JP4297054B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents
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Description
中間転写体の移動方向における最下流位置の1次転写領域よりも下流側でかつ2次転写手段よりも上流側の位置に設けられた、当該中間転写体の表面にトナーの電位と逆極性の電荷を付与する放電電極およびトナーの電位と同極性の電圧が印加されるグリッド電極を有する2次転写前除電手段と、中間転写体上のカラートナー像の濃度を検知する濃度検出手段とを具え、
2次転写前除電手段のグリッド電極に印加される電圧の大きさが、1次転写電流の大きさおよび濃度検出手段の出力値により定まるトナー帯電量規格値に基づいて決定されるものであって、
前記トナー帯電量規格値は、設定された大きさの1次転写電流が供給された場合において取得された当該カラー画像形成装置に固有の検量線によって、濃度検出手段の出力値から換算された中間転写体上のカラートナー像のトナー帯電量に応じて選択されることを特徴とする。
この画像形成装置は、カラー画像を形成する画像形成装置であって、複数の像担持体に形成される互いに異なる色のトナー像を、共通の中間転写体に順次に1次転写することにより当該中間転写体上で各色のトナー像を重ね合わせ、この中間転写体上において形成されたカラートナー像を転写材に一括して2次転写することにより転写材上においてカラートナー像を形成する、いわゆる中間転写方式のものである。
この中間転写体17は、例えば、熱硬化ポリイミド、変性ポリイミドなどのポリイミドにより形成されていることが好ましい。
ここで、トナー像形成ユニット30M、30C、30Kの1次転写手段14M、14C、14Kの各々においても、イエロートナー像に係るトナー像形成ユニット30Yにおいて1次転写手段14Yによって供給される1次転写電流の大きさと同じ大きさの1次転写電流が供給されている。
支持部材23はグリッド電極22と同じ電位状態に維持されており、中間ローラ17cは接地電位状態に維持されている。
例えば現像手段14Y、14M、14C、14Kにおいて供給された1次転写電流が20μAであるときに、2次転写前除電手段20のグリッド電極22に印加されるグリッド電圧Vgの大きさが、濃度検出手段19Sの出力値Vaとの関係において、下記の特定式(1)を満たすよう決定される。
式(1):Vg(V)=68.18Va(V)+156.59
そして、グリッド電極22に印加されるべきグリッド電圧Vgの大きさが、予め取得された当該カラー画像形成装置に固有の、トナー帯電量規格値yおよびグリッド電圧Vgの特定関係式(A)「Vg=−3.75y−252.5」(図2において(A)で示す)を用いて決定される。
図2において、縦軸は「グリッド電圧Vgの大きさ(V)」、横軸は「トナー帯電量規格値y」である。
以上のカラー画像形成装置において用いられるトナーは、重量平均粒径が4〜7μmの範囲のものが好ましい。重量平均粒径が4〜7μmの範囲であるトナーを用いることにより、定着装置における定着工程において、転写材Pに対する付着性の過度なトナーや付着力の弱いトナーなどの存在を減らすことができ、安定した現像性を長期間にわたって得ることができると共に、高い転写効率が得られてハーフトーンの画質が向上し、細線やドットなどの微細画の画質が向上した可視画像が形成される。
ここに、トナーの体積平均粒径は、「コールターカウンターTA−II」または「コールターマルチサイザー」(いずれもコールター社製)を用いて測定した値である。
式(2);球形化度=円相当径から求めた円の周囲長/粒子投影像の周囲長
一成分現像剤として用いる場合は、非磁性一成分現像剤、あるいはトナー中に0.1〜0.5μm程度の磁性粒子を含有させ磁性一成分現像剤としたものが挙げられ、いずれも使用することができる。
キャリアの体積平均粒径の測定は、代表的には湿式分散機を備えたレーザ回折式粒度分布測定装置「ヘロス(HELOS)」(シンパティック(SYMPATEC)社製)により測定することができる。
また、2次転写領域を通過して中間転写体17上に残留する未転写トナーは、中間転写体クリーニング手段18Sのクリーニングブレードにより除去される。
例えば、1次転写電流の大きさが各々のトナー像形成ユニットにおいて異なる場合には、グリッド電圧の大きさを決定するために用いる1次転写電流の大きさを、選ばれた1つ〜4つのトナー像形成ユニットにおける1次転写電流の大きさの平均値、選ばれた1つ〜4つのトナー像形成ユニットにおける1次転写電流の大きさの合計値、あるいは、選ばれた1つのトナー像形成ユニットにおける1次転写電流の大きさそのものなどとすることができる。
式(B):Vg(V)=−3.75y−(252.5±15)
ただし、図2においては、Vg(V)=−3.75y−(252.5+15)を(B1)、Vg(V)=−3.75y−(252.5−15)を(B2)として示す。
