JP4278896B2

JP4278896B2 - Hihatsu fruit extract composition, food and drink containing Hihatsu fruit extract, and method for improving taste of Hihatsu fruit extract

Info

Publication number: JP4278896B2
Application number: JP2001337622A
Authority: JP
Inventors: 芳彦石田; 了士高柿
Original assignee: Maruzen Pharmaceutical Co Ltd
Current assignee: Maruzen Pharmaceutical Co Ltd
Priority date: 2001-11-02
Filing date: 2001-11-02
Publication date: 2009-06-17
Anticipated expiration: 2021-11-02
Also published as: JP2003135037A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヒハツ果穂抽出物組成物及びヒハツ果穂抽出物含有飲食物並びにヒハツ果穂抽出物の呈味改善方法に関し、更に詳述すると、ヒハツ果穂抽出物を利用する場合の障害となる辛味、苦味や渋味等の不快な呈味を解消することができるヒハツ果穂抽出物組成物、ヒハツ果穂抽出物含有飲食物、並びにヒハツ果穂抽出物の呈味改善方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
ヒハツ(Ｐｉｐｅｒｌｏｎｇｕｍ)は、コショウ科コショウ属に属する東南アジアに分布する常緑のつる植物であり、果穂は香辛料として利用されている。
【０００３】
このヒハツ果穂の抽出物は、本願出願人の鋭意研究により、優れた冷え性改善効果を有することが既に知見されている（特願２００１−２３０２１６号）。
【０００４】
そこで、ヒハツ果穂から有効成分を抽出し、活性の強いヒハツ果穂抽出物を飲料に添加して飲用するか、又は飲食物に添加して摂取することが試みられている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ヒハツ果穂の抽出物は、有効成分それ自体が辛味、苦味及び渋味を強く感じさせる不快な味を有するため飲用又は飲食に適さず、またそれを飲食物に配合すればその飲食物本来の風味を著しく損なうか、味の調和をとることが困難となり、広汎な利用が妨げられるという問題がある。
【０００６】
本発明は、このような状況下、従来における諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。
即ち、本発明は、辛味、苦味及び渋味等の不快な呈味が利用の妨げとなっていたヒハツ果穂抽出物の呈味を改善し得、飲料や飲食物の形での摂取を容易にすることができ、幅広い分野に有効利用を図ることができるヒハツ果穂抽出物組成物、ヒハツ果穂抽出物含有飲食物、並びにヒハツ果穂抽出物の呈味改善方法を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】
本発明者は、上記課題を解決するため鋭意検討を進めた結果、ヒハツ果穂抽出物に糖アルコール、可食性酸類、甘味度がショ糖の０.１〜０.７倍である単糖類及び甘味度がショ糖の０.１〜０.７倍である二糖類から選ばれる少なくとも１種類の化合物を配合することにより、これら各成分が相乗的に働いて、辛味、苦味及び渋味等の不快な呈味を効果的に抑えることができ、優れた作用を有するヒハツ果穂抽出物を飲料や飲食物の形で安全かつ安価に提供できることを知見し、本発明をなすに至った。
【０００８】
即ち、本発明は、下記のヒハツ果穂抽出物組成物及びヒハツ果穂抽出物含有飲食物並びにヒハツ果穂抽出物の呈味改善方法を提供する。
【０００９】
請求項１の発明は、（Ａ）エリスリトール、キシリトール、マルチトール、クエン酸、マルトース、乳糖及びパラチノースから選ばれる少なくとも１種類の化合物と、（Ｂ）ヒハツ果穂抽出物とを含有してなり、前記ヒハツ果穂抽出物１質量部に対する含有量が、前記エリスリトール又はマルチトールは５〜５０質量部であり、前記クエン酸は０．０５〜１質量部であり、前記マルトース、キシリトール、乳糖又はパラチノースは１〜１０質量部であることを特徴とする呈味良好なヒハツ果穂抽出物組成物である。
請求項２の発明は、前記（Ｂ）成分のヒハツ果穂抽出物が、コショウ科コショウ属ヒハツの果穂を、水もしくは親水性有機溶媒又はこれらの混合溶媒により抽出して得られた抽出物である請求項１に記載のヒハツ果穂抽出物組成物である。
請求項３の発明は、請求項１乃至２のいずれか１項に記載のヒハツ果穂抽出物組成物を飲食物に添加してなることを特徴とするヒハツ果穂抽出物含有飲食物である。
請求項４の発明は、飲食物全体に対し請求項１乃至２のいずれか１項に記載のヒハツ果穂抽出物組成物を０．１〜５０質量％添加した請求項３に記載のヒハツ果穂抽出物含有飲食物である。
請求項５の発明は、エリスリトール、キシリトール、マルチトール、クエン酸、マルトース、乳糖及びパラチノースから選ばれる少なくとも１種類の化合物を、ヒハツ果穂抽出物１質量部に対して、前記エリスリトール又はマルチトールは５〜５０質量部、前記クエン酸は０．０５〜１質量部、前記マルトース、キシリトール、乳糖又はパラチノースは１〜１０質量部、それぞれ添加することにより、ヒハツ果穂抽出物の辛味、苦味及び渋味を抑えることを特徴とするヒハツ果穂抽出物の呈味改善方法である。
【００１０】
本発明によれば、ヒハツ果穂抽出物の有する辛味、苦味及び渋味等の不快な味を、糖アルコール、可食性酸類、甘味度がショ糖の０.１〜０.７倍である単糖類及び甘味度がショ糖の０.１〜０.７倍である二糖類から選ばれる少なくとも１種類の化合物を配合することにより、効果的に抑えることができると共に、ヒハツ果穂抽出物の有効成分に何ら影響を与えることなく、簡便な操作で安価に、しかも、後味が良く、総合的な美味しさと、繰り返して飲みたいという優れた特性を有するヒハツ果穂抽出物組成物が得られ、この組成物を飲食物に添加しても、飲食物本来の風味を損うことがなく、また味の調和をとることが容易なので、ヒハツ果穂抽出物を必要とする幅広い消費者、特に辛味、苦味及び渋味に敏感な女性などにも安心して気軽に摂取してもらえるヒハツ果穂抽出物組成物が得られるものである。
【００１１】
以下、本発明について更に詳しく説明する。
本発明のヒハツ果穂抽出物組成物は、（Ａ）糖アルコール、可食性酸類、甘味度がショ糖の０.１〜０.７倍である単糖類及び甘味度がショ糖の０.１〜０.７倍である二糖類から選ばれる少なくとも１種類の化合物と、（Ｂ）ヒハツ果穂抽出物とを含有するものである。
【００１２】
ここで、前記ヒハツ(Ｐｉｐｅｒｌｏｎｇｕｍ)は、コショウ科コショウ属に属するインド原産で東南アジアに分布する常緑のつる植物である。果穂は多肉質の太い円筒状となり、香辛料として利用されている。
【００１３】
前記（Ｂ）成分のヒハツ果穂抽出物は、上述したように、優れた冷え性改善効果を有し、冷え性の予防、改善に有効なものであり（特願２００１−２３０２１６号）、その広汎な利用が望まれている。
【００１４】
本発明の組成物の（Ｂ）成分であるヒハツ果穂抽出物は、前記ヒハツ果穂を抽出原料とし、植物の抽出に一般に用いられている抽出方法により得ることができる。
【００１５】
例えば、ヒハツ果穂を生のまま又は乾燥した後、そのまま又は粗砕機を用い粉砕して溶媒抽出に供することにより得ることができる。抽出に用いる溶媒としては、水又は親水性有機溶媒及びこれらの混合溶媒を室温乃至溶媒の沸点程度の温度で用いることが好ましい。
【００１６】
この場合、親水性有機溶媒としては、例えばメタノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の炭素数１〜５の低級アルコール；アセトン、メチルエチルケトン等の低級脂肪族ケトン；１，３−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の炭素数２〜５の多価アルコールなどが挙げられ、これら親水性有機溶媒と水との混合溶媒などを用いることができる。なお、水と親水性有機溶媒との混合系溶媒を使用する場合には、低級アルコールの場合は水１０質量部に対して１〜９０質量部、低級脂肪族ケトンの場合は水１０質量部に対して１〜４０質量部、多価アルコールの場合は水１０質量部に対して１〜９０質量部添加することが好ましい。
【００１７】
本発明において、ヒハツ果穂から有効成分を抽出するにあたり特殊な抽出方法を採用する必要はなく、室温乃至還流加熱下で、溶媒の種類や抽出規模に応じて任意の装置を用いて抽出を行うことができる。
【００１８】
具体的には、抽出溶媒を満たした処理槽に抽出原料を投入し、時々攪拌して可溶性成分を溶出する。その後、濾過して抽出残査を除き、得られた抽出液を濃縮、乾燥することにより、有効成分を含有する抽出物を得ることができる。抽出条件は、抽出溶媒として水を用いた場合には、通常５０〜９０℃で３０分〜２時間程度である。また、抽出溶媒として水とエタノールとの混合溶媒を用いた場合には、通常４０〜８０℃で３０分〜２時間程度である。なお、溶媒で抽出することにより得られる抽出液は、抽出溶媒が安全性の高いものであればそのまま配合することができる。なお、得られる抽出液を脱色、脱臭、活性向上等を目的として精製することもできる。
【００１９】
このようにして得られる（Ｂ）成分のヒハツ果穂抽出物は、そのままでは辛味、苦味や渋味等の不快な呈味を有しており、この呈味を改善するため、（Ａ）成分の糖アルコール、可食性酸類、甘味度がショ糖の０.１〜０.７倍である単糖類及び甘味度がショ糖の０.１〜０.７倍である二糖類から選ばれる少なくとも１種類の化合物を配合し、ヒハツ果穂抽出物組成物として利用に供される。
【００２０】
上記（Ａ）成分の糖アルコールとは、還元基を有する糖の還元基(アルデヒド基及びケトン基)を還元してアルコール基としたものをいい、この糖アルコールは発酵法などにより天然に産するもの、Ｈ_２やＮａＢＨ_４等の化学試薬で工業的に元の糖の還元基に水素を添加することにより製造することができる。
【００２１】
このような糖アルコールとしては、エリスリトール、キシリトール、ソルビトール、マンニトール、マルチトール、パラチニット、ラクチトール、リビトール、還元澱粉糖化物などが挙げられ、これらの１種を単独で又は２種以上を組み合せて用いることができる。
【００２２】
上記（Ａ）成分の甘味度がショ糖の０．１〜０．７倍である単糖類としては、グルコース、キシロース、ガラクトースなどが挙げられ、甘味度がショ糖の０．１〜０．７倍である二糖類としてはマルトース（麦芽糖）、ラクトース（乳糖）、ラクチュロース、パラチノースなどが挙げられ、これらの１種を単独で又は２種以上を組み合せて用いることができる。これらよりも甘味度が低い単糖類又は二糖類を用いたのでは呈味改善効果が発揮されない。一方、これらよりも甘味度が高い単糖類又は二糖類を用いると強い甘味によって全体に甘ったるくキレのないぼけた呈味となってしまう。
【００２３】
上記（Ａ）成分の可食性酸類としては、クエン酸、リンゴ酸、乳酸及びリン酸などが挙げられ、これらの１種又は２種以上を組合わせて用いることができる。
【００２４】
本発明のヒハツ果穂抽出物組成物は、上記（Ａ）糖アルコール、可食性酸類、甘味度がショ糖の０.１〜０.７倍である単糖類及び甘味度がショ糖の０.１〜０.７倍である二糖類から選ばれる化合物の１種を単独で用いても勿論優れた呈味改善効果を奏するものであるが、これら化合物を２種以上組合わせることにより更に優れた呈味改善効果を発揮し得るものである。
【００２５】
呈味改善に寄与する化合物を２種以上組合わせた例としては、例えば、ヒハツ果穂抽出物とマルチトールと乳糖とを配合してなるヒハツ果穂抽出物組成物、ヒハツ果穂抽出物とエリスリトールとクエン酸とラクチュロースとを配合してなるヒハツ果穂抽出物組成物、ヒハツ果穂抽出物とパラチノースとソルビトールとを配合してなるヒハツ果穂抽出物組成物、ヒハツ果穂抽出物とキシリトールとマルチトールとを配合してなるヒハツ果穂抽出物組成物、ヒハツ果穂抽出物とソルビトールとクエン酸とを配合してなるヒハツ果穂抽出物組成物などが好適である。
【００２６】
本発明のヒハツ果穂抽出物組成物の配合量は、（Ｂ）成分のヒハツ果穂抽出物１質量部に対して（Ａ）成分の糖アルコール、可食性酸類、甘味度がショ糖の０.１〜０.７倍である単糖類及び甘味度がショ糖の０.１〜０.７倍である二糖類から選ばれる少なくとも１種類の化合物を０．００１〜５０００質量部、より好ましくは０．０１〜５００質量部配合することが好ましい。呈味改善に寄与する（Ａ）成分の化合物の配合量が多すぎると呈味の改善効果以外にそれ自体の甘味や酸味が強く感じられるようになる場合がある。一方、（Ａ）成分の化合物の配合量が少なすぎるとヒハツ果穂抽出物に対する呈味改善効果が十分期待できなくなる場合がある。なお、呈味改善に寄与する化合物を２種以上組合わせて用いる場合の配合量は合計量で上記範囲を満たすものである。
【００２７】
更に具体的な配合量は、配合する呈味改善に寄与する化合物の種類に応じて異なり、下記の通りであることが好ましい。
（１）糖アルコール
ヒハツ果穂抽出物１質量部に対して０．０１質量部〜５０００質量部、より好ましくは０．１質量部〜１００質量部配合することが好ましい。
（２）甘味度がショ糖の０．１〜０．７倍である単糖類又は二糖類
ヒハツ果穂抽出物１質量部に対して０．０１質量部〜５０００質量部、より好ましくは０．１質量部〜１００質量部配合することが好ましい。
（３）クエン酸等の可食性酸類
ヒハツ果穂抽出物１質量部に対して０．００１質量部〜５００質量部、より好ましくは０．００５質量部〜５０質量部配合することが好ましい。
【００２８】
次に、本発明のヒハツ果穂抽出物の呈味改善方法は、ヒハツ果穂抽出物１質量部に対して糖アルコール、可食性酸類、甘味度がショ糖の０.１〜０.７倍である単糖類及び甘味度がショ糖の０.１〜０.７倍である二糖類から選ばれる少なくとも１種類の化合物を０．００１〜５０００質量部、好ましくは０．０１〜５００質量部添加し、同時に飲食することにより、ヒハツ果穂抽出物の辛味、苦味及び渋味を効果的に抑えることができるものである。
【００２９】
よって、本発明組成物の配合方法は、同時に飲食させる以外には特段の制限はなく、ヒハツ果穂抽出物を製造する段階で呈味改善に寄与する化合物を予め配合しておいても良く、また、ヒハツ果穂抽出物と呈味改善に寄与する化合物を別々に飲食物中に配合しても構わない。なお、ヒハツ果穂抽出物と呈味改善に寄与する化合物との混合は粉末状で行うことが好ましいが、溶液状で行うことも勿論可能である。
【００３０】
本発明のヒハツ果穂抽出物組成物は、これをそのまま健康・栄養補助食品等として摂取することも勿論可能であるが、各種飲食物に添加してヒハツ果穂抽出物含有飲食物とすることができる。この場合、ヒハツ果穂抽出物組成物の飲食物への添加量は、飲食物の種類に応じて異なり一概に規定することはできないが、ヒハツ果穂抽出物組成物として飲食物全体の０．１〜５０質量％の添加が好ましく、場合によっては５０質量％を超えても使用可能である。また、ヒハツ果穂抽出物として１日あたり１０〜１０００ｍｇの摂取量で有効な結果が得られる。
【００３１】
このような本発明のヒハツ果穂抽出物組成物が適用できる飲食物は、特に限定されず、例えば、清涼飲料、炭酸飲料、栄養飲料、果実飲料、乳酸飲料等の飲料(これらの飲料の濃縮原液及び調整用粉末を含む)；アイスクリーム、アイスシャーベット、かき氷等の冷菓；そば、うどん、はるさめ、ぎょうざの皮、しゅうまいの皮、中華麺、即席麺等の麺類；飴、キャンディー、ガム、チョコレート、錠菓、スナック菓子、ビスケット、ゼリー、ジャム、クリーム、焼き菓子等の菓子類；かまぼこ、ハム、ソーセージ等の水産・畜産加工食品；加工乳、発酵乳等の乳製品；サラダ油、てんぷら油、マーガリン、マヨネーズ、ショートニング、ホイップクリーム、ドレッシング等の油脂及び油脂加工食品；ソース、たれ等の調味料；種々の形態の健康・栄養補助食品；その他スープ、シチュー、サラダ、惣菜、漬物などが挙げられる。更に、本発明組成物は、上記飲食物以外にも経口摂取する、錠剤、カプセル剤、ドリンク剤、トローチ、うがい薬等の医薬品、医薬部外品等、口中清涼剤、口臭防止剤等の口腔内で使用する口腔清涼剤、歯磨剤などに添加して用いることができる。
【００３２】
本発明のヒハツ果穂抽出物組成物は、辛味，苦味，渋味がなく、後味がよく、匂いにも優れ、総合的な美味しさを備えており、繰り返して飲みたいという評価が得られるものであり、粉末、顆粒、キューブ、ペースト、液体などいずれの形態でも良く、製剤化に際しては、必要に応じて更に分散剤、賦形剤等の任意の助剤を配合することができる。
【００３３】
【実施例】
以下、製造例、実施例及び比較例を示し、本発明を更に具体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるものではない。
【００３４】
〔製造例１〕
ヒハツ果穂３００ｇに３０質量％エタノール２０００ｍＬを加え、還流冷却器を付けて、８０℃にて１時間抽出を行った後、濾紙にて濾過し、抽出液を得た。得られた抽出液を減圧下に濃縮、乾燥を行い、製造例１のヒハツ果穂抽出物７５ｇ（粉末）を得た。
【００３５】
〔製造例２〕
ヒハツ果穂３００ｇに５０質量％エタノール２０００ｍＬを加え、９０℃にて１時間抽出を行った後、濾紙にて濾過し、抽出液Ａを得た。また、抽出残渣に再び５０質量％エタノール２０００ｍＬを加え、同様に９０℃で１時間加熱抽出を行った後、濾紙にて濾過し、抽出液Ｂを得た。得られた抽出液Ａ，Ｂを合せて抽出液とした。
得られた抽出液（Ａ＋Ｂ）を減圧下に濃縮、乾燥を行い、製造例２のヒハツ果穂の抽出物９６ｇ（粉末）を得た。
【００３６】
〔製造例３〕
ヒハツ果穂３００ｇに水２０００ｍＬを加え、９０℃にて１時間抽出を行った後、濾紙にて濾過し、抽出液Ａを得た。また、抽出残渣に再び水２０００ｍＬを加え、同様に９０℃で１時間加熱抽出を行った後、濾紙にて濾過し、抽出液Ｂを得た。得られた抽出液Ａ，Ｂを合せて抽出液とした。
得られた抽出液（Ａ＋Ｂ）を減圧下に濃縮、乾燥を行い、製造例３のヒハツ果穂の抽出物６７ｇ（粉末）を得た。
【００３７】
〔実施例１及び比較例１〕
製造例１のヒハツ果穂３０質量％エタノール抽出物１質量部にマルチトールをそれぞれ０．１質量部、０．５質量部、１質量部、５質量部、１０質量部、５０質量部加えて、粉砕機で粉砕して均一な混合物とし、呈味の改善されたヒハツ果穂抽出物組成物を製造した。
【００３８】
得られた各組成物をヒハツ果穂３０質量％エタノール抽出物として０．５質量％の濃度となる水溶液に調製し、下記方法に従って呈味の評価を行った。結果を表１及び図１〜６に示す。
【００３９】
比較例１として、製造例１のヒハツ果穂３０質量％エタノール抽出物のみを０．５質量％含む水溶液を調製し、同様に呈味の評価を行った。結果を表１及び図１〜６に示す。
【００４０】
<呈味の評価方法>
得られたヒハツ果穂抽出物含有水溶液を用いて、呈味の評価を成人パネラー１７名（男性：９名、女性：８名）で行い、試飲を行った後、アンケート用紙に回答する方法で行った。
【００４１】
アンケートの評価方法は、パネラーに各評価項目（▲１▼総合的な美味しさ、▲２▼辛味、▲３▼苦味・渋味、▲４▼後味、▲５▼匂い、▲６▼繰り返して飲みたいか）について各５段階（５：非常によい、４：比較的よい、３：許容範囲、２：比較的悪い、１：非常に悪い）に分けて判定した。評価の基準は、イチョウ葉抽出物０．０５質量％水溶液の呈味の評価を２点と定めた。なお、検体の提供はダブルブラインドで行い、パネラー同士は隔離した状態で評価を行った。得られたパネラーの評価結果を平均値化し、レーダーチャートで表現した。
【００４２】
【表１】

