JP4281480B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

この発明は撮像装置に関する。詳しくは、撮像信号の信号レベル変換処理を行い、この信号レベル変換処理の処理動作を変更して、信号レベル変換処理後の画像信号のダイナミックレンジを切り替えるものである。
従来、テレビジョン番組制作等では、番組の撮像や編集および送出等のディジタル化が図られていたが、ディジタル技術の進展に伴う高画質化や機器の低価格化によって、映画制作等においてもディジタル化が図られてきている。例えば、フィルムカメラに代えて、撮像画像の画像信号を得ることができる撮像装置(ビデオカメラ)を用いるものとして、この撮像装置で得られた画像信号を用いることで、撮像画像の確認を現場ですぐできる。また、編集処理が容易となる。さらに、フィルムを使用しないと共に現像処理も不要となるため、コストダウンもはかることができる。
ここで、テレビジョン番組制作や映画制作等において撮像を行う場合、高速再生やスロー再生等の特殊な映像効果を容易に得ることができるように、例えばフレームレートを可変することが可能とされている特許文献1の撮像装置が用いられている。この撮像装置を用いて、所定フレームレートよりもフレームレートを低下させて撮像を行い画像信号を生成し、この撮像画像の画像信号を所定のフレームレートで再生すれば、簡単に高速再生画像を得ることができる。また、フレームレートを高くして撮像を行い、この撮像画像の画像信号を所定のフレームレートで再生すれば、簡単にスロー再生画像を得ることができる。さらに、特許文献1の撮像装置は、フレームレートを低くした場合においても、フレームレートが固定式のビデオカメラに比較してセンサのダイナミックレンジが小さくなってしまうことが無いようにされている。
特開2000−125210号公報
ところで、テレビジョン放送では、ディジタルテレビジョンの符号化規格(ITU−R.Rec.BT.601やBT.709等)によって、8ビット/サンプルのとき黒レベル(0%)が「16(10h)」白ピークレベル(100%)が「235(EBh)」、10ビット/サンプルのとき黒レベル(0%)が「64(040h)」白ピークレベル(100%)が「940(3ACh)」に規定されている(なお、カッコ書き内の「h」は16進数であることを示している)。このため、ディジタルテレビジョンの符号化規格の画像信号は、最大でも約110%までしか表現できないこととなる。このような画像信号を映画制作等で用いると、ダイナミックレンジが不足して従来のフィルムを用いた場合に輝度の平坦な画像となってしまい、映画製作者の意図した撮像画像を得ることができない。
また、映画制作等に合わせて、ダイナミックレンジを広くした場合、例えばレベル「235」が200%となるようにダイナミックレンジを広げた画像信号を用いて画像表示を行うものとした場合、100%(白ピークレベル)のレベルは「235」の1/2となる。このため、このディジタルコンポーネント信号を用いて撮像画像をテレビジョン装置やモニター装置等で表示したときは、モニタ画が暗く表示されてしまう。
そこで、この発明では、撮像画像の画像信号のダイナミックレンジを切り換えて出力できるものとし、ダイナミックレンジを広くしてもモニタ画が暗く表示されてしまうことを防止できる撮像装置を提供するものである。
この発明に係る撮像装置は、撮像信号を生成する撮像手段と、撮像信号の信号レベル変換処理を行う信号処理手段と、信号処理手段における信号レベル変換処理の処理動作を変更して、該信号レベル変換処理によって得られた画像信号のダイナミックレンジを切り替える制御手段とを有するものである。また、信号レベル変換処理によって得られた画像信号に対して、モニタ画の明るさがダイナミックレンジの切り替えに係らず等しくなるようレベル変換を行いモニタ画信号を生成するモニタ画生成手段を有するものである。
この発明においては、撮像手段によって生成された撮像信号に対して、例えばプリニー補正処理やニー補正処理等の信号レベル変換処理が行われる。ここで、プリニー補正処理を行うか否かを制御することで、信号レベル変換処理後の画像信号のダイナミックレンジが切り換えられる。
