JP4269395B2 - 目的地設定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ナビゲーションの対象となる目的地(本明細書においては「経由地」も含む)を設定する目的地設定装置に関するものである。
【0002】
【背景技術】
自動車用のナビゲーションシステムでは、行き先である目的地を入力すると、現在位置から目的地に至る推奨経路が探索され、この探索された経路に沿って案内が行われるものがある。目的地の設定手法としては、住所,電話番号,施設名称などを入力する方法が知られている。例えば、特開平9−292262号公報には、車両周辺地域の施設のうちコーザにより入力された特定ジャンルに分類された施設を抽出するとともに、車両から近い順に施設名称及び車両からの距離をリスト形式でディスプレイに表示し、該表示された施設のうちユーザにより選択された施設を誘導経路の目的地として設定するナビゲーション装置の誘導経路の目的地設定方法が開示されている。
【0003】
この背景技術によれば、抽出された施設についての特長(車両から施設までの距離)が一次元的にリスト形式で表示される。ユーザは、その表示された特長(車両から施設までの距離)を参照して、目的地として設定する施設を選択する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、目的地を設定する際には、車両からの距離の遠近ではなく、他の要素を考慮することもある。例えば、レストランの場合、料理の種類(和洋中華の別),料金の高低,営業時間,店の広さなどが考えられる。しかしながら、以上のような背景技術では、リストとして表示された施設について、異なる特長,例えば料金が安い−高いの傾向を参照したい場合には、ユーザは、リスト形式で表示された画面を切り替えて、別の特長を表示する画面にするなど、煩雑な操作が必要となる。
【0005】
本発明は、以上の点に着目したもので、煩雑な操作を行うことなく、目的地候補の多元的な特長を把握して簡便に目的地を設定することができるナビゲーションシステムの目的地設定装置を提供することを、その目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明は、目的地の特長データが数値化されて記憶されている記憶手段と、所定の初期情報に基づいて目的地の候補を抽出する目的地抽出手段と、前記目的地抽出手段によって抽出された目的地候補の特長データを前記記憶手段から読み出す読み出し手段と、この特長データを利用して、特長を表す少なくとも2つの座標軸によって定められた座標面上の対応する位置に目的地候補の特長を表示する表示手段と、前記表示手段における表示の中から、目的地候補のいずれかを選択する目的地選択手段と、前記目的地選択手段によって選択された目的地候補を、経路探索の目的地として設定する目的地設定手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
他の発明は、目的地の特長データが数値化されて記憶されている記憶手段と、所定の初期情報に基づいて目的地の候補を抽出する目的地抽出手段と、前記目的地抽出手段によって抽出された目的地候補の特長データを、前記記憶手段から読み出すとともに、この特長データを利用して、特長を表す少なくとも2つの座標軸によって定められた座標面上の対応する位置目的地候補の特長を表示する表示手段と、前記表示手段における表示の中から、目的地候補のいずれかを選択する目的地選択手段と、前記目的地選択手段によって選択された目的地候補を、経路探索の目的地として設定する目的地設定手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
主要な形態の一つによれば、前記記憶手段は、ユーザのプロファイルデータを記憶しており、前記表示手段は、前記プロファイルデータを参照して、前記表示に使用する特長データを設定することを特徴とする。他の形態の一つによれば、前記記憶手段は、少なくともユーザの施設に対する好みを含むユーザプロファイルを記憶しており、前記表示手段は、前記ユーザの施設に対する好みにより、前記座標軸にする特長データを設定することを特徴とする。本発明の前記及び他の目的,特徴,利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について詳細に説明する。最初に、図2のフローチャートを参照して、以下の実施形態の概要を説明する。この形態は、車両用のナビゲーション装置における経路探索の目的地設定処理を行う場合を例としたもので、特定の検索地域に存在する施設を記憶装置から抽出する処理を行う。例えば、自車位置を中心とする半径nkm以内の特定の検索地域に存在する施設のうち、特定のジャンルに分類された施設を抽出する。
