JP4243563B2 - オブジェクト接続先通知装置、オブジェクト接続先通知システム、ならびに、オブジェクト接続先通知プログラム - Google Patents

オブジェクト接続先通知装置、オブジェクト接続先通知システム、ならびに、オブジェクト接続先通知プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ネットワーク上に登録されているオブジェクト同士が接続される際に、当該オブジェクトの接続先を通知するオブジェクト接続先通知装置およびオブジェクト接続先通知プログラムと、このオブジェクト接続先通知装置に、接続するオブジェクトのアドレスの通知を要求すると共に、当該オブジェクト同士に接続を要求するオブジェクト接続要求端末およびオブジェクト接続要求プログラムに関する。
従来、コンピュータネットワーク(以下、単にネットワークという)を利用した通信方式の技術として、ネットワーク上に分散された端末(コンピュータ等)が相互に接続・通信を行うための分散オブジェクト技術がある。
この分散オブジェクト技術は、ネットワーク上に分散された複数の端末が相互に接続・通信を行って、通信したデータの処理を分散して行う分散システム環境下で、当該データの処理を行う論理上の処理実体であるオブジェクト同士が当該データやメッセージの交換(オブジェクト間通信)を行うものである。
この分散オブジェクト技術の中で、オブジェクト間通信を実装したものの実装例として、OMG(Object Management Group)のCORBA(登録商標;Common Object Request Broker Architecture)、Microsoft(登録商標)社のDCOM、Sun Microsystems(登録商標)社のJava(登録商標)RMI等が挙げられる。
このオブジェクト間通信を利用したものとして、映像データや音声データ等を、フォーマットや記録媒体の種類を問わずに統一的に扱うことができる「オブジェクト生成装置およびオブジェクト生成プログラム」(特許文献1参照)、また、通信するデータを処理することが可能なオブジェクト生成装置を自動的に探索して通信経路を決定することができる「データ処理経路探索装置およびデータ処理経路探索プログラム」(特許文献2参照)、さらに、データを処理するデータ処理装置の接続系統および制御系統を記述した接続データファイルを蓄積し、この接続データファイルに従ってオブジェクト同士の接続、オブジェクトの制御を行う「データ処理システムおよびデータ処理プログラム」(特願2003−126851参照)が挙げられる。
ところで、ネットワーク上の端末(コンピュータ等)には、当該端末等の機械が処理しやすい規則性のある数字列で表されるIPアドレスが付されており、このIPアドレスによって、端末同士の識別を行っている。しかし、このIPアドレス等は、人間にとっては無味乾燥な数字の羅列であり、覚えにくいので、従来、人間が覚えやすい名前を別につけて、この名前とIPアドレスとを関連付けていた。この名前とIPアドレスの関連づけを行って、この名前を覚えることで、IPアドレスを覚えたこととして、IPアドレスの覚えにくさを解決することを、「名前解決」(コンピュータ名(ホスト名)から当該コンピュータ(ホスト)のアドレス(例えば、IPアドレス)を調べること)という。
従来の名前解決の手法(技術)としては、ディレクトリサービスやDNS(Domain Name Server)等といった技術が一般的に知られている。これらの技術の内、DNSがないと、ネットワーク(例えば、インターネット)上に、端末(コンピュータ等)を接続することができない。ちなみに、ネットワーク上のウェブサイトのURLから、データが蓄積されているHTTPサーバのIPアドレスへの変換も名前解決と呼ばれている。
つまり、オブジェクト間通信と呼ばれるものは、CORBA(登録商標)ようなミドルウェアによって実現され、このミドルウェアは、コンピュータ言語やOSやネットワークインターフェースの違いを透過的に扱えるように、ネットワーク全体に広がっているものである。
オブジェクト間通信において、ネットワーク上にオブジェクトが生成されると、このオブジェクトに対応する一意なIDが生成され、このIDが当該オブジェクトに付加されることになる。例えば、OMGのCORBA(登録商標)において、オブジェクトには、IOR(Interoperable Object Reference)と呼ばれる一意な文字列の名前が付加されている。
このIORは、CORBA(登録商標)において、オブジェクトを一意に識別するために必要なデータをまとめたものであり、このIORの中に、当該オブジェクトを動作させているホスト名、ポート番号等のデータが記録されている。つまり、このIORは、CORBA(登録商標)の仕様によって定められているもので、オブジェクトのアドレスと言えるものである。
しかし、このIORは、IPアドレスと同様に、人間が覚えにくい文字列であるので、人間が覚えやすい(識別しやすい)名前をIORとは別につけて、この名前とIORとを関連付けて、オブジェクトをネットワーク上に登録するようにしている。
ちなみに、このIORと呼ばれる一意な文字列の名前と人間が覚えやすい(識別しやすい)名前との対応を解決することも、名前解決の一つである。なお、名前解決を行うプログラムを一般にネーミングサービスプログラム(略して、ネーミングサービス)という。
特開2002−259177号公報(段落0016〜0035、図1) 特開2002−259330号公報(段落0028〜0048、図1)
しかしながら、従来のオブジェクト間通信によって提供されるネーミングサービスにおいて、同一のディレクトリ内で管理しているオブジェクトには、それぞれのオブジェクトを識別するために、同一の機能、同一の処理能力を有しているオブジェクトであっても、全て異なる名前(オブジェクト名)を付けなければならないという問題がある。
つまり、従来のオブジェクト間通信によって提供されるネーミングサービスでは、それぞれのオブジェクトを識別して管理するために、同じ名前を持つオブジェクトを、ネットワーク上には登録することができない。このため、少なくとも2つのオブジェクト名を指定して、オブジェクト間通信を行う際に、指定したオブジェクト名をもつオブジェクトがすでに他のオブジェクトと接続状態にあって利用できない場合や、ネットワーク上の障害等の利用によって指定したオブジェクト名を持つオブジェクトが使用できない場合に、ネットワーク上に同一の機能、同一の処理能力を有しているオブジェクトが他に存在しても、異なるオブジェクト名で登録されているので、改めて、オブジェクト名を指定してやらなければ、オブジェクト間通信を実現できない、すなわち、指定したオブジェクト名を持つオブジェクトの代わりに利用することができないという問題がある。
そこで、本発明では、前記した問題を解決し、同一の機能、同一の処理能力を有しているオブジェクトに対し、異なるオブジェクト名を付けることなく、オブジェクト間通信を行う際に、指定したオブジェクト名を持つオブジェクトが利用できない場合であっても、改めてオブジェクト名を指定することなく、オブジェクト間通信を実現することができるオブジェクト接続先通知装置、オブジェクト接続要求端末、ならびに、オブジェクト接続先プログラム、オブジェクト接続要求プログラムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1記載のオブジェクト接続先通知装置は、ネットワーク上で伝送されるデータを処理するデータ処理装置および前記データがオブジェクトとして当該ネットワーク上に登録されている際に、接続元となるオブジェクトである接続元オブジェクトからのアドレス通知要求信号に基づいて、当該接続元オブジェクトの接続先となるオブジェクトである接続先オブジェクトのアドレスを当該接続元オブジェクトに通知するオブジェクト接続先通知装置であって、オブジェクト名・アドレス書込手段と、アドレス通知要求信号受信手段と、状態通知要求信号出力手段と、接続先通知手段と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、オブジェクト接続先通知装置は、オブジェクト名・アドレス書込手段によって、予め設定されているデータ処理装置とデータとのネットワーク上の名前であるオブジェクト名およびデータ処理装置とデータとのネットワーク上のアドレスを、オブジェクトを管理するためのオブジェクト管理ファイルに書き込む。このオブジェクト名・アドレス書込手段は、データ処理装置とデータとがネットワークに接続され、CORBA(登録商標)等によって、オブジェクトとされる際(された後)に、オブジェクトのメタデータ(オブジェクトがどんなものであるか記述したデータ)に記述されているオブジェクト名とオブジェクトのアドレス(オブジェクトリファレンス)を、オブジェクト管理ファイルに書き込む。このオブジェクト管理ファイルは、オブジェクト接続先通知装置に直接接続されているか、ネットワークを介して接続されている。
なお、オブジェクト名は、予め、データ処理装置を利用する利用者が付与したもので、CORBA(登録商標)等によって、データ処理装置がオブジェクトとして生成された段階でメタデータとして、当該データ処理装置内の記憶手段に記憶される。ここで、データ処理装置の利用者がオブジェクト名を付与する際に、例えば、同じ機能を有しているデータ処理装置に対して、同一のオブジェクト名を付与するように利用者間で運用上の取り決めがなされている。ちなみに、CORBA(登録商標)等のミドルウェアでは、データ処理装置を、データを処理する処理実体である機能モジュールとして、当該データ処理装置で処理(出力)されるデータを、メディアオブジェクトとしてネットワーク上に生成(登録)する(ネットワーク上に存在することになる)。