また、信号レベル変換処理後の画像信号に対して、例えば白ピークレベルが規定の信号レベルとなるようにレベル変換が行われて、画像信号のダイナミックレンジが切り替えられていても、白ピークレベルが所定の明るさで表示されるモニタ画信号が生成される。
さらに、撮像信号がデジタルの画像信号に変換されて、この画像信号を用いて信号レベル変換処理が行われる。ここで、撮像信号をデジタルの画像信号に変換する際は、撮像信号よりもダイナミックレンジが広く、ビット幅が規定のビット幅よりも広い画像信号に変換される。この画像信号を用いて信号レベル変換処理が行われて、信号レベル変換処理後にビット幅が規定のビット幅とされる。
この発明によれば、信号レベル変換処理の処理動作が変更されて、この信号レベル変換処理によって得られた画像信号のダイナミックレンジが切り替えられる。このため、テレビジョン番組の制作やテレビジョン番組よりも広いダイナミックレンジが要求される映画制作等のいずれにおいても使用可能な撮像装置を提供できる。
また、信号レベル変換処理にプリニー補正処理を含めるものとして、プリニー補正処理を行うか否かによってダイナミックレンジの切り換えが行われるので、ダイナミックレンジの切り換え処理を容易に行うことができる。
また、信号レベル変換処理によって得られた画像信号に対して、モニタ画の明るさがダイナミックレンジの切り替えに係らず等しくなるようレベル変換を行いモニタ画信号が生成されるので、ダイナミックレンジを広げたことによりモニタ画が暗く表示されてしまうことを防止できる。
さらに、撮像信号をデジタルの画像信号に変換する際に、撮像信号よりもダイナミックレンジが広く、ビット幅が規定のビット幅よりも広い画像信号に変換し、該画像信号を用いて信号レベル変換処理が行われて、この信号レベル変換処理後にビット幅が規定のビット幅とされるので、高解像度で信号レベル変換処理を行うことができる。
以下、図を参照しながら、この発明の実施の一形態について説明する。図1は撮像装置の構成を示している。撮像装置10において、撮像部11を構成する撮像素子(図示せず)の撮像面上には、撮像レンズ(図示せず)を通して入射された光に基づいた被写体画像が結像される。撮像素子は、光電変換によって被写体画像の撮像電荷を生成し、駆動部12から供給された駆動制御信号RCに基づいて撮像電荷を読み出して三原色の撮像信号Spaを生成して信号処理部13に供給する。駆動部12は、後述する制御部30から供給された制御信号CTdに基づいて駆動制御信号RCを生成して撮像部11に供給する。なお、撮像部11は、輝度信号と色差信号あるいは白黒画像の画像信号等を生成して、この信号を撮像信号Spaとして信号処理部13に供給するものとしても良い。
図2は、信号処理部13の構成の一部を示している。A/D変換部131は、撮像信号Spaをディジタルの画像信号DVaに変換してプリニー補正処理部132に供給する。プリニー補正処理部132は、画像信号DVaが予め定められたニーポイントよりも明るいとき、このニーポイントよりも明るい部分を圧縮する処理を、制御部30からの制御信号CTsに基づいて行う。このプリニー補正処理部132から出力される画像信号DV-pkは、ニー補正処理部133に供給される。
ニー補正処理部133は、画像信号DV-pkが予め定められたニーポイントよりも明るいとき、このニーポイントよりも明るい部分を圧縮する処理を行う。さらに、ニー補正処理後の画像信号DV-kを、ホワイトクリップ処理部134に供給する。
ホワイトクリップ処理部134は、画像信号DV-kが予め設定した明るさよりも明るいときに、信号をクリップして、画像信号DV-wcとして出力処理部135に供給する。
出力処理部135は、画像信号DV-wcを撮像装置10に接続される外部機器50に対応したフォーマットの画像信号DVbに変換して出力する。例えば画像信号DV-wcのビット幅が外部機器の入力レベルよりも大きいときは、ビット幅を一致させる処理を行う。
なお、信号処理部13には、図示せずも、ガンマ補正処理部やシェーディング補正処理部およびマスキング処理部等も設けられる。また、ニー補正処理部133で行う圧縮処理やホワイトクリップ処理部134で行うクリップ動作を制御部30からの制御信号CTsに基づいて制御するものとしても良い。
このようにして信号処理部13で生成された画像信号DVbは、本線画信号として外部機器50に供給される。さらに、画像信号DVbは、モニタ画生成部20に供給される。
