JP4243866B2 - 圧力生成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、圧力生成装置、例えば、車両の車軸ハブによって保持されて回転可能なホイールと同ホイールに装着されてタイヤ空気室を形成するタイヤを備えた車輪の前記タイヤ空気室に加圧空気を供給可能な圧力(空気圧)生成装置に関する。
この種の圧力生成装置は、例えば、下記特許文献1に示されている。この特許文献1に記載されている圧力生成装置(タイヤ空気圧調整装置)においては、車両の車軸ハブを回転駆動する車軸と共に回転する部材に、車軸の軸方向に往復運動するポンプユニットを配置して、このポンプユニットのピストンの一端を車輪の回転に対して非回転のカム部材の斜面に当接させている。このため、車輪の回転に伴ってポンプユニットのピストンが往復運動してポンプ機能が得られる。
特開平11−139118号公報
ところで、上記した特許文献1に記載されている圧力生成装置の構成では、ポンプユニットにおけるピストンの軸心が車軸の軸心に対して径外方に所定量偏心している。このため、ピストンの一端と当接するカム部材の斜面の径をピストンの軸心の径方向偏心量に相当する量以上としなければならず、当該圧力生成装置の小型化は困難であって、車両への搭載性に難がある。また、ホイールバランス(回転バランス)の均衡を図るために、ポンプユニットの重量を相殺するためのカウンターウエイト(バランスウエイト)を設ける必要があって、これによっても、当該圧力生成装置の小型化を困難としている。
本発明は、上記した問題に対処すべくなされたものであり、当該圧力生成装置を、回転不能な支持部材内にて軸受を介して回転可能に支持される回転軸部を備えた回転体、この回転体の前記回転軸部に対して一体回転可能かつポンプ作動可能に組付けられてポンプ室を形成するポンプ作動体、前記回転体の前記支持部材に対する回転運動を前記ポンプ作動体のポンプ作動に変換させる運動変換機構、前記回転体に形成されて前記ポンプ室に流体を吸入可能な吸入通路、前記回転体に形成されて前記ポンプ室から流体を吐出可能な吐出通路を備える構成としたこと(請求項1に係る発明)に特徴がある。
この場合において、前記回転体が車両の車軸ハブであり、前記支持部材が前記車軸ハブを回転可能に支持するナックルであり、前記流体が空気であること(請求項2に係る発明)も可能である。また、前記ポンプ作動体が前記回転軸部に対して一体回転可能かつ往復動可能に組付けられるピストンであり、前記運動変換機構が前記回転体の前記支持部材に対する回転運動を前記ピストンの往復運動に変換させる運動変換機構であること(請求項3に係る発明)も可能である。
この場合において、前記回転軸部には、前記ピストンを軸方向にて往復動可能に収容するシリンダ内孔が同軸的に形成され、前記ピストンには、前記回転軸部を軸方向にて移動可能かつ回転方向にて移動不能に貫通する荷重伝達子が設けられていて、この荷重伝達子のピストン径方向外端に設けたカムフォロアと前記支持部材内に組付けた円筒カムによって前記運動変換機構が構成されていること(請求項4に係る発明)も可能である。
また、前記ピストンは円筒状に形成されて前記回転軸部の外周に一体回転可能かつ軸方向にて往復動可能に組付けられていて、前記支持部材と前記回転軸部間には、前記支持部材に対して一体的に設けられて前記ピストンを軸方向にて往復動可能に収容するシリンダ部材が介装され、前記ピストンと前記シリンダ部材間に前記運動変換機構が設定されていること(請求項5に係る発明)も可能である。
また、前記回転軸部には、前記ピストンを前記回転軸部の径方向にて往復動可能に収容するシリンダ内孔が形成されていて、前記ピストンの前記シリンダ内孔から外方に突出する外端に設けたカムフォロアと前記支持部材内に組付けた円筒カムによって前記運動変換機構が構成されていること(請求項6に係る発明)も可能である。
上記した本発明による圧力生成装置においては、回転体が支持部材に対して回転すると、その回転運動が運動変換機構によりポンプ作動体のポンプ作動に変換されて、ポンプ作動体がポンプ作動する。これにより、ポンプ室の容積が増減して、吸入通路を通してポンプ室に吸入された流体がポンプ室から吐出通路を通して吐出される。
ところで、本発明による圧力生成装置においては、回転体の回転軸部が支持部材内にて軸受を介して回転可能に支持され、この回転体の回転軸部に対してポンプ作動体(ピストン)が一体回転可能かつポンプ作動可能に組付けられてポンプ室を形成している。このため、回転バランスの均衡を図るために回転体にバランスウエイトを設ける必要がないことは勿論のこと、当該圧力生成装置を支持部材内にてコンパクトに構成することが可能であって、当該圧力生成装置の小型化が可能である。