続いて、オブジェクト接続先通知装置は、アドレス通知要求信号受信手段によって、接続元となるオブジェクトである接続元オブジェクトから送信されたアドレス通知要求信号を受信する。このアドレス通知要求信号は、接続先のオブジェクトである接続先オブジェクトのアドレス(オブジェクトリファレンス)である。
そして、オブジェクト接続先通知装置は、状態通知要求信号出力手段によって、アドレス通知要求信号受信手段で受信されたアドレス通知要求信号に基づいて、オブジェクト管理ファイルに書き込まれているオブジェクト名が示す接続先オブジェクトに対し、当該接続先オブジェクトの状態を通知するように要求する状態通知要求信号を出力する。この状態通知要求信号出力手段は、オブジェクト管理ファイルに書き込まれているオブジェクト名が示すオブジェクトが複数ある場合に、書き込まれている順若しくはランダムに、または、複数に同時に、状態通知要求信号を出力する。
その後、オブジェクト接続先通知装置は、接続先通知手段によって、状態通知要求信号出力手段からの状態通知要求信号を受信した接続先オブジェクトにより出力された当該接続先オブジェクトの状態を通知する状態通知信号を受信し、この状態通知信号に基づいて、オブジェクト管理ファイルを参照し、接続元オブジェクトに対し、接続先オブジェクトのアドレスを通知する。つまり、接続先通知手段により、状態通知要求信号の返信信号に該当する状態通知信号を受信した際に、この状態通知信号に基づいて、接続先オブジェクトの状態(他のオブジェクトと接続状態にあるか否か等)、または、ネットワーク上の障害の有無を判断し、接続元オブジェクトと接続可能な接続先オブジェクトのアドレス(オブジェクトリファレンス)を通知する。
請求項2記載のオブジェクト接続先通知装置は、ネットワーク上で伝送されるデータを処理するデータ処理装置および前記データがオブジェクトとして当該ネットワーク上に登録されている際に、端末からのアドレス通知要求信号に基づいて、接続元となるオブジェクトである接続元オブジェクトのアドレスを当該端末に通知すると共に、前記接続元オブジェクトからのアドレス通知要求信号に基づいて、当該接続元オブジェクトの接続先となるオブジェクトである接続先オブジェクトのアドレスを、当該接続元オブジェクトに通知するオブジェクト接続先通知装置であって、オブジェクト名・アドレス書込手段と、アドレス通知要求信号受信手段と、状態通知要求信号出力手段と、接続先通知手段と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、オブジェクト接続先通知装置は、オブジェクト名・アドレス書込手段によって、予め設定されているデータ処理装置とデータとのネットワーク上の名前であるオブジェクト名およびデータ処理装置とデータとのネットワーク上のアドレスを、オブジェクトを管理するためのオブジェクト管理ファイルに書き込む。
続いて、オブジェクト接続先通知装置は、アドレス通知要求信号受信手段によって、端末および接続元オブジェクトから送信されたアドレス通知要求信号を受信する。ここで、端末から送信されたアドレス通知要求信号は、接続元オブジェクトのアドレス(オブジェクトリファレンス)の通知を要求するものであり、接続元オブジェクトから送信されたアドレス通知要求信号は、接続先オブジェクトのアドレス(オブジェクトリファレンス)の通知を要求するものである。なお、端末からのアドレス通知要求信号は、当該端末が、接続先オブジェクトに対し、オブジェクト同士の接続(オブジェクト間通信)を要求する(接続要求する)際に、連絡先を通知してもらうためのものである。
そして、オブジェクト接続先通知装置は、状態通知要求信号出力手段によって、アドレス通知要求信号受信手段で受信されたアドレス通知要求信号に基づいて、オブジェクト管理ファイルに書き込まれているオブジェクト名が示す接続先オブジェクトに対し、当該接続先オブジェクトの状態を通知するように要求する状態通知要求信号を出力する。なお、端末から接続元オブジェクトに対し、オブジェクト同士の接続(オブジェクト間通信)を要求する(接続要求する)際に、接続元オブジェクトが他のオブジェクトと接続中である場合には、この接続元オブジェクトからオブジェクト間通信が不可能であることを示すオブジェクト間通信不可信号が端末に送信される。
その後、オブジェクト接続先通知装置は、接続先通知手段によって、状態通知要求信号出力手段からの状態通知要求信号を受信した接続先オブジェクトにより出力された当該接続先オブジェクトの状態を通知する状態通知信号を受信し、この状態通知信号に基づいて、オブジェクト管理ファイルを参照し、接続元オブジェクトに対し、接続先オブジェクトのアドレスを通知する。
請求項3記載のオブジェクト接続要求端末は、ネットワーク上で伝送されるデータを処理するデータ処理装置および前記データがオブジェクトとして当該ネットワーク上に登録されている際に、当該オブジェクト同士の接続を要求するオブジェクト接続要求端末であって、アドレス通知要求信号出力手段と、接続要求信号出力手段と、データ処理手段と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、オブジェクト接続要求端末は、アドレス通知要求信号出力手段によって、オブジェクトのアドレスを通知するオブジェクト接続先通知装置に対し、接続元となる接続元オブジェクトのアドレスの通知を要求するアドレス通知要求信号を出力する。通常、オブジェクト接続要求端末は、データ(メディアオブジェクト)を処理することができるデータ処理装置(機能モジュール)のアドレス(オブジェクトリファレンス)を知らないので、オブジェクト接続先通知装置に通知してもらう必要がある。
続いて、オブジェクト接続要求端末は、接続要求信号出力手段によって、オブジェクト接続先通知装置から通知された接続元オブジェクトのアドレス宛に、当該接続元オブジェクトの接続先となる接続先オブジェクトとの接続を要求する接続要求信号を出力する。この接続要求信号によって、接続元オブジェクトと接続先オブジェクトとの間でオブジェクト間通信が実行されることになる。
ここで、オブジェクト接続要求端末は、データ処理手段によって、オブジェクト接続先通知装置が接続先オブジェクトから受信した、当該接続先オブジェクトの状態を通知する状態通知信号に従って出力した通知結果に基づいて、オブジェクト同士を接続する際に用いる接続データファイルに記述されている接続先オブジェクトのオブジェクト名を書き換える。例えば、接続データファイルに記述されている接続先オブジェクトが他のオブジェクトと通信中で、接続元オブジェクトとオブジェクト間通信が実行できない場合に、別の接続先オブジェクトと接続できるように接続先オブジェクトのオブジェクト名(接続先オブジェクトととなるメディアオブジェクトを生成した機能モジュールのオブジェクト名)が書き換えられることになる。
なお、接続データファイルは、接続元オブジェクトと接続先オブジェクトとの間でオブジェクト間通信を実行する際に、接続していくルート(機能モジュールとメディアオブジェクトとの組み合わせ)を記述したものである。また、この接続データファイルは、当該装置内、当該装置に直接接続される蓄積装置、または、ネットワーク上に接続される蓄積装置に蓄積(記録)されている。
請求項4記載のオブジェクト接続先通知プログラムは、ネットワーク上で伝送されるデータを処理するデータ処理装置および前記データがオブジェクトとして当該ネットワーク上に登録されている際に、接続元となるオブジェクトである接続元オブジェクトからのアドレス通知要求信号に基づいて、当該接続元オブジェクトの接続先となるオブジェクトである接続先オブジェクトのアドレスを当該接続元オブジェクトに通知する装置を、オブジェクト名・アドレス書込手段、アドレス通知要求信号受信手段、状態通知要求信号出力手段、接続先通知手段、として機能させる構成とした。
かかる構成によれば、オブジェクト接続先通知プログラムは、オブジェクト名・アドレス書込手段によって、予め設定されているデータ処理装置とデータとのネットワーク上の名前であるオブジェクト名およびデータ処理装置とデータとのネットワーク上のアドレスを、オブジェクトを管理するためのオブジェクト管理ファイルに書き込む。続いて、オブジェクト接続先通知プログラムは、アドレス通知要求信号受信手段によって、接続元オブジェクトから送信されたアドレス通知要求信号を受信し、この受信したアドレス通知要求信号に基づいて、オブジェクト管理ファイルに書き込まれているオブジェクト名が示す接続先オブジェクトに対し、状態通知要求信号出力手段によって、当該接続先オブジェクトの状態を通知するように要求する状態通知要求信号を出力する。そして、オブジェクト接続先通知プログラムは、接続先通知手段によって、状態通知要求信号出力手段からの状態通知要求信号を受信した接続先オブジェクトにより出力された当該接続先オブジェクトの状態を通知する状態通知信号を受信し、この状態通知信号に基づいて、オブジェクト管理ファイルを参照し、接続元オブジェクトに対し、接続先オブジェクトのアドレスを通知する。
