JP4286410B2 - 記録再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録再生装置および送信装置に関し、より特定的には、デジタル放送によって送られてくる各種番組の情報を記録して再生する装置および同一番組を連続的に繰り返して放送するチャンネルを有するデジタル放送を送信する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、デジタル放送としては、CS衛星を用いた放送サービスが既に開始されており、今後、BS衛星を用いたデジタル放送サービスが計画されている。
【0003】
かかるデジタル放送においては、圧縮技術および変復調技術の向上に伴い、1トランスポンダで、複数の番組データに加えて、番組に付随する番組表、番組詳細情報なども同時に放送することが可能となっている。このことから、人気のある番組を同一チャンネルで繰り返し送信し、待ち時間が少なくて視聴できる方法が用いられている。また、視聴者の待ち時間をさらに減らすために、いわゆるニアビデオオンデマンド方式も用いられている。このニアビデオオンデマンド方式では、1つのコンテンツを同一トランスポンダ内の複数のチャンネルを用いて開始時刻をずらせて繰り返し放送する。視聴者は、番組表で開始時刻の一番近い番組を選択することにより、視聴開始までの待ち時間を短縮することができる。
【0004】
一方、これらのデジタル放送を所定の記録媒体(磁気テープや磁気ディスクなど)に記録する場合、圧縮され多重された1トランスポンダの情報をそのまま、または必要なトランスポートストリームのみを抽出した圧縮データをそのまま記録する。これによって、画質を低下させないでタイムシフト視聴を行うことが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のデジタル放送システムを受信記録する記録機器において番組を録画するとき、録画したい番組の放送開始に合わせ録画指示するか、放送開始から録画するようタイマー予約する必要があった。いずれの場合においても、録画したい番組の放送開始までの待ち時間と、1番組の放送時間とを加算した時間が経過しないと、希望する番組の録画が終了しないという問題点があった。これは、同一番組が繰り返し放送される場合や、複数チャンネルを用い放送開始時刻をずらせて放送するニアビデオオンデマンドで放送される場合においても同様に、録画終了までには、放送開始までの待ち時間と1番組分の放送時間とが経過する必要があった。
【0006】
それ故に、本発明の目的は、録画開始が指示されてから録画が終了するまでのトータル時間を大幅に短縮化することである。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記の目的を達成するために、本発明は、以下に述べるような特徴を有している。
第1の発明は、デジタル放送によって送られてくる各種番組の情報を記録して再生する記録再生装置であって、
所定の記録媒体を含む記録手段と、
デジタル放送が同一番組を連続的に繰り返して放送する所定のチャンネルを含んでいる場合において、当該繰り返し放送される番組の記録開始が指示されたとき、現在時刻T2と、当該繰り返し放送される番組の次の繰り返し先頭時刻T1および番組時間長と、現在時刻T2に番組時間長を加算して求められる記録終了時刻T3とを検出する時刻検出手段と、
時刻検出手段によって各種時刻が検出されたとき、現在時刻T2から記録終了時刻T3までの時間期間中、少なくとも所定のチャンネルのストリームを含むデジタル放送のトランスポートストリームを記録手段に記録する記録制御手段と、現在時刻T2,繰り返し先頭時刻T1および記録終了時刻T3における、記録手段上でのそれぞれの記録位置を保存する記録位置保存手段と、
繰り返し放送される番組の再生開始が指示されたとき、記録位置保存手段に保存された各種記録位置を参照することにより、記録手段において、まず繰り返し先頭時刻T1の記録位置から記録終了時刻T3の記録位置までに存在するトランスポートストリームを再生し、続いて現在時刻T2の記録位置から繰り返し先頭時刻T1の記録位置までに存在するトランスポートストリームを再生する再生制御手段とを備えている。
【0008】
上記のように、第1の発明によれば、デジタル放送が同一番組を連続的に繰り返して放送する所定のチャンネルを含んでいる場合において、繰り返し放送される番組の記録開始が指示されたとき、番組の次の先頭が出現するのを待たずに記録開始が指示された時点から記録を始めて番組長の時間分だけ記録を行うようにしているので、記録開始時の待ち時間を0にでき、トータルとしての記録時間を大幅に短縮化できる。また、再生時には、記録時とは順番を入れ替えて再生を行うようにしているので、番組の先頭から本来放送される順番に従って再生を行うことができる。
【0009】
第2の発明は、第1の発明において、
デジタル放送のトランスポートストリームから、少なくとも番組関連情報を分離して抽出する分離手段と、
番組関連情報に基づいて、デジタル放送が同一番組を連続的に繰り返して放送する所定のチャンネルを含んでいるか否かを判定する判定手段とをさらに備え、時刻検出手段は、デジタル放送が所定のチャンネルを含んでいると判定手段が判定したときに、番組関連情報に基づいて、繰り返し先頭時刻T1および番組時間長を検出することを特徴とする。
【0010】
上記のように、第2の発明によれば、デジタル放送のトランスポートストリーム中に、同一番組を繰り返し放送するチャンネルが含まれている否かを判断し、そのようなチャンネルが含まれている場合にのみ、所定の記録処理を行うようにしているので、その他の異なるチャンネルに対して不都合な記録処理が行われることを防止できる。
【0011】
第3の発明は、第2の発明において、
分離手段はさらに、デジタル放送のトランスポートストリームから各チャンネルのストリームを分離して抽出し、
記録制御手段は、番組関連情報から所定のチャンネルを識別するための識別子を抽出し、分離手段に当該識別子を設定することにより、所定のチャンネルのストリームを分離させ、その結果として分離された所定のチャンネルのストリームを記録手段に記録することを特徴とする。
【0012】
上記のように、第3の発明によれば、記録したいチャンネルのストリームのみを分離して記録手段に記録するようにしているので、記録手段の記録容量を無駄に消費することがない。
【0013】
第4の発明は、第3の発明において、
分離手段はさらに、デジタル放送のトランスポートストリームから、一定時間間隔で送られてくるものであって、番組をデコードするための基準時間となるPCRを分離して抽出し、
時刻検出手段は、繰り返し先頭時刻T1、現在時刻T2および記録終了時刻T3を、それぞれ対応するPCR値に換算し、
記録制御手段は、時刻検出手段によって換算された各種PCR値を分離手段によって分離されたリアルタイムのPCRと比較することにより、所定のチャンネルのストリームの記録タイミングを制御することを特徴とする。
【0014】
上記のように、第4の発明によれば、符号化復号化の基本クロックであるPCR値に基づいて記録開始タイミング、記録終了タイミングを管理するようにしているので、再生時の記録終了時刻T3から現在時刻T2へのストリームの接続ををより正確に行うことができ、ストリーム接続におけるデコード画像の乱れを防ぐことができる。
【0015】
第5の発明は、第3の発明において、
分離手段によって分離された特定のチャンネルのストリーム中に含まれており、所定枚数の映像フレーム毎に送られてくるPTS値を検出するPTS検出手段をさらに備え、
