JP4277943B2

JP4277943B2 - Pull-out test apparatus and test method for medical eyeless needle

Info

Publication number: JP4277943B2
Application number: JP2000197626A
Authority: JP
Inventors: 貫司松谷
Original assignee: Mani Inc
Current assignee: Mani Inc
Priority date: 2000-06-30
Filing date: 2000-06-30
Publication date: 2009-06-10
Anticipated expiration: 2020-06-30
Also published as: CN1331412A; CN1192748C; JP2002011013A

Description

【０００１】
【発明が属する技術分野】
本発明は、基端部に縫合糸をかしめ固定した医療用アイレス針の縫合糸の引抜き試験に関する。
【０００２】
【従来の技術】
外科手術の際に使用される医療用縫合針には、基端部に縫合糸を挿通するための通孔（弾機孔）を有するアイド針と、孔の無いアイレス針とがある。
【０００３】
アイド針は、縫合針の基端部をプレス加工によって平坦にし、この平坦部にプレス加工で孔を貫通形成し、さらに、針の基端面からこの孔にかけて糸通し溝を形成して前記孔をばね性のある弾機孔としたものである。この弾機孔に縫合糸を挿通して使用する。
【０００４】
他方のアイレス針は、図３に示すような構成となっている。同図において、アイレス針１の一方の端部には基端面１ａがあり、この基端面１ａにレーザー加工法、電子ビーム加工法、放電加工法、ドリリング等の加工法によって止まり穴が形成されている。前記止まり穴１ｂはアイレス針１の基端部１ｃの太さの約１／２程度の寸法を持って形成されている。またアイレス針１の先端には鋭利な針先１ｄが形成されており、この針先１ｄと連続して複数の切刃１ｅが形成されている。
【０００５】
アイレス針１としては、図３に示すような刃部の断面を多角形状に形成した刃付縫合針、及び断面を略円形状に形成した丸針（図示せず）等があり、これ等の縫合針を縫合すべき生体組織及び縫合部位に応じて選択して用いている。
【０００６】
縫合糸２としては、太さ、材質（ナイロン、シルク等）、モノフィラメントかマルチフィラメントか、等の構造等、多数の異なる種類のものが提供されている。そして縫合すべき生体組織及び縫合部位に応じて適切な種類の縫合糸を選択して用いている。縫合糸２は、その先端が止まり穴１ｂに挿入され、プレス機で止まり穴１ｂを潰してかしめることによってアイレス針１の基端部１ｃに固定される。アイレス針は、縫合に必要な長さの糸が最初から固定され、アイド針のように糸を孔に挿通する手間が不要であるという利点を有する。
【０００７】
縫合手術中には、縫合針に付けた縫合糸が糸抜け、糸切れにより分離しないようにすることが要求される。アイド針の場合は、縫合糸を弾機孔に貫通させるので、弾機孔の両側から２本の糸が並ぶことになるが、糸の一方にのみ張力を加えないかぎり、糸が分離することがない。
【０００８】
しかし、アイレス針の場合は、針と糸との結合は、かしめ部における針と糸との接触摩擦に依存しており、かしめが緩いと、糸が生体組織を通過中に縫合針から離脱してしまうおそれがある。逆にかしめが強すぎると、かしめによって糸が部分的に破断されて強度が低下し、糸が生体組織を通過中に切れてしまうおそれがある。そのため、アイレス針については、予め使用する縫合糸のサイズに応じて許容糸抜け力が設定され、引抜きテストを行って許容糸抜け力を満足しているかどうかを確認するようにしている。
【０００９】
従来の引抜きテストは、図４（ａ）に示す装置を用いて実施している。縫合糸２を取り付けたアイレス針１をバネ秤３の先端の係止部３ａに取り付ける。図４（ｂ）は係止部の図である。係止部３ａには、縫合糸２より太く、アイレス針１より細い溝３ｂが形成されている。この溝３ｂに縫合糸２を入れ、アイレス針１の基端面１ａを係止部３ａに当接させ、縫合糸２に所定の引張力を作用させる。引張力はバネ秤３の目盛り３ｃを読むことで知ることができる。すなわち、バネ秤３の目盛りが所定の値に達したとき糸抜けが生じるか否か等のテストをするものである。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の装置は、アイレス針１を一本づつセットして引張力を加えてテストしなければならず、作業が煩雑で時間が掛かり、縫合針の製造コストを上昇させる原因となっていた。
【００１１】
本発明は、上記の事実から考えられたもので、複数のアイレス針の引抜き試験を短時間で行うことができるアイレス針の引抜試験装置と方法を提供することを目的としている。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明のアイレス針の引抜試験装置は、基端部に穿設された止まり穴に縫合糸を挿入してかしめ固定した複数の医療用アイレス針の針又は縫合糸のいずれかを纏めて把持する把持手段と、上記把持手段に荷重を付加する荷重付加手段と、を有し、上記把持手段が、一組の板部材と、この板部材の先端間に着脱可能に挟まれる保持体と、上記の板部材先端を保持体に圧接する弾性体とを有することを特徴としている。
【００１３】
上記把持手段が、上記複数のアイレス針の縫合糸を把持する構成としたり、把持手段と荷重付加手段との間に把持手段を水平方向にスライド自在に支持する支持台を設け、上記把持手段が、上下の板部材と、この板部材の先端間に挟まれる保持体と、上記の板部材先端を保持体に圧接する弾性体とを有する構成としたり、上記保持体を軟質の弾性材からなる構成としたり、上記把持手段をテーブルにスライド自在に取り付ける構成とすることができる。
【００１４】
また、上記把持手段が、左右（又は垂直方向）の板部材と、この板部材の先端間に挟まれる保持体と、上記の板部材先端を保持体に圧接する弾性体とを有する構成とし、上記把持手段の末端に直接上記荷重付加手段を連結させることもできる。この場合、把持手段の重量と荷重付加手段により付加される荷重とを足し合わせたものが、かしめ部に作用する荷重となる。この構成に対して、上記支持台を設ける構成は、水平方向に引っ張ることで試験を行うことができるので、作業者の負担を軽減できるという利点がある。
【００１５】
また、上記の目的を達成するための本発明のアイレス針の引抜試験方法は、上記の医療用アイレス針の引抜試験装置を用いた縫合糸の引抜試験方法であって、上記複数の医療用アイレス針の各糸毎に張力を加え縫合糸の引抜き力を検査することを特徴としている。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施例を図面によって説明する。図１は、本発明におけるアイレス針の引抜試験装置（以下「試験装置」と略称する）の構成を示す図である。同図に示す試験装置１０は、テーブル１１上に固定されたスライド自在な支持台１２と、この支持台１２の可動部１２ｂに固定された把持手段１３とから構成されている。
【００１７】
把持手段１３は、上下の板部材１４，１５と、これらの先端間に挟まれた保持体１６と、挟まれた保持体１６に圧接力を付加する弾性体１７とから構成されている。試験装置１０は、さらに、上記把持手段１３を一方に付勢する荷重負荷手段としての錘１８を有する。
【００１８】
支持台１２としては、ボールスライドユニットを使用する。支持台１２の固定部１２ａはテーブル１１に固定され、可動部１２ｂは把持手段１３に固定されている。支持台１２をボールスライドユニットにしたのは、把持手段１３とテーブル１１との間の摩擦係数を極力小さくして、錘１８の荷重が把持手段に加わる際に、摩擦によって荷重が減殺されるのを無視できるレベルにするためである。ここでは、摩擦係数が小さくなるものならばよく、例えば、転動体にコロや針状コロなどを用いたユニットを使用してもよいことは容易に理解できることであろう。把持手段１３は、支持台１２の可動部１２ｂが固定部１２ａを摺動することによって図１の左右に移動できるが、可動部１２ｂ又は固定部１２ａに設けられた図示しないストッパにより少なくとも図の左方への移動量は有限となっている。
【００１９】
上下の板部材１４，１５は、それぞれ突起１４ａ，１５ａを有し、これらはピン１９で結合されている。したがって、上部の板部材１５は、ピン１９を支点として回動自在である。そして、一方の端部（後端部）に設けられた弾性体１７は、圧縮されたコイルバネからなるので、上下の板部材１４，１５の後端部を矢印に示すように相互に離反する方向に付勢し、保持体１６は上下の板部材１４，１５の先端間で圧接されることになる。
【００２０】
保持体１６は、上下の板部材１４，１５との間に複数のアイレス針１の縫合糸２を纏めて圧接挟持するものである。縫合糸２は保持体１６と上下の板部材１４，１５との間の摩擦力で保持されるので、保持体１６としては摩擦係数の大きい素材を用いる。また、強い力で縫合糸２を挟んでも縫合糸２を傷つけないことも重要である。そのために、実施例の保持体１６は、ゴム製で中空の厚肉円筒形状のものを使用している。保持体１６の直径は、巻き付けた縫合糸２を取り外したときに巻き癖が残らないよう、できるだけ太い方がよい。また、摩擦力の向上と、縫合糸２の保護のために、上下の板部材１４，１５の方にも、ゴムのシート１４ｂ，１５ｂを貼付しておく。
【００２１】
弾性体１７として実施例ではコイルばねを使用しているが、板ばね等の他のばねでもよく、エアシリンダ等で上下の板部材１４，１５が保持体１６をクランプするように構成してもよい。
【００２２】
テーブル１１の左端にはブラケット２０が蝶ねじ２０ｂで固定され、このブラケット２０には滑車２０ａが回転自在に取り付けられている。そして、下側の板部材１４の下面に設けられた係止部１４ｃに結びつけたロープ２１が、滑車２０ａに巻回されてテーブル１１の下方に垂れ下がっている。ロープ２１の先端には輪２１ａが形成されていて、ここに錘１８のフックが引っかけられている。すなわち、ロープ２１に弛みが無い限り、把持手段１３には常に、錘１８の重量が加わっていることになる。
【００２３】
次に、糸の引抜き試験のやり方を説明する。上下の板部材１４，１５の先端のゴムシート１４ｂ，１５ｂ間に挟まれている保持体１６を取り外す。そして、この保持体１６に、複数本のアイレス針１の縫合糸２を揃えて半周〜２周程度巻き付け、図１のように上下の板部材１４，１５の先端間に挟む。
【００２４】
次に、縫合糸２の糸サイズから決められている許容糸抜け力を求め、求められた重量の錘１８をロープ２１の先端の輪２１ａに引っかける。錘１８が床に着いてロープ２１が弛んだ状態か、又は、把持手段１３が図１の左方に移動して図示しないストッパで停止された状態のいずれかにする。
【００２５】
複数のアイレス針１のうち、１つを持針器でしっかりと掴んで、図１の右側にゆっくりと引っ張り、錘１８の重量がこの把持しているアイレス針１の一本の縫合糸２に加わるようにする。錘１８の負荷が加わっても、縫合糸２が抜けなかったり、切断しなければ合格品で、これとは反対に抜けたり、切断したりすれば、不良品であると判定することができる。
【００２６】
１つのアイレス針１について試験が完了したら、次のアイレス針を持針器で掴み、同様に繰り返す。把持手段１３で把持している本数のアイレス針を次々と連続的に検査することができ、非常に能率的に検査ができる。持針器を用いずに、人の指で挟んで引っ張り、荷重を加えるようにしてもよい。
【００２７】
なお、持針器等で把持する場合は、アイレス針１の基端部１ｃを把持すると、かしめ部の補強となってしまい、正確な検査ができないおそれがあるので、かしめ部以外の箇所を把持するようにしなければならない。
【００２８】
図２は、本発明の試験装置の他の実施例を示す図である。この試験装置１０’は、荷重付加手段が錘１８ではなく、ばね秤２５であることに特徴を有する。測定方法は図１の装置と同じであるが、アイレス針１を引っ張り、ばね秤２５の目盛りを見ながら所定の荷重を加えることになる。図１の錘１８の場合、アイレス針１を引っ張る長さが変化しても、縫合糸２に加わる荷重は一定であるが、図２の実施例では、引っ張る長さに比例した荷重が加わることになる。したがって、縫合糸のサイズに応じて荷重を取り換える作業を省略することができる。また、縫合糸２の切断荷重を求める試験を行う場合にも適している。
【００２９】
また、他の実施例としては、支持台を設けずに把持手段を垂直方向に配置し、荷重付加手段を把持手段の下部又は上部に連結させ、針を上方に引張ったり、下方に引張ったりする構成も考えられる。荷重付加手段を把持手段の下部に連結させた場合、荷重付加手段としては、錘やばねや流体シリンダ等を用いることができる。荷重付加手段を把持手段の上部に連結させた場合は、ばねやシリンダを用いることができる。
【００３０】
以上のように、荷重付加手段は、錘１８でもばね秤２５でもよく、さらには、油圧や空圧を使用したシリンダを用いることができる。そして、ばねやシリンダを使用する場合は、保持手段１３の上下左右どの位置に設置しても、所望の荷重を付加することが可能となる。
【００３１】
また、上記の実施例では、アイレス針１の縫合糸２を把持してアイレス針を引っ張ったが、逆に複数のアイレス針１の方を把持手段で把持して縫合糸２を一本づつ引っ張るようにしてもよい。
【００３２】
【発明の効果】
以上に説明したように本発明の医療用アイレス針の引抜試験装置は、基端側に穿設された止まり穴に縫合糸を挿入してかしめ固定した複数の医療用アイレス針の針又は縫合糸のいずれかを纏めて把持する把持手段と、上記把持手段に荷重を付加する荷重付加手段と、を有する構成としたので、複数のアイレス針に対して糸引抜き力試験を次々と行うことができ、能率的な検査が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の医療用アイレス針の引抜試験装置の構成を示す図である。
【図２】本発明の試験装置における他の実施例の要部を示す図である。
【図３】アイレス針を示す斜視図である。
【図４】従来の医療用アイレス針の引抜試験装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
１アイレス針
１ａ基端面
１ｂ止まり穴
２縫合糸
１２支持台
１３把持手段
１４，１５板部材
１６保持体
１７弾性体
１８，２５荷重付加手段[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to a pull-out test for a suture of a medical eyeless needle in which a suture is caulked and fixed to a proximal end portion.
[0002]
[Prior art]
Medical suturing needles used in surgical operations include an idle needle having a through-hole (ammunition hole) for inserting a suture thread at a base end portion and an eyeless needle without a hole.
[0003]
The eyed needle flattenes the proximal end of the suture needle by pressing, and a hole is formed through the flat portion by pressing. Further, a threading groove is formed from the proximal end surface of the needle to the hole to form the hole. It is a spring hole. A suture thread is inserted through the hole and used.
[0004]
The other eyeless needle is configured as shown in FIG. In the figure, there is a base end face 1a at one end of the eyeless needle 1, and a blind hole is formed in the base end face 1a by a processing method such as a laser processing method, an electron beam processing method, an electric discharge processing method, or drilling. Yes. The blind hole 1b is formed with a size of about ½ of the thickness of the base end portion 1c of the eyeless needle 1. A sharp needle tip 1d is formed at the tip of the eyeless needle 1, and a plurality of cutting blades 1e are formed continuously with the needle tip 1d.
[0005]
As the eyeless needle 1, there are a suture needle with a blade whose cross section is formed in a polygonal shape as shown in FIG. 3, a round needle (not shown) whose cross section is formed in a substantially circular shape, and the like. The suture needle is selected and used according to the living tissue to be sutured and the suture site.
[0006]
Many different types of sutures 2 are provided, such as thickness, material (nylon, silk, etc.), monofilament or multifilament, and the like. An appropriate type of suture is selected and used according to the living tissue to be sutured and the suture site. Suture 2 is inserted into the hole 1b stops the tip, it is fixed by caulking to crush the hole 1b blind in a press at a base end portion 1c of the eyeless needle 1. The eyeless needle has an advantage that a thread having a length necessary for suturing is fixed from the beginning, and a labor for inserting the thread into the hole like an idle needle is unnecessary.
[0007]
During the suture operation, it is required that the suture thread attached to the suture needle is not separated due to thread loss or thread breakage. In the case of an idle needle, the suture thread is passed through the bullet hole, so two threads are lined up from both sides of the bullet hole, but the thread is separated unless tension is applied to only one of the threads. There is no.
[0008]
However, in the case of an eyeless needle, the connection between the needle and the thread depends on the contact friction between the needle and the thread at the caulking portion. When the caulking is loose, the thread is detached from the suture needle while passing through the living tissue. There is a risk that. On the other hand, if the caulking is too strong, the yarn is partially broken by caulking to reduce the strength, and the yarn may break while passing through the living tissue. Therefore, with respect to the eyeless needle, an allowable thread removal force is set in advance according to the size of the suture to be used, and a pull-out test is performed to check whether the allowable thread removal force is satisfied.
[0009]
A conventional pull-out test is performed using the apparatus shown in FIG. The eyeless needle 1 to which the suture thread 2 is attached is attached to the locking portion 3 a at the tip of the spring balance 3. FIG. 4B is a diagram of the locking portion. A groove 3b that is thicker than the suture thread 2 and thinner than the eyeless needle 1 is formed in the locking portion 3a. The suture thread 2 is inserted into the groove 3b, the base end face 1a of the eyeless needle 1 is brought into contact with the locking portion 3a, and a predetermined tensile force is applied to the suture thread 2. The tensile force can be known by reading the scale 3 c of the spring balance 3. That is, a test is performed to determine whether or not the thread dropout occurs when the scale of the spring balance 3 reaches a predetermined value.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
However, the above apparatus has to set the eyeless needle 1 one by one and test it by applying a tensile force, which is cumbersome and time consuming, which increases the manufacturing cost of the suture needle. .
[0011]
The present invention has been conceived from the above facts, and an object of the present invention is to provide an eyeless needle pull-out test apparatus and method capable of performing a pull-out test of a plurality of eyeless needles in a short time.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the eyeless needle pull-out test apparatus of the present invention includes a plurality of needles or sutures of medical eyeless needles that are fixed by caulking and fixing a suture into a blind hole drilled in a base end portion. and gripping means for gripping collectively either, have a, and load adding means for adding a load to the gripping means, said gripping means comprises a pair of plate members, detachably between the tip of the plate member And a resilient member that presses the tip of the plate member against the retaining member .
[0013]
The gripping means is configured to grip the sutures of the plurality of eyeless needles, or a support base is provided between the gripping means and the load applying means to support the gripping means so as to be slidable in the horizontal direction. The upper and lower plate members, a holding body sandwiched between the tips of the plate members, and an elastic body that presses the tip of the plate member against the holding body, or the holding body is made of a soft elastic material. It can be set as a structure, or it can be set as the structure which attaches the said holding means to a table slidably.
[0014]
Further, the gripping means includes a left and right (or vertical) plate member, a holding body sandwiched between the tips of the plate member, and an elastic body that presses the plate member tip against the holding body, The load applying means may be directly connected to the end of the gripping means. In this case, the load acting on the caulking portion is the sum of the weight of the gripping means and the load applied by the load adding means. In contrast to this configuration, the configuration in which the support is provided has an advantage that the burden on the operator can be reduced because the test can be performed by pulling in the horizontal direction.
[0015]
The eyeless needle pull-out test method of the present invention for achieving the above object is a suture pull-out test method using the above-described medical eyeless needle pull-out test apparatus, wherein the plurality of medical eyeless It is characterized by inspecting the pull-out force of the suture by applying tension to each thread of the needle.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 1 is a diagram showing a configuration of an eyeless needle pull-out test apparatus (hereinafter abbreviated as “test apparatus”) in the present invention. The test apparatus 10 shown in FIG. 1 includes a slidable support base 12 fixed on a table 11 and a gripping means 13 fixed to a movable portion 12 b of the support base 12.
[0017]
The gripping means 13 is composed of upper and lower plate members 14 and 15, a holding body 16 sandwiched between the tips thereof, and an elastic body 17 that applies a pressing force to the sandwiched holding body 16. The test apparatus 10 further includes a weight 18 as load loading means for biasing the gripping means 13 to one side.
[0018]
A ball slide unit is used as the support base 12. The fixed portion 12 a of the support base 12 is fixed to the table 11, and the movable portion 12 b is fixed to the gripping means 13. The support 12 is a ball slide unit because the friction coefficient between the gripping means 13 and the table 11 is made as small as possible, and the load is reduced by friction when the load of the weight 18 is applied to the gripping means. Is to a level that can be ignored. Here, it is only necessary that the coefficient of friction is small. For example, it can be easily understood that a unit using a roller or a needle roller as a rolling element may be used. The gripping means 13 can move to the left and right in FIG. 1 when the movable portion 12b of the support base 12 slides on the fixed portion 12a, but at least the left of the drawing by a stopper (not shown) provided on the movable portion 12b or the fixed portion 12a. The amount of movement is limited.
[0019]
The upper and lower plate members 14, 15 have projections 14 a, 15 a, respectively, which are connected by pins 19. Therefore, the upper plate member 15 is rotatable about the pin 19 as a fulcrum. And since the elastic body 17 provided in one edge part (rear edge part) consists of a compressed coil spring, the direction which mutually separates the rear-end part of the upper and lower board members 14 and 15 as shown by the arrow. The holding body 16 is pressed between the tips of the upper and lower plate members 14 and 15.
[0020]
The holding body 16 presses and holds the sutures 2 of the plurality of eyeless needles 1 between the upper and lower plate members 14 and 15 together. Since the suture thread 2 is held by the frictional force between the holding body 16 and the upper and lower plate members 14, 15, a material having a large friction coefficient is used as the holding body 16. It is also important that the suture 2 is not damaged even if the suture 2 is pinched with a strong force. Therefore, the holding body 16 of the embodiment is made of rubber and has a hollow thick cylindrical shape. The diameter of the holding body 16 should be as large as possible so that no curl remains when the wound suture thread 2 is removed. Further, in order to improve the frictional force and protect the suture thread 2, rubber sheets 14 b and 15 b are also attached to the upper and lower plate members 14 and 15.
[0021]
In the embodiment, a coil spring is used as the elastic body 17, but another spring such as a leaf spring may be used, and the upper and lower plate members 14 and 15 may be configured to clamp the holding body 16 with an air cylinder or the like. Good.
[0022]
A bracket 20 is fixed to the left end of the table 11 with a wing screw 20b, and a pulley 20a is rotatably attached to the bracket 20. A rope 21 connected to a locking portion 14 c provided on the lower surface of the lower plate member 14 is wound around the pulley 20 a and hangs down below the table 11. A ring 21a is formed at the tip of the rope 21, and a hook of the weight 18 is hooked on the ring 21a. That is, as long as the rope 21 is not loose, the weight 18 is always added to the gripping means 13.
[0023]
Next, the method of the yarn pull-out test will be described. The holding body 16 sandwiched between the rubber sheets 14b, 15b at the tips of the upper and lower plate members 14, 15 is removed. Then, the sutures 2 of the plurality of eyeless needles 1 are aligned and wound around the holding body 16 by about half to two rounds and sandwiched between the tips of the upper and lower plate members 14 and 15 as shown in FIG.
[0024]
Next, an allowable thread removal force determined from the thread size of the suture thread 2 is obtained, and the weight 18 having the obtained weight is hooked on the ring 21 a at the tip of the rope 21. Either the weight 18 reaches the floor and the rope 21 is slackened, or the gripping means 13 moves to the left in FIG. 1 and is stopped by a stopper (not shown).
[0025]
One of the plurality of eyeless needles 1 is firmly grasped with a needle holder, and slowly pulled to the right side of FIG. 1, and the weight of the weight 18 is applied to one suture thread 2 of the grasped eyeless needle 1. Let them join. Even if the load of the weight 18 is applied, if the suture thread 2 does not come out or is not cut, it can be judged as a pass product, and if it is pulled out or cut in the opposite direction, it can be judged as a defective product.
[0026]
When the test is completed for one eyeless needle 1, the next eyeless needle is grasped with a needle holder and the same is repeated. The number of eyeless needles gripped by the gripping means 13 can be continuously inspected one after another, and the inspection can be performed very efficiently. Instead of using a needle holder, a load may be applied by pulling with a human finger.
[0027]
When gripping with a needle holder or the like, gripping the base end 1c of the eyeless needle 1 will reinforce the caulking portion, which may prevent accurate inspection. You have to do that.
[0028]
FIG. 2 is a diagram showing another embodiment of the test apparatus of the present invention. This test apparatus 10 ′ is characterized in that the load adding means is not the weight 18 but the spring balance 25. The measuring method is the same as that of the apparatus shown in FIG. 1, but a predetermined load is applied while pulling the eyeless needle 1 and looking at the scale of the spring balance 25. In the case of the weight 18 in FIG. 1, the load applied to the suture thread 2 is constant even if the length of pulling the eyeless needle 1 changes, but in the embodiment of FIG. 2, a load proportional to the length to be pulled is applied. become. Therefore, the work of changing the load according to the size of the suture can be omitted. Moreover, it is suitable also when performing the test which calculates | requires the cutting load of the suture thread 2.
[0029]
As another embodiment, the gripping means is arranged in the vertical direction without providing a support base, the load applying means is connected to the lower or upper part of the gripping means, and the needle is pulled upward or downward. Configuration is also conceivable. When the load adding means is connected to the lower part of the gripping means, a weight, a spring, a fluid cylinder, or the like can be used as the load adding means. When the load applying means is connected to the upper part of the gripping means, a spring or a cylinder can be used.
[0030]
As described above, the load applying means may be the weight 18 or the spring balance 25, and further, a cylinder using hydraulic pressure or pneumatic pressure can be used. When a spring or cylinder is used, a desired load can be applied regardless of the position of the holding means 13 in the vertical and horizontal directions.
[0031]
Further, in the above embodiment, the eyeless needle 1 is grasped and the eyeless needle is pulled, but conversely, the plurality of eyeless needles 1 are grasped by the grasping means and the sutures 2 are pulled one by one. You may do it.
[0032]
【The invention's effect】
As described above, the medical eyeless needle pull-out test apparatus according to the present invention includes a plurality of medical eyeless needles or sutures that are fixed by caulking and fixing a suture into a blind hole drilled on the proximal end side. Since the gripping means for collectively gripping any one of the above and a load adding means for applying a load to the gripping means, a thread pulling force test can be performed on a plurality of eyeless needles one after another. Efficient inspection is now possible.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a configuration of a medical eyeless needle pull-out test apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a main part of another embodiment of the test apparatus of the present invention.
FIG. 3 is a perspective view showing an eyeless needle.
FIG. 4 is a diagram showing a configuration of a conventional medical eyeless needle pull-out test apparatus.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Eyeless needle | hook 1a Base end surface 1b Blind hole 2 Suture thread 12 Support stand 13 Grasp means
14,15 Plate member
16 Holder
17 Elastic bodies 18, 25 Load applying means

Claims

基端部に穿設された止まり穴に縫合糸を挿入してかしめ固定した複数の医療用アイレス針の針又は縫合糸のいずれかを纏めて把持する把持手段と、上記把持手段に荷重を付加する荷重付加手段と、を有し、上記把持手段が、一組の板部材と、この板部材の先端間に着脱可能に挟まれる保持体と、上記の板部材先端を保持体に圧接する弾性体とを有することを特徴とする医療用アイレス針の引抜試験装置。Gripping means for holding together one of the needles or sutures of a plurality of medical eyeless needles that are fixed by caulking and fixing a suture thread in a blind hole drilled in the proximal end, and applying a load to the gripping means elasticity and load application means for, have a, said gripping means comprises a pair of plate members, a holding member sandwiched removably between the distal end of the plate member, pressed against the holding body said plate member tip A pull-out test apparatus for a medical eyeless needle characterized by comprising a body .

請求項１記載の医療用アイレス針の引抜試験装置を用いた縫合糸の引抜試験方法であって、上記複数の医療用アイレス針の各糸毎に張力を加え縫合糸の引抜き力を検査することを特徴とする医療用アイレス針の引抜試験方法。 A suture pull-out test method using the medical eyeless needle pull-out test device according to claim 1, wherein tension is applied to each thread of the plurality of medical eyeless needles to inspect the pull-out force of the suture. A pull-out test method for medical eyeless needles.