JP4255074B2 - 測定機器共用制御方法および測定機器共用システム - Google Patents

測定機器共用制御方法および測定機器共用システム Download PDF

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Description

本発明は、複数の測定機器を複数の試験システムによって共有化して利用するための測定機器共用システムにおける制御方法およびこれを適用した測定機器共用システムに関する。特に、ネットワーク機器の分野において重要な信号疎通試験のように、個々の試験システムによる測定機器の占有時間が比較的長い試験を実施する複数の試験システム間で、同一種類の複数の測定機器を共用化するための制御方法およびこれを適用した測定機器共用システムに関する。
従来の測定機器共用システムは、主に、特性試験のように様々な種類の測定機器をそれぞれごく短時間だけ利用するタイプの試験を行う複数の試験システムを対象として、これらの試験システムの間で多種多様な測定機器の共用を可能とする仕組みを提供することを目的としている。
このような測定機器共用システムの例としては、例えば、複数種類の測定機器をコンピュータの制御下に配置して共用システムを構成し、複数の試験システムが、共用システムに備えられたコンピュータを介して、各測定機器を時分割で利用する技術がある(特許文献1参照)。
また、複数の試験システムと共用システムとをネットワークを経由して接続し、共用システムに備えられた測定機器ごとに、複数の試験システムからそれぞれ受け付けた利用要求を調停し、スイッチを介して、利用権を獲得した試験システムが測定機器に接続して利用する技術も提案されている(特許文献2参照)。
一方、ルータのようなネットワーク機器の信頼性を検査する場合には、例えば、エラー発生数やエラー発生率を調べるために、一定期間にわたってテスト用の信号を試験対象のネットワーク機器に入力し、その際の出力信号を監視する手順を含んだ信号疎通試験が行われる。このような信号疎通試験では、上述したような特性試験とは異なり、単一種類の測定機器(例えばIPアナライザあるいはSONETアナライザ)を比較的長期間(例えば、数分から十数分)に渡って占有して、テストデータの入力および出力信号の監視が行われる。
このような試験に用いられる測定機器(例えば、IPアナライザやSONETアナライザ)は、複数の入出力ポートを備えているが、自動化制御用のインタフェースは1つのみであるのが普通である。
このため、従来は、図9に示すように、汎用測定機器であるアナライザ401の入出力ポートを直に試験対象機器402の入出力ポートに接続し、試験システムに備えられたパーソナルコンピュータ(PC)403などによって、このアナライザ401に試験に必要な動作をさせるための自動化制御を行っていた。つまり、図9に示したアナライザ401は、汎用の測定機器であるにもかかわらず、この試験システムにおいて試験対象機器402の試験のみに用いられる専用測定機器(図示せず)と同様に扱われていた。
特開昭57−29961号公報(第2頁、図3) 特開2001−183185号公報(段落〔0017〕〜段落〔0024〕、図5、図6)
上述したように、測定機器の入出力ポートを試験システムに直に接続する構成では、試験システムに接続されていない入出力ポートが全く活用されていない。
そこで、例えば、図10に示すように、アナライザ401に備えられた8個の入出力ポートを2つずつ組にし、これらの組をそれぞれ別の試験システム410に割り当てるとともに、アナライザ401側に別のパソコン411を配置し、このパソコン411をアナライザ401の自動化制御インタフェースに接続して、これらの試験システム410それぞれに対応する動作をさせるための制御を行う測定機器共用システムが考えられる。
しかしながら、このような測定機器共用システムでは、汎用の測定機器に備えられた資源(つまり、アナライザの入出力ポート)が予め固定した試験システムに割り当てられてしまっているので、割り当てを受けた試験システムが使用していないときでも、他の試験システムが代わりにその資源を利用することはできない。
このような汎用測定機器の入出力ポートの稼働率に関する課題は、上述した特許文献2に開示された技術を利用して、各入出力ポートの利用権を管理することによって一応の解決を図ることができる。
しかしながら、例えば、ルータなどのネットワーク機器の信号疎通試験を行う複数の試験システムが複数のIPアナライザを共用するための測定機器共用システムでは、以下に述べるような信号疎通試験系の試験システムに特有の課題にも注目する必要がある。
信号疎通試験系の試験システムは、単一種類の測定機器を比較的長い時間に渡って占有して利用するため、測定機共用システムには、上述したように、複数の同一種類の測定機器(例えば、IPアナライザ)を用意することが適当である。一方、各試験システムは、基本的に、測定機器共用システムに用意された複数のIPアナライザのいずれかを利用すれば十分である。したがって、測定機共用システム側では、測定機器を特定しない利用要求に応じて、空いている測定機器を割り当てる制御を行うことが望ましい。このような制御を測定機器共用システム側で行うことは、各試験システム側のプログラムの共通化を図る上でも望ましい特徴である。
更に、信号疎通試験系の試験を行う試験システム用の測定機器共用システムでは、多数の試験システムにかかわる試験の効率化を目的とした測定機器の増設に伴う課題についても考慮する必要がある。例えば、測定機器の増設を個々の試験システムに意識させないための仕組みや、個々の測定機器の製造元などにかかわる違いを測定機共用システム側で吸収するための仕組みを提供することである。
しかしながら、このような制御や仕組みは、上述した特許文献2の技術をそのまま適用することによっては、実現することができない。
なぜなら、特許文献2の技術では、複数種類の測定機器を試験システムが使い分けるような試験対象としているので、試験システムがスイッチを介して接続されるべき接続先を特定して接続要求を送出することを前提としているからである。
このため、接続先を特定した接続要求に応じて測定機器の利用権を調停する方式では、信号疎通試験系の試験システムの特徴を利用することができない。つまり、各試験システムに割り当てる接続先は共用システム内のどの測定機器でもよいにもかかわらず、この方式では、各試験システムは、測定機器を指定して接続要求を送出する必要があり、その測定機器が使用中である場合には、他の測定機器を接続先と指定して、改めて接続要求を送出することになるからである。
また、当然ながら、接続先を特定した接続要求に応じて測定機器の利用権を調停する方式では、測定機器共用システムに備えられた全ての測定機器について、それぞれを接続先として指定するため必要な情報(例えば、各測定機器の識別情報)を持っている必要がある。したがって、測定機器共用システムに備えられる測定機器が増設されれば、増設された測定機器を接続先として指定するために必要な情報を各試験システム側に認識させる必要が生じる。つまり、測定機器共用システムにおいて測定機器を増設する度に、各試験システムのプログラムを変更する必要がある。
本発明は、複数の同一種類の測定機器を複数の試験システムによって共用するための測定機器共用制御方法およびこの方法を適用した測定機器共用システムを提供することを目的とする。
本発明にかかわる第1の測定機器共用制御方法は、接続ステップと、探索ステップと、設定ステップと、解放ステップとから構成される。
本発明にかかわる第1の測定機器共用制御方法の原理は、以下の通りである。
接続ステップは、複数の試験システムと複数の同種類の測定機器とをスイッチを介して接続する測定機器共用システムのための測定機器共用制御方法において、
各試験システムに備えられた複数の入出力ポートそれぞれをスイッチによって複数の測定機器に備えられた複数の入出力ポートのいずれかに接続可能な外部ポートにそれぞれ接続する。探索ステップは、任意の試験システムからこの試験システムに接続された外部ポートを示す情報を含む接続要求を受け取った際に、この接続要求に応じて、複数の測定機器にそれぞれ備えられた複数の入出力ポートの中から、未接続の入出力ポートを接続可能な入出力ポートとして探索する。設定ステップは、接続要求で示された外部ポートと探索結果として得られた測定機器の入出力ポートとを接続する経路をスイッチにおいて設定する。解放ステップは、任意の試験システムからこの試験システムに接続された外部ポートを示す情報を含む接続解放要求を受け取った際に、この接続解放要求で示された外部ポートについてスイッチにおいて設定された経路およびこの経路によって接続されていた測定機器の入出力ポートを解放する。
このように構成された第1の測定機器共用制御方法の動作は、下記の通りである。
例えば、測定機器共用システムの各外部ポートに外部ポート番号を与え、各試験システムの測定対象装置の入出力ポートを外部ポートに接続する際に、接続した外部ポートに対応する外部ポート番号を試験システムに入力するなどして設定し、試験システム側に認識させる。そして、各試験システムは、例えば、各試験システムの制御系と測定機器共用システムとを接続するネットワークを介して外部ポート番号を指定した接続要求あるいは接続解放要求を測定機器共用システムに送出する。この接続要求に応じて、測定機器共用システムは、空いている測定機器の入出力ポートを探索し、この探索によって発見した空きポートと接続要求で指定された外部ポートとを接続する経路をスイッチに設定するための操作を行う。一方、接続解放要求に応じて、測定機器共用システムは、指定された外部ポートについてスイッチに設定された経路を解放する操作およびこの経路によって接続されていた測定機器の入出力ポートを解放する操作を行う。