また、本発明の実施に際して、前記回転軸部は軸方向にて所定の間隔で配置された第1軸受と第2軸受を介して前記支持部材に回転可能に支持されていること(請求項7に係る発明)も可能である。この場合には、支持部材に対する回転体の支持剛性を第1軸受と第2軸受によって確保することが可能である。また、この場合において、前記第1軸受と前記第2軸受間に、前記運動変換機構が介装されるように構成すること(請求項8に係る発明)も可能である。この場合には、第1軸受と第2軸受間のスペースを運動変換機構の収容スペースとして有効に活用することができて、当該圧力生成装置をコンパクトに構成することが可能である。
また、本発明の実施に際して、前記回転軸部と前記支持部材間に、前記第1軸受と前記第2軸受を密封するための第1シール部材と第2シール部材を前記運動変換機構と前記両軸受を軸方向にて挟むようにして介装すること(請求項9に係る発明)も可能である。この場合には、第1シール部材と第2シール部材により、第1軸受と前記第2軸受を密封することが可能であるとともに、運動変換機構を密封することが可能であり、シール部材の共用化により当該圧力生成装置のコンパクト化、低コスト化が可能である。
以下に、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明による圧力生成装置の第1実施形態を示していて、この第1実施形態の圧力生成装置AP1は、車両における車輪のタイヤ空気室(図示省略)に加圧空気を供給可能な空気圧生成装置であり、支持部材としてのナックルの一部である円筒支持部11と、回転体としての車軸ハブ20と、ポンプ作動体としての円柱状のピストン30を備えるとともに、車軸ハブ20の円筒支持部11に対する回転運動をピストン30の往復運動に変換させる運動変換機構としてのカム部材41およびカムフォロア42と、カムフォロア42を回転自在に支承するロッド43を備えている。
円筒支持部11は、軸線Loを中心とする円筒形状に形成されていて、軸線Lo回りに回転不能であり、その内部には車軸ハブ20の回転軸部21Aが一対の軸受12,13と一対の環状シール部材14,15を介して軸線Lo回りに回転可能かつ液密的に支持されている。一対の軸受12,13は、回転軸部21Aの軸方向(軸線Loに沿った方向)に所定量離れて配置されていて、カム部材41を回転軸部21Aの軸方向にて挟むようにして円筒支持部11と回転軸部21A間に介装されており、車軸ハブ20を円筒支持部11すなわちナックルに対して回転可能としている。一対の環状シール部材14,15は、回転軸部21Aの軸方向に所定量離れて配置されていて、カム部材41と両軸受12,13を回転軸部21Aの軸方向にて挟むようにして円筒支持部11と回転軸部21A間に介装されており、円筒支持部11と回転軸部21A間を液密的にシールしている。
車軸ハブ20は、ハブ本体21と、このハブ本体21の下端部外周に液密的に螺着されたスリーブ22によって構成されている。ハブ本体21は、回転軸部21Aと環状フランジ部21Bを備えていて、回転軸部21Aには、一対の軸方向長孔21aとシリンダ内孔21bが形成され、環状フランジ部21Bには、車輪(図示省略)の取付部21c(詳細は図示省略)が形成され、回転軸部21Aと環状フランジ部21Bには、吸入通路21dと吐出通路21eが形成されている。
一対の軸方向長孔21aは、ピストン30とカムフォロア42とロッド43を車軸ハブ20と一体回転可能かつ軸方向に往復動可能にガイドするガイド手段であり、車軸ハブ20における回転軸部21Aの周方向にて180度の間隔で形成されている。シリンダ内孔21bは、ピストン30を収容していて、ピストン30とにより回転軸部21A内にポンプ室Roを形成している。吸入通路21dは、ポンプ室Roに空気を導入(吸入)するためのものであり、その内部には吸入チェック弁Viが介装されている。吐出通路21eは、ポンプ室Roから空気を導出(吐出)するためのものであり、その内部には吐出チェック弁Voが介装されている。なお、ポンプ室Roから吐出される加圧空気は、車軸ハブ20に組付けられる車輪のタイヤ空気室(図示省略)に供給可能である。
ピストン30は、車軸ハブ20における回転軸部21Aのシリンダ内孔21bに一対の環状シール部材31,32を介して挿入されていて、車軸ハブ20の回転軸部21Aに対して同軸的で一体回転可能かつ軸方向に往復動可能に組付けられている。また、ピストン30には、環状溝30aとピストン径方向に延びる貫通孔30bが形成されている。一対の環状シール部材31,32は、ピストン軸方向に所定量離れて配置されていて、ピストン30の軸方向端部にてピストン30と回転軸部21A間に介装されており、ピストン30と回転軸部21A間を気密的および液密的にシールしている。
環状溝30aは、一対の環状シール部材31,32間にてピストン30の外周に形成されていて、ピストン30と回転軸部21A間に環状空間R1を形成している。この環状空間R1は、回転軸部21Aに形成した各軸方向長孔21aを通して、一対の環状シール部材14,15間に形成された環状空間R2に連通している。各環状空間R1,R2は、ピストン30が軸方向に往復動しても容積が変化しないものであり、4個のシール部材14,15,31,32によって密封されている。また、環状空間R1,R2等は、所要量の潤滑油を収容するオイル室であって、このオイル室には、軸受12,13、カム部材41、カムフォロア42等が収容されている。
