JP4274565B2 - 操作体用の収納構造体および電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばパーソナルコンピュータ用のキーボード、マウスやリモートコントローラ等の操作体を収納するための、操作体用の収納構造体、およびこの収納構造体を備える電子機器に関する。
従来、いわゆるデスクトップ型パーソナルコンピュータ(PC)では、キーボードを使用しないときに、机上の作業スペースを確保し、キーボード上に塵埃が付くのを防ぐ等のために、キーボードをPC本体や表示装置に設けられた収納部内に収納するキーボード収納構造体を備えるものがある。
表示装置に適用された従来のキーボード収納構造体としては、表示部を支持する支持ベースに、キーボードが収納される収納部が形成された構成が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、表示装置とPC本体とが一体に構成されたデスクトップ型PCに適用された他のキーボード収納構造体としては、PC本体の前面に、キーボードを収納する収納部が設けられ、キーボードがPC本体の前面に重ねるように収納される構成が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2000−315123号公報(図1) 特開2001−125671号公報(図1)
近年、デスクトップ型PCでは、例えばPCとしてキーボードによる入力操作を行う場合と、テレビやビデオとして映像を視聴する場合とで使用形態が明らかに異なっている。したがって、デスクトップ型PCでは、キーボードを使用しない場合に、映像を視聴する視界の妨げにならないようにキーボードを収納し、外観上、あたかも表示装置のみのような比較的簡素な外観を実現することに加え、収納部に対してキーボードを収納する際の操作性を良好に確保することも求められている。
しかしながら、特許文献1に開示されている構成では、表示装置の前面に対して収納部の前面が占める面積が比較的大きく、特にフルサイズ・キーボードを採用した場合、支持ベースが大型化してしまう不都合がある。また、この構成では、収納部に対してキーボードを挿脱するための挿脱口が、表示装置の前面に開放されており、収納部内に収納されたキーボードが外方に露出されているため、キーボードの収納状態であっても表示装置の外観を損なってしまう。
また、表示装置の前面外観の簡素化を図るために、キーボードに対する収納部の大きさを比較的小さく構成した場合には、収納部に対してキーボードを挿脱する際の操作性が低下してしまう。一方、比較的小型、薄型のキーボードを採用した場合には、キーボードによる入力操作性の低下を招くという不都合がある。
さらに、特許文献1は、収納部内にキーボードを収納する際、机上に沿ってキーボードをほぼ水平方向に滑らせて移動させる構成であるため、収納部の挿脱口にキーボードを挿入する動作、および収納部からキーボードを引き出す動作の操作性が非常に乏しい。
特許文献1の構成で、キーボードの挿脱時の操作性を向上させる対策としては、例えば、キーボードの底面を支持する支持部や、挿脱口に対してキーボードを位置決めするガイド部や、収納部に対してキーボードを円滑に滑らせて移動させるためのガイドローラ等が、収納部に設けられる構成が考えられる。しかし、これらを追加することによって、収納部の複雑化、大型化を招き、外観を損なってしまう問題がある。すなわち、装置の前面外観の簡素化を図ることと、キーボードの挿脱時の操作性を向上することが互いに相反して不都合を招いてしまう。
また、特許文献2に開示されている構成も同様に、収納部の前面の面積がキーボードの操作面の面積とほぼ等しいので、コンピュータの前面外観に対して収納部の前面が占める面積が大きいという不都合がある。また、特許文献2の構成では、キーボードを収納部に収納する際に、キーボードを持ち上げて保持した状態で回転させる必要があり、収納時の操作性が乏しい。
