JP4272860B2 - カートリッジおよびこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

カートリッジおよびこれを用いた画像形成装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば電子写真複写機や電子写真プリンター等の電子写真画像形成装置に使用されるプロセスカートリッジまたは現像カートリッジ、そしてこれらを用いる電子写真画像形成装置に関する。
【0002】
ここで、電子写真画像形成装置とは、電子写真画像形成プロセスを用いて記録媒体に画像を形成するものである。
【0003】
例えば、電子写真複写機、電子写真プリンター(LEDプリンター、レーザービームプリンターなど)、電子写真ファクシミリ装置、および、電子写真ワードプロセッサーなどが含まれる。
【0004】
ここで、プロセスカートリッジとは、帯電手段、現像手段、クリーニング手段、中間転写手段の少なくとも一つと、画像担持体である電子写真感光ドラムを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。
【0005】
また、現像カートリッジとは、電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するための現像部材及びトナーを収納するトナー収納部を一体的にカートリッジ化し、電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能にしたものである。
【0006】
【従来の技術】
従来、電子写真感光体及び帯電手段、現像手段、クリーニング手段等を一体にまとめてカートリッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。
【0007】
このカートリッジ方式により操作性が一層向上され、上記プロセス手段のメンテナンスをユーザ自身が容易に行うことが可能となった。そこで、このカートリッジ方式は画像形成装置本体において広く用いられている。
【0008】
また、近年種々のサービス情報やプロセス情報をメモリに記憶し、このメモリをカートリッジに搭載した製品が実現されている。画像形成装置本体はこのカートリッジのメモリの情報を活用することにより、印字画質やカートリッジのメンテナンスをより一層向上させている。そして、画像形成装置との通信手段として電気的接触によりカートリッジのメモリと通信を行っているものがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら接触式通信の場合、確実な接触、安定した導通および高耐久性を実現するためには画像形成装置本体の接触式通信機構やカートリッジ側のメモリの接点が複雑になりプリンターの小型化や低コスト化が難しい側面があった。
【0010】
例えば、従来から用いられているオスメス式のコネクター式接触接続構成の場合、
▲1▼ 消耗品の装着方向の自由度が少ない。
【0011】
▲2▼ コネクター式接点機構を収めるために、消耗品および本体のサイズが大型化してしまう。
【0012】
▲3▼ メモリを含めたコネクター式接点機構が高価である。
等の理由により、従来式のメモリ接続構成は、小型ローコストプリンタの消耗品への展開が難しかった。そして、中小企業や個人事務所および一般ユーザでの需要が多い小型ローコストプリンタ分野にカートリッジのメモリを活用した製品を十分に提供できない状況となっていた。
【0013】
本実施例の目的とするところは、低コスト、小スペースで信頼性の高い接触式通信機構を提供することにより、小型ローコストプリンタ分野に留まらず、あらゆる分野の消耗品のメモリをより一層積極的に活用できるようにしたものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は下記の構成を特徴とする記憶媒体および現像カートリッジおよびこれを用いた画像形成装置であり、請求項と対応する番号を付して示せば以下のとおりである。
【0015】
記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置において、
前記電子写真画像形成装置の装置本体に公転可能に支持されたロータリであって、情報を記憶する記憶媒体と、電子写真感光体に形成された静電潜像をトナーを用いて現像する為の現像ローラと、前記トナーを収納する収納部と、前記収納部に収納された前記トナーを攪拌するために回転する攪拌部材と、を備えた複数の現像カートリッジが取り外し可能に装着されたロータリと、
前記複数の現像カートリッジを前記ロータリに着脱する為の、前記装置本体に設けられた装着開口と
前記装着開口を開閉するドアと、
前記記憶媒体に情報の読み出しまたは書き込みをおこなうためのコネクターと、
前記コネクターを前記記憶媒体に接触させて、情報の読み出しまたは書き込みをおこなわせる加圧位置と、前記コネクターを前記記憶媒体から離間させる離間位置との間を移動させる接離制御機構であって、前記装着開口から前記現像カートリッジを着脱可能な取り出し位置に位置する現像カートリッジよりも前記ロータリの回転方向において下流側の前記現像カートリッジの前記記憶媒体に対して前記コネクターを接触、離間させる接離制御機構と、
前記複数の現像カートリッジのうち何れかの現像カートリッジは所定の印刷ジョブ完了後、または、前記画像形成装置の電源オン時、または、前記ドアを閉じた際に、前記ロータリの回転を停止させた後に前記接離制御機構を動作させて前記コネクターを前記記憶媒体に接触させる制御手段であって、前記複数の現像カートリッジのうち何れかの現像カートリッジの寿命予告を検知した場合は、最も寿命に近い現像カートリッジを優先的に前記取り出し位置に停止させ、前記複数の現像カートリッジのうち何れの現像カートリッジも前記寿命予告を検知していない場合は、特定の現像カートリッジが毎回前記取り出し位置に停止しないように、前記ロータリの動作を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
【0018】
(4)(1)〜(3)に記載の電子写真画像形成装置本体内に公転可能に支持されたロータリに装着されるカートリッジは、電子写真感光体に形成された潜像を現像するための現像ローラを有する現像カートリッジであることを特徴とする電子写真画像形成装置の現像カートリッジ。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係わるカラー画像形成装置の実施の形態を図面に従って説明する。
【0020】
なお、以下の説明において、装置前面とは転写プロセスから定着プロセスへの記録媒体の搬送上流側の面を指し(図1において右側)、装置本体およびプロセスカートリッジに関して左右とは、装置前面から見て左または右である。また長手方向とは、記録媒体の表面と平行であり、且つ、記録媒体の搬送方向と公差(略直交)する方向である。
【0021】
{カラー画像形成装置の画像形成動作概略}
まず、カラー画像形成装置の全体構成について、図1を参照して概略説明する。
【0022】
図1は本発明を実施したカラー電子写真画像形成装置の一形態で、現像カートリッジとドラムカートリッジ及び中間転写体ユニットを画像形成装置本体に装填したカラーレーザービームプリンターの概略構成を示す縦断面図である。
【0023】
このカラー画像形成装置本体は、図1に示すように、露光手段3から画像情報に基づいた光像を照射して像担持体(以下感光ドラム1)に像剤像(以下トナー像)を形成する。そして、前記トナー像の形成と同期して転写材を搬送手段によって搬送し、前記感光ドラム1に形成したトナー像が中間転写体5aに転写される。
【0024】
次にその中間転写体上5aのトナー像が第二の転写手段によって転写材に転写し、その転写材を加圧ローラ8aと加熱ローラ8bを有する定着手段8に搬送し、転写材上のトナー像を定着して排出部10へ排出するように構成している。
