JP4278599B2 - プリペイド式流体供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば供給対象としての被供給容器に燃料等の流体を補給する流体供給装置に係り、補給した流体の料金をプリペイドカードを使用して精算するプリペイド式流体供給装置に関する。
従来、この種の流体供給装置を使用した流体供給システムの一例として、プリペイドカード方式のセルフサービス給油システムがある。
このプリペイドカード方式のセルフサービス給油システムでは、顧客は、給油に際し、予めプリペイドカード発行機等を利用して、有価価値情報としての給油可能金額又は給油可能量が記憶されているプリペイドカードを購入するようになっている。その上で、供給対象に対する給油作業を行う場合、顧客は、所持するプリペイドカードを計量機に備えられたプリペイドカード精算機に装填することにより、給油作業の設定を行い得、そのプリペイドカードに記憶されている給油可能金額又は給油可能量の範囲内で、計量機を用いて実際の給油作業を行い得るようになっている。その際における給油金額又は給油量は、プリペイドカードに記憶されている給油可能金額又は給油可能量から差し引かれるようになっている。
給油作業終了時には、プリペイドカードの記憶部には、新たな給油可能金額又は給油可能量として今回給油作業における給油金額又は給油量が差し引かれた給油可能金額又は給油可能量が更新記憶され、プリペイドカードの給油情報表示欄にはこの更新記憶された給油可能金額又は給油可能量が印刷等によって表記されるようになっている。その上で、未だ給油可能金額又は給油可能量が残っているプリペイドカードは、プリペイドカード精算機から顧客に返却される一方、給油可能金額又は給油可能量が残っていないプリペイドカードは、資源保護の観点からプリペイドカード精算機に回収されるようになっている。
特開平11−342999号公報
上述した従来のプリペイドカード方式のセルフサービス給油システムでは、顧客が新たに購入したプリペイドカードを用いて給油作業を行った際、1回の給油作業でこの新たに購入したプリペイドカードに当初記憶されている給油可能金額又は給油可能量を使い切ってしまった場合であっても、給油作業終了時には、プリペイドカードの記憶部には、新たな給油可能金額又は給油可能量として今回給油作業における給油金額又は給油量が差し引かれた給油可能金額(例えば0円)又は給油可能量(例えば0.00リットル)が記憶され、プリペイドカードの給油情報表示欄には、この更新記憶された給油可能金額(0円)又は給油可能量(0.00リットル)が印刷等によって表記される構成になっている。
しかしながら、1回の給油作業で顧客が利用することができなくなったプリペイドカードに対しても、このように給油可能金額又は給油可能量といった有価価値情報の更新記憶や表記作業を行うことは、上述したように給油可能金額又は給油可能量といった有価価値が残っていないプリペイドカードはそれまでの利用回数とは関係なしに資源保護の観点からプリペイドカード精算機に回収されてしまうため、その更新記憶や表記作業に要する時間が却って顧客に対する迅速な給油サービスの支障にもなり得るおそれがある。
また、資源保護の観点から、回収したプリペイドカードを再び給油可能なプリペイドカードとして再利用をはかる場合には、1回の給油作業でカード購入当初の給油可能金額又は給油可能量を使い切ってしまったカードも、複数回の給油作業でカード購入当初の給油可能金額又は給油可能量を使い切ってしまったカードの場合と同様に、回収時にプリペイドカードの記憶部に記憶されている給油可能金額(0円)又は給油可能量(0.00リットル)といった有価価値情報を消去又は無効にして有価価値情報を記憶し直したり、給油情報表示欄に表記されたこれら給油可能金額(0円)又は給油可能量(0.00リットル)についての表記を一旦消去して初期状態に復元しなければ、新たな給油可能なプリペイドカードとして再利用をはかることができない。このことは、資源として再活用するための手間がかかるばかりか、1回の給油作業で回収されてしまうプリペイドカードに対し、顧客に利用されない情報の消去や有価価値情報の書き込みをその記憶部や給油情報表示欄に重ねることにもなり、プリペイドカード自体の書き込み更新寿命を無用に短縮してしまうという問題点もあった。
本発明は、上記問題点を鑑みなされたものであって、補給した流体の料金をプリペイドカードを使用して精算するプリペイド式流体供給装置に係り、顧客に対する迅速なサービスの提供をはかるとともに、資源保護の観点からプリペイドカードのさらなる有効再活用をはかることができるプリペイド式流体供給装置を提供することをその目的とする。
本発明は、上述した課題を解決するために、記憶媒体に予め記憶された有価価値情報を読み取る読取手段と、読取手段により読み取られた有価価値情報に対応する流体の供給量を上限として、供給対象に対して流体の供給を行う流体供給手段と、流体供給手段による供給対象に対しての流体の供給終了後、読取手段により読み取られた有価価値情報から当該流体の供給量に対応した有価価値情報を減算することにより残りの有価価値情報を演算する演算手段と、演算手段により演算された残りの有価価値情報を前記予め記憶された有価価値情報として記憶媒体に書き込む書込手段とを備えたプリペイド式流体供給装置であって、読取手段により有価価値情報が読み取られた記憶媒体を回収する回収手段と、演算手段により演算された残りの有価価値情報が0であるか否かを判定する有価価値有無判定手段と、当該記憶媒体を利用しての供給対象に対する流体の供給が以前にも行われているか否かを判定する履歴有無判定手段と、有価価値有無判定手段が残りの有価価値情報が0であると判定し、かつ、履歴有無判定手段が当該記憶媒体を利用しての供給対象に対する流体の供給が以前には行われていないと判定した場合は、書込手段による当該記憶媒体への残りの有価価値情報の書き込みを行わせずに、回収手段によって記憶媒体を回収させる書込・回収制御手段と、有価価値有無判定手段が残りの有価価値情報が0であると判定し、かつ、履歴有無判定手段が当該記憶媒体を利用しての供給対象に対する流体の供給が以前には行われていないと判定した前記記憶媒体の数を計数記憶する記憶媒体数記憶手段と、この記憶媒体数記憶手段に記憶された記憶媒体の数を報知する報知手段とを設けたことを特徴とする。