カム部材41は、円筒支持部11に一体的に(軸方向に移動不能かつ回転不能に)設けられた円筒カムであり、軸方向にて連接した一対のカムスリーブ41A,41Bによって構成されていて、回転軸部21Aに対して同軸的に配置されている。また、カム部材41は、環状で軸方向に変動のあるカム部41aを有していて、同カム部41aはカム溝であり、カムフォロア42が嵌合している。カム部41aは、カムフォロア42から軸方向の荷重(図示上下方向の荷重)と径方向の荷重(図示左右方向の荷重)を受けるカム面を有していて、このカム面は断面形状がV字形状であり、回転軸部21Aの周方向にて偶数周期(例えば、2周期)で形成されている。
カムフォロア42は、ロッド43のピストン径方向外端に回転自在に組付けたボールであり、軸線Loに直交するピストン径方向端部にてカム部(カム溝)41aに係合していて、カム部材41に対して相対回転することによりロッド43とともに回転軸部21Aの軸方向(図示上下方向)に移動可能である。ロッド43は、ピストン30の貫通孔30bにピストン30の径方向(貫通孔30bの軸方向)にて移動可能に組付けられた荷重伝達子であり、回転軸部21Aの軸方向長孔21aに対しては、回転軸部21Aの軸方向にて移動可能かつ回転方向にて移動不能に貫通している。
上記のように構成した第1実施形態の圧力生成装置AP1においては、車軸ハブ20が円筒支持部11に対して回転すると、ピストン30とロッド43とカムフォロア42が車軸ハブ20と一体的に回転してカム部材41に対して相対回転し軸方向に移動する。このため、車軸ハブ20の回転運動をピストン30の往復動に変換可能であり、ピストン30の往復動によりポンプ室Roの容積を増大・減少させることができて、吸入チェック弁Viを介装した吸入通路21dを通して空気をポンプ室Roに吸入し、ポンプ室Roから吐出チェック弁Voを介装した吐出通路21eを通して空気を吐出することが可能であり、この吐出空気(加圧空気)を車軸ハブ20に組付けられる車輪のタイヤ空気室(図示省略)に供給可能である。
ところで、この第1実施形態の圧力生成装置AP1においては、車軸ハブ20の回転軸部21Aが円筒支持部11内にて軸受12,13を介して回転可能に支持され、この車軸ハブ20の回転軸部21Aに対してピストン30が同軸的で一体回転可能かつ軸方向にて往復動可能(ポンプ作動可能)に組付けられて回転軸部21Aに露呈するポンプ室Roを形成している。このため、回転バランスの均衡を図るために車軸ハブ20にバランスウエイトを設ける必要がないことは勿論のこと、当該圧力生成装置AP1を円筒支持部11内にてコンパクトに構成することが可能であって、当該圧力生成装置AP1の小型化が可能である。
また、この第1実施形態の圧力生成装置AP1においては、車軸ハブ20の回転軸部21Aが回転軸部21Aの軸方向にて所定の間隔で配置された一対の軸受12,13を介して円筒支持部11に回転可能に支持されている。このため、円筒支持部11に対する車軸ハブ20の支持剛性を一対の軸受12,13によって確保することが可能である。また、一対の軸受12,13間に、運動変換機構としてのカム部材41とカムフォロア42が介装されている。このため、一対の軸受12,13間のスペースを運動変換機構の収容スペースとして有効に活用することができて、当該圧力生成装置AP1をコンパクトに構成することが可能である。
また、この第1実施形態の圧力生成装置AP1においては、車軸ハブ20の回転軸部21Aと円筒支持部11間に、カム部材41と両軸受12,13を回転軸部21Aの軸方向にて挟むようにして一対の軸受12,13を密封する一対の環状シール部材14,15が介装されている。このため、一対の環状シール部材14,15により、一対の軸受12,13を密封することが可能であるとともに、運動変換機構としてのカム部材41とカムフォロア42を密封することが可能であり、シール部材の共用化により当該圧力生成装置AP1のコンパクト化、低コスト化が可能である。
また、この第1実施形態の圧力生成装置AP1においては、ピストン30と車軸ハブ20の回転軸部21A間を液密的にシールする一対の環状シール部材31,32が軸方向に所定量離れて配置されるとともに、車軸ハブ20の回転軸部21Aと円筒支持部11間を液密的にシールする一対の環状シール部材14,15が軸方向に所定量離れて配置されていて、これら4個のシール部材14,15,31,32によって密封されて所要量の作動油が収容されるオイル室(環状空間R1,R2)には、軸受12,13、カム部材41、カムフォロア43等が収容されている。このため、各摺動部の潤滑性が確保されて、各摺動部での摺動抵抗の低減、耐久性の向上を図ることが可能である。
