JP4259339B2 - 撮像装置、撮影条件設定方法及びプログラム - Google Patents

撮像装置、撮影条件設定方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、例えばデシタルカメラ(電子スチルカメラ)等の撮像装置に係り、特に撮影シーンに合わせて絞りやシャッタスピードなどの撮影条件をマニュアル設定する場合に用いて好適な撮像装置と、この撮像装置に用いられる撮影条件設定方法及びプログラムに関する。
例えば、デシタルカメラ等の撮像装置では、絞りやシャッタスピードなどの撮影条件をユーザが手動操作にて任意に設定することができ、その設定された撮影条件にて撮影を行うことができる。
従来、このような撮影に関わる各種設定項目を設定する方法として、例えば画面上にスライドバーを表示し、ジョグダイヤルを回転および押下操作することにより、そのスライドバー上で各種設定項目に対する設定値を調整する方法が知られている(特許文献1参照)。
特開2001−75712号公報
上述したように、従来、撮影に関わる各種設定項目を設定する方法として、スライドバーなどを用いて具体的な数値を入力する方法が知られている。しかしながら、撮影シーンに合わせて絞りやシャッタスピードなどの数値を的確に入力することは、撮影に関する専門的な知識を持たないユーザにとっては非常に難しく、誰もが簡単に設定できるものではない。
そこで、本発明は、様々なシーンに合わせて絞りやシャッタスピードなどの撮影条件を誰もが簡単に設定して撮影を行うことのできる撮像装置、撮影条件設定方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の撮像装置は、各シーン毎にそのシーンのサンプル画像および撮影条件の設定値を記憶する記憶手段と、撮影条件として設定可能な数値範囲を特定の表示形態で表した設定画面を表示すると共に、前記設定画面の中の前記記憶手段に記憶された各シーンの設定値に対応した位置にサンプル画像を表示する表示手段と、この表示手段に表示された設定画面上の任意の位置を指定する位置指定手段と、この位置指定手段によって指定された位置に基づいて撮影条件を設定する撮影条件設定手段とを具備したことを特徴とする。
このような構成によれば、撮影条件を設定するための設定画面上において、予め用意された各シーンの撮影条件の設定値に対応した位置にサンプル画像が表示される。したがって、これらのサンプル画像を参考にして意図する撮影条件を簡単に設定することができる。
また、本発明は、前記構成の撮像装置において、前記撮影条件として少なくとも2つの設定項目を有し、前記表示手段は、各設定項目毎の数値範囲を多次元の座標軸上で表した設定画面を表示することを特徴とする。
このような構成によれば、例えば絞りとシャッタスピードといったように、少なくとも2つの設定項目の数値範囲が多次元の座標軸上に表示される。これにより、複数の設定項目を同一画面上で設定することができる。
また、本発明は、前記構成の撮像装置において、前記位置指定手段による指定位置の操作に連動させて、その指定位置に対応した撮影条件で撮影した場合のプレビュー画像を前記設定画面上に表示する表示制御手段をさらに具備したことを特徴とする。
このような構成によれば、設定画面上で任意の位置を指定すると、その指定位置に対応した撮影条件で撮影した場合のプレビュー画像が表示されるので、現在の設定内容でどのように撮影されるのかを事前に確認することができる。
また、本発明は、前記構成の撮像装置において、前記表示制御手段は、前記プレビュー画像を前記設定画面上に設けられた特定のエリアに拡大して表示することを特徴とする。
このような構成によれば、設定画面上で任意の位置を指定すると、その指定位置に対応した撮影条件で撮影した場合のプレビュー画像が特定のエリアに拡大表示されるので、現在の設定内容でどのように撮影されるのかを撮影条件の設定エリアとは別のエリアにて事前に確認することができる。
本発明の別の観点における撮像装置は、各シーン毎にそのシーンのサンプル画像および撮影条件の設定値を記憶する記憶手段と、撮影条件として設定可能な数値範囲を特定の表示形態で表した設定画面を表示する表示手段と、この表示手段に表示された設定画面上の任意の位置を指定する位置指定手段と、この位置指定手段によって指定された位置に対応した撮影条件の設定値を有するサンプル画像を前記記憶手段から読み出して前記設定画面上に表示する表示制御手段と、前記設定画面上の前記指定位置に基づいて撮影条件を設定する撮影条件設定手段とを具備したことを特徴とする。
このような構成によれば、撮影条件を設定するための設定画面上で任意の位置を指定した際に、その指定された位置に対応した撮影条件の設定値を有するサンプル画像が表示されるので、このサンプル画像を参考にして意図する撮影条件を簡単に設定することができる。
また、本発明は、前記構成の撮像装置において、前記撮影条件として少なくとも2つの設定項目を有し、前記表示手段は、各設定項目毎の数値範囲を多次元の座標軸上で表した設定画面を表示することを特徴とする。
このような構成によれば、例えば絞りとシャッタスピードといったように、少なくとも2つの設定項目の数値範囲が多次元の座標軸上に表示される。これにより、複数の設定項目を同一画面上で設定することができる。
また、本発明は、前記構成の撮像装置において、前記表示制御手段は、前記サンプル画像を前記設定画面上に設けられた特定のエリアに拡大して表示することを特徴とする。
このような構成によれば、設定画面上で任意の位置を指定すると、その指定位置に対応したサンプルを撮影条件の設定エリアとは別のエリアにて拡大した状態で確認することができる。
また、本発明は、前記構成の撮像装置において、前記表示制御手段は、前記位置指定手段による指定位置の操作に連動させて、その指定位置に対応した撮影条件で撮影した場合のプレビュー画像を前記設定画面上に表示することを特徴とする。
このような構成によれば、設定画面上で任意の位置を指定すると、その指定位置に対応した撮影条件で撮影した場合のプレビュー画像が表示されるので、現在の設定内容でどのように撮影されるのかを事前に確認することができる。
また、本発明は、前記構成の撮像装置において、前記表示制御手段は、前記プレビュー画像を前記設定画面上に設けられた特定のエリアに拡大して表示することを特徴とする。