そこで、本発明は、電子機器の前面外観の簡素化を図ると共に、操作体の挿脱時の操作性を向上することができる操作体用の収納構造体および電子機器を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明に係る操作体用の収納構造体は、表示部を有する電子機器を操作するための操作体が載置される載置面が設けられて表示部の下方に配置され操作体が収納される収納トレイと、表示部の背面に位置し収納トレイの一端を表示部の下端に対して近接離間させる方向に回動可能に支持する支持手段とを備える。そして、収納トレイは、載置面が水平方向と平行にされて収納トレイの一端と表示部の下端との間を閉塞する閉塞位置と、この閉塞位置から載置面が水平方向に対して下方に傾斜されて収納トレイと表示部の下端との間に操作体が載置面に沿って挿脱される挿脱口を開ける開放位置とに、支持手段によって回動される。
以上のように構成した本発明に係る操作体用の収納構造体によれば、支持手段によって収納トレイが開放位置と閉塞位置とに動されることで、収納トレイと表示部の下端との間で挿脱口が開閉される。そして、この操作体用の収納構造体によれば、収納トレイが、表示部の下方に動可能に設けられることで、表示部の下端近傍の空間が有効利用される。また、表示部の下方に配置された収納トレイが閉塞位置に動されて挿脱口が閉じられることで、電子機器の前面に対して収納トレイの前面が占める面積が比較的小さくなると共に、収納トレイに操作体が収納された状態で、電子機器の前面に操作体が露出されず、電子機器の前面外観が良好に簡素化される。また、この操作体用の収納構造体によれば、開放位置に動された収納トレイに対して操作体が挿脱操作されることで、操作体の挿脱時の操作性が良好に確保される。
た、本発明に係る操作体用の収納構造体は、支持手段に表示部が回動可能に支持されてもよい。
また、本発明に係る操作体用の収納構造体は、表示部を回動可能に支持する他の支持手段を備えてもよい。
また、本発明に係る操作体用の収納構造体は、支持手段が、収納トレイと表示部とを連動させて互いに逆方向に回動させてもよい。これによって、例えば、表示部の下端と電子機器が設置される床面との距離が比較的小さい場合であっても、収納トレイと表示部とが逆方向に回動されることで、表示部の下端と収納トレイの一端との間に開放される挿脱口の開口寸法を大きく確保することが可能になる。また、収納トレイと表示部とが連動することによって、表示部および収納トレイのいずれか一方を、支持手段を介して回動させることで、挿脱口を開閉させることが可能になるので、操作体の挿脱時の操作性が更に向上される。
また、本発明に係る操作体用の収納構造体は、表示部を支持する支持脚を備え、この支持脚に、開放位置に回動された収納トレイの挿脱口に連続する傾斜面が形成されてもよい。これによって、傾斜面に沿って操作体を滑らせて、収納トレイに容易に収納することが可能になり、操作体の挿脱時の操作性が更に向上される。
また、本発明に係る操作体用の収納構造体は、支持脚に、収納トレイを開放位置にロックするロック手段が設けられてもよい。
また、本発明に係る操作体用の収納構造体は、開放位置に回動された収納トレイから操作体を排出させるための排出手段を備えてもよい。排出手段を備えることで、収納トレイから操作体を容易かつ円滑に取り出すことが可能になり、収納トレイから操作体を取り出す際の操作性が更に向上される。
また、本発明に係る操作体用の収納構造体は、操作体が二次電池を有し、収納トレイに、操作体の二次電池に電力を供給する電力供給手段が設けられてもよい。
また、本発明に係る操作体用の収納構造体は、操作体がキーボードであってもよい。
また、本発明に係る電子機器は、上述した本発明の操作体用の収納構造体と、表示部とを備える電子機器。
上述したように本発明によれば、電子機器の前面外観の簡素化を図ると共に、操作体の挿脱時の操作性を向上することができる。
以下、本発明の具体的な実施形態について、図面を参照して説明する。
本発明に係る電子機器の一例として、パーソナルコンピュータ(PC)のPC本体に電気的に接続されて用いられるPC用の表示装置に適用される構成について説明する。なお、本発明に係る操作体用の収納構造体は、例えば、PC用の表示装置とPC本体が一体に構成されたデスクトップ型PC等に適用されて好適であることは勿論である。
(第1の実施形態)
