JP4254679B2 - エアバッグ装置 - Google Patents

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本発明は、折り畳まれた後の周囲を合成樹脂製の保護カバーに覆われた状態で、車両の収納部位に取り付けられ、膨張用ガスの流入時に展開膨張して収納部位から突出するエアバッグを、備える構成のエアバッグ装置に関する。
従来、頭部保護エアバッグ装置として、折り畳まれたエアバッグが、周囲を合成樹脂製のカバーに覆われた状態で、収納部位である車両の車内側における窓の上縁側に収納される構成のものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−249015公報(図9〜図14)
しかし、従来の頭部保護エアバッグ装置では、折り畳まれたエアバッグを覆っているカバーが、エアバッグの折り崩れ防止用のものであって、折り畳まれたエアバッグの周囲を全域にわたって覆っていた。そして、カバーは、エアバッグを収納部位側に取り付けるための取付片部を挿通させ、その状態で、折り畳まれたエアバッグと一体化されていた。
すなわち、従来のカバーは、エアバッグの展開膨張時に、エアバッグを突出させるように、所定部位を分離させて開口させることが前提として、エアバッグと一体化されていたことから、強固にエアバッグや収納部部位側に取り付けられなくともよかった。
そのため、展開膨張するエアバッグにおける周囲の部材との干渉防止用に配設する保護カバーには、上記の構造を、適用し難かった。
勿論、保護カバーをエアバッグと別々に収納部位側に取り付ける構造としては、エアバッグ装置を車両に取り付けるまで、あるいは、取付時に、保護カバーやエアバッグ等の取り扱いに、不便となってしまう。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、折り畳まれたエアバッグの周囲に合成樹脂製の保護カバーを配設させる構成であっても、車両への取付前に容易に一体化できて運搬等の取り扱いが便利となり、また、車両へも容易に取り付けることができ、さらに、取付後の作動時にも、保護カバーの飛散を防止できるエアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明に係るエアバッグ装置は、折り畳まれて車両の収納部位に取り付けられ、膨張用ガスの流入時に展開膨張して収納部位から突出するエアバッグを備え、
エアバッグが、折り畳まれたエアバッグ本体から突出して、収納部位に取り付けるための取付孔を有した取付片部を、備え、
板金製の一対の当板が、取付片部の表裏に配置されて、相互に凹凸を付けるようにかしめることにより、取付片部に取り付けられ、
エアバッグが、折り畳まれたエアバッグ本体を、合成樹脂製の保護カバーにより覆った状態とし、かつ、当板を収納部位に当てて、当板に設けられている取付孔と取付片部の取付孔とを挿通する固着手段により、車両の収納部位に取り付けられる構成のエアバッグ装置であって、
保護カバーが、
折り畳まれたエアバッグ本体を覆うカバー部と、
カバー部に配設されて、エアバッグの取付片部を挿通させる挿通孔と、
挿通孔周縁から延びて、当板相互のかしめ時に一対の当板の間に、挟持されるように配置される舌片部と、
舌片部から突設される係止突起と、
を備えて構成され、
一対の当板の一方に、係止突起を係止する係止孔が、形成されていることを特徴とする。
本発明のエアバッグ装置では、折り畳まれたエアバッグ本体の周囲に、挿通孔から取付片部を突出させるようにして、保護カバーのカバー部を配設させ、挿通孔周縁に形成される舌片部から突設される係止突起を一方の当板の係止孔に挿入させるようにして、取付片部の表裏に、当板を配設させ、相互に凹凸をつけるようにかしめれば、当板を取付片部に取り付けるのと同時に、容易に、保護カバーも、一対の当板を利用してエアバッグに組み付けることができて、一体化できる。そして、当板を、収納部位に当てて、当板と取付片部とを、固着手段を利用して収納部位に取り付ければ、保護カバーも、容易に、エアバッグとともに、収納部位に取り付けることができる。
