JP4257509B2 - ネットワークシステム、ノード装置、冗長構築方法、および冗長構築プログラム - Google Patents

ネットワークシステム、ノード装置、冗長構築方法、および冗長構築プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークの冗長構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
ネットワークにおける冗長を構築するプロトコルとしてスパニングツリープロトコル(以下、STPと称す)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
通常、ネットワーク内には、通信装置や伝送路の障害に対する信頼性を向上するために冗長リンクが設けられ、複数の経路が選択可能となっている。
【0004】
しかし、複数の経路が選択可能なためネットワーク内にループが形成される可能性がある。特に、レイヤ2では、ネットワーク内にループが存在すると、ブロードキャストフレームがループを廻り続けてしまうという、いわゆるブロードキャストストームの問題が起こる。
【0005】
STPは、レイヤ2において、複数のブリッジを含むブロードキャストドメイン内の冗長を構築すると共にブロードキャストストームの問題を解決する。STPでは、ブロードキャストドメイン内のブリッジが互いにブリッジIDやポートの情報をやりとりすることにより、ルートブリッジの選択、ブロックするポートの選択などの段階を経て、フレームを転送する経路からなるスパニングツリートポロジが決定される。リンク障害が発生すると、使用できなくなったブリッジやポートを除外して新たなスパニングツリートポロジーが決定される。このようにレイヤ2における冗長を構築することによりネットワーク内の障害に対する信頼性の向上が図られている。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−268104号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、STPによれば障害が発生しても新たな経路により通信を再開することができる。しかし、STPでは、障害が発生したとき、または復旧したときの経路の収束時間が長いという問題がある。
【0008】
STPでは、ループが形成されているか否か認識するために時間がかかり、この間、ブリッジはフレームのフォワーディングを行わない。この時間はパラメータの設定により異なるが、一般的には、スパニングツリートポロジーが決定され、フレームのフォワーディングが再開されるまで30秒あるいは50秒程度を必要とする。通常、リンク障害に対する復旧時間としては1〜2秒程度が要求されている。
【0009】
また、STPの動作はネットワーク規模に大きく影響を受ける。大規模なネットワーク(ブロードキャストドメイン)ではブリッジの接続されるノード段数が増え、ブロードキャストドメイン内のブリッジ間におけるメッセージの伝達遅延が大きくなる。
【0010】
障害が発生したとき、または復旧したとき、状態変更はブリッジ間でメッセージにより送受信される。このメッセージがループを認識するためにタイマ設定された時間内に到達しなければ、スパニングツリートポロジーにループが形成されてしまう可能性がある。
【0011】
このノード段数は経路の収束時間とトレードオフの関係にあり、ノード段数を増やすためには収束時間を長くとる必要があり、逆に収束時間を短縮するためにはノード段数を制限する必要がある。そのためネットワークの拡張性がなく、実際上は16〜17段程度が限度とされている。
【0012】
また、STPでは、冗長構成および動作が複雑なため、障害の発生によりツリートポロジーが変化したとき、その原因となった障害の発生箇所を特定するのが非常に困難である。障害が発生すると、ケーブルや通信装置の交換や修理などの復旧作業が必要となるが、障害発生箇所の特定が困難であれば作業工数が大きくなり、また作業時間が長くなってしまう。
【0013】
保守および管理面では、同様の理由から、実際の経路として選択されているツリートポロジーの把握が困難なため、ネットワーク管理が十分に行えないという問題もある。
【0014】
また、STPでは、通信装置やケーブルを増設してネットワーク構成を変更すると、ツリートポロジーの再計算が行われ、それが運用中の既存部分にも影響し、ツリートポロジーが決定されるまでフレームの転送が行われない。
【0015】
また、仮想的にブロードキャストドメインが構築されたVLANにおいて、STPは、VLANタグによりVLANを認識し、VLAN単位で1つのツリートポロジーを構成する。そのため、IEEE802.1Qに規定されたVLANタグをスタックした階層型VLANネットワークでは、スタックされたVLANタグにより示される階層化されたVLANが認識されずツリートポロジーが構築されない。
【0016】
本発明の目的は、レイヤ2において、ネットワーク規模の制約がなく、経路の切り替えが短時間で可能な冗長構成を有するネットワークおよびノード装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のネットワークシステムは、冗長構成を有するレイヤ2のネットワークシステムであって、
冗長構成の組をなす複数のリンクに接続された制御対象ポートの各々を有する同士が、冗長構築の単位となる同じグループに属し、リンク状態を反映した冗長構成に関する情報を含むメッセージを該グループ内で送受信することにより定まる前記制御対象ポートの優先度に従って、前記グループ内の冗長構築における自身の制御対象ポートの状態を定める複数の第1のノードと、
冗長構成の組をなす複数の前記リンクを介して複数の前記第1のノードと接続され、いずれかの第1のノードから送信された前記メッセージを、同じ前記グループ内の他の第1のノードに転送する少なくとも1つの第2のノードとを有している。
【0018】
また、前記第1のノードは、前記制御対象ポートで通常フレームを転送するか否かを該制御対象ポートの状態に応じて制御することにより冗長構成における経路選択を行うこととしてもよい。
【0019】
また、前記冗長構成に関する情報は前記優先度を含むこととしてもよい。
【0020】
また、前記第1のノードは、自身の有する前記制御対象ポートが前記グループ内で最も優先度が高い場合に、該制御対象ポートで前記通常フレームを転送することとしてもよい。
【0021】
したがって、本発明によれば、冗長構成の組をなすリンクに接続された複数の第1のノードを同じグループに括り、そのグループ内の第1のノード同士でメッセージにより通信することにより、各第1のノードがグループ内での自身の制御対象ポートの優先度を定め、その優先度に従って制御対象ポートの状態を定める。
【0022】
また、前記第1のノードは、自身の有する前記制御対象ポートの属する前記グループを示す情報が予め明示的に設定されていることとしてもよい。
【0023】
また、前記第1のノードは、前記グループ内の前記第1のノードのうち、リンクアップ状態となっている制御対象ポートの数が多い第1のノードが有する前記制御対象ポートの優先度が高いと判断することとしてもよい。
【0024】
また、前記グループ内の前記第1のノードの各々に予めブリッジ優先度が設定されており、前記第1のノードは、該ブリッジ優先度が高い程前記優先度が高いと判断することとしてもよい。
【0025】
また、前記ネットワークシステム内に少なくとも1つの仮想ネットワークが構成されており、前記第1のノードは、前記仮想ネットワークが分類されたインスタンス毎に独立して、冗長構築における前記制御対象ポートの状態を定めることとしてもよい。
【0026】
したがって、グループをインスタンス単位に分割して冗長構築を行うので、仮想ネットワーク毎に行う場合と比べて、少ない並列数の冗長構築処理で、各リンクへ負荷分散できる。
【0027】
また、前記メッセージは、インスタンス識別情報によって識別されることとしてもよい。
【0028】
したがって、仮想ネットワークを識別するためのタグ情報を用いずに、冗長構成に関する情報のメッセージを送受信することができる。
【0029】
あるいは、前記ネットワークシステム内に少なくとも1つの仮想ネットワークが構成されており、前記第1のノードは、前記仮想ネットワーク毎に独立して、冗長構築における前記制御対象ポートの状態を定めることとしてもよい。
【0030】
また、前記第1および第2のノードは、前記ネットワークにおける冗長の無い区間のリンクに接続されている場合、該リンクの障害を、自身に接続された冗長構成の組をなす他のリンクの障害として動作することとしてもよい。
