JP4254543B2 - 意匠開発支援装置及び支援方法 - Google Patents

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Description

本発明は、デザイナーが意図する塗装面が実際に得られるまでの過程を支援し、短期間のうちに意図する塗装面が得られるようにする技術に関する。
塗装は、着色顔料を主成分とするソリッド塗料と、着色顔料と光輝材を主成分とするメタリック塗料に大別される。ソリッド塗料を塗布した塗装面は、光源位置や視点位置の変化にかかわらず、ほぼ一定の色彩に見える。
これに対して、メタリック塗料を塗布した塗装面は、光源位置や視点位置によって、見える色彩が変化する。
たとえば、自動車のように外表面が湾曲している物体は、外表面の位置によって光源に対する角度や視点に対する角度が変化する。このために、一種類のメタリック塗料を全面に塗布したとしても、物体表面に見える色彩は均一とはならず、位置によって色彩が異なり、物体表面に色彩分布が現れる。デザイナーは、物体表面に現れる色彩分布を想定し、現出させたい色彩分布を決定する。
物体表面に現れる色彩分布は、塗料によって決定される。着色顔料と光輝材の種類と配合を変えることによって物体表面に現れる色彩分布が変化する。そこで、デザイナーが現出させたい色彩分布をもたらす塗料を設計する必要がある。
たとえば、特開2003−281565号公報は、ヒトが光沢感を知覚する傾向を主観評価実験により測定し、主観評価実験から得られた等光沢感曲線に基づいて表面反射成分を変化させて、光沢感再現を可能とすることを開示する。
特開2003−281565
現状では、デザイナーが塗料設計者に現出させたい色彩分布を伝え、その情報に基づいて塗料設計者が塗料を設計する。塗料設計者が設計した試作塗料が試験片に塗布されてデザイナーに提供される。デザイナーは、試験塗装面を観察して自己が希望する塗装面との違いを塗料設計者にフィードバックする。このサイクルを繰り返すために、デザイナーが意図する塗装面が実際に得られるまでの期間が長くなる。
特に、デザイナーが意図する塗装面を光輝材の反射特性に起因する光輝性まで含めて正確に記述するツールがなく、しばしば「もっとギラギラした感じ」といった感性を示す言葉でフィードバックするために、フィードバック回数が多くなりがちである。この結果、デザイナーが意図する塗装面が得られないうちに製品出荷が始まってしまうことがある。また、デザイナーが意図する意匠が十分伝わらず、意図する意匠が得られないことがある。
そこで、本発明では、デザイナーが塗装設計者に伝える指示情報を、感性に属する表現から客観的な表現に変えることによって、意図する塗装面が得られるまでの期間を短縮化する。また、デザイナーの意図する意匠を精度良く具現化し、より付加価値の高い色を創出する。
本発明は、塗装面の変角分光反射率の初期値を記憶している反射率記憶手段と、塗装面の光輝粒子性データの初期値を記憶している光輝粒子性データ記憶手段と、物体表面の角度分布を記憶している角度分布記憶手段と、仮定された光源の位置と、仮定された視点の位置と、前記角度分布記憶手段に記憶されている角度分布から、前記光源で照明された前記物体を前記視点で観測するときの物体表面での変角分布を計算する変角分布計算手段と、変角分布計算手段で計算された変角分布と、前記反射率記憶手段に記憶されている変角分光反射率および光輝粒子性データ記憶手段に記憶されている光輝粒子性データに基づいて、前記光源で照明された前記物体を前記視点で観察するときに得られる物体表面の色彩分布を計算する色彩分布計算手段と、前記色彩分布計算手段で計算された色彩分布の表示および前記色彩分布計算手段に用いられた光輝粒子性データを表示する表示手段と、前記光輝粒子性データを修正する修正手段と、前記表示装置に表示されている色彩分布表示を、修正された光輝粒子性データから計算される色彩分布に変更する手段と、を備える。
上記本発明の光輝粒子性データは、所定面積中における光輝度を代表する複数の光輝度レベルと、所定面積中に占める各光輝度レベルの単位面積数の比率とを含むことを特徴とする。
上記本発明の修正手段は、前記光輝度レベルまたは/および前記比率を修正することを特徴とする。
また、本発明は、前記表示手段が色彩分布表示に対応する変角分光反射率のグラフをさらに表示し、前記表示装置にグラフ表示されている変角分光反射率を修正する修正手段と、前記反射率記憶手段の記憶内容を、修正された変角分光反射率に更新する手段と、前記表示装置に表示されている色彩分布表示を、修正された変角分光反射率および初期または修正された前記光輝粒子性データから計算される色彩分布に変更する手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、塗装面の変角分光反射率を仮定する工程と、塗装面の光輝粒子性データを仮定する工程と、物体表面の角度分布と光源の位置と視点の位置から、光源で照明された物体を視点で観測するときに得られる物体表面の変角分布を計算する工程と、計算された変角分布と、仮定された変角分光反射率および光輝粒子性データから、光源で照明された物体を視点で観測するときに得られる物体表面の色彩分布を計算する工程と、計算された色彩分布を表示装置に表示する工程と、光輝粒子性データを修正する工程と、表示装置に表示されている色彩分布表示を、修正された光輝粒子性データから計算される色彩分布に変更する工程と、を備えることを特徴とする。
