明の精神または範囲を逸脱せずに変形と改変を行うことができると理解される。

Claims (4)

  1. ポジ型フォトレジストの液体コーティング層を基体表面上に塗布し、前記フォトレジストがフォト酸発生剤化合物とフォト酸レイビル基を有する樹脂を含み;
    前記フォトレジストコーティング層から溶剤を除去して、少なくともミクロンの層厚を提供し;
    前記フォトレジストコーティング層をパターン化された活性化放射線に露光し;前記露光されたフォトレジストコーティング層を115℃を超えない温度まで加熱し;さらに
    前記フォトレジストコーティング層を現像して、レジストレリーフ像を提供することを含むレジストレリーフ像を提供する方法。
  2. ポジ型フォトレジストの液体コーティング層を基体表面上に塗布し、前記フォトレジストがフォト酸発生剤化合物およびフォト酸レイビル基を有する樹脂を含み;
    前記フォトレジストコーティング層から溶剤を除去して、少なくともミクロンの層厚を提供し;
    前記フォトレジストコーティング層を248nmの波長を有するパターン化された活性化放射線に露光し;
    前記露光されたフォトレジストコーティング層を110℃を超えない温度まで加熱し;さらに
    前記フォトレジストコーティング層を現像して、レジストレリーフ像を提供する
    ことを含むレジストレリーフ像を提供する方法。
  3. ポジ型フォトレジストの液体コーティング層を基体表面上に塗布し、前記フォトレジストがフォト酸発生剤化合物、並びにフェノール性基およびフォト酸レイビル部分を有する重合されたアルキルアクリレート基を有する樹脂を含み;
    前記フォトレジストコーティング層から溶剤を除去して、少なくともミクロンの層厚を提供し;
    前記フォトレジストコーティング層をパターン化された活性化放射線に露光し;
    前記露光されたフォトレジストコーティング層を120℃を超えない温度まで加熱し;さらに
    前記フォトレジストコーティング層を現像して、レジストレリーフ像を提供する
    ことを含むレジストレリーフ像を提供する方法。
  4. マイクロエレクトロニクス用ウエハーなどのエレクトニクス用物品を製造する方法であって、
    ポジ型フォトレジストの液体コーティング層を基体表面上に塗布し、前記フォトレジストがフォト酸発生剤化合物およびフォト酸レイビル基を有する樹脂を含み;
    熱処理により前記フォトレジストコーティング層から溶剤を除去して、少なくともミクロンの層厚を提供し;
    前記フォトレジストコーティング層をパターン化された活性化放射線に露光し;
    前記露光済フォトレジストコーティング層を、前記溶媒を除去するための熱処理の温度よりも低い温度で加熱し;さらに
    前記フォトレジストコーティング層を現像して、レジストレリーフ像を提供することを含み
    ここで、前記露光前の熱処理と前記露光後の加熱の最大温度の温度差が10℃〜40℃である前記方法。
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