JP4291129B2 - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機の室内機に係り、特に室内機本体構造の改良に関する。
空気調和機を構成する室内機として、近時、内部に収容する熱交換器の熱交換面積を確保する一方で、室内機本体の上下方向(高さ方向)寸法を可能な限り縮小して圧迫感を除去するために、熱交換器を側面視で略V字状に形成したものが多用される。
たとえば、[特許文献1]に開示される空気調和機の室内機(室内ユニット)では、熱交換器は複数に折り曲り形成される前側熱交換器部と、この前側熱交換器部の上端部に連結され斜め下方に直状に形成される後側熱交換器部とから構成される。機種によっては、前側熱交換器部が湾曲成されるものもある。
いずれにしても、熱交換器は冷凍サイクル作用にともなってドレン水が付着し流下するので、下部にはドレンパンを配置してドレン水を受ける必要がある。ここでは、前側熱交換器部下端と後側熱交換器下端との高さ位置が極端に相違し、それぞれから流下するドレン水を受ける前ドレンパンの位置が低く、後ドレンパンの位置が高い。
特開平7−208757号公報
ところで、室内機本体の構成は概略的に、吸込み口および吹出し口を備え、前面パネルおよび後本体とを組合せて構成される。この後本体は、上記前ドレンパンと後ドレンパンとを備えるとともに、送風機と吹出し口とを連通する送風路を一体に備えている。
これら前面パネルおよび後本体は合成樹脂材からなる成型品である。すなわち、金型を組みプレスをかけた状態にして溶融した樹脂材を金型内に形成される隙間部分に圧力をかけて注入し、所定時間放置して樹脂材が冷却し固形化したあと金型を取外すことにより得られる。
前面パネルの形状構造は比較的簡素であるから一体成型品として容易に得られるのに対して、後本体は室内機本体上面から下面に亘って上下方向に長い形状をなすばかりでなく、前後ドレンパンと送風路の曲成方向が異なり、形状構造が複雑であるところから完全一体成型をなすのは困難である。
上述の[特許文献1]で後本体は、前ドレンパンと後ドレンパンおよびノーズを含めた送風路の一部を形成する後本体部と、送風路の他の部分を形成する配管収納カバーとに二分割されていて、予め連結され一体化した後本体として他の構成部品とともに組立てることにより室内機内で発生するドレンがドレンパンに導かれ排水口に至る通路に継ぎ目のない筐体を備えた室内機本体が得られる。
このような後本体であると、特に後本体部は前後ドレンパンとノーズおよび送風機取付け部など後本体を構成するほとんど大部分が形成されていて、かつ形状が複雑化するため、この部品を一体成型で製造すると、単純な一方向にスライドして抜く金型での成型は困難であり、型の中に更に別方向にスライドする複数の型を組込みこれらを操作することで一体成型を可能にしていた。
しかしながら、上記成型方法では、全ての隙間に材料を充填するためには、全体的に隙間を大きくして、大きな圧力で材料の注入が必要となり、このため、成型品の厚みが必要以上に大きくなり、材料費が高く部品重量が大きくなってしまう。さらに、金型が大型化し複雑になり、1個の成型に費やす時間が増えて、生産性を高めることが出来ないなどの弊害を及ぼしている。
また、別の後本体の成型として、前ドレンパンと後ドレンパンと送風路とを互いに別部品にして成型し、後で組合せて一体化する構成も考えられる。この場合、金型が簡素化して、金型代が廉価ですむ利点があるが、その反面、水処理構造部分に継目が発生して完全な水漏れ対策を施す必要があり、水漏れに対する信頼性が低下してしまう。
本発明は上記事情にもとづいてなされたものであり、その目的とするところは、前面パネルと後本体とから室内機本体が構成され、上記後本体は簡素な構成で二分割化することにより、成型サイクルの短縮化と金型代およびコストの低減化を図れる空気調和機の室内機を提供しようとするものである。
上記目的を満足するために本発明の空気調和機の室内機は、室内機本体として吸込み口および吹出し口を備え、前面パネルおよび後本体とから構成する室内機本体と、この室内機本体内に配置され側面視で逆V字状となし室内機本体の前面側に位置する前側熱交換器部および後面側に位置する後側熱交換器部とから構成する熱交換器と、これら熱交換器に覆われるように配置され、吸込み口から被空調室空気を吸込んで熱交換器に流通させ、ここで熱交換したあと送風路を介して吹出し口から送風するように横流ファンとファンモータが軸方向に連結してなる送風機とを具備した空気調和機の室内機において、
