JP4250031B2 - 座席構造及び荷重検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は荷重検出可能な座席構造及び荷重検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のエアバックは、例えば、乗員が子供の場合には、開くことによって円滑な呼吸を阻害するおそれがあることが指摘されている。また、助手席にチャイルドシートが後ろ向きに取り付けられている場合には、エアバックが展開した際にチャイルドシートを後方に押し付け、チャイルドシートに着座している子供に衝撃を与えるおそれがあることが指摘されている。このようなことから、座席に着座する人の体重を検知して、大人と子供の区別ないしは体格の大きな人と小さな人の区別をし、エアバックの展開制御や座席の姿勢調整等を行う技術が知られている。
例えば、特許文献1には、センサブロックと歪みゲージの組み合わせからなる荷重検出装置を、座部を支持するガイドレール下部に装着する構成が開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2003−25890号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の荷重検出装置は、特許文献1に開示されているように、ガイドレール下部に装着するため、シートのスライドアジャスタなどの取り付け位置を調整したりする必要があるなど、荷重検出装置を設けるには、座席構造全体の設計変更を余儀なくされる。これは、自動車などに用いられる通常のシートが、10cm程度の厚みを備えたウレタンフォームからなるクッション材を、シートフレーム上に載置した構成であるため、荷重を検出するには、その下部に配置せざるを得ないことによる。
【0005】
一方、本出願人は、例えば、座部のクッション材の後部を、トーションバーを介して弾性的に支持し、それにより、着座時と非着座時とで張力が異なり、かつ、振動吸収特性、衝撃吸収特性、体圧分散性、姿勢支持性などを改善した座席構造を提案している。かかる座席構造においては、座部後方に配設されるトーションバーに連結される支持フレームによってクッション材の後部が支持されているため、人が着座した際には、トーションバーのねじれが生じ、支持フレームが前倒方向に回動する。従って、かかる座席構造にトーションバーのねじれや、あるいは支持フレームの回動角度を検出する変位検出機構を設ければ、上記振動吸収特性や衝撃吸収特性などを発揮するために必要な座席構造の基本設計を変更することなく、かつスライドアジャスタやリクライニング機構などの付設機構の設計にも影響を与えることなく、荷重検出が可能となる。
【0006】
本発明は上記した点に鑑みなされたものであり、座席構造として、クッション材を弾性的に支持する弾性支持機構としてトーションバーを用いた構成とすることにより、変位検出機構を容易に取り付けることができ、極めて簡易な構成で荷重検出を行うことができる座席構造及び荷重検出装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するため、請求項1記載の本発明では、弾性支持機構を介して座部に張設されるクッション材を備えた座席構造であって、
前記弾性支持機構が、座部後方に配設されるトーションバーと、該トーションバーに連結され、常態において後倒方向に付勢される支持フレームとを備えて構成され、
前記クッション材が、前記支持フレームに支持されて前記トーションバーの弾性力により張設されており、
かつ、前記クッション材に荷重が付加された際に、前記弾性支持機構の変位を検出する変位検出機構を備え、該変位検出機構によって検出した変位信号からクッション材に付加された荷重を検出可能であることを特徴とする座席構造を提供する。
請求項2記載の本発明では、前記支持フレームが、前記トーションバーに連結されるアームを介して支持されていることを特徴とする請求項1記載の座席構造を提供する。
請求項3記載の本発明では、前記変位検出機構が、前記トーションバーに取り付けられる歪みゲージを備えてなり、該歪みゲージによりトーションバーのねじり量を測定する構成であることを特徴とする請求項1記載の座席構造を提供する。
請求項4記載の本発明では、前記変位検出機構が、前記トーションバーの可動側端部に連結される角度センサを備えてなり、該角度センサによりトーションバーのねじり角度を測定する構成であることを特徴とする請求項1記載の座席構造を提供する。
請求項5記載の本発明では、前記変位検出機構が、磁石と、該磁石の磁束密度によって出力特性が変化する磁気センサとの組み合わせからなり、一方が前記アーム部材に設けられ、他方が座部を形成するフレーム材に設けられるものであることを特徴とする請求項1記載の座席構造を提供する。
請求項6記載の本発明では、前記磁気センサがホールICであることを特徴とする請求項5記載の座席構造を提供する。
請求項7記載の本発明では、座部後方に配設されるトーションバーと、該トーションバーに連結され、常態において後倒方向に付勢される支持フレームとを備え、クッション材が、前記支持フレームに支持されて前記トーションバーの弾性力により張設されて構成される座席構造に設けられる荷重検出装置であって、
前記クッション材に荷重が付加された際に、前記弾性支持機構の変位を検出する変位検出機構を備え、該変位検出機構によって検出した変位信号からクッション材に付加された荷重を検出する構成であることを特徴とする荷重検出装置を提供する。
請求項8記載の本発明では、前記変位検出機構が、前記トーションバーに取り付けられる歪みゲージを備えてなり、該歪みゲージによりトーションバーのねじり量を測定する構成であることを特徴とする請求項7記載の荷重検出装置を提供する。
請求項9記載の本発明では、前記変位検出機構が、前記トーションバーの可動側端部に連結される角度センサを備えてなり、該角度センサによりトーションバーのねじり角度を測定する構成であることを特徴とする請求項7記載の荷重検出装置を提供する。
請求項10記載の本発明では、前記変位検出機構が、磁石と、該磁石の磁束密度によって出力特性が変化する磁気センサとの組み合わせからなり、一方が前記トーションバーに連結されるアーム部材に設けられ、他方が座部を形成するフレーム材に設けられるものであることを特徴とする請求項7記載の荷重検出装置を提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示した実施形態に基づいて本発明を更に詳しく説明する。図1及び図2は、本発明の第1の実施形態に係る座席構造の主要部を示す図である。これらの図に示したように、本実施形態の座席構造を構成する座部(シートクッション部)10は、ブラケット11、トーションバー12、アーム13、支持フレーム14、クッション材15、歪みゲージ20等を有して構成される。
【0009】
ブラケット11は、座部10の後方に横方向(幅方向)に配置される後部フレーム10aに対し、離間させて2つ固定配設されている。トーションバー12は、一方のブラケット11に一端部(固定端)が嵌め合わせられ、座部10の幅方向に沿って支持されている。トーションバー12は、その他端部(可動端)が他方のブラケット11に回転可能に支持されるため、該トーションバー12は、可動端側がねじられることにより所定のバネ特性を発揮する。
【0010】
アーム13は、トーションバー12の各端部付近に設けられる。トーションバー12の固定端側に配置される一方のアーム13は、その基端部がトーションバー12に対し回動自由に配設され、トーションバー12の可動端側に配置される他方のアーム13は、その基端部がトーションバー12に直接連結されて、そのねじりトルクにより、後倒方向(図2参照)に付勢されている。
【0011】
各アーム13の下端部13a間には、支持フレーム14が座部10の幅方向に沿って配設されている。クッション材15は、この支持フレーム14に後部15aが支持され、前部15bが、座部10の前方付近に配置された任意のフレーム部材(なお、本明細書において、「任意のフレーム部材」とは、サイドフレーム、後部フレーム等の座部(シートクッション部)の基本形状を形成するパイプ状部材や板状部材はもとより、これらのパイプ状部材等に付設される軸部材、金具、リング等をも含む中のいずれかの部材という意味である)に固定されることにより、座部10の前後方向に張設される。
【0012】
ここで、上記したトーションバー12、アーム13及び支持フレーム14によりクッション材15を弾性的に支持する弾性支持機構が構成されるが、本実施形態においては、上記のように、後部フレーム10aに対して上方に突出するように設けたブラケット11にトーションバー12を支持させ、アーム13は、基端部を該トーションバー12に連結して下向きに配置し、該アーム13の下端部13aにクッション材15を支持する支持フレーム14を設けている。このため、図2に示したように、上側に位置するトーションバー12を中心としてアーム13の下端側及び支持フレーム14が前後に回動する構成である。しかしながら、トーションバー12によって回動可能に支持されるアーム13及び支持フレーム14の取り付け位置関係はこれに限定されるものではなく、例えば、ブラケット11を後部フレーム10aに対して下方に突出させ、トーションバー12が下側に、アーム13及び支持フレーム14が上側に位置するように設けることもできる。
【0013】
クッション材15としては、二次元のネット材、薄型のウレタン材、あるいは立体編物等を用いることができる。いずれにしても、アーム13及び支持フレーム14を介してトーションバー12によって弾性的に支持可能なものであればよい。なお、立体編物とは、例えば、ダブルラッセル編機等を用いて形成され、所定間隔をおいて位置する一対のグランド編地間に連結糸を往復させて編成されたものであり、かかる立体編物を張力構造体として構成することにより、薄型でも必要なクッション性を十分発揮できる。また、トーションバー12に連結された支持フレーム14に支持されるクッション材15の下部又は上部に、必要に応じて他のクッション層を設けることは任意である。
【0014】
本実施形態の変位検出機構は、歪みゲージ20から構成される。歪みゲージ20は、トーションバー12に取り付けられ、クッション材15に付加される荷重によって該トーションバー12がねじられるとねじり量に比例して歪む。従って、歪み量と荷重との相関により、荷重を検出することができる。歪みゲージ20から出力される電気信号は、例えば、歪み量から荷重に換算する演算プログラムを内蔵したマイクロコンピュータ(図示せず)を介して、エアバックなどの制御部に送られ、それにより、所定の閾値を基準として、例えば、閾値を超える場合には大人あるいは体格の大きな人と判断し、閾値を下回る場合には子供あるいは体格な小さな人と判断して、エアバックの展開制御を行うことができる。もちろん、制御対象となる機構はエアバックの制御機構に限定されるものではなく、座席位置の調整機構やシートベルトのプリテンション機構などに歪みゲージ20の電気信号を送信し制御することもできる。
【0015】
本実施形態によれば、クッション材15が、トーションバー12にアーム13を介して連結された支持フレーム14によって弾性的に支持されている。従って、人が着座した際にはクッション材15は沈み込み、それに伴って、アーム13及び支持フレーム14が前倒し、トーションバー12がねじられる。このため、トーションバー12に歪みゲージ20から構成される変位検出機構を設けるという極めて簡易な構成で荷重検出装置を構成することができる。
【0016】
図3〜図5は、本発明の第2の実施形態に係る座席構造の主要部を示す図である。本実施形態においては、荷重検出装置を構成する変位検出機構として、第1の実施形態の歪みゲージ20に代えて角度センサ30を用いている。角度センサ30は、図5に示したように、先端31がブッシュ32を介してトーションバー12の可動側端部に連結固定される。その他の構成は、上記第1の実施形態と同じである。
【0017】
本実施形態によれば、人が着座することによってクッション材15が沈み込むと、アーム13及び支持フレーム14が前倒し、トーションバー12がねじられる。トーションバー12が所定角度ねじられるとそのねじり角が角度センサ30に伝達される。この結果、角度センサ30により検出されるねじり角と荷重との相関により、荷重を検出することができる。
【0018】
図6〜図8は、本発明の第3の実施形態に係る座席構造の主要部を示す図である。本実施形態では、荷重検出装置を構成する変位検出機構として、磁気センサとしてのホールIC40と磁石45との組み合わせからなるものを用いている。その他の構成は上記した第1及び第2の実施形態と同様である。
【0019】
本実施形態においては、ホールIC40は、図7及び図8に示したように、ホールIC固定用ブラケット41に略円弧状に3つほぼ等間隔で配置し、該ホールIC固定用ブラケット41を後部フレーム10aに固定されたブラケット11の側面に固定している。一方、磁石45は、アーム13の側面に固定され、ホールIC固定用ブラケット41と対向するように設けられる。アーム13は、人が着座することによってクッション材15が沈み込むと前倒方向に回動する。従って、回動量が変化すると、磁石45の磁界が作用する略円弧状に配置された3つのホールIC40のそれぞれの出力電圧が、磁束密度の変化に応じて変化する。このことを利用し、各ホールIC40の出力電圧の変動とアーム45の回動角度との相関と、アーム45の回動角度と荷重との相関とを規定し、これを上記実施形態と同様にマイクロコンピュータなどに設定しておくことにより、クッション材15上に着座した人の荷重を検知できる。
【0020】
なお、本実施形態においては、ブラケット11の側面にホールIC固定用ブラケット41を設けると共に、アーム13の側面に磁石45を配置している。このように設けた場合、アーム13の回動に伴って、磁石45に対するホールIC用ブラケット41の対向部がずれていく。このようなずれが生じると、ホールIC40を仮に1つしか設けていない場合には、ホールIC40は指向性が高いため、磁界検知が困難となる場合もある。従って、本実施形態のように、アーム13の側面に磁石45を固定する場合には、ブラケット11の側面に固定するホールIC用ブラケット41に、アーム13(磁石45)の回動範囲に対応して、複数個のホールIC40を略円弧状に設けることが好ましい。
【0021】
図9〜図11は、本発明の第4の実施形態に係る座席構造の主要部を示す図である。本実施形態においては、変位検出機構としてホールIC50と磁石55との組み合わせからなるものを用いている点で上記第3の実施形態と同様である。但し、本実施形態においては、ホールIC固定用ブラケット51に1つのホールIC50を内蔵させたものを用いている。
【0022】
上記したようにホールIC50は指向性が高いことから、ホールIC50と磁石55との位置関係は、アーム13が回動してもほぼ正対しているように取り付ける必要がある。そこで、本実施形態においては、後部フレーム10aのブラケット11に対して内側に突出し、アーム13に対向するようにホールIC固定用ブラケット51を取り付けている。そして、磁石55は、後部フレーム10aに対向する面となるアーム13の前面板に取り付けている。この結果、図10に示したように、ホールIC用ブラケット51に内蔵されるホールIC50が一つであっても、アーム13の回動範囲においてほぼ正対した状態で磁石55が離接する。クッション材15に人が着座することによって磁石55のホールIC50に対する距離が変化すると、ホールIC50の出力電圧が変化することになるため、該出力電圧とアーム13の回動角度との相関から、上記第3の実施形態と同様に人の荷重を検知することができる。
【0023】
図12〜図14は、本発明の第5の実施形態に係る座席構造の主要部を示す図である。本実施形態においても、変位検出機構としてホールIC60と磁石65との組み合わせからなるものを用いている点で上記第3及び第4の各実施形態と同様である。
【0024】
本実施形態においては、ホールIC固定用ブラケット61を略L字状に形成し、後部フレーム10aに突設したブラケット11の内側に屈曲端部がアーム13に対向するように固定し、ホールIC60は該屈曲端部付近に内蔵させている。磁石65は、アーム13の一方の側面の内側に固定し、該ホールIC60と対向させている。本実施形態においても、図13に示したように、人の着座によりアーム13が回動するとホールIC60により検出される磁石65の磁束密度が変化するため、ホールIC60の出力電圧が変化し、上記各実施形態と同様に荷重を検出することができる。なお、本実施形態においては、ホールIC60を1つしか内蔵していないため、アーム13の回動によって磁石65との位置関係がずれる。もちろん、かかる構成でも、ホールIC60から位置関係がずれることによって変化する出力電圧を取得できる限り問題ないが、ホールIC60の指向性を考慮して、上記第3の実施形態と同様にホールIC固定用ブラケット61内にホールIC60をアーム13の軌道に沿って複数個略円弧状に配置したり、第4の実施形態と同様に、アーム13の前面板に磁石65を配置して、ホールIC60の検知面をこれに正対させて設けた構造とすることもできる。
【0025】
また、図12〜図14に示した第5の実施形態では、上記したように、ホールIC固定用ブラケット61を略L字状に形成し、その屈曲端部をアーム13に対向させている。従って、図15(a)〜(e)に示したように、屈曲端部に配置されるホールIC60を挟んで対面するアーム13の各側面に一対の磁石66,67を対向して配置する構成として、ホールIC60に作用する磁界を強くし、感度を上げることもできる。この場合、図15(a)〜(e)に示したように、磁石66,67の配置構造としては種々の組み合わせが考えられ、同極を対向させたり(図15(a),(d)参照)、異極を対向させたり(図15(b),(c),(e)参照)して設けることができる。また、各磁石66,67の異極同士を隣接させて、それぞれホールIC60に対して2つの磁極が対向可能な構成としたり(図15(c),(d)参照)、さらに、多くの磁極をホールIC60に対して対向可能な構成としたり(図15(e)参照)することもできる。もちろん、これらの組み合わせはあくまで例示であり、限定されるものではなく、ホールIC60の出力特性を考慮して種々の組み合わせで設けることができる。また、この場合においても、ホールIC60を複数個設けるなどして出力特性を調整することも可能である。
【0026】
なお、上記した第3から第5の実施形態では、いずれも磁気センサとしてホールICを用いているが、磁気抵抗素子などの他の磁気センサを用いることも可能である。
【0027】
【発明の効果】
本発明の座席構造は、クッション材を弾性的に支持する弾性支持機構としてトーションバーを具備し、このトーションバーによって回動するアーム及び支持フレームを備えている。従って、着座により変位するトーションバーのねじり量ないしはねじり角度、あるいは、アームの回動角度を検知する変位検出機構を設けることにより、極めて簡易な構成で荷重検出装置を構成することができる。しかも、トーションバーやアームなどに、歪みゲージ、角度センサ、あるいはホールICと磁石の組み合わせなど、極めて小さなものを取り付けるだけの構成であるため、荷重検出装置を構成するこれらの変位検出機構を付設しても、座席構造自体の振動吸収特性、衝撃吸収特性などの機能を阻害することなく、また、スライドアジャスタやリクライニング機構などの付設機構の取り付け構造などを全く変更することなく、着座者の荷重を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施形態に係る座席構造を構成する座部の主要部を示す概略斜視図である。
【図2】図2は、図1のA矢視図である。
【図3】図3は、本発明の第2の実施形態に係る座席構造を構成する座部の主要部を示す概略斜視図である。
【図4】図4は、図3のA矢視図である。
【図5】図5は、図4のB−B線断面図である。
【図6】図6は、本発明の第3の実施形態に係る座席構造を構成する座部の主要部を示す概略斜視図である。
【図7】図7は、図6のA矢視図である。
【図8】図8は、ホールIC固定用ブラケットの詳細を示す図である。
【図9】図9は、本発明の第4の実施形態に係る座席構造を構成する座部の主要部を示す概略斜視図である。
【図10】図10は、図9のA矢視図である。
【図11】図11は、ホールIC固定用ブラケットと磁石の詳細を示す図である。
【図12】図12は、本発明の第5の実施形態に係る座席構造を構成する座部の主要部を示す概略斜視図である。
【図13】図13は、図12のA矢視図である。
【図14】図14は、図13のB−B線断面図である。
【図15】図15(a)〜(e)は、変位検出機構を構成する磁石構造の種々の態様を示す図である。
【符号の説明】
10 座部
11 ブラケット
12 トーションバー
13 アーム
14 支持フレーム
15 クッション材
20 歪みゲージ
30 角度センサ
40,50,60 ホールIC
41,51,61 ホールIC固定用ブラケット
45,55,65 磁石

Claims (10)

  1. 弾性支持機構を介して座部に張設されるクッション材を備えた座席構造であって、
    前記弾性支持機構が、座部後方に配設されるトーションバーと、該トーションバーに連結され、常態において後倒方向に付勢される支持フレームとを備えて構成され、
    前記クッション材が、前記支持フレームに支持されて前記トーションバーの弾性力により張設されており、
    かつ、前記クッション材に荷重が付加された際に、前記弾性支持機構の変位を検出する変位検出機構を備え、該変位検出機構によって検出した変位信号からクッション材に付加された荷重を検出可能であることを特徴とする座席構造。
  2. 前記支持フレームが、前記トーションバーに連結されるアームを介して支持されていることを特徴とする請求項1記載の座席構造。
  3. 前記変位検出機構が、前記トーションバーに取り付けられる歪みゲージを備えてなり、該歪みゲージによりトーションバーのねじり量を測定する構成であることを特徴とする請求項1記載の座席構造。
  4. 前記変位検出機構が、前記トーションバーの可動側端部に連結される角度センサを備えてなり、該角度センサによりトーションバーのねじり角度を測定する構成であることを特徴とする請求項1記載の座席構造。
  5. 前記変位検出機構が、磁石と、該磁石の磁束密度によって出力特性が変化する磁気センサとの組み合わせからなり、一方が前記アーム部材に設けられ、他方が座部を形成するフレーム材に設けられるものであることを特徴とする請求項1記載の座席構造。
  6. 前記磁気センサがホールICであることを特徴とする請求項5記載の座席構造。
  7. 座部後方に配設されるトーションバーと、該トーションバーに連結され、常態において後倒方向に付勢される支持フレームとを備え、クッション材が、前記支持フレームに支持されて前記トーションバーの弾性力により張設されて構成される座席構造に設けられる荷重検出装置であって、
    前記クッション材に荷重が付加された際に、前記弾性支持機構の変位を検出する変位検出機構を備え、該変位検出機構によって検出した変位信号からクッション材に付加された荷重を検出する構成であることを特徴とする荷重検出装置。
  8. 前記変位検出機構が、前記トーションバーに取り付けられる歪みゲージを備えてなり、該歪みゲージによりトーションバーのねじり量を測定する構成であることを特徴とする請求項7記載の荷重検出装置。
  9. 前記変位検出機構が、前記トーションバーの可動側端部に連結される角度センサを備えてなり、該角度センサによりトーションバーのねじり角度を測定する構成であることを特徴とする請求項7記載の荷重検出装置。
  10. 前記変位検出機構が、磁石と、該磁石の磁束密度によって出力特性が変化する磁気センサとの組み合わせからなり、一方が前記トーションバーに連結されるアーム部材に設けられ、他方が座部を形成するフレーム材に設けられるものであることを特徴とする請求項7記載の荷重検出装置。
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