JP4273559B2 - 検索装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばナビゲーション装置にて、地名等を検索できる検索装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば自動車のナビゲーション装置では、地名・施設名・道路名等の各種の名称などを、データベースから検索することができる。この場合には、ユーザが入力した文字列に対して、例えば完全一致又は前方一致となる文字列をデータベースから検索する方法が一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような方式においては、日本語を例にとると、ユーザが「ゑびす」という施設名を検索したい場合には、「ゑびす」と入力する必要があり、「えびす」と入力した場合には、所望の施設名を検索することはできなかった。
【0004】
また、ドイツ語を例にとると、ドイツ語の名称等には、下記表1に示す様に、ABC等の英語と同様なアルファベットだけではなく、英語のアルファベットのに該当する文字(例えばA、B、U等、以下ではベース文字と記す)に、例えばウムラウトの記号を添えた特殊文字(この場合は変母音)がある。通常、このウムラウト等の記号を添えた特殊文字は、アクセンティドキャラクタと称される。
【0005】
【表1】
Figure 0004273559
【0006】
尚、本明細書では、正しい文字表記はワープロの制限上できないので、ここでは、「U:」の様に、ベース文字の「U」後に特殊文字のウムラウトを示す便宜的な記号(:)を付記して表現する。
従って、ドイツ語で、例えば「NU:RNBERG」という地名を検索したい場合には、「NU:RNBERG」と入力する必要があり、「NURNBERG」と入力した場合には、所望の地名を検索できないという問題があった。
【0007】
このことは、検索したい名称の発音のみを記憶しているユーザにとって、所望の地名・施設名・道路名等を検索できないということを意味し、または、発音の記憶を頼りに、発音に近い文字を推測して入力しながら所望の地名・施設名・道路名等を検索しなければならないことを意味し、ユーザにとって不便である。
【0008】
また、ユーザが検索したい名称を正確に記憶している場合でも、先に述べたようなユーザが日常的に使用しない文字を含む名称を検索する場合には、不慣れな文字を探しながら入力装置を操作する煩わしさをユーザに強いることになる。
例えばイギリス人がドイツに旅行する場合、日常的に「U:」を使用することのないイギリス人が、「NU:RNBERG」と「NURNBERG」を区別しなければならず、非常に不便である。
【0009】
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、例えば地名等の名称などを、簡単な操作で確実に検索することができる検索装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
本発明で用いる用語は、下記の様に定義する。
(1)本発明においては、文字列という場合は、複数の文字からなる文字列だけではなく、1つの文字からなるものを含むこととする。
【0011】
(2) また、ドイツ語やフランス語などの外国語の場合には、英語のアルファベットの文字以外に、その文字に例えばウムラウトなどの記号を付加した文字がある。従って、その場合には、ウムラウトなどの記号を付加しない基本となる文字をベース文字と称し、記号を付加した文字を特殊文字と称する。尚、英語のアルファベットにない文字も同じく特殊文字と記す。また、アルファベットのベース文字自体を若干加工した様な文字も特殊文字と称する。
【0012】
具体的には、下記表2に示す様なベース文字及び特殊文字が挙げられる(これは、ISO Latin−1 Characterである)。尚、ここでは、ベース文字として、英語のアルファベットの大文字・小文字を挙げているが、実際に検索する場合には、後述する様に、例えば英語の大文字のみから、英語のアルファベットからなる文字列や、他の言語の特殊文字を含むアルファベットからなる文字列を検索する方式を採用できる。
【0013】
【表2】
