JP4294725B1 - 食材供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、粒状又は細断状の食材を一定量ずつ確実に供給することができる食材供給装置を提供することを目的とする。
【解決手段】食材供給装置1は、粒状又は細断状の食材Fが投入されて貯留されるホッパ4及びホッパ4の下部に設けられた搬送コンベヤ機構2を備えている。搬送コンベヤ機構2は、細幅の無端状搬送ベルト10が駆動プーリ12及び従動プーリ13に張架されており、無端状搬送ベルト10の両側部及び底部はカバー体14により覆われている。搬送ベルト10には、搬送面に所定間隔を空けて隔壁部11が立設されている。ホッパ4内には搬送ベルト10の上方に近接してスクリュー部材5が配置されており、スクリュー部材5を搬送方向と逆方向に食材Fを移動させるように回転させて隔壁部11より上の食材Fを押し戻すように作用させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、煮豆等の粒状食材、細断された食材を調理した惣菜類、粒状のチョコレート、レーズン、トッピングチーズ、むき栗、うずら卵等の調理用食材といった粒状又は細断状の食材を供給する食材供給置に関する。
食品を製造する場合上述した粒状又は細断状の食材が用いられているが、こうした食材を供給する場合、ホッパに投入してベーンポンプやピストンで供給しようとすると、食材が圧縮されて破壊されてしまい供給する前に食材の品質が著しく劣化してしまう。また、破壊された食材がベーンポンプの内面に固着してしまい、供給機器の故障につながることがあった。
そのため、食材の供給装置としてスクリューコンベヤが用いられている。例えば、特許文献1から3では、スクリューコンベヤを用いて食材を搬送して一定量の食材を供給する食材供給装置が記載されている。
また、特許文献4では、納豆を一定量計量して搬送コンベヤに配列された容器内に順次充填していく納豆充填装置が記載されている。
特開平9−313152号公報 特開2008−222398号公報 特開2009−29603号公報 特開2008−18954号公報
上述した特許文献1から3に記載されたスクリューコンベヤを使用して食材を供給する場合、食材が圧縮されて破壊されることはないもののスクリューコンベヤの動作領域に常時食材が充填されていないと食材を一定量ずつ供給することが難しく、粘着性があって付着しやすい食材の場合には供給量にばらつきが生じやすい。
また、特許文献4に記載された装置は、ホッパに投入した納豆を自重により計量升ユニットに落下させるようにしているが、粘着性のある食材や惣菜等の異なる種類の食材が混合したものでは、自重で落下しない可能性が高く、汎用性のある装置とはなっていない。
そこで、本発明は、粒状又は細断状の食材を一定量ずつ確実に供給することができる食材供給装置を提供することを目的とする。
本発明に係る食材供給装置は、食材が投入されて貯留される貯留部と、前記貯留部の下部に配設されて前記貯留部から外部に延設されるとともに前記食材を所定量ずつ収容する区画領域が形成された搬送コンベヤと、前記搬送コンベヤを搬送制御して前記区画領域に充填された前記食材を所定量ずつ供給する搬送駆動部と、前記貯留部内において前記搬送コンベヤの上方に近接して配設されるとともに前記搬送コンベヤの搬送方向に沿って設けられたスクリュー部材と、前記食材を搬送方向とは逆方向に移動させるように前記スクリュー部材を回転させる回転駆動部とを備えていることを特徴とする。さらに、前記搬送コンベヤは、搬送面に所定間隔を空けて隔壁部が立設された無端状の搬送ベルトを備えていることを特徴とする。さらに、前記搬送コンベヤの前記貯留部の出口には、前記搬送コンベヤの上方に近接して配置されるとともに前記区画領域より上にはみ出た前記食材が外部に搬出されるのを規制する規制部材が設けられていることを特徴とする。
上記のような構成を有することで、貯留部に投入された食材は下部の搬送コンベヤに落下して区画領域内に充填されて搬送されていくが、搬送コンベヤの上方に近接して配設されたスクリュー部材を回転させて食材を搬送方向とは逆方向に移動させることで、区画領域の上面まで食材が充填されるとともに区画領域より上の食材がスクリュー部材により堰き止められて搬送されないようになる。そのため、搬送コンベヤには区画領域の上面まで食材が充填した状態で貯留部から外部に搬出されていき、順次所定量の食材が安定して供給されるようになる。