上記後本体は、上後本体部と下後本体部とに分割し、上後本体部に、背面壁部、上記熱交換器取付け部、前側熱交換器部および後側熱交換器部のそれぞれ下部に配置させる前ドレンパンおよび後ドレンパンと、横流ファン及びファンモータ取付け部および上記送風機の後側送風路壁上側部分を一体に設け、上記下後本体部に横流ファン前側のノーズから吹出し口に至る前側送風路壁、横流ファン背面下方から吹出し口に至る後側送風路壁下側部分、吹出し口から吹出す風の方向を案内する風向案内部材の取付け部を一体に設けた。
本発明は、上記後本体を効率的に分割して、成型時間の短縮と金型代およびコストの低減化を図れるという効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態に係る空気調和機の室内機について説明する。図1は空気調和機の室内機を一部切欠した斜視図、図2は室内機の断面図である。
図中1は室内機本体であり、この室内機本体1は上部吸込み口2と前部吸込み口3とを備えた前面パネル4と、吸込み口6を備えた後述する後本体5およびこれら前面パネル4と後本体5の左右両側部に嵌め込まれる側板部1Aとから構成される。
上記前面パネル4は、グリル7が嵌め込まれる上記上部吸込み口2と、下端部に支軸が設けられ上端を自由端として回動自在な可動パネル8により開閉される上記前部吸込み口3を備えている。室内機本体1内には、前部吸込み口3から上部吸込み口2に対向してフィルタ9が取付けられる。このフィルタ9は、前部吸込み口3下端に設けられるフィルタガイド(図示しない)の下端部から挿脱自在に装着されていて、上部吸込み口2の背面側端部に設けられるフィルタガイド上端まで延在される。
さらに、室内機本体1内には熱交換器10と送風機11が収容され、これら熱交換器10と送風機11の一側部に電気部品組立12が取付けられる。この電気部品組立12は、各種の制御用電気部品が収容される電気部品箱と、この前面側に表示部が取付けられてなり、基板の大きさを確保して電気配線をまとめるのに都合がよい。
上記熱交換器10は、側面視で逆V字状に形成されていて、ここでは湾曲成される前側熱交換器部10Aと、斜めに傾斜した状態で直状に形成される後側熱交換器部10Bとから構成される。上記前側熱交換器部10Aは、前部吸込み口3の全部および上部吸込み口2の一部に対向して配置され、後側熱交換器部10Bは上部吸込み口2の残り一部に対向して配置される。
なお、前側熱交換器部10Aの前面上部および後側熱交換器部10Bの上面に沿って補助熱交換器部10Cが設けられ、前側熱交換器部10Aの前面下部に沿って過冷却用補助熱交換器部10Dが設けられる。そして、前側熱交換器部10A前面の補助熱交換器部10Cと過冷却用補助熱交換器部10Dの相互間には、空気清浄機13が着脱自在に取付けられている。
このような熱交換器10を構成する前側熱交換器部10Aと後側熱交換器部10Bとの相互間であり、前後熱交換器部10A,10Bで覆われる位置に上記送風機11が配置される。この送風機11は、ファンモータと、このファンモータの回転軸に嵌着される横流ファンとから構成されていて、上記横流ファンの軸方向長さが前後熱交換器部10A,10Bの長手方向長さと略一致し、かつ正対するように配置される。
上記後本体5は、上記後側熱交換器部10Bおよび補助熱交換器部10Cの下端部傾斜に略一致する傾きをなし、これら下端部を囲むようにして後ドレンパン15を備えている。そして後本体5には、後ドレンパン15から上記送風機11の背面側に沿って曲成され、吹出し口6に至る後側送風路壁16Aが形成される。
さらに後本体5は、前側熱交換器部10Aと過冷却用補助熱交換器部10Dの下端部に略一致する傾きをなし、これら下端部を囲むようにして前ドレンパン17を備えている。後本体5における前ドレンパン17の上記送風機11前面側にノーズ18が設けられ、ノーズ18から吹出し口6に至る前側送風路壁16Bが形成される。この前側送風路壁16Bと上記後側送風路壁16Aとで、上記送風機11から吹出し口6に連通する送風路16が形成される。
上記吹出し口6には、風向案内部材である縦ルーバ20と水平ルーバ21が取付けられる。なお説明すると、縦ルーバ20は吹出し口6の奥側に設けられ、複数枚所定間隔を存して並設されていて、全てルーバ駆動機構に連結され一斉に同方向に同時に向くよう回動駆動される。水平ルーバ21は上記前面パネル4と同一面に2枚設けられ、駆動機構に連結されていて回動駆動制御される。