このような構成によれば、設定画面上で任意の位置を指定すると、その指定位置に対応した撮影条件で撮影した場合のプレビュー画像が特定のエリアに拡大表示されるので、現在の設定内容でどのように撮影されるのかを撮影条件の設定エリアとは別のエリアにて事前に確認することができる。
さらに、本発明の撮影条件設定方法は、各シーン毎にそのシーンのサンプル画像および撮影条件の設定値を記憶したメモリを有する撮像装置に用いられる撮影条件設定方法であって、撮影条件として設定可能な数値範囲を特定の表示形態で表した設定画面を表示すると共に、前記設定画面の中の前記メモリに記憶された各シーンの設定値に対応した位置にサンプル画像を表示するステップと、前記設定画面上の任意の位置を指定するステップと、前記指定された位置に基づいて撮影条件を設定するステップとを備えたことを特徴とする。
本発明の別の観点における撮影条件設定方法は、シーン毎にそのシーンのサンプル画像および撮影条件の設定値を記憶したメモリを有する撮像装置に用いられる撮影条件設定方法であって、撮影条件として設定可能な数値範囲を特定の表示形態で表した設定画面を表示するステップと、前記設定画面上の任意の位置を指定するステップと、前記指定された位置に対応した撮影条件の設定値を有するサンプル画像を前記メモリから読み出して前記設定画面上に表示するステップと、前記設定画面上の前記指定位置に基づいて撮影条件を設定するステップとを備えたことを特徴とする。
さらに、本発明のプログラムは、各シーン毎にそのシーンのサンプル画像および撮影条件の設定値を記憶したメモリを有する撮像装置に搭載されたコンピュータによって実行される撮影条件設定用のプログラムであって、前記コンピュータに、撮影条件として設定可能な数値範囲を特定の表示形態で表した設定画面を表示すると共に、前記設定画面の中の前記メモリに記憶された各シーンの設定値に対応した位置にサンプル画像を表示する機能と、前記設定画面上の任意の位置を指定する機能と、前記指定された位置に基づいて撮影条件を設定する機能とを実現させることを特徴とする。
本発明の別の観点におけるプログラムは、各シーン毎にそのシーンのサンプル画像および撮影条件の設定値を記憶したメモリを有する撮像装置に搭載されたコンピュータによって実行される撮影条件設定用のプログラムであって、前記コンピュータに、撮影条件として設定可能な数値範囲を特定の表示形態で表した設定画面を表示する機能と、前記設定画面上の任意の位置を指定する機能と、前記指定された位置に対応した撮影条件の設定値を有するサンプル画像を前記メモリから読み出して前記設定画面上に表示する機能と、前記設定画面上の前記指定位置に基づいて撮影条件を設定する機能とを実現させることを特徴とする。
本発明によれば、絞りやシャッタスピードなどの撮影条件を設定するための設定画面上に予め用意された各シーンのサンプル画像をその撮影条件の設定値に対応した位置に表示するようにしたことで、これらのサンプル画像を参考にして当該設定画面上にて意図する撮影条件を誰もが簡単に設定することができる。
また、前記サンプル画像とは別に、設定画面上の指定位置に対応した撮影条件で撮影した場合のプレビュー画像を表示することで、現在の設定内容でどのように撮影されるのかを事前に確認することができる。これにより、専門的な知識がなくとも、意図する撮影画像が得られるように撮影条件を的確に設定して撮影を行うことができることができるようになる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態における撮像装置としてデジタルカメラを例にした場合の外観構成を示すものであり、図1(a)が主に前面の、図1(b)が主に背面の構成を示す斜視図である。
このデジタルカメラ1は、略矩形の薄板状ボディの前面に、撮影レンズ2、セルフタイマランプ3、光学ファインダ窓4、マイクロホン部5、ストロボ発光部6、及びラバーグリップ7を配設し、上面の(ユーザにとって)右端側には電源キー8及びシャッタキー9を配する。
ラバーグリップ7は、ユーザが撮影時にデジタルカメラ1を右手で筐体右側面側から把持した場合に右手中指、薬指、及び小指が確実に該筐体を把持できるように配設されたゴム製の帯状突起である。
また、電源キー8は、電源のオン/オフ毎に操作するためのキーである。シャッタキー9は、撮影タイミングを指示するためのキーである。
また、デジタルカメラ1の背面には、モードスイッチ(SW)10、スピーカ部11、メニューキー12、十字キー13、セットキー14、光学ファインダ15、ストロボチャージランプ16、表示部17が設けられていると共に、本発明に関わる操作キーとして撮影条件設定キー18が設けられている。
モードスイッチ10は、例えばスライドキースイッチにより構成され、基本モードである記録モード「R」と再生モード「P」を切り換えるためのものである。前記記録モード「R」には、静止画モード「R1」、動画モード「R2」が含まれる。静止画モード「R1」は静止画の撮影を行うためのモード、動画モード「R2」は動画の撮影を行うためのモードである。
前記シャッタキー9は、これらのモード「R1」、「R2」に共通に使用される。すなわち、静止画モード「R1」では、シャッタキー9が押下されたときのタイミングで静止画の撮影が行われる。動画モード「R2」では、シャッタキー9が押下されたときのタイミングで動画の撮影が開始され、シャッタキー9が再度押下されたときにその動画の撮影が終了する。
メニューキー12は、各種メニュー項目等を選択させる際に操作する。十字キー13は、上下左右各方向へのカーソル移動用のキーが一体に形成されたものであり、表示されているメニュー項目等を移動させる際に操作する。セットキー14は、前記十字キー13の中心位置に配置され、その時点で選択されているメニュー項目内容等を設定するために操作する。
ストロボチャージランプ16は、光学ファインダ15に近接して配設されたLEDランプでなり、このデジタルカメラ1のユーザが光学ファインダ15を覗いている場合と表示部17を見ている場合のいずれであってもストロボのチャージ状態等をユーザに視認させる。
表示部17は、バックライト付きのカラー液晶パネルで構成されるもので、撮影時には電子ファインダとしてスルー画像のモニタ表示を行う一方で、再生時には再生対象として選択された画像等を表示する。
また、撮影条件設定キー18は、撮影時におけるシャッタスピードや絞り値などの撮影条件を設定するための操作キーである。撮影時に、この撮影条件設定キー18の押下操作により、後述する撮影条件設定画面51(図3)が表示部17に表示され、その撮影条件設定画面51上で撮影条件を任意に設定することができる。
