JP4276393B2 - 番組制作支援装置及び番組制作支援プログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、放送番組の台本情報の生成を支援する番組制作支援装置及び番組制作支援プログラムに係り、より詳細には、容易な番組の制作と、容易な演出の付加を行なうことができる番組制作支援装置及び番組制作支援プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、デジタル放送によるテレビ番組の多チャンネル化に伴い、コンテンツの制作及び加工を自動化する技術が重要性を増している。
このような背景のもと、従来技術として、番組の台本を自動生成する手法(参考文献:道家,林,牧野,“TVMLを用いた番組情報からのニュース番組自動生成”,映像情報メディア学会誌,vol.54,No.7,pp.1097〜1103(2000))が提案されている。
【0003】
前記従来技術は、通常、テレビ番組の台本には、視聴者に伝える情報、具体的には出演者の台詞や番組で使用する映像素材といった番組の内容に関するもの(以下「内容」と略す)と、前記情報の見せ方、具体的には番組のセットやカメラの画割といった番組の演出に関するもの(以下「演出」と略す)が併せて記述されているが、この「内容」と「演出」とを分離した情報として扱う手法である。
【0004】
このTVMLを用いた手法は、「内容」と「演出」の番組情報データをそれぞれXML(eXtensible Markup Language)で記述し、番組構成順序に従って前記番組情報データから必要なデータを抽出してテレビ番組記述言語であるTVML(TV program Making Language)で記述された番組台本情報を生成するものである。
【0005】
なお、このTVMLで記述された番組台本情報は、既存のTVMLプレーヤに入力することで、テレビ番組が生成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記従来の技術では、番組の構成を変更したり、番組の途中に新たな構成を追加するには、最初から番組台本情報を作り直すか、あるいは番組台本情報を直接人手を介して変更するしか方法がなく、番組構成の変更に迅速に対応することができないという問題があった。
【0007】
また、「演出」に関する情報は、人手を介して詳細に設定しなければならず、番組制作に時間と手間がかかるという問題があった。
【0008】
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、番組台本情報を生成する際に、既存の構成を組み合わせることで容易に番組を制作することができ、また番組制作者が番組の演出・効果を詳細に設定しなくても、番組の内容に演出を適切に付加することができる番組制作支援装置及び番組制作支援プログラムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するために提供されるものであり、まず、請求項1に記載の番組制作支援装置は、少なくとも番組の構成順序を示す構成情報と、番組内容の実体データである内容情報と、番組に与える演出・効果を示す演出情報とを含んだ番組情報データから、構成情報と内容情報と演出情報とを分離する番組情報解析手段と、演出として意味のある構成を最小単位とした、番組構成の雛型となる番組ブロックを複数保持する構成情報データベースと、前記構成情報と前記内容情報と前記演出情報とに基づいて、前記番組ブロックのテンプレートを前記内容情報及び演出情報に置き換えた置換番組ブロックを生成する番組情報置換手段と、前記構成情報に基づいて、前記置換番組ブロックを時系列に編成する番組情報編成手段と、を備え、前記構成情報は、使用番組ブロック数と使用番組ブロック番号とを含み、前記構成情報データベースに保持された番組ブロックは、番組ブロック番号と、内容の可変情報領域を示すテンプレートと、演出の可変情報領域を示すテンプレートとを含み、前記番組情報置換手段は、前記構成情報に含まれる使用番組ブロック数にわたって、当該構成情報に含まれる使用番組ブロック番号に対応する前記番組ブロックを前記構成情報データベースから取得し、当該番組ブロックに含まれる、前記内容の可変情報領域を示すテンプレートを、前記内容情報に含まれる当該テンプレート名に対応する文字列を含む情報で置換すると共に、前記演出の可変情報領域を示すテンプレートを、前記演出情報に含まれる当該テンプレート名に対応する文字列を含む情報で置換して、前記置換番組ブロックを生成し、前記番組情報編成手段は、前記構成情報に含まれる使用番組ブロック番号順に、前記置換番組ブロックを編成し、前記番組台本情報を作成する構成とした。
【0010】
かかる構成によれば、番組制作支援装置は、番組情報解析手段によって、少なくとも番組の構成順序を示す構成情報と、番組内容の実体データである内容情報と、番組に与える演出・効果を指定する演出情報とを含んだ番組情報データから、構成情報と内容情報と演出情報とが分離され、構成情報データベースに、番組構成の雛型となる番組ブロックが複数保持され、番組情報置換手段によって、前記番組ブロックのテンプレートが前記内容情報及び演出情報に置き換えられた置換番組ブロックが生成され、番組情報編成手段によって、前記置換番組ブロックが時系列に編成され、番組台本情報として生成される。
【0011】
また、請求項2に記載の番組制作支援装置は、少なくとも番組の構成順序を示す構成情報と、番組内容の実体データである内容情報と、番組に与える演出・効果を示す複数の演出情報を一意に指定する演出パラメータとを含んだ番組情報データから、構成情報と内容情報と演出パラメータとを分離する番組情報解析手段と、演出として意味のある構成を最小単位とした、番組構成の雛型となる番組ブロックを複数保持する構成情報データベースと、前記演出パラメータに演出情報を対応付けた演出情報データベースと、前記演出パラメータに基づいて、前記演出情報データベースから演出情報を取得する演出情報取得手段と、前記構成情報と前記内容情報と前記演出情報とに基づいて、前記番組ブロックのテンプレートを前記内容情報及び演出情報に置き換えた置換番組ブロックを生成する番組情報置換手段と、前記構成情報に基づいて、前記置換番組ブロックを時系列に編成する番組情報編成手段と、を備え、前記構成情報は、使用番組ブロック数と使用番組ブロック番号とを含み、前記構成情報データベースに保持された番組ブロックは、番組ブロック番号と、内容の可変情報領域を示すテンプレートと、演出の可変情報領域を示すテンプレートとを含み、前記番組情報置換手段は、前記構成情報に含まれる使用番組ブロック数にわたって、当該構成情報に含まれる使用番組ブロック番号に対応する前記番組ブロックを前記構成情報データベースから取得し、当該番組ブロックに含まれる、前記内容の可変情報領域を示すテンプレートを、前記内容情報に含まれる当該テンプレート名に対応する文字列を含む情報で置換すると共に、前記演出の可変情報領域を示すテンプレートを、前記演出情報に含まれる当該テンプレート名に対応する文字列を含む情報で置換して、前記置換番組ブロックを生成し、前記番組情報編成手段は、前記構成情報に含まれる使用番組ブロック番号順に、前記置換番組ブロックを編成し、前記番組台本情報を作成する構成とした。
【0012】
かかる構成によれば、番組制作支援装置は、番組情報解析手段によって、少なくとも番組の構成順序を示す構成情報と、番組内容の実体データである内容情報と、番組に与える演出・効果を示す複数の演出情報を一意に指定する演出パラメータとを含んだ番組情報データから、構成情報と内容情報と演出情報とが分離され、構成情報データベースに、番組構成の雛型となる番組ブロックが複数保持され、演出情報データベースに、前記演出パラメータに対応した演出情報が保持され、演出情報取得手段によって、前記演出パラメータに基づいて、前記演出情報データベースから演出情報が取得され、番組情報置換手段によって、前記番組ブロックのテンプレートが前記内容情報及び演出情報に置き換えられた置換番組ブロックが生成され、番組情報編成手段によって、前記置換番組ブロックが時系列に編成され、番組台本情報として生成される。
【0014】
また、請求項1及び請求項2にかかる構成によれば、番組制作支援装置は、構成情報データベースが、可変情報領域をテンプレートにした番組ブロックを保持し、番組情報置換手段によって、前記テンプレート部分を実際に番組に使用する内容情報及び演出情報で置き換える。
【0015】
また、請求項に記載の番組制作支援装置は、請求項に記載の番組制作支援装置において、入力された切替信号に基づいて、前記演出情報取得手段において取得された前記演出情報と、外部信号として入力される第2の演出情報との入力を切替え、どちらか一方を前記番組情報置換手段へ出力する演出情報切替手段を有する構成とした。
【0016】
かかる構成によれば、番組制作支援装置は、演出情報切替手段によって、入力された切替信号に基づいて、前記演出情報と、外部信号として入力される第2の演出情報との入力を切替え、どちらか一方を出力する。これにより、切替え信号に基づいて、第2の演出情報が選択された場合は、番組情報から生成される演出情報以外の第2の演出情報が使用される。
【0017】
また、請求項に記載の番組制作支援装置は、請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の番組制作支援装置において、演出情報を記憶する記憶手段を備え、前記番組情報置換手段が、前記置換番組ブロックを生成した時の演出情報を前記記憶手段に記憶し、新たな置換番組ブロックを生成する時に前記記憶手段に記憶された演出情報に基づいて、置換番組ブロックを生成する構成とした。
【0018】
かかる構成によれば、番組制作支援装置は、記憶手段によって演出情報が記憶され、番組情報置換手段によって、置換番組ブロックを生成した時の演出情報が前記記憶手段に記憶され、新たな置換番組ブロックを生成する時に前記記憶手段に記憶された演出情報を再利用して、置換番組ブロックを生成する。
【0019】
また、請求項に記載の番組制作支援プログラムは、少なくとも番組の構成順序を示す構成情報と、番組内容の実体データである内容情報と、番組に与える演出・効果を指定する演出情報とを含んだ番組情報データから、番組台本情報を生成する番組制作支援プログラムを、以下に示す各手段によりコンピュータを機能させる構成とした。
【0020】
すなわち、番組制作支援プログラムの各手段は、前記番組情報データから、構成情報と内容情報と演出情報とを分離する番組情報解析手段、演出として意味のある構成を最小単位とした、番組構成の雛型となる番組ブロックを複数保持する構成情報データベース、前記構成情報と前記内容情報と前記演出情報とに基づいて、前記番組ブロックのテンプレートを前記内容情報及び演出情報に置き換えた置換番組ブロックを生成する番組情報置換手段、前記構成情報に基づいて、前記置換番組ブロックを時系列に編成する番組情報編成手段、としてコンピュータを機能させ、前記構成情報は、使用番組ブロック数と使用番組ブロック番号とを含み、前記構成情報データベースに保持された番組ブロックは、番組ブロック番号と、内容の可変情報領域を示すテンプレートと、演出の可変情報領域を示すテンプレートとを含み、前記番組情報置換手段は、前記構成情報に含まれる使用番組ブロック数にわたって、当該構成情報に含まれる使用番組ブロック番号に対応する前記番組ブロックを前記構成情報データベースから取得し、当該番組ブロックに含まれる、前記内容の可変情報領域を示すテンプレートを、前記内容情報に含まれる当該テンプレート名に対応する文字列を含む情報で置換すると共に、前記演出の可変情報領域を示すテンプレートを、前記演出情報に含まれる当該テンプレート名に対応する文字列を含む情報で置換して、前記置換番組ブロックを生成し、前記番組情報編成手段は、前記構成情報に含まれる使用番組ブロック番号順に、前記置換番組ブロックを編成し、前記番組台本情報を作成することとした。
【0021】
かかる構成によれば、番組制作支援プログラムは、番組情報解析手段によって、少なくとも番組の構成順序を示す構成情報と、番組内容の実体データである内容情報と、番組に与える演出・効果を指定する演出情報とを含んだ番組情報データから、構成情報と内容情報と演出情報とが分離され、構成情報データベースに、番組構成の雛型となる番組ブロックが複数保持され、番組情報置換手段によって、前記番組ブロックのテンプレートが前記内容情報及び演出情報に置き換えられた置換番組ブロックが生成され、番組情報編成手段によって、前記置換番組ブロックが時系列に編成され、番組台本情報を生成する。
【0022】
また、請求項に記載の番組制作支援プログラムは、少なくとも番組の構成順序を示す構成情報と、番組内容の実体データである内容情報と、番組に与える演出・効果を示す複数の演出情報を一意に指定する演出パラメータとを含んだ番組情報データから、番組台本情報を生成する番組制作支援プログラムを、以下に示す各手段によりコンピュータを機能させる構成とした。
【0023】
すなわち、番組制作支援プログラムの各手段は、前記番組情報データから、構成情報と内容情報と演出パラメータとを分離する番組情報解析手段、演出として意味のある構成を最小単位とした、番組構成の雛型となる番組ブロックを複数保持する構成情報データベース、前記演出パラメータに演出情報を対応付けた演出情報データベース、前記演出パラメータに基づいて、前記演出情報データベースから演出情報を取得する演出情報取得手段、前記構成情報と前記内容情報と前記演出情報とに基づいて、前記番組ブロックのテンプレートを前記内容情報及び演出情報に置き換えた置換番組ブロックを生成する番組情報置換手段、前記構成情報に基づいて、前記置換番組ブロックを時系列に編成する番組情報編成手段、としてコンピュータを機能させ、前記構成情報は、使用番組ブロック数と使用番組ブロック番号とを含み、前記構成情報データベースに保持された番組ブロックは、番組ブロック番号と、内容の可変情報領域を示すテンプレートと、演出の可変情報領域を示すテンプレートとを含み、前記番組情報置換手段は、前記構成情報に含まれる使用番組ブロック数にわたって、当該構成情報に含まれる使用番組ブロック番号に対応する前記番組ブロックを前記構成情報データベースから取得し、当該番組ブロックに含まれる、前記内容の可変情報領域を示すテンプレートを、前記内容情報に含まれる当該テンプレート名に対応する文字列を含む情報で置換すると共に、前記演出の可変情報領域を示すテンプレートを、前記演出情報に含まれる当該テンプレート名に対応する文字列を含む情報で置換して、前記置換番組ブロックを生成し、前記番組情報編成手段は、前記構成情報に含まれる使用番組ブロック番号順に、前記置換番組ブロックを編成し、前記番組台本情報を作成することとした。
【0024】
かかる構成によれば、番組制作支援プログラムは、番組情報解析手段によって、少なくとも番組の構成順序を示す構成情報と、番組内容の実体データである内容情報と、番組に与える演出・効果を示す複数の演出情報を一意に指定する演出パラメータとを含んだ番組情報データから、構成情報と内容情報と演出情報とが分離され、構成情報データベースに、番組構成の雛型となる番組ブロックが複数保持され、演出情報データベースに、前記演出パラメータに対応した演出情報が保持され、演出情報取得手段によって、前記演出パラメータに基づいて、前記演出情報データベースから演出情報が取得され、番組情報置換手段によって、前記番組ブロックのテンプレートが前記内容情報及び演出情報に置き換えられた置換番組ブロックが生成され、番組情報編成手段によって、前記置換番組ブロックが時系列に編成され、番組台本情報を生成する。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第一の実施形態:番組制作支援装置の構成)
【0026】
図1は、本発明における第一の実施形態に係る番組制作支援装置の全体構成を示すブロック図である。図1に示すように、番組制作支援装置1は、番組ブロック101を複数保持する構成情報データベース100と、番組情報解析手段10と、番組情報置換手段20と、記憶手段60と、番組情報編成手段30とを含む構成とした。
【0027】
構成情報データベース100は、演出として意味のある、すなわち、番組の登場人物や、セットや、照明といった共通の演出・効果を与えることが可能な構成を最小単位とした、番組構成の雛型となる番組ブロック101を複数保持するデータベースである。
【0028】
この番組ブロック101は、番組の各コーナーに相当する構成の雛型で、例えば、番組のオープニング、挨拶、朗読、エンディング等の各構成毎に1つのデータとして作成されている。
【0029】
ここで、図3に基づいて、番組ブロック101について説明を行なう。番組ブロック101は、例えば図3に示したようなTVMLのスクリプトとして記述することが可能である。ここで図3は、番組ブロックの一例として「朗読」の構成をTVMLスクリプトで記述した例を示している。
【0030】
図3に示したように番組ブロック101は、番組構成の雛型として予め固定の演出を記述しておき、演出または内容で可変の情報をテンプレートとして記述しておく。例えば、図3では、セット名「SET_NAME」や登場人物「CHARACTER_NAME」等を演出の可変情報を示すテンプレートとする。また、「CONTENTS」を内容の可変情報を示すテンプレートとする。このテンプレートを演出情報とするか内容情報とするかは、予めテンプレートの変数名(CONTENTS等)に基づいてTVMLの言語仕様として定義しておく。
【0031】
図1に戻って、番組制作支援装置1の説明を続ける。
番組情報解析手段10は、番組の構成を示す構成情報と、番組の内容を示す内容情報と、番組の演出を示す演出情報とを含んだ番組情報データを入力とし、前記構成情報と前記内容情報と前記演出情報とに分離した情報を生成する。
【0032】
ここで前記構成情報は、番組を構成する番組ブロック101がどのような順序で構築されているかを示す情報である。これによって、どの番組ブロックをどの順番で組み立てて番組を構成するかを定義することができる。この構成情報は、番組ブロック101を一意に定義する固有の番号を構成順に列挙した番号列及びその個数である。
【0033】
また、前記内容情報は、番組の基となる情報であり、番組ブロック101の「内容」を示すテンプレートを置き換える情報である。例えば、番組が天気予報であれば、天気予報の情報そのものが内容情報であり、番組が対話番組であれば、二人の会話が内容情報である。
【0034】
また、前記演出情報は、番組の演出を細かく設定した情報で、番組ブロック101の「演出」を示すテンプレートを置き換える情報である。例えば、番組のタイトル文字の種類・大きさ、照明の色・明るさ、人物の動作・声質・話し方、カメラの位置やパン・ズームなどの動作速度、セットの種類といった可変の情報が演出情報である。
【0035】
番組情報置換手段20は、前記構成情報で指定された順番に構成情報データベース100から番組ブロック101を読み出し、前記内容情報及び前記演出情報に基づいて、番組ブロック101のテンプレートを実際の情報に置換えた置換番組ブロックを生成する。
【0036】
ここで番組情報置換手段20は、メモリ等の記憶手段60に前記置換番組ブロックを生成したときに使用した演出情報を記憶しておき、新たな番組ブロック101から、置換番組ブロックを生成するときに、記憶手段60に記憶されている演出情報を再利用する。
【0037】
例えば、演出情報として照明の明るさがすでに記憶手段60に記憶されていれば、新たな番組ブロックで照明の明るさを情報として必要なときに、記憶手段60に記憶されている演出情報の照明の明るさを使用する。これにより、ある番組ブロック内で照明の明るさが変わっても、次の番組ブロックでは、変更後の照明の明るさを使用するため、番組ブロック間の切り替わりがスムーズに行なわれる。
【0038】
番組情報編手段30は、番組情報置換手段20によって生成された前記番組ブロックを前記構成情報の構成順に従って時系列に編成し、番組台本情報を生成する。
【0039】
ここで、番組情報編手段30は、番組台本情報をTVMLで記述した情報で生成することも可能であるし、他の言語あるいは実行形式で生成することも可能であり、その出力形式は問わない。
【0040】
なお、番組制作支援装置1は、コンピュータにおいて各手段を各機能プログラムとして実現することも可能であり、各機能プログラムを結合して番組制作支援プログラムとして動作させることも可能である。
【0041】
次に、図4に基づいて、番組制作支援装置1の動作の概略を説明する。
(番組制作支援装置の動作)図4は、番組制作の一例として朗読番組を制作する動の概略の流れを示した図である。
【0042】
この番組は、朗読番組として、最初に番組のオープニング映像や音楽が流れ、次いで朗読者の挨拶が入り、朗読者による朗読が始まる。そして最後にエンディング映像や音楽が流れることで一連の朗読番組が構成されているとする。
【0043】
ここで、番組制作支援装置1は、前記朗読番組の番組情報データが入力(a1)されると、番組情報データに含まれる構成情報から必要となる番組ブロックが決定される。ここでは、「オープニング」を始め、「挨拶」、「朗読」、「エンディング」の計4つの番組ブロックが使用され、内容情報が各番組ブロックに組み込まれる(a2)。
【0044】
この番組ブロックに番組情報データから抽出された演出情報が反映され、前記番組ブロックに実際の演出効果が付加される(a3)。この実際の演出効果が付加された「オープニング」等の番組ブロックが、時系列に編成されて番組台本情報となる(a4)。
【0045】
また、前記番組ブロックに付加される演出情報は、情報を共有し(a5)、他の番組ブロックにおいて、前記演出情報が参照される。
【0046】
例えば、ある番組ブロックで演出として人がある地点から別の地点へ移動したとき、別の番組ブロックでは、その移動後の位置を演出情報として加味し、その位置に人を立たせることで、番組ブロック間の繋がりをスムーズに行なうことができる。
【0047】
次に、本発明の第二の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第二の実施形態:番組制作支援装置の構成)
図2は、本発明における第二の実施形態に係る番組制作支援装置の全体構成を示すブロック図である。本第二の実施形態に係る番組制作支援装置1Aは、第一の実施形態による番組制作支援装置1に演出情報データベース200と演出情報取得手段40と演出情報切替手段50とが付加され、番組情報解析手段10が機能の変更された番組情報解析手段10Aに代わって構成されている。
【0048】
また、本第二の実施形態に係る番組制作支援装置1Aでは、入力される番組情報データの中身が、第一の実施形態による番組制作支援装置1の番組情報データとは異なっている。番組制作支援装置1では、番組情報データとして、番組の構成を示す構成情報と、番組の内容を示す内容情報と、番組の演出を示す演出情報とを含んだデータであった。しかし、番組制作支援装置1Aで使用する番組情報データには、演出を細かに指定する演出情報ではなく、複数の演出情報を一意に指定する演出パラメータを含んでいる。なお、演出パラメータについての詳細は後記する。
【0049】
演出情報データベース200と演出情報取得手段40と演出情報切替手段50と番組情報解析手段10A以外の構成は図1に示したものと同一の符号を付し、説明を省略する。
【0050】
演出情報データベース200は、演出・効果を示す複数の演出情報を一意に指定する演出パラメータと種々の演出情報を対応付けたデータベースである。
【0051】
この演出パラメータは、例えば、演出効果を明るさの程度で数値化して、最も明るい演出を+5、最も暗い演出を−5といった整数値で表わし、その数値範囲−5〜+5を演出パラメータとして、実際にその演出に該当する種々の演出情報を演出情報データベース200に蓄積しておく。
【0052】
また、この演出パラメータは、演出の効果を指標化した値で定義しておくと、番組全体として、バランスのとれた演出・効果をもたらすことができる。
【0053】
ここで図5に基づいて、演出情報データベース200に登録されている演出パラメータと演出情報の関係について説明する。
【0054】
図5は演出情報データベース200に登録されている演出関係情報201の一例で、演出パラメータを「明るさ」と「強さ」の2つで表わし、その各々の演出パラメータの交差する領域に具体的な演出情報を保持した関係図を示している。なお、この「明るさ」はセットの明るさを示すこともでき、登場人物の明るさを示すこともできる概念的な番組全体の明るさを示している。また、「強さ」についても同様で、登場人物の個性の強さや、色彩の強度を示すことができる概念的な番組全体の強さの指標を示している。
【0055】
ここで例えば、明るさの演出パラメータを+3、強さの演出パラメータを−2とすると、具体的な演出情報として、セットはSetB、登場人物はCharaA、声の調子を示す値はXX,YY,ZZが対応する。なお、演出関係情報201は、番組制作者が予め登録しておく。
【0056】
なお、ここでは、演出パラメータを「明るさ」と「強さ」との2つで表わしたが、1つまたは3つの形態であってもよい。1つの尺度であれば、演出関係情報201は一次元の配列として構成すれば良い。また、3つの尺度を用いる場合は、3つめの尺度によって、演出関係情報201が三次元の構成をとり、図5に示した二次元の演出関係情報201が3つめの尺度によって、−5〜+5を示す11の深さを持つことで実現可能である。
【0057】
図2に戻って、番組制作支援装置1Aの説明を続ける。
番組情報解析手段10Aは、番組の構成を示す構成情報と、番組の内容を示す内容情報と、番組の演出効果の尺度を示す演出パラメータとを含んだ番組情報を入力とし、前記構成情報と前記内容情報と前記演出パラメータとに分離した情報を生成する。
【0058】
演出情報取得手段40は、演出パラメータを入力とし、前記演出パラメータに基づいて、演出情報データベース200の演出関係情報201から具体的な演出情報を取得する。
【0059】
演出情報切替手段50は、演出情報取得手段40から生成される演出情報と、外部から入力される演出情報とをキーボード等の外部指示手段(図示せず)によって生成される切替え信号によって切替えることで、どちらか一方の演出情報のみを入力し、入力された演出情報を番組情報置換手段20へ通知する。
【0060】
(番組制作支援装置の動作)
次に、図6、図7に基づいて、番組制作支援装置1Aの動作を詳細に説明する。
図6は、番組制作支援装置1Aの動作を示すフローチャートである。
【0061】
まず最初に、入力された番組情報を解析し、番組の構成を示す構成情報と、番組の内容を示す内容情報と、番組の演出効果の尺度を示す演出パラメータとを抽出する(ステップb1)。
【0062】
次に、前記演出パラメータに基づいて、演出情報データベース200内から演出情報を取得し、記憶手段60に該当する演出情報があればそれも取得する(ステップb2)。
【0063】
次に、前記構成情報に記述された使用番組ブロック番号に基づいて、構成情報データベース100内から該当する番組ブロックを一つ取得する(ステップb3)。
【0064】
次に、前記番組ブロックの「演出」のテンプレート部分を、前記演出情報で置換し(ステップb4)、さらに、「内容」のテンプレート部分を、前記内容情報で置換した置換番組ブロックを生成し(ステップb5)、前記演出情報を記憶手段60に記憶しておく(ステップb6)。
【0065】
ここで、以上の動作(ステップb3〜ステップb6)を前記構成情報に記述された使用番組ブロック全てに対して行なったどうか判定し(ステップb7)、全てに対して行っていないとき(No)は、ステップb3に戻って処理を行なう。
【0066】
一方、前記構成情報に記述された使用番組ブロック全てに対して処理を行なったとき(Yes)は、前記構成情報の記述された使用番組ブロック番号順に編成し、番組台本情報を生成する(ステップb8)。
以上の動作で、番組制作者が作成した番組情報から、番組台本情報が生成される。
【0067】
次に、図7に基づいて図6の各ステップで生成される情報について具体的に説明する。図7は、番組制作支援装置1Aが図6のフローチャートで説明した各ステップにおいて生成する情報の一例を示したものである。
ここでは、天気予報の番組台本情報を生成するものとする。
【0068】
図7に示したように、番組情報700が、構成情報701と内容情報702と演出パラメータ703とから生成されているとする。構成情報701は、使用番組ブロック数と構成情報データベース100内の使用番組ブロック番号を指定し、ここでは使用ブロック数を1とし、使用番号ブロック番号は3(天気予報)番とする。内容情報702には、天気予報の予報内容を記述しておく。演出パラメータ703には、この天気予報番組における演出効果を「明るさ」及び「強さ」で指定する。この構成情報701と内容情報702と演出パラメータ703がステップb1で抽出される情報である。
【0069】
演出情報710は、演出パラメータ703の「明るさ」及び「強さ」に基づいて演出情報データベース200から取得した情報である。ここでは登場人物にCharaA、声の調子として速度をXX、音調をYY、イントネーションをZZとする。この演出情報710がステップb2で取得される情報である。
【0070】
番組ブロック720は、構成情報701に記述された使用番組ブロック(ここでは3番)を構成情報データベース100から取得した情報である。この番組ブロック720には、演出の可変情報を示すテンプレート、ここでは登場人物を示す「CHARACTER_NAME」と、声の調子を示す「V_PARAMETER」と、内容の可変情報を示すテンプレート、ここでは話の内容を示す「CONTENTS」が記述されている。この番組ブロック720がステップb3で取得される情報である。
【0071】
置換番組ブロック730は、番組ブロック720のテンプレート部分を内容情報702及び演出情報710に基づいて置き換えた情報である。この置換番組ブロック730は、番組ブロック720の登場人物テンプレート「CHARACTER_NAME」が「CharaA」に、声の調子を示すテンプレート「V_PARAMETER」が「rate=XX,ptich=YY,intonation=ZZ」に、話の内容を示すテンプレート「CONTENTS」に天気予報内容に置き換えられている。なお、この置換番組ブロック730がステップb4及びステップb5で生成される情報である。
【0072】
ここでは、構成情報701の使用番組ブロック数を1としたので、置換番組ブロック730が番組台本情報となるが、前記使用番組ブロック数が複数になり、使用番号ブロックが複数設定された場合は、置換番号ブロック730が複数生成され、これを編成することで、より凝った構成の番組を作成することができる。
【0073】
(番組制作支援装置で制作した番組内容)
次に、図8、図9を用いて、番組制作支援装置1Aで制作した番組台本情報(TVMLで記述された番組台本情報)を、その番組台本情報をTVMLプレーヤで動作させた時の画面例に基づいて説明する。
【0074】
図8は、番組制作支援装置1Aで制作したTVMLで記述された番組台本情報で、二人の登場人物がトークショーを行なう例である。図9は、図8の番組台本情報をTVMLプレーヤで動作させた時の画面である。
【0075】
図8の(3)〜(9)行目は、初期設定を行なっており、登場人物がBOBとMARYの二人で、二人の位置及び座っているという状態を設定している。
【0076】
次に、(12)〜(17)行目でBOBとMARYが登場する映像を表示している。まず、(12)行目でスーパーインポーズで文字列“Beavis&Butthead”を表示し(901)、(13)行目でオープニング用の音楽を流し、(14)行目でスタジオでの登場人物二人のツーショットの画面を表示し、連続的な動きを行なわせ(902〜903)、(15)と(16)行目で、BOBとMARYの二人がお辞儀をし(903)、(17)行目でスーパーインポーズで文字列“BOB&MARY”を表示する(904)。
【0077】
次に、(19)〜(26)行目で会話が行なわれる。まず、(19)行目でカメラがBOBのアップを映し(905)、(20)行目でBOBが、「Hello mary.」と話し、(21)行目でカメラがMARYのアップを映し(906)、(22)行目でMARYが、「Hi bob.」と話す。そして、(23)行目でカメラが再びツーショットの画面になり(907)、(24)と(25)行目で二人が会話を行ない、(26)行目でオープニング用の音楽が終了する。
【0078】
次に、(29)行目で指定した映像ファイルを流す(908、909)。
次に、(30)行目で再びスタジオの画面に戻り(910)、(33)と(34)行目で終了の会話を交わす。
【0079】
そして、(37)行目でエンディングの画面を3秒間表示し(911)、(38)行目でエンディングの音楽を流し終了する(912)。
【0080】
以上、一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明に係る番組制作支援装置では、以下に示す優れた効果を奏する。
【0082】
請求項1に記載の発明によれば、番組制作支援装置は、番組情報解析手段によって、少なくとも番組の構成順序を示す構成情報と、番組内容の実体データである内容情報と、番組に与える演出・効果を指定する演出情報とを含んだ番組情報データから、構成情報と内容情報と演出情報とが分離され、構成情報データベースに、番組構成の雛型となる番組ブロックが複数保持され、番組情報置換手段によって、前記番組ブロックのテンプレートが前記内容情報及び演出情報に置き換えられた置換番組ブロックが生成され、番組情報編成手段によって、前記置換番組ブロックが時系列に編成され、番組台本情報を生成することができる。
【0083】
これにより、番組の台本を作成するときに、全ての構成を1から作成するのではなく、雛型となる構成を複数組み合わせることで、番組台本を作成することができるので、番組制作にかかる時間を短縮することができる。
【0084】
請求項2に記載の発明によれば、番組制作支援装置は、番組情報解析手段によって、少なくとも番組の構成順序を示す構成情報と、番組内容の実体データである内容情報と、番組に与える演出・効果を示す複数の演出情報を一意に指定する演出パラメータとを含んだ番組情報データから、構成情報と内容情報と演出情報とが分離され、構成情報データベースに、番組構成の雛型となる番組ブロックが複数保持され、演出情報データベースに、前記演出パラメータに対応した演出情報が保持され、演出情報取得手段によって、前記演出パラメータに基づいて、前記演出情報データベースから演出情報が取得され、番組情報置換手段によって、前記番組ブロックのテンプレートが前記内容情報及び演出情報に置き換えられた置換番組ブロックが生成され、番組情報編成手段によって、前記置換番組ブロックが時系列に編成され、番組台本情報を生成することができる。
【0085】
これにより、番組制作者が、演出を詳細に設定しなくても、演出効果の尺度を示す演出パラメータを入力するだけで、詳細な演出情報に展開されて番組台本情報が生成されるので、番組制作にかかる時間の短縮と、番組制作者の手間を省くことができる。
【0086】
また、請求項1及び請求項2に記載の発明によれば、番組制作支援装置は、構成情報データベースが、内容及び演出の可変情報領域をテンプレートにした番組ブロックを保持し、番組情報置換手段によって、前記テンプレート部分を実際に番組に使用する内容情報及び演出情報で置き換えることができる。
【0087】
これにより、テンプレートに沿って、内容情報や演出情報等を簡単に記述することができる。また、番組制作支援装置は、テンプレート領域を検索して内容情報や演出情報に置き換えるだけなので、高速に置換作業が行なわれる。
【0088】
請求項に記載の発明によれば、番組制作支援装置は、演出情報切替手段によって、入力された切替信号に基づいて、前記演出情報と、外部信号として入力される第2の演出情報との入力を切替え、どちらか一方を出力することができる。
【0089】
これにより、切替え信号に基づいて、第2の演出情報が選択された場合は、番組情報から生成される演出情報以外の第2の演出情報を使用することができるので、演出パラメータで設定された演出を変更したり、演出パラメータでは設定できないような細かな演出も指定することができる。
【0090】
請求項に記載の発明によれば、番組制作支援装置は、記憶手段によって演出情報が記憶され、番組情報置換手段によって、置換番組ブロックを生成した時の演出情報が前記記憶手段に記憶され、新たな置換番組ブロックを生成する時に前記記憶手段に記憶された演出情報を再利用して、置換番組ブロックを生成する。
【0091】
これにより、演出情報を再利用することができるので、番組情報データに逐一番組ブロックの演出を指定しなくても、統一性のある演出・効果を付加した番組台本情報を制作することができる。また、番組ブロック間で同一の番組情報を参照することができるので、番組ブロック間で演出において違和感のない一連の動作を実現することができる。
【0092】
請求項に記載の発明によれば、番組制作支援プログラムは、番組情報解析手段によって、少なくとも番組の構成順序を示す構成情報と、番組内容の実体データである内容情報と、番組に与える演出・効果を指定する演出情報とを含んだ番組情報データから、構成情報と内容情報と演出情報とが分離され、構成情報データベースに、番組構成の雛型となる番組ブロックが複数保持され、番組情報置換手段によって、前記番組ブロックのテンプレートが前記内容情報及び演出情報に置き換えられた置換番組ブロックが生成され、番組情報編成手段によって、前記置換番組ブロックが時系列に編成され、番組台本情報として生成することができる。
【0093】
これにより、番組の台本を作成するときに、全ての構成を1から作成するのではなく、雛型となる構成を複数組み合わせることで、番組台本を作成することができるので、番組制作にかかる時間を短縮することができる。
【0094】
請求項に記載の発明によれば、番組制作支援プログラムは、番組情報解析手段によって、少なくとも番組の構成順序を示す構成情報と、番組内容の実体データである内容情報と、番組に与える演出・効果を示す複数の演出情報を一意に指定する演出パラメータとを含んだ番組情報データから、構成情報と内容情報と演出情報とが分離され、構成情報データベースに、番組構成の雛型となる番組ブロックが複数保持され、演出情報データベースに、前記演出パラメータに対応した演出情報が保持され、演出情報取得手段によって、前記演出パラメータに基づいて、前記演出情報データベースから演出情報が取得され、番組情報置換手段によって、前記番組ブロックのテンプレートが前記内容情報及び演出情報に置き換えられた置換番組ブロックが生成され、番組情報編成手段によって、前記置換番組ブロックが時系列に編成され、番組台本情報を生成することができる。
【0095】
これにより、番組制作者が、演出を詳細に設定しなくても、演出効果の尺度を示す演出パラメータを入力するだけで、詳細な演出情報に展開されて番組台本情報が生成されるので、番組制作にかかる時間の短縮と、番組制作者の手間を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第一の実施形態に係る番組制作支援装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明における第二の実施形態に係る番組制作支援装置の全体構成を示すブロック図である。
【図3】番組ブロックの一例を示した図である。
【図4】本発明における第一の実施形態に係る番組制作支援装置の概略動作を示した図である。
【図5】演出情報データベース内の演出情報関係の一例を示した図である。
【図6】本発明における第二の実施形態に係る番組制作支援装置の動作を説明したフローチャートである。
【図7】本発明における第二の実施形態に係る番組制作支援装置の内部情報を示した図である。
【図8】TVMLで記述された番組台本情報の例を示す図である。
【図9】番組台本情報をTVMLプレーヤで動作させたときの画面例を示す図である。
【符号の説明】
1、1A……番組制作支援装置
10、10A……番組情報解析手段
20……番組情報置換手段
30……番組情報編成手段
40……演出情報取得手段
50……演出情報切替手段
60……記憶手段
100……構成情報データベース
101……番組ブロック
200……演出情報データベース
201……演出関係情報

Claims (6)

  1. 少なくとも番組の構成順序を示す構成情報と、番組内容の実体データである内容情報と、番組に与える演出・効果を示す演出情報とを含んだ番組情報データから、番組台本情報を生成する番組制作支援装置において、
    前記番組情報データから、構成情報と内容情報と演出情報とを分離する番組情報解析手段と、
    演出として意味のある構成を最小単位とした、番組構成の雛型となる番組ブロックを複数保持する構成情報データベースと、
    前記構成情報と前記内容情報と前記演出情報とに基づいて、前記番組ブロックのテンプレートを前記内容情報及び演出情報に置き換えた置換番組ブロックを生成する番組情報置換手段と、
    前記構成情報に基づいて、前記置換番組ブロックを時系列に編成する番組情報編成手段と、
    を備え
    前記構成情報は、使用番組ブロック数と使用番組ブロック番号とを含み、
    前記構成情報データベースに保持された番組ブロックは、番組ブロック番号と、内容の可変情報領域を示すテンプレートと、演出の可変情報領域を示すテンプレートとを含み、
    前記番組情報置換手段は、
    前記構成情報に含まれる使用番組ブロック数にわたって、当該構成情報に含まれる使用番組ブロック番号に対応する前記番組ブロックを前記構成情報データベースから取得し、当該番組ブロックに含まれる、前記内容の可変情報領域を示すテンプレートを、前記内容情報に含まれる当該テンプレート名に対応する文字列を含む情報で置換すると共に、前記演出の可変情報領域を示すテンプレートを、前記演出情報に含まれる当該テンプレート名に対応する文字列を含む情報で置換して、前記置換番組ブロックを生成し、
    前記番組情報編成手段は、
    前記構成情報に含まれる使用番組ブロック番号順に、前記置換番組ブロックを編成し、前記番組台本情報を作成する
    とを特徴とする番組制作支援装置。
  2. 少なくとも番組の構成順序を示す構成情報と、番組内容の実体データである内容情報と、番組に与える演出・効果を示す複数の演出情報を一意に指定する演出パラメータとを含んだ番組情報データから、番組台本情報を生成する番組制作支援装置において、
    前記番組情報データから、構成情報と内容情報と演出パラメータとを分離する番組情報解析手段と、
    演出として意味のある構成を最小単位とした、番組構成の雛型となる番組ブロックを複数保持する構成情報データベースと、
    前記演出パラメータに演出情報を対応付けた演出情報データベースと、
    前記演出パラメータに基づいて、前記演出情報データベースから演出情報を取得する演出情報取得手段と、
    前記構成情報と前記内容情報と前記演出情報とに基づいて、前記番組ブロックのテンプレートを前記内容情報及び演出情報に置き換えた置換番組ブロックを生成する番組情報置換手段と、
    前記構成情報に基づいて、前記置換番組ブロックを時系列に編成する番組情報編成手段と、
    を備え
    前記構成情報は、使用番組ブロック数と使用番組ブロック番号とを含み、
    前記構成情報データベースに保持された番組ブロックは、番組ブロック番号と、内容の可変情報領域を示すテンプレートと、演出の可変情報領域を示すテンプレートとを含み、
    前記番組情報置換手段は、
    前記構成情報に含まれる使用番組ブロック数にわたって、当該構成情報に含まれる使用番組ブロック番号に対応する前記番組ブロックを前記構成情報データベースから取得し、当該番組ブロックに含まれる、前記内容の可変情報領域を示すテンプレートを、前記内容情報に含まれる当該テンプレート名に対応する文字列を含む情報で置換すると共に、前記演出の可変情報領域を示すテンプレートを、前記演出情報に含まれる当該テンプレート名に対応する文字列を含む情報で置換して、前記置換番組ブロックを生成し、
    前記番組情報編成手段は、
    前記構成情報に含まれる使用番組ブロック番号順に、前記置換番組ブロックを編成し、前記番組台本情報を作成する
    とを特徴とする番組制作支援装置。
  3. 入力された切替信号に基づいて、前記演出情報取得手段において取得された前記演出情報と、外部信号として入力される第2の演出情報との入力を切替え、どちらか一方を前記番組情報置換手段へ出力する演出情報切替手段を備えたことを特徴とする請求項に記載の番組制作支援装置。
  4. 演出情報を記憶する記憶手段を備え、前記番組情報置換手段が、前記置換番組ブロックを生成した時の演出情報を前記記憶手段に記憶し、新たな置換番組ブロックを生成する時に前記記憶手段に記憶された演出情報に基づいて、置換番組ブロックを生成することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の番組制作支援装置。
  5. 少なくとも番組の構成順序を示す構成情報と、番組内容の実体データである内容情報と、番組に与える演出・効果を指定する演出情報とを含んだ番組情報データから、番組台本情報を生成するために、コンピュータを、
    前記番組情報データから、構成情報と内容情報と演出情報とを分離する番組情報解析手段、
    演出として意味のある構成を最小単位とした、番組構成の雛型となる番組ブロックを複数保持する構成情報データベース、
    前記構成情報と前記内容情報と前記演出情報とに基づいて、前記番組ブロックのテンプレートを前記内容情報及び演出情報に置き換えた置換番組ブロックを生成する番組情報置換手段、
    前記構成情報に基づいて、前記置換番組ブロックを時系列に編成する番組情報編成手段、
    として機能させ
    前記構成情報は、使用番組ブロック数と使用番組ブロック番号とを含み、
    前記構成情報データベースに保持された番組ブロックは、番組ブロック番号と、内容の可変情報領域を示すテンプレートと、演出の可変情報領域を示すテンプレートとを含み、
    前記番組情報置換手段は、
    前記構成情報に含まれる使用番組ブロック数にわたって、当該構成情報に含まれる使用番組ブロック番号に対応する前記番組ブロックを前記構成情報データベースから取得し、当該番組ブロックに含まれる、前記内容の可変情報領域を示すテンプレートを、前記内容情報に含まれる当該テンプレート名に対応する文字列を含む情報で置換すると共に、前記演出の可変情報領域を示すテンプレートを、前記演出情報に含まれる当該テンプレート名に対応する文字列を含む情報で置換して、前記置換番組ブロックを生成し、
    前記番組情報編成手段は、
    前記構成情報に含まれる使用番組ブロック番号順に、前記置換番組ブロックを編成し、前記番組台本情報を作成する
    ことを特徴とする番組制作支援プログラム。
  6. 少なくとも番組の構成順序を示す構成情報と、番組内容の実体データである内容情報と、番組に与える演出・効果を示す複数の演出情報を一意に指定する演出パラメータとを含んだ番組情報データから、番組台本情報を生成するために、コンピュータを、
    前記番組情報データから、構成情報と内容情報と演出パラメータとを分離する番組情報解析手段、
    演出として意味のある構成を最小単位とした、番組構成の雛型となる番組ブロックを複数保持する構成情報データベース、
    前記演出パラメータに演出情報を対応付けた演出情報データベース、
    前記演出パラメータに基づいて、前記演出情報データベースから演出情報を取得する演出情報取得手段、
    前記構成情報と前記内容情報と前記演出情報とに基づいて、前記番組ブロックのテンプレートを前記内容情報及び演出情報に置き換えた置換番組ブロックを生成する番組情報置換手段、
    前記構成情報に基づいて、前記置換番組ブロックを時系列に編成する番組情報編成手段、
    として機能させ
    前記構成情報は、使用番組ブロック数と使用番組ブロック番号とを含み、
    前記構成情報データベースに保持された番組ブロックは、番組ブロック番号と、内容の可変情報領域を示すテンプレートと、演出の可変情報領域を示すテンプレートとを含み、
    前記番組情報置換手段は、
    前記構成情報に含まれる使用番組ブロック数にわたって、当該構成情報に含まれる使用番組ブロック番号に対応する前記番組ブロックを前記構成情報データベースから取得し、当該番組ブロックに含まれる、前記内容の可変情報領域を示すテンプレートを、前記内容情報に含まれる当該テンプレート名に対応する文字列を含む情報で置換すると共に、前記演出の可変情報領域を示すテンプレートを、前記演出情報に含まれる当該テンプレート名に対応する文字列を含む情報で置換して、前記置換番組ブロックを生成し、
    前記番組情報編成手段は、
    前記構成情報に含まれる使用番組ブロック番号順に、前記置換番組ブロックを編成し、前記番組台本情報を作成する
    ことを特徴とする番組制作支援プログラム。
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