JP4272549B2 - 自動写真作成装置および自動写真作成方法 - Google Patents

自動写真作成装置および自動写真作成方法 Download PDF

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Description

本発明は、利用者をカメラで撮影し、その撮影画像に基づき生成される合成画像を写真として出力する自動写真作成装置に関する。
従来より、利用者をカメラで撮影し、その撮影画像を写真として出力する遊戯用写真作成装置が知られている。このような遊戯用写真作成装置は、遊戯性または娯楽性が高いことから、撮影画像と合成すべき画像(以下「付加画像」という)を、利用者の嗜好に応じて、予め用意された多種多様な背景画像および前景画像から選択したり、タッチペンやライトペン等のペン型入力手段を用いて利用者が自由に描いたりできるように構成されているものが多い。利用者によるこのような行為は、撮影画像に対してなされるため、「落書き」と呼ばれる。
一般的に、この落書きは撮影するための筐体(ブースと呼ばれる)の内部で行われるが、落書きには或る程度の時間がかかる。そのため、次の利用予定者がいるときには或る程度の待ち時間が必要となり、場合によって当該利用予定者がイライラ感を抱くことがある。
そこで、従来の写真作成装置には、撮影のための第1の筐体と、落書きのための第2の筐体とを備えるものがある(特許文献1を参照)。この装置では、撮影を終えた利用者が第2の筐体内で落書きを行うので、次の利用予定者はその落書きが終了するまで待つことなく第1の筐体内で撮影を行うことができる。
特許第3469891号公報
しかし、上記従来の写真作成装置では2つの筐体(ブース)が必要となるため、一般的な装置よりも2倍程度大きい設置面積が必要となる。特に近年では、2人以上の利用者を予定している場合が多く、これに応じて筐体が大型化しているため、装置全体の設置面積はできるだけ小さい方が好ましい。
また、上記従来の写真作成装置では、次の利用予定者がいないときにも第1の筐体内で撮影を終えた利用者は必ず第2の筐体内へ移動して落書きしなければならないので、一般的な装置の場合よりも利用者にとって面倒である。
そこで本発明の目的は、装置全体の設置面積が小さく、次の利用予定者がいないときに利用者にとって面倒な移動を要求することなく、かつ次の利用予定者がいるときに当該利用予定者の待ち時間が短い自動写真作成装置および自動写真作成方法を提供することである。
第1の発明は、所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像手段と、前記撮影手段により得られる撮影画像を含む合成画像を写真として出力する出力手段とを備える自動写真作成装置であって、
前記利用者を撮影する際に使用される所定の領域である第1の領域から、当該第1の領域とは異なる所定の領域である第2の領域へ前記利用者により移動可能であって、前記利用者による操作を受け付けるとともに前記撮影画像または前記合成画像を表示する複数の入力・表示手段と、
前記複数の入力・表示手段のうち前記利用者により使用されている入力・表示手段の数に基づき、当該使用されている入力・表示手段から前記合成画像の生成のための操作を受け付ける時間を設定する制御手段と、
前記入力・表示手段により受け付けられた操作に応じて、所定の付加画像を前記撮影画像に合成することにより前記合成画像を生成する落書き合成手段と
を備えることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、
前記第2の領域は、前記第1の領域近傍の領域であることを特徴とする。
第3の発明は、第1または第2の発明において、
前記利用者に続いて撮影を行う予定である次の利用予定者の到来を検知するための客待ち検知手段をさらに備え、
前記利用者により使用されている入力・表示手段は、前記利用者に続いて撮影を行う予定である次の利用予定者が到来したことが前記検知手段により検知されたとき、前記第1の領域から前記第2の領域へ移動して操作するよう表示し、当該表示後にも前記操作を受け付けるとともに前記撮影画像または前記合成画像を表示し、
前記撮像手段は、前記利用者により使用されている入力・表示手段において前記利用者による操作が受け付けられ前記撮影画像または前記合成画像が表示されるときに、前記利用予定者を撮影することを特徴とする。
第4の発明は、第1から第3までのいずれかの発明において、
前記複数の入力・表示手段は、所定の第1の無線通信回線を介して前記撮影画像を受け取ることを特徴とする。
第5の発明は、第4の発明において、
前記複数の入力・表示手段は、当該自動写真作成装置とは異なる自動写真作成装置に備えられる他の撮像手段により得られる撮影画像を、所定の第2の無線通信回線を介して受け取る手段を含むことを特徴とする。
第6の発明は、第1から第5までのいずれかの発明において、
前記利用者により前記第1または第2のいずれの領域からも前記複数の入力・表示手段を収納することができる収納手段をさらに備えることを特徴とする。
第7の発明は、第6の発明において、
前記利用者により使用されている入力・表示手段を検知するための使用検知手段をさらに備え、
前記収納手段は、前記複数の入力・表示手段の収納を検知するための収納検知手段を含み、
前記出力手段は、前記複数の入力・表示手段のうち前記使用検知手段により使用を検知された入力・表示手段が、前記収納検知手段の検知結果に基づき前記収納手段に収納された後に出力を開始することを特徴とする。
第8の発明は、所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像ステップと、前記撮ステップにおいて得られる撮影画像を含む合成画像を写真として印刷する印刷ステップとを含む自動写真作成方法であって、
前記利用者を撮影する際に使用される所定の領域である第1の領域から、当該第1の領域とは異なる所定の領域である第2の領域へ前記利用者により移動可能である複数の入力・表示手段で、前記利用者による操作を受け付けるとともに前記撮影画像または前記合成画像を表示する入力・表示ステップと、
前記複数の入力・表示手段のうち前記利用者により使用されている入力・表示手段の数に基づき、当該使用されている入力・表示手段から前記合成画像の生成のための操作を受け付ける時間を設定する制御ステップと、