【0031】
したがって、冗長の無い1対1のノード接続区間においてリンク障害が発生しても、そのリンク障害によりフレームの疎通に影響を受けるリンクの障害として扱って冗長構築を行うことができる。
【0032】
本発明のノード装置は、冗長構成を有するレイヤ2のネットワークシステムを構成するノード装置であって、
リンクにより前記ノード装置間を相互接続する複数のポートと、
冗長構成の組をなす複数のリンクの各々に接続された同士が属するグループ内の他のノード装置との間で、リンク状態を反映した冗長構成に関する情報を含むメッセージを前記ポートを介して送受信することにより自身のポートの優先度を定め、該優先度に従って前記グループ内の冗長構築における自身の前記ポートの状態を定めるコントローラと、
前記ポートにて受信された他のノードからの前記メッセージを前記コントローラに送り、前記コントローラから前記他のノードへの前記メッセージを前記ポートから送信する挿入分離手段と、
前記ポートで送受信されるフレームを、前記コントローラによって定められた前記ポートの状態に応じて廃棄するフィルタ手段と、
いずれかのポートにて受信され、前記フィルタ手段により廃棄されていない通常フレームを他の所定のポートから送信するスイッチ手段とを有している。
【0033】
本発明の冗長構築方法は、レイヤ2のネットワークシステムの冗長構築を行うための、前記ネットワークシステムを構成するノードの各々における冗長構築方法であって、
冗長構成の組をなす複数のリンクの各々に接続された同士が属するグループ内の他のノードとの間で、リンク状態を反映した冗長構成に関する情報を含むメッセージを送受信することにより自身のポートの優先度を定めるステップと、
該優先度に従って前記グループ内の冗長構築における自身の前記ポートの状態を定めるステップと、
自身の前記ポートの状態に応じて、該ポートで通常フレームを転送するか否かを制御することにより経路選択を行うステップとを有している。
【0034】
本発明の冗長構築プログラムは、レイヤ2のネットワークシステムの冗長構築を行うために、前記ネットワークシステムを構成するノードの各々に用いられる冗長構築プログラムであって、
冗長構成の組をなす複数のリンクの各々に接続された同士が属するグループ内の他のノードとの間で、リンク状態を反映した冗長構成に関する情報を含むメッセージを送受信することにより自身のポートの優先度を定める処理と、
該優先度に従って前記グループ内の冗長構築における自身の前記ポートの状態を定める処理と、
自身の前記ポートの状態に応じて、該ポートで通常フレームを転送するか否かを制御することにより経路選択を行う処理とを有している。
【0035】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0036】
図1は、本発明の一実施形態のネットワークの構成を示す図である。本実施形態のネットワークは、複数のノードがイーサネットで接続された構成である。
【0037】
図1を参照すると、ネットワークはノード11〜17で構成されている。ここでは、ノード11〜17はブリッジであるとする。
【0038】
ノード11のポート111はノード13のポート131に物理的に接続されている。同様に、ノード11のポート112はノード14のポート141に接続されている。ノード12のポート121はノード13のポート132に接続されている。ノード12のポート122はノード14のポート142に接続されている。
【0039】
ノード13のポート133はノード15のポート151に接続されている。同様に、ノード13のポート134はノード16のポート161に接続されている。ノード13のポート135はノード17のポート171に接続されている。ノード14のポート143はノード15のポート152に接続されている。ノード14のポート144はノード16のポート162に接続されている。ノード14のポート145はノード17のポート172に接続されている。
【0040】
ノード15のポート153には端末18が接続されている。同様に、ノード16のポート163には端末19が接続されている。ノード17のポート173には端末20が接続されている。
【0041】
ノード11〜17は、冗長構成を制御し、フレームを転送する経路を構築するために、冗長構築用フレームを相互にやりとりする。
【0042】
図2は、冗長構築用フレームの一例に含まれる各フィールドの内容を示す表である。図2を参照すると、冗長構築用フレームには、宛先MACアドレス(Destination MAC Address)、送信元MACアドレス(Source MAC Address)、イーサタイプ(Ether Type)、バージョン番号(Version)、メッセージタイプ(Message Type)、ポート種別(Status)、ターゲットブリッジ(Target)、Helloメッセージ送信間隔(Hellotime)、Hello未受信時待ち受け時間(Holdtime)、ブリッジ優先度(Priority)、グループ番号(Group)、インスタンス番号(Instance)、認証タイプ(Auth type)、認証データ(Auth Data)、有効ポート数(Alive ports)、およびフレームチェックシーケンス(FCS)の各フィールドがある。
【0043】
宛先MACアドレスフィールドには、予約済みの固定アドレスが入る。例えば、図1のノード11がHelloメッセージを送る宛先はノード12である。
【0044】
送信元MACアドレスフィールドには、自装置のMACアドレスが入る。
【0045】
イーサタイプフィールドには、イーサネットの種別を示す値が入る。
【0046】
バージョン番号フィールドには、イーサネットのバージョン番号が入る。
【0047】
メッセージタイプには、冗長構築用メッセージのいずれかのタイプを示す値が入る。冗長構成に関するメッセージのタイプとしては「Hello」、「Rise」、「Sink」、「Resign」、「Stay」、および「Clear」がある。
【0048】
ポート種別フィールドには、ノード内のポート種別として「Active」、「Standby」、または「Listen」を示す値が入る。
【0049】
ターゲットブリッジフィールドは、ResignメッセージおよびStayメッセージのみで有効となり、ターゲット装置のMACアドレスの値が入る。Resignメッセージは、Activeポートを有するノードがRiseメッセージを受けたとき、その応答として送信するメッセージである。Resignメッセージのターゲット装置は、Riseメッセージを送信したノードである。Stayメッセージは、Activeポートを有するノードがSinkメッセージを受けたとき、その応答として送信するメッセージである。Stayメッセージのターゲット装置は、Sinkメッセージを送信したノードである。
【0050】
Helloメッセージ送信間隔フィールドは、Helloメッセージのみで有効となり、Helloメッセージを送信する間隔を示す値が入る。
【0051】
Hello未受信時の待ち受け時間フィールドは、Helloメッセージのみで有効となり、一定送信間隔で送信されるHelloメッセージを待ち受ける時間を示す値が入る。この値によりHelloメッセージの受信タイムアウトが測定される。
【0052】
ブリッジ優先度フィールドには、経路を選択するときのノードの優先度を示す値が入る。
【0053】
グループ番号フィールドには、制御対象のポートが属するグループの番号が入る。
【0054】
インスタンス番号フィールドには、インスタンス毎の冗長構築を行う場合に、各インスタンスを識別する番号が入る。
【0055】
例えば、多数のVLANが存在する場合、それより少ない数のインスタンスのうちのいずれかに各VLANを対応付け、同じインスタンスに含まれるVLANに対して同じ冗長構築を行うことにより、リンクの負荷を分散しつつ、冗長を構築する数を削減できる。このようにインスタンス毎に冗長構築を行うとき、インスタンスを示す番号がこのフィールドに入る。
【0056】
認証タイプフィールドには、メッセージに用いられている認証のタイプが入る。認証が用いられない場合には認証なしを示す値が入る。
【0057】
認証パスワードフィールドには、認証に用いられるパスワードが入る。
【0058】
有効ポート数フィールドには、制御対象のグループに属するリンクのうちリンクアップ状態(リンクが利用可能な状態)にあるリンクの数が入る。リンクの状態は、リンク障害や、ネットワーク管理者の操作などにより変化する。
【0059】
フレームチェックシーケンスフィールドには、誤り検出用のCRC演算値が入る。
【0060】
図3は、本実施形態のノードの構成を示すブロック図である。図3を参照すると、ノードは、ポート21〜23、挿入分離部(Add/Drop)24〜26、フィルタ27〜29、スイッチ部30、およびコントローラ31を有している。
【0061】
ポート21〜23は、他のノードや端末に接続されるインタフェースであり、リンク状態を監視してコントローラ31に通知する。
【0062】
挿入分離部24〜26は、コントローラ31から他のノードへのメッセージを主信号に挿入してポートに送信し、また他のノードからのメッセージを主信号から分離してコントローラ31に送る。
【0063】
フィルタ27〜29は、コントローラ31からの指示に従ってフレームの廃棄を行う。
【0064】
スイッチ部30は、不図示のMACラーニングテーブルに従ってフレームを所望の宛先にフォワーディングする。MACラーニングテーブルとは、学習(MACラーニング)によって得られたMACアドレスと出力ポートの対応関係を記録したテーブルである。
【0065】
コントローラ31は、図2の冗長構築用フレームにより他のノードと各種のメッセージを送受信し、他のノードから得られる情報と、各ポートから通知されるリンク状態とに基づいて各ポートの状態を管理する。そして、各ポートの状態に応じて各フィルタ27〜29にフレームの廃棄または疎通を指示する。
【0066】
図4は、各ノードのポートの状態遷移の一例を示す図である。各ノード11〜17のポートの各々は、図4の状態遷移図に従って状態遷移し、「Initial」、「Learn」、「Listen」、「Standby」、「Active」、または「Aware」のいずれかの状態をとる。
【0067】
図1を参照すると、ノード11〜17により構成されたネットワークに含まれるリンクは、グループ1とグループ2の2つに分割されている。これにより、各ノード11〜17の有する各ポートは、いずれかのグループに属することとなる。
【0068】
図1の例では、ポート111,112,121,122,131,132,141,142はグループ1に属している。また、ポート133〜135,143〜145,151,152,161,162,171,172はグループ2に属している。障害発生時などの冗長構成の制御は、このグループ単位で行われる。
【0069】
各ノード11〜17は、自身の有するポートの各々に、そのポートが属するグループを明示的に指定することができる。1つのポートには、いずれか1つのグループのみ指定することができる。また、グループを明示的に指定されないポートもある。
【0070】
グループを明示的に指定されたポートが冗長構築における制御対象となる。ノードの状態が遷移するのに伴って制御対象のポートのポート種別が図4に示したように遷移する。例えば、ノードが「Active」状態に遷移すれば、そのノードに属し、グループを明示的に指定されている制御対象のポートのポート種別は「Active」に遷移する。
【0071】
図1の例では、ポート111,112およびポート121,122は明示的にグループ1に指定されている。また、ポート133〜135およびポート143〜145は明示的にグループ2に指定されている。
【0072】
これに対して、ポート131,132,141,142はグループ1に属してはいるが、それを明示的に指定されてはいない。また、ポート151〜153,161〜163,171〜173はグループ2に属しているが、それを明示的に指定されてはいない。
【0073】
各ノード11〜17は、グループを明示的に指定していないポートに、ポート種別として「Disable」を明示的に指定することができる。「Disable」ポートは、冗長構成の制御に影響を受けないポートであり、例えば冗長性のない回線が接続されている。
【0074】
図1の例では、ポート153,163,173が「Disable」に明示的に指定されている。
【0075】
グループを明示的に指定されておらず、ポート種別として「Disable」も明示的に指定されていないポートは、ポート種別が「Aware」となる。「Aware」ポートは、制御対象となるポートと接続され、その対向するポートに従属する。
【0076】
図1の例では、ポート131,132,141,142,151,152,161,162,171,172が「Aware」ポートである。
【0077】
また、各ノード11〜17は、自身の有する制御対象ポートの属するグループ毎に、明示的にブリッジ優先度が設定されている。
【0078】
図1の例では、ノード11は、グループ1に対して、ブリッジ優先度として「1」が明示的に設定されているものとする。また、ノード12は、グループ1に対して、ブリッジ優先度として「2」が設定されているものとする。ノード13は、グループ2に対して、ブリッジ優先度として「1」が設定されており、ノード14は、グループ2に対して、ブリッジ優先度として「2」が設定されているものとする。
【0079】
各ノード11〜17は起動すると、自身の冗長構成に関する情報を載せた「Hello」メッセージを隣接ノードに対して送る。「Hello」メッセージは、図2にフォーマットを示したフレームに、メッセージタイプとして「Hello」が設定されている。冗長構成に関する情報には、グループ番号、ブリッジ優先度、有効ポート数、ポート種別、Helloメッセージ送信間隔、Hello未受信時の待ち受け時間などが含まれる。
【0080】
各ノードは、生成した「Hello」メッセージを、明示的にグループが指定されたポート111,112,121,122,133〜135,143〜145から定期的に送出する。また、各ノードは、明示的にグループが指定されたポート111,112,121,122,133〜135,143〜145で「Hello」メッセージを受信すると、そのメッセージに含まれている情報を確認した後にメッセージを廃棄する。
【0081】
例えば、図3のノードにおいて、ポート21で受信した「Hello」メッセージは、挿入分離部24で取り出されてコントローラ31に送られると共に、フィルタ27で廃棄されてスイッチ部30には届かない。コントローラ31では、その「Hello」メッセージに含まれている情報を確認し、その後の処理に用いる。
【0082】
図1の説明に戻ると、各ノードは、自身が生成した冗長構成に関する全てのメッセージを、ポート種別が「Aware」のポート131,132,141,142,151,152,161,162,171,172からは送出しない。しかし、ポート種別が「Aware」のポート131,132,141,142,151,152,161,162,171,172によって冗長構成に関するメッセージを受信すると、ノードは、そのメッセージに含まれている情報を確認した後に、ブリッジのフォワーディング処理に従って所定のポートから送信する。ブリッジのフォワーディング処理とは、ブリッジが行うMACラーニングテーブルに応じてフレームを転送する処理である。
【0083】
各ノードは、ポート種別が「Disable」のポート153,163,173からは、自身が生成したメッセージも、他のポートで受信したメッセージも一切送信しない。
【0084】
グループを明示的に指定されたポートまたは「Aware」ポートで、「Hello」メッセージを受信したノードは、そのメッセージに含まれているグループ番号フィールドの値からどのグループについてのメッセージかを認識する。そして、各ノードは、自身と同じグループのノードからの「Hello」メッセージに含まれている情報に基づいて、そのグループにおける自身の優先度を定め、その優先度に応じて、そのグループに属する自身のポートのポート種別を決定する。この優先度は、グループ内の冗長構成の制御を決めるものである。
【0085】
ポート種別としては、「Active」、「Standby」、「Listen」、「Aware」、「Disable」の5つがあるが、その内の「Aware」と「Disable」は明示的な指定によって定まる。その他の「Active」、「Standby」、および「Listen」は優先度によって定まる。優先度が最も高いノードの有するポートが「Active」ポートとなり、次に優先度の高いノードの有するポートが「Standby」ポートとなり、それ以降が「Listen」ポートとなる。1つのグループ内において、定常的には、「Active」ポートを有するノードと、「Standby」ポートを有するノードは、それぞれ1つづである。
【0086】
「Active」ポートとは、冗長構成に関するメッセージ以外の信号(例えば、ユーザ信号)の転送に用いられる通常のフレーム(以下、通常フレームと称す)に対して有効なポートである。「Standby」ポートとは、「Active」ポートに障害が発生したとき、それに代わって「Active」となるポートである。この冗長構成はホットスタンバイ形式であり、「Standby」ポートは、「Active」ポートにリンク障害が起これば、即座に「Active」ポートに遷移することができる。
【0087】
同一グループに属するポートを有するノードの内、リンクアップ状態のポート数の最も多いノードが最も優先度が高く、そのポートが「Active」ポートとなる。「Hello」メッセージにおいて、リンクアップ状態のポート数は有効ポート数フィールドに入るので、各ノードは、自ノードのリンクアップ状態のポート数と、同一グループに属する他のノードからの「Hello」メッセージの有効ポート数とを比較し、そのグループにおける自ノードの状態を定める。グループ内での各ノードの状態から、そのノードが有するポートのポート種別が定まる。
【0088】
有効ポート数が同じ値であれば、明示的に設定されたブリッジ優先度の最も高いノードが最も優先度が高く、そのポートが「Active」ポートとなる。各ノードは、自ノードのブリッジ優先度と、同一グループに属する他のノードからの「Hello」メッセージのブリッジ優先度とを比較し、そのグループにおける自ノードの状態を定める。
【0089】
また、ブリッジ優先度も同じ値であれば、各ノードのMACアドレスの値が最も大きいノードが最も優先度が高く、そのポートが「Active」ポートとなる。各ノードは、自ノードのMACアドレスと、同一グループに属する他のノードからの「Hello」メッセージの送信元MACアドレスの値を比較し、そのグループにおける自ノードの状態を定める。
【0090】
なお、ここに示した比較項目(有効ポート数、ブリッジ優先度、MACアドレス)や、その適用順序は一例であり、本発明は、これに限定されない。また、この比較項目や適用順序を設定により任意に変更可能としてもよい。また、MACアドレスについては、その値の小さいノードが優先度が高いとしてもよい。
【0091】
図1に示したグループ1の例では、ポート111,112,211,212がグループ1に明示的に指定されている。そのため、これらのポートは「Active」ポート、「Standby」ポート、または「Listen」ポートのいずれかとなる。ここでは、明示的にグループ1を指定されたポートを保有するノードは、ノード11とノード12の2つなので、「Listen」ポートはない。
【0092】
ノード11,12はともに有効ポート数が2つである。また、ノード11のブリッジ優先度は「1」であり、ノード12のブリッジ優先度は「2」である。したがって、ノード11は、ノード12よりもブリッジ優先度が高いので、ノード12よりも優先度が高いこととなり、そのポート111,112が「Active」ポートとなる。そして、ノード12のポート121,122が「Standby」ポートとなる。
【0093】
図1に示したグループ2の例では、ポート151,152,161,16,171,172は明示的にグループを指定されておらず、また「Disable」も指定されていないので、「Aware」ポートとなる。ポート153,163,173は明示的にグループを指定されていないが、明示的に「Disable」を指定されているので、「Disable」ポートとなる。
【0094】
ポート133〜135,143〜145は明示的にグループ2に指定されている。そのため、これらのポートは、「Active」ポート、「Standby」ポート、または「Listen」ポートのいずれかとなる。ここでは、明示的にグループ2を指定されたポートを保有するノードがノード13とノード14の2つなので、「Listen」ポートはない。
【0095】
ノード13,14はともに有効ポート数が3つである。また、ノード13のブリッジ優先度は「1」であり、ノード14のブリッジ優先度は「2」である。したがって、ノード13のポート133〜135が「Active」ポートとなり、ノード14のポート143〜145が「Standby」となる。
【0096】
このように定められたポート種別により、通常フレームに対する処理が異なる。通常フレームとは、ノード間のメッセージでなく、ユーザからのデータを送るためのフレーム。
【0097】
ノードは、「Active」ポート、「Aware」ポート、および「Disable」ポートにおいて、通常フレームをブリッジのフォワーディング処理に従ってフォワーディングする。つまり、これらのポートで受信した通常フレームを所定のポートから出力する。
【0098】
ノードは、「Standby」ポートまたは「Listen」ポートにおいて、通常フレームに対してフォワーディング処理をしない。
【0099】
図1において、端末18からブロードキャストアドレスの通常フレームを送信すると、ノード11,13,15〜17は、その通常フレームをフラッディングする。フラッディングとは、あるポートから受信したフレームが所定のMACアドレスを有する場合に、そのフレームを他の全てのポートから送信する処理である。フラッディングすべきフレームのMACアドレスは、「ブロードキャストアドレス」、「マルチキャストアドレス」、または「MACラーニングにより学習されていないユニキャストアドレス」である。
【0100】
ノード12は、ポート121,122が「Standby」ポートなので、そこで受信した通常フレームに対してフォワーディング処理せずに廃棄する。ノード14は、ポート143〜145が「Standby」ポートなので、そこで受信した通常フレームを廃棄し、フォワーディング処理をしない。また、ノード14は、「Aware」ポートであるポート141,142で受信した通常フレームを、「Standby」ポートであるポート143〜145において、フォワーディング処理せずに廃棄する。
【0101】
この状態から、いずれかのノード、ポートあるいはリンクに異常が発生すると、グループ内の各ポートのポート種別が遷移する。ポート種別が遷移する要因としては、有効ポート数すなわちリンクアップ状態のポート数の変化、ノードに明示的に設定されたブリッジ優先度の変更、「Hello」メッセージの消失、「Resign」または「Stay」メッセージの検出がある。ノードは、図2に示した冗長構築用メッセージを監視することにより、これらの要因を認識できる。
【0102】
冗長構築用メッセージには、「Hello」、「Rise」、「Sink」、「Resign」、「Stay」、「Clear」の6つのタイプがある。各ノードは、メッセージタイプフィールドによりタイプを判別する。
【0103】
「Hello」メッセージは、「Active」ポート、「Standby」ポート、または「Listen」ポートを保有するノード同士が、自身の認識している冗長構成に関する情報を交換するためのメッセージである。
【0104】
各ノードは、「Hello」メッセージを使用して、自ノードの有効ポート数、ブリッジ優先度、MACアドレスを隣接ノードに対して定期的に通知する。
【0105】
「Rise」メッセージは、「Standby」ポートを有するノードが、「Active」ポートを有するノードよりも優先度が高くなったと認識し、「Active」ノードへの遷移を即時に要求するときに送信するメッセージである。「Standby」ポートが新たに「Active」ポートに遷移するためには、現在の「Active」ポートが他のポート種別になる必要があるので、「Rise」メッセージによってそれが促される。「Standby」ポートを有するノードだけが「Rise」メッセージを生成することができる。そして、「Rise」メッセージは「Standby」ポートから送信される。
【0106】
「Sink」メッセージは、「Active」ポートを有するノードが「Standby」ポートを有するノード、または「Active」ポートを有する他のノードよりも優先度が低くなったと認識し、「Standby」ポートへの遷移を即時に要求するときに送信するメッセージである。
【0107】
なお、「Active」ポートが2つ以上存在するのは過渡的な状態である。新規増設するノードを電源オンの状態でネットワークに接続したときや、運用中のネットワーク同士を相互に接続したときに過渡的な状態が生じる。
【0108】
「Active」ポートを有するノードだけが「Sink」メッセージを生成することができる。そして、「Sink」メッセージは「Active」ポートから送信される。
【0109】
「Resign」メッセージは、「Active」ポートを有するノードが、自ノードよりも優先度が高くなった「Standby」ポートを有するノードから、「Rise」メッセージを受信したとき、自ノードが「Standby」ポートに遷移することを通知するためのメッセージである。
【0110】
「Active」ポートを有するノードだけ「Resign」メッセージを生成することができる。そして、「Resign」メッセージは「Active」ポートから送信される。
【0111】
「Stay」メッセージは、「Active」ポートを有するノードが、同じく「Active」ポートを有するが、自身よりも優先度が低いノードから、「Sink」メッセージを受信したときに、自ノードが「Active」ポートに留まることを通知するためのメッセージである。つまり、「Active」ポートを有するノードが、「Active」ポートを有する他のノードの「Active」ポートが「Standby」ポートに遷移することを許可するものである。したがって、「Active」ポートを有するノードだけが「Stay」メッセージを生成することができる。そして、「Stay」メッセージは「Active」ポートから送信される。
【0112】
「Clear」メッセージは、ノード内のMACラーニングテーブルのクリアを要求するためのメッセージである。MACラーニングテーブルをクリアするのは、「Active」ポートが替わったときに、対向するノードが新たな「Active」ポートに通常フレームを送信できるようにするためである。
【0113】
「Active」ポートを有するノードが、そのポートが「Standby」ポートに遷移したときに「Clear」メッセージを生成する。そして、「Clear」メッセージは、制御対象のポートを含むグループに属していないポートから送信される。
【0114】
各ノードは、「Aware」ポートにおいて、これらメッセージの情報を覗き見するが、生成したメッセージを送信することはなく、一方、他のノードから受信したメッセージのフレームはフォワーディングする。
【0115】
各ノードは、「Disable」ポートにおいて、これらのメッセージの情報を覗き見するが、生成したメッセージを送信することはなく、また、他のノードのから受信したメッセージのフォワーディングも行わない。
【0116】
本実施形態のポートの状態遷移について説明する。ポートの状態遷移はグループ毎に行われる。図4において、「Initial」ステートにあるポートは「Initial」ポートであり、「Aware」ステートにあるポートは「Aware」ポート、「Disable」sテートにあるポートは「Disable」ポートである。他のステートについても同様である。
【0117】
図4の状態遷移図を参照すると、起動直後の各ポートは「Initial」ポートとなる。その後、いずれのグループも指定されておらず、「Disable」も指定されていないポートは、「Aware」ステートに遷移する。いずれのグループも指定されていないが、明示的に「Disable」を指定されているポートは、「Disable」ステートに遷移する。「Aware」ポートおよび「Disable」ポートは、ノードが再起動、またはリンクがダウンしない限り状態遷移しない。
【0118】
いずれかのグループを指定されたポートは、「Initial」ステートから「Learn」ステートに遷移する。
【0119】
「Learn」ポートでは、「Hello」メッセージの監視が行われるが、冗長構築用メッセージも含め全てのフレームの生成および送受信は行われない。「Learn」ステートに遷移したポートを有するノードはタイマによる一定時間の計測を開始する。
【0120】
この一定時間内に「Learn」ポートで「Hello」メッセージを全く受信しなければ、そのポートは「Active」ステートに遷移する。一定時間内に「Active」ポートを有するノード以外のノードから「Hello」メッセージを受信しなければ、そのポートは「Standby」ステートに遷移する。「Standby」または「Listen」ポートを有するノードから「Hello」メッセージを受信すると、そのポートは、即座に「Listen」ステートに遷移する。
【0121】
「Active」ポートを有するノードは、「Standby」ポートを有する他のノードから「Rise」メッセージを受信したとき、自ノードの優先度と「Rise」メッセージから分かる他のノードの優先度を比較し、自ノードの方が優先度が低ければ、「Resign」メッセージを送信して、「Active」ポートを「Standby」ステートに遷移させる。
【0122】
また、「Active」ポートを有するノードは、「Rise」メッセージの受信以外で、「Standby」ポートよりも自身のポートの優先度が低いことを検出すると、「Sink」メッセージを送り、「Active」ステートに留まる。
【0123】
また、「Active」ポートを有するノードは、同じく「Active」ポートを有する他のノードからターゲットブリッジ・フィールドに自ノードが示された「Stay」メッセージを受信すると、その「Active」ポートを「Standby」ステートに遷移させる。
【0124】
また、「Active」ポートを有するノードは、他の「Active」ポートを有するノードから、自身の「Active」ポートよりも優先度の低い「Sink」メッセージを受信すると、「Stay」メッセージを送り、「Active」ステートに留まる。
【0125】
また、「Active」ポートを有するノードは、同じく「Active」ポートを有するノードに対して、「Sink」メッセージを一定時間送信しても「Stay」メッセージを受信できなければ、その「Active」ポートを「Standby」ステートに遷移させる。
【0126】
「Standby」ポートを有するノードは、「Active」ポートを有する他のノードからターゲットブリッジ・フィールドに自ノードが示された「Resign」メッセージを受信すると、その「Standby」ポートを「Active」ステートに遷移させる。
【0127】
また、「Standby」ポートを有するノードは、「Active」ポートを有する他のノードから「Hello」メッセージを一定時間受信できなければ、「Standby」ポートを「Active」ステートに遷移させる。
【0128】
また、「Standby」ポートを有するノードは、自ノードの優先度に変更が生じると、その変更内容と、「Hello」メッセージにより事前に入手した「Listen」ポートを有する他のノードからの情報とを比較し、自ノードの方が優先度が低ければ、「Standby」ポートを「Listen」ステートに遷移させる。
【0129】
また、「Standby」ポートを有するノードは、「Listen」ポートを有する他のノードから「Hello」メッセージを受信すると、自ノードの状態とそのメッセージの情報とを比較し、自ノードの方が優先度が低ければ、「Standby」ポートを「Listen」ステートに遷移させる。
【0130】
また、「Standby」ポートを有するノードは、「Standby」ポートを有する他のノードから「Hello」メッセージを受信すると、自ノードの状態と本メッセージの情報とを比較し、自ノードの方が優先度が低ければ、「Standby」ポートを「Listen」ステートに遷移させる。
【0131】
「Listen」ポートを有するノードは、自ノードの優先度に変更が生じると、その変更内容と、「Hello」メッセージにより事前に入手した「Standby」ポートを有する他のノードからの情報とを比較し、自ノードの方が優先度が高ければ、「Listen」ポートを「Standby」ステートに遷移させる。
【0132】
また、「Listen」ポートを有するノードは、「Standby」ポートを有するノードから「Hello」メッセージを受信すると、自ノードの状態とそのメッセージの情報とを比較し、自ノードの方が優先度が高ければ、「Listen」ポートを「Standby」ステートに遷移させる。
【0133】
また、「Listen」ポートを有するノードは、「Standby」ポートを有するノードから「Hello」メッセージを一定時間受信できなければ、「Listen」ポートを「Standby」ステートに遷移させる。
【0134】
ここで動作例として、図1の状態から、ノード13のポート133とノード15のポート151の間にリンク異常が発生したとする。ポート133がダウンするため、ノード13のグループ2における有効ポート数が「3」から「2」になる。ノード13は、有効ポート数が変更になったことを「Hello」メッセージによりノード14に通知する。
【0135】
ノード14は、「Active」ポートを有するノード13から、ノード13の優先度が低下したことを示す「Hello」メッセージを受信する。そのため、ノード14は、「Standby」ポートを「Active」ポートに遷移したいということを「Rise」メッセージによりノード13に通知する。
【0136】
ノード13は、自ノードよりも優先度の高いノード14から「Rise」メッセージを受信すると、ポート134,135を「Active」ポートから「Standby」ポートに遷移し、その旨を「Resign」メッセージによりノード14に通知する。
【0137】
「Resign」メッセージを受信したノード14は、ポート143〜145を「Standby」ポートから「Active」ポートに遷移させる。以上の状態遷移により、ネットワークでは、図5に示された経路が構築される。また、ポート133とポート151の間のリンク異常により、グループ1の冗長構成に影響を与えることはない。
【0138】
さらに動作例として、図5に示した状態から、ノード13のポート133とノード15のポート151の間のリンクが正常の復旧したとする。ノード13は、ポート133が復旧したため、グループ2における有効ポート数が「2」から「3」になる。ノード13は、自ノードの状態と事前に「Hello」メッセージより入手したノード14の情報とを比較し、ブリッジ優先度から自ノードの方が優先度が高いことを認識する。
【0139】
ノード13は、「Standby」ポート133〜135を「Active」ポートへ遷移させるために、「Rise」メッセージをノード4に送信する。ノード14は、ノード13が自ノードより優先度が高いことを示す「Rise」メッセージをノード13から受信する。そのため、ノード13に対して「Resign」メッセージを送信し、自ノードの「Active」ポート143〜145を「Standby」ポートへ遷移させる。
【0140】
「Resign」メッセージを受信したノード13は、「Standby」ポート133〜135を「Active」ポートへ遷移させる。以上の状態遷移により、ネットワークは図1の経路構成に戻る。また、ポート133とポート151間でリンクが復旧しても、グループ1の冗長構成に影響を与えることはない。
【0141】
以上説明したように、本実施形態では冗長構成はグループ単位で構築されることとしたが、グループをさらにインスタンス単位に分割し、インスタンス毎に冗長構成を制御することとしてもよい。
【0142】
各ノードは、図2に示したインスタンス番号フィールドにより、グループ内における各インスタンスを認識する。なお、インスタンス番号は、グループ内でインスタンスを識別する番号なので、他のグループに同値のインスタンスが存在することがあるが、それは全く異なるものである。
【0143】
各インスタンスには複数のVLANをマッピングすることができるが、VLAN単位で冗長構成を構築しようとする場合、VLAN番号値とインスタンス番号値を同値に指定すればよい。この場合、VLANの数だけインスタンスが存在することとなる。
【0144】
また、冗長構築のためのノードの識別にはVLANタグを用いず、インスタンス番号値を用いることとして、図2に示したメッセージは、ノードのポートがIEEE802.1Q VLANタグポートであっても、アンタグ・フレームにより転送される。各ノードは、全ての冗長構築用メッセージをアンタグ・フレームにより転送する。
【0145】
以上説明したように、イーサネットによるネットワークが複数のグループに分割され、グループ毎にレイヤ2での冗長構成が構築がされるので、グループ内の優先度だけで経路が決まり、経路変更によるネットワークへの影響が少なく、また、障害発生および復旧時に経路が早く確定する。レイヤ2のネットワーク(例えば、ブロードキャストドメイン)の構成と別個の構成を有する小さなネットワークであるグループの概念をレイヤ2の冗長構築に導入することにより、レイヤ2のネットワーク構成に束縛されて複雑化する冗長構築の単純化が可能となっている。
【0146】
また、各グループ毎にホットスタンバイ形式の冗長構成がとられているので、経路の切り替えが早く完了する。
【0147】
また、ネットワーク全体の規模が冗長構成の構築に影響を与えないので、レイヤ2のネットワーク規模が制限されることがない。
【0148】
また、障害発生時には、障害の発生したグループ内で冗長構成の構築制御がされるので、グループ内から容易に障害箇所を特定することができる。
【0149】
また、レイヤ2の冗長構成が各グループ内に閉じているので、ノードの増設のようなネットワークの物理的なトポロジーの変更をネットワークの既設部分に影響を与えること無く容易に行うことができる。
【0150】
また、「Active」ポートおよび「Standby」ポートの他に、さらに任意で「Listen」ポートを複数用意することができるので、冗長構成による信頼性のレベルを自由に選択することができる。
【0151】
また、冗長構築用メッセージが、IEEE802.1Q VLANタグを使用しないアンタグ・フレームにより処理されるため、VLANネットワークから独立した冗長構成を構築することができ、VLANタグが複数スタックされる拡張されたVLANネットワークにおいても冗長構成をとることができる。
【0152】
また、グループ内は、さらにインスタンス単位に冗長構成が分割できるため、VLAN単位または複数VLANを1つにまとめた単位で冗長ネットワークを構築することができ、各リンクへの負荷分散が可能である。
【0153】
また、インスタンス単位でVLANの冗長構成を構築することができるので、VLAN毎に行う場合に比べて、冗長構成を構築する処理の並列数が削減され、処理量が軽減される。
【0154】
本発明の他の実施形態について説明する。図6は、本発明の他の実施形態のネットワークの構成を示す図である。図6を参照すると、ネットワークは、ノード51〜19で構成去れている。ここで、ノード51〜57はブリッジであるとする。
【0155】
ノード51のポート511はノード53のポート531に物理的に接続されている。同様に、ノード51のポート512はノード54のポート541に接続されている。ノード52のポート521はノード53のポート532に接続されている。ノード52のポート522はノード54のポート542に接続されている。
【0156】
ノード53のポート533はノード55のポート551に接続されている。同様に、ノード54のポート543はノード56のポート561に接続されている。
【0157】
ノード55のポート552はノード57のポート571に接続されている。同様に、ノード55のポート553はノード58のポート581に接続されている。ノード55のポート554はノード59のポート591に接続されている。ノード56のポート562はノード57のポート572に接続されている。ノード56のポート563はノード58のポート582に接続されている。ノード56のポート564はノード59のポート592に接続されている。
【0158】
ノード57のポート573には端末60が接続されている。同様に、ノード58のポート583には端末61が接続されている。ノード59のポート593には端末62が接続されている。
【0159】
ノード51〜59は、図1のノード11〜17と同様に、冗長構成を制御し、フレームを転送する経路を構築するために冗長構築用フレームを相互にやりとりする。
【0160】
ただし、図6において、ノード53のポート533とノード55のポート551の間でリンク異常が発生しても、1対1のノード接続区間であるため、グループ1,2ともに、グループを明示的に指定された制御対象のポートを有するノード1,2,5,6では優先度の変化がない。しかし、ノード53を経由するルートはフレームを疎通できなくなるので、フレームの到達性を確保するためには、切り替えが必要である。
【0161】
そこで、本実施形態の各ノードは、図1のノードと異なり、特定のポートがリンクダウンした場合に、設定により指定された他のポートをリンクダウンとすることにより、制御対象のポートでリンクダウンが生じなくても制御対象ポートを切り替えが可能となる。なお、このとき、他のポートを実際にリンクダウンさせてもよく、また、リンクダウンしたのと同様に扱うこととしてもよい。
【0162】
具体的には、各ノードには、制御対象ではないがリンク状態を監視すべき「Trigger」ポートと、「Trigger」ポートがリンクダウンしたときに、即座にリンクダウンとする「Depend」ポートとが明示的に設定される。そして、各ノードは、「Trigger」ポートがリンクダウンすると、「Depend」ポートもリンクダウンとする。また、「Trigger」ポートがリンクアップすると、「Depend」ポートもリンクアップとする。
【0163】
図6の例では、ノード53のポート533、ノード54のポート543、ノード55のポート551、およびノード56のポート561を「Trigger」ポートに明示的に指定すればよい。
【0164】
また、ノード53のポート531,532を、「Trigger」ポートであるポート533に対する「Depend」ポートに明示的に指定すればよい。ノード54のポート541,542を、「Trigger」ポートであるポート543に対する「Depend」ポートに明示的に指定すればよい。
【0165】
また、ノード55のポート552〜554を、「Trigger」ポートであるポート551に対する「Depend」ポートに明示的に指定すればよい。ノード56のポート562〜564を、「Trigger」ポートであるポート561に対する「Depend」ポートに明示的に指定すればよい。
【0166】
例えば、ノード53のポート533とノード55のポート551の間でリンク異常が発生すると、「Trigger」ポート533,551がリンクダウンする。これらの「Trigger」ポートのリンクダウンより、「Depend」ポート531,532,552〜554がリンクダウンとなる。
【0167】
これにより、グループ1では、ノード51のポート511,512が「Active」ポートから「Standby」ポートへ遷移する。また、ノード52のポート521,522が「Standby」ポートから「Active」ポートへ遷移する。
【0168】
グループ2では、ノード55のポート552〜554が「Active」ポートから「Standby」ポートへ遷移する。また、ノード56のポート562〜564が「Standby」ポートから「Active」ポートへ遷移する。
【0169】
これにより、1対1のノード接続区間においてリンク障害が発生しても、そのリンク障害によりフレームの疎通に影響を受けるリンクの冗長構成を制御して、フレームの経路を切り替えるので、フレームの到達性が確保される。
【0170】
【発明の効果】
本発明によれば、冗長構成の組をなすリンクに接続された複数のノードを同じグループに括り、そのグループ内のノード同士でメッセージにより通信することにより、各ノードがグループ内での自身の制御対象ポートの優先度を定め、その優先度に従って制御対象ポートの状態を定めるので、グループ内の優先度だけで経路が決まり、経路変更によるネットワークへの影響が少なく、また、障害発生および復旧時に経路が早く確定する。レイヤ2のネットワーク(例えば、ブロードキャストドメイン)の構成と別個の構成を有する小さなネットワークであるグループの概念をレイヤ2の冗長構築に導入することにより、レイヤ2のネットワーク構成に束縛されて複雑化する冗長構築の単純化が可能となっている。
【0171】
また、ネットワーク全体の規模が冗長構成の構築に影響を与えないので、レイヤ2のネットワーク規模が制限されることがない。また、障害発生時には、障害の発生したグループ内で冗長構成の構築制御がされるので、グループ内から容易に障害箇所を特定することができる。また、レイヤ2の冗長構成が各グループ内に閉じているので、ノードの増設のようなネットワークの物理的なトポロジーの変更を、ネットワークの既設部分に影響を与えること無く容易に行うことができる。
【0172】
また、グループをインスタンス単位に分割して冗長構築ができるので、各リンクへの負荷分散が可能である。また、インスタンス単位で仮想ネットワークの冗長構築を行うので、仮想ネットワーク毎に行う場合と比べて、冗長構築処理の並列数が削減され、処理量が軽減される。
【0173】
また、仮想ネットワークを識別するためのタグ情報を用いずに、冗長構成に関する情報のメッセージを送受信することができるので、仮想ネットワークが複数スタックされるようなレイヤ2のネットワーク構成に適用可能である。例えば、IEEE802.1Q VLANタグを使用しないアンタグ・フレームを用い、インスタンス識別情報を付加してメッセージを転送することにより、VLANネットワークから独立した冗長構築が可能となり、VLANタグが複数スタックされる拡張されたVLANネットワークにも適用可能である。
【0174】
また、冗長の無い1対1のノード接続区間においてリンク障害が発生しても、そのリンク障害によりフレームの疎通に影響を受けるリンクの障害として扱って冗長構築を行うので、冗長の無い区間を有するネットワークにも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のネットワークの構成を示す図である。
【図2】冗長構築用フレームの一例に含まれる各フィールドの内容を示す表である。
【図3】本実施形態のノードの構成を示すブロック図である。
【図4】各ノードのポートの状態遷移の一例を示す図である。
【図5】リンク異常時のネットワークの動作を説明するための図である。
【図6】本発明の他の実施形態のネットワークの構成を示す図である。
【符号の説明】
11〜17,51〜59 ノード
111,112,121,122,131〜135,141〜145,151〜153,161〜163,171〜173,511,512,521,522,531〜533,541〜543,551〜554,561〜564,571〜573,581〜583,591〜593 ポート
18〜20,60〜62 端末
21〜23 ポート
24〜26 挿入分離部(Add/Drop)
27〜29 フィルタ
30 スイッチ部
31 コントローラ

Claims (40)

  1. 冗長構成を有するレイヤ2のネットワークシステムであって、
    冗長構成の組をなす複数のリンクに接続された制御対象ポートの各々を有する同士が、冗長構築の単位となる同じグループに属し、リンク状態を反映した冗長構成に関する情報を含むメッセージを該グループ内で送受信することによりノード毎に定まる前記制御対象ポートの優先度に従って、前記グループ内の冗長構築における自身の制御対象ポートの冗長制御状態を定める複数の第1のノードと、
    冗長構成の組をなす複数の前記リンクを介して複数の前記第1のノードと接続され、いずれかの第1のノードから送信された前記メッセージを、同じ前記グループ内の他の第1のノードに転送する少なくとも1つの第2のノードとを有するネットワークシステム。
  2. 前記第1のノードは、前記制御対象ポートで通常フレームを転送するか否かを該制御対象ポートの冗長制御状態に応じて制御することにより冗長構成における経路選択を行う、請求項1記載のネットワークシステム。
  3. 前記冗長構成に関する情報は前記優先度を含む、請求項1または2に記載のネットワークシステム。
  4. 前記第1のノードは、自身の有する前記制御対象ポートが前記グループ内で最も優先度が高い場合に、該制御対象ポートで前記通常フレームを転送する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
  5. 前記第1のノードは、自身の有する前記制御対象ポートの属する前記グループを示す情報が予め明示的に設定されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
  6. 前記第1のノードは、前記グループ内の前記第1のノードのうち、リンクアップ状態となっている制御対象ポートの数が多い第1のノードが有する前記制御対象ポートの優先度が高いと判断する、請求項1〜5のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
  7. 前記グループ内の前記第1のノードの各々に予めブリッジ優先度が設定されており、前記第1のノードは、該ブリッジ優先度が高い程前記優先度が高いと判断する、請求項1〜6のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
  8. 前記ネットワークシステム内に少なくとも1つの仮想ネットワークが構成されており、前記第1のノードは、前記仮想ネットワークが分類されたインスタンス毎に独立して、冗長構築における前記制御対象ポートの冗長制御状態を定める、請求項1〜7のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
  9. 前記メッセージは、インスタンス識別情報によって識別される、請求項8記載のネットワークシステム。
  10. 前記ネットワークシステム内に少なくとも1つの仮想ネットワークが構成されており、前記第1のノードは、前記仮想ネットワーク毎に独立して、冗長構築における前記制御対象ポートの冗長制御状態を定める、請求項1〜7のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
  11. 前記第1および第2のノードは、前記ネットワークにおける冗長の無い区間のリンクに接続されている場合、該リンクの障害を、自身に接続された冗長構成の組をなす他のリンクの障害として動作する、請求項1〜10のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
  12. 冗長構成を有するレイヤ2のネットワークシステムを構成するノード装置であって、
    リンクにより前記ノード装置間を相互接続する複数のポートと、
    冗長構成の組をなす複数のリンクの各々に接続された同士が属するグループ内の他のノード装置との間で、リンク状態を反映した冗長構成に関する情報を含むメッセージを前記ポートを介して送受信することにより、ノード毎に定まる自身のポートの優先度を定め、該優先度に従って前記グループ内の冗長構築における自身の前記ポートの冗長制御状態を定めるコントローラと、
    前記ポートにて受信された他のノードからの前記メッセージを前記コントローラに送り、前記コントローラから前記他のノードへの前記メッセージを前記ポートから送信する挿入分離手段と、
    前記ポートで送受信されるフレームを、前記コントローラによって定められた前記ポートの冗長制御状態に応じて廃棄するフィルタ手段と、
    いずれかのポートにて受信され、前記フィルタ手段により廃棄されていない通常フレームを他の所定のポートから送信するスイッチ手段とを有するノード装置。
  13. 前記コントローラは、冗長構成の組をなすリンクに接続されたポートで前記通常フレームを転送するか廃棄するかを、前記ポートの冗長制御状態に応じて決定し前記フィルタ手段に指示する、請求項12記載のノード装置。
  14. 前記冗長構成に関する情報は前記優先度を含む、請求項12または13に記載のノード装置。
  15. 前記コントローラは、自身の有する前記ポートが前記グループ内で最も優先度が高い場合に、該ポートで前記通常フレームを転送することを決定する、請求項12〜14のいずれか1項に記載のノード装置。
  16. 自身の属する前記グループが予め設定されている、請求項12〜15のいずれか1項に記載のノード装置。
  17. 前記コントローラは、前記グループ内の前記ノード装置のうち、リンクアップ状態となっている、冗長構成の組をなすリンクに接続された前記ポートの数が多いノード装置が有する前記ポートの優先度が高いと判断する、請求項12〜16のいずれか1項に記載のノード装置。
  18. 前記グループ内の前記ノード装置の各々に予めブリッジ優先度が設定されており、前記コントローラは、該ブリッジ優先度が高い程前記優先度が高いと判断する、請求項12〜17のいずれか1項に記載のノード装置。
  19. 前記ネットワークシステム内に少なくとも1つの仮想ネットワークが構成されており、前記コントローラは、前記仮想ネットワークが分類されたインスタンス毎に独立して、冗長構築における前記ポートの冗長制御状態を定める、請求項12〜18のいずれか1項に記載のノード装置。
  20. 前記メッセージは、インスタンス識別情報によって識別される、請求項19に記載のノード装置。
  21. 前記ネットワークシステム内に少なくとも1つの仮想ネットワークが構成されており、前記コントローラは、前記仮想ネットワーク毎に独立して、冗長構築における前記制御対象ポートの冗長制御状態を定める、請求項12〜18のいずれか1項に記載のノード装置。
  22. 前記ノード装置が前記ネットワークにおける冗長の無い区間のリンクに接続されている場合、前記コントローラは、該リンクの障害を、自身に接続された冗長構成の組をなす他のリンクの障害として動作する、請求項12〜21のいずれか1項に記載のノード装置。
  23. レイヤ2のネットワークシステムの冗長構築を行うための、前記ネットワークシステムを構成するノードの各々における冗長構築方法であって、
    冗長構成の組をなす複数のリンクの各々に接続された同士が属するグループ内の他のノードとの間で、リンク状態を反映した冗長構成に関する情報を含むメッセージを送受信することにより、ノード毎に定まる自身のポートの優先度を定めるステップと、
    該優先度に従って前記グループ内の冗長構築における自身の前記ポートの冗長制御状態を定めるステップと、
    自身の前記ポートの冗長制御状態に応じて、該ポートで通常フレームを転送するか否かを制御することにより経路選択を行うステップとを有する冗長構築方法。
  24. 自身の有する制御対象の前記ポートが前記グループ内で最も優先度が高い場合に該ポートで前記通常フレームを転送する、請求項23に記載の冗長構築方法。
  25. 前記冗長構成に関する情報は前記優先度を含む、請求項23または24に記載の冗長構築方法。
  26. 前記グループ内で、リンクアップ状態となっている制御対象のポートの数が多いノードの有する制御対象の前記ポートの優先度が高いと判断する、請求項23〜25のいずれか1項に記載の冗長構築方法。
  27. 前記グループ内の、制御対象の前記ポートを有する前記ノードの各々に予めブリッジ優先度が設定されており、前記ノードの該ブリッジ優先度が高い程、該ノードの前記ポートの前記優先度が高いと判断する、請求項23〜26のいずれか1項に記載の冗長構築方法。
  28. 前記ネットワークシステム内に少なくとも1つの仮想ネットワークが構成されており、前記仮想ネットワークが分類されたインスタンス毎に独立して、冗長構築における前記ポートの冗長制御状態を定める、請求項23〜27のいずれか1項に記載の冗長構築方法。
  29. 前記メッセージは、インスタンス識別情報によって識別される、請求項28に記載の冗長構築方法。
  30. 前記ネットワークシステム内に少なくとも1つの仮想ネットワークが構成されており、前記仮想ネットワーク毎に独立して、冗長構築における前記制御対象ポートの冗長制御状態を定める、請求項23〜27のいずれか1項に記載の冗長構築方法。
  31. 前記ノードが前記ネットワークにおける冗長の無い区間のリンクに接続されている場合、該リンクの障害を、自身に接続された冗長構成の組をなす他のリンクの障害として動作する、請求項23〜30のいずれか1項に記載の冗長構築方法。
  32. レイヤ2のネットワークシステムの冗長構築を行うために、前記ネットワークシステムを構成するノードの各々に用いられる冗長構築プログラムであって、
    冗長構成の組をなす複数のリンクの各々に接続された同士が属するグループ内の他のノードとの間で、リンク状態を反映した冗長構成に関する情報を含むメッセージを送受信することにより、ノード毎に定まる自身のポートの優先度を定める処理と、
    該優先度に従って前記グループ内の冗長構築における自身の前記ポートの冗長制御状態を定める処理と、
    自身の前記ポートの冗長制御状態に応じて、該ポートで通常フレームを転送するか否かを制御することにより経路選択を行う処理とを有する冗長構築プログラム。
  33. 自身の有する制御対象の前記ポートが前記グループ内で最も優先度が高い場合に該ポートで前記通常フレームを転送する、請求項32に記載の冗長構築プログラム。
  34. 前記冗長構成に関する情報は前記優先度を含む、請求項29または33に記載の冗長構築プログラム。
  35. 前記グループ内で、リンクアップ状態となっている制御対象のポートの数が多いノードの有する制御対象の前記ポートの優先度が高いと判断する、請求項32〜34のいずれか1項に記載の冗長構築プログラム。
  36. 前記グループ内の、制御対象の前記ポートを有する前記ノードの各々に予めブリッジ優先度が設定されており、前記ノードの該ブリッジ優先度が高い程、該ノードの前記ポートの前記優先度が高いと判断する、請求項32〜35のいずれか1項に記載の冗長構築プログラム。
  37. 前記ネットワークシステム内に少なくとも1つの仮想ネットワークが構成されており、前記仮想ネットワークが分類されたインスタンス毎に独立して、冗長構築における前記ポートの冗長制御状態を定める、請求項32〜36のいずれか1項に記載の冗長構築プログラム。
  38. 前記メッセージは、インスタンス識別情報によって識別される、請求項37に記載の冗長構築プログラム。
  39. 前記ネットワークシステム内に少なくとも1つの仮想ネットワークが構成されており、前記仮想ネットワーク毎に独立して、冗長構築における前記制御対象ポートの冗長制御状態を定める、請求項32〜36のいずれか1項に記載の冗長構築プログラム。
  40. 前記ノードが前記ネットワークにおける冗長の無い区間のリンクに接続されている場合、該リンクの障害を、自身に接続された冗長構成の組をなす他のリンクの障害として動作する、請求項32〜39のいずれか1項に記載の冗長構築プログラム。
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