時刻検出手段は、繰り返し先頭時刻T1、現在時刻T2および記録終了時刻T3を、それぞれ対応するPTS値に換算し、
記録制御手段は、時刻検出によって換算された各種PTS値をPTS検出手段によって検出されたリアルタイムのPTSと比較することにより、所定のチャンネルのストリームの記録タイミングを制御することを特徴とする。
【0016】
上記のように、第5の発明によれば、ストリームの一定単位でデコード出力のタイミングを指定するPTS値を用いて記録開始タイミング、記録終了タイミングを管理するようにしているので、再生時の記録終了時刻T3から現在時刻T2へのストリームの接続ををより正確に行うことができ、ストリーム接続におけるデコード画像の乱れを防ぐことができる。
【0029】
第6の発明は、デジタル放送によって送られてくる各種番組の情報を記録して再生する記録再生装置であって、
デジタル放送は、同一番組を連続的に繰り返して放送するような所定のチャンネルを含み、当該所定のチャンネルのストリーム中に含まれているシーケンスヘッダの拡張されたユーザ領域には、番組の先頭部分で0となり、以後、シーケンスヘッダが出現する毎にインクリメントされるカウント値が挿入されており、
所定の記録媒体を含む記録手段と、
デジタル放送のトランスポートストリームから、少なくとも番組関連情報および各チャンネルのストリームを分離して抽出する分離手段と、
繰り返し放送される番組の記録開始が指示されたとき、番組関連情報から所定のチャンネルのストリームを識別するための識別子を抽出して分離手段に設定し、所定のチャンネルのストリームを分離抽出させる識別子設定手段と、
分離手段によって分離された所定のチャンネルのストリームから、シーケンスヘッダの拡張されたユーザ領域に格納されたカウント値を検出するヘッダ検出手段と、
繰り返し放送される番組の記録開始が指示された後に、ヘッダ検出手段により最初にカウント値が検出された時点を起点として、その後同じカウント値が再度検出されるまでの間、分離手段によって分離された所定のチャンネルのストリームを記録手段に記録する記録制御手段と、
記録制御手段が所定のチャンネルのストリームの記録を開始したタイミングを記録開始タイミングC2とし、ヘッダ検出手段がカウント値0を検出したタイミングを繰り返し先頭タイミングC1とし、記録制御手段が所定のチャンネルのストリームの記録を終了したタイミングを記録終了タイミングC3としたとき、これら記録開始タイミングC2,繰り返し先頭タイミングC1および記録終了タイミングC3における、記録手段上でのストリームの記録位置を保存する記録位置保存手段と、
繰り返し放送される番組の再生開始が指示されたとき、記録位置保存手段に保存された各種記録位置を参照することにより、記録手段において、まず繰り返し先頭タイミングC1の記録位置から記録終了タイミングC3の記録位置までに存在するストリームを再生し、続いて記録開始タイミングC2の記録位置から繰り返し先頭タイミングC1の記録位置までに存在するストリームを再生する再生制御手段とを備えている。
【0030】
上記のように、第6の発明によれば、デジタル放送が互いに同一番組を連続的に繰り返して放送するn個(nは、2以上の自然数)のチャンネルを含んでおり、しかもこれらn個のチャンネルにおける放送開始時間が互いに一定時間ずつずれている場合において、繰り返し放送される番組の記録開始が指示されたとき、番組の次の先頭が出現するのを待たずに記録開始が指示された時点から記録を始めて番組長の1/n時間分だけ記録を行うようにしているので、記録開始時の待ち時間を0にでき、さらに記録時間長も大幅に短縮化できる。また、再生時には、記録時とは順番を入れ替えて再生を行うようにしているので、番組の先頭から本来放送される順番に従って再生を行うことができる。さらに、符号化の1単位で付与された番号を用いて記録開始/終了を制御するようにしているので、再生時の記録終了タイミングC3から記録開始タイミングC2へのストリームの接続を確実に行なわせることができる。
【0031】
第7の発明は、第6の発明において、
分離手段によって分離された番組関連情報に基づいて、デジタル放送に所定のチャンネルが含まれているか否かを判定する判定手段をさらに備え、
識別子設定手段は、デジタル放送に所定のチャンネルが含まれていると判定したことに応答して、分離手段への識別子設定動作を行うことを特徴とする。
【0032】
上記のように、第7の発明によれば、デジタル放送のトランスポートストリーム中に、同一番組を繰り返し放送するチャンネルが含まれている否かを判断し、そのようなチャンネルが含まれている場合にのみ、所定の記録処理に移行するようにしているので、その他の異なるチャンネルに対して不都合な記録処理が行われることを防止できる。
【0039】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る記録再生装置の構成を示すブロック図である。図1において、本実施形態の記録再生装置は、チューナ1と、分離部2と、デコーダ3と、CRT4と、制御部5と、PTS検出部6と、記録/再生制御部7と、ハードディスク8と、バス9とを備えている。分離部2は、分離回路10と、スイッチ11,12,13とを含む。
【0040】
チューナ1は、番組を選局し、1トランスポンダのトランスポートストリームを出力する。なお、記録再生装置としては、外付けされたチューナからトランスポートストリームを入力するようにしても良い。分離部2は、多重されたトランスポートストリームから特定番組のストリームおよび番組関連情報を分離すると共に、ストリームの切り替えを行う。デコーダ3は、分離されたストリームをデコードし映像音声を再生する。CRT4は、デコードされた映像を表示する。制御部5は、CPUを含み、記録再生装置全体を制御する。PTS検出部6は、特定ストリーム中のPTS(Presentation Time Stamp)を抽出する。ここで、PTSとは、再生出力のための時刻管理情報であり、主として相対時間の計測のために用いられる。通常、PTSは、所定枚数の映像を一単位として送る符号化のシーケンス層に付加されている。記録/再生制御部7は、ハードディスク8に対するストリームの記録および再生を制御する。バス9は、制御部5と各ブロックとの間を接続し、制御信号等を伝送する。分離回路10は、ストリーム中から特定番組のストリームおよび関連情報を分離する。スイッチ11,12,13は、ストリームを切り替える。
【0041】
同時に放送される情報としては、番組を構成する映像音声符号化情報、映像音声ストリームを抽出するための情報、映像音声をデコードするための基準クロックであるPCR、番組表を作成するための情報、番組の詳細内容情報などがある。
【0042】
図2は、あるチャンネルにおける番組の放送態様の一例を示している。図2に示すように、チャンネル300では、タイトル「映画○○○○」の1時間番組が、繰り返し放送されている。
【0043】
以下には、前述した第1の実施形態の記録再生装置が、図2に示すような態様で放送されている番組を記録する場合の動作について説明する。
タイミングT2において、ユーザがチャンネル300の記録を指示すると、制御部5は、分離回路10を経由してすでに取得している番組関連情報から、チャンネル300で現在放送中の番組のタイトルと番組詳細情報とを抽出する。次に、制御部5は、放送時間が1時間であることを判断し、その次の8:00から放送が開始される番組のタイトルと番組詳細情報と放送時間長とを、現在放送中の番組のそれらと比較し、一致するか否かを判断する。この場合、一致することから、制御部5は、現在放送されている番組と8:00から放送される番組とが同一のものであることを判定する。
