JP4274677B2 - おむつ供給支援方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、使い捨ておむつの供給方法を、効率的且つ経済的なものとすることのできる、おむつ供給支援方法及びおむつ供給支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、病院や介護施設等においては、衛生面や介護負担の軽減等の観点から、使い捨ておむつが汎用されている。
病院や介護施設等においては、通常、定期的に使い捨ておむつを購入しているが、おむつの消費量等を的確に把握して、その病院や介護施設等における使用状況に適した数量のおむつを過不足なく注文することは、コスト的な問題もあって、非常に困難である。そのため、使い捨ておむつの注文量が、適切な量より少な過ぎる場合や多過ぎる場合が頻繁に生じている。
【0003】
注文量が少ない場合には、追加注文ということになるが、追加注文の手間か掛かるのみならず、発注及び納入の管理や在庫の管理等の負担が増大し、それに伴い経理処理等も煩雑化する。更に、発注を受けたおむつ供給者側にとっても、比較的少量の注文であることが多いため、おむつの効率的な供給を図る観点で好ましくない。他方、充分な量の使い捨ておむつを発注すれば、おむつの保管に必要なスペースが増大する等の不都合がある。
【0004】
近年、使い捨ておむつを節約を図り、介護コストを一層低減するために、使い捨ておむつ上に、吸収パッド等の補助吸収具を配置し、排尿量が少量の場合には、補助吸収具のみを交換することが行われているが、このような補助吸収具の使用を考慮して、適切な数量や組合せの補助吸収具や使い捨ておむつを注文することは、個々の病院や介護施設等にとって更に困難である。
【0005】
従って、本発明の目的は、家庭や病院、介護施設等のおむつのユーザー側が、おむつの使用状況に適した数量や組合せ等の使い捨ておむつを容易に注文できるようにし、おむつ供給者による使い捨ておむつの供給を、より効率的且つ経済的なものとすることのできるおむつ供給支援方法及びおむつ供給支援装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、支援供給者側が、おむつの使用状況に関する情報を、ネットワークを介して支援受給者側から受信し、該情報に基づいて、該支援受給者側のおむつ使用状況に適した提案情報を作成し、該提案情報をネットワークを介して前記支援受給者側に提示する、おむつ供給支援方法を提供することにより、上記の目的を達成したものである(以下、第1発明という場合は、この発明をいう)。
【0007】
また、本発明は、支援供給者側が、おむつの使用状況に関する情報を、支援受給者側から受け取り、該情報をコンピュータに入力して該支援受給者側のおむつ使用状況に適した提案情報に変換し、得られた提案情報を前記支援受給者側に提示する、おむつ供給支援方法を提供することにより、上記の目的を達成したものである(以下、第2発明という場合は、この発明をいう)。
【0008】
また、本発明は、ネットワークを介して、おむつの使用状況に関する情報を支援受給者側から受け取る使用情報入力手段、該使用情報入力手段により入力された前記使用状況に関する情報を、該支援受給者側の使用状況に適した提案情報に変換する提案情報作成手段、該提案情報作成手段により作成された提案情報を、ネットワークを介して前記支援受給者側に伝達する提案情報出力手段を具備する、おむつ供給支援装置を提供することにより、上記の目的を達成したものである(以下、第3発明という場合は、この発明をいう)。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその好ましい実施形態に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施に好ましく用いられるネットワークを介した相互通信システムの概略図であり、図2は本実施形態における支援受給者側及び支援供給者側の動作の概略を示すフローチャートである。
図1に示す情報交換システムにおいては、支援受給者側A及び支援供給者側Bは、支援受給者側Aに設置されたコンピュータ(端末)1と、支援供給者側Bに設置されたコンピュータ(サーバー)2と、両コンピュータ1,2を相互に交信可能に接続するインターネット等のネットワークNとを介して、相互に情報の送受信が可能である。
【0010】
