JP4262428B2 - 冶金炉における水漏れ検知方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、冶金炉における水漏れ検知方法、例えば、高炉・転炉・電気炉等で製造された炭素含有の粗溶湯を真空下において精錬する際に発生する排ガスの処理装置、とりわけ水冷ダクト・排ガス冷却装置等の冷却水を使用した装置における水漏れを検知する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
大気精錬炉には転炉・電気炉・AOD等、真空精錬炉にはVOD,AOD,RH等種々のタイプがあるが、これらの大気・真空精錬炉を含めた冶金炉の排ガス処理において、発生する高温の排ガスを冷却する必要がある。このためダクトの途中に水冷式のガスクーラーを設けたり、また途中のダクトにおいて水冷を行うことがある。この場合高温排ガスと多量の冷却水とで熱交換が行われるが、配管・ダクトの磨耗・減肉、或いは熱応力による割れ等により、冷却水が配管・ダクトから排ガス流路内に漏れることがある。しかし、排ガス処理設備は一般に密閉されているため内部の水漏れの状況が把握できない。そのため内部の水漏れを認識できないまま操業を続行し、水漏れが激しくなって真空度の著しい低下、或いはダストの水濡れによる系外への搬出不能等の設備・操業トラブルの発生に至ることがあった。
【0003】
そこで、ある頻度で計画的に操業を止め、ダクト内の点検・ガスクーラーの点検を実施していた。また、ガスクーラー下部のダスト溜り部に静電容量式の検知棒を設置し、ダストが漏水により濡れて静電容量が変化することを利用して漏水を検知することが行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、計画的に操業を止めて点検する場合、設備の稼動率を低下させ生産性を阻害する。一方、前述の静電容量式の検知棒では、ダストの濡れ状態による検知棒の静電容量の調整が難しい。例えば、少量の漏水では、温度が高かったり或いは真空下では蒸気となり易いため、漏水を検知することが出来ず、大量の漏水が検知の前提とならざるを得ない。従って、漏水を軽微な状態で事前に検知することが極めて難しかった。
【0005】
本発明は、上述した大気精錬もしくは真空精錬設備の如き冶金炉における排ガス処理装置において、とりわけ水冷ダクト・排ガス冷却装置等の冷却水を使用した装置における水漏れを高精度に検知することを目的とし、処理中に僅かな量の水漏れも検知可能であり、しかも装置の管理維持が容易で耐久性に優れた検知方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、冶金炉の排ガス処理装置において、排ガス流路内の水漏れを間接的に常時監視するため、水漏れした水分が蒸発し排ガス中の湿度を高めることに着目した。実機にて試験を繰り返し、この排ガス中湿度変化を常時監視しておけば、水漏れのかなり初期から検知可能であることが判明し、設備化に成功した。一方、操業上、水分を含有する副材等を冶金炉内に添加すると、炉内反応により排ガス中湿度が上昇することがある。また、冶金炉内で精錬時の熱源とするため、炭化水素を含有した気体燃料或いは固体燃料等を燃焼させる場合、同様に排ガス中湿度が上昇する。本発明者らは、その発生形態、即ち湿度上昇レベル及び上昇継続時間等を詳細に調査し、水冷設備の水漏れによる湿度上昇と操業による湿度上昇と判別することができる水漏れ検知方法を見出した。
【0007】
その要旨は以下の通りである。
(1) 溶融金属を精錬する冶金炉から発生する高温の排ガスを冷却した後、或いは冷却後除塵して処理した後に、排ガスの一部から排ガス中の水蒸気濃度もしくは水蒸気分圧の少なくとも1つの測定と同時に、CO、CO 2 、O 2 、H 2 のうち少なくとも1つのガス濃度或いは分圧の測定を行い、水蒸気濃度又は分圧変化の増減及びその程度を予め認識されたパターンと比較して、濃度又は分圧変化が、排ガス経路からの漏水による濃度又は分圧増加に基づくものか、或いは他の要因に基づく一時的反応による濃度又は分圧の増加であるか、を判断して検知、監視することを特徴とする冶金炉における水漏れ検知方法。
(2) 前記(1)の水漏れ検知方法において、排ガスの一部を吸引ポンプで吸引・分離し、更にその一部を第2の吸引ポンプにて水蒸気濃度計或いは水蒸気分圧計に導入して、排ガス中の水蒸気濃度もしくは水蒸気分圧の少なくとも1つを測定して、これを水漏れ検知制御或いは監視のうち少なくともいずれかに用いることを特徴とする冶金炉における水漏れ検知方法。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を図面により説明する。なお、図示する実施例は真空精錬炉の排ガス処理設備の例であるが、本発明はこれに限ることなく金属の溶解・精錬に用いる他の冶金炉(大気精錬炉を含む)においても、その排ガス冷却が間接水冷を含む冷却方式であれば、適用することができる。一般的に、水冷されたダクト・クーラー等から精錬排ガス系内に漏水した場合、漏水が水蒸発となる量は、系内雰囲気が大気より真空の方がより大きい。よって、本発明の漏水検知方法及び装置は、真空精錬装置においてより効果的に漏水が検知され易いと言える。
【0009】
図1に実施例の設備全体概念図を示す。真空精錬炉1で発生した排ガス4は水冷ダクト2を通り、それに接続するガスクーラー5に送られそこで冷却される。その後ガスクーラー5からダクト3を通り乾式集塵機6に送給されて除塵され、さらにダクト3を経て真空排気装置7に送られてから大気放散される。
【0010】
ここで、集塵機6の後段におけるダクト3から湿度計及び分析計用排ガス吸引導管8を分岐することで、排ガスの一部を分岐吸引して湿度計9に導入するようにしている。その結果、該湿度計9において排ガスの湿度が測定されるが、この位置には排ガスの分析計も併設されている。実施例では排ガス湿度計は集塵機6の後段に設置した例を示しているが、ガスクーラー5の後段に設置してもよい。また、ここで併設されている分析計は同一場所のケースもあるが、真空排気装置7の後段或いは集塵機6後段に湿度計とは別個に設置するケースもある。
【0011】
分析計を併設したのは、排ガスの湿度を測定する際に、CO、CO2、O2、H2等のガス濃度或いは分圧の少なくとも1つを同時に測定するためである。これらの分析値は、冶金炉内の反応の進行状況を把握して、冶金炉へのガス吹込み、副材・冷材投入等のオペレーションガイダンスとしたり、冶金操作完了の判断情報としたりすることに利用される。また、湿度計の測定値も漏水の判断情報とする以外に、これらのガス分析情報とともに前述の炉内反応状況を判断する情報としても利用可能である。
【0012】
次に本装置の使用方法を説明する。
真空精錬炉1の排ガス処理において、発生する高温の排ガスを冷却するためダクトの途中にガスクーラー5を設け、また途中のダクトは水冷を行う。本対策の方式では、集塵機後段で排ガスの相対的な湿度が常時測定・監視される。例えば真空精錬中、ガスクーラー5の水管に亀裂が入り、冷却水が排ガス中に噴出したとする。この場合漏水は高温の排ガスによって蒸発し、排ガスの水蒸気分圧が上昇するため、後段に設置された湿度計9はその相対的な湿度の上昇を検知することができる。即ち、排ガス流路内が漏水無く正常な状態での排ガスの相対湿度に対して、高い湿度を一定時間継続した場合を漏水発生として判断して・設備・操業上の処置を行う。なお、湿度だけを検知することに限らず、水蒸気分圧を検知してもよい。
【0013】
設備・操業上の処置の具体例としては、漏水検知後直ちに漏水補修作業に必要な措置、例えば冶金炉と排気ダクトとの縁切り、或いはバイパス経路を装備している場合はバイパス側への経路変更等を講じてから、漏水箇所の迅速な補修作業を行うことが重要である。漏水の早期の検知は、補修箇所も軽微である場合が多く、補修が容易で短期に終了する。また、場合によっては、警報だけを出し、適宜機器の運転停止などを行うこともできる。
【0014】
通常、排ガスの一部を分離して排ガス中の湿度測定或いはガス分析測定を行う場合、吸引ポンプによりダクト内排ガスを吸引して直接分析計に分析用排ガスを供給する。よって吸引ポンプは1段で良い。しかし、真空下の排ガスの湿度測定或いはガス分析測定を行う場合、吸引ポンプを2段に構える必要がある。以下その理由を述べる。真空下の排ガスを吸引する場合、分析装置に供給されるガスは大気圧相当の圧力となるため、同一吸引ポンプによって真空中から吸引される排ガスの絶対流量(標準状態換算のガス流量)は、真空度によって大きく変動する。即ち、吸引排ガスの絶対流量は低真空時と比較して高真空時はかなり小さくなる。よって、同一吸引ポンプを使用する場合、湿度計或いはガス分析計側に供給されるガス流量は真空度により大きく変動する。一方、湿度測定器或いはガス分析器の測定精度を高度に維持するためにはこれらの計器に供給されるガス流量の変動は回避されねばならない。この対策として、吸引ポンプを2段に構える。
【0015】
すなわち、図2に示すように、排気ダクト3中の真空排ガス4を比較的容量の大きいポンプ11にて吸引し、その吐出側の大気圧相当の排ガスの一部を更に第2の吸引ポンプ12により吸引して分析装置9に供給する。第2段のポンプ12に吸引されない排ガスは、排出管13を介して大気放出ガス15として放出されるか、同一ダクトの下流部に放出される。この放出ガス流量は、吸引されるダクト内真空度が高い場合は少なく、真空度が低い場合は多くなる。こうして測定された排ガス中の水蒸気濃度もしくは水蒸気分圧は、操作室の監視パネルに表示される。この表示された測定値をオペレーターが常時監視し、通常より高い値となった場合に前述の操業・設備処置を実施する。また、予め制御装置に排ガス中の水蒸気濃度もしくは水蒸気分圧の異常を検知するプログラムを組んでおき、自動的に警報を発生せしめたり、装置を停止する等の操業上の自動シーケンスにつなげる。なお、分析装置9からも排出管14を通って大気放出ガス15が放出される。
【0016】
なお、真空精錬中の排ガスの水蒸気分圧は、機器の漏水以外の要因で上昇するケースもある。真空精錬炉には、操業中合金鉄・冷材・生石灰等の副原料が投入される。これらの副原料は多少の水分を含有しているため、投入後には排ガス中の水蒸気分圧が一時的に上昇する。特に、生石灰等の副材は吸湿し易く水分が多いため投入後の水蒸気発生量は著しく高くなる。よって、相対湿度の上昇を短絡的に漏水と判断することは誤検知となる。そこで、本発明者らが相対湿度の挙動を詳細に調査した結果、漏水による湿度上昇は継続的であり・多少の変動はあるが一度上昇した湿度は処理終了まで継続して高い状態にある。一方、合金・冷材・副材等の精錬炉内添加による湿度上昇は、短期的であり、投入後一定時間経過すると湿度は投入前のレベルに低減することが判明した。よって、この湿度レベルの挙動の差異を利用して、冷却水系統からの漏水か否かを判別することが可能である。
【0017】
また、漏水以外の排ガス中湿度上昇の他の要因として、冶金炉内で精錬時の熱源を目的に、炭化水素を含有した気体燃料或いは固体燃料等を燃焼させる場合がある。例えば、操業中、LNG,LPG,灯油等の炭化水素系燃料を冶金炉内で燃焼させると、排ガス中に多量の水蒸気が混入される。しかし、これらは供給タイミング及び供給量が明確となっており、排ガスへの水蒸気の混入量は比較的精度良く推定可能である。よって排ガス中の水蒸気分圧の測定結果からこれらの影響を分離することは充分可能である。
【0018】
具体的には、漏水と判断するには、湿度変化の増減及びその湿度レベルの事前設定と、その時炉内に添加された合金・冷材・副材等の成分や量から投入後の湿度上昇継続時間を事前に求めて同様に設定し、更に炭化水素含有燃料の供給時間及び供給量から推定される湿度上昇を事前設定しておき、連続的な湿度及び湿度上昇時の時間の測定値が、前記の設定湿度レベル(パターン)と時間レベルを越えたとき、漏水と判断して自動的に警告信号或いは制御信号が出力するようにしておけばよい。
【0019】
【発明の効果】
以上述べたように、排ガスの湿度を測定・監視することにより、排ガス流路内の少量の漏水が検知可能となり、早期に漏水が検出されると同時に、漏水検知の信頼性も飛躍的に向上した。これによって得られる設備・操業上の効果は以下の通りである。
