JP4267957B2 - 印刷装置および通信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は外部から受信した映像のハードコピーをNカラム印刷する印刷装置およびその印刷装置にデータを供給する通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ユーザがPC(パーソナルコンピュータ)で作成した画像および文書などのデータをプリンタで印刷する場合、PCが印刷ページを単位とする印刷データを作成する。図25(a)は、プリンタの印刷対象となる画像の一例を示す図である。図25(b)は、図25(a)に示した画像を印刷対象としてPCで作成される印刷データの一例を示す図である。例えば図25(a)に示すような画像を印刷する場合、PCにおいてその画像を図25(b)に示すようなページ単位に区切られた印刷データに変換し、この印刷データをPCからプリンタに送る。プリンタでは、PCから送られた印刷データを元に印刷処理を実行する。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−168617号公報「画像形成システム」
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような従来の方法では最後のページに余白が多く残っていても、最後のページの大部分が余白の状態になったままの印刷物が出来あがってしまい、用紙の無駄が多く生じるという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は印刷用紙の余白を削減し、印刷用紙を有効に利用できる印刷装置および印刷装置にデータを供給する通信装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の印刷装置は、印刷用紙を区分して得られる複数の印刷領域に複数の画像を配置して印刷する印刷装置であって、印刷すべき複数の画像を受信する画像受信手段と、ユーザから印刷用紙の区分方法を指定するための印刷設定の入力を受け付ける印刷設定入力手段と、受信された画像を前記印刷設定に従って印刷用紙に印刷する印刷手段と、前記画像受信手段による画像の受信を待機し、所定の印刷領域を印刷可能な数だけ画像が受信されると前記印刷手段に画像の印刷を実行させ、再度待機する印刷制御手段と、前記印刷制御手段が待機している間、前記印刷用紙の紙送りを一時停止する紙送り制御手段とを備える。このように、本発明の印刷装置において、紙送り制御手段は印刷制御手段が待機している間、前記印刷用紙の紙送りを一時停止するので、例えば、所定の印刷領域を印刷した後、印刷用紙の余白量が多く残っている間は印刷用紙を排紙せず、次に印刷されるべき画像が受信されるまで待機し、次に印刷されるべき画像が受信されると前回印刷された後に続けて印刷することができる。これによって、印刷用紙の印刷領域を無駄なく利用してNカラム印刷を実現することができる。
【0007】
また、本発明の印刷装置は、印刷用紙を区分して得られる複数の印刷領域に複数の画像を配置して印刷する印刷装置であって、印刷すべき複数の画像を受信する画像受信手段と、ユーザから印刷用紙の区分方法を指定するための印刷設定の入力を受け付ける印刷設定入力手段と、受信された画像を前記印刷設定に従って印刷用紙に印刷する印刷手段と、印刷用紙を区分して得られる印刷領域の数だけ画像が受信されるまで前記印刷手段による画像の印刷を待機させる印刷制御手段とを備える。このように、本発明の印刷装置では、印刷制御手段が、印刷用紙を区分して得られる印刷領域の数だけ画像が受信されるまで前記印刷手段による画像の印刷を待機させるので、印刷装置は、印刷用紙の印刷領域すべてに配置されるべき数の画像が受信されるまで印刷を待機する。印刷装置がページプリンタの場合であっても、印刷用紙に無駄な余白を生じることなく、受信された画像をNカラム印刷することができる。
【0008】
本発明の印刷装置は、レーザープリンタなどのページプリンタとして、特に、インクジェットプリンタなどのラインプリンタとして有用である。また、本発明の通信装置は、プリンタに接続されるPC、PDA、特に、DTVおよびSTBとして有用である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態1では、TVに表示される画面のハードコピーをNカラム印刷する印刷システムについて図1から図4を用いて説明する。
【0010】
図1は、本実施の形態1の印刷システムに備えられるプリンタ2およびそのリモコン31の外観の一例を示す図である。同図のように、プリンタ2は、本体に例えば、液晶表示パネルなどの表示部26、リモコン31から赤外線などで印刷設定の命令を受信する命令受信部27、プッシュボタンなどの入力操作部28を備える。ユーザは、プリンタ2本体の表示部26に表示される印刷設定画面を見ながら入力操作部28を操作することにより、所望の印刷設定を行うことができる。
【0011】
また、リモコン31は、例えば、リモコン31の内部に記憶しているプログラムに従ってプリンタ2の印刷設定画面を表示する液晶表示パネルなどを備えた表示部32、表示部32に表示される入力画面においてカーソルを移動するためのカーソル移動キー33、カーソル位置にある項目の選択を決定するための決定キー34、決定された選択内容をプリンタ2に送信するための送信キー35、および印刷設定によりプリンタ2の紙送りが一時停止されている間に、一時的に設定を解除して強制的に印刷用紙43を排紙させるための強制排紙キー36などを備える。これにより、ユーザがプリンタ2本体から離れた場所にいるときには、ユーザは、リモコン31の表示部32に表示される印刷設定画面を見ながら、カーソル移動キー33、決定キー34および送信キー35を操作することによって容易にプリンタ2の印刷設定を行うことができる。
【0012】
また、ユーザがプリンタ2から離れた場所にいるときでも、容易に設定を一時解除して印刷用紙を排紙させ、その後、続けて同じ印刷設定で印刷を行うことができる。なお、同図において、プリンタ2に備えられる表示部26と入力操作部28とを別体として示したが、代わりに、プリンタ2の表示部26と入力操作部28とは、それらを一体としたタブレットであってもよい。リモコン31の表示部32と操作キー(カーソル移動キー33、決定キー34、送信キー35、強制排紙キー36など)も同様である。
【0013】
尚、プリンタ2はPCカードスロット38を備え、PCカードスロット38には着脱可能な記録媒体であるPCカード39が挿入可能であってもよい。
【0014】
また、プリンタ2における表示部26が液晶表示パネルではなく、映像出力端子であり、TVにプリンタ用のユーザインタフェースを表示する形態でもよい。
【0015】
図2は、実施の形態1の印刷システム10の構成を示すブロック図である。印刷システム10は、STB1およびプリンタ2を備える。STB1とプリンタ2とはIEEE1394などの外部バス20で接続され、図2に示すTVに表示される画面のハードコピーを、STB1の画面コピー作成部で作成し、画面に映し出される映像をSTB1で次々にキャプチャしてプリンタ1で印刷する。
【0016】
このようなSTB1は、受信部11、格納部12、リモコン13、送信部14、命令受信部15、画面コピー作成部16、表示データ生成部17およびバス18を備え、外部のTV19に接続されている。受信部11は、テレビ放送を受信し、受信した映像、音楽、テキストなどのコンテンツをバス18に送出する。格納部12は、ハードディスク、RAMなどの半導体メモリまたは着脱可能なメモリカード等によって実現されるメモリであって、受信されたコンテンツおよびSTB1内で作成されたデータなどを格納し、画面コピー作成部16などの各処理部にデータ処理用の作業場所を提供する。
【0017】
リモコン13は、プッシュボタンなどの操作部を備え、ユーザの操作に応じて、STB1に対する印刷命令、印刷終了命令、キャプチャ命令およびチャネル切り替え命令などに対応する信号を赤外線で出力する。送信部14は、IEEE1394インタフェースなどを備え、命令受信部15で印刷命令が受信されると、格納部12に格納されているコンテンツおよび画面コピー作成部17によって作成された印刷データをプリンタ2へ送信する。命令受信部15は、リモコン13から赤外線などにより、ユーザの指示であるコンテンツの印刷命令、チャネル切り替え命令および表示画面のキャプチャ命令などを受信する。
【0018】
画面コピー作成部16は、命令受信部15で受信されたキャプチャ命令に従って動画や映像の一画面をキャプチャし、画面のハードコピーを印刷するための画像データとその印刷命令とを作成する。表示データ生成部17は、受信部11で受信されたデータをTV19に表示させるための表示データを生成する。バス18は、STB1内の各部間でデータを転送するためのパラレルデータ転送路である。TV19は、PDP(Plasma Display Panel)、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode-Ray Tube)などによって実現されるテレビモニタであって、表示データ生成部17で生成された表示データを画面に表示する。
