JP4249506B2 - Simリーダライタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、USB用コネクタを有し、接触と非接触のインターフェースを備えるSIMを着脱可能に装着し、SIMが保持するデータ内容を液晶ディスプレイに表示可能なSIMリーダライタに関する。
このようなSIMリーダライタは、第1にパーソナルコンピュータ(PC)等のアクセス権限認証用途に使用でき、第2に施設、交通機関等の非接触ゲート管理や非接触ショッピング等の決済取引に適用でき、第3に液晶ディスプレイに各種情報を表示させることができるので、そのような情報表示が求められる媒体、例えば、各種取引の記録表示、定期券や乗車券、各種施設入場券等に好適に用い得るものである。
従って、本発明の関連する技術分野は、SIMリーダライタやSIMの製造・利用の分野、あるいは定期券や乗車券、入場券の発券や取り扱い、または利用分野に関する。
【0002】
【従来技術】
近年、ISO7816−2、ISO7816−3で規定される接触と、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)接触とのデュアルインターフェースのICカードが開発されている(特許文献1)。
USBインターフェースを持つICカードは、パソコンなどのUSB対応の機器との接続を容易にし、社員証カードなどでネットワークアクセス用IDカードとして注目されはじめている。
【0003】
一方、e−Tokenと呼ばれるICチップを内蔵したネットワークアクセス用IDモジュールが使用されている。USB接触インターフェースを持ち、パソコン(PC)のUSBコネクタに差し込みプラグアンドプレイ、すなわち煩わしい操作を必要とせずに、ネットワークセキュリティを確保したシステムに使用されている。ドングルと呼ばれることもあり、携帯電話のストラップやキーホルダーとともに持ち歩ける利便性がある。
【0004】
他方、携帯電話には小型のSIMやUIM、USIMカードと呼ばれるセキュリティIDモジュールが組み込まれてきている。日本でも最新の携帯電話には組み込まれて既に実用化されている。
UIM(User Identity Module) は、携帯電話会社が発行する契約者情報を記録した小型のICカードであって、携帯電話機に組み込んで利用者の識別に使用する。
【0005】
これは同様の機能を持つSIM(Subscriber Identity Module)から機能拡張が行われたもので、契約者情報以外に電話帳などのプライベート情報やクレジット決済用の個人識別情報などを暗号化して登録することが可能となっている。
SIMをベースにしていることからUSIM(Universal SIM)と呼ばれることもある。SIMはGSM携帯電話サービスの利用を目的とするが、UIMは、例えば、アメリカのcdma2000携帯電話機に差し込んで国際ローミングサービスを受けるといった使用方法が考えられている。
いずれにしても、このようなSIMまたはUIMは既存技術が有るので製造や発行処理が容易である。
【0006】
前述のキーホルダー型IDモジュールや特許文献1の携帯物品は、非接触通信機能を持たないので、改札ゲートやドアゲートを非接触で開閉する等の用途に兼用できないという使い勝手の悪さがある。
そこで、本願出願人は、先に、ISO7816で規定される接触と、ISO14443非接触のインターフェースを備えるUSBコネクタ付きSIMホルダーについて、特許文献2において提案している。
また、ISO7816で規定される接触と、ISO14443非接触、USB接触の3種のインターフェースを備えるICモジュール、SIMホルダー、SIM等について、特許文献3において提案している。
【0007】
【特許文献1】
特表2002−525720号公報
【特許文献2】
特願2002−284825号
【特許文献3】
特願2002−300072号
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述の、ドングルと呼ばれるキーホルダー型のIDモジュールは、ICチップを射出成形等で樹脂成形するので、従来のICカードやSIMのような方式で製造したり発行処理することができない問題がある。
また、特許文献2、特許文献3に提案のSIMホルダーは、表示部を有しないのでSIMが保持する情報内容を可視的に表示できない問題がある。
そこで、本発明はキーホルダー型IDモジュールに非接触通信機能を持たせ、SIM自体のICチップに接触、非接触インターフェースを備えさせ、かつSIMを装着するリーダライタにアンテナコイルと液晶ディスプレイを備えることと、近距離間通信機能と指紋センサ、を備えることで、一層の利便性を付与することを研究して本発明の完成に至ったものである。
なお、本願明細書において、SIMとは、UIMやUSIMを含む小型ICカードを総称するものとする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の要旨は、USB用コネクタを有し、ISO7816−2、ISO7816−3で規定する接触、ISO14443で規定する非接触インターフェースを備え、マルチアプリケーションソフトを搭載するSIMを着脱可能に装着する携帯可能なSIMリーダライタであって、当該SIMリーダライタは、少なくとも、
(1)制御用ICと、(2)USB/ISO7816変換ICと、(3)非接触交信のためのアンテナコイルと、(4)SIMのICチップが保持する情報を順次表示する液晶ディスプレイと、(5)指紋センサと、(6)近距離間通信手段としてのプルートゥースと、(7)駆動電源としてのバッテリと、を有していることを特徴とするSIMリーダライタ、にある。
【0010】
上記、マルチアプリケーションソフトには、電子マネー、電子チケット、指紋照合エンジン、指紋テンプレートが含まれる、ようにすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明のSIMリーダライタについて図面を参照して説明する。図1は、本発明のSIMリーダライタのブロック構成を示す図、である。図2は、SIMリーダライタの外形を示す図、図3〜図6は、SIMリーダライタ内の構成を示す図、図7は、SIMを示す平面図、である。
【0012】
図1のように、本発明のSIMリーダライタ1は、SIM2を着脱可能に装着し、制御用ICチップ3を有している。制御用ICチップ3は、CPUとメモリを有すると共に、ISO7816ドライバ31と液晶ディスプレイ駆動用の液晶ドライバ32、およびブルートゥースドライバ33、指紋センサドライバ34と指紋画像処理ソフト35を有している。ただし、これらの全てが一体にICチップ化されているものには限られない。
SIM2の信号は、リーダライタ(R/W)端子板12とリレー8を介して制御用ICチップ3に接続し、USBポート25からの信号は、USBハブ6とUSB/ISO7816変換IC10、およびリレー8を介して制御用ICチップ3に接続する。
【0013】
リーダライタ端子板12は、SIM2が備える接触端子板の8端子と接続する構造を有している。接触端子の場合、予備端子となっているC4とC8端子が、SIMリーダライタのケーシング内のアンテナコイル11aに接続するようにされている。アンテナコイル11aは、ISO14443TypeA,Bに準拠した非接触通信を行うためのものである。
SIMリーダライタ1は、指紋センサ5や液晶ディスプレイ4、および制御用ICチップ3等の駆動電源としてバッテリ(二次電池)7を備えることが好ましい。バッテリ7には薄型のリチウムイオン電池を好ましく使用できる。
スイッチボタン41は電源のオン−オフフ、スイッチボタン42はブルートゥース通信決定のため、スイッチボタン43は表示選択や動作決定のために用いられる。
【0014】
SIMリーダライタ1は、USBコネクタがパーソナルコンピュータ(PC)のUSBポート25に挿入されている場合は、バッテリ7は接続されないようになっている。したがって、この場合は、スイッチボタン41をオンしても制御用ICチップ3のCPUは動作せず液晶ディスプレイ4も表示されない。指紋センサ5も同様に動作しない。
液晶ディスプレイ4は、PCに接続していない場合であって、スイッチボタン41をオンした場合にのみ表示される。
【0015】
この場合(電源ボタンオン時)には、リレー8はCPUとリーダライタ端子板12を接続する。USBコネクタがUSBポートに挿入されているUSB駆動時は、リレー8は制御用ICチップ3のCPUとUSBポート25を接続する。
また、アンテナコイル11aによりISO14443通信中に電源ボタンがオフされたり、USBコネクタがUSBポート25に挿入された場合には、ハードウェアリセットがかかり、SIMはATR(answer to reset )を返す。すなわち、非接触通信は強制的に中断されるようになっている。
【0016】
SIMリーダライタ1は、近距離通信手段を備える。近距離通信手段としては、ブルートゥース通信が好ましく用いられるが、赤外線通信であっても良い。
赤外線通信は指向性が強いので主としてSIMリーダライタ1と対象機器が空間を介して直線的に結ばれる場合の通信に利用されるが、ブルートゥース通信の場合は直線空間の通信に限定されない。
ISO14443非接触通信の場合は、10〜20cm程度の距離に限られるが、これらの近距離間通信手段の場合は、10m程度の通信が確保できる。
したがって、ブルートゥースを利用した高額決済やブルートゥースを利用した電子的価値の転々流通が可能となる。複数のブルートゥース間の瞬時決済も可能となる。
【0017】
ブルートゥース通信は、ブルートゥースドライバ33と、ブルートゥース用チップアンテナ11bにより行われる。ブルートゥースドライバ33は、送受信用モジュールであって、1チップ化されたものが開発されている。ブルートゥース用チップアンテナ11bも、長さ8mm程度以下の小型アンテナが開発され、各社で製品化されている。
【0018】
赤外線通信手段の場合は、制御ICチップ3のブルートゥースドライバやチップアンテナに代えて赤外線ドライバと赤外線受発信部を設けて行う。
赤外線受発信部は、赤外線発光部と受光部、およびフィルタ等を備え、これと同様な構成で受発信部を備える外部電子機器と交信してデータの送受信をすることができる。
この場合、SIM2の情報は制御用ICチップ3により処理され、赤外線受発信部の発光部により光電変換されて外部電子機器に送信される。他方、外部電子機器からの信号は受光部が光電変換し、制御用ICチップ3を経てSIM2に送信される。
【0019】
本発明のSIMリーダライタ1は、さらに指紋センサ5を備える特徴がある。PCまたはSIMリーダライタ1を扱う特定の者の指紋情報(バイオメトリックデータ)をSIM2に記憶させ、指紋センサにより読み取ったデータがSIM2によって認証されない限り、SIMリーダライタ1が動作しないようにするためである。
【0020】
指紋センサには、指先をセンサに押圧する平面型と、センサ面を指先で擦過するスウィープ型があるが、いずれであっても良い。ただし、スウィープ型の場合は接地面積が小さいのでリーダライタの小型化には好ましい。
指紋センサ5には、静電容量型指紋センサを好ましく使用できる。このものの平面型の場合は、指紋による凹凸を電気信号として検出するセンサとして、指紋による凹凸を電気信号に変換するセンサ回路を多数敷きつめ、指を接触させることにより指紋を読み取るものである。
スウィープ型指紋センサは、数mm幅の帯状のセンサ面を指を擦過させることだけで、指紋の特徴を認識する。擦過速度や押圧にむらがあっても、修正機能がはたらいて正しい指紋パターンが得られる。スウィープ型指紋センサの市販品としては、ATMEL社の「FCD4B14」(FingerChip)等があり、本発明のSIMリーダライタに利用できる。
【0021】
指紋センサ5により検出された指紋データは指紋画像処理ソフト35に送られてパラメータを演算する。パラメータとは指紋の特徴部分やリレーションであり、例えば、指紋の線の切れている部分(端点)とか分岐点、あるいは指紋の線の曲率、特徴点と特徴点を結ぶ線を横切る隆線の数をリレーションとしてとらえることである。
このようにして得られたパラメータを、SIM2内の指紋テンプレート203に蓄積している画像処理済みの利用者の指紋特徴データと照合して、SIMリーダライタ1を操作する者が資格のある者か否かの検証を行う。指紋テンプレート203は指紋の画像処理データのままでは情報量が大き過ぎるので、あらかじめ画像処理を済ませて蓄積したものである。
【0022】
次に、送られてきた指紋パラメータと指紋テンプレート203に蓄積されているデータとの照合を指紋照合エンジン204を用いて行う。指紋センサ5で得られた指紋データが、あらかじめ指紋テンプレート203に登録された許可された登録利用者である場合は、SIMリーダライタ1の次の動作が可能となる。
指紋テンプレート203は、複数人の人間の手指10本程度の指紋の登録を容易に行うことができる。市販品によっても短時間に照合結果が得られるようになってきている。
なお、SIMリーダライタ1がUSBポートによりPCなどに接続されているとき、指紋センサ5はリレー9、USBハブ6を経由してPCに接続される。
また、SIMリーダライタ1がPCなどに接続されていないで、単体でバッテリ駆動しているときは、指紋センサ5はリレー9を経由して制御用ICチップ3に接続される。
【0023】
SIMリーダライタはどのような外形であっても構わないが、携帯し易い形状としては、図2のように、USBコネクタ20の挿入方向とSIM2の挿入方向が直線状にあるのが好ましいと考えられる。
図2(A)のように、表面に液晶ディスプレイ4を有し、左端部にはUSBコネクタ20を有し、右端部にはSIM2の挿入口15を有している。
挿入口15の手前部分に液晶ディスプレイ4よりは一段低くなった段部16を設けている。SIM挿入の際、この段部16にSIM2をあてがえばSIM2の挿入を容易にできる。液晶ディスプレイ4と挿入口15の間にスイッチボタン41,42,43が設けられている。符号14は電源用のLED表示である。
SIMリーダライタ1を携帯する際は、キー取り付け穴17に、ストラップ等を通せば、SIM2の不用意な脱落を防止できる。
【0024】
液晶ディスプレイ4は、SIM2のICチップが保持する情報をスイッチボタン43の操作により順次表示するようにされている。
表示内容は、SIMの搭載するアプリケーションソフトによって異なるが、例えば、電子マネー201の場合は、残高、支払い明細等であり、電子チケット202の場合は、利用日付けや会場、開演時間、指定座席等の表示であり、定期券用途の場合は、通用区間や通用期間、使用者等の表示となる。
このようにSIM2は複数アプリケーションを搭載できるものが好ましい。
液晶ディスプレイ4には、ドットマトリクスタイプの反射型カラー液晶表示を採用でき、図形表示も可能である。液晶ディスプレイ4の厚みは、1.0mm〜1.5mm程度となる。表示面積は、幅20〜30mmから長さ50〜70mm程度のものにできる。
なお、液晶ディスプレイに限らず、有機ELや電子ペーパーなど薄型で消費電力の少ない表示装置を代替して利用することができる。
【0025】
図2(B)は、図2(A)のA−A線断面を示す。この場合は、SIM2が装着されている状態を示している。SIM2と液晶ディスプレイ4との間には、リーダライタ(R/W)端子板12があって、SIM2の接触端子板22との接触が確保される。リーダライタ端子板12は液晶基板下の全面に設けて配線基板を兼ねるようにしても良い。
SIMリーダライタ1は、液晶ディスプレイ4やリーダライタ端子板12を備える上蓋部18と下側ケース部19を分割して成型し、配線基板等を組み込んだ後に組み合わせて一体にすることが多い。図示してないが、アンテナコイル11aは前記配線基板の周囲に配線したり、上蓋部18や下側ケース部19の内面に配線させることができる。
【0026】
SIMリーダライタ1の裏面には、特別な部品を設けないので、図示していないが、電源充電のための機構部等を設けることができる。
また、下側ケース部19を透明樹脂で成型すれば、後述するようにSIMに設けた顔写真やネームプリントを透視することができる。
【0027】
図3〜図6は、SIMリーダライタ内の構成を示す図であって、液晶ディスプレイ4の背面において、リーダライタ端子板12とアンテナコイル11aの関係を示している。
図3はSIM2の接触端子板22面側斜視図、図4は同平面図、図5はSIM2の接触端子板とは反対面側斜視図、図6は同平面図、である。
図3、図4のように、アンテナコイル11aはケーシングの上蓋部18の内周等に沿うように配線され、その末端はリーダライタ端子板12のC4とC8端子に接続するようにされている。SIM2は、図3の右側から挿入してリーダライタ端子板12の下側に入って固定されるようにされている。
【0028】
図3、図4において、USBコネクタ20への配線は省略されているが、C5(GND)、C1(Vcc)、C2(RST)、C7(I/O)が、USB/ISO7816変換IC10に導かれることになる。
前述した特許文献1には、USB機能を有するICチップが記載され、USB(D+)がC4端子を、USB(D−)がC8端子を利用する例が記載されているが、本発明のSIMリーダライタ1は、USB/ISO7816変換IC10を使用するので、従来機能のデュアルICモジュールを使用できる。
また、アンテナコイル11aの端子には、C4とC8端子を利用するので、8端子以上の特設端子板を有する端子をSIM2やリーダライタに使用しない利点がある。
【0029】
図5のように、リーダライタ端子板12の背面には8個のコンタクトピン13が突出していて、SIM2の接触端子板22と接触するようにされている。
図6は、SIM2をSIMリーダライタ1に装着した後の状態である。SIM2は、端子板12の背面であって、下側ケース19に沿って挿入されるので、下側ケース19が透明樹脂であれば、SIM2の顔写真加工27等を視認することができる。
【0030】
前記のように、PCに接続している際は、非接触通信機能は遮断されるが、非接続時には、非接触インターフェースを使いコンビニやレストランでの支払いや交通機関の改札や施設の入退室管理に利用することができる。
近距離間通信手段により、ISO14443による非接触通信よりも長い距離間での決済も可能となる。
一方、PCには直接接続でき、周辺機器として別途リーダライタを必要としない利点がある。
【0031】
図7は、本発明に使用するSIMを示す平面図である。図7(A)は接触端子板22を有する表面側、図7(B)はその反対側面を示す。
図7(A)のように、SIM2は長辺L1が25mm、短辺L2が15mm程度の基板21からなるものである。厚みは、1.0mm以内で、通常は0.76mmの均一な薄板状のものである。
接触端子板22の背面基板中には、接触、非接触デュアルモードのICモジュールが装着されている。矩形状SIMの一端隅角部に切り欠き23を有するのは、SIM2をSIMリーダライタ1に装着する際の位置合わせを容易にするためのものである。
【0032】
図7(B)のように、SIM2の接触端子板22とは反対側面には、顔写真加工27やネームプリント28、番号プリント29を設けることができ、所有者の識別を容易にできると共に、SIMリーダライタ1の下側ケース部を透明にする場合にはSIM2を装着した状態で利用者を視覚的に識別することができる。
SIM2は、マルトス(商標)対応のものとすることで、電子マネーや電子チケット、指紋テンプレート、指紋照合エンジン、社員証等の複数アプリケーションを搭載して使用することができる。
【0033】
以上のように、本発明のSIMリーダライタについて説明したが、本発明品は、PCとの組合せに限定されず利用できることは、当業者には自明のことであり、パーソナルコンピュータと同様な機能を備える装置、例えば、POSレジスタ、あるいはデジタルカメラ等との関係においても適用できるものであることは明らかである。
【0034】
【発明の効果】
本発明のSIMリーダライタは、USBインターフェースとしてPCアクセス権限認証に使用できるほか、ISO14443非接触通信機能やブルートゥース通信等による近距離間通信手段を備えるので、電子チケット、電子マネー決済等の各種非接触取引用途に使用することができる。
また、指紋センサを備えるので、利用者をバイオメトリックデータに基づいて認証できるので、PC等の不正利用を高度に防止することができる。
また、SIMのメモリに保持する情報内容を液晶ディスプレイに表示することができるので、情報内容をパーソナルコンピュータや専用端末のディスプレイで確認したりプリンタに出力して確認するような手間を省略することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のSIMリーダライタのブロック構成を示す図である。
【図2】 SIMリーダライタの外形を示す図である。
【図3】 SIMの接触端子板面側斜視図である。
【図4】 同平面図である。
【図5】 SIMの接触端子板とは反対面側斜視図である。
【図6】 同平面図である。
【図7】 SIMを示す図である。
【符号の説明】
1 SIMリーダライタ
2 SIM
3 制御用ICチップ
4 液晶ディスプレイ
5 指紋センサ
6 USBハブ
7 バッテリ
8,9 リレー
10 USB/ISO7816変換IC
11a アンテナコイル
11b ブルートゥース用チップアンテナ
12 リーダライタ(R/W)端子板
13 コンタクトピン
14 LED表示
15 挿入口
16 段部
17 キー取り付け穴
18 上蓋部
19 下側ケース部
20 USBコネクタ
21 基板
22 接触端子板
23 切り欠き
25 USBポート
27 顔写真加工
41,42,43 スイッチボタン

Claims (2)

  1. USB用コネクタを有し、ISO7816−2、ISO7816−3で規定する接触、ISO14443で規定する非接触インターフェースを備え、マルチアプリケーションソフトを搭載するSIMを着脱可能に装着する携帯可能なSIMリーダライタであって、当該SIMリーダライタは、少なくとも、
    (1)制御用ICと、(2)USB/ISO7816変換ICと、(3)非接触交信のためのアンテナコイルと、(4)SIMのICチップが保持する情報を順次表示する液晶ディスプレイと、(5)指紋センサと、(6)近距離間通信手段としてのブルートゥースと、(7)駆動電源としてのバッテリと、を有していることを特徴とするSIMリーダライタ。
  2. マルチアプリケーションソフトには、電子マネー、電子チケット、指紋照合エンジン、指紋テンプレートが含まれることを特徴とする請求項1記載のSIMリーダライタ。
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