【0010】
ナビゲーション装置のユーザは、リモコンやタッチパネルなどの入力装置を操作して目的地の抽出実行命令を入力する。すると、施設抽出フラグがオンとなり(ステップS10)、抽出処理が実行される(ステップS10でYes)。ユーザは、目的地抽出に必要な初期情報を入力装置で設定する(ステップS12)。例えば、検索地域を「半径3km」,ジャンルを「食事」という具合に入力する。なお、検索地域,ジャンルなどの初期情報をユーザが入力することに代えて、例えば検索地域として「車両位置を中心とする半径3Kmの領域」、ジャンルとして「食事」を初期情報として予め記憶しておき、必要に応じて読出して利用するようにしてもよい。
【0011】
次に、ナビゲーション装置は、初期情報に該当する施設を抽出する処理を実行する(ステップS14)。この施設抽出処理によって抽出された個々の施設は、それらの少なくとも2つの特長ないしは傾向をユーザが簡単に視認できるように、表示装置に一画面で多元的に表示される(ステップS16)。図9には、多元的表示の一例が示されている。この例は、検索地域が自車の現在位置を中心とした半径3km以内にある食事施設が、縦軸に値段,横軸に対象年齢をとったニ次元平面上に○印で示されている。例えば、施設PAは比較的値段が安く若者向けであり、施設PBは値段も高く年配者向けであるという具合である。
【0012】
表示の左端には「5km」や「10km」のタブが用意されており、これを選択することで検索地域が変更される。また、表示の上端には、「買い物」,「レジャー」,「観光」,「宿泊」のタブが用意されており、これらを選択することで、他の施設が表示される。
【0013】
図11には、多元的表示の他の例が示されている。この例は、いくつかの施設について多数の特長を表示したもので、「値段」,「年齢」,「駐車場」,「広さ」,「ファミリ向け」の各点について、2つの施設が表示されている。「××タニエ」は、比較的年齢が若く駐車場が比較的広いのに対し、「××フェ」は、値段が安く広いが駐車場は比較的狭いという具合である。
【0014】
このような多元的な表示を参照して、ユーザはいずれかの施設を入力装置により選択する。入力装置からいずれかの施設の選択命令が入力されて特定施設が選択される(ステップS18)。選択された施設は、画面上に点滅などで表示される(ステップS20のNo)。そして、ユーザが入力装置により確定信号(又は確定命令)を入力すると、選択された施設が目的地として(既に目的地が設定されている場合は経由地として)確定する(ステップS20のYes)。この確定した施設は、経路探索処理の目的地(もしくは経由地、以下同様)に設定される(ステップS22)。この時点で施設抽出フラグはオフとなる(ステップS24)。
【0015】
その後、設定された目的地(ユーザによって入力された目的地)について、ナビゲーション装置における経路探索処理によって、現在位置から該目的地までの経路が探索される。そして、入力装置により案内開始命令が入力されると、該探索された経路に基づいて案内が開始される。これら経路探索及び経路案内の処理は、一般的に知られている通りである。
【0016】
次に、図1を参照して本形態の構成を説明する。同図には、本形態の目的地設定装置を含むナビゲーション装置100が示されており、中央処理装置10を中心に、入力装置12,音声出力装置14,ROM16,RAM18,センサ20,表示装置22,外部記憶装置24が含まれている。これらのうち、中央処理装置10は、CPUを中心に構成されており、ROM16及び後述する記憶装置24のプログラム記憶部24Bに格納されているプログラムに基づいて経路探索や経路案内などの各種の処理,特に図2,図6〜図8のフローチャートに示した処理を実行する。
【0017】