請求項5記載のオブジェクト接続先通知プログラムは、ネットワーク上で伝送されるデータを処理するデータ処理装置および前記データがオブジェクトとして当該ネットワーク上に登録されている際に、端末からのアドレス通知要求信号に基づいて、接続元となるオブジェクトである接続元オブジェクトのアドレスを当該端末に通知すると共に、前記接続元オブジェクトからのアドレス通知要求信号に基づいて、当該接続元オブジェクトの接続先となるオブジェクトである接続先オブジェクトのアドレスを、当該接続元オブジェクトに通知する装置を、オブジェクト名・アドレス書込手段、アドレス通知要求信号受信手段、状態通知要求信号出力手段、接続先通知手段、として機能させる構成とした。
かかる構成によれば、オブジェクト接続先通知プログラムは、オブジェクト名・アドレス書込手段によって、予め設定されているデータ処理装置とデータとのネットワーク上の名前であるオブジェクト名およびデータ処理装置とデータとのネットワーク上のアドレスを、オブジェクトを管理するためのオブジェクト管理ファイルに書き込む。続いて、オブジェクト接続先通知プログラムは、アドレス通知要求信号受信手段によって、端末および接続元オブジェクトから送信されたアドレス通知要求信号を受信する。そして、オブジェクト接続先通知プログラムは、接続先通知手段によって、端末に対して、オブジェクト管理ファイルを参照して接続元オブジェクトのアドレスを通知する。また、端末から接続要求信号を受信した接続元オブジェクトが接続先オブジェクトのアドレスの通知を要求するためにアドレス通知要求信号を送信すると、オブジェクト接続先通知プログラムは、状態通知要求信号出力手段によって、アドレス通知要求信号受信手段で受信されたアドレス通知要求信号に基づいて、オブジェクト管理ファイルに書き込まれているオブジェクト名が示す接続先オブジェクトに対し、当該接続先オブジェクトの状態を通知するように要求する状態通知要求信号を出力する。その後、オブジェクト接続先通知プログラムは、接続先通知手段によって、状態通知要求信号出力手段からの状態通知要求信号を受信した接続先オブジェクトにより出力された当該接続先オブジェクトの状態を通知する状態通知信号を受信し、この状態通知信号に基づいて、オブジェクト管理ファイルを参照し、接続元オブジェクトに対し、接続先オブジェクトのアドレスを通知する。
請求項1、4記載の発明によれば、オブジェクトのメタデータに基づいて、オブジェクトのオブジェクト名とアドレスとをオブジェクト管理ファイルに書き込んでおいて、それらのオブジェクトをアドレスに基づいて識別して管理することで、同一の機能(且つ、同一の処理能力)を有しているのであれば、同じオブジェクト名を付与することができる。また、接続元オブジェクトからのアドレス通知要求信号を受信して、接続先オブジェクトのアドレスを通知する際に、当該接続先オブジェクトに状態通知要求信号を出力して、接続先オブジェクトの状態を当該接続先オブジェクトから出力された状態通知信号により確認することで、接続元オブジェクトと接続先オブジェクトとの間でオブジェクト間通信を行う際に、指定したオブジェクト名を持つ接続先オブジェクトが利用できない場合であっても、同じオブジェクト名を備える別の接続先オブジェクトのアドレスが通知されるので、改めてオブジェクト名を指定することなく、オブジェクト間通信を実現することができる。
請求項2、5記載の発明によれば、オブジェクトのメタデータに基づいて、オブジェクトのオブジェクト名とアドレスとをオブジェクト管理ファイルに書き込んでおいて、それらのオブジェクトをアドレスに基づいて識別して管理することで、同一の機能(且つ、同一の処理能力)を有しているのであれば、同じオブジェクト名を付与することができる。また、端末からのアドレス通知要求信号を受信して、接続元オブジェクトのアドレスを通知した後、当該接続元オブジェクトからのアドレス通知要求信号を受信して、接続先オブジェクトのアドレスを通知する際に、当該接続先オブジェクトに状態通知要求信号を出力して、接続先オブジェクトの状態を当該接続先オブジェクトから出力された状態通知信号により確認することで、接続元オブジェクトと接続先オブジェクトとの間でオブジェクト間通信を行う際に、指定したオブジェクト名を持つ接続先オブジェクトが利用できない場合であっても、同じオブジェクト名を備える別の接続先オブジェクトのアドレスが通知されるので、改めてオブジェクト名を指定することなく、オブジェクト間通信を実現することができる。
請求項3記載の発明によれば、接続要求信号を出力することで、オブジェクト(データ処理装置、データ)に対して、オブジェクト同士の接続(オブジェクト間通信)を要求することができる。また、例えば、接続要求信号に基づいて、接続元オブジェクトと接続先オブジェクトとがオブジェクト間通信を行う際に、接続データファイルに記述されている接続先オブジェクトのオブジェクト名と、オブジェクト接続先通知装置から通知された接続先オブジェクトのオブジェクト名とが異なる場合に、データ処理手段によって接続データファイルに記述されている接続先オブジェクトのオブジェクト名を書き換えることによって、整合性をとることができる。
次に、本発明の実施形態について、適宜、図面を参照しながら詳細に説明する。
〈オブジェクト接続先通知システムの構成〉
図1はオブジェクト接続先通知システム(オブジェクト接続先通知装置、オブジェクト接続要求端末を含む)のブロック図である。この図1に示すように、オブジェクト接続先通知システムSは、ネットワーク上に接続される装置(何らかのデータを処理するデータ処理装置)とネットワーク上で送受信されるデータとがオブジェクト(機能モジュール、メディアオブジェクト)として登録されている際に、オブジェクト同士を接続させる(オブジェクト間通信を行わせる)もので、オブジェクト接続先通知装置1と、オブジェクト生成装置2(2a、2b、2c、・・・、2n)と、オブジェクト接続要求端末3と、オブジェクト管理ファイル蓄積装置4と、接続データファイル蓄積装置6とを備えている。
この実施の形態では、オブジェクト接続先通知システムSは、一例として、いわゆる映像処理システムであり、映像データを処理する複数の映像データ処理装置(オブジェクト生成装置2)を機能モジュール(オブジェクト)として、且つ、この映像データ処理装置で処理(出力)される映像データ(データ)をメディアオブジェクト(オブジェクト)として、ネットワーク上に存在させ、操作端末(オブジェクト接続要求端末3)からの操作に従って、複数の映像データ処理装置(オブジェクト生成装置2)を接続(協働)させて、オブジェクト間通信を行うことで、映像データの処理(編集、加工、映像効果の付加、フォーマットの変換、蓄積等)を実行するものである。なお、オブジェクト接続先通知システムSは、映像処理システム、つまり、映像データを処理するものに限定されるものではなく、何らかのデータを処理するデータ処理システムであれば、適用可能なものである。
また、この実施の形態では、オブジェクト接続先通知システムSのオブジェクト接続先通知装置1と、オブジェクト生成装置2(2a、2b、2c、・・・、2n)と、オブジェクト接続要求端末3と、オブジェクト管理ファイル蓄積装置4と、接続データファイル蓄積装置6とが、単一のネットワークによって構成されているが、各装置1、2、4、6および端末3が単一のネットワークに存在する必要はない。例えば、オブジェクト接続先通知装置1と、オブジェクト生成装置2(2a、2b、2c、・・・、2n)とが同一のネットワークに接続されており、オブジェクト接続要求端末3と、オブジェクト管理ファイル蓄積装置4と、接続データファイル蓄積装置6とが、別の(他の)ネットワークに接続されていてもよい。
ちなみに、ネットワークは、オブジェクト接続先通知システムSのオブジェクト接続先通知装置1と、オブジェクト生成装置2(2a、2b、2c、・・・、2n)と、オブジェクト接続要求端末3と、オブジェクト管理ファイル蓄積装置4と、接続データファイル蓄積装置6とを電気的に結ぶためのものであり、有線、無線等の様々な形態をとるものである。
まず、オブジェクト接続先通知装置1とオブジェクト接続要求端末3との構成の説明に先立ち、オブジェクト生成装置2(2a、2b、2c、・・・、2n)と、オブジェクト管理ファイル蓄積装置4と、接続データファイル蓄積装置6との構成について説明する。
オブジェクト生成装置2(2a、2b、2c、・・・、2n)は、ネットワーク上を伝送するデータ(映像データ)を処理するデータ処理装置(映像データ処理装置)が、論理上の処理実体である機能モジュール(オブジェクト)として、且つ、当該データ処理装置(映像データ処理装置)で処理(出力)されるデータ(映像データ)がメディアオブジェクト(オブジェクト)として、当該ネットワーク上に自動的に登録するもので、オブジェクト名・アドレス書込要求手段8と、メタデータ読出手段10と、接続要求手段12と、接続要求処理手段14と、接続状態通知手段16と、メタデータ蓄積手段18とを備えている。ここで、データ処理装置(映像データ処理装置)およびデータ(映像データ)を、ネットワーク上に自動的に登録する処理は、CORBA(登録商標)等のミドルウェアが介在して行われる。
なお、この実施の形態では、オブジェクト生成装置2は、各手段2〜18を備えた、例えば、映像データを記録保存するVTR装置やファイルサーバ等の映像記録再生装置、映像データを表示する液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等の映像表示装置を含めた総称として説明している。