【0019】
プリンタ2は、内部にGUI(Graphical User Interface)を備え、ユーザから直接印刷設定の入力を受け付けて、STB1でキャプチャされた画面のハードコピーを2in1または4in1などの形式でNカラム印刷するプリンタであって、通信部21、記憶部22、変換部23、制御部25、表示部26、命令受信部27、入力操作部28、出力部29、バス30およびリモコン31を備える。
【0020】
通信部21は、IEEE1394インタフェースなどを備え、STB1から送信されたコンテンツおよび画面ハードコピーの画像データを、外部バス20を介して受信する。記憶部22は、ハードディスク、RAMなどの半導体メモリおよび着脱可能なメモリカード等によって実現されるメモリであって、通信部21で受信したコンテンツおよび画像データの保存およびスプールに用いられたり、ユーザによって入力された印刷設定を保持したりする。また、記憶部22は、変換部23における画像データの縮小、回転処理などの作業場所を提供する。
【0021】
変換部23は、記憶部22に保持されている印刷設定に従い、記憶部22に保持されているコンテンツおよび画像データをラスタライズし、必要に応じて縮小および回転して、2in1または4in1などのN画面分割印刷(Nカラム印刷)用の印刷データに変換する。また、変換部23は、プリンタ2がインクジェット方式などのラインプリンタの場合、
Nカラム印刷が設定されている場合には、Nカラム印刷に適した位置で印刷用紙の紙送り停止することとし、この紙送り停止位置に適する印刷制御データと印刷データとを作成して出力部29に出力する。
【0022】
例えば、2in1印刷が設定されているときには、印刷用紙の紙送り1/2の位置で紙送りが停止されるように、印刷用紙の紙送りを一時停止する旨の一時停止命令を含んだ印刷制御データを作成し、1/2枚分の印刷データを作成したところで、作成された印刷制御データと印刷データとを出力部29に出力する。一方、プリンタ2がレーザープリンタなどのページプリンタの場合には、変換部23は、紙送りの一時停止命令を作成せず、1ページ分の印刷データが完成するまで、変換後の印刷データを記憶部22に保存し、1ページ分の印刷データが完成すると、それを出力部29に出力する。例えば、プリンタ2が2in1印刷するよう印刷設定されている場合に一画面分の画像データしか受信されていないときは、受信した画像データを縮小および回転して1ページの前半の印刷データを作成し、作成された印刷データを記憶部22に保存したまま、次の画像データが受信されるまで待機する。次の画像データが受信されると、受信された画像データを縮小および回転して1ページの後半の印刷データを作成する。このように1ページ分の印刷データが完成したところで、変換部23は、この印刷データを出力部29に出力する。
【0023】
制御部25は、変換部23によって作成された印刷制御データに従って、出力部29の紙送りの制御を行う。例えば、ページ区切りの位置で印刷を停止し、印刷用紙を排紙する。さらに、プリンタ2がラインプリンタの場合、印刷停止命令のあるところで紙送りを一時停止する。表示部26は、内部に備えたGUIにより、印刷設定などを行うための入力画面を作成し、プリンタ2の本体に備えられた液晶表示パネルなどに表示する。
【0024】
命令受信部27は、リモコン31からの赤外線を受信し、印刷設定画面においてどの項目を選択するかについての指示などを入力する。入力操作部28は、プリンタ2の本体に備えられるプッシュボタンなどであり、ユーザの操作に応じて、表示部26に表示される印刷設定などの入力画面におけるカーソル移動および選択の決定などに対応する信号を出力する。出力部29は、変換部23によって作成された印刷データで表される画像を印刷用紙に印刷し、例えば、TV19の画面に表示された映像のハードコピーを2in1で印刷出力する。バス30は、プリンタ2の各部の間でデータを転送するためのパラレルデータ転送路である。リモコン31は、プッシュボタンなどを備え、ユーザのボタン操作に応じて、印刷設定などの入力画面におけるカーソル移動および選択の決定などに対応する赤外線信号を出力する。
【0025】
以上のように構成されたプリンタ2の動作について、図3および図4を用いて説明する。図3は、図2に示したプリンタ2における印刷設定のための入力画面の一例を示す図である。例えば、図3に示すように、プリンタ2の印刷設定画面300には、少なくとも、プリンタ2の印刷方法を決定するための入力枠310と、印刷種別を決定するための入力枠320とが含まれている。印刷方法を決定するための入力枠310には、例えば、TV19に表示される映像の各シーンをキャプチャして印刷する場合に、キャプチャされた1シーンずつ印刷設定を行って印刷するか、複数シーンを同じ印刷設定で連続的に印刷するかのいずれかを選択することができる選択肢が用意されている。
【0026】
また、プリンタ2の印刷種別を決定するための入力枠320には、さらに、Nカラム印刷に関する入力枠321と、印刷用紙のサイズに関する入力枠322とが設けられている。Nカラム印刷に関する入力枠321では、従来どおり1画面の画像データを1枚の印刷用紙にそのまま印刷する通常印刷と、2画面の画像データを縮小して1枚の印刷用紙の前半部分と後半部分とにそれぞれを印刷する2in1印刷(2ページ/枚)と、4画面の画像データを縮小し、1枚の印刷用紙の前半部分と後半部分とをさらに横方向に2分割した各部に印刷する4in1印刷(4ページ/枚)とのいずれかを選択できるように選択肢が設けられている。
【0027】
また、例えば、印刷用紙のサイズに関する入力枠322では、印刷用紙のサイズとして「A4」、「B4」および「はがき」のいずれかを選択できるように選択肢が設けられている。図3の印刷設定画面300において各選択肢の先頭部に白丸と黒丸とで示す部分は、各選択肢が選択されているか否かを示す選択マークであって、黒丸は当該選択肢が選択されていることを示している。例えば、ユーザがプリンタ2本体の入力操作部28またはリモコン31のカーソル移動キー33などを操作すると、黒丸の位置がアクティブな入力枠において選択しうる選択肢の間を順次移動する。次いで、ユーザが決定キー34などを押すと、黒丸で示される現在選択中の選択肢の選択が決定される。従って、ユーザはカーソル移動キーなどを操作して所望の選択肢を選択した上、決定キー(リモコン31の場合は、さらに、送信キー35)を押すことにより、所望の印刷設定を入力することができる。
【0028】
図4は、図2に示したプリンタ2がラインプリンタである場合の2in1印刷における動作を示すフローチャートである。図5(a)は、TV19に表示される映像から次々にキャプチャされる画像を示す図である。図5(b)は、本実施の形態1のプリンタ2が図5(a)に示される画像を2in1印刷する場合の印刷画像の一例を示す図である。以下では、ユーザが、図3に示した印刷設定画面300で、図5(a)に示した複数シーンを続けてキャプチャし、それらを2in1印刷でA4用紙に印刷することを設定した場合について説明する。
【0029】
まず、ユーザはプリンタ2の印刷設定画面300から印刷設定を入力する(S40)。その後、ユーザは、TV19に表示される画面を見ながら、適当なタイミングで例えば、STB1のリモコン13を操作し、例えば、キャプチャボタンを押す。命令受信部15においてキャプチャ命令を受信したSTB1は、TV19に表示されている映像を画面コピー作成部17においてキャプチャし、その画像データ▲1▼とそれに対応する印刷命令とを作成する。
【0030】
送信部14は、作成された画像データ▲1▼と印刷命令とをプリンタ2に送信する。それまでに印刷終了命令が出されていなければ(S41)、プリンタ2は、通信部21において画像データ▲1▼と印刷命令を受信し(S42)、受信された画像データ▲1▼を変換部23において縮小および回転し、印刷用紙の前半部分に配置される印刷データを作成する(S43)。
【0031】
1回目の印刷命令で、プリンタ2は印刷用紙1枚目の半分までを印刷し(S44)、印刷命令が奇数回目であるので(S45)、そこで紙送りを一時停止する(S46)。2回目の印刷命令と画像データ▲2▼とを受信すると(S42)、1枚目の後半を印刷し(S43、S44)(図5b)、印刷命令が偶数回目であるので(S45)、1枚目の印刷用紙を排紙する(S47)。ここで、印刷終了命令が出されず(S41)、3回目の印刷命令と画像データ▲3▼とを受信すると(S42)、プリンタ2は印刷用紙2枚目の半分まで印刷し(S43、S44)、印刷命令が奇数回目であるので(S45)、そこで紙送りを一時停止する(S46)。4回目の印刷命令と画像データ▲4▼とを受信すると(S42)、印刷用紙2枚目の後半を印刷し(S43、S44)(図5b)、印刷命令が偶数回目であるので(S45)、この2枚目を排紙する(S47)。続けて5回目の印刷命令と画像データ▲5▼とを受信すると(S42)、印刷用紙3枚目の前半を印刷し(S43、S44)、印刷命令が奇数回目であるので(S45)一時停止したところで(S46)、印刷終了命令が出された場合(S41)、プリンタ2は3枚目の後半は余白のまま、3枚目の印刷用紙を排紙し(S48)、複数シーンの連続印刷を終了する。これにより、図5(b)に示すように5シーンの画像データ▲1▼〜▲5▼を3枚の印刷用紙に印刷することができる。