これにより、顧客が1回の流体供給作業で新たに購入した記憶媒体に予め記憶されている有価価値情報を使い切ってしまった場合には、記憶媒体には残りの有価価値情報の書き込みが行われずに、購入時のままの状態で回収されるので、流体供給作業終了後、記憶媒体に顧客に利用されない残りの有価価値情報の書き込む作業が不要になり、顧客に対する迅速な給油サービスの提供がはかれる。また、回収された記憶媒体は、そのまま新たな記憶媒体として提供することができるので、記憶媒体に対しての不用な有価価値情報の消去や新たな有価価値情報の書き込みのためのアクセス回数の低減をはかることができ、記憶媒体自体の書き込み更新寿命の延命化をはかることができ、資源保護の観点から記憶媒体のさらなる有効再活用をはかることができる。
更に、顧客が1回の流体供給作業で新たに購入した記憶媒体に予め記憶されている有価価値情報を使い切ってしまい、そのまま回収されて新たな記憶媒体として提供することができる記憶媒体の数の把握が容易となり、流体供給所における記憶媒体の販売管理や在庫管理も容易になる。また、本発明のプリペイド式流体供給装置は、記憶媒体には、有価価値情報に対し、当該記憶媒体購入時の有価価値情報が購入時有価価値情報として購入当初に固定記憶されており、記憶媒体数記憶手段は、有価価値有無判定手段が残りの有価価値情報が0であると判定し、かつ履歴有無判定手段が当該記憶媒体を利用しての流体の供給が以前には行われていないと判定した記憶媒体の数を、記憶媒体に固定記憶された購入時有価価値情報別に計数して記憶し、報知手段は、当該記憶媒体数記憶手段の記憶内容に基づき、購入時有価価値情報別に記憶媒体の数を報知することを特徴とする。
これらにより、顧客が1回の流体供給作業で新たに購入した記憶媒体に予め記憶されている有価価値情報を使い切ってしまい、そのまま回収されて新たな記憶媒体として提供することができる記憶媒体の数を購入時有価価値情報別に把握することができるので、記憶媒体についてのより詳細な販売管理や在庫管理が行える。
また、本発明のプリペイド式流体供給装置は、記憶媒体には、有価価値情報に対し、記憶媒体購入時の有価価値情報が購入時有価価値情報として固定記憶されており、履歴有無判定手段は、読取手段により読み取られた記憶媒体に予め記憶されている有価価値情報と、読取手段により読み取られた記憶媒体に固定記憶されている購入時有価価値情報とが一致する場合に、当該記憶媒体を利用しての供給対象に対する流体の供給が以前には行われていない旨判定する、ことを特徴とする。
また、本発明のプリペイド式流体供給装置は、記憶媒体には、有価価値情報に対し、記憶媒体購入時の有価価値情報が購入時有価価値情報として固定記憶されており、履歴有無判定手段は、該流体供給手段による供給対象に対しての流体の供給終了後に当該流体の供給量に対応した有価価値情報が、記憶媒体に固定記憶された購入時有価価値情報に等しい場合は、当該記憶媒体を利用しての供給対象に対する流体の供給が以前には行われていない旨判定する、ことを特徴とする。
これらにより、流体供給作業で利用される記憶媒体それぞれについて、顧客が1回の流体供給作業で新たに購入した記憶媒体に予め記憶されている有価価値情報を使い切ってしまった場合と、顧客が複数回の流体供給作業で新たに購入した記憶媒体に予め記憶されている有価価値情報を使い切ってしまった場合とを、記憶媒体に記憶されている情報だけに基づいて容易に判別することができる。
本発明のプリペイド式流体供給装置によれば、顧客が1回の流体供給作業で新たに購入した記憶媒体に予め記憶されている有価価値情報を使い切ってしまった場合には、記憶媒体には残りの有価価値情報の書き込みが行われずに、購入時のままの状態で回収されるので、流体供給作業終了後、記憶媒体に顧客に利用されない残りの有価価値情報を書き込む作業が不要になり、顧客に対する迅速な給油サービスの提供がはかれる。また、回収された記憶媒体は、そのまま新たな記憶媒体として提供することができるので、記憶媒体に対しての不用な有価価値情報の消去や新たな有価価値情報の書き込みのためのアクセス回数の低減をはかることができ、記憶媒体自体の書き込み更新寿命の延命化をはかることができ、資源保護の観点から記憶媒体のさらなる有効再活用をはかることができる。
更に、顧客が1回の流体供給作業で新たに購入した記憶媒体に予め記憶されている有価価値情報を使い切ってしまい、そのまま回収されて新たな記憶媒体として提供することができる記憶媒体の数の把握が容易となり、流体供給所における記憶媒体の販売管理や在庫管理も容易になる。
以下、本発明のプリペイド式流体供給装置について、前述したプリペイドカード方式のセルフサービス給油システムの給油装置に適用した場合を例に、その実施の形態を図面とともに説明する。
図1は、本発明のプリペイド式流体供給装置の一実施の形態としてのセルフサービス給油方式のプリペイド式計量機を用いた、プリペイドカード方式のセルフサービス給油システムの構成図である。
図示したプリペイドカード方式のセルフサービス給油システム100は、給油所内の給油エリアに設けられたセルフサービス給油方式のプリペイド式計量機1(1-1〜1-n)と、給油所内の事務所に設置された管理用コンピュータ110と、給油所内の給油エリア又は事務所に設置されたプリペイドカード自動販売機120とを備えて構成されている。そして、プリペイド式計量機1と管理用コンピュータ110との間は、ネットワーク信号線(SS−LAN)130を介して、相互伝送可能にデータ接続されている。管理用コンピュータ110は、各プリペイド式計量機1(1-1〜1-n)から提供される給油量等の給油情報を基にした給油所販売管理等の各種給油所管理を行う。
