JP4281658B2 - ファイルアクセスサービスシステムとスイッチ装置及びクオータ管理方法並びにプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、クライアントとファイルサーバとの間に論理的に配置されるスイッチ装置に関し、特に、クライアントからみて複数のファイルシステムを仮想化した1つのファイルシステムとしてファイルアクセスサービスを提供するシステムに用いて好適とされるクオータ管理を行う装置とシステム及び方法並びにコンピュータプログラムに関する。
プロトコルとしてNFS(NFS;Network File System)/CIFS(Common Internet File System)を用い、複数のホストからファイルシステムへのアクセスを可能としたネットワークストレージシステムとして、例えばNAS(Network Attached Storage;ネットワークアタチッドストレージ)等が用いられている。NAS等のネットワークストレージシステムでは、リモートクライアントに対して自身で管理するストレージへのデータの格納や読み出しといったファイルアクセスサービスを提供している。
従来のネットワークストレージシステムにおいては、ファイルサーバやNASデバイス等の装置間で連携してあたかも1つの装置であるかのように振舞うための標準の仕組み(機構)は具備されていず、このため、クライアントに提供されるサービスは単独の装置内で閉じている。
ファイルサーバには、一般に、ユーザ、グループ、ディレクトリを管理単位として装置に付随するストレージ資源の使用量(使用量の割り当てを「Quta(クオータ)」という)を制限するクオータシステムが実装されており、管理者により、予め設定されたストレージ使用制限量を超えて、データの書き込みが行えないような制御を行うことが可能とされる。例えば、OS(オペレーティングシステム)において、データブロックを割り当てる割り当てルーチンは、新しいブロックの要求を受けると、クオータチェックルーチンが呼び出され、該要求がクオータチェックルーチンで確認され、クオータチェックルーチンは、そのファイルの持ち主に対応するクオータを調べ、使用量がクオータより下にある場合、その要求は許可され、割当て量が使用量の統計に加えられ、持ち主の使用量が制限に達するか越している場合、その要求は拒否され、割り当てプログラムに対してあたかもファイルシステムが一杯であるかのように、失敗を返し、要求されたブロックの割り当ては行われない。
ユーザ管理型クオータは、ユーザ識別子(UNIX(登録商標)のUID)を元に管理され、クオータは、ユーザが所有するファイルやブロック数に対して設定される。また、グループ管理型クオータは、グループ識別子(UNIX(登録商標)のGID)を元に管理され、クオータは、グループが所有するファイルやブロック数に対して設定される。そして、ディレクトリ管理型クオータは、ディレクトリ下のファイルやブロック数に対して設定される。
また、クオータには、ハードクオータ(ハード制限:クオータを越えて書き込もうとするとエラーとなる)と、ソフトクオータ(ソフト制限:クオータ上限に近づいたらユーザに通知される)がある。
ユーザ管理のクオータ構造体(レコード)は例えばユーザ識別子に対応して設けられ、ブロックのハードとソフト制限、ユーザが現在割り当てられているブロックとファイル数、ソフト制限がハード制限として取り締まられるまでに残っているユーザへの警告の回数等の情報を含む。
クオータ管理機能は、ストレージ使用量を制限する対象と、その制限量の設定機能や、設定した対象でのストレージ使用量(設定した制限量を上限とする使用率)に関する情報を取得する機能等が挙げられる。
クオータの設定管理は、既存のNASやファイルサーバに備えられた管理インタフェースを用いることができる。管理インタフェースにより、システム管理者は、ネットワークを介してリモードログイン、ローカルにログインし、CLI(Command Line Interface)や、GUI(Graphical User Interface)、装置独自に実装されているAPI(Application Program Interface)、業界標準仕様として実装されているAPI等がある。
ところで、ファイルシステムの仮想化技術として、NASやファイルサーバを統合化し仮想的に1つのシステムイメージ(SSI; Single System Image)のファイルサービスを提供する構成が知られている(例えば後記特許文献1、2参照)。特許文献1等に記載されたシステムは、図2に示すように、クライアント1に対して、スイッチ100を介して、複数のファイルシステムを隠蔽し、複数のファイルシステムを1つに仮想化し、さらに、オンラインデータ移動(マイグレーション)と組み合わせることで、ファイルサーバの追加やリプレース時に、サーバ管理者の作業負担を軽減している。クライアントおよびサーバが標準プロトコル(NFS)さえサポートしていれば、それらの既存システムに手を加えることなく、複数のサーバを統合管理してクライアントに、シングルシステムイメージ(例えば1つのNAS)のファイルサービスを提供するものである。あるいは、同様の仮想化技術として、複数のネットワークストレージを仮想的に一元化し、クライアントから一つのネットワークストレージとしてアクセス可能とするシステムとして、例えば特許文献3等の記載も参照される。
特開2003−203029号公報 特開2004−54607号公報 特開2003−345643号公報
しかしながら、上記仮想化ファイルシステムにおいては、複数のファイルサーバのストレージ資源の使用量をクライアントに対して統合的に制限するクオータ制御機能が具備されていず、個々のファイルサーバやNASで使うことのできたクオータ制御機能を有効に利用することができない。
また相互連携機能を持たない複数のファイルサーバやNASを備えたシステムにおいて、ファイルサーバやNASのクオータ制御を連携させ、仮想的に1つのクオータとして資源管理を行う機能の具現化が望ましい。
したがって、本発明の目的は、複数のファイルシステムを備えたネットワークストレージシステムにおいて、複数のファイルシステムのストレージ資源の使用の制限を統合的に行うことを可能とした装置、システム及び方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、端末に対して複数のファイルシステムを仮想化し1つのファイルシステムとしてファイルアクセスを可能としたネットワークストレージシステムにおいて、複数のファイルシステムのストレージ資源の使用の制限を統合的に行うことを可能とした装置、システム及び方法ならびにコンピュータプログラムを提供することにある。
本願で開示される発明は、前記目的を達成するため、概略以下の構成とされる。
本発明の1つのアスペクト(側面)に係るファイルアクセスサービスシステムは、少なくとも1つの端末と、それぞれが各々のストレージ資源の使用量の制限を行う機能を備えた複数のファイルサービス提供装置と、前記端末と、前記複数のファイルサービス提供装置との間に配置された中間装置と、を備え、前記中間装置は、前記中間装置に対して設定されたストレージ資源の使用量の設定値に基づき、前記複数のファイルサービス提供装置に対して、それぞれのストレージ資源の使用量を制限する設定値を設定する手段を備えている。本発明において、前記中間装置は、複数のファイルサービス提供装置に対して定期的にストレージ資源の使用量を調査し、該調査結果に基づき、前記複数のファイルサービス提供装置の少なくとも1つに対して、そのストレージ資源の使用量の設定値を制御する。
本発明において、複数のファイルサービス提供装置のストレージ資源の使用量の設定値を固定とし、全体のストレージ使用量が、前記中間装置に設定された前記設定値を超えた場合、複数のファイルサービス提供装置の少なくとも1つのストレージ資源の使用量の設定値を変更する構成としてもよい。
本発明において、前記複数のファイルサービス提供装置のストレージ資源の使用量の設定値を可変とし、データ使用量に応じて、前記複数のファイルサービス提供装置の少なくとも1つのストレージ資源の使用量の設定値を変更する構成としてもよい。
本発明において、複数のファイルサービス提供装置のストレージ資源の使用量の設定値を固定とし、前記ファイルサービス提供装置でのストレージ資源の使用量にしたがって、前記ファイルサービス提供装置を他のファイルサービス提供装置へデータを移行させる制御を行う手段を備えている構成としてもよい。
本発明の別のアスペクトに係るシステムは、少なくとも1つの端末と、複数のファイルシステムと、前記端末と、前記複数のファイルシステムとの間に論理的に配置され、前記端末からみて、前記複数のファイルシステムを1つのファイルシステム(「仮想ファイルシステム」という)としてアクセス自在とするファイルアクセスサービスを提供する中間装置と、を備え、前記中間装置が、前記仮想ファイルシステムのストレージ資源の使用量を管理する制御手段を備えている。
本発明において、前記制御手段は、前記仮想ファイルシステムを構成する前記複数のファイルシステムのそれぞれのストレージ資源の使用量を制限するための設定値を、前記複数のファイルシステムに対してそれぞれ設定する手段を備えている。
本発明において、前記制御手段が、前記仮想ファイルシステムを構成する前記複数のファイルシステム総体でのストレージ資源の使用量を制限する設定値を管理し、前記仮想ファイルシステムを構成する前記複数のファイルシステムのそれぞれのストレージ資源の使用量の合計値が、前記仮想ファイルシステムのストレージ資源の使用量を制限する設定値を超えた場合、前記制御手段は、前記複数のファイルシステムにそれぞれ設定されているストレージ資源の使用量を制限する設定値の少なくとも1つを変更する構成としてもよい。