【0044】
次に、制御部5は、チャンネル300のストリームを分離するための識別子を番組関連情報から抽出し、分離回路10にチャンネル300のストリームを分離するよう指示する。また、制御部5は、スイッチ11を分離回路出力側に切り替え、スイッチ13をON側に切り替える。さらに、制御部5は、PTS検出部6に対し、PTSの検出指示を行う。
【0045】
次に、制御部5は、番組関連情報から、次の番組開始時刻が8:00であること、番組時間長が1時間であることを判定し、1時間をPTS値に換算した値を算出する。なお、PTS値への換算は、PTSの単位クロック周期が決まっているため、容易に行うことができる。次に、制御部5は、番組関連情報を継続的に取得し続け、番組関連情報に含まれる時刻情報(現在時刻)が8:00になったか否かを監視する。
【0046】
PTS検出部6は、入力される映像のトランスポートパケットを解き、映像ストリームのヘッダに含まれるPTSを抽出し、制御部5に通知する。制御部5は、抽出されたPTS値を記録開始時刻T2として、さらにT2に番組時間長である1時間のPTS値を加算したPTS値をT3として算出し、時刻T2からのストリームを記録するよう記録/再生制御部7に指示する。応じて、記録/再生制御部7は、チャンネル300のストリームのハードディスク8への記録を開始するとともに、ハードディスク8上の記録開始位置を時刻T2における記録位置として一時記憶する。
【0047】
現在時刻が8:00になると、番組関連情報に含まれる時刻情報を監視している制御部5は、8:00になったことを検出し、その直後にPTS検出部6で検出されたPTS値をT1として記録/再生制御部7に通知する。記録/再生制御部7は、タイミングT1でのハードディスク8へのストリーム記録位置を、時刻T1の記録位置として一時記憶する。
【0048】
制御部5は、すでに算出している時刻T3の値とPTS検出部6からのPTS値とが同一または最も近くなったことを検出すると、記録/再生制御部7に通知し、ハードディスク8へのストリームの記録を停止させる。応じて、記録/再生制御部7は、時刻T3のタイミングでハードディスク8への記録を停止するとともに、時刻T3におけるハードディスク上の記録位置を判定し、すでに一時記憶している時刻T1における記録位置および時刻T2における記録位置と共に、ハードディスク8のディレクトリ領域に記録する。
【0049】
次に、上述したような態様で記録されたチャンネル300の放送番組を、第1の実施形態の記録再生装置が再生する場合の動作について説明する。
ユーザが再生指示を行うと、制御部5は、記録/再生制御部7に再生を指示し、スイッチ11を記録/再生制御部7側に切り替え、スイッチ12をONにする。制御部5から再生指示を受けた記録/再生制御部7は、ハードディスク8に記録されたストリームの再生制御を開始する。まず、記録/再生制御部7は、ハードディスク8のディレクトリ領域に記録されている記録位置情報を読み出し、記録されたストリームの再生順序を決定する。この決定に基づき、記録/再生制御部7は、最初に、時刻T1の記録位置を先頭として記録されているストリームをハードディスク8から順次読み出す。そして、記録/再生制御部7は、ハードディスク8の読み出し位置を監視し、時刻T3の記録位置に達したら、続けて時刻T2の記録位置からの読み出しを行う。最後に、記録/再生制御部7は、時刻T1の記録位置に達したとき読み出しを停止する。読み出されたストリームは、デコーダ3でデコードされ、番組先頭からCRT4に表示される。
【0050】
なお、上記第1の実施形態では、記録/再生制御のためにPTS検出部6で検出したPTS値を時刻情報として用いるようにしたが、分離回路10にPCR(Program Clock Reference)を持つトランスポートパケットを抽出させ、検出したPCR値を時刻情報として用いるようにしても、上記と同様に、番組途中から記録し番組先頭から再生させることができる。また、番組関連情報中に含まれる時刻情報を抽出し、時刻情報として用いるようにしても同様に、番組途中から記録し番組先頭から再生させることができる。
【0051】
また、上記第1の実施形態では、送信されるストリーム順とは異なった順序で再生するため、再生されたストリームのPRCおよびPTS値が時刻T3から時刻T2に移行するとき連続な値とならないが、再生時に時刻T1時のPCR、PTS値を基準として、時刻T2以降のPCR値、PTS値を番組時間長の値分オフセットを持たせることにより容易に連続した値とすることができる。
【0052】
(第2の実施形態)
図3は、本発明の第2の実施形態に係る記録再生装置の構成を示すブロック図である。図3において、本実施形態の記録再生装置は、チューナ21と、分離部22と、デコーダ23と、CRT24と、制御部25と、PTS検出部26と、記録/再生制御部27と、ハードディスク28と、バス29とを備えている。分離部22は、分離回路30と、スイッチ31,32,33とを含む。
【0053】
チューナ21は、番組を選局し、1トランスポンダのトランスポートストリームを出力する。なお、記録再生装置としては、外付けされたチューナからトランスポートストリームを入力するようにしても良い。分離部22は、多重されたトランスポートストリームから特定番組のストリームおよび番組関連情報を分離すると共に、ストリームの切り替えを行う。デコーダ23は、分離されたストリームをデコードし映像音声を再生する。CRT24は、デコードされた映像を表示する。制御部25は、CPUを含み、記録再生装置全体を制御する。PTS検出部26は、特定ストリーム中のPTSを抽出する。記録/再生制御部27は、ハードディスク28に対するストリームの記録および再生を制御する。バス29は、制御部25と各ブロックとの間を接続し、制御信号等を伝送する。分離回路30は、ストリーム中から特定番組のストリームおよび関連情報を分離する。スイッチ31,32,33は、ストリームを切り替える。
【0054】
同時に放送される情報としては、番組を構成する映像音声符号化情報、映像音声ストリームを抽出するための情報、映像音声をデコードするための基準クロックであるPCR、番組表を作成するための情報、番組の詳細内容情報などがある。
【0055】
図4は、複数のチャンネルで同一番組を放送している場合の放送態様の一例を示している。図4に示すように、チャンネル300、400、500では、タイトル「映画○○○○」の1時間番組が、繰り返し放送されている。ただし、各チャンネル間で番組の放送開始時間はずれているものとする。
【0056】
以下には、前述した第2の実施形態の記録再生装置が、図4に示すような態様で放送されている番組を記録する場合の動作について説明する。
タイミングT2において、ユーザがチャンネル300の記録を指示すると、制御部25は、分離回路30経由ですでに取得している番組関連情報から、チャンネル300で現在放送中の番組のタイトルと番組詳細情報とを抽出する。次に、制御部25は、放送時間が1時間であることを判断し、その次の9:00から放送が開始される番組のタイトルと番組詳細情報と放送時間長とを、現在放送中の番組のそれらと比較し、一致するか否かを判断する。この場合、一致することから、制御部25は、現在放送されている番組と9:00から放送される番組とが同一のものであることを判定する。
【0057】
