JP4296253B2 - Mounting brackets for ceiling edges, etc. - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、天井野縁等の取付け金具に関するものであり、例えば天井板を張る下地骨となる板張り用野縁材の両側端部を、室内側の壁または柱に横設した支承用野縁材間に等間隔に横設する場合に用いる取付け金具や、最下階床の根太を支える大引き材（尾引き材ともいう）の両側端部を、柱等に横設された大引受け材間に等間隔に横設する場合に用いる取付け金具に係るものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、例えば建物の天井取付け作業は、室内側の壁面や柱に対向状の横材、即ち支承用野縁材を横設しておき、その支承用野縁材間に架け渡す如く複数本の横材、即ち板張り用野縁材を等間隔（例えば３００ｍｍ間隔）で横設し、該板張り用野縁材の下面に天井板を張り付けている。上記の作業で、最も手間がかかると共に技術が必要とされているのが、両側の支承用野縁材間に各板張り用野縁材を直角に横設していくことである。
【０００３】
ａ）支承用野縁材間に架け渡す如く板張り用野縁材を横設する際に、従来は支承用野縁材に対して板張り用野縁材の端部をＴの字状に当てて、その部分に斜めに釘を打ち込んで固定する手段が行われていた。
【０００４】
これは、板張り用野縁材を支承用野縁材間の間隔に切断しておき、その一端面を片側の支承用野縁材の前面の墨付け線で位置決めして押し当て、上下・左右方向へ位置せぬように手でしっかり押さえて、釘を３方向から斜めに打ち込んで固定する。次いで板張り用野縁材の他端面を同様に他側の支承用野縁材の前面に押し当て、位置ズレせぬようにしっかり押さえて、釘を斜めに打ち込んで固定するものである（例えば実願昭６１−１７０６０２号公報の図１１参照）。
【０００５】
ｂ）また、取付固定用金具を用いることも行われていた。例えば、上記実願昭６１−１７０６０２号公報に記載の金具を用いるものがある。該金具の形状は、略菱形状の金具本体の両端部を先鋭先端にして、それを上方向に湾曲させた後に下方向に湾曲させて、金具本体の底面よりも下方向に突出した第１の打込み部とすると共に、金具本体の中央部に略Ｎ字型またはＷ字型等の切込みを設けて、切り起こすことにより先鋭先端の第２の打込み部としたものである。
【０００６】
これは、該金具中央部の先鋭先端の第２の打込み部を板張り用野縁材の両側端面に予め打ち込んで取付けておき、片側ずつ支承用野縁材の前面に当てて、先鋭先端の第１の打込み部を打ち込んで仮固定し、該金具の釘用の孔から釘を打ち込んで固定するものである。
【０００７】
ｃ）さらに 取付固定用金具を用いるものとして、特開平６−８１４２１号公報や特開２０００−１２０２０９号公報に記載のものがある。これらの金具は、板張り用野縁材を係合可能な横幅をもつ縦断面Ｕ字状部または逆Ｕ字状部と、その両側方に支承用野縁材への連結用フランジ部とを有するものである。
【０００８】
この内の前者は、支承用野縁材の上部に板張り用野縁材の端部寄りを載置した状態で、該板張り用野縁材の端部寄りに門型状部を係合させ、連結用フランジ部を支承用野縁材に釘止めする。また後者は、支承用野縁材の側面に該金具を連結用フランジ部で固定しておき、該金具の門型状部に板張り用野縁材の端部寄りを端部からまたは下方から係合させて、金具側部から板張り用野縁材に釘打ちして固定する。
【０００９】
なお、最下階床の根太を支える大引き材の両側端部を、柱等に横設された大引受け材間に等間隔に横設する場合にも、上記とほぼ同様な手段が用いられることが多かった。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の天井野縁等の取付け手段には、次のような問題点があった。
まず上記ａ）のものは、両側の支承用野縁材の前面に板張り用野縁材の各端面を当てがい、釘を斜めに打ち込んで固定する手段である。これは、作業者が２名の場合は各端部寄りを持って作業できるので問題がないが、一人で作業する場合には、板張り用野縁材の片方を固定する際に他方が支承用野縁材から落下してしまい、作業が非常に難しく、作業性が悪い。
【００１１】
そこで、板張り用野縁材を、支承用野縁材間の間隔よりやや長め（例えば２０ｍｍ程度）に切断しておき、他端部を他側の支承用野縁材上に載せた状態で一端面を支承用野縁材の前面に当てがって釘を打って固定し、次に他側の支承用野縁材上に載った板張り用野縁材の他端部を斜め状に切断して、その切断端面を支承用野縁材に上方から下ろして前面に押し当て、釘を打って固定することが行われている。
【００１２】
しかしこれでは、他側の支承用野縁材の側面と板張り用野縁材の切断端面との間で、下方に隙間が生じ易く見栄えが悪いし、両者の接触面が少なくなるので、固定強度が弱くグラツキが生じることになる。またこの場合も、斜めに釘を打ち込む際に板張り用野縁材が墨付け線の位置からズレてしまうことがある。
【００１３】
上記の位置ズレを防止するため、板張り用野縁材を支承用野縁材間の間隔より少し長め（例えば５ｍｍ程度）に切断しておき、支承用野縁材間に該板張り用野縁材を打ち入れて、釘を打ち込んで固定することもある。しかし、板張り用野縁材を支承用野縁材間にきつく打ち入れると、支承用野縁材や壁面が外方へ押圧されて歪んでしまったり、天井面に反りが生じたりすることがあるし、釘打ちの際にやはり取付け位置がズレてしまうので、それを修正しながら釘打ちをしなければならなかった。
【００１４】
上記ｂ）のものは、特殊な形状の取付固定用金具を、板張り用野縁材の端面に固着しておき、これを支承用野縁材の側面に掛止させ、その状態で取付固定用金具から釘を支承用野縁材に打ち込んで固定する。
【００１５】
しかしこれは、板張り用野縁材の両端部に予め取付固定用金具を固着して、これを両側の支承用野縁材間に嵌め入れて固定するので、板張り用野縁材を正確な長さに切断しておく必要があり、長すぎた場合は両側の支承用野縁材間に嵌め入れられず取付けられないし、短かすぎると取付ける際に他側部が落下してしまって、取付け難いものである。
【００１６】
上記ｃ）のものは、板張り用野縁材を係合可能な横幅の縦断面Ｕ字状部または逆Ｕ字状部をもつ金具を用いているため、それを用いられる板張り用野縁材は、横幅が金具の内幅と合致するものに限定された。板張り用野縁材の縦断面の横幅が金具の横幅より小さいと取付け後にガタツキが生じるし、大きくて無理に係合させると金具が歪んでしまう。また木材は規格品でも製材時の誤差や湿気による膨張で多少の寸法誤差が生じる（誤差が３ｍｍ程度になる場合もある）ので、金具を使用できない場合もある。
【００１７】
また上記ｃ）の内で縦断面逆Ｕ字状の金具は、予め支承用野縁材に断面逆Ｕ字状の金具を取り付けておき、支承用野縁材に対して上方から板張り用野縁材を載せて使用するものであるが、近時の建築は高さ制限が厳しくて梁や桁の直下位置に野縁を組み込むため、板張り用野縁材を上方から支承用野縁材に載せて固定するこの金具は、利用することが難しい場合が多い。
【００１８】
さらに、上記ｂ）・ｃ）のいずれの金具も、それを支承用野縁材の側面に記した取付け位置用墨付線と取付け金具との位置決めのことが考慮されていないし、板張り用野縁材を断面縦長状で使用するか、横長状で使用するかによって、別種の取付け金具を用いないと取付けできない、等の問題点があった。
【００１９】
なお、各大引き材の両側端部を大引受け材間に架け渡す如く横設・固定する場合にも、上記と似たような点が問題になることが多かった。
【００２０】
本発明は、上記従来の天井野縁等の取付け金具がもつ問題点の解消を課題としたものである。即ち本発明の目的は、最も手間が掛かり技術が必要な板張り用野縁材等を支承用野縁材等へ取り付ける作業を、作業者が一人でも容易・迅速に行えると共に、板張り用野縁材等の縦断面の横幅が異なる場合でも、支承用野縁材等の前面へ位置決めを正確にでき、かつ強固に取付けることができる、天井野縁等の取付け金具を提供することにある。
【００２１】
【課題を解決するための手段】
ａ）本発明に係る天井野縁等の取付け金具Ａの第１は、
金属板製で、縦長垂直状板部１と、水平状板部２と、横長垂直状板部３と、取付け用板部４とを備えており、
上記縦長垂直状板部１は、架け渡し横材６の端部寄り側面６ａへ当接する前後幅を有し、釘又はネジ用の孔７を形成してあり、
上記水平板部２は、縦長垂直状板部１の下端部から側方へ続き、架け渡し横材６の端部寄り下面６ｂを支承する前後幅を有し、釘又はネジ用の孔８を形成してあり、
上記横長垂直状板部３は、水平状板部２の後端縁から上方へ続き、支承用横材５の前面５ａと当接する上下幅を有し、釘又はネジ用の孔９を形成してあり、
上記取付け用板部４は、縦長垂直状板部１の後端縁部から側方へ続き、支承用横材５の前面５ａへ当接する横幅を有して、釘又はネジ用の孔１０を形成してあり、
上記横長垂直状板部３には、支承用横材５に記した取付け位置用墨付け線１１に、架け渡し横材６の縦断面の横幅の広・狭に対応可能な、少なくとも２箇所の位置決め用部１２，１３を形成してあり、
かつ、上記横長垂直状板部３と水平板部２後端部の少なくとも一方に、横方向へ間隔をおいて少なくとも２個の仮固定用尖頭突起部１４，１５を後方へ突設して、該尖頭突起部１４，１５の後方への長さを、上記縦長垂直状板部１側のものを他より短めに形成してあり、
それらからなる全体形状を、正面から見てほぼＬ型状になるようにしてなるものである。
ｂ）本発明に係る天井野縁等の取付け金具Ａの第２は、
上記における各仮固定用尖頭突起部１４，１５の後方への長さを、仮固定時に取付け用板部４の外側縁４ａとほぼ同時に支承用横材５の前面５ａへ当接可能に、縦長垂直状板部１寄りの尖頭突起部１４を、縦長垂直状板部１から離れた尖頭突起部１５よりも短めにして、取付け用板部４の外側縁４ａと両尖頭突起部１４，１５の先端部とが、平面図で見てほぼ同一線ｙ上にくるように形成しておくものである。
【００２２】
【発明の実施の形態】
上記構成において、支承用横材５とは、例えば天井野縁用で壁や柱に対向状に横設される支承用野縁材や、最下階床で大引き材を支えるため壁や柱に対向状に横設される大引受け材等を意味する。また架け渡し横材６とは、天井板を張る板張り用野縁材や、最下階床の根太を支える大引き材等を意味する。
【００２３】
上記で本取付け金具Ａの材質は、例えばステンレス製が望ましいが、錆止めの表面処理をしたスチール製でもよく、またその厚みは０．６〜４ｍｍ程度とするのがよい。またその製造は、上記材質の板材をプレス加工により製作することが望ましいが、必ずしもそれに限らない。
【００２４】
上記縦長垂直状板部１の各部の寸法は、架け渡し横材６が例えば天井野縁の板張り用野縁材の一般的な規格品で、縦断面の縦×横が約３０×４０ｍｍ程度であるなら、該縦長垂直状板部１の縦幅（高さ）を例えば約４５ｍｍ程度に、前後幅を例えば約２０ｍｍ程度にしておくことが望ましいが、必ずしもこれに限るものではない。
【００２５】
上記水平状板部２は、上記縦長垂直状板部１の下端部から直角に一側方へ折れ曲がって水平状としてあり、架け渡し横材６が例えば上記のものであれば、該水平状部２の横幅を例えば約４５ｍｍ程度、前後幅を例えば約２０ｍｍ程度にしておくことが望ましいが、必ずしもこれに限るものではない。
【００２６】
上記横長垂直状板部３は、上記水平状板部２の後端部から直角に上方へ折れ曲がっており、架け渡し横材６が例えば上記のものであれば、該横長垂直状板部３の横幅を例えば約４５ｍｍ程度、縦幅（高さ）を例えば約１５ｍｍ程度にしておくことが望ましいが、必ずしもこれに限るものではない。
【００２７】
上記取付け用板部４は、上記縦長垂直状板部１の後端縁から、上記水平状板部２と同方向または反対方向の他側方へ直角に折れ曲がっており、架け渡し横材６が例えば上記のものであれば、該取付け用板部４の縦幅（高さ）を例えば約４５ｍｍ程度、横幅を例えば約２０ｍｍ程度にしておくことが望ましいが、必ずしもこれに限るものではない。
【００２８】
上記位置決め用部１２，１３は、支承用横材５に記した取付け位置用の墨付け線１１に合致させるためのもので、上記横長垂直状板部３の一部に形成しておくのがよい。該位置決め用部１２，１３は、架け渡し横材６の縦断面の横幅の大・小、例えば同じ架け渡し横材６を用いる場合でも縦断面横長状か縦長状かのいずれにも対応可能としてある。
【００２９】
そのため、架け渡し横材６を縦断面縦長状に用いる場合にその中央線１６がくる位置と、縦断面横長状に用いる場合にその中央線１７がくる位置とに対応して２箇所に形成しておく。即ち、縦長垂直状板部１の内側面１ａからの間隔を、架け渡し横材６を縦断面縦長状で用いる際の横幅の１／２の位置と、架け渡し横材６を縦断面横長状に用いる際の横幅の１／２の位置とに、位置決め用部１２，１３を形成しておけばよい。
【００３０】
該位置決め用部１２，１３を横長垂直状板部３に形成するなら、例えば横長垂直状板部３の上端縁に凹部１８を形成するものとし、該凹部１８の一内側縁で縦長垂直状板部１の内側面１ａからの間隔が近い方を、架け渡し横材６を縦断面縦長状に用いる際の位置決め用部１２とし、他内側縁を縦断面横長状で用いる際の位置決め用部１３としておけばよい（例えば図２・図３・図７・図８参照）。
【００３１】
また該位置決め用部１２，１３は、上記では横長垂直状板部３の上端縁に形成した凹部１８の両内側縁を利用したが、それに限らない。図示は省略するが、例えば横長垂直状板部３の上端縁に凸部を形成してその両外側縁を利用してもよいし、横長垂直状板部３の前面に２本の線を引いてもよい。
【００３２】
上記尖頭突起部１４，１５は、支承用横材５の前面５ａへ食い込み可能な仮固定用の爪であり、上記横長垂直状板部３または水平板部２から後方へ向けて突設させてあり、横方向への間隔をおいて２個程度を設けておく。該尖頭突起部１４，１５の形成は、本取付け金具Ａをプレス加工で成形する際に小さい三角片として後方へ折り曲げておけばよいが、切り起こして形成したり、別体の突起片を固着して設けてもよい。
【００３３】
該各尖頭突起部１４，１５の後方への長さは、同一とはせずに、縦長垂直状板部１に近い側のものを、それより離れた側のものより短めに形成してある。これは、本取付け金具Ａを使用時に、取付け用板部４の外側縁４ａを支承用横材５の前面５ａに当接させた際、縦長垂直状板部１に近い側の尖頭突起部１４と、離れた側の尖頭突起部１５の各先端が、ほぼ同時に支承用横材５の前面５ａに当接するためである。
【００３４】
そこで、該尖頭突起部１４，１５の後方への長さを、上記取付け用板部４の外側縁４ａと両尖頭突起部１４，１５の各先端とが、平面図で見てほぼ同一線ｙ上にくるようにしてある（例えば図２・図４参照）。そのため、例えば縦長垂直状板部１に近い側のものを約２ｍｍ程度、遠い側のものを約３ｍｍ程度の長さにしておけばよいが、これに限るものではない。
【００３５】
上記縦長垂直状板部１、水平状板部２、横長垂直状板部３、取付け用板部４に各々形成してある釘又はネジ用の孔７，８，９，１０は、各々１ないし２個程度でよく、釘またはネジを通挿可能な内径としておけばよい。また各孔７，８，９，１０は、釘を打ち込みまたはネジをねじ込んだ際に、互いに干渉しない位置に設けておくことは勿論である。
【００３６】
次に、上記本発明に係る天井野縁等の取付け金具の使用状態を、天井野縁の取付け金具として使用する場合に基づいて説明する。
一般に家屋内の天井に天井板を張るには、室内側の対向する壁１９または柱の上部寄りに横設した支承用野縁材である支承用横材５間に、架け渡す如く板張り用野縁材である架け渡し横材６を等間隔状に横設し、この架け渡し横材６の下側に天井板を張り付けていく。本発明に係る天井野縁等の取付け金具Ａは、対向状の支承用横材５間に各架け渡し横材６を取付け・固定する際に用いる。
【００３７】
まず、対向する壁１９または柱の上部寄りに横設してある各支承用横材５の前面５ａに、各架け渡し横材６の縦断面の横幅の中央線がくるべき位置を、所定間隔（例えば３００ｍｍ間隔）で取付け位置用の墨付け線１１として記しておく。
【００３８】
上記支承用横材５の前面５ａの取付け位置用の墨付け線１１に対して、本発明の取付け金具Ａを位置決めし、仮固定後に本固定する。この位置決め時に作業者は、本取付け金具Ａの縦長垂直状部１または取付け用板部４を把持し、架け渡し横材６を縦断面縦長状で用いるか横長状で用いるかにより、上記いずれかの位置決め用部１２，１３を支承用横材５の墨付け用線１１に合致させることで、水平方向の位置を決めればよい。
【００３９】
それと同時に本取付け金具Ａを、横長垂直状板部３の下端縁または水平状板部２の後端縁が、支承用横材５の前面５ａの下端縁と一致するようにして、上下方向の位置を決めればよい。その状態で、本取付け金具Ａを支承用横材５の前面５ａ側へ押しつけ、または金槌で叩くことにより、仮固定用の尖頭突起部１４，１５を支承用横材５に食い込ませて仮固定する。
【００４０】
次いで、本取付け金具Ａの取付け用板部４と横長垂直状板部３の各釘又はネジ用の孔１０，９から、支承用横材５の前面５ａへ向けて釘を打ち込みまたは木ネジ２０をねじ込むことにより、本取付け金具Ａを支承用横材５の前面５ａの所定位置に本固定させる。このようにして、本取付け金具Ａを、対向する両側の支承用横材５の前面５ａの各所定位置に固定しておく。
【００４１】
その後は、架け渡し横材６を持ち上げてその各側端部を、各支承用横材５の前面５ａに固定してある本取付け金具Ａの水平状板部２上に載置させる。そして一側の架け渡し横材６の側面６ａを、その側の本取付け金具Ａの縦長垂直状板部１に当接させた状態で、本取付け金具Ａの縦長垂直状部１または水平状板部２の釘又はネジ用の７，８から、釘を打ちまた木ネジ２１をねじ込むことで、固定させる。これを、架け渡し横材６の他側についても行うことにより、本取付け金具Ａを介して架け渡し横材６が支承用横材５へ固定される。
【００４２】
上記の如く本取付け金具Ａを位置決め・仮固定する場合に、本取付け金具Ａでは、架け渡し横材６を縦断面縦長状に用いる際と横長状で用いる際とのいずれにも対応可能に位置決め用部１２，１３を形成してある。そのため、架け渡し横材６を上記のいずれで用いる場合も、それに対応した位置決め用部１２，１３が、支承用横材５の前面の取付け位置用墨付け線１１と一致するように位置決めすれば、本取付け金具Ａを架け渡し横材６に応じて所定位置へ正確に取付けられることになっている。
【００４３】
また上記の位置決め時に、作業者は本取付け金具Ａの縦長垂直状板部１または取付け用板部４を持ち、その側から支承用横材５の前面５ａに当接させながら位置決めするので、本取付け金具Ａは取付け用板部４から遠い側が、支承用横材５の前面５ａから少し離れて浮き気味状態になる（例えば図５参照）。
【００４４】
この場合のために、本取付け金具Ａでは、尖頭突起部１４，１５の後方への長さを、取付け用板部４側のものを他より短めに、換言すれば取付け用板部４から離れた側のものを長めに形成して、上記取付け用板部４の外側縁４ａと両尖頭突起部１４，１５の各先端とが、平面図で見てほぼ同一線ｙ上にくるようにしてある（例えば図４参照）。
【００４５】
これにより、本取付け金具Ａの取付け用板部４の外側縁４ａと、取付け用板部４に近い短めの尖頭突起部１４と、他方の長めの尖頭突起部１５とは、ほぼ同時に支承用横材５の前面５ａに当接することになる（例えば上記図５参照）。この状態で、本取付け金具Ａを支承用横材５の前面５ａへ押し込みまたは金槌で叩いた際に、本取付け金具Ａは位置ズレすることなく正確に仮固定される。
【００４６】
なお、上記の如く本取付け金具Ａを用いることにより、架け渡し横材６はその両側端を該本取付け金具Ａで支承して取り付けている。そのため、作業者が一人の場合でも、従来のように、架け渡し横材の一側端を支承用野縁材に固定する際に他側端が落下して、床や壁等にキズを付けるようなことが無くなる。
【００４７】
また取付け時に落下しないように、架け渡し横材を少し長めに切断して、その両側端部を支承用横材間にややきつめに打ち込んでおく必要も無くなり、壁面や天井に曲がり等が生じ無くなるし、かつ架け渡し横材の一側端を取り付けて後に他側端を切断するような作業も不要となり、一人でも容易・迅速に取付け作業を行える。
【００４８】
さらに、本取付け金具Ａにより、架け渡し横材６の両側端を支承して取り付けるから、架け渡し横材６が支承用横材５間の間隔よりも少し短めに切断してあったとしても、取付け強度に支障を及ぼすことなく施工可能となるし、各架け渡し横材６を予め一定の長さで一括して切断して用意しておくことが可能となる。
【００４９】
上記の使用状態の説明では、本取付け金具Ａを支承用横材５の前面５ａに取り付けて、その本取付け金具Ａを介して架け渡し横材６を支承用横材５に固定したが、それに限らず、本取付け金具Ａを先に架け渡し横材６の両側端部に取付けておき、その本取付け金具Ａを介して支承用横材５へ固定するようにしてもよい。この場合には、本取付け金具Ａは正面図で見てＬ型状でなくてもよく、縦長垂直状板部１や取付け用板部４を他側にも形成したＵ型状としたもの（例えば図１１参照）でもよい。
【００５０】
図１０は、上下方向の位置合わせ用突出片２３を形成した本取付け金具Ａを示し、水平状板部２の後端または横長垂直状板部３の下端後部に突設しておくのがよい。これは、位置合わせ時に該突出片２３を支承用横材５の下面前部に当てることで、本取付け金具Ａの上下方向の位置決めをより容易にするものである。
【００５１】
なお上記では、架け渡し横材６に一般的な規格品の寸法をもつ板張り用野縁材の取付け・固定に用いる場合に基づいて説明したが、本取付け金具Ａの用途はそれに限るものではなく、対向状の両支承用横材５間に別の架け渡し横材６の両側端部を直角に取付け・固定するものなら広く利用可能である。本取付け金具Ａの各部の寸法を大きくまたは小さくすれば、規格品以外の寸法をもつ野縁材の取付け・固定に用いられることは勿論のこと、他にも例えば大引受け材間に大引き材を取付け・固定するような場合にも用いられるものである。
【００５２】
【実施例】
図１ないし図１１は、本発明に係る天井野縁等の取付け金具Ａの実施例を示すものであり、ここでは本取付け金具Ａを、天井野縁用の取付け金具として使用する場合を説明する。
【００５３】
本取付け金具Ａは、ここでは正面から見てほぼＬ型状で、厚み約２ｍｍ程度のステンレス板をプレス成形して製造している。
【００５４】
この取付け金具Ａは、縦長垂直状板部１を有しており、該縦長垂直状板部１はここでは高さ約４０ｍｍのものであり、また架け渡し横材としての板張り用野縁材６の端部寄り側面６ａへ当接可能に、前後方向へここでは約１８ｍｍ程度の前後幅を有している。該縦長垂直状板部１には上下方向に間隔をおいて、２箇所に釘またはネジ用の孔７を形成してある。
【００５５】
上記縦長垂直状板部１の下端縁から一側方、正面図で見てここでは右側方へ直角に屈曲して続く水平状板部２を有しており、該縦長垂直状板部１は板張り用野縁材６の端部寄り下面を支承可能に、上記縦長垂直状板部１と同じく約１８ｍｍ程度の前後幅を有している。また左右方向へ間隔をおいて２箇所に釘またはネジ用の孔８を形成してある。
【００５６】
上記縦長垂直状板部１の後端縁から一側方、正面図で見てここでは左側方へ直角に屈曲して続く縦長の取付け用板部４を有しており、該取付け用板部４は支承用横材５の前面５ａへ取付け可能に、ここでは約１８ｍｍ程度の横幅を有している。また該取付け用板部４も、釘またはネジ用の孔１０を形成してある。
【００５７】
上記水平状板部２後端縁から上方へ直角に屈曲して続く横長垂直状板部３を有しており、該横長垂直状板部３は上記取付け用板部４と同一面になっており、支承用横材５の前面５ａへ当接可能で、ここでは約１２ｍｍ程度の高さを有する。また該横長垂直状板部３にも、釘またはネジ用の孔９を形成してある。
【００５８】
また本取付け金具Ａには、位置決め用部１２，１３を形成してある。この位置決め用部１２，１３は、板張り用野縁材６を縦断面縦長状・横長状のいずれで用いる場合でも、各縦断面の横幅の中心線１６，１７が、支承用横材としての支承用野縁材５の前面５ａの取付け位置用墨付け線１１に一致して、正しく取付けられるようにするためのものである。
【００５９】
具体的に、ここでの位置決め用部としては、上記横長垂直状板部３の上端部近傍に凹部１８を形成して、該凹部１８の内側縁で縦長垂直状板部３に近い内側縁（正面図で見て左内側縁）を、板張り用野縁材６を縦断面縦長状で用いる場合の位置決め用部１２とし、縦長垂直状板部３から遠い側の内側縁（正面図で見て右内側縁）を、板張り用野縁材６を縦断面横長状で用いる場合の位置決め用部１３としてある。
【００６０】
上記で位置決め用部１２，１３となる両内側縁の位置については、板張り用野縁材６が一般的な規格品で例えば縦×横が約４０×３０ｍｍの場合に、左内側縁は、縦長垂直状板部１の内側面１ａからの寸法を、該板張り用野縁材６の小さい方の横幅３０ｍｍの１／２である１５ｍｍとしておく。また右内側縁は、縦長垂直状板部１の内側面１ａからの寸法を、板張り用野縁材６の大きい方の横幅４０ｍｍの１／２である２０ｍｍとしておく。これで、上記両内側縁間の間隔は５ｍｍとなっている。
【００６１】
さらに本取付け金具Ａには、仮固定用にここでは２個の尖頭突起部１４，１５を形成してある。この尖頭突起部１４，１５は、ここでは上記横長垂直状板部３の上端縁に、左右方向へ約２２ｍｍの間隔をおいた２箇所に、後方へ向かって突設させてある。これは切り起こしたり、固着して設けてもよいが、ここでは小さい三角片として後方へ折り曲げてある。
【００６２】
該尖頭突起部１４，１５の後方への長さは、同一とせずに、使用時に取付け用板部４の外側縁４ａを、支承用横材としての支承用野縁材５の前面５ａに当接させた際に、縦長垂直状板部１寄りの突起部１４と、縦長垂直状板部１から離れた側の突起部１５の各先端が、ほぼ同時に支承用横材５の前面５ａに当接するように、前者１４を後者１５よりも短めに形成してある。
【００６３】
詳しくは、図４で示したように、取付け用板部４の外側縁４ａと、縦長垂直状板部１寄りの突起部１４の先端と、縦長垂直状板部１から離れた側の突起部１５の先端とが、平面図で見て同一線ｙ上にくるようにしてあり、ここでは前者を約２ｍｍ、後者を約３ｍｍの長さにしてある。なお、図３・図１１で、２２は補強用の溶接部を示しているが、背面に凹凸が生じないように正面から行っている。
【００６４】
本取付け金具Ａの使用状態は、上記発明の実施の形態の項で説明したが、本取付け金具Ａを支承用野縁材５の前面５ａへ取り付ける際の状態を中心に、この実施例のものでもう一度説明しておく。
【００６５】
まず、建築物の室内側の対向する壁１９の上部寄りに横設した各支承用野縁材５の前面５ａに、各板張り用野縁材６を取り付ける位置、即ち各板張り用野縁材６を縦断面縦長状または横長状で用いる場合のいずれかの横幅方向の中心線１６，１７がくるべき位置を、ここでは３０ｃｍ間隔で、取付け位置用の墨付け線１１として記しておく。
【００６６】
上記支承用横材５の前面５ａの取付け位置用の墨付け線１１に対して、本発明の取付け金具Ａを、その位置決め用部１２，１３のいずれかが合うように位置決めして仮固定する。即ち、上記板張り用野縁６を縦断面縦長状に取り付ける場合には、本取付け金具Ａの取付け用板部４を持ち、図６・図７で示す如く、その外側縁４ａから支承用野縁材５の前面５ａに当接させ、位置決め用部１２として凹部１８の左内側縁を、上記支承用野縁材５の墨付け線１１に一致させることにより、水平方向の位置を決める。
【００６７】
もし上記板張り用野縁材６を縦断面横長状に取り付けるなら、図８で示すように、位置決め用部１３として凹部１８の右内側縁を、支承用野縁材５の墨付け線１１に一致させて水平方向の位置決めをしておけばよい。また上記いずれの場合も、本取付け金具Ａの上下方向の上記位置決めは、横長垂直状板部３の下端縁または水平状板部２の後端縁を支承用野縁材５の前面５ａの下端縁に一致させればよい。
【００６８】
上記の如く本取付け金具Ａを支承用野縁材５へ位置決めした状態で、本取付け金具Ａを支承用野縁材５の前面５ａへ押しつけ、または金槌で叩くことにより、仮固定用の尖頭突起部１４，１５を食い込ませて仮固定する。
【００６９】
上記の位置決め・仮固定時には、取付け用板部４の外側縁４ａから支承用野縁材５の前面５ａに当接させていくが、２本の尖頭突起部が同じ長さであれば、縦長垂直状板部寄りの尖頭突起部の先端が支承用野縁材の前面に当接した際に、縦長垂直状板部から離れた尖頭突起部は支承用野縁材の前面に届いておらず、隙間が生じて浮き気味となってしまう。この状態で取付け金具を支承用野縁材の前面へ押しつけまたは金槌で叩くと、位置ズレが生じる。
【００７０】
しかし本取付け金具Ａでは、上記の如く２本の尖頭突起部１４，１５は、縦長垂直状板部１寄りのものを、縦長垂直状板部１から離れた側のものより短めに形成して、取付け用板部４の外側縁４ａと両尖頭突起部１４，１５の各先端とが平面１でみて同一線ｙ上にくるようにしてある。そのため、本取付け金具Ａの位置決め・仮固定時に、取付け用板部４の外側縁４ａから支承用野縁材５の前面５ａに当接させて位置決めする際に、図５で示す如く、縦長垂直状板部１寄りの短めの尖頭突起部１４と他方の長めの尖頭突起部１５とは、ほぼ同時に支承用野縁材５の前面５ａに当接する。
【００７１】
この状態で、本取付け金具Ａを押し込みまたは金槌で叩いて、各尖頭突起部１４，１５を支承用野縁材５の前面５ａへ食い込ませるので、本取付け金具Ａは位置ズレすることなく正確に仮固定される。次いで、この取付け金具Ａの横長垂直状板部３および取付け用板部４の各釘またはネジ用の孔９，１０から、支承用野縁材５の前面５ａへここでは各々木ネジ２０をねじ込んで、本取付け金具Ａを本固定すればよい。
【００７２】
その後は、板張り用野縁材６を持ってその各側端寄りを、各支承用野縁材５の前面５ａに固定してある本取付け金具Ａの水平状板部２上に載置させる。この際に板張り用野縁材６を、まず片側で端部寄り側面６ａをその側の本取付け金具Ａの縦長垂直状板部１の内側面１ａに当接させ、本取付け金具Ａの縦長垂直状板部１および水平状板部２の各釘またはネジ用の孔７，８から、ここでは各々木ネジ２１を板張り用野縁材６へ向けてねじ込んで、固定させればよい（例えば図９参照）。
【００７３】
同様のことを、板張り用野縁材６の他側でも行うことにより、本取付け金具Ａを介して、板張り用野縁材６の両側端部を両支承用野縁横材５間に取付け・固定させればよい。上記で木ネジ２０，２１の代わりに釘を打ち込んでもよいことは勿論である。
【００７４】
【発明の効果】
以上で明らかな如く、本発明に係る天井野縁等の取付け金具は、最も手間が掛かかると共に高い技術が必要な架け渡し横材の支承用横材間への取付け・固定作業を、作業者が一人でも容易・迅速に行えると共に、架け渡し横材の縦断面の横幅が異なる場合も、支承用横材の前面へ正確に位置決めでき、かつ強固に取付けることができるものである。
【００７５】
即ち、従来の天井野縁等の取付け手段では、作業者が一人の場合は作業が難しく作業性が悪かったり、取付け後に見栄えが悪かったり、取付け強度に問題があったり、取付け時に位置がズレたり、壁面や天井面が変形したりした。また取付け金具を用いるものも、架け渡し横材が少しでも短いと、取付け時に他側部が落下して取付け難くかったり、長すぎると取付けられなかったり、近時のように建築物の高さ制限が厳しいと利用できなかったりした。さらに、取付け金具の位置決め・仮固定のことが考慮されていなかったり、架け渡し横材の縦断面の横幅が異なる場合に利用できなかったりした。
【００７６】
これに対して本発明の取付け金具を用いる場合には、イ）架け渡し横材の両側端を本取付け金具に載置させて取り付けることができる。そのため、作業者が一人の場合でも、従来のように、架け渡し横材の一側端を支承用横材に固定する際に、多側端が落下して床や壁等にキズを付けるようなことを無くせる。
【００７７】
ロ）また、落下せぬように架け渡し横材を少し長めに切断して、支承用横材間にきつめに打ち込んでおく必要が無くなるから、壁面や天井に曲がり等が生じることも無くせる。さらに、架け渡し横材の一側端を取り付けて後に、他側端を切断するような作業も不要となるから、一人でも作業が容易となり、作業性の向上を図れる。
【００７８】
ハ）さらに、架け渡し横材が少し短めであっても、本取付け金具で支承して取り付けることで、取付け強度に問題なく施工ができるようになるし、架け渡し横材を予め一定の長さで一括して切断して用意しておけるから、作業性を向上できる。
【００７９】
ニ）しかも本取付け金具では、架け渡し横材の縦断面の横幅が大・小いずれでも対応可能な位置決め用部を形成してあるので、架け渡し横材を縦断面縦長状・横長状のいずれで用いる場合にも、該位置決め用部を支承用横材の取付け位置用墨付け線に合わせることで位置決めすることができ、架け渡し横材を常に正確に所定位置へ取り付けることができる。
【００８０】
ホ）その上、本取付け金具の仮固定用の尖頭突起部は、後方への長さを、縦長取付け部側のものを他側のものより短めに、換言すれば縦長垂直状板部から離れた側のものを長めに形成してある。そのため、本取付け金具の位置決めおよび仮固定時に、いずれの尖頭突起部もほぼ同時に支承用横材の前面に当接し、かつ食い込ませることができるから、本取付け金具を正確に位置決め・仮固定して取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る天井野縁等の取付け金具の実施例の使用状態例を示す斜視図である。
【図２】図１で示した本取付け金具の実施例を前方から見た斜視図である。
【図３】図１で示した本取付け金具の実施例を後方から見た斜視図である。
【図４】図１で示した本取付け金具の実施例の平面図である。
【図５】図１で示した本取付け金具の実施例を、支承用横材へ位置決め時の平面図である。
【図６】図５で示した状態の正面図である。
【図７】架け渡し横材を縦断面縦長状に用いる場合に、図１で示した本取付け金具の実施例を仮固定する際の正面図である。
【図８】架け渡し横材を縦断面横長状に用いる場合に、図１で示した本取付け金具の実施例を仮固定する際の正面図である。
【図９】図１で示した使用状態例の拡大一部縦断側面図である。
【図１０】下位置合わせ用突出片をもつ本取付け金具の実施例の使用状態例を示す一部縦断側面図である。
【図１１】本発明に係る天井野縁等の取付け金具の他の実施例を示す後方からの斜視図である。
【符号の説明】
Ａ−取付け用金具
１−縦長垂直状板部
１ａ−内側面
２−水平状板部
３−横長垂直状板部
４−取付け用板部
４ａ−外側縁
５−支承用横材，支承用野縁材
５ａ−前面
６−架け渡し横材，板張り用野縁材
６ａ−側面
７−孔
８−孔
９−孔
１０−孔
１１−墨付け線
１２−位置決め用部
１３−位置決め用部
１４−尖頭突起部
１５−尖頭突起部
１６−中央線
１７−中央線
１８−凹部
１９−壁
２０−ネジ
２１−ネジ
２２−溶接部
２３−突出片
ｙ−同一線[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a mounting bracket such as a ceiling field edge, for example, a bearing field edge in which both side ends of a sheet field material used as a base bone for stretching a ceiling panel are laid horizontally on a wall or a column on the indoor side. Mounting brackets used in the case of being installed horizontally at equal intervals between the materials, and large receiving materials in which both ends of the large pulling material (also called tailing material) that supports the joists of the lowest floor are installed horizontally on pillars, etc. The present invention relates to a mounting bracket used in the case of being installed horizontally at equal intervals.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, for example, the ceiling installation work of a building has been performed by placing a horizontal member opposite to the wall or pillar on the indoor side, i.e., a supporting field material, and spanning between the supporting field materials. A horizontal member, that is, a boarding edge material is provided at equal intervals (for example, at an interval of 300 mm), and a ceiling board is attached to the lower surface of the boarding edge material. In the above work, the most laborious and technically required technique is to lay each boarding edge material at right angles between the supporting edge materials on both sides.
[0003]
a) When laying the boarding edge material so as to be bridged between the supporting field edge materials, conventionally, the end of the boarding edge material is applied to the T-shape with respect to the supporting field edge material. , Means for driving and fixing a nail diagonally to the part was performed.
[0004]
This is done by cutting the boarding edge material into the space between the supporting edge materials, positioning one end surface with the marking line on the front surface of the supporting edge material on one side, and pressing it. Hold it firmly by hand so that it is not positioned in the direction, and fix the nail by driving it diagonally from 3 directions. Next, the other end face of the boarding edge material is similarly pressed against the front surface of the other side supporting edge material, firmly held so as not to be displaced, and the nail is driven obliquely and fixed (for example, (See FIG. 11 of Japanese Patent Application No. 61-170602).
[0005]
b) Also, mounting and fixing metal fittings have been used. For example, there is one using the metal fitting described in the above-mentioned Japanese Utility Model Application No. 61-170602. The shape of the metal fitting is a first that protrudes downward from the bottom surface of the metal fitting body, with both ends of the substantially rhombus-shaped metal fitting body being sharpened, bent upward, and then bent downward. In addition, an approximately N-shaped or W-shaped notch is provided in the central portion of the metal fitting body, and the second driving portion with a sharp tip is formed by cutting up.
[0006]
This is because the second driving part of the sharp tip at the central part of the metal fitting is previously driven and attached to both end faces of the boarding edge material and applied to the front surface of the supporting edge material one by one. 1 is driven and temporarily fixed, and a nail is driven and fixed from a hole for a nail of the metal fitting.
[0007]
c) Further, there are those described in Japanese Patent Application Laid-Open Nos. 6-81421 and 2000-120209 as mounting fixtures. These metal fittings have a vertical cross-section U-shaped portion or a reverse U-shaped portion having a width capable of engaging with a boarding edge material, and flange portions for connection to the supporting field edge material on both sides thereof. Is.
[0008]
The former is a state in which the edge portion of the boarding field edge material is placed on the upper part of the support field edge material, and the gate-shaped part is engaged near the edge of the boarding edge material. The connecting flange is nailed to the bearing edge material. In the latter case, the metal fitting is fixed to the side surface of the support field edge member by a connecting flange portion, and the edge portion of the boarding edge material is engaged with the gate-shaped part of the metal fitting from the end or from below. At the same time, it is fixed by nailing from the side of the metal fitting to the edge material for boarding.
[0009]
It should be noted that the same means as described above are used when both ends of the large pulling material that supports the joists of the lowermost floor are disposed at equal intervals between the large receiving members that are horizontally disposed on the pillar or the like. There were many things.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional attachment means such as the ceiling edge has the following problems.
First, the above-mentioned a) is a means for fixing each end face of the boarding field edge material to the front face of the support field edge material on both sides and driving the nail diagonally. If there are two workers, there is no problem because it is possible to work with each end closer, but when working alone, the other side is used for supporting when fixing one side of the boarding material. It falls from the field material, and the work is very difficult and workability is poor.
[0011]
Therefore, the boarding edge material is cut slightly longer (for example, about 20 mm) than the interval between the supporting field edge materials, and the other end is placed on the other side supporting edge material. Place the end face against the front surface of the support field material and fix it by nailing, then cut the other end of the boarding material on the other side of the support field material diagonally. Then, the cut end surface is lowered from above to the bearing field material, pressed against the front surface, and fixed by hitting a nail.
[0012]
However, in this case, a gap is easily formed between the side surface of the other support field edge material and the cut end surface of the boarding field edge material, and the appearance is poor. Is weak and causes glare. Also in this case, when the nail is driven obliquely, the boarding edge material may be displaced from the position of the marking line.
[0013]
In order to prevent the above positional deviation, the boarding edge material is cut to be slightly longer (for example, about 5 mm) than the interval between the supporting field edge materials, and the boarding edge material is interposed between the supporting field edge materials. May be fixed by driving a nail. However, if the boarding edge material is tightly driven between the supporting edge materials, the supporting edge material and the wall surface may be pressed outwards and distorted, or the ceiling surface may be warped. However, since the mounting position is also shifted when nailing, it was necessary to nail while correcting it.
[0014]
In the case of b) above, a specially shaped mounting and fixing bracket is fixed to the end surface of the boarding edge material, and this is hooked on the side surface of the supporting edge material, and in that state for fixing A nail is driven from the bracket into the edge material for support and fixed.
[0015]
However, this is because the mounting and fixing brackets are fixed in advance to both ends of the boarding edge material, and are fitted and fixed between the support fielding materials on both sides. If it is too long, it will not fit between the support field materials on both sides and it will not fit, and if it is too short, the other side will fall when it is installed. It is difficult.
[0016]
Since the above-mentioned c) uses a metal fitting having a U-shaped portion or a reverse U-shaped portion having a horizontal width that can engage with the field material for boarding, the field edge material used for the board is used. The width is limited to the one that matches the inner width of the bracket. If the width of the vertical section of the boarding edge material is smaller than the width of the metal fitting, rattling will occur after attachment, and if it is too large and forced to engage, the metal fitting will be distorted. Even with standard wood, some dimensional errors occur due to errors during sawing and expansion due to moisture (the error may be about 3 mm).
[0017]
In addition, in the above c), the reverse U-shaped bracket of the vertical cross section is pre-attached with a reverse U-shaped bracket on the supporting field material, and the boarding edge from above with respect to the supporting field material. However, recent construction has strict height restrictions and incorporates a field edge directly below the beam or girder. It is often difficult to use this metal fitting.
[0018]
Further, in any of the above-mentioned metal fittings b) and c), the positioning of the attachment position marking line on the side surface of the support field edge material and the attachment metal fitting is not considered, and the boarding field edge material Depending on whether the cross section is used in a vertically long shape or in a horizontally long shape, there is a problem that it cannot be mounted unless another type of mounting bracket is used.
[0019]
In addition, when both side ends of each large pulling material are horizontally installed and fixed so as to be bridged between the large receiving materials, the same points as described above often become a problem.
[0020]
An object of the present invention is to eliminate the problems associated with the conventional mounting brackets such as the ceiling edge. In other words, the object of the present invention is to allow a worker to easily and quickly install a boarding edge material, etc., which requires the most labor and technology, to a supporting field edge material, etc. It is an object of the present invention to provide a mounting bracket such as a ceiling field edge that can be accurately positioned and firmly attached to the front surface of a bearing edge material or the like even when the width of the vertical cross section is different.
[0021]
[Means for Solving the Problems]
a)Mounting bracket A such as a ceiling edge according to the present inventionThe first ofIs
It is made of a metal plate, and includes a vertically long plate portion 1, a horizontal plate portion 2, a horizontally long vertical plate portion 3, and a mounting
The vertically long vertical plate portion 1 has a front-rear width that abuts against the
The horizontal plate portion 2 continues from the lower end portion of the vertically long vertical plate portion 1 to the side, has a front-rear width for supporting the lower surface 6b near the end of the crossing cross member 6, and has a hole 8 for a nail or screw. Formed,
The horizontally long vertical plate portion 3 continues upward from the rear end edge of the horizontal plate portion 2 and has a vertical width that comes into contact with the
The mounting
The horizontally long vertical plate portion 3 has at least two places that can accommodate the wide and narrow width of the cross-section of the spanning cross member 6 on the attachment position marking line 11 described on the support cross member 5. Positioning parts 12 and 13 are formed,
In addition, at least two temporary
Make the overall shape consisting of them almost L-shaped when viewed from the front.It will be.
b) Second mounting bracket A such as a ceiling edge according to the present invention.Is
The length of each of the temporary
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the above-described configuration, the support cross member 5 is, for example, a support field edge member that is installed opposite to a wall or a column for a ceiling field edge, or a wall or column for supporting a large pulling material on the bottom floor. Means a large accepting material or the like that is horizontally installed oppositely. Moreover, the crossing cross member 6 means the boarding edge material which stretches | hangs a ceiling board, the large drawing material which supports the joist of the lowest floor.
[0023]
Although the material of the mounting bracket A is desirably made of stainless steel, for example, it may be made of steel with a rust-preventing surface treatment, and its thickness is preferably about 0.6 to 4 mm. In addition, it is desirable to manufacture the plate material made of the above-mentioned material by press working, but it is not necessarily limited thereto.
[0024]
The dimensions of each part of the vertically long vertical plate 1 are as follows. The spanning cross member 6 is, for example, a general standard product of a boarding edge material for a ceiling field, and the length × width of the longitudinal section is about 30 × 40 mm. If there is, it is desirable to set the vertical width (height) of the vertically long vertical plate portion 1 to, for example, about 45 mm and the front-to-back width, for example, about 20 mm, but this is not necessarily limited thereto.
[0025]
The horizontal plate portion 2 is bent horizontally at a right angle from the lower end portion of the vertically long vertical plate portion 1 so as to be horizontal, and if the spanning cross member 6 is, for example, the above, the horizontal portion Although it is desirable that the lateral width of 2 is about 45 mm, for example, and the front-rear width is about 20 mm, for example, it is not necessarily limited to this.
[0026]
The horizontally long vertical plate portion 3 is bent upward at a right angle from the rear end portion of the horizontal plate portion 2, and if the bridging cross member 6 is, for example, the above, the horizontally long vertical plate portion 3 Although it is desirable to set the horizontal width to, for example, about 45 mm and the vertical width (height), for example, to about 15 mm, this is not necessarily limited thereto.
[0027]
The mounting
[0028]
The positioning parts 12 and 13 are for matching with the marking line 11 for the mounting position indicated on the support cross member 5, and are formed on a part of the horizontally long vertical plate part 3. Good. The positioning portions 12 and 13 can be adapted to be either large or small in the width of the vertical cross section of the crossing cross member 6, for example, in the case of using the same cross cross member 6, either horizontally long or vertically long. is there.
[0029]
For this reason, it is formed at two locations corresponding to the position where the center line 16 comes when the bridging cross member 6 is used in a vertically long shape and the position where the center line 17 comes when it is used in a vertically long cross section. Keep it. That is, the distance from the inner side surface 1a of the vertically long vertical plate portion 1 is set to a position of 1/2 of the width when the crossing cross member 6 is used in the vertical cross section, and the cross cross member 6 is long in the cross section. The positioning portions 12 and 13 may be formed at a position of ½ of the lateral width when used in the above.
[0030]
If the positioning portions 12 and 13 are formed in the horizontally long vertical plate portion 3, for example, the
[0031]
Further, in the above description, the positioning portions 12 and 13 use both inner edges of the
[0032]
The pointed
[0033]
The length of each of the
[0034]
Therefore, the length of the
[0035]
Each of the vertically long plate portion 1, horizontal plate portion 2, horizontally long vertical plate portion 3, and mounting
[0036]
Next, the usage state of the mounting bracket such as a ceiling field edge according to the present invention will be described based on the case where it is used as a ceiling field edge mounting bracket.
In general, in order to lay a ceiling board on the ceiling in a house, the boarding field is provided so as to be bridged between the supporting side members 5 which are the supporting field members laid side by side on the
[0037]
First, the position where the center line of the horizontal width of the longitudinal section of each bridging cross member 6 should be placed on the
[0038]
The mounting bracket A of the present invention is positioned with respect to the marking line 11 for the mounting position of the
[0039]
At the same time, the mounting bracket A is mounted in the vertical direction so that the lower end edge of the horizontally long vertical plate portion 3 or the rear end edge of the horizontal plate portion 2 coincides with the lower end edge of the
[0040]
Next, nails are driven into the
[0041]
Thereafter, the bridging cross member 6 is lifted and each side end thereof is placed on the horizontal plate portion 2 of the main mounting bracket A fixed to the
[0042]
When positioning and temporarily fixing the main mounting bracket A as described above, the main mounting bracket A is positioned so as to be able to handle both the case where the spanning cross member 6 is used in a vertically long shape and the shape of a horizontally long cross section. Use parts 12 and 13 are formed. Therefore, in any case where the crossing cross member 6 is used, if the positioning portions 12 and 13 corresponding to the crossing cross member 6 are positioned so as to coincide with the attachment position marking line 11 on the front surface of the support cross member 5. The mounting bracket A is to be accurately mounted at a predetermined position according to the crossing cross member 6.
[0043]
Further, at the time of the above positioning, the operator holds the vertically long plate portion 1 or the mounting
[0044]
For this case, in the present mounting bracket A, the length of the pointed
[0045]
As a result, the
[0046]
In addition, by using the main mounting bracket A as described above, the bridging cross member 6 is mounted with its both ends supported by the main mounting bracket A. Therefore, even if there is only one worker, when fixing one side end of the spanning cross member to the supporting field edge material, the other side end will fall and scratch the floor or wall as in the past. Nothing is gone.
[0047]
In addition, it is not necessary to cut the bridging cross member slightly longer so that it does not fall during installation, and it is not necessary to squeeze the ends of both sides between the support cross members slightly, resulting in bending of the wall or ceiling. This eliminates the need for the work of attaching one side end of the crossing cross member and then cutting the other side end, so that one person can easily and quickly perform the installation work.
[0048]
Further, since the mounting bracket A supports and attaches both side ends of the crossing cross member 6, even if the crossing cross member 6 is cut slightly shorter than the interval between the support cross members 5, Construction can be performed without affecting the mounting strength, and the crossing cross members 6 can be prepared by cutting together at a fixed length in advance.
[0049]
In the above description of the state of use, the main mounting bracket A is attached to the
[0050]
FIG. 10 shows the main mounting bracket A in which a vertical alignment protrusion piece 23 is formed, and it is preferable to project from the rear end of the horizontal plate portion 2 or the lower end rear portion of the horizontally long vertical plate portion 3. . This makes it easier to position the mounting bracket A in the vertical direction by applying the projecting piece 23 to the lower surface front portion of the supporting cross member 5 during alignment.
[0051]
Although the above description has been made based on the case where the spanning cross member 6 is used for mounting / fixing a sheet-fitting field edge member having a general standard product size, the application of the mounting bracket A is not limited thereto. Any one can be widely used as long as both side end portions of another crossing cross member 6 are attached and fixed at right angles between the opposing cross support cross members 5. If the size of each part of the mounting bracket A is increased or decreased, it can be used for mounting / fixing a field material having a size other than a standard product. It is also used when mounting and fixing.
[0052]
【Example】
FIGS. 1 to 11 show an embodiment of a mounting bracket A such as a ceiling edge according to the present invention. Here, a case where the mounting bracket A is used as a mounting bracket for a ceiling field will be described. .
[0053]
Here, the mounting bracket A is substantially L-shaped when viewed from the front, and is manufactured by press-molding a stainless steel plate having a thickness of about 2 mm.
[0054]
The mounting bracket A has a vertically long vertical plate portion 1, and the vertically long vertical plate portion 1 has a height of about 40 mm in this case, and a plate-like field edge material 6 as a bridging cross member. In this case, it has a front-rear width of about 18 mm in the front-rear direction. The vertically long plate portion 1 is formed with
[0055]
From the lower end edge of the vertically long vertical plate portion 1, it has a horizontal plate portion 2 that continues to be bent at a right angle to the right side as viewed from the front side. Similar to the vertically long plate portion 1, it has a front-rear width of about 18 mm so that the lower surface near the end of the boarding edge material 6 can be supported. In addition, nails or screw holes 8 are formed in two places at intervals in the left-right direction.
[0056]
The longitudinally long vertical plate portion 1 has a longitudinally long mounting
[0057]
The horizontal plate portion 2 has a horizontally long vertical plate portion 3 bent at a right angle upward from the rear edge of the horizontal plate portion 2, and the horizontally long vertical plate portion 3 is flush with the mounting
[0058]
Further, positioning parts 12 and 13 are formed on the mounting bracket A. The positioning portions 12 and 13 are configured so that the center lines 16 and 17 of the lateral width of each longitudinal section are supported as supporting lateral members, regardless of whether the boarding edge material 6 has a longitudinal or longitudinal shape. This is to match the attachment position marking line 11 on the
[0059]
Specifically, as the positioning portion here, a
[0060]
As for the positions of both inner edges that become the positioning portions 12 and 13 above, when the boarding edge material 6 is a general standard product, for example, the length × width is about 40 × 30 mm, the left inner edge is vertically long. The dimension from the inner side surface 1a of the vertical plate portion 1 is set to 15 mm which is 1/2 of the lateral width 30 mm of the smaller one of the boarding edge material 6. Further, the right inner edge has a dimension from the inner side surface 1a of the vertically long vertical plate portion 1 set to 20 mm, which is 1/2 of the larger lateral width 40 mm of the boarding field edge material 6. Thus, the distance between both inner edges is 5 mm.
[0061]
In addition, the mounting bracket A is formed with two pointed
[0062]
The
[0063]
Specifically, as shown in FIG. 4, the
[0064]
The use state of the mounting bracket A has been described in the above-mentioned embodiment of the present invention. However, the mounting bracket A according to this embodiment is mainly used for mounting the mounting bracket A to the
[0065]
First, each boarding field edge material 6 is attached to the
[0066]
The mounting bracket A of the present invention is positioned and temporarily fixed with respect to the marking line 11 for the mounting position of the
[0067]
If the above-mentioned boarding edge material 6 is attached in a vertically long cross section, as shown in FIG. 8, the right inner edge of the
[0068]
In the state where the main mounting bracket A is positioned on the supporting field material 5 as described above, the main mounting metal A is pressed against the
[0069]
At the time of the above positioning and temporary fixing, the
[0070]
However, in this mounting bracket A, as described above, the two pointed
[0071]
In this state, the main mounting bracket A is pushed in or hit with a hammer, so that each of the pointed
[0072]
After that, the board-side edge material 6 is held and the side ends thereof are placed on the horizontal plate portion 2 of the main mounting bracket A fixed to the
[0073]
The same thing is done on the other side of the boarding edge material 6, so that both side ends of the boarding edge material 6 are attached between the both sides of the supporting field edge material 5 through the mounting bracket A. What is necessary is just to fix. Of course, nails may be driven in place of the wood screws 20 and 21 as described above.
[0074]
【The invention's effect】
As is apparent from the above, the mounting brackets such as the ceiling edge according to the present invention require the most labor and installation / fixing work between the supporting cross members of the cross members that require high technology. Can be easily and quickly performed by one person, and even when the width of the longitudinal cross section of the crossing cross member is different, it can be accurately positioned on the front surface of the support cross member and can be firmly attached.
[0075]
In other words, with conventional mounting methods such as ceiling edges, it is difficult and difficult to work when there is only one worker, the appearance is poor after installation, there is a problem with installation strength, and the position is shifted during installation. The wall surface and ceiling surface were deformed. In addition, even if the mounting bracket is used, if the crossing material is too short, the other side will fall during installation and it will be difficult to install, or if it is too long, it will not be installed. It could not be used if the restrictions were severe. Furthermore, positioning and temporary fixing of mounting brackets were not taken into consideration, or it could not be used when the horizontal width of the cross section of the spanning cross member was different.
[0076]
On the other hand, when the mounting bracket of the present invention is used, a) both side ends of the crossing cross member can be mounted on the mounting bracket. Therefore, even when there is only one worker, when fixing one side end of the spanning cross member to the support cross member as in the past, the multi-side end may fall and scratch the floor or wall. You can eliminate it.
[0077]
B) In addition, it is not necessary to cut the bridging cross member a little longer so that it does not fall, and to drive it tightly between the support cross members, so that it is possible to eliminate the occurrence of bending on the wall surface and ceiling. . Furthermore, since it is not necessary to perform the work of cutting the other side end after attaching one side end of the crossing cross member, the work can be facilitated by one person and the workability can be improved.
[0078]
C) Furthermore, even if the crossing cross member is a little short, it can be installed without problems with the mounting strength by supporting it with this mounting bracket, and the crossing cross member has a certain length in advance. Since it can be prepared by cutting all at once, workability can be improved.
[0079]
D) In addition, this mounting bracket has a positioning part that can accommodate both the large and small width of the cross section of the spanning cross member. Therefore, the cross section of the cross section can be either vertically long or wide. Also in the case of using in the above, the positioning portion can be positioned by matching the marking line for the mounting position of the supporting cross member, and the crossing cross member can always be attached to the predetermined position accurately.
[0080]
E) In addition, the pointed protrusion for temporary fixing of this mounting bracket has a rearward length that is shorter on the vertical mounting side than on the other side, in other words, from the vertical vertical plate. The one on the far side is formed longer. Therefore, when the mounting bracket is positioned and temporarily fixed, any pointed protrusion can be brought into contact with and bite into the front side of the support horizontal member almost simultaneously, so that the mounting bracket can be accurately positioned and temporarily fixed. Can be attached.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an example of a usage state of an embodiment of a mounting bracket such as a ceiling edge according to the present invention.
FIG. 2 is a perspective view of the embodiment of the mounting bracket shown in FIG. 1 as viewed from the front.
FIG. 3 is a perspective view of the embodiment of the mounting bracket shown in FIG. 1 as viewed from the rear.
4 is a plan view of the embodiment of the mounting bracket shown in FIG. 1. FIG.
FIG. 5 is a plan view of the embodiment of the mounting bracket shown in FIG. 1 when positioned on a supporting cross member.
6 is a front view of the state shown in FIG. 5. FIG.
FIG. 7 is a front view when temporarily fixing the embodiment of the mounting bracket shown in FIG. 1 when a crossing cross member is used in a vertically long cross section.
FIG. 8 is a front view when temporarily fixing the embodiment of the mounting bracket shown in FIG. 1 when the crossing cross member is used in a vertically long cross section.
FIG. 9 is an enlarged partial vertical side view of the usage state example shown in FIG. 1;
FIG. 10 is a partially longitudinal side view showing an example of a usage state of an embodiment of the present mounting bracket having a lower alignment protruding piece.
FIG. 11 is a rear perspective view showing another embodiment of a mounting bracket such as a ceiling edge according to the present invention.
[Explanation of symbols]
A-Mounting bracket
1-Vertically long vertical plate
1a-inside surface
2-horizontal plate
3-Horizontal vertical plate
4-plate for mounting
4a-outer edge
5-Horizontal material for bearings, edge material for bearings
5a-front
6-Overhanging cross member, board edge material
6a-side
7-hole
8-hole
9-hole
10-hole
11-Marking line
12-Positioning part
13-Positioning part
14-Pointed protrusion
15-Pointed protrusion
16-Chuo Line
17-Chuo Line
18-recess
19-wall
20-screw
21-screw
22-welded part
23-protruding piece
y-same line
Claims (2)
上記縦長垂直状板部１は、架け渡し横材６の端部寄り側面６ａへ当接する前後幅を有し、釘又はネジ用の孔７を形成してあり、
上記水平板部２は、縦長垂直状板部１の下端部から側方へ続き、架け渡し横材６の端部寄り下面６ｂを支承する前後幅を有し、釘又はネジ用の孔８を形成してあり、
上記横長垂直状板部３は、水平状板部２の後端縁から上方へ続き、支承用横材５の前面５ａと当接する上下幅を有し、釘又はネジ用の孔９を形成してあり、
上記取付け用板部４は、縦長垂直状板部１の後端縁部から側方へ続き、支承用横材５の前面５ａへ当接する横幅を有して、釘又はネジ用の孔１０を形成してあり、
上記横長垂直状板部３には、支承用横材５に記した取付け位置用墨付け線１１に、架け渡し横材６の縦断面の横幅の広・狭に対応可能な、少なくとも２箇所の位置決め用部１２，１３を形成してあり、
かつ、上記横長垂直状板部３と水平板部２後端部の少なくとも一方に、横方向へ間隔をおいて少なくとも２個の仮固定用尖頭突起部１４，１５を後方へ突設して、該尖頭突起部１４，１５の後方への長さを、上記縦長垂直状板部１側のものを他より短めに形成してあり、
それらからなる全体形状を、正面から見てほぼＬ型状になるようにした、天井野縁等の取付け金具。It is made of a metal plate, and includes a vertically long plate portion 1, a horizontal plate portion 2, a horizontally long vertical plate portion 3, and a mounting plate portion 4.
The vertically long vertical plate portion 1 has a front-rear width that abuts against the side surface 6a closer to the end of the cross member 6 and has a hole 7 for a nail or screw,
The horizontal plate portion 2 continues from the lower end portion of the vertically long vertical plate portion 1 to the side, has a front-rear width for supporting the lower surface 6b near the end of the crossing cross member 6, and has a hole 8 for a nail or screw. Formed,
The horizontally long vertical plate portion 3 continues upward from the rear end edge of the horizontal plate portion 2 and has a vertical width that comes into contact with the front surface 5a of the support horizontal member 5, and forms a hole 9 for a nail or screw. And
The mounting plate portion 4 extends laterally from the rear end edge of the vertically long vertical plate portion 1 and has a lateral width that comes into contact with the front surface 5a of the supporting cross member 5, and has a hole 10 for a nail or screw. Formed,
The horizontally long vertical plate portion 3 has at least two places that can accommodate the wide and narrow width of the cross-section of the spanning cross member 6 on the attachment position marking line 11 described on the support cross member 5. Positioning parts 12 and 13 are formed,
In addition, at least two temporary fixing peak projections 14 and 15 are provided rearwardly projecting from at least one of the horizontally long vertical plate portion 3 and the rear end portion of the horizontal plate portion 2 with a space in the horizontal direction. The length of the peak protrusions 14 and 15 to the rear is formed so that the length of the vertically long plate 1 side is shorter than the others.
A mounting bracket such as a ceiling field that has an overall L shape that is substantially L-shaped when viewed from the front .
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