本発明において、前記仮想ファイルシステムを構成する複数のファイルシステムのそれぞれのストレージ資源の使用量を制限する設定値は、前記それぞれの設定値を加算した合計が前記仮想ファイルシステムのストレージ資源の使用量を制限する設定値に等しいという条件を満たす値に設定されるか、あるいは、前記条件を満たす値に所定量のあそびが加算された設定値に設定される。
本発明において、前記仮想ファイルシステムを構成する複数のファイルシステムのうちの少なくとも1つのファイルシステムにおいて、ストレージ資源の使用量が前記設定値の所定の割合を超過した場合、前記1つのファイルシステムのデータを他のファイルシステムに移動する制御を行う構成としてもよい。
本発明において、前記制御手段は、前記複数のファイルシステムに対してそれぞれのストレージ資源の使用量を取得すべく定期的な調査を行い、前記調査により取得した前記複数のファイルシステムにおけるストレージ資源の使用量の合計値が、前記仮想ファイルシステムのストレージ資源の使用量に関する設定値を超えた場合、前記複数のファイルシステムの少なくとも1つが、予め定められた長さの猶予期間に移行するように制御する構成としてもよい。
本発明において、前記制御手段は、前記猶予期間の終了後、前記複数のファイルシステムの少なくとも1つのストレージ資源の使用量を制限する設定値を再設定する構成としてもよい。
本発明の他の側面に係る方法は、少なくとも1つの端末と、それぞれが各々のファイルシステムのストレージ資源の使用量の制限を行う機能を備えた複数のファイルサービス提供装置と、前記端末と、前記複数のファイルサービス提供装置との間に論理的に配置された中間装置と、を備えたネットワークファイルシステムのクオータ管理方法であって、前記中間装置は、前記中間装置に対して設定されたストレージ資源の使用量の設定値に基づき、前記複数のファイルサービス提供装置に対して、それぞれのストレージ資源の使用量を制限する設定値を設定する工程を含む。本発明において、前記中間装置は、複数のファイルサービス提供装置に対して定期的にストレージ資源の使用量を調査し、該調査結果に基づき、前記複数のファイルサービス提供装置に対して、それぞれのストレージ資源の使用量の設定値を制御する。
本発明に係る方法において、複数のファイルサービス提供装置のストレージ資源の使用量の設定値を固定とし、全体のストレージ使用量が、前記中間装置に設定された前記設定値を超えた場合、複数のファイルサービス提供装置の少なくとも1つのストレージ資源の使用量の設定値を変更するようにしてもよい。
本発明に係る方法において、前記複数のファイルサービス提供装置のストレージ資源の使用量の設定値を可変とし、データ使用量に応じて、前記複数のファイルサービス提供装置の少なくとも1つのストレージ資源の使用量の設定値を変更するようにしてもよい。
本発明に係る方法において、複数のファイルサービス提供装置のストレージ資源の使用量の設定値を固定とし、前記ファイルサービス提供装置でのストレージ資源の使用量にしたがって、前記ファイルサービス提供装置を他のファイルサービス提供装置へデータを移行させる制御を行うようにしてもよい。
本発明の他のアスペクトに係るスイッチ装置は、少なくとも1つのクライアントと、それぞれのファイルシステムのストレージ資源の使用量の制限を行う手段を具備してなる複数のサーバとに通信接続され、前記クライアントからのファイルアクセス要求を受信し、所定のレイヤ情報を利用して、前記ファイルアクセス要求を適切なサーバに振り分けて転送し、前記サーバから送信された前記ファイルアクセス要求に対する応答を受信し、前記応答を、前記ファイルアクセス要求送信元のクライアントへ転送し、前記複数のファイルシステムのディレクトリツリーを組み合わせた1つの統合ディレクトリツリーとして管理する擬似ファイルシステムを備え、前記クライアントからみて、仮想的に前記複数のサーバのファイルシステムを1つのファイルシステム(「仮想ファイルシステム」という)としてアクセス自在とするファイルアクセスサービスを提供し、前記仮想ファイルシステムのストレージ資源の使用量を管理する手段を備えている。
本発明の他のアスペクトに係るコンピュータ・プログラムは、少なくとも1つのクライアントと、それぞれのファイルシステムのストレージ資源の使用量の制限を行う手段を具備してなる複数のサーバとに通信接続され、前記クライアントからのファイルアクセス要求を受信し、所定のレイヤ情報を利用して、前記ファイルアクセス要求を適切なサーバに振り分けて転送し、前記サーバから送信された前記ファイルアクセス要求に対する応答を受信し、前記応答を、前記ファイルアクセス要求送信元のクライアントへ転送し、前記複数のファイルシステムのディレクトリツリーを組み合わせた1つの統合ディレクトリツリーとして管理する擬似ファイルシステムを備え、前記クライアントからみて、仮想的に前記複数のサーバのファイルシステムを1つのファイルシステム(「仮想ファイルシステム」という)としてアクセス自在とするファイルアクセスサービスを提供するスイッチ装置を構成するコンピュータに、前記仮想ファイルシステムのストレージ資源の使用量を管理する処理を実行させるプログラムよりなる。
本発明によれば、複数のファイルサービス提供装置間のクオータ制御を可能とし、ストレージ管理を容易化、効率化する。
また仮想化ファイルシステムを提供するシステムに、ストレージ管理の負担、管理工数を低減することができる。
本発明を実施するための最良の形態について説明する。本発明において、複数のファイルサーバあるいはNAS(Network Attached Storage)を仮想的に統合する装置をなす中間装置に対して、管理者がクオータを設定し、中間装置が管理者が設定したクオータに合わせて、仮想化されたファイルシステムを構成するファイルサーバに対してクオータの設定を行う。特に制限されないが、以下では、NASを例に説明する。
中間装置は、NASに対して定期的にストレージ使用量を調査し、該調査結果に基づき、クオータ制御を行う。制御としては、いくつかの方法が用いられる。
(a)NASのクオータ設定値を固定とし、全体のデータ使用量が設定値を超えた場合、NASのクオータ設定値を変更する。
(b)NASのクオータ設定値を可変とし、データ使用量に応じてNASのクオータ設定値を変更する。
(c)NASのクオータ設定値を固定とし、データ使用量にしたがってオンラインマイグレーションにより他のNASへデータを移行させる。
図1は、本発明の一実施の形態を説明するための図である。図1を参照すると、スイッチ(「NASスイッチ」ともいう)100は、本発明(請求項発明)に係る中間装置、スイッチ装置を構成し、サーバ3(図1では、NASデバイス)のクオータの設定値をネットワーク越しに行う。各サーバ3(NAS)では、それぞれのファイルシステムのクオータ管理を行う。スイッチ100は、サーバ3(NAS)に対して、クオータエラーを監視する。
クオータ制御形態として、サーバ3(NAS)のクオータ設定値を固定とし、全体のデータ使用量が設定値を超えた場合、サーバ3(NAS)のクオータ設定値を変更する。あるいは、サーバ3(NAS)のクオータ設定値を可変とし、データ使用量に応じて、サーバ3(NAS)のクオータ設定値を変更する。あるいは、サーバ3(NAS)のクオータ設定値を固定とし、データ使用量にしたがってオンラインマイグレーションにより他のサーバ(NAS)へデータを移行(マイグレート)させる。
このように、本発明は、複数のファイルシステムをスイッチで仮想化しクライアントに1つのファイルシステムとしてファイルアクセスサービスを提供する仮想化ファイルシステムにおいて、スイッチが、仮想化ファイルシステムを構成する複数のファイルシステムのストレージ資源使用量を調査し、ストレージ資源使用量の調査結果と、予め定められた制御規則とを照らし合わせ、各ファイルシステムのストレージ資源使用量の制限設定値を可変に変更することで、仮想化されたファイルシステムのストレージ資源使用量の設定値に近い値で、各ファイルシステムのストレージ資源使用量の制限を行うことを可能としている。以下実施例に即して説明する。
以下の実施例では、本発明を、複数のファイルシステムをスイッチで仮想化しクライアントに1つのファイルシステムとしてファイルアクセスサービスを提供する仮想化ファイルシステムに本発明を適用した例に即して説明する。図2は、本発明の一実施例のスイッチが設けられたクライアント・サーバ形式のリモートファイルシステムであるネットワークファイルシステムの構成を示す図である。図2を参照すると、このネットワークファイルシステムは、少なくとも1つのクライアント1と、少なくとも1つのサーバ3とスイッチ100がネットワーク2に接続されている。サーバ3は、ファイルアクセスサービスによってアクセスされるファイル等のデータを管理するソフトウェアよりなるファイルシステム層4と、ファイル、データを記憶するストレージデバイスである記憶装置5とを備え、各クライアント1にファイルアクセスサービスを提供するファイルサーバである。本実施例では、スイッチ100に、複数のサーバ3のクオータ管理を行う機能が新たに付加されている。
以下では、まず、複数のサーバ3の存在をクライアント1から隠蔽するスイッチ100の基盤技術として、スイッチ100におけるオブジェクトIDとサーバとの対応の管理について説明しておく(詳細は上記特許文献1等の記載が適宜参照される)。スイッチ100は、クライアント1からのファイルアクセス要求を受信し、ファイルアクセス要求を適切なサーバ3に振り分けて転送し、一方、サーバ3から送信されたファイルアクセス要求に対する応答を受信し、ファイルアクセス要求を送信したクライアント1へとその応答を転送する。クライアント1は、ファイルアクセス要求の中に、アクセス対象となるディレクトリやファイル等のオブジェクト識別用のID(「オブジェクトID」)を指定し、サーバ3で管理されるオブジェクトへアクセスする。オブジェクトIDはサーバ3で生成され、クライアント1はアクセス可能なオブジェクトの一覧を有している。クライアント1は、該一覧からオブジェクトまでのアクセスパスを指定した要求を送信し、最初にアクセス可能なオブジェクトのオブジェクトIDをサーバ3の応答データから取得する。また、クライアント1でオブジェクトIDをすでに取得しているオブジェクトの下位に配置されたオブジェクトについては、クライアント1は、取得済みオブジェクトIDと、ファイルアクセスを行うオブジェクトの名前を指定した要求を送信し、その応答からオブジェクトIDを取得する。
