JP4280377B2

JP4280377B2 - Image communication method and apparatus

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Publication number: JP4280377B2
Application number: JP30435299A
Authority: JP
Inventors: 弘志信田; 康秀上野; 進松崎; 尚樹菅原; 宗樹中尾; 猛外山
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1998-10-27
Filing date: 1999-10-26
Publication date: 2009-06-17
Anticipated expiration: 2019-10-26
Also published as: KR100344509B1; EP0998120A2; CN1252670A; US6775033B1; JP2000201268A; EP0998120B1; EP0998120A3; KR20000029338A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラー画像及びモノクロ画像を送受信可能な画像通信方法及び装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、カラー画像を伝送するための手順として、ＩＴＵ−ＴＴ．３０勧告が知られている。このＴ．３０勧告を用いた場合、送信できる画像の最小サイズはＡ４幅で、その解像度は１００ｄｐｉ，２００ｄｐｉ，３００ｄｐｉ，４００ｄｐｉに限定されていた。
【０００３】
一方で、家庭で主に用いるカラー画像のサイズは、例えばプリント写真などのＬサイズの写真（85mm×127mm等）や官製ハガキなどのように、Ａ４判より小さいサイズが一般的である。このため例えば、Ｌサイズの写真を送信する場合には、余白データを付加してＡ４サイズに変更したり、或は画像データそのものを拡大してＡ４サイズにするなどして送信する必要があった。また、カラー画像が印刷できる家庭用の安価なカラープリンタが普及しており、これらプリンタのプリントヘッドの解像度は３６０ｄｐｉや７２０ｄｐｉが主流である。
【０００４】
このため上述の解像度で伝送された画像データを受信して家庭などで印刷する場合、例えば４００ｄｐｉ等の解像度で受信した画像データを０．９倍などのように小数倍したり、或は整数倍でない倍率で解像度変換を行って印刷する必要があった。しかしこのような倍率による変換を行うと、印刷された画像の品質の劣化が著しかった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
また標準化されていない特殊なサイズや解像度で画像を送信するためには、ＮＳＦ／ＮＳＳ／ＮＳＣ（以下、ＮＳＸと呼ぶ）といった非標準用の手順信号を用いて通信を行う必要があった。しかしながら、これらＮＳＸ信号を用いた手順では、ＮＳＸ信号に含まれるメーカコード（製造元により異なる）、機種コードなどが相手機と一致した場合のみしか通信できず、また通信手順自体も独自なものとなる。このため同一メーカの限られた機種同士でしか通信することができなかった。更に、例えばＦ網などの蓄積交換機を介して中継送信を行う場合などでは、送信元端末と受信先端末が同一メーカの機種であっても、介在する交換機など中継機のメーカが異なる場合には通信することが出来なかった。
【０００６】
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、ＩＴＵ−Ｔ勧告のＴ．３０で規定されていない属性の画像データを伝送する際、非標準の手順を用いることなく汎用性の高い標準の手順で通信を実行することにより、異なる機種間での通信を可能にし、各種画像に対応した画像通信を行うことができる画像通信方法及び装置を提供することを目的とする。
【０００７】
また本発明の目的は、通信する画像の属性がＩＴＵ―Ｔ勧告化されているかどうかによらず通信できるようにようにした画像通信方法及び装置を提供することにある。
【０００８】
また本発明の目的は、ＩＴＵ−Ｔ勧告のＴ．３０で規定されていない属性を有する画像データを伝送する際、画像データを送信するフェーズでＩＴＵ−Ｔ勧告のＴ．３０で規定されていない属性を相手機に伝送することにより、ＩＴＵ−Ｔ勧告と矛盾することなく標準の手順を用いた画像通信を実行する画像通信方法及び装置を提供することにある。
【０００９】
また本発明の目的は、ＩＴＵ−Ｔ勧告のＴ．３０で規定されていない属性を有する画像データを送受信する際、非標準の手順を用いることなく汎用性の高い標準の手順で通信を実行することにより、異なるメーカ同士での通信を可能にした画像通信方法及び装置を提供することにある。
【００１０】
更に本発明の目的は、送受信する画像データの属性がＩＴＵ−Ｔ勧告のＴ．３０で規定されていない場合でも、通信する手順を変更して送受信を可能にする画像通信方法及び装置を提供することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の画像通信装置は以下のような構成を備える。即ち、
Ｇ３ファクシミリ手順で画像データを送信する通信手段と、
ＩＴＵ−Ｔ勧告で規定される、送信すべき画像データの第１画像属性を含む受信命令を送出する受信命令送出手段と、
前記受信命令送出手段による前記受信命令の送出後の画像データを送信するフェーズで、前記送信すべき画像データの第２画像属性を含む情報を送出する属性送出手段と、
前記ＩＴＵ−Ｔ勧告のＴ．３０で規定されていない属性の画像データを送信する場合、前記送信すべき画像データの属性とは無関係に前記ＩＴＵ−Ｔ勧告で規定される前記第１画像属性を含む受信命令を前記受信命令送出手段によって送出させ、前記属性送出手段により前記ＩＴＵ−Ｔ勧告のＴ．３０で規定されていない第２画像属性を含む情報を送出させることにより画像データの伝送を制御する制御手段とを有し、
前記制御手段は、送出した前記第２画像属性を含む情報に対する相手装置からの応答としてＭＣＦ信号を受信した場合は、前記送出した第２画像属性の画像データを前記通信手段に送信させ、一方、前記送出した第２画像属性を含む情報に対する相手装置からの応答としてＦＤＭ信号を受信した場合は、当該ＦＤＭ信号に含まれる拒絶の理由を解析し、前記送信すべき画像データの属性が変更可能であれば変更し、属性を変更した前記画像データの第２画像属性を含む情報を前記属性送出手段に送出させることを特徴とする。
【００１２】
上記目的を達成するために本発明の画像通信装置は以下のような構成を備える。即ち、
ＩＴＵ−Ｔ勧告で規定されるＧ３ファクシミリ手順で画像データを受信する通信手段と、
送信側から送信される画像データのＩＴＵ−Ｔ勧告で規定される第１画像属性を含む受信命令を前記通信手段により受信する受信命令受信手段と、
前記受信命令に続く画像データを受信するフェーズにおいて、前記ＩＴＵ−Ｔ勧告のＴ．３０で規定されていない第２画像属性を含む情報を受信すると、前記第２画像属性が、画像データが受信可能かどうかの判定条件に合うか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段による判定結果に基づいて、前記受信命令に含まれる前記第１画像属性には拠らずに前記第２画像属性によって受信した画像データを処理する処理手段と、
前記判定手段により前記第２画像属性が前記判定条件に合うと判定されたことに応じて前記通信手段にＭＣＦ信号を送信させ、一方、前記判定手段により前記第２画像属性が前記判定条件に合わないと判定されたことに応じて、前記通信手段に拒絶の理由を含むＦＤＭ信号を送信させる制御手段と、を有することを特徴とする。
【００１３】
上記目的を達成するために本発明の画像通信方法は以下のような工程を備える。即ち、
ＩＴＵ−Ｔ勧告で規定される、送信すべき画像データの第１画像属性を含む受信命令を送出する受信命令送出工程と、
前記受信命令送出工程による前記受信命令の送出後の画像データを送信するフェーズで、前記送信すべき画像データの第２画像属性を含む情報を送出する属性送出工程と、
前記ＩＴＵ−Ｔ勧告のＴ．３０で規定されていない属性の画像データを送信する場合、前記送信すべき画像データの属性とは無関係に前記ＩＴＵ−Ｔ勧告で規定される前記第１画像属性を含む受信命令を前記受信命令送出工程によって送出させ、前記属性送出工程により前記ＩＴＵ−Ｔ勧告のＴ．３０で規定されていない第２画像属性を含む情報を送出させることにより前記画像データの伝送を制御をする制御工程とを有し、
前記制御工程は、送出した前記第２画像属性を含む情報に対する相手装置からの応答としてＭＣＦ信号を受信した場合は、前記送出した第２画像属性の画像データを前記画像データを送信するフェーズで送信させ、一方、前記送出した第２画像属性を含む情報に対する相手装置からの応答としてＦＤＭ信号を受信した場合は、当該ＦＤＭ信号に含まれる拒絶の理由を解析し、前記送信すべき画像データの属性が変更可能であれば変更し、属性を変更した前記画像データの第２画像属性を含む情報を前記属性送出工程により送出させることを特徴とする。
【００１４】
上記目的を達成するために本発明の画像通信方法は以下のような工程を備える。即ち、
送信側から送信される画像データのＩＴＵ−Ｔ勧告で規定される第１画像属性を含む受信命令を受信する受信命令受信工程と、
前記受信命令信号に続く画像データを受信するフェーズにおいて、前記ＩＴＵ−Ｔ勧告のＴ．３０で規定されない第２画像属性を含む情報を受信すると、前記第２画像属性が、画像データが受信可能かどうかの判定条件に合うか否かを判定する判定工程と、
前記判定工程による判定結果に基づいて、前記受信命令に含まれる第１画像属性には拠らずに前記第２画像属性によって受信した画像データを処理する処理工程と、
前記判定工程により前記第２画像属性が前記判定条件に合うと判定されたことに応じてＭＣＦ信号を送信し、一方、前記判定工程で前記第２画像属性が前記判定条件に合わないと判定されたことに応じて、拒絶の理由を含むＦＤＭ信号を送信する送信工程と、を有することを特徴とする。
【００１５】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【００１６】
［概要］
本装置はアナログ小電力方式のコードレス電話機能を搭載し、ＩＴＵ勧告Ｇ３規格を満たす機能を有するファクシミリ装置であり、加えて、カラー画像読取部とカラー画像記録部を備え、カラーコピー機能やカラー画像の通信機能を有するとともに、音声認識部により音声を認識して自動宛先ダイヤルが可能である。
【００１７】
カラー画像読取部は、本体から着脱自在なハンドスキャナユニットで構成され、シート状の原稿の読み取りはもとより、ブック原稿なども読み取ることが可能である。このスキャナユニットの読取センサは、例えば、線順次でＲＧＢ各色のデータを出力する密着型のカラー読取センサであって、例えば、最大読取幅はＢ４幅、読取解像度は２００ｄｐｉである。
【００１８】
カラー画像記録部は例えばインク吐出方式で、ＣＭＹＫ各色のインクタンクおよびインク吐出部が一体になったカラーインクカートリッジと、黒インクのみのインクタンクおよびインク吐出部が一体となったモノクロインク・カートリッジとの何れか一方を装着することにより、例えば３６０ｄｐｉの記録解像度で記録紙上に画像を印刷する。画像の記録幅に関しては、例えば、何れのカートリッジを装着してもモノクロ記録時の記録幅は最大Ｂ４幅であるが、カラーカートリッジを装着したカラー記録時のみ記録幅が最大Ａ４幅になる。
【００１９】
また通信に関しては、例えば、Ｇ３モードで最高９６００ｂｐｓの通信速度を有し、画像伝送における誤り再送機能であるＥＣＭモードを備えている。
【００２０】
図１は本装置のシステム構成例を示すブロック図、図２は本装置を制御するためのソフトウェアの一例を示すタスク構成図、図３は本装置の操作パネルの構成例を説明する図である。また、図４は本装置の制御部が画像データを管理するために図１に示すＳＲＡＭ１２４上に形成される管理テーブルである画像レコードの一例を示す図である。
【００２１】
［構成］
図１において、１１は本装置の制御部であるＣＰＵ、１２１はプログラムや各種データが格納されるＲＯＭ、１１８は各種プログラムの実行に使用されるワークメモリ用として、留守録用などの音声データ、並びに、モノクロおよびカラー画像データ用の蓄積メモリとして使用されるＤＲＡＭで、例えば、このＤＲＡＭ１１８の記憶容量は２ＭＢで、その内、約０．５ＭＢがワークメモリに使用され、残りの約１．５ＭＢが画像および音声データの蓄積のために使用される。１２４はシステムに必要な登録データ（各種ソフトスイッチ、電話帳データ、音声認識のための音声登録データ、装置の電話番号、および、略称などの装置用ＩＤデータ）が登録されるＳＲＡＭで、電源断によりデータが失われないよう電池でバックアップされている。
【００２２】
１２はＩＴＵ勧告Ｇ３モードに必要な機能をもつ公知のファクシミリ用ＭＯＤＥＭ（モデム）で、Ｖ．２９，Ｖ．２１，Ｖ２７ｔｅｒのほかにＤＴＭＦ認識機能、ＤＲＡＭを用いた音声録音および音声再生のための音声ＣＯＤＥＣ機能なども備える。１３は子機電話機１５とアナログ小電力方式の無線通信を行うベースユニットで、ＣＰＵ１１からの指示により無線通信を制御する公知のユニットである。
【００２３】
１４はアナログ信号用接続スイッチ（クロスポイントＳＷ）で、ＣＰＵ１１からの設定により、装置本体の電話機ハンドセット１６、音声入力用のマイク１７、音声再生用のスピーカ１８、回線とのインタフェイスを行うＮＣＵ１９、ＣＰＵ１１の音声入力端子、および、ＭＯＤＥＭ１２およびベースユニット１３の間のアナログ信号の接続を自在に切り替える公知の回路である。
【００２４】
１１０はモノクロ２値画像データからランレングス符号を生成し、また、ランレングス符号を入力してモノクロ２値画像データを出力する公知のランレングス符号化復号回路、１１１は公知の時計ＩＣであるＲＴＣである。１２５はハンドスキャナユニット(ＨＳＵ)で、カラーコンタクトセンサ１１２、および、ＨＳＵ１２５が原稿上を移動した距離を測定するためのロータリエンコーダ（ＲＣ）１１６が内蔵され、装置本体とはカールコードを介して着脱自在に接続されている。１１３はＨＳＵ１２５の出力信号の一つであるロータリエンコーダ１１６の回転数情報から移動距離データを生成してＣＰＵ１１に通知するエンコーダ検出部である。
【００２５】
１１４は画像処理部で、ＣＰＵ１１の指示によりカラー画像データをＤＲＡＭ１１８に蓄積する場合、カラーコンタクトセンサ１１２から出力されるアナログＲＧＢ信号（線順次で解像度２００ｄｐｉ）を入力して、ＲＧＢ各８ビット（一画素あたり２４ビット）の９０ｄｐｉディジタル画像データに変換する。また、ＣＰＵ１１の指示により直接カラーコピーを行う場合は、カラーコンタクトセンサ１１２から出力されるアナログＲＧＢ信号を３６０ｄｐｉのＹＭＣＫ２値のディジタル画像データに変換する。何れの変換データもＤＭＡコントローラ１１７に供給され、ＤＭＡコントローラ１１７は、９０ｄｐｉのＲＧＢカラー画像データをＤＲＡＭ１１８に蓄積する場合はＤＲＡＭ１１８へカラー画像データを転送し、カラーコピーをダイレクトに行う場合は記録制御部１１９へ３６０ｄｐｉのＹＭＣＫ２値データを転送する。
【００２６】
またモノクロ画像データをＤＲＡＭ１１８に蓄積する場合、画像処理部１１４は、カラーコンタクトセンサ１１２から出力されるアナログＲＧＢ信号を２００ｄｐｉのモノクロ２値のディジタル画像データに変換してＤＭＡコントローラ１１７に供給する。モノクロコピーをダイレクトに行う場合、画像処理部１１４は、カラーコンタクトセンサ１１２から出力されるアナログＲＧＢ信号をモノクロ２値の３６０ｄｐｉディジタル画像データに変換してＤＭＡコントローラ１１７に供給する。ＤＭＡコントローラ１１７は、モノクロ画像データをＤＲＡＭ１１８に蓄積する場合はＤＲＡＭ１１８へモノクロ画像データを転送し、モノクロコピーをダイレクトに行う場合は記録制御部１１９へモノクロ画像データを転送する。
【００２７】
記録制御部１１９は、記録部１２０が記録可能なデータ形式に入力される画像データを変換する。記録部１２０は、インク吐出方式の公知のカラープリンタ部分で、インクタンクおよびインク吐出部が一体になっているカートリッジを主走査方向に移動し、記録紙を副走査方向に移動させることにより画像を記録する。カラーカートリッジとモノクロカートリッジとの何れが装着されているかは、記録部１２０とカートリッジの電気的接点の構成によりＣＰＵ１１が判別できるようになっている。
【００２８】
１１５はモノクロ２値画像データを入力して解像度変換を行う公知の解像度変換回路で、モノクロ画像の拡大・縮小などのために使用されるとともに、記録部１２０の記録解像度に対して回線から受信されたモノクロ画像の解像度を整合させる用途にも使用される。
【００２９】
１２２は本装置の操作部である操作パネルで、図３に示すように、各種キーや表示ランプ、および、ＬＣＤディスプレイを備える。また、マイク１１７やスピーカ１１８などは、この操作パネル１２２に配備されている。
【００３０】
１２６は装置本体からのハンドスキャナユニット１２５の着脱状態を検出するためのセンサで、センサ１２６の出力によってＣＰＵ１１はシート状原稿を読み取るシートモードであるか、ブック原稿など立体物を読み取るハンドスキャンモードであるかを決定する。
【００３１】
次に、図３に示す操作パネル１２２の構成について説明する。
【００３２】
図３において、１６は本体用ハンドセット、３２は各種登録や設定のための「機能キー」、３３は伝言や通話内容を音声データとしてＤＲＡＭ１１８に録音するとき使用する「録音キー」、３４はＭＯＤＥＭ１２の音声ＣＯＤＥＣによってＣＰＵ１１がＤＲＡＭ１１８に録音した音声データを再生するとき使用する「再生キー」、３５はＤＲＡＭ１１８に格納された各種データを消去する際に使用する「消去キー」、３６は１６文字分のキャラクタを２行表示できるバックライト付のＬＣＤ表示部であって、装置の状態や各種メッセージを出力するために使われる。３７は「カラーＬＥＤ」で、３８の「カラー/白黒キー」によりカラーモードが選択されると点灯する。３９はモノクロモードでの画質を選択するための「画質キー」である。
【００３３】
３１０は電話帳を呼び出すための「電話帳キー」と、登録などの内容を確定させるための「セットキー」とを兼用するキーであって、説明を容易にするために、以降「セットキー」と呼ぶことにする。３１１は「上カーソルキー」、３１２は「下カーソルキー」、３１３は「左カーソルキー」、および、３１４は「右カーソルキー」で、いずれも表示制御の操作で使用する。
【００３４】
３１５はファクシミリ送信のための「送信キー」、３１６はファクシミリ受信および受信画像をプリントするための「受信/プリントキー」である。３１７はコピーを実行するための「コピーキー」、３１８は実行中の動作を中断するための「ストップキー」である。３１９はマイク１７の開口部、３２０はテンキー部、３２１は回線を接続したままマイク１７をアクティブにして音声信号を回線へ出力し、回線上の音声をスピーカ１８で再生する装置状態にするための「スピーカホンキー」、３２２は音声認識によって宛先自動ダイヤルを実行するための「音声認識キー」、３２３は電話が着信した場合に相手の通話内容を自動的にＤＲＡＭ１１８に録音するための「留守キー」、３２４は装置本体からコードレス子機電話を呼び出して内線通話を実行するための「子機キー」、３２５は通話状態を保留したまま相手にメロディを送出する「保留キー」、３２６は前回の電話相手の電話番号を自動的にダイヤルするための「リダイヤルキー」、３２７は外線通話中に他の着呼に応答し、また、元の通話に戻す、所謂キャッチホン通話を行うために使用する「キャッチキー」である。
【００３５】
［動作］
本体にスキャナ１２５を装着した状態（シートスキャン）でのコピーはダイレクトモードとなり、読み取りデータをＤＲＡＭ１１８に蓄積することなく、シート状の原稿を読み取りながら記録部１２０に出力して記録する。この場合、ＤＲＡＭ１１８への読取りデータの蓄積が不要であるため、高解像度でもＤＲＡＭ１１８のメモリオーバーフローとはならない。このスキャナ１２５による読取り解像度は記録部１２０の解像度に整合させている。これにより、読み取りデータの解像度は副走査方向３６０ｄｐｉとなる。またコピー可能サイズも、モノクロ時はＢ４幅まで、カラー時は記録部１２０の仕様によりＡ４幅までとなる。
【００３６】
次に本体からスキャナ１２５を取り出してハンドスキャナとしてコピーに使用する場合はメモリモードとなり、スキャナ１２５により読み取ったデータは必ずＤＲＡＭ１１８にページ単位で蓄積される。これは記録部１２０における記録速度が、人間が通常ハンドスキャンを行う速度に対して遅いための処置であり、読み取ったデータを一旦、ＤＲＡＭ１１８に蓄積することによってハンドスキャンを高速で実行し終了できるようにしている。また、この場合のスキャナ１２５の読み取り解像度を記録部１２０の解像度に整合させて３６０ｄｐｉとすると、１ページの画像データ容量が大きすぎてＤＲＡＭ１１８のメモリエリアを占有してしまい、装置の動作に支障をきたす虞がある。そこでＤＲＡＭ１１８のメモリ容量を増やすことも考えられるが、このようなメモリ容量の増大はコストがかかる等の理由から、読み取り解像度はモノクロ時は２００ｄｐｉ、カラー時には９０ｄｐｉに抑えているが、これに限定されるものではない。また同様の理由から、モノクロ時のコピーサイズはＢ４幅までであるが、カラー時のコピーサイズはＡ６（もしくは官製葉書サイズ）以下に制限してある。
【００３７】
因みに、モノクロ２００ｄｐｉでＢ４サイズ１ページ分のデータ容量は約７００ＫＢ(Kbyte)、カラー９０ｄｐｉでＡ６サイズの１ページ分のデータ容量は約６００ＫＢとなり、いずれの場合も１．５Ｍバイトの容量を有するＤＲＡＭ１１８に蓄積可能である。なお、この読み取ったデータを圧縮符号化してＤＲＡＭ１１８に蓄積すれば、読取り可能サイズ及び解像度をもっと上げることは出来るが、後に述べるように圧縮符号化はソフトウエアで行うために時間がかかりハンドスキャンの実行速度が下がってしまうデメリットがある。また、高速の圧縮符号化のためにハードウエアを追加することは大幅なコスト増を招くことになる。
【００３８】
また本体にスキャナ１２５を装着した状態で、原稿を読取りながらの原稿送信はダイレクトモードとなり、読み取りデータをＤＲＡＭ１１８に１ページ分蓄積することなくＤＲＡＭ１１８経由でモデム１２に転送して、シート状原稿を読み取りながら相手ファクシミリに送信する。
【００３９】
更に本体からスキャナ１２５を取り出してハンドスキャナとして使用して原稿を読み取って送信する場合はメモリモードとなり、スキャナ１２５により読み取ったデータは必ずＤＲＡＭ１１８にページ単位で蓄積される。これはモデム１２の通信速度が人間がハンドスキャンを実行する速度に比較して遅いための処置である。このように、読み取ったデータを一旦、ＤＲＡＭ１１８にページ単位で蓄積することにより、ハンドスキャンを高速で実行できるように構成されている。また、この場合の読み取り解像度や原稿サイズに関しては、コピーにおけるメモリモードと同じ理由で同様の仕様としている。
【００４０】
尚、ハンドスキャナとして使用されるか、或は本体にスキャナ１２５を装着した状態で使用されるかは、スキャナ着脱センサ１２６からの検出信号に基づいて判定される。
【００４１】
［ソフトウェア構成］
次に、図２に示す本装置のタスク構成図を参照して、本実施の形態のソフトウェア構成を説明する。本装置のソフトウェアは、マルチタスクＯＳ２１２によって、各タスクが並行して動作できる環境が与えられている。以下、各タスクについて説明する。
【００４２】
２１は状態監視タスクで、装置内に発生する各イベントを監視し、装置状態を変化させる必要のあるイベントの発生を検出すると、必要なタスクにその情報を通知する機能をもつ。例えば、操作パネル１２２によって入力されたキー情報を検出すると、オペレートタスク２２や回線制御タスク２３に必要なキー情報を伝達して、装置の対応する機能動作を起動する。
【００４３】
オペレートタスク２２は、状態監視タスク２１からのキーコードＡ情報を受けて動作モードを判定し、その動作モードに対応する機能を実行するタスクにスタートコマンドを発行するとともに、キーコードＡ情報に基づいて操作パネル１２２の表示機能を制御する。
【００４４】
２３は回線制御タスクで、ＮＣＵ１９を制御して、回線からの着呼を受け付けたり、オペレートタスク２２からのダイヤル要求コマンドに応じてダイヤル信号を送出するために回線を捕捉したり、回線断を実行して通信を終了させたりするシーケンスを実行する。また、回線接続状態における状態監視タスク２１からのキーコードＢ情報により「送信キー」や「受信/プリントキー」が押されたことを検出し、回線上の信号を分析することで発信相手が電話か、ファクシミリ装置かを自動判別し、ファクシミリ装置ならば通信タスク２５にファクシミリ通信のための通信スタートコマンドを発行したりする。
【００４５】
２４はダイヤル制御タスクで、回線制御タスク２３あるいは通信タスク２５からのダイヤルスタートコマンドに応じて各種ダイヤル信号を交換機に送出する機能をもつ。
【００４６】
２５は通信タスクで、回線制御タスク２３からの通信スタートコマンドによってファクシミリ通信における通信手順の実行や画像データの伝送を実行する。
【００４７】
２６は読取タスクで、オペレートタスク２２からの読取スタートコマンドに応じて、ハンドスキャナユニット(ＨＳＵ)１２５と画像処理部１１４とを制御して、原稿画像の読み取りを実行する。
【００４８】
２７は符号復号タスクで、通信タスク２５、読取タスク２６および記録タスク２９からの符号復号スタートコマンドに応じて、画像データの符号化、復号処理をソフトウェアで実行する。このため本実施の形態では、ハードウェアで符号化、復号処理を実行する場合に比べて処理時間はかかるものの、ハードウェアコストを大きく削減することが可能になる。なお、モノクロ画像には公知のＭＨ符号を適用し、カラー画像にはＲＧＢ多値ＤＰＣＭ方式（ＲＧＢの各８ビット値で隣接画素間の差分値を計算する方式）にハフマン符号を割り当てた公知の符号化方式を適用する。
【００４９】
２８は音声認識タスクで、ハンドセット１６から入力されるユーザの音声を分析して、予め登録されている音声データ（複数可）と比較して、一致する音声データの情報を通知する公知の音声認識ソフトウェアである。
【００５０】
２９は記録タスクで、レポートタスク２１０やプリントタスク２１１からの記録スタートコマンドに応じて、要求された画像データを記録部１２０で印刷させる機能をもつ。
【００５１】
２１０はレポートタスクで、通信履歴が記録される通信管理レポートやＳＲＡＭ１２４の登録情報などの機能設定リストをキャラクタデータで作成し、それを画像データに展開して記録タスク２９に記録を依頼する各種レポート作成用のソフトウェアである。
【００５２】
２１１はプリントタスクで、自動的に記録する必要のある画像データがＤＲＡＭ１１８に蓄積されていないかを常時チェックし、記録する必要のある画像データが検出されると、記録スタートコマンドを記録タスク２９に発行する監視機能をもつ。
【００５３】
［画像レコード］
次に、図４に示す画像レコードの構造について説明する。
【００５４】
ＤＲＡＭ１１８に格納された画像データを管理するための管理テーブルである画像レコードは、装置の最初の起動時にＯＳ２１２によりＳＲＡＭ１２４上にフォーマットされ、この時点ではすべてのレコードが空き状態になっている。各タスクは必要に応じてＯＳ２１２から空き状態のレコードを取得し、タスク間でやり取りする過程で必要事項を記入した画像レコードを作成する。また各タスクは、必要に応じて、作成された画像レコードの内容を参照して動作する。
【００５５】
図４において、画像レコード４００には、それに対応するＤＲＡＭ１１８上の画像の１ドキュメント（１頁の場合もあれば、複数頁の場合もある）の種別を示すカラー/モノクロ識別フラグ４０３や、受信画像の場合は受信日時情報４０４、プリントタスク２１１による自動プリントの起動が必要か否かを示す印刷要求フラグ４０２、通信タスク２５による送信動作が必要か否かを示す送信要求フラグ４０１、１ドキュメントに含まれる各頁情報を表示するページチェインテーブルの先頭アドレス４０５等が含まれている。
【００５６】
各頁情報を表示するページチェインテーブル４１０はそれぞれ、次の頁情報を表示するページチェインテーブルの先頭アドレス４１１、該当頁の主走査幅および副走査長を示すサイズ情報、同じく該当頁の主走査および副走査解像度を示す解像度情報、並びに、該当頁の画像データが格納されているＤＲＡＭ１１８上の先頭アドレスが記憶されている画像ブロックチェインテーブルの先頭アドレス４１２を含んでいる。なお、ＤＲＡＭ１１８の画像データを記録するエリアは所定のサイズごとにブロック化されていて、画像ブロックチェインテーブルの先頭アドレス４１２とは、各ブロックの先頭アドレスのことである。
【００５７】
画像受信時は通信タスク２５が、またメモリコピー動作およびハンドスキャンによる画像送信時は読取タスク２６が、画像レコードの内容を完成させる。記録や送信が終了して不要となった画像データは、その画像レコードがクリアされ、その画像レコードの管理がタスクからＯＳ２１２に返却されることによってＤＲＡＭ１１８から消去される。
【００５８】
［カラーコピー動作］
次に、ハンドスキャナ１２５を使ったカラーコピー時の動作の流れを簡単に説明しておく。
【００５９】
ハンドスキャナユニット１２５が本体から取り外されると、スキャナ着脱センサ１２６の出力を検知してオペレートタスク２２が自動的にハンドスキャンモードであることを認識する。これにより操作パネル１２２のＬＣＤ表示部３６等にハンドスキャンが実行できる旨を表示し、コピーするか送信するかの選択をユーザに促す。
【００６０】
いま「コピーキー」３１７が押され、「カラー/白黒キー」３８によりカラーモードが指定されて「カラーＬＥＤ」３７が点灯した状態であると、オペレートタスク２２はハンドスキャンによるカラーコピーのためカラー読取りの実行を、読取りスタートコマンドで読取りタスク２６に依頼する。これにより読取りタスク２６は、動作に必要な情報をオペレートタスク２２から受け取ってハードウエアを制御し、ハンドスキャンユニット１２５の走査駆動に応じて読み取られるカラー画像データを入力してＤＲＡＭ１１８に１ページ分蓄積する。オペレートタスク２２は読取りタスク２６からの終了通知によって記録タスク２９に記録スタートコマンドを発行し、ＤＲＡＭ１１８に記憶されている画像データの記録を実行させる。この記録スタートコマンドには、読取りタスク２６で記入された画像レコードの情報が添付されており、記録タスク２９はそれを参照してＤＲＡＭ１１８に格納されているカラー画像データをＤＭＡＣ１１７で読み出して解像度３６０ｄｐｉのデータに変換し、記録制御部１１９に転送して記録部１２０によるカラー記録を実行する。こうして記録部１２０における１ページ分の画像記録が終了するとオペレートタスク２２に処理終了が通知されて一連のコピー動作が終了し、操作部１２２の表示部３６の表示が待機状態を示す表示に移行する。
【００６１】
［モノクロ画像送信］
次に、モノクロ画像を送信する場合の動作の流れを簡単に説明する。
【００６２】
ハンドスキャナユニット１２５が本体から取り外されると、スキャナ着脱センサ１２６の出力を検知してオペレートタスク２２が自動的にハンドスキャンモードであることを認識する。
【００６３】
次に操作パネル１２２の「送信キー」３１５が押され、「カラー/白黒キー」３８により白黒モードが設定されてカラーＬＥＤ３７が消灯した状態であると、オペレートタスク２２はハンドスキャンによるモノクロ送信のため、モノクロ画像の読取りの実行を読取りスタートコマンドで読取りタスク２６に依頼する。これにより読取りタスク２６は、その動作に必要な情報をオペレートタスク２２から受け取ってハードウエアを制御し、ハンドスキャンユニット１２５の走査駆動に同期して読取られた画像データを入力し、ＤＲＡＭ１１８に１ページ分蓄積する。次にオペレートタスク２２は、読取りタスク２９からの終了通知によって宛先入力操作モードに移行し、宛先の電話番号をユーザに入力させる。オペレートタスク２２は、その入力された宛先電話番号に基づいて回線制御タスク２３にダイヤル要求コマンドを発行し、回線接続を開始させる。回線制御タスク２３は、このダイヤル要求コマンドによる依頼を受けると、ダイヤル制御タスク２４にダイヤルスタートコマンドを発行する。このダイヤル制御タスク２４によるダイヤル発呼が完了して回線が接続されると、回線制御タスク２３は通信タスク２５に通信スタートコマンドを発行し、ＤＲＡＭ１１８に記憶されている画像データの送信を実行させる。この通信スタートコマンドには、読取りタスク２６で記入された画像レコードの情報が添付されており、通信タスク２５はそれを参照してＤＲＡＭ１１８に格納されているモノクロ画像データを読み出し、解像度２００ｄｐｉのまま符号化変換しながらモデム１２に転送して画像送信を実行する。こうして送信が終了するとオペレートタスク２２に処理終了が通知されて一連の通信動作が終了し、操作部１２２の表示部３６の表示が待機状態を示す表示に移行する。
【００６４】
［カラー画像送信］
次に、カラー画像を送信する場合の動作の流れを簡単に説明する。
【００６５】
ハンドスキャナユニット１２５が本体から取り外されると、スキャナ着脱センサ１２６の出力を検知してオペレートタスク２２が自動的にハンドスキャンモードであることを認識する。
【００６６】
次に操作パネル１２２の「送信キー」３１５が押され、「カラー/白黒キー」３８によりカラーモードがセットされて「カラーＬＥＤ」３７が点灯した状態であると、オペレートタスク２２はハンドスキャンによるカラー送信のため、カラー読取りの実行を読取りスタートコマンドで読取りタスク２６に依頼する。これにより読取りタスク２６は、そのカラー画像送信に必要な情報をオペレートタスク２２から受け取ってハードウエアを制御し、ハンドスキャンユニット１２５の走査駆動に同期して読み取られるカラー画像データを入力してＤＲＡＭ１１８に１ページ分蓄積する。オペレートタスク２２は次に、読取りタスク２６からの終了通知によって宛先入力操作モードに移行し、宛先の電話番号をユーザに入力させる。オペレートタスク２２は次に回線制御タスク２３にダイヤル要求コマンドを発行し、回線接続を開始させる。回線制御タスク２３は、このオペレートタスク２２からのダイヤル要求コマンドによって依頼を受けるとダイヤル制御タスク２４にダイヤルスタートコマンドを発行する。こうしてダイヤル制御タスク２４によってユーザにより指示されたダイヤルの発呼が完了して回線が接続されると、回線制御タスク２３は通信タスク２５に通信スタートコマンドを発行してカラー画像データの送信を実行させる。この通信スタートコマンドには、読取りタスク２６で記入された画像レコードの情報が添付されており、通信タスク２５はそれを参照してＤＲＡＭ１１８に記憶されているカラー画像データを読み出して、解像度９０ｄｐｉのまま符号化変換しながらモデム１２に転送してカラー画像送信を実行する。こうして送信が終了するとオペレートタスク２２に処理終了が通知されて一連の通信動作が終了し、操作部１２２の表示部３６の表示が待機状態を示す表示に移行する。
【００６７】
［モノクロ画像の送受信］
次に、モノクロ原稿やカラー原稿を送信したり受信する場合の本装置の操作について説明する。
（ａ）通話状態からのファクシミリ送信
通話中に、操作パネル１２２の「送信キー」３１５が押下されると、表示部３６には「ゲンコウヲセットシテクダサイ」というメッセージが表示され、ユーザに、送信原稿を、裏向きにして原稿入口にセットするように促す。原稿が正しくセットされると原稿読取りが開始され、ファクシミリ送信のためのネゴシエーションが実行された後、送信が開始される。このとき表示部３６には「ＦＡＸソウシンチュウ」というメッセージが表示される。
（ｂ）カラー送信
「送信キー」３１５を押下する前に「カラー／白黒キー」３８を押下してカラーモードをセットし、「カラーＬＥＤ」３７を点灯する。この場合の送信画像サイズは葉書サイズのみで、倍率などの設定はできない。このとき、表示部３８には「カラーソウシンチュウ」というメッセージが表示される。
（ｃ）ハンドスキャナ１２５を利用した画像送信
スタンバイ状態からパネルオープン、或はハンドスキャナ１２５を本体から外すと、操作パネル１２２の表示部３６に「ハンドスキャナ→ＦＡＸソウシンコピー」が表示される。ここで「送信キー」３１５を押下するとＦＡＸ送信モードとなり、表示部３６に「ソウシンハバ［Ａ４］＞［シロクロ］［フツウ］」が表示される。
【００６８】
ここで「カラー／白黒キー」３８を押下してカラーモードを設定すると「カラーＬＥＤ」３７が点灯し、送信する原稿の幅が変更できなくなる。これにより表示部２６には「ソウシンハバ［ハガキ］［カラー］［シャシン］」が表示される。この状態で「セットキー」３１０を押下することにより、表示部３６の表示は「ハンドスキャナヨミトリセットキーデカイシ／オワリ」となる。
【００６９】
更に、この画面表示で「カラー／白黒キー」３８が押下されると、カラーモードから白黒モードに切換えられて、１つ前の表示画面に戻る。
【００７０】
このカラー／白黒モードの変更がなく、「ハンドスキャナヨミトリセットキーデカイシ／オワリ」が表示されている状態で「セットキー」３１０が押下されると、ハンドスキャナ１２５を使用した原稿画像の読取りの開始が指示され、メッセージ「スキャナハヤサ＞＞＞＞セットキーデオワリ」が表示される。なお、スキャナ１２５の移動速度が速いほど、「＞」の数が多く表示される。
【００７１】
ここで、エンコーダ検出部１１３により検出されるスキャナ１１２５の移動速度が速すぎると、「スキャナハヤスギマスセットキーデオワリ」と表示される。
【００７２】
ハンドスキャナ１２５による原稿の読取りが正常に終了すると、表示部３６に「カクニンプリント→スルシナイ」が表示され、そのスキャナ１２５により読み取った画像を確認するためのプリント動作を行うか否かを選択する。「スル」が選択されると、読み取られてＤＲＡＭ１１８に記憶されている画像データを記録部１２０に出力して印刷する。この間、「カクニンプリントプリントチュウ」が表示される。そしてこのプリントが終了すると「ＦＡＸバンゴウニュウリョク」が表示され、テンキー３２０などを使用して入力された電話番号が表示部３６に表示される。
【００７３】
また一方、「シナイ」が選択されると、記録部１２０による記録動作を行うことなく、ユーザによる電話番号の入力を指示する。こうして宛先の電話番号が入力され、「送信キー」３１５が押下されてカラー画像の送信が指示されると、表示部３６には「カラーソウシンチュウ」が表示される。一方、モノクロ画像の送信の場合には、「ＦＡＸソウシンチュウ」が表示される。
（ｄ）ＦＡＸ受信を開始するまでの操作
これは通話状態で受信キー３１６を押下することにより開始され、ユーザは相手側（送信元）の音を聞いてから受信のタイミングを知り、そこで受信キー３１６を押下する。これは回線を捕捉している状態で、原稿をセットしないで受信キー３１６を押下することにより開始され、受信キー３１６を押下したときには、ハンドセット１６がオフフックされていて、音声ガイダンススイッチが「オン」に設定されている場合には「ＦＡＸを受信します。受話器を戻してください」というメッセージがユーザに報知される。
【００７４】
このときの表示部３６の表示は「ＦＡＸヲジュシンシマスジュワキヲモドス」となる。
【００７５】
ＦＡＸ信号を受信中の時は、モノクロ画像のときはメッセージ「ＦＡＸジュシンチュウ」、「ＦＡＸジュシンチュウＰ１」が交互に表示され、カラー画像の受信時には「カラージュシンチュウ」、「カラージュシンチュウＰ１」が交互に表示部３６に表示される。
【００７６】
そしてファクシミリ受信が正常に終了すると、終了アラームを鳴動させてメッセージ「ジュシンガオワリマシタ」というメッセージを表示部３６に表示する。
【００７７】
図５及び図６は、本実施の形態のファクシミリ装置における、ハンドスキャナ１２５を使用したモノクロ画像送信或はコピーのための、モノクロ画像の読取時の制御を示すフローチャートである。この制御を実行するプログラムはＲＯＭ１２１に記憶されており、ＣＰＵ１１の制御の下に実行される。
【００７８】
読取タスク２６は、オペレートタスク２２からモノクロ画像の読取開始コマンドを受け取ると、ハンドスキャナ１２５がどれだけ移動しているかを示す移動量カウンタＭｃｎｔ（ＳＲＡＭ１２４に設けられている）をリセットし、２．５ｍ秒ごとに発生する割り込みを許可する(ステップＳ１)。これにより図６のフローチャートで示す割込み処理が起動される。
【００７９】
操作時、オペレータがハンドスキャナ１２５を原稿の上に載せ、そのハンドスキャナ１２５を読み取りたい方向に移動させるとエンコーダ１１６が回転する。ここでハンドスキャナ１２５がスーパーファインの１ラインに相当する距離を移動すると、エンコーダ１１６の出力が変化するように設定されているため、このエンコーダ１１６の出力が変化するとエンコーダ検出部１１３によりエンコーダ１１６の変化回数が記憶される。
【００８０】
図６は約２．５ｍ秒ごとに発生する割り込み処理を示すフローチャートで、この２．５ｍ秒毎の割り込みに応じて、まずステップＳ２１で、読取トリガタイミングでエンコーダ検出部１１３よりハンドスキャナ１２５の移動量を読み出し、その移動量を移動量カウンタＭｃｎｔに加える。そしてステップＳ２２で、この移動量カウンタＭｃｎｔの値が、読取解像度に応じて予め決められた値Ｃ（副走査方向の読取解像度が標準の場合は“４”、ファインモードの場合は“２”）以上であるかを判断する。そうであるときはステップＳ２３に進み、画像処理部１１４に対して読取トリガを発行する。次にステップＳ２４に進み、移動量カウンタＭｃｎｔの値が、読取解像度に応じて予め決められた値Ｃの２倍（２Ｃ）以上かどうか調べ、そうであればハンドスキャナ１２５の移動速度が速すぎるため、操作パネル１２２の表示部３６にその旨を表示する（この表示内容については前述したとおり「スキャナハヤスギマス」と表示される）とともに、スピーカ１８から警告音を鳴らす。またこのときカウンタＭｃｎｔの値を“２Ｃ”にセットする。
【００８１】
逆に、移動量カウンタＭｃｎｔの値が“２Ｃ”以下である場合はステップＳ２４からステップＳ２６に進み、ハンドスキャナ１２５の移動速度は適正であるので、その旨の表示（この表示内容については前述のとおり「スキャナハヤサ＞＞＞」と表示される）を行うとともに、スピーカ１８から正常音を鳴らす。これらステップＳ２５、或はステップＳ２６の後ステップＳ２７に進み、移動量カウンタＭｃｎｔの値から値Ｃを差し引き、画像処理部１１４はカラーコンタクトセンサ１１２でスキャンした画像のＡ／Ｄ変換、および画像処理を行う。この画像処理した白黒画像データはＤＭＡコントロール部１１７よってＤＲＡＭ１１８のラインバッファに書き込まれる。
【００８２】
読取タスク２６は、図５のステップＳ５で、このラインバッファに画像データが書き込まれたかを監視し、画像データが書き込まれていた場合はステップＳ６に進み、その画像データを、同じＤＲＡＭ１１８の画像メモリに転送する。この読取タスク２６による読取りを終えるときは操作パネル１２２のセットキー３１０を押すと、ステップＳ４でオペレートタスク２２から読取終了コマンドが読取タスク２６に送られる。これによりステップＳ７に進み、ＤＲＡＭ１１８の画像メモリに画像データがあるか否かにより画像を読み取ったかを判断し、読み取っていたらステップＳ８に進んで割込み処理を禁止し、ステップＳ９で読取を正常終了する。一方、ステップＳ７で何も読み取っていなかったらステップＳ１１に進んで割込み処理を禁止し、ステップＳ１２で読取をエラーとして終了する。
【００８３】
また、ステップＳ２で、原稿画像の読取り中に画像メモリがメモリフルになったり、或はステップＳ３で、呼出信号検出回路により呼出信号が検出されるとステップＳ１０に進み、その画像メモリを解放し、ステップＳ１１で割込み処理を禁止し、ステップＳ１２で読取をエラーとして終了する。これは画像メモリがフルの場合は印刷不能であり、また呼出信号を検出したときは受信を優先させるためである。
【００８４】
読取タスク２６は、オペレートタスク２２に読取りが正常終了したか、或はエラー終了したかを通知する。正常終了の場合、オペレートタスク２２は、もしコピー動作が指示されていれば記録タスク２９に対して記録コマンドを発行し、読み取った画像を記録する。一方、エラー終了の場合は、記録せずにコピーを終了する。
【００８５】
なお、このハンドスキャナ１２５を用いた白黒画像の送信処理の制御方法については、上述したハンドスキャナ１２５による白黒コピーの制御方法と同様であり、異なるのは原稿画像を読み取った後、確認プリントが指示されると確認のために記録タスク２９を起動して記録処理を行い、そうでないときは記録タスク２９を起動する記録動作を行うことなく送信する点である。
【００８６】
図７及び図８は、本実施の形態のファクシミリ装置における、ハンドスキャナ１２５を使用したカラー画像コピー時のカラー原稿読取時の制御を示すフローチャートである。この制御を実行するプログラムはＲＯＭ１２１に記憶されており、ＣＰＵ１１の制御の下に実行される。
【００８７】
読取タスク２６は、オペレートタスク２２から読取開始コマンドを受け取ると、まずステップＳ３１で、ハンドスキャナ１２５がどれだけ移動しているかを示す移動量カウンタＭｃｎｔ（ＳＲＡＭ１２４に設けられている）を“０”にリセットし、また後述するカウンタｉ（ＳＲＡＭ１２４に設けられている）を“０”にリセットし、移動量カウンタＭｃｎｔの値が読取トリガ発行カウント値“Ｘ”以上になったとき読取トリガを発行するための読取トリガ発行カウント値Ｘ（ＳＲＡＭ１２４）を初期化し、約２．５ｍ秒ごとに発生する割り込みを許可する。これにより割り込みが許可され、図８に示す割込み処理が起動される。
【００８８】
カラーコピー時の副走査方向の読取解像度は９０ｄｐｉなので、読取トリガ発行カウント値“Ｘ”は固定値にはならず、１ライン読み取る毎に、そのＸの値を“４”又は“５”に再セットする必要がある。いまオペレータがハンドスキャナ１２５を原稿の上に載せ、読み取りたい方向に動かすと、エンコーダ１１６が回転する。ここでハンドスキャナ１２５がスーパーファインの１ライン相当の距離を移動するとエンコーダ１１６の出力が変化するように設定されており、エンコーダ１１６の出力が変化するとエンコーダ検出部１１３によりエンコーダ１１６の変化回数が記憶される。
【００８９】
２．５ｍ秒毎の割り込みが発生するとステップＳ５１に進み、この読取トリガタイミングでエンコーダ検出部１１３からハンドスキャナ１２５の移動量を読み出し、移動量カウンタＭｃｎｔに加える。次にステップＳ５２に進み、前述したカウンタｉの値を＋１する。そしてステップＳ５３に進み、このカウンタｉの値が“３”の倍数になったかどうか、即ち、ＲＧＢの各色の読取りが完了したかどうかを判断し、そうでないときはそのまま割込み処理を終了する。なお、この各割込み処理において、ＲＧＢの各色に対応するセンサによる画像の読取り（１色当り約２．５ｍ秒）が順次ハードウェアにより実行されており、各センサにより読取られた画像データがハードウェアにより保持されているものとする。
【００９０】