そして、スクリュー部材を用いて食材の充填及び食材の移動の規制を行っているので、食材が供給の際に受けるダメージを極力抑えることができる。そのため、様々な食材の供給に使用することが可能な汎用性の高い食材供給装置となる。
本発明に係る実施形態に関する概略断面図である。 スクリュー部材及び回転部材の動作を示す一部拡大断面図である。 シャッタ片の構成に関する一例を示す概略平面図である。 図1のX−X断面図である。 食品成形装置の動作過程に関する説明図である。 食品成形装置の動作過程に関する説明図である。 食品成形装置の動作過程に関する説明図である。 食品成形装置の動作過程に関する説明図である。 食品成形装置の動作過程に関する説明図である。 成形品に関する斜視図及び断面図である。 別の成形品に関する斜視図及び断面図である。 本発明の別の実施形態に関する概略断面図である。 回転部材を上方から見た平面図である。 ピザ生地に関する斜視図である。 図12に示す食材供給装置及び分散装置を用いた別の適用例に関する概略平面図である。 図12に示す食材供給装置を用いた別の適用例に関する概略断面図である。 図16に示す適用例に関する概略平面図である。 図16に示す適用例の動作に関する説明図である。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて詳しく説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を実施するにあたって好ましい具体例であるから、技術的に種々の限定がなされているが、本発明は、以下の説明において特に本発明を限定する旨明記されていない限り、これらの形態に限定されるものではない。
図1は、本発明に係る実施形態に関する概略断面図である。食材供給装置1は、粒状又は細断状の食材Fが投入されて貯留されるホッパ4及びホッパ4の下部に設けられた搬送コンベヤ機構2を備えている。
搬送コンベヤ機構2は、細幅の無端状搬送ベルト10が駆動プーリ12及び従動プーリ13に張架されており、無端状搬送ベルト10の両側部及び底部はカバー体14により覆われている。搬送ベルト10には、搬送面に所定間隔を空けて隔壁部11が立設されている。
隔壁部11は、搬送ベルト10の全幅にわたって直立するように形成されており、搬送ベルト10の両側に沿って近接配置されたカバー体14の両側部の高さと隔壁部11の高さがほぼ同一になるように設定されている。隣接する隔壁部11とカバー体14の両側部により平面視矩形状の区画領域Rが画定されており、区画領域Rの容量は、一定量の食材Fが収容されるように設定されている。
駆動プーリ12から従動プーリ13に搬送される搬送ベルト10の上側部分は、ほぼ水平に搬送されるように設定されており、駆動プーリ12側の一部がホッパ4の下部に収容され、従動プーリ13側が外部に向かって延設されている。搬送ベルト10がホッパ4の下部に収容されている部分では、ホッパ4に貯留されている食材Fが自重により下方に移動して区画領域R内に充填されるようになる。
駆動プーリ12には、駆動モータ3が連結されており、駆動モータ3の回転駆動により駆動プーリ12が回転することで、搬送ベルト10は、搬送移動するようになる。
ホッパ4には、搬送ベルト10の上方に近接してスクリュー部材5が配設されている。スクリュー部材5は、金属棒を螺旋状に形成した形状であり、根元部分がホッパ4の外面に取り付けられた回転モータ6に接続されている。そして、回転モータ6が回転駆動することで、スクリュー部材5がホッパ4内で回転し、スクリュー部材5の回転により食材Fを搬送方向と逆方向に移動させる。
ホッパ4の搬送ベルト10の出口部分には、搬送ベルト10の上方に近接してローラ状の回転部材7が取り付けられている。回転部材7は、駆動モータ8と連結されており、駆動モータ8の回転駆動により回転部材7が回転するようになっている。
