JP4252946B2

JP4252946B2 - engine

Info

Publication number: JP4252946B2
Application number: JP2004240414A
Authority: JP
Inventors: 真裕長浜; 鉱三吉田; 祐彦川本; 佐々木　　洋; 崇之大西; 貢奥田; 信幸小林
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 2004-08-20
Filing date: 2004-08-20
Publication date: 2009-04-08
Anticipated expiration: 2024-08-20
Also published as: JP2006057540A

Description

本発明は、エンジンに関し、詳しくは、クランクケースの強度を高めることができるエンジンに関するものである。 The present invention relates to an engine, and more particularly to an engine that can increase the strength of a crankcase.

従来のエンジンとして、本発明と同様、クランクケースに下開口部を設け、この下開口部を下方からオイルパンで覆い、クランクケースの左右横壁に沿って前後方向にのびる一対の左右オイル通路を設けたものがある。
この種のエンジンでは、左右オイル通路の外部配管が不要になるため、エンジンの製造が容易になる利点がある。 As a conventional engine, as in the present invention, the crankcase is provided with a lower opening, the lower opening is covered with an oil pan from below, and a pair of left and right oil passages extending in the front-rear direction along the left and right lateral walls of the crankcase are provided. There is something.
This type of engine has the advantage of facilitating the manufacture of the engine because it does not require external piping for the left and right oil passages.

しかし、上記従来のエンジンでは、クランクケースの左右横壁に前後方向にのびる左右リブを設け、この左右リブをクランクケースの左右横壁から内向きに***させ、この左右リブに左右オイル通路を内設するに当たり、この左右リブをクランクケースの下開口部よりも高く位置させているため、問題が生じている。 However, in the above conventional engine, left and right ribs extending in the front-rear direction are provided on the left and right lateral walls of the crankcase, the left and right ribs are protruded inward from the left and right lateral walls of the crankcase, and left and right oil passages are provided in the left and right ribs In this case, since the left and right ribs are positioned higher than the lower opening of the crankcase, there is a problem.

上記従来技術では、次の問題がある。
《問題》クランクケースの下開口部の周肉壁の強度が低い。
左右リブをクランクケースの下開口部よりも高く位置させているため、クランクケースの下開口部の周肉壁の強度が低い。このため、クランクケース全体の強度が不十分で、高出力化を図ることが困難である。 The above prior art has the following problems.
<Problem> The strength of the peripheral wall of the lower opening of the crankcase is low.
Since the left and right ribs are positioned higher than the lower opening of the crankcase, the strength of the peripheral wall of the lower opening of the crankcase is low. For this reason, the strength of the entire crankcase is insufficient, and it is difficult to achieve high output.

《問題》クランクピンの回転半径を大きくすることができない。
左右リブをクランクケースの下開口部よりも高く位置させているため、クランクピンの回転半径を大きくすると、コンロッド大端部がこれらに干渉するおそれがある。このため、クランクピンの回転半径を小さくしておく必要があり、ピストンストロークを長くして、エンジンの出力を高めることができない。 <Problem> The turning radius of the crankpin cannot be increased.
Since the left and right ribs are positioned higher than the lower opening of the crankcase, if the rotation radius of the crankpin is increased, the connecting rod large end may interfere with these. For this reason, it is necessary to make the rotation radius of the crankpin small, and it is not possible to increase the piston stroke and increase the engine output.

《問題》潤滑性が不十分になる場合がある。
コンロッド大端部との干渉を避けるために左右リブを小さくすると、左右オイル通路の通路断面積を十分な大きさにすることができず、この場合には潤滑性が不十分になる。このため、高出力化に伴って増加する各摺動部の摺動抵抗に対応することができない。 <Problem> Lubricity may be insufficient.
If the left and right ribs are made small in order to avoid interference with the connecting rod large end, the cross-sectional area of the left and right oil passages cannot be made sufficiently large, and in this case, the lubricity becomes insufficient. For this reason, it cannot respond to the sliding resistance of each sliding part which increases with high output.

本発明は、上記問題点を解決することができるエンジン、すなわち、クランクケースの強度を高めることができるエンジンを提供することを課題とする。 An object of the present invention is to provide an engine that can solve the above-described problems, that is, an engine that can increase the strength of a crankcase.

(共通する発明特定事項)
請求項１、２、９、１５に係る発明に共通する発明特定事項は、次の通りである。
図１、図２、図３(Ａ)に例示するように、クランクケース(１)に下開口部(２)を設け、この下開口部(２)を下方からオイルパン(３)で覆い、クランク軸(４)の架設方向を前後方向、クランクケース(１)の幅方向を左右方向として、クランクケース(１)の左右横壁(５)(６)に沿って前後方向にのびる一対の左右オイル通路(７)(８)を設けた、エンジンにおいて、
図２、図３(Ａ)に例示するように、クランクケース(１)の左右横壁(５)(６)に前後方向にのびる左右リブ(１２)(１３)を設け、この左右リブ(１２)(１３)をクランクケース(１)の左右横壁(５)(６)から内向きに***させ、この左右リブ(１２)(１３)に左右オイル通路(７)(８)を内設するに当たり、この左右リブ(１２)(１３)をクランクケース(１)の下開口部(２)に位置させた。
(請求項１に係る発明)
請求項１に係る発明は、前記共通する発明特定事項に、次の発明特定事項を追加したものである。
図２、図４、図５に例示するように、クランクケース(１)内を区画壁(１４)(１５)で各気筒毎に区画し、この区画壁(１４)(１５)に中間軸受け孔(１４ａ)(１５ａ)をあけ、この中間軸受け孔(１４ａ)(１５ａ)に軸受けケース(１４ｂ)(１５ｂ)を介してクランク軸(４)の中間ジャーナル部(１４ｃ)(１５ｃ)を軸受けし、クランクケース(１)の端壁(１６)に端部軸受け孔(１６ａ)をあけ、この端部軸受け孔(１６ａ)に軸受けケース(１６ｂ)を介してクランク軸(４)の端部ジャーナル部(１６ｃ)を軸受けし、
クランク軸(４)の中間ジャーナル部(１４ｃ)(１５ｃ)と端部ジャーナル部(１６ｃ)に各軸受けケース(１４ｂ)(１５ｂ)(１６ｂ)を取り付けたまま、クランク軸(４)を端部軸受け孔(１６ａ)に挿通させた後、中間軸受け孔(１５ａ)(１４ａ)に挿通させて、クランク軸(４)をクランクケース(１)内に収容するに当たり、
クランク軸中心軸線(４ａ)からクランクピン(１７)の最外部までの回転半径を中間軸受け孔(１４ａ)(１５ａ)や端部軸受け孔(１６ａ)の内径よりも大きくし、中間軸受け孔(１４ａ)(１５ａ)と端部軸受け孔(１６ａ)の周縁部に除肉部(１４ｄ)(１５ｄ)(１６ｄ)を設け、クランク軸(４)をクランクケース(１)内に収容する際に、クランクピン(１７)の最外部が除肉部(１４ｄ)(１５ｄ)(１６ｄ)を通過できるようにし、
図２、図５に例示するように、前記中間軸受け孔(１４ａ)(１５ａ)の除肉部(１４ｄ)(１５ｄ)を前記中間軸受け孔(１４ａ)(１５ａ)の上寄りに配置した、ことを特徴とするエンジン。
(請求項２に係る発明)
請求項２に係る発明は、前記共通する発明特定事項に、次の発明特定事項を追加したものである。
図３(Ｂ)に例示するように、クランクケース(１)の横壁(５)にその下面から上向きに位置決め用の基準孔(１８)をあけ、シリンダブロック(１９)の加工時にこの基準孔(１８)に位置決めピンを嵌入して、所定のシリンダブロック載置面上でシリンダブロック(１９)を位置決めできるようにするに当たり、
左右オイル通路(７)(８)のいずれかと連通した基準孔(１８)を、シリンダブロック(１９)の加工後に打ち込んだ鋼球(２０)で封止した。
(請求項９に係る発明)
請求項９に係る発明は、前記共通する発明特定事項に、次の発明特定事項を追加したものである。
図１に例示するように、クランクケース(１)の一端部に調時伝動ケース(２１)を取り付け、クランクケース(１)の下部にオイルパン(３)を取り付けるに当たり、
調時伝動ケース(２１)の下端(２１ａ)をクランクケース(１)の下端(１ａ)の高さまで延長し、この調時伝動ケース(２１)の下方までオイルパン(３)を延長し、このオイルパン(３)の延長部(３ａ)の上端を調時伝動ケース(２１)の下端(２１ａ)に取り付け、
図６(Ａ)に例示するように、クランク軸中心軸線(４ａ)と平行な向きに見て、調時伝動ケース(２１)の下部をクランクケース(１)の横壁(６)よりも横向きに突出させ、この調時伝動ケース(２１)の横突出部(２１ｂ)に補機取付座(２２)を設け、
クランク軸(４)の架設方向である前後方向のうち、調時伝動ケース(２１)側を前、その反対側を後として、
図７、図９に例示するように、クランクギヤ(２４)と補機入力ギヤ(２５)との間にアイドルギヤ(２６)を配置し、調時伝動ケース(２１)の後壁(２７)を、クランクケース前壁(２８)とオーバーラップするオーバーラップ部分(２７ａ)と、クランクケース前壁(２８)よりも横に張り出す横張出部分(２７ｂ)とで構成し、アイドルギヤ取付ボルト(２６ａ)の締結力で、オーバーラップ部分(２７ａ)をクランクケース前壁(２８)に圧接固定し、
図６(Ａ)に例示するように、調時伝動ケース(２１)の前面に開口部(２１ｃ)を設け、この開口部(２１ｃ)から調時伝動ケース(２１)内に前記アイドルギヤ(２６)を挿入できるようにするに当たり、図６(Ｂ)(Ｃ)に例示するように、開口部(２１ｃ)の蓋(２９)にリブ(２９ａ)を形成し、このリブ(２９ａ)にリブ内オイル通路(２９ｂ)を内設し、このリブ内オイル通路(２９ｂ)を介して左右オイル通路(７)(８)を連通させた、ことを特徴とするエンジン。
(請求項１５に係る発明)
請求項１５に係る発明は、前記共通する発明特定事項に、次の発明特定事項を追加したものである。
図１に例示するように、クランクケース(１)の一端部に調時伝動ケース(２１)を取り付け、クランクケース(１)の下部にオイルパン(３)を取り付けるに当たり、
調時伝動ケース(２１)の下端(２１ａ)をクランクケース(１)の下端(１ａ)の高さまで延長し、この調時伝動ケース(２１)の下方までオイルパン(３)を延長し、このオイルパン(３)の延長部(３ａ)の上端を調時伝動ケース(２１)の下端(２１ａ)に取り付け、
図６(Ａ)に例示するように、クランク軸中心軸線(４ａ)と平行な向きに見て、調時伝動ケース(２１)の下部をクランクケース(１)の横壁(６)よりも横向きに突出させ、この調時伝動ケース(２１)の横突出部(２１ｂ)に補機取付座(２２)を設け、
クランク軸(４)の架設方向である前後方向のうち、調時伝動ケース(２１)側を前、その反対側を後として、
図７、図９に例示するように、クランクギヤ(２４)と補機入力ギヤ(２５)との間にアイドルギヤ(２６)を配置し、調時伝動ケース(２１)の後壁(２７)を、クランクケース前壁(２８)とオーバーラップするオーバーラップ部分(２７ａ)と、クランクケース前壁(２８)よりも横に張り出す横張出部分(２７ｂ)とで構成し、アイドルギヤ取付ボルト(２６ａ)の締結力で、オーバーラップ部分(２７ａ)をクランクケース前壁(２８)に圧接固定し、
図７に例示するように、前記アイドルギヤ(２６)と補機入力ギヤ(２５)との間に第２アイドルギヤ(３０)を設け、前記調時伝動ケース(２１)の後壁(２７)の横張出し部分(２７ｂ)に補機取付座(２２)を沿わせ、第２アイドルギヤ(３０)の取付ボルト(３０ａ)の締結力で補機取付座(２２)を上記横張出し部分(２７ｂ)に固定した、ことを特徴とするエンジン。 (Common invention-specific matters)
Invention specific matters common to the inventions according to claims 1, 2 , 9 , and 15 are as follows.
As shown in FIGS. 1, 2 and 3A, the crankcase (1) is provided with a lower opening (2), and the lower opening (2) is covered with an oil pan (3) from below, A pair of left and right oils extending in the front-rear direction along the left and right lateral walls (5), (6) of the crankcase (1), with the installation direction of the crankshaft (4) as the front-rear direction and the width direction of the crankcase (1) as the left-right direction. In the engine provided with the passages (7) and (8),
2 and 3A, left and right ribs (12) and (13) extending in the front-rear direction are provided on the left and right lateral walls (5) and (6) of the crankcase (1). (13) is lifted inward from the left and right lateral walls (5) and (6) of the crankcase (1), and the left and right oil passages (7) and (8) are installed in the left and right ribs (12) and (13). The left and right ribs (12) and (13) were positioned in the lower opening (2) of the crankcase (1) .
(Invention of Claim 1)
The invention according to claim 1 is obtained by adding the following invention specific items to the common invention specific items.
As shown in FIGS. 2, 4, and 5, the crankcase (1) is partitioned into cylinders by partition walls (14) and (15), and intermediate bearing holes are formed in the partition walls (14) and (15). (14a) and (15a) are opened, and the intermediate journal portions (14c) and (15c) of the crankshaft (4) are supported by bearings (14b) and (15b) in the intermediate bearing holes (14a) and (15a), An end bearing hole (16a) is formed in the end wall (16) of the crankcase (1), and an end journal portion (of the crankshaft (4) is inserted into the end bearing hole (16a) via the bearing case (16b). 16c),
While the bearing cases (14b), (15b) and (16b) are attached to the intermediate journal portions (14c) (15c) and the end journal portions (16c) of the crankshaft (4), the crankshaft (4) is attached to the end bearings. When the crankshaft (4) is accommodated in the crankcase (1) by being inserted through the hole (16a) and then inserted into the intermediate bearing holes (15a) (14a),
The radius of rotation from the crankshaft center axis (4a) to the outermost part of the crankpin (17) is made larger than the inner diameters of the intermediate bearing holes (14a) (15a) and the end bearing holes (16a), and the intermediate bearing holes (14a ) (15a) and a peripheral portion of the end bearing hole (16a) are provided with thinning portions (14d), (15d) and (16d), and when the crankshaft (4) is housed in the crankcase (1), So that the outermost part of the pin (17) can pass through the thinning portions (14d) (15d) (16d),
As shown in FIGS. 2 and 5, the thinned portions (14d) and (15d) of the intermediate bearing holes (14a) and (15a) are disposed above the intermediate bearing holes (14a) and (15a). An engine characterized by
(Invention of Claim 2)
The invention according to claim 2 is obtained by adding the following invention specific items to the common invention specific items.
As illustrated in FIG. 3 (B), a positioning reference hole (18) is formed on the lateral wall (5) of the crankcase (1) upward from its lower surface, and this reference hole ( 18) When inserting a positioning pin into the cylinder block (19) on the predetermined cylinder block mounting surface,
The reference hole (18) communicating with any of the left and right oil passages (7) and (8) was sealed with a steel ball (20) driven after the cylinder block (19) was processed.
(Invention according to claim 9)
The invention according to claim 9 is obtained by adding the following invention specific items to the common invention specific items.
As illustrated in FIG. 1, when attaching the timing transmission case (21) to one end of the crankcase (1) and attaching the oil pan (3) to the lower part of the crankcase (1),
The lower end (21a) of the timing transmission case (21) is extended to the height of the lower end (1a) of the crankcase (1), and the oil pan (3) is extended below the timing transmission case (21). Attach the upper end of the extension (3a) of the oil pan (3) to the lower end (21a) of the timing transmission case (21),
As illustrated in FIG. 6 (A), the lower part of the timing transmission case (21) is set to be transverse to the lateral wall (6) of the crankcase (1) when viewed in a direction parallel to the crankshaft central axis (4a). Auxiliary equipment mounting seat (22) is provided on the lateral protrusion (21b) of the timing transmission case (21),
Of the longitudinal direction of the crankshaft (4), the timing transmission case (21) side is the front and the opposite side is the rear.
As illustrated in FIGS. 7 and 9, an idle gear (26) is disposed between the crank gear (24) and the accessory input gear (25), and the rear wall (27) of the timing transmission case (21). Is composed of an overlap portion (27a) that overlaps the crankcase front wall (28) and a laterally projecting portion (27b) that projects laterally from the crankcase front wall (28). 26a) with the fastening force of 26a), the overlap part (27a) is pressed and fixed to the crankcase front wall (28),
As illustrated in FIG. 6A, an opening (21c) is provided on the front surface of the timing transmission case (21), and the idle gear (26) is provided from the opening (21c) into the timing transmission case (21). 6 (B) and (C), a rib (29a) is formed on the lid (29) of the opening (21c), and the rib (29a) is inserted into the rib (29a). An engine characterized in that an oil passage (29b) is provided and the left and right oil passages (7), (8) are communicated with each other via the oil passage in the rib (29b).
(Invention of Claim 15)
The invention according to claim 15 is obtained by adding the following invention specific items to the common invention specific items.
As illustrated in FIG. 1, when attaching the timing transmission case (21) to one end of the crankcase (1) and attaching the oil pan (3) to the lower part of the crankcase (1),
The lower end (21a) of the timing transmission case (21) is extended to the height of the lower end (1a) of the crankcase (1), and the oil pan (3) is extended below the timing transmission case (21). Attach the upper end of the extension (3a) of the oil pan (3) to the lower end (21a) of the timing transmission case (21),
As illustrated in FIG. 6 (A), the lower part of the timing transmission case (21) is set to be transverse to the lateral wall (6) of the crankcase (1) when viewed in a direction parallel to the crankshaft central axis (4a). Auxiliary equipment mounting seat (22) is provided on the lateral protrusion (21b) of the timing transmission case (21),
Of the longitudinal direction of the crankshaft (4), the timing transmission case (21) side is the front and the opposite side is the rear.
As illustrated in FIGS. 7 and 9, an idle gear (26) is disposed between the crank gear (24) and the accessory input gear (25), and the rear wall (27) of the timing transmission case (21). Is composed of an overlap portion (27a) that overlaps the crankcase front wall (28) and a laterally projecting portion (27b) that projects laterally from the crankcase front wall (28). 26a) with the fastening force of 26a), the overlap portion (27a) is pressed against and fixed to the crankcase front wall (28),
As illustrated in FIG. 7, a second idle gear (30) is provided between the idle gear (26) and the accessory input gear (25), and the rear wall (27) of the timing transmission case (21). The accessory mounting seat (22) is placed along the laterally extending portion (27b) of the second idle gear (30), and the auxiliary mounting seat (22) is attached to the laterally extending portion (27b) by the fastening force of the mounting bolt (30a) of the second idle gear (30). The engine characterized by being fixed to).

（請求項１に係る発明）
《効果１》クランクケースの下開口部の周肉壁の強度が高い。
図２、図３(Ａ)に例示するように、左右リブ(１２)(１３)をクランクケース(１)の下開口部(２)に位置させたため、クランクケース(１)の下開口部(２)の周肉壁の強度が高い。このため、クランクケース(１)全体の強度が高まり、高出力化を図ることができる。 (Invention according to Claim 1)
<Effect 1 > The strength of the peripheral wall of the lower opening of the crankcase is high.
As illustrated in FIGS. 2 and 3A, the left and right ribs 12 and 13 are positioned in the lower opening 2 of the crankcase 1 so that the lower opening ( The strength of the peripheral wall of 2) is high. For this reason, the strength of the crankcase (1) as a whole is increased and high output can be achieved.

《効果２》クランクピンの回転半径を大きくすることができる。
図２に例示するように、左右リブ(１２)(１３)をクランクケース(１)の下開口部(２)に位置させたため、クランクピン(１７)の回転半径を大きくしても、コンロッド大端部(３３)がこれらに干渉するおそれがない。このため、クランクピン(１７)の回転半径を大きくして、ピストンストロークを長くすることができ、高出力化を図ることができる。 << Effect 2 >> The turning radius of the crankpin can be increased.
As illustrated in FIG. 2, since the left and right ribs (12) and (13) are positioned in the lower opening (2) of the crankcase (1), the connecting rod is large even if the rotation radius of the crankpin (17) is increased. There is no possibility that the end portion (33) interferes with them. For this reason, the rotation radius of the crankpin (17) can be increased, the piston stroke can be lengthened, and high output can be achieved.

《効果３》潤滑性能を高めることができる。
図２に例示するように、コンロッド大端部(３３)との干渉をおそれることなく左右リブ(１２)(１３)を大きく***させることができるため、ここに内設する左右オイル通路(７)(８)の通路断面積も十分な大きさにすることができ、潤滑性能を高めることができる。このため、高出力化に伴って増加する各摺動部の摺動抵抗に対応することができる。 << Effect 3 >> Lubrication performance can be improved.
As illustrated in FIG. 2, the left and right ribs (12) and (13) can be greatly raised without fear of interference with the connecting rod large end (33). The passage cross-sectional area of (8) can also be made sufficiently large, and the lubrication performance can be improved. For this reason, it can respond to the sliding resistance of each sliding part which increases with high output.

《効果４》クランクピンの回転半径を大きくすることができる。
図２、図４、図５に例示するように、クランク軸中心軸線(４ａ)からクランクピン(１７)の最外部までの回転半径を中間軸受け孔(１４ａ)(１５ａ)や端部軸受け孔(１６ａ)の内径よりも大きくし、中間軸受け孔(１４ａ)(１５ａ)と端部軸受け孔(１６ａ)の周縁部に除肉部(１４ｄ)(１５ｄ)(１６ｄ)を設け、クランク軸(４)をクランクケース(１)内に収容する際に、クランクピン(１７)の最外部が各除肉部(１４ｄ)(１５ｄ)(１６ｄ)を通過できるようにしたため、クランクピン(１７)の回転半径を大きくして、ピストンストロークを長くし、高出力化を図るとができる。 <Effect 4 > The rotation radius of the crankpin can be increased.
As shown in FIGS. 2, 4, and 5, the radius of rotation from the crankshaft central axis (4a) to the outermost part of the crankpin (17) is determined by the intermediate bearing holes (14a) (15a) and the end bearing holes ( 16a) is larger than the inner diameter of the intermediate bearing hole (14a) (15a) and the peripheral edge of the end bearing hole (16a), and is provided with thinned portions (14d), (15d), (16d), and the crankshaft (4) When the outermost part of the crankpin (17) is allowed to pass through the respective thinning portions (14d) (15d) (16d) when the crankcase (1) is accommodated in the crankcase (1). To increase the piston stroke and increase the output.

《効果５》オイルがクランク軸で跳ね上げられる不具合が抑制される。
図２、図５に例示するように、中間軸受け孔(１４ａ)(１５ａ)の除肉部(１４ｄ)(１５ｄ)を前記中間軸受け孔(１４ａ)(１５ａ)の上寄りに配置したため、除肉部(１４ｄ)(１５ｄ)がオイルパン(３)内で波立つオイル(９)で塞がれることがなく、クランクケース(１)の各区画室同士が除肉部(１４ｄ)(１５ｄ)で常に連通し、ピストンのポンピングによる各区画室の圧力変動が平準化される。このため、各区画室での圧力変動で浮上したオイル(９)がクランク軸(４)で跳ね上げられる不具合が抑制される。このため、馬力損失やオイル劣化やオイル消費が抑制される。 << Effect 5 >> The problem that oil is splashed up by the crankshaft is suppressed.
As illustrated in FIGS. 2 and 5, the thinned portions (14 d) and (15 d) of the intermediate bearing holes (14 a) and (15 a) are disposed above the intermediate bearing holes (14 a) and (15 a). The parts (14d) and (15d) are not blocked by the undulating oil (9) in the oil pan (3), and the compartments of the crankcase (1) are always connected by the thinning parts (14d) and (15d). In communication, pressure fluctuations in each compartment due to piston pumping are leveled. For this reason, the malfunction that the oil (9) levitated by the pressure fluctuation in each compartment is splashed by the crankshaft (4) is suppressed. For this reason, horsepower loss, oil deterioration, and oil consumption are suppressed.

（請求項２に係る発明）
上記効果１〜３に加え、次の効果を奏する。
《効果６》クランクケースの下開口部の周肉壁の強度が高い。
図３(Ｂ)に示すように、左右オイル通路(７)(８)のいずれかと連通した基準孔(１８)を、シリンダブロック(１９)の加工後に打ち込んだ鋼球(２０)で封止したため、これを椀型プラグで封止する場合に比べ、クランクケース(１)の下開口部(２)の周肉壁の強度が高い。
(請求項３に係る発明)
請求項２の効果に加え、前記効果４を奏する。
(請求項４に係る発明)
請求項３の効果に加え、前記効果５を奏する。 (Invention according to Claim 2 )
In addition to the above effects 1 to 3 , the following effects are achieved.
<< Effect 6 >> The strength of the peripheral wall of the lower opening of the crankcase is high.
As shown in FIG. 3 (B), the reference hole (18) communicating with any of the left and right oil passages (7) and (8) is sealed with a steel ball (20) driven after the cylinder block (19) is processed. The strength of the peripheral wall of the lower opening (2) of the crankcase (1) is higher than when this is sealed with a saddle type plug.
(Invention of Claim 3)
In addition to the effect of the second aspect, the effect 4 is achieved.
(Invention of Claim 4)
In addition to the effect of the third aspect, the effect 5 is achieved.

（請求項５に係る発明）
請求項１から請求項４のいずれかに係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果７》オイルパン内のオイル量を多くすることができる。
図１に例示するように、調時伝動ケース(２１)の下方までオイルパン(３)を延長したため、オイルパン(３)に溜めることができるオイル(９)の量を多くすることができ、高出力化に伴って増加する各摺動部の摺動抵抗に対応することができる。 (Invention according to claim 5)
In addition to the effects of the invention according to any one of claims 1 to 4, the following effects are provided.
<Effect 7 > The amount of oil in the oil pan can be increased.
As illustrated in FIG. 1, since the oil pan (3) is extended below the timing transmission case (21), the amount of oil (9) that can be stored in the oil pan (3) can be increased. It is possible to cope with the sliding resistance of each sliding portion that increases as the output increases.

《効果８》オイルパンの強度を高めることができる。
図１に例示するように、調時伝動ケース(２１)の下方までオイルパン(３)を延長し、このオイルパン(３)の延長部(３ａ)の上端を調時伝動ケース(２１)の下端(２１ａ)に取り付けたため、オイルパン(３)の強度を高めることができる。 << Effect 8 >> The strength of the oil pan can be increased.
As illustrated in FIG. 1, the oil pan (3) is extended below the timing transmission case (21), and the upper end of the extension (3a) of the oil pan (3) is connected to the timing transmission case (21). Since it attached to the lower end (21a), the intensity | strength of an oil pan (3) can be raised.

（請求項６に係る発明）
請求項５に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果９》調時伝動ケースを補機の取付部として有効利用することができる。
図６(Ａ)に例示するように、クランク軸中心軸線(４ａ)と平行な向きに見て、調時伝動ケース(２１)の下部をクランクケース(１)の横壁(６)よりも横向きに突出させ、この調時伝動ケース(２１)の横突出部(２１ｂ)に補機取付座(２２)を設けたため、調時伝動ケース(２１)を補機(２３)の取付部として有効利用することができる。 (Invention of Claim 6)
In addition to the effect of the invention according to claim 5 , the following effect is achieved.
<< Effect 9 >> The timing transmission case can be effectively used as an attachment part of an auxiliary machine.
As illustrated in FIG. 6 (A), the lower part of the timing transmission case (21) is set to be transverse to the lateral wall (6) of the crankcase (1) when viewed in a direction parallel to the crankshaft central axis (4a). Since the auxiliary device mounting seat (22) is provided on the lateral protruding portion (21b) of the timing transmission case (21), the timing transmission case (21) is effectively used as the mounting portion of the auxiliary device (23). be able to.

（請求項７に係る発明）
請求項６に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果１０》クランクケースの横側を補機の収容スペースとして有効利用することができる。
図７に例示するように、補機取付座(２２)を調時伝動ケース(２１)の横突出部(２１ｂ)の後部に設け、補機取付座(２２)に取り付けた補機(２３)が、クランクケース(１)の横側壁(６)に沿うようにしたため、クランクケース(１)の横側を補機(２３)の収容スペースとして有効利用することができる。 (Invention of Claim 7)
In addition to the effect of the invention according to claim 6, the following effect is achieved.
<Effect 10 > The lateral side of the crankcase can be effectively used as a storage space for the auxiliary machine.
As illustrated in FIG. 7, the auxiliary machine mounting seat (22) is provided at the rear portion of the lateral projecting portion (21 b) of the timing transmission case (21) and attached to the auxiliary machine mounting seat (22). However, since it is made to extend along the lateral side wall (6) of the crankcase (1), the lateral side of the crankcase (1) can be effectively used as a storage space for the auxiliary machine (23).

（請求項８に係る発明）
請求項６または請求項７に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果１１》オーバーラップ部分の封止と、アイドルギヤの取り付けとを同時に行うことができる。
図７、図９に例示するように、クランクギヤ(２４)と補機入力ギヤ(２５)との間にアイドルギヤ(２６)を配置し、調時伝動ケース(２１)の後壁(２７)を、クランクケース前壁(２８)とオーバーラップするオーバーラップ部分(２７ａ)と、クランクケース前壁(２８)よりも横に張り出す横張出部分(２７ｂ)とで構成し、アイドルギヤ取付ボルト(２６ａ)の締結力で、オーバーラップ部分(２７ａ)をクランクケース前壁(２８)に圧接固定したため、クランクケース前壁(２８)に対するオーバーラップ部分(２７ａ)の封止と、アイドルギヤ(２６)の取り付けとが同時に行える。 (Invention of Claim 8)
In addition to the effect of the invention according to claim 6 or 7, the following effect is produced.
<< Effect 11 >> Sealing of an overlap part and attachment of an idle gear can be performed simultaneously.
As illustrated in FIGS. 7 and 9, an idle gear (26) is disposed between the crank gear (24) and the accessory input gear (25), and the rear wall (27) of the timing transmission case (21). Is composed of an overlap portion (27a) that overlaps the crankcase front wall (28) and a laterally projecting portion (27b) that projects laterally from the crankcase front wall (28). Since the overlap portion (27a) is pressed and fixed to the crankcase front wall (28) by the fastening force of 26a), the overlap portion (27a) is sealed against the crankcase front wall (28), and the idle gear (26). Can be installed at the same time.

（請求項９に係る発明）
前記効果１〜３、７〜９、１１に加え、次の効果を奏する。
《効果１２》調時伝動ケースの強度を高めることができる。
図６(Ｂ)(Ｃ)に示すように、開口部(２１ｃ)の蓋(２９)にリブ(２９ａ)を形成したため、蓋(２９)の強度、ひいては調時伝動ケース(２１)の強度を高めることができる。このため、補機(２３)の駆動反力が強い場合でも、調時伝動ケース(２１)でこれを受け止めることが可能となる。
《効果１３》リブをオイル通路壁として有効利用することができる。
図６(Ｂ)に例示するように、リブ(２９ａ)にリブ内オイル通路(２９ｂ)を内設したため、リブ(２９ａ)をオイル通路壁として有効利用することができる。
(請求項１０に係る発明)
請求項９の効果に加え、前記効果１０を奏する。
(請求項１１に係る発明)
請求項９または請求項１０に係る発明の効果に加え、前記効果４を奏する。
(請求項１２に係る発明)
請求項１１に係る発明の効果に加え、前記効果５を奏する。
(請求項１３に係る発明)
請求項９から請求項１２のいずれかに係る発明の効果に加え、前記効果６を奏する。 (Invention according to claim 9)
In addition to the effects 1-3 , 7-9, and 11 described above , the following effects are achieved.
<< Effect 12 >> The strength of the timing transmission case can be increased.
As shown in FIGS. 6 (B) and 6 (C), the rib (29a) is formed on the lid (29) of the opening (21c), so that the strength of the lid (29) and consequently the strength of the timing transmission case (21) are increased. Can be increased. For this reason, even when the driving reaction force of the auxiliary machine (23) is strong, the timing transmission case (21) can catch this.
<< Effect 13 >> A rib can be effectively used as an oil passage wall.
As illustrated in FIG. 6B, since the rib oil passage (29b) is provided in the rib (29a), the rib (29a) can be effectively used as the oil passage wall.
(Invention of Claim 10)
In addition to the effect of the ninth aspect, the effect 10 is achieved.
(Invention of Claim 11)
In addition to the effect of the invention according to claim 9 or claim 10, the effect 4 is achieved.
(Invention of Claim 12)
In addition to the effect of the invention according to claim 11, the effect 5 is achieved.
(Invention of Claim 13)
In addition to the effect of the invention according to any one of claims 9 to 12, the effect 6 is achieved.

（請求項１４に係る発明）
請求項９から請求項１３のいずれかに係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果１４》調時伝動ケースの強度をより高めることができる。
図６(Ｂ)(Ｃ)に例示するように、蓋(２９)のリブ(２９ａ)を蓋(２９)の表面に沿って折れ曲がり状に形成したため、調時伝動ケース(２１)の強度をより高めることができる。このため、調時伝動ケース(２１)で補機(２３)のより強い駆動反力を受け止めることが可能となる。 (Invention according to Claim 14 )
In addition to the effects of the invention according to any one of claims 9 to 13 , the following effects are provided.
<< Effect 14 >> The strength of the timing transmission case can be further increased.
As illustrated in FIGS. 6B and 6C, the rib (29a) of the lid (29) is bent along the surface of the lid (29), so that the strength of the timing transmission case (21) is further increased. Can be increased. For this reason, it is possible to receive a stronger driving reaction force of the auxiliary machine (23) in the timing transmission case (21).

（請求項１５に係る発明）
前記効果１〜３、７〜９、１１に加え、次の効果を奏する。
《効果１５》第２アイドルギヤの取り付けと補機取付座の固定とを同時に行うことができる。
図７に例示するように、アイドルギヤ(２６)と補機入力ギヤ(２５)との間に第２アイドルギヤ(３０)を設け、前記調時伝動ケース(２１)の後壁(２７)の横張出し部分(２７ｂ)に補機取付座(２２)を沿わせ、第２アイドルギヤ(３０)の取付ボルト(３０ａ)の締結力で補機取付座(２２)を上記横張出し部分(２７ｂ)に固定したため、第２アイドルギヤ(３０)の取り付けと補機取付座(２２)の固定とを同時に行うことができる。このため、エンジンの組み立ての作業能率が高い。
(請求項１６に係る発明)
請求項１５に係る発明の効果に加え、前記効果１０を奏する。
(請求項１７に係る発明)
請求項１５または請求項１６に係る発明の効果に加え、前記効果１２、１３を奏する。
(請求項１８係る発明)
請求項１５から請求項１７に係る発明の効果に加え、前記効果１４を奏する。 (Invention of Claim 15 )
In addition to the effects 1-3 , 7-9, and 11 described above , the following effects are achieved.
<< Effect 15 >> The attachment of the second idle gear and the fixing of the accessory mounting seat can be performed simultaneously.
As illustrated in FIG. 7, a second idle gear (30) is provided between the idle gear (26) and the accessory input gear (25), and the rear wall (27) of the timing transmission case (21) is provided. The auxiliary mounting seat (22) is placed along the laterally extending portion (27b), and the auxiliary mounting seat (22) is attached to the laterally extending portion (27b) by the fastening force of the mounting bolt (30a) of the second idle gear (30). Therefore, the attachment of the second idle gear (30) and the attachment of the accessory mounting seat (22) can be performed simultaneously. For this reason, the work efficiency of engine assembly is high.
(Invention of Claim 16)
In addition to the effect of the invention according to claim 15, the effect 10 is achieved.
(Invention of Claim 17)
In addition to the effects of the invention according to claim 15 or claim 16, the effects 12 and 13 are achieved.
(Invention of Claim 18)
The effect 14 is achieved in addition to the effects of the inventions according to claims 15 to 17.

（請求項１９に係る発明）
請求項１５から請求項１８のいずれかに係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果１６》ギヤの噛み合い個所の潤滑性が高い。
図９に例示するように、補機入力ギヤ(２５)を収容したギヤ収容室(３１)の底(３１ａ)に溜まるオイルが、補機入力ギヤ(２５)の回転でギヤ収容室(３１)の内周面に沿って持ち上げられ、第２アイドルギヤ(３０)と補機入力ギヤ(２５)との噛み合い個所(３２)にその上方から供給されるようにしたため、ギヤの噛み合い個所(３２)の潤滑性が高い。このため、この噛み合い個所(３２)で補機の強い駆動反力を受け止めても、その摩耗を抑制することができる。 (Invention of Claim 19 )
In addition to the effects of the invention according to any one of claims 15 to 18 , the following effects are achieved.
<< Effect 16 >> The lubrication property of the gear meshing portion is high.
As illustrated in FIG. 9, oil that accumulates in the bottom (31a) of the gear housing chamber (31) that houses the accessory input gear (25) is rotated by the rotation of the accessory input gear (25). The gear meshing portion (32) is lifted along the inner peripheral surface of the gear and is supplied from above to the meshing portion (32) between the second idle gear (30) and the accessory input gear (25). High lubricity. For this reason, even if it receives the strong driving reaction force of the auxiliary machine at the meshing portion (32), the wear can be suppressed.

本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図１〜図９はいずれも本発明の実施形態に係るエンジンを説明する図で、この実施形態では３気筒の水冷縦型ディーゼルエンジンを用いて説明する。 Embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
1 to 9 are diagrams for explaining an engine according to an embodiment of the present invention. In this embodiment, a three-cylinder water-cooled vertical diesel engine will be described.

このエンジンの概要は、次の通りである。
図１に示すように、クランクケース(１)とシリンダ(３４)とを一体成型したシリンダブロック(１９)を備えている。シリンダ(３４)の上部にシリンダヘッド(３５)を組み付け、シリンダヘッド(３５)の上部にヘッドカバー(３６)を組み付けている。クランクケース(１)の下部にオイルパン(３)を組み付けている。クランクケース(１)内にクランク軸(４)を収容し、このクランク軸(４)の架設方向を前後方向として、シリンダブロック(１)の前部に調時伝動ケース(２１)を組み付けている。クランク軸(４)の架設方向である前後方向のうち、調時伝動ケース(２１)側を前、その反対側を後とする。 The outline of this engine is as follows.
As shown in FIG. 1, the cylinder block (19) which integrally molded the crankcase (1) and the cylinder (34) is provided. A cylinder head (35) is assembled to the upper part of the cylinder (34), and a head cover (36) is assembled to the upper part of the cylinder head (35). An oil pan (3) is assembled to the lower part of the crankcase (1). The crankshaft (4) is accommodated in the crankcase (1), and the timing transmission case (21) is assembled to the front portion of the cylinder block (1) with the installation direction of the crankshaft (4) as the front-rear direction. . Of the front-rear direction, which is the installation direction of the crankshaft (4), the timing transmission case (21) side is the front and the opposite side is the rear.

潤滑装置の構成は、次の通りである。
図１に示すように、クランクケース(１)に下開口部(２)を設け、この下開口部(２)を下方からオイルパン(３)で覆い、クランク軸(４)の架設方向を前後方向、図２、図３(Ａ)に示すように、クランクケース(１)の幅方向を左右方向として、クランクケース(１)の左右横壁(５)(６)に沿って前後方向にのびる一対の左右オイル通路(７)(８)を設け、図１に示すように、左オイル通路(７)を介してオイルパン(３)内のオイル(９)をオイルポンプ(１０)に吸引し、右オイル通路(８)を介してオイルポンプ(１０)からオイルを摺動部(１１)に圧送するようにしている。摺動部(１１)とはクランク軸(４)の軸受け部等である。 The configuration of the lubrication apparatus is as follows.
As shown in FIG. 1, the crankcase (1) is provided with a lower opening (2), the lower opening (2) is covered with an oil pan (3) from below, and the installation direction of the crankshaft (4) is changed back and forth. 2 and 3A, a pair extending in the front-rear direction along the left and right lateral walls (5), (6) of the crankcase (1) with the width direction of the crankcase (1) as the left-right direction. Left and right oil passages (7) and (8), and as shown in FIG. 1, the oil (9) in the oil pan (3) is sucked into the oil pump (10) through the left oil passage (7). Oil is pumped from the oil pump (10) to the sliding portion (11) via the right oil passage (8). The sliding part (11) is a bearing part of the crankshaft (4).

オイルパンから摺動部へのオイルの流れは、次の通りである。
オイルパン(３)内のオイルは、図１に示すオイルストレーナ(３７)からクランクケース(１)の左横壁(５)に沿う左オイル通路(７)を通過し、図６(Ａ)に示す調時伝動ケース(２１)にそれぞれ設けたポンプ吸込み通路(３８)、オイルポンプ(１０)、ポンプ吐出通路(３９)、オイルフィルタ(４０)、浄油通路(４１)、リブ内オイル通路(２９ｂ)、浄油出口(４２)を順に通過し、図２、図３(Ａ)に示すクランクケース(１)の右横壁(６)に沿う右オイル通路(８)を介して、各摺動部に供給される。なお、図８(Ｂ)に示すように、ポンプ吐出通路(３９)の後部にリリーフバルブ(５２)を設け、このリリーフバルブ(５２)の弁体(５３)を付勢する弁バネ(５４)の基部をクランクケース前壁(２８)で受け止めている。このため、調時伝動ケース(２１)をクランクケース前壁(２８)から取り外すと、プラグ等の着脱を行うことなく、調時伝動ケース(２１)の後からリリーフバルブ(５２)の弁体(５３)と弁バネ(５４)とを着脱することができる。 The flow of oil from the oil pan to the sliding part is as follows.
The oil in the oil pan (3) passes through the left oil passage (7) along the left lateral wall (5) of the crankcase (1) from the oil strainer (37) shown in FIG. 1, and is shown in FIG. 6 (A). The pump suction passage (38), the oil pump (10), the pump discharge passage (39), the oil filter (40), the oil purification passage (41), the oil passage (29b in the rib) provided in the timing transmission case (21), respectively. ), Passing through the oil purifying outlet (42) in order, and through the right oil passage (8) along the right lateral wall (6) of the crankcase (1) shown in FIG. 2 and FIG. To be supplied. As shown in FIG. 8B, a relief valve (52) is provided at the rear part of the pump discharge passage (39), and a valve spring (54) for urging the valve body (53) of the relief valve (52). Is received by the crankcase front wall (28). For this reason, when the timing transmission case (21) is detached from the crankcase front wall (28), the valve body ( 53) and the valve spring (54) can be attached and detached.

潤滑装置の工夫は、次の通りである。
図２、図３(Ａ)に示すように、クランクケース(１)の左右横壁(５)(６)に前後方向にのびる左右リブ(１２)(１３)を設け、この左右リブ(１２)(１３)をクランクケース(１)の左右横壁(５)(６)から内向きに***させ、この左右リブ(１２)(１３)に左右オイル通路(７)(８)を内設するに当たり、この左右リブ(１２)(１３)をクランクケース(１)の下開口部(２)に位置させている。図２に示すように、左右リブ(１２)(１３)の高さは、各上下方向中央部の高さ位置(１２ａ)(１３ａ)が、クランクケース(１)の下端(１ａ)と中間軸受け孔(１４ａ)の最下端部の高さ位置(１４ｅ)との間にくるように設定する。左右リブ(１２)(１３)の上面は、第１気筒と第２気筒の間の軸受け孔(１４ａ)の最下端部の高さ位置(１４ｅ)と同じか、それよりも低い位置に設定する。 The device of the lubrication device is as follows.
As shown in FIGS. 2 and 3 (A), left and right ribs (12) and (13) extending in the front-rear direction are provided on the left and right lateral walls (5) and (6) of the crankcase (1). 13) is lifted inward from the left and right lateral walls (5) and (6) of the crankcase (1), and the left and right ribs (12) and (13) are provided with left and right oil passages (7) and (8). The left and right ribs (12) and (13) are positioned in the lower opening (2) of the crankcase (1). As shown in FIG. 2, the height of the left and right ribs (12) and (13) is such that the height positions (12a) and (13a) at the center in the vertical direction are the lower end (1a) of the crankcase (1) and the intermediate bearing. It sets so that it may come between the height position (14e) of the lowest end part of a hole (14a). The upper surfaces of the left and right ribs (12) and (13) are set to a position equal to or lower than the height position (14e) of the lowermost end portion of the bearing hole (14a) between the first cylinder and the second cylinder. .

クランクケース(１)の右横壁(６)にその下面から上向きに位置決め用の基準孔(１８)をあけ、シリンダブロック(１９)の加工時にこの基準孔(１８)に位置決めピンを嵌入して、所定のシリンダブロック載置面上でシリンダブロック(１９)を位置決めできるようにしている。右オイル通路(８)と連通した基準孔(１８)は、シリンダブロック(１９)の加工後に打ち込んだ鋼球(２０)で封止する。なお、基準孔(１８)を左横壁(５)にあけ、基準孔(１８)と左オイル通路(７)とが連通する場合にも、同様にして、基準孔(１８)を鋼球(２０)で封止する。 A positioning reference hole (18) is opened upward from the lower surface of the right lateral wall (6) of the crankcase (1), and a positioning pin is inserted into the reference hole (18) when the cylinder block (19) is processed. The cylinder block (19) can be positioned on a predetermined cylinder block mounting surface. The reference hole (18) communicating with the right oil passage (8) is sealed with a steel ball (20) driven after the cylinder block (19) is processed. In the case where the reference hole (18) is opened in the left lateral wall (5) and the reference hole (18) and the left oil passage (7) communicate with each other, the reference hole (18) is similarly formed in the steel ball (20 ).

クランク軸の軸受け構造は、次の通りである。
図１に示すように、クランクケース(１)内を区画壁(１４)(１５)で各気筒毎に区画し、この区画壁(１４)(１５)に中間軸受け孔(１４ａ)(１５ａ)をあけ、この中間軸受け孔(１４ａ)(１５ａ)に軸受けケース(１４ｂ)(１５ｂ)を介してクランク軸(４)の中間ジャーナル部(１４ｃ)(１５ｃ)を軸受けし、クランクケース(１)の端壁(１６)に端部軸受け孔(１６ａ)をあけ、この端部軸受け孔(１６ａ)に軸受けケース(１６ｂ)を介してクランク軸(４)の端部ジャーナル部(１６ｃ)を軸受けしている。各軸受けケース(１４ｂ)(１５ｂ)(１６ｂ)には、各ジャーナル部(１４ｃ)(１５ｃ)(１６ｃ)と接する軸受けメタルを内嵌している。 The bearing structure of the crankshaft is as follows.
As shown in FIG. 1, the crankcase (1) is partitioned into cylinders by partition walls (14) (15), and intermediate bearing holes (14a) (15a) are formed in the partition walls (14) (15). The intermediate journal holes (14c) and (15c) of the crankshaft (4) are supported in the intermediate bearing holes (14a) and (15a) via the bearing cases (14b) and (15b). An end bearing hole (16a) is formed in the wall (16), and the end journal portion (16c) of the crankshaft (4) is supported by the end bearing hole (16a) through a bearing case (16b). . Each of the bearing cases (14b), (15b) and (16b) is fitted with a bearing metal in contact with each of the journal portions (14c), (15c) and (16c).

クランクケースへのクランク軸の収容方法は、次の通りである。
クランク軸(４)の中間ジャーナル部(１４ｃ)(１５ｃ)と端部ジャーナル部(１６ｃ)に各軸受けケース(１４ｂ)(１５ｂ)(１６ｂ)を取り付けたまま、クランク軸(４)を端部軸受け孔(１６ａ)に挿通させた後、中間軸受け孔(１５ａ)(１４ａ)に挿通させて、クランク軸(４)をクランクケース(１)内に収容する。このようにして、クランク軸(４)をクランクケース(１)内に収容するに当たり、図２、図４、図５に示すように、クランク軸中心軸線(４ａ)からクランクピン(１７)の最外部までの回転半径を中間軸受け孔(１４ａ)(１５ａ)や端部軸受け孔(１６ａ)の内径よりも大きくし、中間軸受け孔(１４ａ)(１５ａ)と端部軸受け孔(１６ａ)の周縁部に除肉部(１４ｄ)(１５ｄ)(１６ｄ)を設け、クランク軸(４)をクランクケース(１)内に収容する際に、クランクピン(１７)の最外部が除肉部(１４ｄ)(１５ｄ)(１６ｄ)を通過できるようにしている。 The method for accommodating the crankshaft in the crankcase is as follows.
While the bearing cases (14b), (15b) and (16b) are attached to the intermediate journal portions (14c) (15c) and the end journal portions (16c) of the crankshaft (4), the crankshaft (4) is attached to the end bearings. After passing through the hole (16a), the crankshaft (4) is accommodated in the crankcase (1) through the intermediate bearing holes (15a) (14a). In this way, when the crankshaft (4) is accommodated in the crankcase (1), as shown in FIGS. 2, 4, and 5, the crankshaft (17) is positioned from the crankshaft center axis (4a) to the end of the crankpin (17). The rotation radius to the outside is made larger than the inner diameters of the intermediate bearing holes (14a) (15a) and the end bearing holes (16a), and the peripheral edge portions of the intermediate bearing holes (14a) (15a) and the end bearing holes (16a). When the crankshaft (4) is housed in the crankcase (1), the outermost part of the crankpin (17) is the thinning part (14d) (14d) (15d) (16d). 15d) and 16d).

図４に示すように、クランクケース(１)の端壁(１６)に１個所の除肉部(１６ｄ)を設け、この除肉部(１６ｄ)を端部軸受け孔(１６ａ)の下寄りに配置している。図２に示すように、クランクケースの第１気筒と第２気筒の間の区画壁(１４)に２個所の除肉部(１４ｄ)(１４ｄ)を設けている。図５に示すように、第２気筒と第３気筒の間の区画壁(１５)にも２個所の除肉部(１５ｄ)(１５ｄ)を設けている。図４に示すように、この第２気筒と第３気筒の間の区画壁(１５)の除肉部(１５ｄ)(１５ｄ)は、クランク軸中心軸線(４ａ)と平行な向きに見て、端壁(１６)の除肉部(１６ｄ)に対して時計廻り方向と反時計廻り方向に１２０°の位相差をもって配置され、いずれも中間軸受け孔(１５ａ)の上寄りに配置されている。図２に示すように、第１気筒と第２気筒の間の区画壁(１４)の２個所の除肉部(１４ｄ)(１４ｄ)は、クランク軸中心軸線(４ａ)と平行な向きに見て、前記区画壁(１５)の除肉部(１５ｄ)(１５ｄ)と重なる位置にある。このため、この２個所の除肉部(１４ｄ)(１４ｄ)も中間軸受孔(１４ａ)の上寄りに配置されている。各除肉部(１４ｄ)(１５ｄ)(１６ｄ)の位相差は、クランク軸(４)の各クランクピン(１７)同士の位相差に合わせている。 As shown in FIG. 4, the end wall (16) of the crankcase (1) is provided with a thinned portion (16d) at one location, and this thinned portion (16d) is placed below the end bearing hole (16a). It is arranged. As shown in FIG. 2, two wall removal portions (14d) and (14d) are provided on the partition wall (14) between the first cylinder and the second cylinder of the crankcase. As shown in FIG. 5, two wall removal portions (15d) (15d) are also provided on the partition wall (15) between the second cylinder and the third cylinder. As shown in FIG. 4, the wall removal portions (15d) (15d) of the partition wall (15) between the second cylinder and the third cylinder are viewed in a direction parallel to the crankshaft central axis (4a). The end wall (16) is disposed with a phase difference of 120 ° in the clockwise direction and the counterclockwise direction with respect to the thinned portion (16d) of the end wall (16), and both are disposed above the intermediate bearing hole (15a). As shown in FIG. 2, the two thinned portions (14d) and (14d) of the partition wall (14) between the first cylinder and the second cylinder are viewed in a direction parallel to the crankshaft central axis (4a). Thus, the partition wall (15) is in a position overlapping with the thinned portions (15d) (15d). For this reason, the thinning portions (14d) and (14d) at these two locations are also arranged on the upper side of the intermediate bearing hole (14a). The phase difference between the thinned portions (14d), (15d), and (16d) is matched to the phase difference between the crank pins (17) of the crankshaft (4).

調時伝動ケースとオイルパンの関係は、次の通りである。
図１に示すように、クランクケース(１)の一端部に調時伝動ケース(２１)を取り付け、クランクケース(１)の下部にオイルパン(３)を取り付けるに当たり、調時伝動ケース(２１)の下端(２１ａ)をクランクケース(１)の下端(１ａ)の高さまで延長し、この調時伝動ケース(２１)の下方までオイルパン(３)を延長し、このオイルパン(３)の延長部(３ａ)の上端を調時伝動ケース(２１)の下端(２１ａ)に取り付けている。オイルパン(３)の延長部(３ａ)は他の部分をクランクケース(１)に取り付けるのと同様、オイルパン取付ボルト(４３)で調時伝動ケース(２１)に取り付ける。オイルパン(３)は板金製で、前後反転してもクランクケース(１)に取り付けることができるようになっている。オイルパン(３)の底壁には前後一端寄りにオイルドレイン(４４)を設け、オイルパン(３)の前後反転により、オイルドレイン(４４)の配置を前寄りか後ろ寄りか選択できるようになっている。 The relationship between the timing transmission case and the oil pan is as follows.
As shown in FIG. 1, when attaching a timing transmission case (21) to one end of the crankcase (1) and attaching an oil pan (3) to the lower part of the crankcase (1), the timing transmission case (21) The lower end (21a) of the crankcase (1) is extended to the height of the lower end (1a) of the crankcase (1), the oil pan (3) is extended below the timing transmission case (21), and the oil pan (3) is extended. The upper end of the portion (3a) is attached to the lower end (21a) of the timing transmission case (21). The extension part (3a) of the oil pan (3) is attached to the timing transmission case (21) with an oil pan attachment bolt (43) in the same manner as other parts are attached to the crankcase (1). The oil pan (3) is made of sheet metal so that it can be attached to the crankcase (1) even if it is turned upside down. An oil drain (44) is provided near the front and rear ends of the bottom wall of the oil pan (3) so that the oil pan (44) can be selected from the front or rear by inverting the oil pan (3). It has become.

補機の取付構造は、次の通りである。
図６(Ａ)に示すように、クランク軸中心軸線(４ａ)と平行な向きに見て、調時伝動ケース(２１)の下部をクランクケース(１)の横壁(６)よりも横向きに突出させ、この調時伝動ケース(２１)の横突出部(２１ｂ)に補機取付座(２２)を設けている。図７に示すように、補機取付座(２２)を調時伝動ケース(２１)の横突出部(２１ｂ)の後部に設け、補機取付座(２２)に取り付けた補機(２３)が、クランクケース(１)の横側壁(６)に沿うようにしている。図８に示すように、補機(２３)は上下一対の補機取付孔(４９)(４９)に挿通させた取付ボルトで補機取付座(２２)に取り付ける。 The auxiliary machine mounting structure is as follows.
As shown in FIG. 6 (A), the lower part of the timing transmission case (21) protrudes laterally from the lateral wall (6) of the crankcase (1) when viewed in a direction parallel to the crankshaft central axis (4a). An auxiliary machine mounting seat (22) is provided on the lateral protrusion (21b) of the timing transmission case (21). As shown in FIG. 7, an accessory mounting seat (22) is provided at the rear portion of the lateral protrusion (21b) of the timing transmission case (21), and the accessory (23) attached to the accessory mounting seat (22) is provided. The crankcase (1) extends along the side wall (6). As shown in FIG. 8, the auxiliary machine (23) is mounted on the auxiliary machine mounting seat (22) with mounting bolts inserted through a pair of upper and lower auxiliary machine mounting holes (49) (49).

アイドルギヤの取付構造は、次の通りである。
図７に示すように、クランクギヤ(２４)と補機入力ギヤ(２５)との間にアイドルギヤ(２６)を配置し、調時伝動ケース(２１)の後壁(２７)を、クランクケース前壁(２８)とオーバーラップするオーバーラップ部分(２７ａ)と、クランクケース前壁(２８)よりも横に張り出す横張出部分(２７ｂ)とで構成し、アイドルギヤ取付ボルト(２６ａ)の締結力で、オーバーラップ部分(２７ａ)をクランクケース前壁(２８)に圧接固定している。 The idle gear mounting structure is as follows.
As shown in FIG. 7, the idle gear (26) is arranged between the crank gear (24) and the auxiliary machine input gear (25), and the rear wall (27) of the timing transmission case (21) is connected to the crankcase. Consists of an overlap portion (27a) that overlaps the front wall (28) and a laterally extending portion (27b) that projects laterally from the crankcase front wall (28), and fastening the idle gear mounting bolt (26a) The overlap portion (27a) is pressed against the crankcase front wall (28) by force.

アイドルギヤを調時伝動ケースに挿入するための構造は、次の通りである。
図６(Ａ)に示すように、調時伝動ケース(２１)の前面に開口部(２１ｃ)を設け、この開口部(２１ｃ)から調時伝動ケース(２１)内に前記アイドルギヤ(２６)を挿入できるようにする。このようにするに当たり、図６(Ｂ)(Ｃ)に示すように、開口部(２１ｃ)の蓋(２９)にリブ(２９ａ)を形成し、このリブ(２９ａ)にリブ内オイル通路(２９ｂ)を内設している。このリブ内オイル通路(２９ｂ)は、オイルポンプ(１０)よりも高い位置で調時伝動ケース(２１)を左右方向に横断する浄油通路(４１)と、オイルポンプ(１０)よりも低い位置にある浄油出口(４２)との中継を行う。このリブ内オイル通路(２９ｂ)を介して左右オイル通路(７)(８)を連通させる。なお、図６(Ａ)中、アイドルギヤ(２６)は右側の鎖線の状態で開口部(２１ｃ)から調時伝動ケース(２１)内に挿入し、左側の鎖線の状態に移動させ、図９に示すように、オイルポンプ(１０)の後部でクランクギヤ(２４)と噛み合わせる。図６(Ｂ)(Ｃ)に示すように、前記蓋(２９)のリブ(２９ａ)は、蓋(２９)の表面に沿って折れ曲がり状に形成している。 The structure for inserting the idle gear into the timing transmission case is as follows.
As shown in FIG. 6 (A), an opening (21c) is provided on the front surface of the timing transmission case (21), and the idle gear (26) is provided in the timing transmission case (21) from the opening (21c). Can be inserted. In doing so, as shown in FIGS. 6B and 6C, a rib (29a) is formed in the lid (29) of the opening (21c), and an oil passage (29b in the rib) is formed in the rib (29a). ). The oil passage (29b) in the rib is positioned lower than the oil pump (10) and the oil purification passage (41) traversing the timing transmission case (21) in the left-right direction at a position higher than the oil pump (10). Relay with the oil purification outlet (42) at The left and right oil passages (7) and (8) are connected through the oil passage (29b) in the rib. In FIG. 6 (A), the idle gear (26) is inserted into the timing transmission case (21) from the opening (21c) in the state of the right chain line and moved to the state of the left chain line. As shown in FIG. 4, the rear portion of the oil pump (10) is engaged with the crank gear (24). As shown in FIGS. 6B and 6C, the rib (29a) of the lid (29) is bent along the surface of the lid (29).

補機取付座の取付構造は、次の通りである。
図７に示すように、アイドルギヤ(２６)と補機入力ギヤ(２５)との間に第２アイドルギヤ(３０)を設け、前記調時伝動ケース(２１)の後壁(２７)の横張出し部分(２７ｂ)に補機取付座(２２)を沿わせ、第２アイドルギヤ(３０)の取付ボルト(３０ａ)の締結力で補機取付座(２２)を横張出し部分(２７ｂ)に固定している。この第２アイドルギヤ(３０)も開口部(２１ｃ)から調時伝動ケース(２１)内に挿入する。図８に示すように、補機取付座(２２)は第２アイドルギヤ(３０)の取付ボルト(３０ａ)と３個所の取付座取付孔(５０)に挿通した取付ボルト(５１)の締結力で横張出し部分(２７ｂ)に固定している。 The mounting structure of the accessory mounting seat is as follows.
As shown in FIG. 7, a second idle gear (30) is provided between the idle gear (26) and the accessory input gear (25), and the side wall of the timing transmission case (21) is placed next to the rear wall (27). Auxiliary equipment mounting seat (22) is placed along the overhanging portion (27b), and the auxiliary equipment mounting seat (22) is fixed to the lateral overhanging portion (27b) by the fastening force of the mounting bolt (30a) of the second idle gear (30). is doing. The second idle gear (30) is also inserted into the timing transmission case (21) from the opening (21c). As shown in FIG. 8, the accessory mounting seat (22) has a fastening force of the mounting bolt (51) inserted through the mounting bolt (30a) of the second idle gear (30) and the mounting seat mounting holes (50) at three locations. It is fixed to the laterally projecting portion (27b).

ギヤの噛み合い個所への給油構造は、次の通りである。
図９に示すように、クランク軸中心軸線(４ａ)と平行な向きに見て、第２アイドルギヤ(３０)を補機入力ギヤ(２５)にその左上から噛み合わせた状態で観察して、第２アイドルギヤ(３０)が時計廻りで、補機入力ギヤ(２５)が反時計廻りとなるようにし、補機入力ギヤ(２５)を収容したギヤ収容室(３１)の底(３１ａ)に溜まるオイルが、補機入力ギヤ(２５)の回転でギヤ収容室(３１)の内周面に沿って持ち上げられ、第２アイドルギヤ(３０)と補機入力ギヤ(２５)との噛み合い個所(３２)にその上方から供給されるようにしている。 The oil supply structure to the meshing part of the gear is as follows.
As shown in FIG. 9, when viewed in a direction parallel to the crankshaft central axis (4a), the second idle gear (30) is observed in mesh with the accessory input gear (25) from the upper left, The second idle gear (30) is clockwise and the accessory input gear (25) is counterclockwise, and the bottom (31a) of the gear housing chamber (31) containing the accessory input gear (25) is placed. The accumulated oil is lifted along the inner peripheral surface of the gear housing chamber (31) by the rotation of the auxiliary machine input gear (25), and the meshing point between the second idle gear (30) and the auxiliary machine input gear (25) ( 32) from above.

補機の機能は、次の通りである。
補機(２３)は油圧ポンプであり、この油圧ポンプでエンジンの外部負荷に対する出力を行えるようにしている。この油圧ポンプはエンジンの外部負荷に対する全出力を行ういわゆる全負荷取り出し用の油圧ポンプである。 The functions of the auxiliary equipment are as follows.
The auxiliary machine (23) is a hydraulic pump, and this hydraulic pump can output an external load of the engine. This hydraulic pump is a so-called full load hydraulic pump that performs full output with respect to an external load of the engine.

調時伝動ケース内のギヤトレインの構造は、次の通りである。
図９に示すように、クランク軸中心軸線(４ａ)と平行な向きに正面から見て、クランクギヤ(２４)にその右側からアイドルギヤ(２６)を噛み合わせ、アイドルギヤ(２６)にその右側から第２アイドルギヤ(３０)を噛み合わせ、第２アイドルギヤ(３０)にその右下から補機入力ギヤ(２５)を噛み合わせている。また、クランクギヤ(２４)にその上から第３アイドルギヤ(４５)を噛み合わせ、第３アイドルギヤ(４５)にその右上から動弁カムギヤ(４６)を噛み合わせ、第３アイドルギヤ(４５)にその左上から燃料噴射カムギヤ(４７)を噛み合わせ、燃料噴射カムギヤ(４７)にその左下からガバナ入力ギヤ(４８)を噛み合わせている。 The structure of the gear train in the timing transmission case is as follows.
As shown in FIG. 9, when viewed from the front in a direction parallel to the center axis (4a) of the crankshaft, the idle gear (26) is meshed with the crank gear (24) from the right side thereof, and the right side of the idle gear (26) is meshed with the right side thereof. The second idle gear (30) is meshed with the second idle gear (30), and the accessory input gear (25) is meshed with the second idle gear (30) from the lower right. Further, the third idle gear (45) is engaged with the crank gear (24) from above, the valve gear cam (46) is engaged with the third idle gear (45) from the upper right, and the third idle gear (45) is engaged. The fuel injection cam gear (47) is meshed with the upper left side, and the governor input gear (48) is meshed with the fuel injection cam gear (47) from the lower left side.

本発明の実施形態に係るエンジンの縦断側面図である。It is a vertical side view of the engine which concerns on embodiment of this invention. 図１のII−II線断面図である。It is the II-II sectional view taken on the line of FIG. 図１のエンジンのシリンダブロックを説明する図で、図３(Ａ)は底面図、図３(Ｂ)は図３(Ａ)のＢ−Ｂ線断面図である。FIG. 3A is a bottom view and FIG. 3B is a cross-sectional view taken along the line BB of FIG. 3A. 図１のエンジンのシリンダブロックの背面図である。It is a rear view of the cylinder block of the engine of FIG. 図３のV−V線断面図である。It is the VV sectional view taken on the line of FIG. 図１のエンジンのギヤケースを説明する図で、図６(Ａ)は正面図、図６(Ｂ)は蓋の正面図、図６(Ｃ)は蓋の背面図である。FIG. 6A is a front view, FIG. 6B is a front view of the lid, and FIG. 6C is a rear view of the lid. 図１のエンジンのギヤケースとその周辺の横断底面図である。FIG. 2 is a transverse bottom view of the engine gear case of FIG. 1 and its surroundings. 図１のエンジンのギヤケースを説明する図で、図８(Ａ)は背面図、図８(Ｂ)は図８(Ａ)のＢ−Ｂ線断面図である。FIG. 8A is a rear view, and FIG. 8B is a cross-sectional view taken along the line BB of FIG. 8A. 図１のエンジンのギヤケースの縦断正面図である。It is a vertical front view of the gear case of the engine of FIG.

符号の説明Explanation of symbols

(１)…クランクケース、(１ａ)…下端、(２)…下開口部、(３)…オイルパン、(３ａ)…延長部、(４)…クランク軸、(４ａ)…クランク軸中心軸線、(５)…左横壁、(６)…右横壁、(７)…左オイル通路、(８)…右オイル通路、(１２)…左リブ、(１３)…右リブ、(１４)…区画壁、(１４ａ)…中間軸受け孔、(１４ｂ)…軸受けケース、(１４ｃ)…中間ジャーナル部、(１４ｄ)…除肉部、(１５)…区画壁、(１５ａ)…中間軸受け孔、(１５ｂ)…軸受けケース、(１５ｃ)…中間ジャーナル部、(１５ｄ)…除肉部、(１６)…端壁、(１６ａ)…端部軸受け孔、(１６ｂ)…軸受けケース、(１６ｃ)…端部ジャーナル部、(１６ｄ)…除肉部、(１７)…クランクピン、(１８)…基準孔、(１９)…シリンダブロック、(２０)…鋼球、(２１)…調時伝動ケース、(２１ａ)…下端、(２１ｂ)…横突出部、(２１ｃ)…開口部、(２２)…補機取付座、(２３)…補機、(２４)…クランクギヤ、(２５)…補機入力ギヤ、(２６)…アイドルギヤ、(２６ａ)…アイドルギヤ取付ボルト、(２７)…後壁、(２７ａ)…オーバーラップ部分、(２７ｂ)…横張り出し部、(２８)…クランクケース前壁、(２９)…蓋、(２９ａ)…リブ、(２９ｂ)…リブ内オイル通路、(３０)…第２アイドルギヤ、(３１)…ギヤ収容室、(３１ａ)…底、(３２)…噛み合い個所。 (1) ... Crank case, (1a) ... Lower end, (2) ... Lower opening, (3) ... Oil pan, (3a) ... Extension part, (4) ... Crankshaft, (4a) ... Crankshaft center axis (5) ... Left side wall, (6) ... Right side wall, (7) ... Left oil passage, (8) ... Right oil passage, (12) ... Left rib, (13) ... Right rib, (14) ... Partition Wall, (14a): Intermediate bearing hole, (14b): Bearing case, (14c): Intermediate journal part, (14d): Wall removal part, (15) ... Partition wall, (15a) ... Intermediate bearing hole, (15b ) ... Bearing case, (15c) ... Intermediate journal part, (15d) ... Decarburization part, (16) ... End wall, (16a) ... End bearing hole, (16b) ... Bearing case, (16c) ... End part Journal part, (16d) ... Decarburization part, (17) ... Crank pin, (18) ... Reference hole, (19) ... Cylinder block, (20) ... Steel ball, (21) ... Timing transmission case, (21a )… Lower end, (21b)… Horizontal Projection, (21c) ... Opening, (22) ... Auxiliary machine mounting seat, (23) ... Auxiliary machine, (24) ... Crank gear, (25) ... Auxiliary machine input gear, (26) ... Idle gear, 26a) ... idle gear mounting bolt, (27) ... rear wall, (27a) ... overlap part, (27b) ... lateral projection, (28) ... front wall of crankcase, (29) ... lid, (29a) ... Rib, (29b) ... oil passage in rib, (30) ... second idle gear, (31) ... gear housing chamber, (31a) ... bottom, (32) ... meshing location.

Claims

クランクケース(１)に下開口部(２)を設け、この下開口部(２)を下方からオイルパン(３)で覆い、クランク軸(４)の架設方向を前後方向、クランクケース(１)の幅方向を左右方向として、クランクケース(１)の左右横壁(５)(６)に沿って前後方向にのびる一対の左右オイル通路(７)(８)を設けた、エンジンにおいて、
クランクケース(１)の左右横壁(５)(６)に前後方向にのびる左右リブ(１２)(１３)を設け、この左右リブ(１２)(１３)をクランクケース(１)の左右横壁(５)(６)から内向きに***させ、この左右リブ(１２)(１３)に左右オイル通路(７)(８)を内設するに当たり、この左右リブ(１２)(１３)をクランクケース(１)の下開口部(２)に位置させ、
クランクケース(１)内を区画壁(１４)(１５)で各気筒毎に区画し、この区画壁(１４)(１５)に中間軸受け孔(１４ａ)(１５ａ)をあけ、この中間軸受け孔(１４ａ)(１５ａ)に軸受けケース(１４ｂ)(１５ｂ)を介してクランク軸(４)の中間ジャーナル部(１４ｃ)(１５ｃ)を軸受けし、クランクケース(１)の端壁(１６)に端部軸受け孔(１６ａ)をあけ、この端部軸受け孔(１６ａ)に軸受けケース(１６ｂ)を介してクランク軸(４)の端部ジャーナル部(１６ｃ)を軸受けし、
クランク軸(４)の中間ジャーナル部(１４ｃ)(１５ｃ)と端部ジャーナル部(１６ｃ)に各軸受けケース(１４ｂ)(１５ｂ)(１６ｂ)を取り付けたまま、クランク軸(４)を端部軸受け孔(１６ａ)に挿通させた後、中間軸受け孔(１５ａ)(１４ａ)に挿通させて、クランク軸(４)をクランクケース(１)内に収容するに当たり、
クランク軸中心軸線(４ａ)からクランクピン(１７)の最外部までの回転半径を中間軸受け孔(１４ａ)(１５ａ)や端部軸受け孔(１６ａ)の内径よりも大きくし、中間軸受け孔(１４ａ)(１５ａ)と端部軸受け孔(１６ａ)の周縁部に除肉部(１４ｄ)(１５ｄ)(１６ｄ)を設け、クランク軸(４)をクランクケース(１)内に収容する際に、クランクピン(１７)の最外部が除肉部(１４ｄ)(１５ｄ)(１６ｄ)を通過できるようにし、
前記中間軸受け孔(１４ａ)(１５ａ)の除肉部(１４ｄ)(１５ｄ)を前記中間軸受け孔(１４ａ)(１５ａ)の上寄りに配置した、ことを特徴とするエンジン。 The crankcase (1) is provided with a lower opening (2), the lower opening (2) is covered with an oil pan (3) from below, the crankshaft (4) is installed in the front-rear direction, and the crankcase (1) In an engine provided with a pair of left and right oil passages (7), (8) extending in the front-rear direction along the left and right lateral walls (5), (6) of the crankcase (1), with the width direction of
Left and right ribs (12) and (13) extending in the front-rear direction are provided on the left and right lateral walls (5) and (6) of the crankcase (1), and the left and right ribs (12) and (13) are connected to the left and right lateral walls (5 and 5) of the crankcase (1). ) (6), and the right and left oil passages (7) and (8) are installed in the left and right ribs (12) and (13). ) Located in the lower opening (2) ,
The inside of the crankcase (1) is partitioned for each cylinder by partition walls (14) and (15), and intermediate bearing holes (14a) and (15a) are formed in the partition walls (14) and (15). 14a) and 15a are supported by intermediate journal portions (14c) and (15c) of the crankshaft (4) through bearing cases (14b) and (15b), and end portions are formed on the end wall (16) of the crankcase (1). A bearing hole (16a) is opened, and the end journal portion (16c) of the crankshaft (4) is supported through the bearing case (16b) in the end bearing hole (16a).
While the bearing cases (14b), (15b) and (16b) are attached to the intermediate journal portions (14c) (15c) and the end journal portions (16c) of the crankshaft (4), the crankshaft (4) is attached to the end bearings. When the crankshaft (4) is accommodated in the crankcase (1) by being inserted through the hole (16a) and then inserted into the intermediate bearing holes (15a) (14a),
The radius of rotation from the crankshaft center axis (4a) to the outermost part of the crankpin (17) is made larger than the inner diameters of the intermediate bearing holes (14a) (15a) and the end bearing holes (16a), and the intermediate bearing holes (14a ) (15a) and a peripheral portion of the end bearing hole (16a) are provided with thinning portions (14d), (15d) and (16d), and when the crankshaft (4) is housed in the crankcase (1), So that the outermost part of the pin (17) can pass through the thinning portions (14d) (15d) (16d) ,
An engine characterized in that the thinned portions (14d) and (15d) of the intermediate bearing holes (14a) and (15a) are disposed above the intermediate bearing holes (14a) and (15a).

クランクケース(１)に下開口部(２)を設け、この下開口部(２)を下方からオイルパン(３)で覆い、クランク軸(４)の架設方向を前後方向、クランクケース(１)の幅方向を左右方向として、クランクケース(１)の左右横壁(５)(６)に沿って前後方向にのびる一対の左右オイル通路(７)(８)を設けた、エンジンにおいて、
クランクケース(１)の左右横壁(５)(６)に前後方向にのびる左右リブ(１２)(１３)を設け、この左右リブ(１２)(１３)をクランクケース(１)の左右横壁(５)(６)から内向きに***させ、この左右リブ(１２)(１３)に左右オイル通路(７)(８)を内設するに当たり、この左右リブ(１２)(１３)をクランクケース(１)の下開口部(２)に位置させ、
クランクケース(１)の横壁(５)にその下面から上向きに位置決め用の基準孔(１８)をあけ、シリンダブロック(１９)の加工時にこの基準孔(１８)に位置決めピンを嵌入して、所定のシリンダブロック載置面上でシリンダブロック(１９)を位置決めできるようにするに当たり、
左右オイル通路(７)(８)のいずれかと連通した基準孔(１８)を、シリンダブロック(１９)の加工後に打ち込んだ鋼球(２０)で封止した、ことを特徴とするエンジン。 The crankcase (1) is provided with a lower opening (2), the lower opening (2) is covered with an oil pan (3) from below, the crankshaft (4) is installed in the front-rear direction, and the crankcase (1) In an engine provided with a pair of left and right oil passages (7), (8) extending in the front-rear direction along the left and right lateral walls (5), (6) of the crankcase (1), with the width direction of
Left and right ribs (12) and (13) extending in the front-rear direction are provided on the left and right lateral walls (5) and (6) of the crankcase (1), and the left and right ribs (12) and (13) are connected to the left and right lateral walls (5 and 5) of the crankcase (1). ) (6), and the right and left oil passages (7) and (8) are installed in the left and right ribs (12) and (13). ) Located in the lower opening (2),
A positioning reference hole (18) is formed in the horizontal wall (5) of the crankcase (1) upward from its lower surface, and a positioning pin is inserted into the reference hole (18) when the cylinder block (19) is processed. In order to be able to position the cylinder block (19) on the cylinder block mounting surface of
An engine characterized in that a reference hole (18) communicating with any of the left and right oil passages (7), (8) is sealed with a steel ball (20) driven after the cylinder block (19) is processed.

請求項２に記載したエンジンにおいて、  The engine according to claim 2,
クランクケース(１)内を区画壁(１４)(１５)で各気筒毎に区画し、この区画壁(１４)(１５)に中間軸受け孔(１４ａ)(１５ａ)をあけ、この中間軸受け孔(１４ａ)(１５ａ)に軸受けケース(１４ｂ)(１５ｂ)を介してクランク軸(４)の中間ジャーナル部(１４ｃ)(１５ｃ)を軸受けし、クランクケース(１)の端壁(１６)に端部軸受け孔(１６ａ)をあけ、この端部軸受け孔(１６ａ)に軸受けケース(１６ｂ)を介してクランク軸(４)の端部ジャーナル部(１６ｃ)を軸受けし、  The inside of the crankcase (1) is partitioned for each cylinder by partition walls (14) and (15), and intermediate bearing holes (14a) and (15a) are formed in the partition walls (14) and (15). 14a) and 15a are supported by intermediate journal portions (14c) and (15c) of the crankshaft (4) through bearing cases (14b) and (15b), and end portions are formed on the end wall (16) of the crankcase (1). A bearing hole (16a) is opened, and the end journal portion (16c) of the crankshaft (4) is supported through the bearing case (16b) in the end bearing hole (16a).
クランク軸(４)の中間ジャーナル部(１４ｃ)(１５ｃ)と端部ジャーナル部(１６ｃ)に各軸受けケース(１４ｂ)(１５ｂ)(１６ｂ)を取り付けたまま、クランク軸(４)を端部軸受け孔(１６ａ)に挿通させた後、中間軸受け孔(１５ａ)(１４ａ)に挿通させて、クランク軸(４)をクランクケース(１)内に収容するに当たり、  While the bearing cases (14b), (15b) and (16b) are attached to the intermediate journal portions (14c) (15c) and the end journal portions (16c) of the crankshaft (4), the crankshaft (4) is attached to the end bearings. When the crankshaft (4) is accommodated in the crankcase (1) by being inserted through the hole (16a) and then inserted into the intermediate bearing holes (15a) (14a),
クランク軸中心軸線(４ａ)からクランクピン(１７)の最外部までの回転半径を中間軸受け孔(１４ａ)(１５ａ)や端部軸受け孔(１６ａ)の内径よりも大きくし、中間軸受け孔(１４ａ)(１５ａ)と端部軸受け孔(１６ａ)の周縁部に除肉部(１４ｄ)(１５ｄ)(１６ｄ)を設け、クランク軸(４)をクランクケース(１)内に収容する際に、クランクピン(１７)の最外部が除肉部(１４ｄ)(１５ｄ)(１６ｄ)を通過できるようにした、ことを特徴とするエンジン。  The radius of rotation from the crankshaft center axis (4a) to the outermost part of the crankpin (17) is made larger than the inner diameters of the intermediate bearing holes (14a) (15a) and the end bearing holes (16a), and the intermediate bearing holes (14a ) (15a) and a peripheral portion of the end bearing hole (16a) are provided with thinning portions (14d), (15d) and (16d), and when the crankshaft (4) is housed in the crankcase (1), An engine characterized in that the outermost part of the pin (17) is allowed to pass through the thinning portions (14d) (15d) (16d).

請求項３に記載したエンジンにおいて、The engine according to claim 3,
前記中間軸受け孔(１４ａ)(１５ａ)の除肉部(１４ｄ)(１５ｄ)を前記中間軸受け孔(１４ａ)(１５ａ)の上寄りに配置した、ことを特徴とするエンジン。An engine characterized in that the thinned portions (14d) and (15d) of the intermediate bearing holes (14a) and (15a) are disposed above the intermediate bearing holes (14a) and (15a).

請求項１から請求項４のいずれかに記載したエンジンにおいて、
クランクケース(１)の一端部に調時伝動ケース(２１)を取り付け、クランクケース(１)の下部にオイルパン(３)を取り付けるに当たり、
調時伝動ケース(２１)の下端(２１ａ)をクランクケース(１)の下端(１ａ)の高さまで延長し、この調時伝動ケース(２１)の下方までオイルパン(３)を延長し、このオイルパン(３)の延長部(３ａ)の上端を調時伝動ケース(２１)の下端(２１ａ)に取り付けた、ことを特徴とするエンジン。 The engine according to any one of claims 1 to 4,
When attaching the timing transmission case (21) to one end of the crankcase (1) and attaching the oil pan (3) to the lower part of the crankcase (1),
The lower end (21a) of the timing transmission case (21) is extended to the height of the lower end (1a) of the crankcase (1), and the oil pan (3) is extended below the timing transmission case (21). The engine characterized by attaching the upper end of the extension part (3a) of the oil pan (3) to the lower end (21a) of the timing transmission case (21).

請求項５に記載したエンジンにおいて、
クランク軸中心軸線(４ａ)と平行な向きに見て、調時伝動ケース(２１)の下部をクランクケース(１)の横壁(６)よりも横向きに突出させ、この調時伝動ケース(２１)の横突出部(２１ｂ)に補機取付座(２２)を設けた、ことを特徴とするエンジン。 The engine according to claim 5,
When viewed in a direction parallel to the crankshaft central axis (4a), the lower part of the timing transmission case (21) protrudes laterally from the lateral wall (6) of the crankcase (1), and this timing transmission case (21) An engine having an accessory mounting seat (22) provided on the lateral projection (21b) of the engine.

請求項６に記載したエンジンにおいて、
クランク軸(４)の架設方向である前後方向のうち、調時伝動ケース(２１)側を前、その反対側を後として、
補機取付座(２２)を調時伝動ケース(２１)の横突出部(２１ｂ)の後部に設け、補機取付座(２２)に取り付けた補機(２３)が、クランクケース(１)の横側壁(６)に沿うようにした、ことを特徴とするエンジン。 The engine according to claim 6,
Of the longitudinal direction of the crankshaft (4), the timing transmission case (21) side is the front and the opposite side is the rear.
An accessory mounting seat (22) is provided at the rear of the lateral protrusion (21b) of the timing transmission case (21), and the accessory (23) attached to the accessory mounting seat (22) is attached to the crankcase (1). An engine characterized by being along the side wall (6).

請求項６または請求項７に記載したエンジンにおいて、
クランク軸(４)の架設方向である前後方向のうち、調時伝動ケース(２１)側を前、その反対側を後として、
クランクギヤ(２４)と補機入力ギヤ(２５)との間にアイドルギヤ(２６)を配置し、調時伝動ケース(２１)の後壁(２７)を、クランクケース前壁(２８)とオーバーラップするオーバーラップ部分(２７ａ)と、クランクケース前壁(２８)よりも横に張り出す横張出部分(２７ｂ)とで構成し、アイドルギヤ取付ボルト(２６ａ)の締結力で、オーバーラップ部分(２７ａ)をクランクケース前壁(２８)に圧接固定した、ことを特徴とするエンジン。 The engine according to claim 6 or claim 7,
Of the longitudinal direction of the crankshaft (4), the timing transmission case (21) side is the front and the opposite side is the rear.
An idle gear (26) is disposed between the crank gear (24) and the auxiliary machine input gear (25), and the rear wall (27) of the timing transmission case (21) is placed over the crank case front wall (28). The overlap portion (27a) that wraps and the laterally extended portion (27b) that projects laterally from the crankcase front wall (28) are formed by the fastening force of the idle gear mounting bolt (26a). An engine characterized in that 27a) is fixed in pressure contact with the crankcase front wall (28).

クランクケース(１)に下開口部(２)を設け、この下開口部(２)を下方からオイルパン(３)で覆い、クランク軸(４)の架設方向を前後方向、クランクケース(１)の幅方向を左右方向として、クランクケース(１)の左右横壁(５)(６)に沿って前後方向にのびる一対の左右オイル通路(７)(８)を設けた、エンジンにおいて、
クランクケース(１)の左右横壁(５)(６)に前後方向にのびる左右リブ(１２)(１３)を設け、この左右リブ(１２)(１３)をクランクケース(１)の左右横壁(５)(６)から内向きに***させ、この左右リブ(１２)(１３)に左右オイル通路(７)(８)を内設するに当たり、この左右リブ(１２)(１３)をクランクケース(１)の下開口部(２)に位置させ、
クランクケース(１)の一端部に調時伝動ケース(２１)を取り付け、クランクケース(１)の下部にオイルパン(３)を取り付けるに当たり、
調時伝動ケース(２１)の下端(２１ａ)をクランクケース(１)の下端(１ａ)の高さまで延長し、この調時伝動ケース(２１)の下方までオイルパン(３)を延長し、このオイルパン(３)の延長部(３ａ)の上端を調時伝動ケース(２１)の下端(２１ａ)に取り付け、
クランク軸中心軸線(４ａ)と平行な向きに見て、調時伝動ケース(２１)の下部をクランクケース(１)の横壁(６)よりも横向きに突出させ、この調時伝動ケース(２１)の横突出部(２１ｂ)に補機取付座(２２)を設け、
クランク軸(４)の架設方向である前後方向のうち、調時伝動ケース(２１)側を前、その反対側を後として、
クランクギヤ(２４)と補機入力ギヤ(２５)との間にアイドルギヤ(２６)を配置し、調時伝動ケース(２１)の後壁(２７)を、クランクケース前壁(２８)とオーバーラップするオーバーラップ部分(２７ａ)と、クランクケース前壁(２８)よりも横に張り出す横張出部分(２７ｂ)とで構成し、アイドルギヤ取付ボルト(２６ａ)の締結力で、オーバーラップ部分(２７ａ)をクランクケース前壁(２８)に圧接固定し、
調時伝動ケース(２１)の前面に開口部(２１ｃ)を設け、この開口部(２１ｃ)から調時伝動ケース(２１)内に前記アイドルギヤ(２６)を挿入できるようにするに当たり、開口部(２１ｃ)の蓋(２９)にリブ(２９ａ)を形成し、このリブ(２９ａ)にリブ内オイル通路(２９ｂ)を内設し、このリブ内オイル通路(２９ｂ)を介して左右オイル通路(７)(８)を連通させた、ことを特徴とするエンジン。 The crankcase (1) is provided with a lower opening (2), the lower opening (2) is covered with an oil pan (3) from below, the crankshaft (4) is installed in the front-rear direction, and the crankcase (1) In an engine provided with a pair of left and right oil passages (7), (8) extending in the front-rear direction along the left and right lateral walls (5), (6) of the crankcase (1), with the width direction of
Left and right ribs (12) and (13) extending in the front-rear direction are provided on the left and right lateral walls (5) and (6) of the crankcase (1), and the left and right ribs (12) and (13) are connected to the left and right lateral walls (5 and 5) of the crankcase (1). ) (6), and the right and left oil passages (7) and (8) are installed in the left and right ribs (12) and (13). ) Located in the lower opening (2),
When attaching the timing transmission case (21) to one end of the crankcase (1) and attaching the oil pan (3) to the lower part of the crankcase (1),
The lower end (21a) of the timing transmission case (21) is extended to the height of the lower end (1a) of the crankcase (1), and the oil pan (3) is extended below the timing transmission case (21). Attach the upper end of the extension (3a) of the oil pan (3) to the lower end (21a) of the timing transmission case (21),
When viewed in a direction parallel to the crankshaft central axis (4a), the lower part of the timing transmission case (21) protrudes laterally from the lateral wall (6) of the crankcase (1), and this timing transmission case (21) An auxiliary machine mounting seat (22) is provided on the lateral projection (21b) of
Of the longitudinal direction of the crankshaft (4), the timing transmission case (21) side is the front and the opposite side is the rear.
An idle gear (26) is disposed between the crank gear (24) and the auxiliary machine input gear (25), and the rear wall (27) of the timing transmission case (21) is placed over the crank case front wall (28). The overlap portion (27a) that wraps and the laterally extended portion (27b) that projects laterally from the crankcase front wall (28) are formed by the fastening force of the idle gear mounting bolt (26a). 27a) is pressure-fixed to the crankcase front wall (28),
An opening (21c) is provided on the front surface of the timing transmission case (21), and the idle gear (26) can be inserted into the timing transmission case (21) from the opening (21c). A rib (29a) is formed in the lid (29) of (21c), an oil passage (29b) in the rib is provided in the rib (29a), and left and right oil passages ( 7) An engine characterized by communicating (8).

請求項９に記載したエンジンにおいて、The engine according to claim 9, wherein
補機取付座(２２)を調時伝動ケース(２１)の横突出部(２１ｂ)の後部に設け、補機取付座(２２)に取り付けた補機(２３)が、クランクケース(１)の横側壁(６)に沿うようにした、ことを特徴とするエンジン。 An accessory mounting seat (22) is provided at the rear of the lateral protrusion (21b) of the timing transmission case (21), and the accessory (23) attached to the accessory mounting seat (22) is attached to the crankcase (1). An engine characterized by being along the side wall (6).

請求項９または請求項１０に記載したエンジンにおいて、The engine according to claim 9 or 10,
クランクケース(１)内を区画壁(１４)(１５)で各気筒毎に区画し、この区画壁(１４)(１５)に中間軸受け孔(１４ａ)(１５ａ)をあけ、この中間軸受け孔(１４ａ)(１５ａ)に軸受けケース(１４ｂ)(１５ｂ)を介してクランク軸(４)の中間ジャーナル部(１４ｃ)(１５ｃ)を軸受けし、クランクケース(１)の端壁(１６)に端部軸受け孔(１６ａ)をあけ、この端部軸受け孔(１６ａ)に軸受けケース(１６ｂ)を介してクランク軸(４)の端部ジャーナル部(１６ｃ)を軸受けし、  The inside of the crankcase (1) is partitioned for each cylinder by partition walls (14) and (15), and intermediate bearing holes (14a) and (15a) are formed in the partition walls (14) and (15). 14a) and 15a are supported by intermediate journal portions (14c) and (15c) of the crankshaft (4) through bearing cases (14b) and (15b), and end portions are formed on the end wall (16) of the crankcase (1). A bearing hole (16a) is opened, and the end journal portion (16c) of the crankshaft (4) is supported through the bearing case (16b) in the end bearing hole (16a).
クランク軸(４)の中間ジャーナル部(１４ｃ)(１５ｃ)と端部ジャーナル部(１６ｃ)に各軸受けケース(１４ｂ)(１５ｂ)(１６ｂ)を取り付けたまま、クランク軸(４)を端部軸受け孔(１６ａ)に挿通させた後、中間軸受け孔(１５ａ)(１４ａ)に挿通させて、クランク軸(４)をクランクケース(１)内に収容するに当たり、  While the bearing cases (14b), (15b) and (16b) are attached to the intermediate journal portions (14c) (15c) and the end journal portions (16c) of the crankshaft (4), the crankshaft (4) is attached to the end bearings. When the crankshaft (4) is accommodated in the crankcase (1) by being inserted through the hole (16a) and then inserted into the intermediate bearing holes (15a) (14a),
クランク軸中心軸線(４ａ)からクランクピン(１７)の最外部までの回転半径を中間軸受け孔(１４ａ)(１５ａ)や端部軸受け孔(１６ａ)の内径よりも大きくし、中間軸受け孔(１４ａ)(１５ａ)と端部軸受け孔(１６ａ)の周縁部に除肉部(１４ｄ)(１５ｄ)(１６ｄ)を設け、クランク軸(４)をクランクケース(１)内に収容する際に、クランクピン(１７)の最外部が除肉部(１４ｄ)(１５ｄ)(１６ｄ)を通過できるようにした、ことを特徴とするエンジン。  The radius of rotation from the crankshaft center axis (4a) to the outermost part of the crankpin (17) is made larger than the inner diameters of the intermediate bearing holes (14a) (15a) and the end bearing holes (16a), and the intermediate bearing holes (14a ) (15a) and a peripheral portion of the end bearing hole (16a) are provided with thinning portions (14d), (15d) and (16d), and when the crankshaft (4) is housed in the crankcase (1), An engine characterized in that the outermost part of the pin (17) is allowed to pass through the thinning portions (14d) (15d) (16d).

請求項１１に記載したエンジンにおいて、The engine according to claim 11, wherein
前記中間軸受け孔(１４ａ)(１５ａ)の除肉部(１４ｄ)(１５ｄ)を前記中間軸受け孔(１４ａ)(１５ａ)の上寄りに配置した、ことを特徴とするエンジン。 An engine characterized in that the thinned portions (14d) and (15d) of the intermediate bearing holes (14a) and (15a) are disposed above the intermediate bearing holes (14a) and (15a).

請求項９から請求項１２のいずれかに記載したエンジンにおいて、The engine according to any one of claims 9 to 12,
クランクケース(１)の横壁(５)にその下面から上向きに位置決め用の基準孔(１８)をあけ、シリンダブロック(１９)の加工時にこの基準孔(１８)に位置決めピンを嵌入して、所定のシリンダブロック載置面上でシリンダブロック(１９)を位置決めできるようにするに当たり、A positioning reference hole (18) is formed in the horizontal wall (5) of the crankcase (1) upward from its lower surface, and a positioning pin is inserted into the reference hole (18) when the cylinder block (19) is processed. In order to be able to position the cylinder block (19) on the cylinder block mounting surface of
左右オイル通路(７)(８)のいずれかと連通した基準孔(１８)を、シリンダブロック(１９)の加工後に打ち込んだ鋼球(２０)で封止した、ことを特徴とするエンジン。 An engine characterized in that a reference hole (18) communicating with any of the left and right oil passages (7), (8) is sealed with a steel ball (20) driven after the cylinder block (19) is processed.

請求項９から請求項１３のいずれかに記載したエンジンにおいて、
前記蓋(２９)のリブ(２９ａ)を蓋(２９)の表面に沿って折れ曲がり状に形成した、ことを特徴とするエンジン。 The engine according to any one of claims 9 to 13 ,
An engine characterized in that the rib (29a) of the lid (29) is formed to be bent along the surface of the lid (29).

クランクケース(１)に下開口部(２)を設け、この下開口部(２)を下方からオイルパン(３)で覆い、クランク軸(４)の架設方向を前後方向、クランクケース(１)の幅方向を左右方向として、クランクケース(１)の左右横壁(５)(６)に沿って前後方向にのびる一対の左右オイル通路(７)(８)を設けた、エンジンにおいて、
クランクケース(１)の左右横壁(５)(６)に前後方向にのびる左右リブ(１２)(１３)を設け、この左右リブ(１２)(１３)をクランクケース(１)の左右横壁(５)(６)から内向きに***させ、この左右リブ(１２)(１３)に左右オイル通路(７)(８)を内設するに当たり、この左右リブ(１２)(１３)をクランクケース(１)の下開口部(２)に位置させ、
クランクケース(１)の一端部に調時伝動ケース(２１)を取り付け、クランクケース(１)の下部にオイルパン(３)を取り付けるに当たり、
調時伝動ケース(２１)の下端(２１ａ)をクランクケース(１)の下端(１ａ)の高さまで延長し、この調時伝動ケース(２１)の下方までオイルパン(３)を延長し、このオイルパン(３)の延長部(３ａ)の上端を調時伝動ケース(２１)の下端(２１ａ)に取り付け、
クランク軸中心軸線(４ａ)と平行な向きに見て、調時伝動ケース(２１)の下部をクランクケース(１)の横壁(６)よりも横向きに突出させ、この調時伝動ケース(２１)の横突出部(２１ｂ)に補機取付座(２２)を設け、
クランク軸(４)の架設方向である前後方向のうち、調時伝動ケース(２１)側を前、その反対側を後として、
クランクギヤ(２４)と補機入力ギヤ(２５)との間にアイドルギヤ(２６)を配置し、調時伝動ケース(２１)の後壁(２７)を、クランクケース前壁(２８)とオーバーラップするオーバーラップ部分(２７ａ)と、クランクケース前壁(２８)よりも横に張り出す横張出部分(２７ｂ)とで構成し、アイドルギヤ取付ボルト(２６ａ)の締結力で、オーバーラップ部分(２７ａ)をクランクケース前壁(２８)に圧接固定し、
前記アイドルギヤ(２６)と補機入力ギヤ(２５)との間に第２アイドルギヤ(３０)を設け、前記調時伝動ケース(２１)の後壁(２７)の横張出し部分(２７ｂ)に補機取付座(２２)を沿わせ、第２アイドルギヤ(３０)の取付ボルト(３０ａ)の締結力で補機取付座(２２)を上記横張出し部分(２７ｂ)に固定した、ことを特徴とするエンジン。 The crankcase (1) is provided with a lower opening (2), the lower opening (2) is covered with an oil pan (3) from below, the crankshaft (4) is installed in the front-rear direction, and the crankcase (1) In an engine provided with a pair of left and right oil passages (7), (8) extending in the front-rear direction along the left and right lateral walls (5), (6) of the crankcase (1), with the width direction of
Left and right ribs (12) and (13) extending in the front-rear direction are provided on the left and right lateral walls (5) and (6) of the crankcase (1), and the left and right ribs (12) and (13) are connected to the left and right lateral walls (5 and 5) of the crankcase (1). ) (6), and the right and left oil passages (7) and (8) are installed in the left and right ribs (12) and (13). ) Located in the lower opening (2),
When attaching the timing transmission case (21) to one end of the crankcase (1) and attaching the oil pan (3) to the lower part of the crankcase (1),
The lower end (21a) of the timing transmission case (21) is extended to the height of the lower end (1a) of the crankcase (1), and the oil pan (3) is extended below the timing transmission case (21). Attach the upper end of the extension (3a) of the oil pan (3) to the lower end (21a) of the timing transmission case (21),
When viewed in a direction parallel to the crankshaft central axis (4a), the lower part of the timing transmission case (21) protrudes laterally from the lateral wall (6) of the crankcase (1), and this timing transmission case (21) An auxiliary machine mounting seat (22) is provided on the lateral projection (21b) of
Of the longitudinal direction of the crankshaft (4), the timing transmission case (21) side is the front and the opposite side is the rear.
An idle gear (26) is disposed between the crank gear (24) and the auxiliary machine input gear (25), and the rear wall (27) of the timing transmission case (21) is placed over the crank case front wall (28). The overlap portion (27a) that wraps and the laterally extended portion (27b) that projects laterally from the crankcase front wall (28) are formed by the fastening force of the idle gear mounting bolt (26a). 27a) is pressure-fixed to the crankcase front wall (28),
A second idle gear (30) is provided between the idle gear (26) and the auxiliary machine input gear (25), and a laterally projecting portion (27b) of the rear wall (27) of the timing transmission case (21) is provided. Auxiliary machine mounting seat (22) is placed along, and the auxiliary machine mounting seat (22) is fixed to the laterally projecting portion (27b) by the fastening force of the mounting bolt (30a) of the second idle gear (30). Engine.

請求項１５に記載したエンジンにおいて、 The engine according to claim 15,
補機取付座(２２)を調時伝動ケース(２１)の横突出部(２１ｂ)の後部に設け、補機取付座(２２)に取り付けた補機(２３)が、クランクケース(１)の横側壁(６)に沿うようにした、ことを特徴とするエンジン。 An accessory mounting seat (22) is provided at the rear of the lateral protrusion (21b) of the timing transmission case (21), and the accessory (23) attached to the accessory mounting seat (22) is attached to the crankcase (1). An engine characterized by being along the side wall (6).

請求項１５または請求項１６に記載したエンジンにおいて、 The engine according to claim 15 or claim 16,
調時伝動ケース(２１)の前面に開口部(２１ｃ)を設け、この開口部(２１ｃ)から調時伝動ケース(２１)内に前記アイドルギヤ(２６)を挿入できるようにするに当たり、開口部(２１ｃ)の蓋(２９)にリブ(２９ａ)を形成し、このリブ(２９ａ)にリブ内オイル通路(２９ｂ)を内設し、このリブ内オイル通路(２９ｂ)を介して左右オイル通路(７)(８)を連通させた、ことを特徴とするエンジン。 An opening (21c) is provided on the front surface of the timing transmission case (21), and the idle gear (26) can be inserted into the timing transmission case (21) from the opening (21c). A rib (29a) is formed in the lid (29) of (21c), an oil passage (29b) in the rib is provided in the rib (29a), and left and right oil passages ( 7) An engine characterized by communicating (8).

請求項１５から請求項１７のいずれかに記載したエンジンにおいて、 The engine according to any one of claims 15 to 17,
前記蓋(２９)のリブ(２９ａ)を蓋(２９)の表面に沿って折れ曲がり状に形成した、ことを特徴とするエンジン。 An engine characterized in that the rib (29a) of the lid (29) is formed to be bent along the surface of the lid (29).

請求項１５から請求項１８のいずれかに記載したエンジンにおいて、
クランク軸中心軸線(４ａ)と平行な向きに見て、第２アイドルギヤ(３０)を補機入力ギヤ(２５)にその左から噛み合わせた状態で観察して、第２アイドルギヤ(３０)が時計廻りで、補機入力ギヤ(２５)が反時計廻りとなるようにし、
補機入力ギヤ(２５)を収容したギヤ収容室(３１)の底(３１ａ)に溜まるオイルが、補機入力ギヤ(２５)の回転でギヤ収容室(３１)の内周面に沿って持ち上げられ、第２アイドルギヤ(３０)と補機入力ギヤ(２５)との噛み合い個所(３２)にその上方から供給されるようにした、ことを特徴とするエンジン。 The engine according to any one of claims 15 to 18 ,
When viewed in a direction parallel to the crankshaft central axis (4a), the second idle gear (30) is observed with the second idle gear (30) meshed with the accessory input gear (25) from the left. Is clockwise and the accessory input gear (25) is counterclockwise,
Oil accumulated in the bottom (31a) of the gear housing chamber (31) housing the accessory input gear (25) is lifted along the inner peripheral surface of the gear housing chamber (31) by the rotation of the accessory input gear (25). The engine is characterized in that it is supplied from above to the meshing part (32) of the second idle gear (30) and the auxiliary machine input gear (25).

請求項６から請求項１９のいずれかに記載したエンジンにおいて、
補機(２３)が油圧ポンプである、ことを特徴とするエンジン。 The engine according to any one of claims 6 to 19 ,
Engine accessory (23) is a hydraulic pump, characterized in that.