【００４３】
表１及び図１〜６の結果から、本発明糖アルコールの一つであるマルチトールはヒハツ果穂抽出物１質量部に対して０．１〜５０質量部添加で優れた呈味改善効果を有し、総合的な美味しさを備え、繰り返して飲みたいと感じさせることが認められた。
【００４４】
〔実施例２及び比較例２〕
製造例１のヒハツ果穂３０質量％エタノール抽出物１質量部に乳糖をそれぞれ０．１質量部、０．５質量部、１質量部、５質量部、１０質量部加え、粉砕機で粉砕して均一な混合物とし、呈味の改善されたヒハツ果穂抽出物組成物を製造した。
【００４５】
得られた各組成物をヒハツ果穂３０質量％エタノール抽出物として０．５質量％の濃度となる水溶液に調製し、上記同様に呈味の評価を行った。結果を表２及び図７〜１１に示す。
【００４６】
比較例２として、製造例１のヒハツ果穂３０質量％エタノール抽出物のみを０．５質量％含む水溶液を調製し、同様に呈味の評価を行った。結果を表２及び図７〜１１に示す。
【００４７】
【表２】

【００４８】
表２及び図７〜１１の結果から、本発明二糖類の一つである乳糖はヒハツ果穂抽出物１質量部に対して０．１〜１０質量部添加で優れた呈味改善効果を有し、総合的な美味しさを備え、繰り返して飲みたいと感じさせることが認められた。
【００４９】
〔実施例３及び比較例３〕
製造例１のヒハツ果穂３０質量％エタノール抽出物１質量部にクエン酸をそれぞれ０．０５質量部、０．１質量部、０．５質量部、１質量部加え、粉砕機で粉砕して均一な混合物とし、呈味の改善されたヒハツ果穂抽出物組成物を製造した。
【００５０】
得られた各組成物をヒハツ果穂３０質量％エタノール抽出物として０．５質量％の濃度となる水溶液に調製し、同様に呈味の評価を行った。結果を表３及び図１２〜１５に示す。
【００５１】
比較例３として、製造例１のヒハツ果穂３０質量％エタノール抽出物のみを０．５質量％含む水溶液を調製し、同様に呈味の評価を行った。結果を表３及び図１２〜１５に示す。
【００５２】
【表３】

【００５３】
表３及び図１２〜１５の結果から、本発明可食性酸類の一つであるクエン酸はヒハツ果穂抽出物１質量部に対して０．０５〜１質量部添加で優れた呈味改善効果を有することが認められた。
【００５４】
〔実施例４及び比較例４〕
製造例１のヒハツ果穂３０質量％エタノール抽出物１質量部にエリスリトールをそれぞれ０．５質量部、５質量部、５０質量部加え、粉砕機で粉砕して均一な混合物とし、呈味の改善されたヒハツ果穂抽出物組成物を製造した。
【００５５】
得られた各組成物をヒハツ果穂３０質量％エタノール抽出物として０．５質量％の濃度となる水溶液に調製し、同様に呈味の評価を行った。結果を表４及び図１６〜１８に示す。
【００５６】
比較例４として、製造例１のヒハツ果穂３０質量％エタノール抽出物のみを０．５質量％含む水溶液を調製し、同様に呈味の評価を行った。結果を表４及び図１６〜１８に示す。
【００５７】
【表４】

【００５８】
表４及び図１６〜１８の結果から、本発明糖アルコールの一つであるエリスリトールはヒハツ果穂抽出物１質量部に対して０．５〜５０質量部添加で優れた呈味改善効果を有することが認められた。
【００５９】
〔実施例５及び比較例５〕
製造例１のヒハツ果穂３０質量％エタノール抽出物１質量部にマルトースをそれぞれ０．１質量部、１質量部、１０質量部加え、粉砕機で粉砕して均一な混合物とし、呈味の改善されたヒハツ果穂抽出物組成物を製造した。
【００６０】
得られた各組成物をヒハツ果穂３０質量％エタノール抽出物として０．５質量％の濃度となる水溶液に調製し、呈味の評価を行った。結果を表５及び図１９〜２１に示す。
【００６１】
比較例５として、製造例１のヒハツ果穂３０質量％エタノール抽出物のみを０．５質量％含む水溶液を調製し、同様に呈味の評価を行った。結果を表５及び図１９〜２１に示す。
【００６２】
【表５】