入力装置12は、タッチパネル,ボタンスイッチ,リモコンスイッチなど適宜の入力手段によって構成されている。運転者などの車両搭乗者の使い勝手を考慮して、音声入力装置を含んでもよい。音声出力装置14は、音声による経路案内や処理案内を行うためのものである。ROM16は、処理に必要なプログラムのうち、BIOSなどの基本的なものが格納されたメモリである。RAM18は、処理時に適宜利用されるメモリである。センサ20は、GPSセンサ,速度センサ,ジャイロセンサなどを含んでおり、これらによってナビゲーションに必要な情報が得られるようになっている。表示装置22は、タッチパネルが表示面に設けられた液晶モニタ,CRTなどによって構成されており、通常の経路案内などの地図表示の他、特に図9〜図15に示す表示も行われる。
【0018】
記憶装置20は、例えばCD−ROM,DVD−ROM,ハードディスクなどの記憶メディアを利用したものである。本形態では、通常ナビゲーションに使用される地図データ記憶部24Aの他に、プログラム記憶部24B,ユーザプロフィール記憶部24C,施設特長データ記憶部24D,特長座標設定用データ記憶部24Eを備えている。これらのうち、プログラム記憶部24Bには、ナビゲーションなどの各種の処理プログラムが記憶されている。ユーザプロフィール記憶部24Cには、ユーザ(ドライバ)のプロフィールデータ,例えば名前,年齢,趣味,好物などのデータが記憶されている。図3の例では、名前が「山田太郎」,年齢が「22歳」,趣味が「スキー」という具合である。これらのユーザプロフィールデータは、ナビゲーション装置の取付時などに予め入力されて外部記憶装置24に記憶される。
【0019】
施設特長データ記憶部24Dには、デパート,ガソリンスタンド、食事などの各種ジャンルに分類された施設の特長データが、座標表示可能なように定量化されて記憶されている。図4には、その一例が示されている。この例は、食事に分類された施設名称と、料金,客層の年齢,ファミリ向けの程度,駐車場の広さ,店の広さなどの予め定められた特長を表す数値(以下「特長量」という)とを対応づけたテーブルとして記憶されている。つまり、特定の特長が数値化されて記憶されている。この数値は特長を1〜10の10段階で表したものである。このテーブルを参照することで、施設抽出処理により抽出された施設の特定の特長を表す特長量を得ることができる。例えば、抽出された施設が「××亭」である場合には、その「料金」を表す特長量は「9」であり、客層の「年齢」を表す特長量は「8」であるという具合である。なお、「料金」の特長量1や2などは比較的料金が安いことを表しており、また、「料金」の特長量8や9などは比較的料金が高いことを表している。このように取得された特長量は、多元表示画面上における表示位置を決定するために利用される。
【0020】
特長座標設定用データ記憶部24Eには、図5に示すような特長座標設定用データが記憶されている。図示の例は、ユーザの年齢と表示座標軸となる特長データとを対応させたテーブルとなっている。このテーブルにより、個々の施設の特長を2つの座標軸で規定される平面に表示する場合に、各座標軸に対応する特長が定められる。例えば、前記ユーザプロフィール記憶部24Cの格納データからユーザの年齢が22歳であるとすると、図5のテーブルを参照することにより、「料金」及び「年齢」が読み出される。そして、「料金」の特長に対応する座標軸と、「年齢」の特長に対応する座標軸とによって規定されるニ次元平面に、個々の施設が表示される。図9は、その一例である。また、外部記憶装置24には、特定地域(例えば車両現在位置を中心とする半径3Km内)の施設を抽出するため、各施設名称とその施設の東経・北緯の座標値とを対応付けたテーブルを記憶している。例えば、図4の施設名称「××亭」と座標(x1,y1)、「××ワインハウス」と座標(x2,y2)のように対応付けて記憶している。
【0021】
次に、図6〜図8のフローチャートを参照しながら、本形態の動作を説明する。図2に示したように、ナビゲーション装置100のユーザは、入力装置12を操作して目的地の抽出実行命令を入力する。すると、中央処理装置10では、施設抽出フラグがオンとなり(図2のステップS10)、抽出処理が実行される(ステップS10でYes)。ユーザは、目的地抽出に必要な初期情報を入力装置12で設定する(ステップS12)。例えば、検索地域を「半径3km」,ジャンルを「食事」という具合に入力する。すると、中央処理装置10では、初期情報に該当する施設を抽出する処理が実行される(ステップS14)。
【0022】
次に、図6に従って施設抽出処理の動作を説明する。施設抽出命令があると(ステップS30のYes)、中央処理装置10は、外部記憶装置24のユーザプロフィール記憶部24Cに記憶されているプロフィールデータから「年齢」を読み出す(ステップS32)。更に、特長座標表示用データ記憶部24Eに記憶されている特長座標表示用データを参照して、年齢に該当する特長を読み出す(ステップS36)。上述した例では、ユーザの年齢は図3のように「22歳」であるから、図5の年齢−特長テーブルから特長T1,T2として、「料金」,「年齢」をそれぞれ読み出す。更に中央処理装置10は、施設特長データ記憶部24Dに記憶されている施設特長データから、初期情報に該当する施設を抽出する(ステップS38)。例えば、検索地域「半径3km」以内に存在する「食事」に関係する(又は食事に分類された)施設を抽出するという具合である。図4には、そのような施設の一例が示されている。
【0023】
次に、中央処理装置10は、図9に示したように多次元の表示処理を行う(図2のステップS16)。図7には、多次元表示処理の手順が示されている。中央処理装置10では、図6の処理で得た各データをRAM18に格納する。そして更に、抽出した施設の特長データのうち、前記特長T1,T2に該当する数値ta,tbが読み出される(ステップS40)。前記例では、表示座標に相当する特長T1,T2は、それぞれ「料金」,「年齢」であるから、図4中の「料金」,「年齢」の数値が施設特長データ記憶部24Dから読み出される。例えば、初期情報に基づいて抽出された施設のうち、「××タニエ」については、特長T1である「料金」に対応する数値はta=6であり、特長T2である「年齢」に対応する数値はtb=4である。また、「××フェ」については、特長T1である「料金」に対応する数値はta=4であり、特長T2である「年齢」に対応する数値はtb=3である。他の抽出施設についても同様である。
【0024】
中央処理装置10は、表示装置22に、特長T1,T2の座標軸を表示する(ステップS42)。前記例では、「料金」及び「年齢」の座標軸が表示される。更に中央処理装置10では、抽出した施設の特長T1,T2に該当する前記数値ta,tbを、表示した座標軸上の座標値t1,t2に変換する(ステップS44)。そして、変換後の座標値t1,t2に基づいて、抽出した施設を記号「○」によって表示する(ステップS46)。
【0025】
図9にはその一例が示されている。上記例では、図3のようにユーザが「22歳」であるから、図5のテーブルから座標となる特長は「料金」と「年齢」となる。このため、図4の抽出施設は、料金及び年齢の2次元座標軸上に表示される。図9の例では、縦軸Yが「料金」,横軸Xが「年齢」となっている。そして、それらの交点である座標(0,0)が、「料金」及び「年齢」の特長データの数値の(5,5)に対応している。前記「××タニエ」は、「料金」及び「年齢」の数値(ta,tb)が(6,4)である。これらは、座標変換によって(Y=t1,X=t2)=(1,−1)に変換される。よって、「××タニエ」は、表示上のPCが該当する。同様にして、「××フェ」は、「料金」及び「年齢」の数値(ta,tb)が(4,3)である。これらは、座標変換によって(Y=t1,X=t2)=(−1,−2)に変換される。よって、「××タニエ」は、表示上のPDが該当する。
【0026】
次に、以上のようにして行なわれた表示を参照して施設選択の処理が行なわれる(図2のステップS18)。図8には、施設選択処理の手順が示されている。ユーザは、表示装置22のニ次元表示を参照しながら、タッチパネルやリモコンなど入力装置12によって施設選択命令を出す(ステップS50のYes)。例えば、カーソルで所望の料金及び年齢の○記号を選択する。すると、中央処理装置10によって、選択された施設の○記号が点滅もしくは色変化などにより強調表示されるとともに、該選択された施設の名称,料理の種類,価格などの施設情報が表示される(ステップS52)。例えば、図9において○記号PDが選択されたとすると、図10に示すように、○記号PDが色変化するとともに、該当する施設の情報「××フェ,フランス料理,¥oo円〜」が表示される。なお、本例では、○記号が目的地候補を兼ねている。ユーザはこのような表示も参照しながら最終的に施設を確定する。例えば、選択された施設の○記号が点滅している状態で、ユーザが確定スイッチを押圧するなどによって施設確定命令が入力されることにより、目的地として確定する。
【0027】
