JP4287469B2 - 熱融着し、殺菌消毒した製品包装、そのための包装用材料及びその包装用材料の使用 - Google Patents

Description

本発明は、重合体をコーティングした繊維をベースとする包装用材料から形成された、熱融着し、加熱殺菌消毒した製品包装に関する。本発明はまた、そのような包装のために適当な包装用材料に関し、そしてその材料の使用に関する。

繊維ベースの一方の側又は両方の側に１つ以上の連続するコーティング層を設け、そして種々の包装用の目的のために意図している重合体をコーティングした繊維をベースとする包装用材料の多くの既知の適用が存在する。そのコーティングは、包装された製品の貯蔵寿命を改良することが意図され、したがってその有効な貯蔵を延長し、そして／又は“使用当日の前に最良の状態にしておく（ｂｅｓｔ ｂｅｆｏｒｅ ｄａｔｅ）”ことが意図される、随意的に水分バリヤー、酸素バリヤー及び／又は光バリヤーを達成させることができる。そのコーティングはまた、製品包装のしっかりとした密封を可能にする、熱融着可能な（ｈｅａｔ−ｓｅａｌａｂｌｅ）材料を提供する。食品包装は、例えば、コーティングされた包装用ボード（ｂｏａｒｄ）から形成されたカートン、ケース及びボックス、及びコーティングされた紙から形成された袋（パウチ：ｐｏｕｃｈ）包装のために使用されるそのような包装用材料のための適用の１つの主要な分野を構成する。

加熱殺菌消毒包装は、密封された食品包装の顕著なグループを形成し、これらの包装用材料は殺菌消毒処理条件に耐えることを必要とする。放射線照射により又はオートクレーブ中で高温加圧水蒸気により殺菌消毒を行うことができる。閉じた金属缶は典型的にはオートクレーブ中で処理されたいたが、しかしながら、今日ではまた、繊維をベースとする包装用材料をオートクレーブ適用のために利用できる。ＷＯ ０２／２８６３７は、かくしてボード基材が酸素バリヤー層、重合体熱融着性層及びこれらの間に必要とされる結合剤層を設けている、オートクレーブ包装のための包装用材料を記載している。この公開公報において、ＥＶＯＨを随意的な材料としてまた記載しているけれども、酸素バリヤー層は好ましくはアルミニウムホイルから形成されている。結合剤層及び熱融着性（ｈｅａｔ−ｓｅａｌｉｎｇ）層のために提案されている材料は、溶融せずに、オートクレーブ中で優勢な１３０℃より高い温度に耐えるポリプロペンである。

加熱殺菌消毒した繊維をベースとする食品の包装の試験において、重合体酸素バリヤー及び熱融着性層で単にコーティングした漂白包装用ボードが加熱に起因して、黄色化する（黄ばむ）傾向がある問題を、本出願人は見い出した。このことは、必要とされる処理期間、一般に約３０分間にわたって高いオートクレーブ温度及び圧力に耐えることを必要とする、オートクレーブ中で処理された包装について特に事実である。言い換えると、重合体をコーティングしたボード（ｂｏａｒｄ）から形成された包装はオートクレーブ処理中に外観を他のようにしてしまい、そしてこのことは市場で特に厳しい要求の適用において欠陥である。

本発明の目的は、上記問題を排除すること、そして繊維ベースに加えて、材料が製品のために必要とされる、封じ能力、耐熱性及び光遮蔽を達成させ、そしてまた、熱処理の結果としての材料の黄ばみ（黄色化）を実質的に避ける、重合体コーティング層のみを含む、繊維をベースとする材料から形成された殺菌消毒包装を提供することである。

本発明の製品包装は、包装の繊維ベースの外側の重合体コーティング層が白色顔料を含有しており、そしてその包装用材料に包含される第２重合体コーティング層が光吸収性顔料を含有する事実により特徴づけられる。

本発明の包装において、加熱により生じた黄ばみ（黄色化）が包装の外観（ａｓｐｅｃｔ）、さらに正確にはそのＩＳＯ明るさ（ｂｒｉｇｈｔｎｅｓｓ）に重大に影響しないように、白色顔料は繊維ベースを覆い隠すために使用される。同様に、包装にその明るさを与える白色顔料とは異なるコーティング層に配置された光吸収性顔料は、可視光から、包装された製品を遮蔽（保護）する。さらに、本発明に従えば、光吸収性黒色顔料は、下に記載されるように包装の明るい外観を安定化するための薬剤としてまた使用することができる。

本発明に従えば、アルミニウムホイルを使用することなしに、加熱殺菌消毒、特に高温で且つ蒸気圧下でのオートクレーブの処理に耐え、包装用材料中の重合体コーティング層が製品の貯蔵寿命のために必要とされる光遮蔽を形成し、しかもまた、市場に出されるべき仕上げ包装の外観に示される要件を満足させる繊維をベースとする包装用材料がかくして達成された。例えばＷＯ ０１／７６９７６におけるように、黒色顔料と白色顔料とを用いて灰色に調色した重合体層を用いて該光遮蔽を形成することができ、該重合体層は包装の慣用のアルミニウムホイルと置き代わる内部層を形成し、それに対して該包装の反対側上で、即ちその外部表面上で、熱処理により生じた繊維ベースの変色を実質的に覆い隠すことにより包装の外観に影響を与える白色顔料を単に使用できる。