こうしてステップＳ５３で、カウンタｉの値が“３”の倍数になるとステップＳ５４に進み、この移動量カウンタＭｃｎｔの値が読取トリガ発行カウント値“Ｘ”以上であるかを判断し、そうであればステップＳ５５に進み、画像処理部１１４に対して読取トリガを発行する。これによりＲＧＢの３色分の画像データが入力される。次にステップＳ５６に進み、この移動量カウンタＭｃｎｔの値が読取トリガ発行カウント値Ｘの２倍（２Ｘ）以上かどうかを調べ、そうであればステップＳ５７に進み、ハンドスキャナ１２５の移動速度が速すぎるため操作パネル１２２の表示部３６にその旨を表示するとともに、スピーカ１８から警告音を発生する。またカウンタＭｃｎｔの値を２Ｘにセットする。
【００９１】
逆にステップＳ５６で、移動量カウンタＭｃｎｔの値が２Ｘ以下である場合はステップＳ５８に進み、ハンドスキャナ１２５の移動速度は適正であるとして、その旨の表示とスピーカ１８から鳴音を行う。そして、これらステップＳ５７或はＳ５８の処理を実行後ステップＳ５９に進み、移動量カウンタＭｃｎｔの値から読取トリガ発行カウント値Ｘを引き、次ラインのための読取トリガ発行カウント値Ｘを再セットする。
【００９２】
こうして画像処理部１１４は、カラーコンタクトセンサ１１２でスキャンした画像のＡ／Ｄ変換、および画像処理を行う。こうして画像処理したカラー画像データはＤＭＡコントローラ１１７の制御の下にＤＲＡＭ１１８のラインバッファにＲＧＢの順で書き込まれる。
【００９３】
次に図７のフローチャートに戻り、読取タスク２６は、ステップＳ３５でＤＲＡＭ１１８のラインバッファに画像データが書き込まれたかを監視し、画像データが書き込まれていた場合はステップＳ３６に進み、その画像データを同じくＤＲＡＭ１１８の画像メモリに転送する。ハンドスキャナ１２５による読取りを終えるときは、ユーザが操作パネル１２２のセットキー３１０を押すと、オペレートタスク２２から読取終了コマンドが読取りタスク２６に送られる。これによりステップＳ３４で読取終了コマンドを検出するとステップＳ３７に進み、画像を読み取ったかを判断し、読み取っていたらステップＳ３８に進んで割込み処理を禁止し、ステップＳ３９で読取を正常終了する。一方、もし何も読み取っていなかったらステップＳ４１に進み、割込み処理を禁止し、ステップＳ４２で読取りをエラー終了する。
【００９４】
またステップＳ３２で、画像の読取り中にメモリフルになったり、或はステップＳ３３で、呼出信号検出回路によって呼出信号が検出されるとステップＳ４０に進み、ＤＲＡＭ１１８の画像メモリを解放し、ステップＳ４１で割込み処理を禁止し、ステップＳ４２で読取をエラー終了する。
【００９５】
この後、読取タスク２６は、オペレートタスク２２に読取りが正常終了したか、或はエラー終了したかを通知する。これによりオペレートタスク２２は、正常終了の場合、コピーが指示されていれば記録タスク２９に対して記録コマンドを発行し、その読み取ったカラー画像を記録するように指示する。一方、エラー終了の場合は、記録せずにコピーを終了する。
【００９６】
なお、このハンドスキャナ１２５を用いたカラー画像送信の制御方法についても、上述したハンドスキャナ１２５によるカラーコピーの制御方法と同様であり、異なるのは読み取った後、確認プリントが指示されない場合に（確認プリントが「シナイ」に選択されると）、記録部１２０による記録を行うことなく送信する点である。
【００９７】
［ハンドスキャナを使用したカラー画像送信］
次にハンドスキャナ１２５を使用したカラー画像送信時の符号化について説明する。図１０は、この符号化処理を示すフローチャートで、この処理を実行するプログラムはＲＯＭ１２１に記憶されており、ＣＰＵ１１の制御の下に実行される。
【００９８】
通信タスク２５から符号化スタートコマンドを受け取ると、符号復号タスク２７は、画像メモリに格納されている画像データを１ラインずつＲＧＢの順に読み出し（図９（Ａ）参照）、それぞれをＤＰＣＭを基本とした公知の符号化処理により符号化していく（ステップＳ６１，Ｓ６２，Ｓ６３）。その後ステップＳ６４でハフマン符号のＥＯＬ（End of line）コードを付加し（図９（Ｂ）参照）、ＤＲＡＭ１１８の通信バッファに書き込む。そしてステップＳ６５で、次ラインの画像データがあるならば、前述の符号化処理を繰り返す。
【００９９】
［シートスキャンによるカラー画像送信］
次にシートスキャン（ハンドスキャナ１２５を装着させた状態での原稿の自動読取り）によるカラー画像送信時の符号化について説明する。
【０１００】
図１１は、このシートスキャンによる原稿画像の読取り及び送信まで処理を示すフローチャート、図１２は割込み処理を示すフローチャートで、これら処理を実行する制御プログラムはＲＯＭ１２１に記憶されており、ＣＰＵ１１の制御の下に実行される。
【０１０１】
符号復号タスク２７は、通信タスク２５から符号化スタートコマンドを受け取ると、まずステップＳ７１でＳＲＡＭ１２４の読取ラインカウンタＬｃｎｔを“０”にリセットし、約２．５ｍｓｅｃごとに発生する割り込みを許可する。
【０１０２】
これにより割込みがイネーブルとなり、その割り込みが発生する毎に図１２に示す処理が実行される。
【０１０３】
図１２のステップＳ８０では、２．５ｍｓｅｃごとに発生する割り込み処理による読取トリガタイミングで読取モータ（図示せず）を回転駆動しながら、画像処理部１１４に対して読取トリガを発行する（ステップＳ８１）。
【０１０４】
これにより画像処理部１１４はＣＳ１１２でスキャンした画像のＡ／Ｄ変換、および画像処理を行う。こうして画像処理されたカラー画像データは、ＤＭＡコントローラ１１７よってＲＧＢの順にＤＲＡＭ１１８のラインバッファに書き込まれる。
【０１０５】
従って、符号復号タスク２７はステップＳ７２で、このラインバッファに画像データが書き込まれたかを監視し、画像データが書き込まれていた場合は画像データをＤＰＣＭを基本とした公知の符号化処理により符号化する（ステップＳ７３乃至Ｓ７５）。そしてステップＳ７６で、ハフマン符号のＥＯＬ（End of line）コードを付加する（図９（Ｂ）参照）。そしてステップＳ７７で、この符号化したデータをＤＲＡＭ１１８の通信バッファに書き込み、読取ラインカウンタＬｃｎｔを＋１する。次にステップＳ７８に進み、読取ラインカウンタＬｃｎｔの値が一定値を超えるか、否かを判断し、越えていれば処理を終了する。一方、そうでないときはステップＳ７９に進んで原稿の終了かどうかを調べ、終了でない時はステップＳ７２に戻って前述の処理を実行し、原稿の終了を検出すると、符号化を終了する。
【０１０６】
［カラー画像の復号化］
以上、カラー画像の送信時の符号化について説明したが、カラー受信画像の復号化についても言及しておく。図１３は、このカラー画像の復号化処理を示すフローチャートで、この処理を実行する制御プログラムはＲＯＭ１２１に記憶されており、ＣＰＵ１１の制御の下に実行される。
【０１０７】
ＤＲＡＭ１１８の画像メモリに蓄積されている符号化されている受信画像データを読み出し、ＲＧＢの順にＤＰＣＭを基本とした公知の復号化処理により復号していく（ステップＳ９１〜Ｓ９３）。こうして復号された画像データはＲＧＢの成分ごとにＤＲＡＭ１１８のラインバッファに格納される。この符号化された画像データでは、前述のようにＢ成分の後にハフマン符号のＥＯＬコードが付加されているので、ステップＳ９４では、このＥＯＬコードが検出されたかどうかをみる。検出できなかった場合はステップＳ９８に進み、ステップＳ９８、Ｓ９７で次のＥＯＬコードを検出するまでサーチする。
【０１０８】
ステップＳ９４でＥＯＬコードを検出し、ステップＳ９５で復号エラーがなく、更にステップＳ９６で次のデータが存在するときはステップＳ９１に戻り、前述と同様にして次ラインの復号化処理を行う。
【０１０９】
一方、ＥＯＬコードが検出されずに、ステップＳ９８，Ｓ９７におけるサーチの途中で画像データが終わった場合はステップＳ９８で復号化処理を終了する。また万が一、ステップＳ９５の復号化の過程でエラーが発生した場合もＥＯＬコードを検出できなかったときと同様にステップＳ９７に進み、次のＥＯＬコードを検出することができればステップＳ９６に進んで、その次のラインから復帰することができる。このような処理を受信画像データの最後まで繰り返し実行して、受信画像の復号化処理を行う。
【０１１０】
次に、本実施の形態のファクシミリ装置に実装されたＩＴＵ−Ｔ勧告のＢＦＴ（Binary File Transfer）を利用したカラー画像通信の通信プログラムの動作について説明する。
【０１１１】
ＢＦＴはバイナリファイル、パーソナルコンピュータなどで作成されたファイルをＥＣＭ伝送プロトコル上に乗せてエラーフリーで伝送する方式である。
【０１１２】
このような動作手順を図１４乃至図１７を参照して説明する。
【０１１３】
図１４は、通常のＥＣＭ通信における通信手順を説明するための図である。
【０１１４】
受信側ファクシミリ装置は、ＮＳＦ（非標準装置の信号）で、自機の独自受信能力を宣言し、デジタル識別信号（ＤＩＳ）により、ＩＴＵ−Ｔの受信能力を有することを宣言する。これにより送信側は、デジタル命令信号（ＤＣＳ）、トレーニングチェック（ＴＣＦ）を送信し、受信側は受信準備確認信号（ＣＦＲ）を返送する。こうしてファクシミリ画像信号（ＰＩＸ）を受信し、手順中断信号（ＰＰＳ−ＥＯＰ）に対して、メッセージ確認信号（ＭＣＦ）によりＰＩＸ信号の受信完了、印字可能メッセージを送信側に知らせる。そして送信側より切断コマンド（ＤＣＮ）が送信されて、ＥＣＭ通信が終了する。
【０１１５】
図１５は、ＢＦＴ通信における通信手順（正常通信）を説明するための図である。
【０１１６】
受信側ファクシミリ装置は、ＮＳＦ（非標準装置の信号）で、自機の独自受信能力を宣言し、デジタル識別信号（ＤＩＳ）により、ＩＴＵ−Ｔの受信能力を有することを宣言する。これにより送信側は、デジタル命令信号（ＤＣＳ）でＢＥＴ通信の開始を指示してトレーニングチェック（ＴＣＦ）を送信し、受信側は受信準備確認信号（ＣＦＲ）を返送する。これにより、送信側はこれから伝送するファイルの宣言を行ってヘッダ（header）を送信する。こうして中断信号（ＰＰＳ−ＭＰＳ）を受信すると、メッセージ確認信号（ＭＣＦ）により続行可能であることを知らせる。これにより次に送信側から、データの本体（body）が送信される。そしてこのデータの中断信号（ＰＰＳ−ＥＯＰ）が送信されると、受信完了、印字可能メッセージ（ＭＣＦ）を送信側に送る。そして送信側より切断コマンド（ＤＣＮ）が送信されてＢＦＴ通信が正常終了する。
【０１１７】
図１６は、ＢＦＴ通信における通信手順（拒絶）を説明するための図である。図１６の例では、受信側はヘッダを受信して、中断信号（ＰＰＳ−ＭＰＳ）を受信すると、受信拒絶信号（ＦＤＭ）により、受信が続行不能であることを、送信側に知らせる。
【０１１８】
この拒絶の理由としては、受信側において以下の理由が挙げられる。
(1)指定された圧縮・伸長（符号化・復号化）能力を有していない。
(2)指定された主走査幅で記録ができない。
(3)指定されたファイルサイズでメモリに記憶できない。
(4)指定単位ドット系では記録できない。
【０１１９】
図１７は、ＢＦＴ通信における通信手順（拒絶から復帰手順）を説明するための図である。
【０１２０】
この図１７の例では、受信側はヘッダを受信して、中断信号（ＰＰＳ−ＭＰＳ）を受信すると、受信拒絶信号（ＦＤＭ）により、受信が続行不能であることを、送信側に知らせる点までは、図１６と同じである。
【０１２１】
その後、送信側は、ＦＤＭ信号で返送された前述の拒絶の理由を解析し、それに伴なってファイルフォーマットを変更したファイル宣言を再度実行する。そして、その新たなファイルフォーマットのヘッダ（header）、ファイル本体（Body）を送信する。これにより、受信側は受信完了、印字可能メッセージ（ＭＣＦ）を送信側に送る。そして送信側より切断コマンド（ＤＣＮ）が送信されてＢＦＴ通信が正常終了する。
【０１２２】
図１８は、ＩＴＵ−Ｔ勧告によるＢＦＴヘッダ情報を説明する図である。図１８において、１８００は本実施の形態のファクシミリ装置におけるカラー通信時に使用されるＢＦＴヘッダ情報を示している。
【０１２３】
本実施の形態のファクシミリ装置では、ＢＦＴ通信を実行するための手順であるシンプルＢＦＴを用い、予めファイルのヘッダ情報（図１９参照）のみ相手端末に伝送し、相手端末からの肯定応答（ＭＣＦ信号）を受けて、そのファイルの続き（本体情報）を送信するＩＴＵ−Ｔ勧告の通信手順に従っている。本実施の形態では、符号復号タスク２７でＤＰＣＭ圧縮方式により生成したカラー画像データを本装置でファイルとして作成し、シンプルＢＦＴのプロトコルで伝送可能にしたものである。
【０１２４】
図２０は、図１７において、受信側から送信側に伝送される拒絶理由を返送する信号（ＦＤＭ信号）のフォーマットを示す図である。
【０１２５】
図において、２０１は第１オクテットと呼ばれ、定型メッセージを１バイトで表現するエリアであり、本実施の形態の装置では「理由なし」をセットする。２０２は第２オクテットで、オプショナルな情報がセットされる。また本実施の形態の装置では、第３オクテット以降の「Diagnostic Information」を利用して、以下のような拒絶理由情報をセットする。
(1)指定された圧縮伸長能力なし …“No Compatible Compression”
(2)主走査幅が印字できない …“Illegal Horizontal Size”
(3)ファイル容量が大きすぎる …“File Too Large”
図２１は、本実施の形態のファクシミリ装置におけるカラー画像の送信動作を示すフローチャートで、この処理を実行するプログラムはＲＯＭ１２１に記憶されており、ＣＰＵ１１の制御の下に実行される。尚、本実施の形態でのカラー画像送信動作を実行するプログラムは、実際には図２に示すようにマルチタスクで構成されているが、ここでは簡便化のために図２１のフローチャートに従って説明する。
【０１２６】
まずステップＳ１０１でカラー送信動作が指示されると、これが状態監視タスク２１で検知され、回線制御タスク２３が起動される。これによりステップＳ１０２で、起動された回線制御タスク２３が回線を接続し、その指示された宛先に発呼動作を行うとともに通信タスク２５を起動する。次にステップＳ１０３に進み、通信タスク２５は相手端末からＩＴＵ−ＴＴ．３０で規定される初期識別信号（ＤＩＳ信号）を受信するかどうかを監視し、ＤＩＳ信号を受信するとステップＳ１０４に進み、通信タスク２５は相手端末がＩＴＵ−ＴＴ．３０で規定されるバイナリ・ファイル・トランスファー（ＢＦＴ）の通信手順を有しているかどうかを判別する。
【０１２７】
なお本実施の形態では、ステップＳ１０４で相手端末がＢＦＴモードを有しているかどうかをＩＴＵ−ＴＴ．３０のＤＩＳ信号によって検出しているが、より高速な通信を望む場合は、公知のＩＴＵ−ＴＶ．８手順のＡｎｓａｍ信号を検出した後、ＣＭ信号を送出し、Ｖ．３４手順に移行して相手端末の能力を知るようにしてもよい。
【０１２８】
ステップＳ１０４で、相手端末がＢＦＴの通信手順を有していない時は相手端末とカラー画像の通信ができないと判断してステップＳ１０５に進み、自装置のオペレータに知らせるためにエラーを表示し、次にステップＳ１０６で、相手端末に対して回線切断信号（ＤＣＮ信号）を送出し、回線制御タスク２３によって回線切断処理を行う（ステップＳ１０７）。
【０１２９】
一方、ステップＳ１０４で相手端末がＢＦＴモードを有している場合にはステップＳ１０８に進み、受け渡された画像レコードに送信要求があるので、送信動作を開始する。レコード上にカラー画像のビットのセットを認め、ＢＦＴ通信のプロトコルモードとしてカラー画像を送信するためＩＴＵ−ＴＴ．３０で規定される受信命令信号（ＤＣＳ信号）のシンプルＢＦＴビットをオンにしてＤＣＳ信号を相手端末に送出する。この際、ＤＣＳ信号の解像度、符号化方式、原稿サイズを表すビットは、実際にＢＦＴモードで送信されるカラー画像の解像度、符号化方式、主走査幅と無関係に必須とされるスタンダード、ＭＨ符号、Ａ４幅と宣言される。これはＤＣＳ信号のこれらのビットは、ＩＴＵ−ＴＴ．３０の勧告上欠くことが許されていないからである。実際にＢＦＴで送信される画像とは無関係なので、これに限らずスーパファイン、ＭＭＲ符号、Ａ３幅等であってもよい。その後、ステップＳ１０９でモデムのトレーニングのための信号（ＴＣＦ信号）を送出し、ステップＳ１１０で、相手端末から受信準備確認信号（ＣＦＲ信号）を受信するかどうか監視する。ＣＦＲ信号が受信されるとステップＳ１１１に進み、符号・復号化タスク２７を起動して画像ファイルの作成を行う。
【０１３０】
ここでは図１９に示されるようなＢＦＴファイルヘッダ部（header）の作成とカラー画像をＤＰＣＭ符号化したファイル本体部(body)の作成を行い相手端末に受け渡す動作に入る。
【０１３１】
次にファイル名の作成について説明する。
【０１３２】
ファイル名はパソコンなどで受け渡されるのを想定し、同じファイル名にならないように作成される。本実施の形態の装置では、送信するごとにインクリメントされる数値カウンタを装置内に用意し、このカウンタの計数情報をキャラクタ列に変換し、これをファイル名として用いることができる。また、ファイル名として固定パターン、例えば、“オタンジョウビオメデトウ”、“アリガトウ”などを設けておき、送信の指示の際、ユーザに選ばせる。こうして選ばれた名前をファイル名として“アリガトウ．ＣＤＰ”としても良い。更に、日時情報などからキャラクタ列を自動生成してファイル名としても良い。本実施の形態の装置では、これらを組み合わせて、交信毎にユニークなファイル名を生成するよう考慮している。例えば図１９では、ファイル名（file-name）として、例えば“アリガトウxxxyyy.CDP”が示されており、ここでxxxは時刻情報、yyyは累計カウンタの値である。
【０１３３】
更に、ＢＦＴモードで実際に送信されるカラー画像の解像度、符号化方式、原稿サイズ等もヘッダ情報としてとして、ここで作成される。ここでは主走査、副走査解像度が共に家庭で普及するプリンタ解像度３６０ｄｐｉの４分の１である９０ｄｐｉ、符号化方式はＤＰＣＭ符号化方式、画像サイズは家庭で普及するカラー画像のサイズである写真Ｌサイズ、官製ハガキなどが入る幅３６０ｍｍ、長さ５４０ｍｍである。これらの解像度、符号化方式、原稿サイズはいずれもＩＴＵ−ＴＴ．３０で規定されないものである。ここでは解像度、符号化方式、原稿サイズのいずれもＩＴＵ−ＴＴ．３０で規定されないものとしたが、いずれか１つであっても構わない。受信側ではこういったファイル名等のヘッダ情報を受信画像のフッタとして印字するよう動作するので、受信したカラー画像についてのＩＤとなり、ユーザにとって非常に有効な管理情報となる。
【０１３４】
次にステップＳ１１２で、ファイルの名前と拡張子をＢＦＴのヘッダ情報としＥＣＭの高速データとして送信し、引き続いてステップＳ１１３で、ファイルの本体部を送るためにＰＰＳ−ＭＰＳ信号を送信する。以下の受信動作で説明するように、問題なければ相手（受信）側からＭＣＦ信号が返送されてくるし、なんらかの問題があればＦＤＭ信号で拒絶理由等が返送されてくることになる。
【０１３５】
ステップＳ１１４でＦＤＭ信号を受信するとステップＳ１１６に進み、その拒絶理由を解析し、ステップＳ１１７で、そのエラーが発生した理由を表示する。このエラーコードを見て送信側端末のユーザは、相手側がメモリフルで受けられない状態なのか、ヘッダ情報で送信した画像属性が処理できないのか、等の原因を知ることができる。この後、ステップＳ１１８で相手側にＤＣＮ信号を送出し、ステップＳ１１９で回線を切断する。
【０１３６】
一方、ステップＳ１１５でＭＣＦ信号を受信した場合はステップＳ１２０に進み、符号化復号タスク２７は引き続いて画像データの本体部（body）（読み取りデータ）をＤＰＣＭ方式で符号化し、通信タスク２５に画像データを渡し、通信タスク２５が相手に送信する。次にステップＳ１２１に進み、ＰＰＳ−ＥＯＰを送出し、ステップＳ１２２で相手端末からＭＣＦ信号を受信するとステップＳ１２３でＤＣＮ信号を送出し、ステップＳ１２４で回線を切断する。
【０１３７】
ここではＢＦＴ手順で画像情報を送信するフェーズのヘッダ情報を用いてＩＴＵ−ＴＴ．３０で規定されない画像の属性情報を非標準の手順を使わずに相手端末に送信する手順について述べたが、ＢＦＴに限らず、ＪＰＥＧやＪＢＩＧ等を用いた場合でもＤＣＳ信号に引き続く画像を送信するフェーズのヘッダ部でＩＴＵ−ＴＴ．３０で規定されない画像の属性情報を非標準の手順を使わずに相手端末に送信するといったやり方を用いてもよい。尚、この場合、ステップＳ１０４では、ＤＩＳ信号を受信して相手端末がＢＦＴの能力を持っているかどうかをみるのではなく、ＪＰＥＧやＪＢＩＧを受信する能力があるかどうかを判断するステップに変更される。また、ステップＳ１０８は、ＢＦＴビットをオンするのではなく、ＪＰＥＧやＪＢＩＧのビットをオンするように変更される。
【０１３８】
次に本実施の形態のファクシミリ装置におけるカラー画像或はモノクロ画像の受信時の通信動作を詳細に説明する。尚、本実施の形態のカラー画像送信動作は実際には図２で示すようにマルチタスクにより実行されるが、ここでは簡便化のために図２２のフローチャートに従って説明する。
【０１３９】
図２２は、本実施の形態のファクシミリ装置におけるカラー画像或はモノクロ画像の受信時の通信動作を示すフローチャートで、この処理を実行するプログラムはＲＯＭ１２１に記憶されている。
【０１４０】
まずステップＳ１３１で、回線制御タスク２３が回線よりＣＩ信号が到来するかどうかを監視している。ここで回線制御タスク２３がＣＩ信号検出するとステップＳ１３２で回線捕捉を行なう。この時、自動受信設定であれば、通信タスク２５に通信起動コマンドを発行する。これによりステップＳ１３３に進み、通信タスク２５はメモリ（ＤＲＡＭ１１８）の使用状況のチェックを行う。本実施の形態の装置では、メモリ容量に応じてＩＴＵ−ＴＴ．３０の初期識別信号（ＤＩＳ信号）で相手側に通知される自機の能力を変更するようになっている。即ち、メモリが２００ＫＢ以上空いていればステップＳ１３４でカラー画像受信を実行するが、２００ＫＢの空きメモリが無い場合はステップＳ１３５に進み、カラー画像の受信は行わないようにする。具体的には、メモリ残量が２００ＫＢ以上ある場合にはＤＩＳ信号を用いてＢＦＴの宣言をＤＩＳ信号で行う（ステップＳ１３４）。これによって家庭で普及するサイズのカラー画像もモノクロ画像も受信できることになる。一方、２００ＫＢ未満２０ＫＢ以上ならば家庭で普及するサイズのカラー画像の受信はできないので、ＢＦＴの宣言はＤＩＳ信号で行わないがモノクロ画像の受信は可能であるとしてＤＩＳ信号の送出を行う（ステップＳ１３５）。更にメモリ残量が２０ＫＢ未満ならば、ファクシミリの受信も行うことなく（ＤＩＳ信号自体を送出しない）ステップＳ１３１に戻る。
【０１４１】
こうしてステップＳ１３６でＤＣＳ信号を受信するまで、ＤＩＳ信号の送出を繰り返し行ない、送信側端末のコマンド（受信命令信号ＤＣＳや送信命令信号ＤＴＣ）を待つ。
【０１４２】
なお、ここで受信側から送信側に送られるＤＩＳ信号には、ＥＣＭ及びＢＦＴ、解像度、符号化方式、画像サイズなどの受信側端末の受信能力を示す情報が加えられている。本実施の形態の装置においては、ＢＦＴの宣言はカラー画像ファイル受信を行なうための宣言としている。このように本実施の形態の装置では、受信を行うための判断基準としてカラーとモノクロで２段階のメモリの空き容量のスレッシホールドを設定している。これはカラー画像の１ページ分のデータ量がモノクロ画像のデータ量に比して大きいため、受信した画像データ量がメモリの空エリア以上になるオーバーフローを防止する意味がある。また受信画像のためのスレッシホールドを一つだけしか設けていないと、白黒画像を受信できるだけのメモリエリアを利用可能でも、その画像の受信を拒否したり、また逆に白黒画像の受信は可能であってもカラー画像を受信して記憶するだけのメモリエリアがないのに、カラー画像の受信動作を実行したりするという不都合が生じる虞があるためである。
【０１４３】
これら能力宣言であるＤＩＳ信号を送信側に返送すると、送信端末によって、このＤＣＳ信号が受信され、受信側端末に受信の指示が行われる（ステップＳ１３６）。ここで通常送信の場合、ＥＣＭ、符号化方式、原稿サイズ、解像度などの受信命令が、送信側から受信側に伝送される。
【０１４４】
ステップＳ１３７ではＤＣＳ信号を基に、送信側端末がＢＦＴプロトコルでカラー画像を送信しようとしているかどうか判断する。ここで送信側端末がＢＦＴプロトコルでカラー画像を送信しようとしている場合は、ＤＣＳ信号においてＢＦＴモードに移行させるためのシンプルＢＦＴ宣言ビットが立っている。更に、ＩＴＵ−ＴＴ．３０で規定される勧告に基づくと、ＤＣＳ信号においては符号化方式、原稿サイズ、解像度などの指示情報を欠くことができないので、ＢＦＴでカラー画像を送信する場合においても実際に送られる符号化方式、原稿サイズ、解像度とは異なるＩＴＵ−ＴＴ．３０で規定される符号化方式、原稿サイズ、解像度等の情報はＤＣＳ信号に含まれてくる。ここでＴＣＦ（トレーニング）良好、かつＢＦＴモード及びカラー受信への移行ができればステップＳ１３８に進み、ＣＦＲ信号（受信準備確認）を返送する。
【０１４５】
次に送信側は、この応答に対して、これから送ろうとしているカラー画像情報がどのようなものであるかを表わすファイルヘッダ（header）を画像情報を送信するフェーズと同じフェーズで送ってくる。このファイルヘッダはＩＴＵ−ＴのＴ．４３４の勧告に従っている。ステップＳ１３９では、受信側ではこのヘッダ情報を受信し、さらにこれに引き続く画像本体部（body）の情報を送信してくることを示すＰＰＳ−ＭＰＳ信号を受信するかどうか判断する（ステップＳ１４０）。
【０１４６】
このＰＰＳ−ＭＰＳ信号を受信した場合はステップＳ１４１に進み、ヘッダ中のファイル名のファイル拡張子を参照し、ファイルの名称が所定のフォーマット通りのものか、或はステップＳ１４２で符号化方式がＤＰＣＭ方式か、ステップＳ１４３では原稿サイズはカラー画像のサイズである写真Ｌサイズ、官製ハガキなどが入る幅３６０ｍｍ、長さ５４０ｍｍであるか、また解像度は主走査・副走査共に９０ｄｐｉであるか、更にはステップＳ１４４で送信画像のファイル容量は受信可能な容量かどうか等を判断する。
【０１４７】
ここではステップＳ１４４の、ファイル容量を受信可能かどうかの判定条件に加えることにより、ヘッダ情報を受信した段階で画像を受信できるかどうかが判断でき、長時間電話回線を補足した後に受信できなくなるといった不都合がなくなる。特に大量のデータを通信するカラー画像の送信の場合に、この効果は大きい。またこの時、勧告記載のように、アプリケーション・リファレンスなども合わせて参照し、解読可能なファイルかチェックする。
【０１４８】
こうして送信されてくるファイルが解凍不可能と判断した場合や、受信不能と判断した場合にはステップＳ１４５に進み、ＦＤＭ信号を返送する。このＦＤＭ信号の内容は、Ｔ．４３４に記述されているが、ＦＤＭ（拒絶）の内容として、“メモリ容量がない”、もしくは、“メモリの残量がない”等を理由情報として相手側（送信側）に送出しても良い。これに限らず、解像度、符号化方式等の不一致等を理由情報として相手側に送出してもよい。これにより送信側では、単にＮＧでなく、どのようにすれば送信可能かなど知ることができ、送信側でそれに応じた的確な対応が可能となる。またこのＦＤＭを拡張する条件として、ヘッダ情報の参照により拡張を行なえば、プロトコル上問題は起きない。
【０１４９】
こうしてステップＳ１４６に進み、送信側から切断信号（ＤＣＮ）を受信すると、通信タスク２５は回線制御タスク２３を呼出して回線の切断処理を行う。
【０１５０】
一方、ヘッダ情報の受信が成功し、カラー画像受信の準備ができた場合はステップＳ１４７に進み、送信側にＭＣＦ信号を送出する。これにより送信側は、ファイル本体の送信処理に移行する。次に受信側ではカラー画像ファイルの受信のため、画像レコード上の管理情報にカラー画像識別ビットを立てる。また同時にページレコードを生成し、画像レコードとリンクさせる。これらの情報は受信画像のプリントの動作で前述したので、ここでは説明を省略する。
【０１５１】
こうして送信側が次にファイル本体（図１５の「body」）を送出するとステップＳ１４８に進み、受信側はこれを受信する。このファイル本体には、主走査画素数、副走査画素数、主走査方向画素数、副走査方向画素数が設定されており、これらの情報の後に、ＤＰＣＭによる圧縮された画像データが続く。ここで主走査方向画素数、副走査方向画素数は先に獲得されたページレコード上にセットされる。このように、ページレコード上に、これらの情報をセットすることにより、記録タスク２９などの他タスクによる参照が可能となる。それと同時に、これらＢＦＴのヘッダ情報、また主走査画素数、副走査画素数、主走査方向画素数、副走査方向画素数もそのまま画像ファイルの中に記憶することにより、これらの画像がプロトコルからの情報と分離された場合でも、画像として単独に展開が可能となる。例えば、これによる効果は、この画像ファイルをパソコン上に吸い上げた場合に、そのパソコンで画像を再生できるという効果が生まれる。また、逆に受信画像を直接記録する動作しか実行させない受信端末の場合、これら情報をページレコードに移した後、これら画像情報に付随した情報を取り除いた形で画像ファイルに転送しても良い。この場合、記録タスク２９でのヘッダ情報の分離作業が無くなり扱いが簡単となる。即ち、白黒画像通信における通常の受信処理の形態に近くなる。
【０１５２】
ここで画像データ本体（body）はＤＰＣＭコード化されたデータで、通常ＥＣＭと同様にＨＤＬＣでフォーマット化された形で伝送されてくる（これによりエラーがあった場合の検出が可能である）。受信側ではＲＣＰ受信をもってＱ信号の受信に向かう。そして通信データが終了したことを示すＰＰＳ−ＥＯＰを受信するとステップＳ１４９からステップＳ１５０に進み、受信データにエラーがなければ、受信データにエラーが無いことを示すＭＣＦ信号を返送する。そして、送信側より送出されるＤＣＮ信号を受信すると、通信タスク２５は回線制御タスク２３を起動し、回線を切断して通信終了する（不図示）。
【０１５３】
次にステップＳ１５１に進み、受信した画像情報に基づいて、画像のサイズ、解像度が決定される。更に、通信タスク２５は、ページレコードをクローズし、画像レコードをクローズして通信タスク２５を終了する。こうして通信タスク２５が終了すると、未記録画像データが存在するので符号復号タスク２７が起動される（ステップＳ１５２）。この符号復号タスク２７は、送信側から送られてくる受信命令信号（ＤＣＳ信号）で指定される解像度、符号化方式、原稿サイズにはよらずに、ＢＦＴモードの画像データを送信するフェーズで送信されてくるヘッダ情報に示される解像度、符号化方式、原稿サイズに従って復号処理する。このステップＳ１５２の復号処理が完了するとステップＳ１５３に進み、記録タスク２９が起動される。そして、ＢＦＴモードの画像データを送信するフェーズで送信されてくるヘッダ情報に示される解像度、符号化方式、原稿サイズに従って、３６０ｄｐｉの画像に変換して画像処理が行われ、その処理された画像データに基づいて画像記録が行われる。
【０１５４】
またステップＳ１３７でＤＣＳ信号により、送信側端末がＢＦＴプロトコルによる送信を希望していないときはステップＳ１５４に進み、そのＤＣＳ信号を基に、これから受信する画像の主走査サイズ、解像度等を決定し、ステップＳ１５５で、受信準備確認信号（ＣＦＲ）を送信側に送る。次にステップＳ１５６に進み、送られてくる画像信号を受信し、ＰＰＳ−ＥＯＰ信号信号を受信するとステップＳ１５７からステップＳ１５８に進み、その受信した画像を復号して記録部１２０により記録する。
【０１５５】
このようにカラー画像や、ＩＴＵ−Ｔ勧告では非標準のサイズや解像度や符号化方式を有する画像を伝送する際、非標準の手順を用いることなく汎用性の高い標準の手順で通信を実行することにより、それぞれ別のメーカで製造されたファクシミリ機器同士での通信を可能にし、画像サイズに対応した適正なデータ量で高画質の画像の送受信を実行でき、また受信側での画像処理をより簡易にして画像通信を実現できる。またこのように写真Ｌサイズや官製ハガキサイズのように、ＩＴＵ−Ｔ勧告で標準化されていない画像を送信する場合でも、画像データを適正なデータ量で迅速かつ高画質に送受信でき、受信側の記録部（プリンタ）の解像度にあった画像データの送受信及び記録を行うことができる。
【０１５６】
以上の説明は、本実施の形態の機能を有するファクシミリ装置間での通信の場合の説明である。しかし実際には、ＢＦＴはファイル伝送なので、相手端末がパソコン等の場合があり、ＢＦＴ宣言をすることにより各種ファイルを送信しようとすることが考えられる。以下、それについて説明する。
【０１５７】
送信側端末が全く別のファイル（例えば表計算ソフトのエクセル（Excel）、文章作成ソフトのワード（Word）など）を送ろうとしてきた場合、ヘッダ情報のファイル名を表わす、ファイルの拡張子が例えば“.xls”となっている。従って、この拡張子を参照することにより、該当ファイルでないことが確認できる。これにより次のＱ信号に対しＦＤＭ信号を返送して、そのファイルは受け取れない旨を通知できる。これにより送信側としては、ＦＤＭ信号の内容により、違う形式のファイルを送信したいと考え、再度、ヘッダを送信してくるかもしれない。この場合も同様にＦＤＭ信号を返送することになる。送信側端末によっては、動きとして予想できない場合もあるので、ＦＤＭ信号の返送回数をカウントし、無限に通信することがないようにしてある。即ち、ＦＤＭ信号を所定回数以上送出すると回線の切断することにより、電話回線を無意味に補足し続けることを防止している。
【０１５８】
ここで、即時にＤＣＮ信号を送出して回線を切断しないのは、本実施の形態の装置の通信機能を有している、アッパーバージョン機による送信の場合があり得るため、再度のヘッダの送信を待つように設定している。また或は、通信属性が一致しないと判断した場合は、即刻、ＤＣＮ信号を送出して回線を切断するのが安全である。
【０１５９】
次にファイルの拡張子が本実施の形態の装置と偶然同じである場合、ヘッダの認証としてＯＫとなるため、図１５に示すように、送信側はファイル本体の送信に移行してしまうことがある。この場合、受信稼動中の通信タスク２５は、ファイル本体（body）の構成、主走査、副走査各々パラメータ値等を参照し、それらの値が異常値であれば、即座に回線切断などの処置をとる。これは送信側に無駄な通信課金をさせてしまうのを防ぐためである。但し、この場合には、画像の最後を待って、ＦＤＭ信号を返しても良い。
【０１６０】
また、チェック機能として、符号復号タスク２７を起動し、回線から到来するデータを即時に復号化し、主走査１ラインの長さが問題なく同じか、副走査方向の長さが問題ないかなどチェックすることにより、より厳密なチェックが可能となる。
【０１６１】
なお、上述の説明では、受信側端末がＢＦＴモードを有しているかどうかをＩＴＵ−ＴＴ．３０のＤＩＳ信号によって検出しているが、より高速な通信を望む場合は、着信後に公知のＩＴＵ−ＴＶ．８手順のＡｎｓａｍ信号を送出した後、送信側からのＣＭ信号を検出し、Ｖ．３４手順に移行した後、送信側に受信機側がＢＦＴモードを有していることを通知するようにしてもよい。
【０１６２】
また本実施の形態では、ＢＦＴ手順で画像情報を受信するフェーズのヘッダ情報を用いてＩＴＵ−ＴＴ．３０で規定されない画像の属性情報を非標準の手順を使わずに相手端末から受信する手順について述べたが、本実施の形態はＢＦＴに限らず、ＪＰＥＧやＪＢＩＧ等を用いた場合でもＤＣＳ信号の受信に引き続く画像を受信するフェーズのヘッダ部でＩＴＵ−ＴＴ．３０で規定されない画像の属性情報を非標準の手順を使わずにに受信するといったやり方を用いても良い。尚、この場合、ステップＳ１３４、Ｓ１３５では、ＢＦＴビットをオン／オフしたＤＩＳ信号を送信して相手端末にＢＦＴの能力を持っているかどうかを示すのではなく、ＪＰＥＧやＪＢＩＧを受信する能力があるかどうかを判断するステップに変更され、ステップＳ１３７はＢＦＴビットをオン／オフをみるので、ＪＰＥＧやＪＢＩＧのビットのオン／オフをみるように変更されることは当業者ならば容易に変更可能であろう。
【０１６３】
次に本実施の形態のファクシミリ装置におけるモノクロ画像の送信動作を図２３のフローチャートを参照して説明する。尚、このモノクロ画像送信動作は、実際には図２で示すようにマルチタスクにより実行されているが、ここでは簡便化のために図２３のようなフローチャートで示し、そのフローチャートに従って説明する。
【０１６４】
ステップＳ１６１で、モノクロ送信動作が指示されると、状態監視タスク２１で検知され、回線制御タスク２３を起動する。これによりステップＳ１６２で、起動された回線制御タスク２３は回線を接続し、指示された宛先に発呼動作を行い、回線制御タスク２３は通信タスク２５を起動する。次にステップＳ１６３に進み、通信タスク２５は相手端末（受信側）からＩＴＵ−ＴＴ．３０で規定される初期識別信号（ＤＩＳ信号）を受信するかどうかを監視する。ＤＩＳ信号を受信するとステップＳ１６４に進み、通信タスク２５は相手端末の有する機能に応じて受信命令信号（ＤＣＳ信号）を相手端末に送出する。
【０１６５】
ここで相手端末とより高速な通信を望む場合は、公知のＩＴＵ−ＴＶ．８手順のＡｎｓａｍ信号を検出した後、ＣＭ信号を送出し、Ｖ．３４手順に移行して相手端末の能力を知るようにしてもよい。この際、ＤＣＳ信号の解像度、符号化方式、原稿サイズ等を表すビットは、相手端末が処理できるものでＩＴＵ−ＴＴ．３０で規定されているものが選択される。
【０１６６】
その後ステップＳ１６５に進み、モデムのトレーニングのための信号（ＴＣＦ信号）を送出し、相手端末から受信準備確認信号（ＣＦＲ信号）を受信するかどうか監視する（ステップＳ１６６）。ＣＦＲ信号が受信されるとステップＳ１６７に進み、符号復号タスク２７を起動し、読み取った画像データを相手側が受信できる解像度、主走査幅に変換し、相手側が受信できる符号化方式で符号化して相手側端末に、その符号化した画像データを送信する。そして送信すべき画像データが終了するとステップＳ１６８でＥＯＰを送出し、ステップＳ１６９で、相手側からＭＣＦ信号を受信するとステップＳ１７０に進んでＤＣＮ信号を送出する。そしてステップＳ１７１で、回線制御タスク２３を起動して回線を切断する。
【０１６７】
また図２４は、図１７に示すＢＦＴ通信で、受信側からＦＤＭ信号を受信した場合の他の実施の形態の処理を示すフローチャートである。
【０１６８】
この処理は、図２１のステップＳ１１４で、ＦＤＭ信号を受信することにより開始され、まずステップＳ１８１で、そのＦＤＭ信号に含まれる拒絶の理由を解析し、その理由を表示部３６に表示してユーザに報知する。次にステップＳ１８３に進み、その理由が、本実施の形態の装置で変更可能かどうかをみる。例えば解像度だけが問題であれば解像度を変更できるか、符号化方法が対応していないときは対応する方式（もしその符号復号タスク２７が存在すれば）で符号化できるか等を検討し、可能で無ければステップＳ１１８に進んで前述の図２１のフローチャートに従って処理する。
【０１６９】
もし可能であればステップＳ１８４に進み、その変更した新たな条件を設定して、それを基に新たなヘッダを付与した画像ファイルを作成する（ステップＳ１８５）。次にステップＳ１８６で、ファイルの名前と拡張子をＢＦＴのヘッダ情報としてＥＣＭの高速データとして送信し、引き続いてステップＳ１８７で、ファイルの本体部（body）を送るためにＰＰＳ−ＭＰＳ信号を送信する。
【０１７０】
そしてステップＳ１８８でＦＤＭ信号を受信すると図２１のステップＳ１１６に進み、前述したようにその拒絶理由を解析し、ステップＳ１１７で、そのエラーが発生した理由を表示する。また、ステップＳ１８９でＭＣＦ信号を受信すると図２１のステップＳ１２０に進み、符号化復号タスク２７は引き続いて画像データの本体部（body）（読み取りデータ）をＤＰＣＭ方式で符号化し、通信タスク２５に画像データを渡し、通信タスク２５が相手に送信する。この後の動作は図２１を参照して前述した通りである。
【０１７１】
なお、本発明は、複数の機器（例えばホストコンピュータ，インタフェイス機器，リーダ，プリンタなど）から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置（例えば、複写機，ファクシミリ装置など）に適用してもよい。
【０１７２】
また、本発明の目的は、前述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ（またはＣＰＵやＭＰＵ）が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても達成される。
【０１７３】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【０１７４】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディスク，ハードディスク，光ディスク，光磁気ディスク，ＣＤ−ＲＯＭ，ＣＤ−Ｒ，磁気テープ，不揮発性のメモリカード，ＲＯＭなどを用いることができる。
【０１７５】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているＯＳ（オペレーティングシステム）などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
【０１７６】
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるＣＰＵなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
【０１７７】
以上説明したように本実施の形態によれば、カラー画像、或はＩＴＵ−Ｔ勧告では非標準の画像サイズや解像度、また符号化方式を有する画像を送受信する際、非標準の手順を用いることなく汎用性の高い標準の手順で送受信を実行することにより、異なるメーカ同士の機種間での送受信を行うことができる。
【０１７８】
また送受信される画像サイズに対応した適正なデータ量で迅速かつ高画質の画像の送受信を行うことができ、また受信側での画像処理をより簡易にした画像通信を実現できるようになった。
【０１７９】
更に送受信する画像の属性がＩＴＵ−Ｔ勧告で標準化されたものであるかどうかに応じて、送受信する手順を変更できるようにすることで、送受信する画像の属性がＩＴＵ―Ｔ勧告化されているかどうかによらず送受信できるようになった。
【０１８０】
更に本実施の形態によれば、ＩＴＵ−Ｔ勧告で非標準のサイズや解像度や符号化方式を有する画像を送信する際、画像データを通信するフェーズで非標準のサイズや解像度や符号化方式を相手機に対して伝達し、ＩＴＵ―Ｔ勧告化されている手順信号上ではダミーの信号としてＩＴＵ−Ｔで勧告化されている画像のサイズや解像度や符号化方式を相手機に対して通知することにより、ＩＴＵ−Ｔ勧告と矛盾することなく標準の手順を用いた通信が実行できるようになった。
【０１８１】
本願発明の趣旨を逸脱することなく本願発明の種々の変更や修正が可能であるので、本願発明の趣旨は上記特許請求の範囲によって規定されるものである。
【０１８２】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ＩＴＵ−Ｔ勧告のＴ．３０で規定されていない属性の画像データを伝送する際、非標準の手順を用いることなく汎用性の高い標準の手順で通信を実行することにより、異なる機種間での通信を可能にし、各種画像に対応した画像通信を行うことができる。
【０１８３】
また本発明によれば、通信する画像の属性がＩＴＵ―Ｔ勧告化されているかどうかによらず通信できるようにようにした画像通信方法及び装置及び前記装置における通信制御方法を提供できる。
【０１８４】
また本発明によれば、ＩＴＵ−Ｔ勧告のＴ．３０で規定されていない属性を有する画像データを伝送する際、画像データを送信するフェーズでＩＴＵ−Ｔ勧告のＴ．３０で規定されていない属性を相手機に伝送することにより、ＩＴＵ−Ｔ勧告と矛盾することなく標準の手順を用いた画像通信を実行することができる。
【０１８５】
また本発明によれば、ＩＴＵ−Ｔ勧告のＴ．３０で規定されていない属性を有する画像データを送受信する際、非標準の手順を用いることなく汎用性の高い標準の手順で通信を実行することにより、異なるメーカ同士での通信を可能にできる。
【０１８６】
更に本発明によれば、送受信する画像データの属性がＩＴＵ−Ｔ勧告のＴ．３０で規定されていない場合でも、通信する手順を変更して送受信を可能にすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本実施の形態のファクシミリ装置のシステム構成を示すブロック図である。
【図２】本実施の形態のファクシミリ装置を制御するためのソフトウェアの一例を示すタスク構成図である。
【図３】本実施の形態のファクシミリ装置の操作パネルの構成を説明する図である。
【図４】本実施の形態のファクシミリ装置の制御部が画像データを管理するために形成する管理テーブルである画像レコードの一例を示す図である。
【図５】本実施の形態のファクシミリ装置における、ハンドスキャナを使用したモノクロ画像送信或はコピーのための、モノクロ画像の読取時の制御を示すフローチャートである。
【図６】本実施の形態のファクシミリ装置における、図５のフローチャートで示される処理と並行して実行される割込み処理を示すフローチャートである。
【図７】本実施の形態のファクシミリ装置における、ハンドスキャナを使用したカラー画像コピー時のカラー原稿読取時の制御を示すフローチャートである。
【図８】本実施の形態のファクシミリ装置における、図７のフローチャートで示される処理と並行して実行される割込み処理を示すフローチャートである。
【図９】ＲＧＢデータと、その符号化データフォーマットを説明する図である。
【図１０】カラー画像送信時の符号化処理を示すフローチャートである。
【図１１】シートスキャンによる原稿画像の読取り及び送信まで処理を示すフローチャートである。
【図１２】図１１の処理と並行して実行される割込み処理の手順を示すフローチャートである。
【図１３】カラー画像の復号化処理を示すフローチャートである。
【図１４】通常ＥＣＭ通信の手順を説明する図である。
【図１５】ＢＦＴ通信の手順（正常）を説明する図である。
【図１６】ＢＦＴ通信の手順（拒絶による終了）を説明する図である。
【図１７】ＢＦＴ通信の手順（拒絶から復帰）を説明する図である。
【図１８】ＩＴＵ−Ｔ勧告（Ｔ．４３４）によるＢＦＴフォーマットを説明する図である。
【図１９】本実施の形態におけるＢＦＴヘッダの内容を説明する図である。
【図２０】ＩＴＵ−Ｔ勧告によるＦＤＭ信号のフォーマットを説明する図である。
【図２１】本実施の形態のファクシミリ装置における送信処理を示すフローチャートである。
【図２２】本実施の形態のファクシミリ装置における受信処理を示すフローチャートである。
【図２３】本実施の形態のファクシミリ装置におけるモノクロ送信処理を示すフローチャートである。
【図２４】本実施の形態のファクシミリ装置において図１７の手順を実行する場合の送信処理を示すフローチャートである。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