なお、図示はしないがデジタルカメラ1の底面には、記録媒体として用いられるメモリカードを着脱するためのメモリカードスロットや、外部のパーソナルコンピュータ等と接続するためのシリアルインタフェースコネクタとして、例えばUSB(Universal Serial Bus)コネクタ等が設けられる。
図2はデジタルカメラ1の電子回路構成を示すブロック図である。
このデジタルカメラ1には、前記撮影レンズ2を構成するレンズ光学系22がモータ21の駆動により光軸方向に所定の範囲内で移動可能に設けられており、その光軸後方に撮像素子であるCCD23が配設されている。このCCD23は、撮影レンズ2を通過する光を受光し、その受光量に応じた画像データを取得する。
基本モードである記録モード時において、CCD23がタイミング発生器(TG)24、垂直ドライバ25によって走査駆動され、一定周期毎に結像した光像に対応する光電変換出力を1画面分出力する。
このCCD23の光電変換出力は、アナログ値の信号の状態でRGBの各原色成分毎に適宜ゲイン調整された後に、サンプルホールド回路26でサンプルホールドされ、A/D変換器27でデジタルデータに変換される。そして、カラープロセス回路28において、画素補間処理及びγ補正処理を含むカラープロセス処理が行われて、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb,Crが生成され、DMA(Direct Memory Access)コントローラ29に出力される。
DMAコントローラ29は、カラープロセス回路28の出力する輝度信号Y及び色差信号Cb,Crを、同じくカラープロセス回路28からの複合同期信号、メモリ書込みイネーブル信号、及びクロック信号を用いて一度DMAコントローラ29内部のバッファに書込み、DRAMインタフェース(I/F)30を介してバッファメモリとして使用されるDRAM31にDMA転送を行う。
制御部32は、CPUと、このCPUで実行される動作プログラムを記憶したROM、及びワークメモリとして使用されるRAMなどを含むマイクロコンピュータにより構成される。この制御部32は、デジタルカメラ1全体の制御動作を司り、前記輝度及び色差信号のDRAM31へのDMA転送終了後に、この輝度及び色差信号をDRAMインタフェース30を介してDRAM31より読出し、VRAMコントローラ33を介してVRAM34に書込む。
デジタルビデオエンコーダ35は、前記輝度及び色差信号をVRAMコントローラ33を介してVRAM34より定期的に読出し、これらのデータを元にビデオ信号を発生して表示部17に出力する。
この表示部17は、上述した如く撮影時にはモニタ表示部(電子ファインダ)として機能するもので、デジタルビデオエンコーダ35からのビデオ信号に基づいた表示を行うことで、その時点でVRAMコントローラ33から取込んでいる画像情報に基づく画像をリアルタイムに表示することとなる。
このように、表示部17にその時点での画像がモニタ画像としてリアルタイムに表示されている状態で、例えば静止画撮影を行いたいタイミングでシャッタキー9を押下操作すると、トリガ信号が発生する。
制御部32は、このトリガ信号に応じて、その時点でCCD23から取込んでいる1画面分の輝度及び色差信号のDRAM31へのDMA転送の終了後、直ちにCCD23からのDRAM31への経路を停止し、記録保存の状態に遷移する。
この記録保存の状態では、制御部32がDRAM31に書込まれている1フレーム分の輝度及び色差信号をDRAMインタフェース30を介してY,Cb,Crの各コンポーネント毎に縦8画素×横8画素の基本ブロックと呼称される単位で読み出して、画像処理部37の内部に存在するJPEG(Joint Photograph coding Experts Group)処理ブロックに書込み、この画像処理部37でADCT(Adaptive Discrete Cosine Transform:適応離散コサイン変換)、エントロピ符号化方式であるハフマン符号化等の処理によりデータ圧縮する。
そして、得た符号データを1画像のデータファイルとして該画像処理部37から読出して記録用のメモリ38に書き込む。このメモリ38としては、予め本体に内蔵されたメモリの他に、記録媒体として着脱自在に装着されるメモリカードなどを含む。1フレーム分の輝度及び色差信号の圧縮処理及びメモリ38への全圧縮データの書込み終了に伴なって、制御部32はCCD23からDRAM31への経路を再び起動する。
また、制御部32には、さらにUSBインタフェース(I/F)39、ストロボ駆動部40が接続される。
USBインタフェース39は、USBコネクタを介して有線接続されるパーソナルコンピュータ等の他の情報端末装置との間で画像データその他の送受を行う場合の通信制御を行う。ストロボ駆動部40は、撮影時時図示せぬストロボ用の大容量コンデンサを充電した上で、制御部32からの制御に基づいて前記ストロボ発光部6を閃光駆動する。
なお、前記キー入力部36は、上述したシャッタキー9の他に、前記電源キー8、モードスイッチ10、メニューキー12、十字キー13、セットキー14及び撮影条件設定キー18などから構成され、それらのキー操作に伴なう信号は直接制御部32へ送出される。
また、静止画像ではなく動画像の撮影時においては、シャッタキー9が押下操作されたときに、上述した画像処理部37の内部に存在する動画処理ブロックで、MPEG(Moving Picture Expert Group)やmotion−JPEGなどの手法により撮影動画をデータ圧縮し、この撮影動画データをメモリ38へ記録する。そして、再度シャッタキー9が操作されると、動画データの記録を終了する。
一方、基本モードである再生モード時には、制御部32がメモリ38に記録されている画像データを選択的に読出し、画像処理部37で記録モード時にデータ圧縮した手順と全く逆の手順で圧縮されている画像データを伸長する。そして、この伸長した画像データをDRAMインタフェース30を介してDRAM31に保持させた上で、このDRAM31の保持内容をVRAMコントローラ33を介してVRAM34に記憶させ、このVRAM34より定期的に画像データを読出してビデオ信号を発生し、表示部17で再生出力させる。
選択した画像データが静止画像ではなく動画像であった場合には、その選択した動画像ファイルを構成するMPEG動画データの再生を実行し、すべての動画像データの再生を終了した時点で、例えば、次に再生の指示がなされるまで先頭に位置する静止画像データを表示するなどを行う。
