JP4272104B2 - 天井板用吊持杆の連結機構 - Google Patents

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Description

本発明は、天井板を吊持するための天井板用吊持杆相互をT字状に連結するための連結機構に関するものである。
図19で示すように、天井板用吊持杆fは、断面がほぼ逆T字状をしており、主板部の下端に形成された水平部を、天井板pの端部を支持する係止縁部g,gとしている。一方、主板部の上端に形成された幅広部を、ハンガーjが固着される係止隆部iとしている。そして、前記天井板用吊持杆fが、格子状に組み付けられ、多数の天井板pを整列状に支持して、室内の天井を構成する。
ところで、上述のように、天井板用吊持杆相互を格子状に組み付ける際に、一方の天井板用吊持杆の側面に、他方の天井板用吊持杆の端部を当接して、天井板用吊持杆相互をT字状に連結する場合がある。そこで、この連結機構として、一方の天井板用吊持杆の側面に嵌挿溝を板面に沿って形成し、かつ他方の天井板用吊持杆の端部にL形の連結突部を形成し、該連結突部を横にスライドさせて前記嵌挿溝に圧入して、相互を連結する構成が提案されている。(例えば、特許文献1参照。)。
さらに、T字状に連結された両吊持杆が水平方向にがたつかないように、一方の吊持杆の係止縁部に、他方の吊持杆の係止縁部の先端が挿入される挿入孔を形成し、図4等に示されるように、それぞれ三角状に加工された係止縁部下縁の先端の斜縁をそれぞれ密接させて、堅固かつ整一にT字状に連結する構成が提案されている。
実公平2−99113号公報
しかしながら、図4に示されるように、両吊持杆に係る係止縁部下縁の先端の斜縁が相互に密接すると、連結を解除する際は、両吊持杆をねじって弾性変形させながら斜縁を上下方向にずらし、斜縁同士の接触を避けながら連結突部を嵌挿溝から抜き取る必要があった。かかる作業は煩わしく、水平方向のがたつきを防止するための構成が、逆に、連結作業の作業能率を低下させていた。
そこで、本発明は、水平方向のがたつきを防止しつつ、吊持杆の連結作業を容易とする天井板用吊持杆の連結機構を提供することを目的とする。
本発明は、
主板部の上端に、ハンガーが固着される係止隆部が形成され、該主板部の下端に、天井板の端部を支持する係止縁部が形成された第一吊持杆と第二吊持杆とを、T字状に連結する連結機構において、
第一吊持杆の主板部面に、該主板部面から係止板部の板厚だけ離間しながら板面に沿って上方へ突成した第一弾性フック片を設け、第一弾性フック片の下方位置に、該主板部面から係止板部の板厚だけ離間しながら板面に沿って上方へ突成した第二弾性フック片を設け、さらに第一弾性フック片と第一吊持杆の係止隆部との間に位置する位置規定膨隆部を設けると共に、
第二吊持杆の端部に、係止板部を直角状に突成し、かつ該係止板部に、前記弾性フック片の横幅寸法と等しい横幅寸法で、かつ第一弾性フック片の縦長以上の縦長の係止穴が形成されるとともに、係止穴の下方位置に、下方が開放された係止溝が形成され、
係止穴には第一弾性フック片が挿入されて、第一弾性フック片の基端で、係止穴の上縁を支持し、係止溝には第二弾性フック片が挿入されて、第二弾性フック片の基端で、係止溝の上縁を支持し、さらにその支持位置で、係止板部の上縁と位置規定膨隆部の下縁とが当接することにより、第一吊持杆と第二吊持杆が連結されるものであることを特徴とする天井板用吊持杆の連結機構である。