オブジェクト名・アドレス書込要求手段8は、自体(データ処理装置[映像データ処理装置])がネットワークに接続されており、起動されて、CORBA(登録商標)等のミドルウェアによってネットワーク上に登録される際に、当該ネットワーク上に予め接続されている(存在している)オブジェクト接続先通知装置1を介して、メタデータに記述されているオブジェクト名とアドレス(IOR)とを、オブジェクト管理ファイル蓄積装置4のオブジェクト管理ファイル4aに書き込む要求を自動的に行うものである。
また、メタデータとは、オブジェクトの属性を表す様々なデータの総称であり、少なくともオブジェクトのネットワーク上における名前であるオブジェクト名と、オブジェクトのネットワーク上の所在地に当たるアドレス(IOR;オブジェクトリファレンス)とが記述されており、ここでは、さらに、オブジェクト間通信を行う際に参照されるデータ処理装置(映像データ処理装置)の機能と、処理能力とが記述されている。
データ処理装置(映像データ処理装置)の機能とは、データ(映像データ)に対して、実行することができる処理であり、データ(映像データ)を自在に繋ぎあわせたりカットしたりする編集処理や、データ(映像データ)にテロップ等を挿入する加工処理や、データ(映像データ)に何らかの映像効果を付加する映像効果の付加処理や、データ(映像データ)のフォーマットを変換するフォーマット変換処理や、データ(映像データ)を蓄積保存する蓄積処理を指すものである。
データ処理装置(映像データ処理装置)の処理能力とは、データ(映像データ)を処理する速さを示す処理速度、データ(映像データ)を記憶できる容量を示す記憶容量等を指すものである。
ここでは、メタデータに記述されているオブジェクト名とアドレスとは、オブジェクト名・アドレス書込要求手段8によって、オブジェクト生成装置2からオブジェクト接続先通知装置1に、当該装置2の起動時に自動的に書き込み要求がなされて、オブジェクト管理ファイル蓄積装置4のオブジェクト管理ファイル4aに書き込まれるが、例えば、オブジェクト接続先通知装置1から要求があった後に送信するようにしもよい。
メタデータ読出手段10は、オブジェクト生成装置2がCORBA(登録商標)等のミドルウェアによってネットワーク上に登録される際(当該装置2の起動時)に、メタデータ蓄積手段18に蓄積されているメタデータに記述されているオブジェクト名とアドレスとを読み出して、オブジェクト名・アドレス書込要求手段8に出力するものである。
また、メタデータ読出手段10は、オブジェクト接続先通知装置1から要求があり、メタデータをオブジェクト接続先通知装置1に送信する際に、メタデータ蓄積手段18に蓄積されているメタデータに記述されているオブジェクト名とアドレスとを読み出して、オブジェクト名・アドレス書込要求手段8に出力するものである。
さらに、このメタデータ読出手段10は、オブジェクト間通信を実行する際に、他のオブジェクト生成装置2から要求があり、自体(データ処理装置[映像データ処理装置])のメタデータを当該他のオブジェクト生成装置2に送信する際に、メタデータ蓄積手段18に蓄積されているメタデータを読み出して、当該他のオブジェクト生成装置2に出力するものである。つまり、このメタデータ読出手段10は、メタデータの読み出しを行うインターフェースの役割を担っている。
接続要求手段12は、オブジェクト接続要求端末3から出力される接続要求信号に従って、他のオブジェクト生成装置2に対して、接続要求を行う接続要求信号を出力するものである。
また、この接続要求手段12は、オブジェクト生成装置2自体が、利用者によって操作された場合、オブジェクト接続要求端末3からの接続要求信号によらずに、他のオブジェクト生成装置2に対して、接続要求を行う接続要求信号を出力するものである。
接続要求処理手段14は、他のオブジェクト生成装置2から送信された接続要求信号を受信して、オブジェクト同士の接続(オブジェクト間通信)を実行させるものである。
これら接続要求手段12および接続要求処理手段14は、オブジェクト同士の接続(オブジェクト間通信)を行うインターフェースの役割を担っている。
なお、この実施の形態では、オブジェクト生成装置2同士の接続、つまり、オブジェクト間通信に、CORBA(登録商標)を使用している。但し、オブジェクト間通信を行う際に使用するのは、CORBA(登録商標)に限定されるものではなく、例えば、DCOMや、Java(登録商標)RMIがある。
接続状態通知手段16は、オブジェクト接続先通知装置1から当該装置2の状態を通知するように要請した状態通知要求信号を受信し、当該装置2が他のオブジェクトと接続中(オブジェクト間通信を実行中、ビジー状態にある)か否かを通知するもの、つまり、当該装置2の状態を通知する状態通知信号をオブジェクト接続先通知装置1に出力するものである。
ちなみに、ネットワーク上の障害が発生していて、オブジェクト接続先通知装置1から出力された状態通知要求信号が受信されない場合、当然のことながら、オブジェクト生成装置2は、状態通知信号を出力することはない。その結果、オブジェクト接続先通知装置1は、オブジェクト生成装置2が通信できない状態にあると判断することになる。また、オブジェクト生成装置2自体が故障している場合には、当然、応答(返答)することができないので、オブジェクト接続先通知装置1は、オブジェクト生成装置2が通信できない状態にあると判断することになる。
メタデータ蓄積手段18は、不揮発性のメモリ等によって構成されており、当該装置2のメタデータを予め蓄積しているものである。なお、蓄積されているメタデータの内、オブジェクト名とアドレスとは、メタデータ読出手段10によって、読み出されて、オブジェクト名・アドレス書込要求手段8を介して、オブジェクト接続先通知装置1に送信される。
ここで、このオブジェクト生成装置2(2a、2b、2c、・・・、2n)によって生成(登録)されるオブジェクトについて図2を参照して説明する(適宜、図1参照)。
図2は、生成(登録)されるオブジェクトの種類を説明した説明図である。この図2に示すように、オブジェクト生成装置2(2a、2b、2c、・・・、2n)によって生成(登録)されるオブジェクト(オブジェクト接続先通知システムSで取り扱われるオブジェクト)には、2つの種類、つまり、機能モジュールとメディアオブジェクトとがある。
機能モジュールとメディアオブジェクトとは論理上の親子関係にあり、機能モジュールは、メディアオブジェクトの親オブジェクトであり、メディアオブジェクトは、機能モジュールの子オブジェクトである。つまり、メディアオブジェクトは、親オブジェクトとなる機能モジュールが同一のオブジェクト生成装置2から生成されたものである。すなわち、機能モジュールは「データ処理装置の機能を持つオブジェクト」であり、メディアオブジェクトは「データ処理装置から出力されたデータ(処理結果)をオブジェクト化したもの」である。
なお、ネットワーク上に存在しているオブジェクトが機能モジュール、または、メディアオブジェクトかどうかは、メタデータ読出手段19によって、当該オブジェクトのメタデータを読み出すことによって、区別することが可能である。また、メディアオブジェクトを生成した機能モジュールがどれかということについても、それぞれのメディアオブジェクトのメタデータをメタデータ読出手段10によって、読み出すことで判明する。
また、ここで、図3を参照して、オブジェクト生成装置2(2a、2b、2c、・・・、2n)によって、生成される機能モジュールとメディアオブジェクトとを説明する(適宜、図1参照)。
この図3は、オブジェクト生成装置2a、オブジェクト生成装置2b、オブジェクト生成装置2cおよびオブジェクト生成装置2dの4個のオブジェクト生成装置2について、オブジェクトの生成の概念を例示しており、オブジェクト生成装置2bとオブジェクト生成装置2cとが同一の機能を備えているものとしている。
ネットワーク上にこれらのオブジェクト生成装置2が接続され起動すると、ネットワーク上のミドルウェアであるCORBA(登録商標)等によって、図3に示すように、オブジェクト生成装置2aから機能モジュールAが生成され、オブジェクト生成装置2bから機能モジュールB1とメディアオブジェクトbとが生成され、オブジェクト生成装置2cから機能モジュールB2とメディアオブジェクトbとが生成され、オブジェクト生成装置2dから機能モジュールDとメディアオブジェクトdとが生成される。ここで、「A」、「B1」、「B2」、「D」、「a」、「b」、「d」は、それぞれのオブジェクトのオブジェクト名である。
図1に戻って、オブジェクト接続先通知システムSの説明を続ける。
オブジェクト管理ファイル蓄積装置4は、ハードディスク等の記憶媒体を備えたサーバ等によって構成されており、オブジェクト接続先通知装置1に送信されたオブジェクト名とアドレス(IOR)とを関連付けたオブジェクト管理ファイル4aを蓄積するものである。このオブジェクト管理ファイル4aの例を図4に示す。
図4は、オブジェクト管理ファイル4aを例示したものである。
この図4に示すように、オブジェクト管理ファイル4aは、オブジェクト名とアドレス(IOR;オブジェクトリファレンス)とが対になった(関連付けられた)ものが、オブジェクトの数だけ列べられているものである。なお、この実施の形態では、オブジェクト名は10文字程度であり、IORは256字のデータである。例えば、オブジェクトの数が1000であっても、260kByte程度のデータ量であり、オブジェクト管理ファイル4aは単体のファイルとして構成されている。