前記入力・表示ステップにおいて受け付けられた操作に応じて、所定の付加画像を前記撮影画像に合成することにより前記合成画像を生成する落書き合成ステップと
を含むことを特徴とする。
上記第1の発明によれば、利用者により移動可能である入力・表示手段により落書きなどの操作を受け付けるので、別のブースを設けるよりも装置全体の設置面積が小さくなる。また、次の利用予定者がいないときには、利用者は第1の領域内で入力・表示手段を使用することができるので、利用者に面倒な移動を要求することがない。さらに、次の利用予定者がいるときには、現在利用中の利用者は入力・表示手段を第1の領域から第2の領域へ移動させて落書きなどの操作を行うことができるので、当該利用予定者の待ち時間を短くすることができる。さらにまた、利用者は移動可能な入力・表示手段を例えば手に持って落書きするときには見やすく容易に落書きをすることができ、また移動させることにより位置や姿勢を自由に変えて落書きすることができるので装置の娯楽性または遊戯性を高めることができる。
以上に加えて上記第1の発明によれば、使用されている入力・表示手段の数に応じて操作を受け付ける時間が設定されるので、例えば使用されている入力・表示手段の数が多いほど操作を受け付ける時間が短くなるように設定されるときには、利用者に使用されない入力・表示手段、すなわち残される入力・表示手段が少ないほど次回以降に到来する利用予定者の待ち時間が小さくなるので、客の回転率(すなわち単位時間あたりの利用客数)が上昇させることができる。また逆に残る入力・表示手段が多ければ待ち時間が大きくなる反面、次の利用予定者が多くの入力・表示手段を使用することができるので、当該利用予定者の満足度を高くすることができる。
上記第2の発明によれば、次の利用予定者がいるとき、現在利用中の利用者は入力・表示手段を第1の領域から第2の領域へ容易に移動させて落書きなどの操作を行うことができるので、当該利用予定者の待ち時間を短くすることができる。
上記第3の発明によれば、客待ち検知手段の検知結果に基づき、次の利用予定者の到来を容易に判別することができ、また、次の利用予定者がいないときには、利用者は第1の領域内で入力・表示手段を使用することができるので、利用者に面倒な移動を要求することがなく、次の利用予定者が到来したときには、現在利用中の利用者は入力・表示手段を第1の領域から第2の領域へ移動して操作するよう表示され、当該表示後も落書きなどの操作を行い、同時に利用予定者の撮影も行うことができるので、当該利用予定者の待ち時間を短くすることができる。
上記第4の発明によれば、無線により接続することにより、複数の入力・表示手段を移動させるとき、例えば接続用ケーブルが利用者に利用の邪魔にならず、またその長さによる制限をなくすことができる。
上記第5の発明によれば、複数の入力・表示手段は、当該自動写真作成装置とは異なる自動写真作成装置から撮影画像を受け取る手段を含むので、写真作成装置それぞれに十分な数の入力・表示手段を用意する必要がない。よって、全体として入力・表示手段の数を減らすことができる。さらに、複数の写真作成装置を利用しようとする利用者は、各写真作成装置に例えば固定的に接続される入力・表示手段を毎回替えて使用する必要がなくなるので利用が容易となる。
上記第6の発明によれば、収納手段は複数の入力・表示手段を第1の領域からも第2の領域からも収納することができるので、利用者は複数の入力・表示手段をその使用終了後容易に収納することができるとともに、その後の利用予定者は複数の入力・表示手段を使用するために収納手段から容易に取り出すことができる。例えば、利用予定者がいないときには、利用者は第1の領域から複数の入力・表示手段を容易に取り出し収納することができ、また利用予定者がいるときには当該利用予定者が第1の領域から入力・表示手段を容易に取り出すことができるとともに移動した利用者が第2の領域から入力・表示手段を容易に収納することができる。
上記第7の発明によれば、出力手段は、使用された入力・表示手段が収納された後に出力を開始するので、使用後の入力・表示手段の収納を利用者に対して間接的に強制することになる。よって、入力・表示手段を確実に収納することができる。
以下、本発明の一実施形態につき添付図面を参照して説明する。
<1. 全体構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る自動写真作成装置である遊戯用写真作成装置を側面から見た図であり、図2は、この遊戯用写真作成装置の本体部4を正面から(被写体としての利用者Uから)見た図である。以下、これらの図を参照して、本実施形態に係る遊戯用写真作成装置の全体構成について説明する。
この遊戯用写真作成装置は、利用者Uが入る撮影室2と、利用者Uの撮影画像を含む合成画像を生成して写真シール(または写真カード)として出力する本体部4とを備えている。なお、利用者Uは1人以上であればよいが、説明の便宜のためここでは2人または3人であるものとする。
本体部4は、利用者Uを撮影する撮像手段としてのカメラ10と、当該カメラ10の上方の適宜の位置に配置され閃光を発する照明手段としてのフラッシュ11と、当該カメラ10の下方に配置されたCRT(Cathode Ray Tube)または液晶ディスプレイパネル等からなる表示装置であるプレビューモニタ22と、利用者Uに対して撮影のための操作画面などを提供する液晶ディスプレイおよび当該操作画面を覆う操作位置検出用の透明シートからなる液晶タッチパネル20と、撮影画像を表示し、利用者Uによる自由な作図(落書き)を行うための画面や編集のための操作画面などを提供する液晶ディスプレイを含む複数の編集端末31と、利用者Uによる装置利用中に到着した次の利用予定者によって使用される客待ちボタン40とを備える。
カメラ10は、典型的には、CCD(電荷結合素子)を利用してデジタル画像信号を生成するデジタルカメラであって、撮影室2内の利用者Uを撮影し、その撮影画像を表す画像信号を出力する。
プレビューモニタ22は、上記画像信号の表す画像をリアルタイムで表示するように構成されており、カメラ10によって得られる撮影画像を確認するために使用される。
液晶タッチパネル20は、上述の操作画面などを提供する表示手段として機能するほか、撮影のための操作手段など、利用者Uによる各種操作を受け付ける操作手段として機能する。なお、液晶タッチパネル20は、図示されないタッチペンにより操作されるが、利用者Uの指などにより操作されてもよく、例えば上記透明シートを含まない静電誘導方式の操作位置検出機能を有する液晶タッチパネルなどであってもよい。
編集端末31は、落書きを行うための操作手段など、利用者Uによる各種操作を受け付ける操作手段として機能するとともに、落書きの対象となる撮影画像や落書きにより生成された合成画像などの各種画像を表示する表示手段として機能する。この編集端末31は、ここでは4つ(図2に示す編集端末31a〜31d)であり、これらは本体部4と一般的なLAN(Local Area Network)により接続される。また、この編集端末31は、使用されないときには本体部4に設けられた編集端末収納部30内に収納されている。この編集端末収納部30は、利用者Uに対する正面側の面と、撮影室2の外側(図2に示す右側)の所定面とがそれぞれ開口されているので、利用者U(および次の利用予定者)はこれらの編集端末31を適宜容易に取り出しまたは収納することができる。例えば、利用予定者がいないときには、利用者Uは撮影室2から編集端末31を容易に取り出し収納することができ、また利用予定者がいるときには当該利用予定者が撮影室2から編集端末31を容易に取り出すことができるとともに撮影室2の外へ移動した利用者Uが外から編集端末31を容易に収納することができる。さらに、この編集端末収納部30の内面には、編集端末31a〜31dがそれぞれ収納されていることを示す検知信号を出力する(図示されない)収納判別センサが設けられている。この収納判別センサは、例えば予め定められた編集端末31a〜31dの収納位置近傍の面上に設けられて、編集端末が当該収納位置に置かれるとオンされるスイッチであってもよいし、編集端末31a〜31dに予め内蔵されるICタグ等の識別情報送信器から送信される識別情報であって各編集端末に固有の識別情報を受け取る受信器であってもよい。
図3は、上記編集端末の外観を示す模式図である。この編集端末31は、例えばタブレットコンピュータなどの携帯可能な情報処理端末であり、撮影画像を表示し利用者Uに対して落書きのための操作画面などを提供する液晶ディスプレイおよび当該操作画面を覆う操作位置検出用の透明シートからなる液晶タッチパネル311と、この液晶タッチパネル311に対する操作に使用されるタッチペン312と、本体部4と通信を行うためのLANケーブル313とを含む。また、編集端末31は、本体部4に内蔵されるLANインタフェース装置と通信を行うため、これと同様のLANインタフェース装置(またはLANインタフェース機能)を内蔵している。利用者Uはこの編集端末31をそれぞれ(一人がひとつずつ)手にとり、液晶タッチパネル311に表示される画像に対しタッチペン312を使用することにより落書きを行う。その詳しい動作については後述する。このような携帯可能な編集端末が使用されることにより、編集用の表示装置を撮影室内に設置することが不要になるので装置全体の設置面積を小さくすることができ、また利用者Uは位置や姿勢を自由に変えて落書きをすることができるので、娯楽性または遊戯性を高めることができる。
客待ちボタン40は、撮影室2の外側(図2に示す左側)の面上の所定位置に取り付けられており、利用者Uによる装置利用中に到着した次の利用予定者により押下される。この客待ちボタン40が押下されるときに出力される検知信号により、次の利用予定者の到来を検知することができる。なお、この客待ちボタン40に代えて、上記利用予定者の到来を検知するための各種センサ(例えば、人体の存在を検知する人体センサ、敷かれたマットに内蔵される圧力センサ、または適宜の場所に配置される赤外線センサや超音波センサなど)が使用されてもよい。
また本体部4は、コンピュータを中心に構成され各部の制御等を行う主制御装置およびI/O制御装置、編集端末31と通信を行うためのLANインタフェース装置、およびカメラ10により得られる撮影画像を含む合成画像を写真シール(または写真カード)として出力するプリンタ等を内蔵している。さらに、本体部4は、前面下方にコイン投入口26を、側面に写真シールの取出口28を、それぞれ備えている。さらにまた、本体部4は、本遊戯用写真作成装置の動作中は常時点灯される照明装置13L,13Rをカメラ10の左右にそれぞれ備えている。
<2. 機能的構成>
図4は、本実施形態に係る遊戯用写真作成装置の要部を機能面から見た構成を示すブロック図である。この遊戯用写真作成装置は、機能的には、撮像部52と、確認表示部54と、メイン表示・操作部62と、出力部66と、照明部70と、I/O制御部72と、主制御部80と、通信部92と、編集表示・操作部94とから構成される。
この構成において、撮像部52は、CCD等の撮像素子を用いて構成されるカメラ10に相当し、リアルタイムに画像を取り込んで当該画像(この画像は「スルー画像」と呼ばれる)を表す画像信号を出力する。この画像信号は主制御部80に入力されて、その内部のメモリにスルー画像データとして一時的に記憶される。また、このスルー画像データは、スルー画像信号として主制御部80から確認表示部54に供給される。確認表示部54は、プレビューモニタ22に相当し、そのモニタ用画像信号に基づきスルー画像をリアルタイムで表示する。
メイン表示・操作部62は、液晶タッチパネル20に相当し、出力されるべき写真のレイアウトを決定するための利用者Uの操作や、シャッター操作等を受け付け、これらの操作を示す信号は、操作信号として主制御部80に入力される。いま、利用者Uの撮影のためにシャッターボタン(不図示)が押下されたとすると、主制御部80からの指示に基づき、数秒程度の予め決められた時間の経過後にカメラ10の撮影方向にフラッシュ11から閃光が放たれる。そのとき、利用者Uの撮影画像を表す信号として撮像部52から出力される画像信号が主制御部80に入力され、主制御部80内のメモリまたは補助記憶装置としてのハードディス装置等に撮影画像データとして格納される。
出力部66は、本体部4に内蔵されるプリンタに相当し、主制御部80からの指示に基づき、編集端末31における利用者Uの落書きに応じて画像処理された上記撮影画像データの表す画像を写真シール(または写真カード)として出力する。
通信部92は、本体部4に内蔵されるLANインタフェース装置に相当し、主制御部80からの指示に基づき、編集端末31(に内蔵されるLANインタフェース装置)と通信を行う。
編集表示・操作部94は、CPU(Central Processing Unit )や、メモリ、フレームバッファなどを含むコンピュータである編集端末31に相当し、落書きに関連する利用者Uの操作等を受け付ける。また、主制御部80内のメモリまたは補助記憶装置に格納されている撮影画像データを必要に応じて読み出した後、上記操作に基づき読み出された撮影画像データの一部を書き換えることにより、当該撮影画像に所定の付加画像を描画した合成画像を生成する。さらに、生成された合成画像を主制御部80内のメモリまたは補助記憶装置に適宜に格納する。これらの動作は、編集端末31に内蔵されるLANインタフェース装置の通信機能、液晶タッチパネル311の表示・操作機能、および本体部4に内蔵される主制御装置に相当する編集端末31の制御機能等により実現され、具体的には各編集端末31の内部メモリに格納された所定プログラムをCPUが実行することによりなされる。
照明部70は、本体部4における照明装置13L,13Rとフラッシュ11とに相当し、主制御部80からの指示に基づきI/O制御部72によって点灯/消灯および調光が制御される。
I/O制御部72は、本体部4に内蔵されるI/O制御装置に相当し、主制御部80からの指示に基づき、照明部70を制御する。また、後述のコイン検出部(不図示)からの検出信号等の入力信号を主制御部80へ転送する。さらに、利用予定者により客待ちボタン40が押下されたことを示す入力信号を主制御部80へ転送する。
主制御部80は、本体部4に内蔵され、CPUや、メモリ、フレームバッファ、タイマー、補助記憶装置などを含むコンピュータを中心に構成される主制御装置に相当し、内部メモリに格納された所定プログラムをCPUが実行することにより、上述のようにして入力される操作信号等に基づき各部を制御するために、上述のように各部に指示を出す。また、編集表示・操作部94の落書き処理により生成された合成画像を通信部92を介して受け取る。上記の画像合成が終了すると、その後、出力部66からは当該合成画像が写真シール等として出力される。出力された写真シール等は、本体部4の側面に設けられた取出口28から取り出される。なお、当該合成画像は撮影前または撮影後に利用者Uにより適宜に指定されたレイアウトに基づき、複数が写真シール等の所定位置に配置されるものとする。
上記の構成要素の他、本体部4におけるコイン投入口26に投入されたコインを検出するためのコイン検出部(不図示)が更に本体部4に設けられており、主制御部80は、コイン検出部での検出結果に基づき、利用者Uに所定時間だけ撮影や撮影画像に対する描画等による合成画像の生成など、本遊戯用写真作成装置によるプレイを許容するように各部を制御する。このコイン検出部やその検出結果に基づく主制御部80による制御動作は、従来の遊戯用写真作成装置と同様であって周知であるので、その詳しい説明を省略する。
なお、主制御装置において実行される上記所定プログラムは、例えば、そのプログラムを記録した記録媒体であるCD−ROMによって提供される。すなわち、上記所定プログラムの記録媒体としてのCD−ROMが主制御装置内に補助記憶装置として内蔵されたCD−ROM駆動装置に装着され、そのCD−ROMから所定プログラムが読み出されて補助記憶装置としてのハードディスク装置にインストールされる。また、編集端末にも同様にインストールされてもよい。さらに、上記所定プログラムは、CD−ROM以外の記録媒体や通信回線を介して提供されてもよい。そして、本遊戯用写真作成装置の起動のための所定操作がなされると、ハードディスク装置にインストールされた所定プログラムは、主制御装置内のメモリに転送されてそこに一時的に格納され、主制御装置内のCPUによって実行される。これにより、主制御装置による上記各部の制御処理が実現される。また同様に編集端末による上記落書き処理が実現されてもよい。
<3. 動作>
上述のように本実施形態における主制御部80(および編集表示・操作部94)の動作は、その内部のCPUが上記所定プログラムを実行することにより実現される。図5は、このようにして実現される主制御部80(および編集表示・操作部94)の動作を示すフローチャートである。本実施形態では、コイン投入口26に所定のコインが投入されると、本遊戯用写真作成装置は、以下のように動作する。
まず、主制御部80は、装置の初期化処理、すなわち各ハードウェアの初期化や、設定値として主制御部80に記憶されるデータの初期化処理を行い、さらに予め決められた撮影のための時間(以下「撮影時間」という)が経過するとタイムアウトとなるようにタイマーを設定し、そのタイマーをスタートさせる(ステップS10)。なお、以下の処理は後述するように2つ以上が独立して行われることがある。そこで、複数の編集端末31のうちの1つ以上が後述するアクティブな状態であるときには初期化されることなく当該状態がそのまま維持されるものとし、装置の電源が投入されるときには全ての編集端末31の状態がアクティブでない状態に初期化されるものとする。
次に、主制御部80は、利用者Uを撮影するための撮影処理を行う(ステップS20)。この撮影処理において、主制御部80は、図示されないシャッターボタンまたはメイン表示・操作部62の画面に表示されるシャッターボタンが押されたか否かを操作信号に基づき判定し、シャッターボタンが押されるまで待機する。なお、シャッターボタンが一度も押されないまま撮影時間が終了するときには、シャッターボタンが押されたときの処理が自動的に行われるものとする。
シャッターボタンが押下されると、主制御部80は、撮影開始を利用者にメイン表示・操作部62の画面で知らせ、数秒程度の予め決められた時間の経過後に撮像部(カメラ)52に撮影信号(シャッター信号)を送る。これにより、撮像部52のシャッター動作と同期して照明部(フラッシュ)70が閃光を放ち、主制御部80がキャプチャ処理を開始する。すなわち、主制御部80は、照明部(フラッシュ)70からの閃光で照らされた利用者Uの撮影画像を表す信号として撮像部52から出力される画像信号を受け取り、メモリまたは補助記憶装置内に撮影画像の画像ファイルとして格納する。なお、所定の撮影時間の間、シャッターボタンが押下される毎に上記キャプチャ処理が実行され、撮影画像が画像ファイルとして一時的に保存される。
次に、主制御部80は、予め定められた回数の撮影が行われることにより撮影が終了したか、撮影時間を示すタイマがタイムアウトとなることにより撮影が終了したか、または撮影時間の経過前であっても、メイン表示・操作部62に対して撮影処理の終了を指示する操作が行われることにより撮影が終了したか否かを判定する(ステップS30)。撮影が終了した場合、処理は次のステップS40に進む。撮影が終了しない場合には、ステップS20の処理に戻り、撮影が終了するまで上記処理が繰り返される(S30→S20→S30)。
撮影が終了した場合、主制御部80および編集表示・操作部94による落書き処理が行われる(ステップS40)。なお、この落書き処理の前(または後)に、出力すべき写真シールに複数の撮影画像(またはこれを含む合成画像)を適宜配置するレイアウト処理が行われてもよい。このレイアウト処理では、予め定められた制限時間内で撮影画像をどのように配置するかを決定するための操作を受け付けることにより、所定の位置に撮影画像または合成画像が配された画像であって写真シール等を印刷するための合成画像が生成される。
ここで、上記落書き処理の詳細について説明する。図6は、この落書き処理の詳細なサブルーチンの手順を示すフローチャートである。まず、主制御部80は、編集端末を手に取り当該編集端末の画面に表示されるスイッチの画像を押すよう、メイン表示・操作部62に表示し、同時に、編集表示・操作部94は、当該編集端末がアクティブな状態ではないときに上記スイッチの画像を表示する(ステップS41)。
次に、編集表示・操作部94は、表示されたスイッチの画像を押下するための操作(具体的にはタッチペン312のペン先を液晶タッチパネル311に表示された上記スイッチ画像に接触させる操作)を受け付け、主制御部80は、当該操作を受け付けた編集端末をアクティブな状態に設定し、所定の処理番号を設定する初期設定処理を行う(ステップS42)。なお、編集表示・操作部94は、スイッチ画像を押下する操作を受け付けることに代えて、編集端末に実際に備えられる所定のスイッチを押下する操作を受け付けてもよい。
ここで、アクティブな状態とは、落書きに関連する操作を受け付け可能な状態を指すものとする。また、この処理では、アクティブな状態に設定されない編集端末が必ず1つ以上残るように状態設定されるものとする。例えば、上記スイッチ画像を押下する操作の受け付け時刻が早いものから順に3つまでの編集端末がアクティブな状態に設定されるものとする。そうすれば、後述するようにアクティブな状態に設定されないで残された編集端末を次の利用予定者の利用に供することができる。
さらに、本処理は後述するように2つ以上が独立して行われることがあるので、アクティブな状態に設定されるとき、当該編集端末には実行中の本処理に対応した所定の処理番号が設定される。例えば、本処理において3つの編集端末がアクティブな状態に設定されるとき、これらの編集端末には処理番号”1”が設定され、その後に本処理とは異なる独立した別処理において残りの1つの編集端末がアクティブな状態に設定されるとき、この編集端末には当該独立した別処理に対応する処理番号”2”が設定される。この処理番号により、各処理において各編集端末が競合することなく使用される。より詳細には、主制御部80には、各編集端末を一意に識別するための識別番号と、アクティブな状態であることを示すフラグと、上記処理番号とを互いに関連づけるテーブルが設けられており、このテーブルが適宜参照される。
その後、この初期設定処理(ステップS42)では、さらに主制御部80により落書き処理のために予め決められた時間(以下「落書き時間」という)が設定される。この落書き時間の設定は、当該時間が経過するとタイムアウトとなるようにタイマーを設定し、そのタイマーをスタートさせることにより行われる。
ここで、この落書き時間は新たにアクティブにされる編集端末の数が多いほど小さくなるように設定されることが好ましい。例えば、編集端末が1つだけアクティブに設定されるときには落書き時間は300秒に設定され、2つがアクティブに設定されるときには150秒に設定され、3つのときには100秒に設定される。そうすれば、アクティブにされない編集端末、すなわち残される編集端末が少ないほど次回以降に到来する利用予定者の待ち時間が小さくなるので、客の回転率(すなわち単位時間あたりの利用客数)が上昇するため好適である。また逆に残る編集端末が多ければ待ち時間が大きくなる反面、次の利用予定者が多くの編集端末を使用することができるので、当該利用予定者の満足度が高くなる。よってやはり好適であるといえる。なお、この落書き時間の終了を示すタイムアウトまでの残り時間は、編集端末の画面内(液晶タッチパネル311)に常時表示される。
続いて、主制御部80は、客待ちボタン40が押下された否かを示す入力信号の状態を検知し(ステップS43)、当該検知された状態に基づき次の利用者が本装置の利用を待っている状態、すなわち客待ち状態であるか否かを判定する(ステップS44)。この判定の結果、客待ち状態である場合には、処理はステップS45へ進み、客待ち状態でない場合には、後述するステップS45,S46の処理は省略されてステップS47の処理へ進む。
ステップS45では、現に客待ち状態であることから、次の利用予定者が撮影できるように、撮影室2から外へ(具体的には図2に示す右方向へ)出て編集作業をおこなうよう、主制御部80によりメイン表示・操作部62に表示され、当該メイン表示・操作部62に相当する編集端末31が外で編集中であることを示す所定のフラグが設定される。ここで、編集端末31に備えられるLANケーブル313は、編集端末収納部30の右側の開口された面から撮影室2の外へ出すことができ、また撮影室2に近い所定の範囲(領域)内の位置へ編集端末31を移動することができる程度の長さを有しているので、利用者Uは撮影室2の右外側近傍で編集作業を続行することができる。なお、このLANケーブル313は、編集端末31の持ち去りを防ぐために、スチールワイヤなどの切れにくい線材によって補強されてもよい。
続いて、ステップS46では、利用者Uが図2に示す右方向へ外に出ると共に次の利用予定者が図2に示す左方向から中に入るために必要な程度の所定の時間経過後にコイン投入口26に新たに所定のコインが投入されると、主制御部80により、本処理とは別に独立して図5に示す処理が上記利用者の利用に供するために新たに開始される。この新たに開始される処理(以下「新たな処理」という)は、現在の利用者Uのための処理(以下「現在の処理」という)とは独立して行われるので互いに干渉することはないが、現在の処理により既にアクティブに設定された編集端末を新たな処理によりアクティブに設定することはできないものとする。すなわち、新たな処理では、現在の処理により使用中(ここでは落書き処理中)の編集端末以外の編集端末をアクティブに設定することができる。例えば、編集端末31a,31bが利用者Uの利用に供するために既にアクティブに設定されているとき、新たな処理では、次の利用予定者の利用に供するために編集端末31c,31dの一方または双方をアクティブに設定することができる。このことにより、本写真作成装置の利用者U(ここでは落書き中の利用者)が存在する場合にも、次の利用予定者はほとんど待つことなく本写真作成装置を使用することができるので、次の利用予定者がイライラ感を抱くことはなくなる。
次に、主制御部80および編集表示・操作部94は、利用者Uによる落書きを受け付け合成画像を作成する落書き作成処理を行う(ステップS47)。具体的にこの落書き作成処理では、アクティブに設定される編集端末31の液晶タッチパネル311に、撮影画像および落書きのための各種アイコン等、例えば、仮想的な落書きペンの太さや色などを選択可能にするため表示されるペン先アイコンやスタンプ画像を選択可能にするため表示されるスタンプアイコン等が表示され、これらに対する利用者Uによる操作が受け付けられる。すなわち利用者Uは、タッチペン312でこれらの各種アイコン等のうちの1つを選択する(すなわち表示されたアイコン上にペン先を接触させる)操作や、表示画面上の所望の位置を指定する(すなわち表示画面上の所望の位置にペン先を接触させまたは離す)操作などを行うことにより、仮想的な落書きを行う。
ここで複数の編集端末31がアクティブに設定されるとき、利用者Uはこの落書きをアクティブに設定される各編集端末において独立に行うことができるものとし、また或る編集端末において利用者Uのうちの1人の落書きにより生成された合成画像は、直ちに(または所定の短い時間間隔をあけて)本体部4内の主制御装置に送信され、さらに主制御装置から上記編集端末以外の他の(アクティブに設定され)同一の処理番号が設定された各編集端末に送信されるものとする。このことにより、これらの編集端末にも落書きの結果が反映される。したがって、或る利用者が落書きペンを使用して落書きをしているときにも、同時に撮影を行った他の利用者は個別に落書きペンを使用して落書きをしたり、スタンプ画像を使用して落書きをすることなどが可能である。このことにより、複数の利用者による落書きの作業を適宜に分担(分業)することができるため、落書きを容易かつ短時間に行うことができる。なお、利用者Uが複数であるときにも、アクティブに設定され処理番号が設定される編集端末31は1つであってもよい。
続いて、主制御部80は、落書きが終了したか否か、すなわち落書き時間が経過したか、または落書き時間の経過前にアクティブに設定され同一の処理番号が設定された全ての編集端末31における操作により落書きが中止(または印刷開始が指示)されたか否かを判定する(ステップS48)。この判定の結果、落書きが終了した場合、主制御部80は、図5に示す処理へ復帰し、ステップS50における印刷処理へ進む。落書き処理が終了しない場合には、次のステップS49の処理に進む。
ステップS49において、主制御部80は、利用者Uが外で編集中か否か、すなわちステップS44において客待ち状態と判定されステップS45において上述した所定のフラグが設定されたか否かを判定する。この判定の結果、外で編集中の場合にはステップS47の処理に戻り、落書きが終了するまで上記処理が繰り返され(S49→S47→S48→S49)、その後、落書きが終了した場合、図5に示す処理へ復帰し、ステップS50における印刷処理へ進む。また、上記判定の結果、外で編集中でない場合にはステップS43の処理に戻り、客待ち状態を検知および判定しつつ(S43,S44)落書きが終了するまで上記処理(S43からS49までの処理)が繰り返され、その後、落書きが終了した場合、ステップS50における印刷処理へ進む。
図5に示すステップS50における印刷処理では、アクティブに設定され同一の処理番号が設定された編集端末31が編集端末収納部30内に再び収納された後、上記ステップS50における落書き処理により生成された合成画像(より詳細には前述した所定のレイアウト処理により適宜の位置および大きさにレイアウトされた合成画像)が出力される。
ここで、上記印刷処理の詳細について説明する。図7は、この印刷処理の詳細なサブルーチンの手順を示すフローチャートである。まず、主制御部80は、編集端末を所定位置(ここでは編集端末収納部30の内部)に返却するよう、(アクティブに設定され同一の処理番号が設定された編集端末31に相当する)編集表示・操作部94に表示する(ステップS51)。
次に、主制御部80は、アクティブに設定され同一の処理番号が設定された各編集端末31が編集端末収納部30の内部に収納(すなわち返却)されたことを、編集端末収納部30に設けられる前述の収納判別センサからの検知信号を受け取ることにより検知する(ステップS52)。
続いて、主制御部80は、受け取った上記検知信号に基づき、アクティブに設定され同一の処理番号が設定された全ての編集端末31が返却された否かを判定する。この判定の結果、全てが返却された場合にはステップS54の処理に進む。また、未だ全てが返却されていない場合にはステップS51の処理に戻り、全てが返却されるまで上記処理が繰り返され(S53→S51→S52→S53)、その後、全てが返却されるとステップS54における印刷出力処理へ進む。このことにより、写真シールを欲する利用者Uに対して使用後の編集端末31の返却を間接的に強制することができるので、アクティブに設定され同一の処理番号が設定された全ての編集端末31を確実に返却させることができる。なお、予め定められた所定の返却待ち時間を経過しても、アクティブに設定された全ての編集端末31が未だ返却されない場合には、当該編集端末31または本体部4に内蔵されるブザーなどを作動させることにより生成される警告音やメッセージ表示等で返却を促す処理が行われてもよい。
ステップS54の印刷出力処理において、主制御部80は、落書きされ(レイアウトされ)た合成画像の出力を出力部(プリンタ)66に指示する。これにより、出力部66としてのプリンタは、その合成画像を写真シールとして出力する。これにより、図5に示す処理へ復帰し、ステップS50における印刷処理が終了する。出力された写真シールは、本体部4の側面に設けられた取出口28から利用者Uによって取り出される。この印刷処理が終了すると、図5に示す一連の処理は終了され、所定の金額に相当するコインが新たにコイン投入口26に投入されるまで図5に示す処理は実行待ち状態となる。この実行待ち状態では、所定の金額に相当するコインが新たに投入されると、上記と同様の処理(ステップS10〜S50)が実行される。なお、本処理(すなわち現在の処理)の他に、ステップS46においてスタートした新たな処理が実行されているとき、この新たな処理は上記現在の処理とは独立して実行されるので、このときには当該新たな処理を実行しながら新しい利用者Uを受け付けるために実行待ち状態となる。
<4. 効果>
上記のように本実施形態によれば、携帯可能な編集端末31により落書きを受け付けるので、装置全体の設置面積が小さくなる。また、次の利用予定者がいないときには、撮影室2の中で上記編集端末31を使用することができるので、利用者Uに面倒な移動を要求することがない。さらに、次の利用予定者がいるときには、現在利用中の利用者Uは編集端末31を手に持って撮影室2から外へ出て落書きを行うことができるので、当該利用予定者の待ち時間を短くすることができる。さらにまた、利用者Uは編集端末を手に持って落書きするので見やすく容易に落書きをすることができ、位置や姿勢を自由に変えて落書きすることができるので装置の娯楽性または遊戯性を高めることができる。
<5. 主たる変形例>
上記実施形態では、編集端末31a〜31dは本体部4とそれぞれLANケーブル313により接続されるが、無線(典型的には電波)による通信回線で接続されてもよい。このような無線により接続すれば、編集端末31a〜31dを移動させるときに、LANケーブル313が邪魔にならず、またその長さによる制限もなくなるので好適である。ここで、例えばゲームセンターなどの所定の領域内に複数の写真作成装置が設置される場合、この無線を使用した編集端末(以下「無線編集端末」という)は、これらの写真作成装置のうちの予め定められた1つとのみ固定的に接続される構成が考えられる。なお、このとき接続されるべき写真作成装置と無線編集端末との距離が所定距離以上離れると、当該無線編集端末に内蔵されるブザー等が作動するように構成されていてもよい。そうすれば、利用者の故意または過失による当該無線編集端末の持ち去りを防ぐことができる。
また上記構成に対し、無線編集端末がこれら複数の写真作成装置のうちの(利用者により選択される)任意の1つと適宜に接続される構成も考えられる。図8は、上記実施形態の主たる変形例である、複数の写真作成装置と或る無線編集端末とが無線LANにより接続される例を示すブロック図である。ここでは、第1の写真作成装置201から第3の写真作成装置203までの3つの写真作成装置が配置されており、或る1つの無線編集端末301は、これらの写真作成装置と所定の電波信号を送受信する無線LANで接続される。なお、無線編集端末は無線編集端末301の他に複数が設けられるものとする。また、これらの無線編集端末および写真作成装置には固有の識別符号(例えばIPアドレス)が付されており、写真作成装置および無線編集端末はこの識別符号に基づいて任意の装置と通信を行う機能を有している。さらに、無線LANについては公知であるため詳しい説明を省略するが、複数の写真作成装置と各無線編集端末とが無線により接続されるものであれば、必ずしもLANによるものでなくてもよい。
さらに、図8に示す例について具体的に説明する。図8に示す第1の写真作成装置201から第3の写真作成装置203までの3つの写真作成装置には、固定的に接続される無線編集端末を持たないため編集端末収納部30が不要となり、またこれに関連するステップS51〜S53の処理も不要となる。したがって、写真作成装置の構成および動作を比較的簡易なものにすることができる。また、写真作成装置それぞれに十分な数の編集端末を用意する必要がないので、全体として編集端末の数を減らすことができる。さらに、複数の写真作成装置を利用しようとする利用者は、各写真作成装置に固定的に接続される編集端末を毎回持ち替えて使用する必要がないので利用が容易となる。この主たる変形例では、例えば利用者は所定の貸し出しカウンタ等で無線編集端末を受け取り、任意の写真作成装置で撮影した後、受け取った無線編集端末により落書きを行うことにより、落書き処理された合成画像を含む写真シールを当該写真作成装置から受け取る。なお、出力部(プリンタ)66の機能を有する印刷出力用の装置が新たに設けられ、利用者Uはこの装置から写真シールを受け取る構成であってもよいし、受け取る写真シールの枚数等に応じてそのときに料金を支払う構成であってもよい。
<6. その他の変形例>
上記実施形態では、編集端末31は、例えばタブレットコンピュータなどの携帯可能な情報処理端末であるが、利用者Uが撮影室2内などの所定の領域内で使用することが可能であって、かつ撮影室2の外など上記領域外近傍でも使用することが可能である端末であればよい。例えば、編集端末31は、CPU、メモリ、フレームバッファなどを含むコンピュータではなく、液晶ディスプレイと、タッチペンと、表示信号および操作入力信号を伝送するためのケーブルとにより構成されるものであってもよい。この場合、編集表示・操作部94は、表示機能および操作入力機能のみを有し、その他の機能は主制御部80により実現されることになる。
上記実施形態では、或る編集端末において利用者Uのうちの1人の落書きにより生成された合成画像は、直ちに(または所定の短い時間間隔をあけて)当該編集端末以外の他のアクティブに設定される各編集端末に送信されるものとしたが、これらの編集端末には、例えばそれぞれ異なる撮影画像が与えられ、或る編集端末における落書きにより生成された合成画像は、他の編集端末に送信されない構成であってもよい。また、利用者Uの選択操作に応じて、この構成と上記実施形態における構成とが適宜に切り替えられてもよい。