このようにして、任意の試験システムからの測定機器を特定しない接続要求および接続解放要求に応じて、必要な経路をスイッチ上に設定あるいは解放し、任意の試験システムと適切な測定機器とを接続し、またその接続を解放することができる。
本発明にかかわる第2の測定機器共用制御方法は、認識ステップと、探索ステップと、設定ステップと、解放ステップとから構成される。
本発明にかかわる第2の測定機器共用制御方法の原理は、以下の通りである。
複数の試験システムと複数の同種類の測定機器とをスイッチを介して接続する測定機器共用システムのための測定機器共用制御方法において、認識ステップは、各試験システムに備えられた複数の入出力ポートそれぞれをスイッチによって複数の測定機器に備えられた複数の入出力ポートのいずれかに接続可能な外部ポートにそれぞれ接続する際に、各試験システムとこれらに接続された外部ポートとの対応関係を認識する。探索ステップは、任意の試験システムから当該試験システムを示す情報を含む接続要求を受け取った際に、この接続要求に応じて、複数の測定機器にそれぞれ備えられた複数の入出力ポートの中から、未接続の入出力ポートを接続可能な入出力ポートとして探索する。設定ステップは、接続要求元の試験システムに対応付けられた外部ポートと探索結果として得られた測定機器の入出力ポートとを接続する経路をスイッチにおいて設定する。解放ステップは、任意の試験システムから当該試験システムを示す情報を含む接続解放要求を受け取った際に、この接続解放要求元に対応付けられた外部ポートについてスイッチにおいて設定された経路およびこの経路によって接続されていた測定機器の入出力ポートを解放する。
このように構成された測定機器共用制御方法の動作は、下記の通りである。
例えば、測定機器共用システムの各外部ポートに外部ポート番号を与え、各試験システムの測定対象装置の入出力ポートを外部ポートに接続する際に、各試験システムとそれが接続した外部ポートとの対応関係を測定機器共用システム側で認識する。例えば、各試験システムの制御系と測定機器共用システムとがネットワークを介して接続されている場合に、測定機器共用システムは、各試験システムに与えられたネットワークアドレスとその試験システムが接続された外部ポートの外部ポート番号との対応関係を把握する。
そして、各試験システムは、上述したネットワークを介して自分自身を示す識別情報(例えば、ネットワーク上のアドレスなど)を指定した接続要求あるいは接続解放要求を測定機器共用システムに送出する。この接続要求に応じて、測定機器共用システムは、空いている測定機器の入出力ポートを探索し、この探索によって発見した空きポートと接続要求元に対応付けられた外部ポートとを接続する経路をスイッチに設定するための操作を行う。一方、接続解放要求に応じて、測定機器共用システムは、要求元に対応付けられた外部ポートについてスイッチに設定された経路を解放する操作およびこの経路によって接続されていた測定機器の入出力ポートを解放する操作を行う。
このようにして、任意の試験システムからの測定機器を特定しない接続要求および接続解放要求に応じて、必要な経路をスイッチ上に設定あるいは解放し、任意の試験システムと適切な測定機器とを接続し、またその接続を解放することができる。
本発明にかかわる測定機器共用システムは、外部ポートと、スイッチと、空きポート探索手段と、経路設定手段と、経路解放手段とから構成される。
本発明にかかわる第1の測定機器共用システムの原理は、以下の通りである。
同一種類の複数の測定機器を有し、これらの測定機器を複数の試験システムに共用させるための測定機器共用システムにおいて、複数の試験システムと測定機器共用システムとは、それぞれの制御手段相互に要求および応答を含むメッセージをやり取りするためのネットワークを介して接続されている。測定機器共用システムにおいて、複数の外部ポートは、複数の試験システムそれぞれに接続され、接続された試験システムとの間でデータの授受に用いられる。スイッチは、複数の外部ポートと複数の測定機器に備えられた複数の入力ポートおよび出力ポートとを接続する経路を設定する。空きポート探索手段は、ネットワークを介して入力される接続要求に応じて、スイッチにおいて外部ポートのいずれにも接続されていない測定機器の入力ポートあるいは出力ポートを探索する。経路設定手段は、空きポート探索手段によって発見された空きポートと、接続要求で指定された外部ポートとを接続する経路をスイッチに設定させる。経路解放手段は、ネットワークを介して入力される接続解放要求に応じて、この接続解放要求で指定された外部ポートについてスイッチに設定されている経路を解放する。
このように構成された第1の測定機器共用システムの動作は、下記の通りである。
測定機器共用システムの空きポート探索手段は、任意の試験システムからの接続要求に応じて、複数の測定機器にそれぞれ用意された複数の入力ポートおよび出力ポートの中から適切な空きポートを見つける。例えば、要求元の試験システムが接続された二つの外部ポートを複数の測定機器のいずれかに接続する旨の接続要求に応じて、空きポート探索手段は、複数の測定機器のいずれかに属する入力ポートと出力ポートの組を探索する。この探索によって得られた空きポートと接続要求で示された外部ポートとは、経路設定手段がスイッチを操作することにより、これらを互いに接続する経路によって接続される。また一方、経路解放手段は、外部ポートを指定した接続解放要求に応じてスイッチを操作し、該当する外部ポートと測定機器の入出力ポートとを接続している経路を解放する。
つまり、この測定機器共用システムでは、各試験システムから外部ポートを指定した接続要求および接続解放要求を受け付け、これらの要求に応じて、スイッチを制御することにより、接続先の測定機器を特定しない要求に応じて、空いている測定機器を動的に割り当てることができる。
本発明にかかわる第2の測定機器共用システムは、外部ポートと、スイッチと、ポート管理テーブルと、ポート検索手段と、空きポート探索手段と、経路設定手段と、経路解放手段とから構成される。
本発明にかかわる第2の測定機器共用システムの原理は、以下の通りである。
同一種類の複数の測定機器を有し、これらの測定機器を複数の試験システムに共用させるための測定機器共用システムにおいて、複数の試験システムと測定機器共用システムとは、それぞれの制御手段相互に要求および応答を含むメッセージをやり取りするためのネットワークを介して接続されている。測定機器共用システムにおいて、複数の外部ポートは、複数の試験システムそれぞれに接続され、接続された試験システムとの間でデータの授受に用いられる。スイッチは、複数の外部ポートと複数の測定機器に備えられた複数の入力ポートおよび出力ポートとを接続する経路を設定する。ポート管理テーブルは、複数の外部ポートそれぞれについて、接続されている試験システムおよび試験システムにおいて各ポートを識別する情報を保持する。ポート検索手段は、ネットワークを介して、試験システムおよびこの試験システムに備えられる個々の入出力ポートを識別する情報を含む接続要求あるいは接続解放要求を受け取り、この接続要求あるいは接続解放要求の要求元に接続された外部ポートをポート管理テーブルから検索する。空きポート探索手段は、接続要求応じて、スイッチにおいて外部ポートのいずれにも接続されていない測定機器の入力ポートあるいは出力ポートを探索する。経路設定手段は、接続要求に応じて空きポート探索手段によって発見された空きポートと、ポート検索手段によって得られた外部ポートとを接続する経路をスイッチに設定させる。経路解放手段は、接続解放要求に応じてポート検索手段によって検索された外部ポートについてスイッチに設定されている経路を解放する。
このように構成された第2の測定機器共用システムの動作は、下記の通りである。
各試験システムの入出力ポートが測定機器共用システムの外部ポートに接続される際に、その試験システムの識別情報(例えば、ネットワークアドレス)とこの試験システムにおいて一意な個別ポート番号とが、このポート番号で示される入出力ポートが接続された外部ポートに対応してポート管理テーブルに保持される。これにより、試験システムの識別情報と個別ポート番号との組によって、各試験システムの入出力ポートと測定機器共用システムの外部ポートとを対応付けることができる。
例えば、試験システムからこの試験システムの識別情報と個別ポート番号とを含む接続要求が測定機器共用システムに入力されると、まず、ポート検索手段が、ポート管理テーブルから接続要求の対象となる個別ポートに接続された外部ポートを検索する。次に、空きポート探索手段は、複数の測定機器にそれぞれ用意された複数の入力ポートおよび出力ポートの中から適切な空きポートを見つける。例えば、要求元の試験システムに備えられた2つの入出力ポートを測定機器のいずれかに接続する旨の接続要求に応じて、空きポート探索手段は、複数の測定機器のいずれかに属する入出力ポートの組を探索する。この探索によって得られた空きポートとポート検索手段によって検索された外部ポートとが、経路設定手段によるスイッチの操作よって形成される経路を介して接続される。
また一方、試験システムからこの試験システムの識別情報と個別ポート番号とを含む接続解放要求が測定機器共用システムに入力されると、経路解放手段は、スイッチを操作して、ポート検索手段によって検索された外部ポートについてスイッチに設定されている経路を解放する。
この測定機器共用システムでは、各試験システムに備えられた入出力ポートと測定機器共用システム側の外部ポートとの対応関係を管理しているので、各試験システムに、自身に備えられた入出力ポートが測定機器共用システムのどの外部ポートに接続されているかを意識させる必要がない。もちろん、各試験システムからの接続先の測定機器を特定しない接続要求に応じて、空いている測定機器を動的に割り当てることができる。
本発明にかかわる第3の測定機器共用システムは、第1の測定機器共用システムあるいは第2の測定機器共用システムを構成する各手段に加えて、機器管理テーブルと、スクリプト管理テーブルと、特定手段と、置換手段とから構成される。
本発明にかかわる第3の測定機器共用システムの原理は、以下の通りである。
上述した第1の測定機器共用システムあるいは第2の測定機器共用システムにおいて、機器管理テーブルは、各外部ポートとその接続先である測定機器との対応関係を示す。スクリプト管理テーブルは、測定機器共用システムに備えられた測定機器ごとに、予め定義された共通形式のスクリプトに対応して、測定機器に固有の制御命令の系列を保持する。特定手段は、ネットワークを介して共通形式のスクリプトを受け取ったときに、機器管理テーブルから共通形式のスクリプトの送信元である試験システムに接続された外部ポートの接続先の測定機器を特定する。置換手段は、共通形式のスクリプトを、特定手段によって特定された測定機器に対応してスクリプト管理テーブルに保持された制御命令の系列に置換する。
このように構成された第3の測定機器共用システムの動作は、下記の通りである。
例えば、第1の測定機器共用システムにネットワークを介して接続された試験システムの一つが、データ伝送の開始を指示する制御命令を測定機器共用システムに送出する際には、この試験システムが接続されている外部ポートを指定して、この外部ポートを介するデータ伝送を開始する旨を共通形式のスクリプトによって表すメッセージを送出する。これに応じて、測定機器共用システムの特定手段は、機器管理テーブルに保持された情報に基づいてメッセージの送出元の試験システムに接続された測定機器を特定し、置換手段は、スクリプト管理テーブルに保持された情報に基づいて、受け取った共通形式のスクリプトを、該当する測定機器において有効な制御命令の系列(例えば、データの伝送を開始する旨の制御命令の系列)に置換する。
このようにして、個々の測定機器の違いを測定機器共用システムの内部において吸収することにより、各試験システムは、測定機器共用システムに例えば複数の異なる仕様を持つ測定機器が備えられているか否かにかかわらず、上述した共通形式のスクリプトによって、確実に適切な制御命令を接続先の測定機器に伝えることができる。
本発明にかかわる第4の測定機器共用システムは、第1の測定機器共用システムあるいは第2の測定機器共用システムに備えられた空きポート探索手段において、空き検出手段と、選択手段とを備えてから構成される。
本発明にかかわる第4の測定機器共用システムの原理は、以下の通りである。
上述した第1の測定機器共用システムあるいは第2の測定機器共用システムに備えられた空きポート探索手段において、状態管理テーブルは、複数の測定機器に備えられた入出力ポートそれぞれに対応して、その入出力ポートに設定されたデータの入出力に関する状態設定情報を保持する。空き検出手段は、ネットワークを介して入力された接続要求に応じて、外部ポートに接続されていない全ての空きポートを検出する。選択手段は、空き検出手段によって検出された空きポートそれぞれに対応して状態管理テーブルに保持された状態設定情報と、接続要求に含まれる情報によって指定された所望の状態設定とに基づいて、適切な空きポートを選択する。
このように構成された第4の測定機器共用システムの動作は、下記の通りである。
空きポート探索手段に備えられた状態管理テーブルには、測定機器に備えられた各ポートに予め設定された初期常態に関する状態設定情報あるいは、最後に設定された状態に関する状態設定情報が保持されている。そして、例えば、空き検出手段によって検出された空きポートの中から、選択手段が、上述した状態管理テーブルに基づいて、接続要求で示された状態設定に最も近い状態設定に対応する状態設定情報に対応するものを選択し、経路設定処理に供する。もちろん、経路設定処理において新たに設定された状態設定に関する情報は、状態管理テーブルに反映され、以降の空きポート探索処理に供される。
このようにして、所望の状態設定に一致する状態設定が既に設定されている入出力ポートあるいはそれに近い状態設定を持つ測定機器の入出力ポートに、試験システムを選択的に接続することができる。
本発明にかかわる第5の測定機器共用システムは、第1の測定機器共用システムあるいは第2の測定機器共用システムを構成する各手段に加えて、優先情報保持手段と、制御命令保持手段と、読出制御手段とから構成される。
本発明にかかわる第5の測定機器共用システムの原理は、以下の通りである。
上述した第1の測定機器共用システムあるいは第2の測定機器共用システムにおいて、優先情報保持手段は、複数の測定機器の動作を制御するための制御命令それぞれに対応して予め設定した優先順位を示す優先情報を保持する。制御命令保持手段は、ネットワークを介して複数の試験システムから受け取ったメッセージに含まれる制御命令を受信順に保持する。読出制御手段は、制御命令保持手段に保持された制御命令の中から、優先情報保持手段に保持された優先順位が高いものを優先して読み出すことにより、実行する制御命令の順序を制御する。
このように構成された第5の測定機器共用システムの動作は、下記の通りである。
各試験システムによってネットワークを介して送出されたメッセージに含まれる制御命令は、順次に制御命令保持手段に保持される。読出制御手段は、優先情報保持手段に保持された優先情報に従って、制御命令保持手段に保持されている制御命令を優先順位の高い順に読み出して、その制御命令が対象とする測定機器に関する制御処理に供する。
例えば、データ伝送を開始する旨の制御命令のように、制御命令の実行によって制御対象の測定機器が比較的長い時間に渡って動作しつづけるようなタイプの制御命令に高い優先順位を設定すれば、各試験システムにおける試験を効率的に実施することができる。
上述した第1の測定機器共用方法および第1の測定機器共用システムでは、信号疎通試験系の試験の特徴を利用して、測定機器を特定しない接続要求に応じて、空いている測定機器の入出力ポートを迅速に割り当てることができるので、IPアナライザやSONETアナライザなどの測定機器のポート稼働率を各段に向上するとともに、複数の試験システムによってそれぞれ実施される試験の効率を大幅に向上することができる。なぜなら、上述した第1の測定機器共用方法および第1の測定機器共用システムでは、測定機器共用システムに備えられた複数の測定機器に空きポートがあれば、1度の接続要求に応じて確実にその空きポートを割り当てることができるからである。
更に、上述した第2の測定機器共用方法および第2の測定機器共用システムでは、測定機器共用システム側で各試験システムと外部ポートとの対応関係を管理することにより、各試験システムに影響を及ぼすことなく、例えば、測定機器の増設やこれに伴う外部ポート増設などの測定機器共用システムの構成を変更することが可能である。これにより、測定機器共用システムにおける測定機器の増設などにかかわらず、各試験システムは、それまでに利用していた試験用プログラムを利用した試験を行うことができる。
また、上述した第3の測定機器共用システムでは、共通形式のスクリプトを測定機器共用システム内で、各測定機器に応じた制御命令の系列に置き換えることができるので、測定機器共用システムに既に配置されている測定機器の仕様や製造元にかかわらず、増設する測定機器を自由に選択することができる。もちろん、各試験システムは、測定機器共用システムにおけるこのようなシステム構成の変化を全く意識する必要はない。
また、上述した第4の測定機器共用システムでは、各測定機器に備えられた入出力ポートそれぞれに設定された状態に関する状態設定情報を測定機器管理システムが管理し、接続要求において指定された状態設定と各入出力ポートに対応する状態設定情報とに基づいて接続先を決定することにより、試験システムからの接続要求に応じて、所望の設定状態あるいはそれに近い状態が既に設定されている入出力ポートを割り当てることができる。これにより、試験システムと測定機器との接続に続いて実行される初期設定処理の手間を大幅に省き、試験全体に要する時間の短縮を図ることができる。
更に、上述した第5の測定機器共用システムでは、測定機器を操作対象とする制御命令それぞれに予め設定された優先順位に基づいて、各試験システムからのメッセージに含まれる制御命令の実行順を制御することができる。これにより、例えば、信号疎通を開始させる制御命令を、テスト結果を報告させる制御命令よりも優先的に実行させることができるので、各試験システムによる試験を並行して効率よく進めることができる。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1に、本発明にかかわる測定機器共用システムの実施形態を示す。
なお、図1に示す構成要素のうち、図9に示した各部と同等のものについては、図9に示した符号を付して示し、その説明を省略する。
図1に示した試験システム1、2〜nは、それぞれ試験対象機器402とパーソナルコンピュータ(PC)403とを備えており、また、各試験システム1、2〜nは、それぞれ2つの個別ポート(図1に符号#1、#2を付して示す)を備えている。図1に示した各試験システムの個別ポート#1、#2は、それぞれ試験対象機器402の入力ポートおよび出力ポートに接続されている。
図1に示した測定機器共用システムは、例えば、24個の外部ポート(図1において#1〜#24を付して示す)を備えており、これらの外部ポート#1〜#24は、スイッチ201を介して、二つのアナライザ401,401にそれぞれ備えられた入出力ポートにスイッチ201に接続される。また、図1に示した共用制御部210は、共用ネットワークを介して、上述した各試験システムのパーソナルコンピュータ403との間で試験の制御に関するメッセージのやり取りを行うとともに、これらのメッセージに基づいて、アナライザ401,401およびスイッチ201の動作を制御する。
また、図1において、アナライザ401,401およびスイッチ201には、測定機器共用システムにおける装置番号としてそれぞれ#1、#2、#3が与えられている。これらの機器に備えられている入出力ポートには、装置番号とその機器におけるポート番号とを組み合わせた内部ポート番号(図1において、符号#101から#340を付して示した)が与えられている。図1に示した例においては、スイッチ201のポートの一部(内部ポート番号#301〜#308)は、アナライザ401の入出力ポート(内部ポート番号#101から#108)に接続されており、スイッチ201のポートの別の一部(内部ポート番号#309〜#316)は、アナライザ401の入出力ポート(内部ポート番号#201から#208)に接続されている。また、スイッチ201の更に別の一部のポート(内部ポート番号#317〜#340)は、外部ポート(#1〜#24)にそれぞれ接続されている。
次に、共用制御部210の詳細構成およびその動作について説明する。
図2に、共用制御部の詳細構成を示す。
図2に示した共用制御部210において、通信処理部211は、共用ネットワークを介して、各試験システム1〜nとの間でコマンドあるいはその応答を含むメッセージのやり取りを行う。
図2に示した試験システム管理テーブル212は、各試験システムについて共用ネットワークにおけるアドレスを保持しており、また、システム構成管理テーブル213は、図1に示した内部ポートそれぞれの接続関係および該当するポートに固有の属性情報とそのポートに設定された状態に関する状態情報を保持している。
各試験システムから、ポートの接続や解放あるいは測定機器の制御などに関するコマンドと制御対象のポートを示す個別ポート番号とを含むメッセージが共用ネットワークに送信されると、このメッセージは、通信処理部211を介してポート番号変換部214に渡される。このポート番号変換部214は、まず、上述した試験システム管理テーブル212を参照して、送信元のアドレスから送信元の試験システムを特定し、更に、システム構成管理テーブル213に格納された接続情報に基づいて、制御対象として指定された個別ポートの接続先を示す外部ポート番号を検索し、この外部ポート番号を用いて個別ポート番号を置き換えて、命令制御部215に渡す。また、逆に、命令制御部215を介して試験システムに送るべき応答メッセージを受け取ったときに、ポート番号変換部214は、システム構成管理テーブル213に保持された外部ポート番号から、逆に試験システム番号および個別ポート番号を取得し、更に、試験システム管理テーブル212から宛先のアドレスを取得して、これらによって外部ポート番号を置き換えてから、通信処理部211を介してネットワークに送出する。
例えば、図3に示すように、システム構成管理テーブル213は、アナライザ401,401に備えられた各ポートに与えられた内部ポート番号に対応して、ポート種別としてそのポートがアナライザのポートである旨の情報(図3において、符号Analyzerを付して示す)を保持し、また、そのポートが属している機器を示す装置番号やその装置におけるポート番号を保持している。また、システム構成管理テーブル213は、アナライザ401,401の各ポートが図1に示したスイッチ201を介して試験システムのいずれかに接続中である場合に、接続状態として、各ポートに与えられた内部ポート番号を保持して示し、また、アナライザ401,401の各ポートに予め設定されている初期状態の種類を示す設定番号(図3において、符号A、B、C、Dを付して示す)を保持している。
また、図3に示した例において、システム構成管理テーブル213は、アナライザ401,401に備えられた各ポートに接続されたスイッチ201の各ポートに与えられた内部ポート番号に対応して、これらの内部ポートが、アナライザに接続されたスイッチのポートである旨を示す情報(図3において、符号SW-INを付して示す)を保持し、また、装置番号としてスイッチ201に与えられた#3を保持するとともに、これらのポートにスイッチ201において与えられたポート番号#1〜#16をそれぞれ保持している。また、システム構成管理テーブル213は、スイッチ201のポート番号#1〜#16の各ポートが図1に示したスイッチ201を介して試験システムのいずれかに接続中である場合に、接続状態として、各ポートの接続先であるアナライザ401,401の各ポートに与えられた内部ポート番号を保持して示している。
一方、図3に示したシステム構成管理テーブル213において、内部ポート番号#317〜#340に対応して、それぞれ外部ポート番号#1〜#24を保持することにより、スイッチ201に備えられたこれらのポートが外部ポートに接続されていることが示されている。また、各外部ポートに試験システムを接続する際に、その試験システム番号(#1〜#n)および個別ポート番号を、接続先の外部ポート番号で示される内部ポート番号に対応してシステム構成管理テーブル213に保持することにより、測定機器共用システム内の内部ポートおよび外部ポートと各試験システムにおける個別ポートとの接続関係を示している。また、これらのポートに対応するポート種別として、システム構成管理テーブル213は、外部ポートに接続されたスイッチ201のポートである旨を示す情報(図3において、符号SW-OUTを付して示す)を保持し、また、接続可能なスイッチ201のポートの範囲(図3において、符号SW-SWとして示す)として、アナライザ401,401に接続されたスイッチ201のポートを示す情報(例えば、内部ポート番号#301〜#316)を保持している。また、もちろん、このシステム構成管理テーブル213は、これらの内部ポート番号に対応して、装置番号としてスイッチ201に与えられた#3を保持するとともに、これらのポートにスイッチ201において与えられたポート番号#17〜#40をそれぞれ保持している。そして、外部ポートに接続されたこれらの内部ポートがスイッチ201によってアナライザ401あるいはアナライザ401に接続された内部ポートに接続されていることは、接続先の内部ポート番号を接続状態としてシステム構成管理テーブル213に保持することによって示される。
つまり、図3に示したシステム構成管理テーブル213の例では、試験システム1、2、3およびnにそれぞれ対応する外部ポートについては、既にスイッチ201によって、アナライザ401のポート#1〜#6に接続された内部ポート#301〜#306に至る経路およびアナライザ401のポート#1、#2に接続された内部ポート#309、#310に至る経路が設定されてことが示されている。
次に、図1に示した命令制御部215からの指示に応じて、スイッチ制御部216および測定機器制御部217が、システム構成管理テーブル213およびスクリプト管理テーブル219に格納された情報に基づいて、スイッチ201およびアナライザ401,401を制御する方法について説明する。
例えば、図3において、外部ポート#7、#8に接続されていることが示された試験システム4により、個別ポート番号#1、#2をアナライザに接続する旨のコマンドおよび望ましい初期設定を示す設定番号Dを含む接続要求メッセージが送出されると、図2に示した通信処理部211を介してこの接続要求メッセージを受け取ったポート番号変換部214により、個別ポート番号#1、#2が、該当する外部ポート番号#7、#8に置き換えられ、命令制御部215に渡される。
このとき、命令制御部215は、メッセージの書式などに誤りがないかなどの必要なチェックを行った後に、スイッチ制御部216に、操作対象の外部ポート(外部ポート#7、#8)および設定番号(例えば、D)とを渡して、新たな経路の設定を指示する。
図4に、接続要求を処理する動作を表す流れ図を示す。
上述した命令制御部215からの指示に応じて、スイッチ制御部216は、システム構成管理テーブル213を参照し(図4のステップ301)、外部ポート#7、#8に対応する経路が設定済みであるか否かを判定する(図4のステップ302)。
ステップ302の否定判定の場合に、スイッチ制御部216は、図3に符号SW−SWで示した欄に示された接続先の範囲に基づいて、アナライザ401またはアナライザ401に接続されたスイッチ201のポートに関する情報を参照して、接続先の候補を抽出する(図4のステップ303)。図3において、ポート種別がSW−INであることが示された内部ポート#301〜#316の中で、上述した内部ポート#307〜#308および内部ポート#311、#316に対応する接続状態としては、これらの内部ポート番号で示されるポートに対応するスイッチ201の経路が未設定である旨の情報が保持されている。
このように、ポート種別がSW−INであることが示された内部ポートの中にスイッチ201による経路が未設定であるものが存在する場合に、スイッチ制御部216は、空きポートが存在すると判断する(ステップ304の肯定判定)。この場合に、スイッチ制御部216は、システム構成管理テーブル213から、これらのポートに対応して示されたアナライザのポート番号(図3の測定器−SWの欄を参照)を接続先の候補として取得し、その後、これらのアナライザのポートに対応してシステム構成管理テーブル213に保持された設定番号に基づいて、接続先のポートを決定する(ステップ305)。