この図4では、オブジェクト名「A」とオブジェクトリファレンス「IOR1」とが、オブジェクト名「B1」とオブジェクトリファレンス「IOR2」とが、オブジェクト名「b」とオブジェクトリファレンス「IOR101」とが、オブジェクト名「B2」とオブジェクトリファレンス「IOR3」とが、オブジェクト名「b」とオブジェクトリファレンス「IOR102」とが、オブジェクト名「D」とオブジェクトリファレンス「IOR4」とが、オブジェクト名「d」とオブジェクトリファレンス「IOR103」とがそれぞれ関連付けられている。
オブジェクトリファレンスは、各オブジェクトが接続要求手段12および接続要求処理手段14を使用したオブジェクト間通信によって、当該オブジェクト同士がアクセスするための初期通信を行う際に必要となる固有データである。この実施の形態では、オブジェクト間通信にCORBA(登録商標)が使用されているので、固有データは、このCORBA(登録商標)の仕様によって定められるIOR(Interoperable Object Reference)が該当することになる。
この実施の形態では、オブジェクト管理ファイル蓄積装置4は、オブジェクト接続先通知装置1に直接接続されているが、ネットワークを介して接続される態様であってもよい。また、このオブジェクト管理ファイル蓄積装置4自体がオブジェクト接続先通知装置1内に内蔵されていてもよい。
接続データファイル蓄積装置6は、大容量のハードディスク等の記憶媒体を備えたサーバ等によって構成されており、オブジェクト(機能モジュールおよびメディアオブジェクト等)同士を接続する際(オブジェクト間通信を実行する際)に参照されるもので、オブジェクト間の接続の仕方が記述されているデータである接続データファイル6aを蓄積するものである(具体例は後記する)。
この接続データファイル6aは、XML等のコンピュータ言語で記述されており、オブジェクト接続要求端末3のデータ処理手段(後記する)によって書き換え(変更)可能なものである。
この実施の形態では、接続データファイル蓄積装置6は、ネットワーク上に接続されているが、オブジェクト接続要求端末3に直接接続される態様であってもよい。また、この接続データファイル蓄積装置6自体がオブジェクト接続要求端末3内に内蔵されていてもよい。
〈オブジェクト接続先通知装置の構成〉
これより、オブジェクト接続先通知装置1の構成について説明する。
オブジェクト接続先通知装置1は、オブジェクト生成装置2(2a、2b、2c、・・・2n)から送信されたオブジェクト名とアドレスとをオブジェクト管理ファイル蓄積装置4に蓄積されているオブジェクト管理ファイル4aに書き込むと共に、オブジェクト生成装置2がオブジェクト間通信を実行する際に、オブジェクト接続要求端末3に対し接続元のオブジェクトとなる接続元オブジェクトのアドレスを通知し、且つ、接続元オブジェクトに対し接続先のオブジェクトとなる接続先オブジェクトのアドレスを通知するもので、オブジェクト名・アドレス書込手段5と、アドレス通知要求信号受信手段7と、状態通知要求信号出力手段9と、接続先通知手段11とを備えている。
また、オブジェクト接続先通知装置1は、オブジェクト間通信において、一般的に「ブローカ」と呼ばれるものである。
オブジェクト名・アドレス書込手段5は、オブジェクト生成装置2から送信されたメタデータに記述されているオブジェクト名とアドレス(IOR;オブジェクトリファレンス)とを、オブジェクト管理ファイル蓄積装置4のオブジェクト管理ファイル4aに書き込むものである。
なお、オブジェクト名は、予め、オブジェクト生成装置2を利用する利用者が設定(付加)したものであり、オブジェクト生成装置2が同一の機能(且つ、同一の処理能力)を有している場合に、同一のオブジェクト名を設定(付加)するように、利用者間で事前に取り決めがなされているものである。
なお、同一の機能とは、データ(映像データ)を編集、データ(映像データ)を加工、データ(映像データ)に映像効果を付加、データ(映像データ)のフォーマットを変換する等、オブジェクト生成装置2によって処理された後に出力されたものが同じものになることを指す。
例えば、オブジェクト生成装置2(映像データ処理装置)が画像の大きさを半分にする画像処理装置であり、ハイビジョン信号を扱う画像処理装置と、NTSC信号を扱う画像処理装置とでは、取り扱う信号の種類が異なるだけで、画像の大きさを半分にするという機能は同一であるので、同じオブジェクト名を設定(付加)するか、取り扱う信号の種類が異なるので、機能も異なるとみなして、異なるオブジェクト名を設定(付加)するかのいずれであってもよい。
なお、どのような基準でどんなオブジェクト名を設定(付加)するかということは、オブジェクト接続先通知システムSを利用する利用者間における運用上の取り決めであるが、オブジェクト同士によってオブジェクト間通信を実行する際に、接続先オブジェクトが接続できない場合に、代わりとなる別の接続先オブジェクトが、オブジェクト接続先通知装置1で識別できるように、オブジェクト名を予め設定しておくことは必須事項である。
また、同一の処理能力とは、データを処理する処理速度およびデータを記憶する記憶容量が同じ場合を指す。処理能力が一定の範囲内(例えば、当該装置2のCPUのクロックが1GHz〜1.5GHzであり、記録容量が10GB〜50GB)であれば、同一のオブジェクト名を付すといったようにすることも可能である。
アドレス通知要求信号受信手段7は、オブジェクト接続要求端末3から出力されたアドレス通知要求信号と、オブジェクト間通信において接続元となるオブジェクトである接続元オブジェクト出力されたアドレス通知要求信号とを受信するものである。
このアドレス通知要求信号は、アドレスを知りたいオブジェクトのオブジェクト名が含まれているものである。つまり、オブジェクト接続要求端末3からのアドレス通知要求信号には、オブジェクト間通信において接続元となるオブジェクトである接続元オブジェクトのオブジェクト名が含まれており、接続元オブジェクトからのアドレス通知要求信号には、接続先となるオブジェクトである接続先オブジェクトのオブジェクト名が含まれている。
状態通知要求信号出力手段9は、アドレス通知要求信号受信手段7によって受信されたアドレス通知要求信号に含まれているオブジェクト名と一致するオブジェクト名のアドレス(IOR)を、オブジェクト管理ファイル蓄積手段4に蓄積されているオブジェクト管理ファイル4aから検索し、この検索したアドレス宛に、オブジェクト名が示すオブジェクトの状態の通知を要求する状態通知要求信号を出力するものである。
ここでいうオブジェクトの状態とは、検索されたオブジェクトが他のオブジェクト生成装置2と接続して通信中であるか否かを指すものである。
この状態通知要求信号出力手段9は、アドレス通知要求信号受信手段7で受信したアドレス通知要求信号に含まれているオブジェクト名と一致するオブジェクト名について、オブジェクト管理ファイル4aを検索した結果、一致するオブジェクト名が複数検索された場合には、状態通知要求信号を複数の接続先オブジェクトに対して、状態通知要求信号を同時に出力する、または、状態通知要求信号を各接続先オブジェクトに順次(若しくはランダムに)出力する。
ちなみに、状態通知要求信号を出力したネットワーク上に障害が発生している場合には、当然のことながら、接続先オブジェクトから返信(状態通知信号)が戻ってこないので、接続不可(利用不可)と判断されることになる。
接続先通知手段11は、状態通知要求信号出力手段9によって出力した状態通知要求信号を受信した接続先オブジェクトから送信(返信)される状態通知信号に基づいて、接続可能な接続先オブジェクトを判断し、判断した結果、接続元オブジェクト(オブジェクト生成装置2)に対して、接続先オブジェクトのアドレス(IOR)を通知するものである。
なお、この接続先通知手段11は、アドレス通知要求信号受信手段7で受信されたアドレス通知要求信号がオブジェクト接続要求端末3から出力されたものである場合、オブジェクト管理ファイル蓄積装置4に蓄積されているオブジェクト管理ファイル4a内を検索して、当該アドレス通知要求信号に含まれているオブジェクト名と一致するオブジェクト名を、接続元オブジェクトのオブジェクト名として、この接続元オブジェクトのアドレスをオブジェクト接続要求端末3に通知するものである。
なお、アドレス通知結果(通知結果)を受信したオブジェクト接続要求端末3は、データ処理手段(後記する)によって、アドレス通知結果(通知結果)に従って、接続データファイル蓄積装置6に蓄積されている接続データファイル6aを書き換える。
接続元オブジェクト(オブジェクト生成装置2)は、オブジェクト接続先通知装置1によって通知された接続先オブジェクトのアドレスを使用して、オブジェクト間通信を実行する。
このオブジェクト接続先通知装置1によれば、オブジェクト名・アドレス書込手段5によって、予め設定されている、オブジェクト生成装置2と処理されるデータとのネットワーク上の名前であるオブジェクト名およびオブジェクト生成装置2と処理されるデータとのネットワーク上のアドレスが、オブジェクトを管理するためのオブジェクト管理ファイル4aに書き込まれ、アドレス通知要求信号受信手段7によって、接続元オブジェクトから送信されたアドレス通知要求信号が受信され、この受信されたアドレス通知要求信号に基づいて、オブジェクト管理ファイル4aに書き込まれているオブジェクト名が示す接続先オブジェクトに対し、状態通知要求信号出力手段9によって、当該接続先オブジェクトの状態を通知するように要求する状態通知要求信号が出力される。そして、接続先通知手段11によって、状態通知要求信号出力手段9からの状態通知要求信号を受信した接続先オブジェクトにより出力された当該接続先オブジェクトの状態を通知する状態通知信号が受信され、この状態通知信号に基づいて、オブジェクト管理ファイル4aが参照され、接続元オブジェクトに対し、接続先オブジェクトのアドレスが通知される。