  The present invention provides an image communication method and device capable of transmitting and receiving color images and monochrome images.In placeIt is related.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a procedure for transmitting a color image, ITU-T TT. 30 recommendations are known. This T.W. When the 30 recommendation was used, the minimum size of an image that can be transmitted was A4 width, and the resolution was limited to 100 dpi, 200 dpi, 300 dpi, and 400 dpi.
[0003]
On the other hand, the size of a color image mainly used at home is generally smaller than an A4 size, such as an L-size photo (such as 85 mm × 127 mm) or a public postcard, such as a printed photo. For this reason, for example, when transmitting an L size photo, it is necessary to add margin data to change to A4 size, or to enlarge the image data itself to A4 size for transmission. . In addition, inexpensive household color printers that can print color images are widespread, and the resolution of the print head of these printers is mainly 360 dpi or 720 dpi.
[0004]
For this reason, when image data transmitted at the above-mentioned resolution is received and printed at home or the like, the image data received at a resolution of 400 dpi, for example, is multiplied by a fraction such as 0.9 times, or an integer. It was necessary to print with resolution conversion at a non-double magnification. However, when such conversion with the magnification is performed, the quality of the printed image is significantly deteriorated.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
Further, in order to transmit an image with a special size and resolution that has not been standardized, it has been necessary to perform communication using a non-standard procedure signal such as NSF / NSS / NSC (hereinafter referred to as NSX). However, in the procedure using these NSX signals, communication can be performed only when the manufacturer code (which differs depending on the manufacturer), model code, etc. included in the NSX signal matches the counterpart device, and the communication procedure itself is unique. . For this reason, communication was possible only between limited models of the same manufacturer. Furthermore, for example, when relay transmission is performed via a storage exchange such as an F network, even if the transmission source terminal and the reception destination terminal are of the same manufacturer, the manufacturer of the relay exchange such as an intervening exchange is different. Could not communicate.
[0006]
  The present invention has been made in view of the above conventional example, and is recommended by ITU-T.T. Image data with attributes not specified in 30By transmitting communication with a highly versatile standard procedure without using non-standard procedures, it is possible to communicate between different models and perform image communication corresponding to various images An object is to provide an image communication method and apparatus.
[0007]
  It is another object of the present invention to provide an image communication method and device capable of communicating regardless of whether the attribute of the image to be communicated is ITU-T recommended.PlaceIt is to provide.
[0008]
  The object of the present invention is toITU-T recommendation T. Not specified in 30Images with attributesdataWhen transmitting image dataSendIn the phase toITU-T recommendation T. Not specified in 30An object of the present invention is to provide an image communication method and apparatus for executing image communication using a standard procedure without contradicting the ITU-T recommendation by transmitting an attribute to a partner machine.
[0009]
  The object of the present invention is also the ITU-T recommendation.T. Not specified in 30Images with attributesdataIt is an object of the present invention to provide an image communication method and apparatus that enable communication between different manufacturers by performing communication according to a highly versatile standard procedure without using a non-standard procedure.
[0010]
  It is a further object of the present invention to send and receive imagesdataAttribute is ITU-T recommendationT. Specified in 30It is an object to provide an image communication method and apparatus that enables transmission / reception by changing a communication procedure even when there is no communication.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
  In order to achieve the above object, the image communication apparatus of the present invention has the following configuration. That is,
  A communication means for transmitting image data in a G3 facsimile procedure;
  Receiving command sending means for sending a receiving command including the first image attribute of the image data to be sent, as defined in the ITU-T recommendation;
  Attribute sending means for sending information including a second image attribute of the image data to be transmitted in a phase of sending the image data after sending the receiving command by the receiving command sending means;
  ITU-T recommendationT. 30Stipulated inHaveNo attribute imagedataIs transmitted by the reception command sending means, including the first image attribute specified by the ITU-T recommendation, regardless of the attribute of the image data to be sent, and the attribute sending meansThe ITU-T recommendation T.I. Not specified in 30Control means for controlling transmission of image data by sending information including the second image attribute.And
  When the control means receives an MCF signal as a response from the counterpart apparatus to the information including the transmitted second image attribute, the control means causes the communication means to transmit the image data of the transmitted second image attribute, When an FDM signal is received as a response from the partner apparatus for the information including the transmitted second image attribute, the reason for rejection included in the FDM signal is analyzed, and the attribute of the image data to be transmitted can be changed. If there is a change, the attribute sending means sends information including the second image attribute of the image data whose attribute has been changed.It is characterized by that.
[0012]
  In order to achieve the above object, the image communication apparatus of the present invention has the following configuration. That is,
  A communication means for receiving image data according to a G3 facsimile procedure defined in the ITU-T recommendation;
  Images sent from the senderdataReceiving command receiving means for receiving a receiving command including the first image attribute defined in the ITU-T recommendation by the communication means;
  Image following the reception commanddataIn the phase of receiving ITU-T recommendationT. 30Stipulated inHaveWhen receiving information containing no second image attribute,in frontSecond image attributeJudgment to determine whether or not the image data meets the determination condition whether or not it is receivableMeans,
  SaidJudgmentBy meansJudgmentBased on the result, the second image attribute is received without depending on the first image attribute included in the reception command.didimagedataProcessing means for processing
  In response to determining that the second image attribute meets the determination condition by the determination unit, the communication unit transmits an MCF signal. On the other hand, the second image attribute meets the determination condition by the determination unit. Control means for causing the communication means to transmit an FDM signal including a reason for refusal when it is determined that there is not,It is characterized by having.
[0013]
  In order to achieve the above object, the image communication method of the present invention comprises the following steps. That is,
  A receiving command sending step for sending a receiving command including a first image attribute of image data to be sent, as defined in the ITU-T recommendation;
  An attribute sending step of sending information including a second image attribute of the image data to be transmitted in a phase of sending the image data after sending the receiving command in the receiving command sending step;
  ITU-T recommendationT. 30Stipulated inHaveNo attribute imagedata, A reception command including the first image attribute defined in the ITU-T recommendation is transmitted by the reception command transmission step regardless of the attribute of the image data to be transmitted, and the attribute transmission stepThe ITU-T recommendation T.I. Not specified in 30A control step for controlling transmission of the image data by sending information including the second image attribute.And
  In the control step, when an MCF signal is received as a response from the counterpart device to the information including the transmitted second image attribute, the transmitted image data of the second image attribute is transmitted in a phase of transmitting the image data. On the other hand, when an FDM signal is received as a response from the partner apparatus to the information including the transmitted second image attribute, the reason for rejection included in the FDM signal is analyzed, and the attribute of the image data to be transmitted Is changed, and information including the second image attribute of the image data whose attribute is changed is transmitted by the attribute transmission step.It is characterized by that.
[0014]
  In order to achieve the above object, the image communication method of the present invention comprises the following steps. That is,
  A reception command reception step of receiving a reception command including a first image attribute defined in the ITU-T recommendation of image data transmitted from the transmission side;
  Image following the reception command signaldataIn the phase of receiving ITU-T recommendationT. 30When receiving information including the second image attribute not defined inDetermination that determines whether the second image attribute meets a determination condition for whether image data is receivableProcess,
  SaidJudgmentDepending on the processJudgmentBased on the result, the second image attribute is received without depending on the first image attribute included in the reception command.didimagedataProcessing steps for processing
  An MCF signal is transmitted in response to the determination that the second image attribute meets the determination condition in the determination step, while it is determined in the determination step that the second image attribute does not meet the determination condition. A transmission step of transmitting an FDM signal including a reason for rejection,It is characterized by having.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Preferred embodiments of the present invention will be described below in detail with reference to the accompanying drawings.
[0016]
[Overview]
This machine is a facsimile machine equipped with a cordless telephone function of an analog low power system and having a function satisfying the ITU recommendation G3 standard. In addition, it is equipped with a color image reading unit and a color image recording unit. In addition, the voice recognition unit can recognize voice and perform automatic destination dialing.
[0017]
The color image reading unit includes a hand scanner unit that is detachable from the main body, and can read not only a sheet-like document but also a book document. The reading sensor of this scanner unit is, for example, a contact type color reading sensor that outputs RGB color data in a line sequential manner. For example, the maximum reading width is B4 width and the reading resolution is 200 dpi.
[0018]
The color image recording unit is, for example, an ink ejection method, a color ink cartridge in which an ink tank for each color of CMYK and an ink ejection unit are integrated, and a monochrome ink cartridge in which an ink tank for only black ink and an ink ejection unit are integrated. By mounting either one of these, an image is printed on a recording sheet with a recording resolution of, for example, 360 dpi. Regarding the image recording width, for example, the recording width at the time of monochrome recording is the maximum B4 width regardless of which cartridge is mounted, but the recording width is the maximum A4 width only at the time of color recording with the color cartridge mounted.
[0019]
As for communication, for example, the G3 mode has a maximum communication speed of 9600 bps and has an ECM mode that is an error retransmission function in image transmission.
[0020]
FIG. 1 is a block diagram showing an example of the system configuration of the apparatus, FIG. 2 is a task configuration diagram showing an example of software for controlling the apparatus, and FIG. 3 is a diagram for explaining an example of the configuration of the operation panel of the apparatus. . FIG. 4 is a diagram showing an example of an image record which is a management table formed on the SRAM 124 shown in FIG. 1 in order for the control unit of this apparatus to manage image data.
[0021]
[Constitution]
In FIG. 1, 11 is a CPU which is a control unit of this apparatus, 121 is a ROM for storing programs and various data, 118 is a work memory used for executing various programs, voice data for voice mail, etc. A DRAM used as a storage memory for monochrome and color image data. For example, the storage capacity of the DRAM 118 is 2 MB, of which about 0.5 MB is used for work memory, and the remaining about 1.5 MB is used. Used for image and audio data storage. Reference numeral 124 denotes an SRAM in which registration data necessary for the system (various soft switches, phone book data, voice registration data for voice recognition, device phone numbers, and device ID data such as abbreviations) is registered. Is backed up by batteries to prevent data loss.
[0022]
12 is a known facsimile MODEM (modem) having functions necessary for the ITU recommendation G3 mode. 29, V.D. In addition to 21, V27ter, a DTMF recognition function, a voice CODEC function for voice recording and voice reproduction using a DRAM, and the like are also provided. Reference numeral 13 denotes a base unit that performs analog low-power wireless communication with the handset phone 15 and is a known unit that controls wireless communication according to an instruction from the CPU 11.
[0023]
Reference numeral 14 denotes an analog signal connection switch (cross point SW), which is set by the CPU 11 to set a telephone handset 16 of the apparatus main body, a microphone 17 for voice input, a speaker 18 for voice reproduction, an NCU 19 for interfacing with a line, This is a known circuit that freely switches the audio input terminal of the CPU 11 and the connection of analog signals between the MODEM 12 and the base unit 13.
[0024]
110 is a known run-length encoding / decoding circuit that generates a run-length code from monochrome binary image data, and outputs the binary binary image data by inputting the run-length code. 111 is an RTC that is a known clock IC. It is. A hand scanner unit (HSU) 125 includes a color contact sensor 112 and a rotary encoder (RC) 116 for measuring the distance that the HSU 125 has moved over the document, and is attached to and detached from the apparatus body via a curl cord. Connected freely. An encoder detection unit 113 generates movement distance data from the rotation speed information of the rotary encoder 116 that is one of output signals of the HSU 125 and notifies the CPU 11 of the movement distance data.
[0025]
Reference numeral 114 denotes an image processing unit. When color image data is stored in the DRAM 118 in accordance with an instruction from the CPU 11, an analog RGB signal (line-sequential resolution of 200 dpi) output from the color contact sensor 112 is input, and RGB each has 8 bits (one It is converted into 90 dpi digital image data (24 bits per pixel). When performing color copy directly according to instructions from the CPU 11, the analog RGB signal output from the color contact sensor 112 is converted into 360 dpi YMCK binary digital image data. Any conversion data is supplied to the DMA controller 117. The DMA controller 117 transfers the color image data to the DRAM 118 when storing 90 dpi RGB color image data in the DRAM 118, and the recording control unit when directly performing color copying. Transfer 360 dpi YMCK binary data to 119.
[0026]
When monochrome image data is stored in the DRAM 118, the image processing unit 114 converts the analog RGB signal output from the color contact sensor 112 into 200 dpi monochrome binary digital image data and supplies the converted data to the DMA controller 117. When performing monochrome copy directly, the image processing unit 114 converts the analog RGB signal output from the color contact sensor 112 into monochrome binary 360 dpi digital image data and supplies the converted data to the DMA controller 117. The DMA controller 117 transfers the monochrome image data to the DRAM 118 when storing the monochrome image data in the DRAM 118, and transfers the monochrome image data to the recording control unit 119 when performing the monochrome copy directly.
[0027]
The recording control unit 119 converts image data input into a data format that can be recorded by the recording unit 120. The recording unit 120 is a well-known color printer part of an ink ejection method, and moves an image cartridge by moving a cartridge in which an ink tank and an ink ejection unit are integrated in the main scanning direction and moving the recording paper in the sub scanning direction. Record. The CPU 11 can determine which of the color cartridge and the monochrome cartridge is mounted according to the configuration of the electrical contact between the recording unit 120 and the cartridge.
[0028]
Reference numeral 115 denotes a known resolution conversion circuit that inputs monochrome binary image data and performs resolution conversion. The resolution conversion circuit 115 is used for enlargement / reduction of a monochrome image and is received from the line for the recording resolution of the recording unit 120. Also used for matching the resolution of monochrome images.
[0029]
Reference numeral 122 denotes an operation panel which is an operation unit of the apparatus, and includes various keys, display lamps, and an LCD display as shown in FIG. A microphone 117, a speaker 118, and the like are provided on the operation panel 122.
[0030]
Reference numeral 126 denotes a sensor for detecting the attachment / detachment state of the hand scanner unit 125 from the apparatus main body, and the CPU 11 is in a sheet mode for reading a sheet-like document by the output of the sensor 126 or a hand scan mode for reading a three-dimensional object such as a book document. Decide if there is.
[0031]
Next, the configuration of the operation panel 122 shown in FIG. 3 will be described.
[0032]
In FIG. 3, 16 is a main body handset, 32 is a "function key" for various registrations and settings, 33 is a "record key" used when recording messages and phone calls as voice data in the DRAM 118, and 34 is a MODEM 12 “Playback key” used when the CPU 11 plays back the voice data recorded in the DRAM 118 by the voice CODEC, “35” is a “erase key” used when erasing various data stored in the DRAM 118, and “36” is a character of 16 characters. Is an LCD display unit with a backlight that can display two lines, and is used to output device status and various messages. Reference numeral 37 denotes a “color LED” which is lit when a color mode is selected by the “color / monochrome key” 38. Reference numeral 39 denotes an “image quality key” for selecting the image quality in the monochrome mode.
[0033]
Reference numeral 310 denotes a key that serves as both a “phone book key” for calling up the phone book and a “set key” for confirming the contents of registration and the like. I will call it. Reference numeral 311 is an “up cursor key”, 312 is a “down cursor key”, 313 is a “left cursor key”, and 314 is a “right cursor key”, all of which are used for display control operations.
[0034]
315 is a “transmission key” for facsimile transmission, and 316 is a “reception / print key” for facsimile reception and printing of received images. Reference numeral 317 denotes a “copy key” for executing copying, and reference numeral 318 denotes a “stop key” for interrupting the operation being executed. 319 is an opening of the microphone 17, 320 is a numeric keypad, 321 is a device for activating the microphone 17 while the line is connected and outputting a voice signal to the line and reproducing the voice on the line by the speaker 18. “Speaker Phone Key”, 322 “Voice Recognition Key” for executing automatic destination dialing by voice recognition, 323 “Answer Key” for automatically recording the call contents of the other party in the DRAM 118 when a call is received. 324 is a “slave key” for calling a cordless cordless handset phone from the apparatus main body and executing an extension call, 325 is a “hold key” for sending a melody to the other party while holding the call state, 326 is a previous call "Redial key" 327 for automatically dialing the other party's phone number answers other incoming calls during an outside line call, and returns to the original call A "catch key" to be used to perform a so-called waiting Call.