【0032】
図6は、図2に示したプリンタ2の4in1印刷における動作を示すフローチャートである。図5(c)は、本実施の形態1のプリンタ2が図5(a)に示される画像を4in1印刷した場合の印刷画像の一例を示す図である。2in1印刷の場合と同様に、ユーザが4in1印刷の設定(S60)をしている場合、プリンタ2は印刷終了命令が出されていなければ(S61)、STB1から画像データ▲1▼と1回目の印刷命令とを受信する(S62)。
【0033】
さらに、受信した画像データ▲1▼を変換部23において縮小および必要に応じて回転し所定の印刷位置に配置して、4in1印刷用の印刷データを作成する(S63)。1回目の印刷命令では印刷命令が奇数回目であるので(S64)、次の画像データ▲2▼と2回目の印刷命令とを受信するまで待機し、待機中に印刷終了命令が出されていなければ(S61)、通信部21において2回目の画像データ▲2▼と印刷命令とを受信し(S62)、変換部23において4in1印刷用の印刷データを作成する(S63)。
【0034】
1回目の印刷命令に対応する画像データ▲1▼と2回目の印刷命令に対応する画像データ▲2▼とが印刷用紙における前半部分のそれぞれの印刷位置に合成されると、印刷命令が偶数回目であるので(S64)、出力部29は作成された印刷データを印刷用紙1枚目の前半に印刷する(図5c)。このとき、印刷命令が4回目の印刷命令ではないので(S66)、プリンタ2は印刷用紙の紙送りを一時停止し(S67)、次の印刷命令とそれに対応する画像データ▲3▼とを受信するまで待機する。3回目の印刷命令と画像データ▲3▼とを受信した(S62)後に終了命令が出されると、1枚目の後半に3回目の印刷命令の画像データを印刷した後に(S63〜S67)、印刷終了命令の受信を検出し(S61)、印刷用紙を排紙する(S69)。これにより、ユーザは、1回ごとのキャプチャ命令によってキャプチャされた映像のハードコピーが確実に印刷されていることが確認でき、また、余白をどれだけ節約できるか確認しながら印刷することができる。
【0035】
なお、4in1印刷設定時の1回目の印刷命令と2回目の印刷命令とによる印刷データの作成は、記憶部22に1回目の印刷命令に対応する画像データを保存しておき、2回目の画像データが受信された時点で、印刷データの合成処理をするようにすればよい。
【0036】
また、画像の回転、拡大縮小処理が必要な場合に関しては、両方の処理をSTB1がする場合、両方の処理をプリンタ2がする場合、STB1で画像の拡大縮小処理をし、その拡大縮小処理されたデータをプリンタ2で回転処理する場合、STB1で画像の回転処理をし、その回転処理されたデータをプリンタ2で拡大縮小処理する場合があるが、STB1とプリンタ2のハードウェアの構成によって適宜選択すれば良い。例えば、STB1にもともと画像の拡大縮小処理をする機能が備わっているのであれば、プリンタ2に回転処理を備えるようにするとハードウェアの有効利用が可能となる。
【0037】
なお、動画や映像のキャプチャだけでなく、1画面内に表示された複数の画像を次々に印刷する場合にも同様の処理が可能である。図7は、複数の画像が表示されているTV19の画面70の一例を示す図である。図7に示すように複数の画像71〜画像82が画面70に表示されている場合、画面70に表示されている画像ごとに印刷することができる。このような場合、ユーザはリモコン13などを操作して、画面70に表示されている複数の画像のうちから印刷したい画像を順次選択し、印刷ボタンなどを押下する。このように選択された表示画像の画像データは、印刷命令とともにプリンタ2に送信される。例えば、プリンタ2に複数シーンの2in1印刷が設定されている状態で、ユーザが画面70において画像71を選択し、印刷ボタンを押すと、1回目の印刷命令と画像71を表す画像データ▲1▼とがプリンタ2に送信される。
【0038】
プリンタ2では、画像71を印刷用紙1枚目の前半に印刷し、印刷用紙の紙送りを一時停止する。次に、ユーザが画面70において画像73を選択し、印刷ボタンを押すと、2回目の印刷命令と画像73を表す画像データ▲2▼とがプリンタ2に送信される。これを受信したプリンタ2では、受信した画像データ▲2▼を印刷用紙1枚目の後半に印刷し、印刷用紙を排紙する。このようにして、プリンタ2は、ユーザによって次々に選択された画像を2in1印刷することができる。4in1印刷の場合も同様にして、複数の画像を順次、印刷することができる。
【0039】
なお、上記の例では、プリンタ2がラインプリンタである場合について説明したが、プリンタ2がレーザープリンタなどのページプリンタである場合には、1枚の印刷用紙の途中まで印刷して紙送りを一時停止し、またその続きを印刷するという動作を行うことができない。従って、プリンタ2がページプリンタである場合に2in1印刷を行うときには、プリンタ2は、2つ目の印刷命令と画像データとの受信を完了するまで、1つ目の画像データを記憶部22内に格納して待機する。次いで、2つ目の印刷命令と画像データとの受信を完了した段階で図5(b)に示すような印刷用紙1枚分の印刷データを作成する。4in1印刷を行う場合にも同様に、4つ目の印刷命令と画像データとの受信を完了するまで、1つ目から3つ目までの画像データを記憶部22内に格納して待機し、4つ目の印刷命令と画像データとの受信を完了した段階で、印刷用紙1枚分の印刷データを作成する。
【0040】
なお、上記の例では、STB1において各画像データの印刷命令を画像データとペアにして作成し、プリンタ2に送信すると説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、プリンタ2において複数シーンを連続印刷する設定がされている場合、STB1は1つの印刷命令しか送信せず、プリンタ2はその印刷命令に続いて受信される複数の画像データを、同じ印刷設定で連続的に印刷するとしてもよい。この場合、プリンタ2は、図4に示したフローチャートのステップS45および図6に示したフローチャートのステップS64およびステップS66においてSTB1から受信した画像データの数を数えることによって判断を行えばよい。プリンタ2がページプリンタである場合も同様に、受信される画像の数をカウントすることによって印刷用紙1枚分の画像データが受信されたか否かを判断すればよい。
【0041】
また、上記の例では、STB1からの印刷終了命令に従って印刷用紙を排紙し、印刷を終了したが、本発明はこれに限定されず、プリンタ2において複数シーンを連続印刷する設定がされている場合、印刷すべき次の画像データがあれば続けて印刷し、次の画像データがなければ紙送りの一時停止を解除し、印刷用紙を排紙して印刷を終了するとしてもよい。この場合、連続印刷すべき次の画像データがあるか否かの判断は、プリンタ2がラインプリンタの場合には、制御部25の内部にタイマーを備えておき、そのタイマーで1つの画像データを受信してから次の画像データを受信するまでの経過時間を計測し、例えば、30秒〜3分ぐらいの一定の時間内に次の画像データが受信されない場合、次の画像データがないと判断する。一方、プリンタ2がページプリンタの場合、プリンタ2の受信バッファに次の画像データの一部でも格納されていれば、印刷すべき次の画像データがあると判断し、受信バッファが空の場合には印刷すべき次の画像データがないと判断する。
【0042】
(実施の形態2)
上記実施の形態1ではユーザインタフェース機能を備えたプリンタ2が、ユーザから直接、印刷設定の入力を受け付けて画面ハードコピーのNカラム印刷を行ったが、本実施の形態2では、印刷設定がプリンタの外部(STB810など)で行われる点が実施の形態1と異なる。図8は、本実施の形態2に係る印刷システム800の構成を示すブロック図である。この印刷システム800は、デジタル放送で受信される料理のレシピ等のコンテンツを印刷し、印刷のときに生ずる余白が少なくなるよう、続けて印刷をする印刷システムである。この印刷システム800は、デジタルテレビ放送を受信するSTB810と、STB810によって受信されたコンテンツを印刷するプリンタ820とから構成され、STB810のバス816とプリンタ820のバス827とがIEEE1394などの外部バス830で接続されている。
【0043】