図1および図2(a),(b)に示すように、表示装置1は、図示しないPC本体に電気的に接続されており、映像を表示する表示部5と、この表示部5を支持する支持脚6とを備えている。また、この表示装置1は、PC本体を操作するためのキーボード3を収納するためのキーボード収納構造体7を備えている。
表示部5は、例えば21インチ程度以上の表示面5aを有する液晶ディスプレイが採用され、支持脚6に回動可能に支持されている。
支持脚6は、表示部5の表示面5aの幅方向の両側を支持する一組の脚部11と、これら各脚部11を連結するように表示部5の表示面5aの底辺と平行に延ばされた連結部12とを有している。各脚部11には、図3に示すように、一組の回動軸部13が設けられており、これら回動軸部13を介して表示部5が回動自在に支持されている。この回動軸部13としては、表示部5に固定された回転軸回りに回転抵抗を付与するいわゆるトルクヒンジが採用されており、表示部5を任意の回動位置に保持させることが可能にされている。
キーボード収納構造体7は、キーボード3が収納される収納トレイ16と、この収納トレイ16の一端を表示部5の下端に対して近接離間させる方向に回動自在に支持する支持手段である一組の回動軸部17とを有している。このキーボード収納構造体7によって収納されるキーボード3は、OADG(Open Architecture Development Group)準拠のいわゆるフルサイズ・キーボードであって、図示しないが、PC本体に入力信号を無線送信する送信回路部と、この送信回路部等に電力を供給する二次電池が装着されたバッテリ部とを有している。
収納トレイ16は、図2(a),(b)に示すように、支持脚6の各脚部11の間に位置されており、表示部5の底面に隣接して配置されている。収納トレイ16は、図3に示すように、キーボード3が載置される載置部19と、各回動軸部17に支持される支持アーム20とを有している。この収納トレイ16は、載置部19の一端と表示部5の下端との間に、載置部19に対してキーボード3が挿脱される挿脱口21を開放する開放位置と、表示部5の下端に載置部19の一端が当接されて挿脱口21を閉じる閉塞位置とに、各回動軸部17を介して回動可能に支持されている。
載置部19には、キーボード3の底面側に折り畳み可能に設けられた一組の折り畳み脚(不図示)の間に対応する位置に、キーボード3の底面を支持する直線状の一組の支持突部22がそれぞれ設けられている。これら支持突部22の挿脱口21側の一端部には、キーボード3の底面を案内する傾斜面22aが形成されている。
また、載置部19には、図3に示すように、渦巻き状のコイルが埋め込まれた非接触送電部24が設けられており、この非接触送電部24によって、支持突部22に支持されたキーボード3の二次電池に電力を非接触で充電を行うことが可能にされている。なお、収納トレイの載置部19には、非接触送電部24の代わりに、キーボード3の二次電池の接続端子に電気的に接続されるコネクタが設けられ、このコネクタを介して充電が行われる構成にされてもよい。
支持アーム20の一端には、各回動軸部17にそれぞれ支持されるヒンジ軸25が固定されて設けられている。各回動軸部17は、図3に示すように、互いに噛み合わされた一対のカム軸26a,26bと、収納トレイ16のヒンジ軸25に回転抵抗を付与するダンパー27と、一方のカム軸26bを他方のカム軸26aに押圧する圧縮コイルバネ28とを有しており、これら各部材が互いに軸線を一致させて配置されている。
ダンパー27は、回動軸部17の軸線と平行に設けられた支軸(不図示)に回転自在に支持されている。ダンパー27は、外周部に設けられたギア部27aが、ヒンジ軸25の外周部に形成されたギア部25aに噛み合わされている。
一対のカム軸26a,26bは、一方のカム軸26aが、収納トレイ16のヒンジ軸25に連結されており、圧縮コイルバネ28による弾性力によって他方のカム軸26bが軸方向に付勢されることで、各カム面が噛み合わされている。
なお、回動軸部17には、表示部5を支持する回動軸部13とが軸線を一致させて配置されているが、回動軸部13と回動軸部17とが独立して動作するので、必要に応じて回動軸部13が他の位置に配置されてもよい。
以上のように構成された回動軸部17によれば、一対のカム軸22a,22bおよび圧縮コイルバネ28によっていわゆるラッチレスヒンジが構成されており、ダンパー27による回転抵抗で緩やかに開閉動作が行われ、ラッチレスヒンジによって任意の開閉状態で停止させることが可能にされている。
