JP4289043B2 - 移動体通信システム、移動体、通信制御方法及び通信制御プログラム - Google Patents

移動体通信システム、移動体、通信制御方法及び通信制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4289043B2
JP4289043B2 JP2003188921A JP2003188921A JP4289043B2 JP 4289043 B2 JP4289043 B2 JP 4289043B2 JP 2003188921 A JP2003188921 A JP 2003188921A JP 2003188921 A JP2003188921 A JP 2003188921A JP 4289043 B2 JP4289043 B2 JP 4289043B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
base station
radio
wireless device
mobile
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003188921A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005026919A (ja
Inventor
由紀子 矢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2003188921A priority Critical patent/JP4289043B2/ja
Priority to US10/874,212 priority patent/US7096000B2/en
Priority to CNB2004100619605A priority patent/CN1328916C/zh
Priority to KR1020040050104A priority patent/KR100649412B1/ko
Priority to DE602004012661T priority patent/DE602004012661T2/de
Priority to EP04015420A priority patent/EP1494496B1/en
Publication of JP2005026919A publication Critical patent/JP2005026919A/ja
Priority to HK05106360A priority patent/HK1072843A1/xx
Application granted granted Critical
Publication of JP4289043B2 publication Critical patent/JP4289043B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/18Service support devices; Network management devices
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W16/00Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/30Services specially adapted for particular environments, situations or purposes
    • H04W4/40Services specially adapted for particular environments, situations or purposes for vehicles, e.g. vehicle-to-pedestrians [V2P]
    • H04W4/42Services specially adapted for particular environments, situations or purposes for vehicles, e.g. vehicle-to-pedestrians [V2P] for mass transport vehicles, e.g. buses, trains or aircraft
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、固定基地局が構築する所定の電波到達範囲であるセルを用いて構成されてなる移動体通信システム、移動体、通信制御方法及び通信制御プログラムに関し、特に、高速移動する列車等の移動体に好適な移動体通信システム、移動体、通信制御方法及び通信制御プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
通信事業者は、無線通信を用いる移動体通信端末装置の普及を図るために、利用エリアの拡大を図っており、近年では、屋内に限らず、地下鉄やトンネルなどの区間にまで利用エリアの拡大を図っている。また、移動中の電車内でも通信端末装置を利用できるようになり、現在では新幹線等の高速の移動体においても通信端末装置を利用することが可能となったことから、多くの人々が、移動中の車内において通信端末装置を利用することが予想される。このため、移動中の車内において通信端末装置を用いたネットビジネスが構築されつつあり、高速移動中の車内から確実に接続先との通信回線を維持できるシステムの開発が要望されているのが現状である。
【0003】
なお、本発明より先に出願された技術文献として、公衆回線や専用回線に接続可能であり、乗物の外に設置されている乗物外無線基地局と交信する無線移動局と、その無線移動局と乗物内の無線端末とに相互に交信する乗物内無線基地局と、を設け、乗物内から乗物外無線基地局へ十分な速度信号を送信できるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、マイクロセルシステム用の移動体端末(PS)を用いて、走行中の列車内での通信を可能とするために、移動体端末(PS)と通信を行うマイクロセルシステム用の列車内無線基地局(CS)を列車内に複数設け、該設けた列車内無線基地局(CS)と、列車外部に設置されている無線基地局(BS)とを接続可能とした移動通信システムがある(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
また、移動体内部に存在する移動体端末と通信処理を行う通信装置を、移動体上の先端部分と後端部分とに搭載し、移動体が移動した際に、その移動体上に搭載した先端部分と後端部分との通信装置が、外部の固定基地局と交互にリンク状態となるように先端部分と後端部分との通信装置を切り替え、常にリンク状態を確立した移動体通信システムがある(例えば、特許文献3参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−298967号公報
【特許文献2】
特開平09−327057号公報
【特許文献3】
特開平10−164640号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の固定無線基地局が構築するセル構成は、移動体無線装置と固定無線基地局との間の通信回線を連続して維持するために、セル同士が接する、あるいは、セル同士が重なるように構成していた。