【0025】
さらに詳細に画像形成工程を説明する。
【0026】
中間転写ベルト5aの回転と同期して感光体ドラム1は図1の矢印方向(反時計回り)に回転する。ここで感光体ドラム1表面を帯電装置2によって均一に帯電するとともに、露光手段3によって、例えばイエロー画像の光照射を行い、感光体ドラム1上にイエローの静電潜像を形成する。
【0027】
露光手段は次の工程を経て行われる。露光手段3は外部装置等から読み込んだ画像情報に基づいて光照射することによって感光ドラム1へ光像を照射するものであり、レーザーダイオード、及びポリゴンミラー、スキャナーモーター、結像レンズ、反射ミラーが収納してある。
【0028】
そして外部機器等から画像信号が与えられると、レーザーダイオードが前記画像信号に応じて発光し、ポリゴンミラーに前記画像光として照射する。このポリゴンミラーはスキャナーモーターによって高速回転し、前記ポリゴンミラーで反射した画像光が結像レンズ及び反射ミラーを介して前記感光ドラム1の表面を選択的に露光し、その結果感光ドラム1上に静電潜像を形成する。
【0029】
この静電潜像形成と同時にイエローの現像器4Yを現像位置に回転移動し、所定のバイアス電圧を印加させ静電潜像にイエロートナーを付着させて現像する。その後、中間転写ベルト5aを挟んで感光ドラム1と対向して配置された1次転写ローラ5jにトナーと逆極性のバイアス電圧を印加して感光体ドラム1上のイエローのトナー像を中間転写ベルト5a上に1次転写する。
【0030】
上述のようにイエロートナー像の1次転写が終了すると、次の現像器が回転移動し、感光体ドラムに対向した位置に位置決めされる。以上の工程を、マゼンタ、シアン、そしてブラックの各色についても繰り返すことによって、中間転写ベルト5a上に4色のトナー像を重ね合わせる。
【0031】
この間、2次転写ローラ11は、中間転写ベルト5aとは非接触状態にある。この時、クリーニングユニットとしてのクリーニング帯電ローラ5fも中間転写ベルト5aとは非接触状態に位置する。
【0032】
そして、中間転写ベルト5a上に4色のトナー像形成完了後、2次転写ローラ11が図1のように中間転写ベルト5aに圧接される。更に前記2次転写ローラ11の圧接と同期して、給送手段であるレジストローラ対7近辺の所定の位置で待機していた転写材が中間転写ベルト5aと2次転写ローラ11のニップ部に送り出される。
【0033】
ここで、レジストローラ対7の直前には転写材の先端を検知してレジストローラ対7の回転駆動力を遮断し、転写材を所定の位置で待機させるレジ前センサ14が設けられている。
【0034】
2次転写ローラ11にはトナーと逆極性のバイアス電圧が印加されており、中間転写ベルト5a上のトナー像は、搬送されてきた転写材の表面に一括して2次転写される。
【0035】
トナー像が2次転写された転写材は、搬送ベルトユニット12を経由して定着器8に搬送され定着が行われ、排紙ローラ対13によって排紙ガイド15に沿って搬送され、排出ローラ対9によってカラー画像形成装置上部の排紙トレー10に排出され、画像形成を完了する。
【0036】
一方、2次転写終了後にクリーニング用帯電ローラ5fが中間転写ベルト5aに圧接され、中間転写ベルト表面と2次転写残の残留トナーは所定のバイアス電圧が印加され残留電荷が除電される。
【0037】
除電された残留トナーは、1次転写ニップ部を介して中間転写ベルト5aから感光ドラム1へ静電気的に再転写され、中間転写ベルト5a表面がクリーニングされる。 なお、感光ドラム1に再転写された2次転写残の残留トナーは、感光ドラム1用のクリーニングブレード6によって除去し回収される。
【0038】
回収された残留トナーは、廃トナーとして後述する搬送する搬送経路をたどり、廃トナーボックス216に回収され蓄積される。
【0039】
{カートリッジの着脱}
図34に示すように、装置本体の上蓋64を反時計方向に開くと、カートリッジを装着する装着開口部65が露出される。本実施例では、現像カートリッジ4およびプロセスカートリッジ5の複数のカートッジはすべてこの装着開口部65から着脱できるようになっている。
【0040】
一方ジャム処理等もプロセスカートリッジ5を装置本体から取り外すことにより、前記装着開口部65から行うことが可能となっている。
【0041】
このように、消耗品の交換およびジャム処理等が装置本体の1つのドア(上蓋64)を開けることによりアクセス可能となっており、ユーザビリティが向上した構成となっている。
【0042】
次に現像カートリッジ4の着脱および位置決めについて説明する。
【0043】
{現像カートリッジの着脱および位置決め}
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナーを収納した現像カートリッジはロータリ67内の所定位置に固定される。ここで、現像カートリッジのロータリへの位置決め方法について図9、図10、図11で詳細に説明する。
【0044】
現像カートリッジの装着は前記装着開口部65より矢印の方向に真っ直ぐに挿入することで行われる。
【0045】
装置本体内にはロータリユニット66が配置され、ロータリ67は中心軸51を中心に公転し、その中心軸51の両サイドには円盤状のロータリフランジ50が固定されている。
【0046】
前記ロータリフランジ50には、現像カートリッジ4の着脱を案内するガイド溝50cと、現像カートリッジ4の位置決め中心である第1の受部50aと、現像カートリッジの回転止めを行う第2の受部50bが形成されている。
【0047】
そして第一の受部50aの長手側面には位置決め中心軸上に穴50dが設けられている。この穴50dはロータリから現像カートリッジの脱落を防止するための引っ掛け穴の役目をする。
【0048】
一方、現像カートリッジ4の左右の側面には、現像カートリッジの着脱を案内するガイドリブ354と、現像カートリッジ4の位置決め中心である円弧状の第1の突起部352と、現像カートリッジ4の回転止めを行う円弧状の第2の突起部353が形成されている。
【0049】
前記ロータリ67のカートリッジガイド溝50cには、現像カートリッジ4を紙面反時計方向に回転付勢するための付勢ばね53が配置されており、この付勢ばね53により、現像カートリッジ4の第2の突起部はロータリフランジ50の第2の受部50bに密着させられる。
【0050】
また、図3、図4に示されるように、第一突起部352の端面から、長手方向に伸縮可能な突起部380aが突出している。この可動突起部380aは、現像カートリッジ4の長手のおよそ半分の長さを持つ棒状部材380の端部に形成されていて、この棒状部材380を摺動させることにより、前述のように第一突起部352端面から可動突起部380aが突き出たり引っ込んだりする。以降この棒状部材380をスライダー部材と呼ぶ。
【0051】
そして、現像カートリッジ長手中央付近には、ヒンジ状の把手381が設けられていて、不図示のねじりコイルバネによって開く方向に付勢されている。
【0052】
また、ヒンジ把手381は左右2つのヒンジ片部材381a、381bが対になって構成されているが、それぞれのヒンジ片部材が前記スライダー部材380と連結していて、ヒンジ把手381の開閉動作に連動してスライダー部材380が往復移動する。
【0053】
通常の状態ではヒンジ把手381が前記ねじりコイルバネ382に付勢され開いた状態になっており、スライダー部材380の突起部380aは前記第1突起部352端面から突き出ている。そして、ヒンジ把手381を掴むとヒンジは閉じられ、スライダー部材380の突起部380aは前記第1突起部352端面よりも内側に引っ込むよう構成されている。
【0054】
また、各ヒンジ片は回動部を中心として掴む部分と逆側にギアの歯381dが形成されていて、両者のギアが噛合っている。そのため、片方のヒンジ片だけを閉じても、もう一方のヒンジ片も閉じ、両方のスライダーが常に同時に往復動作する構成になっている。
【0055】
現像カートリッジ挿入時には、ヒンジ把手381を掴んでロータリフランジのガイド溝50cに現像カートリッジ両側面のガイドリブ354を沿わせて挿入する。次に、ロータリフランジ側面の第1受部50aに現像カートリッジ側面に形成された円弧状の第1突起部352が突き当たった地点で、掴んでいたヒンジ把手381を離す。そうすると、前記可動突起部380aが第1突起部352端面より突き出し、第1受部50a長手側面に設けられた前述の引っ掛け穴50dに引っかかる。
【0056】
第1突起部352と可動突起部380aは同軸上に設けられているため、現像カートリッジは第1突起部352を中心に揺動可能であるが、カートリッジガイド溝50cには、現像カートリッジを紙面反時計方向に回転付勢するための付勢ばね53が配置されており、この付勢ばね53により、現像カートリッジの第2の突起部353はロータリフランジ50の第2の受部50bに密着させられて現像カートリッジの位置が固定される。
【0057】
一方、現像カートリッジ離脱の際は、図4に示されるように、ヒンジ把手381を掴むことで前記可動突起部380aが引っ込み、前記引っ掛け穴50dから外れて、上方向に離脱可能になる。
【0058】
このように、現像カートリッジ4はユーザの操作によって離脱、装着が可能であり、前述した固定方法によってロータリから現像カートリッジは離脱することなくロータリの回転が行えるようになっている。
【0059】
次にプロセスカートリッジ5の着脱および位置決めについて説明する。
【0060】
{プロセスカートリッジの着脱および位置決め}
図1、図26、図27、図35に於いて、プロセスカートリッジ5のカラー画像形成装置本体Aへの着脱、及び所定位置への固定方法について説明する。
【0061】
カラー画像形成装置本体Aの上蓋64を開くと、感光体ドラム軸受けを支持する支持部22に設けられた感光体ドラム1への回転駆動力伝達カップリングと、中間転ベルト駆動軸の軸受け部を支持する支持部23に設けられた、中間転写ベルト駆動ローラへの回転駆動力伝達カップリングが、軸方向へスライドして退避した状態となる(連結解除状態)。
【0062】
カップリングの退避、連結機構については、特開平11−109836等に有るような方法があり、本実施例では説明を省略する。
【0063】
図26、図27に示すように装置本体内側には感光体ドラム用ガイドレール30、と中間転写体用ガイドレール31が段差を設けて、両サイドに設けてある。
【0064】
図35に示すように、プロセスカートリッジ5は、装置開口部65より矢印方向に一旦真っ直ぐ下に挿入され、途中から左側に方向を変えて装着される。
【0065】
具体的には、プロセスカートリッジ5の感光体ドラム右側軸受け106、左回転軸102を感光体ドラム用ガイドライン30へ、中間転写ベルト駆動ローラ240の右側軸受け205、左側軸受け201と、左右サイドカバー260、261に設けられた突起部203、204を中間転写体用ガイドレール31に夫々載せてスライドさせながら挿入していく。
【0066】
そして最終的には、感光体ドラム右側軸受け106、左回転軸102は感光体ドラム軸受けを支持する支持部22に落ち込み、中間転写ベルト駆動ローラ240の右側軸受け205、左側軸受け201は中間転ベルト駆動軸の軸受け部を支持する支持部23に落ち込む。
【0067】
一方、左右サイドカバーに設けられた突起部203、204は位置決め溝24に夫々落ち込み、不図示のねじりコイルばねにより夫々装置本体フレームの位置決めに押し付けられ固定される。
【0068】
{現像カートリッジの駆動構成}
次に、現像カートリッジ4の駆動構成について詳細に説明する。
【0069】
図9に示すように前記ロータリフランジ50の両サイドには、ロータリ側板54が配置されており、前記中心軸51はロータリフランジ50およびロータリ側板54を串刺しにする形で係止されている。言い換えると、ロータリフランジ50と中心軸51はロータリ側板54に支えられて公転可能に保持されている。
【0070】
前記ロータリ側板54の片方には複数のギアが噛合い可能に固定されている。現像カートリッジの入力ギア307は、このロータリ側板54に配置されたギア列の内、最下流の終端ギア55と噛合い、現像ローラ305、塗布ローラ、攪拌部材等を回転駆動させている。
【0071】
本実施例においては、現像カートリッジがロータリフランジ50と共に所定角度公転することにより、ロータリ側板54の終端ギア55と接続される。ここで、現像カートリッジがロータリの公転と共に回転移動する際に、ロータリ側板54の終端ギア55の歯先と現像カートリッジの入力ギア307の歯先同士がぶつかって歯が正しく噛合わない可能性がある。このようなケースの場合、本実施例では現像カートリッジはロータリフランジ50の第1の受部50aを中心にいったん揺動退避することにより、歯が確実に噛合うように構成している。
【0072】
さらに詳しく説明すると、図28に示すようにロータリ側板54の終端ギア55と現像カートリッジの入力ギア307の歯先同士がぶつかった場合は、その衝撃により現像カートリッジがロータリフランジ50の第1の受部50aを中心にロータリの半径方向に若干揺動する。この現像カートリッジの揺動により歯先同士のぶつかりは解消され、先に説明したロータリフランジ50の付勢ばね53により現像カートリッジが所定位置に位置決めされる。
【0073】
また、現像カートリッジの駆動が完了し、次のポジションへ現像カートリッジを公転させる場合において、ロータリフランジ50の終端ギア55が万一スルー状態に開放できなかった場合も、現像カートリッジの揺動機構により、現像カートリッジとロータリフランジ50はロータリの終端ギア55の噛合い部より離脱できる。
【0074】
現像カートリッジの入力ギア307はロータリ側板54の終端ギア55から駆動を受けると、噛合い力Fを受ける。この噛合い力Fにより、現像カートリッジはロータリフランジ50の第1の受部50aを中心に紙面反時計方向の回転モーメントを受ける。
【0075】
この回転モーメントにより現像カートリッジの第2の突起部はロータリフランジ50の第2の受部50bに押し付けられ、駆動中に現像カートリッジがロータリフランジ50の位置決め部から動くことを抑止している。なお、この噛合い力はロータリ内で閉じた力の系になっているので、後で説明する現像カートリッジの感光ドラムに対する加圧力への影響は少ない。
【0076】
{記憶媒体}
本実施例の現像カートリッジに取り付けられる記憶媒体70は、プリント基板上に記憶素子71と電気接点部72を配置したタグ状部材(以下メモリタグと呼ぶ)である。
【0077】
まず、図5、図8をもとにメモリタグ70の構成を説明する。
【0078】
メモリタグ70にはカートリッジの使用情報や画像形成プロセスをコントロールする各種設定情報や履歴情報が保存されている。画像形成装置本体のエンジンコントローラは、メモリタグ70のデータを適時読み込み/書き込み(以下R/Wという)することにより、各カートリッジの使用情報を検知している。メモリタグ70へのR/Wはエンジンコントローラがコネクター80の接点を介して行っている。
【0079】
メモリタグ70に用いている記憶素子は基板中央に配置され、記憶素子71の周りは樹脂73でコーティングされている。電気接点部72は記憶素子71の両側に1ヶ所づつ計2ヶ所72a,72bが配置されている。さらに、電気接点部72の両側即ち、基板の両端部に装置本体の記録手段であるコネクターの突起部が突き当たる突き当て平面部74a,74bが設けられている。そして、電気接点部72a,72bと突き当て平面部74a,74bはメモリタグ70の長手方向に一列に配置されている。
【0080】
メモリタグ70に使用されるプリント基板の基材は、例えば、ガラス布エポキシ、ガラス基材エポキシ、ガラス紙エポキシ、紙エポキシ、紙ポリエステル、紙フェノール等が利用可能であり、片面基板、両面基板のどちらでも製造可能である。
【0081】
メモリタグ70の電気接点部72のエリアは四角形状をしており、装置本体のコネクター80の当接位置変動に対応できる最低幅を確保している。本実施例の電気接点部72は銅はく面にNiめっきを施し、更に金めっきを行っている。このように多層めっきを行い、電気接点部の腐蝕や磨耗を防いでいる。
【0082】
本実施例においては、表層の金めっきの厚みを0.05μm以上、望ましくは0.3μm以上を確保しており、画像形成装置のコネクター80を1000回以上の挿抜試験において、低く安定した接触抵抗を保つことが可能となっている。
【0083】
本実施例のメモリタグ70の突き当て平面部74は基板のレジスト面と同一面になっている。即ち、基板端部のレジスト面を突き当て平面部に使用している。また、電気接点部の高さは突き当て平面部と同じになるよう製造されている。
【0084】
次にメモリタグ70の取り付け構成について説明する。
【0085】
現像カートリッジ4の外面には、メモリタグ70を取り付けるための一段凹んだ座面が形成されており、この凹んだ座面は、ロータリの回転軸51を中心とする半径方向の線分に対して鉛直になるよう形成されている。即ち、メモリタグ70はロータリの回転方向の接平面に対して平行になるように固定されている。
【0086】
このため、後述するR/Wの停止位置において、装置本体のコネクター80はメモリタグ70に対して鉛直に突き当たることができ、安定したワイピング動作と導通をとることが可能となっている。
【0087】
図6、図7に示すように現像カートリッジ4の凹んだ座面360には複数の凸リブが配置されている。凹んだ座面の中央にはメモリタグの逆付け防止の凸リブ361が配置されており、前記中央の凸リブ361の左右にはメモリタグを突き当てて短手方向の位置を決める凸リブ362a,362bが形成されている。
【0088】
一方、メモリタグ70にはの電気接点部の間の長手中央部に切り欠き75が形成されている。メモリタグ70を現像カートリッジ4に取り付ける際には、メモリタグ70の長辺をメモリタグ位置決め用の凸リブ361に突き当てて短手方向の位置を決めている。
【0089】
また、メモリタグ70は中央の切り欠きを現像カートリッジ4の逆付け防止の凸リブ361に合わせることで、誤ってメモリタグ70を180°回転させた時、左右を間違って取り付けることを防止している。
【0090】
さらに本実施例においては、メモリタグ70は中央の切り欠き75を矩形の凹溝にしており、この凹溝の幅を現像カートリッジ4の逆付け防止の凸リブ361に係合させている。即ち、メモリタグ70の矩形の凹溝75と現像カートリッジ4の逆付け防止の凸リブ361を係合することにより、メモリタグ70の長手方向の位置を現像カートリッジ4に対して正確に位置決めできるように取り付けられる。
【0091】
長手方向の位置決め部の形状を穴にし、カートリッジ側の位置決めリブをボスにして係合させる場合、カートリッジの取り付け面に対して真っ直ぐに取り付けないと、メモリタグの穴とカートリッジの軸の間でこじりが発生し組立性が悪化する恐れがある。
【0092】
しかし、本実施例のメモリタグは位置決めの切り欠き75が矩形の凹溝形状なので、カートリッジの取り付け面に対して必ずしも真っ直ぐに突き当てなくても、位置決め部の係合が可能であるので、組立性が悪化することを押さえることができる。
【0093】
また、メモリタグ70に形成される長手方向の位置決め部の形状を穴にした場合は、メモリタグの幅が大きくなってしまうが、本実施例においては矩形の凹溝の形状であるので、メモリタグの幅の大型化を押さえることができる。
【0094】
さらに、メモリタグの長手を位置決めする切り欠きを凹溝形状したことにより、メモリタグ70を取り付ける容器側の位置決め凸リブ361は、必ずしも金型の抜き方向に対して平行でなくてもよく、容器デザインが異なる他機種のカートリッジに対しても位置決めの対応が簡単にできる。
【0095】
ところで、本実施例のメモリタグ70はカートリッジに対して、両面テープ等の粘着剤で取り外し可能に固定されている。そして、メモリタグ70の取り付け面には、マイナスドライバー等の市販工具が差し込める取り外しを補助する凹溝364が形成されている。
【0096】
このため、工場での出荷検査の際、メモリタグ70に故障や傷が発見された場合、前記凹溝364に工具を差し込んで簡単にメモリタグ70を取り外し交換できる。
【0097】
また、周知の回収システムでリサイクル工場に回収されたカートリッジのメモリタグや故障等でメーカに返却されたカートリッジについても、上述と同様に簡単に取り外しができるので、メモリタグのR/W装置をカートリッジの種類毎に用意する必要がなく、1つの工具で全種類のカートリッジの履歴情報を調べることができる。
【0098】
そして、メモリタグ70の履歴情報を調べることにより、市場で発生した品質問題を正確に把握することができる。また、履歴情報を分析することで、より顧客満足度の高いカートリッジを開発することが可能となる。
【0099】
このように本実施例のメモリタグは、小型で組立性、分解性もよく、用途が異なる複数の製品においても取り付けが可能となるので、メモリタグの共通化が促進できる。そして、メモリタグのマスメリットを大きくすることにより、メモリタグのコストダウンを図ることが可能となる。
【0100】
{コネクター構成}
次に、メモリタグに読み書き(R/W)の記録を行う画像形成装置本体に配置されるコネクターの構成について図14、図15、図16をもとに説明する。
【0101】
コネクター80は後述する機構により画像形成装置本体内でカートリッジに対して退避自在に固定されている。コネクター80の両端には突起部82a,82bが形成されており、この突起部の内側に金属製のコンタクトピン81が4つ配置されている。そして、前記コンタクトピンと突起部はコネクターの長手方向に沿って一列に配置されている。
【0102】
本実施例のコンタクトピン81は、メモリタグに配置された2ヶ所の電気接点部72a,72bに対して、各々2つのコンタクトピンが接触し導通される。このように電気接点部1ヶ所に対して複数のコンタクトピンが接触しているので、何らかの原因で片方のコンタクトピンが導通不良になった場合も、もう一方のコンタクトピンで導通を保証できるように冗長設計されている。
【0103】
コンタクトピンは、銅合金等の薄板を切断、曲げ加工を施して製造されているメモリタグの電気接点部と同様に、コンタクトピンの先端部にはNiめっきを施し、さらに金めっきを行っており、耐久性と信頼性を上げている。
【0104】
コンタクトピンの先端部は切断方向に対して90°折り曲げられており、切断面のエッジ部がメモリタグの電気接点部に接触する形状となっている。図20、図21、図22に示すように、コンタクトピンの先端部がメモリタグの電気接点部に突き当たると先端部が弾性変形し電気接点部の表面を一定量摺擦移動する。
【0105】
即ち、本実施例のコンタクトピンの先端部は、メモリタグの電気接点部の表面をワイピングするばね構造になっている。よって、万一メモリタグの電気接点部が飛散トナー等の汚物で汚染されても、これを削り落として清掃することができ、安定した導通を確保できるようになっている。
【0106】
コンタクトピン81の先端部の変形量Δsは、コネクター80の両端に形成された突起部82a,82bの高さで正確に管理されており、この突起部がメモリタグ70の基板の端面74a,74bに突き当たることで、コンタクトピン81の先端部は一定量の変移される。
【0107】
本実施例においては、コンタクトピンが所定量変移したときのコンタクトピンの先端部、すなわちメモリタグの電気接点部と接触している先端部の頂点は、図21のX位置に示されるように、コネクターの両端に形成された突起部の頂点とほぼ一直線に並ぶように設計されている。
【0108】
このように本実施例のコネクター80はメモリタグ70に接触する部分が一直線に並ぶので、後述するコネクターホルダー83でコネクター80を回転移動させた場合において、コンタクトピンの変形量および接触圧のばらつきを少なくすることができる。
【0109】
また、図20に示すようにコンタクトピンの外側の遠いところ、すわわち、コネクターの両端に突き当て用の突起部が配置されているので、突起部の高さ寸法が公差内でばらついてもコネクターが大きく傾斜することはない。従って、4本のコンタクトピンの接触圧が左右で不均一になって、導通が不安定になる影響を少なくできる。
【0110】
なお、本実施例では、コンタクトピンの先端部を突き当て方向に0.5〜2mm変移させ、電気接点部の短手方向に0.5〜2mmワイピングさせている。この時の接触圧は40〜80g/ピンとなっている。
【0111】
ところで、コンタクトピンをメモリタグの電気接点部に対して所定量正確に変形させるには、コネクターの突起部を電気接点部に直接突き当てることが望ましいが、この場合、メモリタグの電気接点部の幅をさらに拡大する必要があり、高価な金めっき等を施した場合はコストアップになってしまう。
【0112】
また、コネクターの突起部は樹脂なので、耐久により樹脂粉(絶縁物)がメモリタグの電気接点部に固着することも考えられる。前述したコンタクトピンのワイピングにより樹脂粉を清掃することは可能だが、トナーとは違い、樹脂粉はより強固に固着することが考えられる。
【0113】
コンタクトピンのワイピングだけで完全に清掃を行うには、コンタクトピンの当接圧を強くし、ワイピングの移動量を拡大する等の対策が必要になる。しかしながら、このようなことを行うと、メモリタグの電気接点部のめっき剥がれが促進され、カートリッジの寿命前に導通不良が発生する可能性が考えられる。
【0114】
本実施例ではコネクターの突起部をメモリタグの電気接点部とは別の同一面に突き当てるので、電気接点部の幅を大きくすることなく、正確に接触させることが可能となっている。そして、コネクターの突起部の磨耗粉は直接メモリタグの電気接点部には付着しないので、接触抵抗の増大を防ぐことができる。
【0115】
{コネクターの接離制御機構}
次に、コネクター80の接離制御機構について図17、図18、図19、図33、図34を用いて説明する。
【0116】
コネクター80はコネクターホルダー83に取り外し可能に固定されている。万一、コネクター80の接点に異常が発生した場合は、コネクターホルダー83からコネクター80だけを取り外して交換できるようになっている。
【0117】
コネクターホルダー83はコネクターの長手方向と平行な回転軸85をもっており、この回転軸85を中心にコネクターとコネクターホルダーは一体で回転移動する。コネクターホルダーの回転軸85a,85bはロータリステー63から出ている固定用アームに係合しており、回転可能に支持されている。
【0118】
コネクターホルダー83の裏側には、前記回転軸85と鉛直に外側に伸びる退避アーム86が形成されている。コネクター80およびコネクターホルダー83の離間および加圧動作は、前記退避アーム86の終端リブと接離カム91の当接および退避により制御される。
【0119】
コネクターホルダー83は不図示のコネクター加圧ばねで回転可能に付勢されており、退避アーム86と接離カム91が接してない状態では、コネクター80はメモリタグ70に当接する方向に加圧される。退避アーム86と接離カム91が接している場合は、コネクター80はメモリタグ70に対して退避されている。これらコネクターホルダー83とコネクター80の離間および加圧動作は、接離カム91を所定時間回転させることにより行われる。
【0120】
接離カム91の回転中心である加圧回転軸90の終端には回転フラグ92が取り付けられており、この回転フラグ92が離間検知センサー93を遮るタイミングを検知することで、接離カム91の回転方向を検出している。
【0121】
接離カム91はロータリ67の接離を行う不図示の接離モータにより回転駆動されるが、後述するロータリの接離制御と兼用されている。具体的には、接離モータの回転方向を切り替えることにより、コネクター80を2つの位置、即ち、メモリタグ70と接触する加圧位置と退避した離間位置のいずれかに移動される。
【0122】
コネクター80がメモリタグ70と接触する加圧時は、接離モータを所定時間、逆回転することで行われる。そして、接離カム91が所定角度回転することにより、コネクターホルダー83の退避アーム86が接離カムから離れ、上述したように、コネクター80がメモリタグ70に対して押し出させて当接される。
【0123】
コネクター80がメモリタグ70から退避する離間時は、接離モータを所定時間、正回転することで行われる。加圧時とは逆にコネクターホルダー83の退避アーム86は接離カム91で引き戻され、コネクター80はメモリタグ70に対して離間される。
【0124】
なお、離間検知センサー93を監視することで、コネクター80の加圧/退避の位置検知を行っている。この制御は後述するロータリの接離動作にも兼用されている。
【0125】
コネクターホルダー83の中央には、ガイドリブ84が配置されており、現像カートリッジ4のガイド溝363に侵入するようになっている。本実施例では、ガイドリブ84をガイド溝363に係合させており、コネクターのメモリタグに対するスラスト方向の位置ずれを少なくできるように構成している。
【0126】
{記憶媒体のR/W}
本実施例の現像カートリッジは、図12、図13に示すようにロータリに装着可能な取り出しポジションから90°下流側でメモリタグのR/Wを行っている。
【0127】
本実施例の現像カートリッジ4は装置本体に固定される一般のカートリッジとは異なり、ロータリで公転移動を繰り返している。従って、現像カートリッジのメモリタグと装置本体のコネクターは非常に多くの接触が繰り返される。
【0128】
仮に、1色のカートリッジの寿命が5000枚の場合、ジョブ終了毎にメモリタグへのR/Wを行った場合、1色のメモリタグには最大で5000回のR/Wが行われる。
【0129】
一方、装置本体のコネクターは、イエロー色、マゼンタ色、シアン色、ブラック色の4色のメモリタグと接触するので、カートリッジ1セット当たり最大で2万回の接触が繰り返される。装置本体の寿命が10万枚の場合、コネクターは最大で40万回接触を行う計算になる。
【0130】
また、カートリッジの印字率が低い場合は、規定寿命の倍以上の印字枚数で使用されることがあり、カートリッジのメモリタグに対しては、接触回数が線形的に増加することが考えられる。
【0131】
このような非常に多くの接触回数を保証するには、メモリタグおよびコネクターの双方において、技術的にハードルが高いものとなる。本実施例のメモリタグおよびコネクターは、低コストで信頼性のあるものを目指しており、R/Wの接触回数を少なくするために以下のような制御を行っている。
【0132】
読み出し時は、▲1▼電源ON時 ▲2▼カートリッジドアを閉じた時 ▲3▼ビデオコントローラから指示が出された時 に行われる。
【0133】
一方、書き込み時は、▲1▼所定枚数のジョブ完了後 ▲2▼ビデオコントローラから指示が出された時 に行われる。
【0134】
本実施例においては、例えば50枚毎にメモリタグに書き込みを行い、使用情報を更新している。なお、50枚以上の連続出力の場合は、所定枚数のジョブ完了後にメモリタグに書き込みを行っている。カートリッジを途中で交換する場合や、新品に交換する際は、不図示のパネルボタンを押すことで、交換カートリッジに対して使用情報の更新の書き込みが行われ、取り出し位置までカートリッジが回転移動する。
【0135】
DCコントローラには、カートリッジのメモリ内容を記憶するミラーメモリが内蔵されており、カートリッジの使用情報の確認は、装置本体のミラーメモリの情報を読み出すことで行われ、毎回カートリッジのメモリタグに対しての読み込み動作は行われない。
【0136】
電源OFF時やカートリッジドアが開いている場合は、カートリッジが別の物に交換された可能性があるので、毎回カートリッジのメモリ内容を確認する必要がある。
【0137】
本実施例においては、電源ON時とカートリッジドアが閉じられた時は、取り出しポジションのカートリッジのみメモリタグの読み込み動作を行っている。
【0138】
所定ジョブ終了後は、カートリッジは取り出しポジションに移動されるが、本実施例おいては、4色のカートリッジを順次取り出しポジションにローテ−ション移動させている。
【0139】
例えば、前回のジョブ終了後、取り出しポジションにイエロー色があった場合、次のジョブ終了後は2番目の色順であるマゼンタ色を取り出しポジションに移動させている。そして、次のジョブ終了後は3番目の色順であるシアン色を取り出しポジションに移動させる。さらに次のジョブ終了後は4番目の色順であるブラック色を取り出しポジションに移動させる。
【0140】
即ち、イエロー色、マゼンタ色、シアン色、ブラック色の順で、毎ジョブ終了後、取り出しポジションにあるカートリッジをローテーションさせている。
【0141】
カートリッジドアは、現像カートリッジの交換以外に、ジャム処理やプロセスカートリッジを交換する場合も開け閉めされる。
【0142】
このように特定の色のカートリッジが取り出しポジションに来ないようにしているので、前述した現像カートリッジの交換以外でカートリッジドアを開けられた場合に、毎回特定色のカートリッジのメモリタグへのアクセスが集中する機会を少なくできる。
【0143】
また、装置本体の電源を毎日OFFすることも十分考えられるが、毎日電源をONした場合においても、カートリッジ取り出し位置に特定色のカートリッジがこないので、電源ON毎に特定のカートリッジのメモリタグへのアクセスが集中する機会を少なくできる。
【0144】
上記方法以外でのメモリタグへのアクセス数を低減する方法を次に説明する。
【0145】
メモリタグに接触した回数をカウントしこの回数をメモリタグに記憶させ、この接触カウント数が一番少ない現像カートリッジを取り出し位置に戻すことにより、前記実施例と同様に、特定のカートリッジのメモリタグへのアクセスが集中することを防ぐことができる。
【0146】
これまで説明したように、カートリッジのメモリタグに対するR/Wアクセスの条件を設定し、カートリッジの取り出し位置の色をローテーションすることで、メモリタグおよびコネクターのR/W回数を大幅に少なくすることができる。
【0147】
なお、本実施例の現像カートリッジは、取り出し位置以外のポジションでは、ロータリから現像カートリッジを取り出すことができない構成になっていることは言うまでもない。
【0148】
また、カートリッジのトナー寿命予告を検知した場合は、4色の中で一番寿命に近いカートリッジを優先的に取り出し位置に移動させている。
【0149】
{現像カートリッジの加圧構成}
本実施例では、ロータリに4色の現像カートリッジが収納されるが、現像カートリッジの感光ドラムに対する加圧は以下のように行っている。
【0150】
図9、図28に示すようにロータリフランジ50はロータリ側板54に対して公転可能に保持されていると説明したが、両サイドのロータリ側板54はその上部に回動可能に配置された揺動軸60によって装置本体の側板に位置決め固定されている。言い換えると、現像カートリッジとロータリフランジ50およびロータリ側板54はこれらが一体となって揺動する構成となっている。即ち、現像カートリッジ4とロータリ67が一体となった揺動運動によって現像カートリッジ4は感光体ドラムに対して加圧離間される構成となっている。
【0151】
ロータリ67の接離動作は、加圧カム94を回転することで行われるが、加圧カム94は加圧回転軸90と同一軸上に配置されており、前述したコネクター80の接離カム91と同軸の配置になっている。そして、前述したコネクターの接離制御と同様に、接離モータの回転方向を切り替えることで、ロータリ67を2つの位置、すなわち加圧位置と離間位置に移動する。
【0152】
ロータリ加圧時は接離モータを所定時間、正回転することで行われる。この正回転により、加圧カム94が所定量回転し、ロータリ67は感光体ドラムに対して押し出される。
【0153】
ロータリ離間時は接離モータが逆回転することで加圧時とは反対の動作を行う。
【0154】
なお、本実施例においては、ロータリ67の離間ポジションはハーフ離間と全離間の2つを選択できるようになっている。具体的には、ドラムに対して現像カートリッジは、ハーフ離間位置ではL/2=約2mm、全離間位置ではL=約4mm離れている。
【0155】
よって、ロータリは、加圧位置、ハーフ離間位置、全離間位置の3つの位置に移動可能となっている。この3つのロータリの停止位置は、接離モータで加圧カム94を0°、90°、180°の3ステップに回転させることで行われる。
【0156】
本実施例においては、画像形成中は、ハーフ離間位置でロータリ67を公転、接離動作を行っている。ロータリ67の全離間は、現像カートリッジ4の取り出しポジション位置および現像カートリッジ4のメモリタグへのR/W時に行っている。
【0157】
全離間位置から感光体ドラムに現像カートリッジ4を当接させる場合に比べ、ハーフ離間位置から現像カートリッジ4を当接させた場合、短い移動距離でロータリ67を加圧することができ、感光体ドラムに対するショックおよび動作音を約半分にすることが可能となっている。
【0158】
{ロータリの回転制御}
図9に示すように両サイドのロータリフランジ50の外周面にはギアが一体形成されており、これと噛合う一対の従動ギア59が両サイドに配置されている。両サイドの従動ギア59は回転軸で連結されており、片方のロータリフランジ50が回転すると、この従動ギア59を介して、もう片方のロータリフランジ50が同位相で回転されるように構成されている。
【0159】
このような駆動構成したことにより、ロータリフランジ50の公転時や現像ローラ駆動時において、ロータリフランジ50のどちらか一方がねじれてしまうことを防止している。
【0160】
ロータリ側板54の揺動中心、即ち揺動軸60にはロータリフランジ50を回転させるロータリ駆動ギアが配置されており、不図示のロータリ駆動モータ61に接続されている。
【0161】
ロータリ駆動モータ61の回転軸の終端には、公知のエンコーダ62取り付けられており、ロータリ駆動モータ61の回転量を検知し、回転数を制御している。一方、ロータリフランジ50の外周には側方に突出したフラグ57が形成されており、図28にしめすロータリ側板54に固定されたフォトインタラプタ58を通過するよう回転している。
【0162】
本実施例においては、前記フラグ57がフォトインタラプタ58を遮った時を基準にして、所定角度ロータリが公転するように制御している。この公転角度の制御は前記エンコーダ62により回転量を検知して制御している。また、従来はパルスモータ等を使ってロータリの回転量を制御していたが、励磁による高調波が耳障りな側面があったが、本実施例ではDCモータで駆動制御を行っているので、より静かなロータリの駆動を行える。
【0163】
現像カートリッジの駆動時は、ロータリ67が回転してずれてしまう恐れがあるので、ロータリの回転をロックする必要がある。ロータリ67の駆動モータであるDCモータに電気的ブレーキをかけてロータリ67の回転をロックすることは可能だが、長時間これを行うとDCモータが昇温して焼き切れてしまう可能性が大きい。
【0164】
本実施例においては、図36に示すようにロータリ67といっしょに回転する従動ギア59の回転軸上にブレーキ溝95を配置しており、現像カートリッジ4の停止位置毎にブレーキ溝95にストッパ96の爪を差し込んでいる。このストッパ96の上げ下げは、所定のタイミングでソレノイド97をON/OFFすることにより行われる。
【0165】
このようにメカブレーキを用いて、ロータリ67の停止位置がずれないようにしている。
【0166】
{現像カートリッジの構成}
図2に示すように現像カートリッジはトナー収納部と現像部に大別される。トナー収納部には所定色のトナーが充填されており攪拌手段が回転することによってトナーを現像部に所定量搬送する。搬送されたトナーは現像部においてスポンジ状のトナー供給ローラの回転によって現像ローラ305表面に供給され、さらに薄板状の現像ブレードと現像ローラ305との摩擦により電荷を付与され薄層化される。薄層化された現像ローラ305上のトナーは、回転により現像部に搬送され、所定の現像バイアスを印加することにより感光ドラムの静電潜像をトナー像に可視化させる。
【0167】
感光ドラム上の潜像の可視化に寄与しなかった残トナー、すなわち、現像ローラ305表面の未現像トナーは、再度トナー供給ローラ部で剥ぎ取られ、またこれと同時に新しいトナーが現像ローラ305上に供給されて新たな現像動作が連続的に行われる。
【0168】
{プロセスカートリッジ5の構成}
本実施形態では感光体ドラム1と、中間転写ベルト5a、廃トナーボックス216とを含む部分を一体型プロセスカートリッジに構成している。
【0169】
図23にプロセスカートリッジ5の左側面から見た縦断面図を示す。図24にプロセスカートリッジ5の左側面から見た斜視図、図25に右側面から見た斜視図を示す。
【0170】
プロセスカートリッジ5は感光体ドラム1を含む感光体ドラムユニット20と、中間転写ベルト5aおよび廃トナーボックス216を含む中間転写体ユニット21の二つのユニットで構成されている。
【0171】
中間転写体ユニット21の投影上方向に感光体ドラムユニット20を配置し、中間転写体ユニット21の左右側板260、261が、感光体ドラムユニット20の両側面まで伸びて、感光体ドラムユニット20側面から保持する構成になっている。
【0172】
{感光体ドラムユニット20の構成}
図24、図25に示すように感光体ドラムユニット20には、感光体ドラム1が両端を回転自在に右側軸受け106と左側回転軸102により保持され、右側端部のカップリング124を介して装置本体から所定の回転駆動力が伝達されるようになっている。
【0173】
又、感光体ドラム1には帯電ローラ2が両端の軸受けを介して、圧縮ばね126により所定の力で圧接され、従動回転するようになっている。
【0174】
軸受けの少なくとも片方は導電性の材料で構成され、帯電ローラ2に所定の帯電バイアス電圧を印加する事により、感光体ドラム1表面を一様にマイナス帯電させるようになっている。
【0175】
又、感光体ドラムユニット20には画像形成装置本体に着脱する動作に連動して開閉するドラムシャッター119が設けられている。
【0176】
更に、感光体ドラム1にはクリーニングブレード6が所定の位置に設けられ、前述の中間転写ベルト5a上の残留トナーを感光体ドラム1上に回収し、感光体ドラム1上の残留トナーと共に掻き取るように構成されている。
【0177】
更に、掻き取られた廃トナーはスクイシート127により中間転写ベルト5a上への落下が阻止され、クリーニングブレード6とスクイシート127の間に溜まった残留トナーは送り羽根151が回転することにより、感光体ドラム容器129の奥へ、つまり感光体ドラム1から離れる方向へと掃き出される。
【0178】
そして、送り羽根151よりも更に奥側に第一スクリュー128が設けられ、第一スクリュー128が回転することにより、廃トナーは装置前面から見て左側へ搬送される。(図23において手前方向)
感光体ドラム容器129では、第一スクリュー128が配置されている溝部の左端に下方向へ開口152が設けられていて、廃トナーは第一スクリュー128によって左端に搬送され開口152から落下し、中間転写ベルトユニット21の受け口253aへと送り出される。開口152の下面には不図示のシール部材が設けられており、受け口253aとの接合部でのトナー漏れを防止している。
【0179】
{中間転写ベルトユニット21の構成}
次に、中間転写ベルトユニット21の構成について説明する。
【0180】
図1に示すように中間転写ベルトユニット21は、中間転写ベルト5aによって感光体ドラム1から転写された像を転写材へ転写する手段と、廃トナーを回収貯蓄する手段とを有する。以下に各手段別に中間転写ベルトユニットの構成を説明する。
【0181】
{中間転写手段}
図23に示すように中間転写ベルト5aは中間転写体フレーム245に、駆動ローラ240と従動ローラ241の2本のローラにより懸回張設されている。
【0182】
駆動ローラ240は両端を回転自在に右側軸受け205と左側軸受け201により保持され、右側端部のカップリング242を介して装置本体から所定の回転駆動力が伝達されるようになっている。従動ローラ両端の軸受け243には圧縮ばね244が設けられ、中間転写ベルト5aに所定の張力を与えるようになっている。
【0183】
中間転写ベルト5aを挟んで、感光体ドラム1と対向する位置には、1次転写ローラ5jが設けられ、不図示の軸受けを介して、圧縮ばね247により所定の力で圧接され、従動回転するようになっている。
【0184】
軸受けの少なくとも片方は導電性の材料で構成され、1次転写ローラ5jにDCプラスバイアスを印加する事により、感光体ドラム1表面上のトナーを中間転写体ベルト5a上に1次転写する。
【0185】
又、中間転写ベルト駆動ローラ240に対向する位置には、中間転写ベルト5a上の残留トナーに所定のバイアス電圧を印加し、残留電荷を所定極性の電荷にそろえる為のクリーニング帯電ローラ部223が設けられている。
【0186】
クリーニング帯電ローラ5fとクリーニング補助ローラ5pは不図示の軸受けを介して、圧縮ばねにより所定の力で圧接され、従動回転するようになっている。
【0187】
クリーニング補助ローラ5pはDCプラスバイアイを印加しており、中間転写ベルト5a上にあるマイナス電荷の残留トナーをプラス側に帯電させている。次にクリーニング帯電ローラ5fにDCプラスバイアイとACバイアスを印加し残留トナーを均一なプラス側に帯電させ、次工程の中間転写ベルトのクリーニングを容易にしている。
【0188】
次に、1次転写ローラ5jにDCプラスバイアスを印加し、感光体ドラム1上にDCマイナスバイアスを印加することにより、感光体ドラムと中間転写ベルトに電位差を生じさせる。そして、残留トナーは感光体ドラム1上に静電気的に再転写され、クリーニングブレード6で除去し感光体ドラムユニット20に回収され、前述したように廃トナーボックス216に蓄積される。
【0189】
{廃トナー回収貯蓄手段}
図23に示すように中間転写体ユニットには、中間転写ベルト5aを中心として感光体ドラムユニット20の反対側に廃トナーボックス216が設けられている。廃トナーボックス216は中間転写体フレーム245の一部に仕切り板250を接合して箱状に形成されていて、感光体ドラム1上の残留トナーは最終的にこの廃トナーボックス216内に収納される。
【0190】
中間転写体フレーム245の左側面に羽根車カバー253がシール部材を挟んで結合している。羽根車カバー253は上側に開口253aがあり、感光体ドラム容器129の左端下部に設けられた開口152とシール部材を挟んで接合していて、開口152から落下した廃トナーが羽根車カバー253内部に落下する。
【0191】
羽根車カバー253内部には羽根車255が左側面から見て反時計周りに回転し内部の廃トナーを廃トナーボックス216の方へ搬送している。廃トナーボックス216の左側面に、羽根車カバー253がオーバーラップしていて、オーバーラップした部分に、羽根車カバー253内部に通じている穴が設けられている。
【0192】