図3に示したシステム構成管理テーブルにおいては、アナライザ401のポート#7、#8が空いており、しかも、初期状態を示す設定番号が接続要求で示された設定番号と一致するので、スイッチ制御部216は、これらのポートを試験システム4の接続先として決定する。なお、接続要求で指定された設定番号と接続先候補として抽出したポートの設定番号とが一致しない場合は、接続先候補の中から設定番号の初期設定に最も近いものを選択して接続先として選択する。
次いで、スイッチ制御部216は、上述したようにして設定された経路によって接続された各ポートに関してシステム構成管理テーブル213に保持された情報を更新する(ステップ306)。つまり、外部ポート#7、#8に接続された内部ポート#323、#324に対応する接続状態として、接続先であるスイッチ201のポートを示す内部ポート番号#307、#308をそれぞれ格納し、これらの内部ポート#307、#308に対応する接続状態として、その接続先であるアナライザ401のポートを示す内部ポート番号#107、#108を格納する。また、同様に、上述した経路によって、試験システム4に接続されたアナライザ401のポートを示す内部ポート番号#107、#108に対応する接続状態として、スイッチ制御部216は、それぞれの内部ポート番号#107、#108を格納する。
その後、スイッチ制御部216は、スイッチ201を制御して、外部ポート#7、#8に接続された内部ポート#323、#324とアナライザ401のポート#7、#8に接続された内部ポート#307、#308とを接続する経路を設定する(ステップ307)。次に、スイッチ制御部216は、ステップ306で選択した接続先のアナライザのポートに対応する設定番号が接続要求で指定された設定番号と一致しているか否かを判定し(ステップ308)、一致していない場合は、測定機器制御部217を介して適切な初期設定を行う(ステップ309)。その後、スイッチ制御部216は、命令制御部215、ポート番号変換部214および通信処理部211を介して、要求元の試験システム(例えば、試験システム4)に接続完了を報告し(ステップ310)、処理を終了する。
なお、ステップ302において、接続要求において指定された外部ポートが既にアナライザ401,401のいずれかに接続されていると判断した場合に、スイッチ制御部216は、命令制御部215、ポート番号変換部214および通信処理部211を介して、要求元の試験システムに接続済みである旨を通知して(ステップ311)、処理を終了する。
また一方、ステップ303の処理において、空きポートを発見できなかった場合に(ステップ304の否定判定)、スイッチ制御部216は、この接続要求を接続待ちキューに保持し(ステップ312)、空きポートの発生に応じて、ステップ303から処理を再開する。
このようにして、図2に示した共用制御部210の各部が動作することにより、各試験システムから接続先のアナライザのポートを特定しない接続要求に応じて、測定機器共用システムに備えられたアナライザ401,401に準備された入出力ポートの中から適切な空きポートを検索して接続することができる。
このように、各試験システムからの接続要求における接続先の特定を不要としたことにより、各試験システムは、測定機器共用システムの具体的な構成に全くかかわりなく、測定器共用システムに必要な接続処理を要求することができる。したがって、各試験システムは、測定機器共用システムにおける測定機器の増設などにかかわらず、全く同一の試験プログラムを利用して、試験対象機器402に関する信号疎通試験を実行することができる。
特に、各試験システムの個別ポートと測定機器共用システムの外部ポートとの関係を測定機器共用システム側で管理することにより、個々の試験システムでは、自身が接続している外部ポートに関する意識すら不要にすることができる。これにより、例えば、外部ポート#1、#2に接続された試験システム1を別の外部ポートにつなぎ替えた場合にも、測定機器共用システムにおいて、このつなぎ替えに伴うシステム構成管理テーブル213の更新処理を行うことにより、試験システム1は、外部ポート#1、#2を介して測定機器共用システムに接続されていたときと全く同じ試験プログラムを利用して、試験対象機器の信号疎通試験を実行することができる。
なお、各試験システムを測定機器共用システムの外部ポートに接続する際に、各試験システムに接続先の外部ポートを示す外部ポート番号を通知し、各試験システムが、通知された外部ポート番号を個別ポートの代わりに指定することもできる。
この場合は、図2に示した共用制御部210において、ポート番号変換部214および試験システム管理テーブル212が不要となり、また、システム構成管理テーブル213において、試験システムの各個別ポートと外部ポートとの対応関係を示す情報もまた不要となる。その代わりに、各試験システムは、自身が接続されている外部ポートを示す外部ポート番号を保持し、また、接続されている外部ポートの変更に伴って、試験プログラムにおいて、制御対象のポートを指定する情報もまた更新する必要がある。
また一方、各試験システムから設定すべき初期状態を示す設定番号を含む接続要求を受け付け、図4のステップ305において説明したようにして、接続先の候補の中から初期状態を示す状態情報が指定された設定番号と一致するポートを選択することにより、ポートの状態設定に要する手間を大幅に省くことができる。
特に、予め、測定機器共用システムに備えられた複数のアナライザの入出力ポートをいくつかの組に分け、それぞれの組に互いに異なる典型的な初期状態を設定しておくことにより、試験に先立つ状態設定の省力化を更に推進することができる。なぜなら、信号疎通試験などにおいて、試験対象のネットワーク機器を接続するアナライザのポートに設定すべき状態設定はいくつかのタイプに類型化することができ、このような類型化した状態設定が初期状態として予め設定されていれば、その初期状態と所望の状態設定との差分を新たに設定するのみで、適切な状態を設定することができるからである。従来の信号疎通試験においては、試験対象のネットワーク機器の試験に最適な状態を設定するために、多くの手順を踏む必要があり、このような手順を実行するために無視できない時間を要していたことを考えれば、上述した本発明の特徴は、信号疎通試験に適用される測定機器共用システムにおいて、極めて有用である。
次に、各試験システムからの接続解放要求に応じて、適切な接続を解放する方法について説明する。
図2に示した各試験システムは、例えば、試験が終了した後に、利用していたアナライザのポートを解放するために、個別ポート番号を含む接続解放要求をネットワークに送出する。
この接続解放要求は、共用制御部210のポート番号変換部214によって、個別ポート番号から外部ポート番号への変換処理を受けた後に、命令制御部215を介してスイッチ制御部216に渡される。
このとき、スイッチ制御部216は、外部ポート番号からシステム構成管理テーブル213をたどって、スイッチ201において設定された経路に関する情報、つまり、外部ポートに接続されたSW−OUTポートとアナライザに接続されたSW−INポートとの組み合わせに関する情報を取得し、スイッチ201を制御して、該当する経路の設定を解除する。その後、スイッチ制御部216により、システム構成管理テーブル213の更新が行われ、解除した経路に関する接続状態を示す情報としてシステム構成管理テーブル213に保持されていた内部ポート番号が削除される。
例えば、外部ポート#1、#2に接続された試験システム1からの接続解放要求に応じて、スイッチ制御部216は、図3に示したシステム構成管理テーブル213を参照して、外部ポート#1、#2に対応する内部ポート#317、#318が、スイッチ201において形成された経路によって、ポート種別がSW−INである内部ポート#301、#302に接続されている旨の情報を取得する。
この情報に基づいて、スイッチ制御部216は、スイッチ201を操作して、内部ポート#317と内部ポート#301とを結ぶ経路および内部ポート#318と内部ポート#302とを結ぶ経路を解放させる。
次いで、スイッチ制御部216は、外部ポート#1、#2に対応する内部ポート#317、#318の接続状態として保持されていた接続先の内部ポート番号(#301、#302)を削除し、また、これらの接続先の内部ポート#301、#302に対応する接続状態として保持されていたアナライザ401のポートを示す内部ポート番号(#101、#102)を削除する。更に、最終的な接続先であったアナライザ401のポート#101、#102に対応する接続状態として保持されていたそれぞれの内部ポート番号(#101、#102)を削除して、これらのポートが解放されたことを示す。
その後、スイッチ制御部216は、命令制御部215、ポート番号変換部214および通信処理部211を介して接続解放が完了した旨を通知する。
上述したようにして、試験システムとアナライザ401あるいはアナライザ401のポートとの接続を解放した後、解放されたポートを初期状態に戻す処理を行ってもよい。例えば、スイッチ制御部216は、上述したようにして接続解放の完了を通知した後に、測定機器制御部217を介して、解放されたポートに対応してシステム構成管理テーブル213に保持された設定番号に対応する初期状態を設定することにより、次の接続要求に備えることができる。
上述したようにして、各試験システムが測定機器共用システムに備えられた複数のアナライザなどの測定機器を共用することができる。図1に示した測定機器共用システムでは、測定機器共用システムに備えられたアナライザのポートを単純に割り当てた場合よりも多くの試験システムによる信号疎通試験を並行して実施することができる。図1においては、24個の外部ポートを用意して、同時に12の試験システムを接続する例を示したが、例えば、外部ポート数を更に増やして、外部ポートに接続可能な試験システム数を更に増加させることも可能である。
本出願人は、例えば、24個の入出力ポートを備えたアナライザを持つ測定機器共用システムについて、アーラン式による計算結果として、スイッチを介して接続されるアナライザが収容可能なポート数43ポートを得ている。なお、この計算では、空きポート待ちが発生する確率を1パーセントとし、また、各試験システムがアナライザを占有している確率を30パーセントとした。
ところで、各試験システムにはそれぞれの事情があり、例えば、他の試験システムとのアナライザの共用によって試験の遅滞が許されない場合などがあると考えられる。
このような場合に対応するためには、例えば、図5に示すように、予め、いくつかの外部ポートとアナライザ401,401のポートとを結ぶ固定した経路をスイッチ201において形成しておき、優先的に試験を実施したい試験システムをこのような固定経路が設定された外部ポートに接続することが考えられる。
図5においては、外部ポート#1、#2とアナライザ401のポート#7、#8とを結ぶ経路と、外部ポート#3、#4とアナライザ401のポート#7、#8とを結ぶ経路とをスイッチ201において予め固定化した経路として設定している場合を示した。
図6に、固定化した経路を設定した場合のシステム構成管理テーブルの例を示す。
図5に示したような固定化した経路が設定されている場合には、図6に、太線で囲んで示すように、アナライザ401のポート#7、#8およびアナライザ401のポート#7、#8に対応して、直接に、試験システム番号や個別ポートおよび外部ポートを示す情報が格納される。
したがって、スイッチ制御部216は、命令制御部215を介して受け取った接続要求に含まれる外部ポート番号に基づいて、図4に示したステップ301においてシステム構成管理テーブル213を参照する際に、接続要求で指定された外部ポート#1、#2がアナライザ401のポート#7、#8を示すポート番号が、ポート種別がアナライザである内部ポート#107、#108に対応して保持されていることから、これらの外部ポート#7、#8について固定化された経路が設定されていることを知ることができる。
この場合に、スイッチ制御部216は、該当する内部ポートに対応してシステム構成管理テーブル213に保持された接続状態を参照し、未接続である旨の情報が格納されていた場合は、その内部ポート番号#107、#108を接続状態に対応して格納することにより、該当するアナライザ401のポート#7、#8が接続済みであることを示す。更に、図4に示したステップ308〜310と同様にして、必要に応じて、初期状態の設定を行った後、要求元の試験システムに接続完了を通知して処理を終了する。
一方、システム構成管理テーブル213に保持された接続状態により、接続済みであることが示されている場合に、スイッチ制御部216は、単に、要求元の試験システムに接続完了を通知して、処理を終了する。
さて、信号疎通試験を行う試験システムは、テスト信号疎通を開始した後は、数分から十数分に渡ってその状態を継続するという特徴がある。この特徴を利用して、例えば、信号疎通開始を指示する制御命令を優先して処理すれば、多数の試験システムそれぞれによる試験を効率よく実施することができる。
また、測定機器共用システムに新たな測定機器(例えばアナライザ)を増設する際には、既存の測定機器の機種やメーカにこだわらずに、例えば、製品価格や性能を重視して増設する測定機器を選択したいという要望がある。このような要望に応えるためには、測定機器共用システムにおいて、個々の測定機器の機種やメーカの違いを吸収する仕組みを提供する必要がある。
次に、個々の測定機器の個体差を吸収しつつ、各試験システムによる試験実施効率を向上する方法について説明する。
図2に示したスクリプト管理テーブル218は、図7に示すように、予め決定した共通形式のスクリプトそれぞれについて、測定機器共用システムに備えられたアナライザ401,401およびスイッチ201において実際に実行すべきプログラムを示す情報(例えば、プログラム名)を格納している。なお、図7において、プログラム名の欄における符号「−」は、対応する共通形式のスクリプトについて、その装置番号で示される測定機器においては実体的な処理は行われないことを示している。
また、図2に示した各試験システムは、必要に応じて、アナライザなどの測定機器を操作対象として、試験の実施に必要な制御を行うための制御命令を示す共通形式のスクリプト名(例えば、信号疎通開始を指示するスクリプト「Transmit-Start」など)と、個別ポート番号と、その制御命令に与えられた優先順位を示す優先情報とを含む機器制御要求をネットワークに送出する。
このような機器制御要求は、測定機器共用システムの通信処理部211を介してポート番号変換部214に渡され、機器制御要求に含まれている個別ポート番号が、外部ポート番号に置き換えられた後に、命令制御部215を介して測定機器制御部217に渡される。
図2に示した測定機器制御部217は、命令制御部215から受け取った機器制御要求を順次に命令キューに保持していくとともに、図8に示すような流れ図に従って、この命令キューに保持された機器制御要求を処理する。
測定機器制御部217は、まず、命令キューを参照し(図8のステップ321)、先頭に保持されている機器制御要求に対応する優先情報と他の機器制御要求に対応する優先情報とを比較し、この比較結果に基づいて、先頭の機器制御要求よりも優先して処理すべき機器制御要求があるか否かを判定する(ステップ322)。
例えば、命令キューの先頭の機器制御要求に含まれているスクリプトよりも高い優先順位が設定されたスクリプト(例えば、信号疎通開始を指示するスクリプト「Transmit-Start」など)を含む機器制御要求が命令キューに保持されている場合に、測定機器制御部217は、優先処理すべき機器制御要求があると判断し(ステップ322の肯定判定)、その機器制御要求を命令キューから読み出して(ステップ323)、スクリプトの処理を開始する。
一方、命令キューの先頭の機器制御要求に含まれているスクリプトが優先順位の高いものであった場合などには(ステップ322の否定判定)、この先頭の機器制御要求を命令キューから読み出して(ステップ324)、このスクリプトの処理を開始する。
このようにして、各スクリプトに設定された優先順位に基づいて、命令キューに保持された機器制御要求の実行順を制御することができる。これにより、例えば、信号疎通開始を指示するスクリプト「Transmit-Start」などを、エラーチェック結果の報告を要求するスクリプト「Error-Check」などよりも優先して実行させて、多数の試験システムによる信号疎通試験を効率よく実施することができる。
次に、測定機器制御部217は、機器制御要求において操作対象として指定されたポートに関する情報をシステム構成管理テーブル213から検索する(ステップ325)。
例えば、命令キューから図1に示した外部ポート#1、#2を操作対象としてスクリプト「Transmit-Start」を実行する旨の機器制御要求が読み出された場合に、測定機器制御部217は、図3に示したシステム構成管理テーブル213から操作対象として示されている外部ポートに接続されているポートが、装置番号#3のスイッチ201のSW−OUTポートである旨の情報を検索する。
このようにして得られた検索結果に含まれる装置番号とスクリプト名とに基づいて、測定機器制御部217は、スクリプト管理テーブル219から適切なプログラム名を検索して、そのプログラムに基づいて、検索結果で示された装置番号に対応する装置に関するスクリプトを実行する(ステップ326)。
例えば、ステップ325において、上述したように、装置番号#3のスイッチ201のSW−OUTポートである旨の情報を検索結果として得た場合に、測定機器制御部217は、装置番号#3とスクリプト名「Transmit-Start」に基づいて、スクリプト管理テーブル219から実体的な処理を行わない旨のプログラム名「−」を得る。この場合に、測定機器制御部217は、プログラム名「−」によって示される処理、即ち、「何もしない」ことにより、操作対象のポート(例えば、スイッチ201のSW−OUTポート)に関するスクリプトの実行が完了したと判断し、ステップ327に進む。もちろん、スクリプト管理テーブル219から、実体的な処理手順を記述したプログラムを示すプログラム名(例えば、「Link-Down3」)が得られた場合には、測定機器制御部217は、そのプログラム名で示されるプログラムに従って、ステップ325における検索結果で示される装置に関するスクリプトを実行する。
次に、測定機器制御部217は、スクリプトの実行が完了したポートが、最終的な操作対象であるアナライザ401,401のいずれかのポートであるか否かを判定する(ステップ327)。例えば、上述したように、外部ポート#1、#2を操作対象としたスクリプト「Transmit-Start」を含む機器制御要求に応じて、スイッチ201のSW−OUTポートに関するスクリプトの実行が完了した段階では、ステップ327の否定判定となる。
この場合に、測定機器制御部217は、システム構成管理テーブル213に基づいて、スクリプトの実行が完了したポートの接続先を追跡し、追跡によって得られた接続先のポート番号を用いて操作対象のポートを示すポート番号を変換する(ステップ328)。例えば、図3に示したシステム構成管理テーブル213により、外部ポート#1、#2が接続されているスイッチ201のポート#317、#318は、スイッチ201により、スイッチ201のポート#301、#302に接続されていることが示されるので、これに基づいて、測定器制御部217は、新たな内部ポート番号#317、#318によって操作対象のポート番号を置き換えて、改めて、ステップ325の処理を実行する。
もちろん、上述したようにして、図5に示した外部ポート#1、#2のように、スイッチ201に予め設定された経路によってアナライザ401のポートに直接に接続されているポートが操作対象として指定されていた場合にも、必要な操作を実現することができる。
この場合は、同様の機器制御命令に基づく検索処理により、測定機器制御部217は、図6に示したシステム構成管理テーブルから、操作対象の外部ポートに接続されたポートが、装置番号#1のアナライザ401のポートである旨の検索結果が得られる。したがって、測定機器制御部217は、ステップ326において、このアナライザ4011のポートに関するスクリプトを実行した後、ステップ327の肯定判定として処理を終了する。
このように、システム構成管理テーブル213に基づいて、外部ポートから順に接続されたポートをたどるとともに、それぞれのポートにおいて必要なスクリプトを実行していき、最終的な操作対象であるアナライザ401のポートに関するスクリプトの実行が完了したときに、測定機器制御部217は、上述したステップ327の肯定判定として、処理を終了する。
このようにして、試験システムから受け取った共通形式のスクリプトを含む機器制御要求に応じて、要求元の試験システムと最終的な操作対象の測定機器とを結ぶ経路上の全てのポートにおいて必要な操作を漏れなく行うことができる。
上述したように、各試験システムは、機器制御要求において、アナライザなどの測定機器に実行させたい操作を示すスクリプト名と測定機器共用システムに接続されている個別ポート番号とを指定すれば十分である。したがって、各試験システムは、測定機器共用システムに備えられているアナライザなどの測定機器に個別の情報(例えば、メーカによるコマンドの違いや機種による設定方法の違い)を全く意識する必要がない。
故に、各試験システムは、測定機器共用システム内での装置構成の変更にかかわらず、それぞれの試験プログラムによる試験を実施することができる。これにより、各試験システムの試験プログラムを作成するプログラマは、測定機器共用システムのシステム構成の変化などに煩わされることなく、それぞれの試験システムにおいて必要とされる機能の実現に集中することができる。
以上の説明に関して、更に、以下の各項を開示する。
(付記1) 複数の試験システムと複数の同種類の測定機器とをスイッチを介して接続する測定機器共用システムのための測定機器共用制御方法であって、各試験システムに備えられた複数の入出力ポートそれぞれをスイッチによって複数の測定機器に備えられた複数の入出力ポートのいずれかに接続可能な外部ポートにそれぞれ接続するステップと、任意の試験システムからこの試験システムに接続された外部ポートを示す情報を含む接続要求を受け取った際に、この接続要求に応じて、複数の測定機器にそれぞれ備えられた複数の入出力ポートの中から、未接続の入出力ポートを接続可能な入出力ポートとして探索するステップと、接続要求で示された外部ポートと探索結果として得られた測定機器の入出力ポートとを接続する経路をスイッチにおいて設定するステップと、任意の試験システムからこの試験システムに接続された外部ポートを示す情報を含む接続解放要求を受け取った際に、この接続解放要求で示された外部ポートについてスイッチにおいて設定された経路およびこの経路によって接続されていた測定機器の入出力ポートを解放するステップとを備えたことを特徴とする測定機器共用制御方法。
(付記2) 複数の試験システムと複数の同種類の測定機器とをスイッチを介して接続する測定機器共用システムのための測定機器共用制御方法であって、各試験システムに備えられた複数の入出力ポートそれぞれをスイッチによって複数の測定機器に備えられた複数の入出力ポートのいずれかに接続可能な外部ポートにそれぞれ接続する際に、各試験システムとこれらに接続された外部ポートとの対応関係を認識するステップと、任意の試験システムから当該試験システムを示す情報を含む接続要求を受け取った際に、この接続要求に応じて、複数の測定機器にそれぞれ備えられた複数の入出力ポートの中から、未接続の入出力ポートを接続可能な入出力ポートとして探索するステップと、接続要求元の試験システムに対応付けられた外部ポートと探索結果として得られた測定機器の入出力ポートとを接続する経路をスイッチにおいて設定するステップと、任意の試験システムから当該試験システムを示す情報を含む接続解放要求を受け取った際に、この接続解放要求元に対応付けられた外部ポートについてスイッチにおいて設定された経路およびこの経路によって接続されていた測定機器の入出力ポートを解放するステップとを備えたことを特徴とする測定機器共用制御方法。
(付記3) 同一種類の複数の測定機器を有し、これらの測定機器を複数の試験システムに共用させるための測定機器共用システムにおいて、複数の試験システムと測定機器共用システムとは、それぞれの制御手段相互に要求および応答を含むメッセージをやり取りするためのネットワークを介して接続されており、測定機器共用システムは、複数の試験システムそれぞれに接続され、接続された試験システムとの間でデータの授受を行うための複数の外部ポートと、複数の外部ポートと複数の測定機器に備えられた複数の入力ポートおよび出力ポートとを接続する経路を設定するスイッチと、ネットワークを介して入力される接続要求に応じて、スイッチにおいて外部ポートのいずれにも接続されていない測定機器の入力ポートあるいは出力ポートを探索する空きポート探索手段と、空きポート探索手段によって発見された空きポートと、接続要求で指定された外部ポートとを接続する経路をスイッチに設定させる経路設定手段と、ネットワークを介して入力される接続解放要求に応じて、この接続解放要求で指定された外部ポートについてスイッチに設定されている経路を解放する経路解放手段とを備えたことを特徴とする測定機器共用システム。
(付記4) 同一種類の複数の測定機器を有し、これらの測定機器を複数の試験システムに共用させるための測定機器共用システムにおいて、複数の試験システムと測定機器共用システムとは、それぞれの制御手段相互に要求および応答を含むメッセージをやり取りするためのネットワークを介して接続されており、測定機器共用システムは、複数の試験システムそれぞれに接続され、接続された試験システムとの間でデータの授受を行うための複数の外部ポートと、複数の外部ポートと複数の測定機器に備えられた複数の入力ポートおよび出力ポートとを接続する経路を設定するスイッチと、複数の外部ポートそれぞれについて、接続されている試験システムおよび試験システムにおいて各ポートを識別する情報を保持するポート管理テーブルと、ネットワークを介して、試験システムおよびこの試験システムに備えられる個々の入出力ポートを識別する情報を含む接続要求あるいは接続解放要求を受け取り、この接続要求あるいは接続解放要求の要求元に接続された外部ポートをポート管理テーブルから検索するポート検索手段と、接続要求応じて、スイッチにおいて外部ポートのいずれにも接続されていない測定機器の入力ポートあるいは出力ポートを探索する空きポート探索手段と、接続要求に応じて空きポート探索手段によって発見された空きポートと、ポート検索手段によって得られた外部ポートとを接続する経路をスイッチに設定させる経路設定手段と、接続解放要求に応じてポート検索手段によって検索された外部ポートについてスイッチに設定されている経路を解放する経路解放手段とを備えたことを特徴とする測定機器共用システム。
(付記5) 各外部ポートとその接続先である測定機器との対応関係を示す機器管理テーブルと、測定機器共用システムに備えられた測定機器ごとに、予め定義された共通形式のスクリプトに対応して、測定機器に固有の制御命令の系列を保持するスクリプト管理テーブルと、ネットワークを介して共通形式のスクリプトを受け取ったときに、機器管理テーブルから共通形式のスクリプトの送信元である試験システムに接続された外部ポートの接続先の測定機器を特定する特定手段と、共通形式のスクリプトを、特定手段によって特定された測定機器に対応してスクリプト管理テーブルに保持された制御命令の系列に置換する置換手段とを備えたことを特徴とする付記3あるいは付記4に記載の測定機器共用システム。
(付記6) 空きポート探索手段は、複数の測定機器に備えられた入出力ポートそれぞれに対応して、その入出力ポートに設定されたデータの入出力に関する状態設定情報を保持する状態管理テーブルと、ネットワークを介して入力された接続要求に応じて、外部ポートに接続されていない全ての空きポートを検出する空き検出手段と、空き検出手段によって検出された空きポートそれぞれに対応して状態管理テーブルに保持された状態設定情報と、接続要求に含まれる情報によって指定された所望の状態設定とに基づいて、適切な空きポートを選択する選択手段とを備えたことを特徴とする付記3あるいは付記4に記載の測定機器共用システム。
(付記7) 複数の測定機器の動作を制御するための制御命令それぞれに対応して予め設定した優先順位を示す優先情報を保持する優先情報保持手段と、ネットワークを介して複数の試験システムから受け取ったメッセージに含まれる制御命令を受信順に保持する制御命令保持手段と、制御命令保持手段に保持された制御命令の中から、優先情報保持手段に保持された優先順位が高いものを優先して読み出すことにより、実行する制御命令の順序を制御する読出制御手段とを備えたことを特徴とする付記3あるいは付記4に記載の測定機器共用システム。
上述したように、本発明にかかわる測定機器共用システムでは、接続先の測定機器や接続先のポートを特定しない接続要求に応じて、適切な測定機器に備えられた適切なポートを試験システムに割り当てることができる。したがって、複数の同等の機能を並行して提供可能な汎用の測定機器を、複数の試験システムが共用する用途に特に適している。つまり、ルータなどのネットワーク機器の信頼性をテストするためなどに行われる信号疎通試験を行う複数の試験システムに、IPアナライザやSONETアナライザを共用させて、これらの試験システムによる試験を並行して実施するような用途において、本発明は極めて有用である。
特に、各試験システムにおける個別ポート番号と測定機器共用システムにおける外部ポート番号および内部ポート番号との接続関係を測定機器共用システムにおいて一元的に管理する仕組みを備えたことにより、測定機器共用システムにおいては、各試験システムにおける試験プログラムに影響を及ぼすことなく、自由に、測定機器の増設や削減などを行うことができる。したがって、接続される試験システムの数やそれぞれの試験システムが接続される頻度などを考慮して、最適な構成の測定機器共用システムを提供することができる。つまり、様々な規模の測定機器共用システムを極めて高い自由度を持って構成することができる。
更に、測定機器共用システムに備えられる各測定機器固有の特徴の違いを測定機器共用システム内において吸収する仕組みを備えたことにより、例えば、測定機器を増設する際に、既存の測定機器のメーカやその仕様にこだわらずに、増設する測定機器を選択することができる。これにより、様々なメーカから同種でありながら多種多様な使用を持った製品が提供されている現状を利用して、あるいは、社内の既存の資源を有効に利用して、所望の機能を提供可能な測定機器共用システムを構築することができる。
これらの特徴は、上述したネットワーク関連の機器に関する試験を実施する分野においては、非常に好ましい特徴である。
本発明にかかわる測定機器共用システムの実施形態を示す図である。 共用制御部の詳細構成図である。 システム構成管理テーブルの例を示す図である。 接続要求を処理する動作を表す流れ図である。 本発明にかかわる測定機器共用システムの別実施形態を示す図である。 固定化した経路を設定した場合のシステム構成管理テーブルの例である。 スクリプト管理テーブルの例を示す図である。 測定機器制御命令を処理する動作を表す流れ図である。 従来の信号疎通試験を説明する図である。 測定機器共用システムの構成例を示す図である。
符号の説明
201 スイッチ
210 共用制御部
211 通信処理部
212 試験システム管理テーブル
213 システム構成管理テーブル
214 ポート番号変換部
215 命令制御部
216 スイッチ制御部
217 測定機器制御部
219 スクリプト管理テーブル
401 アナライザ
402 試験対象機器
403、411 パーソナルコンピュータ(PC)
410 試験システム

Claims (5)

  1. 複数の試験システムと複数の同種類の測定機器とをスイッチを介して接続する測定機器共用システムのための測定機器共用制御方法であって、
    前記各試験システムに備えられた複数の入出力ポートそれぞれを前記スイッチによって前記複数の測定機器に備えられた複数の入出力ポートのいずれかに接続可能な外部ポートにそれぞれ接続するステップと、
    任意の前記試験システムからこの試験システムに接続された外部ポートを示す情報を含む接続要求を受け取った際に、この接続要求に応じて、前記複数の測定機器にそれぞれ備えられた複数の入出力ポートの中から、未接続の入出力ポートを接続可能な入出力ポートとして探索するステップと、
    前記接続要求で示された外部ポートと前記探索結果として得られた測定機器の入出力ポートとを接続する経路を前記スイッチにおいて設定するステップと、
    任意の前記試験システムからこの試験システムに接続された外部ポートを示す情報を含む接続解放要求を受け取った際に、この接続解放要求で示された外部ポートについて前記スイッチにおいて設定された経路およびこの経路によって接続されていた測定機器の入出力ポートを解放するステップと
    を備えたことを特徴とする測定機器共用制御方法。
  2. 複数の試験システムと複数の同種類の測定機器とをスイッチを介して接続する測定機器共用システムのための測定機器共用制御方法であって、
    前記各試験システムに備えられた複数の入出力ポートそれぞれを前記スイッチによって前記複数の測定機器に備えられた複数の入出力ポートのいずれかに接続可能な外部ポートにそれぞれ接続する際に、前記各試験システムとこれらに接続された外部ポートとの対応関係を認識するステップと、
    任意の前記試験システムから当該試験システムを示す情報を含む接続要求を受け取った際に、この接続要求に応じて、前記複数の測定機器にそれぞれ備えられた複数の入出力ポートの中から、未接続の入出力ポートを接続可能な入出力ポートとして探索するステップと、
    前記接続要求元の試験システムに対応付けられた外部ポートと前記探索結果として得られた測定機器の入出力ポートとを接続する経路を前記スイッチにおいて設定するステップと、
    任意の前記試験システムから当該試験システムを示す情報を含む接続解放要求を受け取った際に、この接続解放要求元に対応付けられた外部ポートについて前記スイッチにおいて設定された経路およびこの経路によって接続されていた測定機器の入出力ポートを解放するステップと
    を備えたことを特徴とする測定機器共用制御方法。
  3. 同一種類の複数の測定機器を有し、これらの測定機器を複数の試験システムに共用させるための測定機器共用システムにおいて、
    前記複数の試験システムと前記測定機器共用システムとは、それぞれの制御手段相互に要求および応答を含むメッセージをやり取りするためのネットワークを介して接続されており、
    前記測定機器共用システムは、
    前記複数の試験システムそれぞれに接続され、接続された前記試験システムとの間でデータの授受を行うための複数の外部ポートと、
    前記複数の外部ポートと前記複数の測定機器に備えられた複数の入力ポートおよび出力ポートとを接続する経路を設定するスイッチと、
    前記ネットワークを介して入力される接続要求に応じて、前記スイッチにおいて前記外部ポートのいずれにも接続されていない前記測定機器の入力ポートあるいは出力ポートを探索する空きポート探索手段と、
    前記空きポート探索手段によって発見された空きポートと、前記接続要求で指定された外部ポートとを接続する経路を前記スイッチに設定させる経路設定手段と、
    前記ネットワークを介して入力される接続解放要求に応じて、この接続解放要求で指定された外部ポートについて前記スイッチに設定されている経路を解放する経路解放手段と
    を備えたことを特徴とする測定機器共用システム。
  4. 同一種類の複数の測定機器を有し、これらの測定機器を複数の試験システムに共用させるための測定機器共用システムにおいて、
    前記複数の試験システムと前記測定機器共用システムとは、それぞれの制御手段相互に要求および応答を含むメッセージをやり取りするためのネットワークを介して接続されており、
    前記測定機器共用システムは、
    前記複数の試験システムそれぞれに接続され、接続された前記試験システムとの間でデータの授受を行うための複数の外部ポートと、
    前記複数の外部ポートと前記複数の測定機器に備えられた複数の入力ポートおよび出力ポートとを接続する経路を設定するスイッチと、
    前記複数の外部ポートそれぞれについて、接続されている試験システムおよび前記試験システムにおいて各ポートを識別する情報を保持するポート管理テーブルと、
    前記ネットワークを介して、前記試験システムおよびこの試験システムに備えられる個々の入出力ポートを識別する情報を含む接続要求あるいは接続解放要求を受け取り、この接続要求あるいは接続解放要求の要求元に接続された外部ポートを前記ポート管理テーブルから検索するポート検索手段と、
    前記接続要求応じて、前記スイッチにおいて前記外部ポートのいずれにも接続されていない前記測定機器の入力ポートあるいは出力ポートを探索する空きポート探索手段と、
    前記接続要求に応じて前記空きポート探索手段によって発見された空きポートと、前記ポート検索手段によって得られた外部ポートとを接続する経路を前記スイッチに設定させる経路設定手段と、
    前記接続解放要求に応じて前記ポート検索手段によって検索された外部ポートについて前記スイッチに設定されている経路を解放する経路解放手段と
    を備えたことを特徴とする測定機器共用システム。
  5. 請求項3あるいは請求項4に記載の測定機器共用システムにおいて、
    前記各外部ポートとその接続先である測定機器との対応関係を示す機器管理テーブルと、
    前記測定機器共用システムに備えられた測定機器ごとに、予め定義された共通形式のスクリプトに対応して、前記測定機器に固有の制御命令の系列を保持するスクリプト管理テーブルと、
    前記ネットワークを介して前記共通形式のスクリプトを受け取ったときに、前記機器管理テーブルから前記共通形式のスクリプトの送信元である試験システムに接続された外部ポートの接続先の測定機器を特定する特定手段と、
    前記共通形式のスクリプトを、前記特定手段によって特定された測定機器に対応して前記スクリプト管理テーブルに保持された制御命令の系列に置換する置換手段と
    を備えたことを特徴とする測定機器共用システム。
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