JP4256661B2 - シャッタ付き電気コネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数コンタクトが配列された嵌合部を有するハウジングと、そのハウジングの嵌合部を開閉自在に覆う1対のシャッタ部材とを具備するシャッタ付き電気コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
複数コンタクトが配列された、相手コネクタと嵌合する嵌合部を有する電気コネクタでは、嵌合部に相手コネクタが嵌合していない場合には、嵌合部が露出した状態になり、コンタクトに異物が付着し、相手コネクタとの嵌合時に電気的接続が妨げられる恐れがある。そこで、嵌合部を開閉自在に覆う1対のシャッタ部材を備えたシャッタ付き電気コネクタが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載されたシャッタ付き電気コネクタには、嵌合部の前側に1対のシャッタ部材が備えられており、嵌合部に相手コネクタが嵌合されているとき以外は、その嵌合部は1対のシャッタ部材によって覆われている。このため、嵌合部に配列されたコンタクトに異物が付着することが防止され、相手コネクタとの嵌合時に良好な電気的接続が図られる。
【0003】
ところで、回路基板に接続された電気コネクタに相手コネクタを嵌合させようとした場合、相手コネクタ側が帯電していると、電気コネクタのコンタクトと相手コネクタとの間に静電放電が生じ、電気コネクタが接続している回路基板の素子部品に損傷を与えてしまうことがある。特許文献2には、静電放電対策として、回路基板のグラウンドラインに接続された導体をコンタクトよりも前側に設け、嵌合時に生じることがある静電放電を、相手コネクタとその導体との間に生じさせるようにした電気コネクタが記載されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−45328号公報 (第1図)
【特許文献2】
特開平2−207469号公報 (第2図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載されたシャッタ付き電気コネクタには、特許文献2に記載された電気コネクタに採られたような静電放電対策がなされていない。そのため、このシャッタ付き電気コネクタでは、コンタクトに異物が付着することは防止されるものの、静電放電によって接続先の電子回路が損傷してしまう恐れがある。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑み、コンタクトに異物が付着することを防止するとともに静電放電により接続先の電子回路が損傷することも防止することができるシャッタ付き電気コネクタを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明のシャッタ付き電気コネクタは、複数のコンタクトが配列された嵌合部を有するハウジングと、上記ハウジングに回動自在にそれぞれ軸支され、上記コンタクトの配列方向に延びそれぞれが回動することで互いに接離する縁をそれぞれ有する1対のシャッタ部材と、上記ハウジングの周囲を取り囲み、接地用の脚部を有するシールド部材とを具備し、上記1対のシャッタ部材は、金属製であり、上記縁どうしが接近する方向に付勢され、この縁どうしが接近した状態で上記嵌合部を覆い、上記縁どうしが離間した状態で上記嵌合部を開放するものであって、
上記シールド部材は、上記縁どうしが近接した状態にあるときに上記1対のシャッタ部材によって挟まれる突片をさらに有することを特徴とする。
【0008】
本発明のシャッタ付き電気コネクタによれば、上記嵌合部に相手コネクタが嵌合していないときには、その嵌合部は上記1対のシャッタ部材によって覆われており、相手コンタクトが嵌合する際には、上記縁どうしを離間させることで上記嵌合部が開放される。このため、上記縁どうしが接近した状態にある1対のシャッタ部材によって、上記コンタクトへの異物の付着が防止される。また、本発明のシャッタ付き電気コネクタには、周囲の電磁ノイズからコンタクトを遮蔽するシールド部材が設けられており、静電放電対策はこのシールド部材を利用して行われる。すなわち、相手コネクタを嵌合させようとするときには、その相手コネクタは、このシャッタ付き電気コネクタに備えられた上記コンタクトに接する前に、上記縁どうしが接近した状態にある1対のシャッタ部材に接する。上記1対のシャッタ部材は、金属製であり、また、上記縁どうしが接近した状態にある1対のシャッタ部材は、上記シールド部材が有する突片に接触しているため、1対のシャッタ部材がこのような状態にある本発明のシャッタ付き電気コネクタには、1対のシャッタ部材→シールド部材といった電流経路が形成されている。このため、嵌合時に生じることがある静電放電は、相手コネクタと1対のシャッタ部材との間に生じることになり、このシャッタ付き電気コネクタの接続先の電子回路に放電電流が流れ込むことがなく、静電放電によって接続先の電子回路が損傷してしまうことも防止される。
【0009】
また、本発明のシャッタ付き電気コネクタにおいて、上記嵌合部が、上記ハウジングの他の壁よりも前方に突出した凸部を有するものであって、
上記1対のシャッタ部材が、上記縁どうしが接近した状態で、その縁が上記凸部に近接若しくは接触するように配備されたものであることが好ましい。
【0010】
このようにすることで、上記1対のシャッタ部材が外部の異物により上記嵌合部側に押されても、1対のシャッタ部材は上記凸部によって支持され、1対のシャッタ部材の変形が抑えられる。また、上記凸部が設けられたことで、上記縁どうしが接近した状態にある1対のシャッタ部材と上記嵌合部に配列されたコンタクトとのエアギャップは長くなり、両者間の絶縁耐圧は高くなる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
【0012】
図1は、本発明の一実施形態であるシャッタ付き電気コネクタの平面図であり、図2は、図1に示すシャッタ付き電気コネクタの正面図である。
【0013】
図1に示すシャッタ付き電気コネクタ1は、回路基板表面に実装されるいわゆるSMTタイプの電気コネクタである。このシャッタ付き電気コネクタ1は、ハウジング10、1対のシャッタ部材20、およびバネ部材30を備えている。ハウジング10は、複数のコンタクトがハウジング10の長手方向に配列された嵌合部を有するが、図1に示すハウンジング10の嵌合部は、1対のシャッタ部材20によって覆われており図示されていない。以下の説明では、図1に示すシャッタ付き電気コネクタ1の、1対のシャッタ部材20によって覆われた側を前側と称し、反対側を後側と称することにする。
【0014】
ここではまず、図3および図4を用いて、図1に示すシャッタ付き電気コネクタ1に備えられたハウジング10について説明する。
【0015】
図3は、図1に示すシャッタ付き電気コネクタに備えられたハウジングの平面図であり、図4は、図3のA−A’断面図である。
【0016】
図3に示すハウジング10は、図4に示すように、底壁10aから前側(図4では上側)に向けて突出した嵌合部11を有する。この嵌合部11は、図3に示すようにハウジング10の長手方向に延在している。嵌合部11の、長手方向に延びる両方の縁には、複数のコンタクト100が配列されている。これらのコンタクト100のうち、図3の右側に配備された4つのコンタクト100aは、回路基板の電源ラインに接続される表面実装型の脚部101aを有する。また、これら4つのコンタクト100aよりも左側に配備された多数のコンタクト100bは、回路基板の信号ラインに接続される表面実装型の脚部101bを有する。
【0017】
また、ハウジング10は、このハウジング10の周囲を取り囲むシールド部材13を備えている。シールド部材13は、周囲の電磁ノイズからコンタクト100を遮蔽する導体である。このようなシールド部材13を説明するにあたっては、図2も参照して説明する。シールド部材13は、ハウジング前面の両端部分10bおよびハウジング10の、長手方向の側壁10cを覆うものであって、図4に示すように、回路基板のグラウンドラインに接続される脚部131を有する。また、シールド部材13は、ハウジング前面の、長手方向に延びる部分10dを所定間隔ごとに覆う幅広な部分13aと幅狭な部分13bも有する。さらに、シールド部材13には、図4に示すような接触部132が、幅狭な部分13bから後側に向かって設けられている。後述するように、図1に示すシャッタ付き電気コネクタ1の相手コネクタには、シールド部材13と接触する面が設けられており、この接触部132は、相手コネクタの嵌合部が、図1に示すシャッタ付き電気コネクタ1の嵌合部11に嵌合すると、その相手コネクタのシールド接触面930に接触する。またさらに、シールド部材13は、ハウジング10の、短手方向に延びる側壁10eそれぞれの前側を覆う部分も有し、これらの部分から外方に向けて突片133が突出している。また、幅広な部分13aは低壁10aに向かって曲げられ、且つハウジング10の内壁に当接する。これにより、接触部132が相手コネクタのシールド部材93に押圧されても、シールド部材13が外方へふくらむのを防ぐ。
【0018】
嵌合部11は、ハウジング10の中で最も前側に突出した凸部111を有する。この凸部111の先端面111aは、ハウジング10の他の壁10c,10eよりも高い。他の壁10c,10eが凸部111の先端面111aよりも低いので、後述するシャッタ部材20の回動を阻害しない。総てのコンタクト100は、この先端面111aよりも後側に配備されている。
【0019】
さらに、図3に示すように、ハウジング10の、底壁10a両端それぞれには、切欠孔14が設けられている。相手コンタクトとの嵌合時には、この切欠孔14に、相手コネクタの一部が挿入される。またさらに、ハウジング10の、短手方向に延びる両方の側壁10eそれぞれには、1対のシャッタ部材20それぞれを回動可能に軸支する軸部15が設けられている。
【0020】
続いて、図1及び図2を用いて、1対のシャッタ部材20とバネ部材30について説明する。
【0021】
1対のシャッタ部材20は、金属製の第1のシャッタ部材21と第2のシャッタ部材22を有する。これらいずれのシャッタ部材21,22も、ハウジング10の短手方向に延びる、一方の側壁から他方の側壁にかけて延在するものであって、その一方の側壁10eと他方の側壁それぞれに設けられた軸部に、回動自在に軸支されている。図1に示す1対のシャッタ部材20は、図2に示す嵌合部11よりも前側で、第1のシャッタ部材21の下縁21aと、第2のシャッタ部材22の上縁22aとが接近した状態にある。1対のシャッタ部材20は、第1のシャッタ部材21の下縁21aと第2のシャッタ部材22の上縁22aとが接離するように回動する。すなわち、図1においては、第1のシャッタ部材21は上方に向けて回動し、第2のシャッタ部材22は下方に向けて回動する。また、第1のシャッタ部材21は、図1に示す状態で、その下縁21aが、図3に示す凸部111の先端面111aに当接するよう、この第1のシャッタ部材21の延在方向に沿って下方部分が折り曲げられたものであり、第2のシャッタ部材22も、同様に上方部分が折り曲げられたものである。バネ部材30は、ハウジング10の短手方向に延びる一方の側壁側に配備されている。第1のシャッタ部材21の、そのバネ部材30が配備された側の端部には、そのバネ部材30の一端を係止する係止部211が設けられており、第2のシャッタ部材22の、同じ側の端部にも、そのバネ部材30の他端を係止する係止部221が設けられている。バネ部材30は、1対のシャッタ部材20を、第1のシャッタ部材21の下縁21aと第2のシャッタ部材22の上縁22aとが接近する方向に付勢するものである。したがって、1対のシャッタ部材20は、外力を受けないかぎり閉じた状態にあり、複数のコンタクト100に異物が付着することが防止されている。
【0022】
次に、図5および図6を用いて、図1に示すシャッタ付き電気コネクタ1の相手コネクタについて簡単に説明する。
【0023】
図5は、図1に示すシャッタ付き電気コネクタの相手コネクタの平面図であり、図6は、図5に示す相手コネクタの正面図である。
【0024】
図5に示す相手コネクタ9は、ハウジング90を備えている。このハウンジング900は、基部99から突出した嵌合部91を有する。この嵌合部91には、図1に示すシャッタ付き電気コネクタ1のコンタクト100に対応した複数のコンタクト900(900a,900b)が配列されている。また、この嵌合部91には、図5に示すように、図1に示すシャッタ付き電気コネクタ1の嵌合部11を受け入れる溝91aが形成されている。複数のコンタクト900はいずれも、図6に示すように、回路基板のスルーホールに挿入される脚部901を有する。また、ハウジング90の、嵌合部91の両脇それぞれには、嵌合方向に突出するカム部材92が設けられている。これらのカム部材92の形状は、第1のシャッタ部材21の折り曲げられた部分と第2のシャッタ部材22の折り曲げられた部分とで挟まれた空間にほぼ合致するよう、テーパ面92a、92bによって画定された先細りな形状である。また、ハウジング90は、図1に示すシャッタ付き電気コネクタ1と同じように、シールド部材93を有する。このシールド部材93の、図1に示すシャッタ付き電気コネクタ1のシールド部材13に設けられた接触部132に対応する位置には、接触面930が設けられている。また、シールド部材93は、回路基板のグラウンドラインに接続される複数の脚部932を有する。なお、シールド部材93には、相手コネクタ9が取付けられるパネル(図示せず)の開口縁に接触する切起こし片931が設けられている。さらに、ハウジング90は、2つのワイヤ部材94を備えている。これらのワイヤ部材94はいずれも、図6に示すように回路基板のグラウンドラインに接続される脚部941を有する。ワイヤ部材94は、この脚部941から、カム部材92の一方のテーパ面92aまで延び、さらに、カム部材92の先端を経由してもう一方のテーパ面92bを通って脚部941に戻る導体である。ハウジング90の底側には、コンタクト900の脚部901を整列する整列板95が取付けられている。整列板95の長手方向両端には、ハウジング90に対して仮係止および本係止するラッチアーム951が設けられている(図6は、仮係止状態を示す)。整列板95の底面には、相手コネクタ9が実装される基板(図示せず)に整列板95を位置決めするボス952が突設されている。
【0025】
続いて、図7および図8を用いて、図5に示す相手コネクタ9が図1に示すシャッタ付き電気コネクタ1に嵌合するときの様子について説明する。
【0026】
図7は、図5に示す相手コネクタが図1に示すシャッタ付き電気コネクタに接触した様子を示す側面図であり、図8は、図5に示す相手コネクタが図1に示すシャッタ付き電気コネクタに挿入され始めた様子を示す側面図である。
【0027】
図1に示すシャッタ付き電気コネクタ1は、図5に示す相手コネクタ9と嵌合する前には、1対のシャッタ部材20が閉じた状態にあり、シャッタ付き電気コネクタ1のシールド部材13に設けられた突片133は、第1のシャッタ部材21と第2のシャッタ部材22によって挟み込まれている。したがって、このような状態にあるシャッタ付き電気コネクタ1には、1対のシャッタ部材20→突片133→脚部131といった電流経路が形成されている。また、1対のシャッタ部材20が閉じた状態では、第1のシャッタ部材21の下縁21aも、第2のシャッタ部材22の上縁22aも、嵌合部の凸部の先端面111aに当接しており、1対のシャッタ部材20が外部の異物によってシャッタ付き電気コネクタ1の嵌合部側に押されても、1対のシャッタ部材20はこの先端面111aによって支持され、この1対のシャッタ部材20の変形が抑えられる。また、凸部が設けられたことで、閉じた状態にある1対のシャッタ部材20とシャッタ付き電気コネクタ1のコンタクトとのエアギャップは長くなり、両者間の絶縁耐圧は高くなる。
【0028】
シャッタ付き電気コネクタ1に相手コネクタ9を嵌合させようとして、図7に示すように、相手コネクタ9をシャッタ付き電気コネクタ1に接触させると、まず、相手コネクタ9のカム部材92の先端が、シャッタ付き電気コネクタ1に備えられた1対のシャッタ部材20に当接する。相手コネクタ9のカム部材先端には、ワイヤ部材94が通っており、シャッタ付き電気コネクタ1のシャッタ部材21,22は、金属製であり、また、シャッタ部材21,22は、シールド部材13の突片133に接触しているため、シャッタ付き電気コネクタ1と相手コネクタ9との間で生じることがある静電放電は、1対のシャッタ部材20とワイヤ部材94との間で生じることになる。したがって、シャッタ付き電気コネクタ1が接続している回路基板の素子部品に放電電流が流れ込むことがなく、静電放電によって接続先の回路基板の素子部品が損傷してしまうことが防止される。
【0029】