モニタ画生成部20のレベル変換部21は、制御部30からの制御信号CTvに基づき、モニタ画の明るさがダイナミックレンジの切り替えに係らず等しくなるようレベル変換を行いモニタ画信号を生成する。例えば、画像信号DVbに対して、ダイナミックレンジを切り替えてもモニタ画の明るさが等しくなるようにレベル変換を行い、得られた画像信号DVcを選択処理部22に供給する。また、画像信号DVdがレベル変換部21に供給されたときは、この画像信号DVdに対して、ダイナミックレンジを切り替えてもモニタ画の明るさが等しくなるようにレベル変換を行い、得られた画像信号DVeを選択処理部22に供給する。
選択処理部22は、制御部30からの制御信号CTmtに基づき、画像信号DVb,DVc,DVd,DVeの何れかをモニタ画信号DVmtとして選択して出力する。あるいは、複数の画像信号に基づいた画像を1画面上に表示させる画像信号を生成して、この画像信号をモニタ画信号DVmtとして出力する。また、モニタ画信号DVmtをD/A変換部23に供給することで、アナログのモニタ画信号SVmtを出力する。
制御部30には、ユーザインタフェース部31が接続されている。このユーザインタフェース部31を介して、ユーザ操作に応じた操作信号PSやリモートコントロール装置からのリモートコントロール信号RM等が供給されると、制御部30は、この操作信号PSやリモートコントロール信号RM等に基づいて制御信号CTd,CTs,CTv,CTmtを生成して各部の動作を制御し、撮像動作やダイナミックレンジの切り替えおよびモニタ画信号の生成をユーザの操作等に応じて行う。
次に、撮像装置の動作について説明する。A/D変換部131は、撮像信号Spaをディジタルの画像信号DVaに変換する。撮像部11の撮像素子におけるダイナミックレンジが例えば600%程度であるとき、A/D変換部131は、撮像信号Spaを分解能が高く撮像素子よりも広いダイナミックレンジの画像信号DVa、例えば16ビットのビット幅でダイナミックレンジが約700%となるように変換処理を行う。
図3は、A/D変換部131の動作を説明するための図である。撮像信号Spaを量子化して16ビットの画像信号DVaを生成する場合、画像信号DVaのレベル範囲は「0〜16383(3FFFh)」となる。
ここで、上述したように、ディジタルテレビジョンの符号化規格では、8ビット/サンプルのとき黒レベル(0%)が「16(10h)」で白ピークレベル(100%)が「235(EBh)」、10ビット/サンプルのとき黒レベル(0%)が「64(040h)」で白ピークレベル(100%)が「940(3ACh)」に規定されている。これをもとにビット拡張を行うことで、ダイナミックレンジを広げて分解能を高めるものとする。例えば16ビット幅にビット拡張を行い、レベル範囲「0〜16383」で、−7.3%〜約700%を示すようにA/D変換を行う。ここで、黒レベル(0%)を「170(00AAh)」としたとき、白ピークレベル(100%)は、「2506(09CAh)」に相当する。また「16383(3FFFh)」は697%に相当するものとなる。
信号処理部13は、上述したようにプリニー補正処理やニー補正処理,ホワイトクリップ処理等によって、画像信号DVaの信号レベル変換処理を行う。図4は、信号処理部13における信号レベル変換処理を説明するための図である。
ダイナミックレンジを規格に応じた範囲とするように撮像装置10が設定されたとき、プリニー補正処理部132は、制御信号CTsに基づき、ニーポイント以上の明るさの画像信号DVaを圧縮する処理を行い、図4Aに示すように12ビット幅の画像信号DV-pkを生成する。また、ダイナミックレンジを規格よりも広くするように撮像装置10が設定されたとき、プリニー補正処理部132は、制御信号CTsに基づき、16ビット幅の画像信号DVaを、図4Bに示すように12ビット幅の画像信号DV-pkに変換する。なお、図4は、ニーポイントを例えば白ピークレベル(100%)に設定した場合を示しているが、ニーポイントは白ピークレベル(100%)に限られるものではない。