さらに、制御部25は、チャンネル300で現在放送されている番組のタイトルと番組詳細情報と番組長と、チャンネル400で現在放送されている番組および9:20から放送される番組のタイトルと番組詳細情報と番組長とを比較し、さらにチャンネル500で現在放送されている番組および9:40から放送される番組のタイトルと番組詳細情報と番組長とを比較し、一致するか否かを判断する。この場合、3チャンネルとも全て一致していることから、制御部25は、チャンネル300、400、500が同一の番組を繰り返し放送しており、チャンネル間の時間ずれは20分の等間隔であること、記録指示された以降に最も早く番組先頭が出現するチャンネルはチャンネル300であることを判断する。
【0058】
次に、制御部25は、チャンネル300、400、500のストリームを分離するための識別子を番組関連情報から抽出し、分離回路30にチャンネル300、400、500のストリームを分離するよう指示する。また、制御部25は、スイッチ31をチューナ出力側に、スイッチ33をON側に切り替える。さらに、制御部25は、PTS検出部26に対し、番組先頭が最も早く出現するチャンネル300の識別子を通知し、PTSの検出指示を行う。
【0059】
次に、制御部25は、番組関連情報から、チャンネル300における次の番組開始時刻が9:00であること、番組時間長が1時間であることを判定し、1時間をチャンネル数3で割った20分をPTS値に換算した値を算出する。なお、PTS値への換算は、PTSの単位クロック周期が決まっているため、容易に行うことができる。次に、制御部25は、番組関連情報を継続的に取得し続け、番組関連情報に含まれる時刻情報が9:00になったか否かを監視する。
【0060】
PTS検出部26は、入力される映像のトランスポートパケットを解き、映像ストリームのヘッダに含まれるPTSを抽出し、制御部25に通知する。制御部25は、抽出されたPTS値を記録開始時刻T2として、さらにT2に番組時間長である1時間をチャンネル数(この場合は、3)で割った値のPTS値を加算した値をT3として算出し、時刻T2からのストリームを記録するよう記録/再生制御部27に指示する。応じて、記録/再生制御部27は、分離回路30で分離されたチャンネル300、400、500のストリームをハードディスク28に記録することを開始するとともに、ハードディスク28上の記録開始位置を時刻T2における記録位置として一時記憶する。
【0061】
時刻が9:00になると、番組関連情報に含まれる時刻を監視している制御部25は、9:00になったことを検出し、その直後にPTS検出部26で検出されたPTS値をT1として記録/再生制御部27に通知する。記録/再生制御部27は、タイミングT1でのハードディスク28へのストリーム記録位置を、時刻T1の記録位置として一時記憶する。
【0062】
制御部5は、すでに算出している時刻T3の値とPTS検出部26からのPTS値とが同一または最も近くなったことを検出すると、記録/再生制御部27に通知し、ハードディスク28へのストリームの記録を停止させる。さらに、制御部25は、番組関連情報から、記録時間中に番組先頭が出現するチャンネル300の番組先頭出現時刻以前でかつチャンネル300の番組先頭に近い時刻に番組先頭が発生しているチャンネルがチャンネル500であり、その次に近いのがチャンネル400であることを判定し、各チャンネルの識別子をチャンネル300、500、400の順に配列させ、最後に記録中に番組先頭が発生するチャンネル300の識別子を配置した再生情報を作成し、記録/再生制御部27に通知する。記録/再生制御部27は、時刻T3のタイミングでハードディスク28への記録を停止するとともに、時刻T3におけるハードディスク28上の記録位置を判定し、すでに一時記憶している時刻T1における記録位置と時刻T2における記録位置と、さらに通知された再生情報とをハードディスク28のディレクトリ領域に記録する。
【0063】
次に、上述したような態様で記録された放送番組を、第2の実施形態の記録再生装置が再生する場合の動作について説明する。
ユーザが再生指示を行うと、制御部25は、記録/再生制御部27に再生を指示し、スイッチ31を記録/再生制御部27側に切り替え、スイッチ32をONにする。制御部25から再生指示を受けた記録/再生制御部27は、ハードディスク28に記録されたストリームの再生制御を開始する。まず、記録/再生制御部27は、ハードディスク28のディレクトリ領域に記録されている記録位置情報および再生情報を読み出し、再生情報を制御部25に通知し、ハードディスク28の時刻T1の記録位置からのストリームを順次読み出す。
【0064】
制御部25は、記録/再生制御部27から再生情報を受け取ると、最初に配列されているチャンネル300の識別子を分離回路30に設定する。これにより、ハードディスク28から読み出されたストリームは、分離回路30においてチャンネル300のストリームのみが抽出され、デコーダ23でデコードされた後、CRT24に表示される。また、記録/再生制御部27は、ハードディスク28の読み出し位置を常時監視しており、時刻T3の記録位置に達したら、時刻T3までのストリーム読み出しが終了したことを制御部25に通知する。
【0065】
記録/再生制御部27は、続けて時刻T2の記録位置からの読み出しを開始する。このとき、制御部25は、再生情報の次に配置されているチャンネル500の識別子を分離回路30に設定する。これによって、ハードディスク28から読み出されたストリームは、分離回路30においてチャンネル500のストリームのみが抽出され、デコーダ23でデコードされた後、CRT24に表示される。また、記録/再生制御部27は、上記と同様にハードディスク28の読み出し位置を監視し、時刻T3の記録位置に達したら、時刻T3までのストリーム読み出しが終了したことを制御部25に通知する。
【0066】
記録/再生制御部27は、続けて時刻T2の記録位置からの読み出しを開始する。このとき、制御部25は、再生情報の次に配置されているチャンネル400の識別子を分離回路30に設定する。これによって、ハードディスク28から読み出されたストリームは、分離回路30によってチャンネル400のストリームのみが抽出され、デコーダ23でデコードされた後、CRT24に表示される。また、記録/再生制御部27は、上記と同様にハードディスク28の読み出し位置を監視し、時刻T3の記録位置に達したら、時刻T3までのストリーム読み出しが終了したことを制御部25に通知する。
【0067】
記録/再生制御部27は、続けて時刻T2の記録位置からの読み出しを開始する。このとき、制御部25は、再生情報の次に配置されているチャンネル300の識別子を分離回路30に設定する。これによって、ハードディスク28から読み出されたストリームは、分離回路30によってチャンネル300のストリームのみが抽出され、デコーダ23でデコードされた後、CRT24に表示される。また、制御部25は、再生情報が最後のチャンネルの識別子になったことを記録/再生制御部27に通知する。応じて、記録/再生制御部27は、時刻T1の記録位置に達したときハードディスク28からの読み出しを停止する。
【0068】
上記の説明から明らかなように、ハードディスク28から読み出され、分離回路30で分離されたストリームは、番組先頭から1時間の継続したストリームとなってデコーダ23でデコードされ、番組先頭からCRT24に表示される。
【0069】