上記本発明の光輝粒子性データは、所定面積中における光輝度を代表する複数の光輝度レベルと、所定面積中に占める各光輝度レベルの単位面積数の比率とを含むことを特徴とする。
上記本発明の光輝粒子性データを修正する工程は、前記光輝度レベルまたは/および前記比率を修正することを特徴とする。
本発明によれば、分光反射率曲線だけでは特定できない光輝性粒子も含めた意匠開発支援が可能となるため、光輝材含有塗装色の高度な開発支援が可能となる。
図1は、本実施形態に係る意匠開発支援装置10を示す。意匠開発支援装置10は、コンピュータ20、ディスプレイ40(表示装置)、データ等の入力のためのキーボード50、マウス52、光ディスクドライブ54を備える。
コンピュータ20は、CPU22、データ記憶部24、プログラム記憶部26、入出力ポート28、ディスプレイドライバ30等を備える。
ディスプレイ40は、コンピュータ20のディスプレイドライバ30に接続されている。ディスプレイドライバ30は、入出力ポート28から入力される信号を画像表示信号へ変換してディスプレイ40へ出力する。ディスプレイ40は、入力された画像表示信号によってカラー画像を映し出す。
キーボード50、マウス52および光ディスクドライブ54は、コンピュータ20の入出力ポート28に接続されている。意匠開発支援装置10へのデータの教示や修正、または意匠開発支援装置10の操作等は、これらの入力装置によって行われる。
データ記憶部24は、塗装面の変角分光反射率を記述する変角分光反射率データ60、光輝粒子性データ62および自動車のボディの形状を記述するCADデータ64を記憶している。
次に、変角分光反射率データ60は、塗料の変角分光反射率を記述するものである。変角分光反射率は、物体表面の測色において正反射方向に対する角度を変化させて得られる分光反射率である。正反射方向に対して観測方向がなす角度を変角という。即ち、変角分光反射率は、変角毎に測定される分光反射率を記述するものである。ここで、変角について図2を用いて説明する。図2は、塗装面12に光源14から光が入射している様子を示している。その入射方向は矢印16で示される。このとき、塗装面12での正反射方向は図2の矢印18で示される。塗装面の反射光を図2の矢印19で示される方向で観測した場合、矢印18で示される正反射方向と矢印19で示される観測方向のなす角度θが変角である。
塗装面の変角分光反射率は、既存の塗料を塗布した塗装面を、変角分光反射率測定装置等で測定することによって得られる。変角分光反射率測定装置としては、たとえば、一般的に知られている「株式会社村上色彩技術研究所」によって製作・市販されている変角分光反射率システム等を使用することができる。
図3および図4は、具体例として、変角分光反射率測定装置100の構成を示す。変角分光反射率測定装置100は、図3および図4に示すように、主に光源102と受光素子104等から構成される。変角分光反射率測定装置100は、試料106に対して、光源102から放射された照明光を照射し、受光素子104の観測方向を変化させ、複数の観測方向から受光したそれぞれの反射光の分光反射率の測定を行って変角分光反射率を取得する。ここで、試料106は、メタリック系光輝材(たとえば、アルミフレーク顔料、金属メッキしたガラスフレーク顔料、板状酸化鉄顔料、グラファイト等)および/またはマイカ系光輝材(たとえば、ホワイトマイカ、干渉マイカ、着色マイカ等)を含む塗装色が塗布された所定面積の板状の塗装面(たとえば、金属板、プラスチック板)である。
図3および図4は、変角分光反射率測定装置100の光源102から放射された照明光が入射方向103から角度θ1で入射していることを示している。このときの試料106での正反射方向は、試料法線108を挟んでθ1と同角度をなす矢印110で示される。試料106の反射光を破線112で示される方向から観測した場合、試料法線108と破線112で示される観測方向のなす角度θ2が受光角である。また、破線112で示される観測方向と矢印110で示される正反射方向のなす角度θ3が変角である。受光角θ2と変角θ3は、受光素子104の観測方向を動かすことによって変化する。
図3は、変角θ3が30度の場合(入射角度θ1が60度、受光角θ2が30度の場合)を示し、図4は変角θ3が120度の場合(入射角度θ1が60度、受光角θ2が−60度の場合)を示している。本実施形態では、変角θ3を30度から120度まで1度ずつ変えながら、1度毎の変角θ3の分光反射率を受光素子104を用いて取得する。
図5は、上記のように取得された変角分光反射率の例を示す。ここでの測定条件は、波長が410〜730nm、受光角θ2が30〜−60度(変角θ3が30度〜120度)である。変角分光反射率は、変角と波長の既存の所定の関数で求められる。図3に示したように、受光角θ2が最大の30度のとき(変角θ3が最小の30度のとき)に最も大きい分光反射率が得られ、図4に示したように、受光角θ2が最小の−60度のとき(変角θ3が最大の120度のとき)に最も小さい分光反射率となったことがわかる。
