JP4267408B2 - 自動二輪車のグリップ部材 - Google Patents

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Description

本発明は、自動二輪車のグリップ部材に関し、特に後部シートに座るパッセンジャーが片手で自分の後方位置において把持するグリップ用のバーを具備した自動二輪車のグリップ部材に関する。
自動二輪車の場合、後部シートの後方にグリップ部材が配置される場合がある。つまり、このグリップ部材は、後部シートに座ったパッセンジャーが把持するために配置されている(特許文献1参照)。
また、このグリップ部材は、自動二輪車の車種によっては後部シートの下方且つ前方位置に設けられる場合もある。
ところが、従来のグリップ部材の場合、位置的には一義的に定められており、従って体格の異なるパッセンジャーが後部シートに座った場合には、手が届き難い場合があったり、反対に手(腕)が余りすぎて肘部分を屈曲しなければならない場合もある。
また、前記グリップ部材に一体に荷物を載置するキャリアを設けている場合もある(特許文献2参照)。
日本国特開2002−68044号公報。 日本国特開平11−180362号公報。
本発明は、前述したような現況に鑑みておこなわれたもので、体格の異なる者が後部シートに座った場合にも、無理な姿勢をすることなく把持し易いグリップ用のバーを具備し、またキャリアとしても併用できるような自動二輪車のグリップ部材を提供することを目的とする。
本発明にかかる自動二輪車のグリップ部材は、自動二輪車の後部シートの後方に配置されるパッセンジャーが握るためのグリップ部材であって、
前記グリップ部材の上面が、後部シートの上面の高さと略一致しており、且つ、グリップ部材が、車体の前後方向に略直交する方向に延び前記パッセンジャーが把持するグリップ用のバーを、少なくとも前後二箇所に具備し、
前記グリップ用のバーのそれぞれの上面が、前記後部シートの高さと略一致していることを特徴とする。
前述のように構成された自動二輪車のグリップ部材によれば、グリップ用のバーが少なくとも前後に二箇所設けられているため、体格に合わせて握り易い方のバーを把持すればよい。従って、前記バーは、二箇所以上、例えば三箇所設けるとさらにパッセンジャーは自分の体格に合わせて把持し易いバーを選択することが可能となる。また、本発明にかかるグリップ部材によれば、グリップ部材の上面が後部シートの高さと略一致しているため、後部シートにパッセンジャーが乗らないときには、この後部シートからグリップ部材の上面にかけて大きな荷物でも搭載することが可能となる。
また、前記自動二輪車のグリップ部材において、前記グリップ部材が、両側部に平行に配置される一対の側部材と、これら両側の側部材を連結するクロス部材から構成され、このクロス部材の少なくとも一つが前記グリップ用のバーを構成していると、強度の高い且つキャリアとして使用しても十分な大きさと強度を具備したグリップ部材となる。
また、前記自動二輪車のグリップ部材において、前記グリップ用のバーの横断面が、前記パッセンジャーが手で把持したときの空間形状、つまり手でものを握るときに指の先が掌に当接して自然に掌部分にできる空間形状に、略等しい形状とすると、握りやすい且つ疲れ難いグリップ用のバーとなる。
また、前記自動二輪車のグリップ部材において、前記グリップ用のバーの上面が前記後部シートの高さと略一致していると、荷物を搭載するときに、このバーの上面でも支持することが可能となる。従って、大きな荷物でも保持することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施例にかかる自動二輪車のグリップ部材について具体的に説明する。
図1は本発明の実施例にかかるグリップ部材を自動二輪車の後部シートの後方に配置した状態を示す自動二輪車の後部の側面図、図2は図1に示すグリップ部材の構成を示す図で、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は背面図、(d)は正面図(自動二輪車の前方側から見た図)、(e)は底面図、図3は図2に示すグリップ部材の各部の断面を示す図で、(a)は図2(a)のa−a矢視断面図、(b)は図2(a)のb−b矢視断面図、(c)は図2(a)のc−c矢視断面図、(d)は図2(a)のd−d矢視断面図である。
図1に図示するように、この実施例にかかる自動二輪車1は、所謂「モペット型」の自動二輪車で、この自動二輪車1には、ライダー用とパッセンジャー用のシート2が一体に形成されている。つまり、このシート2の後半部2Bが後部シートに該当する。
そして、前記シート2の後方には、グリップ部材3が配設されている。
このグリップ部材3の上面3uは、高さ的に、前記シート2の上面2uと略一致している。正確には、この実施例では、高さ的には、グリップ部材3の上面3uが、前記シート2の上面2uよりやや高くなっている。しかし、この実施例では、図1に図示するように、前記シート2の上面2uは、後方に行くにしたがってやや上がる方向に極めて緩く傾斜しており、この上面2uの延長線La上に、グリップ部材3の上面3uが位置するように構成されている。
そして、図2あるいは図1に図示するように、このグリップ部材3は、自動二輪車1の車体1Aの前後方向(図1の両矢印Xの方向参照)に延びる左右一対の側部材3Aと、これら左右の側部材3Aを連結する車体1Aの前後方向に直交する方向に延びるクロス部材3Bとを有する。
この実施例の場合、前記クロス部材3Bは、3本あり、このうち車体1Aの前後方向における後方の2本が、グリップ用のバー3Fとして形成されている。
具体的には、前記2本のグリップ用のバー3Fは、相互に、前後方向に略10cmずれて配設されている。