図2は本発明による圧力生成装置の第2実施形態を示していて、この第2実施形態の圧力生成装置AP2は、車両における車輪のタイヤ空気室(図示省略)に加圧空気を供給可能な空気圧生成装置であり、支持部材としてのナックルの一部である円筒支持部111と、回転体としての車軸ハブ120と、ポンプ作動体としての円筒状のピストン130を備えるとともに、車軸ハブ120の円筒支持部111に対する回転運動をピストン130の往復運動に変換させる運動変換機構としての円筒カム141およびカムフォロア142と、ピストン130を収容するシリンダ部材150を備えている。
円筒支持部111は、軸線Loを中心とする円筒形状に形成されていて、軸線Lo回りに回転不能であり、その内部には車軸ハブ120の回転軸部121Aが一対の軸受112,113と一対の環状シール部材114,115を介して軸線Lo回りに回転可能かつ液密的に支持されている。一対の軸受112,113は、回転軸部121Aの軸方向(軸線Loに沿った方向)に所定量離れて配置されていて、シリンダ部材150を回転軸部121Aの軸方向にて挟むようにして円筒支持部111と回転軸部121A間に介装されており、車軸ハブ120を円筒支持部111すなわちナックルに対して回転可能としている。一対の環状シール部材114,115は、回転軸部121Aの軸方向に所定量離れて配置されていて、シリンダ部材150と両軸受112,113を回転軸部121Aの軸方向にて挟むようにして円筒支持部111と回転軸部121A間に介装されており、円筒支持部111と回転軸部121A間を液密的にシールしている。
車軸ハブ120は、ハブ本体121と、このハブ本体121の下端部外周に液密的に螺着されたスリーブ122によって構成されている。ハブ本体121は、回転軸部121Aと環状フランジ部121Bを備えていて、回転軸部121Aには、軸方向溝121aと吸入通路121bと吐出通路121cが形成され、環状フランジ部121Bには、車輪(図示省略)の取付部121d(詳細は図示省略)が形成されている。
軸方向溝121aは、ピストン130の内周に形成した突起130aを軸方向にガイドするガイド手段であり、車軸ハブ120における回転軸部121Aの外周に形成されている。吸入通路121bは、ピストン130とシリンダ部材150間に形成されたポンプ室Roに空気を導入(吸入)するためのものであり、その内部には吸入チェック弁Viが介装されている。吐出通路121cは、ポンプ室Roから空気を導出(吐出)するためのものであり、その内部には吐出チェック弁Voが介装されている。なお、ポンプ室Roから吐出される加圧空気は、車軸ハブ120に組付けられる車輪のタイヤ空気室(図示省略)に供給可能である。
ピストン130は、車軸ハブ20の回転軸部21A外にてシリンダ部材150内に収容されていて、上記した突起130aを有するとともに、ピストン径方向に延びてカムフォロア142とスプリング143とホルダ144を取付けるための取付孔130bを有している。このピストン130は、突起130aにて回転軸部21Aの軸方向溝121aに一体回転可能かつ軸方向に往復動可能に嵌合されていて、車軸ハブ20の回転軸部21Aに対して同軸的で一体回転可能かつ軸方向に往復動可能に組付けられている。
また、ピストン130は、内周にて車軸ハブ20の回転軸部21Aに一対の環状シール部材131,132を介して嵌合されるとともに、外周にてシリンダ部材150のシリンダ内孔150aに一対の環状シール部材133,134を介して挿入されていて、回転軸部121Aの外周にてシリンダ部材150内に上記したポンプ室Roを形成するとともに大気室Raを形成している。なお、大気室Raは、回転軸部121Aに形成した連通路121eと上記した吸入通路121bの吸入チェック弁Viより大気側部分を通して大気に連通している。
一対の環状シール部材131,132は、回転軸部121Aの軸方向に所定量離れて配置されていて、ピストン130の軸方向端部にてピストン130と回転軸部121A間に介装されており、ピストン130と回転軸部121A間を気密的および液密的にシールしている。一対の環状シール部材133,134は、回転軸部121Aの軸方向に所定量離れて配置されていて、ピストン130の軸方向端部にてピストン130とシリンダ部材150間に介装されており、ピストン130とシリンダ部材150間を気密的および液密的にシールしている。
シリンダ部材150は、円筒状に形成されていて、円筒支持部111内にて車軸ハブ120の回転軸部121A外周に一対の環状シール部材151,152を介して嵌合されており、円筒支持部111と車軸ハブ120の回転軸部121A間に介装されている。このシリンダ部材150は、回転軸部121Aに対して同軸的に配置されていて、円筒支持部111に一体的に(軸方向に移動不能かつ回転不能に)設けられており、内周にピストン130を回転軸部121Aの軸方向にて往復動可能に収容するシリンダ内孔150aを有し、外周に環状溝150bを有している。
環状溝150bは、円筒支持部111とシリンダ部材150間に環状空間R11を形成している。この環状空間R11は、シリンダ部材150に形成した連通孔150cを通して、一対の環状シール部材114,151間に形成された環状空間R12に連通し、シリンダ部材150に形成した連通孔150dを通して、一対の環状シール部材115,152間に形成された環状空間R13に連通している。各環状空間R11,R12,R13は、所要量の潤滑油を収容するオイル室であって、このオイル室に収容した潤滑油は、軸受112,113、環状シール部材114,115,151,152に供給されるとともに、シリンダ部材150に形成した連通孔150eを通して、円筒カム141とカムフォロア142の係合部とピストン130の摺動部等にも供給されるようになっている。
円筒カム141は、シリンダ部材150の内周に一体的に形成されていて、回転軸部121Aに対して同軸的に配置されている。また、円筒カム141は、環状で回転軸部121Aの軸方向に変動のあるカム溝141aを有していて、カムフォロア142が嵌合している。カム溝141aは、カムフォロア142から軸方向の荷重(図示上下方向の荷重)と径方向の荷重(図示左右方向の荷重)を受けるカム面を有していて、このカム面は断面形状がV字形状であり、回転軸部121Aの周方向にて偶数周期(例えば、2周期)で形成されている。
カムフォロア142は、ピストン130の取付孔130bに組付けたホルダ144に回転自在に組付けたボールであり、スプリング143によってピストン径外方に付勢されてカム溝141aに係合している。スプリング143は、カムフォロア142とホルダ144間に介装されていて、カムフォロア142をピストン径外方に向けて付勢している。ホルダ144は、有底筒状に形成されていて、ピストン130の取付孔130bにピストン径方向へ移動可能に設けられている。
上記のように構成した第2実施形態の圧力生成装置AP2においては、車軸ハブ120が円筒支持部111に対して回転すると、ピストン130とカムフォロア142が車軸ハブ120と一体的に回転して円筒カム141に対して相対回転し軸方向に移動する。このため、車軸ハブ120の回転運動をピストン130の往復動に変換可能であり、ピストン130の往復動によりポンプ室Roの容積を増大・減少させることができて、吸入チェック弁Viを介装した吸入通路121bを通して空気をポンプ室Roに吸入し、ポンプ室Roから吐出チェック弁Voを介装した吐出通路121cを通して空気を吐出することが可能であり、この吐出空気(加圧空気)を車軸ハブ120に組付けられる車輪のタイヤ空気室(図示省略)に供給可能である。
ところで、この第2実施形態の圧力生成装置AP2においては、車軸ハブ120の回転軸部121Aが円筒支持部111内にて軸受112,113を介して回転可能に支持され、この車軸ハブ120の回転軸部121Aに対してピストン130が同軸的で一体回転可能かつ軸方向にて往復動可能(ポンプ作動可能)に組付けられて回転軸部121Aに露呈するポンプ室Roを形成している。このため、回転バランスの均衡を図るために車軸ハブ120にバランスウエイトを設ける必要がないことは勿論のこと、当該圧力生成装置AP2を円筒支持部111内にてコンパクトに構成することが可能であって、当該圧力生成装置AP2の小型化が可能である。
また、この第2実施形態の圧力生成装置AP2においては、車軸ハブ120の回転軸部121Aが回転軸部121Aの軸方向にて所定の間隔で配置された一対の軸受112,113を介して円筒支持部111に回転可能に支持されている。このため、円筒支持部111に対する車軸ハブ120の支持剛性を一対の軸受112,113によって確保することが可能である。また、一対の軸受112,113間に、運動変換機構としての円筒カム141とカムフォロア142が介装されている。このため、一対の軸受112,113間のスペースを運動変換機構の収容スペースとして有効に活用することができて、当該圧力生成装置AP2をコンパクトに構成することが可能である。
また、この第2実施形態の圧力生成装置AP2においては、車軸ハブ120の回転軸部121Aと円筒支持部111間に、シリンダ部材150と両軸受112,113を回転軸部121Aの軸方向にて挟むようにして一対の軸受112,113を密封する一対の環状シール部材114,115が介装されている。このため、一対の環状シール部材114,115により、一対の軸受112,113を密封することが可能であるとともに、運動変換機構としての円筒カム141とカムフォロア142を密封することが可能であり、シール部材の共用化により当該圧力生成装置AP2のコンパクト化、低コスト化が可能である。