つぎに、上記後本体5について詳述する。
図3は上記後本体5のみを取り出して示す斜視図、図4は後本体5の断面図、図5は後本体5の分割した斜視図である。
上記後本体5は、上後本体部5Aと下後本体部5Bとに二分割されていて、それぞれに対応する金型を用いた成型プレス機によって後述するようにして成型される。そして、一体に組立てられ後本体5として完成した状態にして、前面パネル4や両側板部1Aとともに室内機本体1を構成することになる。
上記上後本体部5Aには、熱交換器10を構成する前側熱交換器部10Aの下部に位置する前ドレンパン17と後側熱交換器部10Bの下部に位置する後ドレンパン15および、上記送風機11の吹出し側である送風路16を構成する後側送風路壁16A上側部分が一体に設けられている。
さらに上後本体部5Aの両側部には、前ドレンパン17と後ドレンパン15とを連通する案内樋部22A,22Bが設けられていて、後ドレンパン15で受けたドレン水を上記案内樋部22A,22Bを介して前ドレンパン17に導けるようになっている。前ドレンパン17において、図の右側案内樋部22Aと対向する側部下面にはドレンニップル23が一体に突設される。室内機が製品として壁面に取付けられた状態で、ドレンニップル23にはドレンホースが接続され、このドレンホースは壁面を貫通して外部へ延出されるようになっている。
特に、図3および図5で示す、図中右側の案内樋部22A上端縁が略半円状に形成される半円部で、上記送風機11を構成するファンモータの回転軸を受けるようになっている。これら案内樋部22A,22Bと前ドレンパン17および後ドレンパン15とで送風機11を構成する横流ファンを囲んでいる。図の右側案内樋部22Aのさらに右側空間部には上記ファンモータが配置されるとともに、上記電気部品組立12が上後本体部5Aから下後本体部5Bに亘って配置される。図の左側案内樋部22Bのさらに左側空間部には換気ユニット(図示しない)が配置され、上記横流ファンの一方の支軸を受けている。
このような上後本体部5Aに対して下後本体部5Bには、上後本体部5Aに設けられる後側送風路壁16A上側部分に連設される後側送風路壁16A下側部分と、吹出し口6から略水平方向に折曲される配管カバー24が一体に成型されている。そして、下後本体部5Bは上記前側送風路壁16Bを備えていて、この前側送風路壁16Bは組立てられた状態で上後本体部5Aの前ドレンパン17の下面に重なる。前側送風路壁16Bの上端部には、前ドレンパン17端部に沿って折曲され、送風機11の横流ファン周面一部と所定の間隔を存して形成されるノーズ18が一体に設けられる。前側送風路壁16Bの下端部は後側送風路壁16Aの下端部と対向していて、これらで吹出し口6が形成される。
そして、上記下後本体部5Bの後側送風路壁16A下側部分に、吹出し口6から吹出される風の方向を案内する風向案内部材である縦ルーバ20の支持部20aが取付けられる。さらに後側送風路壁16A下側部分には、風向案内部材である2枚の水平ルーバ21の支持部21aが設けられる。
また、上記上後本体部5Aの後側送風路16A上側部分の下端辺と対向する下後本体部5B下側部分の上端辺はそれぞれ係合用突起片aと係合用嵌合凹部bが適数箇所に形成されていて、上記上後本体部5Aと下後本体部5Bを結合する際、これらの係合部a,bを重ね合せて係合することで、連続した後側送風路壁16Aを構成する。
このようにして構成される後本体5を備えた室内機本体1であり、空調運転の指示信号を受けると、前面パネル4の一部を構成する可動パネル8が図1に一部示すように上端を自由端として所定角度回動して停止する。そして、室外機内の圧縮機が駆動され冷凍サイクル運転が開始されるとともに、空気清浄機13が作動し、かつ送風機11が駆動され横流ファンが送風作用をなす。
室内空気は前部吸込み口3と上部吸込み口2から室内機本体1内に吸込まれ、フィルタ9を通過して室内空気に混在する塵埃が濾過される。そして、一部の空気は空気清浄機13で集塵・防臭処置が施され、熱交換器10を構成する前側熱交換器部10Aと後側熱交換器部10Bを流通して互いに熱交換する。
熱交換した空気は送風機11の横流ファンを介して送風路16に導かれる。そして、ノーズ18に案内されて送風路16に沿って導かれ、吹出し口6から吹出され室内の空気調和をなす。吹出し口6から吹出される際に、縦ルーバ20と水平ルーバ21とに吹出し方向を案内される。