図2は、スクリュー部材5及び回転部材7の動作を示す一部拡大断面図である。搬送ベルト10は、駆動モータ3を回転駆動させることで上側部分が駆動プーリー12から従動プーリ13に向かって搬送される。その際に、スクリュー部材5は、回転モータ6を回転駆動させることで食材Fを搬送ベルト10の搬送方向とは逆方向に移動させるようにする。
スクリュー部材5の回転により、搬送ベルト10の隔壁部11より上方の食材Fは搬送方向と逆方向に押し戻されるようになり、区画領域R内に収容された食材Fのみが搬送ベルト10とともに搬送されていく。スクリュー部材5により回転しながら区画領域Rの上方にはみ出た食材Fを押し戻すようにしているので、食材Fを圧縮するといったダメージを極力小さくして移動させることができる。また、スクリュー部材5を区画領域Rの上方で近接して回転させるので、各区画領域Rに食材Fが充填した状態にすることができる。
ホッパ4の出口部分では、回転部材7が搬送ベルト10と近接する側で搬送方向と逆方向に回動するように回転駆動される。そのため、搬送ベルト10の隔壁部11から上方にはみ出た食材Fが搬送ベルト10とともに外部に搬出されるのを規制する。回転部材7を回転しながらはみ出た食材Fを規制するので、食材Fに与えるダメージを極力小さくすることができる。
そして、スクリュー部材5及び回転部材7のこうした作用により、搬送ベルト10の区画領域Rから食材Fがはみ出すことなく充填した状態で外部に搬出されるようになり、各区画領域Rに一定量の食材Fが収容されて外部に搬送でき、収容された食材Fを区画領域R毎に搬送ベルト10から食品製造装置等に供給すれば、一定量の食材Fを安定して供給することが可能となる。
本発明の食材供給装置で供給可能な食材としては、金時豆、グリーンピース等の豆類、レーズン、ブルーベリー、ナッツ、ドライフルーツ等の木の実類、チーズブロック、スライスチーズ、そぼろ、クルトン、ダイス芋、ひじき、細切れの高菜、細切れの野沢菜、切干大根、キンピラ、細切れのじゃがいも、チョコブロック、むき栗、うずら卵、イチゴといった広範な種類の食材が挙げられる。本発明の食材供給装置では、上述したように、食材にほとんどダメージを与えることなく搬送ベルト10の区画領域に食材を一定量充填することができるので、粒状又は細断状の食材であればほとんどのものについて一定量ずつ供給することが可能である。
図1に示す例では、食材供給装置1から供給された食材Fを食品成形装置Aに供給するようにしている。食品成形装置Aは、シート状の外皮材を椀状に形成して食材Fを内部に供給し、外皮材の周縁部をシャッタ機構により寄せ集めて封着し、餡パン状の成形品に仕上げることができる。
食品成形装置Aは、本体フレームにシャッタ機構100が取り付けられている。シャッタ機構100は、上下2段に回転駆動軸103に取り付けられた2組のシャッタ101及び102を備えており、シャッタ101及び102の間には板状の受け部材104が挟持されている。
シャッタ101及び102はそれぞれ複数枚のシャッタ片を回転駆動軸103に取り付けて回動させ、シャッタ片により囲まれる開口領域を開閉動作させるようになっている。図3は、シャッタ101のシャッタ片の構成に関する一例を示す概略平面図である。この例では、4枚のシャッタ片101aをそれぞれ4本の回転駆動軸103に取り付けて所定角度往復回動させることで、シャッタ片101aにより囲まれる開口領域を開閉するようになっている。シャッタ102についてもシャッタ101と同様のシャッタ片の構成とすればよい。
受け部材104は、中央部分に円形の開口が形成されており、後述するように、受け部材104の開口にシート状の外皮材が押し込まれて椀状形成されるようになっている。
こうしたシャッタ機構は、例えば、特許第3421658号公報に記載されているような公知のものである。
シャッタ機構100の上方には、昇降ロッド105に取り付けられた支持フレーム106が設けられており、支持フレーム106には、押し込み機構110及び投入機構120が設けられている。
押し込み機構110は、支持フレーム106の下方に垂設された円筒状の押し込みシリンダ111、押し込みシリンダ111内を摺動可能に設けられた円柱状の押し込み部材112、押し込み部材112の上面に取り付けられた駆動ロッド114を上下動させて押し込み部材112を昇降動作させるエアシリンダ113、及び、エアシリンダ113を上下動させるエアシリンダ115を備えている。
