JP4274570B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

この発明はコネクタに関し、特にコネクタを相手側コネクタに嵌合するときの嵌合力を低減することができるコネクタに関する。
従来、アウターハウジング(第1のハウジング)と可動ターミナルホルダ(第2のハウジング)とを備える雌型コネクタが知られている(下記特許文献1参照)。
アウターハウジングは固定ターミナルホルダ(第1のインシュレータ部)と収容空間とを有する。固定ターミナルホルダは複数の雌ターミナルの一部を保持する。収容空間は固定ターミナルホルダに並べて形成されている。収容空間の内面には抜け止め爪と係止段差とが形成されている。
可動ターミナルホルダは(第2の)インシュレータ部であり、複数の雌ターミナルの残部を保持する。可動ターミナルホルダはアウターハウジングの収容空間に雌型コネクタの嵌合・離脱方向と平行な方向へ移動可能に収容される。可動ターミナルホルダの上面には段差部が形成され、可動ターミナルホルダの両側面及び下面にはそれぞれ係合凹部が形成されている。段差部は係止段差に、係合凹部は抜け止め爪にそれぞれ係合し、可動ターミナルホルダのアウターハウジングに対する嵌合・離脱方向の移動が制限される。
可動ターミナルホルダの前端部の両側面には複数の係止爪(ロック手段)が形成されている。係止爪の両側には補助突部が一体に形成されている。係止爪は、可動ターミナルホルダを収容空間に挿入して可動ターミナルホルダの前端部が収容空間から少し突出したときに、アウターハウジングの前面と係合する。これにより、可動ターミナルホルダの前面とアウターハウジングの前面とが嵌合方向へずれた状態に維持される。
この雌型コネクタの相手側コネクタである雄型コネクタは、雄コネクタハウジングと複数の雄ターミナルとを有する。
雄コネクタハウジングはフード部とターミナル保持部とを有する。フード部はアウターハウジングを受け容れる。フード部の内面には複数の係止解除片が形成されている。ターミナル保持部はフード部の後面に一体に形成されている。
複数の雄ターミナルはターミナル保持部によって保持され、その先端部はフード部内に突出する。
次に、両コネクタの嵌合について説明する。
まず、上述のように、可動ターミナルホルダをアウターハウジングに組み付ける。このとき、可動ターミナルホルダの前端部が収容空間から少し突出し、可動ターミナルホルダの係止爪がアウターハウジングの前面に係合する。
次に、雌型コネクタのアウターハウジングを雄型コネクタのフード部に挿入する。
その途中では、可動ターミナルホルダに設けられた雌ターミナルが雄型コネクタの雄ターミナルの一部と接触するが、係止爪がアウターハウジングの前面に係合しているので、可動ターミナルホルダは動かない。
雄型コネクタのフード部にアウターハウジングが更に入り込むと、係止解除片が補助突部を押圧して係止爪とアウターハウジングの前面との係合が解かれる。その結果、アウターハウジングがフード部の奥に達する。このとき固定ターミナルホルダに設けられた雌ターミナルが雄型コネクタの雄ターミナルの残部と接触する。
以上のように、両コネクタの嵌合の際、複数の雌ターミナルと複数の雄ターミナルとの接触が2回に分けて行なわれるので、複数の雌ターミナルと複数の雄ターミナルとを一時に接触させる方式のコネクタに較べ、雌型コネクタと雄型コネクタとの嵌合力を低減させることができる。
特開平6−111882号公報(段落0012〜0014、0017、図1、2参照)
上述の雌型コネクタでは、雄型コネクタと嵌合するときに、まず可動ターミナルホルダに設けられた複数の雌ターミナルが雄型コネクタの雄ターミナルの一部と接触するので、雌型コネクタの可動ターミナルホルダ側を押し込み難くい反面、固定ターミナルホルダ側を押し込み易い。このため、雌型コネクタの姿勢が雄型コネクタに対して傾き易く、雌型コネクタが雄型コネクタに斜めに嵌合し、いわゆるかじりが生じるおそれがあった。