[0035]
[Operation]
Copying with the scanner 125 mounted on the main body (sheet scanning) is in the direct mode, and the reading data is output to the recording unit 120 while being read without being stored in the DRAM 118 and is recorded. In this case, since accumulation of read data in the DRAM 118 is unnecessary, the memory overflow of the DRAM 118 does not occur even at high resolution. The resolution read by the scanner 125 is matched with the resolution of the recording unit 120. Thereby, the resolution of the read data becomes 360 dpi in the sub-scanning direction. The copyable size is also up to B4 width for monochrome and up to A4 width for color depending on the specifications of the recording unit 120.
[0036]
Next, when the scanner 125 is taken out from the main body and used as a hand scanner for copying, the memory mode is set, and data read by the scanner 125 is always stored in the DRAM 118 in units of pages. This is a measure for the recording speed of the recording unit 120 to be slower than the speed at which humans normally perform hand scans. By temporarily storing the read data in the DRAM 118, the hand scan can be executed at high speed and terminated. I have to. In this case, if the reading resolution of the scanner 125 is set to 360 dpi by matching the resolution of the recording unit 120, the image data capacity of one page is too large and occupies the memory area of the DRAM 118, which hinders the operation of the apparatus. There is a risk of coming. Therefore, it is conceivable to increase the memory capacity of the DRAM 118. For reasons such as increasing the memory capacity, the reading resolution is limited to 200 dpi for monochrome and 90 dpi for color, but this is not limitative. It is not something. For the same reason, the copy size in monochrome is up to B4 width, but the copy size in color is limited to A6 (or government postcard size) or less.
[0037]
Incidentally, the data capacity for one page of B4 size at monochrome 200 dpi is about 700 KB (Kbyte), the data capacity for one page of A6 size with color 90 dpi is about 600 KB, and in either case, the DRAM 118 having a capacity of 1.5 Mbytes. Can be accumulated. If this read data is compression-encoded and stored in the DRAM 118, the readable size and resolution can be further increased. However, as will be described later, since compression encoding is performed by software, it takes time to perform hand scan. There is a disadvantage that the execution speed decreases. In addition, adding hardware for high-speed compression encoding increases the cost significantly.
[0038]
In addition, when the scanner 125 is mounted on the main body, the document transmission while reading the document is in the direct mode, and the read data is transferred to the modem 12 via the DRAM 118 without being accumulated in one page in the DRAM 118 to read the sheet-like document. While sending to the other party's facsimile.
[0039]
Further, when the scanner 125 is taken out from the main body and used as a hand scanner to read and transmit a document, the memory mode is set, and data read by the scanner 125 is always stored in the DRAM 118 in units of pages. This is a measure for the communication speed of the modem 12 being slower than the speed at which a human performs a hand scan. In this way, the read data is temporarily stored in the DRAM 118 in units of pages, so that the hand scan can be executed at high speed. In this case, the reading resolution and the document size are the same for the same reason as the memory mode for copying.
[0040]
Whether it is used as a hand scanner or with the scanner 125 mounted on the main body is determined based on a detection signal from the scanner attachment / detachment sensor 126.
[0041]
Software configuration
Next, the software configuration of the present embodiment will be described with reference to the task configuration diagram of the apparatus shown in FIG. The software of this apparatus is provided with an environment in which each task can operate in parallel by the multitask OS 212. Each task will be described below.
[0042]
A state monitoring task 21 monitors each event occurring in the apparatus and has a function of notifying the necessary task of the information when the occurrence of an event that needs to change the apparatus state is detected. For example, when key information input through the operation panel 122 is detected, necessary key information is transmitted to the operation task 22 and the line control task 23 to activate the corresponding functional operation of the apparatus.
[0043]
The operating task 22 receives the key code A information from the state monitoring task 21, determines the operation mode, issues a start command to the task that executes the function corresponding to the operation mode, and based on the key code A information. The display function of the operation panel 122 is controlled.
[0044]
23 is a line control task that controls the NCU 19 to accept an incoming call from the line, to capture a line in order to send a dial signal in response to a dial request command from the operation task 22, and to execute line disconnection Then, a sequence for terminating communication is executed. Further, it is detected by the key code B information from the state monitoring task 21 in the line connection state that the “send key” or the “receive / print key” is pressed, and the caller is called by analyzing the signal on the line. If it is a facsimile apparatus, a communication start command for facsimile communication is issued to the communication task 25.
[0045]
A dial control task 24 has a function of sending various dial signals to the exchange in response to a dial start command from the line control task 23 or the communication task 25.
[0046]
A communication task 25 executes a communication procedure in facsimile communication and transmission of image data in response to a communication start command from the line control task 23.
[0047]
A reading task 26 controls the hand scanner unit (HSU) 125 and the image processing unit 114 in accordance with a reading start command from the operation task 22 to read a document image.
[0048]
Reference numeral 27 denotes an encoding / decoding task, which executes encoding / decoding processing of image data by software in response to the encoding / decoding start commands from the communication task 25, the reading task 26, and the recording task 29. For this reason, in this embodiment, although processing time is required as compared with the case where encoding and decoding processes are performed by hardware, it is possible to greatly reduce hardware costs. A known MH code is applied to a monochrome image, and a Huffman code is assigned to a color image in the RGB multi-level DPCM method (a method of calculating a difference value between adjacent pixels with each 8-bit RGB value). Apply the encoding method.
[0049]
28 is a voice recognition task, which is a well-known voice recognition that analyzes the user's voice input from the handset 16 and compares the voice data (s) registered in advance with information on matching voice data. Software.
[0050]
A recording task 29 has a function of causing the recording unit 120 to print the requested image data in response to a recording start command from the report task 210 or the print task 211.
[0051]
210 is a report task, which creates a function setting list such as a communication management report in which a communication history is recorded and registration information in the SRAM 124 as character data, develops it into image data, and requests the recording task 29 to record the report. It is software for creation.
[0052]
A print task 211 always checks whether image data that needs to be automatically recorded is stored in the DRAM 118. When image data that needs to be recorded is detected, a recording start command is sent to the recording task 29. Has a monitoring function to issue.
[0053]
[Image record]
Next, the structure of the image record shown in FIG. 4 will be described.
[0054]
An image record, which is a management table for managing image data stored in the DRAM 118, is formatted on the SRAM 124 by the OS 212 when the apparatus is first started. At this point, all records are empty. Each task acquires an empty record from the OS 212 as necessary, and creates an image record in which necessary items are entered in the process of exchanging between tasks. Each task operates by referring to the contents of the created image record as necessary.
[0055]
In FIG. 4, an image record 400 includes a color / monochrome identification flag 403 indicating the type of one document (which may be one page or plural pages) corresponding to the image on the DRAM 118, and a received image. , The reception date / time information 404, the print request flag 402 indicating whether or not automatic printing by the print task 211 is necessary, the transmission request flag 401 indicating whether or not the transmission operation by the communication task 25 is necessary, and included in one document. The first address 405 of the page chain table for displaying each page information to be displayed is included.
[0056]
The page chain table 410 for displaying each page information includes a top address 411 of the page chain table for displaying the next page information, size information indicating the main scanning width and sub-scanning length of the corresponding page, and the main scanning and the same page. It includes resolution information indicating the sub-scanning resolution, and the head address 412 of the image block chain table in which the head address on the DRAM 118 storing the image data of the corresponding page is stored. The area for recording image data in the DRAM 118 is divided into blocks of a predetermined size, and the head address 412 in the image block chain table is the head address of each block.
[0057]
The communication task 25 completes the contents of the image record when receiving an image, and the reading task 26 completes the image transmission by memory copy operation and hand scan. Image data that has become unnecessary after recording or transmission is cleared from the DRAM 118 by clearing the image record and returning management of the image record to the OS 212 from the task.
[0058]
[Color copy operation]
Next, the flow of operations during color copying using the hand scanner 125 will be briefly described.
[0059]
When the hand scanner unit 125 is detached from the main body, the output of the scanner attachment / detachment sensor 126 is detected to recognize that the operation task 22 is automatically in the hand scan mode. As a result, a message indicating that the hand scan can be executed is displayed on the LCD display section 36 of the operation panel 122 and the user is prompted to select whether to copy or transmit.
[0060]
If the “copy key” 317 is pressed, the color mode is designated by the “color / monochrome key” 38 and the “color LED” 37 is lit, the operating task 22 reads the color for color copying by hand scanning. Is requested to read task 26 with a read start command. As a result, the reading task 26 receives information necessary for the operation from the operating task 22 and controls the hardware, inputs color image data read in accordance with the scanning drive of the hand scan unit 125, and stores one page in the DRAM 118. To do. The operation task 22 issues a recording start command to the recording task 29 in response to an end notification from the reading task 26 and causes the image data stored in the DRAM 118 to be recorded. This recording start command is attached with the information of the image record entered in the reading task 26, and the recording task 29 refers to it to read out the color image data stored in the DRAM 118 with the DMAC 117 and has a resolution of 360 dpi. The data is converted into data, transferred to the recording control unit 119, and color recording by the recording unit 120 is executed. When the image recording for one page in the recording unit 120 is completed in this way, the operation task 22 is notified of the end of processing, the series of copying operations is completed, and the display on the display unit 36 of the operation unit 122 shifts to a display indicating a standby state. .
[0061]
[Monochrome image transmission]
Next, the operation flow when transmitting a monochrome image will be briefly described.
[0062]
When the hand scanner unit 125 is detached from the main body, the output of the scanner attachment / detachment sensor 126 is detected to recognize that the operation task 22 is automatically in the hand scan mode.
[0063]
Next, when the “transmission key” 315 of the operation panel 122 is pressed and the monochrome mode is set by the “color / monochrome key” 38 and the color LED 37 is turned off, the operation task 22 performs monochrome transmission by hand scan. Then, the reading task 26 is requested to execute the reading of the monochrome image by the reading start command. As a result, the reading task 26 receives information necessary for the operation from the operating task 22 and controls the hardware, inputs the read image data in synchronization with the scanning drive of the hand scan unit 125, and inputs one page to the DRAM 118. Accumulate minutes. Next, the operation task 22 shifts to the destination input operation mode in response to the end notification from the reading task 29, and causes the user to input the destination telephone number. The operation task 22 issues a dial request command to the line control task 23 based on the inputted destination telephone number, and starts line connection. The line control task 23 issues a dial start command to the dial control task 24 when receiving a request by the dial request command. When the dial call by the dial control task 24 is completed and the line is connected, the line control task 23 issues a communication start command to the communication task 25 to cause the image data stored in the DRAM 118 to be transmitted. This communication start command is attached with the information of the image record entered in the reading task 26, and the communication task 25 reads the monochrome image data stored in the DRAM 118 with reference to the information and encodes it with a resolution of 200 dpi. The image is transmitted to the modem 12 while performing conversion. When the transmission is completed in this manner, the operation task 22 is notified of the end of the process, a series of communication operations are terminated, and the display on the display unit 36 of the operation unit 122 shifts to a display indicating a standby state.
[0064]
[Send color image]
Next, the operation flow when transmitting a color image will be briefly described.
[0065]
When the hand scanner unit 125 is detached from the main body, the output of the scanner attachment / detachment sensor 126 is detected to recognize that the operation task 22 is automatically in the hand scan mode.
[0066]
Next, when the “transmission key” 315 on the operation panel 122 is pressed, the color mode is set by the “color / monochrome key” 38 and the “color LED” 37 is lit, the operation task 22 performs the color by hand scanning. For transmission, the reading task 26 is requested to execute color reading with a read start command. As a result, the reading task 26 receives information necessary for transmitting the color image from the operating task 22 and controls the hardware, and inputs color image data read in synchronization with the scanning drive of the hand scan unit 125 to the DRAM 118. One page is accumulated. Next, the operation task 22 shifts to the destination input operation mode in response to the end notification from the reading task 26 and causes the user to input the destination telephone number. Next, the operation task 22 issues a dial request command to the line control task 23 to start line connection. The line control task 23 issues a dial start command to the dial control task 24 when receiving a request by the dial request command from the operation task 22. When the dialing instructed by the user by the dial control task 24 is thus completed and the line is connected, the line control task 23 issues a communication start command to the communication task 25 to execute transmission of color image data. . This communication start command is attached with the information of the image record entered in the reading task 26, and the communication task 25 refers to it to read out the color image data stored in the DRAM 118 and keeps the resolution of 90 dpi. The color image is transmitted by transferring to the modem 12 while performing the encoding conversion. When the transmission is completed in this manner, the operation task 22 is notified of the end of the process, a series of communication operations are terminated, and the display on the display unit 36 of the operation unit 122 shifts to a display indicating a standby state.
[0067]
[Transmission and reception of monochrome images]
Next, the operation of this apparatus when a monochrome document or a color document is transmitted or received will be described.
(A) Facsimile transmission from call state
When the “Send key” 315 on the operation panel 122 is pressed during a call, a message “Generate Set” is displayed on the display unit 36, and the user sends the transmission document face down to the document entrance. Prompt to set. When the original is correctly set, reading of the original is started. After negotiation for facsimile transmission is executed, transmission is started. At this time, a message “FAX SINGLE” is displayed on the display unit 36.
(B) Color transmission
Before the “transmission key” 315 is pressed, the “color / monochrome key” 38 is pressed to set the color mode, and the “color LED” 37 is turned on. In this case, the transmission image size is only the postcard size, and the magnification cannot be set. At this time, the display unit 38 displays a message “Color Saw Shinchu”.
(C) Image transmission using the hand scanner 125
When the panel is opened from the standby state or the hand scanner 125 is removed from the main body, “hand scanner → FAX copy” is displayed on the display unit 36 of the operation panel 122. Here, when the “transmission key” 315 is pressed, the FAX transmission mode is set, and “Saw Shin Haba [A4]> [Shirokuro] [Foot]” is displayed on the display unit.
[0068]
Here, when the color mode is set by pressing the “color / monochrome key” 38, the “color LED” 37 is turned on, and the width of the document to be transmitted cannot be changed. As a result, “Saw Shin Haba [Postcard] [Color] [Shashin]” is displayed on the display unit 26. By depressing the “set key” 310 in this state, the display on the display unit 36 becomes “hand scanner read / write key set / initial”.
[0069]
Further, when the “color / monochrome key” 38 is pressed in this screen display, the mode is switched from the color mode to the monochrome mode, and the screen returns to the previous display screen.
[0070]
If there is no change in the color / monochrome mode and “set key” 310 is pressed while “hand scanner read / write key setting / warming” is displayed, reading of the original image using hand scanner 125 is started. The message “Scanner Hayabusa >>> Set key dew” is displayed. Note that the higher the moving speed of the scanner 125, the larger the number of “>” is displayed.
[0071]
Here, if the moving speed of the scanner 1125 detected by the encoder detection unit 113 is too fast, “scanner burner set key change” is displayed.
[0072]
When the reading of the original by the hand scanner 125 is completed normally, “Kakunin Print → Surcynai” is displayed on the display unit 36, and it is selected whether or not to perform a printing operation for confirming the image read by the scanner 125. . When “through” is selected, the image data read and stored in the DRAM 118 is output to the recording unit 120 and printed. During this time, “Kaknin Print Print” is displayed. When this printing is completed, “FAX CHANGE” is displayed, and the telephone number input using the numeric keypad 320 or the like is displayed on the display unit 36.
[0073]
