JP4247346B2 - 治療器具用の断面角形先細棒の研削方法及び治療器具 - Google Patents

治療器具用の断面角形先細棒の研削方法及び治療器具 Download PDF

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Description

本発明は、歯科用治療器具或いは骨用治療器具、更に、血管血栓除去用器具等の手元側から先端側にかけて細くなるように構成された治療器具を製造する際の中間製品となる断面が角形で先細の棒状材を研削するための方法と、この研削方法を採用して製造された先細状の治療器具とに関するものである。
歯科用或いは医療用の治療器具には、断面が角形で治療に携わる部位が手元側から先端にかけて細くなるように形成されたものが多数機種存在する。これらの治療器具としては、例えば歯科用の治療器具では根管を治療する際に用いるリーマやファイルが代表的なものであり、外科用の治療器具では骨治療器具、或いは血管血栓除去器具等があげられる。
上記治療器具は、細い軸棒状の素材を先細状に研削して、治療目的に対応した切刃或いはエッジを有する作業部を形成し、この作業部に連続して医師が操作する操作部或いはハンドピースによって把持するシャンク部が形成される。このような作業部を研削する場合、例えば特許文献1に記載されたような研削装置を用いるのが効率的である。
特許文献1に記載された研削方法及び研削装置は歯科用治療器具となる極細角形刃具を研削するためのものであり、円盤状の砥石の外周面からなる研削面に対向させ且つ該研削面に対して所望の角度に傾斜し得るように構成した押し金を配置すると共に、この押し金を自重及び押し金を支持する機構の重量をバネによって調整して下向きに作用させるように構成し、更に、押し金及び押し金を支持する機構の下降位置を検出する接点を有するダイヤルゲージからなる複数の検出器具を設けて構成されている。
この研削方法では、押し金の押圧面の砥石の研削面に対する傾斜角度を調整した後、押圧面と研削面の間に研削素材を挿入し、砥石を回転させると共に研削素材に押し金を接触させて押圧することで研削加工を開始する。研削素材に対する研削加工が進行すると、これに伴って押し金及び押し金を支持する機構が下降し、予め設定された研削量に達したとき、この研削量を検出するための検出器具によって所定の研削量に達したことを検出して電気信号が発生する。そして発生した電気信号に応じて研削加工を停止し、研削素材を軸を中心として180度回転させて、或いは90度回転させて次工程の研削を行い、この研削を順次進行させることによって極細角形刃具の研削が終了する。
上記研削方法では、研削素材を研削する際には、先端から目的の極細角形刃具に於ける刃部の長さに対応する長さ部位が研削される。この場合、研削素材に対する研削長さは砥石の直径に比較して短いため、研削面を略直線的な面と見做すことが出来る。従って、研削素材の4面に夫々研削された面は平坦面となり、これらの面が交差するエッジに刃を形成することが可能となる。この技術では、極めて効率良く且つ精度の良い研削を実行することが出来る。
特公平5−87254号公報
上記治療器具は、機能(歯科用治療器具,骨用治療器具,血管血栓除去器具等)や適用すべき患部に応じて種々の太さとテーパ(例えば歯科用治療器具であるKファイルの場合、先端から3mmの部分に於ける太み(断面が円形ではないため、直径を示すものではない)は、最も小さい番手で約0.125mm、最も大きい番手で約1.48mmの範囲で28種類の番手、テーパは約2/100)を持った作業部が形成される。このため、異なる太みを持つ作業部の最も太い部位の太みに対応させた研削素材を用いることで、治療器具の研削加工を容易に行うことが出来る。
しかし、研削素材の太さを各番手の太みに一致させて用意したのでは該研削素材の種類が多くなり過ぎ、在庫管理や製造管理が複雑になるという問題が生じる。このため、数種類の太みを持つ作業部を包含し得る太さの研削素材を用い、この研削素材の端部を研削して複数種の治療器具を製造することが好ましい。この場合、作業部の最も太い部位の太みよりも太い研削素材を用いて目的の治療器具を製造することとなる。
