JP4257504B2 - 立体映像データ処理装置、立体映像データ伝送装置、立体映像データ記録装置 - Google Patents

立体映像データ処理装置、立体映像データ伝送装置、立体映像データ記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4257504B2
JP4257504B2 JP2003121731A JP2003121731A JP4257504B2 JP 4257504 B2 JP4257504 B2 JP 4257504B2 JP 2003121731 A JP2003121731 A JP 2003121731A JP 2003121731 A JP2003121731 A JP 2003121731A JP 4257504 B2 JP4257504 B2 JP 4257504B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video data
stereoscopic video
data
resolution
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003121731A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004328463A (ja
Inventor
哲史 糸井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2003121731A priority Critical patent/JP4257504B2/ja
Publication of JP2004328463A publication Critical patent/JP2004328463A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4257504B2 publication Critical patent/JP4257504B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多視点高解像度の立体映像データのデータ量を制御する立体映像データ処理装置に関する。
【0002】
また、本発明は、多視点高解像度の立体映像データのデータ量を制御してインターネットへ伝送する立体映像データ伝送装置および多視点高解像度の立体映像データのデータ量を制御してDVDレコーダまたはハードディスクレコーダなどの記録媒体に記録する立体映像データ記録装置に関する。
【0003】
【従来の技術】
立体映像データは、複数の視点のそれぞれに対応する複数の画像データからなる。言い換えると、立体映像データは、1つの表示画素に対応する画像データを複数の視点ごとに有している。
【0004】
従来、立体映像データを圧縮して出力する立体映像圧縮装置を備えたシステムとして、図18に示されるシステムが提案されている。
【0005】
図18に示したシステムは、画像圧縮部1804と、送信・記録部1805と、受信・再生部1806と、画像伸長部1807とを備える。
【0006】
画像圧縮部1804は、左目画像データ(図18において「○」で示した部分)1802と右目画像データ(図18において「×」で示した部分)1803とから構成された2視点立体映像データ1801を入力し、入力する2視点立体映像データ1801を圧縮する。画像圧縮部1804は、圧縮した2視点立体映像データを送信・記録部1805へ出力する。
【0007】
送信・記録部1805は、画像圧縮部1804で圧縮された2視点立体映像データをインターネット等の通信ネットワークへ送信する。また、送信・記録部1805は、画像圧縮部1804で圧縮された2視点立体映像データをディスク等の記録媒体(ストレージ)へ記録する。
【0008】
受信・再生部1806は、通信ネットワークを介して入力する2視点立体映像データの圧縮データを受信し、受信した2視点立体映像データの圧縮データを画像伸長部1807へ出力する。また、受信・再生部1806は、記録媒体から2視点立体映像データの圧縮データを読み取り、読み取った2視点立体映像データの圧縮データを画像伸長部1807へ出力する。
【0009】
画像伸長部1807は、受信・再生部1806が出力する2視点立体映像データの圧縮データを立体画像として伸長処理を施して2視点立体映像データ1808を生成する。
【0010】
立体映像データのインターネットへの伝送中にネットワークが混雑して立体映像データのビットレートを低減しなければならなくなった場合、画像圧縮部1804で画像圧縮率を上げることにより立体映像データのデータ量を削減して、ビットレートを低減している。
【0011】
また、立体映像データの記録媒体への記録中に記録媒体の残記録容量が不足して立体映像データを十分記録できる余裕がなくなり、立体映像データのビットレートを低減しなければならなくなった場合、画像圧縮部1804で画像圧縮率を上げることにより立体映像データのデータ量を削減して、ビットレートを低減している。
【0012】
画像圧縮部1804での画像圧縮は、立体映像データが有する複数の視点に対応する複数の画像データのすべてに対して画像圧縮率を上げて、複数の画像データのすべてのビットレートを低減している。この場合、各視点のそれぞれに対応する複数の画像の解像度がすべて下がり、各視点のそれぞれに対応する複数の画像の画質がすべて劣化する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
画像圧縮部1804の画像圧縮率を上げて立体映像データのビットレートを低減する場合、以下のような問題点がある。
【0014】
立体映像データの中には、各視点に対応するすべての画像の解像度を下げて画質が劣化するように立体映像データを削減するより、立体映像データの視点数を低減し、残った視点に対応する画像の解像度を維持するようにデータ量を削減した方が望ましいものがある。
【0015】
画像圧縮部1804の画像圧縮率を上げて複数の映像データのすべての画質を低下させる場合、立体映像データの視点数を低減し、残った視点に対応する画像の解像度が維持するようにデータ量を削減することができないので、画像圧縮部1804により画像圧縮された立体映像データに基づいた映像の品質は、本来求めていた品質に対して劣化してしまう。
【0016】
また、立体映像データの中には、各視点に対応するすべての画像の解像度を下げて画質が劣化するように立体映像データを削減するより、立体映像データの視点数を低減し、残った視点に対応する画像の解像度を低減するようにデータ量を削減した方が望ましいものがある。
【0017】
画像圧縮部1804の画像圧縮率を上げて複数の画像データのすべての画質を低下させる場合、立体映像データの視点数を低減し、残った視点に対応する画像の解像度を低減するようにデータ量を削減することができないので、画像圧縮部1804により画像圧縮された立体映像データに基づいた映像の品質は、本来求めていた品質に対して劣化してしまう。
【0018】
本発明の第1の目的は、立体映像データのデータ量を制御する際に、立体映像データの視点数を低減し、残った視点に対応する画像の解像度を維持するようにデータ量を削減する、または立体映像データの視点数を低減し、残った視点に対応する画像の解像度を低減するようにデータ量を削減することが可能な立体映像データ処理装置を提供することである。
【0019】
本発明の第2の目的は、立体映像データを送信する通信ネットワークの状態に基づき立体映像データのデータ量を制御する際に、立体映像データの視点数を低減し、残った視点に対応する画像の解像度を維持するようにデータ量を削減する、または立体映像データの視点数を低減し、残った視点に対応する画像の解像度を低減するようにデータ量を削減することが可能な立体映像データ伝送装置を提供することである。
【0020】
本発明の第3の目的は、立体映像データを記録する記録媒体の残記憶容量に基づき立体映像データのデータ量を制御する際に、立体映像データの視点数を低減し、残った視点に対応する画像の解像度を維持するようにデータ量を削減する、または立体映像データの視点数を低減し、残った視点に対応する画像の解像度を低減するようにデータ量を削減することが可能な立体映像データ記憶装置を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の立体映像データ処理装置、立体映像データ伝送装置および立体映像データ記録装置は、複数の視点のそれぞれに対応する複数の画像データからなる立体映像データのデータ量を制御する制御信号を出力する制御信号出力部と、前記立体映像データを入力するとともに、前記制御信号出力部が出力する制御信号に基づき、入力する立体映像データのデータ量を制御するデータ量制御処理を行うデータ量制御部とを含み、前記データ量制御部は、前記データ量制御処理として、前記制御信号出力部が出力する制御信号に基づき、入力する立体映像データと、入力する立体映像データから視点数を下げた立体映像データと、入力する立体映像データから解像度を下げた立体映像データと、入力する立体映像データから視点数および解像度とを下げた立体映像データとの中から、所望の立体映像データを1つまたは複数選択し、選択した立体映像データに応じた立体映像データを出力用立体映像データとして出力することを特徴とする。
【0022】
【作用】
本発明によれば、データ量制御部が、データ量制御処理として、制御信号出力部が出力する制御信号に基づき、入力する立体映像データと、入力する立体映像データから視点数を下げた立体映像データと、入力する立体映像データから解像度を下げた立体映像データと、入力する立体映像データから視点数および解像度とを下げた立体映像データとの中から、所望の立体映像データを1つまたは複数選択し、選択した立体映像データに応じた立体映像データを出力用立体映像データとして出力する。
【0023】
したがって、制御信号に基づき所望の立体映像データを適応的に選択することが可能となり、この選択により、制御信号に基づき立体映像データのデータ量を削減する際に、立体映像データの視点数を低減し、残った視点に対応する画像の解像度を維持するようにデータ量を削減する、または立体映像データの視点数を低減し、残った視点に対応する画像の解像度を低減するようにデータ量を削減することが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に示す実施例に基づき説明する。
【0025】
図1は、本発明の一実施例の立体映像データ伝送装置を示したブロック図である。
【0026】
図1において、本実施例の立体映像データ伝送装置は、立体映像データ処理装置10と送信実行部12とを備える。立体映像データ処理装置10は、送信信号処理部11と伝送管理部14とを備える。
【0027】
本実施例の立体映像データ伝送装置は、送信信号処理部11が、入力する立体映像データのデータ量を通信ネットワーク13の回線余裕度に応じて制御するデータ量制御処理を行う。
【0028】
送信信号処理部11に入力する立体映像データは、複数の視点のそれぞれに対応する複数の映像データからなる。
【0029】
データ量制御部としての送信信号処理部11は、伝送管理部14が出力する制御信号に基づき、入力する立体映像データのデータ量を制御するデータ量制御処理を行うとともに、データ量を制御した立体映像データを出力用立体映像データとして送信実行部12へ出力する。
【0030】
送信信号処理部11は、データ量制御処理として、伝送管理部14が出力する制御信号に基づき、入力する立体映像データと、入力する立体映像データから視点数を下げた立体映像データと、入力する立体映像データから解像度を下げた立体映像データと、入力する立体映像データから視点数および解像度とを下げた立体映像データとの中から、所望の立体映像データを1つまたは複数選択し、選択した立体映像データに応じた立体映像データを出力用立体映像データとして出力する。
【0031】
さらに言えば、視点数がnの立体映像データの最大解像度倍数を該nとし、解像度倍数をAとしたA倍解像度を、最大解像度の立体映像データの(A/n)のデータ量を有する立体画像データの解像度とした際に、送信信号処理部11は、入力する立体映像データから解像度を下げた立体映像データとして、入力する立体映像データから解像度倍数を下げた立体映像データを用い、入力する立体映像データから視点数および解像度とを下げた立体映像データとして、入力する立体映像データから視点数および解像度倍数を下げた立体映像データを用いる。
【0032】
したがって、送信信号処理部11は、入力する立体映像データのデータ量を削減する際、立体映像データが有する複数の画像データの中の少なくとも2つの画像データのデータ量が互いに異なるように立体映像データのデータ量を削減可能となる。
【0033】
送信信号処理部11は、入力する立体映像データと異なるその他のデータに対して所定のデータ理を行い、所定のデータ処理を施したその他のデータを送信実行部12へ出力する。
【0034】
送信部としての送信実行部12は、送信信号処理部11が出力する出力用立体映像データをインターネットなどの通信ネットワーク13へ送信する。また、送信実行部12は、送信信号処理部11が出力する所定のデータ量制御処理を施したその他のデータを通信ネットワーク13へ送信する。
【0035】
制御信号出力部としての伝送管理部14は、立体映像データのデータ量を制御する制御信号を出力する。
【0036】
具体的には、伝送管理部14は、送信実行部12が行う通信ネットワークへの出力用立体映像データの伝送状態を通信ネットワーク13から受信し、受信した伝送状態に基づき、通信ネットワーク13の回線余裕度を示す状態情報を制御信号として出力する。
【0037】
送信信号処理部11は、伝送管理部14が出力する制御信号に基づきデータ量制御処理を行うことにより、伝送管理部14が出力する状態情報が示す通信ネットワークの回線余裕度が少なくなるにつれて出力用立体映像データのデータ量を少なくしていく。
【0038】
具体的には、伝送管理部14が出力する状態情報が示す通信ネットワークの回線余裕度が最大であるとき、送信信号処理部11は、最大視点数かつ最高解像度の立体映像データを選択し、選択した最大視点数かつ最高解像度の立体映像データを出力用立体映像データとして出力する。
【0039】
最大視点数かつ最高解像度の立体映像データには、視点数と解像度との少なくともいずれか一方が異なる複数種類の立体映像データの種類数が最も多く含まれる。以下、このときの立体映像データの種類数を最大種類数と称する。
【0040】
伝送管理部14は、受信した伝送状態に基づき、通信ネットワーク13の回線余裕度が最大より少なくなり、送信実行部12から送信する立体映像データのビットレートを下げなければならないと判断すると、通信ネットワーク13の回線余裕度が最大より少なくことを示す状態情報を送信信号処理部11に出力する。
【0041】
送信信号処理部11は、通信ネットワーク13の回線余裕度が最大より少なくことを示す状態情報を受信すると、データ量制御処理を行って、入力する立体映像データから視点数を下げた立体映像データと、入力する立体映像データから解像度を下げた立体映像データと、入力する立体映像データから視点数および解像度とを下げた立体映像データとの中から、所望の立体映像データを1つまたは複数選択する。
【0042】
送信信号処理部11は、選択した立体映像データによって構成される立体映像データを出力用立体映像データとして出力する。
【0043】
よって、送信信号処理部11は、出力用立体映像データに含まれる、視点数と解像度との少なくともいずれか一方が異なる複数種類の立体映像データの種類数を最大種類数より少なくするように立体映像データのデータ量を削減するデータ量制御処理を行う。
【0044】
伝送管理部14は、受信した伝送状態に基づき、通信ネットワーク13の回線余裕度が最小であり、送信実行部12から送信する立体映像データのビットレートをできるだけ下げなければならないと判断すると、通信ネットワーク13の回線余裕度が最小であることを示す状態情報を送信信号処理部11に出力する。
【0045】
送信信号処理部11は、通信ネットワーク13の回線余裕度が最小であることを示す状態情報を受信すると、データ量制御処理を行って、最小視点数かつ最低解像度の立体映像データを選択し、選択した最小視点数かつ最低解像度の立体映像データ出力用立体映像データとして出力する。
【0046】
本実施例は、送信信号処理部11が、伝送管理部14が出力する制御信号に基づき、入力する立体映像データと、入力する立体映像データから視点数を下げた立体映像データと、入力する立体映像データから解像度を下げた立体映像データと、入力する立体映像データから視点数および解像度とを下げた立体映像データとの中から、所望の立体映像データを1つまたは複数選択し、選択した立体映像データに応じた立体映像データを出力用立体映像データとして出力する。
【0047】
したがって、出力用立体映像データに含まれる立体映像データの状態を視点数と解像度に基づいて変更可能となり、立体映像データのデータ量を削減する際に、立体映像データの視点数を低減し、残った視点に対応する画像の解像度を維持するようにデータ量を削減する、または立体映像データの視点数を低減し、残った視点に対応する画像の解像度を低減するようにデータ量を削減することが可能となる。
【0048】
図2は、本発明の他の実施例の立体映像データ記録装置を示したブロック図である。
【0049】
図2において、本実施例の立体映像データ記録装置は、立体映像データ処理装置20と、記録実行部22と、記録媒体23と、再生実行部24と、再生信号処理部25と、入力部28とを備える。立体映像データ処理装置20は、データ量制御部201とディスク管理部26とを備える。データ量制御部201は、記録信号処理部21と再圧縮部27とを備える。
【0050】
本実施例の立体映像データ記録装置は、記録信号処理部21が、記録媒体23に新たに記録しようとしている立体映像データのデータ量を記録媒体23の残記録容量に応じて制御するデータ量制御処理を行う。
【0051】
また、本実施例の立体映像データ記録装置は、再圧縮部27が、記録媒体23に既に記録されている立体映像データのデータ量を記録媒体23の残記録容量に応じて削減するデータ量制御処理を行う。
【0052】
記録信号処理部21に入力する立体映像データは、複数の視点のそれぞれに対応する複数の映像データからなる。
【0053】
データ量制御部としての記録信号処理部21は、ディスク管理部26が出力する制御信号に基づき、入力する立体映像データのデータ量を制御するデータ量制御処理を行うとともに、データ量を制御した立体映像データを出力用立体映像データとして記録実行部22へ出力する。なお、記録信号処理部21は、出力用立体映像データを記録用信号に変換して出力するが、本例では、記録用信号に変換した出力用立体映像データも含めて出力用立体映像データと称する。
【0054】
記録信号処理部21は、データ量制御処理として、ディスク管理部26が出力する制御信号に基づき、入力する立体映像データと、入力する立体映像データから視点数を下げた立体映像データと、入力する立体映像データから解像度を下げた立体映像データと、入力する立体映像データから視点数および解像度とを下げた立体映像データとの中から、所望の立体映像データを1つまたは複数選択し、選択した立体映像データに応じた立体映像データを出力用立体映像データとして出力する。
【0055】