(1)漏水時の排ガス中水蒸気分圧上昇による精錬炉内の真空度悪化を最小限に抑制することができ、精錬上の冶金効果の悪化を回避できた。
(2)漏水が早期に発見できることにより、漏水箇所の補修が初期段階で出来るので、修理整備作業が容易となり、補修時間及びコストの削減が可能となる。
(3)漏水の発見が遅れることによるダスト滞留箇所のダスト固着が防止され、その後のダスト除去に多大な時間と費用を費やすことが回避できた。
(4)対策前は、漏水時ガスクーラーの水管或いは煙管表面に付着したダストが固着して排ガス流路が狭くなり、ガスクーラーの圧力損失が大きくなり精錬炉内の真空度が悪化していた。本発明により、ダストの固着が回避され、良好な真空度が維持可能となった。
(5)対策前は、漏水による水蒸気含有排ガスにより、バグフィルターの濾布表面に付着したダストが固着して、集塵機の圧力損失が増大していた。本発明により、ダスト固着が回避され、精錬炉内の真空度を良好に維持することが可能となった。
(6)ガスクーラー或いは集塵機内のダスト搬出として、ダストの気体圧送方式を採用している場合、漏水が多くなるとダストが固着して、ダストの気体圧送が著しく阻害される。本対策により、漏水が初期に検知されるとダストの固着が無くなり、ダスト圧送トラブルも皆無となった。
(7)漏水箇所が真空精錬炉に近い場合、漏水の発見が遅れ漏水量が多くなると、精錬炉内に漏水が逆流して溶湯内に漏水が流れ込み水蒸気爆発に至る危険性があった。本対策により、漏水の小さい段階での発見・補修が可能となり、水蒸気爆発に至る危険性は極めて小さくなった。
(8)従来の静電容量型検知棒の様な漏水検知方法では・ガスクーラー等のダスト溜り部へ設置するといった限定された箇所での検出であった。本発明では、排ガス中の相対的な水蒸気量を測定するため、排ガス流路全体を監視することができ、検出時は設備全体を調査し早期に設備対策を講じることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】真空精錬設備の排ガス処理装置における本発明による水漏れ検知装置を模式的に示す図である。
【図2】本発明による水漏れ検知装置における湿度計及び分析計用排ガス導入及び排気フローを模式的に示す図である。
【符号の説明】
1 真空精錬炉
2 排ガス水冷ダクト
3 排ガスダクト(非水冷)
4 排ガス
5 間接水冷式ガスクーラー
6 集塵機
7 真空排気装置
8 湿度計及び分析計用排ガス吸引導管
9 湿度計(分析計)
10 湿度計及び分析計での測定値の信号
11 排気ダクトから排ガスを吸引する第1段吸引ポンプ
12 第1段吸引ポンプで供給される排ガスを湿度計及び分析計に供給する第2段吸引ポンプ
13 第1段吸引ポンプで供給される排ガス中余剰となった排ガスの排出管
14 湿度計及び分析計で使用されたガスの排出管
15 大気放出ガス
Claims (2)
- 溶融金属を精錬する冶金炉から発生する高温の排ガスを冷却した後、或いは冷却後除塵して処理した後に、排ガスの一部から排ガス中の水蒸気濃度もしくは水蒸気分圧の少なくとも1つの測定と同時に、CO、CO 2 、O 2 、H 2 のうち少なくとも1つのガス濃度或いは分圧の測定を行い、水蒸気濃度又は分圧変化の増減及びその程度を予め認識されたパターンと比較して、濃度又は分圧変化が、排ガス経路からの漏水による濃度又は分圧増加に基づくものか、或いは他の要因に基づく一時的反応による濃度又は分圧の増加であるか、を判断して検知、監視することを特徴とする冶金炉における水漏れ検知方法。
- 請求項1記載の水漏れ検知方法において、排ガスの一部を吸引ポンプで吸引・分離し、更にその一部を第2の吸引ポンプにて水蒸気濃度計或いは水蒸気分圧計に導入して、排ガス中の水蒸気濃度もしくは水蒸気分圧の少なくとも1つを測定して、これを水漏れ検知制御或いは監視のうち少なくともいずれかに用いることを特徴とする冶金炉における水漏れ検知方法。
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