投入機構120は、支持フレーム106にほぼ水平方向に設けられた断面矩形状の投入シリンダ121内に摺動可能に設けられた投入部材122、投入122の後端部に取り付けられた駆動ロッド124を水平方向に往復動させて投入部材122を進退動作させるエアシリンダ123を備えている。
投入シリンダ121は、押し込みシリンダ111に接続して連通されており、投入部材122が押し込みシリンダ111に向かって進退動作を行うように設定されている。投入シリンダ121の上部には、投入開口部125が形成されており、投入開口部125の上方に搬送コンベヤ機構2の先端部が配置されている。搬送コンベヤ機構2のカバー体14の側部において、投入開口部125に対向する部分が切り欠いて搬送ベルト10が露出しており、この露出部分に合わせて板状の摺接部材126が配設されている。
図4は、図1のX−X断面図である。摺接部材126は、駆動ロッド127を介してエアシリンダ128により搬送ベルト10を横切るように進退動作して搬送ベルト10の上面を摺接するようになっている。摺接部材126の下部は、搬送ベルト10の隔壁部11の間と同じ幅に形成されており、区画領域Rに合致した形状になっている。したがって、隔壁部11の間を摺接部材126が進退動作することで、区画領域R内に充填されていた所定量の食材Fが残留することなく搬送ベルト10から投入開口部125内に落下するようになる。落下した食材Fは投入シリンダ121内に収容されるようになる。
搬送コンベヤ機構2は、摺接部材126に区画領域Rが対向配置されるように隔壁部11の間隔の距離ずつ搬送ベルト10を搬送移動する。こうした搬送移動は、図示せぬ駆動制御部により駆動モータ3を駆動制御して行われる。そして、駆動モータ3の駆動制御に連動してスクリュー部材5及び回転部材7が回転制御される。
支持フレーム106は、昇降ロッド105の上下動により昇降動作を行うようになっており、支持フレーム106が昇降することで押し込みシリンダ111がシャッタ機構100に向かって上下動するようになる。
押し込みシリンダ111の外周には、押し込みシリンダ111を囲むようにリング状の押え部材130が設けられており、押え部材130は押し込みシリンダ111とともに上下動して受け部材104に配置された外皮材の周縁部を押さえて保持するようになっている。
外皮材は、搬送コンベヤ140(紙面から奥の方に向かって延設されている)によりシャッタ機構100と押え部材130との間を通って受け部材104の上面に搬入されるようになっている。シャッタ機構100により外皮材が封着されて成形された成形品は支持コンベヤ150(紙面から奥の方に向かって延設されている)により支持されて搬出される。
図5から図9は、食品成形装置Aの動作過程に関する説明図である。図5では、投入部材122が投入開口部125よりも奥側に退避した状態で食材Fが投入開口部125から投入シリンダ121内に落下して収容されている。また、シャッタ101及び102のシャッタ片が開いた状態に設定されて受け部材104の上面にシート状の外皮材Gが搬入される。そして、支持フレーム106が下降して、受け部材104の上面に配置された外皮材Gの周縁部を押え部材130で受け部材104に押さえ付けて保持し、押し込み部材112により受け部材104の開口に外皮材Gを押し込んで椀状に形成する。
図6では、エアシリンダ113及び115を駆動して押し込み部材112を投入シリンダ121よりも高い位置に退避させる。そして、図7では、エアシリンダ123を駆動して投入部材122を押し込みシリンダ111に向かって摺動させ、投入シリンダ121内に収容された食材Fを押し込みシリンダ111内に押し出すように投入する。
図8では、押し込みシリンダ111内に投入された食材Fが落下して椀状形成された外皮材G内に収容され、支持コンベヤ150が上昇して椀状形成された外皮材Gの底部を支持する。そして、エアシリンダ113及び115が駆動されて押し込み部材112が下降し、食材Fを外皮材G内に押し込む。