上記の如くして目的の番手の太みよりも太い研削素材を用いた場合、作業部からシャンク部に移行する部位(切り上がり部)が滑らかな被研削面によって形成される必要がある。このため、切り上がり部の長さは治療器具の番手によって異なるものの、約6mm〜約10mmの範囲に設定されており、この長さの範囲内で作業部からシャンクに対し太さが滑らかに変化するように構成されている。
特許文献1に記載された技術を採用し一度の研削加工によって、刃部と切り上がり部を研削しようとした場合、研削長さ(被研削面の長さ)が切り上がり部の位置によって規制されるため、刃部側の研削量(外周面から中心軸方向への研削寸法或いは研削深さ)が大きくなってしまい、断面を角形に研削したとき、研削素材の中心軸から各被研削面までの距離が不等になる(偏心する)という問題が生じる。
上記の如く、刃部に偏心が生じた研削素材を目的の治療器具に加工する際に捩じりや曲げ等の二次加工を行う場合、円滑な二次加工を行うことが困難になるという問題が生じる。また刃部に偏心が生じた治療器具では、治療に際して医師が操作する際にバランスが崩れて操作性が劣るという問題や、高速回転させて治療する際に不等な遠心力が生じてブレるという問題が生じる。
本発明の目的は、研削素材の端部に先細状の刃部及び刃部に連続した切り上がり部を研削する際に偏心することがない研削方法を提供し、且つこの研削方法を実施して製造した先細状治療器具を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る治療器具の研削方法は、細棒状の素材の一方側の端部を砥石の研削面と予め設定されたテーパで素材を押す押し金との間に挿入して予め設定された寸法,形状,角度を持って対向する面を砥石の砥粒の走る方向と細棒状の素材の軸方向とが略一致するように刃部及び刃部に連続した切り上がり部を研削する治療器具用の断面角形先細棒の研削方法であって、予め目的の治療器具に対応して設定された寸法,形状,角度に研削するのに先立って、少なくとも一方側の面に対して素材の一方側の端部から切り上がり部に至る間の所定長さで且つ必要な仕上代を残して予備研削を行い、その後、他方側の面に対する研削を行うことで刃部及び刃部に連続した切り上がり部を研削することを特徴とするものである。
また先細状治療器具は、細棒状の素材の一方側の端部を砥石の研削面と予め設定されたテーパで素材を押す押し金との間に挿入して予め設定された寸法,形状,角度を持って対向する面を砥石の砥粒の走る方向と細棒状の素材の軸方向とが略一致するように刃部及び刃部に連続した切り上がり部を研削して製造された先細状治療器具であって、予め目的の治療器具に対応して設定された寸法,形状,角度に研削するのに先立って、少なくとも一方側の面に対して素材の一方側の端部から切り上がり部に至る間の所定長さで且つ必要な仕上代を残して予備研削を行うことにより予め設定された刃部及び刃部に連続した切り上がり部を有する先細形状を持ち、被研削面に該治療器具の軸と平行な研削目を持つものである。
上記本発明に係る先細状治療器具(以下単に「治療器具」という)の研削方法では、研削素材を研削して目的の治療器具に対して予め設定された寸法と形状と角度とに研削する際に、予め仕上代を残して予備研削を行うことで、切り上がり部までの研削を行っても偏心が発生することがない。即ち、研削素材に対し、予め設定された角度で予備研削して仕上代を残すことによって、予備研削面の長さを、予め設定された研削素材の先端から切り上がり部端部(切り上がり部のシャンク部側の端部)までの長さ、よりも短くすることが出来、且つ研削素材の中心から予備研削面までの寸法を、予め設定された研削素材の中心から仕上面までの寸法よりも大きくすることが出来る。
上記の如くして予備研削を行った後、他方側の面を研削すると、予備研削面が押し金の押圧面に接触することから、研削素材に押し金側への撓みが生じた状態で研削されることになる。このため、他方側の面に対する研削が終了し、押し金による研削素材に対する押圧を解除したとき、撓み部分に対応した被研削面によって切り上がり部が形成される。