STB810は、受信部811、格納部812、JOB管理部813、送信部814および命令受信部815を備える。受信部811は、テレビ放送を受信することなどにより、外部からコンテンツを受信する。格納部812は、受信されたコンテンツ1000を保持する。JOB管理部813は、受信されたコンテンツの印刷命令が受信されると、格納部812からコンテンツを読み出してプリンタ820へ送信する。また、JOB管理部813は、ユーザまたはコンテンツ作成者が指定したプリンタ820の印刷設定情報であるジョブ情報を作成し、管理する。送信部814は、受信部811で受信されたコンテンツまたはジョブ情報をプリンタ820へ送信する。命令受信部815は、ユーザが操作した図示しないリモコンなどからコンテンツの印刷命令を受信する。
【0044】
プリンタ820は通信部821、記憶部822、変換部823、検出部824、制御部825、出力部826およびバス827を備える。通信部821は、STB810から送信されたジョブ情報やコンテンツを受信する。記憶部822は、通信部821で受信されたコンテンツなどを記憶する。変換部823は、記憶部822に格納されているコンテンツとジョブ情報とから印刷制御データを作成する。検出部824は、変換部823で作成された印刷制御データに一時停止命令があるかどうかを検出する。制御部825は、印刷時における紙送りの一時停止等の紙送りの制御を行う。出力部826は、印刷制御データによって得られるイメージデータを用紙43にバンド毎に出力する。ジョブ情報に一時停止命令が有効であることを示す情報があれば、紙送りの一時停止命令を有する印刷制御データが作成される。
【0045】
図9は、図8に示したJOB管理部813によって作成されるジョブ情報930〜ジョブ情報932の一例を示す図である。ジョブ情報930〜ジョブ情報932は、印刷ジョブごとにSTB810のJOB管理部813によって作成され、図9に示すように、印刷ジョブを特定するための情報(ジョブID)、その印刷ジョブで印刷されるコンテンツの格納場所(パス(URI:uniform resource identifier))、プリンタ820の印刷状態を示すステータス、および印刷設定に関する情報などを含んでいる。本発明のSTB810では、さらに、JOB管理部813においてジョブ情報内に、プリンタ820に対する紙送りの一時停止命令の有効、無効を示す情報を作成する。この一時停止命令の有効、無効を示す情報は、印刷設定で連続印刷が選択されているか否かを示す情報である。
【0046】
図10(a)は、STB810によって受信されるコンテンツの一例であるコンテンツ1000を示す図である。図10(b)は、図10(a)に示したコンテンツ1000をプリンタ820で印刷する場合の印刷制御データ1001の一例を示す図である。図10(c)は、図10(a)に示したコンテンツ1000を従来のプリンタで印刷する場合の印刷制御データ1002の一例を示す図である。なお、印刷制御データとはPCL(Printer Control Language )等の制御言語で記載されたデータである。以下、STB810において受信部811が受信した図10(a)に示すコンテンツ1000を、連続印刷することを指示するユーザからの命令を命令受信部815で受信し、コンテンツ1000をプリンタ820で印刷するときの手順について、図10(a)〜図13を用いて説明する。
【0047】
図11(a)は、実施の形態2のコンテンツ印刷処理におけるSTB810の動作を示すフローチャートである。図11(b)は、実施の形態2のコンテンツ印刷処理におけるプリンタ820の動作を示すフローチャートである。図12は、図7に示した印刷システム800における印刷設定画面の一例を示す図である。図13は、図7に示した印刷システム800における印刷設定画面の他の例を示す図である。
【0048】
まず、ユーザは、例えば、図示しないTVに表示される印刷設定画面を見ながら、図示しないリモコンなどを操作して印刷設定を行う。例えば、図12に示す印刷設定画面1200の右下部分に設けられたページレイアウトの項目から、「続けて印刷」することを選択する。このような印刷設定を行う画面は、図12の印刷設定画面1200に限られず、図13の印刷設定画面1300の右下部分に示すように、「続けて印刷」を選択できるチェックボックスを、ページレイアウトの項目とは別に設けるようにしてもよい。
【0049】
STB810の受信部811で受信(S1101)されたコンテンツ1000は格納部812に格納される(S1102)。STB810は、図12に示す印刷設定画面1200または図13に示した印刷設定画面1300へのユーザの入力に従って、印刷時における紙送りの一時停止の命令を含む印刷命令を命令受信部815で受信したら(S1103)、印刷命令とともにプリンタ820へ送信するジョブ情報930の作成を行う(S1104)。
【0050】
ここで、印刷時における紙送りの一時停止命令とは、今回の印刷(1つの印刷ジョブ)が終了した後に、今回の印刷で余白がある場合、この余白から続けて次の印刷をするために、データの有る部分を印刷した後、紙送りせずに、一時停止させる命令のことである。印刷の部数が1部、印刷方法が片面印刷、印刷品位がモノクロ普通、用紙サイズがA4、一時停止有効というユーザからの命令があった場合、図9に示すジョブ情報930が作成される。作成されたジョブ情報930とコンテンツ1000とは送信部814によってプリンタ820に送信される(S1105)。
【0051】
次に、STB810から送信されたジョブ情報930とコンテンツ1000とは、データの受信を待機していた(S1106)プリンタ820の通信部821で受信され、記憶部822に格納される(S1107)。変換部823は、受信したジョブ情報930に記載の印刷パラメータに添ってコンテンツ1000から図10(b)に示す印刷制御データ1001を作成する。
【0052】
図9に示すように、ジョブ情報930には紙送りの一時停止が有効であることが示されているので(S1108)、変換部823は、図10(b)に示すように、印刷制御データ1001において、1ページ目の終わりにはページ区切りの命令を記述し、2ページ目のデータの終わりに一時停止の命令を記述することになる(実際には印刷制御データ1001はテキストデータからなる命令列であり、図10(b)のように可視的に図が見えるわけではない)(S1109)。図10(b)に示すように、2ページ目を記述する印刷制御データ1001には一時停止の命令があるため、出力部826が2ページ目を印刷した後、制御部825は排紙処理をせず紙送りを一時停止し(S1110)、次のデータの受信を待機する(S1106)。
【0053】
ここで、図9に示すジョブ情報932のように一時停止命令が無効であることが示されている場合(S1108)、変換部823は、図10(c)に示す印刷制御データ1002のように一時停止命令がない印刷制御データ1002を作成する(S1111)。この場合は、2ページ目の下の方に印刷されるべきデータが無くても、1ページ目と同様にページ区切りが入り、この2ページ目のページ区切りが検出部824で検出され、制御部825によって排紙処理がなされる(S1112)。しかし、図10(b)のように、2ページ目のデータが終わったところで、一時停止の命令が入ると、検出部824によって一時停止の命令が検出されたのち、制御部825によって、紙送り処理の一時停止がなされる(S1110)。
【0054】
プリンタ820において、ステップS1106からステップS1112までの処理が行われている間、STB810では次の印刷ジョブに関する処理(S1101〜S1105)が並行して行われる。図14(a)は、図10(a)に示したコンテンツ1000の次のジョブで印刷されるコンテンツ1400の一例を示す図である。図14(b)は、コンテンツ1000の1ページ目を印刷するための印刷制御データ1401を示す図である。
【0055】
図14(c)および図14(d)は、図10(a)に示したコンテンツ1000の2ページ目の印刷に続けて、コンテンツ1400を印刷するための印刷制御データ1402および印刷制御データ1403を示す図である。例えば、STB810において、図14(a)に示すコンテンツ1400を印刷するための図9に示すジョブ情報931が作成され、プリンタ820に送信されたとする(S1101〜S1105)。
【0056】
プリンタ820では、次のデータの受信を待機していた通信部821が、ジョブ情報931(図9)およびコンテンツ1400を受信し、変換部823においてコンテンツ1400の印刷に関する印刷制御データ1402〜印刷制御データ1406を作成する(S1109)。ここで、ジョブ情報931には一時停止命令が有効であるため、ジョブ情報931に関しては、コンテンツ1400の印刷の続きに次のコンテンツを印刷するための一時停止命令を含んだ印刷制御データが作成される。また、ジョブ情報931により示される印刷部数が3部のため、印刷制御データ1402〜印刷制御データ1406は、同じコンテンツ1400を続けて3部印刷するための印刷制御データである。
【0057】