また、可動ターミナルホルダに設けられた複数の雌ターミナルが雄型コネクタの雄ターミナルの一部と接触した後は、固定ターミナルホルダに設けられた複数の雌ターミナルが雄型コネクタの雄ターミナルの残部と接触するので、やはり雌型コネクタの姿勢が雄型コネクタに対して傾き易く、雌型コネクタが雄型コネクタに斜めに嵌合するおそれがあった。
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題は相手側コネクタとの嵌合力を低減することができるとともに斜め嵌合を防ぐことができるコネクタを提供することである。
前述の課題を解決するため請求項1の発明のコネクタは、相手側コネクタの複数の相手側コンタクトのうちの一部のコンタクトに接触可能なコンタクトを保持する1つの第1のインシュレータ部を有する第1のハウジングと、この第1のハウジングに摺動可能に組み付けられ、前記相手側コネクタの前記複数の相手側コンタクトのうちの残部のコンタクトに接触可能なコンタクトを保持し、前記第1のインシュレータ部の両側に配置される2つの第2のインシュレータ部を有する第2のハウジングと、前記第2のハウジングを前記第1のハウジングに組み付けたとき、前記第2のインシュレータ部のコネクタ嵌合方向前面が前記第1のインシュレータ部のコネクタ嵌合方向前面よりもコネクタ嵌合方向前側にずれた状態を維持するロック手段と、前記相手側コネクタを前記第1、第2のハウジングに相対的に所定量押し込むと、前記複数の相手側コンタクトのうちの部のコンタクトが前記第2のインシュレータ部と嵌合するとともに、前記第2のハウジングと前記第1のハウジングとのロック状態が解除され、更に前記相手側コネクタを押し込むと、前記第1、第2のインシュレータ部のコネクタ嵌合方向前面がほぼ面一になる位置まで前記第1のハウジングが相対移動して、前記複数の相手側コンタクトのうちの部のコンタクトを前記第1のインシュレータ部と嵌合させる多段嵌合手段とを備え、前記第2のインシュレータ部に保持されたコンタクトが前記複数の相手側コンタクトのうちの残部のコンタクトに接触した後に、前記第1のインシュレータ部に保持されたコンタクトが前記複数の相手側コンタクトのうちの一部のコンタクトに接触することを特徴とする。
上述のように第1のインシュレータ部と第2のインシュレータ部とが交互に配置されているので、コネクタを相手側コネクタに嵌合させるときに、コネクタが相手側コネクタに対してまっすぐに挿入され易くなる。
相手側コネクタとの嵌合力の低減と斜め嵌合の防止とをより確実に実現し得る。
以上説明したようにこの発明のコネクタによれば、相手側コネクタとの嵌合力を低減することができるとともに斜め嵌合を防ぐことができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1はこの発明の一実施形態に係る雌型コネクタを雄型コネクタに嵌合する前の状態を示す斜視図、図2は図1に示す雌型コネクタの第1の雌ハウジングに第2の雌ハウジングを組み付ける前の状態を示す斜視図、図3は図1に示す雌型コネクタの第1の雌ハウジングに第2の雌ハウジングを組み付けた状態を示す斜視図、図4Aは図1に示す雌型コネクタの第2のインシュレータ部に雄型コネクタの雄コンタクトの一部が挿入された状態を示す一部切欠き斜視図、図4Bは図1に示す雌型コネクタの第1、2のインシュレータ部に雄型コネクタの全ての雄コンタクトが挿入された状態を示す一部切欠き斜視図、図5Aは雄型コネクタを雌型コネクタのガイド部に装着した状態の平面図、図5Bは雄型コネクタの雄コンタクトを雌型コネクタの第2のインシュレータ部に挿入した状態の平面図、図5Cは図1に示す雌コネクタの第2の雌ハウジングのロックが解除された状態を示す平面図、図5Dは図1に示す雌型コネクタに雄型コネクタが完全に嵌合した状態を示す平面図である。