【００６３】
表５及び図１９〜２１の結果から、本発明二糖類の一つであるマルトースはヒハツ果穂抽出物１質量部に対して０．１〜１０質量部添加で優れた呈味改善効果を有することが認められた。
【００６４】
〔実施例６及び比較例６〕
製造例１のヒハツ果穂３０質量％エタノール抽出物１質量部にキシリトールをそれぞれ０．１質量部、１質量部、１０質量部加え、粉砕機で粉砕して均一な混合物とし、呈味の改善されたヒハツ果穂抽出物組成物を製造した。
【００６５】
得られた各組成物をヒハツ果穂３０質量％エタノール抽出物として０．５質量％の濃度となる水溶液に調製し、同様に呈味の評価を行った。結果を表６及び図２２〜２４に示す。
【００６６】
比較例６として、製造例１のヒハツ果穂３０質量％エタノール抽出物のみを０．５質量％含む水溶液を調製し、同様に呈味の評価を行った。結果を表６及び図２２〜２４に示す。
【００６７】
【表６】

【００６８】
表６及び図２２〜２４の結果から、本発明糖アルコールの一つであるキシリトールはヒハツ果穂抽出物１質量部に対して０．１〜１０質量部添加で優れた呈味改善効果を有することが認められた。
【００６９】
〔実施例７及び比較例７〕
製造例１のヒハツ果穂３０質量％エタノール抽出物１質量部にパラチノースをそれぞれ０．１質量部、１質量部、１０質量部加え、粉砕機で粉砕して均一な混合物とし、呈味の改善されたヒハツ果穂抽出物組成物を製造した。
【００７０】
得られた各組成物をヒハツ果穂３０質量％エタノール抽出物として０．５質量％の濃度となる水溶液に調製し、同様に呈味の評価を行った。結果を表７及び図２５〜２７に示す。
【００７１】
比較例７として、製造例１のヒハツ果穂３０質量％エタノール抽出物のみを０．５質量％含む水溶液を調製し、同様に呈味の評価を行った。結果を表７及び図２５〜２７に示す。
【００７２】
【表７】