On the other hand, when “Sinai” is selected, the user is instructed to input a telephone number without performing the recording operation by the recording unit 120. In this way, when the destination telephone number is input and the “transmission key” 315 is pressed to instruct the transmission of the color image, “color color” is displayed on the display unit 36. On the other hand, in the case of transmission of a monochrome image, “FAX SINGLE” is displayed.
(D) Operations until fax reception starts
This is started by pressing the reception key 316 in a call state, and the user knows the reception timing after listening to the sound of the other party (transmission source), and presses the reception key 316 there. This is started by pressing the reception key 316 without setting a document while the line is being captured. When the reception key 316 is pressed, the handset 16 is off-hook and the voice guidance switch is set to “ON”. Is set, the user is notified of the message “Receiving FAX. Please return the handset”.
[0074]
The display on the display unit 36 at this time is “FAX.
[0075]
When a FAX signal is being received, the messages “FAX JUSHINCHU” and “FAX JUSHINCHU P1” are displayed alternately for a monochrome image. Are alternately displayed on the display unit 36.
[0076]
When the facsimile reception ends normally, an end alarm is sounded and a message “JUSHINGA OWARI MASHITA” is displayed on the display unit 36.
[0077]
5 and 6 are flowcharts showing the control at the time of reading a monochrome image for monochrome image transmission or copying using the hand scanner 125 in the facsimile apparatus of the present embodiment. A program for executing this control is stored in the ROM 121 and executed under the control of the CPU 11.
[0078]
When the reading task 26 receives a monochrome image reading start command from the operating task 22, the reading task 26 resets a movement amount counter Mcnt (provided in the SRAM 124) indicating how much the hand scanner 125 has moved to 2.5 m. An interrupt that occurs every second is permitted (step S1). As a result, the interrupt process shown in the flowchart of FIG. 6 is started.
[0079]
In operation, when the operator places the hand scanner 125 on the document and moves the hand scanner 125 in the direction in which the operator wants to read, the encoder 116 rotates. Here, since the output of the encoder 116 is set to change when the hand scanner 125 moves a distance corresponding to one line of the super fine, when the output of the encoder 116 changes, the encoder detection unit 113 causes the encoder 116 to change the output of the encoder 116. The number of changes is stored.
[0080]
FIG. 6 is a flowchart showing an interrupt process that occurs about every 2.5 milliseconds. In response to the interrupt every 2.5 milliseconds, first, in step S21, the hand scanner 125 moves from the encoder detection unit 113 at the read trigger timing. The amount is read, and the movement amount is added to the movement amount counter Mcnt. In step S22, the value of the movement amount counter Mcnt is a value C determined in advance according to the reading resolution (“4” when the reading resolution in the sub-scanning direction is standard, “2” when the fine mode is set). It is judged whether it is above. If so, the process proceeds to step S23, and a reading trigger is issued to the image processing unit 114. Next, in step S24, it is checked whether the value of the movement amount counter Mcnt is twice (2C) or more a value C determined in advance according to the reading resolution. If so, the movement speed of the hand scanner 125 is too fast. For this reason, a message to that effect is displayed on the display unit 36 of the operation panel 122 (this display content is displayed as “scanner Hayabusa” as described above) and a warning sound is emitted from the speaker 18. At this time, the value of the counter Mcnt is set to “2C”.
[0081]
Conversely, if the value of the movement amount counter Mcnt is “2C” or less, the process proceeds from step S24 to step S26, and the movement speed of the hand scanner 125 is appropriate. "Scanner Hayabusa >>" is displayed) and a normal sound is emitted from the speaker 18. After step S25 or step S26, the process proceeds to step S27 where the value C is subtracted from the value of the movement amount counter Mcnt, and the image processing unit 114 performs A / D conversion and image processing on the image scanned by the color contact sensor 112. Do. The monochrome processed image data is written into the line buffer of the DRAM 118 by the DMA control unit 117.
[0082]
The reading task 26 monitors whether or not image data has been written in this line buffer in step S5 in FIG. 5. If the image data has been written, the reading task 26 proceeds to step S6, and the image data is stored in the image memory of the same DRAM 118. Forward to. When the reading by the reading task 26 is finished, when the set key 310 of the operation panel 122 is pressed, a reading end command is sent from the operating task 22 to the reading task 26 in step S4. As a result, the process proceeds to step S7, where it is determined whether or not the image is read in the image memory of the DRAM 118. If the image is read, the process proceeds to step S8 to prohibit interruption processing, and the reading ends normally in step S9. . On the other hand, if nothing has been read in step S7, the process proceeds to step S11, interrupt processing is prohibited, and reading is terminated as an error in step S12.
[0083]
In step S2, if the image memory becomes full during reading of the original image, or if a call signal is detected by the call signal detection circuit in step S3, the process proceeds to step S10, and the image memory is released. In step S11, interrupt processing is prohibited, and in step S12, reading is terminated as an error. This is because printing cannot be performed when the image memory is full, and reception is prioritized when a call signal is detected.
[0084]
The reading task 26 notifies the operating task 22 whether the reading has been completed normally or has ended in error. In the case of normal termination, the operation task 22 issues a recording command to the recording task 29 if a copy operation is instructed, and records the read image. On the other hand, in the case of an error end, the copy ends without recording.
[0085]
The black-and-white image transmission processing control method using the hand scanner 125 is the same as the black-and-white copy control method using the hand scanner 125 described above. Then, for confirmation, the recording task 29 is activated to perform the recording process, and otherwise, the recording task 29 is activated without performing the recording operation.
[0086]
7 and 8 are flowcharts showing the control at the time of reading a color document when copying a color image using the hand scanner 125 in the facsimile apparatus according to the present embodiment. A program for executing this control is stored in the ROM 121 and executed under the control of the CPU 11.
[0087]
When the reading task 26 receives a reading start command from the operation task 22, first, in step S31, the moving amount counter Mcnt (provided in the SRAM 124) indicating how much the hand scanner 125 has moved is set to “0”. In order to reset a counter i (provided in the SRAM 124), which will be described later, to “0”, and to issue a reading trigger when the value of the movement amount counter Mcnt reaches or exceeds the reading trigger issue count value “X”. The read trigger issuance count value X (SRAM 124) is initialized, and an interrupt that occurs approximately every 2.5 milliseconds is permitted. As a result, the interrupt is permitted and the interrupt process shown in FIG. 8 is started.
[0088]
Since the reading resolution in the sub-scanning direction during color copying is 90 dpi, the reading trigger issuance count value “X” is not a fixed value, and the X value is reset to “4” or “5” every time one line is read. It is necessary to set. When the operator places the hand scanner 125 on the document and moves it in the direction to be read, the encoder 116 rotates. Here, the output of the encoder 116 is set to change when the hand scanner 125 moves a distance corresponding to one line of super fine. When the output of the encoder 116 changes, the encoder detection unit 113 stores the number of changes of the encoder 116. Is done.
[0089]
When an interrupt occurs every 2.5 milliseconds, the process proceeds to step S51, and the movement amount of the hand scanner 125 is read from the encoder detection unit 113 at the reading trigger timing and added to the movement amount counter Mcnt. In step S52, the counter i is incremented by one. In step S53, it is determined whether or not the value of the counter i has become a multiple of "3", that is, whether or not the reading of each color of RGB has been completed. In each interrupt process, reading of images (about 2.5 msec per color) by sensors corresponding to each color of RGB is sequentially executed by hardware, and image data read by each sensor is stored in hardware. It shall be held by.
[0090]
Thus, when the value of the counter i becomes a multiple of “3” in step S53, the process proceeds to step S54 to determine whether the value of the movement amount counter Mcnt is equal to or greater than the reading trigger issue count value “X”. In step S55, a reading trigger is issued to the image processing unit 114. Thereby, image data for three colors of RGB is input. In step S56, it is checked whether the value of the movement amount counter Mcnt is twice (2X) or more than the reading trigger issue count value X. If so, the process advances to step S57, and the moving speed of the hand scanner 125 is increased. Therefore, the fact is displayed on the display unit 36 of the operation panel 122 and a warning sound is generated from the speaker 18. The value of the counter Mcnt is set to 2X.
[0091]
On the other hand, if the value of the movement amount counter Mcnt is 2X or less in step S56, the process proceeds to step S58 to indicate that the moving speed of the hand scanner 125 is appropriate and display a sound to that effect from the speaker 18. Then, after executing the processing of step S57 or S58, the process proceeds to step S59, where the reading trigger issue count value X is subtracted from the value of the movement amount counter Mcnt, and the reading trigger issue count value X for the next line is reset.
[0092]
Thus, the image processing unit 114 performs A / D conversion and image processing on the image scanned by the color contact sensor 112. The color image data thus subjected to image processing is written in the order of RGB in the line buffer of the DRAM 118 under the control of the DMA controller 117.
[0093]
Next, returning to the flowchart of FIG. 7, the reading task 26 monitors whether image data has been written in the line buffer of the DRAM 118 in step S35. If the image data has been written, the reading task 26 proceeds to step S36, and the image data is read. Similarly, the data is transferred to the image memory of the DRAM 118. When the reading by the hand scanner 125 is finished, when the user presses the set key 310 on the operation panel 122, a reading end command is sent from the operating task 22 to the reading task 26. As a result, when a reading end command is detected in step S34, the process proceeds to step S37, where it is determined whether the image has been read. If it has been read, the process proceeds to step S38, interrupt processing is prohibited, and reading is normally terminated in step S39. On the other hand, if nothing has been read, the process proceeds to step S41, interrupt processing is prohibited, and reading ends in error in step S42.
[0094]
In step S32, if the memory becomes full during image reading, or if a call signal is detected by the call signal detection circuit in step S33, the process proceeds to step S40, where the image memory of the DRAM 118 is released, and in step S41. Interrupt processing is prohibited and reading ends in error in step S42.
[0095]
Thereafter, the reading task 26 notifies the operation task 22 whether the reading has been normally completed or the error has been completed. Thus, the operation task 22 issues a recording command to the recording task 29 when copying is instructed in the case of normal termination, and instructs the recording task 29 to record the read color image. On the other hand, in the case of an error end, the copy ends without recording.
[0096]
The color image transmission control method using the hand scanner 125 is the same as the color copy control method using the hand scanner 125 described above. The difference is that a confirmation print is not instructed after reading (confirmation). When “print” is selected as “print”, it is transmitted without recording by the recording unit 120.
[0097]
[Color image transmission using hand scanner]
Next, encoding at the time of color image transmission using the hand scanner 125 will be described. FIG. 10 is a flowchart showing this encoding process, and a program for executing this process is stored in the ROM 121 and executed under the control of the CPU 11.
[0098]
When receiving the encoding start command from the communication task 25, the encoding / decoding task 27 reads out the image data stored in the image memory one line at a time in the order of RGB (see FIG. 9A), and each of them is based on DPCM. The encoding is performed by the known encoding process (steps S61, S62, S63). Thereafter, in step S64, an EOL (End of line) code of a Huffman code is added (see FIG. 9B) and written in the communication buffer of the DRAM 118. In step S65, if there is image data for the next line, the encoding process described above is repeated.
[0099]
[Send color image by sheet scan]
Next, encoding at the time of color image transmission by sheet scanning (automatic document reading with the hand scanner 125 mounted) will be described.
[0100]
FIG. 11 is a flowchart showing processing up to reading and transmission of an original image by sheet scanning. FIG. 12 is a flowchart showing interrupt processing. A control program for executing these processing is stored in the ROM 121, and is controlled by the CPU 11. To be executed.
[0101]
When receiving the encoding start command from the communication task 25, the encoding / decoding task 27 first resets the read line counter Lcnt of the SRAM 124 to “0” in step S71, and permits an interrupt that occurs approximately every 2.5 msec.
[0102]
As a result, the interrupt is enabled, and the processing shown in FIG. 12 is executed every time the interrupt occurs.
[0103]
In step S80 of FIG. 12, a reading trigger is issued to the image processing unit 114 while a reading motor (not shown) is rotationally driven at a reading trigger timing by an interrupt process that occurs every 2.5 msec (step S81). .
[0104]
As a result, the image processing unit 114 performs A / D conversion and image processing on the image scanned by the CS 112. The color image data subjected to the image processing in this way is written in the line buffer of the DRAM 118 by the DMA controller 117 in the order of RGB.
[0105]
Accordingly, in step S72, the code decoding task 27 monitors whether or not image data has been written to the line buffer, and if image data has been written, the image data is encoded by a known encoding process based on DPCM. (Steps S73 to S75). In step S76, an EOL (End of line) code of a Huffman code is added (see FIG. 9B). In step S77, the encoded data is written in the communication buffer of the DRAM 118, and the read line counter Lcnt is incremented by one. In step S78, it is determined whether or not the value of the read line counter Lcnt exceeds a certain value. If it exceeds, the process is terminated. On the other hand, if not, the process proceeds to step S79 to check whether or not the document is finished. If not, the process returns to step S72 to execute the above-described processing. When the document finish is detected, the encoding is finished.
[0106]
[Decoding color images]
The encoding at the time of transmission of the color image has been described above, but the decoding of the color reception image will also be mentioned. FIG. 13 is a flowchart showing the color image decoding process. A control program for executing this process is stored in the ROM 121 and executed under the control of the CPU 11.
[0107]
The encoded received image data stored in the image memory of the DRAM 118 is read out and decoded by a known decoding process based on DPCM in the order of RGB (steps S91 to S93). The decoded image data is stored in the line buffer of the DRAM 118 for each RGB component. In this encoded image data, since the EOL code of the Huffman code is added after the B component as described above, it is checked in step S94 whether this EOL code is detected. If not detected, the process proceeds to step S98, and a search is performed until the next EOL code is detected in steps S98 and S97.
[0108]
If an EOL code is detected in step S94, there is no decoding error in step S95, and further next data exists in step S96, the process returns to step S91, and the next line is decoded in the same manner as described above.
[0109]
On the other hand, if the EOL code is not detected and the image data ends during the search in steps S98 and S97, the decoding process ends in step S98. If an error occurs during the decoding process in step S95, the process proceeds to step S97 as in the case where the EOL code cannot be detected. If the next EOL code can be detected, the process proceeds to step S96. You can return from the next line. Such processing is repeatedly executed to the end of the received image data, and the received image is decoded.
[0110]
Next, the operation of a communication program for color image communication using BFT (Binary File Transfer) recommended by ITU-T installed in the facsimile apparatus of this embodiment will be described.
[0111]
BFT is a method for error-free transmission of a binary file, a file created by a personal computer, etc. on an ECM transmission protocol.
[0112]
Such an operation procedure will be described with reference to FIGS.
[0113]
FIG. 14 is a diagram for explaining a communication procedure in normal ECM communication.
[0114]
The receiving facsimile device declares its own reception capability by NSF (non-standard device signal) and declares that it has ITU-T reception capability by a digital identification signal (DIS). Thereby, the transmission side transmits a digital command signal (DCS) and a training check (TCF), and the reception side returns a reception preparation confirmation signal (CFR). In this way, the facsimile image signal (PIX) is received, and in response to the procedure interruption signal (PPS-EOP), the reception of the PIX signal is completed by the message confirmation signal (MCF) and a printable message is notified to the transmission side. Then, a disconnect command (DCN) is transmitted from the transmission side, and the ECM communication ends.
[0115]
FIG. 15 is a diagram for explaining a communication procedure (normal communication) in BFT communication.
[0116]
The receiving facsimile device declares its own reception capability by NSF (non-standard device signal) and declares that it has ITU-T reception capability by a digital identification signal (DIS). As a result, the transmission side instructs the start of BET communication with a digital command signal (DCS) and transmits a training check (TCF), and the reception side returns a reception preparation confirmation signal (CFR). As a result, the transmission side declares a file to be transmitted and transmits a header. When the interruption signal (PPS-MPS) is received in this way, a message confirmation signal (MCF) informs that it can continue. As a result, the data body is then transmitted from the transmission side. When this data interruption signal (PPS-EOP) is transmitted, a reception completion, printable message (MCF) is sent to the transmission side. Then, a disconnect command (DCN) is transmitted from the transmission side, and the BFT communication ends normally.
[0117]
FIG. 16 is a diagram for explaining a communication procedure (rejection) in BFT communication. In the example of FIG. 16, when the reception side receives the header and receives the interruption signal (PPS-MPS), the reception side notifies the transmission side that reception cannot be continued by a reception rejection signal (FDM).
[0118]
The reasons for this rejection include the following reasons on the receiving side.
(1) It does not have the specified compression / decompression (encoding / decoding) capability.
(2) Recording cannot be performed with the specified main scan width.
(3) The specified file size cannot be stored in memory.
(4) Cannot record with the specified unit dot system.
[0119]
FIG. 17 is a diagram for explaining a communication procedure (rejection to return procedure) in BFT communication.