また、本発明のエアバッグ装置では、保護カバーが、舌片部を当板の間に挟持させ、舌片部から突出する係止突起を、一方の当板に形成された係止孔に係止させる構成であることから、エアバッグに組み付けられた保護カバーは、エアバッグや当板に対して、大きくずれるように移動せず、組付状態を安定して保持させることができる。さらには、エアバッグ本体の展開膨張時において、舌片部を当板から離脱させるような力が、エアバッグ本体の膨張に伴ってカバー部に作用しても、係止突起が係止孔周縁に係止されて、舌片部が一対の当板間から抜けないことから、保護カバーが外れて飛散することも抑えることができる。
従って、本発明のエアバッグ装置では、折り畳まれたエアバッグの周囲に合成樹脂製の保護カバーを配設させる構成であっても、車両への取付前に容易に一体化できて運搬等の取り扱いが便利となり、また、車両へも容易に取り付けることができ、さらに、取付後の作動時にも、保護カバーの飛散を防止できる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。実施形態では、本発明を適用可能なエアバッグ装置として、図1に示すような頭部保護エアバッグ装置Mを例に採り、説明をする。頭部保護エアバッグ装置Mは、図1に示す車両Vに搭載されるもので、車内側のドアや窓W1・W2及びリヤピラー部RPの上縁側におけるフロントピラー部FPやルーフサイドレール部RRに、形成される収納部位Pに取り付けられている。なお、この車両Vは、フロントピラー部FPとリヤピラー部RPとの間に、略上下方向に沿うセンターピラー部CPを配設させて、構成されている。
頭部保護エアバッグ装置Mは、図1に示すように、インフレーター8、取付ブラケット9・39・45、取付ボルト10・42、エアバッグ15、及び、折り畳まれたエアバッグ15の周囲を覆う保護カバー33、を備えて構成され、車両Vへの搭載時に、収納部位P内において、車内側をエアバッグカバー13に覆われて収納されている。エアバッグカバー13は、実施形態の場合、フロントピラー部FPの車内側を覆うフロントピラーガーニッシュ4の下縁側部位と、ルーフサイドレール部RRの車内側を覆うルーフヘッドライニング5の下縁側部位と、から、構成されている。
フロントピラーガーニッシュ4やルーフヘッドライニング5は、合成樹脂製として、図示しない取付手段によって、フロントピラー部FPやルーフサイドレール部RRにおけるボディ1側の部材であるインナパネル2の車内側に、取り付けられている。そして、これらの下縁側部位は、展開膨張時のエアバッグ15を突出可能とするように、下端側を車内側に開き可能に、構成されている。
インフレーター8は、略円柱状とされて、先端(前端)側に、膨張用ガスを吐出可能な図示しないガス吐出口を、配設させている構成である。そして、このインフレーター8は、ガス吐出口付近を含めた先端付近をエアバッグ15のガス流入口部19に挿入させ、ガス流入口部19の後端付近に外装されるクランプ11を利用して、エアバッグ15に対して、連結されている。また、インフレーター8は、インフレーター8を保持する取付ブラケット9と、取付ブラケット9をボディ1側のインナパネル2に固定するための取付ボルト10と、を利用して、インナパネル2に取り付けられている。なお、このインフレーター8の車両Vへの搭載は、インフレーター8とエアバッグ15とを組み付けた状態のエアバッグ組付体として、行なわれる。
エアバッグ15は、折り畳まれた状態で、斜め上方に延びるように配設されたフロントピラー部FPから、センターピラー部CPの上方を超えて、リヤピラー部RPの上方となる位置までのルーフサイドレール部RRの部位に形成される収納部位Pに、収納されている。実施形態の場合、エアバッグ15は、図1に示すように、ルーフサイドレール部RRにおけるフロントピラー部FP近傍の部位と、インフレーター8の後方側となる部位と、に、保護カバー33を配設させて、収納されている。エアバッグ15は、膨張完了時、図1の二点鎖線に示すように、窓W1・W2やセンターピラー部CP・リヤピラー部RPのそれぞれの車内側を覆うように、構成されている。