【００７３】
表７及び図２５〜２７の結果から、本発明二糖類の一つであるパラチノースはヒハツ果穂抽出物１質量部に対して０．１〜１０質量部添加で優れた呈味改善効果を有することが認められた。
【００７４】
〔実施例８〕錠剤
下記の配合でヒハツ果穂抽出物の補給を目的とする錠剤を通常の打錠機により製造した。
製造例２のヒハツ果穂抽出物の粉末２０質量部
マルチトール７２質量部
乳糖１００質量部
グリセリン脂肪酸エステル８質量部
原料の混合と打錠が容易であり、呈味の良好な錠剤が得られた。
【００７５】
〔実施例９〕インスタントティー顆粒
下記の配合でヒハツ果穂抽出物を配合したインスタントティー顆粒を流動層造粒機により製造した。
製造例２のヒハツ果穂抽出物の粉末２０質量部
エリスリトール４０質量部
クエン酸５０質量部
ラクチュロース５０質量部
デキストリン８１０質量部
原料の混合と流動層造粒機による顆粒化が容易であり、呈味の良好な顆粒が得られた。
【００７６】
〔実施例１０〕ビスケット
小麦粉１ｋｇ、コーンスターチ１００ｇ、グルコース２５０ｇ、マーガリン１２５ｇ、食塩５ｇ、炭酸ソーダ２５ｇ、炭酸アンモニウム９ｇ、レシチン６ｇ、全卵７５ｇ、乳酸カルシウム５０ｇ、製造例１のヒハツ果穂抽出物粉末２ｇ及び水３５０ｇを用いてドウを作成し、延展後、これを成形してばい焼し、呈味の良好なビスケットを製造した。
【００７７】
〔実施例１１〕グミキャンディー
パラチノース３３０ｇ、ソルビトール１４０ｇ、水２７０ｇを混合して加熱し、そこにゼラチン８０ｇ、及び製造例３のヒハツ果穂抽出物粉末１０ｇを水１５０ｇに溶かした溶液と、５０質量％リン酸水溶液８ｇとを混合し、型に流し込んで冷却することにより、呈味の良好なグミキャンディーを得た。
【００７８】
〔実施例１２〕チューインガム
チューインガム試作用ミキサーにガムベース２５質量部、パラチニットシロップ１４質量部を加え混合した。更に、粉末キシリトール３５質量部と粉末マルチトール２５質量部、製造例２のヒハツ果穂抽出物粉末１４質量部、ステビア甘味料（丸善製薬株式会社製、商品名：マルミロン５０）０．４質量部を予め混合したものを数回に分けて加え、よく練り合わせた。次いで、グリセリンを１質量部加えて充分混合した後、ミキサーから取り出し、ローラーで圧延することによって呈味の良好なチューインガムを製造した。
【００７９】
〔実施例１３〕マウスウオッシュ
下記の組成で常法によりマウスウオッシュを調製した。
エタノール１５質量部
ソルビトール１０質量部
クエン酸０．０５質量部
クエン酸ナトリウム０．２質量部
安息香酸ナトリウム０．２質量部
ラウリル硫酸ナトリウム０．２質量部
サッカリンナトリウム０．０５質量部
製造例１のヒハツ果穂抽出物０．４質量部
ｌ−メントール０．０５質量部
精製水残部
合計１００質量部
調製されたマウスウオッシュは呈味の良好なものであった。
【００８０】
【発明の効果】
本発明によれば、ヒハツ果穂を抽出して得られる抽出物が有する辛味、苦味及び渋み等の非嗜好性の呈味を簡便な操作により改善し得、飲食物の製造における経済性、安全性の点に優れており非常に有用なヒハツ果穂抽出物組成物が得られる。
【００８１】
また、本発明のヒハツ果穂抽出物組成物は、辛味、苦味及び渋味がなく、後味がよく、匂いにも優れ、総合的な美味しさを備えており、繰り返して飲みたいという優れた評価が得られるものであり、各種飲食物などに添加して、ヒハツ果穂抽出物を必要とする幅広い分野に利用することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】実施例１及び比較例１の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図２】実施例１及び比較例１の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図３】実施例１及び比較例１の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図４】実施例１及び比較例１の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図５】実施例１及び比較例１の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図６】実施例１及び比較例１の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図７】実施例２及び比較例２の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図８】実施例２及び比較例２の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図９】実施例２及び比較例２の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図１０】実施例２及び比較例２の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図１１】実施例２及び比較例２の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図１２】実施例３及び比較例３の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図１３】実施例３及び比較例３の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図１４】実施例３及び比較例３の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図１５】実施例３及び比較例３の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図１６】実施例４及び比較例４の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図１７】実施例４及び比較例４の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図１８】実施例４及び比較例４の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図１９】実施例５及び比較例５の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図２０】実施例５及び比較例５の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図２１】実施例５及び比較例５の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図２２】実施例６及び比較例６の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図２３】実施例６及び比較例６の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図２４】実施例６及び比較例６の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図２５】実施例７及び比較例７の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図２６】実施例７及び比較例７の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図２７】実施例７及び比較例７の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a Hihatsu spike extract composition, a Hihatsu spike extract-containing food and drink, and a method for improving the taste of Hihatsu spike extract, and more specifically, pungent taste, bitterness that becomes an obstacle when using Hihatsu spike extract The present invention relates to a Hihatsu spike extract composition that can eliminate unpleasant tastes such as taste and astringency, a Hihatsu spike extract-containing food and drink, and a method for improving the taste of Hihatsu spike extract.
[0002]
[Prior art]
Hibatsu (Pipe longum) is an evergreen vine plant distributed in Southeast Asia belonging to the genus Pepperaceae, and the fruit spike is used as a spice.
[0003]
It has already been found that the extract of Hibatsu fruit ear has an excellent effect of improving the cooling property by intensive studies by the applicant of the present application (Japanese Patent Application No. 2001-230216).
[0004]
Therefore, it has been attempted to extract active ingredients from Hibachi fruit spikes and add a highly active Hibatsu fruit spike extract to a drink, or to add it to a food or drink.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, the extract of Hibatsu orchid is not suitable for drinking or eating and drinking because the active ingredient itself has an unpleasant taste that strongly feels pungency, bitterness and astringency. There is a problem that it is difficult to achieve a harmony of the taste or to prevent widespread use.
[0006]
Under such circumstances, it is an object of the present invention to solve various problems in the prior art and achieve the following objects.
That is, the present invention can improve the taste of Hibatsu fruit extract from which unpleasant tastes such as pungent taste, bitter taste and astringency have hindered use, and can be easily taken in the form of beverages and foods and drinks. It is an object of the present invention to provide a Hihatsu fruit extract composition, a Hihatsu fruit extract-containing food and drink, and a method for improving the taste of Hihatsu fruit extract, which can be used effectively in a wide range of fields.
[0007]
Means for Solving the Problem and Embodiment of the Invention
As a result of diligent study to solve the above-mentioned problems, the present inventor has found that the sugar beet fruit extract contains sugar alcohol, edible acids, monosaccharides and sweetness whose sweetness is 0.1 to 0.7 times that of sucrose. By blending at least one compound selected from disaccharides having a degree of 0.1 to 0.7 times that of sucrose, these components work synergistically to cause unpleasantness such as pungent, bitter and astringent tastes. It has been found that it is possible to effectively suppress savory taste and to provide an extract of Hibachi fruit spikes having an excellent action safely and inexpensively in the form of a beverage or food and drink.
[0008]
That is, the present invention provides the following Hihatsu fruit head extract composition, Hihatsu fruit extract-containing food and drink, and a method for improving the taste of Hihatsu fruit head extract.
[0009]
  The invention of claim 1 provides (A) erythritol and xylitol.,Maltitol,citric acid,Maltose, lactose and PalatineOrAt least one compound selected from the group consisting of (B) Hihatsu fruit spike extract, and the content relative to 1 part by mass of said Hihatsu fruit extract is said erythritoLe MataIs 5 to 50 parts by mass of maltitol, 0.05 to 1 part by mass of citric acid, and maltose,Xylitol,Lactose or palatinose is 1 to 10 parts by mass, and is an extract composition with good taste.
  The invention of claim 2 is the extract obtained by extracting the spikelets of the pepper of the genus Pepperaceae with water or a hydrophilic organic solvent or a mixed solvent thereof. It is a Hibachi fruit spike extract composition according to claim 1.
  The invention of claim 3 is a food product containing the extract of the hibachi fruit extract obtained by adding the composition of the extract of the fruit tree of any one of claims 1 to 2 to the food or drink.
  The invention according to claim 4 is the extraction of the hinoki butterfly according to claim 3, wherein 0.1 to 50% by mass of the extract of the hinoki butterfly according to any one of claims 1 to 2 is added to the whole food and drink. It is a food-containing food and drink.
  The invention of claim 5 provides erythritol and xylitol.,Maltitol,citric acid,Maltose, lactose and PalatineOrAt least one compound selected from the above-mentioned erythritol with respect to 1 part by weight of Hibatsu fruit spike extractLe MataIs 5 to 50 parts by weight of maltitol, 0.05 to 1 part by weight of the citric acid, maltose,Xylitol,Lactose or palatinose is added to 1 to 10 parts by mass to suppress the pungency, bitterness, and astringency of the Hihatsu fruit extract.
[0010]
According to the present invention, unpleasant tastes such as pungent taste, bitter taste and astringency of Hibatsu fruit extract have sugar alcohols, edible acids, and monosaccharides whose sweetness is 0.1 to 0.7 times that of sucrose. In addition, by adding at least one compound selected from disaccharides having a sweetness of 0.1 to 0.7 times that of sucrose, it can be effectively suppressed and can be used as an active ingredient in the extract of Hibatsu fruit spike. Without affecting anything, it is possible to obtain a Hihatsu spikelet extract composition which has a simple operation and is inexpensive, has a good aftertaste, has a comprehensive taste, and has excellent characteristics of being repeatedly drinkable. Even if it is added to food and drink, it does not impair the original flavor of food and drink, and it is easy to harmonize the taste, so a wide range of consumers who need Hibatsu fruit head extract, especially pungent, bitter and astringent Feel free to worry about sensitive women It is possible to obtain a Hihatsu spike extract composition that can be ingested.
[0011]
Hereinafter, the present invention will be described in more detail.
According to the present invention, the extract of Hibatsu fruit spike is composed of (A) a sugar alcohol, edible acids, a monosaccharide having a sweetness of 0.1 to 0.7 times that of sucrose, and a sweetness of 0.1 to 0.1 of sucrose. It contains at least one compound selected from disaccharides having a ratio of 0.7 and (B) Hihatsu fruit spike extract.
[0012]
Here, Piper longum is an evergreen vine plant native to India belonging to the genus Pepperaceae and distributed in Southeast Asia. The fruit spikes are thick and cylindrical, and are used as spices.
[0013]
As described above, the Hibatsu spike extract of the component (B) has an excellent effect of improving the cooling property and is effective in preventing and improving the cooling property (Japanese Patent Application No. 2001-230216), and its extensive use Is desired.
[0014]
The Hibatsu fruit head extract, which is the component (B) of the composition of the present invention, can be obtained by an extraction method generally used for plant extraction using the Hihatsu fruit head as an extraction raw material.
[0015]
For example, it can be obtained by subjecting Hibachi spikelets as they are or after being dried, and then pulverizing them as they are or using a crusher and subjecting them to solvent extraction. As a solvent used for extraction, it is preferable to use water or a hydrophilic organic solvent and a mixed solvent thereof at a temperature from room temperature to the boiling point of the solvent.
[0016]
In this case, examples of the hydrophilic organic solvent include lower alcohols having 1 to 5 carbon atoms such as methanol, ethanol, propyl alcohol and isopropyl alcohol; lower aliphatic ketones such as acetone and methyl ethyl ketone; 1,3-butylene glycol and propylene glycol. C2-5 polyhydric alcohols such as glycerin and the like, and a mixed solvent of these hydrophilic organic solvents and water can be used. In the case of using a mixed solvent of water and a hydrophilic organic solvent, 1 to 90 parts by mass with respect to 10 parts by mass of water in the case of a lower alcohol, and 10 parts by mass of water in the case of a lower aliphatic ketone. In contrast, in the case of polyhydric alcohol, 1 to 40 parts by mass is preferably added to 1 to 90 parts by mass with respect to 10 parts by mass of water.
[0017]
In the present invention, it is not necessary to employ a special extraction method for extracting an active ingredient from Hibachi spikelets, and extraction is performed using an arbitrary apparatus according to the type of solvent and the extraction scale under room temperature to reflux heating. Can do.
[0018]
Specifically, the extraction raw material is put into a treatment tank filled with the extraction solvent, and is sometimes stirred to elute soluble components. Then, the extract containing an active ingredient can be obtained by filtering and removing an extraction residue and concentrating and drying the obtained extract. The extraction condition is usually about 30 minutes to 2 hours at 50 to 90 ° C. when water is used as the extraction solvent. Moreover, when using the mixed solvent of water and ethanol as an extraction solvent, it is about 30 minutes-2 hours at 40-80 degreeC normally. In addition, the extraction liquid obtained by extracting with a solvent can be blended as it is if the extraction solvent is highly safe. The obtained extract can also be purified for the purpose of decolorization, deodorization, activity improvement, and the like.