ユーザの選択によって目的地とする施設が確定すると(図2のステップS20のYes)、中央処理装置10では、一般のナビゲーション装置と同様にして目的地設定の処理が行なわれる(ステップS22)。すなわち、選択された施設が経路探索の目的地として設定される。なお、これに代えて、ユーザにより施設確定命令が入力されると、該確定された施設を含む地図の表示画面に切り替え、同画面に「目的地として設定してよいですか?」と表示し、その後、ユーザが入力装置12によって最終的な確定命令を入力することにより、経路探索の目的地として設定するようにしてもよい。ナビゲーション装置100では、設定された目的地について経路探索処理が実行され、現在位置から該目的地までの経路が探索される。そして、ユーザによる案内開始入力に基づいて、該探索された経路に基づく案内が開始される。
【0028】
以上のように、本実施形態によれば、自的地の候補が、それらの特長に基づいて多元的に表示される。このため、ユーザは、煩雑な操作を行うことなく、目的地候補の多元的な特長を的確に把握して、所望の目的地を速やかに設定できる。また、本実施形態によれば、施設抽出処理により抽出された複数の施設についてその施設の少なくとも2つの特長(又は傾向)をユーザが一画面で視認できるように、施設の一の特長を表す座標軸と施設の他の特長を表す座標軸とを表示装置に表示するとともに、抽出された複数の施設について、その施設の一の特長を表す特長量と他の特長を表す特長量に対応する位置に記号「○」を表示することとしたので(つまり抽出された施設の特長を多元的若しくは多次元的に表示することとしたので)、ユーザは、抽出された施設について2つの特長を一画面で視認することができる。
【0029】
また、表示された記号「○」をユーザが選択し、該選択された記号に対応する施設を目的地(又は経由地)として設定できるようにしたので、ユーザは、抽出された施設について2つの特長を一画面で視認しつつ、目的地として設定する施設を決定することができる。
【0030】
なお、表示装置には記号「○」を表示し、ユーザが選択した記号「○」に対応する施設の施設情報を表示するように説明したが(図10参照)、記号「○」に代えて施設の名称等の施設情報、例えば施設名称「××フェ」を直接表示し、ユーザが選択した施設情報に対応する施設を目的地として設定するようにしてもよい。
【0031】
また、年齢と縦軸,横軸それぞれが表す施設の特長とを対応づけたテーブル(図5参照)を利用することで、ユーザの年齢によって、縦軸、横軸それぞれが表す特長を決定するように説明したが、ユーザの年齢の他に、ユーザの性別,運転の目的,現在時刻などのいずれか一つにより、または、これらの組み合わせにより、縦軸,横軸それぞれが表す施設の特長を決定するようにしてもよい。なお、この場合の運転の目的は、多次元表示処理の前にユーザが入力することで取得できる。
【0032】
また、本実施の形態においては、図9のように多次元表示させた後に、ユーザが○印を選択するように説明したが、ユーザプロフィールを参照することにより、表示された○印のうち一つの○印を点滅表示させる又は●印などを表示することにより、その点滅表示等された○印に対応する施設がユーザにお薦めであることを知らせるようにしてもよい。例えば、ユーザプロフィールとして、ユーザが好みの食事ジャンル(例えばフランス料理)、値段の上限(例えば3000円以下)等を図3の画面で入力し、この条件に該当する施設に対応する○印を点滅表示等する。また、抽出処理により抽出された施設のうちユーザプロフィール(例えばユーザ好みの食事ジャンル,値段の上限)を満たす施設を更に抽出して、抽出結果を図9のように表示させてもよい。
【0033】
更に、ユーザが特定の施設(例えば、特定の食事ジャンル、あるいは、特定の価格帯の食事施設)を選択する傾向が高いと判断されるときは、抽出処理により抽出された施設のうち、その傾向を有する施設を更に抽出して、抽出結果を図9のように表示させてもよい。この場合、例えば、食事ジャンル毎に、ユーザが最終的に目的地として設定した回数を記憶しておくことにより(学習を行うことにより)、記憶された回数の最も高い食事ジャンルをユーザが選択する傾向が高いと判断することができる。例えば食事ジャンルとして中華,和食,洋食があり、ユーザが過去に目的地として最終的に確定した施設のうち、中華が2回、和食が3回、洋食が5回であれば、ユーザは洋食を選択する傾向が高いと判断される。
【0034】
また、本実施の形態においては、ユーザプロフィールとして入力されたユーザの年齢によって2次元座標の縦軸,横軸が表す施設の特長を決定するように説明したが(図5参照)、例えば、ユーザプロフィールに、ユーザが明るい店が好きである等の施設に対する好みを入力させておくことにより、縦軸又は横軸が表す施設の特長を自動的に決定することができる。