本発明において、支援受給者側とは、病院、介護施設、家庭等、おむつが実際に使用される各種施設の従業員、経営者、管理者、介護者等の他、これらの施設のために活動する施設や個人を含む。また、支援供給者側とは、おむつのメーカーや販売代理店等、おむつの製造や販売を行うおむつ供給者の他、おむつの製造や販売を行わずに、おむつに関する情報の提供のみを行う者を含む。
【0011】
第1及び第2発明の一実施形態である本実施形態のおむつ供給支援方法における支援受給者側A及び支援供給者側Bの一連の動作について図2〜5を参照して詳述する。
先ず、支援受給者側A(以下、受給者側Aという)は、その施設に設置されたコンピュータ(端末)1に、支援供給者側B(以下、供給者側Bという)のネットワーク上のアドレス(URL:Uniform Resource Locator)を入力し、供給者側Bのコンピュータ(サーバ)2にアクセスする(ステップ1)。アクセスを受けた供給者側Bのコンピュータ(サーバ)2は、アクセスをした受給者側Aに対し、おむつの使用状況に関する情報の入力を容易とする入力支援情報を送信する(ステップ2)。具体的には、受給者側Aのコンピュータ1に対して、図3に示すような、使用情報の項目と各項目毎の記入欄又は選択欄とを有する情報提供シートを送信する。情報提供シートは、受給者側Aのコンピュータ1内のブラウザ等により、コンピュータ1の表示画面上に図3に示すように表示される。
【0012】
受給者側Aは、供給者側Bより与えられた情報提供シートに必要事項を入力し、これを、ネットワークNを介して供給者側Bに送信し(ステップ3)、供給者側Bは、これを、受給者側Aのおむつの使用状況に関する情報Tとして、受け取る。
情報提供シートには、図3に示すように、おむつの使用について一般的に重視される項目(交換回数、漏れ、作業性等)と、それらの優先順位を入力する欄が設けられている。尚、図3の情報提供シートの項目1〜11(現在の使用おむつの種類と一日当たりの使用枚数等)に関する情報は、供給者側Bが受け取る情報Tの好ましい例である。
【0013】
供給者側Bのコンピュータ2は、予め類型化されているおむつの使用プランが多数記憶されたデータベースを有している。このデーターベースにおいては、それらの各使用プランと情報提供シートに記載の各項目とが相互に関連づけられており、コンピュータ2は、各項目の内容により、デーダーベース内から最も適合する使用プランや許容範囲内の使用プランを抽出する機能を有している。
本実施形態においては、コンピュータ2は、受信した情報提供シートの内容を、このデーターベースに照合し、多数の類型化された使用プランの中から、受給者側Aが最も優先するとした事項(交換回数、漏れ、作業性等の項目)を最適化するように、提案すべき使用プランを抽出させる(ステップ4)。
図4は、このようにして抽出した使用プランの例であり、一人のおむつ使用者の一日における、おむつ使用プランが示されている。この使用プランは、図4に示すように、おむつの数量、おむつの組み合わせ及びおむつの交換スケジュールを含むものである。尚、図4に示した使用プランには、おむつの組合せとして、使い捨ておむつと該使い捨ておむつの内表面上に配されて該おむつと共に使用される補助パッドとの組合せ、及び補助パッドのみの組み合わせが記載されており、おむつの交換スケジュールとして、おむつの交換を行う時間と各時間における交換対象とが記載されており、おむつの数量として、おむつの交換時に必要とされる使い捨ておむつ及び補助パットの個数、並びに一日に必要な使い捨ておむつ及び補助パットそれぞれの総量が記載されている。
【0014】
そして、抽出された使用プラン(図4参照)は、その使用プランに対する回答を促すための表示、例えば図5に示すような提案内容に対する回答票と共に、受給者側Aへと送信されて提示される(ステップ5)。
提示された使用プラン及び提案内容に対する回答票は、それぞれ受給者側Aのコンピュータ1内のブラウザ等の機能により、コンピュータ1の表示画面上に、図4及び図5に示すように表示される。受給者側Aは、提示された使用プランを検討した上、画面を見ながら回答票の所定の欄に、必要事項を入力し、また、所定の符号a,b等を選択する。このようにして入力された情報が、供給者側Bのコンピュータ2に送信される(ステップ6)。
【0015】
供給者側Bのコンピュータ2は、支援受給者側Bからの回答の内容を解析し(ステップ7)、支援受給者側が提示した使用プランを承認したことを確認した場合(例えば、図5における項目1「提案内容に満足ですか」に対してa.「はい」が選択されている場合)には、提案した内容に沿った発注内容が記載された確認票を、該受給者側Aに送信し、おむつの発注を前記受給者側Aに確認する(ステップ8)。