図7に示す状態から、相手コネクタ9がシャッタ付き電気コネクタ1に挿入され始めると、図8に示すように、1対のシャッタ部材20は、カム部材92に押されて、ハウジング10に設けられた軸部15を中心に回動し始める。すなわち、図7にその一部を示すばね部材30の付勢力に抗して、図8においては、第1のシャッタ部材21は反時計回りに回動し始め、第2のシャッタ部材22は時計回りに回動し始める。1対のシャッタ部材20が回動し始めると、第1のシャッタ部材21の下縁21aと第2のシャッタ部材22の上縁22aとが互いに離れ出し、シャッタ付き電気コネクタ1の嵌合部(図8では不図示)が露出し始める。また、いずれのシャッタ部材21、22も、シールド部材13の突片133から離れ始める。
【0030】
そして、相手コネクタ9の嵌合部がシャッタ付き電気コネクタ1の嵌合部に嵌合するまで、相手コネクタ9が挿入され続けると、相手コネクタ9のカム部材92は、シャッタ付き電気コネクタ1の、図3に示すハウジング10の切欠孔14に収容される。シャッタ付き電気コネクタ1の嵌合部と相手コネクタ9の嵌合部とが互いに嵌合すると、1対のシャッタ部材20は、各シャッタ部材21,22の、折り曲げられた部分212,222(図8参照)が、図3に示すハウジング前面の、長手方向に延びる部分10dに重なる状態まで回動する。各シャッタ部材21,22の、折り曲げられた部分212,222には、相手コネクタ9の基部周壁99a(図5参照)が当接しており、相手コネクタ9が抜かれるまで、1対のシャッタ部材20は開いたままである。
【0031】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明のシャッタ付き電気コネクタによれば、コンタクトに異物が付着することを防止するとともに静電放電により接続先の電子回路が損傷することも防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるシャッタ付き電気コネクタの平面図である。
【図2】図1に示すシャッタ付き電気コネクタの正面図である。
【図3】図1に示すシャッタ付き電気コネクタに備えられたハウジングの平面図である。
【図4】図4は、図3のA−A’断面図である。
【図5】図1に示すシャッタ付き電気コネクタの相手コネクタの平面図である。
【図6】図5に示す相手コネクタの正面図である。
【図7】図5に示す相手コネクタが図1に示すシャッタ付き電気コネクタに接触した様子を示す側面図である。
【図8】図5に示す相手コネクタが図1に示すシャッタ付き電気コネクタに挿入され始めた様子を示す側面図である。
【符号の説明】
【発明の実施の形態】
1 シャッタ付き電気コネクタ
10 ハウジング
11 嵌合部
111 凸部
13 シールド部材
14 切欠孔
15 軸部
131 脚部
133 突片
20 1対のシャッタ部材
21 第1のシャッタ部材
21a 下縁
22 第2のシャッタ部材
22a 上縁
30 バネ部材
100 コンタクト
9 相手コネクタ
92 カム部材
94 ワイヤ部材
Claims (2)
- 複数のコンタクトが配列された嵌合部を有するハウジングと、前記ハウジングに回動自在にそれぞれ軸支され、前記コンタクトの配列方向に延びそれぞれが回動することで互いに接離する縁をそれぞれ有する1対のシャッタ部材と、前記ハウジングの周囲を取り囲み、接地用の脚部を有するシールド部材とを具備し、前記1対のシャッタ部材は、金属製であり、前記縁どうしが接近する方向に付勢され、該縁どうしが接近した状態で前記嵌合部を覆い、前記縁どうしが離間した状態で前記嵌合部を開放するシャッタ付き電気コネクタにおいて、
前記シールド部材は、前記縁どうしが近接した状態にあるときに前記1対のシャッタ部材によって挟まれる突片をさらに有することを特徴とするシャッタ付き電気コネクタ。 - 前記嵌合部が、前記ハウジングの他の壁よりも前方に突出した凸部を有するものであって、
前記1対のシャッタ部材が、前記縁どうしが接近した状態で、該縁が前記凸部に近接若しくは接触するように配備されたものであることを特徴とする請求項1記載のシャッタ付き電気コネクタ。
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