その後、予備研削面に対する研削を行うことで、研削素材には押し金側への撓みが生じることとなり、予備研削面に対する仕上研削と同時に切り上がり部の研削が行われ、この予備研削面に対する研削が終了して押圧を解除したとき、撓み部分に対応した被研削面によって切り上がり部が形成される。
従って、目的の治療器具に対応した切り上がり部が研削されたとき、作業部に偏心が生じることがなく、更に、研削方向(砥粒の走る方向)を軸心と一致させることによって、素材が極めて細い棒状の材であっても曲がりが生じることがなく、良好な治療器具を研削することが出来る。
また本発明に係る治療器具では、治療器具の作業部の断面に於ける中心から各仕上面までの寸法が略等しくなり、偏心のないバランスの良い治療器具とすることが出来る。このため、治療器具の操作性が良く、且つ該治療器具を高速回転させた場合でも不等な遠心力が発生することがなく、円滑で安定した治療を実現することが出来る。
以下、本発明に係る治療器具の研削方法と治療器具の最適な形態について説明する。
本発明の治療器具は先細状に形成されたものであり、先端側に軸方向と平行な研削目を持った作業部を有している。作業部の断面形状や寸法、先細状態を規定するテーパ角度、軸方向への外形、等は特に限定するものではなく、目的の治療器具の機能や番手等の条件に対応して適宜設定されている。
本発明の治療器具は対象となる器具或いは機種を限定するものではなく、予め設定された単一の角度を持ったテーパ、或いは位置によって角度が変化する複合した角度を有するテーパを持った先細状の治療器具であれば良い。このような治療器具としては、代表的には歯科用の治療器具であるリーマ,ファイル(Kファイル,Hファイル,Oファイル,フレアファイル等)があり、他には骨を治療する際に用いる骨用治療器具、血栓を除去する際に用いる血管血栓除去器具等がある。
本発明の治療器具は、先端側に予め設定された角度を持った被研削面からなる作業部が形成され、該作業部に連続してストレート状のシャンク部が形成され、作業部に於ける最も太い部位の太みがシャンク部の太さよりも小さく、作業部とシャンク部との間に研削による切り上がり部が形成されているような治療器具として構成される。
研削素材の材料は、目的の治療器具としての性能(例えば患部の切削性能や、周囲に対する非切削性能等)を満足し得るものであれば良く、特別な材料を限定するものではない。例えば目的の治療器具が根管壁の切削性を期待されるような歯科用根管治療器具である場合、研削素材の材料は治療に際し充分な硬さを発揮し得るものであれば良い。
研削素材の材料としては、熱処理によって硬度を得られる鋼やマルテンサイト系ステンレス鋼、或いはNi−Ti合金等があり、夫々好ましく用いることが可能である。しかし鋼やマルテンサイト系ステンレス鋼では流通段階で錆が発生する虞があり、Ni−Ti合金では捩じり加工や曲げ加工等の二次加工を行うことが困難になる虞がある。このため、熱処理による硬化を期待し得ないものの、加工性が良いことや錆の発生がないこと等を考慮してオーステナイト系ステンレス鋼を用いることが好ましい。そしてオーステナイト系ステンレス鋼の線を冷間線引き加工することで加工硬化を発揮させた材料を用いて研削素材とすることが望ましい。
治療器具に於ける断面形状は角形であれば良く、この断面形状を三角形,四角形等に限定するものではない。即ち、本発明の角形には研削素材に2面を平行に或いは非平行に研削したものも含まれる。
本発明に於いて、研削素材に対する研削方向は、砥粒の流れる方向が研削素材の軸方向と一致した方向である。このような研削方向を実現するには、円盤状の砥石の外周面を研削面とし、研削素材の軸方向を砥石の回転方向に一致させて研削することで、或いは無端ベルト状の砥石を一対のローラに巻き掛けて回転させ、この回転方向に研削素材の軸方向を一致させて研削することで実現することが可能である。
先ず、本発明に係る代表的な治療器具の例を図を用いて説明する。図1は歯科用治療器具であるリーマの構成を説明する図である。図に示すリーマAは根管の内壁面を切削するための器具であり、針部1と、針部1の端部に取り付けた柄2とによって構成され、主としてハンドピースのような回転工具に装着して利用される。