ここで、ダイナミックレンジを規格に応じた範囲とするときは、ニーポイント以上の明るさの信号を圧縮することから、プリニー補正処理部132は、ダイナミックレンジを狭めて分解能を高くするように、ビット割当てを行い画像信号DV-pkを生成する。例えば、8ビット/サンプルの信号に対してMSB(Most Significant Bit)側に2ビット追加してダイナミックレンジを4倍広くする。また、LSB(Least Significant Bit)側に2ビットを追加して分解能を4倍高める。このようにビット追加を行う(図では「2−8−2」と示している)ことで、ダイナミックレンジと分解能を8ビット/サンプルの信号に対して高めた画像信号DV-pkを生成する。すなわち、−7.3%が「0(000h)」、黒レベル(0%)が「64(040h)」、白ピークレベル(100%)が「940(3ACh)」、最大レベルが460.2%で「4095(FFFh)」となる画像信号DV-pkとする。なお、図4および後述する図5でカッコ書きしたパーセント表示値は圧縮前の実レベルを示している。
また、ダイナミックレンジを広くするときは、信号の圧縮を行わないことから、プリニー補正処理部132は、画像信号DVaのダイナミックレンジを維持できるように、ビット割当てを行い画像信号DV-pkを生成する。例えば、8ビット/サンプルの信号に対してMSB側に3ビット、LSB側に1ビットを追加する(図では「3−8−1」と示している)ことで、画像信号DVaのダイナミックレンジを確保できるようにダイナミックレンジを8倍広くする。また、分解能を8ビット/サンプルの信号に対して2倍高めて画像信号DV-pkを生成する。すなわち、−7.3%が「0(000h)」、黒レベル(0%)が「32(020h)」、白ピークレベル(100%)が「470(1D6h)」、最大レベルが928%で「4095(FFFh)」となる画像信号DV-pkとする。
ニー補正処理部133は、ニーポイント以上の明るさの画像信号DV-pkを圧縮して、図4C,Dに示すように画像信号DV-kを生成する。ここで、ニー補正処理部133は、ニーポイント以上の明るさの画像信号DV-pkを圧縮することから、画像信号DV-kのビット幅が有効に利用できるように、ダイナミックレンジを画像信号DV-pkよりも狭くするとともに分解能が高くなるようにビット割当てを行う。例えば、ニーポイント以上の明るさの画像信号DV-pkに対して、ニーポイント以上の部分を略1/2倍に圧縮するニー補正処理を行うものとして、画像信号DV-pkに対してダイナミックレンジを1/2倍、分解能を2倍とするビット割当てを行う。
ここで、画像信号DVaに対して、ニーポイント以上の明るさの信号を圧縮するプリニー補正処理が行われて画像信号DV-pkが生成された場合、ダイナミックレンジを1/2倍、分解能を2倍としたとき、画像信号DV-kは、図4Cに示すように、−7.3%が「0(000h)」、黒レベル(0%)が「128(080h)」、白ピークレベル(100%)が「1880(758h)」、最大レベルが226.5%で「4095(FFFh)」となる。
また、画像信号DVaに対して圧縮が行われていない場合、ダイナミックレンジを1/2倍、分解能を2倍としたとき、画像信号DV-kは、図4Dに示すように、−7.3%が「0(000h)」、黒レベル(0%)が「64(040h)」、白ピークレベル(100%)が「940(3ACh)」、最大レベルが460%で「4095(FFFh)」となる。
ホワイトクリップ処理部134は、画像信号DV-kに対して、白レベルをクリップして画像信号DV-wcを生成する。例えば、図4E,Fに示すように、画像信号DV-kに対して、レベルが「2047(7FFh)」を超える部分をクリップして画像信号DV-wcを生成する。このように処理を行うと、ダイナミックレンジを規格に応じた範囲とするときは、図4Eに示すように、−7.3%が「0(000h)」、黒レベル(0%)が「128(080h)」、白ピークレベル(100%)が「1880(758h)」、最大レベルが109.5%で「2047(7FFh)」となる画像信号DV-wcが生成される。また、ダイナミックレンジを広げるときは、図4Fに示すように、−7.3%が「0(000h)」、黒レベル(0%)が「64(040h)」、白ピークレベル(100%)が「940(3ACh)」、最大レベルが226%で「2047(7FFh)」となる画像信号DV-wcが生成される。
出力処理部135は、画像信号DV-wcを外部機器50に対応した規定のビット幅の画像信号DVbに変換する。例えば、外部機器50の入力ビット幅が10ビットであるとき、図4E,図4Fに示す11ビットの画像信号DV-wcを10ビットの画像信号DVbに変換する。ここで、出力処理部135は、画像信号DV-wcの分解能を1/2倍して画像信号DVbとする。すなわち、ダイナミックレンジを規格に応じた範囲とするときは、図4Gに示すように分解能が1/2倍されて、−7.3%が「0(000h)」、黒レベル(0%)が「64(040h)」、白ピークレベル(100%)が「940(3ACh)」、最大レベルが109.5%で「1023(3FFh)」となる10ビット幅の画像信号DVbに変換される。また、ダイナミックレンジを広げるときは、図4Hに示すように分解能が1/2倍されて、−7.3%が「0(000h)」、黒レベル(0%)が「32(020h)」、白ピークレベル(100%)が「470(1D6h)」、最大レベルが226%で「1023(3FFh)」となる10ビット幅の画像信号DVbに変換される。
このようにして、ダイナミックレンジが「−7.3%〜109.5%」あるいは「−7.3%〜226%」の画像信号DVbを生成することができる。
次に、モニタ画生成部20の動作について説明する。モニタ画生成部20は、画像信号DVb,DVdに対して、モニタ画の明るさがダイナミックレンジの切り替えに係らず等しくなるようレベル変換を行いモニタ画信号DVmt,SVmtを生成する。
画像信号DVbのダイナミックレンジが上述の規格に応じた範囲とされているとき、レベル変換部21は、制御信号CTvに基づき、画像信号DVbのダイナミックレンジを変更することなく選択処理部22に供給する。また、画像信号DVbのダイナミックレンジが広げられているとき、制御信号CTvに基づき、例えば白ピークレベル(100%)が規格に応じたレベルとなるようにレベル変換を行う。
図5は、レベル変換部21の動作を説明するための図である。ここで、画像信号DVbが、図5Aに示すように、−7.3%が「0(000h)」、黒レベル(0%)が「64(040h)」、白ピークレベル(100%)が「940(3ACh)」、最大レベルが109.5%で「1023(3FFh)」とされて、規格に応じた範囲とされているとき、レベル変換部21は、ダイナミックレンジを変更することなく画像信号DVbを画像信号DVcとして選択処理部22に供給する。
また、画像信号DVbのダイナミックレンジが広くされて、図5Bに示すように、−7.3%が「0(000h)」、黒レベル(0%)が「32(020h)」、白ピークレベル(100%)が「470(1D6h)」、最大レベルが226%で「1023(3FFh)」とされているとき、白ピークレベル(100%)が規格に応じたレベル「940(3ACh)」となるようにレベル変換処理を行う。すなわち、制御信号CTvに基づき画像信号DVbのレベルを2倍として図5Cに示すように10ビット幅の信号とすることで、白ピークレベル(100%)が「940(3ACh)」とされた画像信号DVcを得ることができる。
レベル変換部21は、画像信号DVbだけでなく、外部機器50から供給された画像信号DVdに対しても、画像信号DVbと同様な処理を行い、画像信号DVeを生成して選択処理部22に供給する。
選択処理部22は、制御部30からの制御信号CTmtに基づき画像信号DVb,DVc,DVd,DVeの何れかを選択してモニタ画信号DVmtとして出力する。あるいは、複数の画像信号に基づいた画像を1画面上に表示させる画像信号を生成して、この画像信号をモニタ画信号DVmtとして出力する。また、D/A変換処理を行い、アナログのモニタ画信号SVmtとして出力する。
このように、撮像装置で生成する画像信号DVbのダイナミックレンジを切り替えることができるので、テレビジョン番組の制作時には、ディジタルテレビジョンの符号化規格に対応したダイナミックレンジの画像信号を生成し、映画制作等の場合には、テレビジョン番組の制作時よりもダイナミックレンジの広い画像信号を生成させることで、テレビジョン番組の制作や映画制作等のいずれであっても、製作者の意図した撮像画像を得ることができる。また、撮像装置の利用範囲を広げられることから、撮像装置の利用価値を高めることができる。