すなわち、オブジェクトのオブジェクト名とアドレスとをオブジェクト管理ファイル4aに書き込んでおいて、それらのオブジェクトをアドレスに基づいて識別して管理することで、同一の機能(且つ、同一の処理能力)を有しているのであれば、同じオブジェクト名を付与することができる。また、接続元オブジェクト(オブジェクト生成装置2)からのアドレス通知要求信号を受信して、接続先オブジェクトのアドレスを通知する際に、当該接続先オブジェクトに状態通知要求信号を出力して、接続先オブジェクトの状態を当該接続先オブジェクトから出力された状態通知信号により確認することで、接続元オブジェクトと接続先オブジェクトとの間でオブジェクト間通信を行う際に、指定したオブジェクト名を持つ接続先オブジェクトが利用できない場合であっても、同じオブジェクト名を備える別の接続先オブジェクトのアドレスが通知されるので、改めてオブジェクト名を指定することなく、オブジェクト間通信を実現することができる。
また、このオブジェクト接続先通知装置1によれば、オブジェクト接続要求端末3からのアドレス通知要求信号を受信して、接続元オブジェクト(オブジェクト生成装置2)のアドレスを通知しており、その後、接続元オブジェクトと接続先オブジェクトとの間でオブジェクト間通信が行われる際に、接続元オブジェクトが実際に接続する接続先オブジェクトのアドレスをアドレス通知結果(通知結果)として、オブジェクト接続要求端末3に出力することで、当該端末3によって、オブジェクト間通信で参照される接続データファイル6aの書き換えを行わせることができる。
〈オブジェクト接続要求端末の構成〉
オブジェクト接続要求端末3は、オブジェクト接続先通知装置1に対して、オブジェクト間通信を実行する接続元オブジェクトのアドレスを問い合わせる(アドレス通知要求信号を出力する)と共に、接続元オブジェクトに対して、オブジェクト同士の接続(オブジェクト間通信)の実行を要求する接続要求信号を出力するもので、アドレス通知要求信号出力手段13と、接続要求信号出力手段15と、データ処理手段17とを備えている。
アドレス通知要求信号出力手段13は、オブジェクト接続先通知装置1に対し、オブジェクト間通信において接続元となる接続元オブジェクト(オブジェクト生成装置2[機能モジュール])のアドレスの通知を要求するアドレス通知要求信号を出力するものである。
このアドレス通知要求信号には、接続元オブジェクトのオブジェクト名が含まれており、このアドレス通知要求信号を受信したオブジェクト接続先通知装置1は、オブジェクト管理ファイル蓄積装置4に蓄積されているオブジェクト管理ファイルa内を検索して、一致するオブジェクト名を見つけ、この一致したオブジェクト名を備えるオブジェクトのアドレスを、接続元オブジェクトのアドレスとして、オブジェクト接続先通知装置1に通知する。
接続要求信号出力手段15は、オブジェクト接続先通知装置1により通知された接続元オブジェクト(オブジェクト生成装置2)に対して、当該接続元オブジェクトのアドレス宛に、オブジェクト間通信を行わせる指示を行う接続要求信号を出力するものである。
データ処理手段17は、オブジェクト接続先通知装置1から通知された接続先オブジェクト(ここでは、メディアオブジェクト)に対して、当該接続先オブジェクトの親オブジェクトとなる機能モジュール(以下、親モジュールという)のオブジェクト名を通知してもらうと共に、接続先オブジェクトから通知された親モジュールのオブジェクト名に基づいて、接続データファイル蓄積装置6に蓄積されている接続データファイル6aの該当する箇所(親モジュールのオブジェクト名)を書き換えるものである。
また、このデータ処理手段17は、オブジェクト接続先通知装置1から送信されたアドレス通知結果(通知結果)に基づいて、接続データファイル蓄積装置6に蓄積されている接続データファイル6aのオブジェクト名を書き換えるものである。
ここで、図5を参照して、データ処理手段17による接続データファイル6aの書き換えについて説明する。図5は、データ処理手段17によって、接続データファイル6aを書き換える際の具体例を説明した説明図である。
この図5(a)に示すように、接続データファイル6aには、例えば、機能モジュールB1によって生成されたメディアオブジェクトb(接続先オブジェクト)を機能モジュールA(接続元オブジェクト)に接続(B1:bをAに接続)するように記述されている。
また、図5(b)に示すように、接続データファイル6aには、機能モジュールB1によって生成されたメディアオブジェクトbを機能モジュールAに接続(B1:bをAに接続)、且つ、機能モジュールDによって生成されたメディアオブジェクトdを機能モジュールB1に接続(D:dをB1に接続)するように記述されている。この図5(b)に示した接続データファイル6aをデータ処理手段17によって書き換えると、例えば、図5(c)に示すように、接続データファイルは、機能モジュールB2によって生成されたメディアオブジェクトbを機能モジュールAに接続(B1:bをAに接続)、且つ、機能モジュールDによって生成されたメディアオブジェクトdを機能モジュールB2に接続(D:dをB1に接続)するように書き換えられる。
この場合のデータ処理手段17による書き換えは、機能モジュールB1が他のオブジェクトと接続中であるか、機能モジュールB1に繋がっているネットワーク上で何らかの障害が発生しているかのいずれかが原因で、機能モジュールB1が利用できない場合に行われるものである。
このオブジェクト接続要求端末3によれば、アドレス通知要求信号出力手段13によって、オブジェクトのアドレスを通知するオブジェクト接続先通知装置1に対し、接続元となる接続元オブジェクトのアドレスの通知を要求するアドレス通知要求信号が出力され、接続要求信号出力手段15によって、接続元オブジェクトに対し、当該接続元オブジェクトの接続先となる接続先オブジェクトとの接続を要求する接続要求信号が出力される。そして、データ処理手段17によって、オブジェクト接続先通知装置1が接続先オブジェクトから受信した、当該接続先オブジェクトの状態を通知する状態通知信号に従って出力したアドレス通知結果に基づいて、オブジェクト同士を接続する際に用いる接続データファイル6aに記述されている接続先オブジェクトのオブジェクト名を書き換える。このため、接続要求信号を出力することで、オブジェクトに対して、オブジェクト同士の接続(オブジェクト間通信)を要求することができる。また、例えば、接続要求信号に基づいて、接続元オブジェクトと接続先オブジェクトとがオブジェクト間通信を行う際に、接続データファイル6aに記述されている接続先オブジェクトのオブジェクト名と、オブジェクト接続先通知装置1から通知された接続先オブジェクトのオブジェクト名とが異なる場合に、データ処理手段17によって接続データファイル6aに記述されている接続先オブジェクトのオブジェクト名を書き換えることによって、整合性をとることができる。
〈オブジェクト接続先通知システムの動作〉
次に、図6、図7に示すシーケンシャルチャートを参照して、オブジェクト接続先通知システムSの全体動作(オブジェクト接続先通知装置1の動作、オブジェクト接続要求端末3の動作を包含した動作)について説明する(適宜、図1参照)。
まず、図6に示すシーケンシャルチャートを参照して、オブジェクト接続先通知システムSの全体動作を説明する。この図6は、機能モジュールAからメディアオブジェクトaが生成され、別の機能モジュールBがネットワーク上に存在している場合に、オブジェクト接続要求端末3から機能モジュールBに対して、メディアオブジェクトaとのオブジェクト間通信(オブジェクト同士の接続)を要求する接続要求信号を出力する際のオブジェクト接続先通知システムSの全体動作を説明したものである。
まず、オブジェクト接続要求端末3は、オブジェクト間通信において接続元となる機能モジュールBのアドレスの通知を要求するアドレス通知要求信号をオブジェクト接続先通知装置1に出力する(ステップS1)。すると、オブジェクト接続先通知装置1は、オブジェクト接続要求端末3に対し、機能モジュールBのアドレスであるBのIOR(オブジェクトリファレンス)を通知する(ステップS2)。
そして、オブジェクト接続要求端末3は、機能モジュールBに対して、メディアオブジェクトaと接続するように要求する接続要求信号を出力する(ステップS3)。すると、機能モジュールBは、オブジェクト接続先通知装置1に対して、接続先となるメディアオブジェクトaのアドレスの通知を要求するアドレス通知要求信号を出力する(ステップS4)。
そして、オブジェクト接続先通知装置1は、メディアオブジェクトaのオブジェクト名aと一致するものを、オブジェクト管理ファイル4aから検索し、メディアオブジェクトaのアドレス宛に状態通知要求信号(「接続可能ですか」)を出力する(ステップS5)。すると、メディアオブジェクトaは、状態通知信号(ここでは「OKです」)をオブジェクト接続先通知装置1に出力する(ステップS6)。
そして、オブジェクト接続先通知装置1は、機能モジュールBに対し、メディアオブジェクトaのアドレスであるaのIOR(オブジェクトリファレンス)を通知する(ステップS7)。すると、機能モジュールBは、メディアオブジェクトaに対し、接続要求信号を出力し(ステップS8)、オブジェクト間通信を実行する(映像信号の通信を行う)(ステップS9)。