本実施例のネットワークファイルシステムにおいて、サーバ3の存在は、スイッチ100により、クライアント1から隠蔽されており、クライアント1からのファイルアクセス要求はスイッチ100に送信され、スイッチ100はクライアント1からのファイルアクセス要求を受信し、ファイルアクセス要求を適切なサーバ3に振り分けて転送(ルーティング)する。スイッチ100は、サーバ3から送信された、当該ファイルアクセス要求に対する応答を受信し、ファイルアクセス要求を送信したクライアント1へ該応答を転送(ルーティング)する。サーバ3で生成されるオブジェクトIDは、一般的に、これを生成したサーバ3のみが解釈可能なデータ列によって構成されているため、スイッチ100およびクライアント1では、そのデータを解釈することができない。また、クライアント1は、サーバ3からの応答を受信し応答に含まれるオブジェクトIDを取得しない限り、そのオブジェクトIDに対応するオブジェクトを操作することができない。
そこで、本実施例においては、スイッチ100では、サーバ3から送信される応答データ中に含まれるオブジェクトIDに、送信元のサーバ3を、他のサーバ3から識別するためのサーバ識別情報を挿入し、サーバ識別情報が挿入されたオブジェクトIDを含む応答によって、パケットを再構成し、再構成されたパケットを、クライアント1に転送する構成としている。クライアント1は、サーバ識別情報が挿入されたオブジェクトIDを含むファイルアクセス要求を、スイッチ100に送信し、スイッチ100では、そのオブジェクトIDに挿入されたサーバ識別情報を参照して、該ファイルアクセス要求を転送すべきサーバを特定することができる。なお、スイッチ100は、ファイルアクセス要求を、サーバ3に転送する際には、サーバ識別情報を挿入したオブジェクトIDを、サーバ3が生成した元のオブジェクトIDに変換する。かかる機能をスイッチ100が具備することによって、ネットワークファイルシステムにおける複数のサーバによる分散処理を可能としている。
図3は、本実施例のスイッチ100の構成の一例を示す図である。図3に示すように、本実施例のスイッチ100は、前記したオブジェクトIDの書き換えを行うオブジェクトID書き換え部101と、ファイルアクセス管理部102と、パケット処理部103と、ファイルシステム補完処理部104と、擬似ファイルシステム105と、クオータ管理部106と、を備えている。
パケット処理部103は、ネットワーク2を介してクライアント1およびサーバ3から受信したパケットを解析して、パケットに含まれるデータをファイルアクセス管理部102に出力し、ファイルアクセス管理部102から出力されたデータをパケット化して、ネットワーク2を介してクライアント1およびサーバ3に送信する。
ファイルアクセス管理部102は、パケット処理部103から出力されたデータを入力して解析し、パケット処理部103が受信したパケットの転送先を決定する。
オブジェクトID書き換え部101は、ファイルアクセス管理部102が決定するパケットの転送先に応じて、前述のデータに含まれるオブジェクトIDの書き換えを行う。
擬似ファイルシステム105は、図2に示した複数のサーバ3のファイルシステム4で構成されている複数のディレクトリツリーを組み合わせ、1つの統合ディレクトリツリーとして管理するためのシステムである。
ファイルシステム補完処理部104は、クライアント1からのファイルアクセス要求が、複数サーバ3もしくは複数のファイルシステム4等の複数の送信先に渡ってファイルアクセスを必要とする場合の補完処理を行う。
クオータ管理部106は、スイッチ100に設定されたストレージ資源使用量の制限値に基づき、複数のサーバ3に対して、ストレージ資源の使用量を制限する設定値(クオータ)の設定を行う。
また、クオータ管理部106は、複数のサーバ3からの定期的なストレージ資源使用量を取得し、複数のサーバ3のファイルシステムのストレージ資源使用量の合計値を算出し、算出結果と、仮想化されたファイルシステムのストレージ資源使用量の制限値とに基づき、サーバ3のストレージ資源の使用量を制限する設定値を変更する制御を行う。
さらに、クオータ管理部106は、サーバ3でのクオータエラーを監視する(サーバ3からのクオータエラーを取得する)。
本実施例において、図1のスイッチ100におけるオブジェクトID書き換え部101と、ファイルアクセス管理部102、パケット処理部103、クオータ管理部106の各部は、スイッチ100を構成するコンピュータで実行されるプログラムにより、その処理・機能を実現するようにしてもよい。
本実施例において、個々のファイルシステムでのクオータ管理自体は、各サーバ3ごとに行われ(ユーザ/グループ、ディレクトリ等)、スイッチ100のクオータ管理部106は、仮想ファイルシステムのストレージ資源の使用量とその設定値に基づき、各ファイルシステムのクオータを制御する指示を行う。
スイッチ100は、ファイルアクセスの要求パケットおよび応答パケットを、クライアント1もしくはサーバ3へ適切に振り分ける機能に加え、複数のサーバ3のファイルシステム4上に形成されている複数のディレクトリツリーを、擬似ファイルシステム105のディレクトリツリーに統合することによって、複数のサーバ3における個々のファイルシステム4の存在をクライアント1に意識させることなく、スイッチ100の擬似ファイルシステム105のみにアクセスしているかのように振舞わせる機能を有している。
擬似ファイルシステム105は、サーバ3によりネットワーク2を介してアクセス可能なものとして公開されているファイルシステム4上の複数のディレクトリツリーにおけるツリー構造を自在に組み合わせて、1つのディレクトリツリーにマッピングする。
図4は、図3の擬似ファイルシステム105のディレクトリツリー200の一例を示す図である。図4に示すように、擬似ファイルシステム105は、サーバA(201)で公開されているディレクトリb(221)、およびサーバB(202)で公開されているディレクトリc(222)からのディレクトリツリーのツリー構造を、擬似ファイルシステム105上に形成されたルートディレクトリ220(/)のサブディレクトリからのディレクトリツリーとしてマッピングする。擬似ファイルシステムディレクトリツリー200のルート220は、ディレクトリ221と222へのポインタを含む。擬似ファイルシステム105は、サーバB(202)で公開されているディレクトリe(224)からのディレクトリツリーのツリー構造を、ディレクトリb(221)からのディレクトリツリーの下層に存在するディレクトリf(223)のサブディレクトリからのディレクトリツリーとして登録することによって、擬似ファイルシステムディレクトリツリー200を生成する。本実施例のスイッチ100では、擬似ファイルシステムディレクトリツリー200上におけるディレクトリ名は、サーバ3のファイルシステム4で設定されたディレクトリ名と必ずしも同一にする必要はなく、別のディレクトリ名を設定して、クライアント1に公開してもよい。
スイッチ100において、擬似ファイルシステム105は、擬似ファイルシステムディレクトリツリー200のツリー構造のみを管理しており、オブジェクトのデータ、属性情報、各ファイルシステム4の接合部以外のツリー構造等は、すべてサーバ3側で管理している。そして、スイッチ100では、複数のファイルシステム4を結合しているツリー部分のみの名前解決処理を行い、その他(接合部以外)のツリー部分については、サーバ3に処理を任せている。
本発明の一実施例において、スイッチ100には、複数のサーバ3のファイルシステムを統合化した仮想ファイルシステム(擬似ファイルシステム)に関して、ユーザ、グループ、ディレクトリ単位の少なくともいずれかの管理単位でのファイルシステムのストレージ資源使用量の制限値が設定される。
図5(A)は、本発明の一実施例のクオータ管理部106の構成を示す図である。
記憶部1060のコマンド・管理情報1066は、サーバ3の種別に応じてクオータ設定コマンド、使用量収集用のコマンド、定期的調査のポーリング時間情報を含む。
仮想ファイルシステムのクオータ管理テーブル1067は、複数のファイルシステムを1つに仮想化したシステムに関するクオータ管理テーブルを有する。例えば図5(B)に示すように、ユーザ識別子uidに対応させて、仮想化ファイルシステムのハードリミット、ソフトリミット、現在の使用量、猶予期間情報が、ブロック、ファイルについて格納される。仮想ファイルシステムに関する猶予期間は、クオータ設定値を超えた場合、完全に書き込まなくなるまでの時間をいう。
制御規則1065は、各ファイルシステムのクオータ管理をいかなる手法で行うかの規則を記憶する。制御規則1065は、例えば、上記実施形態で説明した、(a)クオータ設定値固定、(b)クオータ設定値可変、(c)クオータ設定値固定としマイグレーション、のいずれで行うかの情報を含む。
コマンド設定(転送)部1062は、
・ファイルシステムのストレージ資源使用量調査のためのコマンド、
・クオータ設定コマンド等
の転送を制御し、コマンドはパケット処理部103(図3)からサーバ3へ転送される。
制御部1061は、不図示のタイマを有し、コマンド設定(転送)部1062を通じて、定期的にサーバ3に使用量調査コマンドを送信する制御を行う。
使用量取得・算出部1063は、使用量調査コマンドの応答としてサーバ3から送信される使用量の情報を取得し、取得した使用量を、仮想ファイルシステムを構成する複数のファイルシステム分合計し、仮想ファイルシステムのクオータ管理テーブル1067の設定値と比較し、クオータ管理テーブル1067の現在の使用量を合計値で更新する。なお、仮想システムを構成するサーバ3は、ファイルアクセス管理部102(図3)において図示されないサーバ管理テーブルを用いて管理される。
現在の使用量の合計値が仮想ファイルシステムのクオータ設定値を超えている場合、制御部1061は制御規則1065に従い、サーバ3に対して、クオータの再設定等を行う。
クオータエラー監視部1064は、サーバ3からのクオータエラーを監視する。サーバ3からクオータエラーを取得すると、制御部1061を介して、クライアント1への通知、サーバ3へのコマンド設定等必要な制御が行われる。
本実施例のネットワークファイルシステムを構成する複数のサーバ3、スイッチ100では、サーバ3にログインされるユーザ情報、グループ情報を共有しているものとする。スイッチ100は、サーバ3にNFSプロトコルによってファイルアクセスするユーザ識別情報一覧を有し、仮想ファイルシステムのクオータ管理テーブル1067として、図5(B)に示したような構成の、ユーザ識別情報に対応したクオータレコードを有する。グループについても、同様にグループ識別情報に対応したクオータレコードを有する。ディレクトリについても、擬似ファイルシステム105の統合化されたディレクトリツリー(図4の200参照)に対応させて、ある特定のディレクトリについて、クオータ、使用量の情報がテーブルで管理される。
各サーバ3では、サーバ単位にローカルに、それぞれ、ユーザ、グループ、ディレクトリ単位で、クオータの設定が行われる。
一方、スイッチ100からサーバ3にクオータの設定を行う場合、サーバ3にリモートログインし、ログインしたサーバ3のコマンドを用いてクオータ設定を行う。複数のサーバ3で機能、コマンドが異なる場合、仮想化するファイルサーバを構成するサーバ毎に、使用量の取得、クオータ設定、変更等のコマンドを、各サーバ3の識別情報と対応させて、スイッチ100の記憶部1060に、コマンド・管理情報1066として予め記憶されている。複数のサーバ3が同一の機能、ファイルシステム層、OSである場合、使用量の取得、クオータ設定、変更等のコマンドは、一種のサーバに対応したものとされる。
スイッチ100がサーバ3に対して定期的に行うストレージ使用量の調査の期間の情報は、コマンド・管理情報1066に設定され、制御部1061の図示されないタイマにタイムアウト時間として設定され、制御部1061は、タイムアウトが発生すると、使用量調査のコマンドを各サーバ3に送信する制御を行う。
ファイルサーバによっては、リモートログインによる設定・情報取得手段だけでなく、特定のAPIを備え、リモートから直接コマンドを転送し、クオータの設定を行うものもある。スイッチのコマンド設定(転送)部1062は、これらのAPIに準拠したコマンドを転送する。
例えばLinux環境では、使用量調査は、次の2つのコマンドで一覧情報が取得される。
qutacheck:クオータ状況を調査し、サーバ内のクオータ管理ファイルへ結
repquta:クオータ管理ファイルを読み込み表示する。
クオータ設定として、
edquta:ユーザ名、グループ名、制限値(データ容量、ファイル数の上限)を設定する。
OSがLinuxのファイルサーバにも、ソフトリミット(=クオータ設定値;最低限の書き込みを保証し、超えるとアラームを通知する閾値)と、ハードリミット(>ソフトリミット;書き込みができなくなる閾値)、猶予期間(ソフトリミットになってから書き込み不可となる時間)があり、これらのパラメータの設定が行われる。なお、ユーザ、グループ等、異なる管理単位でのクオータは統合して管理しない。
本実施例において、サーバ3への管理者による設定は、
クオータ関連として、
・クオータ管理単位の指定(ユーザ/グループ、ディレクトリ(Qtree))、
・管理者にアラームを通知するための閾値(ストレージ資源使用量が全体の何%、又は各ファイルシステムの何%となったらアラームを上げるか)、
・クオータ制御方式(記憶部1060の制御規則1065に記憶される、後述する図6、図7)
等がある。
スイッチ100に設定される情報としては、
・使用量調査間隔、
・各サーバへの設定をスイッチ100で自動実行するためのログインユーザ名とパスワード等
がある。
各サーバ3への設定として、サーバ3では猶予期間は設けず、サーバでハードリミットに達した後、その容量以上の書き込みは禁止となり、即座にクオータエラーが返答されるように設定してもよい。
本実施例におけるスイッチ100を用いた仮想化環境では、サーバ3のソフトリミットを、スイッチ100がサーバ3に対して設定する上限値とし、サーバ3のハードリミットを、ソフトリミット+α(あそび)として使う上限値とする。
本実施例において、サーバ3の猶予期間は、スイッチ100に設定されるストレージ資源使用量調査の期間よりも長い時間とされる。
本実施例において、スイッチ100で定期的に取得したサーバ3のストレージ資源使用状況を、クライアント1、又はスイッチ100にローカルに接続する管理者端末に一覧で表示出力する構成としてもよい。
図6は、図2に示した本発明の一実施例のクオータ制御を説明するための図である。図6に示す例は、NASスイッチ(NASの仮想化を行うスイッチ)に制限されず、ファイルサーバとクアイアントの間に論理的に位置する任意の中間装置に適用可能である。全てのファイルシステムA、Bに対して、仮想化でのクオータ設定容量分の値を設定し、ストレージ資源使用量調査により、各ファイルシステムでの使用量の合計値がクオータ設定値を超えていた場合、猶予状態に移行し、予め設定されていた期間の後、書き込みを完全に禁止するように、各ファイルシステムに対してクオータ設定値を変更する。猶予期間中に各ファイルシステムのクオータ上限値に達した場合、クオータエラーの応答(サーバからの応答)をキーとして、猶予状態を終了する。
図6に示す例では、スイッチ100(図2参照)にクオータ設定値として100GBを設定する。ファイルシステムA、Bに、スイッチ100の設定値100GB(Giga Bytes)を設定する。
仮想ファイルシステムのソフトリミットを100GB、ハードリミットを(ソフトリミット)×(仮想化しているファイルシステムの数)=100×2=200GBとする。
図6(A)に示すように、ファイルシステムA、Bの1回目のストレージ使用量の調査結果は、ファイルシステムA、Bとも20GBである。
ファイルシステムA、Bの2回目のストレージ使用量の調査結果は、図6(B)に示すように、80GBと20GBであった。この場合、各ファイルシステムでの使用量の合計値100GBがクオータ設定値以上であるため、猶予状態(猶予期間)に遷移する。
そして、図6(C)に示すように、予め設定されていた猶予期間の後、書き込みを完全に禁止するように、ファイルシステムA、Bに対して、クオータ設定値80GB、20GBに変更する。図6(C)において、ファイルシステムBの30GBの使用量は、クオータ設定値20GBの設定前に書き込まれたものである。
なお、図6に示した制御は、NASスイッチに制限されず、端末とサーバ間に論理的に配置される任意の中間装置に適用可能であることは勿論である。
図7は、図2に示した本発明の一実施例における別のクオータ制御を説明するための図である。各ファイルシステムへのクオータ設定は、以下の式で設定される。
各ファイルシステムのクオータ設定値=(クオータ設定値:ソフトリミット)−(仮想化ファイルシステムを構成する他のファイルシステムの使用量の合計値)+α(あそび;全体の数%の容量)
猶予期間中に各ファイルシステムのクオータ上限値に達した場合、クオータエラー応答をキーとして、猶予状態の終了を設定する。
スイッチ100にクオータ設定値として100GBを設定する。ファイルシステムA、Bに、スイッチ100の設定値100GBを設定する。仮想ファイルシステムのソフトリミットを100GBとする。
一方、ハードリミットを可変とし、
ソフトリミット<ハードリミット<(ソフトリミット)×(仮想化しているファイルシステムの数)とする。
この例では、ハードリミットは100GBより大で、100×2=200GB未満とする。
図7(A)に示すように、ファイルシステムA、Bのクオータ設定値は、80GB+α(あそび)、40GB+α(あそび)とする。
図7(A)に示すように、1回目のストレージ使用量の調査結果は、ファイルシステムA、Bは、それぞれ60GBと、20GBである。
図7(B)に示すように、2回目の調査後、各ファイルシステムA、Bの使用量の合計値が、クオータ設定値(あそびを除く)に達した場合、猶予状態に移行する。
そして、図7(C)に示すように、猶予期間経過後、全てのファイルシステムのクオータ設定値の設定を変更する。ファイルシステムBのクオータ設定値を40GB+α(あそび)からあそびをなくした40GBに、ファイルシステムAのクオータ設定値を80GB+α(あそび)から60GBにそれぞれ設定している。
次に、アクセスロック期間について説明する。猶予期間終了後、クオータ設定値以下に使用量が減少した場合、次回のストレージ資源使用量調査までを、アクセスロック期間という。アクセスロック期間において、猶予期間経過後、各ファイルシステムのクオータ設定値が、各ファイルシステムのストレージ資源使用量と同一になったのち、ファイルを削除することで、クオータ設定値以下のストレージ資源使用量にしても、必ずしも書き込みができるとは限らない。使用量がクオータ設定値以下の容量になったのち、次回のストレージ資源使用量調査が終了するまで、書き込みを行うことは必ずしもできない。アクセスロック期間は0より大であり、ストレージ資源使用量調査間隔よりも短い。
図8(A)は、図6(C)のファイルシステムA、Bのストレージ資源使用量が80GB、30GBであり、猶予期間の終了時の状態を示している。この後、図8(B)に示すように、ユーザがファイルを削除し、ファイルシステムA、Bのストレージ資源使用量が60GB、20GBとなる。図8(C)に示すように、使用量がクオータ設定値80GBより小のファイルシステムAには書き込めるが、使用量がクオータ設定値20GBのファイルシステムBには書き込めない。図8(B)から、図8(D)の次回のストレージ資源使用量調査までをアクセスロック期間という。
図6に示した制御では、ハードリミット(y)は、
y=FS×Quta
で与えられる。ただし、Qutaは、ソフトリミット(クオータ設定値)、FSは、仮想ファイルシステムを構成するファイルシステム数である。
図7に示す制御では、ハードリミット(y)は、
y=FS×Quta−(Fs−1)×x
で与えられる。ただし、Qutaは、ソフトリミット(クオータ設定値)、FSは仮想化ファイルシステムを構成するファイルシステム数、xは使用量である。
すなわち、ハードリミット(y)を使用量に応じて可変させている。図9は、図6の制御と図7の制御のyを示した図である。使用量xは、Quta以下とされる。
次に、本発明の別の実施例を説明する。本実施例は、スイッチにおいて、オンラインマイグレーションとクオータ管理を連携させたものである。本実施例では、NASスイッチの設定値を仮想ファイルシステムのソフトリミットとし、ハードリミット=ソフトリミットと固定とする。
各ファイルシステムのクオータ設定値の例えば所定割合(70%−90%)以上に達した場合、容量が一定となるように、オンラインマイグレーションを実行する。オンラインマイグレーションされる容量は、例えば、移行元のファイルシステムの使用量は移行先のファイルシステムの使用量となるように決められる。頻繁にオンラインマイグレーションが行われるが、ハードリミットをソフトリミット(クオータ設定値)に保つことができる。なお、本実施例では、クオータ管理単位はディレクトリのみとされる。マイグレーション対象のオブジェクトは自律的に判断される。オンラインマイグレーション時に移行するディレクトリは、最下層のディレクトリから順に行う。あるいは、特定の領域以外で順に行う。あるいは、LRU(Least Recently Used)等のアルゴリズムで移行するディレクトリ候補を決定してもよい。
本実施例においては、ストレージ資源使用量が各ファイルシステムのクオータ設定値(あそびを除く)、あるいはあそび以上となった場合、マイグレーションは実行しない。
図10は、オンラインマイグレーションとクオータ管理を連携させた本実施例のスイッチ100の構成を示す図である。図10に示すように、本実施形態のスイッチ100は、図2のスイッチ100に備えられているオブジェクトID書き換え部101と、ファイルアクセス管理部102と、パケット処理部103と、ファイルシステム補完処理部104と、擬似ファイルシステム105、クオータ管理部106に加え、データ移動処理部107を備えている。
データ移動処理部107は、各サーバ3のストレージ使用量とクオータ設定値に基づいて、擬似ファイルシステム105上の統合ディレクトリツリーのディレクトリ構造を変更することなく、複数サーバ3間でデータの移動(マイグレーション)を行う。
スイッチ100は、擬似ファイルシステム105上に構成されている統合ディレクトリツリーのツリー構造を保持したまま、その統合ディレクトリツリーを構成している各サーバ3の公開ディレクトリを元とするツリー構造を、別のサーバAへコピーしてデータ移動を行った後、ツリー構造のマッピングを変更することによって、クライアント1にデータの移動を隠蔽し、統合ディレクトリツリーの構成を不変としたまま、サーバ3の記憶装置5における容量不足等を軽減させる(詳細は、上記特許文献1が参照される)。
例えば、図4に示されている擬似ファイルシステム105では、サーバB(202)における記憶装置の残り容量が少なく、サーバA(201)の記憶装置の残り容量に余裕があり、サーバB(202)のディレクトリc(222)からのディレクトリツリーにおけるデータと、オブジェクトの所有者、アクセス権などの属性情報をツリー構造ごとサーバA(201)にコピーするのが望ましい状況であるとする。スイッチ100は、図11に示すように、ディレクトリc(225)からのディレクトリツリーを擬似ファイルシステム105のディレクトリツリー200の構造を変えることなくマッピングし直すように擬似ファイルシステム105の情報を更新した後、サーバB(202)のディレクトリc(222)からのディレクトリツリーのデータを削除する。クライアント1にデータの移動を隠蔽しつつ残り容量を増やすことができるようになるため、ディレクトリc(225)からのディレクトリツリーやディレクトリe(224)からのディレクトリツリーにおけるデータの追加が可能となる。
図12は、本実施例によるオンラインマイグレーションとクオータ管理を連携させたクオータ制御を説明するための図である。ファイルシステムA、Bのクオータ設定値は、固定値とされる。
図12(A)に示すように、ファイルシステムA、Bのクオータ設定値をスイッチ100の設定値100GB(ソフトリミット)の半分(50GB)+α(あそび)としている。1回目のストレージ資源使用量の調査で、ファイルシステムA、Bの使用量は、それぞれ20GB、20GBであった。
図12(B)に示すように、2回目のストレージ資源使用量の調査で、ファイルシステムA、Bの使用量は、それぞれ40GB、20GBであった。このとき、ファイルシステムAの使用量がクオータ設定値50GBの80%であるため、10GBをファイルシステムAからファイルシステムBに移行させる。
図12(C)に示すように、オンラインマイグレーション実行後、ファイルシステムA、B使用量は、30GB、30GBとなる。
そして、オンラインマイグレーションを実行した後、図12(D)に示すように、2回目調査後、その使用量がクオータ設定値となると、あそびαをなくし、50GB、50GBとしている。この場合、ファイルシステムA、Bの使用量は設定値とされるため、ファイルシステムへの書き込み等は禁止される。
以上、本発明を上記実施例に即して説明したが、本発明は、上記実施例の構成にのみ限定されるものでなく、本発明の範囲内で当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
本発明の一実施形態の構成、動作原理を説明するための図である。 本発明の一実施例の構成を示す図である。 本発明の一実施例のスイッチの構成を示す図である。 本発明の一実施例の擬似ファイルシステムの原理を説明するための図である。 本発明の一実施例のクオータ管理部の構成例を示す図である。 本発明の一実施例の制御1を説明するための図である。 本発明の一実施例の制御2を説明するための図である。 本発明の一実施例のアクセスロック期間を説明するための図である。 本発明一実施例における制御1、2のハードリミットと使用量の関係を示すグラフである。 本発明の別の実施例のスイッチの構成を示す図である。 本発明の別の実施例におけるオンラインマイグレーションとディレクトリツリーの関係を説明するための図である。 本発明の別の実施例のオンラオインマイグレーションとクオータ管理の連携制御を説明するための図である。
符号の説明
1 クライアント
2 ネットワーク
3 サーバ
4 ファイルシステム層
5 記憶装置
100 スイッチ
101 オブジェクトID書き換え部
102 ファイルアクセス管理部
103 パケット処理部
104 ファイルシステム補完処理部
105 擬似ファイルシステム
106 クオータ管理部
107 データ移動処理部
200 擬似ファイルシステムディレクトリツリー
201 サーバ
202 サーバ
220、221、222、223、224、225 ディレクトリ
1060 記憶部
1061 制御部
1062 コマンド設定(転送)部
1063 使用量取得算出部
1064 クオータエラー監視部
1065 制御規則
1066 コマンド・管理情報
1067 クオータ管理テーブル

Claims (60)

  1. 少なくとも1つのネットワークファイルアクセスを実行する端末と、
    ファイルシステム、及びストレージ資源の使用量の制限を行う機能を備えたサーバ装置と、
    前記端末と、前記複数のファイルシステムとの間に論理的に配置され、前記端末からみて、前記複数のファイルシステムを1つのファイルシステム(「仮想ファイルシステム」という)としてアクセス自在とするファイルアクセスサービスを提供する中間装置と、
    を備え、
    前記中間装置が、前記仮想ファイルシステムおよび前記ファイルシステムのストレージ資源の使用量を管理する制御手段を備え、
    前記制御手段は、1つの前記仮想ファイルシステムを構成する複数のファイルシステムに対して、ユーザ、グループ、ディレクトリの少なくとも1つの管理単位について、ストレージ資源の使用量を監視し、
    前記複数のファイルシステムのそれぞれにおけるストレージ資源の使用量と、前記仮想ファイルシステムのストレージ資源の使用量を制限する設定値とに応じて、前記複数のファイルシステムのストレージ資源の使用量を制限する制御を行い、
    前記仮想ファイルシステムを構成する前記複数のファイルシステムのそれぞれのストレージ資源の使用量の合計値が、前記仮想ファイルシステムのストレージ資源の使用量を制限する設定値を超えた場合においては、前記複数のファイルシステムにそれぞれ設定されているストレージ資源の使用量を制限する設定値を、それぞれのストレージ資源の使用状況に合わせて変更し、前記端末からの前記ファイルシステムへのアクセスの制限を行うための制御を行い、
    前記仮想ファイルシステムを構成する前記複数のファイルシステムのそれぞれのストレージ資源の使用量の合計値が、前記仮想ファイルシステムのストレージ資源の使用量を制限する設定値を超えていず、且つ、前記仮想ファイルシステムを構成する前記複数のファイルシステムのうち、少なくとも1つのファイルシステムのストレージ資源の使用量が、前記ファイルシステムのストレージ資源の使用量を制限する設定値の所定割合以上となった場合においては、前記所定割合以上となったファイルシステムのデータを、他のファイルシステムに移動することにより、仮想ファイルシステムを構成する各ファイルシステムのストレージ容量が一定となるように制御を行う、ことを特徴とするファイルアクセスサービスシステム。
  2. 前記制御手段は、前記仮想ファイルシステムを構成する前記複数のファイルシステムのそれぞれのストレージ資源の使用量を制限するための設定値を、前記複数のファイルシステムに対してそれぞれ設定する手段を備えている、ことを特徴とする請求項1記載のファイルアクセスサービスシステム。
  3. 前記制御手段は、1つの前記仮想ファイルシステムを構成する前記複数のファイルシステムに対して、ユーザ、グループ、ディレクトリのいずれかの管理単位で、ストレージ資源の使用量の問い合わせ要求を定期的に送信し、前記複数のファイルシステムのそれぞれから前記問い合わせ要求に対する応答としてそれぞれのストレージ資源の使用量を受け取り、前記複数のファイルシステムからそれぞれ取得したストレージ資源の使用量を、ユーザ、グループ、ディレクトリのいずれかの管理単位に合計することで、ユーザ、グループ、ディレクトリのいずれかの管理単位での前記仮想ファイルシステムのストレージ資源の使用量を導出する、ことを特徴とする請求項1又は2記載のファイルアクセスサービスシステム。
  4. 前記制御手段は、前記複数のファイルシステムに対してそれぞれのストレージ資源の使用量を取得すべく定期的な調査を行い、前記調査により取得した前記複数のファイルシステムにおけるストレージ資源の使用量の合計値が、前記仮想ファイルシステムのストレージ資源の使用量に関する設定値を超えた場合、予め定められた長さの猶予期間に移行するように制御し、前記猶予期間経過後、前記複数のファイルシステムにそれぞれ設定されているストレージ資源の使用量を制限する設定値を、それぞれのストレージ資源の使用状況に合わせて変更する手段を備えている、ことを特徴とする請求項1又は2記載のファイルアクセスサービスシステム。
  5. 前記仮想ファイルシステムを構成する複数のファイルシステムのそれぞれのストレージ資源の使用量を制限する設定値は、前記仮想ファイルシステムのストレージ資源の使用量を制限する設定値に基づき設定される、ことを特徴とする請求項1又は2記載のファイルアクセスサービスシステム。
  6. 前記仮想ファイルシステムを構成する複数のファイルシステムのそれぞれに対して、共通の設定値が設定される、ことを特徴とする請求項記載のファイルアクセスサービスシステム。
  7. 前記仮想ファイルシステムを構成する複数のファイルシステムのそれぞれのストレージ資源の使用量を制限する設定値は、前記それぞれの設定値を加算した合計が前記仮想ファイルシステムのストレージ資源の使用量を制限する設定値に等しいという条件を満たす値に設定されるか、あるいは、前記条件を満たす値に所定量のあそびが加算された値とされる、ことを特徴とする請求項記載のファイルアクセスサービスシステム。
  8. 前記複数のファイルシステムの少なくとも1つは、前記猶予期間の経過後、前記ファイルシステムへの前記端末からの書き込みを禁止する、ことを特徴とする請求項記載のファイルアクセスサービスシステム。
  9. 前記猶予期間中に、前記仮想ファイルシステムのストレージ資源の使用量が、予め定められた所定の上限値に達した場合、前記猶予期間を終了させ、前記仮想ファイルシステムを構成する前記複数のファイルシステムへの書き込みを禁止するように制御する、ことを特徴とする請求項記載のファイルアクセスサービスシステム。
  10. 前記設定値は、ストレージ資源の使用量がその設定値を越えた場合、アラームを通知し、所定の長さの猶予期間に移行する制御の判断基準とされるソフトリミットと、ストレージ資源の使用量がその設定値を越えた場合、ファイルシステムの使用を禁止する上限値とされるハードリミットよりなる、ことを特徴とする請求項1又は、2記載のファイルアクセスサービスシステム。
  11. 前記ソフトリミットを、前記中間装置に設定されたストレージ資源使用量の設定値とし、前記ハードリミットを、前記ソフトリミットに仮想化しているファイルシステムの個数を乗じた値に設定してなる、ことを特徴とする請求項10記載のファイルアクセスサービスシステム。
  12. 前記ソフトリミットを、前記中間装置に設定されたストレージ資源使用量の設定値とし、前記ハードリミットを、前記ソフトリミットより大とし、前記ソフトリミットに仮想化しているファイルシステムの個数を乗じた値より、所定値減算した値に設定してなる、ことを特徴とする請求項10記載のファイルアクセスサービスシステム。
  13. 前記ソフトリミットを、前記中間装置に設定されたストレージ資源使用量の設定値とし、前記ハードリミットを、前記ソフトリミットと等しい値に設定してなる、ことを特徴とする請求項10記載のファイルアクセスサービスシステム。
  14. 前記制御手段は、前記猶予期間の終了後、前記複数のファイルシステムの少なくとも1つのストレージ資源の使用量を制限する設定値を再設定する、ことを特徴とする請求項記載のファイルアクセスサービスシステム。
  15. 前記ファイルシステムは、前記猶予期間中に、前記ファイルシステムのストレージ資源の使用量が予め定められた上限値に達した場合、前記猶予期間を終了させ、前記ファイルシステムのクオータエラーが前記スイッチを介して前記端末に通知される、ことを特徴とする請求項14記載のファイルアクセスサービスシステム。
  16. 前記制御手段は、前記猶予期間中に、前記ファイルシステムのストレージ資源の使用量が予め定められた上限値に達した場合、前記猶予期間の終了後、次のストレージ資源の使用量の調査が行われるまでの間の所定期間、前記ファイルシステムへの書き込みを禁止する制御を行う、ことを特徴とする請求項14記載のファイルアクセスサービスシステム。
  17. 前記中間装置が、クライアントをなす前記端末と、それぞれが、前記ファイルシステムを構成するサーバとの間に論理的に配置されるスイッチ装置よりなり、前記スイッチ装置は、前記クライアントからのファイルアクセス要求を受信し、前記ファイルアクセス要求を適切なサーバ装置に振り分けて転送し、前記サーバ装置から送信されたファイルアクセス要求に対する応答を受信し、ファイルアクセス要求を送信したクライアントへとその応答を転送する、ことを特徴とする請求項1乃至16のいずれか一に記載のファイルアクセスサービスシステム。
  18. 前記スイッチ装置は、前記クライアントから送信されたオブジェクトに関する要求を、前記オブジェクトを管理する前記サーバに転送し、前記要求に対する前記ファイルサーバからの応答を前記要求の送信元であるクライアントに転送し、転送する応答に前記オブジェクトを識別するために、前記サーバで生成された元オブジェクトIDが含まれている場合には、前記元オブジェクトIDに対応するオブジェクトを管理するサーバを、他のサーバから識別するためのサーバ識別情報を挿入し、前記元オブジェクトIDを情報付帯オブジェクトIDに書き換え、転送する要求に、前記情報付帯オブジェクトIDが含まれている場合には、前記情報付帯オブジェクトIDを前記元オブジェクトIDに復元する手段を備えている、ことを特徴とする請求項17記載のファイルアクセスサービスシステム。
  19. 前記スイッチ装置は、前記複数のファイルシステムのディレクトリツリーを組み合わせた1つの統合ディレクトリツリーとして管理される擬似ファイルシステムを備え、前記統合ディレクトリツリーにおけるディレクトリツリーのつなぎ目の情報を記憶管理する、ことを特徴とする請求項17記載のファイルアクセスサービスシステム。
  20. 前記ファイルサーバが、NAS(Network Attached Storage)デバイスであり、前記スイッチ装置が、所定のレイヤ情報を利用してファイルサーバの振分を行う、ことを特徴とする請求項17記載のファイルアクセスサービスシステム。
  21. 前記スイッチ装置から、前記NASデバイスのそれぞれにおいてクオータをチェックするための指示を、前記NASデバイスに送信し、前記スイッチ装置は、前記NASデバイスのそれぞれにおけるストレージ資源の使用量の情報を取得する、ことを特徴とする請求項17記載のファイルアクセスサービスシステム。
  22. 少なくとも1つのネットワークファイルアクセスを実行するクライアントと、それぞれファイルシステム、及びストレージ資源の使用量の制限を行う機能を備えた複数のサーバと、に通信接続され、前記クライアントからのファイルアクセス要求を受信し、所定のレイヤ情報を利用して、前記ファイルアクセス要求を適切なサーバに振り分けて転送し、前記サーバから送信された前記ファイルアクセス要求に対する応答を受信し、前記応答を、前記ファイルアクセス要求送信元のクライアントへ転送し、
    前記複数のファイルシステムのディレクトリツリーを組み合わせた1つの統合ディレクトリツリーとして管理する擬似ファイルシステムを備え、前記クライアントからみて、仮想的に前記複数のサーバのファイルシステムを1つのファイルシステム(「仮想ファイルシステム」という)としてアクセス自在とするファイルアクセスサービスを提供するスイッチ装置であって、
    前記仮想ファイルシステムおよび前記ファイルシステムのストレージ資源の使用量を管理する制御手段を備え、
    前記制御手段は、1つの前記仮想ファイルシステムを構成する複数のファイルシステムに対して、ユーザ、グループ、ディレクトリの少なくとも1つの管理単位について、ストレージ資源の使用量を監視し、
    前記複数のファイルシステムのそれぞれにおけるストレージ資源の使用量と、前記仮想ファイルシステムのストレージ資源の使用量を制限する設定値とに応じて、前記複数のファイルシステムのストレージ資源の使用量を制限する制御を行い、
    前記仮想ファイルシステムを構成する前記複数のファイルシステムのそれぞれのストレージ資源の使用量の合計値が、前記仮想ファイルシステムのストレージ資源の使用量を制限する設定値を超えた場合においては、前記複数のファイルシステムにそれぞれ設定されているストレージ資源の使用量を制限する設定値を、それぞれのストレージ資源の使用状況に合わせて変更し、前記端末からの前記ファイルシステムへのアクセスの制限を行うための制御を行い、
    前記仮想ファイルシステムを構成する前記複数のファイルシステムのそれぞれのストレージ資源の使用量の合計値が、前記仮想ファイルシステムのストレージ資源の使用量を制限する設定値を超えていず、且つ、前記仮想ファイルシステムを構成する前記複数のファイルシステムのうち、少なくとも1つのファイルシステムのストレージ資源の使用量が、前記ファイルシステムのストレージ資源の使用量を制限する設定値の所定割合以上となった場合においては、前記所定割合以上となったファイルシステムのデータを、他のファイルシステムに移動することにより、仮想ファイルシステムを構成する各ファイルシステムのストレージ容量が一定となるように制御を行う、ことを特徴とするスイッチ装置。
  23. 前記制御手段は、前記複数のファイルシステムのそれぞれのストレージ資源の使用量を制限する設定値を、前記複数のファイルシステムに対して設定する手段を備えている、ことを特徴とする請求項22記載のスイッチ装置。
  24. 前記制御手段は、前記仮想ファイルシステムを構成する複数のファイルシステムに対して、ユーザ、グループ、ディレクトリの少なくとも1つの管理単位について、前記複数ファイルシステムにおけるストレージ容量の使用を監視し、
    前記クライアントからの前記仮想ファイルシステムに対するファイルアクセス要求に対して、前記監視結果と、前記仮想ファイルシステムに関して設定されているストレージ資源の使用量を制限する設定値とに基づき、前記仮想ファイルシステムを構成する複数のファイルシステムに対するストレージ資源の使用量を制限する設定値の制御を行う、ことを特徴とする請求項22又は23記載のスイッチ装置。
  25. 前記制御手段は、前記複数のファイルシステムに対して、ユーザ、グループ、ディレクトリのいずれかの管理単位における、ストレージ資源の使用量の問い合わせ要求を定期的に送信し、
    前記複数のファイルシステムのそれぞれから、前記問い合わせ要求に対する応答として返送されるストレージ資源の使用量を取得し、
    前記複数のファイルシステムにおけるそれぞれのストレージ資源の使用量を合計することで、ユーザ、グループ、ディレクトリのいずれかの管理単位での前記仮想ファイルシステムのストレージ資源の使用量に関する情報を取得する、ことを特徴とする請求項22又は23記載のスイッチ装置。
  26. 前記制御手段は、前記複数のファイルシステムのそれぞれに対してストレージ資源の使用量の定期的な調査を行うことにより、前記複数のストレージ資源の使用量を取得し、
    前記複数のファイルシステムのストレージ資源の使用量の合計値が、前記仮想ファイルシステムのストレージ資源の使用量を制限する設定値を超えた場合に、予め定められた長さの猶予期間に移行するように制御し、前記猶予期間経過後、前記複数のファイルシステムにそれぞれ設定されているストレージ資源の使用量を制限する設定値を、それぞれのストレージ資源の使用状況に合わせて変更する、ことを特徴とする請求項22又は23記載のスイッチ装置。
  27. 前記仮想ファイルシステムを構成する複数のファイルシステムのそれぞれのストレージ資源の使用量を制限する設定値は、前記仮想ファイルシステムのストレージ資源の使用量を制限する設定値に基づき設定される、ことを特徴とする請求項22又は23記載のスイッチ装置。
  28. 前記仮想ファイルシステムを構成する複数のファイルシステムのそれぞれに対して、共通の設定値が設定される、ことを特徴とする請求項27記載のスイッチ装置。
  29. 前記仮想ファイルシステムを構成する複数のファイルシステムのストレージ資源の使用量を制限する設定値は、それぞれの設定値の総和が、前記仮想ファイルシステムの設定値となるような値、又は該値に所定のあそびが加えられた値に設定される、ことを特徴とする請求項27記載のスイッチ装置。
  30. 前記サーバは、前記猶予期間の経過後、前記仮想ファイルシステムを構成する前記複数のファイルシステムへの前記クライアントからの書き込みを禁止する制御を行う、ことを特徴とする請求項26記載のスイッチ装置。
  31. 前記サーバは、前記猶予期間中に、前記ファイルシステムのストレージ資源の使用量が予め定められた所定の上限値に達した場合、前記猶予期間を終了し、クライアントからの書き込みを禁止する、ことを特徴とする請求項26記載のスイッチ装置。
  32. 前記設定値は、ストレージ資源の使用量がその設定値を越えた場合、アラームを通知する判断基準とされるソフトリミットと、
    ストレージ資源の使用量がその設定値を越えた場合にはファイルシステムの使用を禁止する上限値であるハードリミットよりなる、ことを特徴とする請求項23記載のスイッチ装置。
  33. 前記ソフトリミットを、前記スイッチ装置に設定されたストレージ資源使用量の設定値とし、
    前記ハードリミットを、前記ソフトリミットに仮想化しているファイルシステムの個数を乗じた値に設定してなる、ことを特徴とする請求項32記載のスイッチ装置。
  34. 前記ソフトリミットを、前記スイッチ装置に設定されたストレージ資源使用量の設定値とし、
    前記ハードリミットを、前記ソフトリミットより大とし、前記ソフトリミットに仮想化しているファイルシステムの個数を乗じた値よりも所定量減算してなる値に設定してなる、ことを特徴とする請求項32記載のスイッチ装置。
  35. 前記ソフトリミットを、前記スイッチ装置に設定されたストレージ資源使用量の設定値とし、前記ハードリミットを、前記ソフトリミットと等しい値に設定してなる、ことを特徴とする請求項32記載のスイッチ装置。
  36. 前記制御手段は、前記猶予期間の終了後、前記複数のファイルシステムの少なくとも1つのストレージ資源の使用量を制限する設定値を再設定する制御を行う、ことを特徴とする請求項26記載のスイッチ装置。
  37. 前記制御手段は、前記ファイルシステムの猶予期間中に、ストレージ資源の使用量が予め定められた上限値に達した場合、前記猶予期間の終了を設定し、クオータエラーをクライアントに通知する、ことを特徴とする請求項36記載のスイッチ装置。
  38. 前記制御手段は、ファイルシステムの猶予期間中に、ストレージ資源の使用量が予め定められた上限値に達した場合、前記猶予期間終了後、ストレージ資源の使用量が減少した場合にも、長くても、次のストレージ資源の使用量の調査まで、ファイルシステムの書き込みを禁止する制御を行う、ことを特徴とする請求項36記載のスイッチ装置。
  39. 前記スイッチ装置は、前記統合ディレクトリツリーにおけるディレクトリツリーの接続部の情報を記憶管理する、ことを特徴とする請求項22又は23記載のスイッチ装置。
  40. 少なくとも1つのネットワークファイルアクセスを実行する端末と、
    それぞれがファイルシステム、及びストレージ資源の使用量の制限を行う機能を備えた複数のファイルサービス提供装置と、
    前記端末と、前記複数のファイルシステムとの間に論理的に配置され、前記端末からみて、前記複数のファイルシステムを1つのファイルシステム(「仮想ファイルシステム」という)としてアクセス自在とするファイルアクセスサービスを提供する中間装置と、
    を備えたネットワークファイルシステムのクオータ管理方法であって、
    前記中間装置は、前記中間装置に対して設定されたストレージ資源の使用量の設定値に基づき、前記複数のファイルサービス提供装置に対して、それぞれのストレージ資源の使用量を制限する設定値を設定する工程を含み、
    前記中間装置が、1つの前記仮想ファイルシステムを構成する複数のファイルシステムに対して、ユーザ、グループ、ディレクトリの少なくとも1つの管理単位について、
    ストレージ資源の使用量を監視する工程、
    前記複数のファイルシステムのそれぞれにおけるストレージ資源の使用量と、前記仮想ファイルシステムのストレージ資源の使用量を制限する設定値とに応じて、前記複数のファイルシステムのストレージ資源の使用量を制限する制御を行い、
    前記仮想ファイルシステムを構成する前記複数のファイルシステムのそれぞれのストレージ資源の使用量の合計値が、前記仮想ファイルシステムのストレージ資源の使用量を制限する設定値を超えた場合においては、前記複数のファイルシステムにそれぞれ設定されているストレージ資源の使用量を制限する設定値を、それぞれのストレージ資源の使用状況に合わせて変更し、前記端末からの前記ファイルシステムへのアクセスの制限を行うための制御を行い、
    前記仮想ファイルシステムを構成する前記複数のファイルシステムのそれぞれのストレージ資源の使用量の合計値が、前記仮想ファイルシステムのストレージ資源の使用量を制限する設定値を超えていず、且つ、前記仮想ファイルシステムを構成する前記複数のファイルシステムのうち、少なくとも1つのファイルシステムのストレージ資源の使用量が、前記ファイルシステムのストレージ資源の使用量を制限する設定値の所定割合以上となった場合においては、前記所定割合以上となったファイルシステムのデータを、他のファイルシステムに移動することにより、仮想ファイルシステムを構成する各ファイルシステムのストレージ容量が一定となるように制御を行う工程を含む、ことを特徴とするクオータ管理方法。
  41. 前記中間装置は、前記仮想ファイルシステムを構成する複数のファイルシステムに対し
    て、ユーザ、グループ、ディレクトリの少なくとも1つの管理単位について、前記複数ファイルシステムにおけるストレージ容量の使用を監視し、
    前記クライアントからの前記仮想ファイルシステムに対するファイルアクセス要求に対して、前記監視結果と、前記仮想ファイルシステムに関して設定されているストレージ資源の使用量を制限する設定値とに基づき、前記仮想ファイルシステムを構成する複数のファイルシステムに対するストレージ資源の使用量を制限する設定値の制御を行う、ことを特徴とする請求項40記載のクオータ管理方法。
  42. 前記中間装置は、前記複数のファイルシステムに対して、ユーザ、グループ、ディレクトリのいずれかの管理単位における、ストレージ資源の使用量の問い合わせ要求を定期的に送信し、
    前記複数のファイルシステムのそれぞれから、前記問い合わせ要求に対する応答として返送されるストレージ資源の使用量を取得し、
    前記複数のファイルシステムにおけるそれぞれのストレージ資源の使用量を合計することで、ユーザ、グループ、ディレクトリのいずれかの管理単位での前記仮想ファイルシステムのストレージ資源の使用量に関する情報を取得する、ことを特徴とする請求項40記載のクオータ管理方法。
  43. 前記中間装置は、前記複数のファイルシステムのそれぞれに対してストレージ資源の使用量の定期的な調査を行うことにより、前記複数のストレージ資源の使用量を取得し、
    前記複数のファイルシステムのストレージ資源の使用量の合計値が、前記仮想ファイルシステムのストレージ資源の使用量を制限する設定値を超えた場合に、予め定められた長さの猶予期間に移行するように制御し、前記猶予期間経過後、前記複数のファイルシステムにそれぞれ設定されているストレージ資源の使用量を制限する設定値を、それぞれのストレージ資源の使用状況に合わせて変更する、ことを特徴とする請求項40記載のクオータ管理方法。
  44. 前記仮想ファイルシステムを構成する複数のファイルシステムのそれぞれのストレージ資源の使用量を制限する設定値は、前記仮想ファイルシステムのストレージ資源の使用量を制限する設定値に基づき設定される、ことを特徴とする請求項40記載のクオータ管理方法。
  45. 前記仮想ファイルシステムを構成する複数のファイルシステムのそれぞれに対して、共通の設定値が設定される、ことを特徴とする請求項44記載のクオータ管理方法。
  46. 前記仮想ファイルシステムを構成する複数のファイルシステムのストレージ資源の使用量を制限する設定値は、それぞれの設定値の総和が、前記仮想ファイルシステムの設定値となるような値、又は該値に所定のあそびが加えられた値に設定される、ことを特徴とする請求項45記載のクオータ管理方法。
  47. 前記サーバは、前記猶予期間の経過後、前記仮想ファイルシステムを構成する前記複数のファイルシステムへの前記クライアントからの書き込みを禁止する制御を行う、ことを特徴とする請求項43記載のクオータ管理方法。
  48. 前記サーバは、前記猶予期間中に、前記ファイルシステムのストレージ資源の使用量が予め定められた所定の上限値に達した場合、前記猶予期間を終了し、クライアントからの書き込みを禁止する、ことを特徴とする請求項43記載のクオータ管理方法。
  49. 前記設定値は、ストレージ資源の使用量がその設定値を越えた場合、アラームを通知する判断基準とされるソフトリミットと、
    ストレージ資源の使用量がその設定値を越えた場合にはファイルシステムの使用を禁止する上限値であるハードリミットよりなる、ことを特徴とする請求項43記載のクオータ管理方法。
  50. 前記ソフトリミットを、前記スイッチ装置に設定されたストレージ資源使用量の設定値とし、
    前記ハードリミットを、前記ソフトリミットに仮想化しているファイルシステムの個数を乗じた値に設定してなる、ことを特徴とする請求項49記載のクオータ管理方法。
  51. 前記ソフトリミットを、前記スイッチ装置に設定されたストレージ資源使用量の設定値とし、
    前記ハードリミットを、前記ソフトリミットより大とし、前記ソフトリミットに仮想化しているファイルシステムの個数を乗じた値よりも所定量減算してなる値に設定してなる、ことを特徴とする請求項49記載のクオータ管理方法。
  52. 前記ソフトリミットを、前記スイッチ装置に設定されたストレージ資源使用量の設定値とし、前記ハードリミットを、前記ソフトリミットと等しい値に設定してなる、ことを特徴とする請求項49記載のクオータ管理方法。
  53. 前記中間装置は、前記猶予期間の終了後、前記複数のファイルシステムの少なくとも1つのストレージ資源の使用量を制限する設定値を再設定する制御を行う、ことを特徴とする請求項43記載のクオータ管理方法。
  54. 前記中間装置は、前記ファイルシステムの猶予期間中に、ストレージ資源の使用量が予め定められた上限値に達した場合、前記猶予期間の終了を設定し、クオータエラーをクライアントに通知する、ことを特徴とする請求項53記載のクオータ管理方法。
  55. 前記中間装置は、ファイルシステムの猶予期間中に、ストレージ資源の使用量が予め定められた上限値に達した場合、前記猶予期間終了後、ストレージ資源の使用量が減少した場合にも、長くても、次のストレージ資源の使用量の調査まで、ファイルシステムの書き込みを禁止する制御を行う、ことを特徴とする請求項53記載のクオータ管理方法。
  56. 前記中間装置は、前記統合ディレクトリツリーにおけるディレクトリツリーの接続部の情報を記憶管理する、ことを特徴とする請求項40記載のクオータ管理方法。
  57. 少なくとも1つのネットワークファイルアクセスを実行するクライアントと、それぞれファイルシステム、及びストレージ資源の使用量の制限を行う手段を具備してなる複数のサーバとに通信接続され、前記クライアントからのファイルアクセス要求を受信し、
    所定のレイヤ情報を利用して、前記ファイルアクセス要求を適切なサーバに振り分けて転送し、
    前記サーバから送信された前記ファイルアクセス要求に対する応答を受信し、前記応答を、
    前記ファイルアクセス要求送信元のクライアントへ転送し、前記複数のファイルシステムのディレクトリツリーを組み合わせた1つの統合ディレクトリツリーとして管理する擬似ファイルシステムを備え、前記クライアントからみて、仮想的に前記複数のサーバのファイルシステムを1つのファイルシステム(「仮想ファイルシステム」という)としてアクセス自在とするファイルアクセスサービスを提供するスイッチ装置を構成するコンピュータに、
    前記仮想ファイルシステムのストレージ資源の使用量の設定値に基づき、前記複数のサーバに対してそれぞれのストレージ資源の使用量を制限する設定値を設定する処理と、
    1つの前記仮想ファイルシステムを構成する複数のファイルシステムに対して、ユーザ、グループ、ディレクトリの少なくとも1つの管理単位について、
    ストレージ資源の使用量を監視する処理と、
    前記複数のファイルシステムのそれぞれにおけるストレージ資源の使用量と、前記仮想ファイルシステムのストレージ資源の使用量を制限する設定値とに応じて、前記複数のファイルシステムのストレージ資源の使用量を制限する制御を行い、
    前記仮想ファイルシステムを構成する前記複数のファイルシステムのそれぞれのストレージ資源の使用量の合計値が、前記仮想ファイルシステムのストレージ資源の使用量を制限する設定値を超えた場合においては、前記複数のファイルシステムにそれぞれ設定されているストレージ資源の使用量を制限する設定値を、それぞれのストレージ資源の使用状況に合わせて変更し、前記端末からの前記ファイルシステムへのアクセスの制限を行うための制御を行う処理と、
    前記仮想ファイルシステムを構成する前記複数のファイルシステムのそれぞれのストレージ資源の使用量の合計値が、前記仮想ファイルシステムのストレージ資源の使用量を制限する設定値を超えていず、且つ、前記仮想ファイルシステムを構成する前記複数のファイルシステムのうち、少なくとも1つのファイルシステムのストレージ資源の使用量が、前記ファイルシステムのストレージ資源の使用量を制限する設定値の所定割合以上となった場合においては、前記所定割合以上となったファイルシステムのデータを、他のファイルシステムに移動することにより、仮想ファイルシステムを構成する各ファイルシステムのストレージ容量が一定となるように制御を行う処理を実行させるプログラム。
  58. 請求項57記載のプログラムにおいて、
    前記複数のファイルシステムに対して、ストレージ資源の使用量の問い合わせ要求を定期的に送信し、前記複数のファイルシステムのそれぞれから、前記問い合わせ要求に対する応答として返送されるストレージ資源の使用量を取得し、前記複数のファイルシステムにおけるそれぞれのストレージ資源の使用量を合計することで、前記仮想ファイルシステムのストレージ資源の使用量に関する情報を取得する処理を、前記コンピュータに実行させるプログラム。
  59. 請求項57記載のプログラムにおいて、
    前記複数のファイルシステムのストレージ資源の使用量の合計値が、前記仮想ファイルシステムのストレージ資源の使用量を制限する設定値を超えた場合に、前記複数のファイルシステムが、予め定められた長さの猶予期間に移行するように制御する処理を、前記コンピュータに実行させるプログラム。
  60. 請求項59記載のプログラムにおいて、
    前記猶予期間の終了後、前記複数のファイルシステムの少なくとも1つのストレージ資源の使用量を制限する設定値を再設定する処理を、前記コンピュータに実行させるプログラム。
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