プリペイドカード自動販売機120は、本実施の形態の場合、有価価値情報として予め定められた給油可能金額(例えば、1,000円,3,000円,5,000円)がその記憶部に更新記憶可能に記憶されているプリペイドカード90を、顧客に対して発行販売するための装置である。
なお、図中において、140(140-1〜140-n)は、給油エリアに対応して設けられた監視カメラである。各監視カメラ140で撮影された給油エリアの映像は、事務所のモニタ装置を備えた監視カメラ装置142に伝達され、給油所管理者が個々の給油エリアにおいて行われている顧客の給油作業に異常はないかを監視できるようになっている。また、150は、給油所内の事務所に設置され、後述の各プリペイド式計量機1に備えられたインタホン子機154(図2参照)とそれぞれ通話専用信号線152を介して接続されたインタホン親機である。
図2は、本発明のプリペイド式流体供給装置の一実施の形態としてのセルフサービス給油方式のプリペイド式計量機の正面図である。
本実施例のプリペイド式計量機1は、計量機本体10の正面及び背面で同様な外観装置構成を有し、計量機本体10の正面及び背面のそれぞれ前方の2つ給油地点(給油車両停車地点)で、独立して双方で給油作業が行える構成になっている。ここでは、計量機本体10の正面の外観構成をもとに、計量機1による燃料供給構成について説明し、計量機本体10の背面の外観構成及び燃料供給構成については、正面側の外観構成及び燃料供給構成と同様なのでその説明を省略する。
計量機本体10の機器収納部12には、車両等の燃料タンク(流体供給対象)の給油口(流体供給口)に筒先を挿入され、操作レバーの操作により油液の供給・遮断がマニュアル操作可能な給油ノズル14が収納されるノズル掛け16が配置されている。給油ノズル14は、図示したプリペイド式計量機1では、正面側1つの給油地点で、レギュラーガソリン,ハイオクガソリン,軽油の3油種の中、いずれの油種であっても給油できるように、各油種それぞれに対応させて3つの給油ノズル14-1,14-2,14-3が配置されている。この関係から、機器収納部12には、これら3つの給油ノズル14-1,14-2,14-3に対応させて3つのノズル掛け16-1,16-2,16-3が設けられている。各ノズル掛け16-1,16-2,16-3には、おのおの給油ノズル14の掛け外しに連動して開閉するノズルスイッチ18(18-1,18-2,18-3,後述の図4参照)が設けられている。
機器収納部12内部には、給油ノズル14-1,14-2,14-3それぞれに対応させて、給油ノズル14それぞれに対して油液を供給するポンプ等の送液機器20(20-1,20-2,20-3,後述の図4参照)や、各給油ノズル14から吐出された油液の量(すなわち、給油積算量)を計測するための流量計や流量パルス発信器等の流量計測機器22(22-1,22-2,22-3,後述の図4参照)が収容されている。そして、流量計測機器22それぞれによる計測後、流量計測機器22それぞれから流出される油液は、計量機本体10上部から導出されたホース24-1,24-2,24-3を介して対応する給油ノズル14-1,14-2,14-3に供給される。また、計量機本体10の機器収納部12には、給油所地下に敷設された電源線(図示省略),給油所に設けられたローカルネットワークとしてのSS−LANのネットワーク信号線130(図1参照),給油所事務所内の給油所管理者と会話を行うための通話専用信号線152(図1参照)等がその底面側から内部に導かれている。
一方、計量機本体10の表示器部26には、実際に行なわれた給油作業における給油量,給油金額,給油単価を表示するための表示器28と、プリペイドカード90を利用したプリペイドカード方式のセルフサービス給油作業を行う際に必要な各種情報の指定等を行ったりするためのプリペイド給油作業パネル30が配置されている。なお、図示したプリペイド式計量機1では、給油所内の事務所のインタホン親機150と通話専用信号線152を介して接続されたインタホン子機154が、このプリペイド給油作業パネル30上に一体化して設けられた構成になっている。
次に、このプリペイド給油作業パネル30の構成について、図3により説明する。
図3は、本実施の形態のセルフサービス給油方式のプリペイド式計量機に備えられたプリペイド給油作業パネルの拡大図である。
図3に示すように、本実施例のプリペイド式計量機1に備えられたプリペイド給油作業パネル30は、カード挿入部40,油種選択部50,精算部60,有価価値情報表示部70を有する構成になっている。
カード挿入部40は、プリペイド給油作業パネル30を構成するパネル本体部32に対して開閉可能な扉パネル34を備えて構成され、クレジットカード挿入部42,プリペイドカード挿入部44,取消キー47,端数追加キー48が設けられている。クレジットカード挿入部42には、顧客が契約所持するクレジットカードが挿入され、給油料金の支払手続完了後にこの挿入されたクレジットカードが排出される。プリペイドカード挿入部44には、顧客が前述のプリペイドカード自動販売機120等から購入所持しているプリペイドカード90が挿入され、給油料金の支払手続完了後にその挿入時に記憶部に記憶されている給油可能金額が残っている場合にのみプリペイドカード90が排出される。なお、給油料金の支払手続完了後にその挿入時に記憶部に記憶されている給油可能金額が残っておらず、プリペイド給油作業パネル30の内方に回収ストックされたプリペイドカード90は、扉パネル34に設けられた錠36を開錠して扉パネル34を開放することによって、取り出せるようになっている。また、クレジットカード挿入部42及びプリペイドカード90それぞれの下方には、給油作業におけるカード挿入及びカード排出を点灯・点滅により案内する案内ランプ49が設けられている。