なお、上記第2の実施形態では、記録/再生制御のためにPTS検出部26で検出したPTS値を時刻情報として用いるようにしたが、PTS検出部26に代えてPCRを検出するクロック抽出部を設け、このクロック抽出部によってPCRを持つトランスポートパケットを抽出させ、検出したPCR値を時刻情報として用いるようにしても、番組途中から20分間記録し番組先頭から元の1時間番組に再構成して再生させることができる。また、番組関連情報中に含まれる時刻情報を抽出し、時刻情報として用いるようにしても同様に、番組途中から20分間記録し番組先頭から元の1時間番組に再構成して再生させることができる。
【0070】
また、上記第1の実施形態では、送信されるストリーム順とは異なった順序で再生するため、再生されたストリームのPCRおよびPTS値が時刻T3から時刻T2に移行するとき連続な値とならないが、再生時に時刻T1のPCR、PTS値を基準として、時刻T2以降のPCR値、PTS値を番組時間長をチャンネル数で割った値分オフセットを持たせることにより容易に連続した値とすることができる。
【0071】
(第3の実施形態)
図5は、本発明の第3の実施形態に係る送信装置および記録再生装置の構成を示すブロック図である。図5において、送信装置40は、伝送路49を介して番組情報を記録再生装置50に送信する。なお、伝送路49としては、衛星放送を用いた空間伝送路が一般的である。
【0072】
送信装置40は、番組管理部41と、番組蓄積部42と、エンコーダ431〜43nと、カウンタ451〜45nと、多重部47と、送信部48とを備えている。番組管理部41は、送信装置40が送出する番組を管理する。番組蓄積部42は、送信すべき番組情報を蓄積している。エンコーダ431〜43nは、番組管理部41からの指示を受け、番組蓄積部42からの番組情報を符号化する。カウンタ451〜45nは、それぞれ、番組管理部41からの番組先頭情報に応答してカウント値を0とし、エンコーダ431〜43nがシーケンスヘッダを作成する毎にカウント値をインクリメントする。多重部47は、複数のエンコーダ431〜43nからの符号化情報をトランスポートパケットに分割して多重する。送信部48は、多重部47の出力を送信するための変調、アップコンバートを行う。
【0073】
カウンタ451〜45nは、それぞれ、対応するエンコーダ431〜43nに与えられる番組情報が番組の先頭に対応する部分であるとき、番組管理部41からの信号に応答してカウント値を0にクリアした値を出力する。エンコーダ431〜43nは、それぞれ、シーケンスヘッダを作成するときにカウンタ451〜45nからのカウント値をシーケンスヘッダの拡張されたユーザ領域に設定した後、ヘッダ情報の符号化を行ない、符号化情報を多重部47に出力する。なお、エンコーダ431〜43nは、MPEG2の規格に準拠して、フレーム毎にフレームヘッダを、GOP毎にGOPヘッダを、所定数のGOP毎にシーケンスヘッダを作成する。そして、シーケンスヘッダは、所定枚数の映像を一単位として送る符号化のシーケンス層に付加されている。さらに、エンコーダ431〜43nは、それぞれ、シーケンスヘッダを作成した後、カウンタ451〜45nのカウント値をインクリメントするための信号を出力し、カウンタ451〜45nのカウント値をインクリメントさせる。これにより、番組先頭で0となり、シーケンスヘッダ毎にインクリメントされた番組内での通し番号を、シーケンスヘッダの拡張されたユーザ領域で送ることができる。
【0074】
記録再生装置50は、チューナ51と、分離部52と、デコーダ53と、CRT54と、制御部55と、ヘッダ検出部56と、記録/再生制御部57と、ハードディスク58と、バス59とを備えている。分離部52は、分離回路60と、スイッチ61,62,63とを含む。
【0075】
チューナ51は、番組を選局し、1トランスポンダのトランスポートストリームを出力する。なお、記録再生装置としては、外付けされたチューナからトランスポートストリームを入力するようにしても良い。分離部52は、多重されたトランスポートストリームから特定番組のストリームおよび番組関連情報を分離すると共に、ストリームの切り替えを行う。デコーダ53は、分離されたストリームをデコードし映像音声を再生する。CRT54は、デコードされた映像を表示する。制御部55は、CPUを含み、記録再生装置全体を制御する。ヘッダ検出部56は、特定ストリーム中のシーケンスヘッダの拡張されたユーザ領域から番組内でのシーケンス単位の通し番号であるカウント値を抽出する。記録/再生制御部57は、ハードディスク58に対するストリームの記録および再生を制御する。バス59は、制御部55と各ブロックをとの間を接続し、制御信号等を伝送する。分離回路60は、ストリーム中から特定番組のストリームおよび関連情報を分離する。スイッチ61,62,63は、ストリームを切り替える。
【0076】
送信装置40から記録再生装置50には、番組を構成する映像音声符号化情報、映像音声ストリームを抽出するための情報、映像音声をデコードするための基準クロックであるPCR、番組表を作成するための情報、番組の詳細内容情報などが同時に送られる。
【0077】
図6は、あるチャンネルにおける番組の放送態様の一例を示している。図6に示すように、チャンネル300では、タイトル「映画○○○○」の1時間番組が、繰り返し放送されている。
【0078】
以下には、図5に示す記録再生装置50が、図6に示すような態様で放送されている番組を記録する場合の動作について説明する。
タイミングC2において、ユーザがチャンネル300の記録を指示すると、制御部55は、分離回路60経由ですでに取得している番組関連情報から、チャンネル300の現在放送中の番組タイトルと番組詳細情報とを抽出する。次に、制御部55は、放送時間が1時間であることを判断し、その次の8:00から放送が開始される番組のタイトルと番組詳細情報と放送時間長とを、現在放送中の番組のそれらと比較し、一致するか否かを判断する。この場合、一致することから、制御部55は、現在放送されている番組と8:00から放送される番組とが同一のものであることを判定する。
【0079】
次に、制御部55は、チャンネル300のストリームを分離するための識別子を番組関連情報から抽出し、分離回路60にチャンネル300のストリームを分離するよう指示する。また、制御部55は、スイッチ61を分離回路出力側に、スイッチ63をON側に切り替える。さらに、制御部55は、ヘッダ検出部56に対し、シーケンスヘッダの拡張されたユーザ領域に設定されたカウント値の検出指示を行う。応じて、ヘッダ検出部66は、入力される映像のトランスポートパケットを解き、映像ストリームのシーケンスヘッダの拡張されたユーザ領域に含まれるカウント値を抽出し、制御部55に通知する。
【0080】
制御部55は、抽出されたカウント値を記録開始タイミングC2として一時記憶するとともに、タイミングC2からのストリームを記録するよう記録/再生制御部57に指示する。これに応答して、記録/再生制御部57は、チャンネル300のストリームのハードディスク58への記録を開始するとともに、ハードディスク上の記録開始位置をタイミングC2における記録位置として一時記憶する。
【0081】
その後、ヘッダ検出部56からカウント値0が通知されると、制御部55は、そのカウント値をタイミングC1として記録/再生制御部57に通知する。記録/再生制御部57は、タイミングC1でのハードディスク58へのストリーム記録位置を一時記憶する。次に、制御部55は、ヘッダ検出部56から通知されるカウント値が一時記憶しているタイミングC2のカウント値と一致しているか否かを監視し、一致したことを検出すると、それをタイミングC3として記録/再生制御部57に通知し、記録を停止させる。応じて、記録/再生制御部57は、タイミングC3の直前でハードディスク58への記録を停止するとともに、タイミングC3におけるハードディスク58上の記録位置を判定し、すでに一時記憶しているタイミングC1における記録位置およびタイミングC2における記録位置と共に、ハードディスク58のディレクトリ領域に記録する。