エアバッグ15は、収納部位Pに折り畳まれて収納されるエアバッグ本体16と、折り畳まれたエアバッグ本体16から突出して、エアバッグ15を収納部位Pにおける車両Vのボディ1側に取り付けるための複数の取付片部32と、を備えて構成されており、エアバッグ本体16と取付片部32とは、実施形態の場合、ポリエステル糸やポリアミド糸等を使用した袋織りにより、一体的に構成されている。
エアバッグ本体16は、車内側壁部17aと車外側壁部17bとを相互に離隔させるようにして膨張用ガスGを内部に流入可能なガス流入部17と、膨張用ガスを流入させない非流入部25と、から構成されている。
ガス流入部17は、実施形態の場合、ガス供給路部18、ガス流入口部19、及び、保護膨張部20から、構成されている。ガス供給路部18は、エアバッグ本体16の上縁16a側で、車両Vの前後方向に沿って、配設されている。また、ガス供給路部18は、インフレーター8から吐出される膨張用ガスGを、ガス供給路部18の下方側に配設される保護膨張部20に案内する構成とされており、ガス供給路部18の前後方向における中間部位には、インフレーター8と接続されるガス流入口部19が、ガス供給路部18と連通されて、エアバッグ本体16から上方に突出するように、配設されている。実施形態の場合、ガス流入口部19は、後端側を開口させて構成されている。
保護膨張部20は、エアバッグ14の展開膨張時に、窓W1・W2の車内側を覆うように配設されて、乗員の頭部を保護する部位である。保護膨張部20は、膨張完了時に前席側方において窓W1の車内側を覆うように配設される前側保護部21と、後席側方において窓W2の車内側を覆うように配設される後側保護部22と、を備える構成であり、各前側・後側保護部21・22は、それぞれ、その領域内に、後述する区画結合部28により区画されて、それぞれ、上下方向に沿って配設される複数の縦膨張部23を、前後に並設させて構成されている。
非流入部35は、車内側壁部17aと車外側壁部17bとを結合させた構成とされており、実施形態の場合、周縁結合部27、区画結合部28、及び、板状部29、から構成されている。周縁結合部27は、エアバッグ本体16の外周縁の部位に配設されて、ガス流入部17の周囲を囲むように、配設されている。また、周縁結合部27の前端には、エアバッグ本体16の前端側を構成する連結布31が、連結されている。
板状部29は、長方形板状として、前側保護部21と後側保護部22との間におけるガス供給路部18の下方に、配設されている。区画結合部28は、各前側・後側保護部21・22の領域内において、周縁結合部27や板状部29の上縁側から延びるように配設されている。これらの区画結合部28は、前側・後側保護部21・22を複数の縦膨張部23に区画して、膨張完了時のエアバッグ15の厚さ寸法を規制するために、配設されている。
取付片部32は、エアバッグ本体16の上縁16a側における周縁結合部27の上縁側の部位や、連結布31の上縁側から、上方へ突出するように、複数(実施形態では6個)配設されている。各取付片部32には、エアバッグ15を車両のボディ1側に取り付けるための取付ブラケット39・45が、取り付けられることとなる(図1〜5参照)。各取付片部32には、固着手段としての取付ボルト42を挿通させるための取付孔32aが、形成されており、取付ブラケット39・45を取り付けた状態で、取付ボルト42を使用して、取付ブラケット39・45ごと、車両Vのボディ1側のインナパネル2や取付ブラケット3に固定されている。そして、保護カバー33が配設される部位に配設される取付片部32Aは、図6に示すように、他の取付片部32よりも突出高さを大きくするように、形成されている。