また、熱交換器10においては冷房運転時に熱交換作用にともなって室内空気の水分を凝縮させ、それによって水滴が付着する。時間の経過とともに水滴が肥大化して滴下するドレン水となる。後側熱交換器部10Bに付着し流下するドレン水は後ドレンパン15に受けられ、案内樋部22A,22Bを介して前ドレンパン17に導かれる。前側熱交換器部10Aに付着し流下するドレン水は前ドレンパン17に受けられ、後ドレンパン15から導かれるドレン水と合流する。これらドレン水はドレンニップル23からドレンホースによって外部へ排出される。
上記換気ユニットは、冷凍サイクル運転中もしくは運転終了後において室内機本体1内の乾燥と除菌をなし、あるいは室内空気を外部へ排出する、もしくは新鮮外気を室内に導入する換気作用をなす。
このようにして作用する空気調和機の室内機であって、つぎに後本体5を構成する上後本体部5Aおよび下後本体部5Bの製作方法について説明する。
図6(A)は上後本体部5Aを成型プレス機で製作するにあたっての金型構成と、金型抜き方向を説明する図、図6(B)は下後本体部5Bを成型プレス機で製作するにあたっての金型構成と、金型抜き方向を説明する図である。
はじめに、図6(A)にもとづいて上後本体部5Aを製作するための金型構成と、金型抜き方向について説明する。
上後本体部5Aは斜め横にして寝かせた状態で完成する。図中破線を境にして、一方側にいわゆるコアと呼ばれる第1の金型Kaが可動自在に支持され、この第1の金型Kaに対向する上部側半分にいわゆるキャビティと呼ばれる第2の金型Kbが固定支持される。さらに、上記第1の金型Kaの一部には、いわゆるスライドコアと呼ばれる第3の金型Kcが可動自在に支持される。図において、第3の金型Kcは第1の金型Ka内に埋設されるものではなく、側方へ所定距離だけ移動自在となっている。
このようにして3つの金型Ka〜Kcを備えた成型プレス機を用いて上後本体部5Aを成型する。具体的には、第1の金型Kaを第3の金型Kbに組み込み、これら第1、第3の金型Ka,Kcを第2の金型Kbに所定圧力を加えた状態で可動接合させる。この状態にしてから第1〜第3の金型Ka〜Kc間に形成される隙間に溶融した合成樹脂材をキャビティ側から圧力をかけて注入充填する。
そのあと所定時間冷却させて放置し、合成樹脂材の固形化を待つ。所定時間経過後は、第1の金型Kaに対して第3の金型Kcを側方へ移動して型抜きをなし、その後第1の金型Kaを第2の金型Kbから離間移動させ、離間した状態で第1の金型Kaに付着している製品の離型操作を行い製品を型から取り出す。
したがって、上記前ドレンパン17と後ドレンパン15および送風路16の一部である後側送風路壁16A上側部分が、第1の金型Kaの型抜き方向に対する第2の金型Kbに構成される。ドレンニップルおよび上記換気ユニットの一部を構成する排気ニップル(いずれも図示しない)も同様に、第1の金型Kaの型抜き方向に対する第2の金型Kbに構成される。
つぎに、図6(B)にもとづいて下後本体部5Bを製作するための金型構成と、金型抜き方向について説明する。
図中破線で示すように略中央部の上下方向を境にして、左下部側にいわゆるコアと呼ばれる第1の金型Kdが可動自在に支持され、この第1の金型Kdに対向する右上部側に、いわゆるキャビティと呼ばれる第2の金型Keが固定支持される。
そして、第1、第2の金型Kd,Keにおける図の左側部分には、いわゆるスライドコアと呼ばれる第3の金型Kfが可動自在に支持され、図の右側部分には、いわゆるスライドコアと呼ばれる第4の金型Kgが可動自在に支持されていて、これら第3、第4の金型Kf,Kgは、側方へ所定距離だけ移動自在となっている。
このようにして4つの金型Kd〜Kgを備えた成型プレス機を用いて下後本体部5Bを成型する。具体的には第1の金型Kdに対して第3の金型Kfおよび第4の金型Kgを組み込み、これら金型Kd,Kf,Kgを第2の金型Keに所定圧力を加えて可動接合させる。この状態にしてから、第1〜第4の各金型Kd〜Kg間の隙間に溶融した合成樹脂材をキャビティ側から圧力をかけて注入充填する。