【0082】
次に、上述したような態様で記録されたチャンネル300の放送番組を、図5の記録再生装置50が再生する場合の動作について説明する。
ユーザが再生指示を行うと、制御部55は、記録/再生制御部57に再生を指示し、スイッチ61を記録/再生制御部57側に切り替え、スイッチ62をONにする。制御部55から再生指示を受けた記録/再生制御部57は、ハードディスク58のディレクトリ領域に記録されている記録位置情報を読み出し、記録されたストリームの再生順序を決定する。この決定に基づき、記録/再生制御部57は、最初に、ハードディスク58のタイミングC1の記録位置からのストリームを順次読み出し、ハードディスク58の読み出し位置を監視し、タイミングC3の記録位置に達したら、続けてタイミングC2の記録位置からの読み出しを行い、タイミングC1の記録位置に達したときに読み出しを停止する。読み出されたストリームは、デコーダ53でデコードされ、番組先頭から順番にCRT54に表示される。
【0083】
なお、上記第3の実施形態では、送信されるストリーム順とは異なった順序で再生するため、再生したストリームのPRCおよびPTS値がタイミングC3からタイミングC2に移行するとき連続な値とならないが、再生時にタイミングC1時のPCR、PTS値を基準として、タイミングC2以降のPCR値、PTS値を番組時間長である1時間分のオフセットを持たせることにより容易に連続した値とすることができる。
【0084】
(第4の実施形態)
図7は、本発明の第4の実施形態に係る送信装置および記録再生装置の構成を示すブロック図である。図7において、送信装置70は、伝送路79を介して番組情報を記録再生装置80に送信する。なお、伝送路79としては、衛星放送を用いた空間伝送路が一般的である。
【0085】
送信装置70は、番組管理部71と、番組蓄積部72と、エンコーダ731〜73nと、カウンタ751〜75nと、多重部77と、送信部78とを備えている。番組管理部71は、送信装置70が送出する番組を管理する。番組蓄積部72は、送信すべき番組情報を蓄積している。エンコーダ731〜73nは、送信管理部71からの指示を受け、番組蓄積部72からの番組情報を符号化する。カウンタ751〜75nは、それぞれ、番組管理部71からの番組先頭情報でカウント値を0とし、エンコーダ731〜73nがシーケンスヘッダを作成する毎にカウント値をインクリメントする。多重部77は、複数のエンコーダ731〜73nからの符号化情報をトランスポートパケットに分割し多重する。送信部78は、多重部77の出力を送信するための変調、アップコンバートを行う。
【0086】
カウンタ751〜75nは、それぞれ、対応するエンコーダ731〜73nに与えられる番組情報が番組の先頭に対応する部分であるとき、番組管理部71からの信号に応答してカウント値を0にクリアした値を出力する。エンコーダ731〜73nは、それぞれ、シーケンスヘッダを作成するときにカウンタ751〜75nからのカウント値をシーケンスヘッダの拡張されたユーザ領域に設定した後、ヘッダ情報の符号化を行ない、符号化情報を多重部77に出力する。なお、エンコーダ731〜73nは、MPEG2の規格に準拠して、フレーム毎にフレームヘッダを、GOP毎にGOPヘッダを、所定数のGOP毎にシーケンスヘッダを作成する。さらに、エンコーダ731〜73nは、それぞれ、シーケンスヘッダを作成した後、カウンタ751〜75nのカウント値をインクリメントするための信号を出力し、カウンタ751〜75nのカウント値をインクリメントさせる。これにより、番組先頭で0となり、シーケンスヘッダ毎にインクリメントされた番組内での通し番号を、シーケンスヘッダの拡張されたユーザ領域で送ることができる。
【0087】
記録再生装置80は、チューナ81と、分離部82と、デコーダ83と、CRT84と、制御部85と、PTS検出部86と、記録/再生制御部87と、ハードディスク88と、バス89とを備えている。分離部82は、分離回路90と、スイッチ69,92,93とを含む。
【0088】
チューナ81は、番組を選局し、1トランスポンダのトランスポートストリームを出力する。なお、記録再生装置としては、外付けされたチューナからトランスポートストリームを入力するようにしても良い。分離部82は、特定番組のストリームおよび番組関連情報を分離すると共に、ストリームの切り替えを行う。デコーダ83は、分離されたストリームをデコードし映像音声を再生する。CRT84は、デコードされた映像を表示する。制御部85は、CPUを含み、記録再生装置全体を制御する。ヘッダ検出部86は、特定ストリーム中のシーケンスヘッダの拡張されたユーザ領域から番組内でのシーケンス単位の通し番号であるカウント値を抽出する。記録/再生制御部87は、ハードディスク88に対するストリームの記録および再生を制御する。バス89は、制御部85と各ブロックとの間を接続し、制御信号等を伝送する。分離回路90は、ストリーム中から特定番組のストリームおよび関連情報を分離する。スイッチ91,92,93は、ストリームを切り替える。
【0089】
送信装置70から記録再生装置80には、番組を構成する映像音声符号化情報、映像音声ストリームを抽出するための情報、映像音声をデコードするための基準クロックであるPCR、番組表を作成するための情報、番組の詳細内容情報などが同時に送られる。
【0090】
図8は、複数のチャンネルで同一番組を放送している場合の放送態様の一例を示している。図8に示すように、チャンネル300、400、500では、タイトル「映画○○○○」の1時間番組が、繰り返し放送されている。ただし、各チャンネル間で番組の放送開始時間はずれているものとする。
【0091】
以下には、図7の記録再生装置80が、図8に示すような態様で放送されている番組を記録する場合の動作について説明する。
タイミングC2において、ユーザがチャンネル300の記録指示をすると、制御部85は、分離回路90経由ですでに取得している番組関連情報から、チャンネル300で現在放送中の番組のタイトルと番組詳細情報とを抽出する。次に、制御部85は、放送時間が1時間であることを判断し、その次の9:00から放送が開始される番組のタイトルと番組詳細情報と放送時間長とを、現在放送中の番組のそれらと比較し、一致するか否かを判断する。この場合、一致することから、制御部85は、現在放送されている番組と9:00から放送される番組とが同一のものであることを判定する。
【0092】
さらに、制御部85は、チャンネル300で現在放送されている番組のタイトルと番組詳細情報と番組長と、チャンネル400で現在放送されている番組および9:20から放送される番組のタイトルと番組詳細情報と番組長とを比較し、さらにチャンネル500の現在放送されている番組および9:40から放送される番組のタイトルと番組詳細情報と番組長とを比較し、一致するか否かを判断する。この場合、3チャンネルとも全て一致していることから、制御部85は、チャンネル300、400、500が同一の番組を繰り返し放送しており、チャンネル間の時間ずれは20分の等間隔であること、記録指示された以降に最も早く番組先頭が出現するチャンネルはチャンネル300であることを判断する。
【0093】