保護カバー33は、折り畳まれたエアバッグ本体16の一部における少なくとも車外側Oを保護するためもので、図2に示すごとく、エアバッグ15の取付片部32Aを固定させるために、インナパネル2と別体とされてインナパネル2から車内側Iに突出するように配設されている板金製の取付ブラケット3等の部材から、エアバッグ15を保護するために、配設されている。実施形態の場合、保護カバー33は、図1に示すごとく、ルーフサイドレール部RRにおけるフロントピラー部FP近傍の部位と、インフレーター8の後方側となる部位と、に、配設されている。
保護カバー33は、折り畳まれたエアバッグ本体16を覆うカバー部34と、エアバッグ15の取付片部32Aを挿通させる挿通孔35と、挿通孔35周縁に形成される舌片部36と、を備えて構成されている。カバー部34は、折り畳まれたエアバッグ本体16の車外側Oを覆い可能に、断面略コ字形状とされるとともに、前後方向に沿った長尺状とされている。挿通孔35は、カバー部34におけるエアバッグ本体16の上方に配設される上壁部位34aにおいて、取付片部32Aを挿通可能に、前後方向に沿ったスリット状に形成されている。
舌片部36は、挿通孔35周縁となる車内側Iに隣接されて上壁部位34aから上方に延びるように形成される略長方形板状とされており、前後方向の幅寸法を、取付片部32A(取付ブラケット39)と略同一に、設定されている。舌片部36は、取付片部32Aの表裏に取付ブラケット39の後述する外側板部40と内側板部41とを配置させて、かしめ部39aをかしめた際に、取付片部32Aとともに、外側板部40と内側板部41とに挟持される部位である。また、舌片部36には、内側板部41に形成される係止孔41cに係止可能とされる略円柱状の係止突起36aが、舌片部36から直交方向の車内側I(内側板部41側)に向かって、突設されている。実施形態の場合、係止突起36aは、舌片部36の中央付近となる1箇所に、配設されている。
取付片部32Aを車両Vのボディ1側に固定させる取付ブラケット39は、板金製とされて、実施形態の場合、図2〜5に示すごとく、外形形状を取付片部32Aと略同一の略長方形板状とされた一対の当板としての外側板部40と内側板部41とを備える構成である。外側板部40は、取付片部32Aの車外側Oに配設されるもので、取付片部32Aの車外側Oを、上縁側を除いた略全域にわたって覆い可能な構成とされている。外側板部40は、取付孔32aに対応して、取付ボルト42を挿通可能な取付孔40aを備えるとともに、取付孔40aの左右両側に、かしめ部39aを形成することとなる変形予定部40b・40bを備える構成である。
内側板部41は、取付片部32Aの車内側Iに配設されるもので、取付孔32aに対応して、取付ボルト42を挿通可能な取付孔41aを備えるとともに、取付孔41aの左右両側に、かしめ部39aを形成することとなる変形予定部41d・41dを備える構成である。また、内側板部41は、下端側を、取付片部32Aとの間に保護カバー33の舌片部36を配設可能とするように、車内側Iに突出させた段差状に形成されている。そして、この段差部41bの部位に、舌片部36の係止突起36aを挿通可能な円形に開口した係止孔41cが、形成されている構成である。
また、取付ブラケット39は、保護カバー33の挿通孔35から突出させた取付片部32Aと舌片部36とを、外側板部40と内側板部41との間に挟んだ状態で、取付孔40a・41aの左右両側に配設される変形予定部40b・41dの部位において、車内側Iへ突出するようなかしめ部39a・39aを形成することにより、取付片部32Aに取り付けられることとなる。このとき、同時に、舌片部36が、取付ブラケット39に挟持され、かつ、係止突起36aが、内側板部41の係止孔41c周縁に係止されることとなって、保護カバー33も、取付ブラケット39とともに、エアバッグ15に取り付けられることとなる。