次に、図7に示すシーケンシャルチャートを参照して、オブジェクト接続先通知システムSの全体動作を説明する(適宜、図1参照)。この図7は、接続データファイル6aに、「D:d→B1:b B1:b→A」と記述されている場合に、メディアオブジェクトbが他のオブジェクトと接続中の場合に、オブジェクト接続要求端末3のデータ処理手段17によって、接続データファイル6aが書き換えらる動作を含んだ、オブジェクト接続先通知システムSの全体動作を説明したものである。
まず、オブジェクト接続要求端末3は、オブジェクト接続先通知装置1に対して、メディアオブジェクトbのアドレスの通知を要求するアドレス通知要求信号を出力する(ステップS11)。すると、オブジェクト接続先通知装置1は、機能モジュールB1が親モジュールであるメディアオブジェクトbに対して、状態通知要求信号を出力する(ステップS12)。
そして、機能モジュールB1が親モジュールであるメディアオブジェクトbは、オブジェクト接続先通知装置1に対して、状態通知信号(ここでは、「他と接続中です」)を出力する(ステップS13)。すると、オブジェクト接続先通知装置1は、機能モジュールB2が親モジュールであるメディアオブジェクトbに対して、状態通知要求信号を出力する(ステップS14)。
そして、機能モジュールB2が親モジュールであるメディアオブジェクトbは、オブジェクト接続先通知装置1に対して、状態通知信号(ここでは、「OKです」)を出力する(ステップS15)。すると、オブジェクト接続先通知装置1は、オブジェクト接続要求端末3に対して、メディアオブジェクトb(親モジュールが機能モジュールB2)のアドレスであるb(B2:b)のIOR(オブジェクトリファレンス)を通知する(ステップS16)。
ここで、オブジェクト接続要求端末3は、メディアオブジェクトbに対して、親モジュールのオブジェクト名の通知を要求し(ステップS17)、メディアオブジェクトbからの親モジュールが機能モジュールB2であること(「B2」です)を通知してもらう(ステップS18)。そして、オブジェクト接続要求端末3は、データ処理手段17によって、接続データファイル6aの該当する箇所「B1」を「B2」に書き換える。
続いて、オブジェクト接続要求端末3は、オブジェクト接続先通知装置1に対して、メディアオブジェクトdのアドレスの通知を要求するアドレス通知要求信号を出力する(ステップS19)。すると、オブジェクト接続先通知装置1は、メディアオブジェクトdに対して、状態通知要求信号を出力する(ステップS20)。
そして、メディアオブジェクトdは、オブジェクト接続先通知装置1に対して、状態通知信号(ここでは、「OKです」)を出力する(ステップS21)。すると、オブジェクト接続先通知装置1は、オブジェクト接続要求端末3に対して、メディアオブジェクトdのアドレスであるd(D:d)のIOR(オブジェクトリファレンス)を通知する(ステップS22)。
そして、オブジェクト接続要求端末3は、機能モジュールB2に対して、メディアオブジェクトdと接続するように要求する接続要求信号を出力する(ステップS23)。すると、機能モジュールB2は、オブジェクト接続先通知装置1に対して、メディアオブジェクトdのアドレスの通知を要求するアドレス通知要求信号を出力する(ステップS24)。
そして、オブジェクト接続先通知装置1は、メディアオブジェクトdに対して、状態通知要求信号(「接続可能ですか」)を出力する(ステップS25)。すると、メディアオブジェクトdは、オブジェクト接続先通知装置1に対して、状態通知信号(ここでは、「OKです」)を出力する(ステップS26)。すると、オブジェクト接続先通知装置1は、機能モジュールB2に対して、メディアオブジェクトdのアドレスであるd(D:d)のIOR(オブジェクトリファレンス)を通知する(ステップS27)。
そして、機能モジュールB2は、メディアオブジェクトdに対して、接続要求信号を出力し(ステップS28)、オブジェクト間通信を実行する(映像信号の通信を行う)(ステップS29)。
また、オブジェクト接続要求端末3は、機能モジュールAに対して、メディアオブジェクトb(親モジュールが機能モジュールB1)と接続するように要求する接続要求信号を出力する(ステップS30)。すると、機能モジュールAは、オブジェクト接続先通知装置1に対して、メディアオブジェクトbのアドレスの通知を要求するアドレス通知要求信号を出力する(ステップS31)。すると、オブジェクト接続先通知装置1は、機能モジュールB1が親モジュールであるメディアオブジェクトbに対して、状態通知要求信号を出力する(ステップS32)。
そして、機能モジュールB1が親モジュールであるメディアオブジェクトbは、オブジェクト接続先通知装置1に対して、状態通知信号(ここでは、「他と接続中です」)を出力する(ステップS33)。すると、オブジェクト接続先通知装置1は、機能モジュールB2が親モジュールであるメディアオブジェクトbに対して、状態通知要求信号を出力する(ステップS34)。
そして、機能モジュールB2が親モジュールであるメディアオブジェクトbは、オブジェクト接続先通知装置1に対して、状態通知信号(ここでは、「OKです」)を出力する(ステップS35)。すると、オブジェクト接続先通知装置1は、機能モジュールAに対して、メディアオブジェクトb(親モジュールが機能モジュールB2)のアドレスであるb(B2:b)のIOR(オブジェクトリファレンス)を通知する(ステップS36)。
そして、機能モジュールAは、メディアオブジェクトb(親モジュールが機能モジュールB2)に対して、接続要求信号を出力し(ステップS37)、オブジェクト間通信を実行する(映像信号の通信を行う)(ステップS38)。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態には限定されない。例えば、本実施形態では、オブジェクト接続先通知装置1およびオブジェクト接続要求端末3として説明したが、これらの各構成の処理を汎用的または特殊なコンピュータ言語で記述したオブジェクト接続先通知プログラムおよびオブジェクト接続要求プログラムとみなすことは可能である。これらの場合、オブジェクト接続先通知装置1およびオブジェクト接続要求端末3と同様の効果を得ることができる。
例えば、オブジェクト接続先通知装置1およびオブジェクト接続要求端末3を含むオブジェクト接続先通知システムSは、音声データを処理するオブジェクト生成装置2(データ処理装置)をオブジェクトとして登録して、オブジェクト同士の接続を行うものであってもよい。すなわち、データの入出力があり、データを処理する処理機能があり、処理された結果である処理結果データとの2種類のオブジェクト(前者が機能モジュール、後者がメディアオブジェクト)が生成可能なものならば、どのような態様であってもよい。例として、顧客データベースや、銀行預金のデータベースがあり、これらのデータベースを処理する処理プログラムが細分化されている場合(例えば、顧客の名前だけを抜き出すとか、更新された日付が最新のデータを抜き出すとかいったように細分化されている場合)、細分化された個々のプログラムを組み合わせて、様々なバッチフロー処理を作成するシステムに応用することができる。
本発明による実施形態に係るオブジェクト接続先通知システム(オブジェクト接続先通知装置およびオブジェクト接続要求端末を含む)のブロック図である。 オブジェクトの種類を説明した説明図である。 オブジェクトの生成の概念を例示した図である。 オブジェクト管理ファイルを例示した図である。 (a)(b)(c)共に、データ処理手段によって、接続データファイルを書き換える際の具体例を説明した説明図である。 図1に示したオブジェクト接続先通知システムの全体動作を説明したシーケンスチャートである。 図1に示したオブジェクト接続先通知システムの全体動作を説明したシーケンスチャートである(接続データファイルの書き換えを含む動作)。
符号の説明
1 オブジェクト接続先通知装置
2 オブジェクト生成装置
3 オブジェクト接続要求端末
4 オブジェクト管理ファイル蓄積装置
5 オブジェクト名・アドレス書込手段
6 接続データファイル蓄積装置
7 アドレス通知要求信号受信手段
9 状態通知要求信号出力手段
11 接続先通知手段
13 アドレス通知要求信号出力手段
15 接続要求信号出力手段
17 データ処理手段

Claims (5)

  1. ネットワーク上で伝送されるデータを処理するデータ処理装置および前記データがオブジェクトとして当該ネットワーク上に登録されている際に、接続元となるオブジェクトである接続元オブジェクトからのアドレス通知要求信号に基づいて、当該接続元オブジェクトの接続先となるオブジェクトである接続先オブジェクトのアドレスを当該接続元オブジェクトに通知するオブジェクト接続先通知装置であって、
    前記データ処理装置が同一の機能を有している場合、又は、前記データが同一の場合には、同一のオブジェクト名となるように設定されている前記データ処理装置と前記データとの前記ネットワーク上の名前である前記オブジェクト名および前記データ処理装置と前記データとの前記ネットワーク上のアドレスを、前記オブジェクトを管理するためのオブジェクト管理ファイルに書き込むオブジェクト名・アドレス書込手段と、
    前記接続元オブジェクトから送信されたアドレス通知要求信号を受信するアドレス通知要求信号受信手段と、