図1の構成に従って本発明に係るカラー画像形成装置を製造した。このカラー画像形成装置(「Sitios8050」(コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社製)の改造機)の具体的な構成は以下に示す通りである。
(2)現像剤としては、負帯電特性を有するトナーが含有されたものを用いた。
(3)中間転写体としては、表面抵抗率が1×1011Ω/□、体積抵抗率が1×108 Ωcm、その周長が861mmであるポリイミドよりなる無端状の半導電性樹脂ベルトよりなるものを用い、このベルトの張力(テンション)を49Nに設定した。
(5)2次転写前除電手段としては、放電電極とグリッド電極とよりなるスコロトロン帯電器を用いた。
(6)2次転写手段としては、2次転写ローラによる接触転写方式のものを用い、2次転写ローラは、カーボンがシリコーン樹脂に分散されてなる発泡スポンジ状態の半導電性ゴムからなる被覆層が、ステンレス鋼よりなる円筒状の導電性芯金の外周面に形成されてなる、外径が30mm、抵抗値が1×107 Ω、アスカーC硬度が67°のものである。この2次転写ローラの中間転写体に対する押圧力を40Nに設定し、転写電圧印加装置により2次転写ローラに3kVの転写電圧を印加した。
(7)濃度検出手段としては、IDCセンサを用いた。
転写材としてカラーペーパー「Konicaminolta J Paper」(コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社製)を用い、各々のトナー像形成ユニットにおける非露光領域における有機感光体の表面電位を−700V、露光領域における有機感光体の表面電位を−100Vに設定し、低温低湿環境下(10℃、20%)において、現像手段において、−600Vの直流電圧にピーク間電圧1.5kV、周波数4kHzの交流電圧を重畳した現像バイアス電圧を印加するよう設定し、2次転写前除電手段において、放電電極に+5kVの直流バイアス電圧を印加するよう設定し、マゼンタ色およびシアン色よりなる2色ベタ画像およびシアン色の細線画像をそれぞれ1枚出力し、得られた画像について画質を目視にて観察し、2色ベタ画像について色ムラのない画像を「○」とし、色ムラが観察された画像を「×」とし、また、細線画像についてトナー散りのない画像を「○」とし、トナー散りが観察された画像を「×」として評価した。結果を表1に示す。
1次転写手段において供給した1次転写電流の大きさを15μm、30μmとしたことの他は実施例1と同様のカラー画像形成装置を用いて、グリッド電極に印加されるグリッド電圧を、濃度検出手段の出力値により定められるトナー帯電量規格値に基づいて設定し、実施例1と同様に実写テストを行ったところ、得られるカラー画像についてマゼンタ色およびシアン色の青色ベタ画像においても色ムラが観察されず、また、細線画像においてトナー散りなどの画像欠陥の発生がなかった。
11Y、11M、11C、11K 帯電装置
12Y、12M、12C、12K 露光装置
13Y、13M、13C、13K 現像手段
14Y、14M、14C、14K 1次転写手段
141Y、141M、141C、141K 1次転写ローラ
14S 2次転写手段
141S 2次転写ローラ
17 中間転写体
17a、17b、17c 中間ローラ
17d バックアップローラ
18Y、18M、18C、18K 像担持体クリーニング手段
18S 中間転写体クリーニング手段
19S 濃度検出手段
20 2次転写前除電手段
21 放電電極
21A 放電電圧印加装置
22 グリッド電極
22A グリッド電圧印加装置
23 支持部材
25 電位計測器
30Y、30M、30C、30K トナー像形成ユニット
Claims (1)
- 複数の像担持体上にそれぞれ静電的に形成された異なる色のトナー像を順次に、各々の1次転写領域において1次転写電流を供給することによって、循環移動する中間転写体に1次転写し、当該中間転写体上において各色のトナー像が積重されることにより形成されたカラートナー像を転写材に2次転写することにより、当該転写材上においてカラートナー像を形成するカラートナー像形成手段を具えるカラー画像形成装置であって、
中間転写体の移動方向における最下流位置の1次転写領域よりも下流側でかつ2次転写手段よりも上流側の位置に設けられた、当該中間転写体の表面にトナーの電位と逆極性の電荷を付与する放電電極およびトナーの電位と同極性の電圧が印加されるグリッド電極を有する2次転写前除電手段と、中間転写体上のカラートナー像の濃度を検知する濃度検出手段とを具え、
2次転写前除電手段のグリッド電極に印加される電圧の大きさが、1次転写電流の大きさおよび濃度検出手段の出力値により定まるトナー帯電量規格値に基づいて決定されるものであって、
前記トナー帯電量規格値は、設定された大きさの1次転写電流が供給された場合において取得された当該カラー画像形成装置に固有の検量線によって、濃度検出手段の出力値から換算された中間転写体上のカラートナー像のトナー帯電量に応じて選択されることを特徴とするカラー画像形成装置。
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