なお、他の取付片部32の部位に配設される取付ブラケット45は、図示しないが、当板39と同様に、取付片部32と略同一の略長方形板状とされて取付片部32の表裏に配設される一対の当板から構成されて、取付孔32aに対応した位置に、取付ボルト42を挿通可能な取付孔45aを備えるとともに、取付孔45aの左右両側の部位をかしめて取付片部32に取り付けられる構成である。
次に、実施形態のエアバッグ装置Mの車両Vへの搭載について説明する。まず、エアバッグ15を折り畳む。具体的には、平らに展開したエアバッグ本体16を、図6の二点鎖線に示すように、順次、前後方向に沿うような山折りと谷折りとの折目Cを入れて、エアバッグ本体16の下縁16b側を上縁16a側に接近させるように、蛇腹折りする。
そして、折り畳んだ後には、折り崩れ防止用の図示しないラッピング材により、エアバッグ本体16の所定箇所をくるみ、その後、挿通孔25から取付片部32Aを突出させるようにして、折り畳まれたエアバッグ本体16の周囲に、保護カバー33を配設させる。次いで、各取付片部32・26Aに、取付ブラケット39・45を取り付ける。また、クランプ11を利用しつつ、ガス流入口部19にインフレーター8を連結し、次いで、その周囲に取付ブラケット9を取り付け、インフレーター8をエアバッグ15に組み付けて、エアバッグ組付体を形成しておく。
その後、取付ブラケット9・39・45を、車両のボディ1側における収納部位Pに配置させて、インナパネル2及び取付ブラケット3にボルト9・42止めし、エアバッグ組付体をボディ1に取り付ける。次いで、インフレーター8に、所定のインフレーター作動用の制御装置から延びる図示しないリード線を結線し、フロントピラーガーニッシュ4やルーフヘッドライニング5をボディ1に取付固定し、さらに、リヤピラーガーニッシュ7やセンターピラーガーニッシュ6をボディ1に取り付ければ、エアバッグ装置Mを車両Vに搭載することができる。
エアバッグ装置Mの車両Vへの搭載後、インフレーター8が作動されれば、インフレーター8からの膨張用ガスGが、図6の二点鎖線に示すように、ガス流入口部19からガス供給路部18内を流れる。さらに、膨張用ガスGが、ガス供給路部18から保護膨張部20内に流入し、保護膨張部20が、折りを解消させつつ、膨張し始める。そして、エアバッグ本体16が、図示しないラッピング材を破断させ、さらに、フロントピラーガーニッシュ4とルーフヘッドライニング5との下縁で構成されるエアバッグカバー13を押し開いて、収納部位Pから下方へ突出しつつ、図1の二点鎖線に示すごとく、窓W1・W2、センターピラー部CP、及び、リヤピラー部RPの車内側を覆うように、大きく膨張することとなる。
そして、実施形態のエアバッグ装置Mでは、折り畳まれたエアバッグ本体16の周囲に、挿通孔35から取付片部32Aを突出させるようにして、保護カバー33のカバー部34を配設させ、挿通孔35の車内側Iに形成される舌片部36から突設される係止突起36aを内側板部41の係止孔41cに挿入させるようにして、取付片部32Aの表裏に、外側板部40と内側板部41とを配設させ、変形予定部40b・41dの部位において、相互に車内側に突出させるようにかしめて、かしめ部39aを形成すれば、取付ブラケット39を取付片部32Aに取り付けるのと同時に、容易に、保護カバー33も、取付ブラケット39を利用してエアバッグ15に組み付けることができて、一体化できる。そして、外側板部40を、収納部位Pにおける取付ブラケット3に当てて、固着手段としての取付ボルト42を、挿通孔26a・40a・41aに挿通させて取付ブラケット3に固着されるナット3aに螺合させれば、取付ブラケット39と取付片部32Aとを取付ブラケット3に取り付けることができて、保護カバー33も、容易に、エアバッグ15とともに、収納部位Pを構成する取付ブラケット3に取り付けることができる。
また、実施形態のエアバッグ装置Mでは、保護カバー33が、舌片部36を外側板部40と内側板部41との間に挟持させ、舌片部36から突出する係止突起36aを、内側板部41に形成された係止孔41cに係止させる構成であることから、エアバッグ15に組み付けられた保護カバー33は、エアバッグ15や取付ブラケット39に対して、大きくずれるように移動せず、組付状態を安定して維持させることができる。さらには、エアバッグ本体16の展開膨張時において、舌片部36を取付ブラケット39から離脱させるような力が、エアバッグ本体16の膨張に伴ってカバー部34に作用しても、係止突起36aが係止孔41c周縁に係止されて、舌片部36が取付ブラケット39における外側板部40と内側板部41との間から抜けないことから、保護カバー33が外れて飛散することも抑えることができる。
従って、実施形態のエアバッグ装置Mでは、折り畳まれたエアバッグ15の周囲に合成樹脂製の保護カバー33を配設させる構成であっても、車両Vへの取付前に容易に一体化できて運搬等の取り扱いが便利となり、また、車両Vへも容易に取り付けることができ、さらに、取付後の作動時にも、保護カバー33の飛散を防止できる。
なお、実施形態では、保護カバー33が、折り畳まれたエアバッグ本体16の周囲を部分的に覆う構成であるが、勿論、保護カバーとして、折り畳まれたエアバッグ本体の周囲を略全域にわたって覆うものを使用してもよい。
また、実施形態では、頭部保護エアバッグ装置を例に採り説明しているが、本発明を適用可能なエアバッグ装置はこれに限られるものではなく、例えば、サイドエアバッグ装置等に、本発明を適用してもよい。
本発明の一実施形態である頭部保護エアバッグ装置を車内側から見た概略正面図である。 図1のII−II部位の概略拡大断面図である。 実施形態の頭部保護エアバッグ装置におけるエアバッグ組付体の部分拡大正面図である。 図3のIV−IV部位の概略断面図である。 実施形態の頭部保護エアバッグ装置において、当板と保護カバーとを示す分解斜視図である。 実施形態の頭部保護エアバッグ装置に使用されるエアバッグを平らに展開した状態を示す正面図である。
符号の説明
1…ボディ、
2…インナパネル、
3…取付ブラケット、
8…インフレーター、
13…エアバッグカバー、
15…エアバッグ、
16…エアバッグ本体、
32・32A…取付片部、
32a…取付孔、
33…保護カバー、
34…カバー部、
35…挿通孔、
36…舌片部、
36a…係止突起、
39・45…取付ブラケット、
39a…かしめ部、
40…外側板部(当板)、
40a…取付孔、
41…内側板部(当板)、
41a…取付孔、
41c…係止孔、
42…取付ボルト(固着手段)、
P…収納部位、
V…車両、
M…頭部保護エアバッグ装置。

Claims (1)

  1. 折り畳まれて車両の収納部位に取り付けられ、膨張用ガスの流入時に展開膨張して前記収納部位から突出するエアバッグを備え、
    該エアバッグが、折り畳まれたエアバッグ本体から突出して、前記収納部位に取り付けるための取付孔を有した取付片部を、備え、
    板金製の一対の当板が、前記取付片部の表裏に配置されて、相互に凹凸を付けるようにかしめることにより、前記取付片部に取り付けられ、
    前記エアバッグが、折り畳まれた前記エアバッグ本体を、合成樹脂製の保護カバーにより覆った状態とし、かつ、前記当板を前記収納部位に当てて、前記当板に設けられている取付孔と前記取付片部の取付孔とを挿通する固着手段により、車両の前記収納部位に取り付けられる構成のエアバッグ装置であって、
    前記保護カバーが、
    折り畳まれた前記エアバッグ本体を覆うカバー部と、
    該カバー部に配設されて、前記エアバッグの取付片部を挿通させる挿通孔と、
    該挿通孔周縁から延びて、前記当板相互のかしめ時に一対の前記当板の間に、挟持されるように配置される舌片部と、
    該舌片部から突設される係止突起と、
    を備えて構成され、
    一対の前記当板の一方に、前記係止突起を係止する係止孔が、形成されていることを特徴とするエアバッグ装置。
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