この他に、CD−ROM42と、そのCD−ROM42にて提供される各種データを読み込むためのCD−ROMドライバ41が備えられていると共に、特に図示しないが、例えば携帯時の電源として用いられるバッテリとそのバッテリの電圧供給制御部や、マイク5およびスピーカ11に対する音声データの処理を行うための音声処理部などが備えられている。
ここで、本実施形態では、例えば「花火を撮影する場合」、「人物を撮影する場合」、「花を接写する場合」、「夕日を撮影する場合」など、予め決められた複数のシーンに対して、これらのシーンを撮影する場合の最適な露出値に対応するシャッタスピードや絞り値などの撮影条件の設定値が各シーンのサンプル画像と共にベストショットデータとして、制御部32内のROMなどに設けられたベストショット記憶部32aに記憶されている。
なお、前記ベストショットデータはシーンプログラムデータなどとも呼ばれ、予めデジタルカメラ1内に内蔵されているものの他に、例えばCD−ROM42などの記録媒体や、インターネット等を通信媒体を介して外部から提供することも可能である。
図3は同実施形態における撮影条件設定画面の一例を示す図であり、撮影条件としてシャッタスピードと絞りを二次元座標軸上で設定する場合が示されている。
撮影時に撮影条件設定キー18を押下すると、図3に示すような撮影条件設定画面51が表示部17に表示される。この撮影条件設定画面51は、画面のX軸方向にシャッタ値として設定可能な数値範囲、Y軸方向に絞り値として設定可能な数値範囲を表した二次元のマトリクス図52を有し、そのマトリクス図52上で任意の位置をカーソル54で指定することで、撮影時におけるシャッタスピードと絞りのパラメータ値を相対的に設定できるように構成されている。
また、このマトリクス図52上には、ベストショットデータとして予め用意された各シーンのサンプル画像53a、53b、53c…がそれぞれの設定値に対応した位置に表示される。これにより、シャッタスピードと絞りを設定する際に、サンプル画像53a、53b、53c…の表示位置から、どのようなシーンにどのような値が適しているのかを一目で判断することができる。
なお、図3では、図面サイズの都合上、サンプル画像53a、53b、53c…を四角枠のハッチィングで示しているが、実際には図4に示すように各シーンを代表する具体的な画像(カラー写真)が表示される。
図4は各シーンのサンプル画像の一例を示す図であり、図4(a)は「花火を撮影する場合」に参照されるサンプル画像、同図(b)は「人物を撮影する場合」に参照されるサンプル画像、同図(c)は「花を撮影する場合」に参照されるサンプル画像、同図(d)は「夕日を撮影する場合」に参照されるサンプル画像の一例を表している。
また、図5はデジタルカメラ1の表示部17に表示された撮影条件設定画面51上の位置を指定する方法を説明するための図である。位置指定方法としては、例えば図5(a)に示すように、表示部17に透明のタッチパネルを配置し、ユーザがペン55を用いて指定した位置を静電式または感圧式などの所定の方式にて検知する方法の他、同図(b)に示すように、十字キー13の操作によりカーソル54を上下左右に移動させて位置を指定する方法、さらに、同図(c)に示すように、トラックパッド56や図示せぬ外付けマウスなどを用いて位置を指定する方法がある。
以下に、第1の実施形態の動作を説明する。
図6は本発明の第1の実施形態におけるデジタルカメラ1の撮影時の処理動作を示すフローチャートであり、撮影条件として絞りとシャッタースピードを設定して撮影を行う場合の処理手順が示されている。なお、ここでは静止画の撮影を前提としているが、動画の撮影でも同様に適用可能である。
また、この図6を含む各フローチャートで示される処理は、デジタルカメラ1に搭載されたマイクロプロセッサである制御部32がROM等に記憶されたプログラムを読み込むことにより実行される。後述する他の実施形態の処理についても同様であり、制御部32がこれらの処理を実現するためのプログラムを読み込むことで実行される。
今、ユーザが撮影シーンに合わせて絞りとシャッタスピードを任意に設定して撮影を行う場合を想定する。まず、ユーザにより撮影条件設定キー18が押下操作されると、制御部32は、図3に示すように、X軸にシャッタ値、Y軸に絞りのパラメータ値を表した二次元のマトリクス図52を有する撮影条件設定画面51を表示部17に表示する(ステップA11)。
続いて、制御部32は、ベストショット記憶部32aに記憶された各ベストショットの設定データを読み込むことにより(ステップA12)、マトリクス図52上の各ベストショットの設定値に対応した位置に各シーンのサンプル画像53a、53b、53c…を表示する(ステップA13)。
また、制御部32は、マトリクス図52上のカーソル54の初期位置(デフォルト)を決定し(ステップA14)、その決定された位置にカーソル54を表示する(ステップA15)。なお、前記ステップA14でのカーソル初期位置を決定する方法としては、具体的には、例えば前回の撮影モードで設定された位置に表示する方法や、予め決められた位置(例えば画面中央位置)に表示する方法、ユーザによって指定された位置に表示する方法などがある。
ここで、ユーザが所定の操作方法(図5(a)〜(c)参照)によりカーソル54の位置を移動させると(ステップA17〜18)、制御部32は、そのカーソル位置の移動に伴い表示変更処理を行う(ステップA19)。その表示変更処理として、次のような2通りの方法がある。
図7は前記ステップA19で実行される表示変更処理(1)を示すフローチャートである。表示変更を行う場合の第1の方法として、マトリクス図52の二次元座標軸上でユーザにより移動指定されたカーソル位置を検出し(ステップC11)、そこにカーソル54を表示する(ステップC12)。
このような方法によれば、例えば図3のP1に示すように、サンプル画像53a、53b、53c…の表示位置に関係なく、ユーザがカーソル54を自由に移動させて、その位置で絞りとシャッタスピードを設定することができる。この場合、近くにあるサンプル画像を参照することで、どのような設定になるのか、また、その設定がどういうシーンに適しているのかなど、視覚的に判断することができる。
図8は前記ステップA19で実行される表示変更処理(2)を示すフローチャートである。表示変更を行う場合の第2の方法として、マトリクス図52の二次元座標軸上でユーザにより移動指定されたカーソル位置を検出した際に(ステップD11)、ベストショットとして登録されている設定値のうち、当該カーソル位置に最も近い値を有するサンプル画像の表示位置を検出し(ステップD12)、そこにカーソル54を表示する(ステップD13)。