さらに、前記穴から長手方向に伸びた位置に、第二スクリュー258が設けられていて、羽根車255によって搬送された廃トナーが、第二スクリュー258を回転することで廃トナーボックス左側から右側奥へと搬送されていく。
【0193】
廃トナーボックス216には第二スクリュー258と垂直な複数の隔壁によって、いくつかの小部屋に仕切られており、左端の小部屋から右隣の小部屋へと順次満たされていく。そして一番右側の小部屋には廃トナーボックス216の満タンを検知する検知部269が設けられている。
【0194】
上説明したように、本実施例のカートリッジおよびこれを用いた画像形成装置は、以下に述べる効果を得る。
【0195】
(1)記憶媒体に対する画像形成装置本体のコネクターの接触回数を大幅に低減することができ、記憶媒体の電気接点部および装置本体のコネクターの磨耗を少なくできる。そして、高価な電気接点部およびコネクターを使用する必要がない為に、画像形成装置本体およびカートリッジのコストアップを押えることができる。
【0196】
(2)記憶媒体に対する画像形成装置本体のコネクターの接触回数が少ないことより、耐久により接点部の接触抵抗の上昇を押えることができ、安定した読み書き(R/W)を行うことができる。
【0197】
(3)(1)(2)において、安価で信頼性の高い接触式通信が可能となったため、従来の非接触式通信では必要だった変調信号の変換処理部が不要となり、画像形成装置本体のさらなるコストダウンが可能となった。
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の電子写真画像形成装置によれば、特定の現像カートリッジの記憶媒体へのアクセスが集中することを防ぐことができ、記憶媒体およびコネクターの磨耗を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した電子写真方式の画像形成装置の縦断面図
【図2】現像カートリッジの断面図
【図3】現像カートリッジの斜視図
【図4】現像カートリッジのスライダー移動を示す斜視図
【図5】メモリタグの平面図
【図6】メモリタグの取り付け方法を示す斜視図
【図7】メモリタグが取り付いた状態を示す斜視図
【図8】メモリタグの通信ブロック図
【図9】ロータリの斜視図
【図10】ロータリへの現像カートリッジ装着方向の側面図
【図11】ロータリへの現像カートリッジ装着方向の斜視図
【図12】ロータリに現像カートリッジが装着された斜視図
【図13】R/Wポジションの斜視図
【図14】コネクターの斜視図
【図15】コネクターホルダーにコネクターが取り付いた斜視図
【図16】図15の側面図
【図17】コネクターホルダーの移動方向を示す斜視図
【図18】コネクターホルダーの移動方向を示す斜視図
【図19】コネクターホルダーの移動方向を示す斜視図
【図20】コネクターメモリタグの当接状態を示す図
【図21】コネクターメモリタグの当接状態を示す図
【図22】コネクターメモリタグの当接状態を示す図
【図23】プロセスカートリッジの主断面図
【図24】プロセスカートリッジの斜視図
【図25】プロセスカートリッジの斜視図
【図26】プロセスカートリッジの装着を説明する斜視図
【図27】プロセスカートリッジの装着を説明する斜視図
【図28】現像カートリッジの駆動状態を示す側面図
【図29】ロータリの当接状態を示す断面図
【図30】ロータリのハーフ離間状態を示す断面図
【図31】ロータリの全離間状態を示す断面図
【図32】現像カートリッジの着脱位置およびメモリアクセス位置を示す断面図
【図33】コネクターの離間状態を示す断面図
【図34】コネクターの当接状態を示す断面図
【図35】カートリッジの着脱を示す断面図
【図36】ロータリのブレーキ機構を示す斜視図
【符号の説明】
1 感光体ドラム
2 帯電ローラ
3 露光手段
4 現像カートリッジ
5 プロセスカートリッジ
6 クリーニングブレード
5a 中間転写ベルト
5f クリーニング帯電ローラ
5j 1次転写ローラ
216 廃トナー容器
20 感光体ドラムユニット
21 中間転写ベルトユニット
28 第一スクリュー
50 ロータリフランジ
50a 第1の受部
50b 第2の受部
50c ガイド溝
51 中心軸
52 固定ばね
53 付勢ばね
54 ロータリ側板
55 終端ギア
56 現像駆動モータ
57 フラグ
58 フォトインタラプタ
59 従動ギア
60 揺動軸
61 ロータリ駆動モータ
62 エンコーダ
63 ロータリステー
64 上蓋
65 装着開口部
66 ロータリユニット
67 ロータリ
70 メモリタグ
72 電気接点部
74 突き当て平面部
75 矩形の凹溝
80 コネクター
81 コンタクトピン
82 突起部
83 コネクターホルダー
85 回転軸
86 退避アーム
90 加圧回転軸
91 接離カム
92 回転フラグ
93 離間検知センサー
94 加圧カム
95 ブレーキ溝
96 ストッパ
97 ソレノイド
98 ロータリ加圧バネ

Claims (3)

  1. 記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置において、
    前記電子写真画像形成装置の装置本体に公転可能に支持されたロータリであって、情報を記憶する記憶媒体と、電子写真感光体に形成された静電潜像をトナーを用いて現像する為の現像ローラと、前記トナーを収納する収納部と、前記収納部に収納された前記トナーを攪拌するために回転する攪拌部材と、を備えた複数の現像カートリッジが取り外し可能に装着されたロータリと、
    前記複数の現像カートリッジを前記ロータリに着脱する為の、前記装置本体に設けられた装着開口と
    前記装着開口を開閉するドアと、
    前記記憶媒体に情報の読み出しまたは書き込みをおこなうためのコネクターと、
    前記コネクターを前記記憶媒体に接触させて、情報の読み出しまたは書き込みをおこなわせる加圧位置と、前記コネクターを前記記憶媒体から離間させる離間位置との間を移動させる接離制御機構であって、前記装着開口から前記現像カートリッジを着脱可能な取り出し位置に位置する現像カートリッジよりも前記ロータリの回転方向において下流側の前記現像カートリッジの前記記憶媒体に対して前記コネクターを接触、離間させる接離制御機構と、
    前記複数の現像カートリッジのうち何れかの現像カートリッジは所定の印刷ジョブ完了後、または、前記画像形成装置の電源オン時、または、前記ドアを閉じた際に、前記ロータリの回転を停止させた後に前記接離制御機構を動作させて前記コネクターを前記記憶媒体に接触させる制御手段であって、前記複数の現像カートリッジのうち何れかの現像カートリッジの寿命予告を検知した場合は、最も寿命に近い現像カートリッジを優先的に前記取り出し位置に停止させ、前記複数の現像カートリッジのうち何れの現像カートリッジも前記寿命予告を検知していない場合は、特定の現像カートリッジが毎回前記取り出し位置に停止しないように、前記ロータリの動作を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記複数の現像カートリッジのうち何れの現像カートリッジも前記寿命予告を検知していない場合は、前記読み出しまたは書き込みの回数が一番少ないカートリッジが優先的に前記取り出し位置に停止するように制御することを特徴とする請求項1に記載の電子写真画像形成装置。
  3. 前記複数の現像カートリッジは、イエロー色、マゼンタ色、シアン色、ブラック色のトナーをそれぞれに有し、
    前記制御手段は、前記複数の現像カートリッジのうち何れの現像カートリッジも前記寿命予告を検知していない場合は、前記取り出し位置に停止させる前記現像カートリッジを、イエロー色、マゼンタ色、シアン色、ブラック色の順でローテーションさせる制御をおこなうことを特徴とする請求項1に記載の電子写真画像形成装置。
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