受給者側Aは、これに応答して、発注の承認又は取消(否認も含む)を供給者側Bに送信し(ステップ9)、発注の承認を受信した場合には、供給者側Bは、該発注の内容に沿った個数や組合せ等のおむつを受給者側Aに納入するように、配送センターや代理店等、現実に商品の納入を行う部門等(これらも供給者側Bに含まれる。)に納入の指示を与え(ステップ10)、該指示に従って、供給者側Bにおむつが納入される。発注の取消(否認も含む)を受けた場合には、供給者側Bは、おむつの受注を取り消す。尚、提案内容に対する回答票に、提案内容での商品納入の希望の有無の欄を設けずに、提案内容に対する評価の送信を受けた後に、別途、受給者側Aに対して、おむつの発注(提案内容での商品納入の希望するか否か)を問い合わせても良い。
【0016】
他方、供給者側Bのコンピュータ2が、支援受給者側からの回答の内容を解析した結果、該回答が、提示した使用プランに対する修正要求を含む場合(例えば、図5の回答票における項目1「提案内容に満足ですか」に対してb.「いいえ」が選択されている場合)には、該回答に含まれる修正要求項目(図5の回答票における項目3及び4)の内容を第1優先として、使用プランの修正を行う(ステップ11)。即ち、上述したデーターベースから、修正要求項目を第1優先として、再度、使用プランを抽出する。そして、修正した使用プラン(再抽出した類型使用プラン)を、受給者側Aに提示する(ステップ12)。
提案した使用プランの修正作業においては、最初の回答時に優先順位が高かった受給者側要求項目に関して、上記拒絶の回答時に該項目について不満がなければ、類型使用プランに関する該項目については許容範囲での範囲拡大をするに留める。というのは、該項目について全く固定しないと最初から類型使用プラン抽出作業をすることになり、無駄であるとともに、そうして修正した類型使用プランは受給者側の要求に沿わないプランであることが殆どであるからである。
尚、類型使用プランの修正は、データーベースからの再抽出に代えて、使用プランにおける各項目を、支援受給者側の要求に沿うように個々に修正しても良い。
【0017】
修正した使用プランを送信する際にも、図5に示すような、回答を促す表示を共に送信する。受給者側Aは、修正した使用プランを検討し、その結果を供給者側Bに送信する。提示した使用プランの修正は、受給者側Aからの了承の回答が得られるまで繰り返すことが可能であるが、繰り返しが所定数(例えば3回)以上のときには、修正(再抽出)した使用プランと修正前の使用プランとが変わらないこともあるので、その場合には修正作業をうち切る。
【0018】
使用プランの抽出及び使用プランの修正について、より具体的に説明すると、例えば受給側Aから「おむつの交換回数が多い」を第1優先、「費用がかかる」を第2優先として最初の回答を受けた場合、先ず情報提供シートに記載された受給者のおむつ使用量よりも少ないおむつの枚数と交換スケジュールを上記データーベースの中より幾つか抽出する。そして次におむつと補助パッドの組み合わせ、おむつのみ、失禁パッドのみ等から最も安価な組み合わせを抽出する。これによって、上記第1優先及び第2優先を満たしたおむつの使用についての使用プランを提案することができる。そして、この使用プランの提案に対して拒絶の情報を受けた場合、その第1の理由が「漏れ」であるならば上記データーベースの検索条件における「交換回数」及び「費用」についての許容範囲を拡大を設定し、その範囲の中で「漏れ」を防止できる使用プランを抽出する。
【0019】
本実施形態のおむつ供給支援方法によれば、家庭、病院、介護施設等の受給者側Aは、各ユーザーの使用状況に応じた適切な、おむつの使用プランを容易に入手することができ、適切な数量や組合せ等の使い捨ておむつを容易に発注することができる。これにより、受給者側Aにおいては、使い捨ておむつの発注の手間、発注に伴う経理処理及びおむつの在庫管理等の負担を軽減することができ、供給者側Bにおいては、比較的少量の追加注文等を減少させることができ、配送コストの低減等を図ることができる等の利点がある。
【0020】
また、本実施形態においては、供給者側Bのコンピュータ1の画面上に、おむつの数量、おむつの組み合わせ及びおむつの交換スケジュールを含む使用プランを表示させるようにしたので、供給者側Bが、該使用プランに従っておむつを使用した場合のイメージを容易に想起することができ、該使用プランの適否を容易に判断できる。
【0021】
また、供給者側Bにおいては、提案情報Sに沿った注文を受けることができるので、予め注文内容を予測でき、実際の注文に対して迅速且つ確実な対応が可能となる。
【0022】