Figure 0004273559
【0014】
(3)尚、前記文字列という場合は、通常は、ひらがな、アルファベットのベース文字、特殊文字等の文字の列を示すが、この文字列には、文字以外に、例えば−(ハイフン)などの他の記号が含まれていてもよい。例えば施設名が、「A−B」で表現される場合には、「A−B」でも「AB」でも検索が可能である。
(4) 本発明は、日本語のひらがなの新字体や英語のアルファベットをベース文字として、日本語のひらがなの旧字体やドイツ語等のアクセンティドキャラクタを特殊文字とした場合に適用できる。また、英語のアルファベットをベース文字としている他の国の文字を特殊文字としても、本発明は適用可能である。
なお、ひらがなの新字体とは、例えば「え」、「い」などの新字体の文字を意味し、ひらがなの旧字体とは、例えば「ゑ」、「ゐ」などの旧字体の文字を意味する。
【0015】
(1)請求項1の発明は、入力された文字列を含む文字列を有する情報を、記憶装置に記憶されたデータベースから検索木を用いて検索する検索装置において、ベース文字と該ベース文字に対応する特殊文字と独立して分岐するとともに、前記ベース文字以降の部分木と該ベース文字に対応した特殊文字以降の部分木がそれぞれ独立している木構造を有する検索木を記憶する記憶手段と、検索対象の文字列を入力する入力手段と、前記入力手段によって入力された文字列において、ベース文字が含まれる場合には、該入力されたベース文字以降の部分木と該入力されたベース文字に対応する特殊文字以降の部分木との双方を辿って検索を行う文字列検索手段と、を備えるとともに、更に、前記検索木は、ベース文字以降の部分木に続くリンクとして、該ベース文字以降の部分木へ続くリンクと該ベース文字に対応した特殊文字以降の部分木へ続くリンクとを有することを特徴とする。
本発明では、入力された文字列にベース文字が含まれる場合には、入力されたベース文字以降の部分木と入力されたベース文字に対応する特殊文字以降の部分木との双方を辿って、検索を行うことができる。
【0021】
また、本発明では、データベースの検索木が、ベース文字と特殊文字で独立しており、比較的シンプルであるので、また、上述した部分木に続くリンクの構成を有するので、検索のためのプログラムの構造を簡易化することができるという利点がある。
【0022】
(2)請求項2の発明では、前記入力手段は、1文字づつ順次文字を入力するよう構成され、前記文字列検索手段は、1文字入力される毎に、前記検索木を辿って検索を行うことを特徴とする。
本発明では、1文字入力される毎に、検索木を辿って検索を行うことができる。
【0025】
)請求項の発明では、前記検索は、入力された文字列による前方一致又は後方一致の検索であることを特徴とする。
本発明は、検索の手段を例示したものである。ここで、前方一致とは、検索文字列群のうち、その先頭から所定の数の文字までが入力文字列と一致するものを検察する手段であり、後方一致とは、検索文字列群のうち、その最後から所定の数の文字までが入力文字列と一致するものを検察する手段である。
【0026】
)請求項の発明では、前記検索装置は、ナビゲーション装置において各種の名称の検索に用いられる装置であることを特徴とする。
本発明では、入力した文字列に応じて、速やかの所望の文字列からなる地名等を検索できるので、例えば目的地の入力等の操作を迅速に行うことができる。
つまり、ナビゲーション装置の機能を十分に発揮でき、ユーザにとっては非常に利便性の高いものである。
【0028】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の検索装置の実施の形態の例(実施例)について、図面に基づいて説明する。
(実施例1)
ここでは、検索装置の実施例として、車両に搭載されるナビゲーション装置を例に挙げる。なお、この実施例1は、本発明の検索装置のベースとなる構成を示す参考例である。
【0029】
本実施例のナビゲーション装置は、各種の外国語(アイスランド語、アイルランド語、イタリア語、英語、オランダ語、スウェーデン語、スペイン語、デンマーク語、ドイツ語、ノルウェー語、フェロー語、フランス語の14カ国語)の大文字・小文字の名称等を検索することができる装置であるが、ここでは、説明を明瞭にするために、英語のアルファベットの大文字で、イタリア語、英語、スペイン語、ドイツ語、フランス語の5カ国語の名称(但し大文字で示す)を検索する場合について述べる。