光輝粒子性データ62は、光輝材含有塗料の光輝度情報を記述するものである。光輝度情報は、所定の入射角および変角での塗装面上の所定領域における光輝度に関する情報である。
ここで、光輝度情報およびその取得方法について具体的に説明する。光輝度情報は、図6に示す光輝度測定装置200を用いて取得することができる。光輝度測定装置200は、光輝材含有塗料の塗装色が塗布された試料の光輝度をカメラで測定して画像データを取得し、光輝度を計算する。
光輝度測定装置200は、より具体的には、図6に示すように、主に光源202とCCD(Charge Coupled Device)カメラ204と、CCDカメラと接続されたコンピュータ206等から構成される。光輝度測定装置200は、変角分光反射率測定装置100で変角分光反射率が測定されたものと同じ試料106に対して、光源202から放射された照明光を入射方向203で照射し、矢印208で示される正反射光ではない観測方向210から、試料106をCCDカメラ204で撮影し、画像データを取得する。本実施形態においては、入射角θ4を25度、受光角θ5を10度、変角θ6を15度に固定して、撮影を行う。
取得された画像データは、コンピュータ206に送信され、コンピュータ206によって光輝度が計算される。上記のように取得された画像データを、図7および図8に例示する。2つの9mm×9mmの試料の画像データを、512×512個のピクセルに分解した例がそれぞれ示されている。図7は「ぎらぎら」と官能評価されるシルバーメタリックの試料の画像データの例であり、図8は「緻密」と官能評価されるシルバーメタリックの試料の画像データの例である。
このような画像データからピクセル毎の光輝度が計算され、ピクセル毎に光輝度の分散が計算される。光輝度の分散は、上記取得されたピクセル毎の光輝度をヒストグラム処理することによって計算される。ヒストグラムの例が、図9および図10に示されている。図9は図7の画像データに基づくピクセル毎の光輝度をヒストグラム化したものである。図7においては光輝度が極端に大きい部分が点在しているために、図9では偏った分散となっている。一方、図10は図8の画像データに基づくピクセル毎の光輝度をヒストグラム化したものである。図8においては光輝度が均等であるために、図10では平均を中心にして左右対称の幅の狭い分散となっていることがわかる。
計算された光輝度の分散に基づいて、光輝度レベル毎のピクセル数の比率が計算される。まず、本実施形態での光輝度レベルの分類について説明する。たとえば、ある試料について図11のようなヒストグラムが得られた場合、全ピクセル数で合計した光輝度の平均がAと計算されている。またBは、平均光輝度A以上の高光輝度レベルのピクセルをさらに2つに分類するポイントであり、A+αで表される。ここで、αの値は任意に設定可能であり、所定の固定値や、あるいは、Aの値に伴って変化する係数に設定してもよく、本実施形態では、αはA+1500の固定値に設定されている。これらの光輝度A,Bは、下記に説明する光輝度レベル毎の光輝度比率を決定するキー値となり、特にBの決定手法が光輝粒子性を精度良く表現するために重要となる。このように計算された光輝度A,Bを閾値として、A以下のXを色材主体部、A以上B以下のYを光輝材主体部、B以上のZを高光輝材主体部とし、光輝度レベル毎に分類する。これらのピクセル数の比率は、図11のヒストグラム曲線と横軸とで囲まれた部分(斜線部分)のうち、色材主体部Xに属するピクセル数の試料面積に占める比率と、光輝材主体部Yに属する試料面積に占めるピクセル数の比率と、高光輝材主体部Zに属する試料面積に占めるピクセル数の比率を計算することで求められる。本実施形態では、図12の右側に示すように、Xの割合が60%、Yの割合が35%、Zの割合が5%と計算されている。
続いて、光輝度レベル毎の光輝度の比率が計算される。この光輝度比率は、ピクセル数比率で分類された各ピクセルの変角分光反射率をCADデータ64で記述されている自動車ボディの色彩表示用に修正するものであり、A,Bの値を基にして計算される。まず、図11に示すように、A以下の色材主体部Xに属するピクセルの光輝度の平均光輝度cを計算し、A以上B以下の光輝材主体部Yに属するピクセルの光輝度の平均光輝度dを計算し、B以上の高光輝材主体部Zに属するピクセルの光輝度の平均光輝度eを計算する。すると、図12の左側に示すように、全ピクセルの平均光輝度Aに対する光輝度比率を計算することができる。本実施形態では、c/Aの光輝度比率が0.8、d/Aの光輝度比率が1.2、e/Aの光輝度比率が2.0と計算されている。
次に、光輝度レベル毎の光輝度の比率を計算する。この光輝度比率は、ピクセル数比率で分類された各ピクセルの変角分光反射率をCG用に修正するものであり、A,Bの値を基にして計算される。まず、図11に示すように、A以下の色材主体部Xに属するピクセルの光輝度の平均光輝度cを計算し、A以上B以下の光輝材主体部Yに属するピクセルの光輝度の平均光輝度dを計算し、B以上の高光輝材主体部Zに属するピクセルの光輝度の平均光輝度eを計算する。すると、図12の左側に示すように、全ピクセルの平均光輝度Aに対する光輝度比率を計算することができる。本実施形態では、c/Aの光輝度比率が0.8、d/Aの光輝度比率が1.2、e/Aの光輝度比率が2.0と計算されている。