次に、制御部85は、多重されたトランスポートストリームからチャンネル300、400、500のストリームを分離するための識別子を番組関連情報から抽出し、分離回路90にチャンネル300、400、500のストリームを分離するよう指示する。また、制御部85は、スイッチ91をチューナ出力側に、スイッチ93をON側に切り替える。さらに、制御部85は、ヘッダ検出部86に対し、番組先頭が最も早く出現するチャンネル300の識別子を通知し、シーケンスヘッダの拡張されたユーザ領域のカウント値の検出指示を行う。応じて、ヘッダ検出部86は、入力される映像のトランスポートパケットを解き、チャンネル300における映像ストリームのシーケンスヘッダの拡張されたユーザ領域に含まれるカウント値を検出し、制御部85に通知する。
【0094】
制御部85は、ヘッダ検出部86によって最初に検出されたカウント値を記録開始タイミングC2とし、タイミングC2からのストリームを記録するよう記録/再生制御部87に指示する。応じて、記録/再生制御部87は、分離回路90で分離されたチャンネル300、400、500のストリームのハードディスク88への記録を開始するとともに、ハードディスク88上の記録開始位置をタイミングC2における記録位置として一時記憶する。その後、制御部85は、ヘッダ検出部86からカウント値0が通知されると、その直前のカウント値をチャンネル数(この場合は、3)で割った値(除算結果)を求める。なお、割り切れなかった場合は繰り上げとする。さらに、制御部85は、上記直前のカウント値から記録開始タイミングC2で検出されたカウント値を差し引いた差分値を上記除算結果から差し引き、求めた値を記録終了タイミングC3として一時記憶する。さらに、制御部85は、カウント値が0になったことから、これをタイミングC1として記録/再生制御部87に通知する。記録/再生制御部87は、タイミングC1でのハードディスク88へのストリーム記録位置を一時記憶する。
【0095】
次に、制御部85は、すでに算出しているタイミングC3のカウント値と、ヘッダ検出部86からの値とが同一になったか否かを監視し、同一になったことを検出すると、記録/再生制御部87にタイミングC3として通知し、ハードディスク88への記録を停止させる。さらに、制御部85は、番組関連情報から、記録時間中に番組先頭が出現するチャンネル300の番組先頭出現以前でかつチャンネル300の番組先頭に近い時刻に番組先頭が発生しているチャンネルがチャンネル500であり、その次に近いのがチャンネル400であることを判定し、各チャンネルの識別子をチャンネル300、500、400の順に配列させ、最後に記録中に番組先頭が発生するチャンネル300の識別子を配置した再生情報を作成し、記録/再生制御部87に通知する。記録/再生制御部87は、タイミングC3の直前でハードディスク88への記録を停止するとともに、タイミングC3におけるハードディスク88上の記録位置を判定し、すでに一時記憶しているタイミングC1における記録位置と、タイミングC2における記録位置と、さらに通知された再生情報とを、ハードディスク88のディレクトリ領域に記録する。
【0096】
次に、上述したような態様で記録された放送番組を、図7の記録再生装置が再生する場合の動作について説明する。
ユーザが再生指示を行うと、制御部85は、記録/再生制御部87に再生を指示し、スイッチ91を記録/再生制御部87側に切り替え、スイッチ92をONにする。制御部25から再生指示を受けた記録/再生制御部87は、ハードディスク88のディレクトリ領域に記録されている記録位置情報および再生情報を読み出し、再生情報を制御部85に通知し、ハードディスク88のタイミングC1の記録位置からのストリームを順次読み出す。
【0097】
制御部85は、記録/再生制御部87から再生情報を受け取ると、最初に配列されているチャンネル300の識別子を分離回路90に設定する。これにより、ハードディスク88から読み出されたストリームは、分離回路90においてチャンネル300のストリームのみが抽出され、デコーダ83でデコードされた後、CRT84に表示される。また、記録/再生制御部87は、ハードディスク88の読み出し位置を常時監視しており、時刻C3の記録位置に達したら、時刻C3までのストリーム読み出しが終了したことを制御部85に通知する。
【0098】
記録/再生制御部87は、続けてタイミングC2の記録位置からの読み出しを行う。このとき、制御部85は、再生情報の次に配置されているチャンネル500の識別子を分離回路90に設定する。これによって、ハードディスク88から読み出されたストリームは、分離回路90においてチャンネル500のストリームのみが抽出され、デコーダ83でデコードされた後、CRT84に表示される。また、記録/再生制御部87は、上記と同様にハードディスク88の読み出し位置を監視し、時タイミングC3の記録位置に達したら、タイミングC3までのストリーム読み出しが終了したことを制御部85に通知する。
【0099】
記録/再生制御部87は、続けてタイミングC2の記録位置からの読み出しを開始する。このとき、制御部85は、再生情報の次に配置されているチャンネル400の識別子を分離回路30に設定する。これによって、ハードディスク88から読み出されたストリームは、分離回路30においてチャンネル400のストリームのみが抽出され、デコーダ83でデコードされた後、CRT84に表示される。また、記録/再生制御部87は、上記と同様にハードディスク88の読み出し位置を監視し、タイミングC3の記録位置に達したら、タイミングC3までのストリーム読み出しが終了したことを制御部85に通知する。
【0100】
記録/再生制御部87は、続けてタイミングC2の記録位置からの読み出しを開始する。このとき、制御部85は、再生情報の次に配置されているチャンネル300の識別子を分離回路90に設定する。これによって、ハードディスク88から読み出されたストリームは、分離回路90によってチャンネル300のストリームのみが抽出され、デコーダ83でデコードされた後、CRT84に表示される。また、制御部85は、再生情報が最後のチャンネルの識別子分離になったことを記録/再生制御部87に通知する。応じて、記録/再生制御部87は、タイミングC1の記録位置に達したときハードディスク88からの読み出しを停止する。
【0101】
上記の説明から明らかなように、ハードディスク88から読み出され、分離回路90で分離されたストリームは、番組先頭から1時間の継続したストリームとなってデコーダ83でデコードされ、番組先頭からCRT84に表示される。
【0102】
なお、上記第4の実施形態では、送信されるストリーム順とは異なった順序で再生を行うため、再生されたストリームのPCRおよびPTS値がタイミングC33からタイミングC2に移行するとき連続な値とならないが、再生時にタイミングC1のPCR、PTS値を基準として、タイミングC2以降のPCR値、PTS値を番組時間長をチャンネル数で割った値分オフセットを持たせることにより容易に連続した値とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【図2】あるチャンネルにおける番組の放送態様の一例を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【図4】複数のチャンネルで同一番組を放送している場合の放送態様の一例を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に係る送信装置および記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【図6】あるチャンネルにおける番組の放送態様の一例を示す図である。