上記実施形態では、メイン表示・操作部62に相当する液晶タッチパネル20において、レイアウトを決定するための利用者Uの操作やシャッター操作等を受け付け、各種表示が行われるが、この液晶タッチパネル20を省略し、その機能が編集表示・操作部94に相当する編集端末31により実現される構成であってもよい。
本発明の一実施形態に係る遊戯用写真作成装置の側面図である。 上記実施形態に係る遊戯用写真作成装置の本体部を示す正面図である。 上記実施形態における編集端末の外観を示す模式図である。 上記実施形態に係る遊戯用写真作成装置の要部を機能面から見た構成を示すブロック図である。 上記実施形態に係る遊戯用写真作成装置における主制御部の動作を説明するためのフローチャートである。 上記実施形態における落書き処理の手順を示すフローチャートである。 上記実施形態における印刷処理の手順を示すフローチャートである。 上記実施形態の主たる変形例である、複数の写真作成装置と或る無線編集端末とが無線LANにより接続される例を示すブロック図である。
符号の説明
2 …撮影室
4 …本体部
10 …カメラ
11 …フラッシュ
20 …液晶タッチパネル
30 …編集端末収納部
31 …編集端末
40 …客待ちボタン
52 …撮像部(カメラ)
54 …確認表示部(プレビューモニタ)
62 …メイン表示・操作部(液晶タッチパネル)
66 …出力部(プリンタ)
70 …照明部
72 …I/O制御部(I/O制御装置)
80 …主制御部(主制御装置)
92 …通信部(LANインタフェース装置)
94 …編集表示・操作部(編集端末)
U …利用者

Claims (8)

  1. 所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像手段と、前記撮手段により得られる撮影画像を含む合成画像を写真として出力する出力手段とを備える自動写真作成装置であって、
    前記利用者を撮影する際に使用される所定の領域である第1の領域から、当該第1の領域とは異なる所定の領域である第2の領域へ前記利用者により移動可能であって、前記利用者による操作を受け付けるとともに前記撮影画像または前記合成画像を表示する複数の入力・表示手段と、
    前記複数の入力・表示手段のうち前記利用者により使用されている入力・表示手段の数に基づき、当該使用されている入力・表示手段から前記合成画像の生成のための操作を受け付ける時間を設定する制御手段と、
    前記入力・表示手段により受け付けられた操作に応じて、所定の付加画像を前記撮影画像に合成することにより前記合成画像を生成する落書き合成手段と
    を備えることを特徴とする、自動写真作成装置。
  2. 前記第2の領域は、前記第1の領域近傍の領域であることを特徴とする、請求項1に記載の自動写真作成装置。
  3. 前記利用者に続いて撮影を行う予定である次の利用予定者の到来を検知するための客待ち検知手段をさらに備え、
    前記利用者により使用されている入力・表示手段は、前記利用者に続いて撮影を行う予定である次の利用予定者が到来したことが前記検知手段により検知されたとき、前記第1の領域から前記第2の領域へ移動して操作するよう表示し、当該表示後にも前記操作を受け付けるとともに前記撮影画像または前記合成画像を表示し、
    前記撮像手段は、前記利用者により使用されている入力・表示手段において前記利用者による操作が受け付けられ前記撮影画像または前記合成画像が表示されるときに、前記利用予定者を撮影することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の自動写真作成装置。
  4. 前記複数の入力・表示手段は、所定の第1の無線通信回線を介して前記撮影画像を受け取ることを特徴とする、請求項1から請求項3までのいずれかに記載の自動写真作成装置。
  5. 前記複数の入力・表示手段は、当該自動写真作成装置とは異なる自動写真作成装置に備えられる他の撮像手段により得られる撮影画像を、所定の第2の無線通信回線を介して受け取る手段を含むことを特徴とする、請求項4に記載の自動写真作成装置。
  6. 前記利用者により前記第1または第2のいずれの領域からも前記複数の入力・表示手段を収納することができる収納手段をさらに備えることを特徴とする、請求項1から請求項までのいずれかに記載の自動写真作成装置。
  7. 前記利用者により使用されている入力・表示手段を検知するための使用検知手段をさらに備え、
    前記収納手段は、前記複数の入力・表示手段の収納を検知するための収納検知手段を含み、
    前記出力手段は、前記複数の入力・表示手段のうち前記使用検知手段により使用を検知された入力・表示手段が、前記収納検知手段の検知結果に基づき前記収納手段に収納された後に出力を開始することを特徴とする、請求項6に記載の自動写真作成装置。
  8. 所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像ステップと、前記撮ステップにおいて得られる撮影画像を含む合成画像を写真として印刷する印刷ステップとを含む自動写真作成方法であって、
    前記利用者を撮影する際に使用される所定の領域である第1の領域から、当該第1の領域とは異なる所定の領域である第2の領域へ前記利用者により移動可能である複数の入力・表示手段で、前記利用者による操作を受け付けるとともに前記撮影画像または前記合成画像を表示する入力・表示ステップと、
    前記複数の入力・表示手段のうち前記利用者により使用されている入力・表示手段の数に基づき、当該使用されている入力・表示手段から前記合成画像の生成のための操作を受け付ける時間を設定する制御ステップと、
    前記入力・表示ステップにおいて受け付けられた操作に応じて、所定の付加画像を前記撮影画像に合成することにより前記合成画像を生成する落書き合成ステップと
    を含むことを特徴とする、自動写真作成方法。
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