図1に示すように、雌型コネクタ(コネクタ)1は後述の雄型コネクタ(相手側コネクタ)22に嵌合される。雌型コネクタ1は図示しない雌コンタクト(コンタクト)と第1の雌ハウジング(第1のハウジング)5と第2の雌ハウジング(第2のハウジング)7と備える。
雌コンタクトはソケット型のコンタクトであり、ソケット部を有する。ソケット部は雄型コネクタ22のピンコンタクト24(図4A参照)の接触部24aを受け容れてそれに接触する。
図2、3に示すように、第1の雌ハウジング5は1つの第1のインシュレータ部51と1対のガイド部52と一対の結合部54とを有し、それらは絶縁性を有する合成樹脂で一体に形成されている。
第1のインシュレータ部51はほぼ平板状であり、複数の第1のコンタクト収容孔51aを有する。複数の第1のコンタクト収容孔51aは第1のインシュレータ部51の幅方向W1に沿って2列に並んでいる。また、複数の第1のコンタクト収容孔51aは嵌合方向D1へ延びている。各第1のコンタクト収容孔51a内に雌コンタクトが保持されている。
一対のガイド部52は第1のインシュレータ部51の両側に間隔をあけて配置されている。ガイド部52はほぼ角柱状である。ガイド部52の第1のインシュレータ部51と対向する面にはガイド溝52aが形成されている。ガイド溝52aは嵌合方向D1へ延びている。
一対の結合部54はそれぞれ角柱状であり、第1のインシュレータ部51の幅方向W1へ延び、第1のインシュレータ部51と一対のガイド部52とを結合する。
一対の結合部54の両端部の後面には一対の規制片57が一体に形成されている。規制片57は片持梁状であり、第1のインシュレータ部51の厚さ方向Tへ弾性変形可能である。規制片57は係止爪57aを有する。
一対の結合部54の両端部の前面には一対の係止片58が一体に形成されている。係止片58は係合部58aとばね部58bとを有する(図4B参照)。係合部58aはほぼ三角プレート状であり、凹部58cと第1の傾斜面(多段嵌合手段)58dと第2の傾斜面58eとを有する。ばね部58bは片持梁状であり、第1のインシュレータ部51の厚さ方向Tへ弾性変形可能である。
一対の結合部54と第1のインシュレータ部51とガイド部52とで囲まれた2つの空間は挿入孔59である。挿入孔59には後述する第2のインシュレータ部71が挿入される。
第2の雌ハウジング7は2つの第2のインシュレータ部71と1対のスライド片73と一対の結合部75とを有し、それらは絶縁性を有する合成樹脂で一体に形成されている。
2つの第2のインシュレータ部71はそれぞれほぼ平板状であり、複数の第2のコンタクト収容孔71aを有する。第2のインシュレータ部71の厚さは第1のインシュレータ部51の厚さに等しい。複数の第2のコンタクト収容孔71aは第2のインシュレータ部71の幅方向W2に沿って2列に並んでいる。また、複数の第2のコンタクト収容孔71aは嵌合方向D1へ延びている。各第2のコンタクト収容孔71a内に雌コンタクトが保持されている。
第2のインシュレータ部71の厚さ方向両端面にはそれぞれ係合片77が形成されている。係合片77は傾斜面77aを有する(図4A参照)。係合片77は第1の雌ハウジング5の係止片58の係合部58aと係合する。係合片77と凹部58cとでロック手段が構成される。