また、支持脚6の連結部12の前面には、机上でキーボード3を滑らせて収納トレイ16の挿脱口21に円滑に案内するための傾斜面30が形成されている。この傾斜面30は、開放位置に回動された収納トレイ16の一端と机上とに連続するように形成されている。このため、机上のキーボード3を収納トレイ16上に収納する際に、キーボード3を傾斜面30に沿って滑らせて、収納トレイ16の載置部19に容易に挿入させることが可能にされ、また収納トレイ16からキーボード3を机上に容易に引き出すことが可能にされている。
また、支持脚6の連結部12には、図4に示すように、開放位置に回動された収納トレイ16をロックするロック機構31が設けられている。このロック機構31は、収納トレイ16の一端に係合するロック部材32と、このロック部材32を収納トレイ16に係合させる方向に付勢するコイルバネ(不図示)とを有している。また、収納トレイ16の一端には、ロック部材32に係合される係合片34が設けられている。ロック部材32は、支持脚6の連結部12にスライド移動自在に支持されており、収納トレイ16が開放位置に回動されたときに、コイルバネの付勢力で収納トレイ16の係合片34に係合される。また、このロック部材32は、コイルバネの付勢力に抗してスライド操作されることで、収納トレイ16の係合片34との係合状態が解除され、収納トレイ16が閉塞位置に回動可能になる。
以上のように構成された表示装置1について、キーボード3を収納トレイ16から取り出す動作およびキーボード3を収納トレイ16に収納する動作を、図面を参照して説明する。
まず、キーボード3を収納トレイ16から取り出す場合には、収納トレイ16を回転軸部17回りに回動させることで、図5および図6(a),(b)に示すように、収納トレイ16が回動操作されて開放位置に移動されることで、表示部5の下端と収納トレイ16の一端との間に挿脱口21が開放される。続いて、収納トレイ16の載置部19上からキーボード3を引き出し、キーボード3を支持脚6の傾斜面30に沿って滑らせることで、図7に示すように、机上にキーボード3が容易に取り出される。収納トレイ16は、キーボード3が取り出された後、閉塞位置に回動され、収納トレイ16の一端が表示部5の下端に当接されて挿脱口21が閉じられる。
また同様に、収納トレイ16にキーボード3を収納する場合には、収納トレイ16を回動操作されて、表示部5の下端と収納トレイ16の一端との間に挿脱口21が開放される。続いて、机上からキーボード3を支持脚6の傾斜面30に沿って滑らせることで、収納トレイ16の載置部19に円滑に収納される。
上述したように、表示装置1によれば、表示部5の下方に配置された収納トレイ16と、この収納トレイ16を回動自在に支持する回動軸部17とを有するキーボード収納構造体7を備えることによって、表示部5の下端近傍の空間を有効利用することができる。また、この表示装置1は、収納トレイ16が閉塞位置に移動されて挿脱口21が閉じられることで、表示装置1の前面に対して収納トレイ16の前面が占める面積が比較的小さくなると共に、収納トレイ16にキーボード3が収納された状態で、表示装置1の前面にキーボード3が露出されず、表示装置1の前面外観を良好に簡素化することができる。また、この表示装置1によれば、開放位置に移動された収納トレイ16に対してキーボード3が挿脱操作されることで、収納トレイ16にキーボード3を円滑に収納し、また収納トレイ16からキーボード3を容易に取り出すことが可能になり、キーボード3の挿脱時の操作性を向上することができる。
さらに、表示装置1が備えるキーボード収納構造体7は、収納トレイ16が回動軸部17を介して回動自在に支持される構成を採ることで、比較的簡素な構成で収納トレイ16を開放位置と閉塞位置とに移動させることが可能になるため、製造コストの低減が図られる。
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態の表示装置では、表示部5を回動自在に支持する回動軸部13と、収納トレイ16を回動自在に支持する回動軸部17とを備え、収納トレイ16を開閉操作する際に、表示部5に対して収納トレイ16のみが回動されて挿脱口21が開閉される構成が採られたが、収納トレイ16の開閉動作に連動して表示部5が回動されるように構成されてもよい。このように構成された第2の実施形態の表示装置について、図面を参照して説明する。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態と回動軸部を除いて基本構成が同様であるので、同一部材については同一符号を付して説明を省略する。
図9に示すように、第2の実施形態の表示装置2は、収納トレイ16と表示部5とを連動させて互いに逆方向に回動させる一組の回動軸部40を備えている。各回動軸部40は、図9に示すように、上述の回動軸部17と同様に、一対のカム軸26a,26b、ダンパー27、圧縮コイルバネ28を有し、更に、表示部5を支持する一対のカム軸41a,41bと、一方のカム軸41bを他方のカム軸41aに押圧する圧縮コイルバネ42と、表示部5の表示面5aを鉛直にさせる方向に付勢するねじりコイルバネ43とを有している。
この回動軸部40によれば、一対のカム軸41a,41bおよび圧縮コイルバネ42によっていわゆるラッチレスヒンジが構成されており、ダンパー27による回転抵抗で緩やかに開閉動作が行われ、ラッチレスヒンジによって任意の開閉状態で停止させることが可能にされている。また、ねじりコイルバネ43の付勢力によって、表示部5を回動操作する際に表示部5を手で支える保持力が補助されるので、比較的大型の表示部5であっても容易に回動させることが可能にされている。そして、この回動軸部40によれば、収納トレイ16の回動動作と、表示部5の回動動作とが連動可能にされている。
以上のように構成された表示装置2では、収納トレイ16からキーボード3を取り出す場合、図9および図10(a),(b)に示すように、挿脱口21を開放させる方向に収納トレイ16を回動させるのに伴って、回動軸部40を介して、表示部5が挿脱口21を開放させる方向に回動され、挿脱口21が開放される。続いて、収納トレイ16の載置部19上からキーボード3を引き出し、キーボード3を支持脚6の傾斜面30に沿って滑らせることで、図11に示すように、机上にキーボード3が容易に取り出される。また、この表示装置2では、収納トレイ16を回動操作せずに、表示部5のみを回動操作することで、収納トレイ16を開放位置に回動されるので、キーボード3の挿脱時の操作性が向上されている。
また同様に、収納トレイ16にキーボード3を収納する場合には、挿脱口21を閉塞させる方向に収納トレイ16を回動させるのに伴って、回動軸部40を介して、表示部5が挿脱口21を閉塞させる方向に回動され、挿脱口21が閉塞される。
上述したように、本実施形態の表示装置2によれば、収納トレイ16と表示部5とを連動させて挿脱口21を開閉する方向に回動させる回動軸部40を備えることによって、特に、表示部5の下端と、表示装置2が設置される床面との間の距離が比較的小さい、つまり支持脚6の長さが比較的小さい場合であっても、収納トレイ16と表示部5とが逆方向に回動されることで、表示部5の下端と収納トレイ16の一端との間に開放される挿脱口21の開口寸法を大きく確保することが可能になり、挿脱時の操作性が良好に確保することができる。
また、この表示装置2によれば、収納トレイ16と表示部5とが連動することによって、表示部5および収納トレイ16のいずれか一方を回動させることで、挿脱口21を開閉させることが可能になるので、キーボード3の挿脱時の操作性が更に向上される。
なお、上述した実施形態の表示装置1,2では、収納トレイ16や表示部5を手動で回動操作するように構成されたが、例えば、操作釦を操作することで、ステッピングモータ等の駆動力で収納トレイ16や表示部5が自動的に開閉動作される構成が採られてもよい。
また、上述の表示装置1,2では、操作体の一例として、標準寸法であるいわゆるフルサイズ・キーボードが適用されたが、例えばマウス、リモートコントローラ等の他の操作体が適用されてもよいことは勿論である。
また、上述の表示装置1,2では、収納トレイ16に対してキーボード3が挿脱される構成にされたが、キーボードが収納トレイの載置部に一体に設けられて、収納トレイが開放位置に移動された状態で、収納トレイ上のキーボードが直接操作されるように構成されてもよい。