針部1には先端3から所定の長さ範囲にわたってテーパ状の作業部4が形成され、柄2側は軸状のシャンク5として形成され、前記作業部4とシャンク5との間に切り上がり部6が形成されている。作業部4のテーパは国際規格(ISO)によってKファイルやHファイルでは2/100に設定されている。また作業部4の太みを指定し或いは計測する際の基準位置は、先端3から3mmの位置8(第1基準位置8)及び13mmの位置9(第2基準位置)に設定される。
上記の如く、通常の歯科用の治療器具ではテーパが2/100の勾配を持つ角度に設定される。しかし、必ずしも前記角度にのみ設定されるものではなく、例えばフレアファイルでは、作業部4のテーパは一定ではなく、最大が5/100で最小が2/100の範囲で先端3から連続的に変化するように形成されるものもある。
作業部4はスパイラル状の溝4a及び該溝4aに沿った切刃4bによって構成されている。また針部1に於ける作業部4の長さは先端3から約16mmに設定されている。更に、針部1に於ける切り上がり部6の形成長さ7は、番手の小さい範囲、例えば06〜40程度では先端3から22mm以下に、番手の大きい範囲、例えば100〜140程度では27mm以下に設定されている。
上記の如く、作業部4は実際に患部を治療する部位であり、この形成長さ4は厳密に設定される。しかし、切り上がり部6の形成長さ7は必ずしも厳密に設定されるものではなく、作業部4の最も太い部分に於ける太みと研削素材の太さとの関係で多少の差異が生じることがある。
柄2は医師が手で把持して操作し、或いはハンドピースのチャックに把持されて回転が付与されるものである。本実施例では、柄2はハンドピースのチャックに把持されるように形成されている。このような柄2は合成樹脂やステンレス鋼等の金属からなり、針部1に於けるシャンク5に取り付けられている。針部1に対する柄2の取り付けは、柄2が合成樹脂或いは金属である場合、予め図示しない穴を有する柄2を成形しておき、この穴に針部1を挿通して嫌気性接着剤によって接着されている。
上記の如き形状を持ったリーマAは、柄2を把持したハンドピースを医師が把持して作業部4を治療すべき歯の根管内に挿入し、切刃4aの方向に回転させつつ軸方向に移動させることで、根管の内壁面を切削して該根管を成形することが可能である。
尚、リーマ以外の治療器具では作業部4に必ずしも捩じれた切刃4aが形成されるものではなく、直針状の切刃4aが形成されるものもある。
次に本発明に係る研削方法を好ましく実施し得る研削装置の構成を図を用いて説明する。図2は研削装置の全体構成を説明する模式的な側面図である。図3は図2のIII −III 矢視図である。図4は研削装置の要部を説明する図である。
図に於いて、研削装置Bは、研削素材11を把持するチャック12と、研削素材11を研削する砥石13、研削素材11を砥石13側に押圧する押し金14を有して構成されている。
研削素材11は直径の変化のないストレート状の細棒として形成されており、1本或いは複数本がチャック12に把持されて研削される。チャック12は、砥石13の外周面である研削面13aに対向して配置されており、研削素材11の長手方向の端部を把持して該研削素材11の軸方向を研削面13aの走行方向に一致させることが可能である。
砥石13は研削素材11に対する研削長さに対し充分に大きい直径を有しており、研削素材11に形成される被研削面を平坦面と見做すことが可能である。即ち、砥石13の直径は研削素材11を研削する際に、被研削面が平坦面と見做し得る寸法に設定される。
押し金14は、研削素材11を研削する際に該研削素材11を砥石13の研削面13aに略一定の荷重を作用させて押圧する機能と、研削素材11を研削面13aに対して予め設定された角度で押圧する機能と、を有するものである。
このため、押し金14は、L字フレーム15の起立片15aに沿って摺動可能に設けられた摺動ブロック16に着脱可能に取り付けられている。L字フレーム15は、起立片15aと該起立片15aの下端部から直角に形成された調整片15bとからなり、支持フレーム17に設けた軸18に対して回動可能に装着され、且つ調整片15bに設けた2本の調整ネジ19a,19bの操作に伴って軸18を中心として回動することによって、起立片15aに取り付けた押し金14の押圧面14aの研削面13aに対する角度を調整し得るように構成されている。