また、ネットワークNを介して、ユーザー側との情報交換をするようにしたので、新たなユーザーとの間においても、容易に情報の交換を開始することができる。また、複数のユーザーとの情報の交換も容易であるため、おむつユーザーの使用状況に関する情報を容易に蓄積することができ、それにより、前記データーベースの改良を容易に行うことができ、また、提示する情報の信頼性を一層向上させることができる。
【0023】
次に、第3発明のおむつ供給支援装置の一実施形態について説明する。
本実施形態のおむつ供給支援装置は、上述した第1,第2発明の実施形態におけるコンピュータ2である。
即ち、本実施形態のおむつ供給支援装置2は、図1に示すように、ネットワークNを介して、おむつの使用状況に関する情報Tを受給者側Aから使用情報入力手段21、該使用情報入力手段21により入力された前記使用状況に関する情報Tを、該支援受給者側の使用状況に適した提案情報としての使用プラン(図4参照)に変換する提案情報作成手段22、該提案情報作成手段22により作成された使用プランを、ネットワークNを介して前記受給者側Aに伝達する提案情報出力手段23を具備する。
【0024】
使用情報入力手段21は、モデム24及び所定の通信回線を介してネットワークNにアクセスして、ユーザー側Aから送信された、おむつの使用状況に関する情報Tを、コンピューター2内のハードディスク等の所定の記録媒体に格納保管する。
提案情報作成手段22は、CPU等の演算装置を主体として構成され、ハードディスクやCD−ROM等の所定の記録媒体に格納された、上記データーベース及び該データーベースから所定の条件に適合した類型使用プランを抽出する変換プログラムを利用して、おむつの使用状況に関する情報Tを、上述のようにして、提示すべき使用プランSに変換する。
提案情報出力手段23は、モデム24及び所定の通信回線を介してネットワークNにアクセスし、該ネットワークNを介して、提案情報作成手段22により作成された情報を、受給者側Aに出力して返送する。
本実施形態の装置は、供給者側Bのコンピュータ2が行う一連の操作を実現するための手段を具備している。即ち、受給者側Aに対して、入力支援情報を送信する手段(ステップ2)、使用プランの検討結果を受信し、その回答の内容を解析する手段(ステップ7)、その内容が了承である場合に、発注確認をする手段(ステップ8)、その内容が修正要求を含む場合に提案情報を修正し、修正した提案情報を再度送信する手段(ステップ11,12)、発注確認に対する回答を受け、該回答の内容に応じて所定の処理をする手段(ステップ10)等を備えている。
第3発明の実施形態について特に説明しない点については、上述した第1、第2発明の実施形態における説明が適宜適用される。
【0025】
本発明のおむつ供給支援方法及びおむつ供給支援装置は、上述した各実施形態に制限されない。
【0026】
おむつの使用状況に関する情報Tとしては、受給者側Aにおける、おむつ使用者の人数、おむつ使用者の活動度、おむつ使用者の***量、施設のおむつ交換回数、おむつ交換時刻おむつ(交換の間隔)、おむつ使用者の意識状態・生活態度、おむつを自分で外してしまうなど***ケア上のトラブル状況等に関する情報が挙げられ、供給者側Bが受け取る情報は、これらの中の何れか一以上の情報を含むことが好ましく、これらの中の二以上の情報を含むことがより好ましい。
「おむつ使用者の活動度」に関する情報としては、例えば、歩行可能であるか否かの別や可能な運動の程度等が挙げられ、「おむつ使用者の***量」に関する情報としては、例えば、おむつ使用者の尿及び/又は大便の一日当たりの量が挙げられ、「施設のおむつ交換回数」としては、当該施設における一日当たりのおむつ交換回数が挙げられる。
【0027】
また、おむつの使用状況に関する情報に基づいて提案情報を作成する方法又はおむつの使用状況に関する情報を提案情報に変換する方法としては、上記実施形態におけるように、経験則から類型化したおむつの使用に関する提案情報をDB化し、単純に優先順に照合して最適なものを抽出する方法の他、経験則から得られた、おむつの使用状況と、その使用状況のおける適切なおむつの数量や組合せ等との関係を示す関係情報を利用して、受け取った情報Tの全部又は一部に基づいて、ユーザー側Aに提案すべき情報を作成(変換)する他の方法を用いることができる。
【0028】
上記関係情報としては、▲1▼歩行可能である場合には、動き易いパンツ型のおむつが適しており、歩行困難な場合には、介護のし易い展開型のおむつが適しているといった情報や、▲2▼おむつ交換回数当たりの排尿量(一日の排尿量をおむつの交換回数で除したもの)が所定値未満の場合には、吸収能力が比較的低い補助吸収具を組み合わせることが好ましく、所定値を超える場合には、吸収能力が比較的高い補助吸収具を組み合わせるのが好ましく、あるいは補助吸収具を組み合わせるのは好ましくないといった情報、▲3▼適性サイズの情報、▲4▼上記▲2▼の情報に全額情報を付与し、現在の使用状況での全額(コスト)と比較した場合に、大幅に超過するときには、その組合せを排除する情報等を挙げることができる。