このような方法によれば、例えば図3のP2に示すように、サンプル画像53a、53b、53c…の表示位置に合わせてカーソル54が移動することになる。この場合、ベストショットとして登録されている各シーンのサンプル画像53a、53b、53c…の表示位置の値でしか絞りとシャッタスピードを設定することができないが、各ベストショット毎に絞り/シャッタスピードを変えた場合の効果が視覚的に判りやすいといった利点がある。
図6に戻って、ユーザが意図する絞りとシャッタスピードの位置にカーソル54を移動させた後、例えば撮影条件設定画面51上に設けられる図示せぬ「決定ボタン」を押下するなど、所定の操作により決定操作を行うと(ステップA16のYes)、制御部32は、現在のカーソル位置に対応した絞りとシャッタスピードの値を読み込み、これを撮影時の撮影条件として本装置の該当する機能に設定する(ステップA20)。この場合、上述したように、図7の方法では、現在のカーソル位置における絞りとシャッタスピードの値がそのまま撮影条件として設定されることになり、図7の方法では、現在のカーソル位置に最も近いベストショットの絞りとシャッタスピードの値が撮影条件として設定されることになる。
そして、この状態でシャッタキー9が押下操作されると(ステップA21のYes)、制御部32は、前記設定した絞りとシャッタスピードの値で本装置を駆動制御して、被写体の撮影処理を行う(ステップA22)。なお、撮影処理の具体的な処理動作については、既に図2で説明しているため、ここでは省略するものとする。撮影によって得られた画像は、所定の方式で圧縮されてメモり38に記録される(ステップA23)。
以下同様にして、撮影条件設定画面51のマトリクス図52上で絞りとシャッタスピードを任意に設定しながら撮影を行うことができ、所定の操作により撮影モードを終了すると(ステップA24のYes)、ここでの一連の処理が終了する。
このように、撮影を行う場合において、撮影条件設定画面51に設けられた二次元のマトリクス図52を用いて、そのマトリクス図52上に各設定値に対応した位置に表示された各シーンのサンプル画像53a、53b、53c…を参考にして、ユーザの意図する絞りとシャッタスピードの値を簡単に設定することができる。
この場合、各シーンの最適値がどのような値になるのかをマトリクス図52上に表示されたサンプル画像53a、53b、53c…から判断することができるため、カメラの専門知識がないユーザであっても、現在撮影対象としているシーンに合わせた絞りとシャッタスピードを迅速に設定して撮影を行うこうとができる。
なお、前記図6に示した処理では、カーソル54の移動操作後、「決定ボタン」の押下などの所定の決定操作を行うことで、現在のカーソル位置に応じた絞りとシャッタスピードを設定するものとして説明したが(ステップA16→A20参照)、前記決定操作の処理をなくして、カーソル54の移動操作後、シャッタキー9が押下されたときに、現在のカーソル位置に応じた絞りとシャッタスピードを設定して撮影処理を行うような構成であっても良い。このようにすれば、その都度、決定操作を必要としない分、直ぐに撮影を行うことができるといった利点がある。
また、図9に示すように、撮影条件設定画面51の中に別の子画面51aを設けておき、ユーザがマトリクス図52上の任意の位置をカーソル54により指定した際に、その指定された位置に対応した絞りとシャッタスピードで実際に撮影した場合のプレビュー画像PRを前記子画面51aに拡大表示したり、さらに、図10に示すように、カーソル54の移動に伴い、前記子画面51aに表示たされプレビュー画像PRに対する絞りとシャッタスピードも徐々に変更するといった処理を前記図6の表示変更処理(ステップA19)に加えるようにしても良い。
このように、プレビュー画像PRを指定位置に応じた表示する構成とすれば、現在の設定内容でどのように撮影されるのかを事前に確認することができ、専門的な知識がなくとも、意図する撮影画像が得られるように撮影条件を的確に設定して撮影を行うことができることができるようになる。
また、別の方法として、図11に示すように、マトリクス図52上には各シーンのサンプル画像53a、53b、53c…は表示せず、ユーザがマトリクス図52上の任意の位置をカーソル54により指定した際に、その指定された位置に対応した絞りとシャッタスピードで実際に撮影した場合のプレビュー画像PRを前記子画面51aに拡大表示したり、図12に示すように、ユーザがマトリクス図52上の任意の位置をカーソル54により指定した際に、その指定された位置に対応した絞りとシャッタスピードを有するサンプル画像SAを前記子画面51aに拡大表示するような処理を行うようにしても良い。
具体的な処理手順としては、前記図6のフローチャートにおいて、サンプル画像の表示処理(ステップA13)をなくし、表示変更処理(ステップA19)にて、カーソル移動表示と共に前記のようなプレビュー画像やサンプル画像の子画面表示を行うことで実現できる。
また、前記のような子画面51aを設けずに、ユーザがマトリクス図52上で指定した位置に、プレビュー画像やサンプル画像を拡大して表示することでも良い。
また、撮影条件設定画面51の中にシャッタキーの選択ボタンを設けておけば、絞りとシャッタスピードの設定操作と共にシャッタキーの操作を同じ画面上で続けて行うことができて便利である。
さらに、前記第1の実施形態では、絞りとシャッタスピードの各パラメータ値を二次元で表すようにしたが、これに例えばホワイトバランスを加えて三次元表示を行い、絞りとシャッタスピード、そして、ホワイトバランスの3要素を同時に設定するような構成も可能である。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
前記第1の実施形態では、絞りとシャッタスピードを二次元の座標軸上で設定するようにようにしたが、第2の実施形態では、これらの設定を一次元の座標軸上で設定することを特徴とするものである。
図13は本発明の第2の実施形態における撮影条件設定画面の一例を示す図であり、撮影条件としてシャッタスピードを一次元座標軸上で設定する場合が示されている。
撮影時に撮影条件設定キー18を押下すると、例えば図示せぬ設定項目メニュー画面が表示され、その設定項目メニュー画面の中で「シャッタスピード設定」を選択することで、図13に示すようなシャッタスピード設定画面61が表示部17に表示される。このシャッタスピード設定画面61は、画面のX軸方向にシャッタ値として設定可能な数値範囲を表した一次元のスライドバー62を有し、そのスライドバー62上で任意の位置をカーソル64で指定することで、撮影時におけるシャッタスピードのパラメータ値を設定するように構成されている。
また、このスライドバー62上には、ベストショットデータとして予め用意された各シーンのサンプル画像63a、63b、63c…がそれぞれの設定値に対応した位置に表示される。これにより、シャッタスピードを設定する際に、サンプル画像63a、63b、63c…の表示位置から、どのようなシーンにどのような値が適しているのかを一目で判断することができる。
なお、図13では、図面サイズの都合上、サンプル画像63a、63b、63c…を四角枠のハッチィングで示しているが、実際には図4に示すように各シーンを代表する具体的な画像(カラー写真)が表示される。
図14は本発明の第2の実施形態における撮影条件設定画面の一例を示す図であり、撮影条件として絞りを一次元座標軸上で設定するための画面が示されている。
撮影時に撮影条件設定キー18を押下すると、例えば図示せぬ設定項目メニュー画面が表示され、その設定項目メニュー画面の中で「絞り設定」を選択することで、図14に示すような絞り設定画面71が表示部17に表示される。この絞り設定画面71は、画面のX軸方向に絞り値として設定可能な数値範囲を表した一次元のスライドバー72を有し、そのスライドバー72上で任意の位置をカーソル74で指定することで、撮影時における絞りのパラメータ値を設定するように構成されている。
また、このスライドバー72上には、ベストショットデータとして予め用意された各シーンのサンプル画像73a、73b、73c…がそれぞれの設定値に対応した位置に表示される。これにより、絞りを設定する際に、サンプル画像73a、73b、73c…の表示位置から、どのようなシーンにどのような値が適しているのかを一目で判断することができる。
なお、図14では、前記図13と同様に、図面サイズの都合上、サンプル画像73a、73b、73c…を四角枠のハッチィングで示しているが、実際には図4に示すように各シーンを代表する具体的な画像(カラー写真)が表示される。
また、ここではシャッタスピードと絞りをそれぞれに個別の設定画面61、71で設定する場合の画面構成を示したず、両方の設定画面を合わせて1つの画面上でシャッタスピードと絞りを設定するような構成も可能である。
以下では、説明を簡単にするため、シャッタスピードと絞りをそれぞれに個別の設定画面61、71で設定する場合を想定して説明する。
図15は本発明の第2の実施形態におけるデジタルカメラ1の撮影時の処理動作を示すフローチャートであり、撮影条件としてシャッタスピードを設定して撮影を行う場合の処理手順が示されている。基本的な処理の流れは、前記第1の実施形態における図6の処理と同様である。
すなわち、まず、ユーザにより撮影条件設定キー18が押下操作して「シャッタスピード」の設定を指定すると、制御部32は、図13に示すように、X軸にシャッタスピードパラメータ値を表した一次元のスライドバー62を有するシャッタスピード設定画面61を表示部17に表示する(ステップE11)。
続いて、制御部32は、ベストショット記憶部32aに記憶された各ベストショットの設定データを読み込むことにより(ステップE12)、スライドバー62上の各ベストショットの設定値に対応した位置に各シーンのサンプル画像63a、63b、63c…を表示する(ステップE13)。
また、制御部32は、スライドバー62上のカーソル64の初期位置(デフォルト)を決定し(ステップE14)、その決定された位置にカーソル64を表示する(ステップE15)。なお、カーソル初期位置を決定する方法としては、上述したように、例えば前回の撮影モードで設定された位置に表示する方法や、予め決められた位置(例えば画面中央位置)に表示する方法、ユーザによって指定された位置に表示する方法などがある。
ここで、ユーザが所定の操作方法(図5(a)〜(c)参照)によりカーソル64の位置を移動させると(ステップE17〜18)、制御部32は、そのカーソル位置の移動に伴い表示変更処理を行う(ステップE19)。その表示変更処理として、前記図7および図8と同様に2通りの方法がある。
すなわち、第1の方法として、スライドバー62の一次元座標座標軸の中で、ユーザにより移動指定されたカーソル位置を検出し、そこにカーソル64を表示する。また、第2の方法として、スライドバー62の一次元座標軸上の中で、ユーザにより移動指定されたカーソル位置を検出した際に、ベストショットとして登録されている設定値のうち、当該カーソル位置に最も近い値を有するサンプル画像の表示位置を検出し、そこにカーソル64を表示する。
ユーザが意図するシャッタスピードの位置にカーソル64を移動させた後、例えばシャッタスピード設定画面61上に設けられる図示せぬ「決定ボタン」を押下するなど、所定の操作により決定操作を行うと(ステップE16のYes)、制御部32は、現在のカーソル位置に対応したシャッタスピードの値を読み込み、これを撮影時の撮影条件として本装置の該当する機能に設定する(ステップE20)。この場合、上述したように、前記第1の方法では、現在のカーソル位置におけるシャッタスピードの値がそのまま撮影条件として設定されることになり、前記第2の方法では、現在のカーソル位置に最も近いベストショットのシャッタスピードの値が撮影条件として設定されることになる。
そして、この状態でシャッタキー9が押下操作されると(ステップE21のYes)、制御部32は、前記設定したシャッタスピードの値で本装置を駆動制御して、被写体の撮影処理を行う(ステップE22)。なお、撮影処理の具体的な処理動作については、既に図2で説明しているため、ここでは省略するものとする。撮影によって得られた画像は、所定の方式で圧縮されてメモり38に記録される(ステップE23)。
以下同様にして、シャッタスピード設定画面61のスライドバー62上でシャッタスピードを任意に設定しながら撮影を行うことができ、所定の操作により撮影モードを終了すると(ステップE24のYes)、ここでの一連の処理が終了する。
このように、撮影を行う場合において、シャッタスピード設定画面61に設けられた一次元のスライドバー62を用いて、そのスライドバー62上の各設定値に対応した位置に表示された各シーンのサンプル画像63a、63b、63c…を参考にして、ユーザの意図するシャッタスピードの値を簡単に設定することができる。
この場合、前記第1の実施形態と同様に、各シーンの最適値がどのような値になるのかをスライドバー62上に表示されたサンプル画像63a、63b、63c…から判断することができるため、カメラの専門知識がないユーザであっても、現在撮影対象としているシーンに合わせたシャッタスピードを迅速に設定して撮影を行うこうとができる。
なお、ここではシャッタスピードを設定する場合について説明したが、絞りを設定する場合についても同様であり、図14に示した絞り設定画面71に設けられた一次元のスライドバー72を用いて、そのスライドバー72上の各設定値に対応した位置に表示された各シーンのサンプル画像73a、73b、73c…を参考にして、ユーザの意図する絞りの値を簡単に設定することができる。
また、前記図15の処理において、例えば「決定ボタン」の押下などの決定操作を行うことなしに、シャッタキー9が押下されたときに、現在のカーソル位置に応じた絞りやシャッタスピードを設定して撮影処理を行うことも可能である。
また、前記図9〜図12で説明したように、この第2の実施形態においても、設定画面中に別の子画面を設けておき、その子画面にプレビュー画像を拡大表示したり、サンプル画像を拡大表示する処理を行うことや、ユーザの指定位置にプレビュー画像やサンプル画像を拡大して表示する処理を行うことでも良い。
さらに、前記第1および第2の実施形態では、撮影条件の設定項目として、絞りとシャッタースピードを例にして説明したが、この他にも、例えばホワイトバランス、シャープネス、コントラストも、彩度、EVシフト、AFの焦点距離、色強調など、撮影に関する様々な設定項目に対し、本発明の設定手法を適用することが可能である。
また、本発明は、デジタルカメラに限らず、例えばカメラ付きのPDA(Personal Digital Assistant)や携帯電話など、撮像機能を有する電子機器において、上述したような撮影条件を設定する場合に適用可能である。
要するに、本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態で示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、「発明が解決しようとする課題」で述べた効果が解決でき、「発明の効果」の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
また、上述した各実施形態において記載した手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、例えば磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで各種装置に適用したり、そのプログラム自体をネットワーク等の伝送媒体により伝送して各種装置に適用することも可能である。本装置を実現するコンピュータは、記録媒体に記録されたプログラムあるいは伝送媒体を介して提供されたプログラムを読み込み、このプログラムによって動作が制御されることにより、上述した処理を実行する。
また、前述したCD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体の他にも、例えば、Blu−ray Disc(R)やAOD(Advanced Optical Disc)などの青色レーザを用いた次世代光ディスク、赤色レーザを用いるHD−DVD9、青紫色レーザを用いるBlue Laser DVDなど、今後開発される種々の大容量記録媒体を用いて本発明を実施することが可能である。
本発明の第1の実施形態における撮像装置としてデジタルカメラを例にした場合の外観構成を示す図。 同実施形態におけるデジタルカメラに備えられた電子回路の構成を示すブロック図。 同実施形態における撮影条件設定画面の一例を示す図であり、撮影条件としてシャッタスピードと絞りを二次元座標軸上で設定する場合の図。 同実施形態における各シーンのサンプル画像の一例を示す図。 同実施形態におけるデジタルカメラの表示部に表示された撮影条件設定画面上の位置を指定する方法を説明するための図。 同実施形態におけるデジタルカメラの撮影時の処理動作を示すフローチャート。 前記図6のステップA19で実行される表示変更処理(1)を示すフローチャート。 前記図6のステップA19で実行される表示変更処理(2)を示すフローチャート。 同実施形態における撮影条件設定画面の中に子画面を設けて、そこにカーソル位置に対応したプレビュー画像を表示する場合の例を示す図。 前記図9のプレビュー画像をカーソル移動により変化させる場合の例を示す図。 同実施形態における撮影条件設定画面の中に子画面を設けて、前記撮影条件設定画面にはマトリクス図のみを表示し、前記子画面にカーソル位置に対応したプレビュー画像を表示する場合の例を示す図。 同実施形態における撮影条件設定画面の中に子画面を設けて、前記撮影条件設定画面にはマトリクス図のみを表示し、前記子画面にカーソル位置に対応したサンプル画像を表示する場合の例を示す図。 本発明の第2の実施形態における撮影条件設定画面の一例を示す図であり、撮影条件としてシャッタスピードを一次元座標軸上で設定する場合の図。 同実施形態における撮影条件設定画面の一例を示す図であり、撮影条件として絞りを一次元座標軸上で設定する場合の図。 同実施形態におけるデジタルカメラの撮影時の処理動作を示すフローチャート。
符号の説明
1…デジタルカメラ、2…撮影レンズ、3…セルフタイマランプ、4…光学ファインダ窓、5…マイクロホン部(MIC)、6…ストロボ発光部、7…ラバーグリップ、8…電源キー、9…シャッタキー、10…モードスイッチ(SW)、11…スピーカ部(SP)、12…メニューキー、13…十字キー、14…セットキー、15…光学ファインダ、16…ストロボチャージランプ、17…表示部、18…撮影条件設定キー、21…モータ、22…レンズ光学系、23…CCD、24…タイミング発生器(TG)、25…垂直ドライバ、26…サンプルホールド回路(S/H)、27…A/D変換器、28…カラープロセス回路、29…DMAコントローラ、30…DRAMインタフェース(I/F)、31…DRAM、32…制御部、32a…ベストショット記憶部、33…VRAMコントローラ、34…VRAM、35…デジタルビデオエンコーダ、36…キー入力部、37…画像処理部、38…メモリ、39…USBインタフェース(I/F)、40…ストロボ駆動部、41…CD−ROMドライバ、42…CD−ROM、51…撮影条件設定画面、51a…子画面、52…マトリクス図、53a、53b、53c…サンプル画像、54…カーソル、55…ペン、56…トラックパッド、61…シャッタスピード設定画面、62…スライドバー、63a、63b、63c…サンプル画像、64…カーソル、71…絞り設定画面、72…スライドバー、73a、73b、73c…サンプル画像、74…カーソル。

Claims (13)

  1. 各シーン毎にそのシーンのサンプル画像および撮影条件の設定値を記憶する記憶手段と、
    撮影条件として設定可能な数値範囲を特定の表示形態で表した設定画面を表示すると共に、前記設定画面の中の前記記憶手段に記憶された各シーンの設定値に対応した位置にサンプル画像を表示する表示手段と、
    この表示手段に表示された設定画面上の任意の位置を指定する位置指定手段と、
    この位置指定手段によって指定された位置に基づいて撮影条件を設定する撮影条件設定手段と
    を具備したことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮影条件として少なくとも2つの設定項目を有し、
    前記表示手段は、各設定項目毎の数値範囲を多次元の座標軸上で表した設定画面を表示することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記位置指定手段による指定位置の操作に連動させて、その指定位置に対応した撮影条件で撮影した場合のプレビュー画像を前記設定画面上に表示する表示制御手段をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記プレビュー画像を前記設定画面上に設けられた特定のエリアに拡大して表示することを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  5. 各シーン毎にそのシーンのサンプル画像および撮影条件の設定値を記憶する記憶手段と、
    撮影条件として設定可能な数値範囲を特定の表示形態で表した設定画面を表示する表示手段と、
    この表示手段に表示された設定画面上の任意の位置を指定する位置指定手段と、
    この位置指定手段によって指定された位置に対応した撮影条件の設定値を有するサンプル画像を前記記憶手段から読み出して前記設定画面上に表示する表示制御手段と、
    前記設定画面上の前記指定位置に基づいて撮影条件を設定する撮影条件設定手段と
    を具備したことを特徴とする撮像装置。
  6. 前記撮影条件として少なくとも2つの設定項目を有し、
    前記表示手段は、各設定項目毎の数値範囲を多次元の座標軸上で表した設定画面を表示することを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
  7. 前記表示制御手段は、前記サンプル画像を前記設定画面上に設けられた特定のエリアに拡大して表示することを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
  8. 前記表示制御手段は、前記位置指定手段による指定位置の操作に連動させて、その指定位置に対応した撮影条件で撮影した場合のプレビュー画像を前記設定画面上に表示することを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
  9. 前記表示制御手段は、前記プレビュー画像を前記設定画面上に設けられた特定のエリアに拡大して表示することを特徴とする請求項8記載の撮像装置。
  10. 各シーン毎にそのシーンのサンプル画像および撮影条件の設定値を記憶したメモリを有する撮像装置に用いられる撮影条件設定方法であって、
    撮影条件として設定可能な数値範囲を特定の表示形態で表した設定画面を表示すると共に、前記設定画面の中の前記メモリに記憶された各シーンの設定値に対応した位置にサンプル画像を表示するステップと、
    前記設定画面上の任意の位置を指定するステップと、
    前記指定された位置に基づいて撮影条件を設定するステップと
    を備えたことを特徴とする撮影条件設定方法。
  11. 各シーン毎にそのシーンのサンプル画像および撮影条件の設定値を記憶したメモリを有する撮像装置に用いられる撮影条件設定方法であって、
    撮影条件として設定可能な数値範囲を特定の表示形態で表した設定画面を表示するステップと、
    前記設定画面上の任意の位置を指定するステップと、
    前記指定された位置に対応した撮影条件の設定値を有するサンプル画像を前記メモリから読み出して前記設定画面上に表示するステップと、
    前記設定画面上の前記指定位置に基づいて撮影条件を設定するステップと
    を備えたことを特徴とする撮影条件設定方法。
  12. 各シーン毎にそのシーンのサンプル画像および撮影条件の設定値を記憶したメモリを有する撮像装置に搭載されたコンピュータによって実行される撮影条件設定用のプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    撮影条件として設定可能な数値範囲を特定の表示形態で表した設定画面を表示すると共に、前記設定画面の中の前記メモリに記憶された各シーンの設定値に対応した位置にサンプル画像を表示する機能と、
    前記設定画面上の任意の位置を指定する機能と、
    前記指定された位置に基づいて撮影条件を設定する機能と
    を実現させることを特徴とするプログラム。
  13. 各シーン毎にそのシーンのサンプル画像および撮影条件の設定値を記憶したメモリを有する撮像装置に搭載されたコンピュータによって実行される撮影条件設定用のプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    撮影条件として設定可能な数値範囲を特定の表示形態で表した設定画面を表示する機能と、
    前記設定画面上の任意の位置を指定する機能と、
    前記指定された位置に対応した撮影条件の設定値を有するサンプル画像を前記メモリから読み出して前記設定画面上に表示する機能と、
    前記設定画面上の前記指定位置に基づいて撮影条件を設定する機能と
    を実現させることを特徴とするプログラム。
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