また、図示しないが、収納トレイ16の一端には、挿脱口21から挿入されるキーボード3の各折り畳み脚に対応する位置に、折り畳み脚に当接して折り畳むための当接片が設けられてもよい。この構成によれば、収納トレイ16にキーボード3が収納される際に、折り畳み脚を自動的に畳むことが可能になり、載置部の空間を小さくし、収納トレイの薄型化を図ることができる。
最後に、上述した実施形態では、収納トレイ16が開放位置に回動されたときに、収納トレイ16を開放位置にロックする共に、収納トレイ16上に載置されたキーボード3を収納トレイ16上から容易に取り出すための排出手段であるキーボード排出機構が設けられてもよい。このようなキーボード排出機構の具体的な構成の一例について図面を参照して説明する。
図12に示すように、キーボード排出機構50は、収納トレイ16から滑り出るキーボード3の移動を妨げないように、収納トレイ16上に載置されているキーボード3の幅方向の両側に位置して、支持脚6に一組配置されている。
キーボード排出機構50は、キーボード3を取り出す際に押し込み操作される操作釦51と、この操作釦51によって回動される作動アーム52と、この作動アーム52によって作動されて収納トレイ16からキーボード3を排出させるイジェクタ53とを有している。
操作ボタン51は、支持脚6に設けられた回動支軸55に回動可能に支持されており、収納トレイ16側に設けられた係合片34に係合されるロック爪51aが設けられている。操作ボタン51は、収納トレイ16が開放位置に回動されたときに、収納トレイ16の係合片34にロック爪51aが係合することで、収納トレイ16が開放位置にロックされる。また、操作ボタン51には、作動アーム52に係合するカムピン51bが設けられている。また、操作ボタン51は、コイルバネ(不図示)の弾性力が付勢されており、押し込まれた後に弾性力によって初期位置に復帰される。
作動アーム52は、支持脚6に設けられた回動支軸56に回動可能に支持されており、操作ボタン51のカムピン51bが係合されるカム溝52aが形成されている。そして、作動アーム52は、カムピン51bがカム溝52aに沿って移動することで、操作ボタン51の動作に連動して回動される。
また、作動アーム52の一端側には、イジェクタ53を押し上げるための押し上げ片52bが設けられている。また、収納トレイ16の底面には、イジェクタ53に対応する位置に、作動アーム52の押し上げ片52bが進入するスリットが形成されている。さらに、この作動アーム52の他端側には、ユーザーが指先等でこの作動アーム52を回動操作するための操作レバー52cが形成されている。
イジェクタ53は、収納トレイ16の挿脱口21側に配置されており、収納トレイ16に設けられた回動支軸57に回動可能に支持されている。また、キーボード3の前面の底面側には、各キーボード排出機構50のイジェクタ53に対応する位置に、複数の車輪58が回転自在に設けられている。キーボード3は、収納トレイ16に収納された状態で、車輪58がイジェクタ53に支持されており、イジェクタ53の一端側が押し上げられることで、車輪58がイジェクタ53上を転がり、キーボード3が収納トレイ16から円滑に滑り出される。
以上のように構成されたキーボード排出機構50では、ユーザーが手動で収納トレイ16を開放位置に回動させたときに、収納トレイ16の係合片34が操作ボタン51のロック爪51aを押し下げると共にロック爪51aに乗り上げてロック爪51aに係合され、収納トレイ16が開放位置にロックされる。このとき、収納トレイ16の係合片34がロック爪51aに係合される際に、操作ボタン51が回動されるので、操作ボタン51に連動して作動アーム52が回動され、押し上げ片52bがイジェクタ53から確実に退避される。
続いて、図13に示すように、ユーザーが指先で作動アーム52の操作レバー52cを手前に引くことで、作動アーム52が回動され、作動アーム52は、押し上げ片52bがイジェクタ53に当接して、イジェクタ53の一端側を押し上げる。イジェクタ53は、一端側が押し上げられることで、収納トレイ16の載置部19内に突出され、収納トレイ16からキーボード3を押し出す。そして、キーボード3は、車輪58がイジェクタ53上に沿って転がり、傾斜面30上を滑ることで、図14に示すように、収納トレイ16から机上に容易かつ円滑に取り出される。