一対のスライド片73はそれぞれ角柱状であり、第2のインシュレータ部71に形成されている。スライド片73のインシュレータ部71側部分の後部には、凹部73aが形成されている。スライド片73のインシュレータ部71側部分と反対側の部分は第1の雌ハウジング5のガイド部52のガイド溝52aに摺動可能に挿入され、スライド片73のインシュレータ部71側部分は一対の規制片57の間に配置される。凹部73aは規制片57の係止爪57aと係合する。これにより、第1の雌ハウジング5に対する第2の雌ハウジング7の離脱方向(嵌合方向D1と逆方向)D2への動きが制限される。
一対の結合部75はそれぞれ角柱状であり、第2のインシュレータ部71の幅方向W2へ延び、2つの第2のインシュレータ部71を間隔をあけた状態で結合する。この間隔は第1のインシュレータ部51の幅よりも若干大きい。
一対の結合部75と2つの第2のインシュレータ部71とで囲まれた空間は挿入孔78である。挿入孔78には第1のインシュレータ部51が挿入される。
次に雄型コネクタ22について説明する。
図1に示すように、雄型コネクタ22は複数の雄コンタクト(相手側コンタクト)24と雄ハウジング26とを備え、プリント基板9に実装される。
図4Aに示すように、雄コンタクト24はほぼL字形に折り曲げられたピンコンタクトである。雄コンタクト24は接触部24aと保持部24bとプレスフィット部24cと折曲部24dとを有する。接触部24aは雌コンタクトと接触する。保持部24bは雄ハウジング26に保持される。プレスフィット部24cはプリント基板9のスルーホール9aに圧入される。折曲部24dは保持部24bとプレスフィット部24cとを結合する。保持部24bは直角に折り曲げられている。
雄ハウジング26はハウジング本体26aとスライド片26bとを備える(図1参照)。
ハウジング本体26aは筐体状であり、受容凹部26cと複数のコンタクト挿入孔26dと4つのスリット26eとを有する。受容凹部26cは第1、第2のインシュレータ部51、71の嵌合側部を受け容れる。コンタクト挿入孔26dはハウジング本体26aの底部26fに2列に形成され、雄コンタクト24の保持部24bを保持する。スリット26eはハウジング本体26aの側壁26gに形成されている。スリット26eは嵌合方向D1へ延びている。スリット26eは雌型コネクタ1の第1の雌ハウジング5の係止片58を受け容れる。
スリット26e内には突部26hが形成されている。突部26hは第1の傾斜面26iと第2の傾斜面26jと平坦面26kと溝26mとを有する。
次に、雌型コネクタ1の第1の雌ハウジング5と第2の雌ハウジング7との組み付けに関して説明する。
まず、図2に示す状態から第2の雌ハウジング7の第2のインシュレータ部71を第1の雌ハウジング5の挿入孔59に通す。
次に、第2の雌ハウジング7のスライド片73を、第1の雌ハウジング5のガイド部52の溝52aに挿入するとともに、規制片57の係止爪57aの間に押し込む。このとき、規制片57が弾性変形し、係止爪57aの間隔が広がり、係止爪57aの間にスライド片73が入り、係止爪57aが凹部73aと係合する。
また、第1の雌ハウジング5の第1のインシュレータ部51を第2の雌ハウジング7の挿入孔78に通す。
更にスライド片73を押し込むと、係止爪57aが凹部73aから外れ、規制片57が元に戻り、係止爪57aの間隔が狭くなる。
以上により、図3に示すように、第1の雌ハウジング5と第2の雌ハウジング7との組み付けが完了する。
組み付け後、第2の雌ハウジング7が離脱方向D2へ移動すると、スライド片73の凹部73aと係止爪57aとが係合し、スライド片73が規制片57によって係止される。これにより、第2の雌ハウジング7が第1の雌ハウジング5からの離脱しないようになっている。
次に、雌型コネクタ1と雄型コネクタとの嵌合について説明する。
まず、第2の雌ハウジング7の結合片75が第1の雌ハウジング5の結合片54に接触するまで第2の雌ハウジング7を嵌合方向D1に沿って押し込む。