そのあと所定時間冷却させて放置し、合成樹脂材の固形化を待つ。所定時間経過後は、第1の金型Kdおよび第2の金型Keに対して第3の金型Kfおよび第4の金型Kgをそれぞれ反対側の側方へ移動して型抜きをなし、その後第1の金型Kdを第2の金型Keから離間移動させ、離間した状態で第1の金型Kdに付着している製品の離型操作を行い、製品を型から取り出す。
したがって、上記送風路16を構成するノーズ18を含む前側送風路壁16Bが、第3の金型Kfの型抜き方向に対する第1の金型Kdと第2の金型Keに構成される。前側送風路壁16Bの送風路16側には上記水平ルーバ21の支持部21aが、第2の金型Keおよび第3の金型Kfに対する第1の金型Kdの型抜き方向に構成される。
さらに、送風路16を構成する配管カバー24を含む後側送風路壁16A下側部分が、第4の金型Kgに対する第1金型Kdと第2の金型Keの型抜き方向に構成される。後側送風路壁16A下側部分には上記縦ルーバ20の支持部20aが、第4の金型Kgに対する第1の金型Kdと第2の金型Keの型抜き方向に構成される。
このようにして上記後本体5は、上後本体部5Aと下後本体部5Bとに二分割されていて、上後本体部5Aに後ドレンパン15、前ドレンパン17、案内樋部22A,22Bおよびドレンニップル23等からなるドレン水処理構造と、熱交換器10を支持する支持構造と、送風機11を構成するファンモータと横流ファンの支持構造および送風路16を構成する後側送風路壁16Aの全てが一体に備えられる。
下後本体部5Bには、ノーズ18から吹出し口6に至る前側送風路壁16B、後側送風路壁16A下側部分を構成する送風路16、縦・水平ルーバ支持部20a,21aなどの風向案内部材の取付け部構造の全てが一体に備えられる。
実際に上後本体部5Aおよび下後本体部5Bを製作してそれぞれの重量を計測したところ、上後本体部5Aは略900gあり、下後本体部5Bは略450gあった。これに対して先行技術に記載のものは本発明の上後本体部に相当する部分の重量が約1300gあって、本発明構造を採用すれば重量が少なくてすむ。
このようにして、後本体5を上後本体部5Aと下後本体部5Bとに二分割して、上後本体部5Aに全ての水処理構造を持たせたので、水漏れ対策は万全であり信頼性を確保するとともに、後本体部の構成部品の小形化を図れたため、金型の構造が簡素化し、金型容量も小形化でき、冷却固形化する時間を早めて成型サイクルの短縮化を図れる。特に、下後本体部5Bに風向案内部材の全てをまとめて取付けられるようにしたので、組立て上の管理が行い易く、コスト低減に繋げられる。
本発明の実施形態を示す、空気調和機の室内機を一部切欠した外観斜視図。 同実施の形態に係る、室内機の概略の断面図。 同実施の形態に係る、後本体の斜視図。 同実施の形態に係る、後本体の断面図。 同実施の形態に係る、後本体の分解した斜視図。 同実施の形態に係る、上後本体部と下後本体部の成型を説明する図。
符号の説明
2…上部吸込み口、4…前部吸込み口、4…前面パネル、6…吹出し口、5…後本体、10…熱交換器、11…送風機、1…室内機本体、5A…上後本体部、5B…下後本体部、15…後ドレンパン、17…前ドレンパン、16…送風路、20…縦ルーバ、21…水平ルーバ。

Claims (1)

  1. 吸込み口および吹出し口を備え、前面パネルおよび後本体とから構成する室内機本体と、この室内機本体内に配置され、側面視で逆V字状となし、上記室内機本体の前面側に位置する前側熱交換器部および後面側に位置する後側熱交換器部とから構成される熱交換器と、これら熱交換器に覆われるように配置され、上記吸込み口から被空調室空気を吸込んで上記熱交換器に流通させ、ここで熱交換したあと送風路を介して吹出し口から送風するように横流ファンとファンモータが軸方向に連結してなる送風機とを具備した空気調和機の室内機において、
    上記後本体は、上後本体部と下後本体部とに分割し、
    上記上後本体部に、背面壁部、上記熱交換器取付け部、前側熱交換器部および後側熱交換器部のそれぞれ下部に配置させる前ドレンパンおよび後ドレンパンと、横流ファン及びファンモータ取付け部および上記送風機の後側送風路壁上側部分を一体に設け、
    上記下後本体部に、上記の横流ファン前側のノーズから吹出し口に至る前側送風路壁、横流ファン背面下方から吹出し口に至る後側送風路壁下側部分、上記吹出し口から吹出す風の方向を案内する風向案内部材の取付け部を一体に設けたことを特徴とする空気調和機の室内機。
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