また、この第2実施形態の圧力生成装置AP2においては、環状シール部材114,115,131〜134,151,152によって密封されて所要量の作動油が収容されるオイル室(環状空間R12,R13)に軸受112,113が収容されるとともに、オイル室(環状空間R11)から連通孔150eを通して円筒カム141とカムフォロア142の係合部やピストン130の摺動部等に潤滑油が供給可能である。このため、各摺動部の潤滑性が確保されて、各摺動部での摺動抵抗の低減、耐久性の向上を図ることが可能である。
上記した第2実施形態の圧力生成装置AP2においては、ピストン130の外周に設けたカムフォロア142と、シリンダ部材150の内周に設けた円筒カム141によって、車軸ハブ120の円筒支持部111に対する回転運動をピストン130の往復運動に変換させる運動変換機構(内接カム式運動変換機構)を構成したが、図3に示した変形実施形態のように、ピストン130の外周に設けた円筒カム141と、シリンダ部材150の内周に設けたカムフォロア142によって、車軸ハブ120の円筒支持部111に対する回転運動をピストン130の往復運動に変換させる運動変換機構(外接カム式運動変換機構)を構成して実施することも可能である。
また、上記した第2実施形態の圧力生成装置AP2においては、ピストン130の内周に突起130aを設けるとともに、回転軸部121Aの外周に軸方向溝121aを設けて、突起130a(ピストン130)が軸方向溝121a(回転軸部121A)に一体回転可能かつ軸方向に往復動可能に嵌合されるように構成して実施したが、図3に示した変形実施形態のように、ピストン130の内周に軸方向溝130cを設けるとともに、回転軸部121Aの外周に突起121fを設けて、突起121f(回転軸部121A)に対して軸方向溝130c(ピストン130)が一体回転可能かつ軸方向に往復動可能に嵌合されるように構成して実施することも可能である。
図4および図5は本発明による圧力生成装置の第3実施形態を示していて、この第3実施形態の圧力生成装置AP3は、車両における車輪のタイヤ空気室(図示省略)に加圧空気を供給可能な空気圧生成装置であり、支持部材としてのナックルの一部である円筒支持部211と、回転体としての車軸ハブ220と、ポンプ作動体としての2個のピストン230を備えるとともに、車軸ハブ220の円筒支持部211に対する回転運動を各ピストン230の往復運動に変換させる運動変換機構としてのカム部材241および2個のカムフォロア242を備えている。
円筒支持部211は、軸線Loを中心とする円筒形状に形成されていて、軸線Lo回りに回転不能であり、その内部には車軸ハブ220の回転軸部221Aが一対の軸受212,213と一対の環状シール部材214,215を介して軸線Lo回りに回転可能かつ液密的に支持されている。一対の軸受212,213は、回転軸部221Aの軸方向(軸線Loに沿った方向)に所定量離れて配置されていて、カム部材241を回転軸部221Aの軸方向にて挟むようにして円筒支持部211と回転軸部221A間に介装されており、車軸ハブ220を円筒支持部211すなわちナックルに対して回転可能としている。一対の環状シール部材214,215は、回転軸部221Aの軸方向に所定量離れて配置されていて、カム部材241と両軸受212,213を回転軸部221Aの軸方向にて挟むようにして円筒支持部211と回転軸部221A間に介装されており、円筒支持部211と回転軸部221A間を液密的にシールしている。
車軸ハブ220は、ハブ本体221と、このハブ本体221の下端部外周に液密的に螺着されたスリーブ222によって構成されている。ハブ本体221は、回転軸部221Aと環状フランジ部221Bを備えていて、回転軸部221Aには、一対2個のシリンダ内孔221aが形成され、環状フランジ部221Bには、車輪(図示省略)の取付部221b(詳細は図示省略)が形成され、回転軸部221Aと環状フランジ部221Bには、吸入通路221cと吐出通路221dが形成されている。
各シリンダ内孔221aは、車軸ハブ220における回転軸部221Aの周方向にて180度の間隔で回転軸部221Aの径方向に形成されていて、ピストン230を回転軸部221Aの径方向にて往復動可能に収容しており、ピストン230とにより回転軸部221A内にポンプ室Roを形成している。なお、各ポンプ室Roは、回転軸部221Aに設けた連通孔221eを通して互いに連通している。
吸入通路221cは、ポンプ室Roに空気を導入(吸入)するためのものであり、その内部には吸入チェック弁Viが介装されている。吐出通路221dは、ポンプ室Roから空気を導出(吐出)するためのものであり、その内部には吐出チェック弁Voが介装されている。なお、ポンプ室Roから吐出される加圧空気は、車軸ハブ220に組付けられる車輪のタイヤ空気室(図示省略)に供給可能である。