    前記アドレス通知要求信号受信手段によって受信されたアドレス通知要求信号に含まれている前記オブジェクト名に対して、前記オブジェクト管理ファイルから、当該オブジェクト名と一致する前記オブジェクト名に対応する全ての前記アドレスを検索し、これらのアドレス宛に、前記接続先オブジェクトの状態を通知するように要求する状態通知要求信号を出力する状態通知要求信号出力手段と、
    前記状態通知要求信号出力手段からの状態通知要求信号を受信した接続先オブジェクトにより出力された当該接続先オブジェクトの状態を通知する状態通知信号を受信し、複数の前記状態通知信号により接続可能と判断される1つの前記接続先オブジェクトを選択して、前記オブジェクト管理ファイルを参照し、前記接続元オブジェクトに対し、当該選択した接続先オブジェクトの前記アドレスを通知する接続先通知手段と、
    を備えることを特徴とするオブジェクト接続先通知装置。
  2. ネットワーク上で伝送されるデータを処理するデータ処理装置および前記データがオブジェクトとして当該ネットワーク上に登録されている際に、オブジェクト接続要求端末からのアドレス通知要求信号に基づいて、接続元となるオブジェクトである接続元オブジェクトのアドレスを当該オブジェクト接続要求端末に通知すると共に、前記接続元オブジェクトからのアドレス通知要求信号に基づいて、当該接続元オブジェクトの接続先となるオブジェクトである接続先オブジェクトのアドレスを、当該接続元オブジェクトに通知するオブジェクト接続先通知装置であって、
    前記データ処理装置が同一の機能を有している場合、又は、前記データが同一の場合には、同一のオブジェクト名となるように前記データ処理装置と前記データとの前記ネットワーク上の名前である前記オブジェクト名および前記データ処理装置と前記データとの前記ネットワーク上のアドレスを、前記オブジェクトを管理するためのオブジェクト管理ファイルに書き込むオブジェクト名・アドレス書込手段と、
    前記オブジェクト接続要求端末および前記接続元オブジェクトから送信されたアドレス通知要求信号を受信するアドレス通知要求信号受信手段と、
    前記アドレス通知要求信号受信手段によって受信されたアドレス通知要求信号に含まれている前記オブジェクト名に対して、前記オブジェクト管理ファイルから、当該オブジェクト名と一致する前記オブジェクト名に対応する全ての前記アドレスを検索し、これらのアドレス宛に、前記接続先オブジェクトの状態を通知するように要求する状態通知要求信号を出力する状態通知要求信号出力手段と、
    前記オブジェクト接続要求端末に対し、前記オブジェクト管理ファイルを参照し、前記接続元オブジェクトのアドレスを通知すると共に、前記状態通知要求信号出力手段からの状態通知要求信号を受信した接続先オブジェクトにより出力された当該接続先オブジェクトの状態を通知する状態通知信号を受信し、複数の前記状態通知信号により接続可能と判断される1つの前記接続先オブジェクトを選択して、前記オブジェクト管理ファイルを参照し、前記接続元オブジェクトに対し、当該選択した接続先オブジェクトの前記アドレスを通知する接続先通知手段と、
    を備えることを特徴とするオブジェクト接続先通知装置。
  3. ネットワーク上で伝送されるデータを処理するデータ処理装置および前記データがオブジェクトとして当該ネットワーク上に登録されている際に、当該オブジェクト同士がオブジェクト間通信を行うオブジェクト接続先通知システムであって、
    前記オブジェクト接続先通知システムは、
    前記登録されている前記オブジェクトと、請求項2に記載のオブジェクト接続先通知装置と、前記オブジェクト同士の接続を要求するオブジェクト接続要求端末とを含んで構成され、
    前記オブジェクト接続要求端末は、
    前記オブジェクトのアドレスを通知する前記オブジェクト接続先通知装置に対し、接続元となる接続元オブジェクトのアドレスの通知を要求するアドレス通知要求信号を出力するアドレス通知要求信号出力手段と、
    前記接続元オブジェクトに対し、当該接続元オブジェクトの接続先となる接続先オブジェクトとの接続を要求する接続要求信号を出力する接続要求信号出力手段と、
    前記オブジェクト接続先通知装置が前記接続先オブジェクトから受信した、当該接続先オブジェクトの状態を通知する状態通知信号に従って出力した通知結果に基づいて、前記オブジェクト同士を接続する際に用いる接続データファイルに記述されている接続先オブジェクトのオブジェクト名を書き換えるデータ処理手段と、
    を備え
    前記接続元オブジェクトは、
    前記オブジェクト接続要求端末から前記接続要求信号を受信すると、当該接続要求信号に含まれる前記接続先オブジェクトのオブジェクト名を用いて、アドレス通知要求信号を前記オブジェクト接続先通知装置に送信し、
    前記オブジェクト接続先通知装置から前記接続先オブジェクトの前記アドレスを受信すると、当該アドレスを用いて、前記接続先オブジェクトとオブジェクト間通信を行い、
    前記接続先オブジェクトは、
    前記オブジェクト接続先通知装置から前記状態通知要求信号を受信すると、当該オブジェクトに接続可能かどうかの前記状態通知信号を出力する
    ことを特徴とするオブジェクト接続先通知システム
  4. ネットワーク上で伝送されるデータを処理するデータ処理装置および前記データがオブジェクトとして当該ネットワーク上に登録されている際に、接続元となるオブジェクトである接続元オブジェクトからのアドレス通知要求信号に基づいて、当該接続元オブジェクトの接続先となるオブジェクトである接続先オブジェクトのアドレスを当該接続元オブジェクトに通知する装置を、
    前記データ処理装置が同一の機能を有している場合、又は、前記データが同一の場合には、同一のオブジェクト名となるように前記データ処理装置と前記データとの前記ネットワーク上の名前である前記オブジェクト名および前記データ処理装置と前記データとの前記ネットワーク上のアドレスを、前記オブジェクトを管理するためのオブジェクト管理ファイルに書き込むオブジェクト名・アドレス書込手段、
    前記接続元オブジェクトから送信されたアドレス通知要求信号を受信するアドレス通知要求信号受信手段、
    前記アドレス通知要求信号受信手段によって受信されたアドレス通知要求信号に含まれている前記オブジェクト名に対して、前記オブジェクト管理ファイルから、当該オブジェクト名と一致する前記オブジェクト名に対応する全ての前記アドレスを検索し、これらのアドレス宛に、前記接続先オブジェクトの状態を通知するように要求する状態通知要求信号を出力する状態通知要求信号出力手段、
    前記状態通知要求信号出力手段からの状態通知要求信号を受信した接続先オブジェクトにより出力された当該接続先オブジェクトの状態を通知する状態通知信号を受信し、複数の前記状態通知信号により接続可能と判断される1つの前記接続先オブジェクトを選択して、前記オブジェクト管理ファイルを参照し、前記接続元オブジェクトに対し、当該選択した接続先オブジェクトの前記アドレスを通知する接続先通知手段、
    として機能させることを特徴とするオブジェクト接続先通知プログラム。
  5. ネットワーク上で伝送されるデータを処理するデータ処理装置および前記データがオブジェクトとして当該ネットワーク上に登録されている際に、オブジェクト接続要求端末からのアドレス通知要求信号に基づいて、接続元となるオブジェクトである接続元オブジェクトのアドレスを当該オブジェクト接続要求端末に通知すると共に、前記接続元オブジェクトからのアドレス通知要求信号に基づいて、当該接続元オブジェクトの接続先となるオブジェクトである接続先オブジェクトのアドレスを、当該接続元オブジェクトに通知する装置を、
    前記データ処理装置が同一の機能を有している場合、又は、前記データが同一の場合には、同一のオブジェクト名となるように前記データ処理装置と前記データとの前記ネットワーク上の名前である前記オブジェクト名および前記データ処理装置と前記データとの前記ネットワーク上のアドレスを、前記オブジェクトを管理するためのオブジェクト管理ファイルに書き込むオブジェクト名・アドレス書込手段、
    前記オブジェクト接続要求端末および前記接続元オブジェクトから送信されたアドレス通知要求信号を受信するアドレス通知要求信号受信手段、
    このアドレス通知要求信号受信手段によって受信されたアドレス通知要求信号に含まれている前記オブジェクト名に対して、前記オブジェクト管理ファイルから、当該オブジェクト名と一致する前記オブジェクト名に対応する全ての前記アドレスを検索し、これらのアドレス宛に、前記接続先オブジェクトの状態を通知するように要求する状態通知要求信号を出力する状態通知要求信号出力手段、
    前記オブジェクト接続要求端末に対し、前記オブジェクト管理ファイルを参照し、前記接続元オブジェクトのアドレスを通知すると共に、前記状態通知要求信号出力手段からの状態通知要求信号を受信した接続先オブジェクトにより出力された当該接続先オブジェクトの状態を通知する状態通知信号を受信し、複数の前記状態通知信号により接続可能と判断される1つの前記接続先オブジェクトを選択して、前記オブジェクト管理ファイルを参照し、前記接続元オブジェクトに対し、当該選択した接続先オブジェクトの前記アドレスを通知する接続先通知手段、
    として機能させることを特徴とするオブジェクト接続先通知プログラム。
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