【0029】
また、受給者側Aに提案する提案情報としての使用プランは、おむつの数量、組み合わせ、交換スケジュール及び金額のいずれか一種以上を含むものが好ましく、これらの内の二種以上を含むものがより好ましく、これらの内の三種以上を含むものが更に好ましい。また、提案情報として使用プランを提示する場合の使用プランとしては、上記実施形態におけるように、個々のおむつ使用者の一日毎のおむつの使用プランであっても良いし、二日以上に亘る期間の使用プラン、複数人の一日毎の使用プラン、複数人の二日以上に亘る期間内の使用プラン等であっても良い。また、おむつには、展開型のおむつ、パンツ型のおむつ、これら狭義のおむつと共に使用される補助パッド(補助吸収具)等、尿や便の処理に用いられる各種の吸収性物品が含まれる。
【0030】
更に、提供情報としては、予想消費量、施設の好ましい購入・使用形態、納入時期等に関する情報を挙げることができる。予想消費量に関する情報としては、所定期間(例えば次回の注文までの期間)内における使い捨ておむつの予想消費量が挙げられ、施設の好ましい購入・使用形態としては、施設全体として見たときの好ましい使い捨ておむつと補助吸収具との組合せ方や、購入比率、おむつ交換回数、おむつの吸収能力、おむつ単価と組合せたときの総額、交換スケジュール等が挙げられ、納入時期に関する情報としては、予想在庫、ユーザーとの距離及び交通手段とそれによる所要時間、他ユーザーの使用状況、月間生産数量等が挙げられる。
【0031】
また、第1発明においては、提案情報Sを、コンピューターを用いずに作成しても良い。この場合においては、経験則から得られた、おむつの使用状況と、その使用状況のおける適切なおむつの数量や組合せ等との関係を示す関係情報を利用することにより、受給者側Aに提案すべき適切な数量や組合せ等の使い捨ておむつに関する情報Sを作成することができる。
【0032】
また、第2発明においては、受給者側Aから、おむつの使用状況に関する情報Tをネットワークを介さずに受け取っても良い。例えば、電話やファクス等により情報を受け取り、これをコンピュータ2に入力しても良い。
また、第1〜3発明におけるネットワークは、インターネット以外のネットワーク、例えばLAN、CATVなどケーブル回線、イントラネット等であっても良い。
【0033】
【発明の効果】
本発明のおむつ供給支援方法及びおむつ供給支援装置によれば、病院や介護施設等のおむつのユーザー側が、おむつの使用状況に適した数量や組合せ等の使い捨ておむつを容易に注文できるようになり、おむつ供給者による使い捨ておむつの供給を、より効率的且つ経済的なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施に好ましく用いられるネットワークを介した相互通信システムの概略図である。
【図2】図2は、おむつ供給支援方法の一実施形態における支援受給者側及び支援供給者側の動作の概略を示すフローチャートである。
【図3】図3は 情報提供シートの例を示す概略図である。
【図4】図4は 提案情報としての使用プランの好ましい例を概略図である。
【図5】図5は 提案内容に対する回答票の例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 支援受給者側のコンピュータ
2 支援供給者側のコンピュータ
21 使用情報入力手段
22 提案情報作成手段
23 提案情報出力手段
24 モデム
N ネットワーク

Claims (7)

  1. 支援供給者側のコンピューターサーバーにネットワークを介してアクセスした支援受給者側のコンピューターに対して、該コンピューターサーバーにより、該ネットワークを介して該支援受給者側に適したおむつの使用プランを送信する、おむつ供給支援方法であって、
    前記コンピューターサーバーは、予め類型化されているおむつの使用プランが、おむつの使用状況に関する複数の項目それぞれと関連付けられて多数記録されているデータベースを有しており、
    前記コンピューターサーバーが、前記支援受給者側のコンピューターから、前記ネットワークを介して、おむつの使用状況に関する前記複数の項目の情報及び該複数の項目についての優先順位の情報を受信するステップ、
    前記コンピューターサーバーが、前記優先順位の情報に基づき、おむつの使用状況に関する前記複数の項目の中から支援受給者側が最も優先する項目を判断し、その項目が最適化される使用プランを、前記データーベース内の多数の使用プランのなかから抽出するステップ、及び、
    前記コンピューターサーバーが、抽出した前記使用プランを、前記支援受給者側のコンピューターに対して送信するステップを含み、
    前記データーベース内の使用プランには、展開及び/又はパンツ型のおむつのみを複数枚使用する使用プラン、展開及び/又はパンツ型のおむつと補助パッドとを組み合わせて使用する使用プラン、及び失禁パッドのみを複数枚使用する使用プランが含まれており、該各使用プランには、更におむつの交換時期と交換対象の情報も含まれている、おむつ供給支援方法。
  2. 前記複数の項目の情報及び該複数の項目についての優先順位の情報を受信する前記ステップの前に、前記コンピューターサーバーが、前記支援受給者側のコンピューターの画面に、該複数の項目の情報及び該複数の項目についての優先順位の情報の入力を促す記入又は選択欄を表示させるステップを有する、請求項1記載のおむつ供給支援方法。
  3. 前記コンピューターサーバーが、前記支援受給者側のコンピューターの画面に、送信した前記使用プランを承認するか否かについての回を促す記入又は選択欄を表示し、該支援受給者側のコンピューターに入力されて送信された回答が、該使用プラン承認するものである場合には、該コンピューターサーバーが、前記支援受給者側のコンピューターに、おむつの発注を前記支援受給者側に確認するか又は問い合わせる情報を送信する、請求項1又は2に記載のおむつの供給支援方法。
  4. 前記コンピューターサーバーが、前記支援受給者側のコンピューターの画面に、送信した前記使用プランの修正を希望するか否かについての回答を促す記入又は選択欄を表示し、該支援受給者側のコンピューターに入力されて送信された回答が、該使用プランに対する修正要求を含む場合には、該コンピューターサーバーが、該回答に含まれる修正要求項目を第1優先として該使用プランの修正を行い、修正した使用プランを、前記支援受給者側に再度提示する請求項1〜のいずれかに記載のおむつの供給支援方法。
  5. 支援受給者側のコンピューターがネットワークを介してアクセス可能な支援供給者側のコンピューターサーバーを有し、
    前記コンピューターサーバーは、
    おむつの使用状況に関する複数の項目の情報及び該複数の項目についての優先順位の情報を含む情報を受信する手段
    予め類型化されているおむつの使用プランが、おむつの使用状況に関する前記複数の項目それぞれと関連付けられて多数記録されているデータベース、
    前記データベースに照合し、おむつの使用状況に関する前記複数の項目の中から支援受給者側が最も優先するとした項目を最適化するように提案すべき使用プランを抽出する手段、及び、
    抽出した前記使用プランを、前記支援受給者側のコンピューターに対して送信する手段 を有し、
    前記データーベース内の使用プランには、展開及び/又はパンツ型のおむつのみを複数枚使用する使用プラン、展開及び/又はパンツ型のおむつと補助パッドとを組み合わせて使用する使用プラン、及び失禁パッドのみを複数枚使用する使用プランが含まれており、該各使用プランには、更におむつの交換時期と交換対象の情報も含まれている、おむつ供給支援システム。
  6. 前記コンピューターサーバーは、前記支援受給者側のコンピューターの画面に、送信した前記使用プランを承認するか否かについての回答を促す記入又は選択欄を表示する手段を有し、該支援受給者側のコンピューターに入力されて送信された回答が、該使用プラン承認するものである場合には、該コンピューターサーバーが、前記支援受給者側のコンピューターに、おむつの発注を前記支援受給者側に確認するか又は問い合わせる情報を送信するようになされている請求項に記載のおむつの供給支援システム。
  7. 前記コンピューターサーバーは、前記支援受給者側のコンピューターの画面に、送信した前記使用プランの修正を希望するか否かについての回答を促す記入又は選択欄を表示する手段を有し、該支援受給者側のコンピューターに入力されて送信された回答が、該使用プランに対する修正要求を含む場合には、該コンピューターサーバーが、該回答に含まれる修正要求項目を第1優先として該使用プランの修正を行い、修正した使用プランを、前記支援受給者側に再度提示するようになされている請求項に記載のおむつの供給支援システム。
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