図9では、昇降ロッド105が上昇して支持フレーム106が上方に移動し、それに連動して押え部材130及び押し込み部材112が上昇してシャッタ機構100から退避する。そして、シャッタ101及び102が閉動作して受け部材104の上面に保持されていた外皮材Gの周縁部を寄せ集めて封着する。その際に、外皮材Gの内部に収容された食材Fが外皮材Gに包み込まれるようにして成形される。成形された成形品Hは、支持コンベヤ150が下降してそのまま次の工程に搬送されていく。また、支持フレーム106が上方に移動することで、投入開口部125が上昇して搬送コンベヤ機構2に近接した位置に設定され、投入部材122が退避位置に移動して、摺接部材126が動作して次の食材Fが投入シリンダ121内に供給される。
図10は、上述した食品成形装置Aにより成形された成形品Hに関する斜視図(図10(a))及び断面図(図10(b))である。この例では、金時豆等の豆類からなる食材Fをパン生地等の外皮材Gで包み込むようにして成形されている。金時豆等の煮豆は型崩れがしやすいが、本発明の食材供給装置により食品成形装置に供給して成形することで、型崩れを抑えて成形品を得ることができる。
図11は、別の成型品H’に関する斜視図(図11(a))及び断面図(図11(b))である。この例では、豆類や細断状の野菜類等を混合した惣菜からなる食材F’を外皮材Gで包み込み、おやきのように仕上げている。惣菜等の食材では、搬送ベルト10等に付着して残留しやすくなるが、搬送ベルト10では摺接部材126が摺接して残留しないように供給し、投入シリンダ121内では投入部材122が摺動して残留しないように投入し、押し込みシリンダ111内では押し込み部材112が摺動して残留しないように押し込むようになっているので、惣菜のような食材でも所定量ずつ確実に供給して食品の成形を行うことができる。
以上のように、本発明の食材供給装置は、様々な形状及び特性の食材を所定量ずつ安定して供給することができ、また、食材に与えるダメージを最小限に抑えて供給することができる。
図12は、本発明の別の実施形態に関する概略断面図である。この例では、細断状のチーズからなる食材Cを供給する食材供給装置で、図1に示す実施形態と同一の部分については同一の番号を付しており、その説明は省略する。
スクリュー部材5’は、回転モータ6の駆動軸から延設された軸体の周囲に螺旋状の羽根が形成されている。そして、図1に示す実施形態で説明した回転部材7は設けられていない。細断状のチーズのように分散しやすい食材の場合には、螺旋状の羽根を有するスクリュー部材5’を回転させることで、搬送ベルト10の区画領域R内に食材Cが充填されるとともに区画領域Rより上方にはみ出す食材Cが容易に押し戻されて区画領域R内に一定量の食材Cを確実に収容することができる。そのため、回転部材7を省略することができる。
また、搬送コンベヤ機構2の先端部では、従動プーリ13に回り込むように搬送ベルト10が搬送されることで食材Cが落下して一定量の食材Cが供給されるようになる。この場合も食材Cが搬送ベルト10にほとんど付着することがないため、こうした供給方法を用いることができる。このように食材の特性に合わせて変更することが可能である。
この例では、供給された食材Cを円板状のピザ生地Jの上面に振りかける分散装置20を備えている。分散装置20は、内周面に複数の分散ピン22が立設された円筒状の回転部材21を備えている。回転部材21の内周面の上部には、中心部に円形の遮蔽部材23が連結バー24により支持されて配置されている。
図13は、回転部材21を上方から見た平面図である。遮蔽部材23は回転部材21の内周面のほぼ中心部に配置されており、分散ピン22は、中心部に向かって立設されている。
回転部材21は、支持フレーム25に回転可能に支持されており、支持フレーム25には回転モータ26が固定されている。そして、回転モータ26の駆動軸と回転部材21の外周面との間には駆動ベルト27が張架されており、回転モータ26を回転駆動することで回転部材21が回転するようになる。
ピザ生地Jは搬送コンベヤ30により搬送され、回転部材21下方に位置決めされて一旦停止する。そして、駆動モータ3が駆動されて搬送ベルト10が隔壁部11の間の間隔だけ搬送される。その際に搬送ベルト10が搬送されている間スクリュー部材5’も回転駆動される。
搬送ベルト10の所定間隔の搬送動作により区画領域R内に収容された所定量の食材Cが搬送ベルト10から脱落して回転部材21内に落下する。食材Cの落下に合わせて回転モータ26が回転駆動されて回転部材21が所定時間回転する。回転部材21の回転により内部を落下する食材Cは、遮蔽部材23及び分散ピン22に衝突してランダムな方向に分散するようになる。そのため、ピザ生地Jの上面全体に食材Cが振りかけられる。
以上のように、細断状の食材を振りかける場合についても食材に与えるダメージを最小限に抑えて所定量ずつ安定して供給することができる。
図14は、食材Cが振りかけられたピザ生地Jに関する斜視図である。回転部材21の内周面の形状をピザ生地Jの形状とほぼ同じ形状に設定しておくことで、食材Cがこぼれることなくピザ生地J全体に振りかけられる。
図15は、図12に示す食材供給装置及び分散装置を用いた別の適用例に関する概略平面図である。この例では、所定幅に形成された帯状の生地Kが搬送コンベヤ30により搬送される。そして、生地Kの上面に連続して食材Cが分散されて振りかけられる。この例では、搬送ベルト10は連続搬送されて食材Cが連続して供給され、分散装置20についても連続回転駆動される。
こうした帯状の生地に食材を振りかける場合についても本発明の食材供給装置を用いて食材を供給すれば、供給の際に食材に与えるダメージを最小限に抑えて供給することができ、食材の本来の形状や特性を損なうことなく供給することが可能となる。
図16は、図12に示す食材供給装置を用いた別の適用例に関する概略側面図であり、図17は、その概略平面図である。この例では、食材供給装置1により供給された粒状の食材を包餡成形装置200に供給している。食材供給装置1は、上述したように、駆動モータ3を回転駆動して搬送ベルト10を搬送制御し、所定量ずつ食材Fを搬送コンベヤ機構2の先端部から落下させて供給する。ホッパ4の内部にはスクリュー部材5が搬送ベルト10の上方に近接配置されており、回転モータ6を回転駆動してスクリュー部材5を回転させて食材Fを搬送方向と逆方向に移動するように動作させ、搬送ベルト10の上方にはみ出た食材Fを押し戻すように作用させて搬送ベルト10の区画領域内に一定量の食材Fが収容されるようにする。
包餡成形装置200は、外皮材Gを吐出するノズル201及びノズル201の内部に設けられたシリンダ202を備えている。そして、ノズル201及びシリンダ202の下端開口は円形に形成されており、両者の下端開口は同心円状となるように配置されている。外皮材Gは供給管路203から圧送されて、ノズル201とシリンダ202との間のリング状の開口部から筒状に連続吐出されるようになる。
ノズル201の下方には、シャッタ204が配置されており、シャッタ204の複数のシャッタ片が開閉して筒状に連続吐出される外皮材Gを切断すると同時に切断された開口を封着するように動作する。
シャッタ204の下方には、支持部材212が上下動可能に設けられており、支持部材212が上方に移動してノズル201から吐出されて垂下する外皮材Gを支持するようになっている。
シリンダ202の上方には、平面視円形のターンテーブル205が設置されており、ターンテーブル205は支持板206の上面に回動可能に載置されている。ターンテーブル205の周縁部には複数の貫通孔207が周方向に等間隔で穿設されている。支持板206のシリンダ202の上端開口と対向する位置には投入孔208が形成されており、投入孔208は、貫通孔207とほぼ同じ大きさに形成されている。そして、ターンテーブル205は、図示せぬ駆動装置により回動し、貫通孔207が順次投入孔208と合致するように間歇駆動される。
投入孔208の上方には、ピストン209が対向配置されており、ピストン209は駆動ロッドを介してエアシリンダ210に取り付けられている。そして、エアシリンダ210を駆動させてピストン209を上下動させることで、食材Fをシリンダ202内に押し込むようになっている。ピストン209には、下面に空気流通口が複数形成されており、各空気流通口は、ピストン209の内部の連通管路及び筒状の駆動ロッド内を介して、図示せぬ外部の空気供給装置に接続されている。そして、ピストン209が下降する際に空気流通口から空気がシリンダ202内に送入され、ピストン209が上昇する際にシリンダ202内の空気が吸引されるようになっている。