【0008】
例えば、図16に示すように、固定無線基地局Aとリンク状態(固定無線基地局と通信できる状態)にある移動体無線装置100が、所定の進行方向に移動して、固定無線基地局Aが構築するセルaの範囲外に移行すると、未リンク状態(固定無線基地局と通信できない状態)となり移動体無線装置100と固定無線基地局Aとのリンクが切断され通信することができないこととなる。このため、移動体無線装置100の通信が途切れないように、図17に示すように、固定無線基地局Aが構築するセルaと、固定無線基地局Bが構築するセルbと、のセル同士を接する、あるいは、セル同士を重なるように構成させ、移動体無線装置100と固定無線基地局Aとの間に張られていたリンクを解消し、移動体無線装置100と固定無線基地局Bとの間に新たなリンクを張ることで、移動体無線装置100の通信回線の切断を回避することが可能となる。
【0009】
しかしながら、従来のセル構成は、固定無線基地局の電波受信可能範囲の大きさと、固定無線基地局の設置区間の距離を考慮して、図17に示すようにセル同士(セルa,セルb)を接する、あるいは、セル同士(セルa,セルb)を重なるように、固定無線基地局のみでセルを構成していることから、この固定無線基地局の設置個数を削減するには、図18に示すようにセル同士(セルa,セルb)が相互に離れている構成にすることが好ましい。しかしながら、特許文献1と、特許文献2と、の発明では、セル同士(セルa,セルb)が相互に離れていると、セルaとセルbとの間に不感区間(固定無線基地局と移動体無線装置とがリンクできない区間)を形成させることとなり、移動体無線装置100が連続した通信処理ができないこととなる。
【0010】
また、特許文献3の発明は、図18に示すように、セル同士(セルa,セルb)が相互に離れている場合でも、第1の移動体通信部と第2の移動体通信部とが交互に固定無線基地局とリンク状態となって連続した通信処理を行うことは可能と考えられるが、特許文献3の発明は、特許文献3の図1から図5に示唆されているように、セル同士が重なる構成において、第1の移動体通信部と第2の移動体通信部とが交互にリンク状態となって、常に何れかがリンク状態となるようにして、通信を途切れることなく行うようにすることを目的とした発明であり、第1の移動体通信部と第2の移動体通信部との各々がリンク状態を確立した際に、切替部が、一方の移動体通信部のリンク状態を解除して、未リンク状態に設定し、他方の移動体通信部のみのリンク状態を確立する制御を行うことから、切替部での制御処理が複雑となり、移動体内のリンク状態を確立する際の切り替え処理が遅くなる虞がある。
【0011】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、各固定無線基地局が構築するセル間が相互に離れている場合でも、セル間の切替処理を簡潔に行いつつ、連続した通信処理を可能とする移動体通信システム、移動体、通信制御方法及び通信制御プログラムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために本発明は以下のような特徴を有する。
<移動体通信システム>
本発明にかかる移動体通信システムは、
所定の電波到達範囲を構築し、該構築する電波到達範囲内に位置する無線装置とリンク状態を確立し、該確立した無線装置と無線通信を行う複数の固定無線基地局と
前記固定無線基地局が構築する電波到達範囲内に少なくとも2つの無線装置を位置させ、前記固定無線基地局とリンク状態を確立するように搭載された前記少なくとも2つの無線装置を制御する通信制御手段を有する移動体と、を有する移動体通信システムであって
前記通信制御手段は、
前記移動体の先端部に搭載された、前記固定無線基地局とリンク状態を確立している先端無線装置、および、前記移動体の後端部に搭載された、前記固定無線基地局とリンク状態を確立している後端無線装置の少なくとも1つの無線装置と、前記移動体内に存在する少なくとも1つの移動体端末と、の通信網を確立させる無線装置接続手段を有することを特徴とする。
【0013】
<通信制御方法>
また、本発明にかかる通信制御方法は、
所定の電波到達範囲を構築し、該構築する電波到達範囲内に位置する無線装置とリンク状態を確立し、該確立した無線装置と無線通信を行う複数の固定無線基地局と、
前記固定無線基地局が構築する電波到達範囲内に少なくとも2つの無線装置を位置させ、前記固定無線基地局とリンク状態を確立するように搭載された前記少なくとも2つの無線装置を制御する通信制御手段を有する移動体と、を有する移動体通信システムで行う通信制御方法であって、
前記通信制御手段は、
前記移動体の先端部に搭載された、前記固定無線基地局とリンク状態を確立している先端無線装置、および、前記移動体の後端部に搭載された、前記固定無線基地局とリンク状態を確立している後端無線装置の少なくとも1つの無線装置と、前記移動体内に存在する少なくとも1つの移動体端末と、の通信網を確立させる無線装置接続工程を行うことを特徴とする。
【0014】
<移動体>
また、本発明にかかる移動体は、
所定の電波到達範囲を構築する固定無線基地局とリンク状態を確立し、該確立した固定無線基地局と無線通信を行う無線装置を搭載した移動体であって、
前記固定無線基地局が構築する電波到達範囲内に少なくとも2つの無線装置を位置させ、前記固定無線基地局とリンク状態を確立するように搭載された前記少なくとも2つの無線装置を制御する通信制御手段を有し、
前記通信制御手段は、
前記移動体の先端部に搭載された、前記固定無線基地局とリンク状態を確立している先端無線装置、および、前記移動体の後端部に搭載された、前記固定無線基地局とリンク状態を確立している後端無線装置の少なくとも1つの無線装置と、前記移動体内に存在する少なくとも1つの移動体端末と、の通信網を確立させる無線装置接続手段を有することを特徴とする。
【0015】
<通信制御方法>
また、本発明にかかる通信制御方法は、
所定の電波到達範囲を構築する固定無線基地局とリンク状態を確立し、該確立した固定無線基地局と無線通信を行う無線装置を搭載した移動体で行う通信制御方法であって、
前記固定無線基地局が構築する電波到達範囲内に少なくとも2つの無線装置を位置させ、前記固定無線基地局とリンク状態を確立するように搭載された前記少なくとも2つの無線装置を制御する通信制御手段を有し、
前記通信制御手段は、
前記移動体の先端部に搭載された、前記固定無線基地局とリンク状態を確立している先端無線装置、および、前記移動体の後端部に搭載された、前記固定無線基地局とリンク状態を確立している後端無線装置の少なくとも1つの無線装置と、前記移動体内に存在する少なくとも1つの移動体端末と、の通信網を確立させる無線装置接続工程を行うことを特徴とする。
【0016】
<通信制御プログラム>
また、本発明にかかる通信制御プログラムは、
所定の電波到達範囲を構築する固定無線基地局とリンク状態を確立し、該確立した固定無線基地局と無線通信を行う無線装置を搭載した移動体で実行させる通信制御プログラムであって、
前記固定無線基地局が構築する電波到達範囲内に少なくとも2つの無線装置を位置させ、前記固定無線基地局とリンク状態を確立するように搭載された前記少なくとも2つの無線装置を制御する通信制御手段を有し、
前記通信制御手段に、
前記移動体の先端部に搭載された、前記固定無線基地局とリンク状態を確立している先端無線装置、および、前記移動体の後端部に搭載された、前記固定無線基地局とリンク状態を確立している後端無線装置の少なくとも1つの無線装置と、前記移動体内に存在する少なくとも1つの移動体端末と、の通信網を確立させる無線装置接続処理を実行させることを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明にかかる実施の形態について詳細に説明する。
【0029】
(第1の実施の形態)
まず、図1を参照しながら第1の実施の形態における移動体通信システムの構成について説明する。
【0030】
移動体通信システムは、固定無線基地局1−1〜N(Nは任意の整数)と、移動体2と、を有して構成されている。なお、移動体2には、固定無線基地局1−1〜Nと無線通信を行うための無線装置10,11が搭載されている。
【0031】
固定無線基地局1−1〜Nは、ある所定の電波到達範囲となるセルを構築し、そのセル内に存在する移動体2に搭載された無線装置10,11と信号処理を行うこととなる。このため、移動体2は、固定無線基地局1−1〜Nが構築するセル内に移行すると、移動体2に搭載された無線装置10,11と、そのセルを構築する固定無線基地局1−1〜Nと、の間でリンクが確立し、無線通信が可能となる。
【0032】
移動体2は、例えば、電車等のように所定の長さを保持する移動体であり、固定無線基地局1−1〜Nが構築するセル間を移動するものである。本実施の形態では、移動体2の先端部と後端部とに、固定無線基地局1−1〜Nとデータ通信を行う無線装置(先端無線装置10、後端無線装置11)が搭載されて構成されており、この先端無線装置10と後端無線装置11とが交互に固定無線基地局1−1〜Nとリンクを確立することで連続的に通信可能な区間を構成することが可能となる。以下に、図2を参照しながら、移動体2の構成について詳細に説明する。
【0033】
移動体2に搭載される無線装置10,11は、移動体内の通信網を制御する通信制御装置20と接続されて構成されており、その通信制御装置20により選択された先端無線装置10、または、後端無線装置11が、移動体2を構成する各車両に設置されてなる移動体内通信装置30を介して、その移動体内通信装置30の車両内に存在する移動体無線装置40と通信処理を行うこととなる。なお、移動体内通信装置30は、移動体内に存在する移動体無線装置40と通信網を確立させる装置である。
【0034】
このように、本実施の形態における移動体通信システムは、先端無線装置10と、後端無線装置11と、移動体内通信装置30と、を介して、移動体無線装置40と固定無線基地局1−1〜Nとの間の通信網を確立させることとなる。
【0035】
なお、第1の実施の形態における通信制御装置20は、通信経路選択部21と、通信処理部22と、を有して構成されており、移動体内通信装置30と先端無線装置10との通信網、または、移動体内通信装置30と後端無線装置11との通信網を制御することとなる。以下、第1の実施の形態における通信制御装置20を構成する各機能について説明する。
【0036】
通信経路選択部21は、先端無線装置10と通信処理部22との接続、又は、後端無線装置11と通信処理部22との接続、の何れかを選択し、移動体内への通信網の切替処理を行う。なお、通信経路選択部21での切替処理は、先端無線装置10と、後端無線装置11と、の各々の無線装置が、固定無線基地局1−1〜Nと、リンクが切断された際、または、リンクが確立された際に、各々の無線装置が、通信経路選択部21に通知することで行われる。
【0037】
通信処理部22は、通信経路選択部21により選択切り替えられた通信網を、移動体を構成する各車両に設けられてなる移動体内通信装置30と接続させ、その移動体内通信装置30を介して車両内の移動体無線装置40と先端無線装置10との間の通信網、または、移動体無線装置40と後端無線装置11との間の通信網を確立させる。
【0038】
次に、図3を参照しながら、先端無線装置10と、後端無線装置11と、の内部構成について説明する。
【0039】
先端無線装置10と、後端無線装置11との各々は、制御部10aと、無線部10bと、通信処理部10cと、NW I/F(ネットワーク インタフェース)部10dと、無線アンテナ部10eと、を有して構成されている。この先端無線装置10と、後端無線装置11と、が通信制御装置20に接続することで、移動体内でネットワークが構築されることとなる。以下、無線装置10,11を構成する各機能について説明する。
【0040】
制御部10aは、無線装置内部の各処理を制御する。
【0041】
無線部10bは、外部に設置されている固定無線基地局1−1〜Nからのデータ信号を、無線アンテナ部10eを介して通信処理部10cに送信する。また、通信処理部10cから送信されたデータ信号を、無線アンテナ部10eを介して固定無線基地局1−1〜Nに送信する。
【0042】
通信処理部10cは、無線部10bから送信された固定無線基地局1−1〜Nからのデータ信号をNW I/F(ネットワーク インタフェース)部10dを介して通信制御部20に送信したり、通信制御部20からNW I/F(ネットワーク インタフェース)部10dを介して送信されたデータ信号を無線部10bに送信したりする。
【0043】
NW I/F(ネットワーク インタフェース)部10dは、通信処理部10cから送信されたデータ信号を通信制御部20に送信する。また、通信制御部20から送信されたデータ信号を通信処理部10cに送信する。
【0044】
なお、第1の実施の形態においては、先端無線装置10を移動体2の先端部に搭載し、後端無線装置11を移動体2の後端部に搭載したが、これに限定せず、この無線装置10、11を、少なくとも移動体上の先端部と後端部とに搭載した移動体2を構成することも可能である。
【0045】
(移動体に搭載された無線装置と固定無線基地局との処理動作)
次に、図2、図4を参照しながら、移動体2が移動した場合の、移動体2に搭載された無線装置10,11と固定無線基地局1−1〜Nとの処理動作について説明する。
【0046】
まず、図4に示すように、移動体2に搭載された先端無線装置10が、第1の固定無線基地局1−1が構築するセル内に移行すると、先端無線装置10が第1の固定無線基地局1−1とリンク状態となる。そして、通信制御装置20の具備する通信経路選択部21は、先端無線装置10と通信処理部22との接続を行い、移動体2内において、先端無線装置10と第1の固定無線基地局1−1との間のリンク状態のみを確立させる。これにより、移動体2内部に存在する移動体無線装置40は、先端無線装置10と接続された列車内の移動体内通信装置30を介して第1の固定無線基地局1−1とデータ通信を行うことが可能となる。
【0047】
次に、移動体2が更に移動して、移動体2上に搭載された後端無線装置11が、第1の固定無線基地局1−1が構築するセル内に移行し、後端無線装置11が第1の固定無線基地局1−1とリンク状態となる。これにより、先端無線装置10と後端無線装置11との各々が第1の固定無線基地局1−1とリンク状態となる。このとき、通信制御装置20の具備する通信経路選択部21は、リンク状態を確立した先端無線装置10と通信処理部22との接続から、リンク状態を確立した後端無線装置11と通信処理部22との接続に切り替え、移動体2内において、後端無線装置11と第1の固定無線基地局1−1との間のリンク状態のみを確立させる。これにより、移動体2内部に存在する移動体無線装置40は、後端無線装置11と接続された列車内の移動体内通信装置30を介して第1の固定無線基地局1−1とデータ通信を行うことが可能となる。
【0048】
次に、移動体2が更に移動して、移動体2上に搭載された先端無線装置10とリンク状態にある第1の固定無線基地局1−1が構築するセル内を出る。このとき、通信制御装置20の具備する通信経路選択部21は、先端無線装置10が第1の固定無線基地局1−1が構築するセル内を出たことを検知し、先端無線装置10が、第2の固定無線基地局1−2が構築するセル内に移行することを認識し、先端無線装置10と通信処理部22との接続に切り替える準備を行うこととする。そして、移動体2が更に移行して、移動体2に搭載された先端無線装置10が移動体2の進行方向にある第2の固定無線基地局1−2が構築するセル内に移行し、先端無線装置10が第2の固定無線基地局1−2とリンク状態となる。このとき、通信制御装置20の具備する通信経路選択部21は、リンク状態を確立した後端無線装置11と通信処理部22との接続から、リンク状態を確立した先端無線装置10と通信処理部22との接続に切り替え、移動体2内において、後端無線装置11と第1の固定無線基地局1−1との間のリンク状態のみを確立させる。これにより、移動体2内部に存在する移動体無線装置40は、先端無線装置10と接続された列車内の移動体内通信装置30を介して第2の固定無線基地局1−2とデータ通信を行うことが可能となる。
【0049】
次に、移動体2が更に移動して、移動体2上に搭載された後端無線装置11が、後端無線装置11とリンク状態にある第1の固定無線基地局1−1が構築するセル内を出る。このとき、通信制御装置20の具備する通信経路選択部21は、後端無線装置10が第1の固定無線基地局1−1が構築するセル内を出たことを検知し、後端無線装置11が、第2の固定無線基地局1−2が構築するセル内に移行することを認識し、後端無線装置11と通信処理部22との接続に切り替える準備を行うこととする。そして、移動体2が更に移動して、移動体2上に搭載された後端無線装置11が、第2の固定無線基地局1−2が構築するセル内に移行し、後端無線装置11が第2の固定無線基地局1−2とリンク状態となる。これにより、先端無線装置10と後端無線装置11との各々が第2の固定無線基地局1−2とリンク状態となる。このとき、通信制御装置20の具備する通信経路選択部21は、リンク状態を確立した先端無線装置10と通信処理部22との接続から、リンク状態を確立した後端無線装置11と通信処理部22との接続に切り替え、移動体2内において、後端無線装置11と第1の固定無線基地局1−1との間のリンク状態のみを確立させる。これにより、移動体2内部に存在する移動体無線装置40は、後端無線装置11と接続された列車内の移動体内通信装置30を介して第2の固定無線基地局1−2とデータ通信を行うことが可能となる。
【0050】
このように、外部に設置されている固定無線基地局1−1〜Nとリンク状態を確立している先端無線装置10と通信処理部22との接続、または、外部に設置されている固定無線基地局1−1〜Nとリンク状態を確立している後端無線装置11と通信処理部22との接続、を通信経路選択部21が選択して相互に切り替えることで、外部に設置されている固定無線基地局1−1〜Nと、移動体2内部に存在する移動体無線装置40と、のデータ通信処理が可能となる。
【0051】
これにより、図5に示すように、固定無線基地局1−1〜Nが構築するセルの間隔を空けても、移動体2上に搭載されたリンク状態を確立している先端無線装置10と後端無線装置11とを通信経路選択部21が選択して相互に切り替えることで(▲1▼→▲2▼、▲2▼→▲1▼)、移動体2と固定無線基地局1−1〜Nとの通信範囲を、先端無線装置10と後端無線装置11との間の距離だけ拡張することが可能となる。従って、図6に示すように、移動体2の長さ分の距離(先端無線装置10と後端無線装置11との間の距離)だけ、各固定無線基地局1−1〜Nが構築するセルの間に生じる不感区間(固定無線基地局と移動体無線装置とがリンクできない区間)を移動体2に構築される仮想的なセルにより補うことが可能となり、固定無線基地局1−1〜N間の設置間隔を長くして、固定無線基地局が構築するセル間の隙間を空けることで、固定無線基地局1−1〜Nの設置数の低減を図ることが可能となる。また、移動体2に搭載された、先端無線装置10と後端無線装置11と、が固定無線基地局1−1〜Nとリンク状態を確立した際、または、リンク状態を切断した際に、移動体内の通信制御装置20の具備する通信経路選択部21にその旨を通知することで、通信経路選択部21が、その旨を把握し、リンク状態を確立している先端無線装置10と通信処理部22との接続、または、リンク状態を確立している後端無線装置11と通信処理部22との接続、の切り替え処理を簡潔に行うことが可能となる。
【0052】
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態は、上記第1の実施の形態において、先端無線装置10と固定無線基地局1−1〜Nとのリンク状態、または、後端無線装置11と固定無線基地局1−1〜Nとのリンク状態、の何れか一方のリンク状態を移動体2内において確立する際に、先端無線装置10が固定無線基地局1−1〜Nから受信する電波レベルと、後端無線装置11が固定無線基地局1−1〜Nから受信する電波レベルと、の値を比較して、電波レベルの高い方の無線装置のリンクを移動体2内において確立するように設定することとする。以下、図7を参照しながら、第2の実施の形態における移動体通信システムについて説明する。
【0053】
第2の実施の形態における移動体通信システムは、図7に示すように、先端無線装置10と後端無線装置11とが接続された通信制御装置20において、先端無線装置10が固定無線基地局1−1〜Nから受信する電波レベルと、後端無線装置11が固定無線基地局1−1〜Nから受信する電波レベルと、を管理して、その管理する電波レベルの値を比較して、電波レベルの高い方のリンクを確立するための電波管理部23を具備することとする。
【0054】
このように、電波管理部23において、先端無線装置10が固定無線基地局1−1〜Nから受信する電波レベルと、後端無線装置11が固定無線基地局1−1〜Nから受信する電波レベルと、を比較して、電波レベルの高い方のリンク状態を確立することで、移動体2内部に存在する移動体無線装置40は、通信状態の良好な先端無線装置10、または、後端無線装置11、に接続された列車内の移動体内通信装置30を介して固定無線基地局1−1〜Nとデータ通信を行うことが可能となる。
【0055】
なお、第2の実施の形態における移動体通信システムは、先端無線装置10が固定無線基地局1−1〜Nから受信した電波が通信制御装置20に送信された際、または、後端無線装置11が固定無線基地局1−1〜Nから受信した電波が通信制御装置20に送信された際に、通信制御装置20の具備する電波管理部23において電波レベルの値を比較し、電波レベルの値が高い方の無線装置のリンク状態を確立することも可能であり、また、先端無線装置10と後端無線装置11との各々が固定無線基地局1−1〜Nから受信した電波レベルを、先端無線装置10と後端無線装置11との各々の装置において測定し、その測定結果を通信制御装置20に送信することで、通信制御装置20の具備する電波管理部23において、電波レベル測定結果を基に、電波レベルの値が高い方の無線装置とリンク状態を確立することも可能である。
【0056】
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態は、図8に示すように、第1の実施の形態における移動体通信システムにおいて、移動中の移動体2自身の現在位置(移動体2の中心位置)を計測する位置情報計測部24と、固定無線基地局1−1〜N(Nは任意の整数)の設置位置を格納する位置情報格納部25と、移動体2に最も近い固定無線基地局1−1〜Nの設置位置を検索する位置情報検索部26と、を有し、位置情報検索部26が検索した移動体2に最も近い設置位置の固定無線基地局1−1〜Nと、移動体2とが、リンク状態を確立するように、先端無線装置10と通信処理部22との接続、または、後端無線装置11と通信処理部22との接続、を選択切り替える構成をとる移動体通信システムである。以下、第3の実施の形態における移動体通信システムを構成する特徴となる機能について説明する。
【0057】
位置情報計測部24は、GPS(Global Positioning System)機能を用いて移動体2の現在の位置情報を計測することとする。なお、位置情報計測部24は、移動体2の位置情報を計測することから、移動体2の中心位置に具備することが好ましい。これにより、移動体2の位置を精度良く測定することが可能となる。
【0058】
位置情報格納部25は、移動体2が移動する沿線上に沿って設置されている固定無線基地局1−1〜Nの設置位置を予め蓄積記憶したものである。
【0059】
位置情報検索部26は、位置情報計測部24により測定した移動体2の位置情報を基に、位置情報格納部25を検索し、位置情報計測部24により測定した位置情報に最も類似する固定無線基地局の設置位置を取得する。そして該取得した、移動体2の位置情報に最も類似する固定無線基地局の設置位置を通信経路選択部21に送信する。通路経路選択部21は、位置情報検索部26から受信した、移動体2の位置情報に最も類似する固定無線基地局の設置位置を基に、移動体2がその設置位置に存在する固定無線基地局とリンク状態を確立するように切り替える。
【0060】
例えば、通信経路選択部21は、位置情報検索部26から受信した移動体2と最も近い固定無線基地局の設置位置が移動体2の前方方向と判定した場合は、先端無線装置10がその固定無線基地局と最も近いこととなり、通信経路選択部21は、その固定無線基地局とリンク状態を確立している先端無線装置10と通信処理部22との接続をするように切り替える。また、位置情報検索部26から受信した移動体2と最も近い固定無線基地局の設置位置が移動体2の後方方向と判定した場合は、後端無線装置11がその固定無線基地局と最も近いこととなり、通信経路選択部21は、その固定無線基地局とリンク状態を確立している後端無線装置11と通信処理部22との接続をするように切り替える。
【0061】
このように、位置情報計測部24により計測した位置情報を基に、移動体2の現在位置に最も近い固定無線基地局の設置位置を取得することが可能となるため、移動体2の現在位置に最も近い固定無線基地局とリンク状態を確立するように、先端無線装置10と通信処理部22との接続、または、後端無線装置11と通信処理部22との接続、を選択切り替えることが可能となる。これにより、移動体2内部に存在する移動体無線装置40は、通信状態の良好な先端無線装置10または後端無線装置11に接続された列車内の移動体内通信装置30を介して固定無線基地局とデータ通信を行うことが可能となる。
【0062】
(第4の実施の形態)
次に、第4の実施の形態について説明する。
第4の実施の形態は、図9に示すように、移動体2上の中心位置に無線装置(中心無線装置)12を新たに搭載し、移動体2上に搭載した先端無線装置10と、中心無線装置12と、が、固定無線基地局が構築するセル内に入った時間と、セル内から出る時間と、を求め、その求めた先端無線装置10と中心無線装置12との時間間隔(Δt1、Δt1 ')を基に、後端無線装置11がセル内に入る時間(Δt2)と、セル内から出る時間(Δt2 ')と、を予測し、先端無線装置10と通信処理部22との接続、または、後端無線装置11と通信処理部22との接続、を選択切り替える構成をとる移動体通信システムである。以下、図10を参照しながら、第4の実施の形態における移動体通信システムの構成について説明する。
【0063】
第4の実施の形態における移動体通信システムは、移動体2上に搭載した先端無線装置10と、中心無線装置12と、が、固定無線基地局が構築するセル内に入った時間と、セル内から出る時間と、を求め、その求めた先端無線装置10と中心無線装置12との時間から、先端無線装置10から中心無線装置12までの通過時間(Δt1、Δt1 ')を基に、後端無線装置11がセル内に入る時間(Δt2)と、セル内から出る時間(Δt2 ')と、を算出する通過時間算出部27を通信制御装置20に具備し、通過時間算出部27が算出した、中心無線装置12がセル内に入ってから後端無線装置11がセル内に入るまでの時間(Δt2)を基に、通過時間算出部27は、通信経路選択部21に対して、先端無線装置10と通信処理部22との接続から、後端無線装置11と通信処理部22との接続に切り替えるように切り替え要求を行う。また、通過時間算出部27が算出した、中心無線装置12がセル内から出た後に後端無線装置11がセル内から出るまでの時間(Δt2 ')を基に、通過時間算出部27は、通信経路選択部21に対して、後端無線装置11と通信処理部22との接続から、先端無線装置10と通信処理部22との接続に切り替えるように切替え要求を行う。
【0064】
なお、中心無線装置12は、先端無線装置10と後端無線装置11との中間に位置することとなるため、先端無線装置10と中心無線装置12との距離(r1)と、中心無線装置12と後端無線装置11との距離(r2)と、の距離は一致し(r1=r2)、また、移動体2の速度は一定と仮定すると、先端無線装置10がセル内に入ってから中心無線装置12がセル内に入るまでの時間(Δt1)と、中心無線装置12がセル内に入ってから後端無線装置11がセル内に入るまでの時間(Δt2)と、が等しいことからΔt2=Δt1を算出することが可能となる。また、同様にして、中心無線装置12がセル内から出た後に後端無線装置11がセル内から出るまでの時間(Δt2 ')=先端無線装置10がセル内から出た後に中心無線装置12がセル内から出るまでの時間(Δt1 ')を算出することが可能となる。なお、上記において、先端無線装置10と通信処理部22との接続、または、後端無線装置11と通信処理部22との接続、を切り替えることとしたが、中心無線装置12と通信処理部22との接続も行うようにして、3つの無線装置を交互に切り替えてリンク状態を確立することも可能である。
【0065】
(第5の実施の形態)
次に、第5の実施の形態について説明する。
第5の実施の形態における移動体通信システムは、図11に示すように、離間した2つの固定無線基地局(1−1,1−2)とリンク状態を確立した際に、その2つの固定無線基地局(1−1,1−2)とリンク状態を保持することで、2つの固定無線基地局(1−1,1−2)の帯域を確保することが可能となる移動体通信システムである。以下、図12を参照しながら、第5の実施の形態における移動体通信システムについて説明する。
【0066】
第5の実施の形態における移動体通信システムは、例えば、図11に示すように、後端無線装置11が第1の固定無線基地局1−1に帰属しており、尚且つ、先端無線装置10が第2の固定無線基地局1−2に帰属している場合に、両方の帰属関係を保持するように、図12に示す通信制御装置20の具備する通信経路選択部21が、後端無線装置11と通信処理部22との接続と、先端無線装置10と通信処理部22との接続と、の各々を接続させるようにする。これにより、先端無線装置10と後端無線装置11との各々の無線装置と固定無線基地局との通信網を確立することが可能となるため、図13に示すように、移動体2上に搭載された先端無線装置10と後端無線装置11との各々が、異なる固定無線基地局に帰属している場合には、移動体2が、2倍の無線帯域を確保することが可能となる。なお、図13に示す、移動体2における無線帯域の変化を示すグラフは、移動体2の先端部分(先端無線装置10の位置)を基に作成した際の帯域変化を示している。
【0067】
なお、第5の実施の形態における移動体通信システムは、後端無線装置11と通信経路選択部21との接続と、先端無線装置10と通信経路選択部21との接続と、の各々を接続させることから、通信制御装置20は、先端無線装置10、または、後端無線装置11のどちらの無線装置に対してデータ通信を送るのかを決定し、該決定した無線装置に対してデータパケットを送信するように通信経路選択部21に指示を行う通信データ振分部28を有して構成されている。これにより、通信経路選択部28は、通信データ振分部28からの指示に従い、先端無線装置10、または、後端無線装置11への通信経路を選択し、該選択した無線装置に対してデータパケットを送出することとなる。
【0068】
また、第5の実施の形態における移動体通信システムは、図11に示す、移動体2上に搭載される先端無線装置10と後端無線装置11との間の距離:R2を長くするか、または/及び、固定無線基地局1−1が構築するセルと固定無線基地局1−2が構築するセルとの間の距離:R1を短くすることで、先端無線装置10と後端無線装置11との双方のリンク状態を確保する時間を長くすることが可能となる。例えば、図14に示すように、固定無線基地局間の設置位置を短くすると、固定無線基地局が構築するセル間の距離:R1が短くなることから、先端無線装置10と後端無線装置11との双方のリンク状態を確保する時間が長くなり、移動体2において、先端無線装置10と後端無線装置11との双方のリンク状態を確保する帯域区間はR2−R1の区間となる。また、図15に示すように、固定無線基地局間の設置位置を長くして、固定無線基地局が構築するセル間の距離:R1を、移動体2に搭載した先端無線装置10と後端無線装置11との間の距離:R2とほぼ同一にすると、2つの固定無線基地局に帰属する区間がなくなることから(R2−R1=0)、移動体2における無線帯域は1つとなる。
【0069】
なお、上述する実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更実施が可能である。例えば、本実施の形態における移動体2の中の移動体通信システムを確立する通信網は特に限定するものではなく、有線、無線のどちらでも適用可能であり、移動体2の中の通信網は、無線、有線を組み合わせて様々な通信網を構築することが可能となる。
【0070】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように本発明は以下のような効果を奏する。
本発明によれば、各固定無線基地局が構築するセル間が相互に離れている場合でも、セル間の切替処理を簡潔に行いつつ、連続した通信処理が可能となるため、固定無線基地局の設置個数を削減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第1の実施の形態における移動体通信システムを示す概略図である。
【図2】本発明にかかる第1の実施の形態における移動体通信システムの構成を示す図である。
【図3】移動体通信システムを構成する移動体に搭載される無線端末装置の構成を示す図である。
【図4】第1の実施の形態における移動体通信システムを構成する移動体が、固定無線基地局間を移動する際に構築する通信可能な範囲(仮想的なセル)を示す図である。
【図5】第1の実施の形態における移動体に搭載された先端無線装置と後端無線装置とが交互に切り替わる際に、移動体上に構築される通信範囲を示す図である。
【図6】移動体に搭載された先端無線装置と後端無線装置とにより、固定無線基地局が構築するセル間に生じる不感区間を補うことで、連続したセルを構築した状態を示すイメージ図である。
【図7】第2の実施の形態における移動体通信システムの構成を示す図である。
【図8】第3の実施の形態における移動体通信システムの構成を示す図である。
【図9】第4の実施の形態における移動体の構成を示す図であり、移動体の中心位置に無線装置を新たに搭載した際の処理動作を示す図である。
【図10】第4の実施の形態における移動体通信システムの構成を示す図である。
【図11】第5の実施の形態における移動体が、離間した2つの固定無線基地局(1−1,1−2)とリンク状態を確立した状態を示す図である。
【図12】第5の実施の形態における移動体通信システムの構成を示す図である。
【図13】第5の実施の形態における移動体の帯域変化を示す図である。
【図14】固定無線基地局間の設置位置を短くした場合における、移動体の帯域変化の区間を示す図である。
【図15】固定無線基地局間の設置位置を長くした場合における、移動体の帯域変化の区間を示す図である。
【図16】従来の移動体通信システムにおいて、移動体に搭載された無線装置における処理動作を示す図である。
【図17】従来の移動体通信システムにおいて、移動体に搭載された無線装置における処理動作を示す図であり、固定無線基地局が構築するセルを重ねた場合の処理動作を示す図である。
【図18】従来の移動体通信システムにおいて、移動体に搭載された無線装置における処理動作を示す図であり、固定無線基地局が構築するセルの間を間引いた場合の処理動作を示す図である。
【符号の説明】
1−1〜N 固定無線基地局
2 移動体
10 先端無線装置
10a 制御部
10b 無線部
10c 通信処理部
10d NW I/F(ネットワーク インタフェース)部
10e 無線アンテナ
11 後端無線装置
12 中心無線装置
20 通信制御装置
21 通信経路選択部
22 通信処理部
23 電波管理部
24 位置情報計測部
25 位置情報格納部
26 位置情報検索部
27 通過時間算出部
28 通信データ振分部
30 移動体内通信装置
40 移動体無線装置

Claims (6)

  1. 所定の電波到達範囲を構築し、該構築する電波到達範囲内に位置する無線装置とリンク状態を確立し、該確立した無線装置と無線通信を行う複数の固定無線基地局と、前記固定無線基地局が構築する電波到達範囲内に少なくとも2つの無線装置を位置させ、前記固定無線基地局とリンク状態を確立するように搭載された前記少なくとも2つの無線装置を制御する通信制御手段を有する移動体と、を有する移動体通信システムであって、
    前記通信制御手段は、第1の固定無線基地局とリンク状態を確立している前記移動体の端部に搭載された端無線装置と前記移動体内に存在する少なくとも1つの移動体端末との通信網を確立した状態で、第2の固定無線基地局とリンク状態を確立している前記移動体の端部に搭載された端無線装置と前記移動体内に存在する少なくとも1つの移動体端末との通信網を確立することができる無線装置接続手段を有することを特徴とする移動体通信システム。
  2. 前記通信制御手段は、前記無線装置接続手段が、前記後端無線装置と前記移動体端末との通信網を確立させ、尚且つ、前記先端無線装置と前記移動体端末との通信網を確立させた場合に、前記先端無線装置、または、前記後端無線装置に対してデータ通信を送るかを選択し、該選択した前記先端無線装置、または、前記後端無線装置に対してデータパケットを送信させる通信データ振分手段を有することを特徴とする請求項1記載の移動体通信システム。
  3. 所定の電波到達範囲を構築し、該構築する電波到達範囲内に位置する無線装置とリンク状態を確立し、該確立した無線装置と無線通信を行う複数の固定無線基地局と、前記固定無線基地局が構築する電波到達範囲内に少なくとも2つの無線装置を位置させ、前記固定無線基地局とリンク状態を確立するように搭載された前記少なくとも2つの無線装置を制御する通信制御手段を有する移動体と、を有する移動体通信システムで行う通信制御方法であって、
    前記通信制御手段は、第1の固定無線基地局とリンク状態を確立している前記移動体の端部に搭載された端無線装置と前記移動体内に存在する少なくとも1つの移動体端末との通信網を確立した状態で、第2の固定無線基地局とリンク状態を確立している前記移動体の端部に搭載された端無線装置と前記移動体内に存在する少なくとも1つの移動体端末との通信網を確立する無線装置接続工程を行うことを特徴とする通信制御方法。
  4. 所定の電波到達範囲を構築する固定無線基地局とリンク状態を確立し、該確立した固定無線基地局と無線通信を行う無線装置を搭載した移動体であって、
    前記固定無線基地局が構築する電波到達範囲内に少なくとも2つの無線装置を位置させ、前記固定無線基地局とリンク状態を確立するように搭載された前記少なくとも2つの無線装置を制御する通信制御手段を有し、
    前記通信制御手段は、第1の固定無線基地局とリンク状態を確立している前記移動体の端部に搭載された端無線装置と前記移動体内に存在する少なくとも1つの移動体端末との通信網を確立した状態で、第2の固定無線基地局とリンク状態を確立している前記移動体の端部に搭載された端無線装置と前記移動体内に存在する少なくとも1つの移動体端末との通信網を確立することができる無線装置接続手段を有することを特徴とする移動体。
  5. 所定の電波到達範囲を構築する固定無線基地局とリンク状態を確立し、該確立した固定無線基地局と無線通信を行う無線装置を搭載した移動体で行う通信制御方法であって、
    前記固定無線基地局が構築する電波到達範囲内に少なくとも2つの無線装置を位置させ、前記固定無線基地局とリンク状態を確立するように搭載された前記少なくとも2つの無線装置を制御する通信制御手段を有し、
    前記通信制御手段は、第1の固定無線基地局とリンク状態を確立している前記移動体の端部に搭載された端無線装置と前記移動体内に存在する少なくとも1つの移動体端末との通信網を確立した状態で、第2の固定無線基地局とリンク状態を確立している前記移動体の端部に搭載された端無線装置と前記移動体内に存在する少なくとも1つの移動体端末との通信網を確立する無線装置接続工程を行うことを特徴とする通信制御方法。
  6. 所定の電波到達範囲を構築する固定無線基地局とリンク状態を確立し、該確立した固定無線基地局と無線通信を行う無線装置を搭載した移動体で実行させる通信制御プログラムであって、
    前記固定無線基地局が構築する電波到達範囲内に少なくとも2つの無線装置を位置させ、前記固定無線基地局とリンク状態を確立するように搭載された前記少なくとも2つの無線装置を制御する通信制御手段を有し、
    前記通信制御手段に、第1の固定無線基地局とリンク状態を確立している前記移動体の端部に搭載された端無線装置と前記移動体内に存在する少なくとも1つの移動体端末との通信網を確立した状態で、第2の固定無線基地局とリンク状態を確立している前記移動体の端部に搭載された端無線装置と前記移動体内に存在する少なくとも1つの移動体端末との通信網を確立させる無線装置接続処理を実行させることを特徴とする通信制御プログラム。
JP2003188921A 2003-06-30 2003-06-30 移動体通信システム、移動体、通信制御方法及び通信制御プログラム Expired - Lifetime JP4289043B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003188921A JP4289043B2 (ja) 2003-06-30 2003-06-30 移動体通信システム、移動体、通信制御方法及び通信制御プログラム
US10/874,212 US7096000B2 (en) 2003-06-30 2004-06-24 Handoff method for a communication system of a train
CNB2004100619605A CN1328916C (zh) 2003-06-30 2004-06-29 移动通信***及该***的通信控制方法
DE602004012661T DE602004012661T2 (de) 2003-06-30 2004-06-30 Mobiles Kommunikationssystem und dazugehöriges Kommunikationssteuerverfahren
KR1020040050104A KR100649412B1 (ko) 2003-06-30 2004-06-30 이동 통신 시스템 및 통신 제어 방법
EP04015420A EP1494496B1 (en) 2003-06-30 2004-06-30 Mobile communication system and communication control method for the same
HK05106360A HK1072843A1 (en) 2003-06-30 2005-07-26 Mobile communication system and communication control method for the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003188921A JP4289043B2 (ja) 2003-06-30 2003-06-30 移動体通信システム、移動体、通信制御方法及び通信制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005026919A JP2005026919A (ja) 2005-01-27
JP4289043B2 true JP4289043B2 (ja) 2009-07-01