このとき、係合片77の傾斜面77aが係止片58の係合部58aの第2の傾斜面58eと接触し、係合片77がばね部58bのばね力に抗して係止片58を跳ね上げる。その後、係合片77は係止片58の凹部58cと係合し、係止片58はばね部58bのばね力によって元の状態に戻り、図4Aに示す状態になる。
この状態では、係合片77が凹部58cと係合しているので、第2の雌ハウジング7を離脱方向D2へ押しても動かない。このとき、第2のインシュレータ部71の嵌合方向前面は第1のインシュレータ部51の嵌合方向前面よりも嵌合方向D1で前方に位置する(図3参照)。
次に、雌型コネクタ1のガイド部52のガイド溝52aに雄型コネクタ22のスライド片26bを挿入する(図5A参照)。
その後、雄型コネクタ22を第2の雌ハウジング7の方へ押し込み、雄型コネクタ22の受容部26cを雌型コネクタ1の第2のインシュレータ部71に嵌合させる。その結果、第2のインシュレータ部71に設けられた雌コンタクトの接触部と雄型コネクタ22の雄コンタクト24の接触部24aとが接触する(図5B参照)。
このとき、雌コンタクトと雄コンタクト24との摩擦力によって雌型コネクタ1の第2の雌ハウジング7が押されるが、係合片77が係止片58の凹部58cと係合しているので、第2の雌ハウジング7は動かない。
更に雄型コネクタ22を雌型コネクタ1の方へ押し込むと、雄型コネクタ22の突部26hの第1の傾斜面26iと第1の雌ハウジング5の係止片58の係合部58aの第1の傾斜面58dとが係合し、その後、突部26hが係止片58を跳ね上げる。その結果、係止片58の凹部58cと係合片77との係合が解かれ、第2の雌ハウジング7が雄型コネクタ22とともに動く(図5C参照)。このとき、係合部58aが相対的に突部26hの平坦面26k上を移動し、係合片77は相対的に突部26hの溝26m内に入る。最終的に係合部58aの第2の傾斜面58eが突部26hの第2の傾斜面26jと係合し、係止片58は元の状態に戻る(図4B、図5D参照)。
以上のようにして、雄型コネクタ22の雄コンタクト24が第1の雌ハウジング5の第1のインシュレータ部51の雌コンタクトに接触し、雄型コネクタ22が雌型コネクタ1に完全に嵌合される。
雄型コネクタ22を雌型コネクタ1から離脱させるには、雄型コネクタ22を雌型コネクタ1から離れるように引っ張れば良い。
このとき、雄型コネクタ22を雌型コネクタ1に嵌合させるときの動作と逆の動作が行なわれ、最終的に、係合片77が係止片58の凹部58cと係合し、第2の雌ハウジング7が第1の雌ハウジング3にロックされ、第2のインシュレータ部71の嵌合方向前面が第1のインシュレータ部51の嵌合方向前面よりも嵌合方向D1で前方に位置することになる。
この実施形態によれば、最初に、第2のインシュレータ部71の雌コンタクトを雄コンタクト24の一部に接触させ、その後、第1のインシュレータ部51の雌コンタクトを残りの雄コンタクト24に接触させるので、全ての雌コンタクトを一時に雄コンタクト24に接触させる方式に較べ、嵌合力が低減する。
また、第1のインシュレータ部51の両側に第2のインシュレータ部71が配置されているので、第1、第2の雌ハウジング5、7の傾きが防止される。
なお、この実施形態では、第1のインシュレータ部51は1つで、第2のインシュレータ部71は2つであるが、第1、第2のインシュレータ部51,71の数はこれに限られず、第1のインシュレータ部51は1つ以上であればよく、第2のインシュレータ部71は第1のインシュレータ部51よりも1つ多ければよい。要は第1のインシュレータ部51と第2のインシュレータ部71とが嵌合方向D1と直交する方向に交互に配置されればよい。