また、A/D変換部131は、撮像信号Spaよりもダイナミックレンジが広く、出力する画像信号DVbよりもビット幅が広い画像信号DVaに変換し、この画像信号DVaを用いて信号レベル変換処理を行い、信号レベル変換処理後に規定のビット幅の画像信号DVbとされるので、高解像度で信号レベル変換処理を行うことができ、良好な撮像画像を得ることができる。
また、ダイナミックレンジを一定の範囲に維持してモニタ画信号として出力することできるので、ダイナミックレンジを広くしても、モニタ画の明るさを維持することが可能となり、モニタ画像を参照しながらフォーカス調整等を容易に行うことができる。また、レベル変換が行われる前の画像信号DVbとレベル変換後の画像信号DVcに基づく画像を1画面上に表示すれば、画像信号DVcに基づく画像でフォーカス調整等を容易に行うことができるとともに、画像信号DVbに基づく画像で高輝度部分の階調が良好に再現されているか否かを同時に確認することができる。
なお、上述の実施の形態では、プリニー補正処理を行うことで画像信号DVbのダイナミックレンジを規定の範囲とし、プリニー補正処理を行わないことで画像信号DVbのダイナミックレンジを広げるものとしたが、制御信号CTsに基づいてプリニー補正処理および/またはニー補正処理での圧縮率を連続的に切り換えるものとすれば、画像信号DVbのダイナミックレンジも連続的に切り替えることができる。さらに、プリニー補正処理やニー補正処理は、入力信号が大きくなるに伴い圧縮率を高くするいわゆる適応的補正処理を行うものとしても良い。
また、画像信号DV-pk,DV-k,DV-wcのビット幅は例示的なものであり、図4や図5に示すビット幅に限られるものではない。例えば画像信号DV-wcまで12ビット幅あるいはそれ以上のビット幅で処理を行い、出力処理部135で10ビット幅の画像信号DVbとして出力させることもできる。
以上のように、本発明にかかる撮像装置は、撮像画像の画像信号を生成する際に、画像信号のダイナミックレンジを切り替えるができるので、種々の映像コンテンツの制作に適用している。
撮像装置の構成を示す図である。 信号処理部の構成の一部を示す図である。 A/D変換部の動作を説明するための図である。 信号レベル変換処理を説明するための図である。 レベル変換部の動作を説明するための図である。
符号の説明
10・・・撮像装置、11・・・撮像部、12・・・駆動部、13・・・信号処理部、20・・・モニタ画生成部、21・・・レベル変換部、22・・・選択処理部、23・・・D/A変換部、30・・・制御部、31・・・ユーザインタフェース部、50・・・外部機器、131・・・A/D変換部、132・・・プリニー補正処理部、133・・・ニー補正処理部、134・・・ホワイトクリップ処理部、135・・・出力処理部

Claims (3)

  1. 撮像信号を生成する撮像手段と、
    前記撮像信号の信号レベル変換処理を行う信号処理手段と、
    前記信号処理手段における信号レベル変換処理の処理動作を変更して、該信号レベル変換処理によって得られた画像信号のダイナミックレンジを切り替える制御手段と
    前記信号レベル変換処理によって得られた画像信号に対して、モニタ画の明るさがダイナミックレンジの切り替えに係らず等しくなるようレベル変換を行いモニタ画信号を生成するモニタ画生成手段とを有する撮像装置。
  2. 前記信号処理手段は、前記信号レベル変換処理にプリニー補正処理を含めるものとし、
    前記制御手段は、前記信号処理手段で前記プリニー補正処理を行うか否かによって前記ダイナミックレンジの切り換えを行
    求項1記載の撮像装置。
  3. 前記信号処理手段に、前記撮像信号をデジタルの画像信号に変換する信号変換手段を設け、
    前記信号処理手段は、前記信号変換手段によって前記撮像信号をデジタルの画像信号に変換する際に、前記撮像信号よりもダイナミックレンジが広く、ビット幅が規定のビット幅よりも広い画像信号に変換し、該画像信号を用いて前記信号レベル変換処理を行い、該信号レベル変換処理後にビット幅を前記規定のビット幅とす
    求項1記載の撮像装置。
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