【0035】
なお、ユーザプロフィールとして入力される項目として説明した図3の各項目は一例であり、同図の他に上記した各項目、その他ユーザに関するさまざまなプロフィールを入力項目とすることができる。
【0036】
次に、本発明の他の実施形態について説明する。上述した実施形態では、ニつの特長データT1,T2によってニ次元的に抽出施設の特長を表示したが、図11あるいは図12のように、多元のグラフ形式で表示するようにしてもよい。図4に示したように、特長データとしては、「料金」や「年齢」の他に、「ファミリ向けの程度」,「駐車場の広さ」,「店の広さ」などがある。本形態では、これらの特長データがグラフ化されて表示される。
【0037】
図11は、施設抽出処理により施設「××タニエ」と「××フェ」が抽出された場合において、施設「××タニエ」及び「××フェ」の特長T1〜T5を、それぞれ多元グラフ化して表示したものである。このグラフによれば、他の特長も比較しながら施設を選択することができる。図12は、図11に示した「××タニエ」及び「××フェ」の特長グラフを、重ねて表示するようにしたものである。図示の例では、表示されている名称「××タニエ」のアイコンをユーザが入力装置12で選択した結果、選択された「××タニエ」のグラフが太線や点滅などで強調表示されており、これによって選択されたことをユーザに報知している。このように、各施設の特長を多元的に一画面で表示すると、より多くの特長を考慮しながら希望の施設を選択することが可能となる。
【0038】
その他、表示画面上における図形,文字態様,表などを利用して多元的に表示するようにしてよい。例えば、図9において、○記号を、現在位置からの距離に応じて○,△,□という具合に形状設定する,色を駐車場の広さに応じて緑,黄,赤という具合に設定するなどである。
【0039】
前記実施形態では、多元表示の座標軸となる特長データを、ユーザの年齢から設定したが、これを変更するようにしてもよい。例えば、図9に示すように、画面右下に「条件変更」のアイコンQAを用意し、これがユーザによって選択されたときは、中央処理装置10によって図13に示すような特長変更画面を表示装置22に表示する。画面中の特長は、施設特長データ記憶部24Dに予め格納されているものである。表示DAは変更可能な座標軸の特長を示し、表示DBは現在の座標特長設定を示す。この特長変更画面上で、ユーザは所望の座標軸を選択する。例えば、現在の設定の一つである「年齢」を「デート向け−ファミリ向け」に切り替えるには、横軸の欄の「デート向け−ファミリ向け」(矢印FA参照)を選択し、「OK」アイコンQBをクリックする。すると、中央処理装置10は、図6及び図7に示した処理を、選択された特長「デート向け−ファミリ向け」及び「料金」に基づいて再度実行する。その結果、表示画面は図14に示すように、横軸が「デート向け−ファミリ向け」の表示となる。なお、キャンセルする場合は、「CANCEL」アイコンQNをクリックする。
【0040】
また、前記実施形態では、初期情報に基づいて施設を抽出したが、この抽出条件を更に詳細に設定するようにしてもよい。例えば、前記図9では、初期情報「食事」について該当する施設を表示したが、画面左上に「詳細」のアイコンQCを用意し、これがユーザによって選択されたときは、中央処理装置10によって図15に示すような詳細表示画面とする。すなわち、「食事」を、「和食」,「洋食」,「中華」,「フレンチ」,「イタ飯」という具合に更に詳細なジャンルに分け、各ジャンル毎に分類された施設の特長を表示する。図示の例は、図9の画面上に表示された施設のうち、「和食」に該当する施設を表示したものである。他の詳細ジャンルについては、画面上側にタブが用意されているので、これを選択することで該当するジャンルの施設が表示される。
【0041】
本発明には数多くの実施形態があり、以上の開示に基づいて多様に改変することが可能である。例えば、次のようなものも含まれる。
(1)前記形態は、本発明を主として車両用のナビゲーションシステムに適用した場合であるが、歩行者用移動端末など各種のナビゲーションシステムや、パソコンにおける地図表示ソフトなどにも適用可能である。
(2)また、本発明にかかる目的地設定手法を実現するためのプログラムを、目的地候補の特長データとともにCD−ROMなどの記録媒体に記録して提供することも可能である。