かかる構成とすることにより、係止穴に第一弾性フック片を挿入し、係止溝に第二弾性フック片を挿入し、かつ係止板部及び弾性フック片のうち、少なくとも一方を弾性変形させながら主板部と弾性フック片との間隙に係止板部を下方に向けて圧入すると、係止穴の上縁が第一弾性フック片の基端に支持され、係止溝の上縁が第二弾性フック片の基端に支持される位置で、前記弾性力が解放される。そして、係止板部の上縁と位置規定膨隆部の下縁とが当接して両吊持杆が連結することとなる。一方、かかる構成にあって、両吊持杆の連結を解除する場合は、係止板部を第一吊持杆の主板部面から離間させながら第二吊持杆を相対的に上昇させ、係止板部を位置規定膨隆部の上に乗り上げながら係止穴内に第一弾性フック片を、係止溝内に第二弾性フック片を位置させることにより、相互が離脱可能となる。このように本発明にあっては、各吊持杆を脱着する際は、相互の吊持杆を上下に相対移動させて行うこととなるため、各吊持杆の係止縁部下縁の先端の斜縁が当接して脱着作業を妨げるということがない。なお、係止穴及び係止溝の横幅寸法を、第一弾性フック片及び第二弾性フック片の横幅寸法と等しくすることにより、連結時の水平方向のがたつきを防止し得ると共に、係止穴の縦長を第一弾性フック片の縦長以上とすることにより、係止穴に第一弾性フック片を挿入し得ることとなる。
また、両吊持杆が連結した状態にあって、第一吊持杆の主板部面に、係止板部の基端部の上縁と当接する第一位置規定膨隆部と、該係止板部の先端の上縁と当接する第二位置規定膨隆部とが夫々形成されてなるものである構成が提案される。
かかる構成にあっては、第二吊持杆にのみに上方への押圧力が作用しても、両位置規定膨隆部が係止板部の上縁の両端と当接しているため、他方の吊持杆に回転力が作用せず、連結部が変形等してしまうことを防止し得る。
また、両吊持杆が連結した状態にあって、係止板部の外縁の一部に、外方から工具が挿入可能な挿入板間隙を形成する工具操作部が設けられてなるものである構成が提案される。
かかる構成とすることにより、連結の解除作業時に、工具操作部により生じた挿入板間隙に工具等を挿入し、てこの原理を利用して係止板部及び弾性フック片のうち、少なくとも一方を弾性変形させて、係止板部を位置規定膨隆部の上に容易に乗り上げることが可能となる。
本発明の天井板用吊持杆の連結機構は、第一吊持杆の主板部面に複数の弾性フック片と位置規定膨隆部とを設けると共に、第二吊持杆の端部から突成した係止板部に係止穴又は係止溝を複数形成し、係止穴又は係止溝に挿入された弾性フック片が、その基端で係止穴又は係止溝の上縁を支持し、かつ該支持位置で、係止板部の上縁と位置規定膨隆部の下縁とが当接して、両吊持杆が連結される構成としたため、連結及び解除作業時に、両吊持杆を相対的に上下させることとなり、従来構成のように水平方向に移動させる必要がなく、各吊持杆の係止縁部下縁の先端斜縁が互いに当接することがない。このため、連結及び解除作業が容易となり、連結及び解除作業の作業能率を向上させる優れた利点がある。また、係止穴の横幅寸法を、第一弾性フック片の横幅寸法と等しくしたため、連結時の水平方向のがたつきを防止し得ると共に、縦長を、弾性フック片の縦長以上としたため、弾性フック片を挿入し得る。
また、第一吊持杆の主板部面に、係止板部の基端部の上縁と当接する第一位置規定膨隆部と、係止板部の先端の上縁と当接する第二位置規定膨隆部とが夫々形成されてなる構成とした場合は、他方の吊持杆のみに上方への押圧力が作用しても、両位置規定膨隆部が係止板部の上縁の両端と当接しているため、他方の吊持杆に回転力が作用して連結部が変形することを防止し得る効果がある。
また、係止板部の外縁の一部に工具操作部が設けられてなる構成とした場合は、連結解除作業時に工具操作部により生じた挿入板間隙に工具等を挿入して、てこの原理を利用して係止板部等を弾性変形させて、係止板部を位置規定膨隆部の上に容易に乗り上げる事が可能となり、連結解除の作業能率が飛躍的に向上する効果がある。
添付図面に従って本発明の実施形態例を説明する。
<第一実施形態例>
図1〜4は、本発明の連結機構により相互に連結された天井板用吊持杆1a,1bを示すものであり、一方の天井板用吊持杆1a(以下、第一吊持杆1aという)の側面に、他方の天井板用吊持杆1b(以下、第二吊持杆1bという)の一端を当接して、天井板用吊持杆相互をT字状に連結している。
スチール製の第一吊持杆1aは、図2,5に示されるように、断面がほぼ逆T字状をしており、起立した主板部4aの下端に水平部が形成され、これをその水平上面で天井板p(図19参照)の端部を支持する係止縁部3a,3aとしている。この係止縁部3aは、スチール製板材の端部をそれぞれ内向きに巻回するようにして折曲加工されてなる。
一方、主板部4aの上端には幅広部が形成され、これを係止隆部2aとしている。この係止隆部2aには、ハンガーj(図19参照)が固着される。
さらに、図5,6に示されるように、第一吊持杆1aの一側の主板部4a面には、その板面に沿って上方に突成した3つの弾性フック片10,10,11が設けられている。具体的には、横幅寸法がx1、かつ縦長がy1の第一弾性フック片10,10が二箇所左右に並設されると共に、両第一弾性フック片10,10の下方位置に、第一弾性フック片10より横長の第二弾性フック片11(横幅寸法x2、縦長y2)が設けられている。これらの弾性フック片10,11は、主板部4aを縦方向に平行状に切り起こされてなり、主板部4aから後述の係止板部25の板厚だけ離間して形成されている。なお、各弾性フック片10,11の上端は、やや外方に屈曲され、上端の開口を若干幅広としている(図5参照)。
さらに、両第一弾性フック片10,10の上方位置であって、係止隆部2aの直下位置に、主板部4aを横方向に平行状に切り起こしてなる位置規定膨隆部13が設けられている。この位置規定膨隆部13の下縁13aは、後述の係止板部25の上縁25aと当接することとなる。
また、図6に示されるように、係止縁部3aには、係止縁部3aが部分的に切除された挿入開口15が形成されている。この挿入開口15は、後述の第二吊持杆1bの第二係止縁部下縁14bの三角状先端12bが連結時に挿入されるものであって、この挿入開口15に、三角状に加工した係止縁部下縁14aの三角状先端12a,12a(図4参照)を左右両側から臨ませている。
なお、図3,5に示されるように、上記弾性フック片10,11及び位置規定膨隆部13は、主板部4aの他側(裏面側)にも設けられ、他側でも吊持杆をT字状に連結し得るようにしている。
次に、第二吊持杆1bについて説明する。
図1,7に示されるように、第二吊持杆1bも、断面がほぼ逆T字状をしており、主板部4b、係止縁部3b,3b、及び係止隆部2bを備えている。また、図4,8に示されるように、係止縁部3bの下縁14b,14bには、三角状に加工された三角状先端12b,12bが形成されている。
さらに、図3等に示されるように、第二吊持杆1bは、端部5から係止板部25が直角状に突成されている。具体的には、板片をL字状に折曲加工してなる連結部材24を、主板部4bに加締め部6で固定することにより構成している。
そして、図7に示されるように、かかる係止板部25には、二つの係止穴20,20が左右に並成されると共に、両係止穴20,20の下方位置に、下方が開放された係止溝21が形成されている。この係止穴20には、第一弾性フック片10が、係止溝21には、第二弾性フック片11が挿入されることとなり、係止穴20及び係止溝21の相対的な形成位置は、図1等に示されるように、弾性フック片10,11の形成位置に対応して設定される。また、係止穴20は、その横幅寸法x3を第一弾性フック片10の横幅寸法x1と等しくし、縦長y3を当該フック片10の縦長y1としている。また、前記係止溝21の横長寸法(溝幅)x4を第二弾性フック片11の横幅寸法x2としている。
なお、主板部4bに固定されるL字状の連結部材24には、折曲部を跨ぐように、突出方向に沿って補強膨隆部(補強リブ)23が形成されており、連結部材24の座屈・変形を防止している。
次に、上記の第一吊持杆1aと第二吊持杆1bとの具体的な連結方法を説明する。
図9aに示されるように、まず、第一吊持杆1aの挿入開口15に第二吊持杆1bの係止縁部下縁14bの三角状先端12bを挿入する。これと共に、係止穴20,20内に第一弾性フック片10,10が、係止溝21内に第二弾性フック片11が位置するように、起立した第一吊持杆1aの主板部4aに第二吊持杆1bの係止板部25の前面を当接させる(図10a参照)。勿論、この当接状態では係止板部25の前面が、位置規定膨隆部13の頂部に接している。
そして次に、図10bに示されるように、係止穴20に第一弾性フック片10を、係止溝21(図示省略)に第二弾性フック片11(図示省略)を挿入し、弾性フック片10,11を外方に弾性変形させながら、主板部4aと弾性フック片10,11との間隙に係止板部25を下方に向けて圧入する。
そしてさらに係止板部25を圧入すると、図9b及び図10cに示されるように、係止穴20の上縁20a、及び係止溝21の上縁21aが弾性フック片10,11の基端10a,11aにそれぞれ支持される位置で弾性フック片10,11に作用する弾性力が解放されて、係止板部25が間隙に収納されると共に、係止板部25の上縁25aと位置規定膨隆部13の下縁13aとが当接する。これにより、係止板部25が両弾性フック片10,11に係止されて両吊持杆1a,1bが連結することとなる。なお、このとき、図4に示されるように、第一吊持杆1aに係る係止縁部下縁14aの三角状先端12aの斜縁と、第二吊持杆1bに係る係止縁部下縁14bの三角状先端12bの斜縁とがそれぞれ密接することとなって、整一なT字状連結部が構成される。また、係止穴20及び係止溝21の各横幅寸法x3,x4を弾性フック片10,11の横幅寸法x1,x2と等しくしたため、両吊持杆1a,1bが水平方向にがたつくことがない。
一方、両吊持杆1a,1bの連結を解除する場合は、係止板部25を第一吊持杆1aの主板部4a面から離間させながら弾性フック片10,11を外方に弾性変形させ、さらに第二吊持杆1bを相対的に上昇させ、係止板部25を位置規定膨隆部13の上に乗り上げる。そしてさらに、係止穴20及び係止溝21内に弾性フック片10,11を位置させることにより、弾性フック片10,11に作用した弾性力が解放されて、係合状態が解除される。
このように本発明にかかる連結機構は、吊持杆1a,1b相互を連結又は解除する際は、挿入開口15内で各吊持杆1a,1bを上下に相対移動させることとなるため、各吊持杆1a,1bの係止縁部下縁14a,14bの三角状先端12a,12bの各斜縁がかち合うことがない。
<第二実施形態例>
また、図11,12に示される構成が提案される。なお、第一実施形態例と共通する部分については同じ符号を付して説明を省略する。
本実施形態例にあっては、第一吊持杆1aの主板部4aに、横長の第一弾性フック片40と、同じ横幅寸法の第二弾性フック片41とを上下に形成すると共に、第二吊持杆1bの係止板部25に、第一弾性フック片40が挿入される係止穴50と、第二弾性フック片41が挿入される係止溝51とが形成されている。
そして、第一弾性フック片40の基端40aが係止穴50の上縁50aを、第二弾性フック片41の基端41aが係止溝51の上縁51aをそれぞれ支持して、両吊持杆1a,1bが連結している。
さらに本実施形態例にあっては、係止板部25の外縁のうち、先端の角部に、第一吊持杆1aの主板部4a面との間に所定間隔の挿入板間隙d(図12参照)を生じさせる工具操作部45が形成されている。
かかる工具操作部45は、上述の補強膨隆部23と共にプレス加工により成形されるものであって、連結を解除する際に、工具操作部45の裏面側に生じた挿入板間隙dに例えば工具等を側方から挿入し、てこの原理を利用して係止板部25及び弾性フック片40,41を外方に弾性変形させて、係止板部25を位置規定膨隆部13の上に乗り上げることを容易とするものである。
<第三実施形態例>
また、図13〜図18に示される別構成が提案される。なお、第一、第二実施形態例と共通する部分については、同じ符号を付して説明を省略する。
図13〜図15は、本実施形態例にかかる連結機構により相互に連結された第一吊持杆1a及び第二吊持杆1bを示すものである。
本実施形態例にかかる第一吊持杆1aの主板部4aには、図13,16等に示されるように、第一弾性フック片40と、第二弾性フック片41とが上下に設けられている。そしてさらに、第一弾性フック片40の右上には、第一位置規定膨隆部47が形成され、左上には、第二位置規定膨隆部48が形成されている。以下に、第一、第二位置規定膨隆部47,48について説明する。
第一位置規定膨隆部47は、係止縁部3aにある挿入開口15のほぼ真上で、かつ係止隆部2aの直下位置に設けられる。さらに詳述すると、第一位置規定膨隆部47は、主板部4aを横方向に平行状に切り起こし、第一弾性フック片40側を接続基部とし、他側を開放端としている。この第一位置規定膨隆部47の下縁47aは、後述の係止板部25の基端部上縁25cと当接することとなる。なお、図15等に示されるように、上記第一位置規定膨隆部47は、主板部4aの他側(裏面側)にも設けられている。
これに対し、第一弾性フック片40の左上に形成された第二位置規定膨隆部48は、図15,16等に示されるように、主板部4a面にL字状の切り込み縁を形成して、当該切り込み縁に挟まれた領域を一側(図16中手前側)に張り出すことにより形成される。これにより、水平な下縁47aと垂直な側縁47bとが主板部4a面から切り起こされると共に、円弧状の接続基部を介して、主板部4aと連成する構成となる。この第二位置規定膨隆部48の下縁48aは、後述の係止板部25の先端上縁25bと当接し、当該膨隆部47の側縁47bは、係止板部25の先端垂直縁25dと当接することとなる。
次に、第二吊持杆1bについて説明する。
図17等に示されるように、第二吊持杆1bの係止板部25には、第一弾性フック片40が挿入される係止穴50と、第二弾性フック片41が挿入される係止溝51とが形成されている。さらに、係止穴50の上下位置には、係止板部25の突出方向に沿った補強膨隆部(補強リブ)55,55がそれぞれ形成されていると共に、係止板部25の先端には、連結解除を容易とする工具操作部45も形成されている。
さらに、本実施形態例にかかる係止板部25の上縁25aには、先端側に段差部が設けられており、かかる上縁25aが、水平な先端上縁25bと、これに連成する先端垂直縁25dと、係止板部25の基端にある基端部上縁25cとを具備していることを特徴としている。
かかる構成にあって、両吊持杆1a,1bを第一実施形態例に示す連結方法と同様に、係止板部25の前面を両位置規定膨隆部47,48の頂部に接触させ、係止穴50及び係止溝51にそれぞれ第一、第二弾性フック片40,41を挿入しながら係止板部25を下方に向けて弾性フック片40,41内側の間隙に圧入すると、図13等に示されるように、係止穴50の上縁50aが第一弾性フック片40の基端40aで、係止溝51の上縁51aが第二弾性フック片41の基端41aでそれぞれ支持される。そして、この支持位置で、第一位置規定膨隆部47の下縁47aが係止板部25の基端部上縁25cと、第二位置規定膨隆部48の下縁48aが係止板部25の先端上縁25bと、第二位置規定膨隆部48の側縁48bが係止板部25の先端垂直縁25dとそれぞれ当接して、両吊持杆1a,1bが連結状態となる。
次に、連結解除する際の具体的な方法を説明する。
係止板部25が両弾性フック片40,41に係止されている状態で(図18a参照)、工具操作部45の裏面に工具を挿入して、係止板部25を外方に弾性変形させながら主板部4a面からわずかに浮かせる。そして、図18bに示されるように、第二吊持杆1bを仮想中心点αを中心にして半時計回りに傾倒させて、係止板部25の先端垂直縁25dを第二位置規定膨隆部48の上に乗り上げるようにする。
このようにすると、第一位置規定膨隆部47の下縁47aと係止板部25の基端部上縁25cとの係止と、第二位置規定膨隆部48の下縁48aと係止板部25の係止板部25の先端上縁25bとの係止と、第二位置規定膨隆部48の側縁48bと係止板部25の先端垂直縁25dとの係止とが解除され、図18cに示されるように、係止穴20内に第一弾性フック片40を、係止溝51内に第二弾性フック片41を位置させることが可能となり、両吊持杆1a,1bが離脱可能となる。
かかる構成にあっては、第二吊持杆1bのみに上方への押圧力が作用しても、両位置規定膨隆部48,47が係止板部25の上縁25aの両端と当接しているため、当該第二吊持杆1bに回転力が作用せず、連結部材24が変形等してしまうことがない。