各ピストン230は、円柱状に形成されていて、車軸ハブ220における回転軸部221Aのシリンダ内孔221aに環状シール部材231を介して挿入されており、車軸ハブ220の回転軸部221Aに対して一体回転可能かつシリンダ軸方向に往復動可能に組付けられている。また、各ピストン230には、圧縮コイルスプリング243の一部を収容する凹部230aが形成されている。各環状シール部材231は、各ピストン230の外周に形成した環状溝に組付けられていて、ピストン230と回転軸部221A間を気密的および液密的にシールしている。
カム部材241は、円筒支持部211に一体的に(軸方向に移動不能かつ回転不能に)設けられた円筒カムであり、回転軸部221Aに対して同軸的に配置されている。また、カム部材241は、内周に楕円形状のカム面241aを有していて、同カム面241aには各カムフォロア242が係合している。カム面241aは、円筒支持部211に対して回転軸部221Aが一回転する間に各カムフォロア242と各ピストン230をピストン軸方向に二往復させることが可能である。
各カムフォロア242は、ピストン230のシリンダ内孔211aから外方に突出する外端部230bに回転自在に組付けたボールであり、外端部にてカム部材241のカム面241aに転動可能に係合していて、カム部材241に対して相対回転することによりピストン230とともにピストン軸方向に移動可能である。また、各カムフォロア242等を収容する環状空間R21は、各シール部材214,215,231,231によって密封されていて、内部には軸受212,213、カム部材241、各カムフォロア242、各ピストン230等を潤滑するための潤滑油が所要量収容されている。
また、この第3実施形態においては、両ピストン230の往復動に伴う環状空間R21の容積変化量を低減する容積変化量低減手段としてのエアーチャンバーR22(図5参照)が対向して設けられている。各エアーチャンバーR22は、環状空間R21の容積減少に応じて容積が減少し、環状空間R21の容積増大に応じて容積が増大するものであって、回転軸部221Aの外周に一体回転可能に組付けた空気袋250によって形成されている。各空気袋250は、ゴム等の弾性および気密性を有する材料によって形成されていて、内部には圧縮空気が封入されており、環状空間R21の容積が減少して内部圧力が上昇するのに伴って収縮し、環状空間R21の容積が増大して内部圧力が低下するのに伴って膨張する。このため、作動時における環状空間R21内の圧力増減を減じて、これに伴うポンプロスを低減することが可能である。
上記のように構成した第3実施形態の圧力生成装置AP3においては、車軸ハブ220が円筒支持部211に対して回転すると、各ピストン230と各カムフォロア242が車軸ハブ220と一体的に回転してカム部材241に対して相対回転しピストン軸方向に移動する。このため、車軸ハブ220の回転運動を各ピストン230の往復動に変換可能であり、各ピストン230の往復動によりポンプ室Roの容積を増大・減少させることができて、吸入チェック弁Viを介装した吸入通路211cと連通孔221eを通して空気を各ポンプ室Roに吸入し、各ポンプ室Roから連通孔221eと吐出チェック弁Voを介装した吐出通路211dを通して空気を吐出することが可能であり、この吐出空気(加圧空気)を車軸ハブ220に組付けられる車輪のタイヤ空気室(図示省略)に供給可能である。
ところで、この第3実施形態の圧力生成装置AP3においては、車軸ハブ220の回転軸部221Aが円筒支持部211内にて軸受212,213を介して回転可能に支持され、この車軸ハブ220の回転軸部221Aに対して各ピストン230が一体回転可能かつ軸方向にて往復動可能(ポンプ作動可能)に組付けられて回転軸部221Aに露呈するポンプ室Roを形成している。このため、回転バランスの均衡を図るために車軸ハブ220にバランスウエイトを設ける必要がないことは勿論のこと、当該圧力生成装置AP3を円筒支持部211内にてコンパクトに構成することが可能であって、当該圧力生成装置AP3の小型化が可能である。
また、この第3実施形態の圧力生成装置AP3においては、車軸ハブ220の回転軸部221Aが回転軸部221Aの軸方向にて所定の間隔で配置された一対の軸受212,213を介して円筒支持部211に回転可能に支持されている。このため、円筒支持部211に対する車軸ハブ220の支持剛性を一対の軸受212,213によって確保することが可能である。また、一対の軸受212,213間に、運動変換機構としてのカム部材241とカムフォロア242が介装されている。このため、一対の軸受212,213間のスペースを運動変換機構の収容スペースとして有効に活用することができて、当該圧力生成装置AP3をコンパクトに構成することが可能である。
また、この第3実施形態の圧力生成装置AP3においては、車軸ハブ220の回転軸部221Aと円筒支持部211間に、カム部材241と両軸受212,213を回転軸部221Aの軸方向にて挟むようにして一対の軸受212,213を密封する一対の環状シール部材214,215が介装されている。このため、一対の環状シール部材214,215により、一対の軸受212,213を密封することが可能であるとともに、運動変換機構としてのカム部材241とカムフォロア242を密封することが可能であり、シール部材の共用化により当該圧力生成装置AP3のコンパクト化、低コスト化が可能である。
また、この第3実施形態の圧力生成装置AP3においては、各ピストン230と車軸ハブ220の回転軸部221A間を液密的にシールする環状シール部材231が設けられるとともに、車軸ハブ220の回転軸部221Aと円筒支持部211間を液密的にシールする環状シール部材214,215が軸方向に所定量離れて配置されていて、これらのシール部材214,215,231,231によって密封されて所要量の作動油が収容される環状空間R21には、軸受212,213、カム部材241、各カムフォロア242、各ピストン230等が収容されている。このため、各摺動部の潤滑性が確保されて、各摺動部での摺動抵抗の低減、耐久性の向上を図ることが可能である。
本発明による圧力生成装置の第1実施形態を概略的に示した断面図である。 本発明による圧力生成装置の第2実施形態を概略的に示した断面図である。 図2に示した第2実施形態の変形実施形態を概略的に示した部分断面図である。 本発明による圧力生成装置の第3実施形態を概略的に示した断面図である。 図4に示した第3実施形態の5−5線に沿った断面図である。
符号の説明
11…円筒支持部、12,13…軸受、14,15…環状シール部材、20…車軸ハブ(回転体)、21A…回転軸部、21b…シリンダ内孔、21d…吸入通路、21e…吐出通路、30…ピストン(ポンプ作動体)、41…カム部材、42…カムフォロア、43…ロッド(荷重伝達子)、Vi…吸入弁、Vo…吐出弁、Ro…ポンプ室、AP1…圧力生成装置

Claims (9)

  1. 回転不能な支持部材内にて軸受を介して回転可能に支持される回転軸部を備えた回転体、この回転体の前記回転軸部に対して一体回転可能かつポンプ作動可能に組付けられてポンプ室を形成するポンプ作動体、前記回転体の前記支持部材に対する回転運動を前記ポンプ作動体のポンプ作動に変換させる運動変換機構、前記回転体に形成されて前記ポンプ室に流体を吸入可能な吸入通路、前記回転体に形成されて前記ポンプ室から流体を吐出可能な吐出通路を備えている圧力生成装置。
  2. 請求項1に記載の圧力生成装置において、前記回転体が車両の車軸ハブであり、前記支持部材が前記車軸ハブを回転可能に支持するナックルであり、前記流体が空気であることを特徴とする圧力生成装置。
  3. 請求項1または2に記載の圧力生成装置において、前記ポンプ作動体が前記回転軸部に対して一体回転可能かつ往復動可能に組付けられるピストンであり、前記運動変換機構が前記回転体の前記支持部材に対する回転運動を前記ピストンの往復運動に変換させる運動変換機構であることを特徴とする圧力生成装置。
  4. 請求項3に記載の圧力生成装置において、前記回転軸部には、前記ピストンを前記回転軸部の軸方向にて往復動可能に収容するシリンダ内孔が同軸的に形成され、前記ピストンには、前記回転軸部を軸方向にて移動可能かつ回転方向にて移動不能に貫通する荷重伝達子が設けられていて、この荷重伝達子のピストン径方向外端に設けたカムフォロアと前記支持部材内に組付けた円筒カムによって前記運動変換機構が構成されていることを特徴とする圧力生成装置。
  5. 請求項3に記載の圧力生成装置において、前記ピストンは円筒状に形成されて前記回転軸部の外周に一体回転可能かつ軸方向にて往復動可能に組付けられていて、前記支持部材と前記回転軸部間には、前記支持部材に対して一体的に設けられて前記ピストンを軸方向にて往復動可能に収容するシリンダ部材が介装され、前記ピストンと前記シリンダ部材間に前記運動変換機構が設定されていることを特徴とする圧力生成装置。
  6. 請求項3に記載の圧力生成装置において、前記回転軸部には、前記ピストンを前記回転軸部の径方向にて往復動可能に収容するシリンダ内孔が形成されていて、前記ピストンの前記シリンダ内孔から外方に突出する外端に設けたカムフォロアと前記支持部材内に組付けた円筒カムによって前記運動変換機構が構成されていることを特徴とする圧力生成装置。
  7. 請求項1〜6の何れか一項に記載の圧力生成装置において、前記回転軸部は軸方向にて所定の間隔で配置された第1軸受と第2軸受を介して前記支持部材に回転可能に支持されていることを特徴とする圧力生成装置。
  8. 請求項7に記載の圧力生成装置において、前記第1軸受と前記第2軸受間には、前記運動変換機構が介装されていることを特徴とする圧力生成装置。
  9. 請求項8に記載の圧力生成装置において、前記回転軸部と前記支持部材間には、前記第1軸受と前記第2軸受を密封するための第1シール部材と第2シール部材が前記運動変換機構と前記両軸受を軸方向にて挟むようにして介装されていることを特徴とする圧力生成装置。
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