取消キー47は、クレジットカード又はプリペイドカード90をクレジットカード挿入部42又はプリペイドカード挿入部44に挿入した後、これらカードによる給油作業を実際の油液の補給開始前に中止する場合に操作するもので、その操作により挿入したカードを排出して戻すためのものである。端数追加キー48は、プリペイドカード挿入部44に挿入したプリペイドカード90の記憶部に記憶されている給油可能金額が僅かでそれだけでは所望の給油量の給油が行えない場合に、顧客が給油可能金額を増大させるために次のプリペイドカード90を追加挿入する際に操作するものである。その操作により、次のプリペイドカード90が挿入可能になり、先に挿入されたプリペイドカード90の給油可能金額に、後から挿入されたプリペイドカード90の給油可能金額が加算された合計金額分だけ、給油が行えるようになる。さらに、扉パネル34には、インタホン子機154が一体的に取り付けられている。
油種選択部50は、給油作業者としての顧客が所望の補給油種を指定操作するためのもので、レギュラーガソリン,ハイオクガソリン,軽油といった給油可能油種についての油種指定キー52(52-1〜52-3)を備えている。各油種指定キーは、案内ランプを兼用した構造になっており、点滅により顧客に油種の選択操作を案内し、消灯及び点灯により選択操作された油種を報知するようになっている。
精算部60は、伝票発行部62と、伝票発行キー64とを備えており、給油作業終了時に、伝票発行キー64の操作により、伝票発行部62から今回給油作業の給油伝票(レシート)を発行できるようになっている。
有価価値情報表示部70は、プリペイドカード挿入部44に挿入したプリペイドカード90の記憶部に記憶されている給油可能金額、及び油種選択部50の操作により選択された油種の単価が表示される表示器72を備えている。また、74は、顧客による給油作業をその進行に合わせて音声で案内する音声案内部76(後述の図4参照)のスピーカである。
図4は、本実施例のプリペイド式計量機のシステム構成を示したブロック図である。
プリペイド式計量機1に備えられた送液機器20,表示器28、及びプリペイド給油作業パネル30に設けられた案内ランプ49,油種指定キー52のランプ部,表示器72,スピーカ74が接続された案内音声を生成する音声案内部76,クレジットカード挿入部42に適合させて設けられたクレジットカードリーダ装置41,プリペイドカード挿入部44に適合させて設けられたプリペイドカードリーダ/ライタ装置43,伝票発行部62に適合させて設けられた伝票発行装置61は、ノズルスイッチ18(18-1,18-2,18-3)からのノズル掛け・外し信号,流量計測機器22の流量パルス発信器からの流量パルス信号,プリペイド給油作業パネル30に設けられた各種キー47,48,52,64それぞれの操作検出信号、ネットワーク信号線130を介して事務所内に設けられている給油所管理機としての管理用コンピュータ110から通信インタフェース部78に供給される給油許可信号等に基づいて、計量機制御装置80によって制御される。
この計量機制御装置80には、例えば油種毎の単価等といった必要な制御データを蓄積したり、クレジットカードリーダ装置41やプリペイドカードリーダ/ライタ装置43が読み取ったクレジットカードやプリペイドカードに記憶されているデータ等を演算処理のために一時記憶保持したりするための制御データ記憶部(メモリ)82が付設されている。さらに、本実施の形態のプリペイド式計量機1にあっては、この制御データ記憶部82は、プリペイドカード90を使用したプリペイドカード方式の給油作業において、給油料金の支払手続完了後にその挿入時に記憶部に記憶されている給油可能金額が残っておらず、プリペイド給油作業パネル30の内方に回収ストックされたプリペイドカード90の枚数を管理するための記憶媒体数記憶手段としても機能する。そのために、この制御データ記憶部82には、顧客が1回の給油作業で購入したプリペイドカード90に当初記憶されている給油可能金額(額面)を使い切ってしまい、計量機本体10内に回収されてしまった1回利用回収のプリペイドカード90の回収枚数を記憶しておく1回利用回収カードカウンタ84と、顧客が複数回の給油作業で購入したプリペイドカード90に当初記憶されている給油可能金額(額面)を使い切り、計量機本体10内に回収されてしまった複数回利用回収のプリペイドカード90の回収枚数を記憶しておく複数回利用回収カードカウンタ(使用済カードカウンタ)86とが形成されている。さらに、本実施の形態の場合は、1回利用回収カードカウンタ84は、プリペイドカード自動販売機120による購入時の給油可能金額すなわち額面(例えば、1,000円,3,000円,5,000円)毎に、1,000円カードカウンタ84-1,3,000円カードカウンタ84-2,5,000円カードカウンタ84-3に分別されている。
プリペイド式計量機1は、この計量機制御装置80による制御下で、給油作業者である顧客にクレジットカード又はプリペイドカード90を利用した給油作業における個別作業内容を順次案内し、その実際の個別作業内容が予め定められた所定手順に従っているか否かを確認しながら、送液機器20を駆動制御して車両等の燃料タンクに対する給油を行う。その際、プリペイド式計量機1は、流量計測機器22の流量パルス発信器からの流量パルス信号に基づいて給油量等の給油データを演算し、表示器28に表示する。そして、給油作業者による一連の給油作業が終了した場合は、プリペイド式計量機1は、管理用コンピュータ110にネットワーク信号線130を介して給油データを送信するとともに、顧客の要求に応じて伝票発行装置61から伝票発行を行う。
そこで、上述した計量機制御装置80による制御構成の中、油液を補給した給油料金をプリペイドカード90を使用して精算するプリペイドカード方式のセルフサービス給油制御について説明する。
計量機制御装置80によるプリペイドカード方式のセルフサービス給油制御を行うにあたり、プリペイドカードリーダ/ライタ装置43には、給油作業中、給油金額の精算が終了するまでプリペイドカードリーダ/ライタ装置43に装填されたプリペイドカード90のプリペイドカード挿入部44からの人為的な取り出しが行えないようにするためのカード挿入/排出機構45、その利用によってプリペイドカード90の記憶部に記憶されている有価価値情報としての給油可能金額がなくなった(0円になった)プリペイドカード90を計量機本体10内に回収するためのカード回収機構46を備えている。また、このプリペイドカードリーダ/ライタ装置43には、そのカード回収機構46の作動により回収されたプリペイドカード90をストックしておくためのカードストック部98が付設されている。そして、カードストック部98にストックされたプリペイドカード90は、プリペイド給油作業パネル30のパネル本体部32に対して開閉可能に取り付けられ、常時は錠36により閉じられている扉パネル34を開錠することにより、カードストック部98にストックされたプリペイドカード90は、計量機本体10外部に取り出せるようになっている。さらに、例えばこの扉パネル34には当該扉パネル34が開放されたことを検出するセンサが設けられており、カードストック部98からストックされたプリペイドカード90が取り出されたことを検出するストックカード取り出し検出スイッチ99として機能するようになっている。なお、このカードストック部98からストックされたプリペイドカード90が取り出されたことを検出するためのストックカード取り出し検出スイッチ99の構成は、上述した扉パネル34の開放検出センサに限るものではない。
これに対して、図5は、本実施の形態のプリペイド式計量機によるプリペイドカード給油に利用されるプリペイドカード90の一実施例を示した図である。
本実施例のプリペイドカード90は、その表面側に記憶部としての印字領域91を有し、裏面側に同じく記憶部としての磁気記録領域92を有する構成になっている。印字領域91は、例えば、加熱層によって形成され、プリペイドカードカードリーダ/ライタ装置43に備えられた印字機能によりこの加熱層が部分的に印字加熱されることによって、対応する部分が透明状態又は非透明状態に変化し、給油可能金額等の情報を表示できる構成になっている。また、磁気記録領域92は、磁性材が被覆されて構成され、プリペイドカードカードリーダ/ライタ装置43によって、カード識別情報やカード利用情報に加えて、購入時有価価値情報としてプリペイドカード自動販売機120での発行当初の額面データ(例えば、1,000円,3,000円,5,000円)と、有価価値情報として給油の都度減額更新される現在の給油可能金額データ(残高データ)とが記憶されている構成になっている。図5の例では、発行時、額面データが3,000円であるとして、印字領域91には、カード名93として“¥3,000カード”が印字されている。そして、額面金額データやカード名93は、更新可能な残高データに対して、プリペイドカード自動販売機120によらずプリペイドカードカードリーダ/ライタ装置43によっては更新不可能なデータとして、印字領域91及び磁気記録領域92にプリペイドカードカードリーダ/ライタ装置43に対して固定的に記憶されている。
次に、このように構成された本実施の形態のプリペイド式計量機1における計量機制御装置80によるプリペイドカード給油制御について、図6及び図7により説明する。
図6及び図7は、本実施の形態のプリペイド式計量機によるプリペイドカード給油制御についてのフローチャートである。
図6において、プリペイド式計量機1の計量機制御装置80は、顧客によるプリペイドカードを利用した給油作業や、給油所管理者によるカードストック部98にストックされたプリペイドカード90の回収に対処するために、プリペイド給油作業パネル30のプリペイドカード挿入部44にプリペイドカード90が挿入されたか否か(ステップS01)、又は給油所管理者がカードストック部98からストックされた回収済みのプリペイドカード90を取り出そうとしているか否かを確認している(ステップS03)。なお、この給油所管理者がカードストック部98からストックされたプリペイドカード90を取り出そうとしているか否かは、例えば、ストックカード取り出し検出スイッチ99としての扉パネル34の開放検出センサによる検出出力に基づいて、計量機制御装置80は判別する。
プリペイドカード挿入部44から顧客のプリペイドカード90が挿入された場合は、計量機制御装置80は、プリペイドカードカードリーダ/ライタ装置43によって、プリペイドカード90の磁気記録領域92に記憶されている額面データ及び残高データを読み出して制御データ記憶部82に一時記憶するとともに(ステップS05)、残高データが0円或いは実際の給油作業が行えない僅かな金額しか残っていないか、又は残高データとして給油作業可能な金額が残っているかを判定する(ステップS07)。そして、プリペイドカード90の磁気記録領域92に記憶されている残高データが0円又は実際に給油作業が不可能な僅かな金額しか残っていない場合は、計量機制御装置80は、カード挿入/排出機構45を作動制御して、プリペイドカード挿入部44からプリペイドカード90を排出する(ステップS09)。これに対して、残高データとして実際の給油作業が行い得る金額が残っている場合は、計量機制御装置80は、その残高データに基づく給油可能金額を有価価値情報表示部70の表示器72に表示するとともに、音声案内部76の作動に基づく音声案内及び油種指定キー52におけるランプ部の点滅により、顧客に油種指定キー52の操作による補給油種の選択を促す。この案内により、顧客が補給油種を指定すると、計量機制御装置80は、指定された油種の単価を表示器72に表示し、残高データ(この場合、給油可能金額)をこの指定された油種の単価で除算して、その値を給油可能量(上限量)としてプリセットする(ステップS11)。
計量機制御装置80は、その後、顧客が指定した油種の給油ノズル14をノズル掛け16から取り外して実際の給油作業を開始しようとした場合には、これをノズルスイッチ18からのノズル外し信号に基づき検知して(ステップS13)、表示器部26の表示器28の給油積算量表示値、すなわち計量機制御装置80内の給油積算量カウンタをゼロリセットし(ステップS15)、指定された油種の送液機器20のポンプにポンプ駆動信号を出力する(ステップS17)。
これにより、給油ノズル14からは油液が吐出され、今回給油作業における給油積算量が流量計測機器22としての流量パルス発信器から供給される流量パルス信号に基づいて計量機制御装置80により演算され(ステップS19)、演算された給油積算量は表示器部26の表示器28に表示される(ステップS21)。このようにして、実際の給油作業が開始されると、計量機制御装置80は、給油積算量の演算・表示とともに、顧客により給油ノズル14がノズル掛け16に収納されて実際の給油作業が終了したか否か(ステップS23)、又は給油積算量が前述のステップS11でプリセットした給油可能量(上限量)に対応する値に達したか否か(ステップS25)も監視している。
そして、顧客により給油ノズル14がノズル掛け16に収納されたノズルスイッチ18からのノズル掛け信号が供給された場合、又は給油積算量がプリセットした給油可能量(上限量)に対応する値に達した場合は、計量機制御装置80は、送液機器20の指定された油種のポンプに対してのポンプ駆動信号の出力を停止し(図7、ステップS27)、実際の給油作業を終了させる一方、前述のステップS03で読み出したプリペイドカード90の磁気記録領域92に記憶されていた残高データ(給油作業開始前の給油可能金額)から今回給油作業における給油積算量に基づく給油金額を減算して更新残高データ(給油作業終了後の給油可能金額)を演算する(ステップS29)。
そして、計量機制御装置80は、演算した更新残高データ(給油作業終了後の給油可能金額)が0(0円)でなく、更新残高データ(給油作業終了後の給油可能金額)が未だ残っているか否かを判定する(ステップS31)。
この結果、更新残高データ(給油作業終了後の給油可能金額)が未だ残っている場合は、計量機制御装置80は、プリペイドカードリーダ/ライタ装置43を作動制御して、この演算された更新残高データ(給油作業終了後の給油可能金額)をプリペイドカード90の磁気記録領域92に記憶されている残高データ(給油作業開始前の給油可能金額)に代えて更新記憶するとともに(ステップS33)、演算された更新残高データに基づき最新の残高データ(給油可能金額)を印字領域91に印刷記録したり、又はカード自体に残りの給油可能金額の大きさに応じた目印の穿孔を施す等して記録する(ステップS35)。
そして、計量機制御装置80は、プリペイドカードリーダ/ライタ装置43のカード挿入/排出機構45に排出指示を供給し、プリペイドカード挿入部44から磁気記録領域92に記憶されている残高データが更新されたプリペイドカード90を排出して、顧客に返却する(ステップS37)。
これに対して、前述のステップS31の判定で、更新残高データ(給油作業終了後の給油可能金額額)が0で残っていない場合は、計量機制御装置80は、先にステップS05で読み取って制御データ記憶部82に一時記憶してある、プリペイドカード90の磁気記録領域92に購入時有価価値情報として固定的に記憶されている発行時の額面データ(カード初期値)と、給油作業開始前の給油可能金額としての残高データとを読み込み(ステップS39)、両データが一致するか否かを比較する(ステップS41)。
そして、計量機制御装置80は、発行時の額面データ(カード初期値)と給油作業開始前の給油可能金額としての残高データとが一致している場合は、発行時の額面データ(カード初期値)分の給油が今回の1回の給油作業で行われたものであるから、プリペイドカード90の磁気記録領域92に既に記憶されている残高データをステップS29で演算した更新残高データ(給油作業終了後の給油可能金額額)に更新記憶することなく、また現在の最新の残高データ(給油可能金額)を印字領域91に印刷したり、又はカード自体に残りの給油可能金額の大きさに応じた目印の穿孔を施す等することなく、前述した制御データ記憶部82に設けられている1回利用回収カードカウンタ84の対応する額面カードカウンタ84-1〜84-3のカウンタ値(記憶枚数値)を1だけインクリメントして更新記憶する(ステップS43)。その後、計量機制御装置80は、プリペイドカード90を挿入されたときのプリペイドカード90の記憶状態、すなわちカード発行時状態のまま、カード回収機構46を作動させて、カードストック部98にストックする(ステップS45)。
一方、ステップS41の比較で、発行時の額面データ(カード初期値)と給油作業開始前の給油可能金額としての残高データとが一致していない場合は、計量機制御装置80は、プリペイドカードリーダ/ライタ装置43を作動制御して、この演算された更新残高データ(給油作業終了後の給油可能金額0円)をプリペイドカード90の磁気記録領域92に記憶されている残高データ(給油作業開始前の給油可能金額)に代えて更新記憶するとともに(ステップS47)、演算された更新残高データに基づき現在の最新の残高データ(給油可能金額0円)を印字領域91に印刷記録したり、又はカード自体に残りの給油可能金額の大きさに応じた目印の穿孔を施す等して記録する(ステップS49)。その上で、計量機制御装置80は、前述した制御データ記憶部82に設けられている複数回利用回収カードカウンタ(使用済みカードカウンタ)86のカウンタ値(記憶枚数値)を1だけインクリメントして更新記憶する(ステップS51)。その後、計量機制御装置80は、カード回収機構46を作動させて、カードストック部98にストックする(ステップS45)。
したがって、上述したように、本実施の形態のプリペイド式計量機1によれば、発行時の額面データ(カード初期値)分の給油が今回の1回のプリペイド給油作業で行われた場合には、プリペイドカード90は、カード発行時状態のまま、カード回収機構46を作動させて、カードストック部98にストックされるので、再びそのまま、当該額面データ(カード初期値)分のプリペイドカード90を販売することができる。
そして、カードストック部98にストックされたプリペイドカード90を給油所管理者がカードストック部98から取り出すにあたっては、給油所管理者は、プリペイド給油作業パネル30のパネル本体部32に対して開閉可能に取り付けられ、常時は錠36により閉じられている扉パネル34を開錠することにより、カードストック部98にストックされたプリペイドカード90を計量機本体10外部に取り出す。
その際、本実施の形態のプリペイド式計量機1の計量機制御装置80は、給油所管理者がカードストック部98から回収済みのプリペイドカード90を取り出そうとしていることを、例えば、ストックカード取り出し検出スイッチ99としての扉パネル34の開放検出センサによる検出出力に基づいて判別する(図6、ステップS03)。計量機制御装置80は、これにより回収済みのプリペイドカード90のカードストック部98から取り出しを検出すると、前述した制御データ記憶部82に設けられている1回利用回収カードカウンタ84の対応する額面カードカウンタ84-1〜84-3のカウンタ値(記憶枚数値)、及び複数回利用回収カードカウンタ(使用済みカードカウンタ)86のカウンタ値(記憶枚数値)を読み出して、これを基にプリカ回収伝票94(図8参照)の伝票印刷データを生成し、伝票発行装置61からプリカ回収伝票94を印刷出力する(ステップS53)。その上で、必要に応じては、制御データ記憶部82は、必要に応じて読み出した1回利用回収カードカウンタ84の対応する額面カードカウンタ84-1〜84-3のカウンタ値(記憶枚数値)、及び複数回利用回収カードカウンタ(使用済みカードカウンタ)86のカウンタ値(記憶枚数値)を、通信インタフェース部78よりネットワーク信号線130を介して管理用コンピュータ110に送信し、管理用コンピュータ110によるプリペイドカード90の記憶媒体の販売管理や在庫管理等に役立たせることができるようになっている。そして、計量機制御装置80は、上述したプリカ回収伝票94の印刷出力処理を完了したならば、制御データ記憶部82に設けられている1回利用回収カードカウンタ84の対応する額面カードカウンタ84-1〜84-3のカウンタ値(記憶枚数値)、及び複数回利用回収カードカウンタ(使用済みカードカウンタ)86のカウンタ値(記憶枚数値)をゼロリセットして、以降のプリペイドカード90の回収に備えることができるようになっている(ステップS55)。
図8は、本実施の形態のプリペイド式計量機によるプリペイドカードの回収についての具体的説明図である。
図8において、ステップSS01は、顧客が額面1,000円の未使用プリペイドカード90を利用して、プリペイド式計量機1で額面1,000円分の実際の給油作業を行い、額面1,000円のプリペイドカード90がカードストック部98に回収され、制御データ記憶部2の1回利用回収カードカウンタ84における1,000円カードカウンタ84-1がインクリメントされた状態を示している。
ステップSS02は、顧客が端数追加キー48を操作して残高91円の使用済みプリペイドカード90と額面3,000円の未使用プリペイドカード90とを利用して、プリペイド式計量機1で給油金額2,250円分の実際の給油作業を行い、残高91円の使用済みプリペイドカード90がカードストック部98に回収され、制御データ記憶部2の複数回利用回収カードカウンタ(使用済みカードカウンタ)86がインクリメントされ、額面3,000円の未使用プリペイドカード90は残高を841円に更新されて顧客に返却された状態を示している。
ステップSSn-1は、顧客が残高1,234円の使用済みプリペイドを利用して、プリペイド式計量機1で残高1,234円分の実際の給油作業を行い、残高1,234円の使用済みプリペイドカード90がカードストック部98に回収され、制御データ記憶部2の複数回利用回収カードカウンタ(使用済みカードカウンタ)86がインクリメントされ状態を示している。
ステップSSnは、顧客が額面5,000円の未使用プリペイドカード90を利用して、プリペイド式計量機1で額面5,000円分の実際の給油作業を行い、額面5,000円のプリペイドカード90がカードストック部98に回収され、制御データ記憶部2の1回利用回収カードカウンタ84における5,000円カードカウンタ84-3がインクリメントされた状態を示している。
ステップSSn+1は、給油所管理者がカードストック部98に回収されているプリペイドカード90を取り出し、1回利用回収カードカウンタ84及び複数回利用回収カードカウンタ86のカウント記憶値を基に伝票発行装置61からプリカ回収伝票94が発行された状態を示している。
以上、説明したように本実施の形態のプリペイド式計量機1は構成されるが、その実施の形態は上述した構成に限るものではない。例えば、図7のステップS39,S41は、プリペイドカード90の磁気記録領域92に購入時有価価値情報として固定的に記憶されている発行時の額面データ(カード初期値)と、今回の給油作業時の給油金額データとを読み込み(ステップS39)、両データが一致するか否かを比較する(ステップS41)ように構成してもよい。さらに、プリカ回収伝票94の発行も、上述の実施の形態ように自動ではなく、マニュアルで発行するように構成してもよい。また、カード回収機構46及びカードストック部98も、1回の利用で回収されたプリペイドカード90を額面データ別に回収及びストックする構成であってよい。
また、本発明のプリペイド式流体供給装置について、給油所の計量機に適用した場合を例に説明したが、これに限るものではない。
本発明のプリペイド式流体供給装置の一実施の形態としてのセルフサービス給油方式のプリペイド式計量機を用いた、プリペイドカード方式のセルフサービス給油システムの構成図である。 本発明のプリペイド式流体供給装置の一実施の形態としてのセルフサービス給油方式のプリペイド式計量機の正面図である。 本実施の形態のセルフサービス給油方式のプリペイド式計量機に備えられたプリペイド給油作業パネルの拡大図である。 本実施の形態のプリペイド式計量機のシステム構成を示したブロック図である。 本実施の形態のプリペイド式計量機によるプリペイドカード給油に利用されるプリペイドカードの一実施例を示した図である。 本実施の形態のプリペイド式計量機によるプリペイドカード給油制御についてのフローチャートである。 本実施の形態のプリペイド式計量機によるプリペイドカード給油制御についてのフローチャートである。 本実施の形態のプリペイド式計量機によるプリペイドカードの回収についての具体的説明図である。
符号の説明
1 プリペイド式計量機(プリペイド式流体供給装置)、
10 計量機本体、
12 機器収納部、
14 給油ノズル、 16 ノズル掛け、 18 ノズルスイッチ、
20 送液機器、 22 流量計測機器、 24 ホース
26 表示器部、 28 表示器、
30 プリペイド給油作業パネル、
32 パネル本体部、 34 扉パネル、
40 カード挿入部、
41 クレジットカードリーダ装置、 42 クレジットカード挿入部、
43 プリペイドカードリーダ/ライタ装置、 44 プリペイドカード挿入部、
45 カード挿入/排出機構、 46 カード回収機構、 47 取消キー、
48 端数追加キー、 49 案内ランプ、
50 油種選択部、 52 油種指定キー、
60 精算部、 61 伝票発行装置、 62 伝票発行部、 64 伝票発行キー、
70 有価価値情報表示部、 72 表示器、 74 スピーカ、
76 音声案内部、 78 通信インタフェース部、
80 計量機制御装置、 82 制御データ記憶部、
84 1回利用回収カードカウンタ、
86 複数回利用回収カードカウンタ(使用済みカードカウンタ)、
90 プリペイドカード、 91 印字領域、 92 磁気記録領域、
94 プリカ回収伝票、
98 カードストック部、 99 ストックカード取り出し検出スイッチ、
100 セルフサービス給油システム、
110 管理用コンピュータ、
120 プリペイドカード自動販売機、
130 ネットワーク信号線(SS−LAN)、
140 監視カメラ、 142 監視カメラ装置、
150 インタホン親機、 152 通話専用信号線、 154 インタホン子機、

Claims (4)

  1. 記憶媒体に予め記憶された有価価値情報を読み取る読取手段と、
    該読取手段により読み取られた有価価値情報に対応する流体の供給量を上限として、供給対象に対して流体の供給を行う流体供給手段と、
    該流体供給手段による供給対象に対しての流体の供給終了後、前記読取手段により読み取られた有価価値情報から当該流体の供給量に対応した有価価値情報を減算することにより残りの有価価値情報を演算する演算手段と、
    該演算手段により演算された残りの有価価値情報を前記予め記憶された有価価値情報として前記記憶媒体に書き込む書込手段と
    を備えたプリペイド式流体供給装置であって、
    前記読取手段により有価価値情報が読み取られた記憶媒体を回収する回収手段と、
    前記演算手段により演算された残りの有価価値情報が0であるか否かを判定する有価価値有無判定手段と、
    当該記憶媒体を利用しての供給対象に対する流体の供給が以前にも行われているか否かを判定する履歴有無判定手段と、
    前記有価価値有無判定手段が残りの有価価値情報が0であると判定し、かつ、前記履歴有無判定手段が当該記憶媒体を利用しての供給対象に対する流体の供給が以前には行われていないと判定した場合は、前記書込手段による当該記憶媒体への残りの有価価値情報の書き込みを行わせずに、前記回収手段によって記憶媒体を回収させる書込・回収制御手段と、
    前記有価価値有無判定手段が残りの有価価値情報が0であると判定し、かつ、前記履歴有無判定手段が当該記憶媒体を利用しての供給対象に対する流体の供給が以前には行われていないと判定した前記記憶媒体の数を計数記憶する記憶媒体数記憶手段と、
    前記記憶媒体数記憶手段に記憶された前記記憶媒体の数を報知する報知手段と
    を設けたことを特徴とする請求項1記載のプリペイド式流体供給装置。
  2. 前記記憶媒体には、有価価値情報に対して、当該記憶媒体購入時の有価価値情報が購入時有価価値情報として固定記憶されており、
    前記記憶媒体数記憶手段は、前記有価価値有無判定手段が残りの有価価値情報が0であると判定し、かつ前記履歴有無判定手段が当該記憶媒体を利用しての流体の供給が以前には行われていないと判定した記憶媒体の数を、前記記憶媒体に固定記憶されている購入時有価価値情報別に計数して記憶し、
    前記報知手段は、当該記憶媒体数記憶手段の記憶内容に基づき、購入時有価価値情報別に記憶媒体の数を報知する
    ことを特徴とする請求項1記載のプリペイド式流体供給装置。
  3. 前記記憶媒体には、有価価値情報に対して、前記記憶媒体購入時の有価価値情報が購入時有価価値情報として固定記憶されており、
    前記履歴有無判定手段は、前記読取手段により読み取られた前記記憶媒体に予め記憶されている有価価値情報と、前記読取手段により読み取られた前記記憶媒体に固定記憶されている購入時有価価値情報とが一致する場合に、当該記憶媒体を利用しての供給対象に対する流体の供給が以前には行われていない旨判定する
    ことを特徴とする請求項1記載のプリペイド式流体供給装置。
  4. 前記記憶媒体には、有価価値情報に対して、前記記憶媒体購入時の有価価値情報が購入時有価価値情報として固定記憶されており、
    前記履歴有無判定手段は、該流体供給手段による供給対象に対しての流体の供給終了後に当該流体の供給量に対応した有価価値情報が、前記記憶媒体に固定記憶されている購入時有価価値情報に等しい場合は、当該記憶媒体を利用しての供給対象に対する流体の供給が以前には行われていない旨判定する
    ことを特徴とする請求項1記載のプリペイド式流体供給装置。
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