また、第2の雌ハウジング7が第1の雌ハウジング3にロックされたとき、第2のインシュレータ部71の嵌合方向前面が第1のインシュレータ部51の嵌合方向前面よりも嵌合方向D1の前方に位置するようにしたが、必ずしもこのように構成する必要は無く、第2の雌ハウジング7が第1の雌ハウジング3にロックされたとき、第1のインシュレータ部51の嵌合方向前面が第2のインシュレータ部71の嵌合方向前面よりも嵌合方向D1の前方に位置するようにしてもよい。
なお、ロック手段として凹部58cと係合片77との組合せを採用したが、ロック手段はこれに限られない。
また、多段嵌合手段として、第1の傾斜面26iと係合する第1の傾斜面58dを採用したが、多段嵌合手段はこれに限られない。
図1はこの発明の一実施形態に係る雌型コネクタを雄型コネクタに嵌合する前の状態を示す斜視図である。 図2は図1に示す雌型コネクタの第1の雌ハウジングに第2の雌ハウジングを組み付ける前の状態を示す斜視図である。 図3は図1に示す雌型コネクタの第1の雌ハウジングに第2の雌ハウジングを組み付けた状態を示す斜視図である。 図4Aは図1に示す雌型コネクタの第2のインシュレータ部に雄型コネクタの雄コンタクトの一部が挿入された状態を示す一部切欠き斜視図である。 図4Bは図1に示す雌型コネクタの第1、2のインシュレータ部に雄型コネクタの全ての雄コンタクトが挿入された状態を示す一部切欠き斜視図である。 図5Aは雄型コネクタを雌型コネクタのガイド部に装着した状態の平面図である。 図5Bは雄型コネクタの雄コンタクトを雌型コネクタの第2のインシュレータ部に挿入した状態の平面図である。 図5Cは図1に示す雌コネクタの第2の雌ハウジングのロックが解除された状態を示す平面図である。 図5Dは図1に示す雌型コネクタに雄型コネクタが完全に嵌合した状態を示す平面図である。
符号の説明
1 雌型コネクタ(コネクタ)
3 雌コンタクト(コンタクト)
5 第1の雌ハウジング(第1のハウジング)
51 第1のインシュレータ部
58c 凹部
58d 第1の傾斜面(多段嵌合手段)
7 第2の雌ハウジング(第2のハウジング)
71 第2のインシュレータ部
77 係合片
22 雌型コネクタ
24 雄コンタクト

Claims (1)

  1. 相手側コネクタの複数の相手側コンタクトのうちの一部のコンタクトに接触可能なコンタクトを保持する1つの第1のインシュレータ部を有する第1のハウジングと、
    この第1のハウジングに摺動可能に組み付けられ、前記相手側コネクタの前記複数の相手側コンタクトのうちの残部のコンタクトに接触可能なコンタクトを保持し、前記第1のインシュレータ部の両側に配置される2つの第2のインシュレータ部を有する第2のハウジングと、
    前記第2のハウジングを前記第1のハウジングに組み付けたとき、前記第2のインシュレータ部のコネクタ嵌合方向前面が前記第1のインシュレータ部のコネクタ嵌合方向前面よりもコネクタ嵌合方向前側にずれた状態を維持するロック手段と、
    前記相手側コネクタを前記第1、第2のハウジングに相対的に所定量押し込むと、前記複数の相手側コンタクトのうちの部のコンタクトが前記第2のインシュレータ部と嵌合するとともに、前記第2のハウジングと前記第1のハウジングとのロック状態が解除され、更に前記相手側コネクタを押し込むと、前記第1、第2のインシュレータ部のコネクタ嵌合方向前面がほぼ面一になる位置まで前記第1のハウジングが相対移動して、前記複数の相手側コンタクトのうちの部のコンタクトを前記第1のインシュレータ部と嵌合させる多段嵌合手段とを備え、
    前記第2のインシュレータ部に保持されたコンタクトが前記複数の相手側コンタクトのうちの残部のコンタクトに接触した後に、前記第1のインシュレータ部に保持されたコンタクトが前記複数の相手側コンタクトのうちの一部のコンタクトに接触する
    ことを特徴とするコネクタ。
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