[0120]
In the example of FIG. 17, when the reception side receives the header and receives the interruption signal (PPS-MPS), the reception side notifies the transmission side that reception cannot be continued by the reception rejection signal (FDM). Is the same as FIG.
[0121]
Thereafter, the transmission side analyzes the reason for the rejection returned by the FDM signal, and executes the file declaration with the file format changed accordingly. Then, a header and a file body of the new file format are transmitted. As a result, the reception side sends a reception completion and printable message (MCF) to the transmission side. Then, a disconnect command (DCN) is transmitted from the transmission side, and the BFT communication ends normally.
[0122]
FIG. 18 is a diagram for explaining BFT header information according to the ITU-T recommendation. In FIG. 18, reference numeral 1800 denotes BFT header information used at the time of color communication in the facsimile apparatus of this embodiment.
[0123]
In the facsimile apparatus according to the present embodiment, simple BFT, which is a procedure for executing BFT communication, is used to transmit only file header information (see FIG. 19) to the partner terminal in advance, and an acknowledgment (MCF signal) from the partner terminal. ) And the communication procedure of the ITU-T recommendation for transmitting the continuation of the file (main body information). In this embodiment, the color image data generated by the DPCM compression method in the decoding / decoding task 27 is created as a file by this apparatus, and can be transmitted by the simple BFT protocol.
[0124]
FIG. 20 is a diagram showing a format of a signal (FDM signal) for returning a rejection reason transmitted from the receiving side to the transmitting side in FIG.
[0125]
In the figure, 201 is called the first octet and is an area for expressing a standard message in 1 byte. In the apparatus of this embodiment, “no reason” is set. 202 is the second octet, in which optional information is set. In the apparatus according to the present embodiment, the following reason information for rejection is set using “Diagnostic Information” after the third octet.
(1) No specified compression / decompression capability… “No Compatible Compression”
(2) The main scan width cannot be printed… “Illegal Horizontal Size”
(3) The file capacity is too large… “File Too Large”
FIG. 21 is a flowchart showing a color image transmission operation in the facsimile apparatus of this embodiment. A program for executing this processing is stored in the ROM 121 and executed under the control of the CPU 11. Note that the program for executing the color image transmission operation in this embodiment is actually composed of multitasks as shown in FIG. 2, but will be described here with reference to the flowchart of FIG. 21 for the sake of simplicity. .
[0126]
First, when a color transmission operation is instructed in step S101, this is detected by the state monitoring task 21, and the line control task 23 is activated. Thereby, in step S102, the activated line control task 23 connects the line, performs a call operation to the designated destination, and activates the communication task 25. In step S103, the communication task 25 sends an ITU-T TT. 30 monitors whether or not the initial identification signal (DIS signal) defined in 30 is received. When the DIS signal is received, the process proceeds to step S104. It is determined whether or not it has a binary file transfer (BFT) communication procedure defined in 30.
[0127]
In the present embodiment, it is determined in step S104 whether the counterpart terminal has the BFT mode. 30 is detected by the DIS signal of 30, but when a higher speed communication is desired, the well-known ITU-T V.30 is used. After detecting the 8-step Ansam signal, a CM signal is sent. You may make it transfer to 34 procedures and know the capability of a partner terminal.
[0128]
In step S104, if the partner terminal does not have a BFT communication procedure, it is determined that color image communication with the partner terminal is not possible, and the process proceeds to step S105. An error is displayed to notify the operator of the own apparatus, and In step S106, a line disconnection signal (DCN signal) is sent to the partner terminal, and the line control task 23 performs line disconnection processing (step S107).
[0129]
On the other hand, if the partner terminal has the BFT mode in step S104, the process proceeds to step S108, and since there is a transmission request for the transferred image record, the transmission operation is started. ITU-T TT. Accepts a set of bits of a color image on a record and transmits a color image as a protocol mode of BFT communication. The simple BFT bit of the reception command signal (DCS signal) defined by 30 is turned on and the DCS signal is sent to the partner terminal. At this time, the bits representing the resolution, encoding method, and document size of the DCS signal are the standard, MH code, which is essential regardless of the resolution, encoding method, and main scanning width of the color image actually transmitted in the BFT mode. , A4 width. This is because these bits of the DCS signal are ITU-T TT. This is because it is not allowed to lack in 30 recommendations. Since it is irrelevant to the image actually transmitted by BFT, it is not limited to this, and may be super fine, MMR code, A3 width, or the like. Thereafter, a signal for training the modem (TCF signal) is transmitted in step S109, and it is monitored in step S110 whether a reception preparation confirmation signal (CFR signal) is received from the counterpart terminal. When the CFR signal is received, the process proceeds to step S111, and the encoding / decoding task 27 is activated to create an image file.
[0130]
Here, the creation of a BFT file header as shown in FIG. 19 and the creation of a file body (body) obtained by DPCM encoding a color image are entered and transferred to the partner terminal.
[0131]
Next, creation of a file name will be described.
[0132]
Assuming that the file name is passed on a personal computer or the like, it is created so that it does not have the same file name. In the apparatus according to the present embodiment, a numerical counter that is incremented each time it is transmitted is prepared in the apparatus, and the count information of this counter is converted into a character string, which can be used as a file name. In addition, a fixed pattern such as “Otobi Omedeto”, “Arigatou”, etc. is provided as the file name, and the user can select it when instructing transmission. The name thus selected may be “Arigatou.CDP” as the file name. Furthermore, a character string may be automatically generated from date and time information or the like to obtain a file name. In the apparatus according to the present embodiment, a combination of these is considered to generate a unique file name for each communication. For example, FIG. 19 shows “Arigato xxxyyy.CDP” as a file name (file-name), where xxx is time information and yyy is a value of a cumulative counter.
[0133]
Further, the resolution, encoding method, document size, etc. of the color image actually transmitted in the BFT mode are created here as header information. Here, the main scanning and sub-scanning resolution is 90 dpi, which is a quarter of the printer resolution 360 dpi that is popular at home, the encoding method is the DPCM encoding method, and the image size is the color image size that is popular at home. It is 360mm wide and 540mm long to accommodate size and government postcards. These resolutions, encoding methods, and document sizes are all ITU-T TT. 30 is not specified. Here, all of the resolution, encoding method, and document size are ITU-T TT. Although it is not defined in 30, it may be any one. Since the receiving side operates to print such header information such as a file name as a footer of the received image, it becomes an ID for the received color image, which is very effective management information for the user.
[0134]
In step S112, the file name and extension are transmitted as BFT header information as ECM high-speed data, and in step S113, a PPS-MPS signal is transmitted to send the file main part. As will be described in the following receiving operation, if there is no problem, the MCF signal is returned from the partner (reception) side, and if there is any problem, the reason for refusal is returned by the FDM signal.
[0135]
When the FDM signal is received in step S114, the process proceeds to step S116, the reason for refusal is analyzed, and the reason why the error has occurred is displayed in step S117. By looking at this error code, the user of the transmission side terminal can know the cause such as whether the other side is in a state where the other party cannot receive the memory, or whether the image attribute transmitted with the header information cannot be processed. Thereafter, a DCN signal is sent to the partner in step S118, and the line is disconnected in step S119.
[0136]
On the other hand, if the MCF signal is received in step S115, the process proceeds to step S120, and the encoding / decoding task 27 subsequently encodes the body (read data) of the image data by the DPCM method, and the image data is transmitted to the communication task 25. And the communication task 25 transmits it to the other party. In step S121, a PPS-EOP is transmitted. When an MCF signal is received from the counterpart terminal in step S122, a DCN signal is transmitted in step S123, and the line is disconnected in step S124.
[0137]
Here, the header information of the phase for transmitting the image information by the BFT procedure is used to set the ITU-T T.30. The procedure for transmitting image attribute information not defined in 30 to the counterpart terminal without using a non-standard procedure has been described. However, not only BFT but also JPEG, JBIG, or the like is used, the image following the DCS signal is transmitted. In the header part of the phase, ITU-T TT. A method may be used in which image attribute information not defined in 30 is transmitted to the partner terminal without using a non-standard procedure. In this case, the step S104 is changed to a step for judging whether or not the partner terminal has the ability to receive JPEG or JBIG, instead of checking whether the partner terminal has the BFT ability by receiving the DIS signal. The Further, step S108 is changed to turn on the JPEG or JBIG bit instead of turning on the BFT bit.
[0138]
Next, a communication operation when receiving a color image or a monochrome image in the facsimile apparatus of the present embodiment will be described in detail. Note that the color image transmission operation of the present embodiment is actually executed by multitasking as shown in FIG. 2, but here it will be described with reference to the flowchart of FIG. 22 for simplicity.
[0139]
FIG. 22 is a flowchart showing a communication operation at the time of receiving a color image or a monochrome image in the facsimile apparatus of the present embodiment, and a program for executing this processing is stored in the ROM 121.
[0140]
First, in step S131, the line control task 23 monitors whether a CI signal arrives from the line. If the line control task 23 detects a CI signal here, line acquisition is performed in step S132. At this time, if it is an automatic reception setting, a communication activation command is issued to the communication task 25. Accordingly, the process proceeds to step S133, and the communication task 25 checks the usage status of the memory (DRAM 118). In the apparatus according to the present embodiment, the ITU-T TT. The capability of the own device notified to the other party by the initial identification signal (DIS signal) of 30 is changed. That is, if the memory is 200 KB or more free, color image reception is executed in step S134. If there is no 200 KB free memory, the process proceeds to step S135, and color image reception is not performed. Specifically, when the remaining memory capacity is 200 KB or more, the BFT is declared using the DIS signal using the DIS signal (step S134). As a result, it is possible to receive both color images and monochrome images popular in the home. On the other hand, if it is less than 200 KB and 20 KB or more, a color image having a size popular in the home cannot be received. Therefore, a BFT declaration is not made with a DIS signal, but a monochrome image can be received and a DIS signal is transmitted (step S135). ). If the remaining memory capacity is less than 20 KB, the process returns to step S131 without receiving a facsimile (not sending the DIS signal itself).
[0141]
Thus, until the DCS signal is received in step S136, the DIS signal is repeatedly sent, and a command (reception command signal DCS or transmission command signal DTC) of the transmission side terminal is awaited.
[0142]
Here, information indicating the receiving capability of the receiving terminal such as ECM and BFT, resolution, encoding method, and image size is added to the DIS signal sent from the receiving side to the transmitting side. In the apparatus of the present embodiment, the BFT declaration is a declaration for receiving a color image file. As described above, in the apparatus according to the present embodiment, two levels of memory free space thresholds are set for color and monochrome as a determination criterion for reception. This means that the amount of data for one page of a color image is larger than the amount of data for a monochrome image, and therefore it is meaningful to prevent an overflow in which the amount of received image data exceeds the empty area of the memory. If there is only one threshold for the received image, even if a memory area that can receive black and white images can be used, reception of that image can be rejected, and conversely black and white images can be received. This is because there is a risk that a color image receiving operation may be executed even though there is no memory area for receiving and storing a color image.
[0143]
When the DIS signal, which is a capability declaration, is returned to the transmission side, the DCS signal is received by the transmission terminal, and a reception instruction is given to the reception side terminal (step S136). Here, in the case of normal transmission, reception commands such as ECM, encoding method, document size, and resolution are transmitted from the transmission side to the reception side.
[0144]
In step S137, based on the DCS signal, it is determined whether or not the transmission side terminal intends to transmit a color image using the BFT protocol. Here, when the transmission side terminal intends to transmit a color image using the BFT protocol, a simple BFT declaration bit for shifting to the BFT mode is set in the DCS signal. Furthermore, ITU-T TT. In accordance with the recommendation defined by the standard 30, since the DCS signal cannot lack instruction information such as the encoding method, document size, and resolution, the encoding method that is actually sent even when a color image is transmitted by BFT ITU-T T. differs from document size and resolution. Information such as the encoding method, document size, and resolution specified by 30 is included in the DCS signal. Here, if the TCF (training) is good and the shift to the BFT mode and the color reception is possible, the process proceeds to step S138, and the CFR signal (reception preparation confirmation) is returned.
[0145]
Next, in response to this response, the transmission side sends a file header (header) indicating what color image information is to be sent in the same phase as the phase in which the image information is transmitted. This file header is ITU-T T.264. 434 recommendations are followed. In step S139, the receiving side receives this header information, and further determines whether or not to receive a PPS-MPS signal indicating that it will transmit the information of the image body (body) that follows (step S140).
[0146]
If the PPS-MPS signal is received, the process proceeds to step S141, where the file extension of the file name in the header is referred to, whether the file name is in a predetermined format, or the encoding method is DPCM in step S142. In step S143, whether the document size is a photo L size which is the size of a color image, a width of 360 mm and a length of 540 mm to include a postcard made by a government, and whether the resolution is 90 dpi for both main scanning and sub scanning, In step S144, it is determined whether or not the file size of the transmission image is a receivable capacity.
[0147]
Here, by adding to the determination condition of whether or not the file capacity can be received in step S144, it is possible to determine whether or not the image can be received at the stage of receiving the header information, and it becomes impossible to receive after supplementing the telephone line for a long time. There are no inconveniences. This effect is significant particularly in the case of transmission of a color image that communicates a large amount of data. At this time, as described in the recommendation, the application reference is also checked to check whether the file can be decoded.
[0148]
If it is determined that the file thus transmitted cannot be decompressed or cannot be received, the process proceeds to step S145, and an FDM signal is returned. The content of this FDM signal is T.D. 434, the content of FDM (rejection) may be sent to the other side (transmission side) as reason information such as “no memory capacity” or “no memory remaining”. . However, the present invention is not limited to this, and it may be transmitted to the other party as reason information such as inconsistencies in resolution, encoding method, and the like. As a result, the transmission side can know not only NG but how it can be transmitted, and the transmission side can appropriately respond accordingly. If the FDM is expanded by referring to the header information as a condition for extending the FDM, no protocol problem occurs.
[0149]
In this way, the process proceeds to step S146, and when a disconnection signal (DCN) is received from the transmission side, the communication task 25 calls the line control task 23 to perform line disconnection processing.
[0150]
On the other hand, if the header information has been successfully received and color image reception is ready, the process advances to step S147 to send an MCF signal to the transmission side. As a result, the transmission side shifts to the transmission processing of the file body. Next, in order to receive the color image file, the receiving side sets a color image identification bit in the management information on the image record. At the same time, a page record is generated and linked to the image record. Since these pieces of information have been described in the received image printing operation, description thereof is omitted here.
[0151]
In this way, when the transmitting side next sends the file body (“body” in FIG. 15), the process proceeds to step S148, and the receiving side receives it. In this file body, the number of main scanning pixels, the number of sub scanning pixels, the number of pixels in the main scanning direction, and the number of pixels in the sub scanning direction are set, and these information are followed by image data compressed by DPCM. Here, the number of pixels in the main scanning direction and the number of pixels in the sub scanning direction are set on the previously acquired page record. As described above, by setting these pieces of information on the page record, reference by other tasks such as the recording task 29 becomes possible. At the same time, the BFT header information, the number of main scanning pixels, the number of sub-scanning pixels, the number of pixels in the main scanning direction, and the number of pixels in the sub-scanning direction are also stored in the image file as they are so that these images can be read from the protocol. Even when separated from information, it can be developed as an image alone. For example, an effect of this is that an image can be reproduced on a personal computer when the image file is taken up on the personal computer. On the other hand, in the case of a receiving terminal that only executes an operation of directly recording a received image, the information may be transferred to a page record and then transferred to the image file in a form in which the information associated with the image information is removed. In this case, the header information separation work in the recording task 29 is eliminated and the handling becomes easy. That is, it is close to a normal reception process in monochrome image communication.
[0152]
Here, the image data body is DPCM-coded data and is transmitted in a format formatted in HDLC as in the case of normal ECM (this enables detection when there is an error). On the receiving side, the reception of the Q signal proceeds with RCP reception. When the PPS-EOP indicating that the communication data has been received is received, the process proceeds from step S149 to step S150. If there is no error in the received data, an MCF signal indicating that there is no error in the received data is returned. When the DCN signal transmitted from the transmission side is received, the communication task 25 activates the line control task 23, disconnects the line, and ends communication (not shown).
[0153]
In step S151, the image size and resolution are determined based on the received image information. Further, the communication task 25 closes the page record, closes the image record, and ends the communication task 25. When the communication task 25 is completed in this way, since there is unrecorded image data, the code decoding task 27 is activated (step S152). This encoding / decoding task 27 is transmitted in the phase of transmitting BFT mode image data regardless of the resolution, encoding method, and document size specified by the reception command signal (DCS signal) sent from the transmission side. Decoding processing is performed in accordance with the resolution, encoding method, and document size indicated in the header information. When the decoding process in step S152 is completed, the process proceeds to step S153, and the recording task 29 is activated. Then, according to the resolution, encoding method, and document size indicated in the header information transmitted in the phase of transmitting the image data in the BFT mode, the image processing is performed by converting the image into a 360 dpi image, and the processed image data Based on the above, image recording is performed.
[0154]
If the transmitting terminal does not wish to transmit using the BFT protocol in step S137, the process proceeds to step S154. Based on the DCS signal, the main scanning size, resolution, etc. of the image to be received are determined. In step S155, a reception preparation confirmation signal (CFR) is sent to the transmission side. Next, the process proceeds to step S156, where the transmitted image signal is received, and when the PPS-EOP signal signal is received, the process proceeds from step S157 to step S158, where the received image is decoded and recorded by the recording unit 120.
[0155]
As described above, when a color image or an image having a nonstandard size, resolution, or encoding method is transmitted according to the ITU-T recommendation, communication is performed using a standard procedure with high versatility without using a nonstandard procedure. This enables communication between facsimile machines manufactured by different manufacturers, enables transmission and reception of high-quality images with an appropriate amount of data corresponding to the image size, and further improves image processing on the receiving side. Image communication can be realized simply. In addition, even when transmitting an image that is not standardized by the ITU-T recommendation, such as a photo L size or a public postcard size, the image data can be transmitted and received quickly and with high image quality with an appropriate amount of data. Transmission / reception and recording of image data suitable for the resolution of the recording unit (printer) can be performed.
[0156]
The above description is for the case of communication between facsimile machines having the functions of the present embodiment. However, since BFT is actually a file transmission, the partner terminal may be a personal computer or the like, and it is considered that various files are transmitted by making a BFT declaration. This will be described below.
[0157]
If the sending terminal tries to send a completely different file (for example, Excel (Excel) for spreadsheet software, Word (Word) for text creation software, etc.), the file extension indicating the file name of the header information is, for example, It is “.xls”. Therefore, by referring to this extension, it can be confirmed that the file is not applicable. As a result, an FDM signal can be returned in response to the next Q signal to notify that the file cannot be received. As a result, the transmitting side may want to transmit a file of a different format depending on the content of the FDM signal, and may transmit the header again. In this case, the FDM signal is returned in the same manner. Depending on the transmitting side terminal, there is a case where it cannot be predicted as a motion. Therefore, the number of times of returning the FDM signal is counted to prevent infinite communication. That is, if the FDM signal is transmitted a predetermined number of times or more, the line is disconnected to prevent the telephone line from being supplemented without meaning.
[0158]
Here, the fact that the DCN signal is not sent immediately and the line is not disconnected may be transmitted by an upper version machine having the communication function of the apparatus according to the present embodiment. Is set to wait. Alternatively, if it is determined that the communication attributes do not match, it is safe to immediately send a DCN signal and disconnect the line.
[0159]
Next, if the file extension coincides with that of the apparatus of the present embodiment, the header authentication is OK, so that the transmission side may shift to transmission of the file body as shown in FIG. is there. In this case, the receiving communication task 25 refers to the configuration of the file body, main scanning, sub-scanning parameter values, etc., and if these values are abnormal values, immediately take action such as disconnecting the line. Take. This is to prevent the transmission side from being charged for useless communication. However, in this case, the FDM signal may be returned after waiting for the end of the image.
[0160]
In addition, as a check function, the decoding / decoding task 27 is started and the data coming from the line is immediately decoded to check whether the length of one main scanning line is the same without any problem and whether the length in the sub-scanning direction is no problem. By doing so, a stricter check becomes possible.
[0161]
In the above description, it is determined whether or not the receiving terminal has the BFT mode. 30 is detected by a DIS signal of 30, but if a higher speed communication is desired, a well-known ITU-T V.V. After sending the 8-step Ansam signal, the CM signal from the transmission side is detected. After shifting to the 34th procedure, the transmitter side may be notified that the receiver side has the BFT mode.
[0162]
In this embodiment, the ITU-T T.264 is used by using the header information of the phase for receiving the image information by the BFT procedure. Although the procedure for receiving image attribute information not defined in the standard 30 from the other terminal without using a non-standard procedure has been described, the present embodiment is not limited to BFT, and even when JPEG, JBIG, or the like is used, the DCS signal In the header part of the phase for receiving an image following reception, ITU-T T.30. A method may be used in which image attribute information not defined in 30 is received without using a non-standard procedure. In this case, in steps S134 and S135, a DIS signal with the BFT bit turned on / off is not transmitted to indicate whether the partner terminal has the BFT capability, but has the ability to receive JPEG and JBIG. Since step S137 looks at on / off of the BFT bit, it can be easily changed by those skilled in the art to see whether the JPEG or JBIG bit is on / off. I will.
[0163]
Next, a monochrome image transmission operation in the facsimile apparatus of this embodiment will be described with reference to the flowchart of FIG. The monochrome image transmission operation is actually executed by multitasking as shown in FIG. 2, but here, for the sake of simplicity, this monochrome image transmission operation is shown in a flowchart as shown in FIG.
[0164]
In step S161, when a monochrome transmission operation is instructed, the state monitoring task 21 detects it and activates the line control task 23. Thereby, in step S162, the activated line control task 23 connects the line, performs a call operation to the designated destination, and the line control task 23 activates the communication task 25. In step S163, the communication task 25 receives an ITU-T TT. Whether or not the initial identification signal (DIS signal) specified in 30 is received is monitored. When the DIS signal is received, the process proceeds to step S164, and the communication task 25 sends a reception command signal (DCS signal) to the partner terminal according to the function of the partner terminal.
[0165]
Here, when a higher-speed communication with the counterpart terminal is desired, a well-known ITU-T V.40 is known. After detecting the 8-step Ansam signal, a CM signal is sent. You may make it transfer to 34 procedures and know the capability of a partner terminal. At this time, the bits representing the resolution, encoding method, document size, etc. of the DCS signal are those that can be processed by the counterpart terminal and are ITU-T TT. Those specified in 30 are selected.
[0166]
Thereafter, the process proceeds to step S165, where a signal for training the modem (TCF signal) is transmitted, and it is monitored whether a reception preparation confirmation signal (CFR signal) is received from the counterpart terminal (step S166). When the CFR signal is received, the process proceeds to step S167, where the encoding / decoding task 27 is activated, and the read image data is converted into a resolution and main scanning width that can be received by the other party, and encoded by an encoding method that can be received by the other party The encoded image data is transmitted to the side terminal. When the image data to be transmitted is completed, EOP is sent out in step S168, and in step S169, when the MCF signal is received from the partner side, the process proceeds to step S170 and the DCN signal is sent out. In step S171, the line control task 23 is activated to disconnect the line.
[0167]
FIG. 24 is a flowchart showing processing of another embodiment when an FDM signal is received from the receiving side in the BFT communication shown in FIG.
[0168]
This process is started by receiving the FDM signal in step S114 of FIG. 21. First, in step S181, the reason for refusal included in the FDM signal is analyzed, and the reason is displayed on the display unit 36 to display the user. To inform. Next, the process proceeds to step S183 to check whether the reason can be changed by the apparatus of the present embodiment. For example, it is possible to examine whether the resolution can be changed if only the resolution is a problem, or if the encoding method is not compatible, the encoding method can be used (if the encoding / decoding task 27 exists), etc. If not, the process proceeds to step S118 to process according to the flowchart of FIG.
[0169]
If possible, the process proceeds to step S184, where the changed new condition is set, and an image file with a new header is created based on the changed condition (step S185). Next, in step S186, the name and extension of the file are transmitted as high-speed data of ECM as header information of BFT, and subsequently, in step S187, a PPS-MPS signal is transmitted to transmit the body of the file. .
[0170]
When the FDM signal is received in step S188, the process proceeds to step S116 in FIG. 21, the reason for rejection is analyzed as described above, and the reason why the error has occurred is displayed in step S117. When the MCF signal is received in step S189, the process proceeds to step S120 in FIG. 21, and the encoding / decoding task 27 subsequently encodes the body (read data) of the image data using the DPCM method, and transmits the image to the communication task 25. The data is passed, and the communication task 25 transmits it to the other party. The subsequent operation is as described above with reference to FIG.
[0171]
Note that the present invention can be applied to a system including a plurality of devices (for example, a host computer, an interface device, a reader, a printer, etc.), or a device (for example, a copier, a facsimile device, etc.) including a single device. You may apply to.
[0172]
Another object of the present invention is to supply a storage medium storing a program code of software for realizing the functions of the above-described embodiments to a system or apparatus, and store the computer (or CPU or MPU) of the system or apparatus. This can also be achieved by reading and executing the program code stored in the medium.
[0173]
In this case, the program code itself read from the storage medium realizes the functions of the above-described embodiment, and the storage medium storing the program code constitutes the present invention.
[0174]
As a storage medium for supplying the program code, for example, a floppy disk, a hard disk, an optical disk, a magneto-optical disk, a CD-ROM, a CD-R, a magnetic tape, a nonvolatile memory card, a ROM, or the like can be used.
[0175]
Further, by executing the program code read by the computer, not only the functions of the above-described embodiments are realized, but also an OS (operating system) running on the computer based on the instruction of the program code. Includes a case where part or all of the actual processing is performed and the functions of the above-described embodiments are realized by the processing.
[0176]
Further, after the program code read from the storage medium is written into a memory provided in a function expansion board inserted into the computer or a function expansion unit connected to the computer, the function expansion is performed based on the instruction of the program code. This includes a case where the CPU or the like provided in the board or the function expansion unit performs part or all of the actual processing, and the functions of the above-described embodiments are realized by the processing.
[0177]
As described above, according to the present embodiment, a non-standard procedure is used when transmitting / receiving a color image or an image having a non-standard image size or resolution or encoding method according to the ITU-T recommendation. In addition, transmission / reception can be performed between models of different manufacturers by performing transmission / reception according to a standard procedure with high versatility.
[0178]
In addition, it is possible to quickly transmit and receive high-quality images with an appropriate amount of data corresponding to the image size to be transmitted and received, and to realize image communication that simplifies image processing on the receiving side.
[0179]
Further, whether the attribute of the image to be transmitted / received has been made ITU-T recommendation by enabling the procedure for transmission / reception to be changed depending on whether the attribute of the image to be transmitted / received is standardized by the ITU-T recommendation. You can now send and receive.
[0180]
Furthermore, according to the present embodiment, when an image having a non-standard size, resolution, or encoding method is transmitted according to the ITU-T recommendation, the non-standard size, resolution, or encoding method is changed in the phase of communicating image data. The image size, resolution, and encoding method recommended by ITU-T are notified to the counterpart device as dummy signals on the procedure signal recommended by ITU-T. As a result, communication using a standard procedure can be executed without contradicting the ITU-T recommendation.
[0181]
Since various changes and modifications of the present invention can be made without departing from the spirit of the present invention, the spirit of the present invention is defined by the appended claims.
[0182]
【The invention's effect】
  As described above, according to the present invention, the ITU-T recommendationT. Image data with attributes not specified in 30By transmitting communication with a highly versatile standard procedure without using non-standard procedures, it is possible to communicate between different models and perform image communication corresponding to various images .
[0183]
Further, according to the present invention, it is possible to provide an image communication method and apparatus capable of communicating regardless of whether or not the attribute of an image to be communicated is ITU-T recommended, and a communication control method in the apparatus.
[0184]
  Also according to the invention,ITU-T recommendation T. Not specified in 30Images with attributesdataWhen transmitting image dataSendIn the phase toITU-T recommendation T. Not specified in 30By transmitting the attribute to the partner machine, it is possible to execute image communication using a standard procedure without conflicting with the ITU-T recommendation.
[0185]
  According to the present invention, the ITU-T recommendationT. Not specified in 30Images with attributesdataWhen transmitting and receiving the communication, communication between different manufacturers can be performed by performing communication by a standard procedure with high versatility without using a non-standard procedure.
[0186]
  Furthermore, according to the present invention, images to be transmitted and receiveddataAttribute is ITU-T recommendationT. Specified in 30Even if not, there is an effect that the communication procedure can be changed to enable transmission / reception.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a system configuration of a facsimile apparatus according to an embodiment.
FIG. 2 is a task configuration diagram illustrating an example of software for controlling the facsimile apparatus according to the embodiment.
FIG. 3 is a diagram illustrating a configuration of an operation panel of the facsimile apparatus according to the present embodiment.
FIG. 4 is a diagram illustrating an example of an image record that is a management table formed by the control unit of the facsimile apparatus according to the present embodiment to manage image data.
FIG. 5 is a flowchart showing control at the time of reading a monochrome image for monochrome image transmission or copying using a hand scanner in the facsimile apparatus of the present embodiment;
6 is a flowchart showing an interrupt process executed in parallel with the process shown in the flowchart of FIG. 5 in the facsimile apparatus according to the present embodiment.
FIG. 7 is a flowchart showing control at the time of reading a color original when copying a color image using a hand scanner in the facsimile apparatus of the present embodiment.
FIG. 8 is a flowchart showing an interrupt process executed in parallel with the process shown in the flowchart of FIG. 7 in the facsimile apparatus of the present embodiment.
FIG. 9 is a diagram for explaining RGB data and its encoded data format;
FIG. 10 is a flowchart illustrating an encoding process when transmitting a color image.
FIG. 11 is a flowchart illustrating processing up to reading and transmission of a document image by sheet scanning.
12 is a flowchart showing a procedure of an interrupt process executed in parallel with the process of FIG.
FIG. 13 is a flowchart illustrating a color image decoding process.
FIG. 14 is a diagram illustrating a procedure of normal ECM communication.
FIG. 15 is a diagram illustrating a procedure (normal) of BFT communication.
FIG. 16 is a diagram for explaining a BFT communication procedure (end by rejection);
FIG. 17 is a diagram illustrating a BFT communication procedure (return from rejection).
FIG. 18 is a diagram for explaining a BFT format according to ITU-T recommendation (T.434).
FIG. 19 is a diagram for explaining the contents of a BFT header in the present embodiment.
FIG. 20 is a diagram for explaining a format of an FDM signal according to an ITU-T recommendation.
FIG. 21 is a flowchart showing a transmission process in the facsimile apparatus according to the present embodiment.
FIG. 22 is a flowchart illustrating a reception process in the facsimile apparatus according to the present embodiment.
FIG. 23 is a flowchart illustrating monochrome transmission processing in the facsimile apparatus according to the present embodiment.
FIG. 24 is a flowchart showing a transmission process when the procedure of FIG. 17 is executed in the facsimile apparatus of the present embodiment.