摺動ブロック16は、バネ20を介してL字フレーム15に設けたアーム21から吊り下げられており、該バネ20のバネ定数を適宜設定し、或いは調整することによって下向きの力の大きさを調整し得るように構成されている。また摺動ブロック16には複数のローラ22a〜22cが夫々回転可能に取り付けられており、ローラ22aに取り付けたバネ23によって起立片15a側に付勢されると共に、ローラ22bに取り付けたバネ24によってローラ22b,22cが起立片15aに設けたガイド25側に付勢されることで、摺動ブロック16が起立片15aに沿って上下方向に円滑に摺動し得るように構成されている。
L字フレーム15から或いはガイド25から摺動ブロック16方向にアーム26が突設されており、該アーム26の先端側であって摺動ブロック16を回避し得る位置に検出器具27が設けられている。また摺動ブロック16のアーム26と対向する位置にアーム28が設けられており、該アーム28の検出器具27と対向する位置にナット部材28aが設けられ、該ナット部材28aに調整ネジ29が螺合している。
検出器具27は研削素材11に対する研削量(研削深さ、或いは研削寸法)を検出して電気信号を発生するための器具であり、摺動ブロック16の下降寸法を計測すると共に、下降量が予め設定された値となったとき電気信号を発生し得るように構成されている。本実施例では、検出器具27として接点27a付のダイヤルゲージを用いており、指針27bが接点27aに接触したときに電気信号を発生し得るように構成されている。
ここで、検出器具27の調整について説明する。先ず押し金14を上昇させた状態で、研削素材11を砥石13の研削面13aと押し金14の押圧面14aとの間に挿入し、この状態で摺動ブロック16を下降させ、押し金14が研削素材11に当接して摺動ブロック16の下降がしたとき、調整ネジ29を回転させて該調整ネジ29を検出器具27の検出子27cに接触させ、更に、調整ネジ29を回転させて、予め設定された研削部材11に対する研削量に一致させるように、目盛り27dを確認しながら指針27bを回動させる。そして、指針27bと接点27aとの間の目盛り数が予め設定された研削量と一致したとき、調整ネジ29の回転を停止させることで調整が終了する。
研削量の検出は研削素材11に対して研削を行う毎に行われる。従って、検出器具が複数の接点を有するものであれば好ましいが、1つの接点を有する検出器具を用いる場合、研削素材11に必要な研削回数と等しい数の検出器具27が設けられる。例えば図3に示す研削装置Bでは、4つの検出器具27、30、31、32が設けられ、夫々の検出器具27,30〜32によって4回の研削毎の研削量を検出して電気信号を発生することが可能である。
上記の如く構成された研削装置Bでは、調整ネジ19a,19bを操作してL字フレーム15を傾斜させて、押し金14の押圧面14aの砥石13の研削面13aに対する角度を調整する。その後、前述したように、検出器具27、30〜32に対応する調整ネジ29を回転させて各検出器具27、30〜32毎の電気信号の発生位置(摺動ブロック16,押し金14の下降量)を設定しておき、この状態で砥石13を回転させて研削素材11に対する研削を実行すると、研削量の増加に伴って摺動ブロック16が下降し、同時に検出器具27(30〜32)の指針27bが接点27aに接近する。そして指針27bが接点27aに接触したとき、電気信号が発生し、この電気信号に応じて砥石13の回転が停止し、研削素材11に対する研削が停止する。
1回の研削が終了したとき、チャック12を操作して、現在把持している研削素材11を180度回転させて、或いは90度回転させて研削素材11の新たな面に対する研削を実行する。この研削を繰り返すことで、研削素材11に研削目が軸心方向と一致した被研削面を形成することが可能となる。
次に、本発明に係る研削方法の実施例について図を用いて説明する。図5は研削素材11に対する予備研削の説明をする図である。図6は予備研削を行った予備研削面の他方側の面に研削を行う際の状態を説明する図である。図7は予備研削面に対する研削を行う際の状態を説明する図である。