以上のように光輝度情報が計算され、光輝粒子性データ62としてデータ記憶部24に記憶される。
図1の説明に戻り、CADデータ64は、自動車ボディの形状を3次元で記述している。CADデータ64を処理することにより、自動車ボディ表面の角度分布を知ることができる。その自動車が3次元CAD等によって設計されていれば、そのCADデータを利用すればよい。または、実存する自動車ボディ形状を3次元測定器等によって測定して得られる形状データをCADデータ化して作成してもよい。
変角分光反射率データ60、光輝粒子性データ62およびCADデータ64は、キーボード50、マウス52または光ディスクドライブ54を利用して、コンピュータ20に教示される。コンピュータ20は、教示されるデータをデータ記憶部24に記憶する。
プログラム記憶部26は、CADプログラム70、変角分布計算プログラム72、色彩分布計算プログラム74、画像表示プログラム76、変角分光反射率計算プログラム78および光輝粒子性修正プログラム80を記憶している。これらのプログラム70〜80は、CPU22の演算処理に用いられる。
CADプログラム70は、自動車ボディ形状を記述しているCADデータ64を処理して、自動車ボディ表面の各位置における法線方向を示す角度を計算、自動車ボディ表面の角度分布を記述する角度分布データを作成する。
変角分布計算プログラム72は、作成された角度分布データと、光源と視点の位置から、その光源で照明された自動車ボディをその視点で観測するときの、自動車ボディ表面の各位置における変角を計算する。光源と視点の位置は、デザイナーが仮定して指定することができる。そして、自動車ボディ表面の角度分布を記述する変角分布データを作成する。
色彩分布計算プログラム74は、作成された変角分布データ、変角分光反射率データ60、および光輝粒子性データ62から、自動車ボディ表面の色彩分布を記述する色彩分布データを作成する。この色彩分布データは、先に指定された光源で照明された物体を、先に指定された視点で観測するときに得られる色彩分布である。
画像表示プログラム76は、色彩分布データを処理して、ディスプレイ40に自動車ボディ表面の色彩分布を表示する処理を行う。また、画像表示プログラム76は、変角分光反射率データ60によって記述される塗装面の変角の変化に対応する色彩の変化をグラデーション表示する処理を行う。
変角分光反射率計算プログラム78は、デザイナーが変角分光反射率データ60を修正することを許容する。また、デザイナーの修正に基づき変角分光反射率データ60を補完修正する。そして、データ記憶部24に記憶されている変角分光反射率データ60を、その補完修正された変角分光反射率データ60へと更新する。
光輝粒子性修正プログラム80は、デザイナーが光輝粒子性データ62を修正することを許容する。
以下、意匠開発支援装置10の動作手順を、図13のフローチャートを用いて説明する。
まず、塗装面の変角分光反射率データ60が初期値としてデータ記憶部24から読み込まれる(S10)。このとき、初期値として読み込まれる変角分光反射率データ60は、既存の塗装面の変角分光反射率データの中から、デザイナーが開発しようとしている塗装面と近い色彩のものを選ぶとよい。
本実施形態では、塗装面の変角分光反射率データの記述には、CIE1976(L*a*b*)表色系による記述を用いる。CIE1976(L*a*b*)表色系では、色彩がL*値、a*値およびb*値で表現される。L*値は色彩の明度を記述する。即ち、L*値が大きいほど明るい色彩となる。a*値は色彩の色相とその強度を記述し、特に赤と緑の色相に対する強度を記述する。a*値が正の値で大きいほど赤の色相となり、a*値が負の値で小さいほど緑の色相となる。また、b*値は色彩の色相とその強度を記述し、特に黄色と青の色相に対する強度を記述する。b*値が正の値で大きいほど黄の色相となり、b*値が負の値で小さいほど青の色相となる。また、a*値とb*値から計算されるc*値は、色彩の彩度を記述する。なお、c*=(a*^2+b*^2+)^1/2である。
続いて、塗装面の光輝粒子性データ62が初期値としてデータ記憶部24から読み込まれる(S20)。このとき、初期値として読み込まれる変角分光反射率データ60は、既存の光輝材含有塗料の光輝粒子性データ62の中から、デザイナーが開発しようとしている塗装面と近い光輝性のものを選ぶとよい。
続いて、意匠開発支援装置10に自動車ボディの形状を記述するCADデータ64がデータ記憶部24から読み込まれる(S30)。
続いて、CADデータ64から自動車ボディ表面の角度分布が計算される(S40)。CPU22は、CADプログラム70によってCADデータ64を処理する。CADプログラム70は、図14に示すようにCADデータ64で記述されている自動車ボディ300をXYZ空間に描く。なお、図14は自動車ボディ300のドア部のみを示している。なお、以下の説明においてもドア部のみを用いて説明する。CADデータ64を用いて自動車ボディ300をXYZ空間に描くことにより、自動車ボディ表面を(xyz)座標で記述する座標データが得られる。そして、(xyz)座標で記述される自動車ボディ300の表面の各位置において、法線が直交3軸となす角(αβγ)を求める。このようにして、自動車ボディ300の表面の位置を記述する座標データと、その座標(xyz)における法線方向を示す(αβγ)が対応付けられた角度分布データを得る。
続いて、自動車ボディ300を照明する光源の位置と、自動車ボディ300を観測する視点の位置を指定する(S50)。光源の位置の指定は、先のXYZ空間内において光源の位置を表す座標(x1,y1,z1)で指定すればよい。このとき、直接に座標(x1,y1,z1)で指定することは、指定する光源を示す座標(x1,y1,z1)を計算する必要があり、不便である。従って、光源の座標(x1,y1,z1)を記述するデータを予め用意しておいてもよい。たとえば、太陽を光源とする場合は、太陽の位置は無限遠方に設定され、太陽の方向のみ記述するデータとなる。このとき、太陽の軌道に関する計算を加味したデータであれば、たとえば「1月10日の午後3時の太陽」と指定することで、光源の座標(x1,y1,z1)が設定される。観測する視点の位置の指定についても、先のXYZ空間において、視点の位置を座標(x2,y2,z2)で指定すればよい。しかしながら、この場合も指定する視点位置を示す座標を、その都度計算する必要があり不便である。従って、観測する視点位置を記述するデータを予め用意しておいてもよい。たとえば、自動車と同じ高さの位置に立っているヒトが観測する場合には、観測するヒトの身長と自動車ボディ300との位置関係を入力することで、観測する視点の位置の座標(x2,y2,z2)が設定されるようにできる。光源と視点の位置の指定は、キーボード50やマウス52を用いて行う。このようにして、図14に示すXYZ空間に光源位置(x1,y1,z1)と視点位置(x2,y2,z2)が設定される。
続いて、CPU22が変角分布計算プログラム72を用いて自動車ボディ300の表面の変角の分布を計算して、変角分布データを作成する(S60)。図14に示す自動車ボディ300の表面の位置P(x,y,z)における、変角の計算例を説明する。自動車ボディ300の表面は平面メッシュで構成され、位置Pは各平面メッシュの代表座標である。指定された光源位置から位置Pへの入射方向を、位置Pの座標(x,y,z)と光源位置の座標(x1,y1,z1)から求める。そして、求められた入射方向と、角度分布データが記述する位置Pの法線方向から、位置Pにおける正反射方向を求める。一方、位置Pが観測される方向、即ち、位置Pから視点位置へ向かう方向を、位置Pの座標(x,y,z)と視点位置の座標(x2,y2,z2)から求める。正反射方向と観測方向が求められると、正反射方向と観測方向とがなす角が変角として求められる。このようにして、自動車ボディ300の表面の全ての平面メッシュにおいて、位置(x,y,z)とその位置における変角が計算され、位置(x,y,z)とその位置における変角を対応付けて記述する変角分布データが得られる。
続いて、CPU22が色彩分布計算プログラム74を用いて、変角分布データ34、変角分光反射率データ60および光輝粒子性データ62から、色彩分布データを作成する(S70)。色彩分布計算プログラム74は、自動車ボディ300の表面の位置(x,y,z)の変角に対応する分光反射率を、変角分光反射率データ60から抽出し、光輝粒子性データ62を加味することにより色彩分布データを作成する。
ここで、変角分光反射率データ60に光輝粒子性データ62を加味した色彩分布データの作成手順について説明する。
変角分光反射率データ60に光輝粒子性データ62に定められた光輝度比率を乗算し、3つに分類されたX,Y,Zの変角分光反射率を計算する。すなわち、自動車ボディ300表面の各平面メッシュの位置の変角分光反射率WにXの光輝度比率(c/A=0.8)を乗算してXの変角分光反射率を計算し、上記変角分光反射率WにYの光輝度比率(d/A=1.2)を乗算してYの変角分光反射率を計算し、上記変角分光反射率Wの変角分光反射率にZの光輝度比率(e/A=2.0)を乗算してZの変角分光反射率を計算する。
その結果が図15に示されており、たとえばWの変角分光反射率がW1のときは、Xの変角分光反射率がX1、Yの変角分光反射率がY1、Zの変角分光反射率がZ1と計算されている。また、Wの変角分光反射率がW2のときは、Xの変角分光反射率がX2、Yの変角分光反射率がY2、Zの変角分光反射率がZ2と計算されている。
なお、図15では、W1のときは受光角θ2は10度とされており、光輝度測定装置200で取得した光輝度の受光角θ5の10度(図6を参照)と一致する。このため、光輝度測定装置200で取得した光輝度に基づく光輝度比率を、W1に適用することには異論がない。一方、W2のときは分光反射率の受光角θ2は25度とされており、光輝度の受光角θ5の10度と一致しない。しかしながら、光輝度の分散はどの受光角においても同様な形を示すと考えられるため、一つの受光角θ5の光輝度に基づく光輝度比率を、各受光角θ2における各Wに適用できると考えられる。このようにして、30〜−60度の1度毎に取得した各受光角θ2について、X,Y,Zのそれぞれの変角分光反射率が計算される。
次に、平面メッシュをピクセルに分割し、各ピクセルを光輝度レベル毎に分類する。たとえば、図17は、図16に示す自動車ボディの平面メッシュ310を拡大しており、平面メッシュ310が複数のピクセルに分割して示されている。各平面メッシュをピクセルに分割することにより、塗装面全部がピクセルに分類される。そして、分割された各ピクセルを光輝度レベル毎に分類する。分類に関しては、たとえば図12の例示のように、光輝材主体部Yや光輝材主体部Zに分類されたピクセルについては、ピクセル数比率に比例する確率に従って、ピクセル数をランダムに寄せ集めたランダムパターン(pで示されている)で表現し、光輝材のリアルな粒子性を表示できるようにする。
最後に、ピクセル毎の表示用塗装色が計算される。この場合、分類された各ピクセルの光輝度レベルに応じて、既に計算されたその光輝度ピクセルの変角分光反射率が適用される。すなわち、色材主体部Xに分類されたピクセルにはXの変角分光反射率が適用され、光輝材主体部Yに分類されたピクセルにはYの変角分光反射率が適用され、高光輝材主体部Zに分類されたピクセルにはZの変角分光反射率が適用される。この際、物体形状から得られる物体塗装内のピクセルの変角を加味して、ピクセル毎のCG表示用塗装色を計算する。たとえば、図18に示すように、自動車のボディの平面メッシュ310に含まれる1つのピクセルにの変角がθ31であり、そのピクセルがXに分類された場合は、そのピクセルには変角θ31の変角分光反射率に対してXの変角分光反射率を適用し、平面メッシュ312に含まれる1つのピクセルの変角がθ32であり、そのピクセルがYに分類された場合は、そのピクセルには変角θ32の変角分光反射率に対してYの変角分光反射率を適用する。このようにして、塗装面全体の全てのピクセルについて変角分光反射率が計算され、塗装面全体の全てのピクセルの色彩を、明度・色相・彩度で記述する色彩分布データが算出される。
ここで、図13のフローチャートの説明に戻り、図19に示すように、コンピュータ20が画像表示プログラム76によって色相分布データを処理して、ディスプレイ40に自動車ボディ300の色彩分布表示400を表示する(S80)。表面の位置によって視点からの変角が分布するのに対応して、観察される色相も分布している。また、コンピュータ20が画像表示プログラム76によって変角分光反射率データ60を処理して、変角分光反射率のグラフ表示410〜440を表示する。ここで、グラフ表示410は、L*値のグラフ表示である。グラフ表示420はc*値のグラフ表示である。グラフ表示430はa*値のグラフ表示である。グラフ表示440はb*値のグラフ表示である。なお、ここでグラフ表示されたL*値、c*値、a*値およびb*値は、光輝性を加味しない色彩分布のベースとなる変角分光反射率データ60から算出されるものとする。
さらに、コンピュータ20が画像表示プログラム76によって変角分光反射率データ60を処理して、塗装面の変角の変化に対応する色彩の変化を示すグラデーション表示450を表示する。さらに、色彩分布データの算出に用いられている光輝粒子性パラメータ460が表示される。ここで、表示される光輝粒子性パラメータ460は、光輝粒子性データ62に含まれる光輝度比率およびピクセル数比率である。
即ち、物体表面の色彩分布表示400と、その色彩分布を実現する塗装面の変角分光反射率のグラフ表示410〜440と、変角の変化に対応する色彩の変化を示すグラデーション表示450と、光輝粒子性パラメータ460とが対比観察可能に表示される。このとき、色彩分布表示400において、位置が指定されると、グラフ表示410〜440やグラデーション表示450において、指定された位置の変角について表示している部分が強調表示されることが好適である。例えば、図19に示すように、色彩分布表示400上の位置が指定された場合、グラフ410〜440においては、位置Qにおける変角に対応する位置に直線470を表示する。また、グラデーション表示450においては、位置Qにおける変角を表示している部分を、矢印マーク480等で表示する。さらには、その指定された位置における変角に対する分光反射率を数値表示してもよい。それにより、デザイナーは色彩分布表示400で表示されている色彩と、その色彩の変角分光反射率を的確に比較観察することができる。
この対比表示が得られると、デザイナーは、色彩分布表示と変角分光反射率の関係を視覚を通して確認することができる。たとえば、物体表面の特定変角エリアに現れる色彩に不満がある場合には、その変角に対応する分光反射率を知ることができる。
デザイナーがディスプレイ40に表示されている色彩分布表示について、光輝性を変更する必要があるか否かを判断する(S90)。
デザイナーが光輝性に不満のある場合には、光輝粒子性パラメータ460を変更することが可能である(S100)。たとえば、「ぎらぎら感」を強めたい場合には、高光輝材主体部Zを8%、光輝材主体部Yを30%に変更することにより所望の光輝性が実現される。
なお、光輝性の変更においては、デザイナーが光輝粒子性パラメータ460を直接変更してもよいし、光輝性と光輝粒子性パラメータ460とを予め対応付けておき、上記のように「ぎらぎら感」を強めたいという指示に基づいて、光輝粒子性パラメータ460を変更させてもよい。
変更された光輝粒子性パラメータ460を用いて、S70と同様な手順で塗装面の色彩分布データが再度作成される(S110)。
再作成された色彩分布データによって、ディスプレイ40に表示されている自動車ボディ300の色彩分布表示400が変更される(S120)。また、ディスプレイ40に表示されている変角分光反射率のグラフ表示410〜440が変更される。また、ディスプレイ40に表示されている塗装面のグラデーション表示450が変更される。
S90に戻り、デザイナーは、変更された色彩分布表示400を観察して、光輝性を変更する必要があるか否かを判断する(S90)。
S90において、光輝性を変更する必要がない場合には、色彩分布のベースとなる変角分光反射率データ60を修正する必要があるか否かが判断される(S130)。
デザイナーは、ディスプレイ40に表示されている色彩分布表示400において、色彩に不満のあるエリアを特定して、その変角における分光反射率を修正することができる(S140)。
デザイナーは、表示されている色彩分布表示400において、色彩を修正する位置を指定する。色彩分布表示400において位置が指定されると、図19に示すようにグラフ表示410〜440において、指定された位置における変角の分光反射率を表示している部分が直線470によって強調表示される。これにより、デザイナーは色彩を修正する位置の変角を知ることができる。デザイナーは、変角分光反射率データ60のその変角に対応付けられたデータを修正すればよい。即ち、デザイナーは色彩に不満のあるエリアの色彩を容易に変更することができる。たとえば、指定した位置の色彩の明度を上げるために、L*値を大きくしてもよい。たとえば、指定した位置の色彩の彩度を上げるために、c*値を大きくしてもよい。たとえば、色彩に赤みを加えるには、a*値を大きくしてもよい。このとき、ディスプレイ40にグラフ表示されている変角の分光反射率を、グラフ表示上で直接に修正する形態であると修正しやすい。
また、上記の修正においては、デザイナーが分光反射率を直接に修正してもよいし、変角分光反射率計算プログラム78に計算させてもよい。そのためには、デザイナーによる指示内容と分光反射率の修正計算パターンを対応付けて教示しておけばよい。たとえば、デザイナーが明度の変更を指示したとき、変角分光反射率計算プログラム78はL*値を変更する。このような修正形態であると、デザイナーは自己の意図する色彩分布と表示されている色彩分布との差異を、感性に基づく表現で、たとえば「明るく」という指示を入力することによって修正することができる。
デザイナーによって修正された変角分光反射率データが、変角分光反射率計算プログラム78によって補完修正される(S150)。図20を用いて、デザイナーが例えばL*値を修正した場合の補完修正の例を示す。色彩分布表示400において、デザイナーが指定した位置の変角はθとする。そして、変角θにおけるL*値をL1からL2へ修正したとする。図20のグラフ表示500において、曲線(点線)510が修正前の変角に対応するL*値のデータを示す。変角θにおけるL*値がL1からL2に修正されたことにより、変角とL*値との関係は曲線510に代わり曲線520で示される。しかしながら、データの修正をデザイナーの修正部分のみ行うと、曲線520が示すように変角とL*値の関係において変化率が急激に変化する範囲ができる。このような変角とL*値の関係を実現する塗装面を得ることは、いかなる光輝材を用いた塗料であっても困難である。
そこで、変角分光反射率計算プログラム78は、デザイナーによるデータの修正を補完修正する。この補完修正は、変角に対するL*値の変化率の変化率(すなわち、グラフ表示410における曲率)が所定の値以下となるように修正する。このとき、デザイナーが修正した変角θよりも小さい変角の範囲においては、修正されるデータ範囲が最小限の範囲となるように修正する。また、デザイナーが修正した変角θよりも大きい変角のデータ範囲においては、修正前のデータと変化率が同一となるように修正する。このようにして、変角分光反射率データ60において変角とL*値の関係を記述するデータは図20の曲線530で示す関係に補完修正される。
補完修正された変角の分光反射率データが、データ記憶部24に記憶されている変角分光反射率データ60に更新される(S160)。
更新された変角分光反射率データ60および光輝粒子性データ62を用いて、S70と同様にして色彩分布データが作成される。そして、その更新された色彩分布データによって、ディスプレイ40に表示されている自動車ボディ300の色彩分布表示400が変更される(S170)。また、ディスプレイ40に表示されている変角分光反射率のグラフ表示410〜440が変更される。また、ディスプレイ40に表示されている塗装面のグラデーション表示450が変更される。
デザイナーによる自動車ボディ用の塗装面の変角分光反射率の決定過程において、本発明に係る意匠開発支援装置10を用いると、光輝粒子性データを修正することにより所望の光輝性が加味された変角分光反射率によるときの自動車ボディ表面の色彩分布表示が得られる。
決定された変角分光反射率は、塗料設計者に対する明確な指針となり、塗料設計者はデザイナーが必要とする塗装面を正確に理解することができ、塗料開発過程が効率化され、短縮化される。
意匠開発支援装置10の構成を示す図である。 変角を説明する図である。 変角分光反射率測定装置100による変角分光反射率の測定方法を例示する図である。 変角分光反射率測定装置100による変角分光反射率の測定方法を例示する図である。 変角分光反射率の測定結果を例示する図である。 光輝度測定装置200による光輝度の測定方法を例示する図である。 光輝度の測定画像データを例示する図である。 光輝度の測定画像データを例示する図である。 光輝度分散のヒストグラムを例示する図である。 光輝度分散のヒストグラムを例示する図である。 光輝度レベルの分類を説明する図である。 ピクセル数比率と光輝度比率を説明する図である。 意匠開発支援装置10の動作手順を示すフローチャートである。 自動車ボディ300に関するデータ作成を説明する図である。 光輝度レベル毎の変角分光反射率を例示する図である。 自動車ボディ上の平面メッシュ310を示す図である。 平面メッシュ310の拡大図である。 表面メッシュごとの変角を示す図である。 意匠開発支援装置10の画面表示例を示す図である。 変角分光反射率データの補完計算を説明する図である。
符号の説明
10 意匠開発支援装置、20 コンピュータ、22 CPU、24 データ記憶部、40 ディスプレイ、50 キーボード、52 マウス、60 変角分光反射率データ、64 CADデータ、70 CADプログラム、72 変角分布計算プログラム、74 色彩分布計算プログラム、76 画像表示プログラム、78 変角分光反射率計算プログラム、80 光輝粒子性修正プログラム。

Claims (7)

  1. 塗装面の変角分光反射率の初期値を記憶している反射率記憶手段と、
    塗装面の光輝粒子性データの初期値を記憶している光輝粒子性データ記憶手段と、
    物体表面の角度分布を記憶している角度分布記憶手段と、
    仮定された光源の位置と、仮定された視点の位置と、前記角度分布記憶手段に記憶されている角度分布から、前記光源で照明された前記物体を前記視点で観測するときの物体表面での変角分布を計算する変角分布計算手段と、
    変角分布計算手段で計算された変角分布と、前記反射率記憶手段に記憶されている変角分光反射率および光輝粒子性データ記憶手段に記憶されている光輝粒子性データに基づいて、前記光源で照明された前記物体を前記視点で観察するときに得られる物体表面の色彩分布を計算する色彩分布計算手段と、
    前記色彩分布計算手段で計算された色彩分布の表示および前記色彩分布計算手段に用いられた光輝粒子性データを表示する表示手段と、
    前記光輝粒子性データを修正する修正手段と、
    前記表示装置に表示されている色彩分布表示を、修正された光輝粒子性データから計算される色彩分布に変更する手段と、
    を備えることを特徴とする意匠開発支援装置。
  2. 前記光輝粒子性データは、所定面積中における光輝度を代表する複数の光輝度レベルと、所定面積中に占める各光輝度レベルの単位面積数の比率と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の意匠開発支援装置。
  3. 前記修正手段は、前記光輝度レベルまたは/および前記比率を修正することを特徴とする請求項2に記載の意匠開発支援装置。
  4. 前記表示手段は、色彩分布表示に対応する変角分光反射率のグラフをさらに表示し、
    前記表示装置にグラフ表示されている変角分光反射率を修正する修正手段と、
    前記反射率記憶手段の記憶内容を、修正された変角分光反射率に更新する手段と、
    前記表示装置に表示されている色彩分布表示を、修正された変角分光反射率および初期または修正された前記光輝粒子性データから計算される色彩分布に変更する手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の意匠開発支援装置。
  5. 塗装面の変角分光反射率を仮定する工程と、
    塗装面の光輝粒子性データを仮定する工程と、
    物体表面の角度分布と光源の位置と視点の位置から、光源で照明された物体を視点で観測するときに得られる物体表面の変角分布を計算する工程と、
    計算された変角分布と、仮定された変角分光反射率および光輝粒子性データから、光源で照明された物体を視点で観測するときに得られる物体表面の色彩分布を計算する工程と、
    計算された色彩分布を表示装置に表示する工程と、
    光輝粒子性データを修正する工程と、
    表示装置に表示されている色彩分布表示を、修正された光輝粒子性データから計算される色彩分布に変更する工程と、
    を備えることを特徴とする意匠開発支援方法。
  6. 前記光輝粒子性データは、所定面積中における光輝度を代表する複数の光輝度レベルと、所定面積中に占める各光輝度レベルの単位面積数の比率と
    を含むことを特徴とする請求項5に記載の意匠開発支援方法。
  7. 前記光輝粒子性データを修正する工程は、前記光輝度レベルまたは/および前記比率を修正することを特徴とする請求項6に記載の意匠開発支援方法。
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