検出部824は、このコンテンツ1400の印刷に関する印刷制御データ1402〜印刷制御データ1406に一時停止命令があるか否かを検出する。検出部824は、図14(g)に示した印刷制御データ1406まで一時停止命令を検出しないため、プリンタ820ではコンテンツ1400を連続して3部印刷する。この後、検出部824が一時停止命令を検出すると、さらに続きの印刷を待つ(S1106)ため、制御部825は紙送りを一時停止することになる(S1110)。もし、ジョブ情報931の次に、ジョブ情報932のように、一時停止の命令が無効のジョブ情報を受信した場合には(S1108)、一時停止命令を有する印刷制御データが作成されないので(S1111)、一時停止をしている用紙の続きに印刷がされた後、制御部825によって排紙処理がなされる(S1112)。なお、プリンタ820は、ステップS1110で一時停止した後は、次のジョブを受け付けるのを待って(S1106)印刷データの作成処理を行うことになる。さらに続く印刷は、上記ステップS1107の後の処理と同様である。
【0058】
ここで、一時停止の動作における印刷制御データの作成方法について、ジョブ情報930で示される印刷ジョブと、ジョブ情報931で示される印刷ジョブとを処理する場合について説明する。まず、プリンタ820がジョブ情報930、ジョブ情報931に基づいて、印刷対象データであるコンテンツ1000(図10(a))、コンテンツ1400(図12(a))とを、それらが格納されているSTB810の格納部812からPULLする場合、ページの制御はプリンタ820の変換部823で行い、1ページ目として図12(b)に示す印刷制御データを作成し、出力部826から1ページ目を出力する。次に図12(c)に示す一時停止のラインまでコンテンツ1000を印刷し、次のジョブを待つ。ジョブ情報931で示される印刷ジョブを通信部821で受信したら、2ページ目の残りの部分にコンテンツ1400の印刷を始める。
【0059】
ここで、図15は、紙送りを一時停止した場合の余白量を計算する処理部を備えた印刷システム1500の構成を示すブロック図である。印刷システム1500においてプリンタ1520は、図7に示したプリンタ820と、新たに余白量計算部1501を備える点だけが異なる。連続印刷の2ページ目に印刷されるコンテンツ1400の範囲は、コンテンツ1400のどこからどこまでかを決めるために、連続印刷の2ページ目でコンテンツ1000が印刷された部分の量を、図15に示す余白量計算部1501で計算する。余白量計算部1501による余白量の具体的な計算方法としては、一時停止までに送った用紙の距離が99mmで、ジョブ情報931の用紙サイズがA4であることから用紙の送り方向の用紙のサイズ(距離)が297mmの場合、198mm分のデータ、つまり用紙サイズの3分の2を用いることができることが分かるため、この3分の2を用いたコンテンツ1400の印刷を行う。
【0060】
別の方法としては、図16に示すように、図14(c)に示す印刷制御データ1402から作成されるDL1(ディスプレイリスト)の座標の値から、一時停止の時点で最後に処理したDL1のY軸(用紙排出方向)の値である「2338」を、余白量計算部1501で得て、用紙サイズから最大のY軸の値である「7014」を得て、これらの値を比較して、余白量を計算しても良い。出力部826では、このように計算された余白量に基づき、図14(c)で示すコンテンツ1400の印刷を実行する。
【0061】
図14(c)に示す2ページ目の印刷では、ページの最後にページ区切りが入れられ、出力部826による印刷後制御部825によって2ページ目が排紙される。さらに連続印刷の3ページ目は図14(d)に示すように、一時停止命令が検出部824により検出され、制御部825により紙送りが一時停止された後、コンテンツ1400の2部目の印刷を行う。
【0062】
ここで、ジョブ情報931で示される印刷ジョブは3部の印刷のため、図14(d)に示す一時停止の命令なく、続けて印刷、つまり図14(e)に示す制御データ1404を作成して、印刷するようにしてもよい。連続印刷の3ページ目にはコンテンツ1400の1部目の一部と、コンテンツ1400の2部目の1部とが印刷される。同様に、4ページ目にはコンテンツ1400の2部目の一部が含まれた図14(e)に示す印刷制御データ1404が作成され、5ページ目にはコンテンツ1400の3部目の一部が含まれた図14(f)に示す印刷制御データ1405が作成される。そして、6ページ目にはコンテンツ1400の3部目の一部が含まれる図14(g)に示される印刷制御データ1406が作成され、ジョブ情報931の一時停止の命令が有効なため、出力部826による印刷後、排紙をせず制御部825によって紙送りが一時停止される。よって、コンテンツ1000とコンテンツ1400との連続印刷に必要な用紙は6ページ分である。
【0063】
図17は、ジョブ情報930とジョブ情報931とに示される2つの印刷ジョブを従来の印刷方法で実行した場合の印刷出力の一例を示す図である。ジョブ情報930とジョブ情報931とで示される2つの印刷ジョブを従来の方法で印刷すれば、図17に示すようにジョブ情報930で示される印刷ジョブによる印刷出力1701では2ページ分の印刷用紙が使用され、さらに、ジョブ情報931で示される印刷ジョブによる印刷出力1702では、コンテンツ1400を一部だけ印刷した印刷出力1703が2ページ分であるので、3部印刷した印刷出力1702では6ページ分の印刷用紙が使用される。従って、合計では8ページ分の印刷用紙が必要であり、本実施の形態2の印刷システム800および印刷システム1500によれば、印刷用紙を効率よく使用し、無駄な余白量の削減を図ることができたことがわかる。
【0064】
なお、印刷対象のデータは文書作成ソフトで作成されたドキュメントファイルであっても、マークアップ言語(例えば、インターネットのホームページ作成等に用いられるHTML(Hyper Text Markup Language )、デジタル放送のサイト作成等に用いられるBML(Broadcast Markup Language)など)で記述されたファイルであってもよい。特にマークアップ言語で記述されたファイルの場合、一見して何ページあるのか分からなかったり、多数のサイトの印刷を続けて印刷したいニーズがあったりするので、有用である。
【0065】
(実施の形態3)
上記実施の形態2では、一時停止命令が有効なジョブ情報930で示される印刷ジョブを受信した後では、次に受信されるジョブ情報931で示される印刷ジョブは、必ずジョブ情報930で示される印刷ジョブに続けて印刷したが、本実施の形態3では、ジョブ情報930により紙送りが一時停止になっている印刷用紙を強制的に排紙してから、次の印刷ジョブを実行できるようにする場合について、図18を用いて説明する。
【0066】
図18は、紙送りを一時停止しているプリンタ820に対して強制的に印刷用紙を排紙させる方法の一例を示す図である。図18に示すように、コンテンツ1000の印刷を完了し、一時停止になっている印刷用紙1801を強制的に排紙する方法としては、▲1▼一時停止されている続きに強制的に次の印刷ジョブをページの終わりまで印刷した後、排紙しないで一時停止する方法がある。この場合、コンテンツ1000の後に、コンテンツ1400の一部分がページの終わりまで印刷されたまま印刷用紙1802の紙送りが停止される。
【0067】
また、▲2▼一時停止されている続きに強制的に次の印刷ジョブをページの終わりまで印刷した後、このページの印刷用紙1803を排紙するとしてもよい。このようにすれば、紙送りが一時停止されている用紙に印刷される内容は▲1▼の印刷用紙1802と同じであるが、用紙の紙送りが停止されず、排紙される点が異なる。さらに、▲3▼印刷用紙1801の停止位置から何も印刷せずに、すなわち、次の印刷ジョブを実行する前に印刷用紙1801を排紙し、次の印刷ジョブを新たな印刷として実行する方法である。▲3▼の方法では、図17に示した印刷出力1701と、次の印刷用紙の先頭からコンテンツ1400が3部連続印刷される図示しない印刷出力を得ることができる。
【0068】
また、別の観点から、一時停止になっている印刷用紙1801を強制的に排紙する方法としては、プリンタ820に対してSTB810から強制排紙の命令をコマンドとして送り、このコマンドにより、制御部825が排紙処理をし、余白量計算部1501が計算した余白量が記憶部822に記憶されていれば、消去し、または余白量を最大量とし、ジョブ情報931の印刷がページの頭からされるようにすればよい。図1に示すようにプリンタ820に強制排紙させるためのボタンを用意し、これが押下されることによって、強制排紙が実行されるようにしてもよい。
【0069】
また、一時停止状態になっているジョブ情報930のジョブステータスを削除するようにしてもよい。図19は、プリンタ820のジョブステータスの一例を示す図である。ジョブ情報930に関する印刷を終了した後のプリンタ820のステータスが、図19のジョブ情報930のジョブステータス90の項目に示されるように一時停止となっている場合、強制排紙後はジョブID「job001」のジョブステータスを削除し、次のジョブであるジョブ情報931に関する印刷に誤りが生じないようにしてもよい。