図に示す研削素材11は図1に示すリーマAを製造するための素材であり、オーステナイト系ステンレス鋼の線材を所定の縮径率で冷間線引き加工して加工硬化を実現すると共に、ファイバー状に伸長させた組織を実現して曲げに対する強度を発揮している。このような研削素材11を用いることによって、該研削素材11を研削して刃を形成したとき、該刃の切削能力を確保することが可能となり、患部を治療する際に曲げ力が作用した場合であっても、この曲げ力に対抗することが可能である。
リーマAの作業部4は2/100のテーパを持って形成される。このため、押し金14は押圧面14aが砥石13の研削面13aに対して2/100のテーパを持つように傾斜が設定される。即ち、調整ネジ19a,19bを操作してL字フレーム15を軸18を中心として回動させることで、押圧面14aの研削面13aに対する傾斜角度を調整して2/100のテーパを設定する。
上記の如くして押し金14の押圧面14aの砥石13の研削面13aに対するテーパを設定した後、チャック12によって研削素材11の一方側の端部を把持し、他方側の端部を研削面13aと押圧面14aとの間に挿入する。砥石13を回転させることなく研削素材11の端部を研削面13aに載置し、且つこの研削素材11の外周面に押圧面14aを接触させる。このように、研削素材11の外周面を押圧面14aに接触させることによって、該研削素材11は軸心11aが押圧面14aに平行に、且つ研削面13aに対し2/100のテーパを持つこととなる。
上記状態では研削素材11は先端部分が研削面13aに接触した状態となり、研削量を測定する際の研削量の基準となる。従って、この状態で検出器具27,30〜32の接点27aを調整する。例えば検出器具27が最初の研削である予備研削と対応している場合、この検出器具27と対向して設けた調整ネジ29を操作して接点27aと指針27bとの間の寸法を、予め設定された予備研削に於ける研削素材11の端部の研削量と一致させる。
本実施例では、研削素材11の先端から13mmの位置(第2基準点9)を研削の基準位置とし、予備研削の研削長さが略13mmになるようにしている。そして、予備研削に於ける研削端部を13mmとすることによって、切り上がり部6の形成長さ7(研削素材11の先端から約22mm〜27mm以下)との差に対応した仕上代を規定している。
予備研削に於ける研削量は図5に示すように、研削素材11の先端部の研削量として検出される。しかし、先端部の寸法を検査することが困難であるため、研削素材11としての寸法測定の基準位置は先端から所定寸法離隔した位置(例えば5mm或いは10mm、同図(a)に於ける(b)、(c))に設定され、夫々の位置に於ける寸法が、上記した研削端部である研削素材11の端部から13mmの位置に於ける寸法を基準として設定される。そして設定された寸法とテーパから、先端に於ける研削量が演算され、この演算結果の値が予備研削に於ける予備研削量として指定される。
即ち、目的のリーマAに対応させた演算の結果、研削素材11の端部に於ける軸心11aから第1仕上面11bまでの寸法(仕上面寸法)をRとし仕上代をsとしたとき、軸心11aから予備研削面11cまでの寸法(予備研削面寸法)rはR+sとなる。従って、研削素材11の半径からR+sを引いた寸法gが予備研削量となる。
このため、検出器具27では、接点27aと初期の指針27bの間の寸法が予備研削量gと一致した寸法になるように設定される。同様にして他の検出器具、例えば予備研削面11cと対向する第2仕上面11dを研削するための研削量は、図6に示すように、研削素材11の半径から仕上面寸法Rを差し引いた寸法(第2仕上研削量)となり、g+r−Rとなる。
従って、第2仕上面11dの研削量(第2仕上研削量)を検出する検出器具を検出器具30とし、研削素材11に対する研削が行われていない状態で接点の位置を調整する場合、接点と指針までの間の寸法は、上記第2仕上研削量g+r−Rに予備研削量gを加えた値である2g+r−Rとなる。同様に第1仕上面11bの第1仕上研削量を検出する検出器具を検出器具31とし、研削素材11に対する研削が行われていない状態で接点の位置を調整する場合、接点と指針までの間の寸法は、上記第2仕上研削量g+r−Rに予備研削量gと仕上代sを加えた値である2g+2r−2Rとなる。
上記の如くして押し金14の押圧面14aの砥石13の研削面13aに対するテーパを設定すると共に、各検出器具27、30,31の接点位置を設定し、この状態で予備研削を行う。即ち、砥石13を回転させると、研削素材11に対する研削(予備研削)が実行される。この予備研削は、図5(a)に示すように、研削素材11の軸心11aが押圧面14aと平行に保持された状態で該研削素材11の端部から行われ、研削が進行して研削量が予備研削量gに到達したとき、検出器具27から電気信号が発生し、この電気信号に基づいて砥石13が停止する。これにより、研削素材11に対する予備研削が終了する。
尚、同図(b)は研削素材11の先端から5mmの位置の断面図であり、このときのR5は研削素材11の軸心11aから第1仕上面11bまでの寸法であり、端部に於ける軸心11aから第1仕上面11bまでの寸法Rにテーパ2/100に応じた増加分を加えた寸法となる。同様に同図(c)は先端から10mmの位置の断面図であり、R10は寸法Rにテーパ2/100に応じた増加分を加えた寸法となる。
予備研削が終了すると押し金14を上昇させて、チャック12を引き戻して180度回動させ、砥石13の研削面13aに研削素材11の未研削面である予備研削面11bの反対側の面を対向させ、研削面13aと押圧面14aの間に挿入する。その後、図6に示すように、押し金14を下降させて押圧面14aを研削素材11の予備研削面11cに当接させる。このとき、押圧面14aと研削素材11との間には空隙41が形成され、且つ研削素材11の軸心11aは研削面13aと平行に配置される。
この状態で砥石13を回転させると、研削素材11は先端部分から砥石13の研削面13aとの接触部位が研削される。この接触部位の長さは、予備研削面11cの長さ(押圧面14aとの接触長さ)よりも充分に長い。このため、研削時に研削素材11に作用する力によって研削部材11は押し金14側に曲げられ(一点鎖線で示す軸心11aが細い二点鎖線で示すように曲げられる)、外周面が押圧面14aに当接して支持される。
従って、予備研削面11cと対向した面は2/100のテーパを維持して第2仕上面11dが研削されるものの該第2仕上面11dと連続して研削された面は押圧面14a側に曲げられた状態で研削される。この研削面11fは第2仕上面11dに対して略2/100のテーパを持つこととなる。従って、研削面11fの延長線は研削素材11の外周に到達する。
上記研削が進行して検出器具30が第2仕上研削量に到達したことを検出したとき、電気信号が発生し、この信号に基づいて砥石13の回転が停止する。そして押し金14を上昇させると、この上昇に伴って研削素材11に対する押し金14による拘束が解除され、これに伴って、研削素材11は直線状に復帰し、研削面11fによって第2切り上がり面11f(切り上がり部6)が形成される。即ち、細い二点鎖線で示されていた研削素材11の軸心11aが一点鎖線の状態に復帰し、これに伴って実線で示している研削面11fが太い二点鎖線で示すように変位し、これにより、第2切り上がり面11f(切り上がり部6)が形成される。
上記の如くして第2仕上面11dと第2切り上がり面11fを研削した後、チャック12を引き戻して180度回動させて予備研削面11cを砥石14の研削面14aに対向させ、更に、押し金14を下降させて、図7に示すように押圧面14aを研削素材11の第2仕上面11dに当接させる。このとき、研削素材11は第2仕上面11dの一部(研削素材11の先端)及び第2切り上がり面11fの一部(第2切り上がり面11fと研削素材11の外周との接点部分)が押圧面14aに当接することとなる。
上記のようにして研削素材11の第2仕上面11d側を押し金14の押圧面14aに当接させた状態で、研削素材11に押し金14の荷重を作用させると、研削素材11は第2切り上がり面11fの押圧面14aに対する当接に伴って一点鎖線で示す軸心11aが細い二点鎖線で示す軸心11aのように曲げられることになり、予備研削面11cと連続した外周面が砥石13の研削面13aに接触する。
この状態で砥石13を回転させると、予備研削面11cに対する仕上研削と、予備研削面11cに連続した研削素材11の外周面に対する研削が行われ、予備研削面11cに第1仕上面11bが形成されると共に該第1仕上面11bに連続して第1切り上がり面11eが形成される。この研削の進行に伴って押し金14が下降し、例えば検出器具31が研削素材11に対する研削量が第1仕上研削量に達したことを検出したとき、接点からの電気信号によって砥石13の回転が停止する。
そして押し金14を上昇させると、この上昇に伴って押し金14による研削素材11の拘束が解除され、これにより、研削素材11は直線状に復帰し(細い二点鎖線で示す軸心11aが一点鎖線で示す軸心11aに復帰する)、第1仕上面11bと太い二点鎖線で示す第1切り上がり面11e(切り上がり部6)が形成される。
上記の如くして形成された第1仕上面11bは、研削素材11の軸心11aからの寸法が仕上面寸法Rとなる。即ち、軸心11aから第1仕上面11bまでの寸法と、第2仕上面11dまでの寸法は何れもRとなり、偏心することがない。
上記の如き本発明は、目的の製品が歯科用の治療器具や、骨用治療器具或いは血管血栓除去器具等の器具に適用することが可能である。
歯科用治療器具であるリーマの構成を説明する図である。 研削装置の全体構成を説明する模式的な側面図である。 図2のIII −III 矢視図である。 研削装置の要部を説明する図である。 研削素材11に対する予備研削の説明をする図である。 予備研削を行った予備研削面の他方側の面に研削を行う際の状態を説明する図である。 予備研削面に対する研削を行う際の状態を説明する図である。
符号の説明
A リーマ
B 研削装置
1 針部
2 柄
3 先端
4 作業部
4a 溝
4b 切刃
5 シャンク
6 切り上がり部
7 切り上がり部6の形成長さ
8 第1基準位置
9 第2基準位置
11 研削素材
11a 軸心
11b 第1仕上面
11c 予備研削面
11d 第2仕上面
11e 第1切り上がり面
11f 第2切り上がり面
12 チャック
13 砥石
13a 研削面
14 押し金
14a 押圧面
15 L字フレーム
15a 起立片
15b 調整片
16 摺動ブロック
17 支持フレーム
18 軸
19a,19b 調整ネジ
20,24 バネ
21 アーム
22a〜22c ローラ
25 ガイド
26 アーム
27,30〜32 検出器具
27a 接点
27b 指針
27c 検出子
27d 目盛り
28 アーム
28a ナット部材
29 調整ネジ
41 空隙

Claims (2)

  1. 細棒状の素材の一方側の端部を砥石の研削面と予め設定されたテーパで素材を押す押し金との間に挿入して予め設定された寸法,形状,角度を持って対向する面を砥石の砥粒の走る方向と細棒状の素材の軸方向とが略一致するように刃部及び刃部に連続した切り上がり部を研削する治療器具用の断面角形先細棒の研削方法であって、予め目的の治療器具に対応して設定された寸法,形状,角度に研削するのに先立って、少なくとも一方側の面に対して素材の一方側の端部から切り上がり部に至る間の所定長さで且つ必要な仕上代を残して予備研削を行い、その後、他方側の面に対する研削を行うことで刃部及び刃部に連続した切り上がり部を研削することを特徴とする治療器具用の断面角形先細棒の研削方法。
  2. 細棒状の素材の一方側の端部を砥石の研削面と予め設定されたテーパで素材を押す押し金との間に挿入して予め設定された寸法,形状,角度を持って対向する面を砥石の砥粒の走る方向と細棒状の素材の軸方向とが略一致するように刃部及び刃部に連続した切り上がり部を研削して製造された先細状治療器具であって、予め目的の治療器具に対応して設定された寸法,形状,角度に研削するのに先立って、少なくとも一方側の面に対して素材の一方側の端部から切り上がり部に至る間の所定長さで且つ必要な仕上代を残して予備研削を行うことにより予め設定された刃部及び刃部に連続した切り上がり部を有する先細形状を持ち、被研削面に該治療器具の軸と平行な研削目を持つことを特徴とする治療器具。
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