そして、このグリップ用のバー3Fは、図3(a)あるいは(b)に図示するように、パッセンジャーが手で把持したときの空間形状に略等しい形状に構成されている。さらに具体的に述べると、前記グリップ用のバー3Fは、前記手の第1関節部分に当接する下方に向けた角部が面取りされた突出部3aと、前記手の第2の関節部分に当接する後方に向けた角部が面取りされた突出部3bと、前記手の親指の第2関節部分に当接する前方(あるいは斜め上前方)に向けた角部が面取りされた突出部3cを有し、パッセンジャーがシート2の後部に車体1Aの前向きに座った状態において自分の後方に位置するこのグリップ用のバー3Fを把持したときに、ぴったり掌に馴染むように構成されている。すなわち、手を握ったときにできる空間形状に略等しい形状を有している。
また、図3(b),(c),(d)に図示するように、前記クロス部材3Bは、車体1Aの前後方向に直交するクロス方向に延びる凹状の溝3mが形成されて、軽量化が図られている。また、このグリップ部材3には、材質的には、鉄鋼に比べて軽いアルミニュームが使用されている。
さらに、このグリップ部材3は、図2(b)に図示するように、車体1Aの側面視において、後方に流れるような略翼状の形状を有している。また、図2(c)に図示するように、車体1A背面方向から見ても、上方で幅が徐々に狭く且つ上端部がラウンド状になった流線型の形態を有している。
しかして、このように構成された本実施例にかかるグリップ部材3を具備した自動二輪車によれば、以下のような作用効果を奏する。つまり、
パッセンジャーが女性あるいは子供のように体格が小さい者が後部シート(この実施例ではシート2の後部)に乗る場合には、図4(a)に図示するように、前後に離間して2本配設されたうちの前方のグリップ用のバー3Fを手6で把持すれば、無理なく該手でバー3Fを把持することが可能となる。一方、大人の男性がパッセンジャーとして後部シート(この実施例ではシート2の後部)に乗る場合には、図4(b)に図示するように、前後に離間して2本配設されたうちの後方のグリップ用のバー3Fを手6で把持すれば、無理に肘の部分7を屈曲するような窮屈な状態となることなく、該手でバー3Fを把持することが可能となる。
また、パッセンジャーを乗せないときには、図4(c)に図示するように、シート2の後部から前記グリップ部材3にかけて大きな容積の荷物8も乗せることが可能となる。
ところで、この実施例では、グリップ用のバーが2本の場合について説明したが、3本あるいは4本設けてもよく、かかる場合には、パッセンジャーはより最適な状態でバーを把持することが可能なグリップ部材を実現することができる。
また、自動二輪車の形態については、前記実施例では、所謂「モペット型」の自動二輪車を例に説明しているが、他の形態の自動二輪車にも適用できることは言うまでもない。
本発明にかかる自動二輪車のグリップ部材によれば、体格の異なるパッセンジャーにとって最適な状態でグリップ用のバーを把持することが可能となり、また、大きな荷物をも後部シートからグリップ部材にかけて無理なく搭載することができる。
そして、あらゆる形態の自動二輪車に採用することが可能となる。
図1は本発明の実施例にかかるグリップ部材を自動二輪車の後部シートの後方に配置した状態を示す自動二輪車の後部の側面図である。 図1に示すグリップ部材の構成を示す図で、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は背面図、(d)は正面図(自動二輪車の前方側から見た図)、(e)は底面図である。 図2に示すグリップ部材の各部の断面を示す図で、(a)は図2(a)のa−a矢視断面図、(b)は図2(a)のb−b矢視断面図、(c)は図2(a)のc−c矢視断面図、(d)は図2(a)のd−d矢視断面図である。 図1〜図3に示すグリップ部材の使用形態を示す図で、(a)は体格の小さい者がグリップ用のバーを保持したときの状態を示す側面図、(b)は体格の大きな者がグリップ用のバーを保持したときの状態を示す側面図、(c)は荷物を載置したときの状態を示す側面図である。
符号の説明
1 自動二輪車
2 シート
2u シートの上面
3 グリップ部材
3u グリップ部材の上面
3B クロス部材
3F グリップ用のバー

Claims (4)

  1. 自動二輪車の後部シートの後方に配置されるパッセンジャーが握るためのグリップ部材であって、
    前記グリップ部材の上面が、後部シートの上面の高さと略一致しており、且つ、グリップ部材が、車体の前後方向に略直交する方向に延び前記パッセンジャーが把持するグリップ用のバーを、少なくとも前後二箇所に具備し、
    前記グリップ用のバーのそれぞれの上面が、前記後部シートの高さと略一致していることを特徴とする自動二輪車のグリップ部材。
  2. 前記グリップ部材が、両側部に平行に配置される一対の側部材と、これら両側の側部材を連結するクロス部材とを有し、このクロス部材の少なくとも二つが前記グリップ用のバーを構成していることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車のグリップ部材。
  3. 前記グリップ部材の側部材の上面が、前記後部シートの高さと略一致していることを特徴とする請求項2記載の自動二輪車のグリップ部材。
  4. 前記後部シートの上面が、後方に行くにしたがって上がる方向に傾斜しており、この後部シートの傾斜している上面の後方への延長線上に、前記グリップ用のバーのそれぞれの上面が位置していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1の項に記載の自動二輪車のグリップ部材。
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