[0019]
The Hibatsu fruit spike extract of component (B) thus obtained has unpleasant taste such as pungent taste, bitter taste and astringency as it is, and in order to improve this taste, At least one selected from sugar alcohols, edible acids, monosaccharides having a sweetness of 0.1 to 0.7 times that of sucrose and disaccharides having a sweetness of 0.1 to 0.7 times that of sucrose These compounds are blended and used as an extract composition of Hibatsu fruit head.
[0020]
The sugar alcohol as the component (A) means a sugar group obtained by reducing a reducing group (aldehyde group and ketone group) of a sugar having a reducing group, and this sugar alcohol is naturally produced by a fermentation method or the like. Thing, H₂And NaBH₄It can be produced by industrially adding hydrogen to the reducing group of the original sugar with a chemical reagent such as
[0021]
Examples of such sugar alcohols include erythritol, xylitol, sorbitol, mannitol, maltitol, palatinit, lactitol, ribitol, reduced starch saccharified product, and one of these may be used alone or in combination of two or more. Can do.
[0022]
Examples of monosaccharides whose sweetness of the component (A) is 0.1 to 0.7 times that of sucrose include glucose, xylose, galactose and the like, and the sweetness of 0.1 to 0.7 of sucrose. Examples of the double disaccharide include maltose (malt sugar), lactose (lactose), lactulose, palatinose, and the like, and these can be used alone or in combination of two or more. If a monosaccharide or disaccharide having a sweetness lower than these is used, the taste improving effect is not exhibited. On the other hand, if a monosaccharide or disaccharide having a sweetness higher than these is used, the sweet taste is not so sweet and crisp due to strong sweetness.
[0023]
Examples of the edible acids of the component (A) include citric acid, malic acid, lactic acid, and phosphoric acid, and these can be used alone or in combination.
[0024]
According to the present invention, the extract of Hibatsu fruit spike is composed of (A) the sugar alcohol, edible acids, a monosaccharide having a sweetness of 0.1 to 0.7 times that of sucrose, and a sweetness of 0.1 of that of sucrose. Of course, even if one of the compounds selected from disaccharides of up to 0.7 times is used alone, an excellent taste-improving effect can be obtained, but even more excellent by combining two or more of these compounds. It can exert a taste improving effect.
[0025]
Examples of a combination of two or more compounds that contribute to taste improvement include, for example, a hihatsu fruit head extract composition composed of hihatsu fruit head extract, maltitol and lactose, hihatsu fruit head extract, erythritol, and citrus. Hibatsu fruit extract composition comprising acid and lactulose, Hihatsu fruit extract, palatinose and sorbitol, Hihatsu fruit extract composition, xylitol and maltitol And the like, and the composition of the Hibatsu fruit spike obtained by blending the Hibachi fruit extract, sorbitol and citric acid, and the like.
[0026]
The blending amount of the Hibachi fruit extract composition of the present invention is such that (A) component sugar alcohol, edible acids, sweetness is 0.1 of that of sucrose with respect to 1 part by weight of (B) component Hihatsu fruit head extract. 0.001 to 5000 parts by mass of at least one compound selected from monosaccharides which are ˜0.7 times and disaccharides whose sweetness is 0.1 to 0.7 times that of sucrose, more preferably 0.8. It is preferable to mix 01-500 mass parts. If the amount of the component (A) compound that contributes to taste improvement is too large, the sweetness and sourness of the component itself may be strongly felt in addition to the effect of improving taste. On the other hand, if the blending amount of the component (A) compound is too small, there may be a case where the effect of improving the taste with respect to the Hibachi fruit extract cannot be sufficiently expected. In addition, the compounding quantity in the case of using 2 or more types of compounds which contribute to taste improvement satisfy | fills the said range with a total amount.
[0027]
Further, the specific blending amount varies depending on the type of compound that contributes to the improvement in taste to be blended, and is preferably as follows.
(1) Sugar alcohol
It is preferable to blend 0.01 parts by weight to 5000 parts by weight, more preferably 0.1 parts by weight to 100 parts by weight with respect to 1 part by weight of the Hibatsu fruit spike extract.
(2) Monosaccharide or disaccharide having a sweetness of 0.1 to 0.7 times that of sucrose
It is preferable to blend 0.01 parts by weight to 5000 parts by weight, more preferably 0.1 parts by weight to 100 parts by weight with respect to 1 part by weight of the Hibatsu fruit spike extract.
(3) Edible acids such as citric acid
It is preferable to blend 0.001 to 500 parts by mass, more preferably 0.005 to 50 parts by mass with respect to 1 part by mass of Hibatsu fruit spike extract.
[0028]
Next, in the method for improving the taste of Hibatsu fruit extract of the present invention, sugar alcohol, edible acids, and sweetness are 0.1 to 0.7 times that of sucrose with respect to 1 part by mass of Hihatsu fruit extract. 0.001 to 5000 parts by mass, preferably 0.01 to 500 parts by mass of at least one compound selected from monosaccharides and disaccharides having a sweetness of 0.1 to 0.7 times that of sucrose, By eating and drinking at the same time, the pungent taste, bitterness and astringency of Hibatsu fruit spike extract can be effectively suppressed.
[0029]
Therefore, the method of blending the composition of the present invention is not particularly limited except for simultaneously eating and drinking, and a compound that contributes to taste improvement may be blended in advance at the stage of producing the Hibatsu fruit spike extract, In addition, you may mix | blend the Hibachi fruit head extract and the compound which contributes to taste improvement separately in food and drink. In addition, although it is preferable to mix a Hibatsu spikelet extract and the compound which contributes to taste improvement in powder form, it is also possible to carry out in solution form.
[0030]
Of course, it is possible to ingest the Hibachi spike extract composition of the present invention as it is as a health / nutritional supplement, etc., but it can be added to various foods and drinks to make the Hibatsu spike extract-containing food / drink. . In this case, the amount added to the food and drink of the Hibachi fruit extract composition varies depending on the type of food and drink, and cannot be specified unconditionally. The addition of 50% by mass is preferable, and in some cases, it can be used even when the amount exceeds 50% by mass. Moreover, an effective result is obtained with an intake of 10 to 1000 mg per day as a Hibachi spike extract.
[0031]
Foods and drinks to which the composition of the extract of the present invention can be applied, for example, beverages such as soft drinks, carbonated drinks, nutritional drinks, fruit drinks, lactic acid drinks (concentrated concentrates of these drinks) Ice cream, ice sherbet, shaved ice, etc .; noodles such as buckwheat, udon, harusame, gyoza skin, cucumber skin, Chinese noodles, instant noodles; strawberries, candy, gum, chocolate, Confectionery such as tablet confectionery, snack confectionery, biscuits, jelly, jam, cream, baked confectionery; fishery and livestock processed foods such as kamaboko, ham and sausage; dairy products such as processed milk and fermented milk; salad oil, tempura oil, margarine, Oils and processed foods such as mayonnaise, shortening, whipped cream and dressing; seasonings such as sauces and sauces; various forms of health And nutritional supplements; other soups, stews, salads, prepared foods, such as pickles and the like. Further, the composition of the present invention is orally ingested in addition to the above-mentioned food and drink, pharmaceuticals such as tablets, capsules, drinks, troches, mouthwashes, quasi-drugs, oral refreshments such as mouth fresheners, bad breath prevention agents, etc. It can be used by being added to an oral refreshing agent, dentifrice and the like used inside.
[0032]
The extract of the Hibachi fruit of the present invention has no pungent taste, bitter taste, astringency, good aftertaste, excellent odor, comprehensive taste, and evaluation that it is desired to drink repeatedly. Yes, any form such as powder, granule, cube, paste, liquid, etc. may be used, and at the time of formulation, optional auxiliary agents such as a dispersant and excipient can be further blended as necessary.
[0033]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, although a manufacture example, an Example, and a comparative example are shown and this invention is demonstrated further more concretely, this invention is not restrict | limited to the following Example.
[0034]
[Production Example 1]
To 300 g of Hibatsu fruit spikes, 2000 mL of 30% by mass ethanol was added, a reflux condenser was attached, and extraction was performed at 80 ° C. for 1 hour, followed by filtration with filter paper to obtain an extract. The obtained extract was concentrated and dried under reduced pressure to obtain 75 g (powder) of Hibachi fruit extract of Production Example 1.
[0035]
[Production Example 2]
2000 mL of 50 mass% ethanol was added to 300 g of Hibatsu fruit ears, and extraction was performed at 90 ° C. for 1 hour, followed by filtration with filter paper to obtain Extract A. Further, 2000 mL of 50% by mass ethanol was added to the extraction residue again, and similarly, extraction was performed by heating at 90 ° C. for 1 hour, followed by filtration with filter paper to obtain Extract B. The obtained extracts A and B were combined to obtain an extract.
The obtained extract (A + B) was concentrated and dried under reduced pressure to obtain 96 g (powder) of Hibatsu fruit spike of Production Example 2.
[0036]
[Production Example 3]
After adding 2000 mL of water to 300 g of Hibatsu fruit ears, extraction was performed at 90 ° C. for 1 hour, followed by filtration with filter paper to obtain Extract A. Further, 2000 mL of water was again added to the extraction residue, and similarly, extraction was performed by heating at 90 ° C. for 1 hour, followed by filtration with filter paper to obtain Extract B. The obtained extracts A and B were combined to obtain an extract.
The obtained extract (A + B) was concentrated and dried under reduced pressure to obtain 67 g (powder) of Hibatsu fruit spike of Production Example 3.
[0037]
[Example 1 and Comparative Example 1]
In addition to 0.1 parts by weight, 0.5 parts by weight, 1 part by weight, 5 parts by weight, 10 parts by weight, 50 parts by weight of maltitol in 1 part by weight of 30% by weight of Hibatsu fruit spike of Production Example 1 respectively, The mixture was pulverized with a pulverizer to obtain a uniform mixture, and a Hibachi spike extract composition with improved taste was produced.
[0038]
Each composition obtained was prepared as a 30% by weight ethanol extract of Hibatsu fruit ears in an aqueous solution having a concentration of 0.5% by weight, and the taste was evaluated according to the following method. The results are shown in Table 1 and FIGS.
[0039]
As Comparative Example 1, an aqueous solution containing only 0.5% by mass of 30% by mass ethanol extract of Hibatsu fruit head of Production Example 1 was prepared, and the taste was similarly evaluated. The results are shown in Table 1 and FIGS.
[0040]
<Taste evaluation method>
Taste evaluation was performed by 17 adult panelists (male: 9 and female: 8) using the obtained aqueous solution containing the extract of Hibachi orchid. After tasting, it was performed by answering the questionnaire. It was.
[0041]
The evaluation method of the questionnaire is to the panelists for each evaluation item (1) Overall taste, 2) Pungency, 3) Bitterness / Astringency, 4) Aftertaste, 5) Smell, 6) Repeated drinking ) Was divided into 5 stages (5: very good, 4: relatively good, 3: acceptable range, 2: relatively bad, 1: very bad). As a criterion for evaluation, the evaluation of taste of a 0.05% by weight aqueous solution of ginkgo biloba extract was determined as two points. The specimens were provided with double blinds and the panelists were isolated from each other. The evaluation results of the obtained panelists were averaged and expressed on a radar chart.
[0042]
[Table 1]

[0043]
From the results of Table 1 and FIGS. 1 to 6, maltitol, which is one of the sugar alcohols of the present invention, has an excellent taste improving effect by adding 0.1 to 50 parts by mass with respect to 1 part by mass of Hibatsu fruit spike extract. It was recognized that it had a comprehensive taste and made it feel like drinking repeatedly.
[0044]
[Example 2 and Comparative Example 2]
Lactose was added in an amount of 0.1 parts by weight, 0.5 parts by weight, 1 part by weight, 5 parts by weight, and 10 parts by weight to 1 part by weight of ethanol extract 30% by weight of Hibatsu fruit head of Production Example 1, and pulverized with a pulverizer. A Hibatsu spike extract composition having a uniform mixture and an improved taste was produced.
[0045]
Each composition obtained was prepared as a 30% by mass ethanol extract of Hibatsu fruit ears in an aqueous solution having a concentration of 0.5% by mass, and the taste was evaluated in the same manner as described above. The results are shown in Table 2 and FIGS.
[0046]
As Comparative Example 2, an aqueous solution containing only 0.5% by mass of the 30% by weight ethanol extract of Hibatsu fruit of Production Example 1 was prepared, and the taste was similarly evaluated. The results are shown in Table 2 and FIGS.
[0047]
[Table 2]

[0048]
From the results of Table 2 and FIGS. 7 to 11, lactose, which is one of the disaccharides of the present invention, has an excellent taste improving effect by adding 0.1 to 10 parts by mass with respect to 1 part by mass of Hihatsu fruit spike extract. It was recognized that it had a comprehensive taste and made it feel like drinking repeatedly.
[0049]
[Example 3 and Comparative Example 3]
0.05 parts by weight, 0.1 parts by weight, 0.5 parts by weight, and 1 part by weight of citric acid were added to 1 part by weight of 30% by weight ethanol extract of Hibatsu fruit of Production Example 1, respectively, and pulverized uniformly with a pulverizer As a result, a Hibachi spike extract composition with improved taste was produced.
[0050]
Each composition obtained was prepared as a 30% by weight ethanol extract of Hibachi fruit ears in an aqueous solution having a concentration of 0.5% by weight, and the taste was similarly evaluated. The results are shown in Table 3 and Figs.
[0051]
As Comparative Example 3, an aqueous solution containing only 0.5% by mass of the 30% by weight ethanol extract of Hibatsu fruit of Production Example 1 was prepared, and the taste was similarly evaluated. The results are shown in Table 3 and Figs.
[0052]
[Table 3]

[0053]
From the results shown in Table 3 and FIGS. 12 to 15, citric acid, which is one of the edible acids of the present invention, has an excellent taste improving effect by adding 0.05 to 1 part by mass with respect to 1 part by mass of Hibatsu fruit spike extract. Was found to have.
[0054]
Example 4 and Comparative Example 4
0.5 parts by mass, 5 parts by mass, and 50 parts by mass of erythritol are added to 1 part by mass of 30% by weight ethanol extract of Hibatsu fruit head of Production Example 1 respectively, and pulverized with a pulverizer to obtain a uniform mixture. A Hihitsu fruit spike extract composition was produced.
[0055]
Each composition obtained was prepared as a 30% by weight ethanol extract of Hibachi fruit ears in an aqueous solution having a concentration of 0.5% by weight, and the taste was similarly evaluated. The results are shown in Table 4 and FIGS.
[0056]
As Comparative Example 4, an aqueous solution containing only 0.5% by mass of the 30% by weight ethanol extract of Hibatsu fruit of Production Example 1 was prepared, and the taste was similarly evaluated. The results are shown in Table 4 and FIGS.
[0057]
[Table 4]

[0058]
From the results shown in Table 4 and FIGS. 16 to 18, erythritol, which is one of the sugar alcohols of the present invention, has an excellent taste improving effect by adding 0.5 to 50 parts by mass with respect to 1 part by mass of Hibatsu fruit spike extract. Was recognized.
[0059]
[Example 5 and Comparative Example 5]
Add 1 part by weight, 1 part by weight, and 10 parts by weight of maltose to 1 part by weight of 30% by weight ethanol extract of Hibatsu fruit of Production Example 1 and pulverize it with a pulverizer to obtain a uniform mixture. A Hihitsu fruit spike extract composition was produced.
[0060]
Each composition obtained was prepared into an aqueous solution having a concentration of 0.5% by mass as 30% by mass ethanol extract of Hibachi fruit ears, and the taste was evaluated. The results are shown in Table 5 and FIGS.
[0061]
As Comparative Example 5, an aqueous solution containing only 0.5% by mass of the 30% by weight ethanol extract of Hibatsu fruit of Production Example 1 was prepared, and the taste was similarly evaluated. The results are shown in Table 5 and FIGS.
[0062]
[Table 5]

[0063]
From the results of Table 5 and FIGS. 19 to 21, maltose, which is one of the disaccharides of the present invention, has an excellent taste improving effect by adding 0.1 to 10 parts by mass with respect to 1 part by mass of Hibatsu fruit spike extract. Was recognized.
[0064]
[Example 6 and Comparative Example 6]
0.1 parts by mass, 1 part by mass, and 10 parts by mass of xylitol are added to 1 part by mass of 30% by weight ethanol extract of Hibatsu fruit of Production Example 1 respectively, and the mixture is pulverized with a pulverizer to obtain a uniform mixture. A Hihitsu fruit spike extract composition was produced.
[0065]
Each composition obtained was prepared as a 30% by weight ethanol extract of Hibachi fruit ears in an aqueous solution having a concentration of 0.5% by weight, and the taste was similarly evaluated. The results are shown in Table 6 and Figs.
[0066]
As Comparative Example 6, an aqueous solution containing only 0.5% by mass of 30% by mass ethanol extract of Hibatsu fruit of Production Example 1 was prepared, and the taste was similarly evaluated. The results are shown in Table 6 and Figs.
[0067]
[Table 6]

[0068]
From the results of Table 6 and FIGS. 22 to 24, xylitol, which is one of the sugar alcohols of the present invention, has an excellent taste improving effect by adding 0.1 to 10 parts by mass with respect to 1 part by mass of Hibatsu fruit spike extract. Was recognized.
[0069]
[Example 7 and Comparative Example 7]
The addition of 0.1 parts by weight, 1 part by weight, and 10 parts by weight of palatinose to 1 part by weight of ethanol extract 30% by weight of Hibatsu fruit ear of Production Example 1 and pulverization with a pulverizer to obtain a uniform mixture, the taste is improved. A Hihitsu fruit spike extract composition was produced.
[0070]
Each composition obtained was prepared as a 30% by weight ethanol extract of Hibachi fruit ears in an aqueous solution having a concentration of 0.5% by weight, and the taste was similarly evaluated. The results are shown in Table 7 and FIGS.
[0071]
As Comparative Example 7, an aqueous solution containing only 0.5% by mass of the 30% by weight ethanol extract of Hibatsu fruit of Production Example 1 was prepared, and the taste was similarly evaluated. The results are shown in Table 7 and FIGS.
[0072]
[Table 7]

