JP4254327B2 - 車両用ドアのモジュール構造 - Google Patents

車両用ドアのモジュール構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドア機能部品が取り付けられたモジュールプレートをドアパネル本体に組付ける車両用ドアのモジュール構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ドア機能部品が取り付けられたモジュールプレートをドアパネル本体に組付ける場合、ドアパネル本体の内部にドア機能部品を配置する作業を行い易くするために、インナーパネルに大きな穴を開けていたので、ドアパネル本体の剛性を確保するための対策が必要であり、また、モジュールプレートをドアパネル本体に取り付けるときの締付箇所が多く必要であり、車両用ドアの軽量化やコストの削減を実現するのが難しかった。
【0003】
また、ドアパネル本体へ組付けたモジュールプレートにウィンドガラスを取り付ける後付けの場合には、ドア機能部品としてのウィンドレギュレータがボルト等にて完全に固定されている状態で、ガラス軌跡とモジュールのウィンドレギュレータの位置関係とを正規位置にセットしなければならない(特許文献1参照)。
また、ウィンドガラスの上下動を案内するガラスガイドがドアパネル本体の内部に設けられている。このガラスガイドは、ドアパネル本体にボルト、クリップまたはリベット等で取付固定されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平2−270632号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したウィンドガラスを後付けする場合には、ドアパネル本体とモジュールプレートのそれぞれの単品精度や、その組付け精度をかなり上げる必要があり、コストを押し上げることになる。
本発明は、かかる状況に鑑みてなされたものであり、コストを容易に削減することができる車両用ドアのモジュール構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、アウターパネルとともにドアパネル本体を構成するインナーパネルに、ドア機能部品が取り付けられたモジュールプレートを組み付けるための開口部を設け、該開口部を利用して上記モジュールプレートを上記インナーパネルに組み付けてからウィンドガラスを組み付ける車両用ドアのモジュール構造において、上記ドア機能部品にウィンドレギュレータが含まれており、該ウィンドレギュレータは、上記モジュールプレートから突出した一端部と、該一端部が車両前後方向に移動可能なように上記モジュールプレートに取り付けた他端部とを有し、上記モジュールプレートは、上記ウィンドレギュレータの上記一端部が突出する側とは逆側に設けられたくびれ部と、該くびれ部から車両後方向に位置する第1部分と、上記くびれ部から車両前方向に位置し、上記ウィンドレギュレータの上記他端部が取り付けられた第2部分とを有し、上記インナーパネルの上記開口部の下側周縁部には上記ウィンドレギュレータの上記一端部を挿通させるための切欠部が設けられ、上記インナーパネルには上記ウィンドレギュレータの上記一端部を取り付ける取付穴が上記切欠部に隣接して設けられており、上記モジュールプレートの上記第1部分を上記開口部を介して上記インナーパネルと上記アウターパネルとの間に配置した状態で上記モジュールプレートの上記第2部分を上記インナーパネルの上記切欠部から遠ざける方向に動かすと、上記モジュールプレートの上記くびれ部を上記開口部の上側周縁部に重ねながら上記ウィンドレギュレータの上記一端部を上記切欠部に挿通できるように構成され、上記ウィンドレギュレータが上記インナーパネルと上記アウターパネルとの間に配置されるとともに上記ウィンドレギュレータの上記一端部が上記取付穴に固定されている。
上記ドア機能部品にパワーウィンド用プーリーが含まれており、上記ウィンドレギュレータの他端部を上記パワーウィンド用プーリーと共締めしている。
上記ウィンドレギュレータの他端部を中心にした上記ウィンドレギュレータの移動を許容し、それ以外の上記モジュールプレートとの相対的な動きを規制するガイド機構を上記ウィンドレギュレータの中間部に設けた。
記モジュールプレートの第1部分にスクリューを仮止めし、上記モジュールプレートの第2部分に位置決めピンを設け、かつ上記スクリューが取り付く取付穴と上記位置決めピンを挿入する位置決め穴とを上記インナーパネルに設け、上記スクリュー取付穴は、上記スクリューの頭部が挿通可能な挿通穴に連続して形成されている。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る車両用ドアのモジュール構造の実施の形態について図面に基づいて説明する。なお、図面におけるFは車両前方、Rは車両後方、Iは室内側、Oは室外側を示している。
図1に示すように、ドア機能部品6がモジュールプレート1に取り付けられており、このようなモジュールプレート1をフロントドア2のドアパネル本体21に取り付けるようになっている。ドアパネル本体21は、アウターパネル22とインナーパネル3とを有する。
【0008】
図1または図2の(a)に示すように、インナーパネル3には、モジュール穴(開口部)31と、このモジュール穴31の下側周縁部を切り欠いて形成した切欠部32とが設けられている。言い換えると、切欠部32はモジュール穴31に連続している。切欠部32はモジュール穴31の車両前方Fに位置している。
インナーパネル3には、延出部33も形成されている。この延出部33は、モジュール穴31の上側周縁部の中間部に車両下方に突出している。また、インナーパネル3には、穴領域34が形成されている。この穴領域34は、延出部33の車両後方Rに隣接して、モジュール穴31の一部をなしている。
さらにまた、インナーパネル3には凹部35が形成されている。この凹部35は、モジュール穴31の上前側周縁部に、アウターパネル22側に段付けされており、面一である。延出部33は凹部35内に位置しており、このため、アウターパネル22側に段付けされている。
【0009】
インナーパネル3には、モジュール穴31の周縁部に取付穴等が設けられている。すなわち、インナーパネルには、延出部33に位置する1つの取付穴41と、モジュール穴31の車両前側に位置する2つの取付穴42、43と、該取付穴42、43間に位置する位置決め穴44と、モジュール穴31の車両後側に位置する2つの変形取付穴45、46と、モジュール穴31の車両下側に位置するとともに切欠部32に隣接する1つの取付穴47とが設けられている。
図2の(b)に示すように、変形取付穴45、46はいずれも、だるま穴形状であり、取付用のスクリュ16の頭部が挿通可能な挿通穴45a、46aと、該挿通穴45a、46aから車両後方Rに延びた長穴45b、46bとからなる。この長穴45b、46bは、スクリュ16の頭部が挿通不可能で、かつスクリュ16のねじ径に対応した幅寸法に形成されている。
【0010】
図3に示すように、モジュールプレート1は、車両前後方向F、Rに延びる長手形状であり、その中央やや車両後方R寄りの位置で車両上側の外周縁部に、くびれ部11が形成されている。モジュールプレート1は、くびれ部11によって車両後側の第1部分12と車両前側の第2部分13とに区分けされている。第2部分13のほうが第1部分12よりも大きい。
第1部分12には、インナーパネル3の変形取付穴45、46(図2の(a)参照)の位置に対応してねじ穴51、52が設けられている。これらのねじ穴51、52には、クリンチナットないしはカシメナット19(図10参照)を用いてスクリュ16が室内側Iからそれぞれ仮止めされている。第2部分13には、延出部33の取付穴41に対応してくびれ部11に隣接する取付穴53と、インナーパネル3の車両前側の取付穴42、43(図2の(a)参照)に対応した取付穴54、55とが設けられている。さらに、第2部分13には、インナーパネル3の位置決め穴44に対応した位置決めピン56が固着されている。
【0011】
モジュールプレート1に取り付けられたドア機能部品6には、パワーウィンドスイッチ61、インサイドハンドル62、パワーウィンド駆動用モーター63、パワーウィンド用プーリー64、ウィンドレギュレータ7、ハーネス65、ドアロック用ラッチ66、アウトサイドハンドルベース67およびリテーナ68等が含まれる。これら各ドア機能部品は、インナーパネル3の表面または裏面に配置されている。具体的には、ウィンドレギュレータ7およびパワーウィンド用プーリー64は、モジュールプレート1の第2部分13におけるアウターパネル22側の面(裏面)に取り付けられ、また、ドアロック用ラッチ66、アウトサイドハンドルベース67およびリテーナ68は、モジュールプレート1の第1部分12におけるアウターパネル22側の面(裏面)に取り付けられている。リテーナ68は樹脂製であり、ドアロック用ラッチ66およびアウトサイドハンドルベース67は、リテーナ68を介してモジュールプレート1と繋がっている。
パワーウィンドスイッチ61、インサイドハンドル62およびパワーウィンド駆動用モーター63は、モジュールプレート1の第2部分13におけるインナーパネル3側の面(表面)に取り付けられている。
【0012】
ウィンドレギュレータ7は、車両上下方向に延在してモジュールプレート1に取り付けられており、下端部(一端部)71がモジュールプレート1から突出している。ウィンドレギュレータ7の下端部71は上端部(他端部)72よりも車両前方Fに傾斜して位置している。詳細には、図4に示すように、ウィンドレギュレータ7の上端部72において、パワーウィンド用プーリー64、モジュールプレート1およびウィンドレギュレータ7がカシメピン73にて共締めされている。図5に示すように、ウィンドレギュレータ7は、モジュールプレート1に対して下端部71が車両前後方向F、Rへ移動可能なようにモジュールプレート1に取り付けられている。すなわち、ウィンドレギュレータ7は、パワーウィンド用プーリー64を中心軸にして車両前後方向F、Rに多少回転することができる。ウィンドレギュレータ7の下端部71には、インナーパネル3の切欠部32に隣接した取付穴47に対応した取付穴74が設けられている。
また、ウィンドレギュレータ7の中間部に、ウィンドレギュレータ7とモジュールプレート1とをカシメてなるカシメ部75が設けられている。このカシメ部75は、車両前後方向(F、R)に延びる長穴18をモジュールプレート1に設けるとともに、ウィンドレギュレータ7側からカシメて形成されている。
なお、図3および図4には、インサイドハンドル62のロックロッド62aとハンドルロッド62bとが図示されている。
【0013】
次に、モジュールプレート1およびウィンドレギュレータ7をインナーパネル3に組付ける手順について図6ないし図11を用いて説明する。図6に示すように、モジュールプレート1の第1部分12をモジュール穴31を介してインナーパネル3とアウターパネル22との間に配置する。図7に示すように、ドアロック用ラッチ66およびアウトサイドハンドルベース67をインナーパネル3とアウターパネル22との間にモジュール穴31を介して挿入する際に、ある程度のフレキシビリティを持っているリテーナ68によって、インナーパネル3への干渉等を緩和することで作業性を向上させている。
モジュールプレート1を車両後方Rに移動して、モジュールプレート1に仮止めしたスクリュ16の頭部を変形取付穴45、46の挿通穴45a、46aに挿通してインナーパネル3に引っ掛ける。その後、さらに略水平に車両後方Rへ移動することで、仮止めしたスクリュ16の頭部が、図2の(b)に示す挿通穴45a、46aから長穴45b、46bに移行する。これによって、モジュールプレート1の第1部分12が正規位置に配置される。
このとき、図6または図7に示すように、モジュールプレート1のくびれ部11がインナーパネル3の穴領域34と相互に重なるようにしつつ、モジュールプレート1の第2部分13を切欠部32から遠ざかる方向に動かしている。すなわち、第2部分13を持ち上げて、モジュールプレート1を大きく傾けている。
モジュールプレート1をこのような斜め姿勢にすることで、ウィンドレギュレータ7の下端部71をインナーパネル3の切欠部32に容易に挿通させることができ、長尺のウィンドレギュレータ7をインナーパネル3とアウターパネル22との間に配置させることができる。
【0014】
その後、図9に示すように、モジュールプレート1の第2部分13の位置決めピン56を室内側Iからインナーパネル3の位置決め穴44に挿入する。これにより、モジュールプレート1は、車両の前後上下左右の方向における位置決めがなされ、かつインナーパネル3に対して仮置きがなされる。作業者がモジュールプレート1を支えることなく、手を離すことができる。
スクリュ(図示省略)を、モジュールプレート1の取付穴53、54、55を介してインナーパネル3の取付穴41、42、43(図2参照)に挿入して締め付ける。また、図10に示すように、仮止めした2つのスクリュ16を室内側Iからクリンチナット19に締め増しする。さらに、ウィンドレギュレータ7の下端部71の取付穴74をインナーパネル3の取付穴47にスクリュ(図示省略)で締め付けると、ウィンドレギュレータ7は、上端部72がモジュールプレート1を介してインナーパネル3に取り付けられ、下端部71はインナーパネル3に直接取り付けられる。これによって、図8に示すように、ウィンドレギュレータ7はインナーパネル3に対して固定される。
こうして、モジュールプレート1のアウターパネル22側の面に取り付けたウィンドレギュレータ7、ドアロック用ラッチ66、アウトサイドハンドルベース67およびリテーナ68が、インナーパネル3とアウターパネル22との間に配設されている。
【0015】
このように、モジュールプレート1とインナーパネル3との締付は5ヵ所でなされることになり、従来よりも締付箇所を減らすことができる。また、モジュールプレート1を小さく軽くすることができる。また、インナーパネル3に切欠部32を設けているので、インナーパネル3のモジュール穴31をできるだけ小さくしてドアパネル本体21の剛性を落とすことなく、ウィンドレギュレータ7をドアパネル本体21の内部に入れる際の容易さを確保することができ、組付け作業性を維持ないしは向上させることができる。
モジュールプレート1のくびれ部11とインナーパネル3の穴領域34とを重ねるようにしてモジュールプレート1を傾けることにより、ドア機能部品6をドアパネル本体21の内部に入れる作業が容易になり、組付け作業性を向上させることができる。
また、組付けの途中にモジュールプレート1をインナーパネル3に対して仮置きすることができるので、作業者の負担を軽減することができる。
【0016】
図8に示すように、モジュールプレート組付け後には、ドアロック用ラッチ66の位置合わせに使用することができるサービスホール36と、アウトサイドハンドルベース67の位置合わせに使用することができるサービスホール37とが存在する。このため、これらの部品の組付け性の向上を果たすことができる。
【0017】
ウィンドガラス81は、予めモジュールプレート1に取り付けられておらず、別部品となっている。ウィンドレギュレータ7は、パワーウィンド用プーリー64を中心に多少の回転を行うことができるので、ウィンドレギュレータ7によるガラス昇降軌跡を、モジュールプレート1とインナーパネル3との組付け精度に頼ることなく、常に正しい位置にセットすることができる。しかも、ウィンドレギュレータ7の中間部に設けたカシメ部75によって、図5に示す長穴18の長手方向には移動可能である一方で、それ以外のモジュールプレート1に対する相対移動が規制されるので、モジュールプレート1の部品精度や組付け精度を高めることなく、ウィンドガラス81の組付け精度を向上させることができる。
【0018】
ウィンドガラス81の組付けは、モジュールプレート1およびウィンドレギュレータ7のすべての締付が終わった後で行う。図11に示すように、従来のドア構造の場合と同様に、ベルトライン部の開口23によりウィンドガラス81をドアパネル本体21の内部に挿入する。ウィンドレギュレータ7のスライダー76に上から押しこむ。スライダー76には、爪形状部77が設けられており、ウィンドガラス81にはこの爪形状部77に対応する穴(図示省略)が設けられている。このため、ウィンドガラス81を上から押すことによって、ワンタッチでウィンドガラス81をスライダー76に組付けることができる。
【0019】
本発明は、アウターパネルとともにドアパネル本体を構成するインナーパネルに、ドア機能部品が取り付けられたモジュールプレートを組み付けるための開口部を設け、該開口部を利用して上記モジュールプレートを上記インナーパネルに組み付けてからウィンドガラスを組み付ける車両用ドアのモジュール構造において、上記ドア機能部品にウィンドレギュレータが含まれており、該ウィンドレギュレータは、上記モジュールプレートから突出した一端部と、該一端部が車両前後方向に移動可能なように上記モジュールプレートに取り付けた他端部とを有し、上記モジュールプレートは、上記ウィンドレギュレータの上記一端部が突出する側とは逆側に設けられたくびれ部と、該くびれ部から車両後方向に位置する第1部分と、上記くびれ部から車両前方向に位置し、上記ウィンドレギュレータの上記他端部が取り付けられた第2部分とを有し、上記インナーパネルの上記開口部の下側周縁部には上記ウィンドレギュレータの上記一端部を挿通させるための切欠部が設けられ、上記インナーパネルには上記ウィンドレギュレータの上記一端部を取り付ける取付穴が上記切欠部に隣接して設けられており、上記モジュールプレートの上記第1部分を上記開口部を介して上記インナーパネルと上記アウターパネルとの間に配置した状態で上記モジュールプレートの上記第2部分を上記インナーパネルの上記切欠部から遠ざける方向に動かすと、上記モジュールプレートの上記くびれ部を上記開口部の上側周縁部に重ねながら上記ウィンドレギュレータの上記一端部を上記切欠部に挿通できるように構成され、上記ウィンドレギュレータが上記インナーパネルと上記アウターパネルとの間に配置されるとともに上記ウィンドレギュレータの上記一端部が上記取付穴に固定されているので、インナーパネルとモジュールプレートのそれぞれの単品精度や、その組付け精度を上げなくてもウィンドレギュレータによるウィンドガラス昇降軌跡を正しくセットできる。よって、コストを容易に削減することができる。
上記ドア機能部品にパワーウィンド用プーリーが含まれており、上記ウィンドレギュレータの他端部を上記パワーウィンド用プーリーと共締めすると、部品点数や組付工数を削減することができる。
上記ウィンドレギュレータの他端部を中心にした上記ウィンドレギュレータの移動を許容し、それ以外の上記モジュールプレートとの相対的な動きを規制するガイド機構を上記ウィンドレギュレータの中間部に設けると、インナーパネルとモジュールプレートのそれぞれの単品精度や、その組付け精度を上げなくても済むので、コスト削減を容易に実現できる。
上記モジュールプレートは、上記ウィンドレギュレータの一端部が突出する側とは逆の側に設けたくびれ部と、該くびれ部から車両後方向に位置する第1部分と、上記くびれ部から車両前方向に位置する、上記ウィンドレギュレータの他端部を取り付けた第2部分とを有し、上記インナーパネルは、モジュールプレート組付け時に上記ウィンドレギュレータの一端部を挿通させるための切欠部を上記開口部に連続して有し、上記切欠部は、上記インナーパネルの取付穴に隣接しており、上記モジュールプレートの第2部分を上記インナーパネルの切欠部から遠ざける方向に動かすと上記ウィンドレギュレータの一端部を上記切欠部に挿通できるように構成すると、インナーパネルの開口部を小さくすることができ、ドアパネル本体の剛性を向上させることができる。
上記モジュールプレートの第1部分にスクリューを仮止めし、上記モジュールプレートの第2部分に位置決めピンを設け、かつ上記スクリューが取り付く取付穴と上記位置決めピンを挿入する位置決め穴とを上記インナーパネルに設け、上記スクリュー取付穴は、上記スクリューの頭部が挿通可能な挿通穴に連続して形成されていると、モジュールプレートをインナーパネルに仮置きすることができるので、組付け作業性を向上させることができる。
上記インナーパネルは、上記ウィンドレギュレータを上記インナーパネルに固定し、上記インナーパネルと上記アウターパネルとの間の空間につながる領域を上記開口部の一部として有するように構成すると、組付け作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る車両用ドアのモジュール構造の分解斜視図である。
【図2】(a)は、図1に示すインナーパネルの正面図であり、(b)は(a)のB部における変形取付穴を拡大して表した図である。
【図3】図1に示すモジュールプレートを拡大して表した正面図である。
【図4】図3の線IV−IVによる断面図である。
【図5】図1に示すモジュールプレートを概略的に示す正面図である。
【図6】図1に示すモジュールプレートをインナーパネルに組み付ける手順を示す正面図である。
【図7】図1に示すモジュールプレートをインナーパネルに組み付ける手順を概略的に示す正面図である。
【図8】図1に示すモジュールプレートをインナーパネルに組み付けた状態を示す正面図である。
【図9】図8の線IX−IXによる断面図である。
【図10】図8の線X−Xによる断面図である。
【図11】図1に示すモジュールプレートをインナーパネルに組み付けた後にウィンドガラスを組み付ける手順を示す断面図である。
【符号の説明】
1 モジュールプレート
11 くびれ部
12 第1部分
13 第2部分
16 スクリュ
18 長穴
19 クリンチナット
2 フロントドア
21 ドアパネル本体
22 アウターパネル
23 ベルトライン部の開口
3 インナーパネル
31 モジュール穴(開口部)
32 切欠部
33 延出部
34 穴領域
35 凹部
36、37 サービスホール
41、42、43、47 取付穴
44 位置決め穴
45、46 変形取付穴
45a、46a 挿通穴
45b、46b 長穴(スクリュー取付穴)
51、52 ねじ穴
53、54、55 取付穴
56 位置決めピン
6 ドア機能部品
61 パワーウィンドスイッチ
62 インサイドハンドル
62a ロックロッド
62b ハンドルロッド
63 パワーウィンド駆動用モーター
64 パワーウィンド用プーリー
65 ハーネス
66 ドアロック用ラッチ
67 アウトサイドハンドルベース
68 リテーナ
7 ウィンドレギュレータ
71 下端部(一端部)
72 上端部(他端部)
73 カシメピン
74 取付穴
75 カシメ部
76 スライダー
77 爪形状部
81 ウィンドガラス
F 車両前方
R 車両後方
I 室内側
O 室外側

Claims (4)

  1. アウターパネルとともにドアパネル本体を構成するインナーパネルに、ドア機能部品が取り付けられたモジュールプレートを組み付けるための開口部を設け、該開口部を利用して上記モジュールプレートを上記インナーパネルに組み付けてからウィンドガラスを組み付ける車両用ドアのモジュール構造において、
    上記ドア機能部品にウィンドレギュレータが含まれており、該ウィンドレギュレータは、上記モジュールプレートから突出した一端部と、該一端部が車両前後方向に移動可能なように上記モジュールプレートに取り付けた他端部とを有し、上記モジュールプレートは、上記ウィンドレギュレータの上記一端部が突出する側とは逆側に設けられたくびれ部と、該くびれ部から車両後方向に位置する第1部分と、上記くびれ部から車両前方向に位置し、上記ウィンドレギュレータの上記他端部が取り付けられた第2部分とを有し、上記インナーパネルの上記開口部の下側周縁部には上記ウィンドレギュレータの上記一端部を挿通させるための切欠部が設けられ、上記インナーパネルには上記ウィンドレギュレータの上記一端部を取り付ける取付穴が上記切欠部に隣接して設けられており、上記モジュールプレートの上記第1部分を上記開口部を介して上記インナーパネルと上記アウターパネルとの間に配置した状態で上記モジュールプレートの上記第2部分を上記インナーパネルの上記切欠部から遠ざける方向に動かすと、上記モジュールプレートの上記くびれ部を上記開口部の上側周縁部に重ねながら上記ウィンドレギュレータの上記一端部を上記切欠部に挿通できるように構成され、上記ウィンドレギュレータが上記インナーパネルと上記アウターパネルとの間に配置されるとともに上記ウィンドレギュレータの上記一端部が上記取付穴に固定されていることを特徴とする車両用ドアのモジュール構造。
  2. 上記ドア機能部品にパワーウィンド用プーリーが含まれており、上記ウィンドレギュレータの他端部を上記パワーウィンド用プーリーと共締めしていることを特徴とする請求項1に記載の車両用ドアのモジュール構造。
  3. 上記ウィンドレギュレータの他端部を中心にした上記ウィンドレギュレータの移動を許容し、それ以外の上記モジュールプレートとの相対的な動きを規制するガイド機構を上記ウィンドレギュレータの中間部に設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用ドアのモジュール構造。
  4. 上記モジュールプレートの第1部分にスクリューを仮止めし、上記モジュールプレートの第2部分に位置決めピンを設け、かつ上記スクリューが取り付く取付穴と上記位置決めピンを挿入する位置決め穴とを上記インナーパネルに設け、上記スクリュー取付穴は、上記スクリューの頭部が挿通可能な挿通穴に連続して形成されていることを特徴とする請求項に記載の車両用ドアのモジュール構造。
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