本発明の随意的解決法は、白色顔料の５〜２５％を含有する外部重合体層、及び小量で黒色顔料を含有する、繊維ベースにより近い内部重合体層を用いての２つの連続する着色重合体層を、包装における繊維ベースの外側に設けることである。これらの連続する着色層は、直ぐ下にある繊維ベースの黄ばみ（黄色化）にもかかわらず、包装用材料の明るい色調を有効に安定化させるのを可能にする。それで、包装用材料の全体的な色は、白色、あるいは白色顔料下の黒色顔料の影響下に僅かに灰色の色調を有する明るい灰色である。明るさの程度は、使用する顔料の料及びそれらの相互的な比に依存するが、しかしながら１つの考えは、できるだけ白色に近いように材料の色調を調節し、そして加熱処理中にこの色調を維持することである。

白色着色化層の下に提供された少量の黒色顔料は、僅かに光を吸収する効果を有する。この効果は、その材料を透過する光から、包装した製品を遮蔽するにはまだ不十分である可能性がある。所望に応じて、該包装の内側に、十分な量の光吸収性顔料を有する重合体コーティングを設けることにより、例えば上記ＷＯ特許明細書０１／７６９７６号に開示されているように、繊維ベースの少なくとも１つの内部コーティング層を灰色の色調にすることにより、さらに有効な光遮蔽着色化を達成することができる。

所望の材料の調色化は、０．０５〜５％、好ましくは約０．０６〜０．１５％の範囲にある内部層の黒色顔料濃度、そして５〜２５％、好ましくは約７〜１２％の範囲にある外部層における白色顔料で、総重量が２５〜６０ｇ／ｍ^２である連続着色層を用いて達成することができる。随意的に、層の全体的に明るい灰色の色調を得るように、黒色顔料を含有する内部層を白色顔料と混合することがまたできる。したがって、内部層における白色顔料の割合は５〜２５％、好ましくは７〜１５％であることができるであろう。例えばカーボンブラックは黒色顔料として適当であり、そして二酸化チタンが白色顔料として適当である。

本発明の好ましい態様において、包装材料が繊維ベースの両側上に外部透明熱融着性（ｈｅａｔ−ｓｅａｌｉｎｇ）層を含み、これらの内側上に着色重合体層を配置させる。このことは、多くの国において食品法及び食品条例により禁止されている、着色層が、包装されるべき製品と直接の接触にもたらせることを避ける。しかしながら、内部着色重合体層は、外部層と同じ熱融着可能な（ｈｅａｔ−ｓｅａｌａｂｌｅ）重合体を含有することができ、そしてそれは加熱融着（ｈｅａｔ−ｓｅａｌｉｎｇ）中にこれらの層が継ぎ目（シーム）を形成する単一の均一な材料層として働くように、この直ぐ下に配置させることができる。

オートクレーブ包装において、熱融着性（ヒートシーリング）層における重合体の融点は少なくとも約１３０℃であるべきであり、したがってオートクレーブ中での重合体の溶融を避ける。ポリプロペンは、そのような熱融着可能な重合体の１例である。

包装する製品に依存して、包装材料は、最も有利には繊維ベースと着色光遮蔽層との間での、包装の内側に配置されている１つ以上の重合体酸素バリヤー層をさらに含むことができる。特にエチレンビニルアルコール共重合体（ＥＶＯＨ）及びポリアミド（ＰＡ）がその酸素バリヤー層の適当な材料である。

本発明の包装において本材料の繊維ベースは、特に１３０〜５００ｇ／ｍ^２の範囲の重量を有する、漂白パルプから形成された包装用ボード（ｂｏａｒｄ）又は２０〜１２０ｇ／ｍ^２の範囲の重量を有する包装用紙からなる。これらはオートクレーブ中で処理されるべき熱融着可能な（ｈｅａｔ−ｓｅａｌａｂｌｅ）ケーシング又はカートン包装、又は袋（パウチ）包装のために適当である。

繊維ベース及びその両方側上の重合体熱融着（ｈｅａｔ−ｓｅａｌ）層を含む、上記のような殺菌消毒包装のために適当である、本発明の熱融着可能な（ｈｅａｔ−ｓｅａｌａｂｌｅ）包装用材料は、顔料が繊維ベースの両方側上の重合体層中に導入されており、該繊維ベースがその繊維ベースの一方の側上で白色顔料で隠蔽されており、そして光吸収性顔料が該繊維ベースの反対側上で、包装された製品のための光遮蔽を形成している事実により特徴づけられる。そのような材料は、包装の外観を実質的変化させる加熱により起こされる何らかの黄色化（黄ばみ）なしに、殺菌消毒をすることができる製品のための光遮蔽用包装を形成するために使用できる。

本発明はさらに加熱により殺菌消毒されるべき包装の両方の側上で着色により薄く色をつけた、繊維をベースとする、重合体をコーティングした包装用材料の使用を包含する。本発明は、特に、熱融着により密封されており、そしてオートクレーブ中での処理のために意図される食品包装において、さらに詳細に上記した包装用材料の１つの使用に関する。

本発明は例により、そして添付図面を参照して以下により詳細に記載する。

図１の重合体をコーティングした包装用ボードは、以下の順番で以下の層からなる：ポリプロペン（ＰＰ）から形成された外部熱融着性層１；二酸化チタンを用いて白色に着色した内部ポリプロペン熱融着性層２；漂白ボード（ｂｏａｒｄ）から形成された繊維ベース４；繊維ベースに直接接着されたポリアミド（ＰＡ）酸素バリヤー層５；ＥＶＯＨ酸素バリヤー層６；重合体結合剤層７；カーボンブラックと二酸化チタンとにより灰色に調色されている、熱融着可能な（ｈｅａｔ−ｓｅａｌａｂｌｅ）ポリプロペン層８；及びポリプロペンから形成された熱融着性（ｈｅａｔ−ｓｅａｌｉｎｇ）層９。それらの連続コーティング層は同時押し出しによりボード４の異なる側面上に生成させることができる。好ましくは、包装の外部表面上に、即ち繊維ベース４の外側に置かれた、二酸化チタンを用いて白色に着色されたポリプロペン層２を有し、そして包装の内部表面上、即ち繊維ベース４の内側に置かれた、カーボンブラックと二酸化チタンとにより灰色に着色されたポリプロペン層８を有する、本材料を折り曲げ、そして熱融着して閉じた製品包装を形成することができる。白色顔料を含有する層２の故に、本材料は、繊維基材４の何らかの黄色化（黄ばみ）にもかかわらず、オートクレーブ処理のような、それから形成された包装の加熱殺菌消毒処理においてその明るさ（ｂｒｉｇｈｔｎｅｓｓ）を一般に保持する。灰色層８は光から、包装された製品を遮蔽する機能を有している。

図２に示される包装用材料は、包装の外部表面上に置かれたポリプロペン熱融着性層を省いている点で、そしてその材料においてＰＡ酸素バリヤー層５とＥＶＯＨ酸素バリヤー層６との相互の順番が変わっている点でのみ、図１の包装用材料と異なっている。したがって、二酸化チタンで白色に着色されたポリプロペン層２がその材料の外部表面上にあって、そこでそれは単独で熱融着可能な（ｈｅａｔ−ｓｅａｌａｂｌｅ）層として役に立つ。

図３の包装用材料はまた、繊維ベース４の両方側上の着色重合体層２及び８の材料がポリプロペンの代わりにシクロ−オレフィン共重合体（ＣＯＣ）である点でだけ、図１に示される包装用材料とは異なる。ＣＯＣはエテンとノルボルネンとの共重合により得られた重合体であり、それは蒸気浸透性において貧弱であり、そして積層化包装用材料におけるその適用はそれ自体、既知である。

図４の包装用材料は、ポリプロペン層１、二酸化チタンで白色に着色したポリプロペン層２、繊維ベース４、ポリプロペン層９’、結合剤層７’、ＰＡ酸素バリヤー層５、ＥＶＯＨ酸素バリヤー層６、第２ＰＡ酸素バリヤー層５’、第２結合剤層７、カーボンブラックと二酸化チタンとで灰色に着色したポリプロペン層８及びポリプロペン層９からなる。この多重層構造において、繊維ベース４への酸素バリヤー層の５及び６の接着は、オートクレーブ中で処理される包装のような、要求される適用において必須であり得る、中間ポリプロペン層９’及び結合剤層７’により確実にされている。この適用は、とりわけ、連続重合体層を同時押し出しにより形成する場合に有利である、酸素バリヤー層及び結合剤層の７’，５，６，５’，７の対称的５層組み合わせの特異的特徴を有する。随意的に、ポリプロペン層、結合剤層、ＥＶＯＨ酸素バリヤー層及びＰＡ酸素バリヤー層の、９’，７’，５，６，５’からなる材料の５−層構造物を、市場で市販されている別々に調製されているフイルム積層物として、ボード（ｂｏａｒｄ）４上に適用することができる。次に、外部ポリプロペン層の１，２，８，９を同時押し出しにより仕上げ材料中に導入すると同時に該積層物をボード４上に封じる。

図５の包装用材料は、灰色顔料組成物を構造物の２つの結合剤層８，８’中に混入させて、その結果コーティング層の数が１つだけ減少している点で、図４に示されるものと異なる。その材料は、中心のＥＶＯＨ層６に関して対称的である同時に押し出された７層構造の９’，８’，５，６，５’，８，９を含む。図６はさらに図５の材料の変形を示し、それにおいて、最内部の結合剤層８だけが灰色顔料を含有している。これは、一体的アセンブリー（ａｓｓｅｍｂｌｙ）として仕上げ積層包装用材料に封じることができる、上記の別に調製された５層フイルム積層物５，６，５’，７，９の利点を有している。

図１〜６の包装用材料において、繊維ベース４は、１３０〜５００ｇ／ｍ^２、好ましくは１７０〜３００ｇ／ｍ^２の範囲の重量を有する、漂白硫酸塩パルプを含有する包装用ボードからなることができる。繊維ベースが随意的に漂白紙からなる場合それは２０〜１２０ｇ／ｍ^２の範囲の重量を有することができる。ＰＡ酸素バリヤー層５及びＥＶＯＨ酸素バリヤー層６の重量は、３〜１５ｇ／ｍ^２、好ましくは５〜１０ｇ／ｍ^２であることができる。その材料の最外部に置かれた透明なポリプロペン層１，９の重量は、５〜３０ｇ／ｍ^２、好ましくは７〜２０ｇ／ｍ^２であることができ、これらの外部ポリプロペン層に隣接している内部着色ポリプロペン層２，８は１０〜５０ｇ／ｍ^２、好ましくは２５〜４０ｇ／ｍ^２の範囲の重量を有することができる。白色着色ポリプロペン層２の二酸化チタンの濃度は５〜２５％、好ましくは約７〜１２％であることができる。灰色着色ポリプロペン層８におけるカーボンブラックの濃度は０．０５〜０．５％、好ましくは約０．１２〜０．１５％であることができ、そしてそれに応じて、その二酸化チタンの濃度は５〜２５％、好ましくは約７〜１２％であることができる。その結合剤の材料が適当には、とりわけ、商品名アドマー（Ａｄｍｅｒ）でカンパニーミツイケミカルズから市販されている重合体である結合剤層７は、３〜１５ｇ／ｍ^２、好ましくは、５〜１０ｇ／ｍ^２の範囲の重量を有することができる。着色層２，８の重合体材料ポリプロペンの代わりにＣＯＣ又はアドマー（Ａｄｍｅｒ）である場合、上記の着色層の層重量及び顔料濃度を同様にこれらに適用する。

図７の重合体をコーティングした包装用ボードは、以下の順番で以下の層を含む：二酸化チタンで白色に着色したコーティング層２、カーボンブラックで着色したコーティング層３、漂白ボードから形成した繊維ベース４、アルミニウムホイルに似ているように二酸化チタンとカーボンブラックとを用いて灰色に調色した光遮蔽層８及び透明な熱融着性層９。それらのコーティング層２，３，８，９のすべての重合体材料はポリプロペンである。同時押し出しにより繊維ベース４の異なる側面上に連続コーティング層を形成できる。本材料を折り曲げ、そして熱融着して、連続着色層２，３を包装の外部表面、即ち、繊維ベース４の外側上に配置し、そして灰色の光遮蔽層８及び透明な熱融着層９を包装の内部表面、即ち繊維ベース４の内側に配置するように、閉じた製品包装を形成することができる。包装の外部連続着色層２，３は、包装に明るい、ほとんど白色の色調を与え、これは包装の加熱殺菌消毒処理において変化しない。

図８は、オートクレーブ中で処理される、特に食品包装のために適している包装用ボードを示しており、その包装用ボードにおいて、図７と比較して、以下の追加の層が存在する：包装の外部表面上に置かれた、透明なポリプロペン熱融着層１；繊維ベース４の内側のポリアミド酸素バリヤー５及びＥＶＯＨ酸素バリヤー層６、及び該ＥＶＯＨ層６を光遮蔽層８に接着させる結合剤層７（この層の材料は例えば商品アドマー（Ａｄｍｅｒ）でカンパニーミツイケミカルズから市販の重合体である）。したがって、その材料から形成された包装は、オートクレーブ処理において生ずる繊維ベース４の何らかの黄色化（黄ばみ）に対して着色層２，３を用いて保護され、そしてその包装の内側の酸素バリヤー層５，６、及び光遮蔽層８は包装した製品を保護し、そして貯蔵寿命を延長し、且つ使用当日前に最良の状態にしておく（ｂｅｓｔ ｂｅｆｏｒｅ ｄａｔｅ）。

図９は、図８の包装用材料の変形を示し、図８のボードに対して第２ポリアミド層５’を追加し、そして繊維ベース４とポリアミド層５との間にポリプロペン層９’及び結合剤層７’を追加した。その配列は、酸素バリヤー層と繊維ベースとの間の接着を高める。追加の特徴は、コーティング層を同時押し出しにより形成する場合に有利である、結合剤７’、ポリアミド５、ＥＶＯＨ６、ポリアミド５’及び結合剤７’の対称的５層組み合わせからなり、そしてその材料におけるフイルム積層物としてポリプロペン９’、結合剤７’、ポリアミド５、ＥＶＯＨ６及びポリアミド５’の５層構造を導入するために用意する場合、そのようなフイルム積層物は市場で市販されている。そのような仕上げ積層物は、本材料の他のコーティング層を同時押し出しにより生成すると同時にボードに密封することができる。

図１０は、包装用材料の第２の変形を示し、この材料は、繊維ベース４の内側の層組み合わせが、同時押し出しの点からみて有利であるその全体において対称に形成されるように、第２の灰色着色光遮蔽層８’が繊維ベース４の内側に加えられた点においてのみ、図９に示されるものと異なる。

図７〜１０の包装用材料において、繊維ベース４の外側の白色着色層２は２０〜５０ｇ／ｍ^２であることができ、そして黒色顔料を含有する層３は５〜１０ｇ／ｍ^２の範囲の重量を有することができる。繊維ベース４の内側の灰色着色光遮蔽層８は１０〜５０ｇ／ｍ^２、好ましくは２５〜４０ｇ／ｍ^２の範囲の重量を有することができる。白色着色コーティング層における二酸化チタン濃度は、５〜２５％、好ましくは７〜１２％の範囲にあることができる。内部コーティング層３におけるカーボンブラックの濃度は０．０５〜０．５％、好ましくは０．０６〜０．１５％であることができる。層３がまた、二酸化チタンを含有する場合には、それは５〜２５％、好ましくは７〜１５％の範囲の濃度を有することができる。他の点において、材料層の重量は、図１〜６に関して規定された重量に等しい。

図１〜１０において例示されたオートクレーブにおいて使用することを意図している包装用ボードは、本発明の範囲内で異なる様式で、変化させることができる。適当な酸素バリヤーは、例えば１つの単一ＥＶＯＨ層６によって設けることができ、そのときはポリアミド層を省くことができる。包装の外部表面上の着色層を熱融着性層として使用する場合、最外部の透明な熱融着性層１はまた余分であって不必要であろう。ことによっては設けられる黒色顔料を含有する最内部層３を、随意的に白色顔料、例えば二酸化チタンと混合することができ、そのときはその層は明るい灰色の全体的な色調を得る。

図１１は、図１の包装用材料の未完成品（ｂｌａｎｋｓ）を折り曲げ且つ熱融着することによって形成された長方形角柱（ｐｒｉｓｍ）として形作られた閉じた包装製品１０を示す。その図は、着色により白色に着色された重合体層２が包装における基材ボード４の外側に置かれ、そして灰色に着色された重合体層８がこの内側に置かれていることを示す、包装側壁の部分拡大を包含する。したがって、包装の外部表面は白色であり、そしてその内部表面はアルミニウムホイルに似せている灰色である。包装の継ぎ目点１１で、余白（ｂｌａｎｋ）の端が重なり合っており、そしてボードの対向する側面のポリプロペン層１，２，８，９は一緒にしっかりと熱融着されている。最外部の透明な層１，９に加えて、着色されたポリプロペン層２，８はまた、熱融着に寄与する。その包装は、白色層２が包装の黄色化（黄ばみ）を防止する約１３０℃のオートクレーブ温度での殺菌消毒が意図されている。

例えば図２〜１０において例示した包装用材料のいずれかを使用することにより、図１１の包装１０の材料を変化させることができる。本発明に従えば、黒色顔料を含有する外部層３が製品のための適当な光遮蔽を提供することを条件として、図７〜１０の材料から、包装の内側の光遮蔽層８を排除することがさらに可能である。紙の繊維ベースを有し、そして２０〜１２０ｇ／ｍ^２の範囲の重量を有する、殺菌消毒され、熱融着された袋の包装（パウチ）を提供することが、本発明の範囲内でさらに可能である。

以下の諸例は、オートクレーブ処理中に包装用材料の繊維ベースの黄色化（黄ばみ）を覆い隠すのに、重合体コーティングに加えられた顔料を用いて達成された効果を主として試験した実験を含む。それらの諸例は、重合体コーティングにより提供された、繊維ベースの加湿に対しての保護をまた測定した。オートクレーブ処理は、繊維ベースの反対側上の顔料を用いて達成された光遮蔽に影響せず、そしてこのことがこの効果を試験しなかった理由である。

例 １
飽和蒸気が１３０℃の温度を有したオートクレーブ中で、繊維をベースとする包装用材料の数片を試験した。その材料の繊維ベースは２５０ｇ／ｍ^２の重量を有する漂白パルプから形成した包装用ボードからなっていた。試験材料１はこの材料そのままからなっていた。試験材料２は、結合剤として働く、２０ｇ／ｍ^２の重量を有する低密度ポリエテン（ＬＤＰＥ）によってその他方の側面上に積層されたアルミホイルを有する、前記ボードからなっていた。試験材料３〜１１は積層された包装用材料であって、その基材が前記試験材料２からなっており、そしてそれらにおいてそのボードは、アルミニウムホイルとは反対の側面で、１つの単一重合体コーティング層を設けていた。この層の重合体は、ポリエテン（試験材料３）、ポリプロペン（試験材料４及び５）、７０％ポリプロペンと３０％ポリエテンとの混合物（試験材料６及び７）、ポリプロペンとポリエテンとの上記混合物の９２％と二酸化チタン８％との着色化混合物（試験材料８及び９）、そしてまたシクロ−オレフィン共重合体（ＣＯＣ）（これは製造会社チコナ（Ｔｉｃｏｎａ）ＧｍｂＨの製品トパス（Ｔｏｐａｓ）８００７Ｄであった）、であった。

それらの試験材料片を室温から処理温度の１３０℃に２０分間でオートクレーブ中で加熱し、その１３０℃の温度でそれらの片を、０分、２０分、４０分又は６０分間維持した。処理後、オートクレーブを２０分内で冷却して室温に戻し、その室温で試験片をオートクレーブから取り出した。各々の試験材料について材料の重合体をコーティングした側、即ちアルミニウムホイルとは反対の側の明るさ（ＩＳＯ％）を、オートクレーブ処理の前に（初期の明るさ）及び異なる持続時間でのオートクレーブ処理の後に、測定した。それに応じて、オートクレーブ処理の前に（初期の水分）及び異なる持続時間でのオートクレーブ処理の後に材料の水分含有量を測定した。結果を下記表１に示し、その表はまた試験材料３〜１１の各々においての重合体コーティング層の重量を示す。

結果は、重合体をコーティングした試験材料４〜１１に関して、繊維ベースがオートクレーブ処理の後に１４％最大水分含有量を有したことを示し、これはこの材料から形成された包装のオートクレーブ処理を考慮すると、いぜんとして許容できる値である。試験材料３において、ＬＤＰＥコーティング層はオートクレーブ温度で溶融し、そしてこのことが繊維ベースの水分含有量を測定しなかった理由である。試験材料２、即ちコーティングされていないアルミニウム／ＬＤＰＥ／ボード積層物の測定は、オートクレーブ中で、保護されていない繊維ベースの強い水浸を示す。

オートクレーブ処理前、及び種々の処理持続時間の後の測定された明るさの値の研究は、無色の重合体表面によってまったく覆い隠されていない、繊維ベースの黄色化（黄ばみ）に起因している、処理時間が増加するにつれて明るさにおいて漸進的に減少することを示している。しかしながら、重合体コーティング層が着色している試験材料８及び９に関して、明るさの減少は、着色していない無色の重合体コーティングを設けた材料に関しての減少より実質的に小さかった。したがって、白色二酸化チタン顔料は、オートクレーブ処理において起こる繊維ベースの黄色化（黄ばみ）をかなりの程度まで覆い隠すことを可能にする。

例 ２
繊維ベースが、２１０ｇ／ｍ^２の重量を有する漂白パルプから形成された包装用ボードからなっている材料（試験材料１）を用いて例１に従って一連の試験を行った。このボードの１つの側面上にアルミニウムホイルが、２０ｇ／ｍ^２の重量を有するＬＤＰＥ結合剤層によって積層されており（試験材料２）、そしてそのボードの反対の側面上に二層重合体コーティングが追加的に設けられており、その内部層が種々の量で二酸化チタンが加えられている、ポリプロペン７０％とポリエテン３０％との混合物を含有しており、そしてその外部層が純粋なポリプロペンであった（試験材料３〜１２）。オートクレーブ処理前及びその処理後の繊維ベースの測定水分含有量及びそれら材料における重合体コーティング側上の明るさを表２に示す。その表はまた、内部着色重合体層及び外部非着色重合体層のそれぞれの層重量を含有する。

それらの結果は、オートクレーブ処理期間が増大するにつれて材料の明るさにおいて減少することを示しているが、しかしながら表１の非着色重合体コーティングを設けた材料の明るさとの結果の比較は、繊維ベースの黄色化（黄ばみ）を覆い隠すことにおいての二酸化チタン顔料のかなりの効果を示し、その効果は、顔料濃度及び着色層の重量、即ち層の厚さの増大と共に増大する。なおいっそう良好な覆い隠し効果は、着色重合体層の層厚さをさらに増大させることにより、明らかに達成させることができる。

例 ３
この例において、その試験シリーズは、繊維ベースが２１０ｇ／ｍ^２の重量を有する、漂白パルプから形成された包装用ボードからなっている、アルミニウムが存在しない、試験材料（試験材料１）を用いて行われた。１つの側面上で、ポリプロペンを二酸化チタンと混合した、そして５８ｇ／ｍ^２の層重量を有する重合体層で該ボードをコーティングした（試験材料２）。そのボードの反対の側面を、１つの非着色重合体コーティング層でコーティングした（試験材料３〜６）か、あるいは２つ又は３つの連続非着色重合体層から形成された積層構造物でコーティングした（試験材料７〜１１）。コーティング層の材料はポリプロペン（試験材料３及び４）、ポリプロペンの７０％とポリエテンの３０％との混合物（試験材料５及び６）、内部層がＣＯＣ（トパス（Ｔｏｐａｓ）８００７Ｄ）であって、外部層がポリプロペンとポリエテンとの前記混合物である二層構造（試験材料７）、最内部層がポリアミドであり、続く層が結合剤（アドマー（Ａｄｍｅｒ）ＮＦ９１２Ｅ）であって、最外部層がポリプロペンとポリエテンとの前記混合物である三層構造物（試験材料８及び９）、あるいは最内部層がエチルビニルアルコール共重合体であり、中間層が結合剤（アドマーＮＦ９１２Ｅ）であって、最外部層がポリプロペンである三層構造物であった。繊維ベースの非着色側面上の重合体層（１層又は複数層）の重量を下記表３に示す。

１３０℃の温度でのオートクレーブ処理の持続時間が、０分、３０分又は６０分それぞれであり、そしてその材料の初期の明るさ及び６０分のオートクレーブ処理後の明るさを、その材料の両方の側面上で測定した以外は、試験材料のオートクレーブ処理は例１及び２と同じ方法で行った。

表３の結果は、着色コーティングでコーティングされた繊維ベースの側面と、非着色コーティングでコーティングされた繊維ベースの側面との間で明るさの変化においてのきわめて重大な差異を示す。着色された側面上において、材料の明るさにおける僅かな減少があり、そして全ての場合において、オートクレーブ処理の１時間後の明るさの値は８０％ＩＳＯより高かった。材料の非着色側面上において、無色コーティング層が覆い隠すことが不可能である、繊維ベースの黄色化（黄ばみ）の結果として、明るさが著しく減少した。

例 ４（比較例）
試験シリーズは、繊維ベースが２１０ｇ／ｍ^２の重量を有する漂白パルプから形成された包装用ボードからなっている包装用材料を用いて行った。ポリプロペンを７．５％の二酸化チタンと混合し、そして層重量が５８ｇ／ｍ^２である、黄色化（黄ばみ）を覆い隠す重合体層で該ボードの１側面上をコーティングした。ボードのその反対の側面を、非着色重合体コーティング層（試験材料１〜４）、あるいは２つ又は３つの連続非着色重合体層から形成された層構造物（試験材料５〜９）でコーティングした。コーティング層材料はポリプロペン（試験材料１及び２）、ポリプロペンの７０％とポリエテンの３０％との混合物（試験材料３及び４）、内部層がＣＯＣ（トパス（Ｔｏｐａｓ）８００７Ｄ）であり、そして外部層がポリプロペンとポリエテンとの前記混合物である二層構造物（試験材料５）、最内部層がポリアミドであり、続く層が結合剤（アドマーＮＦ９１２Ｅ）であり、そして最外部層がポリプロペンとポリエテンとの前記混合物である三層構造物（試験材料６及び７）、あるいは最内部層がエチルビニルアルコール重合体であり、中間層が結合剤（アドマーＮＦ９１２Ｅ）であり、そして最外部層がポリプロペンである三層構造物（試験材料８及び９）であった。

試験材料片を、オートクレーブ中で室温から１３０℃の処理温度に２０分で加熱し、その温度でその試験材料片を６０分間維持した。処理後、オートクレーブを２０分で冷却して室温に戻し、その室温で試験片をオートクレーブから取り出した。各々の試験材料の各々の側面上の明るさ（ＩＳＯ％）を、オートクレーブ処理前（初期明るさ）及びオートクレーブ処理後に測定した。結果を表４に示し、その表はまた試験材料１〜９の各々における非着色重合体コーティング層の重量を示す。

該表の試験結果は、本発明を用いて解決すべき問題、即ち繊維ベースの非着色側面上の無色コーティング層が覆い隠すことが不可能であった繊維ベースの黄色化（黄ばみ）に起因する明るさの著しい減少を示す。フィンランド（ＦＩ）特許出願２００３０２６０におけるように二酸化チタンで着色した、繊維ベースの反対側の初期の明るさは、その顔料の故に高かった、そしてオートクレーブ処理において明るさの僅かな減少が起こったが、しかしながら最終明るさは各々の場合において８０％ＩＳＯより高かった。

例 ５
繊維ベースが、２５０ｇ／ｍ^２の重量を有する漂白パルプから形成された包装用ボードからなっている本発明の材料を用いて、例４に従う試験シリーズを行った。オートクレーブ包装の外部表面であることが意図される、このボードの１つの側（外部側面）に、二層ポリプロペンコーティングを設け、その最内部の層においてポリプロペンを、カーボンブラック及び二酸化チタンと混合する（試験材料１〜７）か、又は単にカーボンブラックと混合し（試験材料８〜２２）、そしてその最外部層は二酸化チタンだけと混合したポリプロペンからなっていた。それらの材料の部分（試験材料２０〜２２）において、オートクレーブ包装における内部表面となる、ボードのその反対の側上に２７ｇ／ｍ^２の重量を有する、ポリプロペンをベースとし、そしてカーボンブラック（０．１５％）と二酸化チタン（１２．５％）とで灰色に着色した内部光遮蔽層を設け、そして２３ｇ／ｍ^２の重量を有するこれをカバーする透明なポリプロペン層を設けていた。オートクレーブ処理の前及びオートクレーブ処理の後での材料の前記外側面の測定された明るさを下記表５に示す。その表は、材料の外側上の着色重合体層の顔料濃度及び層重量をまた含む。

結果は、本発明の包装用材料を、オートクレーブ処理中に僅かな実際的には無視できる変化を受ける、８０％ＩＳＯより高い最適な明るさに調色することができることを示している。その処理後の最終の明るさは、フィンランド（ＦＩ）特許出願２００３０２６０号におけるのとほとんど同じであるが、しかしながら、処理中の明るい色調の明らかに改良された色安定性を有する。

図１〜１０に示される１０種の異なる本発明の層状包装用材料のうちの１種を示す図解的図である。 図１〜１０に示される１０種の異なる本発明の層状包装用材料のうちの１種を示す図解的図である。 図１〜１０に示される１０種の異なる本発明の層状包装用材料のうちの１種を示す図解的図である。 図１〜１０に示される１０種の異なる本発明の層状包装用材料のうちの１種を示す図解的図である。 図１〜１０に示される１０種の異なる本発明の層状包装用材料のうちの１種を示す図解的図である。 図１〜１０に示される１０種の異なる本発明の層状包装用材料のうちの１種を示す図解的図である。 図１〜１０に示される１０種の異なる本発明の層状包装用材料のうちの１種を示す図解的図である。 図１〜１０に示される１０種の異なる本発明の層状包装用材料のうちの１種を示す図解的図である。 図１〜１０に示される１０種の異なる本発明の層状包装用材料のうちの１種を示す図解的図である。 図１〜１０に示される１０種の異なる本発明の層状包装用材料のうちの１種を示す図解図である。 折り曲げ且つ熱融着することにより、図１の包装用材料から形成された包装を示す図である。

Claims (23)

1. 包装における繊維ベースの外側で、加熱により引き起こされた繊維ベースの黄色化（黄ばみ）に対して調色するための、５〜２５％の白色顔料を含有する外部層と、繊維ベースにより近く配置された、加熱における包装用材料の明るさの安定化剤としての黒色顔料を含有する内部重合体層とを有する２つの連続する着色重合体層が存在し、そして繊維ベースの内側において、包装された製品のための光遮蔽を提供するための光吸収性顔料を含有する重合体層が存在することを特徴とする、漂白された繊維ベースの両方の側上に重合体コーティング層を有する繊維をベースとする包装用材料から形成された熱融着、加熱殺菌消毒された製品包装。
2. 光吸収性顔料を含有するコーティング層が該包装における繊維ベースの内側に配置されていることを特徴とする、請求項１に記載の包装。
3. 繊維ベースの外側の重合体コーティングが、視界から該繊維ベースを隠蔽する白色顔料のみを含有することを特徴とする、請求項２に記載の包装。
4. 繊維ベースの内側において重合体層が黒色顔料と白色顔料とを混合することによって灰色に調色されていることを特徴とする、請求項２又は３に記載の包装。
5. 繊維ベースの外側及び内側の両方において、透明な熱融着可能なオーバーレイ層によりカバーされた最内部重合体層に顔料を配置していることを特徴とする、請求項２〜４のいずれか１項に記載の包装。
6. 包装の繊維ベースの外側において、外部重合体層が白色顔料の５〜２５％を含有し、そして繊維ベースにより近くに配置された内部重合体層が光吸収性黒色顔料を含有する２つの連続する着色重合体層が存在することを特徴とする、請求項１に記載の包装。
7. 包装の繊維ベースの内側に、少なくとも１つの重合体酸素バリヤー層が存在することを特徴とする、請求項１〜６のいずれか１項に記載の包装。
8. 加熱殺菌消毒された包装の外側が８０％ＩＳＯより高い明るさを有することを特徴とする、請求項１〜７のいずれか１項に記載の包装。
9. オートクレーブ中で殺菌消毒された食品包装であることを特徴とする、請求項１〜８のいずれか１項に記載の包装。
10. ２つの連続する着色重合体層を、繊維ベースの一方の側に設けており、外部重合体層が加熱により引き起こされた繊維ベースの黄色化（黄ばみ）に対して調色するための、５〜２５％の白色顔料を含有し、そして繊維ベースにより近くに配置された内部重合体層が、加熱中の変化に対して包装用材料側の明るさを安定化するための黒色顔料を含有し、光吸収性顔料を含有する重合体層が存在するそして繊維ベースの反対側上に、包装された製品のための光遮蔽を提供するための光吸収性顔料を含有する重合体層を設けていることを特徴とする、漂白された繊維ベース及びその繊維ベースの両方の側上の熱融着可能な重合体コーティング層を含む、請求項１の製品包装のために意図された、重合体をコーティングした、熱融着可能な包装用材料。
11. 重合体層が白色顔料を含有する、繊維ベースの１つの側上で該材料の明るさが８０％ＩＳＯより高いことを特徴とする、請求項１０に記載の包装用材料。
12. 黒色顔料と白色顔料とが前記内部重合体層において混合されており、そして該外部重合体層が専ら白色顔料を含有していることを特徴とする、請求項１０に記載の包装用材料。
13. 繊維ベースの該反対側上の光遮蔽が黒色顔料と白色顔料とで灰色に重合体層を調色することにより達成されていることを特徴とする、請求項１０〜１２のいずれか１項に記載の包装用材料。
14. 繊維ベースの両方の側上で、該材料が外部透明な熱融着層、及び少なくとも１つの内部着色重合体層を含むことを特徴とする、請求項１０〜１３のいずれか１項に記載の包装用材料。
15. 内部着色層が、外部層と同じ熱融着可能な重合体を含有することを特徴とする、請求項１４に記載の包装用材料。
16. 熱融着層における重合体が少なくとも１３０℃の融点を有することを特徴とする、請求項１０〜１５のいずれか１項に記載の包装用材料。
17. 熱融着重合体がポリプロペンであることを特徴とする、請求項１６に記載の包装用材料。
18. 該材料が少なくとも１つの重合体酸素バリヤー層を含むことを特徴とする、請求項１０〜１７のいずれか１項に記載の包装用材料。
19. 酸素バリヤー層が繊維ベースと光遮蔽層との間に配置されていることを特徴とする、請求項１８に記載の包装用材料。
20. １つの酸素バリヤー層又は複数の酸素バリヤー層の材料がエチレンビニルアルコール重合体（ＥＶＯＨ）又はポリアミド（ＰＡ）であることを特徴とする、請求項１９に記載の包装用材料。
21. 繊維ベースが、漂白された包装用紙又はボード（ｂｏａｒｄ）からなることを特徴とする、請求項１１〜２２のいずれか１項に記載の包装用材料。
22. オートクレーブ中で殺菌消毒されるべき包装のために、請求項１０〜２１のいずれか１項の包装用材料を使用する方法。
23. オートクレーブ中で殺菌消毒されるべき食品包装のために、請求項２２に記載の包装用材料を使用する方法。

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