[0073]
From the results of Table 7 and FIGS. 25 to 27, palatinose, which is one of the disaccharides of the present invention, has an excellent taste improving effect by adding 0.1 to 10 parts by mass with respect to 1 part by mass of Hibatsu fruit spike extract. Was recognized.
[0074]
Example 8tablet
Tablets for the purpose of replenishing Hibatsu fruit spike extract with the following composition were produced by a normal tableting machine.
20 parts by weight of powder of Hibachi fruit extract of Production Example 2
72 parts by weight of maltitol
100 parts by weight of lactose
Glycerin fatty acid ester 8 parts by mass
The mixing of raw materials and tableting were easy, and tablets with good taste were obtained.
[0075]
Example 9Instant tea granules
Instant tea granules in which Hibatsu fruit spike extract was blended with the following composition were produced by a fluidized bed granulator.
20 parts by weight of powder of Hibachi fruit extract of Production Example 2
40 parts by mass of erythritol
50 parts by mass of citric acid
50 parts by weight of lactulose
810 parts by weight of dextrin
The mixing of raw materials and granulation by a fluidized bed granulator were easy, and granules with good taste were obtained.
[0076]
Example 10Biscuit
Using 1 kg of wheat flour, 100 g of corn starch, 250 g of glucose, 125 g of margarine, 5 g of sodium chloride, 25 g of sodium carbonate, 9 g of ammonium carbonate, 6 g of lecithin, 75 g of whole egg, 50 g of calcium lactate, 2 g of Hibachi fruit extract powder of Production Example 1 and 350 g of water A dough was prepared and spread, and then molded and roasted to produce a biscuits with good taste.
[0077]
Example 11Gummy candy
330 g of palatinose, 140 g of sorbitol, and 270 g of water were mixed and heated, and then 80 g of gelatin and 10 g of Hibatsu spike extract powder of Production Example 3 were dissolved in 150 g of water and 8 g of 50% by mass phosphoric acid aqueous solution were mixed. Then, it was poured into a mold and cooled to obtain a gummy candy having a good taste.
[0078]
Example 12Chewing gum
A chewing gum trial mixer was mixed with 25 parts by weight of gum base and 14 parts by weight of paratinite syrup. Furthermore, 35 parts by mass of powdered xylitol and 25 parts by mass of powdered maltitol, 14 parts by mass of Hibatsu fruit ear extract powder of Production Example 2, 0.4 parts by mass of stevia sweetener (manufactured by Maruzen Pharmaceutical Co., Ltd., trade name: Marmilon 50) The premix was added in several batches and kneaded well. Next, 1 part by mass of glycerin was added and mixed well, then taken out from the mixer and rolled with a roller to produce a chewing gum with good taste.
[0079]
Example 13Mouse wash
A mouse wash was prepared by a conventional method with the following composition.
15 parts by mass of ethanol
Sorbitol 10 parts by weight
0.05 parts by mass of citric acid
Sodium citrate 0.2 parts by mass
Sodium benzoate 0.2 parts by mass
Sodium lauryl sulfate 0.2 parts by mass
Saccharin sodium 0.05 parts by mass
0.4 parts by weight of Hibatsu fruit spike extract of Production Example 1
l-Menthol 0.05 parts by mass
Purified water balance
Total 100 parts by mass
The prepared mouthwash had good taste.
[0080]
【The invention's effect】
According to the present invention, it is possible to improve non-preference tastes such as pungent taste, bitter taste and astringency of an extract obtained by extracting Hibachi fruit ears by a simple operation, economy and safety in the production of food and drink In this respect, a very useful Hibatsu spike extract composition is obtained.
[0081]
In addition, the Hibatsu fruit spike extract composition of the present invention has no pungent taste, bitter taste and astringency, good aftertaste, excellent odor, comprehensive taste, and excellent evaluation that it is desired to drink repeatedly. It can be obtained and added to various foods and drinks, and can be used in a wide range of fields that require Hibatsu fruit spike extract.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a radar chart showing the results of taste evaluation of Example 1 and Comparative Example 1;
FIG. 2 is a radar chart showing the results of taste evaluation of Example 1 and Comparative Example 1.
FIG. 3 is a radar chart showing the results of taste evaluation of Example 1 and Comparative Example 1;
4 is a radar chart showing the results of taste evaluation of Example 1 and Comparative Example 1. FIG.
5 is a radar chart showing the results of taste evaluation of Example 1 and Comparative Example 1. FIG.
6 is a radar chart showing the results of taste evaluation of Example 1 and Comparative Example 1. FIG.
7 is a radar chart showing the results of taste evaluation of Example 2 and Comparative Example 2. FIG.
8 is a radar chart showing the results of taste evaluation of Example 2 and Comparative Example 2. FIG.
9 is a radar chart showing the results of taste evaluation of Example 2 and Comparative Example 2. FIG.
10 is a radar chart showing the results of taste evaluation of Example 2 and Comparative Example 2. FIG.
11 is a radar chart showing the results of taste evaluation of Example 2 and Comparative Example 2. FIG.
12 is a radar chart showing the results of taste evaluation of Example 3 and Comparative Example 3. FIG.
13 is a radar chart showing the results of taste evaluation of Example 3 and Comparative Example 3. FIG.
14 is a radar chart showing the results of taste evaluation of Example 3 and Comparative Example 3. FIG.
15 is a radar chart showing the results of taste evaluation of Example 3 and Comparative Example 3. FIG.
16 is a radar chart showing the results of taste evaluation of Example 4 and Comparative Example 4. FIG.
17 is a radar chart showing the results of taste evaluation of Example 4 and Comparative Example 4. FIG.
18 is a radar chart showing the results of taste evaluation of Example 4 and Comparative Example 4. FIG.
19 is a radar chart showing the results of taste evaluation of Example 5 and Comparative Example 5. FIG.
20 is a radar chart showing the results of taste evaluation of Example 5 and Comparative Example 5. FIG.
FIG. 21 is a radar chart showing the results of taste evaluation of Example 5 and Comparative Example 5.
22 is a radar chart showing the results of taste evaluation of Example 6 and Comparative Example 6. FIG.
FIG. 23 is a radar chart showing the results of taste evaluation of Example 6 and Comparative Example 6.
24 is a radar chart showing the results of taste evaluation of Example 6 and Comparative Example 6. FIG.
25 is a radar chart showing the results of taste evaluation of Example 7 and Comparative Example 7. FIG.
26 is a radar chart showing the results of taste evaluation of Example 7 and Comparative Example 7. FIG.
27 is a radar chart showing the results of taste evaluation of Example 7 and Comparative Example 7. FIG.

Claims

（Ａ）エリスリトール、キシリトール、マルチトール、クエン酸、マルトース、乳糖及びパラチノースから選ばれる少なくとも１種類の化合物と、（Ｂ）ヒハツ果穂抽出物とを含有してなり、
前記ヒハツ果穂抽出物１質量部に対する含有量が、前記エリスリトール又はマルチトールは５〜５０質量部であり、前記クエン酸は０．０５〜１質量部であり、前記マルトース、キシリトール、乳糖又はパラチノースは１〜１０質量部であることを特徴とする呈味良好なヒハツ果穂抽出物組成物。(A) erythritol, xylitol, maltitol, and citric acid, maltose, at least one compound selected lactose and Parachino scan or al, and also contains the (B) long pepper fruit spike extract,
Weight content with respect to the long pepper fruit panicle extract 1 part by mass, the erythritol Le or maltitol is from 5 to 50 parts by weight, the citric acid is from 0.05 to 1 part by weight, the maltose, xylitol, lactose or Palatinose is 1 to 10 parts by mass.

前記（Ｂ）成分のヒハツ果穂抽出物が、コショウ科コショウ属ヒハツの果穂を、水もしくは親水性有機溶媒又はこれらの混合溶媒により抽出して得られた抽出物である請求項１に記載のヒハツ果穂抽出物組成物。 2. The honeysuckle according to claim 1, wherein the honeybee extract of component (B) is an extract obtained by extracting the berries of a pepper family Pepper genus with water, a hydrophilic organic solvent, or a mixed solvent thereof. Fruit spike extract composition.

請求項１乃至２のいずれか１項に記載のヒハツ果穂抽出物組成物を飲食物に添加してなることを特徴とするヒハツ果穂抽出物含有飲食物。 A food product containing the extract of the Hibachi fruit extract comprising the composition of the extract of the Hibachi fruit of any one of claims 1 to 2 added to the food or drink.

飲食物全体に対し請求項１乃至２のいずれか１項に記載のヒハツ果穂抽出物組成物を０．１〜５０質量％添加した請求項３に記載のヒハツ果穂抽出物含有飲食物。 The Hibatsu spike extract-containing food and drink according to Claim 3, wherein 0.1-50% by mass of the Hibatsu fruit extract composition according to any one of Claims 1 to 2 is added to the entire food and drink.

エリスリトール、キシリトール、マルチトール、クエン酸、マルトース、乳糖及びパラチノースから選ばれる少なくとも１種類の化合物を、ヒハツ果穂抽出物１質量部に対して、前記エリスリトール又はマルチトールは５〜５０質量部、前記クエン酸は０．０５〜１質量部、前記マルトース、キシリトール、乳糖又はパラチノースは１〜１０質量部、それぞれ添加することにより、ヒハツ果穂抽出物の辛味、苦味及び渋味を抑えることを特徴とするヒハツ果穂抽出物の呈味改善方法。Erythritol, xylitol, maltitol, citric acid, maltose, at least one compound selected lactose and Parachino scan or al for long pepper fruit panicle extract 1 part by weight, the erythritol Le or maltitol 5-50 mass Part, the citric acid is 0.05 to 1 part by weight, the maltose, xylitol, lactose or palatinose is 1 to 10 parts by weight, respectively, to suppress the pungent taste, bitterness and astringency of the Hibatsu fruit head extract. A method for improving the taste of Hibatsu fruit spikes.