【0030】
a)まず、本実施例のナビゲーション装置の基本構成について説明する。
図1に示す様に、本実施例のナビゲーション装置1は、地図情報等を処理するためにマイクロコンピュータを中心に構成された装置であり、主として、入力装置3、記憶装置5、位置検知装置7、検索装置9を含む制御装置11、表示装置13などから構成されている。
【0031】
このうち、入力装置3は、例えば表示装置13のディスプレイの周囲の枠体に設けられたパネルスイッチや、ディスプレイの入力画面に設定されたタッチスイッチ、或はリモコンにより操作されるスイッチ等であり、ユーザの操作により、ナビゲーション装置1の制御装置11に各種の指示や設定を行う。
【0032】
ここでは、英語のアルファベットの大文字(ベース文字)による入力を行うので、図2(a)に示す様に、A〜Zのアルファベットの大文字が表示されたディスプレイの入力画面を用いる。つまり、この入力画面の各アルファベットの表示箇所がタッチスイッチとなっているので、ユーザがこの表示箇所に触れることにより、英語のアルファベットの大文字を入力することができる。
【0033】
尚、図2(a)のおいて、「Input Area」13aが入力した文字列(入力文字列)の表示箇所であり、「RETURN」キー13bは入力を確定するキーである。「<」キー13cは入力文字列のバックスペースキーであり、「PAGE」の上下のキー13d,13eはページを前後に切り換えるためのキーである。「LIST」キー13fは検索された文字列(検索文字列)を一覧表示するキーであり、「LIST」キー13fの隣の表示欄13gは検索文字列の数(件数)を表示する欄である。「CATEGORY」キー13hは検索のジャンルを選択するキーであり、「CATEGORY」キー13hの隣の表示欄13iは例えば市等のジャンルを表示する欄である。
【0034】
従って、「LIST」キー13cが押されると、図2(b)に示す様に、検索された文字列(検索文字列)を表示する画面に切り替わって、検索文字列が一覧表示される。
また、前記記憶装置5は、施設名、道路名、地名等の名称などのデータに加え、地図情報等の各種のデータを、データベースとして記憶する装置であり、例えばCD−ROMやDVDなどが挙げられる。
【0035】
前記位置検出装置7としては、例えばGPS、センサ、ジャイロ等を利用した装置が挙げられるが、例えばGPSからの情報等に基づいて、自車両の現在位置を検出する。従って、現在位置を検出した場合には、前記データベースから地図情報を求めて、現在位置(或は目的地)の地図情報をディスプレイに表示することができる。
【0036】
前記検索装置9は、ナビゲーション装置1の制御装置11の要部をなすものであり、入力された英語のアルファベットの大文字の文字列に応じて、前記データベースを検索して、施設名、道路名、地名等の名称を検索する。
前記表示装置13は、例えば液晶のディスプレイであり、文字列などを入力するための入力画面(図2(a)参照)や、検索結果を示す表示画面(図2(b)参照)、道路地図などを示す地図画面等を表示する。
【0037】
b)次に、本実施例のナビゲーション装置1にて実施される地名等の名称の検索の手順を説明する。
本実施例では、英語のアルファベットの大文字を入力して、それに対応する上述した5カ国の文字列を検索する。即ち、下記表3に示す様に、英語のアルファベットの大文字(ベース文字)を入力し、それに対応したベース文字からなる大文字の文字列及びそのベース文字の特殊文字を含む大文字の文字列を検索する。
【0038】
【表3】
Figure 0004273559
【0039】
本実施例で用いるデータベースは、図3にデータベース内のデータ構造を示す様に、ベース文字が順次系統樹の様につながった検索木構造を有している。また、ベース文字からなる文字列で示される名称及び特殊文字を含む文字列からなる名称等のデータを記憶している。
【0040】
つまり、例えば「U」の検索木の下に、ベース文字の「U」だけでなく、前記表3のベース文字「U」に対応した「U:」などの各種の特殊文字を含む候補を全て準備し、検索できるように設定しておく。