さらに言えば、視点数がnの立体映像データの最大解像度倍数を該nとし、解像度倍数をAとしたA倍解像度を、最大解像度の立体映像データの(A/n)のデータ量を有する立体画像データの解像度とした際に、記録信号処理部21は、入力する立体映像データから解像度を下げた立体映像データとして、入力する立体映像データから解像度倍数を下げた立体映像データを用い、入力する立体映像データから視点数および解像度とを下げた立体映像データとして、入力する立体映像データから視点数および解像度倍数を下げた立体映像データを用いる。
【0056】
したがって、記録信号処理部21は、入力する立体映像データのデータ量を削減する際、立体映像データが有する複数の画像データの中の少なくとも2つの画像データのデータ量が互いに異なるように立体映像データのデータ量を削減可能となる。
【0057】
記録信号処理部21は、入力する立体映像データと異なるその他のデータに対して所定のデータ処理を行い、所定のデータ処理を施したその他のデータを記録実行部22へ出力する。
【0058】
記録部としての記録実行部22は、記録信号処理部21が出力する出力用立体映像データをハードディスク等の記録媒体23に記録する。また、記録実行部22は、記録信号処理部21が出力する所定のデータ処理を施したその他のデータを記録媒体23に記録する。
【0059】
記録媒体23に記録される出力用立体映像データ(記録信号変換済み出力用立体映像データ)すなわち立体映像データには、データ量削減の優先度を示す再圧縮フラグが付加される。
【0060】
再生実行部24は、記録媒体23に記録されている立体映像データおよびその他のデータを読み出し、読み出した立体映像データおよびその他のデータを再生信号処理部25に出力する。
【0061】
また、再生実行部24は、記録媒体23に記録されている立体映像データの中から、再圧縮フラグに基づいてディスク管理部26が指定する立体映像データを読み出す。なお、再圧縮フラグに基づいて読み出された立体映像データは、再圧縮部27によりデータ量が削減された後、再度記録媒体23に記録される。ディスク管理部26は、再圧縮フラグに基づいて読み出された立体映像データ記録媒体23に記録されていた領域を開放する。
【0062】
再生信号処理部25は、再生実行部24が読み出した立体映像データおよびその他のデータの再生処理を行い、立体映像データおよびその他のデータを復元し、復元した立体映像データおよびその他のデータを出力する。なお、復元する処理は、記録信号変換済み出力用立体映像データを記録信号変換前の出力用立体映像データに復元する処理である。
【0063】
また、再生信号処理部25は、再圧縮フラグに基づいて記録媒体23から読み出される立体映像データの再生処理を行い、立体映像データを復元し、復元した立体映像データを再圧縮部27へ出力する。なお、復元する処理は、記録信号変換済み出力用立体映像データを出力用立体映像データに復元する処理である。
【0064】
データ量制御部としての再圧縮部27は、ディスク管理部26が出力する制御信号に基づき、再生信号処理部25が出力する立体映像データのデータ量を制御するデータ量制御処理を行うとともに、データ量を制御した立体映像データを出力用立体映像データとして記録信号処理部21へ出力する。なお、記録信号処理部21は、再圧縮部27が出力する出力用立体映像データを記録用信号に変換して出力する。
【0065】
再圧縮部27は、データ量制御処理として、ディスク管理部26が出力する制御信号に基づき、入力する立体映像データと、入力する立体映像データから視点数を下げた立体映像データと、入力する立体映像データから解像度を下げた立体映像データと、入力する立体映像データから視点数および解像度とを下げた立体映像データとの中から、所望の立体映像データを1つまたは複数選択し、選択した立体映像データに応じた立体映像データを出力用立体映像データとして出力する。
【0066】
さらに言えば、視点数がnの立体映像データの最大解像度倍数を該nとし、解像度倍数をAとしたA倍解像度を、最大解像度の立体映像データの(A/n)のデータ量を有する立体画像データの解像度とした際に、再圧縮部27は、入力する立体映像データから解像度を下げた立体映像データとして、入力する立体映像データから解像度倍数を下げた立体映像データを用い、入力する立体映像データから視点数および解像度とを下げた立体映像データとして、入力する立体映像データから視点数および解像度倍数を下げた立体映像データを用いる。
【0067】
したがって、再圧縮部27は、入力する立体映像データのデータ量を削減する際、立体映像データが有する複数の画像データの中の少なくとも2つの画像データのデータ量が互いに異なるように立体映像データのデータ量を削減可能となる。
【0068】
制御信号出力部としてのディスク管理部26は、立体映像データのデータ量を制御する制御信号を出力する。
【0069】
具体的には、ディスク管理部26は、記録媒体23に記録されたコンテンツ(本実施例では、立体映像データがコンテンツに相当する。)の管理データを発生し、発生した管理データを記録媒体23に記録し、記録媒体23に記録した管理データを再生するとともに、管理データにより記録媒体23を管理する。
【0070】
ディスク管理部26は、管理データに基づき、記録媒体23の残記録容量を示す残容量情報を制御信号として出力する。
【0071】
記録信号処理部21は、ディスク管理部26が出力する制御信号に基づきデータ量制御処理を行うことにより、ディスク管理部26が出力する残容量情報が示す記録媒体23の残記録容量が少なくなるにつれて出力用立体映像データのデータ量を少なくしていく。
【0072】
具体的には、ディスク管理部26が出力する残容量情報が示す記録媒体23の残記録容量が第1の所定値以上であるとき、記録信号処理部21は、最大視点数かつ最高解像度の立体映像データを選択し、選択した最大視点数かつ最高解像度の立体映像データを出力用立体映像データとして出力する。
【0073】
最大視点数かつ最高解像度の立体映像データには、視点数と解像度との少なくともいずれか一方が異なる複数種類の立体映像データの種類数が最も多く含まれる。以下、このときの立体映像データの種類数を最大種類数と称する。
【0074】
ディスク管理部26は、管理データに基づき、記録媒体23の残記録容量が、第1の所定値より少なくかつ第1の所定値よりも小さい第2の所定値以上であり、記録信号処理部21から出力する立体映像データのビットレートを下げなければならないと判断すると、記録媒体23の残記録容量が第1の所定値より少なく第2の所定値以上であることを示す残容量情報を記録信号処理部21に出力する。
【0075】
記録信号処理部21は、記録媒体23の残記録容量が第1の所定値より少なく第2の所定値以上であることを示す残容量情報を受信すると、データ量制御処理を行い、入力する立体映像データから視点数を下げた立体映像データと、入力する立体映像データから解像度を下げた立体映像データと、入力する立体映像データから視点数および解像度とを下げた立体映像データとの中から、所望の立体映像データを1つまたは複数選択する。
【0076】
記録信号処理部21は、選択した立体映像データによって構成される立体映像データを出力用立体映像データとして出力する。
【0077】
よって、記録信号処理部21は、出力用立体映像データに含まれる、視点数と解像度との少なくともいずれか一方が異なる複数種類の立体映像データの種類数を最大種類数より少なくするように立体映像データのデータ量を削減するデータ量制御処理を行う。
【0078】
ディスク管理部26は、管理データに基づき、記録媒体23の残記録容量が第2の所定値より少なく、記録信号処理部21が出力する立体映像データのデータ量を削減しなければならないと判断すると、記録媒体23の残記録容量が第2の所定値より少ないことを示す残容量情報を記録信号処理部21に出力する。
【0079】
記録信号処理部21は、記録媒体23の残記録容量が第2の所定値より少ないことを示す残容量情報を受信すると、最小視点数かつ最低解像度の立体映像データを選択し、選択した最小視点数かつ最低解像度の立体映像データを出力用立体映像データとして出力する。
【0080】
また、再圧縮部27は、ディスク管理部26が出力する制御信号に基づきデータ量制御処理を行って、出力用立体映像データのデータ量を制御する。
【0081】
例えば、第1の例として、再圧縮部27は、データ量削減の優先度が高いことを示す再圧縮フラグが付加された出力用立体映像データからデータ量削減の優先度が低いことを示す再圧縮フラグが付加された出力用立体映像データへという順番で、データ量制御処理を行うことによって再圧縮フラブが付加された出力用立体映像データのデータ量を削減するとともにデータ量を削減した出力用立体映像データを出力する。
【0082】
ディスク管理部26は、再圧縮部27によりデータ量が削減された出力用立体映像データが記録されていた記録領域を開放する。
【0083】
第1の例の場合、再圧縮部27は、ディスク管理部26が記録媒体23の残り記録容量が一定値以下になったことを示すごとに、データ量削減の優先度が高いことを示す再圧縮フラグが付加された出力用立体映像データからデータ量削減の優先度が低いことを示す再圧縮フラグが付加された出力用立体映像データへという順番で前記データ量制御処理を行って再圧縮フラブが付加された出力用立体映像データのデータ量を削減し、データ量を削減した出力用立体映像データを出力し、記録媒体23の残り記録容量が一定値以下になるごとに、出力用立体映像データのデータ量の削減率を上げていくようにしてもよい。
【0084】
また、第1の例の場合、再圧縮部27は、残容量情報が一定値以下になったことを示すごとに、前記データ量制御処理を行うことによって、データ量削減の優先度が高いことを示す再圧縮フラグが付加された出力用立体映像データのデータ量の削減率が、データ量削減の優先度が低いことを示す再圧縮フラグが付加された出力用立体映像データのデータ量の削減率より大きくなるように、再圧縮フラブが付与された1つの出力用立体映像データのデータ量を削減するとともに、データ量を削減した出力用立体映像データを出力し、残容量情報が一定値以下になったことを示すごとに、再圧縮フラグが付加された各々の出力用立体映像データのデータ量の削減率を大きくしていくようにしてもよい。
【0085】
第2の例としては、再圧縮部27は、前記データ量制御処理を行うことによって、データ量削減の優先度が高いことを示す再圧縮フラグが付加された出力用立体映像データのデータ量の削減率が、データ量削減の優先度が低いことを示す再圧縮フラグが付加された出力用立体映像データのデータ量の削減率より大きくなるように、再圧縮フラブが付与された出力用立体映像データのデータ量を削減するとともに、データ量を削減した出力用立体映像データを出力する。
【0086】
第2の例の場合、再圧縮部27は、残容量情報が記録媒体23の残り記録容量が一定値以下になったことを示すごとに、前記データ量制御処理を行うことによって、データ量削減の優先度が高いことを示す再圧縮フラグが付加された出力用立体映像データのデータ量の削減率が、データ量削減の優先度が低いことを示す再圧縮フラグが付加された出力用立体映像データのデータ量の削減率より大きくなるように、再圧縮フラブが付与された出力用立体映像データのデータ量を削減するとともに、データ量を削減した出力用立体映像データを出力し、記録媒体23の残り記録容量が一定値以下になるごとに、再圧縮フラグが付加された各々の出力用立体映像データのデータ量の削減率を大きくしていくようにしてもよい。
【0087】
また、再圧縮部27は、第1の例と第2の例とを組み合わせて行ってもよい。
【0088】
再圧縮フラグ手動設定部および分類優先度手動設定部としての入力部28は、キー入力等の手動入力部であり、再圧縮フラグを手動にて設定するためのものであり、また、立体映像データによって表示される映像のジャンルに対しての優先度を手動にて設定するためのものである。
【0089】
次に、n視点n倍解像度の立体映像データのデータ量を制御するデータ量制御処理について説明する。
【0090】
n視点の立体映像データとは、共通の物体を互いに異なるn個の視点から撮影した際に得られるn個の視点のそれぞれに対応したn種類の画像データからなる立体映像データである。
【0091】
なお、n視点n倍解像度の立体映像データのデータ量を制御するデータ量制御処理は、図1に示した送信信号処理部11と図2に示した記録信号処理部21および再圧縮部27が実行する。
【0092】
以下、n視点n倍解像度の立体映像データのデータ量を制御するデータ量制御処理につき、n=6とした6視点6倍解像度の立体映像データを例にして説明する。
【0093】
6視点立体映像データは、n=6なので、6視点6倍解像度が最大視点数×最大解像度倍数となる。
【0094】
nの約数を、n(1)、n(2)、・・・、n(k)[ただし、n(1)<n(2)<・・・<n(k)]と定義すると、6の約数は2、3のため、n(1)=2、n(2)=3、k=2となる
次に、本発明の実施例における立体映像データの視点数と解像度倍数に関して説明する。
【0095】
図3は、6視点1倍解像度の立体映像データの例を示した図である。
【0096】
図3において、31は、6視点1倍解像度の立体映像のデータを画素単位で配置した図である。
【0097】
32で示した(○)が第1視点に対応した画像データ、33で示した(●)が第2視点に対応した画像データ、34で示した(□)が第3視点に対応した画像データ、35で示した(■)が第4視点に対応した画像データ、36で示した(◇)が第5視点に対応した画像データ、37で示した(◆)が第6視点に対応した画像データである。
【0098】
図3に示した画像データの第1行目の右に示した数字は画素ナンバーである。6視点の画像データのそれぞれが、画素ナンバー1、7、13、19、25、・・・と、6画素おきに配置されている。本発明の実施例では、6画素おきに6視点全データが配置される映像データを、1倍解像度と定義する。
【0099】
図4は、図3に示した立体映像データの解像度を6倍とした、6視点6倍解像度の立体映像データの例を示した図である。
【0100】
図4において、41は第1視点(○)に対応した画像データを示しているが、画素ナンバーは1、2、3、・・・と全ナンバーを持ち、図3に比べて6倍の解像度となっている。
【0101】
42は第2視点(●)に対応した画像データ、43は第3視点(□)に対応した画像データ、44は第4視点(■)に対応した画像データ、45は第5視点(◇)に対応した画像データ、46は第6視点(◆)に対応した画像データを示しているが、これらの画像データも、すべて全画素ナンバーを持つ6倍解像度となっており、図4に示した立体映像データは6視点6倍解像度の立体映像データとなる。
【0102】
なお、図4に示した立体映像データは、6視点6倍解像度の立体映像データを有するだけでなく、nとしての6の約数に関連する視点数および解像度倍数を有する立体映像データとして、6視点1倍解像度の立体映像データと、3視点2倍解像度の立体映像データと、2視点3倍解像度の立体映像データと、1視点6倍解像度の立体映像データとを有する。
【0103】
さらに言えば、図4に示した立体映像データは、6の約数に関連する視点数および解像度倍数を有する立体映像データとして、さらに、3視点1倍解像度の立体映像データと、2視点1倍解像度の立体映像データと、1視点1倍解像度の立体映像データと、2視点2倍解像度の立体映像データと、1視点2倍解像度の立体映像データと、1視点3倍解像度の立体映像データとを有する。
【0104】
よって、図4に示した6視点6倍解像度の立体映像データは、6の約数に関連する視点数および解像度倍数を有する立体映像データとして、視点数と解像度との少なくともいずれか一方が異なる11種類の立体映像データを含む。
【0105】
図5は、3視点2倍解像度の立体映像データの例を示した図である。
【0106】
図5において、51は、3視点2倍解像度の立体映像データを画素単位で配置した例を示す。
【0107】
52で示す(○)が第1視点に対応する画像データ、53で示す(●)が第2視点に対応する画像データ、54で示す(□)が第3視点に対応する画像データである。
【0108】
図5においては、3視点の画像データのそれぞれが、画素ナンバー1、4、7、10、13、16、・・・と、3画素おきに配置されている。本発明の実施例では、6画素おきに配置される映像データを1倍解像度と定義しているため、3画素おきに配置される立体映像データは2倍解像度となる。
【0109】
図6は、2視点3倍解像度の立体映像データの例を示した図である。2視点立体映像データは、左目画像データと右目画像データからなる立体映像データを示す。
【0110】
図6において、61は、2視点3倍解像度の立体映像データを画素単位で配置した例を示す。62で示す(○)が第1視点に対応する画像データ、63で示す(●)が第2視点に対応する画像データである。
【0111】
図6においては、2視点の映像データのそれぞれが、画素ナンバー1、3、5、7、9、11、13、15、17、・・・と、2画素おきに配置されている。本発明の実施例では、6画素おきに配置される立体映像データを1倍解像度と定義しているため、2画素おきに配置される立体映像データは3倍解像度となる。
【0112】
図7は、1視点6倍解像度の立体映像データの例を示した図である。1視点立体映像データは、通常の平面映像を示す。
【0113】
図7において、71は、1視点6倍解像度の立体映像データ(平面映像)を画素単位で配置した例を示す。72で示す(○)が第1視点に対応する画像データである。
【0114】
図7においては、1視点の映像データが画素ナンバー1、2、3、4、5、6、・・・と、全ナンバーを持っている。本発明の実施例では、6画素おきに配置される映像を1倍解像度と定義しているため、全画素ナンバーを持つ立体映像データは6倍解像度となる。
【0115】
なお、図7に示した立体映像データは、1視点6倍解像度の立体映像データを有するだけでなく、6の約数に関連する視点数および解像度倍数を有する立体映像データとして、6視点1倍解像度の立体映像データと、3視点1倍解像度の立体映像データと、2視点1倍解像度の立体映像データと、1視点1倍解像度の立体映像データとを有する。
【0116】
図8は、3視点1倍解像度の立体映像データの例を示した図である。
【0117】
図8において、81は、3視点1倍解像度の立体映像データを画素単位で配置した例を示す。82で示す(○)が第1視点に対応する画像データ、83で示す(●)が第2視点に対応する画像データ、84で示す(□)が第3視点に対応する画像データである。図8においては、3視点の画像データのそれぞれが、6画素おきに配置されているため、1倍解像度となる。
【0118】
図9は、2視点1倍解像度の立体映像データの例を示した図である。
【0119】
図9において、91は、2視点1倍解像度の立体映像データを画素単位で配置した例を示す。92で示す(○)が第1視点に対応する画像データ、93で示す(●)が第2視点に対応する画像データである。2視点の画像データは6画素おきに配置されているため、1倍解像度となる。
【0120】
図10は、1視点1倍解像度の立体映像データの例を示した図である。
【0121】
図10において、101は、1視点1倍解像度の立体映像データを画素単位で配置した例を示す。102で示す(○)が第1視点に対応する画像データであり、1視点の画像データは6画素おきに配置されているため、1倍解像度となる。
【0122】
