JP4244535B2 - 自動販売機の扉装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、展示室の前面を開閉する展示扉を備えた自動販売機の扉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
展示室の前面を開閉する展示扉を備えた自動販売機の扉装置として、例えば特開平10−289363号公報に記載されるようなものがある。このような従来の展示扉は、部外者が展示扉を開放することができないように展示扉の前面あるいは本体扉の前面に展示扉のロックを解除するためのキー差込部が設けられており、オペレータの所有する専用のキーでロックを解除することによって、展示扉が開放できるように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
こうした従来の自動販売機の扉装置においては、展示扉のロックを解除するためのキー差込部が自動販売機の前面に露出して設けられていたために、このキー差込部を壊して展示扉を開放しようとする悪戯が発生しやすいといった不具合があった。また、自動販売機のオペレータは本体扉のキーと別個に、展示扉のロックを解除するための専用キーを持ち歩かなければならず、キーの数が倍増し、管理が煩雑になるといった不具合を有していた。
【0004】
本発明は、こうした課題を解決するためになされたものであり、展示扉のロックを解除するためのキー差込部が自動販売機の前面に露出することなく、なおかつ展示扉用の専用キーを不要とする自動販売機の扉装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の自動販売機の扉装置は、自動販売機本体の前面を開閉する本体扉と、該本体扉に形成されサンプル商品等を展示する展示室の前面を開閉する展示扉と、該展示扉が閉じた状態で当該展示扉と前記本体扉とをロックするロック装置とを備え、前記ロック装置は、前記展示扉に取付られた係合片と、前記本体扉に取付られ該係合片と係合する係合機構とを備え、該係合機構は、上下方向にスライド移動可能であって重力によって下方に付勢されたスライダを有し、前記係合片は、下方に向かって凹んで形成され該スライダと係合する係合溝と、前記展示扉を閉じる際に該スライダを上方に案内するとともに前記係合溝に導く係合案内斜面、および前記スライダが前記係合溝に係合した状態で前記スライダを上方に移動させたとき、前記スライダに対して前記係合片を前方に案内して離脱させる離脱案内斜面を有することを特徴とするものである。
【0006】
この構成によれば、展示扉のロック装置を外部に露出させることなく構成できるので、悪戯による展示扉の開放を防止できるとともに、本体扉の裏面側に設けられたロック装置における係合機構のスライダを操作することによって展示扉のロックを解除するので、展示扉専用のキーを設けなくても部外者が展示扉を開放することができない。
【0008】
また、この構成によれば、展示扉を閉じると展示扉がロックされるので、ロック操作が極めて容易である。
【0014】
さらに、この構成によれば、スライダは重力によって付勢されているので、特別な付勢手段を設けることなく、安価に製造することができる。
【0016】
そしてまた、この構成によれば、展示扉が閉じられた状態で、ロックを解除すべくスライダを移動させると、係合片が前方に案内されながら離脱するので、ロック解除操作によって展示扉を前方に開放させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0018】
図1は本発明の扉装置1の正面図、図2は本発明の扉装置1の要部背面図、図3は本発明の扉装置1において展示扉3が開いた状態を示す要部斜視図である。
【0019】
図1に示すように本発明の自動販売機の扉装置1は、自動販売機本体5の前面を開閉する本体扉2と、展示室の前面を開閉する展示扉3と、展示扉3と本体扉2とをロックするロック装置4とを備えている。
【0020】
本体扉2は、展示室21と、操作パネル22と、商品取出口23、硬貨返却口24を備えており、展示室21はプレス加工によって本体扉2の表面を凹ませて形成されている。この展示室21には、展示室21内を照明するための蛍光灯211、販売商品の見本であるサンプル商品212、サンプル商品212の金額等を表示するための表示パネル213、ポスター等の広告パネル214等が配設され、操作パネル22には、金額表示器221、本体扉2をロックする本体ロック装置222、金銭投入口223、返却レバー等224が配設されている。
【0021】
展示扉3は、アクリルで形成された透明パネル31の周囲を金属製のサッシ32で取り囲んで構成されたものであって、サッシ32の左端裏側には展示扉3の開閉ヒンジ(図示せず)が取り付けられ、展示扉3はこの開閉ヒンジによって本体扉2に開閉自在に支持され、図3に示す如く展示室21を前方に開放できるように構成されている。そして、サッシ32の右端裏側には、図3に示すように展示扉3が閉じた状態でロックするロック装置4の係合片41が上下2箇所に取付固定されている。一方、透明パネル31には、購入商品を選択するための押しボタン311がサンプル商品212に対応して複数配設されている。
【0022】
次に、図4、図5を用いてロック装置4の構成について説明する。
【0023】
ロック装置4は、展示扉3の裏面に取付られた係合片41と、図4に示す如く本体扉2の裏面に取付られ係合片41と係合する係合機構42とを備えて構成されており、展示扉3を閉じた状態では、外部からロック装置4が見えないようになっている。なお、本実施の形態では、図1、図2に示すようにロック装置4を上下2ヶ所に設けているが、上下のロック装置4は共通の構成である。
【0024】
ロック装置4の係合機構42は、本体扉2の裏面に固定された固定ガイド422と、この固定ガイド422と係合して上下移動可能に支持されたスライダ421を備えてなるものであって、スライダ421は前述の係合片41と係脱するための係合シャフト421bを有し、固定ガイド422には、この係合シャフト421bを上下に案内する長孔422aが形成されている。また、スライダ421の下端部には後方に延出するように形成された取っ手部421aが形成されており、詳細は後術するが、この取っ手部421aを上方に持ち上げることによってロック装置4のロックが解除できるようになっている。一方、係合片41は、金属板により形成されたものであって、図5に示す如く、下方に向かって溝状に凹んで切り欠かれた係合溝411と、係合溝411の後方に形成され係合シャフト421bを係合溝411の上方に案内するように上斜め前方に向かって形成された係合案内斜面412と、係合溝411の上方に形成され係合溝411から上方に持ち上げられた係合シャフト421bが後方に案内されるように上斜め後方に向かって形成された離脱案内斜面413を備えて構成されている。
【0025】
次に、このように構成されたロック装置4の動作について図5、図6を用いて説明する。
【0026】
まず、展示扉3を閉じる際のロック装置4の動作について説明する。
【0027】
図5aは展示扉3が開いているときのロック装置4の状態を示す断面図である。図5aに示すように、展示扉3が開いている状態では、スライダ421は重力によって下方に付勢され、係合シャフト421bが固定ガイド422の長孔422aの下端部に支持された状態となっている。
【0028】
この状態から展示扉3を閉じるべく、展示扉3を本体扉2に向かって押し込むと、まず、図5bに示すように係合案内斜面412に係合シャフト421bが当接し、さらに展示扉3を押し込むと係合シャフト421bが係合案内斜面412によって固定ガイド422の長孔422aに沿って上方に押し上げられ、図5cに示すように係合溝411の上方に導かれる。このとき、スライダ421も固定ガイド422にガイドされつつ係合シャフト421bと一体に上方に移動する。
【0029】
そして係合シャフト421bが係合案内斜面412の上端位置に達し、なお展示扉3を押し込むと、重力によって係合シャフト421bが係合溝411に落ち込み図6aに示す状態となる。この図6aの状態は展示扉3が閉じた状態であり、係合シャフト421bが係合溝411に係合しているため展示扉3がロックされた状態となっている。
【0030】
次に、展示扉3を開く際のロック装置4の動作について説明する。
【0031】
図6aに示す展示扉3が閉じた状態から、展示扉3を開くには、まず、本体扉2の裏面に配設されているスライダ421を操作するために、自動販売機本体5から本体扉2を開放する必要がある。この本体扉2の開放は、オペレータ等が管理する専用キーによって本体ロック装置4を解除することによって可能となっている。このようにして本体扉2を開放した後、取っ手部421aを把持してスライダ421を上方に持ち上げると、図6bに示すように係合シャフト421bが固定ガイド422の長孔422aに沿って上方に移動し、係合溝411から離脱した後、離脱案内斜面413に当接し、さらに、スライダ421を上方に持ち上げると図6cに示すように離脱案内斜面413を介して係合片41が係合シャフト421bによって前方に押し出されるように案内される。これにより、本体扉2に対して展示扉3が前方に押し出され、展示扉3が開放される。
【0032】
このように本実施の形態では、固定ガイド422に上下移動可能に支持されたスライダ421を上方に移動させることで、ロック装置4のロックを解除することができるように構成されている。すなわち、この固定ガイド422とスライダ421とがロック解除手段として作用するものである。
【0033】
そして、以上に詳述した本実施の形態によれば、展示扉のロック解除手段を外部に露出させることなく構成できるので、悪戯による展示扉の開放を防止できるとともに、本体扉2の裏面側に設けられたスライダ421を操作することに展示扉3のロックを解除するので、展示扉3専用のキーをもうけなくても部外者が展示扉3を開放することができない。
【0034】
また、展示扉3を閉じると展示扉3がロックされるので、ロック操作が極めて容易である。
【0035】
また、スライダ421を上方に移動させる操作でロックを解除することができるので、ロック解除操作が容易である。
【0036】
また、取っ手部421aによってスライダ421の移動操作を容易に行うことができる。
【0037】
また、スライダ421は重力によって下方に付勢されているので、特別な付勢手段を設けることなく、安価に製造することができる。
【0038】
また、展示扉3が閉じられた状態で、ロック解除すべくスライダ421を移動させると、係合片41が前方に案内されながら離脱するので、ロック解除操作によって展示扉3を前方に開放させることができるものである。
【0039】
なお、本実施の形態では、ロック装置4のスライダ421が上下移動する構成を示して説明したが、バネ等の付勢手段を用いてスライダ421を一方に付勢するようにすれば、左右移動するスライダ421を用いても同様のロック装置を構成することができる。したがって、スライダ421は上下移動する構成に限られたものではない。
【0040】
また、本実施の形態では、ロック装置4を上下2個設けて構成した例を示したが、ロック装置4の数及び取りつけ位置は、展示扉3の大きさ等に応じて適宜決められるものであり、これに限られたものではない。
【0041】
【発明の効果】
本発明によれば、展示扉のロック装置を外部に露出させることなく構成できるので、悪戯による展示扉の開放を防止できるとともに、本体扉の裏面側に設けられたロック装置における係合機構のスライダを操作することによって展示扉のロックを解除するので、展示扉専用のキーを設けなくても部外者が展示扉を開放することができない。特に、前記係合片は、前記スライダが前記係合溝に係合した状態で前記スライダを上方に移動させたとき、前記スライダに対して前記係合片を前方に案内して離脱させる離脱案内斜面を有することにより、展示扉が閉じられた状態で、ロックを解除すべくスライダを移動させると、係合片が前方に案内されながら離脱するので、ロック解除操作によって展示扉を前方に開放させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の扉装置の正面図である。
【図2】本発明の扉装置の要部背面図である。
【図3】本発明の扉装置において展示扉が開いた状態を示す自動販売機の要部斜視図である。
【図4】展示扉が閉じた状態のロック装置の斜視図である。
【図5】展示扉を閉じるときのロック装置の動作を説明するための断面図である。
【図6】展示扉を開くときのロック装置の動作を説明するための断面図である。
【符号の説明】
1 扉装置
2 本体扉
3 展示扉
4 ロック装置
5 自動販売機本体
21 展示室
41 係合片
42 係合機構
212 サンプル商品
411 係合溝
412 係合案内斜面
413 離脱案内斜面
421 スライダ
421a 取っ手部
421b 係合シャフト
422 固定ガイド
Claims (1)
- 自動販売機本体の前面を開閉する本体扉と、該本体扉に形成されサンプル商品等を展示する展示室の前面を開閉する展示扉と、該展示扉が閉じた状態で当該展示扉と前記本体扉とをロックするロック装置とを備え、前記ロック装置は、前記展示扉に取付られた係合片と、前記本体扉に取付られ該係合片と係合する係合機構とを備え、該係合機構は、上下方向にスライド移動可能であって重力によって下方に付勢されたスライダを有し、前記係合片は、下方に向かって凹んで形成され該スライダと係合する係合溝と、前記展示扉を閉じる際に該スライダを上方に案内するとともに前記係合溝に導く係合案内斜面、および前記スライダが前記係合溝に係合した状態で前記スライダを上方に移動させたとき、前記スライダに対して前記係合片を前方に案内して離脱させる離脱案内斜面を有することを特徴とする自動販売機の扉装置。
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JP2001177370A Expired - Fee Related JP4244535B2 (ja) | 2001-06-12 | 2001-06-12 | 自動販売機の扉装置 |
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2001
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