なお、作動アーム52を回動操作することでイジェクタ53が作動されるが、この作動時も係合片34とロック爪51aとが良好に係合されており、収納トレイ16が開放位置にロックされた状態に保たれている。
上述したように、キーボード収納構造体は、キーボード排出機構を備えることで、収納トレイ16からキーボード3を容易かつ円滑に取り出すことが可能になり、収納トレイ16からキーボード3を取り出す際の操作性を更に向上することができる。
第1の実施形態の表示装置を示す斜視図である。 キーボード収納構造体の収納トレイが閉塞位置に回動された状態を示す図である。 収納トレイおよび回動軸部を模式的に示す斜視図である。 ロック機構を示す断面図である。 キーボード収納構造体の収納トレイが開放位置に回動された状態を示す斜視図である。 収納トレイが開放位置に回動された状態を示す図である。 収納トレイからキーボードが取り出された状態を示す斜視図である。 第2の実施形態の表示装置が備える回動軸部を模式的に示す斜視図である。 収納トレイと表示部とが連動して回動される状態を示す図である。 収納トレイおよび表示部が回動された状態を示す図である。 収納トレイからキーボードが取り出された状態を示す斜視図である。 キーボード排出機構を説明するための透視側面図である。 キーボード排出機構が作動された状態を示す透視側面図である。 収納トレイからキーボードが排出される状態を示す透視側面図である。
符号の説明
1 表示装置
3 キーボード
5 表示部
6 支持脚
7 キーボード収納構造体
13 回動軸部
16 収納トレイ
17 回動軸部
21 挿脱口

Claims (10)

  1. 表示部を有する電子機器を操作するための操作体が載置される載置面が設けられて前記表示部の下方に配置され、前記操作体が収納される収納トレイと、
    前記表示部の背面に位置し、前記収納トレイの一端を前記表示部の下端に対して近接離間させる方向に回動可能に支持する支持手段とを備え、
    前記収納トレイは、前記載置面が水平方向と平行にされて前記収納トレイの一端と前記表示部の下端との間を閉塞する閉塞位置と、該閉塞位置から前記載置面が水平方向に対して下方に傾斜されて前記収納トレイと前記表示部の下端との間に前記操作体が前記載置面に沿って挿脱される挿脱口を開ける開放位置とに、前記支持手段によって回動される操作体用の収納構造体。
  2. 前記支持手段には、前記表示部が回動可能に支持されている請求項1に記載の操作体用の収納構造体。
  3. 前記表示部を回動可能に支持する他の支持手段を備える請求項1に記載の操作体用の収納構造体。
  4. 前記支持手段は、前記収納トレイと前記表示部とを連動させて互いに逆方向に回動させる請求項2に記載の操作体用の収納構造体。
  5. 前記表示部を支持する支持脚を備え、
    前記支持脚には、前記開放位置に回動された前記収納トレイの前記挿脱口に連続する傾斜面が形成されている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の操作体用の収納構造体。
  6. 前記支持脚には、前記収納トレイを前記開放位置にロックするロック手段が設けられている請求項5に記載の操作体用の収納構造体。
  7. 前記開放位置に回動された前記収納トレイから前記操作体を排出させるための排出手段を備える請求項1ないし6のいずれか1項に記載の操作体用の収納構造体。
  8. 前記操作体は二次電池を有し、
    前記収納トレイには、前記操作体の前記二次電池に電力を供給する電力供給手段が設けられている請求項1ないし7のいずれか1項に記載の操作体用の収納構造体。
  9. 前記操作体は、キーボードである請求項1ないし8のいずれか1項に記載の操作体用の収納構造体。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の操作体用の収納構造体と、前記表示部とを備える電子機器。
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