食材供給装置1から供給される食材Fは投入開口部211に落下してターンテーブル205の貫通孔207に収容される。貫通孔207の下面には支持板206が配置されているため、収容された食材Fは貫通孔207から抜け落ちることはない。
図18は、包餡成形装置の動作を示す説明図である。ターンテーブル205が間歇駆動されて貫通孔207が順次投入開口部211の直下に位置決めされ、位置決めされた貫通孔207に食材供給装置から順次一定量の食材Fが供給される(図18(a))。
そして、ターンテーブル205を回動させて食材Fが収容された貫通孔207が投入孔208に合致したタイミングで食材Fがシリンダ202内に落下していく。一方、連続吐出される筒状の外皮材Gは、下端部が付着された閉鎖されており、支持部材212が上昇して外皮材Gを支持する。次に、ピストン209が下方に移動するとともに空気流通口より空気が送入されて、食材Fを外皮材G内に収容するとともに空気が圧縮されて外皮材Gは膨らむように変形する(図18(b))。
次に、シャッタ204のシャッタ片が閉じる方向に回動して外皮材Gが絞られて切断される。その際に、ピストン209が上昇するとともに空気流通口より空気が吸引されて、その際の吸気作用により外皮材G内の空気が抜かれるようになる。そして、外皮材Gの切断により外皮材Gが食材Fを包み込むように封着されて成形品Hが成形される。
こうした包餡成形装置では、ターンテーブル205に、豆類、細断状のチーズや野菜類、むき栗やイチゴといった食材をそのままの形態で収容しておくことで、食材がそのまま包み込まれた食品を成形することができる。本発明の食材供給装置は、こうした食材をそのまま供給することができ、従来人手により投入していた作業を省力化することが可能となる。
以上説明した例では、搬送コンベヤ機構2には、隔壁部11を設けた搬送ベルト10を用いているが、こうした搬送機構に限定されることはなく、例えば、所定量の容量を有する複数の容器を連結した搬送機構といった搬送ベルト10以外の搬送機構を用いてもよい。
F 食材
G 外皮材
J ピザ生地
K 帯状の生地
R 区画領域
1 食材供給装置
2 搬送コンベヤ機構
3 駆動モータ
4 ホッパ
5 スクリュー部材
6 回転モータ
7 回転部材
8 駆動モータ
10 搬送ベルト
11 隔壁部
12 駆動プーリ
13 従動プーリ
14 カバー体
20 分散装置
21 回転部材
22 分散ピン
23 遮蔽部材
24 連結バー
25 支持フレーム
26 回転モータ
27 駆動ベルト
30 搬送コンベヤ
100 シャッタ機構
110 押し込み機構
120 投入機構
130 押え部材
140 搬送コンベヤ
150 支持コンベヤ
200 包餡成形装置

Claims (4)

  1. 食材が投入されて貯留される貯留部と、前記貯留部の下部に配設されて前記貯留部から外部に延設されるとともに前記食材を所定量ずつ収容する区画領域が形成された搬送コンベヤと、前記搬送コンベヤを搬送制御して前記区画領域に充填された前記食材を所定量ずつ供給する搬送駆動部と、前記貯留部内において前記搬送コンベヤの上方に近接して配設されるとともに前記搬送コンベヤの搬送方向に沿って設けられたスクリュー部材と、前記食材を搬送方向とは逆方向に移動させるように前記スクリュー部材を回転させる回転駆動部とを備えていることを特徴とする食材供給装置。
  2. 前記搬送コンベヤは、搬送面に所定間隔を空けて隔壁部が立設された無端状の搬送ベルトを備えていることを特徴とする請求項1に記載の食材供給装置。
  3. 前記搬送コンベヤの前記貯留部の出口には、前記搬送コンベヤの上方に近接して配置されるとともに前記区画領域より上にはみ出た前記食材が外部に搬出されるのを規制する規制部材が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の食材供給装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の食材供給装置を備えた食品成形装置。
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