【0070】
図20は、プリンタ820のジョブステータスの他の例を示す図である。上記のようにコマンドとして強制排紙の命令を送らなくても、図20に示すように印刷するデータのパス(アドレス)がない(NULL)ジョブ情報2001をJOB管理部813で作成し、これを送信部814からプリンタ820へ送信することによって、プリンタ820に強制排紙させてもよい。また印刷するデータのパスがないジョブ情報2002のように、一時停止の命令を無効にすることによって強制排紙させてもよい。
【0071】
また、上記以外に、一時停止してから所定の時間が経過したら、強制排紙するようにしてもよい。図21は、実施の形態3の印刷システム2100の構成を示すブロック図である。印刷システム2100におけるプリンタ2120は、図7に示したプリンタ820に対し、新たにタイマー部2101を備える点が異なる。そのときは、図21に示すようにプリンタ820にタイマー部2101を設け、一時停止してからの経過時間(相対時間)を得て、例えば上記所定の時間として3分と設定しておき、3分を超えれば制御部825によって強制排紙するようにすればよい。
【0072】
(実施の形態4)
実施の形態2では、ジョブ情報930の中に一時停止が有効か無効かの情報を有しており、この情報によって、一時停止の命令を有する印刷制御データ1001が変換部823によって作成されるかどうかが決まり、この印刷制御データの中にある一時停止命令を検出部824が検出し、制御部825によって一時停止の制御を行っていた。しかし、一度一時停止が無効の情報を有するジョブをJOB管理部813で作成してプリンタ820へ送った後では一時停止をさせることができない。そこで、STBからプリンタへ一時停止のコマンドのみを送ることにより、印刷中のジョブに関する印刷が終了後、JOB管理部813によって一時停止命令が有効のジョブをプリンタ820へ送ったときと同様の処理ができるようにすることができる。
【0073】
図22は、実施の形態4の印刷システム2200の構成を示すブロック図である。印刷システム2200のプリンタ2220は、図7に示したプリンタ820に対し、新たに、判定部2201を備える点が異なる。また、印刷システム2200のSTB2210は、図7に示したSTB810に対し、JOB管理部2213がジョブ情報とは別に一時停止のコマンドを作成する点が異なる。このときSTB2210からプリンタ2220へ送る一時停止のコマンドは図22における判定部2201によって判定する。
【0074】
判定部2201によって一時停止のコマンドが判定されたとき、印刷中のジョブに関して、最後のページの印刷かどうかは、例えば、送られてきた印刷ジョブが何ページの印刷かの情報と、既に排紙したページ数を比較すればよい。8ページの印刷で7ページ分の排紙が終わっていれば、次のページの処理が最後の処理となるため、この最後のページの処理後に、制御部825によって一時停止させればよい。ページ数のカウントは、実施の形態2で示したように、図15に示す余白量計算部1501を設け、紙送り距離と用紙サイズとから算出すればよい。または、用紙の排出を検出する排出検知部を設け、排出した枚数をカウントしてもよい。なお、本実施の形態4での一時停止は、ジョブ単位で行うことが望ましい。
【0075】
(実施の形態5)
上記実施の形態では、コンテンツ1000やコンテンツ1400の印刷を印刷用紙の任意の位置で一時停止する場合を示したが、一時停止をする位置をページの真中で行うように取り決めても構わない。
【0076】
つまり、図14に示すように通常1ページ単位でページ区切りをいれているが、2分の1ページ毎に区切りを入れ、その区切りがページの真中にある場合に、制御部825によって一時停止するようにすればよい。ページの真中の区切りかどうかは、区切りの数をカウントし、カウントした値が奇数値であれば真中で、偶数値であればページの終端である。カウントはジョブ単位でしても、ページ単位でしてもよい。
【0077】
図23(a)は、実施の形態5の印刷方法によって印刷されるコンテンツの一例を示す図である。図23(b)は、実施の形態5の印刷方法に従って図23(a)に示したコンテンツを印刷するときの印刷制御データの一例を示す図である。具体的には図23(a)に示すコンテンツ2301を印刷するときに、図23(b)に示す印刷制御データ2302を作成し、▲1▼の後の区切りでは、奇数番目の区切りであるが次にデータがあるため一時停止せず、▲2▼の後の区切りでは、偶数番目の区切りであるため排紙し、同様に▲3▼の後の区切りでは、奇数番目の区切りであるが次にデータがあるため一時停止せず、▲4▼の後の区切りでは、偶数番目の区切りであるため排紙し、▲5▼の後の区切りでは、奇数番目の区切りであり、次にデータがないため、一時停止をする。このあと、排紙命令があれば、排紙をし、プリンタ2220が続けて印刷ジョブを受信すれば、▲5▼の後に印刷を続ける。
【0078】
これにより、一時停止をする位置を固定にすると、余白量が用紙サイズ毎に一定量となるため、余白量の計算を一時停止の位置に合わせて随時行う必要がなくなり、続けて行う印刷における余白量に伴った印刷制御データの作成処理が軽くなり、システムの設計を簡略にすることができる。
【0079】
(実施の形態6)
実施の形態2では、印刷制御データの作成方法として、プリンタ2で作成する方法を示したが、以下のようにSTBで作成してもよい。図19に示す印刷ジョブの状態であるジョブステータス91を、STBがプリンタから得て、プリンタにおける最後のジョブの情報(図19ではジョブjob001が印刷中であることを示している)がジョブjob001であり、このジョブjob001に関する一時停止の情報が有効である(ジョブ情報930)ことにより、STBにおいて、ジョブjob001に続く印刷となるように印刷制御データを作成する。この印刷制御データの作成は、プリンタの余白量計算部1501で得られた余白量をプリンタからSTBが得た上で行っても、STBにおいてジョブjob001における余白量を計算したものを使ってSTBにおいて印刷制御データの作成を行ってもよい。いずれにしても、プリンタが印刷制御データに従って印刷処理をすることには変わらない。
【0080】
なお、上記実施の形態1から実施の形態6におけるSTBからプリンタへのデータの送り方はプッシュ型(STBが格納するデータをSTBからプリンタへ送るパターン)でもプル型(STBが格納するデータをプリンタがSTBへ取りに行くパターン)でもどちらでも構わない。
【0081】
図24は、本発明におけるIEEE1394のパケットの設計を示す図である。また、一時停止の命令は例えば図24に示すように、IEEE1394の未使用のパケット領域を、一時停止の命令の有効を「0」、一時停止の命令の無効を「1」に設計すればよい。
【0082】
また、一時停止の命令が有効なジョブ情報930による印刷をするときに、図10(b)に示すように2ページ目の一時停止命令があるところまで、印刷してから、一時停止をする実施の形態を示したが、図10(b)の2ページ目の印刷をせず、この部分のデータを記憶部822に記憶しておき、次のジョブであるジョブ情報931による印刷をするときに、記憶部822に記憶されているデータと、ジョブ情報931で印刷するコンテンツ1400のデータとにより図14(h)に示す印刷制御データ1407を作成するようにしてもよい。よって、この場合の一時停止とは、ジョブ情報930で示されるジョブに関する印刷を全て実行せずに、残りの印刷のデータを記憶部822に記憶したまま、停止していることを意味し、1つの印刷ジョブを完了した後に排紙途中の状態で紙送りを停止させることとは異なる。また、記憶部822にデータが記憶されている状態で、強制排紙の命令があれば、記憶部822に記憶されているデータを出力部826で印刷して、次のジョブに関する印刷を新たに印刷するようにすればよい。
【0083】
一時停止命令を有するページの印刷かどうかは、例えば、送られてきた印刷ジョブが何ページ目の印刷かの情報と、既に排紙したページ数とを比較すればよい。8ページの印刷で7ページ分の排紙が終わっていれば、次のページ(最後のページ)の処理に関するデータを記憶部822に記憶させておくことになる。
【0084】
また、プリンタの構成は上記実施の形態で示したものに限られず、上記実施の形態で示した機能を有するものであればよい。
【0085】
なお、本発明は、上記のようなサーバ、受信装置及び印刷装置として実現することができるだけでなく、それらの装置から構成されるシステムとして実現したり、各装置が備える特徴的な手段をステップとする方法として実現したり、それらのステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したりすることもできる。そして、上記更新データと表示コンテンツとを含む特徴的な放送用コンテンツは、放送網だけでなく、インターネット等の通信網を介して配信したり、CD−ROM等の記録媒体に格納したりして流通させることもできるのは言うまでもない。
【0086】
【発明の効果】
以上のように本発明の印刷装置によれば、印刷用紙の印刷領域を無駄なく利用して、Nカラム印刷を行うことができる。
【0087】
また、本発明の他の印刷装置によれば、2in1印刷を行う場合、1つの画像を印刷した後、印刷用紙の紙送りを半分の位置で停止し、次に印刷されるべき画像が受信されると、停止位置から続けて印刷用紙の後半の位置に次の画像を印刷することができる。これにより、ユーザは1つ1つ受信された画像が確実に印刷されていることを確認しながら、することができるという効果がある。
【0088】
また、本発明のさらに他の印刷装置によれば、タイマー手段を備えることによって、紙送りを一時停止したまま長時間待機することを防止できるという効果が得られる。
【0089】
また、本発明のさらに他の印刷装置によれば、テレビ画面からキャプチャされた画像をNカラム印刷することができる。
【0090】
また、本発明のさらに他の印刷装置によれば、検出手段を備えることによって、印刷されるべきデータの中に印刷を一時停止するための一時停止命令が挿入されている場合でも、その位置で印刷装置の紙送りを一時停止することができる。さらに、外部から受信される印刷ジョブ情報の中に、印刷の一時停止命令を有効にするか無効にするかを決める情報を含めておくことによって、印刷装置の紙送りを一時停止することができる。
【0091】
また、本発明のさらに他の印刷装置によれば、余白量計算手段を備えることによって、各印刷データの末尾が印刷用紙のどの位置で印刷終了する場合であっても、その位置で紙送りを一時停止し、次の印刷データを続けて印刷することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態1の印刷システムに備えられるプリンタおよびそのリモコンの外観の一例を示す図である。
【図2】実施の形態1の印刷システムの構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示したプリンタにおける印刷設定のための入力画面の一例を示す図である。
【図4】図2に示したプリンタがラインプリンタである場合の2in1印刷における動作を示すフローチャートである。
【図5】図5(a)は、TVに表示される映像から次々にキャプチャされる画像を示す図である。図5(b)は、本実施の形態1のプリンタが図5(a)に示される画像を2in1印刷する場合の印刷画像の一例を示す図である。
図5(c)は、本実施の形態1のプリンタが図5(a)に示される画像を4in1印刷した場合の印刷画像の一例を示す図である。
【図6】図2に示したプリンタの4in1印刷における動作を示すフローチャートである。
【図7】複数の画像が表示されているTVの画面の一例を示す図である。
【図8】本実施の形態2に係る印刷システムの構成を示すブロック図である。
【図9】図8に示したJOB管理部によって作成されるジョブ情報930〜ジョブ情報932の一例を示す図である。
【図10】図10(a)は、STBによって受信されるコンテンツの一例を示す図である。
図10(b)は、図10(a)に示したコンテンツ1000をプリンタで印刷する場合の印刷制御データの一例を示す図である。
図10(c)は、図10(a)に示したコンテンツを従来のプリンタで印刷する場合の印刷制御データの一例を示す図である。
【図11】図11(a)は、実施の形態2のコンテンツ印刷処理におけるSTBの動作を示すフローチャートである。
図11(b)は、実施の形態2のコンテンツ印刷処理におけるプリンタの動作を示すフローチャートである。
【図12】図8に示した印刷システムにおける印刷設定画面の一例を示す図である。
【図13】図8に示した印刷システムにおける印刷設定画面の他の例を示す図である。
【図14】図14(a)は、図10(a)に示したコンテンツの次のジョブで印刷されるコンテンツの一例を示す図である。
図14(b)は、コンテンツの1ページ目を印刷するための印刷制御データを示す図である。
図14(c)および図14(d)は、図10(a)に示したコンテンツの2ページ目の印刷に続けて、コンテンツを印刷するための印刷制御データ1402および印刷制御データ1403を示す図である。
図14(e)〜図14(g)は、図10(a)に示したコンテンツをさらに2部連続印刷する場合の印刷制御データ1404〜印刷制御データ1406を示す図である。
図14(h)は、一時停止命令の入ったページを記憶部に格納しておき、次のデータがきたときに印刷する場合の印刷制御データを示す図である。
【図15】紙送りを一時停止した場合の余白量を計算する処理部を備えた印刷システムの構成を示すブロック図である。
【図16】本発明におけるディスプレイリストを模式的に示す図である。
【図17】ジョブ情報930とジョブ情報931とに示される2つの印刷ジョブを従来の印刷方法で実行した場合の印刷出力の一例を示す図である。
【図18】紙送りを一時停止しているプリンタに対して強制的に印刷用紙を排紙させる方法の一例を示す図である。
【図19】プリンタのジョブステータスの一例を示す図である。
【図20】プリンタのジョブステータスの他の例を示す図である。
【図21】実施の形態3の印刷システムの構成を示すブロック図である。
【図22】実施の形態4の印刷システムの構成を示すブロック図である。
【図23】図23(a)は、実施の形態5の印刷方法によって印刷されるコンテンツの一例を示す図である。
図23(b)は、実施の形態5の印刷方法に従って図23(a)に示したコンテンツを印刷するときの印刷制御データの一例を示す図である。
【図24】本発明におけるIEEE1394のパケットの設計を示す図である。
【図25】図25(a)は、プリンタの印刷対象となる画像の一例を示す図である。
図25(b)は、図25(a)に示した画像を印刷対象としてPCで作成される印刷データの一例を示す図である。
【符号の説明】
1、810 STB
2、820 プリンタ
10、800 印刷システム
11、811 受信部
12、812 格納部
13 リモコン
813 JOB管理部
14、814 送信部
15、815 命令受信部
16 画面コピー作成部
17 表示データ作成部
18、816 バス
19 TV
20、830 外部バス
21、821 通信部
22、822 記憶部
23、823 変換部
25、825 制御部
26 表示部
27 命令受信部
28 入力操作部
29、826 出力部
30、827 バス
31 リモコン
43 印刷用紙
1501 余白量計算部
2121 タイマー部
2201 判定部

Claims (22)

  1. 複数の、画面がキャプチャされて得られた画像について、印刷用紙を区分して得られる複数の印刷領域のそれぞれに各画像を配置して印刷を行う印刷装置であって、
    印刷がされるべき、画面を成す画像を受信する画像受信手段と、
    ユーザからの、印刷用紙の区分方法を指定するための印刷設定の入力を受け付ける印刷設定入力手段と、
    印刷用紙ライン毎に印刷を行う印刷手段と、
    一の印刷用紙に対し、前記画像受信手段にて受信された前記画像を、前記印刷設定入力手段にて入力された前記印刷設定で指定されている方法に従って区分される、印刷用紙上の所定の印刷領域に配置し、そして、その印刷用紙紙送り方向と直交する方向に区分して得られる印刷領域の数だけ前記画像が受信された時に、それまでに前記画像受信手段にて受信されていた前記画像について、前記印刷手段にて前記印刷を行い、その時以降に受信される前記画像について前記印刷については、その印刷用紙を紙送り方向に区分して得られる印刷領域がその印刷用紙上にまだあるときには、紙送りをせずに、その印刷用紙を紙送り方向と直交する方向に区分して得られる印刷領域の数だけ前記画像がさらに受信されるまで待機した上で、その受信後に当該印刷を行う印刷制御手段と
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記印刷制御手段は、前記印刷設定により1枚の印刷用紙を2つの印刷領域に区分して印刷することが指定されている場合、受信された画像の印刷終了位置が印刷用紙の紙送り先頭から半分までの位置であれば、前記印刷用紙の紙送りを印刷用紙の半分の位置が印刷手段に対向する位置一時停止する
    ことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 1つの画像が受信されてから次の画像が受信されるまで、経過時間を計測するタイマー手段をさらに備え、
    前記印刷制御手段は、前記タイマー手段によって計測された時間が所定の時間を経過すると、紙送り一時停止ていた印刷用紙を排紙する
    ことを特徴とする請求項2記載の印刷装置。