Claims

Ｇ３ファクシミリ手順で画像データを送信する通信手段と、
ＩＴＵ−Ｔ勧告で規定される、送信すべき画像データの第１画像属性を含む受信命令を送出する受信命令送出手段と、
前記受信命令送出手段による前記受信命令の送出後の画像データを送信するフェーズで、前記送信すべき画像データの第２画像属性を含む情報を送出する属性送出手段と、
前記ＩＴＵ−Ｔ勧告のＴ．３０で規定されていない属性の画像データを送信する場合、前記送信すべき画像データの属性とは無関係に前記ＩＴＵ−Ｔ勧告で規定される前記第１画像属性を含む受信命令を前記受信命令送出手段によって送出させ、前記属性送出手段により前記ＩＴＵ−Ｔ勧告のＴ．３０で規定されていない第２画像属性を含む情報を送出させることにより画像データの伝送を制御する制御手段とを有し、
前記制御手段は、送出した前記第２画像属性を含む情報に対する相手装置からの応答としてＭＣＦ信号を受信した場合は、前記送出した第２画像属性の画像データを前記通信手段に送信させ、一方、前記送出した第２画像属性を含む情報に対する相手装置からの応答としてＦＤＭ信号を受信した場合は、当該ＦＤＭ信号に含まれる拒絶の理由を解析し、前記送信すべき画像データの属性が変更可能であれば変更し、属性を変更した前記画像データの第２画像属性を含む情報を前記属性送出手段に送出させることを特徴とする画像通信装置。A communication means for transmitting image data in a G3 facsimile procedure;
Receiving command sending means for sending a receiving command including the first image attribute of the image data to be sent, as defined in the ITU-T recommendation;
Attribute sending means for sending information including a second image attribute of the image data to be transmitted in a phase of sending the image data after sending the receiving command by the receiving command sending means;
The ITU-T recommendation T.I. When sending image data in Tei no attributes are defined by 30, the reception command transmits a reception command including the first image attribute specified by said ITU-T recommendation regardless of the attribute of the image data to be the transmission By the attribute sending means, and the ITU-T recommendation T.264 by the attribute sending means . Have a control means for controlling transmission of image data by sending the information including the second image attribute not specified in 30,
When the control means receives an MCF signal as a response from the counterpart apparatus to the information including the transmitted second image attribute, the control means causes the communication means to transmit the image data of the transmitted second image attribute, When an FDM signal is received as a response from the partner apparatus for the information including the transmitted second image attribute, the reason for rejection included in the FDM signal is analyzed, and the attribute of the image data to be transmitted can be changed. An image communication apparatus characterized by causing the attribute sending means to send information including the second image attribute of the image data whose attribute has been changed .

前記第２画像属性は、前記送信すべき画像データの解像度、符号化方式、画像サイズの少なくともいずれかを示す情報を含むことを特徴とする請求項１に記載の画像通信装置。The image communication apparatus according to claim 1, wherein the second image attribute includes information indicating at least one of a resolution, an encoding method, and an image size of the image data to be transmitted.

前記第２画像属性の画像サイズは、写真Ｌサイズや官製はがきサイズの少なくともいずれかに応じた画像サイズを指定することを特徴とする請求項１に記載の画像通信装置。 The image communication apparatus according to claim 1, wherein the image size of the second image attribute specifies an image size corresponding to at least one of a photo L size and a public postcard size.

前記第２画像属性の解像度は、印刷に使用されるプリンタの解像度の整数分の１又は整数倍の少なくともいずれか一方に対応することを特徴とする請求項１に記載の画像通信装置。 The image communication apparatus according to claim 1, wherein the resolution of the second image attribute corresponds to at least one of an integer / multiple of a resolution of a printer used for printing.

ＩＴＵ−Ｔ勧告で規定される、送信すべき画像データの第１画像属性を含む受信命令を送出する受信命令送出工程と、
前記受信命令送出工程による前記受信命令の送出後の画像データを送信するフェーズで、前記送信すべき画像データの第２画像属性を含む情報を送出する属性送出工程と、
前記ＩＴＵ−Ｔ勧告のＴ．３０で規定されていない属性の画像データを送信する場合、前記送信すべき画像データの属性とは無関係に前記ＩＴＵ−Ｔ勧告で規定される前記第１画像属性を含む受信命令を前記受信命令送出工程によって送出させ、前記属性送出工程により前記ＩＴＵ−Ｔ勧告のＴ．３０で規定されていない第２画像属性を含む情報を送出させることにより前記画像データの伝送を制御をする制御工程とを有し、
前記制御工程は、送出した前記第２画像属性を含む情報に対する相手装置からの応答としてＭＣＦ信号を受信した場合は、前記送出した第２画像属性の画像データを前記画像データを送信するフェーズで送信させ、一方、前記送出した第２画像属性を含む情報に対する相手装置からの応答としてＦＤＭ信号を受信した場合は、当該ＦＤＭ信号に含まれる拒絶の理由を解析し、前記送信すべき画像データの属性が変更可能であれば変更し、属性を変更した前記画像データの第２画像属性を含む情報を前記属性送出工程により送出させることを特徴とする画像通信方法。A receiving command sending step for sending a receiving command including a first image attribute of image data to be sent, as defined in the ITU-T recommendation;
An attribute sending step of sending information including a second image attribute of the image data to be transmitted in a phase of sending the image data after sending the receiving command in the receiving command sending step;
The ITU-T recommendation T.I. When sending image data in Tei no attributes are defined by 30, the reception command transmits a reception command including the first image attribute specified by said ITU-T recommendation regardless of the attribute of the image data to be the transmission The ITU-T recommendation T.264 is sent by the attribute sending step . Have a control step for controlling the transmission of the image data by sending the information including the second image attribute not specified in 30,
In the control step, when an MCF signal is received as a response from the counterpart apparatus to the information including the transmitted second image attribute, the transmitted image data of the second image attribute is transmitted in a phase of transmitting the image data. On the other hand, when an FDM signal is received as a response from the partner apparatus for the information including the transmitted second image attribute, the reason for rejection included in the FDM signal is analyzed, and the attribute of the image data to be transmitted Is changed if it is changeable, and information including the second image attribute of the image data whose attribute has been changed is sent by the attribute sending step .

前記第２画像属性は、前記送信すべき画像データの解像度、符号化方式、画像サイズの少なくともいずれかを示す情報を含むことを特徴とする請求項５に記載の画像通信方法。The image communication method according to claim 5 , wherein the second image attribute includes information indicating at least one of a resolution, an encoding method, and an image size of the image data to be transmitted.

前記第２画像属性の画像サイズは、写真Ｌサイズや官製はがきサイズの少なくともいずれかに応じた画像サイズを指定することを特徴とする請求項５に記載の画像通信方法。6. The image communication method according to claim 5 , wherein the image size of the second image attribute specifies an image size corresponding to at least one of a photo L size and a public postcard size.

前記第２画像属性の解像度は、印刷に使用されるプリンタの解像度の整数分の１又は整数倍の少なくともいずれか一方に対応することを特徴とする請求項５に記載の画像通信方法。The image communication method according to claim 5 , wherein the resolution of the second image attribute corresponds to at least one of an integer / multiple of a resolution of a printer used for printing.

ＩＴＵ−Ｔ勧告で規定されるＧ３ファクシミリ手順で画像データを受信する通信手段と、
送信側から送信される画像データのＩＴＵ−Ｔ勧告で規定される第１画像属性を含む受信命令を前記通信手段により受信する受信命令受信手段と、
前記受信命令に続く画像データを受信するフェーズにおいて、前記ＩＴＵ−Ｔ勧告のＴ．３０で規定されていない第２画像属性を含む情報を受信すると、前記第２画像属性が、画像データが受信可能かどうかの判定条件に合うか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段による判定結果に基づいて、前記受信命令に含まれる前記第１画像属性には拠らずに前記第２画像属性によって受信した画像データを処理する処理手段と、
前記判定手段により前記第２画像属性が前記判定条件に合うと判定されたことに応じて前記通信手段にＭＣＦ信号を送信させ、一方、前記判定手段により前記第２画像属性が前記判定条件に合わないと判定されたことに応じて、前記通信手段に拒絶の理由を含むＦＤＭ信号を送信させる制御手段と、
を有することを特徴とする画像通信装置。A communication means for receiving image data according to a G3 facsimile procedure defined in the ITU-T recommendation;
A reception command receiving means for receiving, by the communication means, a reception command including a first image attribute defined by an ITU-T recommendation for image data transmitted from a transmission side;
In the phase of receiving image data following the reception command, the ITU-T recommendation T.30. Upon receiving the information including the second image attribute not Tei defined in 30, before Symbol second image attribute, a determination unit configured to determine whether the image data matches the one of the determination conditions if it can receive,
Based on the determination result by the determining means, and processing means for processing the image data received by said second image attribute without depending on the first image attribute included in the received command,
In response to determining that the second image attribute meets the determination condition by the determination unit, the communication unit transmits an MCF signal. On the other hand, the second image attribute meets the determination condition by the determination unit. Control means for causing the communication means to transmit an FDM signal including a reason for refusal when it is determined that there is not,
An image communication apparatus comprising:

前記第２画像属性は、前記送信すべき画像データの解像度、符号化方式、画像サイズ及び画像データ容量の少なくともいずれかを示す情報を含むことを特徴とする請求項９に記載の画像通信装置。The image communication apparatus according to claim 9 , wherein the second image attribute includes information indicating at least one of a resolution, an encoding method, an image size, and an image data capacity of the image data to be transmitted.

前記第２画像属性の画像サイズは、写真Ｌサイズや官製はがきサイズの少なくともいずれかに応じた画像サイズを指定することを特徴とする請求項９に記載の画像通信装置。The image communication apparatus according to claim 9 , wherein the image size of the second image attribute designates an image size corresponding to at least one of a photograph L size and a public postcard size.

前記判定手段は、前記第２画像属性に含まれるファイル拡張子に関する情報によって判定することを特徴とする請求項９に記載の画像通信装置。It said determination means, image communication apparatus according to claim 9, wherein the determining the information about the file extension included in the second image attribute.

送信側から送信される画像データのＩＴＵ−Ｔ勧告で規定される第１画像属性を含む受信命令を受信する受信命令受信工程と、
前記受信命令信号に続く画像データを受信するフェーズにおいて、前記ＩＴＵ−Ｔ勧告のＴ．３０で規定されない第２画像属性を含む情報を受信すると、前記第２画像属性が、画像データが受信可能かどうかの判定条件に合うか否かを判定する判定工程と、
前記判定工程による判定結果に基づいて、前記受信命令に含まれる第１画像属性には拠らずに前記第２画像属性によって受信した画像データを処理する処理工程と、
前記判定工程により前記第２画像属性が前記判定条件に合うと判定されたことに応じてＭＣＦ信号を送信し、一方、前記判定工程で前記第２画像属性が前記判定条件に合わないと判定されたことに応じて、拒絶の理由を含むＦＤＭ信号を送信する送信工程と、
を有することを特徴とする画像通信方法。A reception command reception step of receiving a reception command including a first image attribute defined in the ITU-T recommendation of image data transmitted from the transmission side;
In the phase of receiving image data following the reception command signal, the ITU-T recommendation T.I. A determination step of determining whether or not the second image attribute meets a determination condition as to whether or not image data can be received upon receiving information including a second image attribute not defined in 30 ;
On the basis of the determination result by the determination step, a processing step of processing the image data received by said second image attribute without depending on the first image attribute included in the received command,
An MCF signal is transmitted in response to the determination that the second image attribute meets the determination condition in the determination step, while it is determined in the determination step that the second image attribute does not meet the determination condition. A transmission step of transmitting an FDM signal including a reason for rejection,
An image communication method comprising:

前記第２画像属性は、前記送信すべき画像データの解像度、符号化方式、画像サイズ及び画像データ容量の少なくともいずれかを示す情報を含むことを特徴とする請求項１３に記載の画像通信方法。The image communication method according to claim 13 , wherein the second image attribute includes information indicating at least one of a resolution, an encoding method, an image size, and an image data capacity of the image data to be transmitted.

前記第２画像属性の画像サイズは、写真Ｌサイズや官製はがきサイズの少なくともいずれかに応じた画像サイズを指定することを特徴とする請求項１３に記載の画像通信方法。The image communication method according to claim 13 , wherein the image size of the second image attribute specifies an image size corresponding to at least one of a photograph L size and a public postcard size.

前記判定工程では、前記第２画像属性に含まれるファイル拡張子に関する情報によって判別することを特徴とする請求項１３に記載の画像通信方法。The image communication method according to claim 13 , wherein in the determination step, the determination is made based on information about a file extension included in the second image attribute.