Family

ID=33432297

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003188921A Expired - Lifetime JP4289043B2 (ja) 2003-06-30 2003-06-30 移動体通信システム、移動体、通信制御方法及び通信制御プログラム

Country Status (7)

Country Link
US (1) US7096000B2 (ja)
EP (1) EP1494496B1 (ja)
JP (1) JP4289043B2 (ja)
KR (1) KR100649412B1 (ja)
CN (1) CN1328916C (ja)
DE (1) DE602004012661T2 (ja)
HK (1) HK1072843A1 (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1816976A (zh) * 2003-06-30 2006-08-09 日本电气株式会社 通信***
JP4355599B2 (ja) * 2004-03-17 2009-11-04 富士通株式会社 ブロードバンド路車間通信システム
GB2421875B (en) * 2004-12-31 2007-06-06 Motorola Inc Mobile communication system and controller, mobile station and method for use therein
WO2006119454A1 (en) * 2005-05-04 2006-11-09 Mediacell Licensing Corp Enclosure with ground plane
US7664504B2 (en) * 2005-07-14 2010-02-16 Sandwave Ip, Llc Virtual cells for wireless networks
KR100741414B1 (ko) * 2005-12-08 2007-07-20 한국전자통신연구원 분산 무선 시스템에서의 이중 가상셀 구조를 형성하는 장치및 그 운용 방법
US8504678B2 (en) * 2005-12-30 2013-08-06 Sandwave Ip, Llc Traffic routing based on geophysical location
US20070167171A1 (en) * 2005-12-30 2007-07-19 Mediacell Licensing Corp Determining the Location of a Device Having Two Communications Connections
US8582498B2 (en) * 2006-03-07 2013-11-12 Sandwave Ip, Llc Service subscription using geophysical location
US7768952B2 (en) * 2006-08-18 2010-08-03 WI-FI Rail, Inc. System and method of wirelessly communicating with mobile devices
DE602007003327D1 (de) * 2007-05-22 2009-12-31 Nethawk Oyj Verfahren, Messsystem, Basisstation, Netzwerkelement und Messgerät
US8326156B2 (en) 2009-07-07 2012-12-04 Fiber-Span, Inc. Cell phone/internet communication system for RF isolated areas
JP2011077635A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Panasonic Corp 無線基地局およびハンドオーバ指示方法
KR101585067B1 (ko) * 2009-10-28 2016-01-13 삼성전자주식회사 최적화된 망접속 구조를 갖는 통신 시스템
US8918062B2 (en) 2009-12-08 2014-12-23 Qualcomm Incorporated Combined intelligent receive diversity (IRD) and mobile transmit diversity (MTD) with independent antenna switching for uplink and downlink
US20110250926A1 (en) * 2009-12-21 2011-10-13 Qualcomm Incorporated Dynamic antenna selection in a wireless device
US8958396B2 (en) * 2010-02-19 2015-02-17 Mitsubishi Electric Corporation Train control system and handover method in train control system
KR20120071757A (ko) * 2010-12-23 2012-07-03 한국전자통신연구원 이동 수단을 위한 무선랜 서비스 제공장치 및 시스템
JP5847451B2 (ja) * 2011-06-21 2016-01-20 株式会社東芝 列車制御システムにおける地上制御装置、地上制御方法及び通信方法
KR101597280B1 (ko) * 2011-12-12 2016-02-24 한국전자통신연구원 고속철도용 무선통신망의 안정적 이중화 운용방법 및 무선통신 기반 고속철도 제어 시스템

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5673307A (en) * 1994-02-17 1997-09-30 Spectralink Corporation Handoff method for indoor cellular phone system
DE19504509A1 (de) * 1995-02-11 1996-08-14 Sel Alcatel Ag Mobilfunksystem und Verfahren zur Übergabe einer Funkverbindung
JPH09327057A (ja) 1996-06-06 1997-12-16 Hitachi Ltd 移動通信システムおよびその通信制御方法
JPH10164640A (ja) 1996-11-28 1998-06-19 Matsushita Electric Works Ltd 移動体通信システム
US5970408A (en) * 1997-05-02 1999-10-19 Telefonaktiebolaget L/M Ericsson (Publ) Communication control circuitry and method for a group of commonly-moving mobile transceiver units
US6424818B1 (en) 1997-06-24 2002-07-23 Ntt Mobile Communications Network, Inc. Communication system using relayed radio channels
JPH11298967A (ja) 1998-04-14 1999-10-29 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 乗物用ネットワークおよび乗物用ネットワークにおける通信方法
SE519650C2 (sv) 1998-12-11 2003-03-25 Ericsson Telefon Ab L M Anordning, system och förfarande relaterande till mobilkommunikation

Also Published As

Publication number Publication date
CN1578194A (zh) 2005-02-09
KR20050002640A (ko) 2005-01-07
CN1328916C (zh) 2007-07-25
DE602004012661T2 (de) 2009-05-20
US20040266444A1 (en) 2004-12-30
KR100649412B1 (ko) 2006-11-24
EP1494496B1 (en) 2008-03-26
EP1494496A1 (en) 2005-01-05
HK1072843A1 (en) 2005-09-09
US7096000B2 (en) 2006-08-22
JP2005026919A (ja) 2005-01-27
DE602004012661D1 (de) 2008-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4289043B2 (ja) 移動体通信システム、移動体、通信制御方法及び通信制御プログラム
TWI471030B (zh) 用於切換無線連接的方法、移動裝置以及宿主增強節點b
CN102255973B (zh) 车辆无线通信网络中的路由方法及车辆无线通信网络
US9930594B2 (en) Wireless communication system and method for trains and other vehicles using trackside base stations
CN103220738B (zh) 一种高速铁路用数据通信***及其通信方法
US8914030B2 (en) Handover for an intermediate node in a wireless communication network
JP4140633B2 (ja) 通信システム
EP3872998A1 (en) Wireless communication for vehicle based node
Huang et al. Mobile relay based fast handover scheme in high-speed mobile environment
Chiu et al. A cross layer fast handover scheme in VANET
US20080008137A1 (en) Method and system of communication among a plurality of mobile nodes
US9031036B2 (en) Apparatus and method for supporting intra-base station handover in a multi-hop relay broadband wireless communication system
JPH10164640A (ja) 移動体通信システム
CN103249081A (zh) 一种多个移动中继协作进行切换的方法与装置
Kalita et al. Li-Fi based handoff technique in VANET
JP2012182735A (ja) ハンドオーバ補償装置及び移動体無線通信システム
JP4425770B2 (ja) 移動体通信システム、移動体、およびモバイルルータ
JP4073326B2 (ja) 無線信号伝送システム
Madli et al. A Review of Communication Handoffs in Vehicular Ad-Hoc Networks (VANET) and its Classification
WO2024075317A1 (ja) 無線通信システム、ユーザ端末、及び通信制御方法
Kumari et al. Survey on routing protocols in VANET
CN116939737A (zh) 轨道交通通信***以及建立链路的方法
CA2956373C (en) Wireless communication system and method for trains and other vehicles using trackside base stations
Gupta et al. Early handoff mechanism for integrating VANET into hybrid wireless network
KR20230086611A (ko) 통신 시스템에서 핸드오버 트리거 방법 및 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060313

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080421

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080701

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20080731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080901

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20081015

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081125

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090123

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090310

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090323

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4289043

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130410

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130410

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140410

Year of fee payment: 5

EXPY Cancellation because of completion of term