  4. 複数の前記画像は、テレビに表示される映像を画面ごとにキャプチャして得られる画像である
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の印刷装置。
  5. 前記印刷装置は、前記印刷設定入力手段に代えて、
    印刷用紙の区分方法を指定する印刷設定を受信する印刷設定受信手段を備え、
    前記印刷手段は、受信された印刷設定に従って、受信された画像を印刷する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の印刷装置。
  6. 前記印刷制御手段は、前記印刷後において、その印刷用紙上にさらに前記印刷がされるべき、その印刷用紙を紙送り方向に区分して得られる印刷領域があるときには前記印刷手段に対して、一時停止命令を出力して、その印刷にともなう紙送りの一時停止の制御をする
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  7. 前記印刷装置は、さらに、
    前記画像受信手段を具備しており、印刷対象のデータと前記一時停止命令を有効にするか無効にするかを決める情報を有する印刷ジョブの情報とを受信する受信手段と、
    前記印刷ジョブの情報における前記一時停止命令が有効であるとき、前記印刷ジョブ情報に従って前記印刷対象のデータから前記一時停止命令を有する印刷制御データを作成する変換手段と
    を備え、
    前記印刷制御手段は、前記変換手段にて作成された前記印刷制御データから前記一時停止命令検出、前記印刷制御データに基づいて前記印刷を行う処理をし、検出その一時停止命令に基づきその印刷に伴う紙送りの一時停止をする
    ことを特徴とする請求項に記載の印刷装置。
  8. 前記印刷制御データにおける前記一時停止命令は、前記印刷対象のデータから作成される印刷制御データの最後尾にあり、
    前記印刷制御手段に前記印刷にともなう紙送りの一時停止がなされたとき、続いて印刷することができる余白量を算出する余白量計算手段
    さらに備えることを特徴とする請求項に記載の印刷装置。
  9. 前記余白量は、印刷用紙サイズから得られる紙送り方向の距離と、紙送りした距離とから算出する
    ことを特徴とする請求項に記載の印刷装置。
  10. 前記余白量は、ディスプレイリストでの、印刷用紙サイズから得られる最大値と、印刷した画像についての最大の座標値とから算出する
    ことを特徴とする請求項に記載の印刷装置。
  11. 前記印刷制御手段前記印刷にともなう紙送りの一時停止の制御をなしたときでかつ続いて印刷する印刷制御データに前記一時停止命令がないときにはその印刷制御データについての前記印刷後、排紙処理をする
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  12. 前記印刷制御手段前記印刷にともなう紙送りの一時停止の制御をなしたときでかつ続いて印刷する印刷制御データに前記一時停止命令があるときにはその印刷制御データについての前記印刷後、紙送りの一時停止をする
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  13. 前記印刷制御手段前記印刷にともなう紙送りの一時停止の制御をなした後、強制排紙のためのコマンド前記受信手段にて受信されたとき、排紙処理をする
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  14. 強制排紙のための前記コマンドは、当該印刷装置が備える強制排紙のボタンが押下されることによって入力される
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  15. 強制排紙のための前記コマンドは、前記印刷にともなう紙送りの一時停止の制御をなした後、所定の時間が経過したら自動的に入力される
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  16. 前記印刷制御手段にて前記排紙処理がされたとき、算出された前記余白量は無効にされる
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  17. 前記印刷対象のデータはマークアップ言語で記述されたデータである
    ことを特徴とする請求項に記載の印刷装置。
  18. 前記変換手段にて作成される最終ページの印刷制御データに基づく印刷の行われる印刷領域の紙送り方向長さが前記最終ページの紙送り方向長さの半分以下であれば、
    前記変換手段は、前記最終ページの中央の位置が前記印刷手段に対向する位置で一時停止する前記一時停止命令を有する印刷制御データを作成し
    かつ、前記印刷制御手段その印刷制御データについての前記印刷にともなう紙送りの一時停止の制御をなし
    前記変換手段にて作成される最終ページの印刷制御データに基づく印刷の行われる印刷領域の紙送り方向長さが前記最終ページの紙送り方向長さの半分を超えていれば
    前記変換手段は、前記一時停止命令を有さい印刷制御データを作成し、
    かつ、前記印刷制御手段は、その印刷制御データについての前記印刷後に排紙処理をす
    ことを特徴とする請求項に記載の印刷装置。
  19. 複数の、画面がキャプチャされて得られた画像について、印刷用紙を区分して得られる複数の印刷領域のそれぞれに各画像を配置して印刷を行う印刷方法であって、
    印刷がされるべき、画像を成す画像を受信する画像受信ステップと、
    ユーザからの、印刷用紙の区分方法を指定するための印刷設定の入力を受け付ける印刷設定入力ステップと、
    印刷用紙ライン毎に印刷を行う印刷ステップと、
    一の印刷用紙に対し、前記画像受信ステップにて受信された前記画像を、前記印刷設定入力ステップにて入力された前記印刷設定で指定されている方法に従って区分される、印刷用紙上の所定の印刷領域に配置し、そして、その印刷用紙紙送り方向と直交する方向に区分して得られる印刷可能な印刷領域の数だけ前記画像が受信された時に、それまでに前記画像受信手段にて受信されていた前記画像について、前記印刷ステップにて前記印刷を実行し、その時以降に受信される前記画像についての前記印刷を、その印刷用紙上にさらに前記印刷がされるべき、その印刷用紙を紙送り方向に区分して得られる印刷領域があるときには、紙送りをせずに、その印刷用紙を紙送り方向と直交する方向に区分して得られる印刷領域の数だけ前記画像がさらに受信されるまで待機した上で行う印刷制御ステップと
    を含むことを特徴とする印刷方法。
  20. 前記印刷制御ステップでは、前記印刷設定により1枚の印刷用紙を2つの印刷領域に区分して印刷することが指定されている場合、受信された画像の印刷終了位置が印刷用紙の紙送り先頭から半分までの位置であれば、前記印刷用紙の紙送りを印刷用紙の半分の位置が印刷手段に対向する位置で一時停止する
    ことを特徴とする請求項19に記載の印刷方法。
  21. 複数の、画面がキャプチャされて得られた画像について、印刷用紙を区分して得られる複数の印刷領域のそれぞれに各画像を配置して印刷を行う印刷装置のためのプログラムであって、コンピュータに、
    印刷がされるべき、画像を成す画像を受信する画像受信ステップと、
    ユーザからの、印刷用紙の区分方法を指定するための印刷設定の入力を受け付ける印刷設定入力ステップと、
    印刷用紙ライン毎に印刷を行う印刷ステップと、
    一の印刷用紙に対し、前記画像受信ステップにて受信された前記画像を、前記印刷設定入力ステップにて入力された前記印刷設定で指定されている方法に従って区分される、印刷用紙上の所定の印刷領域に配置し、そして、その印刷用紙紙送り方向と直交する方向に区分して得られる印刷可能な印刷領域の数だけ前記画像が受信された時に、それまでに前記画像受信手段にて受信されていた前記画像について、前記印刷ステップにて前記印刷を実行し、その時以降に受信される前記画像についての前記印刷を、その印刷用紙上にさらに前記印刷がされるべき、その印刷用紙を紙送り方向に区分して得られる印刷領域があるときには、紙送りをせずに、その印刷用紙を紙送り方向と直交する方向に区分して得られる印刷領域の数だけ前記画像がさらに受信されるまで待機した上で行う印刷制御ステップと
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  22. 前記印刷制御ステップでは、前記印刷設定により1枚の印刷用紙を2つの印刷領域に区分して印刷することが指定されている場合、受信された画像の印刷終了位置が印刷用紙の紙送り先頭から半分までの位置であれば、前記印刷用紙の紙送りを印刷用紙の半分の位置が印刷手段に対向する位置で一時停止する
    ことを特徴とする請求項21に記載のプログラム。
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