図11は、図3に示す6視点1倍解像度の立体映像データと、図5に示す3視点2倍解像度の立体映像データと、図6に示す2視点3倍解像度の立体映像データと、図7に示す1視点6倍解像度の立体映像データと、図8に示す3視点1倍解像度の立体映像データと、図9に示す2視点1倍解像度の立体映像データと、図10に示す1視点1倍解像度の立体映像データとのずべてを含む立体映像データのうち、最もデータ量が少ない立体映像データを示した図である。
【0123】
図11において、111は第1視点(○)に対応する画像データを示しており、1、2、3、・・・と全画素のデータを有している。112は第2視点(●)に対応する画像データを示しており、1、3、4、5、・・・と全画素の2/3のデータを有している。113は第3視点(□)に対応する画像データを示しており、1、4、・・・と全画素の1/3のデータを有している。114は第4視点(■)に対応する画像データ、115は第5視点(◇)に対応する画像データ、116は第6視点(◆)に対応する画像データをそれぞれ示しており、各々は1、7、・・・と全画素の1/6のデータを有している。
【0124】
6視点6倍解像度の立体映像データは図11に示す立体映像データに含まれないので、図11に示す立体映像データに含まれる、視点数と解像度との少なくともいずれか一方が異なる立体映像データの数は、図4に示した6視点6倍解像度の立体映像データの含まれる、視点数と解像度との少なくともいずれか一方が異なる立体映像データの数よりも少なくなる。
【0125】
次に、6視点6倍解像度の立体映像データのデータ量を制御するデータ量制御処理について説明する。
【0126】
図1に示した立体映像データ伝送装置においては、通信ネットワーク13の回線余裕度が最大であり、最高ビットレートで伝送可能なとき、送信信号処理部11は、伝送管理部14が出力する制御信号に基づき、6視点6倍解像度の立体映像データを選択し、選択した6視点6倍解像度の立体映像データを出力用立体映像データとして出力する。6視点6倍解像度の立体映像データを出力するということは、図4に示す全データを出力することである。
【0127】
図2に示した立体映像データ記録装置においては、残記録可能領域に十分な余裕(第1の所定値以上の残記録容量)があり、最高ビットレートで記録可能なとき、記録信号処理部21は、ディスク管理部26が出力する制御信号に基づき、6視点6倍解像度の立体映像データを選択し、選択した6視点6倍解像度の立体映像データを出力用立体映像データとして出力する。6視点6倍解像度の立体映像データを出力するということは、図4に示す全データを出力することである。
【0128】
図12は、図4に示す全データを出力する場合の一例を示した図である。
【0129】
図12において、第1視点に対応した画像データ121と、第2視点に対応した画像データ122と、第3視点に対応した画像データ123と、第4視点に対応した画像データ124と、第5視点に対応した画像データ125と、第6視点に対応した画像データ126とを同じ画面中の空間的に異なった位置に配置してある。
【0130】
図12では、第1視点に対応した画像データ121を画面左上、第2視点に対応した画像データ122を画面右上、第3視点に対応した画像データ123を画面左中央、第4視点に対応した画像データ124を画面右中央、第5視点に対応した画像データ125を画面左下、第6視点に対応した画像データ126を右下に配置している。
【0131】
なお、各画像データの配置順は、図12に限るものではなく、適宜変更可能である。
【0132】
図13は、各画像データの配置順を図12と異なるようにした例を示した図である。
【0133】
図13では、第1視点に対応した画像データ131を最左端に配置し、第2視点に対応した画像データ132を第1視点に対応した画像データ131の右に配置し、第3視点に対応した画像データ133を第2視点に対応した画像データ132の右に配置し、第4視点に対応した画像データ134を第3視点に対応した画像データ133の右に配置し、第5視点に対応した画像データ135を第4視点に対応した画像データ134の右に配置し、第6視点に対応した画像データ136を最右端に配置している。
【0134】
また、例えば、図12に示す第1視点に対応した画像データ121と、図13に示す第1視点に対応した画像データ131とを、図4に示す第1視点に対応した画像データ41と同じ構成で配置しなくてもよい。
【0135】
例えば、図4に示す第1視点に対応した画像データ41が176画素×240ラインとすると、図12に示す第1視点に対応した画像データ121と図13に示す第1視点に対応した画像データ131とを352画素×120ラインまたは88画素×480ラインなどとしてもよい。
【0136】
なお、図12に示す各画像データ122〜126および図12に示す各画像データ132〜136も第1視点に対応した画像データと同様に変更可能である。
【0137】
送信信号処理部11または記録信号処理部21が行うデータ量制御処理により、図12または図13に示すように配置された立体映像データは、送信信号処理部11または記録信号処理部21によって非圧縮または高ビットレートに圧縮される。
【0138】
なお、送信信号処理部11または記録信号処理部21の圧縮方式は限定されるものではないが、MPEG-2またはMPEG-4またはH.264をベースとした立体映像圧縮方式を用いることが好ましい。
【0139】
図1の立体映像信号伝送装置の場合、送信信号処理部11により非圧縮または高ビットレートに圧縮された立体映像データは、通信実行部12により、通信ネットワーク13に送信される。
【0140】
図2の立体映像信号記録装置の場合、記録信号処理部21により非圧縮または高ビットレートに圧縮された立体映像データは、記録実行部22により、記録媒体23に記録される。
【0141】
図1の立体映像データ伝送装置において、送信信号処理部11が、図12または図13に示す6視点6倍解像度の立体映像データを出力しているときに、通信ネットワーク13の伝送帯域が下がって回線余裕度が最大よりも少なくなると、送信信号処理部11は、立体映像データが有する複数の画像データの中の少なくとも2つの画像データのデータ量が互いに異なるように立体映像データのデータ量を削減する。
【0142】
具体的には、送信信号処理部11は、伝送管理部14が出力する制御信号に基づき、入力する立体映像データから視点数を下げた立体映像データと入力する立体映像データから解像度倍数を下げた立体映像データと入力する立体映像データから視点数および解像度倍数とを下げた立体映像データの中から所望の立体映像データを1つまたは複数選択し、選択した立体映像データによって構成される立体映像データを出力用立体映像データとする。
【0143】
図2の立体映像データ記録装置において、記録信号処理装置21が、図12または図13に示す6視点6倍解像度の立体映像データを出力しているときに、記録媒体23の残り記録容量が第1の所定値よりも少なく第2の所定値以上となると、立体映像データが有する複数の画像データの中の少なくとも2つの画像データのデータ量が互いに異なるように立体映像データのデータ量を削減する。
【0144】
具体的には、記録信号処理部21は、ディスク管理部26が出力する制御信号に基づき、入力する立体映像データから視点数を下げた立体映像データと入力する立体映像データから解像度倍数を下げた立体映像データと入力する立体映像データから視点数および解像度倍数とを下げた立体映像データの中から所望の立体映像データを1つまたは複数選択し、選択した立体映像データによって構成される立体映像データを出力用立体映像データとする。
【0145】
本発明の実施例では、所望の立体映像データと、この所望の立体映像データによって構成される立体映像データとして、以下のデータを用いる。
【0146】
なお、以下の所望の立体映像データによって構成される立体映像データは、視点数と解像度との少なくともいずれか一方が異なる複数種類の立体映像データの種類数を6視点6倍解像度の立体映像データよりも少なくした立体映像データとなる。
【0147】
所望の立体映像データは、図3に示す6視点1倍解像度の立体映像データと、図5に示す3視点2倍解像度の立体映像データと、図6に示す2視点3倍解像度の立体映像データと、図7に示す1視点6倍解像度の立体映像データと、図8に示す3視点1倍解像度の立体映像データと、図9に示す2視点1倍解像度の立体映像データおよび、図10に示す1視点1倍解像度の立体映像データである。
【0148】
所望の立体映像データにより構成される立体映像データは、具体的には、図11に示す各画像データ111〜116を有する立体映像データとなる。なお、図11に示した立体映像データが有する立体映像データの視点数および解像倍数は、それぞれ最大視点数および最大解像度であるnとしての6の約数とする。
【0149】
図14は、図11に示す全データを出力する場合の一例を示した図である。
【0150】
図14において、第1視点に対応した画像データ141を最左端に配置し、第2視点に対応した画像データ142を第1視点に対応した画像データ141の右に配置し、第3視点に対応した画像データ143を第2視点に対応した画像データ142の右に配置し、第4視点に対応した画像データ144を第3視点に対応した画像データ143の右に配置し、第5視点に対応した画像データ145を第4視点に対応した画像データ144の右に配置し、第6視点に対応した画像データ146を最右端に配置している。
【0151】
送信信号処理部11または記録信号処理部21が行うデータ量制御処理により、図14に示すように配置された立体映像データは、送信信号処理部11または記録信号処理部21によって非圧縮または高〜中ビットレートに圧縮される。圧縮方式は問わないが、MPEG-2、MPEG-4、H.264をベースとした立体映像圧縮方式が好ましい。
【0152】
非圧縮または高〜中ビットレートに圧縮された図14に対応する立体映像データは、非圧縮、圧縮どちらの場合でも、図12、図13の6視点6倍解像度の立体映像データと比較すると、ビットレートは低減しており、伝送帯域または必要記録ストレージ容量は低減する。
【0153】
また、出力される立体映像データが有する複数の画像データの中の少なくとも2つの画像データのデータ量が互いに異なるので、データ量を低減しながら、立体映像データの視点数を低減し、残った視点に対応する画像の解像度を維持するようにデータ量を削減する、またはデータ量を低減しながら、立体映像データの視点数を低減し、残った視点に対応する画像の解像度を低減するようにデータ量を削減することが可能となる。
【0154】
なお、6視点画素データの配置順は、図14に限らず、適宜変更可能である。
【0155】
また、例えば、図14に示す第1視点に対応した画像データ141を図11に示す第1視点に対応した画像データ111と同じ構成で配置しなくてもよい。
【0156】
例えば、図11に示す第1視点に対応した画像データ111が176画素×240ラインとすると、図14に示す第1視点に対応した画像データ141を352画素×120ライン、88画素×480ラインなどとしてもよい。
【0157】
なお、図14に示す各画像データ142〜146も第1視点に対応した画像データと同様に変更可能である。
【0158】
図1の立体映像データ伝送装置において、送信信号処理部11が、図14に示す立体映像データを出力しているときに、通信ネットワーク13の伝送帯域がさらに下がって回線余裕度がさらに少なくなると、送信信号処理部11は、選択している所望の立体映像データを変更することにより、出力用立体映像データのデータ量を削減する。
【0159】
図2の立体映像データ記録装置において、記録信号処理装置21が、図14に示す立体映像データを出力しているときに、記録媒体23の残り記録容量が第2の所定値よりも少なくなると、記録信号処理部21は、選択している所望の立体映像データを変更することにより、出力用立体映像データのデータ量を削減する。
【0160】
図14に示した立体映像データからデータ量を削減してビットレートを低減する第1の例を示す。
【0161】
なお、以下に示すデータ量削減処理は、送信信号処理部11と記録信号処理部21が行うものである。
【0162】
所望の立体映像データとして図3に示す6視点1倍解像度、図8に示す3視点1倍解像度、図6に示す2視点3倍解像度、図7に示す1視点6倍解像度という4種類の立体映像データを選択し、選択した立体映像データによって構成される立体映像データを出力用立体映像データとして出力する。
【0163】
そして、さらに伝送帯域が下がり、または残記録可能領域が減ってきて、ビットレートを下げることが必要になったとき、所望の立体映像データとして図3に示す6視点1倍解像度、図8に示す3視点1倍解像度、図9に示す2視点1倍解像度、図7に示す1視点6倍解像度という4種類の立体映像データを選択し、選択した立体映像データによって構成される立体映像データを出力用立体映像データとして出力する。
【0164】
そして、さらに伝送帯域が下がり、または残記録可能領域が減ってきて、ビットレートを下げることが必要になったとき、所望の立体映像データとして図3に示す6視点1倍解像度、図8に示す3視点1倍解像度、図9に示す2視点1倍解像度、図10に示す1視点1倍解像度という4種類の立体映像データを選択し、選択した立体映像データによって構成される立体映像データを出力用立体映像データとして出力する。
【0165】
そして、さらに伝送帯域が下がり、または残記録可能領域が減ってきて、ビットレートを下げることが必要になったとき、所望の立体映像データとして図8に示す3視点1倍解像度、図9に示す2視点1倍解像度、図10に示す1視点1倍解像度という3種類の立体映像データを選択し、選択した立体映像データによって構成される立体映像データを出力用立体映像データとして出力する。
【0166】
そして、さらに伝送帯域が下がり、または残記録可能領域が減ってきて、ビットレートを下げることが必要になったとき、所望の立体映像データとして図9に示す2視点1倍解像度、図10に示す1視点1倍解像度という2種類の立体映像データを選択し、選択した立体映像データによって構成される立体映像データを出力用立体映像データとして出力する。
【0167】
そして、さらに伝送帯域が下がり、または残記録可能領域が減ってきて、ビットレートを下げることが必要になったとき、所望の立体映像データとして図10に示す1視点1倍解像度という1種類の立体映像データを選択し、選択した立体映像データによって構成される立体映像データを出力用立体映像データとして出力する。
【0168】
なお、立体映像データからデータ量を削減する第1の例は、前記削減方法に限るものではなく、所望の立体映像データとして選択する立体映像データの視点数×解像度倍数で示される数を下げる方向であれば、前記順序でなくてもよく、適宜変更可能である。
【0169】
また、例えば図14を初期状態としてビットレート低減(データ量削減)を開始してもよい。
【0170】
第1の例として示した立体映像データのデータ量の制御を含むデータ量制御処理を、立体映像データの視点数をnとした一般例によって示すと以下のようになる。
【0171】
立体映像データとして、複数の視点の数がnであり該複数の視点のそれぞれに対応する複数の画像データのそれぞれ最大解像度倍数が該nである立体映像データを用い、前記nの約数を、n(1)、n(2)、・・・、n(k)[ただし、n(1)<n(2)<・・・<n(k)]とし、解像度倍数をAとしたA倍解像度を、最大解像度の立体映像データの(A/n)のデータ量を有する立体画像データの解像度とする。
【0172】
送信信号処理部11と記録信号処理部21は、n視点n倍解像度の立体映像データを有する第1の出力用立体映像データと、前記第1の出力用立体映像データよりもデータ量が少なく、n視点1倍解像度の立体映像データと、n(k)視点n(1)倍解像度の立体映像データと、n(kー1)視点n(2)倍解像度の立体映像データと、・・・、n(1)視点n(k)倍解像度の立体映像データと、1視点n倍解像度の立体映像データとを有する第2の出力用立体映像データと、前記第2の出力用立体映像データよりもデータ量が少なく、前記第2の出力用立体映像データが有する立体映像データから該第2の出力用立体映像データが有する立体映像データの一部を除いた残りの立体映像データを有する第3の出力用立体映像データと、第(x−1)の出力用立体映像データよりもデータ量が少なく、該第(x−1)の立体映像データが有する立体映像データから該第(x−1)の立体映像データが有する立体映像データの一部を除いた立体映像データを有する第xの出力用立体映像データと(ただし、xは4以上の整数とする。)、1視点1倍解像度の立体映像データのみを有する第yの出力用立体映像データとを、通信ネットワーク13の通信状態または記録媒体23の残記録容量に基づき、択一的に出力する。
【0173】
次に、図14に示した立体映像データからデータ量を削減してビットレートを低減する第2の例を示す。
【0174】
なお、以下に示すデータ量削減処理は、送信信号処理部11と記録信号処理部21が行うものである。
【0175】
所望の立体映像データとして、図3に示す6視点1倍解像度、図5に示す3視点2倍解像度、図6に示す2視点3倍解像度、図7に示す1視点6倍解像度という4種類の立体映像データの中から3種類の立体映像データを選択し、選択した選択した立体映像データのすべてを有する立体映像データを出力用立体映像データとして出力する。
【0176】
なお、6視点1倍解像度または3視点2倍解像度の立体映像データを出力すれば、自動的に3視点1倍解像度も出力されることになる。
【0177】
また、6視点1倍解像度または2視点3倍解像度の立体映像データを出力すれば、自動的に2視点1倍解像度の立体映像データも出力され、6視点1倍解像度または3視点2倍解像度または2視点3倍解像度または1視点6倍解像度の立体映像データを出力すれば自動的に1視点1倍解像度の立体映像データも出力されることになる。
【0178】
6視点1倍解像度、3視点2倍解像度、2視点3倍解像度、1視点6倍解像度という4種類の立体映像データのうち、3種類の立体映像データを出力しているとき、伝送帯域が下がり、または残記録可能領域が減ってきて、ビットレートを下げることが必要になったとき、さらに視点数×解像度によって示される数を低減するものとして、前記3種類の立体映像データのうちの2種類の立体映像データを所望の立体映像データとして選択し、選択した立体映像データによって構成される立体映像データを出力する。
【0179】
ここでも、6視点1倍解像度または3視点2倍解像度の立体映像データを出力すれば、自動的に3視点1倍解像度の立体映像データも出力される。
【0180】
また、6視点1倍解像度または2視点3倍解像度の立体映像データを出力すれば、自動的に2視点1倍解像度の立体映像データも出力され、6視点1倍解像度または3視点2倍解像度または2視点3倍解像度または1視点6倍解像度の立体映像データを出力すれば、自動的に1視点1倍解像度の立体映像データを出力することになる。
【0181】
6視点1倍解像度、3視点2倍解像度、2視点3倍解像度、1視点6倍解像度という4種類の立体映像データのうち、2種類の立体映像データを出力しているとき、伝送帯域が下がり、または残記録可能領域が減ってきて、ビットレートを下げることが必要になったとき、さらに視点数×解像度によって示される数を低減するものとして、前記2種類の立体映像データのうちの1種類の立体映像データを所望の立体映像データとして選択し、選択した立体映像データによって構成される立体映像データを出力する。
【0182】