【図7】本発明の第4の実施形態に係る送信装置および記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【図8】複数のチャンネルで同一番組を放送している場合の放送態様の一例を示す図である。
【符号の説明】
1,21,51,81…チューナ
2,22,52,82…分離部
3,23,53,83…デコーダ
4,24,54,84…CRT
5,25,55,85…制御部
6,26,56,86…PTS検出部
7,27,57,87…記録/再生制御部
8,28,58,88…ハードディスク
9,29,59,89…制御バス
10,30,60,90…分離回路
11〜13,31〜33,61〜63,91〜93…スイッチ
41,71…番組管理部
42,72…番組蓄積部
431〜43n,731〜73n…エンコーダ
451〜45n,751〜75n…カウンタ
47,77…多重部
48,78…送信部
49,79…伝送路
Claims (7)
- デジタル放送によって送られてくる各種番組の情報を記録して再生する記録再生装置であって、
所定の記録媒体を含む記録手段と、
前記デジタル放送が同一番組を連続的に繰り返して放送する所定のチャンネルを含んでいる場合において、当該繰り返し放送される番組の記録開始が指示されたとき、現在時刻T2と、当該繰り返し放送される番組の次の繰り返し先頭時刻T1および番組時間長と、現在時刻T2に番組時間長を加算して求められる記録終了時刻T3とを検出する時刻検出手段と、
前記時刻検出手段によって各種時刻が検出されたとき、前記現在時刻T2から前記記録終了時刻T3までの時間期間中、少なくとも前記所定のチャンネルのストリームを含む前記デジタル放送のトランスポートストリームを前記記録手段に記録する記録制御手段と、
前記現在時刻T2,前記繰り返し先頭時刻T1および前記記録終了時刻T3における、前記記録手段上でのそれぞれの記録位置を保存する記録位置保存手段と、
前記繰り返し放送される番組の再生開始が指示されたとき、前記記録位置保存手段に保存された各種記録位置を参照することにより、前記記録手段において、まず前記繰り返し先頭時刻T1の記録位置から前記記録終了時刻T3の記録位置までに存在するトランスポートストリームを再生し、続いて前記現在時刻T2の記録位置から前記繰り返し先頭時刻T1の記録位置までに存在するトランスポートストリームを再生する再生制御手段とを備える、記録再生装置。 - 前記デジタル放送のトランスポートストリームから、少なくとも番組関連情報を分離して抽出する分離手段と、
前記番組関連情報に基づいて、前記デジタル放送が同一番組を連続的に繰り返して放送する所定のチャンネルを含んでいるか否かを判定する判定手段とをさらに備え、
前記時刻検出手段は、前記デジタル放送が前記所定のチャンネルを含んでいると前記判定手段が判定したときに、前記番組関連情報に基づいて、前記繰り返し先頭時刻T1および前記番組時間長を検出することを特徴とする、請求項1に記載の記録再生装置。 - 前記分離手段はさらに、前記デジタル放送のトランスポートストリームから各チャンネルのストリームを分離して抽出し、
前記記録制御手段は、前記番組関連情報から前記所定のチャンネルを識別するための識別子を抽出し、前記分離手段に当該識別子を設定することにより、前記所定のチャンネルのストリームを分離させ、その結果として分離された前記所定のチャンネルのストリームを前記記録手段に記録することを特徴とする、請求項2に記載の記録再生装置。 - 前記分離手段はさらに、前記デジタル放送のトランスポートストリームから、一定時間間隔で送られてくるものであって、番組をデコードするための基準時間となるPCRを分離して抽出し、
前記時刻検出手段は、前記繰り返し先頭時刻T1、前記現在時刻T2および前記記録終了時刻T3を、それぞれ対応するPCR値に換算し、
前記記録制御手段は、前記時刻検出手段によって換算された各種PCR値を前記分離手段によって分離されたリアルタイムのPCRと比較することにより、前記所定のチャンネルのストリームの記録タイミングを制御することを特徴とする、請求項3に記載の記録再生装置。 - 前記分離手段によって分離された特定のチャンネルのストリーム中に含まれており、所定枚数の映像フレーム毎に送られてくるPTS値を検出するPTS検出手段をさらに備え、
前記時刻検出手段は、前記繰り返し先頭時刻T1、前記現在時刻T2および前記記録終了時刻T3を、それぞれ対応するPTS値に換算し、
前記記録制御手段は、前記時刻検出によって換算された各種PTS値を前記PTS検出手段によって検出されたリアルタイムのPTSと比較することにより、前記所定のチャンネルのストリームの記録タイミングを制御することを特徴とする、請求項3に記載の記録再生装置。 - デジタル放送によって送られてくる各種番組の情報を記録して再生する記録再生装置であって、
前記デジタル放送は、同一番組を連続的に繰り返して放送するような所定のチャンネルを含み、当該所定のチャンネルのストリーム中に含まれているシーケンスヘッダの拡張されたユーザ領域には、番組の先頭部分で0となり、以後、シーケンスヘッダが出現する毎にインクリメントされるカウント値が挿入されており、
所定の記録媒体を含む記録手段と、
前記デジタル放送のトランスポートストリームから、少なくとも番組関連情報および各チャンネルのストリームを分離して抽出する分離手段と、
前記繰り返し放送される番組の記録開始が指示されたとき、前記番組関連情報から前記所定のチャンネルのストリームを識別するための識別子を抽出して前記分離手段に設定し、前記所定のチャンネルのストリームを分離抽出させる識別子設定手段と、
前記分離手段によって分離された所定のチャンネルのストリームから、シーケンスヘッダの拡張されたユーザ領域に格納されたカウント値を検出するヘッダ検出手段と、
前記繰り返し放送される番組の記録開始が指示された後に、前記ヘッダ検出手段により最初にカウント値が検出された時点を起点として、その後同じカウント値が再度検出されるまでの間、前記分離手段によって分離された前記所定のチャンネルのストリームを前記記録手段に記録する記録制御手段と、
前記記録制御手段が前記所定のチャンネルのストリームの記録を開始したタイミングを記録開始タイミングC2とし、前記ヘッダ検出手段がカウント値0を検出したタイミングを繰り返し先頭タイミングC1とし、前記記録制御手段が前記所定のチャンネルのストリームの記録を終了したタイミングを記録終了タイミングC3としたとき、これら記録開始タイミングC2,繰り返し先頭タイミングC1および記録終了タイミングC3における、前記記録手段上でのストリームの記録位置を保存する記録位置保存手段と、
前記繰り返し放送される番組の再生開始が指示されたとき、前記記録位置保存手段に保存された各種記録位置を参照することにより、前記記録手段において、まず前記繰り返し先頭タイミングC1の記録位置から前記記録終了タイミングC3の記録位置までに存在するストリームを再生し、続いて前記記録開始タイミングC2の記録位置から前記繰り返し先頭タイミングC1の記録位置までに存在するストリームを再生する再生制御手段とを備える、記録再生装置。 - 前記分離手段によって分離された番組関連情報に基づいて、前記デジタル放送に前記所定のチャンネルが含まれているか否かを判定する判定手段をさらに備え、
前記識別子設定手段は、前記デジタル放送に前記所定のチャンネルが含まれていると判定したことに応答して、前記分離手段への識別子設定動作を行うことを特徴とする、請求項6に記載の記録再生装置。
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