ここでは、目的地の地名(名称)として、特殊文字の「U:」を含む「NU:RNBERG」を検索する場合を例に挙げる。
【0041】
図3に示す様に、ユーザが、前記図2(a)に示すアルファベットの大文字の入力画面により、第1番目に「N」を入力した場合には、その入力信号を受けた検索装置9では、第1番目の検索木の「N」の一致を検出する。
このとき得られる検索結果は、「N」の下の全ての検索木から得られる全データである。即ち、ベース文字の「N」を文字列(検索文字列)の先頭に有する候補2から候補5と、「N」の特殊文字を文字列の先頭に有する候補6である。
【0042】
尚、ここでは、「N」の特殊文字は、前記表3に示す様に、「N」の上に記号のティルデ「〜」を付加したスペイン語の特殊文字(以下「N〜」と記す)である。
従って、図2(a)の入力画面の表示欄13gには、その検索結果に基づいて制御装置11から出力された表示信号により、検索件数の5が表示される。
【0043】
次に、ユーザが、第2番目に「U」を入力すると、同様に「U」の下の全ての検索木から得られる全データが選ばれる。即ち、ベース文字の「U」だけではなく、その特殊文字「U:」などを含む文字列の候補3及び候補4が選ばれる。従って、入力画面の表示欄13gには、検索件数の2が表示される。
【0044】
尚、ベース文字の「U」の入力に対して、前記表3に示す様に、「U:」以外の特殊文字も検索対象となるのであるが、「N」又は「N〜」の後に続く「U」の特殊文字は「U:」だけであるので、ここでは、実質的に候補3及び候補4となる。
【0045】
次に、ユーザが、第3番目に「R」を入力すると、同様に「R」の下の全ての検索木から得られるデータ全て、即ち候補3及び候補4が選ばれる。従って、入力画面の表示欄13gには、検索件数の2が表示される。尚、「R」は両候補にあるので、検索件数は変化しない。
【0046】
次に、ユーザが、第4番目に「N」を入力すると、最後の候補4が選ばれる。従って、入力画面の表示欄13gには、検索件数の1が表示される。
従って、このとき、ユーザが「LIST」キー13fを押せば、画面が前記図2(a)の入力画面から図2(b)の表示画面に切り替わって、候補4の「NU:RNBERG」が、目的地の1番目の候補として表示される。この場合は、候補が1件だけであるので、当然ながら表示される候補は1件だけである。この「NU:RNBERG」とは、ユーザが検索を望んだ所望の目的地の地名である。
【0047】
この様に、本実施例のナビゲーション装置1では、英語のアルファベットの大文字(この場合のベース文字)の文字列を入力するだけで、英語だけでなくドイツ語やフランス語等の他の言語の名称を検索できる。
つまり、英語のアルファベットのベース文字を入力すると、そのベース文字に対応した特殊文字を全て検索するので、多くの外国語の特殊文字を含む文字列である所望の名称を検索することができる。尚、ベース文字に対応する特殊文字が多数ある場合(例えば表3の「A」の特殊文字)でも、各単語(名称)において使用される特殊文字は決っているので、当然ながら、検索される件数は特殊文字の数より少なくなる。
【0048】
これにより、簡単な操作で、容易に且つ確実に所望の検索結果が得られるという顕著な効果を奏する。特に本実施例では、データベースの検索木がシンプルであるので、検索のためのプログラムの構造を簡易化することができるという利点がある。
(実施例2)
次に、実施例2について説明する。なお、この実施例2は、参考例である。
【0049】
ここでは、日本語の新字体のひらがなにより検索を行う場合を例に挙げる。
a)本実施例のナビゲーション装置1の基本構成は、前記実施例1とほぼ同様であるが、使用する言語が日本語であるので、ディスプレイの画面構成が多少異なる。
【0050】
つまり、日本語のひらがなの入力を行う場合には、図4(a)に示す様に、ひらがなの50音が表示されたディスプレイの入力画面を用いる。この場合、入力画面の各ひらがなの表示箇所がタッチスイッチとなっているので、ユーザがひらがなの表示箇所に触れることにより、ひらがなを入力することができる。尚、「RETURN」キー21a、「<」キー21b、「LIST」キー21c、表示欄21dなど各キー等の機能は、前記実施例1と同様である。
【0051】
b)次に、本実施例のナビゲーション装置1にて実施される地名等の検索の手順を説明する。
ここでは、旧字体の「ゑ」を含む「ゑびす」を検索する場合を例に挙げるが、図5にデータベースのデータ構造を示す様に、予め、データベースには、「え」の検索木の下に、新字体の「え」だけでなく旧字体の「ゑ」を含む候補を全て準備し、検索できるように設定しておく。
【0052】
図5に示す様に、ユーザが、前記図4(a)に示すひらがなの入力画面により、第1番目に「え」を入力した場合には、検索装置9では、第1番目の検索木の「え」の一致を検出する。
このとき得られる検索結果は、「え」の下の全ての検索木から得られるデータ全てである。即ち、新字体の「え」や旧字体の「ゑ」を含む文字列である候補4から候補6までである。従って、入力画面の表示欄21dには、検索件数の3が表示される。
【0053】
次に、ユーザが、第2番目に「び」を入力すると、同様に「び」の下の全ての検索木から得られるデータ全て、即ち候補4及び候補5が選ばれる。従って、入力画面の表示欄21dには、検索件数の2が表示される。
次に、ユーザが、第3番目に「す」を入力すると、最後の候補4が選ばれる。従って、入力画面の表示欄21dには、検索件数の1が表示される。
【0054】
従って、このとき、ユーザが「LIST」キー21cを押せば、画面が前記図4(a)の入力画面から図4(b)の表示画面に切り替わって、候補3の「ゑびす」が表示される。この「ゑびす」とは、ユーザが検索を望んだ所望の目的地の施設名である。
【0055】
この様に、本実施例では、新字体のみの文字列を入力するだけで、旧字体を含む文字列である名称等を検索することができる。つまり、簡単な操作で、容易に且つ確実に所望の名称等を得ることができるという顕著な効果を奏する。
特に本実施例では、データベースの検索木がシンプルであるので、検索のためのプログラムの構造を簡易化することができる。
(実施例3)
次に、実施例3について説明する。なお、この実施例3は、参考例である。
【0056】
尚、本実施例のナビゲーション装置1の基本構成は、前記実施例1と同様であるので、その説明は省略する。
本実施例では、英語のアルファベットの大文字(ベース文字)を入力し、それによって、特殊文字を含む「NU:RNBERG」の地名を検索する場合を例に挙げる。
【0057】
本実施例の場合、前記実施例1とは異なり、図6にデータベース内のデータ構造を示す様に、アルファベットのベース文字の検索木と特殊文字の検索木は、各々独立した検索木構造を有する。
以下、本実施例の検索手順を説明する。
【0058】
図6に示す様に、ユーザが、英語のアルファベットの大文字の入力画面(前記図2(a)参照)により、第1番目に「N」を入力した場合には、検索装置9では、ある検索木の第1番目のベース文字「N」の一致を検出する。それとともに、他の検索木の第1番目の特殊文字「N〜」の一致も検出する。
【0059】
従って、このとき得られる検索結果は、ベース文字「N」以降の検索木及びその特殊文字「N〜」以降の検索木から得られるデータ全てである。即ち、検索文字列の先頭に、ベース文字の「N」だけではなく、その特殊文字「N〜」を有する候補2から候補6までである。従って、入力画面の表示欄(前記図2(a)参照)13gには、検索件数の5が表示される。
【0060】
次に、ユーザが、第2番目に「U」を入力すると、同様にベース文字「U」及びその特殊文字「U:」以降の全ての検索木のデータを検索する。つまり、前記図3に示す様に、ベース文字及びそのベース文字の全ての特殊文字を、検索文字列の2文字目に有する候補を検索する。これにより、候補3及び候補4が選ばれる。従って、入力画面の表示欄13gには、検索件数の2が表示される。
【0061】
次に、ユーザが、第3番目に「R」を入力すると、同様に「R」の下の全ての検索木から得られるデータ全て、即ち候補3及び候補4が選ばれる。従って、入力画面の表示欄13gには、検索件数の2が表示される。尚、「R」は両候補にあるので、この場合には検索結果は変化しない。
【0062】