(3)前記実施形態で示した施設や特長データの種類は一例であり、必要に応じて適宜設定してよい。表示態様も、複数の特長データに基づく多元的な表示であれば、どのような表示であってもよい。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、目的地の設定の際に、その候補を特長データに基づいて多元的に表示することとしたので、煩雑な操作を行うことなく、目的地候補の特長を多元的に把握して簡便に目的地を設定することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図2】前記形態の全体の動作を示すフローチャートである。
【図3】前記形態におけるユーザプロフィール記憶部の記憶データの一例を示す図である。
【図4】前記形態における施設特長データ記憶部の記憶データの一例を示す図である。
【図5】前記形態における特長座標設定用データ記憶部の記憶データの一例を示す図である。
【図6】前記形態における施設抽出処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】前記形態における多次元表示処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】前記形態における施設選択処理の手順を示すフローチャートである。
【図9】前記形態における表示例を示す図である。
【図10】前記形態における選択時の表示例を示す図である。
【図11】本発明における他の表示形態を示す図である。
【図12】本発明における更に他の表示形態を示す図である。
【図13】表示形態の変更画面の一例を示す図である。
【図14】前記形態における表示画面の他の特長データに基づく表示形態の一例を示す図である。
【図15】前記形態における詳細表示の一例を示す図である。
【符号の説明】
10…中央処理装置
12…入力装置
14…音声出力装置
16…ROM
18…RAM
20…センサ
22…表示装置
24…外部記憶装置
24A…地図データ記憶部
24B…プログラム記憶部
24C…ユーザプロフィール記憶部
24D…施設特長データ記憶部
24E…特長座標設定用データ記憶部
100…ナビゲーション装置
PA〜PD…施設表示
QA〜QC,QN…アイコン
X…横軸
Y…縦軸

Claims (4)

  1. 目的地の特長データが数値化されて記憶されている記憶手段と、
    所定の初期情報に基づいて目的地の候補を抽出する目的地抽出手段と、
    前記目的地抽出手段によって抽出された目的地候補の特長データを前記記憶手段から読み出す読み出し手段と、
    この特長データを利用して、特長を表す少なくとも2つの座標軸によって定められた座標面上の対応する位置に目的地候補の特長を表示する表示手段と、
    前記表示手段における表示の中から、目的地候補のいずれかを選択する目的地選択手段と、
    前記目的地選択手段によって選択された目的地候補を、経路探索の目的地として設定する目的地設定手段と、
    を備えたことを特徴とする目的地設定装置。
  2. 目的地の特長データが数値化されて記憶されている記憶手段と、
    所定の初期情報に基づいて目的地の候補を抽出する目的地抽出手段と、
    前記目的地抽出手段によって抽出された目的地候補の特長データを前記記憶手段から読み出すとともに、この特長データを利用して、特長を表す少なくとも2つの座標軸によって定められた座標面上の対応する位置に目的地候補の特長を表示する表示手段と、
    前記表示手段における表示の中から、目的地候補のいずれかを選択する目的地選択手段と、
    前記目的地選択手段によって選択された目的地候補を、経路探索の目的地として設定する目的地設定手段と、
    を備えたことを特徴とする目的地設定装置。
  3. 前記記憶手段は、ユーザのプロファイルデータを記憶しており、前記表示手段は、前記プロファイルデータを参照して、前記表示に使用する特長データを設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の目的地設定装置。
  4. 前記記憶手段は、少なくともユーザの施設に対する好みを含むユーザプロファイルを記憶しており、前記表示手段は、前記ユーザの施設に対する好みにより、前記座標軸にする特長データを設定することを特徴とする請求項3記載の目的設定装置。
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