なお、本発明は、係止板部25を第二吊持杆1bと一体成形する構成を排除するものではない。
本発明にかかる天井板用吊持杆1a,1bの連結機構を示す縦断側面図である。 図1におけるA−A断面図である。 図1におけるB−B断面図である。 天井板用吊持杆1a,1bの連結機構を示す下面図である。 第一吊持杆1aの縦断面図である。 第一吊持杆1a側面図である。 第二吊持杆1bの縦断面図である。 第二吊持杆1bの拡大平面図である。 連結手順を示す説明図である。 連結手順を示す説明図である。 第二実施形態例にかかる天井板用吊持杆1a,1bの連結機構を示す縦断側面図である。 図11におけるC−C断面図である。 第三実施形態例にかかる天井板用吊持杆1a,1bの連結機構を示す縦断側面図である。 図13におけるD−D断面図である。 図13におけるE−E断面図である。 第三実施形態例にかかる第一吊持杆1aの側面図である。 第三実施形態例にかかる第二吊持杆1bの縦断側面図である。 連結解除の手順を示す説明図である。 天井板用吊持杆fによる天井板pの組み付け状態を示す斜視図である。
符号の説明
1a,1b 天井板用吊持杆
2a,2b 係止隆部
3a,3b 係止縁部
4a,4b 主板部
5 天井板用吊持杆の端部
10,40 第一弾性フック片
11,41 第二弾性フック片
10a,40a 第一弾性フック片の基端
11a,41a 第二弾性フック片の基端
13 位置規定膨隆部
47 第一位置規定膨隆部
48 第二位置規定膨隆部
13a,47a,48a 位置規定膨隆部の下縁
20,50 係止穴
20a,50a 係止穴の上縁
21,51 係止溝
21a,51a 係止溝の上縁
25 係止板部
25a 係止板部の上縁
48 工具操作部
d 挿入板間隙
j ハンガー
p 天井板

Claims (3)

  1. 主板部の上端に、ハンガーが固着される係止隆部が形成され、該主板部の下端に、天井板の端部を支持する係止縁部が形成された第一吊持杆と第二吊持杆とを、T字状に連結する連結機構において、
    第一吊持杆の主板部面に、該主板部面から係止板部の板厚だけ離間しながら板面に沿って上方へ突成した第一弾性フック片を設け、第一弾性フック片の下方位置に、該主板部面から係止板部の板厚だけ離間しながら板面に沿って上方へ突成した第二弾性フック片を設け、さらに第一弾性フック片と第一吊持杆の係止隆部との間に位置する位置規定膨隆部を設けると共に、
    第二吊持杆の端部に、係止板部を直角状に突成し、かつ該係止板部に、第一弾性フック片の横幅寸法と等しい横幅寸法で、かつ第一弾性フック片の縦長以上の縦長の係止穴が形成されるとともに、係止穴の下方位置に、下方が開放された係止溝が形成され、
    係止穴には第一弾性フック片が挿入されて、第一弾性フック片の基端で、係止穴の上縁を支持し、係止溝には第二弾性フック片が挿入されて、第二弾性フック片の基端で、係止溝の上縁を支持し、さらにその支持位置で、係止板部の上縁と位置規定膨隆部の下縁とが当接することにより、第一吊持杆と第二吊持杆が連結されるものであることを特徴とする天井板用吊持杆の連結機構。
  2. 第一吊持杆と第二吊持杆とが連結した状態にあって、
    第一吊持杆の主板部面に、係止板部の基端部の上縁と当接する第一位置規定膨隆部と、該係止板部の先端の上縁と当接する第二位置規定膨隆部とが夫々形成されてなるものであることを特徴とする請求項1記載の天井板用吊持杆の連結機構。
  3. 第一吊持杆と第二吊持杆とが連結した状態にあって、
    係止板部の外縁の一部に、外方から工具が挿入可能な挿入板間隙を形成する工具操作部が設けられてなるものであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の天井板用吊持杆の連結機構。
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