次に、ユーザが、第4番目に「N」を入力すると、最後の候補4が選ばれる。従って、入力画面の表示欄13gには、検索件数の1が表示される。
従って、このとき、ユーザが「LIST」キー13fを押せば、画面が前記図2(a)の入力画面から図2(b)の表示画面に切り替わって、候補4の「NU:RNBERG」が表示される。この「NU:RNBERG」とは、ユーザが検索を望んだ所望の地名である。
【0063】
この様に、本実施例では、英語のアルファベットの大文字(ベース文字)の文字列を入力するだけで、特殊文字を含む文字列である所望の名称を検索することができる。つまり、簡単な操作で、容易に且つ確実に所望の検索結果が得られるという顕著な効果を奏する。
【0064】
特に本実施例では、データベースの検索木が、ベース文字と特殊文字で独立しており、比較的シンプルであるので、検索のためのプログラムの構造を簡易化することができるという利点がある。
(実施例4)
次に、実施例4について説明する。
【0065】
尚、本実施例のナビゲーション装置1の基本構成は、前記実施例1と同様であるので、その説明は省略する。
本実施例では、英語のアルファベットの大文字(ベース文字)を入力し、それによって、特殊文字を含む「NU:RNBERG」の地名を検索する場合を例に挙げる。
【0066】
本実施例の場合、前記実施例3とは異なり、図7にデータベース内のデータ構造を示す様に、アルファベットのベース文字の検索木と特殊文字の検索木は、各々独立しているが、第n番目のベース文字から対応する第n+1番目の特殊文字以下のリンクを持つ(図7の(1) (2)参照)。
【0067】
以下、本実施例の検索手順を説明する。
図7に示す様に、ユーザが、英語のアルファベットの大文字の入力画面(前記図2(a)参照)により、第1番目に「N」を入力した場合には、検索装置9では、第1番目が「N」である検索木のデータを検索する。
【0068】
これにより、ベース文字「N」を文字列の先頭に有する候補2から候補5までが選択されるとともに、(1)のリンクにより、その特殊文字「N〜」等を文字列の先頭に有する候補6も選択される。従って、入力画面の表示欄13gには、検索件数の5が表示される。
【0069】
次に、ユーザが、第2番目に「U」を入力すると、同様にして、検索装置9では、第2番目が「U」である「NU」を検索する。
これにより、ベース文字「U」を文字列の2番目に有する候補3が選択されるとともに、(2)のリンクにより、その特殊文字「U:」等を文字列の先頭に有する候補4も選択される。従って、入力画面の表示欄13gには、検索件数の2が表示される。
【0070】
次に、ユーザが、第3番目に「R」を入力し、更に第4番目に「N」を入力することにより、最終的に候補4が選ばれる。従って、入力画面の表示欄13gには、検索件数の1が表示される。
よって、このとき、ユーザが「LIST」キー13fを押せば、画面が前記図2(a)の入力画面から図2(b)の表示画面に切り替わって、候補4の「NU:RNBERG」が表示される。この「NU:RNBERG」とは、ユーザが検索を望んだ所望の地名である。
【0071】
この様に、本実施例では、英語のアルファベットのベース文字の文字列を入力するだけで、特殊文字を含む文字列である所望の名称を検索することができる。つまり、簡単な操作で、容易に且つ確実に所望の検索結果が得られるという顕著な効果を奏する。
【0072】
特に本実施例では、データベースの構造がやや複雑化するが、検索する手順がシンプルであるので、検索のためのプログラムの構造を簡易化することができるという利点がある。
以上説明した実施形態においては、ドイツ語等のアクセンティドキャラクタを、英語のアルファベットをベース文字とした特殊文字としたが、勿論、英語のアルファベットをベース文字としている他の国の文字を特殊文字としても、本発明は適用可能である。
【0073】
尚、本発明は前記実施例になんら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
【0075】
(1)例えば、本発明は、例えば車載のナビゲーション装置に使用する検索装置以外に、例えば携帯用のナビゲーション装置、あるいは、自宅や図書館等で使用するパソコンの検索用としても用いることができる。
)前記各実施例では、ベース文字と検索文字とを問わない(部分一致の一種である)前方一致の検索の例について述べたが、本発明は、例えば文字列の中間での一致などの部分一致や、後方一致等による検索に適用できることは勿論である。
【0076】
例えば後方一致の場合では、検索のために入力された文字列(入力文字列)と、記憶されている文字列(検索文字列)とを比べ、検索文字列の後方の文字が入力文字列と一致するもの(但し特殊文字を含んでもよい)を選択すればよい。
また、部分一致の場合には、入力文字列と検索文字列とを比べ、検索文字列のどこかに入力文字列を含むもの(但し特殊文字を含んでもよい)を選択すればよい。
【0077】
尚、入力文字列と完全に一致する検索文字列を探す場合(但し特殊文字を含んでもよい)は、いわゆる完全一致による検索になる。
)前記実施例3,4では、ベース文字からなる文字列を入力して、ベース文字からなる文字列及び特殊文字を含む文字列を検索したが、それとは逆に、前記表3の様なテーブルを逆に用いて、特殊文字を含む文字列及びベース文字からなる文字列を検索してもよい。
【0078】
)前記実施例3,4では、大文字の文字列を入力して、大文字の文字列を検索したが、小文字のみの文字列又は大文字と小文字の混合した文字列を入力して、小文字のみの文字列、大文字のみの文字列、大文字と小文字の混合した文字列を検索するようにしてもよい。
【0079】
)前記実施例3、4では、検索件数が1つの場合に、「LIST」キー13fによって、最終的に検索された候補名が表示画面に表示されるように構成した(図2(b)、図4(b)参照)が、検索件数が1以外の複数個である場合に、「LIST」キー13fによって、その検索時検索されている候補名を表示画面にリスト表示するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1のナビゲーション装置の概略構成を示す説明図である。
【図2】 実施例1の表示装置の画面を示し、(a)は入力画面を示す説明図、(b)は表示画面を示す説明図である。
【図3】 実施例1のデータベースの検索木構造を示す説明図である。
【図4】 実施例2の表示装置の画面を示し、(a)は入力画面を示す説明図、(b)は表示画面を示す説明図である。
【図5】 実施例2のデータベースの検索木構造を示す説明図である。
【図6】 実施例3のデータベースの検索木構造を示す説明図である。
【図7】 実施例4のデータベースの検索木構造を示す説明図である。
【符号の説明】
1…ナビゲーション装置
3…入力装置
5…記憶装置
7…位置検出装置
9…検索装置
11…制御装置

Claims (4)

  1. 入力された文字列を含む文字列を有する情報を、記憶装置に記憶されたデータベースから検索木を用いて検索する検索装置において、
    ベース文字と該ベース文字に対応する特殊文字と独立して分岐するとともに、前記ベース文字以降の部分木と該ベース文字に対応した特殊文字以降の部分木がそれぞれ独立している木構造を有する検索木を記憶する記憶手段と、
    検索対象の文字列を入力する入力手段と、
    前記入力手段によって入力された文字列において、ベース文字が含まれる場合には、該入力されたベース文字以降の部分木と該入力されたベース文字に対応する特殊文字以降の部分木との双方を辿って検索を行う文字列検索手段と、
    を備えるとともに、
    更に、前記検索木は、ベース文字以降の部分木に続くリンクとして、該ベース文字以降の部分木へ続くリンクと該ベース文字に対応した特殊文字以降の部分木へ続くリンクとを有することを特徴とする検索装置。
  2. 前記入力手段は、1文字づつ順次文字を入力するよう構成され、
    前記文字列検索手段は、1文字入力される毎に、前記検索木を辿って検索を行うことを特徴とする請求項1に記載の検索装置。
  3. 前記検索は、入力された文字列による前方一致又は後方一致の検索であることを特徴とする前記請求項1又は2に記載の検索装置。
  4. 前記検索装置は、ナビゲーション装置において各種の名称の検索に用いられる装置であることを特徴とする前記請求項1〜のいずれかに記載の検索装置。
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