ここでも、6視点1倍解像度または3視点2倍解像度の立体映像データを出力すれば、自動的に3視点1倍解像度の立体映像データも出力録されることになる。
【0183】
また、6視点1倍解像度または2視点3倍解像度の立体映像データを出力すれば、自動的に2視点1倍解像度の立体映像データも出力され、6視点1倍解像度または3視点2倍解像度または2視点3倍解像度または1視点6倍解像度の立体映像データを出力すれば、自動的に1視点1倍解像度の立体映像データを出力することになる。
【0184】
6視点1倍解像度、3視点2倍解像度、2視点3倍解像度、1視点6倍解像度という4種類の立体映像データのうち、1種類の立体映像データを出力しているとき、伝送帯域が下がり、または残記録可能領域が減ってきて、ビットレートを下げることが必要になったとき、さらに視点数×解像度で示す数を低減するものとして、以下のようにデータ量を制御する。
【0185】
出力している立体映像データが6視点1倍解像度のとき、3視点1倍解像度の立体映像データを選択し、選択した3視点1倍解像度の立体映像データを出力する。
【0186】
出力している立体映像データが3視点2倍解像度のとき、3視点1倍解像度の立体映像データを選択し、選択した3視点1倍解像度の立体映像データを出力する。
【0187】
出力している立体映像データが2視点3倍解像度のとき、2視点1倍解像度の立体映像データを選択し、選択した2視点1倍解像度の立体映像データを出力する。
【0188】
出力している立体映像データが1視点6倍解像度のとき、1視点3倍解像度の立体映像データを選択し、選択した1視点3倍解像度の立体映像データを出力する。
【0189】
3視点1倍解像度または1視点3倍解像度の立体映像データを出力しているとき、伝送帯域が下がり、または残記録可能領域が減ってきて、ビットレートを下げることが必要になったとき、さらに視点数×解像度で示す数を低減するものとして、2視点1倍解像度または1視点2倍解像度の立体映像データを選択し、選択した2視点1倍解像度または1視点2倍解像度の立体映像データを出力する。
【0190】
そして、2視点1倍解像度または1視点2倍解像度の立体映像データを出力しているとき、伝送帯域が下がり、または残記録可能領域が減ってきて、ビットレートを下げることが必要になったとき、さらに視点数×解像度で示す数を低減するものとして、1視点1倍解像度の立体映像データを選択し、選択した1視点1倍解像度の立体映像データを出力する。
【0191】
第2の例として示した立体映像データのデータ量の制御を含むデータ量制御処理を、立体映像データの視点数をnとした一般例によって示すと以下のようになる。
【0192】
複数の視点の数がnであり該複数の視点のそれぞれに対応する複数の画像データのそれぞれ最大解像度が該nである立体映像データを用い、前記nの約数を、n(1)、n(2)、・・・、n(k)[ただし、n(1)<n(2)<・・・<n(k)]とし、解像度倍数をAとしたA倍解像度を、最大解像度の立体映像データの(A/n)のデータ量を有する立体画像データの解像度とする。
【0193】
送信信号処理部11と記録信号処理部21は、n視点n倍解像度の立体映像データを有する第1の出力用立体映像データと、前記第1の出力用立体映像データよりデータ量が少なく、n視点1倍解像度の立体映像データと、n(k)視点n(1)倍解像度の立体映像データと、n(kー1)視点n(2)倍解像度の立体映像データと、・・・、n(1)視点n(k)倍解像度の立体映像データと、1視点n倍解像度の立体映像データとを有する第2の出力用立体映像データと、前記第2の出力用立体映像データよりデータ量が少なく、n視点1倍解像度の立体映像データと、n(k)視点n(1)倍解像度の立体映像データと、n(kー1)視点n(2)倍解像度の立体映像データと、・・・、n(1)視点n(k)倍解像度の立体映像データと、1視点n倍解像度の立体映像データとの中から1種類の立体映像データを除いた残りの立体映像データを有する第3の出力用立体映像データと、前記第3の出力用立体映像データよりデータ量が少なく、n視点1倍解像度の立体映像データと、n(k)視点n(1)倍解像度の立体映像データと、n(kー1)視点n(2)倍解像度の立体映像データと、・・・、n(1)視点n(k)倍解像度の立体映像データと、1視点n倍解像度の立体映像データとの中から2種類の立体映像データを除いた残りの立体映像データを有する第4の出力用立体映像データと、第(m−1)の出力用立体映像データよりデータ量が少なく、n視点1倍解像度の立体映像データと、n(k)視点n(1)倍解像度の立体映像データと、n(kー1)視点n(2)倍解像度の立体映像データと、・・・、n(1)視点n(k)倍解像度の立体映像データと、1視点n倍解像度の立体映像データとの中から(m−2)種類の立体映像データを除いた残りの立体映像データを有する第mの出力用立体映像データと(ただし、mは5以上かつx未満の整数とする。)、第(x−1)の出力用立体映像データよりデータ量が少なく、n視点1倍解像度の立体映像データと、n(k)視点n(1)倍解像度の立体映像データと、n(kー1)視点n(2)倍解像度の立体映像データと、・・・、n(1)視点n(k)倍解像度の立体映像データと、1視点n倍解像度の立体映像データとのうち1種類の立体映像を有する第xの出力用立体映像データと、前記第xの出力用立体映像データよりデータ量が少なく、n(k)視点1倍解像度の立体映像データを有する第(x+1)の出力用立体映像データと、前記第(x+1)の出力用立体映像データよりデータ量が少なく、n(k−1)視点1倍解像度の立体映像データを有する第(x+2)の出力用立体映像データと、第(x+a)の出力用立体映像データよりデータ量が少なく、n(k−a)視点1倍解像度の立体映像データを有する第(x+a+1)の出力用立体映像データと(ただし、aは2以上の整数かつk−1未満の整数)、第(x+k−1)の出力用立体映像データよりデータ量が少なく、n(1)視点1倍解像度の立体映像データを有する第(x+k)の出力用立体映像データと、前記第(x+k)の出力用立体映像データよりデータ量が少なく、1視点1倍解像度の立体映像データを有する第(x+k+1)の出力用立体映像データとを、通信ネットワーク13の通信状態または記録媒体23の残記憶容量に基づき、択一的に出力する。
【0194】
なお、第1の例、第2の例とも、必ずしも前記すべてのデータ量削減変換を行う必要はなく、途中のデータ量削減変換を省略してもよい。例えば、6視点6倍解像度の立体映像データを出力しているとき、伝送帯域が下がり、または残記録可能領域が減ってきて、ビットレートを下げることが必要になったとき、いきなり3視点2倍解像度の立体映像データを出力するようにしてもよい。
【0195】
また、立体映像データのデータ量を削減していく途中に、前記にはない立体映像データが存在するようにしてもよい。例えば、2視点3倍解像度と3視点1倍解像度との立体映像データによって構成される立体映像データを出力するようにしてもよい。
【0196】
いずれの場合も、ビットレート低減のため、視点数×解像度で示される数の合計が大きい値から小さい値に向かってデータ量削減変換を行う。
【0197】
以上の例は、最大6視点6倍解像度の立体映像データに関して述べたが、立体映像データは、最大6視点6倍解像度の立体映像データに限らず、適宜変更可能である。
【0198】
例えば、最大8視点8倍解像度の映像であれば、図3に相当するのが8視点1倍解像度、図4に相当するのが8視点8倍解像度、図5に相当するのが4視点2倍解像度、図6に相当するのが2視点4倍解像度、図7に相当するのが1視点8倍解像度、図8に相当するのが4視点1倍解像度、図9に相当するのが2視点1倍解像度、図10に相当するのが1視点1倍解像度の立体映像データとなる。
【0199】
図2に示した立体映像データ記録装置では、残記録可能領域により、記録媒体23に記録済の立体映像データのデータ量を削減して再記録するようにしてもよい。
【0200】
また、図2に示した立体映像データ記録装置では、残記録可能領域により、今後記録する立体映像データのデータ量を制御するだけでなく、記録媒体23に記録済の立体映像データのデータ量を前記データ量制御処理の実行により削減して再記録するようにしてもよい。
【0201】
残記録可能領域に基づき記録媒体23に記録済の立体映像データのデータ量を削減して再記録することにより、記録媒体23に記録できる立体映像データを増やすことができる。また、記録媒体23の記録容量が十分残っているときは、データ量の削減割合を低くできる。
【0202】
また、記録媒体23に記録済の立体映像データのデータ量を前記データ量制御処理の実行により削減して再記録するので、再記録された立体映像データを、再記録される前の立体映像データの視点数を低減し、残った視点に対応する画像の解像度を維持するようにデータ量が削減された立体映像データ、または再記録される前の立体映像データの視点数を低減し、残った視点に対応する画像の解像度を低減するようにデータ量が削減された立体映像データにできる。
【0203】
図15は、記録媒体23に記録済の立体映像データのデータ量を削減して、ビットレートを低減する例を説明するための説明図である。
【0204】
図15において、151と152と153と154は、記録媒体23に記録済みの6視点6倍解像度立体映像データであり、155は、6視点6倍解像度で新しく記録されている立体映像データである。
【0205】
記録媒体23に記録されている各立体映像データには、再圧縮の順序を示す再圧縮フラグが以下のように付加されているものとする。換言すると、記録媒体23に記録されている各立体映像データには、データ量削減の優先度が高いことを示す再圧縮フラグが付加されている。
【0206】
立体映像データ151に対しては、レベル3を示す再圧縮フラブが付加されている。立体映像データ152に対しては、レベル1(最初に再圧縮)を示す再圧縮フラグが付加されている。立体映像データ153に対しては、レベル2を示す再圧縮フラグが付加されている。立体映像データ154に対しては、レベル4を示す再圧縮フラグが付加されている。立体映像データ155に対しては、レベル5(最後に再圧縮)を示す再圧縮フラグが付加されている。
【0207】
なお、本実施例では、再圧縮フラグのレベルで示された数が小さいほど、データ量削減の優先度が高いことを示す。また、レベル6は再圧縮禁止とする。
【0208】
最初は、図15(a)に示すように、コンテンツ(立体映像データ)151、152、153および154が記録され、次のコンテンツ(立体映像データ)155記録中に、第1次残容量不足予測点1561まで記録が進むと、ディスク管理部26により、第1次再圧縮命令が発行(出力)される。
【0209】
第1次再圧縮命令の発行(出力)により、図15(b)に示すように、再圧縮フラグレベル1が付加されているコンテンツ(立体映像データ)152が再生実行部24で読み取られ、再生信号処理部25で復元され、再圧縮部27へ出力される。
【0210】
再圧縮部27は、再生信号処理部25が出力した6視点6倍解像度の立体映像データであるコンテンツ152に対してデータ量制御処理を行う。
【0211】
具体的には、再圧縮部27は、6視点1倍解像度の立体映像データと3視点2倍解像度の立体映像データと2視点3倍解像度の立体映像データと1視点6倍解像度データの立体映像データを所望の立体映像データとして選択し、6視点6倍解像度の立体映像データを、選択した所望の立体映像データによって構成される立体映像データへ変換する。
【0212】
変換された立体映像データは、6視点6倍解像度の立体映像データよりデータ量が少なくなる。
【0213】
以下、変換された立体映像データ(具体的には、図11に示した画像データ111〜116)を「マルチ視点解像度データ」と称する。
【0214】
再圧縮部27は、データ量を削減した立体映像データを記録信号処理部21に出力する。
【0215】
記録信号処理部21は、再圧縮部27が出力した立体映像データを記録用信号に変換し、記録実行部22に出力する。なお、記録信号処理部21は、再圧縮部27が出力した立体映像データを再圧縮してから記録用信号に変換するようにしてもよい。
【0216】
記録実行部22は、再生実行部24が記録媒体23から立体映像データ152を読み出した記録領域に、記録信号処理部21が出力する、立体映像データ152のデータ量が削減された立体映像データ1521を上書き記録する。
【0217】
ディスク管理部26は、立体映像データ152が記録されていた記録領域の中で立体映像データ1521が記録されなかった領域である記録領域1562を開放する。なお、立体映像データ155は、6視点6倍解像度の立体映像データとして引き続き記録媒体23に記録される。
【0218】
続いて、図15(c)に示すように、立体映像データ155がディスク終了点1563まで達すると、今度は立体映像データ1551として、マルチ視点解像度データで引き続き領域1562への上書き記録が行われる。
【0219】
その後、さらに第2次残容量不足予測点1564まで達すると、ディスク管理部26により、第2次再圧縮命令が発行(出力)される。
【0220】
第2次再圧縮命令の発行(出力)により、図15(d)に示すように、再圧縮フラグレベル2が付加されている立体映像データ153に関して、上記と同様に再生およびデータ量制御処理によるマルチ視点解像度データへの再圧縮を行い、再圧縮された立体映像データ1531を、立体映像データ153が記録されていた記録領域に上書き記録する。
【0221】
ディスク管理部26は、記録媒体23内で立体映像データ153が記録されていた記録領域のうち立体映像データ1531が記録されなかった記録領域1565を開放する。
【0222】
立体映像データ155は、立体映像データ1551の後、立体映像データ1552として、マルチ視点解像度データで引き続き領域1565への上書き記録が行われる。
【0223】
その後、さらに第3次残容量不足予測点1566まで達すると、ディスク管理部26により、第3次再圧縮命令が発行(出力)される。
【0224】
第3次再圧縮命令の発行(出力)により、図15(e)に示すように、再圧縮フラグレベル3が付加されている立体映像データ151に関して、上記と同様に再生およびデータ量制御処理によるマルチ視点解像度データへの再圧縮を行い、再圧縮された立体映像データ1511を、立体映像データ151が記録されていた記録領域に上書き記録する。
【0225】
ディスク管理部26は、記録媒体23内で立体映像データ151が記録されていた記録領域のうち立体映像データ1511が記録されなかった記録領域1567を開放する。
【0226】
立体映像データ155は、立体映像データ1552の後、立体映像データ1553として、マルチ視点解像度データで引き続き領域1567への上書き記録が行われる。
【0227】
その後、さらに第4次残容量不足予測点1568まで達すると、ディスク管理部26により、第4次再圧縮命令が発行(出力)される。
【0228】
第4次再圧縮命令の発行(出力)により、図15(f)に示すように、再圧縮フラグレベル4が付加されている立体映像データ154に関して、上記と同様に再生およびデータ量制御処理によるマルチ視点解像度データへの再圧縮を行い、再圧縮された立体映像データ1541を、立体映像データ154が記録されていた記録領域に上書き記録する。
【0229】
ディスク管理部26は、記録媒体23内で立体映像データ154が記録されていた記録領域のうち立体映像データ1541が記録されなかった記録領域1569を開放する。
【0230】
立体映像データ155は、立体映像データ1553の後、立体映像データ1554として、マルチ視点解像度データで引き続き領域1569への上書き記録が行われる。
【0231】
その後、さらに第5次残容量不足予測点1570まで達すると、ディスク管理部26により、第5次再圧縮命令が発行される。
【0232】
第5次再圧縮命令の発行(出力)により、図15(g)に示すように、再圧縮フラグレベル5が付加されている立体映像データ155に関して、上記と同様に再生およびデータ量制御処理によるマルチ視点解像度データへの再圧縮を行い、再圧縮された立体映像データ1555を、立体映像データ155が記録されていた記録領域に上書き記録する。
【0233】
ディスク管理部26は、記録媒体23内で立体映像データ155が記録されていた記録領域のうち立体映像データ1555が記録されなかった記録領域1571を開放する。
【0234】
立体映像データ155は、立体映像データ1553の後、立体映像データ1556として、マルチ視点解像度データで引き続き領域1571への上書き記録が行われる。
【0235】
なお、データ量が削減された立体映像データ1511、1521、1531、1541および1555のそれぞれは、立体映像データ151、152、153、154および155が記録されていた記録領域に上書きしなくてもよく、記録媒体23上の未記録領域または開放された記録領域または開放される予定の記録領域のどの領域に記録してもよい。
【0236】
また、立体映像データ155を6視点6倍解像度のものとしたが、立体映像データ155の1551以降を6視点6倍解像度よりもデータ量が少ないマルチ視点解像度データとしてもよい。
【0237】
6視点6倍解像度データおよびマルチ視点解像度データは上記に限るものではなく、記録媒体23に記録されている立体映像データに対して、再圧縮データの視点×解像度で示される数が小さければよい。換言すると、6視点6倍解像度データおよびマルチ視点解像度データは上記に限るものではなく、記録媒体23に記録されている立体映像データに対して、再圧縮データのデータ量が小さければよい。
【0238】
図15を参照して説明した記録済み立体映像データのデータ量削減動作を行うタイミングは、記録媒体23上の未記録領域の容量が一定値を下回ったとき、ディスク管理部26がデータ量削減動作を必要と判断し、記録済み立体映像データのデータ量削減動作としての再圧縮を実行してもよい。
【0239】
また、記録媒体23上の未記録領域における今後記録可能な時間が一定値を下回ったとき、ディスク管理部26がデータ量削減動作を必要と判断し、記録済み立体映像データのデータ量削減動作としての再圧縮を実行してもよい。
【0240】
また、立体映像データにより提供されている現在記録中の番組を最後まで記録媒体23に記録しようとすると、記録媒体23の未記録領域がオーバーフローするとき、ディスク管理部26がデータ量削減動作を必要と判断し、記録済み立体映像データのデータ量を削減する動作としての再圧縮を実行してもよい。
【0241】
また、タイマー録画において、予約された記録総時間分の番組を記録媒体23に記録しようとすると、記録媒体23の未記録領域がオーバーフローするとき、ディスク管理部26がデータ量削減動作を必要と判断し、記録済み立体映像データのデータ量を削減する動作としての再圧縮を実行してもよい。
【0242】
タイマー録画の場合、「毎日」、「毎週」などの定期的記録がセットされているとき、定期的記録の記録済み立体映像データのデータ量を削減する動作を行わなくてもよいし、「毎日」、「毎週」などの定期的記録の記録時間を、予約された記録総時間の計算から除いて記録済み立体映像データのデータ量を削減する動作を行ってもよい。
【0243】
図16は、記録媒体23に記録済の立体映像データのデータ量を削減して、ビットレートを低減する他の例を説明するための説明図である。
【0244】
図16において、161と162と163と164は、記録媒体23に記録済みの6視点6倍解像度立体映像データであり、165は、6視点6倍解像度で新しく記録されている立体映像データである。
【0245】
記録媒体23に記録されている各立体映像データには、再圧縮の順序を示す再圧縮フラグが以下のように付加されているものとする。換言すると、記録媒体23に記録されている各立体映像データには、データ量削減の優先度が高いことを示す再圧縮フラグが以下のように付加されている。
【0246】
立体映像データ161に対しては、レベル3を示す再圧縮フラブが付加されている。立体映像データ162に対しては、レベル1を示す再圧縮フラグが付加されている。立体映像データ163に対しては、レベル2を示す再圧縮フラグが付加されている。立体映像データ164に対しては、レベル4を示す再圧縮フラグが付加されている。立体映像データ165に対しては、レベル5(再圧縮禁止)を示す再圧縮フラグが付加されている。
【0247】
なお、本実施例では、再圧縮フラグのレベルで示された数が小さいほど、データ量削減の優先度が高いことを示す。また、レベル5は再圧縮禁止とする。
【0248】
最初は、図16(a)に示すように、コンテンツ(立体映像データ)161、162、163および164が記録され、次のコンテンツ(立体映像データ)165記録中に、第1次残容量不足予測点1661まで記録が進むと、ディスク管理部26により、第1次再圧縮命令が発行(出力)される。
【0249】
第1次再圧縮命令の発行(出力)により、図16(b)に示すように、再圧縮フラグレベル1が付加されている立体映像データ162が再生実行部24で読み取られ、再生信号処理部25で復元され、再圧縮部27へ出力される。
【0250】
再圧縮部27は、再生信号処理部25が出力した6視点6倍解像度の立体映像データであるコンテンツ162に対してデータ量制御処理を行う。
【0251】
具体的には、再圧縮部27は、6視点6倍解像度の立体映像データからデータ量を削減した、所望の立体映像データとして選択した1視点1倍解像度の立体映像データへ変換する。
【0252】
再圧縮部27は、データ量を削減した立体映像データを記録信号処理部21に出力する。
【0253】
記録信号処理部21は、再圧縮部27が出力した立体映像データを記録用信号に変換し、記録実行部22に出力する。なお、記録信号処理部21は、再圧縮部27が出力した立体映像データを再圧縮してから記録用信号に変換するようにしてもよい。
【0254】
記録実行部22は、再生実行部24が記録媒体23から立体映像データ162を読み出した記録領域に、記録信号処理部21が出力する、立体映像データ162のデータ量が削減された立体映像データ1621を上書き記録する。
【0255】
ディスク管理部26は、立体映像データ162が記録されていた記録領域の中で立体映像データ1621が記録されなかった領域である記録領域1662を開放する。
【0256】
さらに、再圧縮フラグレベル2が付加されている立体映像データ163に関して、再生およびデータ量制御処理による、所望の立体映像データとして選択した6視点1倍解像度立体映像データへの再圧縮を行い、再圧縮された立体映像データ1631を、立体映像データ163が記録されていた記録領域に上書き記録する。
【0257】
ディスク管理部26は、立体映像データ163が記録されていた記録領域の中で立体映像データ1631が記録されなかった領域である記録領域1663を開放する。
【0258】
さらに、再圧縮フラグレベル3が付加されている立体映像データ161に関して、再生およびデータ量制御処理によるデータ量が削減された立体映像データ(所望の立体映像データとしてそれぞれ選択した6視点1倍解像度の立体映像データと1視点6倍解像度の立体映像データとにより構成された立体映像データ)への再圧縮を行い、再圧縮された立体映像データ1611を、立体映像データ161が記録されていた記録領域に上書き記録する。
【0259】
ディスク管理部26は、立体映像データ161が記録されていた記録領域の中で立体映像データ1611が記録されなかった領域である記録領域1664を開放する。
【0260】
さらに、再圧縮フラグレベル4が付加されている立体映像データ164に関して、再生およびデータ量制御処理によるマルチ視点解像度データ(所望の立体映像としてそれぞれ選択した6視点1倍解像度の立体映像データと3視点2倍解像度の立体映像データと2視点3倍解像度の立体映像データと1視点6倍解像度の立体映像データとにより構成される立体映像データ)への再圧縮を行い、再圧縮された立体映像データ1641を、立体映像データ164が記録されていた記録領域に上書き記録する。
【0261】
ディスク管理部26は、立体映像データ164が記録されていた記録領域の中で立体映像データ1641が記録されなかった領域である記録領域1665を開放する。
【0262】
立体映像データ165は、6視点6倍解像度で引き続き記録が行われ、ディスク終了点1666まで達すると、今度はデータ量が削減されたマルチ解像度データで引き続き立体映像データ1651、1652、1653および1654のように、記録領域1662、1663、1664および1665への上書き記録が行われ、記録可能領域がなくなると、記録を終了する。
【0263】
なお、データ量が削減された立体映像データ1611、1621、1631および1641のそれぞれは、立体映像データ161、162、163および164が記録されていた記録領域に上書きしなくてもよく、記録媒体23上の未記録領域または開放された記録領域または開放される予定の記録領域のどの領域に記録してもよい。
【0264】
また、本実施例では、立体映像データ165を6視点6倍解像度のものとし、立体映像データ165の1651以降を6視点6倍解像度よりもデータ量が少ないマルチ視点解像度データとしたが、これに限らず、例えば、立体映像データ165の1651以降を6視点6倍解像度の立体映像データとしてもよい。
【0265】
また、立体映像データ165を6視点6倍解像度データとしたが、立体映像データ165の1661以降をマルチ解像度データとしてもよい。
【0266】
記録媒体23に再記録される立体映像データは、6視点6倍解像度の立体映像データ、マルチ視点解像度データ、6視点1倍解像度と1視点6倍解像度との立体映像データ、6視点1倍解像度の立体映像データ、1視点1倍解像度の立体映像データに限るものではなく、再圧縮データの視点×解像度で示される数が小さくなる順序で選択されるものであればよい。
【0267】
換言すると、データ量を削減するために用いる立体映像データは、上記に限るものではなく、記録媒体23に記録されている立体映像データに対して、再圧縮データのデータ量が小さければよい。
【0268】
図17は、記録媒体23に記録済の立体映像データのデータ量を削減して、ビットレートを低減するさらに他の例を説明するための説明図である。
【0269】
図17において、171と172と173と174は、記録媒体23に記録済みの6視点6倍解像度立体映像データであり、175は、6視点6倍解像度で新しく記録されている立体映像データである。
【0270】
記録媒体23に記録されている各立体映像データには、再圧縮の順序を示す再圧縮フラグが以下のように付加されているものとする。換言すると、記録媒体23に記録されている各立体映像データには、データ量削減の優先度が高いことを示す再圧縮フラグが付加されている。
【0271】
立体映像データ171に対しては、レベル3を示す再圧縮フラブが付加されている。立体映像データ172に対しては、レベル1を示す再圧縮フラグが付加されている。立体映像データ173に対しては、レベル2を示す再圧縮フラグが付加されている。立体映像データ174に対しては、レベル4を示す再圧縮フラグが付加されている。立体映像データ175に対しては、レベル5を示す再圧縮フラグが付加されている。
【0272】
なお、本実施例では、レベルで示された数が小さいほど、データ量削減の優先度が高いことを示す。また、レベル6は再圧縮禁止とする。
【0273】
最初は、図17(a)に示すように、コンテンツ(立体映像データ)171、172、173および174が記録され、次のコンテンツ(立体映像データ)175の記録中に、第1次残容量不足予測点1761まで記録が進むと、ディスク管理部26により、第1次再圧縮命令が発行(出力)される。
【0274】
第1次再圧縮命令の発行(出力)により、図17(b)に示すように、再圧縮フラグレベル1が付加されているコンテンツ(立体映像データ)172が再生実行部24で読み取られ、再生信号処理部25で復元され、再圧縮部27へ出力される。
【0275】
再圧縮部27は、再生信号処理部25が出力した6視点6倍解像度の立体映像データであるコンテンツ152に対してデータ量制御処理を行う。
【0276】
具体的には、再圧縮部27は、6視点6倍解像度の立体映像データを所望の立体映像データとして選択した1視点1倍解像度の立体映像データへ変換し、データ量を削減した立体映像データを記録信号処理部21に出力する。
【0277】
記録信号処理部21は、再圧縮部27が出力した立体映像データを記録用信号に変換し、記録実行部22に出力する。なお、記録信号処理部21は、再圧縮部27が出力した立体映像データを再圧縮してから記録用信号に変換するようにしてもよい。
【0278】
記録実行部22は、再生実行部24が記録媒体23から立体映像データ172を読み出した記録領域に、記録信号処理部21が出力する、立体映像データ172のデータ量が削減された立体映像データ1721を上書き記録する。
【0279】
ディスク管理部26は、立体映像データ172が記録されていた記録領域の中で立体映像データ1721が記録されなかった領域である記録領域1762を開放する。なお、立体映像データ175は、6視点6倍解像度の立体映像データとして引き続き記録媒体23に記録される。
【0280】
続いて、図17(c)に示すように、立体映像データ175がディスク終了点1763まで達すると、今度は立体映像データ1751として、マルチ視点解像度データ(所望の立体映像データとしてそれぞれ選択した6視点1倍解像度の立体映像データと3視点2倍解像度の立体映像データと2視点3倍解像度の立体映像データと1視点6倍解像度データの立体映像データとから構成される立体映像データ)で引き続き領域1762への上書き記録が行われる。
【0281】
その後、さらに第2次残容量不足予測点1764まで達すると、ディスク管理部26により、第2次再圧縮命令が発行(出力)される。
【0282】
第2次再圧縮命令の発行(出力)により、図17(d)に示すように、再圧縮フラグレベル2が付加されている立体映像データ173に関して、再生および所望の立体映像データとして選択された6視点1倍解像度の立体映像データへの再圧縮処理を行い、再圧縮された立体映像データ1731を、立体映像データ173が記録されていた記録領域に上書き記録する。
【0283】
ディスク管理部26は、立体映像データ173が記録されていた記録領域の中で立体映像データ1731が記録されなかった領域である記録領域1765を開放する。
【0284】
立体映像データ175は、立体映像データ1751の後、立体映像データ1752として、マルチ視点解像度データで引き続き領域1765への上書き記録が行われる。
【0285】
その後、さらに第3次残容量不足予測点1766まで達すると、ディスク管理部26により、第3次再圧縮命令が発行(出力)される。
【0286】
第3次再圧縮命令の発行(出力)により、図17(e)に示すように、再圧縮フラグレベル3が付加されている立体映像データ171に関して、再生およびデータ量制御処理によるデータ量が削減された立体映像データ(所望の立体映像データとしてそれぞれ選択された6視点1倍解像度の立体映像データと1視点6倍解像度の立体映像データとによって構成される立体映像データ)への再圧縮を行い、再圧縮された立体映像データ1711を、立体映像データ171が記録されていた記録領域に上書き記録する。
【0287】
ディスク管理部26は、立体映像データ171が記録されていた記録領域の中で立体映像データ1711が記録されなかった領域である記録領域1767を開放する。
【0288】
立体映像データ175は、立体映像データ1752の後、立体映像データ1753として、マルチ視点解像度データで引き続き領域1767への上書き記録が行われる。
【0289】
その後、さらに第4次残容量不足予測点1768まで達すると、ディスク管理部26により、第4次再圧縮命令が発行(出力)される。
【0290】
第4次再圧縮命令の発行(出力)により、図17(f)に示すように、再圧縮フラグレベル4が付加されている立体映像データ174に関して、再生およびデータ量制御処理によるデータ量が削減された立体映像データ(所望の立体映像データとしてそれぞれ選択された6視点1倍解像度の立体映像データと2視点3倍解像度の立体映像データと1視点6倍解像度の立体映像データとによって構成された立体映像データ)への再圧縮を行い、再圧縮された立体映像データ1741を、立体映像データ174が記録されていた記録領域に上書き記録する。
【0291】
ディスク管理部26は、立体映像データ174が記録されていた記録領域の中で立体映像データ1741が記録されなかった領域である記録領域1769を開放する。
【0292】
立体映像データ175は、立体映像データ1753の後、立体映像データ1754として、マルチ視点解像度データで引き続き領域1769への上書き記録が行われる。
【0293】
その後、さらに第5次残容量不足予測点1770まで達すると、ディスク管理部26により、第5次再圧縮命令が発行(出力)される。
【0294】
第5次再圧縮命令の発行(出力)により、図17(g)に示すように、再圧縮フラグレベル5が付加されている立体映像データ175に関して、再生およびデータ量制御処理によるデータ量が削減された立体映像データ、具体的にはマルチ視点解像度データへの再圧縮を行い、再圧縮された立体映像データ1755を、立体映像データ175が記録されていた記録領域に上書き記録する。
【0295】
ディスク管理部26は、立体映像データ175が記録されていた記録領域の中で立体映像データ1755が記録されなかった領域である記録領域1771を開放する。
【0296】
記録中の立体映像データ175は、立体映像データ1754の後、立体映像データ1756として、マルチ視点解像度データで引き続き領域1771への上書き記録が行われ、記録媒体23に記録可能領域がなくなると記録を終了する。
【0297】
なお、データ量が削減された立体映像データ1711、1721、1731、1741および1755のそれぞれは、立体映像データ171、172、173、174および175が記録されていた記録領域に上書きしなくてもよく、記録媒体23上の未記録領域または開放された記録領域または開放される予定の記録領域のどの領域に記録してもよい。
【0298】
また、立体映像データ175を6視点6倍解像度データとしたが、立体映像データ175の1761以降をマルチ解像度データとしてもよい。
【0299】
立体映像データ175の1761以降、1751、1752、1753、1754および1755は、マルチ解像度データに限らず、適宜変更可能である。
【0300】
記録媒体23に再記録される立体映像データは、6視点6倍解像度の立体映像データ、マルチ視点解像度データ、6視点1倍解像度と2視点3倍解像度と1視点6倍解像度との立体映像データとからなる立体映像データ、6視点1倍解像度と1視点6倍解像度との立体映像データとからなる立体映像データ、6視点1倍解像度の立体映像データ、1視点1倍解像度の立体映像データでなくてもよく、再圧縮データの視点×解像度で示される数が小さくなる順序で選択されるものであればよい。
【0301】
なお、図15に示す動作を複数回繰り返してもよい。
【0302】
例えば、記録媒体23の残記録容量が一定値以下になったとき、再圧縮フラグレベルが小さい順にマルチ視点解像度データでの再圧縮を開始する。
【0303】
再圧縮後の再記録が終了し、新しい記録データの記録中に再度残記録容量が一定値以下になったとき、再圧縮フラグレベルが小さい順に6視点1倍解像度の立体映像データへの再圧縮を開始する。
【0304】
再圧縮後の再記録が終了し、新しい記録データの記録中に再度残記録容量が一定値以下になったとき、再圧縮優先フラグレベルが小さい順に1視点1倍解像度の立体映像データへの再圧縮を開始する。
【0305】
また、図16に示す動作を複数回繰り返してもよい。
【0306】
例えば、記録媒体23の残記録容量が一定値以下になったとき、再圧縮フラグとしてレベル1が付加された立体映像データを6視点1倍解像度の立体映像データに変換し、再圧縮フラグとしてレベル2が付加された立体映像データを6視点1倍解像度と1視点6倍解像度との立体映像データとを有する立体映像データに変換し、再圧縮フラグとしてレベル3が付加された立体映像データを6視点1倍解像度と2視点3倍解像度と1視点6倍解像度との立体映像データを有する立体映像データに変換し、再圧縮フラグとしてレベル4が付加された立体映像データをマルチ視点解像度データに変換する。
【0307】
再圧縮後の再記録が終了し、新しい記録データの記録中に再度残記録容量が一定値以下になったとき、再圧縮フラグとしてレベル1が付加された立体映像データを1視点1倍解像度の立体映像データに変換し、再圧縮フラグとしてレベル2が付加された立体映像データを1視点6倍解像度の立体映像データに変換し、再圧縮フラグとしてレベル3が付加された立体映像データを6視点1倍解像度と1視点6倍解像度データとの立体映像データを有する立体映像データに変換し、再圧縮フラグとしてレベル4が付加された立体映像データを6視点1倍解像度と2視点3倍解像度と1視点6倍解像度との立体映像データを有する立体映像データに変換する。
【0308】
また、図17に示す動作を複数回繰り返じてもよい。
【0309】
例えば、再圧縮フラグとしてレベル5が再圧縮禁止としたとき、記録媒体23の残記録容量が一定値以下になったとき、再圧縮フラグとしてレベル1が付加された立体映像データを6視点1倍解像度の立体映像データに変換する。
【0310】
さらに記録媒体23の残記録容量が一定値以下になったとき、再圧縮フラグとしてレベル2が付加された立体映像データを6視点1倍解像度と1視点6倍解像度との立体映像データを有する立体映像データに変換する。
【0311】
さらに記録媒体23の残記録容量が一定値以下になったとき、再圧縮フラグとしてレベル3が付加された立体映像データを6視点1倍解像度と2視点3倍解像度と1視点6倍解像度との立体映像データを有する立体映像データに変換する。
【0312】
さらに記録媒体23の残記録容量が一定値以下になったとき、再圧縮フラグとしてレベル4が付加された立体映像データをマルチ解像度データに変換する。
【0313】
さらに、記録媒体23の残記録容量が一定値以下になったとき、再圧縮フラグとしてレベル1が付加された立体映像データを1視点1倍解像度立体映像データに変換する。
【0314】
さらに記録媒体23の残記録容量が一定値以下になったとき、再圧縮フラグとしてレベル2が付加された立体映像データを6視点1倍解像度の立体映像データに変換する。
【0315】
さらに記録媒体23の残記録容量が一定値以下になったとき、再圧縮フラグとしてレベル3が付加された立体映像データを6視点1倍解像度と1視点6倍解像度との立体映像データを含む立体映像データに変換する。
【0316】
さらに記録媒体23の残記録容量が一定値以下になったとき、再圧縮フラグとしてレベル4が付加された立体映像データを6視点1倍解像度と2視点3倍解像度と1視点6倍解像度の立体映像データとを有する立体映像データに変換する。
【0317】
また、再圧縮フラグとして、消去可能であることを示すレベル0を規定してもよい。この場合、記録媒体の残り記憶容量が少なくなった時点で、記録しておく必要性の低い立体映像データを消去することができ、記録媒体の記録容量を有効に利用することが可能となる。
【0318】
例えば、記録媒体23の残り記録容量に基づき、ディスク管理部26が、再圧縮フラグとしてレベル1〜レベル(n−1)が付加された記録済みの立体映像データの再圧縮を行う前に、再圧縮フラグとしてレベル0が付加された立体映像データが記録されている記録媒体23上の記録領域を開放し、消去に相当する動作を実行する。
【0319】
再圧縮フラグは、再圧縮フラグを手動にて設定するための再圧縮フラグ手動設定部としての入力部28を介して手動で設定してもよい。この場合、ユーザーの好みに合わせて再圧縮フラブを設定可能となる。
【0320】
再圧縮フラグを手動で設定する場合、ホームサーバ等に立体映像データを記録する前に設定しても、立体映像データを記録中に設定しても、立体映像データを記録終了後に設定してもよい。
【0321】
再圧縮フラグを手動で設定する場合、データ量削減の優先度を示す再圧縮フラグとして「再圧縮する」「できるだけ再圧縮しない」のような表示にしてもよいし、「再圧縮レベル1」、「再圧縮レベル2」、「再圧縮レベル3」、「再圧縮レベル4」、「再圧縮しない」などと表示してもよい。
【0322】
また、再圧縮フラグを、再圧縮フラグを自動的に設定する再圧縮フラグ自動設定部としてのディスク管理部26が自動的に設定してもよい。この場合、再圧縮フラグを手動で設定するという煩わしい作業を解消可能となる。
【0323】
以下、再圧縮フラグの自動設定の一例を説明する。
【0324】
ユーザーが、立体映像データによって表示される映像のジャンルに対しての優先度を手動にて設定するための分類優先度手動設定部としての入力部28を用いて、立体映像データによって表示される映像の好みのジャンルの順序(優先度)を、予めディスク管理部26に登録しておく。
【0325】
ディスク管理部26は、入力部にて登録されたジャンルに対する順序(優先度)に対応する再圧縮フラグを自動的に設定する。
【0326】
例えば、ユーザーが、予めあまり好まないことを示す優先度小から非常に好むことを示す優先度大にかけて、優先度レベル1:ニュースおよび天気予報、優先度レベル2:スポーツ、優先度レベル3:映画、優先度レベル4:音楽番組、優先度レベル5:バラエティー、優先度レベル6:ドラマ、と登録したとする。
【0327】
なお、優先度レベルは、ユーザーの好みの順序を示し、優先度レベルの数値が大きいほどユーザーが好むものとする。
【0328】
このとき、ディスク管理部26は、再圧縮フラグに関して、優先度レベル1を再圧縮フラグレベル1、優先度レベル2を再圧縮フラグレベル2、優先度レベル3を再圧縮フラグレベル3、優先度レベル4を再圧縮フラグレベル4、優先度レベル5を再圧縮フラグレベル5、優先度レベル6を再圧縮フラグレベル6とする。
【0329】
なお、再圧縮フラグレベルは、データ量削減の優先度を示し、再圧縮フラグレベルの数値が小さいほどデータ量削減の優先度が高いものとする。
【0330】
そして、立体映像データを記録媒体23に記録する際、ディスク管理部26は、EPG(Electronic Programming Guide:電子番組ガイド)、データ放送などにより送られてくる立体映像データによる番組のジャンルを読み取り、読み取ったジャンルに応じた再圧縮フラグを、そのジャンルが設定されている立体映像データに付加する。
【0331】
再圧縮フラグの自動設定の他の例を説明する。
【0332】
ユーザーが記録および/または再生する立体映像データからディスク管理部26がジャンルを読み取り、ユーザーが好むジャンルをディスク管理部26が自動的に判定するとともにユーザーが好むジャンルに対して再圧縮フラグを割り当て、その判定結果にしたがって、記録する立体映像データのジャンルに応じた再圧縮フラグを記録する立体映像データに対してディスク管理部26が自動的に設定する。
【0333】
なお、分類優先度自動設定部としてのディスク管理部26は、記録媒体23に記録される立体映像データおよび/または記録媒体23から読み取られる立体映像データに基づき、立体映像データによって表示される映像のジャンルに対しての優先度を自動的に設定し、設定されたジャンルに対しての優先度に対応する再圧縮フラグを自動的に設定する。
【0334】
例えば、ユーザーが立体映像データを記録および/または再生した合計時間が、ニュースおよび天気予報が1時間、スポーツが3時間、映画が4時間、音楽番組が6時間、バラエティーが8時間、ドラマが10時間とすると、ディスク管理部26は、優先度レベル1:ニュースおよび天気予報、優先度レベル2:スポーツ、優先度レベル3:映画、優先度レベル4:音楽番組、優先度レベル5:バラエティー、優先度レベル6:ドラマとする。
【0335】
ディスク管理部26は、再圧縮フラグに関して、優先度レベル1を再圧縮フラグレベル1、優先度レベル2を再圧縮フラグレベル2、優先度レベル3を再圧縮フラグレベル3、優先度レベル4を再圧縮フラグレベル4、優先度レベル5を再圧縮フラグレベル5、優先度レベル6を再圧縮フラグレベル6と割り当てる。
【0336】
そして、立体映像データの記録時、ディスク管理部26は、EPG、データ放送などにより送られてくる立体映像データでの番組のジャンルを読み取り、記録する立体映像データに対して自動的にジャンルに応じた再圧縮フラグを付加する。
【0337】
ユーザーが立体映像データを記録および/または再生した合計時間の算出の仕方に関しては、以下のような計算方法を用いてもよい。
【0338】
ディスク管理部26は、立体映像データによって表示される映像のジャンルごとに、記録媒体23に記録された立体映像データの総記録時間をカウントするとともに該ジャンルごとの総記録時間に第1の係数を乗じる。
【0339】
ディスク管理部26は、立体映像データによって表示される映像のジャンルごとに、記録媒体23から読み取られた立体映像データの総再生時間をカウントするとともに該ジャンルごとの総再生時間に第2の係数を乗じる。
【0340】
ディスク管理部26は、第1の係数を乗じたジャンルごとの総記録時間と第2の係数を乗じたジャンルごとの総再生時間とを、ジャンルごとに加算し、該加算して得られた時間の長さに基づいてジャンルに対しての優先度を自動的に設定する。
【0341】
例えば、ディスク管理部26は、ユーザーがあるジャンルの立体映像データを記録した時間に係数Aを乗じ、該あるジャンルの立体映像データを再生した時間に係数Bを乗じ、それらを加算する。例えば、A=0.6、B=0.4とし、立体映像データのドラマを記録した時間を3時間、再生した時間を7時間とすると、ドラマの優先度を決めるためのユーザー好み値は、0.6×3+0.4×7=4.6となる。
【0342】
そして、ディスク管理部26は、このユーザー好み値が小さい方のジャンルを優先度レベル小、大きい方のジャンルを優先度レベル大とする。この場合、ユーザーが好むジャンルを自動的に検出でき、その検出に応じて再圧縮フラグを設定可能となる。
【0343】
再圧縮フラグの自動設定のさらに他の例を説明する。
【0344】
立体映像データによって表示される映像のジャンルに対しての優先度が予めディスク管理部26に規定され、ディスク管理部26は、規定されたジャンルに対しての優先度に対応する再圧縮フラグを自動的に設定する。
【0345】
具体的には、立体映像データによって表示される映像のジャンルによる立体映像必要性の大きさがあらかじめディスク管理部26に規定されており、その順序に従ってディスク管理部26は再圧縮フラグを付加する。
【0346】
例えば、一般的に最も立体映像必要性が小さいジャンルをニュースおよび天気予報、以下、立体映像必要性が大きくなる順に、映画、バラエティー、ドラマ、音楽番組と続き、最も立体映像必要性が大きいジャンルをスポーツとする。あらかじめ、このように立体映像必要性とジャンルの関係を決めておく。この関係は、入力部28を用いてディスク管理部26に設定してもよい。
【0347】
そして、この一般的に立体映像必要性が小さい方のジャンルを優先度レベル小、大きい方のジャンルを優先度レベル大とする。この場合、例えば、立体映像必要性に対応して再圧縮フラグを設定可能となる。
【0348】
再圧縮フラグの自動設定のさらに他の例を説明する。
【0349】
記録媒体に記録される立体映像データの情報量に基づき、記録媒体に記録される立体映像データに付加する再圧縮フラグを、ディスク管理部26が自動的に設定する。
【0350】
例えば、立体映像データを記録媒体23に記録する際に、記録する立体映像データの情報量(データ量)をディスク管理部26が計測し、情報量が小さいコンテンツ(立体映像データ)を優先度レベル小(再圧縮フラグレベル小)として先に再圧縮を行い、情報量が大きいコンテンツ(立体映像データ)を優先度レベル大(再圧縮フラグレベル大)として、できるだけ再圧縮を行わないようにする。
【0351】
立体映像データの情報量(データ量)に関しては、例えば以下のように定義する。
【0352】
初回圧縮時の量子化前の多視点立体映像全データの絶対値和または2乗和、またはAC(交流)成分の全データの絶対値和または2乗和を立体映像データの情報量(データ量)とする。
【0353】
即ち、例えばMPEG−2をはじめとする、動き補償DCT(離散コサイン変換:Discrete Cosine Transform)+量子化、可変長符号化方式により画像データ圧縮を行う場合、動き補償DCTを行ったデータに対して、全データの絶対値の和または2乗和、またはAC(交流)成分の全データの絶対値の和または2乗和を1ピクチャーに渡って積算計算し、それを当該ピクチャーの情報量とする。
【0354】
そして、各コンテンツ(立体映像データ)において、構成する全ピクチャーの情報量を積算し、その値をコンテンツ(立体映像データ)の情報量とする。
【0355】
再圧縮フラグの自動設定のさらに他の例を説明する。
【0356】
ディスク管理部26は、記録媒体23から仮消去された立体映像データに対して再圧縮フラグにおける低いレベルの優先度を付加する。換言すると、ディスク管理部26は、記録媒体23から仮消去された立体映像データに対して、データ量削減の優先度が高いことを示す再圧縮フラグを付与する。この場合、必要性の低い立体映像データを自動的に削除可能となる。
【0357】
なお、仮消去された立体映像データとは、記録された立体画像データに対してユーザーにより消去の指示がなされても仮消去立体画像データとして記録媒体23に保管された立体映像データのことである。
【0358】
例えば、コンテンツ(立体映像データ)1、2、3が記録媒体23に記録されており、コンテンツ(立体映像データ)2が仮消去状態となっているとき、ディスク管理部26は、コンテンツ(立体映像データ)2に対して再圧縮フラグレベル1または0を付加し、コンテンツ1、3に対して再圧縮フラグレベル2を付加する。
【0359】
他の例としては、仮消去された立体映像データを含む、連続して記録された立体映像データを再圧縮フラグにおける低いレベルの優先度とする。換言すると、記録媒体23から仮消去された立体映像データを含む記録媒体に連続して記録された立体映像データに対して、データ量削減の優先度が高いことを示す再圧縮フラグを付与する。
【0360】
例えば、コンテンツ(立体映像データ)1、2、3が記録媒体23に記録されており、コンテンツ(立体映像データ)2の一部が仮消去状態となっているとき、ディスク管理部26は、コンテンツ(立体映像データ)2に対して再圧縮フラグレベル1または0を付加し、コンテンツ(立体映像データ)1、3に対して再圧縮フラグレベル2を付加する。この場合、必要性の低い立体映像データを自動的に削除可能となる。
【0361】
なお、図15ないし図17を用いて示した動作において、第k次残容量不足予測点に関しては、順序さえ合っていれば図示した位置でなくてもよく、例えば1561の直後に1564があってもよい。
【0362】
以上説明した実施例において、図示した構成は単なる一例であって、本発明はその構成に限定されるものではない。
【0363】
【発明の効果】
本発明によれば、制御信号出力部が出力する制御信号に基づき、入力する立体映像データと、入力する立体映像データから視点数を下げた立体映像データと、入力する立体映像データから解像度を下げた立体映像データと、入力する立体映像データから視点数および解像度とを下げた立体映像データとの中から、所望の立体映像データを1つまたは複数選択し、選択した立体映像データに応じた立体映像データを出力用立体映像データとして出力する。
【0364】
したがって、制御信号に基づき所望の立体映像データを適応的に選択することが可能となり、この選択により、制御信号に基づき立体映像データのデータ量を削減する際に、立体映像データの視点数を低減し、残った視点に対応する画像の解像度を維持するようにデータ量を削減する、または立体映像データの視点数を低減し、残った視点に対応する画像の解像度を低減するようにデータ量を削減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の立体映像データ伝送装置を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例の立体映像データ記録装置を示すブロック図である。
【図3】6視点1倍解像度の立体映像データの一例を示した説明図である。
【図4】6視点6倍解像度の立体映像データの一例を示した説明図である。
【図5】3視点2倍解像度の立体映像データの一例を示した説明図である。
【図6】2視点3倍解像度の立体映像データの一例を示した説明図である。
【図7】1視点6倍解像度の立体映像データの一例を示した説明図である。
【図8】3視点1倍解像度の立体映像データの一例を示した説明図である。
【図9】2視点1倍解像度の立体映像データの一例を示した説明図である。
【図10】1視点1倍解像度の立体映像データの一例を示した説明図である。
【図11】6視点1倍解像度と3視点2倍解像度と2視点3倍解像度と1視点6倍解像度と3視点1倍解像度と2視点1倍解像度と1視点1倍解像度との立体映像データをすべて有するために、最低限出力しなければならない立体映像データの一例を示した説明図である。
【図12】6視点6倍解像度の立体映像データの出力例を示した説明図である。
【図13】6視点6倍解像度の立体映像データの他の出力例を示した説明図である。
【図14】図11に示す全データを配置する一例を示した説明図である。
【図15】記録済立体映像データのデータ量削減動作を説明するための説明図である。
【図16】記録済立体映像データのデータ量削減の他の動作を説明するための説明図である。
【図17】記録済立体映像データのデータ量削減のさらに他の動作を説明するための説明図である。
【図18】従来の立体映像データ伝送記録装置を示したブロック図である。
【符号の説明】
10 立体映像データ処理装置
11 送信信号処理部
12 送信実行部
13 通信ネットワーク
14 伝送管理部
20 立体映像データ処理装置
201 データ量制御部
21 記録信号処理部
22 記録実行部
23 記録媒体
24 再生実行部
25 再生信号処理部
26 ディスク管理部
27 再圧縮部
31 6視点1倍解像度の立体映像データ
32 第1視点(○)の画像データ
33 第2視点(●)の画像データ
34 第3視点(□)の画像データ
35 第4視点(■)の画像データ
36 第5視点(◇)の画像データ
37 第6視点(◆)の画像データ
41 第1視点(○)の画像データ
42 第2視点(●)の画像データ
43 第3視点(□)の画像データ
44 第4視点(■)の画像データ
45 第5視点(◇)の画像データ
46 第6視点(◆)の画像データ
51 3視点2倍解像度の立体映像データ
52 第1視点(○)の画像データ
53 第2視点(●)の画像データ
54 第3視点(□)の画像データ
61 2視点3倍解像度の立体映像データ
62 第1視点(○)の画像データ
63 第2視点(●)の画像データ
71 1視点6倍解像度の立体映像データ
72 第1視点(○)の画像データ
81 3視点1倍解像度の立体映像データ
82 第1視点(○)の画像データ
83 第2視点(●)の画像データ
84 第3視点 (□)の画像データ
91 2視点1倍解像度の立体映像データ
92 第1視点(○)の画像データ
93 第2視点(●)の画像データ
101 1視点1倍解像度の立体映像データ
102 第1視点(○)の画像データ
111 第1視点(○)の画像データ
112 第2視点(●)の画像データ
113 第3視点(□)の画像データ
114 第4視点(■)の画像データ
115 第5視点(◇)の画像データ
116 第6視点(◆)の画像データ
121 第1視点(○)の画像データ
122 第2視点(●)の画像データ
123 第3視点(□)の画像データ
124 第4視点(■)の画像データ
125 第5視点(◇)の画像データ
126 第6視点(◆)の画像データ
131 第1視点(○)の画像データ
132 第2視点(●)の画像データ
133 第3視点(□)の画像データ
134 第4視点(■)の画像データ
135 第5視点(◇)の画像データ
136 第6視点(◆)の画像データ
141 第1視点(○)の画像データ
142 第2視点(●)の画像データ
143 第3視点(□)の画像データ
144 第4視点(■)の画像データ
145 第5視点(◇)の画像データ
146 第6視点(◆)の画像データ
151、152、153、154 記録済み6視点6倍解像度立体映像データ
155 記録中6視点6倍解像度立体映像データ
1511、1521、1531、1541、1555 マルチ視点解像度データ
1551、1552、1553、1554、1556 マルチ視点解像度データ
1561 第1次残容量不足予測点
1562 開放される領域
1563 ディスク終了点
1564 第2次残容量不足予測点
1565 開放される領域
1566 第3次残容量不足予測点
1567 開放される領域
1568 第4次残容量不足予測点
1569 開放される領域
1570 第5次残容量不足予測点
1571 開放される領域
161、162、163、164 記録済み6視点6倍解像度立体映像データ
165 記録中6視点6倍解像度立体映像データ
1611、1621、1631、1641 低視点数×解像度倍数の立体映像データ
1651、1652、1653、1654 マルチ視点解像度データ
1661 第1次残容量不足予測点
1662 開放される領域
1663 開放される領域
1664 開放される領域
1665 開放される領域
171、172、173、174 記録済み6視点6倍解像度立体映像データ
175:6視点6倍解像度立体映像で新しく記録されているデータ
1711、1721、1731、1741、1755 低視点数×解像度倍数の立体映像データ
1751、1752、1753、1754、1756 マルチ視点解像度データ
1761 第1次残容量不足予測点
1762 開放される領域
1763 ディスク終了点
1764 第2次残容量不足予測点
1765 開放される領域
1766 第3次残容量不足予測点
1767 開放される領域
1768 第4次残容量不足予測点
1769 開放される領域
1770 第5次残容量不足予測点
1771 開放される領域
1801 2視点立体映像データ
1802 左目画像
1803 右目画像
1804 画像圧縮部
1805 送信・記録部
1806 受信・再生部
1807 画像伸長部
1808 2視点立体映像データ

Claims (28)

  1. 複数の視点のそれぞれに対応する複数の画像データからなる立体映像データのデータ量を制御する制御信号を出力する制御信号出力部と、
    前記立体映像データを入力するとともに、前記制御信号出力部が出力する制御信号に基づき、入力する立体映像データのデータ量を制御するデータ量制御処理を行うデータ量制御部とを含み、
    前記データ量制御部は、前記データ量制御処理として、前記制御信号出力部が出力する制御信号に基づき、入力する立体映像データと、入力する立体映像データから視点数を下げた立体映像データと、入力する立体映像データから解像度を下げた立体映像データと、入力する立体映像データから視点数および解像度とを下げた立体映像データとの中から、所望の立体映像データを1つまたは複数選択し、選択した立体映像データに応じた立体映像データを出力用立体映像データとして出力することを特徴とする立体映像データ処理装置。
  2. 請求項1に記載の立体映像データ処理装置において、
    視点数がnの立体映像データの最大解像度倍数を該nとし、解像度倍数をAとしたA倍解像度を、最大解像度の立体映像データの(A/n)のデータ量を有する立体画像データの解像度とした際に、前記データ量制御部は、入力する立体映像データから解像度を下げた立体映像データとして、入力する立体映像データから解像度倍数を下げた立体映像データを用い、入力する立体映像データから視点数および解像度とを下げた立体映像データとして、入力する立体映像データから視点数および解像度倍数を下げた立体映像データを用いることを特徴とする立体映像データ処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の立体映像データ処理装置において、
    前記制御信号出力部は、前記制御信号として、前記出力用立体映像データが送信される通信ネットワークの通信状態を示す状態情報を出力することを特徴とする立体映像データ処理装置。
  4. 請求項1または2に記載の立体映像データ処理装置において、
    前記制御信号出力部は、前記制御信号として、前記出力用立体映像データが記録される記録媒体の残り記録容量を示す残容量情報を出力することを特徴とする立体映像データ処理装置。
  5. 請求項3に記載の立体映像データ処理装置と、前記データ量制御部が出力する出力用立体映像データを前記通信ネットワークに送信する送信部とを含むことを特徴とする立体映像データ伝送装置。
  6. 請求項4に記載の立体映像データ処理装置と、前記データ量制御部が出力する出力用立体映像データを前記記録媒体に記録する記録部とを含むことを特徴とする立体映像データ記録装置。
  7. 請求項5に記載の立体映像データ伝送装置において、
    前記データ量制御部は、
    前記立体映像データとして、複数の視点の数がnであり該複数の視点のそれぞれに対応する複数の画像データのそれぞれ最大解像度倍数が該nである立体映像データを用い、前記nの約数を、n(1)、n(2)、・・・、n(k)[ただし、n(1)<n(2)<・・・<n(k)]とし、解像度倍数をAとしたA倍解像度を、最大解像度の立体映像データの(A/n)のデータ量を有する立体画像データの解像度とした際に、
    前記出力用立体映像データとして、
    n視点n倍解像度の立体映像データを有する第1の出力用立体映像データと、
    前記第1の出力用立体映像データよりもデータ量が少なく、n視点1倍解像度の立体映像データと、n(k)視点n(1)倍解像度の立体映像データと、n(kー1)視点n(2)倍解像度の立体映像データと、・・・、n(1)視点n(k)倍解像度の立体映像データと、1視点n倍解像度の立体映像データとを有する第2の出力用立体映像データと、
    前記第2の出力用立体映像データよりもデータ量が少なく、前記第2の出力用立体映像データが有する立体映像データから該第2の出力用立体映像データが有する立体映像データの一部を除いた残りの立体映像データを有する第3の出力用立体映像データと、
    第(x−1)の出力用立体映像データよりもデータ量が少なく、該第(x−1)の立体映像データが有する立体映像データから該第(x−1)の立体映像データが有する立体映像データの一部を除いた立体映像データを有する第xの出力用立体映像データと(ただし、xは4以上の整数とする。)、
    1視点1倍解像度の立体映像データのみを有する第yの出力用立体映像データとを、
    前記通信ネットワークの通信状態を示す状態情報に基づき、択一的に出力することを特徴とする立体映像データ伝送装置。
  8. 請求項6に記載の立体映像データ記録装置において、
    前記データ量制御部は、
    前記立体映像データとして、複数の視点の数がnであり該複数の視点のそれぞれに対応する複数の画像データのそれぞれ最大解像度倍数が該nである立体映像データを用い、前記nの約数を、n(1)、n(2)、・・・、n(k)[ただし、n(1)<n(2)<・・・<n(k)]とし、解像度倍数をAとしたA倍解像度を、最大解像度の立体映像データの(A/n)のデータ量を有する立体画像データの解像度とした際に、
    前記出力用立体映像データとして、
    n視点n倍解像度の立体映像データを有する第1の出力用立体映像データと、
    前記第1の出力用立体映像データよりもデータ量が少なく、n視点1倍解像度の立体映像データと、n(k)視点n(1)倍解像度の立体映像データと、n(kー1)視点n(2)倍解像度の立体映像データと、・・・、n(1)視点n(k)倍解像度の立体映像データと、1視点n倍解像度の立体映像データとを有する第2の出力用立体映像データと、
    前記第2の出力用立体映像データよりもデータ量が少なく、前記第2の出力用立体映像データが有する立体映像データから該第2の出力用立体映像データが有する立体映像データの一部を除いた残りの立体映像データを有する第3の出力用立体映像データと、
    第(x−1)の出力用立体映像データよりもデータ量が少なく、該第(x−1)の立体映像データが有する立体映像データから該第(x−1)の立体映像データが有する立体映像データの一部を除いた立体映像データを有する第xの出力用立体映像データと(ただし、xは4以上の整数とする。)、
    1視点1倍解像度の立体映像データのみを有する第yの出力用立体映像データとを、
    前記記録媒体の残り記録容量を示す残容量情報に基づき、択一的に出力することを特徴とする立体映像データ記録装置。
  9. 請求項5に記載の立体映像データ伝送装置において、
    前記データ量制御部は、
    前記立体映像データとして、複数の視点の数がnであり該複数の視点のそれぞれに対応する複数の画像データのそれぞれ最大解像度が該nである立体映像データを用い、前記nの約数を、n(1)、n(2)、・・・、n(k)[ただし、n(1)<n(2)<・・・<n(k)]とし、解像度倍数をAとしたA倍解像度を、最大解像度の立体映像データの(A/n)のデータ量を有する立体画像データの解像度とした際に、
    前記出力用立体映像データとして、
    n視点n倍解像度の立体映像データを有する第1の出力用立体映像データと、
    前記第1の出力用立体映像データよりデータ量が少なく、n視点1倍解像度の立体映像データと、n(k)視点n(1)倍解像度の立体映像データと、n(kー1)視点n(2)倍解像度の立体映像データと、・・・、n(1)視点n(k)倍解像度の立体映像データと、1視点n倍解像度の立体映像データとを有する第2の出力用立体映像データと、
    前記第2の出力用立体映像データよりデータ量が少なく、n視点1倍解像度の立体映像データと、n(k)視点n(1)倍解像度の立体映像データと、n(kー1)視点n(2)倍解像度の立体映像データと、・・・、n(1)視点n(k)倍解像度の立体映像データと、1視点n倍解像度の立体映像データとの中から1種類の立体映像データを除いた残りの立体映像データを有する第3の出力用立体映像データと、
    前記第3の出力用立体映像データよりデータ量が少なく、n視点1倍解像度の立体映像データと、n(k)視点n(1)倍解像度の立体映像データと、n(kー1)視点n(2)倍解像度の立体映像データと、・・・、n(1)視点n(k)倍解像度の立体映像データと、1視点n倍解像度の立体映像データとの中から2種類の立体映像データを除いた残りの立体映像データを有する第4の出力用立体映像データと、
    第(m−1)の出力用立体映像データよりデータ量が少なく、n視点1倍解像度の立体映像データと、n(k)視点n(1)倍解像度の立体映像データと、n(kー1)視点n(2)倍解像度の立体映像データと、・・・、n(1)視点n(k)倍解像度の立体映像データと、1視点n倍解像度の立体映像データとの中から(m−2)種類の立体映像データを除いた残りの立体映像データを有する第mの出力用立体映像データと(ただし、mは5以上かつx未満の整数とする。)、
    第(x−1)の出力用立体映像データよりデータ量が少なく、n視点1倍解像度の立体映像データと、n(k)視点n(1)倍解像度の立体映像データと、n(kー1)視点n(2)倍解像度の立体映像データと、・・・、n(1)視点n(k)倍解像度の立体映像データと、1視点n倍解像度の立体映像データとのうちの1種類の立体映像データのみを有する第xの出力用立体映像データと、
    前記第xの出力用立体映像データよりデータ量が少なく、n(k)視点1倍解像度の立体映像データを有する第(x+1)の出力用立体映像データと、
    前記第(x+1)の出力用立体映像データよりデータ量が少なく、n(k−1)視点1倍解像度の立体映像データを有する第(x+2)の出力用立体映像データと、
    第(x+a)の出力用立体映像データよりデータ量が少なく、n(k−a)視点1倍解像度の立体映像データを有する第(x+a+1)の出力用立体映像データと(ただし、aは2以上の整数かつk−1未満の整数)、
    第(x+k−1)の出力用立体映像データよりデータ量が少なく、n(1)視点1倍解像度の立体映像データを有する第(x+k)の出力用立体映像データと、
    前記第(x+k)の出力用立体映像データよりデータ量が少なく、1視点1倍解像度の立体映像データを有する第(x+k+1)の出力用立体映像データとを前記通信ネットワークの通信状態を示す状態情報に基づき、択一的に出力することを特徴とする立体映像データ伝送装置。
  10. 請求項6に記載の立体映像データ記録装置において、
    前記データ量制御部は、
    前記立体映像データとして、複数の視点の数がnであり該複数の視点のそれぞれに対応する複数の画像データのそれぞれ最大解像度が該nである立体映像データを用い、前記nの約数を、n(1)、n(2)、・・・、n(k)[ただし、n(1)<n(2)<・・・<n(k)]とし、解像度倍数をAとしたA倍解像度を、最大解像度の立体映像データの(A/n)のデータ量を有する立体画像データの解像度とした際に、
    前記出力用立体映像データとして、
    n視点n倍解像度の立体映像データを有する第1の出力用立体映像データと、前記第1の出力用立体映像データよりデータ量が少なく、n視点1倍解像度の立体映像データと、n(k)視点n(1)倍解像度の立体映像データと、n(kー1)視点n(2)倍解像度の立体映像データと、・・・、n(1)視点n(k)倍解像度の立体映像データと、1視点n倍解像度の立体映像データとを有する第2の出力用立体映像データと、
    前記第2の出力用立体映像データよりデータ量が少なく、n視点1倍解像度の立体映像データと、n(k)視点n(1)倍解像度の立体映像データと、n(kー1)視点n(2)倍解像度の立体映像データと、・・・、n(1)視点n(k)倍解像度の立体映像データと、1視点n倍解像度の立体映像データとの中から1種類の立体映像データを除いた残りの立体映像データを有する第3の出力用立体映像データと、
    前記第3の出力用立体映像データよりデータ量が少なく、n視点1倍解像度の立体映像データと、n(k)視点n(1)倍解像度の立体映像データと、n(kー1)視点n(2)倍解像度の立体映像データと、・・・、n(1)視点n(k)倍解像度の立体映像データと、1視点n倍解像度の立体映像データとの中から2種類の立体映像データを除いた残りの立体映像データを有する第4の出力用立体映像データと、
    第(m−1)の出力用立体映像データよりデータ量が少なく、n視点1倍解像度の立体映像データと、n(k)視点n(1)倍解像度の立体映像データと、n(kー1)視点n(2)倍解像度の立体映像データと、・・・、n(1)視点n(k)倍解像度の立体映像データと、1視点n倍解像度の立体映像データとの中から(m−2)種類の立体映像データを除いた残りの立体映像データを有する第mの出力用立体映像データと(ただし、mは5以上かつx未満の整数とする。)、
    第(x−1)の出力用立体映像データよりデータ量が少なく、n視点1倍解像度の立体映像データと、n(k)視点n(1)倍解像度の立体映像データと、n(kー1)視点n(2)倍解像度の立体映像データと、・・・、n(1)視点n(k)倍解像度の立体映像データと、1視点n倍解像度の立体映像データとのうちの1種類の立体映像データのみを有する第xの出力用立体映像データと、
    前記第xの出力用立体映像データよりデータ量が少なく、n(k)視点1倍解像度の立体映像データを有する第(x+1)の出力用立体映像データと、
    前記第(x+1)の出力用立体映像データよりデータ量が少なく、n(k−1)視点1倍解像度の立体映像データを有する第(x+2)の出力用立体映像データと、
    第(x+a)の出力用立体映像データよりデータ量が少なく、n(k−a)視点1倍解像度の立体映像データを有する第(x+a+1)の出力用立体映像データと(ただし、aは2以上の整数かつk−1未満の整数)、
    第(x+k−1)の出力用立体映像データよりデータ量が少なく、n(1)視点1倍解像度の立体映像データを有する第(x+k)の出力用立体映像データと、
    前記第(x+k)の出力用立体映像データよりデータ量が少なく、1視点1倍解像度の立体映像データを有する第(x+k+1)の出力用立体映像データとを前記記録媒体の残り記録容量を示す残容量情報に基づき択一的に出力することを特徴とする立体映像データ記録装置。
  11. 請求項5または7または9に記載の立体映像データ伝送装置において、
    前記制御信号出力部は、前記通信ネットワークの回線余裕度を前記状態情報により示し、前記データ量制御部は、前記状態情報が示す通信ネットワークの回線余裕度が少なくなるにつれて前記出力用立体映像データのデータ量を少なくしていくことを特徴とする立体映像データ伝送装置。
  12. 請求項6または8または10に記載の立体映像データ記録装置において、
    前記データ量制御部は、前記残容量情報が示す記録媒体の残り記録容量が少なくなるにつれて前記出力用立体映像データのデータ量を少なくしていくことを特徴とする立体映像データ記録装置。
  13. 請求項6または8または10または12に記載の立体映像データ記録装置において、
    前記データ量制御部は、入力する立体映像データとして、前記記録媒体に記録済みの出力用立体映像データおよび/または前記記録媒体に未記録の立体映像データを用いることを特徴とする立体映像データ記録装置。
  14. 請求項6または8または10または12に記載の立体映像データ記録装置において、
    前記記録媒体は、データ量削減の優先度を示す再圧縮フラグが付加された前記出力用立体映像データを記録してあり、
    前記データ量制御部は、
    データ量を制御する立体映像データとして、前記記録媒体に記録済みの出力用立体映像データを用い、
    データ量削減の優先度が高いことを示す再圧縮フラグが付加された出力用立体映像データからデータ量削減の優先度が低いことを示す再圧縮フラグが付加された出力用立体映像データへという順番で前記データ量制御処理を行うことによって該再圧縮フラブが付加された出力用立体映像データのデータ量を削減するとともに、データ量を削減した出力用立体映像データを出力し、
    前記制御信号出力部は、前記データ量制御部によりデータ量が削減された出力用立体映像データが前記記録媒体に記録されていた領域を開放することを特徴とする立体映像データ記録装置。
  15. 請求項14に記載の立体映像データ記録装置において、
    前記データ量制御部は、
    前記残容量情報が前記記録媒体の残り記録容量が一定値以下になったことを示すごとに、データ量削減の優先度が高いことを示す再圧縮フラグが付加された出力用立体映像データからデータ量削減の優先度が低いことを示す再圧縮フラグが付加された出力用立体映像データへという順番で前記データ量制御処理を行うことによって該再圧縮フラブが付加された出力用立体映像データのデータ量を削減するとともに、データ量を削減した出力用立体映像データを出力し、
    前記残容量情報が前記記録媒体の残り記録容量が一定値以下になったことを示すごとに、出力用立体映像データのデータ量の削減率を上げていくことを特徴とする立体映像データ記録装置。
  16. 請求項6または8または10または12または14に記載の立体映像データ記録装置において、
    前記記録媒体は、データ量削減の優先度を示す再圧縮フラグが付加された前記出力用立体映像データを記録してあり、
    前記データ量制御部は、
    データ量を制御する立体映像データとして、前記記録媒体に記録済みの出力用立体映像データを用い、
    前記データ量制御処理を行うことによって、データ量削減の優先度が高いことを示す再圧縮フラグが付加された出力用立体映像データのデータ量の削減率が、データ量削減の優先度が低いことを示す再圧縮フラグが付加された出力用立体映像データのデータ量の削減率より大きくなるように、再圧縮フラブが付与された出力用立体映像データのデータ量を削減するとともに、データ量を削減した出力用立体映像データを出力し、
    前記制御信号出力部は、前記データ量制御部によりデータ量が削減された出力用立体映像データが前記記録媒体に記録されていた領域を開放することを特徴とする立体映像データ記録装置。
  17. 請求項16に記載の立体映像データ記録装置において、
    前記データ量制御部は、
    前記残容量情報が前記記録媒体の残り記録容量が一定値以下になったことを示すごとに、前記データ量制御処理を行うことによって、データ量削減の優先度が高いことを示す再圧縮フラグが付加された出力用立体映像データのデータ量の削減率が、データ量削減の優先度が低いことを示す再圧縮フラグが付加された出力用立体映像データのデータ量の削減率より大きくなるように、再圧縮フラブが付与された出力用立体映像データのデータ量を削減するとともに、データ量を削減した出力用立体映像データを出力し、
    前記残容量情報が前記記録媒体の残り記録容量が一定値以下になったことを示すごとに、前記再圧縮フラグが付加された各々の出力用立体映像データのデータ量の削減率を大きくしていくことを特徴とする立体映像データ記録装置。
  18. 請求項14に記載の立体映像データ記録装置において、
    前記データ量制御部は、
    前記残容量情報が前記記録媒体の残り記録容量が一定値以下になったことを示すごとに、前記データ量制御処理を行うことによって、データ量削減の優先度が高いことを示す再圧縮フラグが付加された出力用立体映像データのデータ量の削減率が、データ量削減の優先度が低いことを示す再圧縮フラグが付加された出力用立体映像データのデータ量の削減率より大きくなるように、再圧縮フラブが付与された1つの出力用立体映像データのデータ量を削減するとともに、データ量を削減した出力用立体映像データを出力し、
    前記残容量情報が前記記録媒体の残り記録容量が一定値以下になったことを示すごとに、前記再圧縮フラグが付加された各々の出力用立体映像データのデータ量の削減率を大きくしていくことを特徴とする立体映像データ記録装置。
  19. 請求項14ないし18のいずれかに記載の立体映像データ記録装置において、
    前記記録媒体は、データを消去可能であることを示す再圧縮フラグが付加された前記出力用立体映像データを記録してあり、
    前記制御信号出力部は、前記記録媒体の残り記録容量に基づき、前記記録媒体の中で前記データを消去可能であることを示す再圧縮フラグが付加された出力用立体映像データが記録されている記録領域を開放することを特徴とする立体映像データ記録装置。
  20. 請求項14ないし19のいずれかに記載の立体映像データ記録装置において、
    前記再圧縮フラグを手動にて設定するための再圧縮フラグ手動設定部をさらに含むことを特徴とする立体映像データ記録装置。
  21. 請求項14ないし19のいずれかに記載の立体映像データ記録装置において、
    前記再圧縮フラグを自動的に設定する再圧縮フラグ自動設定部をさらに含むことを特徴とする立体映像データ記録装置。
  22. 請求項21に記載の立体映像データ記録装置において、
    立体映像データによって表示される映像のジャンルに対しての優先度を手動にて設定するための分類優先度手動設定部をさらに含み、
    前記再圧縮フラグ自動設定部は、前記分類優先度手動設定部にて設定されたジャンルに対する優先度に対応する前記再圧縮フラグを自動的に設定することを特徴とする立体映像データ記録装置。
  23. 請求項21に記載の立体映像データ記録装置において、
    前記記録媒体に記録される立体映像データおよび/または前記記録媒体から読み取られる立体映像データに基づき、立体映像データによって表示される映像のジャンルに対しての優先度を自動的に設定する分類優先度自動設定部をさらに含み、
    前記再圧縮フラグ自動設定部は、前記分類優先度自動設定部にて設定されたジャンルに対しての優先度に対応する前記再圧縮フラグを自動的に設定することを特徴とする立体映像データ記録装置。
  24. 請求項23に記載の立体映像データ記録装置において、
    前記分類優先度自動設定部は、
    立体映像データによって表示される映像のジャンルごとに、前記記録媒体に記録された立体映像データの総記録時間をカウントするとともに該ジャンルごとの総記録時間に第1の係数を乗じ、
    立体映像データによって表示される映像のジャンルごとに、前記記録媒体から読み取られた立体映像データの総再生時間をカウントするとともに該ジャンルごとの総再生時間に第2の係数を乗じ、
    前記第1の係数を乗じた前記ジャンルごとの総記録時間と前記第2の係数を乗じた前記ジャンルごとの総再生時間とを、前記ジャンルごとに加算し、該加算して得られた時間の長さに基づいて前記ジャンルに対しての優先度を自動的に設定することを特徴とする立体映像データ記録装置。
  25. 請求項21に記載の立体映像データ記録装置において、
    立体映像データによって表示される映像のジャンルに対しての優先度が予め規定されている優先度規定部をさらに含み、
    前記再圧縮フラグ自動設定部は、前記優先度規定部にて規定されているジャンルに対しての優先度に対応する前記再圧縮フラグを自動的に設定することを特徴とする立体映像データ記録装置。
  26. 請求項21に記載の立体映像データ記録装置において、
    前記再圧縮フラグ自動設定部は、前記記録媒体に記録される立体映像データのデータ量に基づき、前記記録媒体に記録される立体映像データに付加する再圧縮フラグを自動的に設定することを特徴とする立体映像データ記録装置。
  27. 請求項21ないし26のいずれかに記載の立体映像データ記録装置において、
    前記再圧縮フラグ自動設定部は、前記記録媒体から仮消去された立体映像データに対してデータ量削減の優先度が高いことを示す再圧縮フラグを付与することを特徴とする立体映像データ記録装置。
  28. 請求項21ないし26のいずれかに記載の立体映像データ記録装置において、
    前記再圧縮フラグ自動設定部は、前記記録媒体から仮消去された立体映像データを含む該記録媒体に連続して記録された立体映像データに対して、データ量削減の優先度が高いことを示す再圧縮フラグを付与することを特徴とする立体映像データ記録装置。
JP2003121731A 2003-04-25 2003-04-25 立体映像データ処理装置、立体映像データ伝送装置、立体映像データ記録装置 Expired - Fee Related JP4257504B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003121731A JP4257504B2 (ja) 2003-04-25 2003-04-25 立体映像データ処理装置、立体映像データ伝送装置、立体映像データ記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003121731A JP4257504B2 (ja) 2003-04-25 2003-04-25 立体映像データ処理装置、立体映像データ伝送装置、立体映像データ記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004328463A JP2004328463A (ja) 2004-11-18
JP4257504B2 true JP4257504B2 (ja) 2009-04-22

Family

ID=33500201

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003121731A Expired - Fee Related JP4257504B2 (ja) 2003-04-25 2003-04-25 立体映像データ処理装置、立体映像データ伝送装置、立体映像データ記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4257504B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007010779A1 (ja) * 2005-07-15 2007-01-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. パケット送信装置
JP5626883B2 (ja) * 2010-11-11 2014-11-19 Necカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 テレビ電話装置およびその制御方法
WO2013079420A1 (en) * 2011-11-28 2013-06-06 Thomson Licensing Processing device for the generation of 3d content versions and associated device for obtaining content
JP6080383B2 (ja) * 2012-05-08 2017-02-15 キヤノン株式会社 送信装置、送信方法、及びコンピュータプログラム
WO2020241269A1 (ja) * 2019-05-29 2020-12-03 住友電気工業株式会社 映像伝送システム、映像送信装置、映像受信装置、映像配信方法、映像送信方法、映像受信方法およびコンピュータプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004328463A (ja) 2004-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0713334B1 (en) Real-time image recording/producing method and apparatus
US6848117B1 (en) Video-on-demand system capable of performing a high-speed playback at a correct speed
KR101256413B1 (ko) 개선된 텔레비전 신호용 수신기
JP4408537B2 (ja) 情報圧縮記録装置
EP1374600A1 (en) Storage of multi-media items
KR100950540B1 (ko) 사용자 선택가능한 가변 트릭 모드 속도
JP2011151721A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
JP4257504B2 (ja) 立体映像データ処理装置、立体映像データ伝送装置、立体映像データ記録装置
US7382401B2 (en) Data processing apparatus
JP4650454B2 (ja) 符号化装置及び符号化方法
KR100434740B1 (ko) 디지털 방송 프로그램에서의 저배속 재생방법
JP4462643B2 (ja) 画像符号化方法及び画像符号化装置
KR20000000611A (ko) 기록매체의 잔량 검출 및 검출잔량에 따른 신호의 압축 기록방법과 그 장치
JP2000251406A (ja) 画像記録装置
JPH10108200A (ja) 画像符号化方法およびその装置
KR100610680B1 (ko) 디지털 방송 녹화 편집장치 및 방법
KR100813063B1 (ko) 고속 포워딩 및 리와인딩 디스플레이 기능을 갖는 영상장치 및 그 방법
JP5355176B2 (ja) 動画保存装置及びその制御方法
JPH10308942A (ja) 画像符号化方法及び装置並びに記録媒体並びに画像伝送方法
JP2005192013A (ja) 圧縮動画データデコード装置および圧縮動画データデコードプログラム
AU2017202489A1 (en) Improvements in receivers for television signals
JPH07236120A (ja) データ記録方式
JP2002150678A (ja) 記録再生装置及び情報記録方法
JP2006086692A (ja) 映像ダビング装置
KR20040078488A (ko) 영상재생장치의 기록/재생방법

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20050113

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050113

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060131

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060313

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090107

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090120

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4257504

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120213

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120213

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130213

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130213

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140213

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees