JP4257349B2 - アンテナ装置及び無線通信端末 - Google Patents

アンテナ装置及び無線通信端末 Download PDF

Info

Publication number
JP4257349B2
JP4257349B2 JP2006196877A JP2006196877A JP4257349B2 JP 4257349 B2 JP4257349 B2 JP 4257349B2 JP 2006196877 A JP2006196877 A JP 2006196877A JP 2006196877 A JP2006196877 A JP 2006196877A JP 4257349 B2 JP4257349 B2 JP 4257349B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
sub
reception
main
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006196877A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007104637A (ja
Inventor
隆行 清水
了一 榎嶋
Original Assignee
株式会社カシオ日立モバイルコミュニケーションズ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社カシオ日立モバイルコミュニケーションズ filed Critical 株式会社カシオ日立モバイルコミュニケーションズ
Priority to JP2006196877A priority Critical patent/JP4257349B2/ja
Priority to EP06018700A priority patent/EP1763152A1/en
Priority to KR1020060086364A priority patent/KR100801835B1/ko
Priority to CN2006101290859A priority patent/CN1929198B/zh
Priority to US11/517,936 priority patent/US7411557B2/en
Publication of JP2007104637A publication Critical patent/JP2007104637A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4257349B2 publication Critical patent/JP4257349B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/28Combinations of substantially independent non-interacting antenna units or systems
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/22Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
    • H01Q1/24Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set
    • H01Q1/241Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM
    • H01Q1/242Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM specially adapted for hand-held use
    • H01Q1/243Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM specially adapted for hand-held use with built-in antennas
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q9/00Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q9/04Resonant antennas
    • H01Q9/0407Substantially flat resonant element parallel to ground plane, e.g. patch antenna
    • H01Q9/0414Substantially flat resonant element parallel to ground plane, e.g. patch antenna in a stacked or folded configuration
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q9/00Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q9/04Resonant antennas
    • H01Q9/30Resonant antennas with feed to end of elongated active element, e.g. unipole
    • H01Q9/40Element having extended radiating surface
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/38Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
    • H04B1/3827Portable transceivers
    • H04B1/3833Hand-held transceivers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/38Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
    • H04B1/40Circuits
    • H04B1/401Circuits for selecting or indicating operating mode
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
    • H04B7/08Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the receiving station
    • H04B7/0802Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the receiving station using antenna selection
    • H04B7/0825Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the receiving station using antenna selection with main and with auxiliary or diversity antennas

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Transceivers (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Support Of Aerials (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Description

本発明は、電波信号を受信するアンテナ装置及び無線通信端末に関する。
近年、携帯電話等の無線通信端末においては、送受信アンテナ素子及び受信専用アンテナ素子を受信装置に接続し、それぞれのアンテナ素子によって受信された信号の受信電界強度に応じて電界強度が大きい方の受信信号を選択したり、又はそれぞれのアンテナ素子によって受信された信号を合成したりするダイバーシティ受信が利用されている。
一方、無線通信端末のさらなる小型化・高機能化が要求されており、部品の実装エリアが少なくなる中、アンテナ素子の内蔵化が必須となってきている。また、無線通信端末の小型化・高機能化に伴い、アンテナ素子の小型化が進んできている。
上述した送受信アンテナ素子及び受信専用アンテナ素子を無線通信端末に内蔵した場合、周辺構造やグランド(GND)領域の接近等によりアンテナ利得や受信感度等のアンテナ性能が劣化する傾向がある。また、両アンテナ素子を互いに十分離間させた位置に実装するためのエリアを確保することができず、送受信アンテナ素子と受信専用アンテナ素子とが必要以上に接近した状態で実装されることになるため、アンテナ素子間の干渉によりアンテナ性能が劣化する傾向がある。また、無線通信端末に内蔵されるアンテナは小型化されたアンテナであるので、受信可能な周波数の帯域幅が狭いという問題もある。
そのため、例えば、特許文献1に開示された携帯電話機では、携帯電話機の筐体内部の上部に直交配置したダイバーシティアンテナを構成する2つのヘリカルコイル素子の間に電磁遮蔽板を設けることによって、アンテナの相互干渉を少なくし、ダイバーシティ効果を上げる構成となっている。また、特許文献1には、上記構成の携帯電話機において、送受信の対象周波数の広帯域化や、大きくはなれた複数の対象周波数を扱うマルチバンドに対応するために、上記2個のヘリカルコイル素子の外に、無給電ヘリカルコイル素子などの追加の素子を設けて電磁的に結合する方法をとることが記載されている。
また、特許文献2に開示された携帯無線通信端末では、第1のアンテナ素子を第1の筐体に内蔵させるとともに、第2のアンテナ素子を第1の筐体に対して折り畳み可能な第2の筐体に内蔵させ、前記第1の筐体と前記第2の筐体とが開放状態である場合には、前記第1のアンテナ素子と前記第2のアンテナ素子とがダイバーシティアンテナを構成するようにするとともに、前記第1の筐体と前記第2の筐体とが閉じられた状態である場合には、前記第2のアンテナ素子を、前記第1のアンテナ素子との電磁結合により動作するように無給電素子として機能させ、第1のアンテナ素子の広帯域化を図る構成となっている。
特開2000−31721号公報 特開2004−72605号公報
しかしながら、特許文献1に開示された構成は、ダイバーシティアンテナを構成する2つのヘリカルコイル素子の外に、電磁遮蔽板と無給電ヘリカルコイル素子などの追加の素子とを設ける構成であるので、アンテナ装置の構成が複雑化するという問題がある。また、特許文献2に開示された構成は、ダイバーシティアンテナを構成する2つのアンテナ素子を、折り畳み可能な2つの筐体に分けて内蔵させる構成であるので、例えば、筐体が1つで構成されている無線通信端末には適用することができず、汎用性のある構成ではない。
本発明の課題は、ダイバーシティ受信を行うこと及びメインアンテナの送受信可能な周波数帯域を拡大することが可能で、且つ筐体が1筐体で構成されている無線通信端末及び2筐体で構成されている無線通信端末の何れにも搭載可能なアンテナ装置及び該アンテナ装置を搭載した無線通信端末を提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、送受信用のメインアンテナと、前記メインアンテナと共同してダイバーシティ受信を行うためのサブアンテナとを備えたアンテナ装置において、前記サブアンテナをアンテナとして機能させるか、或いは無給電素子として機能させるかを切り替える切替手段を設けるとともに、前記メインアンテナとサブアンテナとを、電磁結合により複共振が生じ得るように、所定距離隔てて配置し、前記メインアンテナ及びサブアンテナには、それぞれ、両アンテナ子間の電磁結合の強度が適正値となるように調整された整合回路が接続されている、ことを特徴としている。
更に、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記切替手段は、前記サブアンテナを受信回路に接続するか、或いは直接又は所定値の抵抗を介してグランドに接続するかを切り替える手段であることを特徴としている。
更に、請求項に記載の発明は、請求項1乃至の何れか一項に記載の発明において、前記複共振は2つの共振周波数を有し、第1の共振周波数は、送信帯域側に優先的に設定され、第2の共振周波数は、前記第1の共振周波数を基にして受信帯域側に設定されていることを特徴としている。
更に、請求項に記載の発明は、請求項1乃至の何れか一項に記載の発明において、前記メインアンテナ及びサブアンテナは、それぞれ、誘電体チップアンテナ、メアンダラインアンテナ、プリント基板に形成したモノポールタイプのパターンアンテナ、又はこれらの組み合わせから構成されることを特徴としている。
更に、請求項に記載の発明は、請求項1乃至の何れか一項に記載の発明において、前記メインアンテナは、プリント基板に実装された誘電体チップアンテナと、前記プリント基板の配線用金属層のパターニングによりに形成され、且つ前記誘電体チップアンテナの開放端に接続された補助アンテナエレメントとで構成されており、前記補助アンテナエレメントの開放端とサブアンテナの開放端とが所定距離隔てられていることを特徴としている。
また、上記課題を解決するために、請求項に記載の発明は、請求項1に記載のアンテナ装置と、前記アンテナ装置で受信した電波信号を処理する受信信号処理手段と、前記受信信号処理手段で処理された信号を出力する出力手段と、前記アンテナ装置から電波信号を送信させる送信手段とを備える特徴とする無線通信端末。
更に、請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記受信信号処理手段は、前記アンテナ装置のサブアンテナが無給電素子として機能しているときには、前記アンテナ装置のメインアンテナで受信された信号を処理し、前記サブアンテナがアンテナとして機能しているときには、前記メインアンテナで受信された信号と前記サブアンテナで受信された信号とをダイバーシティ方式で処理することを特徴としている。
更に、請求項に記載の発明は、請求項又はに記載の発明において、前記アンテナ装置の切替手段は、受信する電波信号の種別に応じてサブアンテナの接続の切り替えを行うことを特徴としている。
更に、請求項に記載の発明は、請求項又はに記載の発明において、前記アンテナ装置の切替手段は、通信モードに応じてサブアンテナの接続の切り替えを行うことを特徴としている。
本発明によれば、アンテナ装置をダイバーシティアンテナとして使用できるとともに、広帯域の送受信アンテナとして使用することができる。
また、本発明によれば、上記アンテナ装置を無線通信端末に設けたので、ダイバーシティ受信を行うことができるとともに、メインアンテナの送受信可能な周波数帯域を拡大することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。ただし、本発明の範囲は、図示例に限定されないものとする。
図1は、本発明に係るアンテナ装置を備えた無線通信端末としての携帯通信端末100の内部構成を示した図である。なお、本実施の形態では、携帯通信端末100として携帯電話端末を用いるものとする。
図1に示すとおり、携帯通信端末100は、送受信部10と端末機能部30とから構成される。
ここで、送受信部10は、メインアンテナ11、サブアンテナ12、メイン整合回路13、サブ整合回路14、スイッチ部15、デュプレクサ16、GPS受信フィルタ17、メイン受信回路18、メイン受信フィルタ19、第1サブ受信フィルタ20、サブ受信回路21、第2サブ受信フィルタ22、発信器23、制御部24、送信回路25、送信フィルタ26、パワーアンプ27、パワー検出器28、アイソレータ29等から構成される。
メインアンテナ11は、携帯通信端末100内部に配置された送受信用のアンテナであって、CDMA2000(Code Division Multiple Access 2000)、GSM(Global System for Mobile Communications)、EDGE(Enhanced Data GSM Environment)等の所定の通信方式に準拠した電波信号の受信及び送信が可能となっている。なお、本実施の形態のメインアンテナ11は、受信帯域が832〜870MHz、送信帯域887〜925MHzである所定の通信方式(CDMA2000)に対応しているものとする。
また、メインアンテナ11は、GPS(Global Positioning System)電波信号の受信時においては、当該GPS信号電波信号の受信に要する周波数(1575.42MHz)で共振することにより、GPS衛星から送信されるGPS信号電波信号の受信が可能となっている。
サブアンテナ12は、携帯通信端末100内部に配置された、メインアンテナ11と共同してダイバーシティ受信を行うためのアンテナであって、メインアンテナ11と同様の通信方式に準拠した電波信号の受信が可能となっている。
メイン整合回路13は、デュプレクサ16から見たメインアンテナ11のインピーダンスを所定の特性インピーダンスに整合させるための回路である。
サブ整合回路14は、第1サブ受信フィルタ20から見たサブアンテナ12のインピーダンスを所定の特性インピーダンスに整合させるための回路である。
以下、図2〜図4を参照して、上述したメインアンテナ11、サブアンテナ12、メイン整合回路13、サブ整合回路14について説明する。
図2は、携帯通信端末100の電子基板(プリント基板)に実装された、メインアンテナ11及びサブアンテナ12の一例を示す図である。図2(a)に示すように、メインアンテナ11は、電子基板上に設けられた誘電体チップアンテ11aと、電子基板上の配線用金属層のパターニングにより形成され、誘電体チップアンテ11aの開放端に接続された付加導体(補助アンテナエレメント)11bとで構成されている。また、サブアンテナ12は、金属箔樹脂フィルムの金属箔がメアンダ形状に刻まれたメアンダラインアンテナであり、電子基板の端部に沿設された部材上に、メアンダ形状が刻まれた金属箔樹脂フィルムを貼り付けることで構成されている。そして、メインアンテナ11とサブアンテナ12は、両アンテナの共振系により電磁的に結合されるように、互いの開放端を所定距離離隔させて設けられている。
なお、メインアンテナ11及びサブアンテナ12の実装態様は上記例に限らず、他の態様であってもよい。例えば、図2(b)に示すように、サブアンテナ12を、メアンダ形状が刻まれた金属箔樹脂フィルムを電子基板上に貼付することで形成することとしてもよいし、また、電子基板上の配線用金属層に直接メアンダ形状を刻むことで形成することとしてもよい。また、サブアンテナ12の形状は、メアンダ状に限らず、ジグザグ状等の他のパターン形状としてもよい。また、メインアンテナ11及びサブアンテナ12を構成するアンテナ素子は、これらに限らず、他の素材で構成されたり、他の形状に構成されたアンテナ素子であってもよい。すなわち、メインアンテナ11及びサブアンテナ12のアンテナ素子として、金属製の線材で構成されたヘリカルコイルアンテナ、金属製の板材で構成された変形モノポールアンテナ、電子基板上の配線用金属層で構成されたモノポールタイプのパターンアンテナ等、各種タイプのアンテナ素子を用いることができ、またメインアンテナ11及びサブアンテナ12のアンテナ素子を同一タイプのもので構成することとしてもよい。
つまり、メインアンテナ11及びサブアンテナ12は、誘電体チップアンテナ、メアンダラインアンテナ、ヘリカルコイルアンテナ、変形モノポールアンテナ、プリント配線基板に形成したモノポールタイプのパターンアンテナなどの各種アンテナ素子の中から、適当なものを選択して使用することができ、また、これらのアンテナ素子を組み合わせて使用することもできる。なお、メインアンテナ11及びサブアンテナ12に使用するアンテナ素子のタイプによっては、メインアンテナ11とサブアンテナ12とを、互いの開放端を所定距離離隔させて対向させる配置に代えて、メインアンテナ11とサブアンテナ12とを、所定距離離隔させて並列配置する構成にしてもよい。
図3は、メインアンテナ11、サブアンテナ12、メイン整合回路13、サブ整合回路14の構成を示した図である。
図3に示すように、メイン整合回路13は、メインアンテナ11とスイッチ部15との間に位置し、メインアンテナ11の給電端とスイッチ部15との間に接続された所定のインダクタンスL1を有するコイルと、当該コイルとスイッチ部15との間に一端が接続されるとともに他端が接地された所定のインダクタンスL2を有するコイルと、から構成されている。また、サブ整合回路14は、サブアンテナ12とスイッチ部15との間に位置し、サブアンテナ12の給電端とスイッチ部15との間に接続された所定のインダクタンスL3を有するコイルと、当該コイルとスイッチ部15との間に一端が接続されるとともに他端が接地された所定のインダクタンスL4を有するコイルと、から構成されている。
ここで、図4を参照して、メインアンテナ11及びサブアンテナ12のアンテナ特性について説明する。
図4は、メインアンテナ11及びサブアンテナ12のアンテナ特性を示した図である。なお、横軸は周波数を示しており、縦軸は各アンテナのVSWR(Voltage Standing Wave Ratio)の値を示している。
図4(a)示すように、メインアンテナ11の中心周波数は、受信帯域832〜870MHz及び送信帯域887〜925MHzのうち、送信帯域側に偏倚させた値(例えば、925MHz)に設定されている。また、サブアンテナ12の中心周波数は、受信帯域832〜870MHzの下限値近傍の値(例えば、800MHz)に設定されている。
なお、本実施の形態において、メインアンテナ11の中心周波数を受信帯域と送信帯域の中間の周波数にせず、送信帯域側に偏倚させた値(例えば、925MHz)に設定している理由は、受信帯域の832〜870MHzの電波は、メインアンテナ11とサブアンテナ12とのダイバーシティ受信により受信可能であり、また、後述する設定処理によるメインアンテナ11の帯域拡大により受信可能であるので、送信特性を優先して設定したからである。
また、本実施の形態において、サブアンテナ12の中心周波数を受信帯域の周波数にせず、受信帯域の下限値を越えた値(例えば、800MHz)に設定している理由は、メインアンテナ11の中心周波数を送信帯域の上限値(925MHz)に設定し、且つサブアンテナ12の中心周波数を受信帯域の下限値(832MHz)に設定した場合でも、両アンテナの電磁結合が強過ぎて適切な複共振が得られないからである。
メイン整合回路13及びサブ整合回路14における各コイルのインダクタンス(L1〜L4)は、図4(b)に示すように、上記した両アンテナの複共振により、メインアンテナ11の周波数帯域800〜925MHzにおけるVSWRの値が低くなるよう設定されている。即ち、メインアンテナ11の共振周波数帯域が拡大するように、両アンテナのインピーダンスが、メイン整合回路13及びサブ整合回路14により調整されている。
メイン整合回路13及びサブ整合回路14が有する各コイルのインダクタンスの値は、例えば、以下の手順で調整することができる。
(1)まず、メインアンテナ11において、所望の周波数(送信帯域寄り)で共振するように、VSWRを測定しながらメイン整合回路13が具備するコイルのインダクタンスを調整する。より具体的には、メイン整合回路13を構成する2つのコイルとしてそれぞれ望ましいと思われるインダクタンスを有するコイルを接続し、その都度VSWRを測定するという作業を、VSWRの測定でメインアンテナ11が所望の周波数で共振することが確認されるまで繰り返して行う。この調整作業は、サブアンテナ12を所定の抵抗値(例えば、50Ω)を介して終端させるか、オープン或いはグランドにした状態で行う。なお、本実施の形態においては、サブアンテナ12の整合回路であるサブ整合回路14が、スイッチ部15によりグランドに切り替え接続される構成であるので、上記調整作業は、サブアンテナ12をグランドにした状態で行うのがより望ましい。
(2)次に、サブアンテナ12において、所望の周波数(受信帯域寄り)で共振するように、VSWRを測定しながらサブ整合回路14が具備するコイルのインダクタンスを調整する。より具体的には、サブ整合回路14を構成する2つのコイルとしてそれぞれ望ましいと思われるインダクタンスを有するコイルを接続し、その都度VSWRを測定するという作業を、VSWRの測定でサブアンテナ12が所望の周波数で共振することが確認されるまで繰り返して行う。この調整作業は、メインアンテナ11を所定の抵抗値(例えば、50Ω)を介して終端させるか、オープンにした状態で行う。
(3)次に、メインアンテナ11とサブアンテナ12との間のアイソレーションを確認する。両アンテナ間のアイソレーションは、少なくとも8dB以上であることが好ましい。アイソレーションが8dBより低い場合は適切な複共振が起こらず、図4(c)に示すようなアンテナ特性となってしまい、アンテナ性能を向上させることができない。
アイソレーションが低い場合は、サブ整合回路14のインダクタンスL3の値を増加させて、すなわち、インダクタンスL3のコイルをよりインダクタンスの大きいコイルに変更して、サブアンテナ12の共振周波数を低い方へと偏倚させる。
(4)次に、メインアンテナ11のVSWRを再度確認し、サブアンテナ12の共振による影響により、メインアンテナ11の帯域幅が(1)のVSWRで確認した特性よりも受信帯域側に拡大したことを確認する。ここで、メインアンテナ11の帯域幅の拡大が所望する値に未達の場合、サブアンテナ12の共振特性(電磁結合の強度)を変化させ、所望する値に達するまで調整を行う。電磁結合を強くするには、インダクタンスL3の値を減少させて周波数を高くするか、或いはインダクタンスL4の値を増加させてサブアンテナ12の共振周波数を広くすることで調整できる。また、両アンテナ間の相対距離を変更することで、電磁結合の強度を調整することとしてもよい。
(5)(3)〜(4)を繰り返し、両アンテナ間のアイソレーション及び電磁結合状態を確認しながら、サブ整合回路14のインダクタンスL3及びインダクタンスL4の値を決定する。
(6)サブ整合回路14のインダクタンスが決定した後、メインアンテナ11のVSWRを測定し、共振周波数が低い場合にはインダクタンスL1の値を減少させ、高い場合にはインダクタンスL1の値を増加させる。ここで、VSWRのバランス(VSWRのピーク値を改善するか、ピークを犠牲にして帯域を改善するか)はインダクタンスL2の増減で調整する。そして、メインアンテナ11のアンテナ利得と放射特性を測定し、所望のアンテナ特性を満たすことを確認する。
図1に戻り、スイッチ部15は、GaAs−MMIC(ガリウム砒素高周波モノリシックIC)等で構成される高周波切替回路であって、後述する制御部24による制御の下、送受信動作に応じてメインアンテナ11及びサブアンテナ12を介した信号の入出力経路を切り替える。
図5は、スイッチ部15の内部構成を示した図である。
音声通話の受信時においては、制御部24による制御の下、メイン整合回路13の接続をデュプレクサ16に接続された経路RX1に切り替えるとともに、サブ整合回路14の接続をグランドに切り替える。こうしてサブアンテナ12を無給電素子としてメインアンテナ11と電磁結合させることで、上述のようにメインアンテナ11の受信帯域を広げることができる。
また、WEB閲覧や電子メール受信時などのデータ通信の電波信号の受信時においては、制御部24による制御の下、メイン整合回路13の接続をデュプレクサ16に接続された経路RX1側へと切り替えるとともに、サブ整合回路14の接続を第1サブ受信フィルタ20に接続された経路RX2側へと切り替える。これによって、メインアンテナ11及びサブアンテナ12による電波信号の受信が共に可能な状態へと移行する。すなわち、両受信信号をダイバーシティ方式で処理することが可能な状態となる。
移動などにより電波強度が変動する場合、受信レベルの落ち込みは、両アンテナで受信された受信信号をダイバーシティ処理する受信方式よりも、複共振によって広帯域化したメインアンテナ11のみで受信する受信方式の方が大きい。携帯通信端末においてデータの受信エラーが多発すると、送信側(基地局側)がデータの送信レートを落として送信するようになり、その結果として、データの通信速度が低下する。つまり、データの高速通信という観点からすると、複共振によってメインアンテナ11を広帯域化する受信方式よりも、図4(a)に示す受信帯域幅の両アンテナを用いて受信信号をダイバーシティ処理する受信方式の方が有利である。
従って、画像データ等の大容量のデータを受信する機会が多い、WEB閲覧や電子メール受信時などのデータ通信では、複共振によってメインアンテナ11を広帯域化する受信方式よりも、両アンテナを用いて受信信号をダイバーシティ処理する受信方式の方が有効である。
また、GPS電波信号の受信時においては、制御部24による制御の下、メイン整合回路13の接続をGPS受信フィルタ17に接続された経路GPS側へと切り替えるとともに、サブ整合回路14の接続をグランドへと切り替え、メインアンテナ11によるGPS電波信号の受信のみが可能な状態へと移行させる。
また、電波信号の送信時においては、制御部24による制御の下、メイン整合回路13の接続をデュプレクサ16に接続された経路RX1側へと切り替えるとともに、サブ整合回路14の接続をグランドへと切り替え、メインアンテナ11による電波信号の送信が可能な状態へと移行させる。
なお、音声通話の受信時、GPS電波信号の受信時及び電波信号の送信時においては、サブ整合回路14をグランドに接続させることとしたが、これに限らず、例えば、所定の抵抗値(例えば、50Ω)を介して終端させることとしてもよいし、内部回路から切り離したハイインピーダンス状態にさせることとしてもよい。サブ整合回路14を所定の抵抗値(例えば、50Ω)を介して終端させる構成にする場合は、メイン整合回路13が具備するコイルのインダクタンスを調整する際に、サブアンテナ12を所定の抵抗値(例えば、50Ω)を介して終端させた状態で行うのが望ましい。また、サブ整合回路14を内部回路から切り離したハイインピーダンス状態にさせる構成にする場合は、メイン整合回路13が具備するコイルのインダクタンスを調整する際に、サブアンテナ12をオープンにした状態で行うのが望ましい。
図1に戻り、デュプレクサ16は、誘電体共振器で構成されるBPF(バンドパスフィルタ)等により構成され、所定の通信方式における送信信号と受信信号との分離を行う。具体的に、デュプレクサ16は、メインアンテナ11により受信された832〜870MHzの受信信号を、経路RX3を介してメイン受信回路18へと出力する。また、デュプレクサ16は、経路TXを介して送信回路25から出力された887〜925MHzの送信信号を、経路RX1を介してメインアンテナ11へと出力する。
GPS受信フィルタ17は、誘電体共振器で構成されるBPF等により構成され、メインアンテナ11を介して受信されたGPS電波信号の受信帯域外信号を遮断し、当該GPS受信フィルタ17を通過した1575.42MHzのGPS受信信号をメイン受信回路18へと出力する。
メイン受信回路18は、低雑音増幅器(不図示)、メイン受信フィルタ19、検波回路(不図示)等から構成され、デュプレクサ16から入力される受信信号に所定の信号処理を施した後、制御部24へと出力する。ここで、メイン受信フィルタ19は、誘電体共振器で構成されるBPF等により構成され、低雑音増幅器による増幅後の受信信号を検波回路により復調する前に、再度受信帯域外信号の遮断を行うためのものである。
また、メイン受信回路18は、GPS受信フィルタ17から入力されるGPS受信信号に所定の信号処理を施した後、制御部24へと出力する。なお、GPS受信信号に対しても、デュプレクサ16から入力された受信信号と同様、メイン受信フィルタ19より受信帯域外信号の遮断が行われるものとする。
第1サブ受信フィルタ20は、誘電体共振器で構成されるBPF等により構成され、サブアンテナ12を介して受信された受信信号の受信帯域外信号を遮断し、当該第1サブ受信フィルタ20を通過した832〜870MHzの受信信号をサブ受信回路21へと出力する。
サブ受信回路21は、低雑音増幅器(不図示)、第2サブ受信フィルタ22、検波回路(不図示)等から構成され、第1サブ受信フィルタ20から入力される受信信号に所定の信号処理を施した後、制御部24へと出力する。ここで、第2サブ受信フィルタ22は、誘電体共振器で構成されるBPF等により構成され、低雑音増幅器による増幅後の受信信号を検波回路により復調する前に、再度受信帯域外信号の遮断を行うためのものである。
発信器23は、水晶発振器等で構成され、携帯通信端末100が備える各部の同期信号の基準となる所定の周波数(例えば、19.2MHz)をメイン受信回路18、サブ受信回路21及び送信回路25に発信する。
制御部24は、CPU、RAM等により構成され、後述する記憶部36に記憶された所定のプログラムとの協働により、携帯通信端末100の各部を統括的に制御する。
具体的には、制御部24は、受信電波が音声通話であるか又はデータ通信であるかを判別し、判別結果に基づきスイッチ部15を制御する。音声通話時は複共振によってメインアンテナ11を広帯域化し、データ通信時は両アンテナを用いて各受信信号をダイバーシティ処理する。
音声通話時においては、制御部24は、メイン受信回路18から入力される受信信号を復調する。そして、復調して得られたデータ信号を端末機能部30の受話部33又はオーディオIC40へと出力する。
データ通信時においては、制御部24は、メイン受信回路18及びサブ受信回路21から入力される両受信信号をダイバーシティ方式で処理する。この処理された受信信号を復調して得られたデータ信号を端末機能部30のオーディオIC40、メイン表示部37又はサブ表示部38へと出力する。ここで用いられるダイバーシティ方式は、両受信信号のうち受信レベルの大なる受信信号を選択する方式(選択ダイバーシティ方式)を用いることとしてもよいし、両受信信号を同相合成する方式(合成ダイバーシティ方式)を用いることとしてもよい。
また、制御部24は、メイン受信回路18から入力されるGPS受信信号に基づいて、自己の携帯通信端末100の位置を計測する。そして、計測した位置情報を示す画像データ、文字データ等をメイン表示部37又はサブ表示部38に表示させる。
また、制御部24は、利用者による通話や電子メール等のデータ送信時において、後述する集音部34から入力される音声信号又は操作部35から入力されたデータ信号を所定の圧縮符号化形式に変換し、この変換されたデータを送信信号として送信回路25へと出力する。
送信回路25は、変調器(不図示)等から構成され、制御部24から入力される送信信号に所定の信号処理を施した後、送信フィルタ26へと出力する。
送信フィルタ26は、誘電体共振器で構成されるBPF等により構成され、送信回路25から入力された送信信号の送信帯域外信号を遮断し、当該送信フィルタ26を通過した887〜925MHzの送信信号をパワーアンプ27へと出力する。
パワーアンプ27は、増幅回路等により構成され、送信フィルタ26から入力された送信信号の増幅を行う。
パワー検出器28は、送信時の送信パワーが一定となるよう制御するために、送信信号の出力の値を検出する。
アイソレータ29は、パワーアンプ27から入力された送信信号の流れをデュプレクサ16方向へと制御し、デュプレクサ16から入力されるノイズ等の信号を遮断する。また、パワー検出器28の出力側インピーダンスの変動を抑え安定化させる。
次に、携帯通信端末100の端末機能部30について説明する。
図1に示すとおり、端末機能部30は、電源IC31、電源32、受話部33,集音部34、操作部35、記憶部36、メイン表示部37、サブ表示部38、撮像部39、オーディオIC40、スピーカ41等から構成される。
電源IC31は、ACアダプタや充電池等の電源32から供給される駆動電力を、制御部24から入力される指示に基づいて、携帯通信端末100の各部へ供給する。
受話部33は、通話時におけるユーザの耳部周辺に対応する位置に設けられたスピーカ等の音声出力器であって、制御部24から入力される音声信号の出力を行う。
集音部34は、通話時におけるユーザの口部周辺に対応する位置に設けられたマイクロフォン等の集音器であって、集音部34で集音される送話音声を音声信号として制御部24に出力する。
操作部35は、各種文字を入力するための文字入力キーや各種機能キー等により構成され、ユーザにより押下された各キーからの押下信号を、制御部24に出力する。
記憶部36は、プログラムやデータ等が予め記録されている記録媒体(図示せず)を有しており、この記録媒体はEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read-Only Memory)やフラッシュメモリ等の半導体メモリ、若しくは磁気的記録媒体で構成されている。この記録媒体は、記憶部36に固定的に設けられるもの、若しくは着脱自在に装着するものであり、この記録媒体には、各種処理プログラム、及び各種処理プログラムで処理されたデータ等を記録する。また、プログラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形態で格納される。制御部24は、このプログラムとの協働により、外部の情報端末との通話やインターネット等を介したデータ通信を行なう。
メイン表示部37は、携帯通信端末100の正面側(操作部35が配置された側)に設けられたLCD(Liquid Crystal Display)やELD(Electro Luminescence Display)等の表示器であって、制御部24から入力される表示信号の指示に従って、メイン表示部37上に各種画像を表示する。
サブ表示部38は、携帯通信端末100の背面側に設けられたLCDやECD等の表示器であって、制御部24から入力される表示信号の指示に従って、サブ表示部38上に各種画像を表示する。
撮像部39は、ガラスやプラスチック等からなる光学レンズと、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子を平面上に多数配設した撮像画素面等から構成されている。撮像部39は、制御部24から撮影を行う指示が入力されると、光学レンズを介して入力され撮像画素面上に結像された被写体像を電気信号に変換して画像データを生成し、制御部24へ出力する。
オーディオIC40は、アンプ、LPF(Low Pass Filter)等から構成され、制御部24から入力される音声信号に所定の信号処理を施した後、この音声信号を携帯通信端末100に内蔵されたスピーカ41、或いは不図示の音声出力端子を介して接続されるヘッドフォン等の外部音声出力装置に出力させる。
次に、上述した携帯通信端末100の構成において、外部機器から送信された電波信号の受信が行われる際の動作を説明する。
制御部24は、音声通話の受信信号の受信を検出すると、スイッチ部15を制御して接続を切り替える。即ち、図5に示すメイン整合回路13の接続をデュプレクサ16へと至る経路RX1へと切り替えるとともに、サブ整合回路14の接続をグランドに切り替える。このようにして、複共振により受信帯域が広がったメインアンテナ11による電波信号の受信が可能な状態へと切り替える。
上記状態において、外部機器から送信された音声通話の電波信号が、図4(b)に示す受信帯域幅を有したメインアンテナ11により受信される。ここで、メインアンテナ11により受信された受信信号は、経路RX1及び経路RX3を経てメイン受信回路18に入力され、所定の信号処理が施された後、制御部24へと出力される。
制御部24は、メイン受信回路18から入力された受信信号を復調する。復調して得られた音声信号を受話部33又はオーディオIC40へと出力することで、外部機器から送信された電波信号を受信する。
また、制御部24は、データ通信の受信信号の受信を検出すると、スイッチ部15を制御して接続を切り替える。即ち、図5に示すメイン整合回路13の接続をデュプレクサ16へと至る経路RX1へと切り替えるとともに、サブ整合回路14の接続を第1サブ受信フィルタ20へと至る経路RX2へと切り替える。このようにして、メインアンテナ11及びサブアンテナ12による電波信号の受信が共に可能な状態へと切り替える。
上記状態において、外部機器から送信されたデータ通信の電波信号が、図4(a)に示す受信帯域幅を有したメインアンテナ11及びサブアンテナ12により受信される。ここで、メインアンテナ11により受信された受信信号は、経路RX1及び経路RX3を経てメイン受信回路18に入力され、所定の信号処理が施された後、制御部24へと出力される。また、サブアンテナ12により受信信号は、経路RX2を経てサブ受信回路21に入力され、所定の信号処理が施された後、制御部24へと出力される。
制御部24は、メイン受信回路18及びサブ受信回路21から入力された受信信号をダイバーシティ方式で処理し、この処理された受信信号を復調して得られたデータ信号をオーディオIC40、メイン表示部37又はサブ表示部38へと出力することで、外部機器から送信された電波信号を受信する。
以上のように、本実施の形態によれば、送受信用のメインアンテナ11と共同してダイバーシティ受信を行うためのサブアンテナ12を無給電素子として機能させることができるようにするとともに、メインアンテナ11とサブアンテナ12とを電磁結合により複共振が生じ得るように所定距離隔てて配置したので、サブアンテナ12を無給電素子として機能させて複共振を生じさせることにより、メインアンテナ11の送受信可能な周波数帯域を拡大することができる。また、データ通信時には、サブアンテナ12を本来のアンテナとして機能させることにより、電波信号をダイバーシティ方式で受信処理することができる。
上記実施の形態における記述は、本発明の無線通信端末の一例を示すものであり、これに限定されるものではない。上記実施の形態における無線通信端末の細部構成及び詳細動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施の形態では、本発明を携帯通信端末(携帯電話端末)に適用した場合を例示したが、これに限らず、本発明は、無線通信機能付きのPDA(Personal Digital Assistants)等、外部との電波信号による無線通信を行うことが可能な電子機器に適用することが可能であり、また無線カードや無線モジュール、無線モデムのように、他の電子機器に接続して使用するタイプの無線通信端末にも適用することが可能である。このタイプの無線通信端末は、本実施の形態における送受信部10と略同一の回路構成を備え、ダイバーシティ処理した受信信号等の電子機器への出力や電子機器からの信号入力はコネクタを介して行う構成となっている。
また、上記実施の形態では、メインアンテナ11が電波信号の送受信を行い、サブアンテナ12が電波信号の受信を行う態様としたが、これに限らず、メインアンテナ11及びサブアンテナ12の両方が電波信号の送受信を行う態様としてもよい。
また、上記実施の形態では、受信電波が音声通話であるか或いはデータ通信であるかを判別し、その判別結果に基づいてスイッチ部15を制御する態様としたが、携帯通信端末の通信モードを判別し、その判別結果に基づいてスイッチ部15を制御する態様としてもよい。この場合、例えば、携帯通信端末における通信モード判別を、まず最初に、通信モードが音声通話モードであるか或いはデータ通信モードであるかを判別し、その判別結果がデータ通信モードであった場合には、更に、データ送信モードであるか或いはデータ受信モードであるかを判別する構成にする。そして、携帯通信端末の通信モードが音声通話モード或いはデータ送信モードであった場合には、メイン整合回路13の接続をデュプレクサ16へと至る経路RX1へと切り替えるとともに、サブ整合回路14の接続をグランドに切り替え、携帯通信端末の通信モードがデータ受信モードであった場合には、メイン整合回路13の接続をデュプレクサ16へと至る経路RX1へと切り替えるとともに、サブ整合回路14の接続を第1サブ受信フィルタ20へと至る経路RX2へと切り替えるようにすればよい。
無線通信端末の内部構成を示したブロック図である。 携帯通信端末の電子基板に実装された、メインアンテナ及びサブアンテナの一例を示す図である。 メインアンテナ、サブアンテナ、メイン整合回路、サブ整合回路の構成を示した図である。 メインアンテナ及びサブアンテナのアンテナ特性を示した図である。 スイッチ部の内部構成を示した図である。
符号の説明
100 携帯通信端末
10 送受信部
11 メインアンテナ
11a 誘電体チップアンテ
11b 付加導体(補助アンテナエレメント)
12 サブアンテナ
13 メイン整合回路
14 サブ整合回路
15 スイッチ部
16 デュプレクサ
17 GPS受信フィルタ
18 メイン受信回路
19 メイン受信フィルタ
20 第1サブ受信フィルタ
21 サブ受信回路
22 第2サブ受信フィルタ
23 発信器
24 制御部
25 送信回路
26 送信フィルタ
27 パワーアンプ
28 パワー検出器
29 アイソレータ
30 端末機能部
31 電源IC
32 電源
33 受話部
34 集音部
35 操作部
36 記憶部
37 メイン表示部
38 サブ表示部
39 撮像部
40 オーディオIC
41 スピーカ

Claims (9)

  1. 送受信用のメインアンテナと、前記メインアンテナと共同してダイバーシティ受信を行うためのサブアンテナとを備えたアンテナ装置において、
    前記サブアンテナをアンテナとして機能させるか、或いは無給電素子として機能させるかを切り替える切替手段を設けるとともに、
    前記メインアンテナとサブアンテナとを、電磁結合により複共振が生じ得るように、所定距離隔てて配置し、
    前記メインアンテナ及びサブアンテナには、それぞれ、両アンテナ子間の電磁結合の強度が適正値となるように調整された整合回路が接続されていることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記切替手段は、前記サブアンテナを受信回路に接続するか、或いは直接又は所定値の抵抗を介してグランドに接続するかを切り替える手段であることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記複共振は2つの共振周波数を有し、
    第1の共振周波数は、送信帯域側に優先的に設定され、
    第2の共振周波数は、前記第1の共振周波数を基にして受信帯域側に設定されていることを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載のアンテナ装置。
  4. 前記メインアンテナ及びサブアンテナは、それぞれ、誘電体チップアンテナ、メアンダラインアンテナ、プリント基板に形成したモノポールタイプのパターンアンテナ、又はこれらの組み合わせから構成されることを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載のアンテナ装置。
  5. 前記メインアンテナは、プリント基板に実装された誘電体チップアンテナと、前記プリント基板の配線用金属層のパターニングによりに形成され、且つ前記誘電体チップアンテナの開放端に接続された補助アンテナエレメントとで構成されており、
    前記補助アンテナエレメントの開放端とサブアンテナの開放端とが所定距離隔てられていることを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載のアンテナ装置。
  6. 請求項1に記載のアンテナ装置と、
    前記アンテナ装置で受信した電波信号を処理する受信信号処理手段と、
    前記受信信号処理手段で処理された信号を出力する出力手段と、
    前記アンテナ装置から電波信号を送信させる送信手段と
    を備える特徴とする無線通信端末。
  7. 前記受信信号処理手段は、前記アンテナ装置のサブアンテナが無給電素子として機能しているときには、前記アンテナ装置のメインアンテナで受信された信号を処理し、前記サブアンテナがアンテナとして機能しているときには、前記メインアンテナで受信された信号と前記サブアンテナで受信された信号とをダイバーシティ方式で処理することを特徴とする請求項に記載の無線通信端末。
  8. 前記アンテナ装置の切替手段は、受信する電波信号の種別に応じてサブアンテナの接続の切り替えを行うことを特徴とする請求項又はに記載の無線通信端末。
  9. 前記アンテナ装置の切替手段は、通信モードに応じてサブアンテナの接続の切り替えを行うことを特徴とする請求項又はに記載の無線通信端末。
JP2006196877A 2005-09-08 2006-07-19 アンテナ装置及び無線通信端末 Expired - Fee Related JP4257349B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006196877A JP4257349B2 (ja) 2005-09-08 2006-07-19 アンテナ装置及び無線通信端末
EP06018700A EP1763152A1 (en) 2005-09-08 2006-09-06 Antenna device and radio communication terminal
KR1020060086364A KR100801835B1 (ko) 2005-09-08 2006-09-07 안테나장치 및 무선통신단말기
CN2006101290859A CN1929198B (zh) 2005-09-08 2006-09-07 天线装置和无线电通信终端
US11/517,936 US7411557B2 (en) 2005-09-08 2006-09-08 Antenna device and radio communication terminal

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005260650 2005-09-08
JP2006196877A JP4257349B2 (ja) 2005-09-08 2006-07-19 アンテナ装置及び無線通信端末

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007104637A JP2007104637A (ja) 2007-04-19
JP4257349B2 true JP4257349B2 (ja) 2009-04-22

Family

ID=37533323

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006196877A Expired - Fee Related JP4257349B2 (ja) 2005-09-08 2006-07-19 アンテナ装置及び無線通信端末

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7411557B2 (ja)
EP (1) EP1763152A1 (ja)
JP (1) JP4257349B2 (ja)
KR (1) KR100801835B1 (ja)
CN (1) CN1929198B (ja)

Families Citing this family (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100821157B1 (ko) * 2006-10-20 2008-04-14 삼성전자주식회사 휴대 단말기의 다중 대역 안테나 장치
US7738539B2 (en) * 2006-12-01 2010-06-15 Sony Ericsson Mobile Communications Ab Current consumption reduction with low power amplifier
JP4445976B2 (ja) 2007-02-22 2010-04-07 Necアクセステクニカ株式会社 無線通信装置、無線通信システム、及びプログラム
US7733288B2 (en) * 2007-03-30 2010-06-08 Microwave Mitigation And Detection (“Mmad”) Passive anti-jamming antenna system and method
US20080284667A1 (en) * 2007-05-18 2008-11-20 Microsoft Corporation Modification of antenna radiation pattern using loading elements
KR101420206B1 (ko) * 2007-09-07 2014-07-21 삼성전자주식회사 기생 방사부를 갖는 안테나
DE602008002322D1 (de) * 2008-02-29 2010-10-07 Research In Motion Ltd Mobile drahtlose Kommunikationsvorrichtung mit selektiver Lastschaltung für Antennen und entsprechende Verfahren
EP2107639A1 (en) * 2008-03-31 2009-10-07 Laird Technologies AB An antenna device having receiver diversity and a portable radio communication device comprising such an antenna device
WO2009145710A1 (en) * 2008-05-26 2009-12-03 Laird Technologies Ab An antenna arrangement having receiver diversity and a portable device comprising such an antenna arrangement
JP5150369B2 (ja) 2008-05-28 2013-02-20 京セラ株式会社 通信機器
EP2216917B1 (en) * 2009-02-05 2011-04-13 Research In Motion Limited Mobile wireless communications device having diversity antenna system and related method
US8106838B2 (en) 2009-02-05 2012-01-31 Research In Motion Limited Mobile wireless communications device having diversity antenna system and related methods
GB0907361D0 (en) * 2009-04-29 2009-06-10 Lok8U Ltd A tracking and communications device
JP2011066713A (ja) * 2009-09-17 2011-03-31 Furukawa Electric Co Ltd:The 統合アンテナ
WO2011134492A1 (en) * 2010-04-26 2011-11-03 Epcos Ag Mobile communication device with improved antenna performance
US8531345B2 (en) 2010-12-01 2013-09-10 Sony Corporation Antenna device and radio communication terminal
CN103001006B (zh) * 2012-12-07 2016-06-15 Tcl通讯(宁波)有限公司 一种带有寄生天线的宽频手机天线及手机
WO2014104228A1 (ja) 2012-12-28 2014-07-03 旭硝子株式会社 マルチバンドアンテナ及び無線装置
CN104919655B (zh) 2013-01-10 2018-11-20 Agc株式会社 多输入多输出天线以及无线装置
WO2014203977A1 (ja) 2013-06-21 2014-12-24 旭硝子株式会社 アンテナ、アンテナ装置及び無線装置
US9374126B2 (en) * 2013-11-27 2016-06-21 Nokia Technologies Oy Multiband on ground antenna with a dual radiator arrangement
CN105917524B (zh) 2014-01-20 2019-11-22 Agc株式会社 天线指向性控制***以及具备天线指向性控制***的无线装置
WO2015182677A1 (ja) 2014-05-30 2015-12-03 旭硝子株式会社 マルチアンテナ及びそれを備える無線装置
CN106099314A (zh) * 2016-06-24 2016-11-09 芜湖辉灿电子科技有限公司 信号增强的手机天线
WO2018152709A1 (zh) * 2017-02-22 2018-08-30 华为技术有限公司 一种通信方法及移动终端
CN107612583A (zh) * 2017-10-19 2018-01-19 环鸿电子(昆山)有限公司 可切换外接天线的天线***及控制方法
JP6751383B2 (ja) * 2017-12-12 2020-09-02 株式会社日立プラントコンストラクション 無人航空機
GB2571279B (en) * 2018-02-21 2022-03-09 Pet Tech Limited Antenna arrangement and associated method
TWI661762B (zh) * 2018-11-09 2019-06-01 美律實業股份有限公司 無線通訊模組
CN109728431B (zh) * 2019-01-21 2021-03-12 南京邮电大学 一种带宽提高的四单元微带阵列天线
KR102569383B1 (ko) * 2021-09-15 2023-08-22 (주)파트론 전자 장치

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4123759A (en) * 1977-03-21 1978-10-31 Microwave Associates, Inc. Phased array antenna
CA2071715A1 (en) * 1991-07-15 1993-01-16 Gary George Sanford Directional scanning circular phased array antenna
US6034638A (en) * 1993-05-27 2000-03-07 Griffith University Antennas for use in portable communications devices
US5767807A (en) * 1996-06-05 1998-06-16 International Business Machines Corporation Communication system and methods utilizing a reactively controlled directive array
US6611691B1 (en) * 1998-12-24 2003-08-26 Motorola, Inc. Antenna adapted to operate in a plurality of frequency bands
WO1999044307A2 (en) * 1998-02-27 1999-09-02 Koninklijke Philips Electronics N.V. Antenna-gain diversity
US6211830B1 (en) * 1998-06-10 2001-04-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Radio antenna device
JP2000031721A (ja) 1998-07-14 2000-01-28 Hideo Suyama 内蔵アンテナ装置
EP1306922A3 (en) * 2001-10-24 2006-08-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Antenna structure, methof of using antenna structure and communication device
US7038626B2 (en) * 2002-01-23 2006-05-02 Ipr Licensing, Inc. Beamforming using a backplane and passive antenna element
US6888504B2 (en) * 2002-02-01 2005-05-03 Ipr Licensing, Inc. Aperiodic array antenna
KR20070054753A (ko) * 2002-03-08 2007-05-29 아이피알 라이센싱, 인코포레이티드 적응성 수신 및 전방향성 전송 안테나 어레이
US6765536B2 (en) * 2002-05-09 2004-07-20 Motorola, Inc. Antenna with variably tuned parasitic element
JP4187478B2 (ja) 2002-08-08 2008-11-26 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ株式会社 携帯無線通信端末
JP4081337B2 (ja) * 2002-09-30 2008-04-23 松下電器産業株式会社 アンテナ装置
US7546146B2 (en) * 2005-02-01 2009-06-09 Gm Global Technology Operations, Inc. Control system and method for diversity antenna system

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007104637A (ja) 2007-04-19
EP1763152A1 (en) 2007-03-14
US20070052599A1 (en) 2007-03-08
US7411557B2 (en) 2008-08-12
KR20070029084A (ko) 2007-03-13
CN1929198B (zh) 2011-10-12
CN1929198A (zh) 2007-03-14
KR100801835B1 (ko) 2008-02-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4257349B2 (ja) アンテナ装置及び無線通信端末
CN113013593B (zh) 天线组件和电子设备
EP1706917B1 (en) Multi-band antenna system
US7119743B2 (en) Antenna and electronic device using the same
US8711051B2 (en) Antenna device and wireless communication apparatus
JP5420974B2 (ja) 複合アンテナ及び携帯電話機
US7027000B2 (en) Antenna
JP2003505965A (ja) 無線通信機のための平型デュアル周波数バンドアンテナ
JP2003518859A (ja) 能動的アンテナ素子及び対抗アンテナ素子を有するアンテナ組立体及びその関連方法
JP2003505964A (ja) 無線通信機のための折りたたみデュアル周波数バンドアンテナ
CN101116221A (zh) 天线装置
JP4704287B2 (ja) アンテナ装置および携帯無線機
US8860614B2 (en) Portable electronic device having an antenna system with a non-resonating structure
US20110128193A1 (en) Card device for wireless communication
EP1608078B1 (en) Antenna Module
KR100714163B1 (ko) 내장형 안테나를 갖는 휴대용 무선단말기의 안테나 매칭장치 및 방법
JP2009267686A (ja) 携帯無線機
JP2009164772A (ja) 携帯電話機
JP2003273620A (ja) 携帯型電子機器
JP2005094499A (ja) アンテナ装置、アンテナ素子製造方法及び通信装置
JP2007060349A (ja) 逆fアンテナ
JP2006148669A (ja) スライド式携帯電話装置
EP3616258B1 (en) Millimeter wave antenna
JP2009124635A (ja) アンテナ装置およびそれを用いた携帯端末
JP4217879B2 (ja) 携帯無線機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080624

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090127

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090202

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130206

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130206

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140206

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140206

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140206

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees