JP4241806B2 - 移動通信システム及びそれに用いる通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は移動通信システム及びそれに用いる通信方法に関し、特にGPRS(General Packet Radio Service)システムにおけるベアラ設定方法に関する。
GPRSシステムはデータ端末が送受信するデータをパケットのままの形で移動通信ネットワーク内でも転送する移動パケット通信方式である。この方式では、従来、回線交換での提供が主流であったリアルタイム性のある情報(例えば、音声、動画等)についても、パケット通信方式にサービス品質(速度、遅延等)を満足するQoS(Quality of service)制御を導入することによって提供可能となっている。
このQoS制御として、GPRSシステムを構成するMS(Mobile Station:移動機)、RNC(Radio Network Controller)、SGSN(Serving GPRS Support Node)(在圏ノード)、GGSN(Gateway GPRS Support Node)(関門ノード)の間でPDP(Packet Data Protocol)コンテキスト(PDP context)確立がなされている。尚、MS−SGSN間はRAN(Radio Access Network)であり、SGSN−GGSN間はコアネットワーク(バックボーンネットワーク)で接続されている。
ここで、SGSNの主な機能としては在圏加入者情報管理、在圏加入者移動管理、発着信制御、トンネリング制御、課金制御、QoS制御等があり、GGSNの主な機能としてはISP(Internet Services Provider)アクセス管理、アドレス管理、発着信制御、トンネリング制御、課金制御、QoS制御等がある。
現在の3GPP(3rd Generation Partnership Projects)標準におけるPDPコンテキスト確立手順について、QoSを視点に示したメッセージフローを図8に示す。
SGSNの立場からこのPDPコンテキスト確立手順を考察すると、MSが要求したQoSを保証するには、MS−SGSN間とSGSN−GGSN間とのベアラ(Bearer)が共にQoSを満足する帯域幅(Throughput)の提供が可能となっていなければならない。
図8に示す通り、現在の3GPP標準におけるPDPコンテキスト確立手順ではSGSN−GGSN間のQoS交渉を最初に実施し、その結果を受けて、RAB(Radio Access Bearer)の設定を実施している。
すなわち、MSからアクティベートPDPコンテキスト要求(Activate PDP context request)(QoS:High)(例えば、2Mbpsの速度)が送出されると(図8のd1)、SGSNはクリエートPDPコンテキスト要求(Create PDP context request)(QoS:High)をGGSNに送出する(図8のd2)。
ところが、GGSNではこのPDPコンテキスト要求の「QoS:High」(2Mbpsの速度)を満足するベアラを確保することができず、「QoS:Medium(例えば、1Mbpsの速度)」(QoS Downgrade:QoSダウングレード)を満足するベアラが確保されたとすると、GGSNはクリエートPDPコンテキスト応答(Create PDP context response)(QoS:Medium)をSGSNに送出する(図8のd3)。
そこで、SGSNはRABアサインメント要求(RAB assignment request)(QoS:Medium)をRNCに送出する(図8のd4)。RNCはMSとの間でRABセットアップ(RAB setup)を行う(図8のd5)。
この場合、RNCはRABセットアップにおいて、RABが十分に確保できない等の理由でQoSがダウングレードすると、RABアサインメント応答(RAB assignment response)(QoS:Low)(例えば、500Kbpsの速度)をSGSNに送出する(図8のd6)。
そのため、SGSNはアップデートPDPコンテキスト要求(Update PDP context request)(QoS:Low)をGGSNに送出する(図8のd7)。GGSNでは既に確保されているQoSをダウングレードするため、さらなるQoSのダウングレードはなく、アップデートPDPコンテキスト応答(Update PDP context response)(QoS:Low)をSGSNに送出する(図8のd8)。これによって、MSからGGSNまでの経路として、「QoS:Low」を満足するベアラが確保される。
上記のように、MS−SGSN間でQoSを満足するベアラを提供することができなかった場合、MS−SGSN間でダウングレードしたQoSに応じて、SGSN−GGSN間のベアラが変更(再設定)される。この手順によって、MS−SGSN間で提供されるベアラのQoSとSGSN−GGSN間で提供されるベアラのQoSとを一致されることが可能となる。
国際公開第02/03725号(パテントファミリ特表2004−517509号公報)
上述した従来のGPRSシステムにおけるベアラ設定方法では、現在の手順がシーケンシャルなベアラ設定処理を実施することによって、確実なQoS交渉を可能としているので、このシーケンシャルなベアラ設定処理がPDPコンテキスト確立遅延の一因となる可能性があり、MSからインタネットへのスムーズな接続が困難になるという問題がある。
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、PDPコンテキスト確立の高速化と呼接続時間の高速化とを図ることができる移動通信システム及びそれに用いる通信方法を提供することにある。
本発明による移動通信システムは、
移動機と、
無線ネットワークを制御する無線ネットワーク制御手段と、
在圏ノードと、
ゲートウェイ機能を実行するゲートウェイ手段と、
を備え、
前記在圏ノードが、パケットデータプロトコル(PDP)コンテキストを生成する第1の要求を前記ゲートウェイ手段に送信し、前記第1の要求に対する第1の応答を前記ゲートウェイ手段から受信し、
前記在圏ノードが、無線アクセスベアラ(RAB)をアサインする第2の要求を前記無線ネットワーク制御手段に送信し、前記第2の要求に対する第2の応答を前記無線ネットワーク制御手段から受信し、
前記在圏ノードが、前記第1の応答を受信する前に前記第2の要求を送信し、
前記在圏ノードが、前記第2の応答を受信する前に前記第1の要求を送信している。
本発明による通信方法は、移動機と、無線ネットワークを制御する無線ネットワーク制御手段と、在圏ノードと、ゲートウェイ機能を実行するゲートウェイ手段とを有する移動通信システムで用いられる通信方法であって、
前記在圏ノードが、パケットデータプロトコル(PDP)コンテキストを生成する第1の要求を前記ゲートウェイ手段に送信する工程と、
前記在圏ノードが、前記第1の要求に対する第1の応答を前記ゲートウェイ手段から受信する工程と、
前記在圏ノードが、無線アクセスベアラ(RAB)をアサインする第2の要求を前記無線ネットワーク制御手段に送信する工程と、
前記在圏ノードが、前記第2の要求に対する第2の応答を前記無線ネットワーク制御手段から受信する工程と、
を備え、
前記在圏ノードが、前記第1の応答を受信する前に前記第2の要求を送信し、
前記在圏ノードが、前記第2の応答を受信する前に前記第1の要求を送信している。
すなわち、本発明のGPRSシステムでは、PDPコンテキスト確立の際、MS−SGSN間のベアラ設定とSGSN−GGSN間のベアラ設定とを独立に実施可能とすることによって、PDPコンテキスト確立(パケットセッション確立)の高速化が可能となる。
また、SGSNは自ノードで管理しているトラフィックデータ等を基に柔軟なベアラ設定手順が選べる。例えば、MS−SGSN間のベアラ及びSGSN−GGSN間のベアラが共に余裕があると判断できた場合には、それぞれのベアラ設定を略同時に実行することが可能となる。
本発明は、上記のような構成及び動作とすることで、PDPコンテキスト確立の高速化と呼接続時間の高速化とを図ることができるという効果が得られる。
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によるGPRS(General Packet Radio Service)システムの構成を示すブロック図である。図1において、本発明の一実施例によるGPRSシステムはMS(Mobile Station:移動機)1と、RNC(Radio Network Controller)2と、SGSN(Serving GPRS Support Node)(在圏ノード)3と、GGSN(Gateway GPRS Support Node)(関門ノード)4と、ISP(Internet Services Provider)5と、コアネットワーク(バックボーンネットワーク)200とから構成されている。
SGSN3はMS1−SGSN3間のベアラ設定及びSGSN3−GGSN4間のベアラ設定の履歴(自ノードで管理しているトラフィックデータ等)を蓄積する履歴データベース(DB)31と、SGSN3の主たる構成であるコンピュータが実行するプログラムを記録する記録媒体32とを備えている。尚、MS1−SGSN3間はRAN(Radio Access Network)100である。
本発明の一実施例によるGPRSシステムでは、MS1(データ端末)が送受信するデータをパケットのままの形で移動通信ネットワーク(RAN100及びコアネットワーク200)内でも転送する移動パケット通信方式をとっている。この方式では、回線交換での提供が主流であったリアルタイム性のある情報(例えば、音声、動画等)についても、パケット通信方式にサービス品質(速度、遅延等)を満足するQoS(Quality of service)制御を導入することによって提供可能となっている。
SGSN3の主な機能としては在圏加入者情報管理、在圏加入者移動管理、発着信制御、トンネリング制御、課金制御、QoS制御等があり、GGSN4の主な機能としてはISPアクセス管理、アドレス管理、発着信制御、トンネリング制御、課金制御、QoS制御等がある。
本実施例では、QoS制御として、上記のMS1、RNC2、SGSN3、GGSN4の間でPDP(Packet Data Protocol)コンテキスト(PDP context)確立がなされている。
図2〜図4は本発明の一実施例によるGPRSシステムにおけるベアラ設定処理を示すシーケンスチャートである。これら図1〜図4を参照して本発明の一実施例によるGPRSシステムにおけるベアラ(Bearer)設定処理について説明する。ここで、図2〜図4に示す処理動作のうち、SGSN3に関する動作についてはコンピュータが記録媒体32のプログラムを実行することで実現される。
MS1からアクティベートPDPコンテキスト要求(Activate PDP context request)が送出されると(図2のa1)、SGSN3はクリエートPDPコンテキスト要求(Create PDP context request)をGGSN4に送出し(図2のa2)、同時に、RABアサインメント要求[RAB(Radio Access Bearer) assignment request]をRNC2に送出する(図2のa3)。
GGSN4はこのPDPコンテキスト要求のQoSを満足するベアラを確保すると、クリエートPDPコンテキスト応答(Create PDP context response)をSGSN3に送出する(図2のa5)。
一方、RNC2はMS1との間でRABセットアップ(RAB setup)を行い(図2のa4)、RABを十分に確保することができると、RABアサインメント応答(RAB assignment response)をSGSN3に送出する(図2のa6)。
これによって、MS1からGGSN4までの経路としてQoSを満足するベアラが確保される。すなわち、MS1が要求するQoSを、ほぼ確実に提供可能なGPRSシステムの場合、常にSGSN3−GGSN4間、及びMS1−SGSN3間のベアラ設定を略同時に実行することができるため、PDPコンテキスト確立(パケットセッション確立)を高速化することができる。
これに対し、上記のベアラ設定処理において、SGSN3−GGSN4間で、偶然、QoSのダウングレードが発生した場合のベアラ設定処理について図3を参照して説明する。
MS1からアクティベートPDPコンテキスト要求が送出されると(図3のb1)、SGSN3はクリエートPDPコンテキスト要求をGGSN4に送出し(図3のb2)、同時に、RABアサインメント要求をRNC2に送出する(図3のb3)。
GGSN4はこのPDPコンテキスト要求のQoSを満足するベアラを確保すると、クリエートPDPコンテキスト応答をSGSN3に送出する(図3のb5)。RNC2はMS1との間でRABセットアップを行い(図3のb4)、RABを十分に確保することができると、RABアサインメント応答をSGSN3に送出する(図3のb6)。
この場合、SGSN3はSGSN3−GGSN4間で、偶然、QoSのダウングレードが発生したことを検出すると(図3のb7)、QoSダウングレードのRABアサインメント要求(RAB assignment request with Downgraded QoS)をRNC2に送出する(図3のb8)。
RNC2はMS1との間でRABセットアップを行い(図3のb9)、QoSダウングレードのRABを確保することができると、RABアサインメント応答をSGSN3に送出する(図3のb10)。これによって、MS1からGGSN4までの経路としてダウングレードしたQoSを満足するベアラが確保される。
次に、上記のベアラ設定処理において、MA1−SGSN3間で、偶然、QoSのダウングレードが発生した場合のベアラ設定処理について図4を参照して説明する。
MS1からアクティベートPDPコンテキスト要求が送出されると(図4のc1)、SGSN3はクリエートPDPコンテキスト要求をGGSN4に送出し(図4のc2)、同時に、RABアサインメント要求をRNC2に送出する(図4のc3)。
GGSN4はこのPDPコンテキスト要求のQoSを満足するベアラを確保すると、クリエートPDPコンテキスト応答をSGSN3に送出する(図4のc5)。RNC2はMS1との間でRABセットアップを行い(図4のc4)、RABを十分に確保することができると、RABアサインメント応答をSGSN3に送出する(図4のc6)。
この場合、SGSN3はMS1−SGSN3間で、偶然、QoSのダウングレードが発生したことを検出すると(図4のc7)、QoSダウングレードのアップデートPDPコンテキスト要求(Update PDP context request with Downgraded QoS)をGGSN4に送出する(図4のc8)。
GGSN4では既に確保されているQoSをダウングレードするため、さらなるQoSのダウングレードはなく、アップデートPDPコンテキスト応答(Update PDP context response)をSGSN3に送出する(図4のc9)。これによって、MS1からGGSN4までの経路として、ダウングレードしたQoSを満足するベアラが確保される。
図5(a),(b)及び図6(a),(b)は図1の履歴データベース31の登録内容を示す図である。図5(a),(b)はMS1−SGSN3間のベアラトラヒックデータであり、RNC単位に管理されている。図6(a),(b)はSGSN3−GGSN4間のベアラトラヒックデータであり、GGSN単位に管理されている。
図5(a)はRNC#1のベアラトラヒックデータ(ベアラ設定の履歴)を示しており、512bpsで要求したQoSが256bpsに、1024bpsで要求したQoSが512bpsに、2048bpsで要求したQoSが1024bpsにそれぞれダウングレードされたことを示している。
図5(b)はRNC#2のベアラトラヒックデータ(ベアラ設定の履歴)を示しており、128bpsで要求したQoSが64bpsに、256bpsで要求したQoSが64bpsに、512bpsで要求したQoSが64bpsに、1024bpsで要求したQoSが128bpsに、2048bpsで要求したQoSが128bpsにそれぞれダウングレードされたことを示している。
図6(a)はGGSN#1のベアラトラヒックデータ(ベアラ設定の履歴)を示しており、64bpsで要求したQoSが32bpsに、128bpsで要求したQoSが32bpsに、256bpsで要求したQoSが32bpsに、512bpsで要求したQoSが32bpsに、1024bpsで要求したQoSが128bpsに、2048bpsで要求したQoSが128bpsにそれぞれダウングレードされたことを示している。
図6(b)はGGSN#2のベアラトラヒックデータ(ベアラ設定の履歴)を示しており、要求したQoSがダウングレードされなかったことを示している。つまり、SGSN3は内部で管理/参照するトラヒックデータが、MS1−SGSN3間のベアラトラヒックデータの場合、RNC単位に管理し、要求されたQoSのRABアサインメント要求に対してダウングレードしたQoSを管理する。また、SGSN3は内部で管理/参照するトラヒックデータが、SGSN3−GGSN4間のベアラトラヒックデータの場合、GGSN単位で管理し、要求したQoSに対してダウングレードしたQoSを管理する。
図7は図1のSGSN3の動作例を示すフローチャートである。図7においては、SGSN3の動作例として、図5及び図6に示すトラヒックデータに基づいてベアラ設定順序を決定する処理例を示しており、特にSGSN3の履歴判定部33及びQoS設定部34の動作を示している。
これら図1と図5〜図7とを参照してSGSN3の動作について説明する。尚、図7に示すSGSN3の履歴判定部33及びQoS設定部34の動作はコンピュータが記録媒体32のプログラムを実行することで実現される。
SGSN3の履歴判定部33はMS1からアクティベートPDPコンテキスト要求を受信すると起動され、MS1から接続要求されたGGSN4について、履歴データベース31の要求されたQoSに対する過去のダウングレード情報を参照する。この参照の結果、QoSのダウングレードが発生していた場合には、今回のPDPコンテキスト設定でもQoSのダウングレード発生の可能性があるため、まずSGSN3−GGSN4間のベアラ設定を試みる。
つまり、SGSN3の履歴判定部33が最近、対向GGSN4でQoSのダウングレードが発生していたと判定すると(図7ステップS1)、QoS設定部34はGGSN4に向けてクリエートPDPコンテキスト要求を送信し(図7ステップS6)、GGSN4からクリエートPDPコンテキスト応答を受信すると、その応答を基にRNC2にRABアサインメント要求を送信する(図7ステップS7)。
これ以降、QoS設定部34はさらにダウングレードが発生すれば、ダウングレードしたQoSを満足するベアラが確保されるまで、上述したような調停処理を行う。
また、SGSN3の履歴判定部33はGGSN4について、履歴データベース31のダウングレード情報を参照した結果、QoSのダウングレードが発生していなかった場合、対応するRNC2について、履歴データベース31の要求されたQoSに対する過去のダウングレード情報を参照する。この参照の結果、QoSのダウングレードが発生していた場合には、今回のPDPコンテキスト設定でもQoSのダウングレード発生の可能性があるため、まずMS1−SGSN3間のベアラ設定を試みる。
つまり、SGSN3の履歴判定部33が最近、対向RNC2でQoSのダウングレードが発生していたと判定すると(図7ステップS2)、QoS設定部34はRNC2に向けてRABアサインメント要求を送信し(図7ステップS4)、RNC2からRABアサインメント応答を受信すると、その応答を基にGGSN4にPDPコンテキスト要求を送信する(図7ステップS5)。
これ以降、QoS設定部34はさらにダウングレードが発生すれば、ダウングレードしたQoSを満足するベアラが確保されるまで、上述したような調停処理を行う。
一方、SGSN3の履歴判定部33はGGSN4及びRNC2について、履歴データベース31のダウングレード情報を参照した結果、共にQoSのダウングレードが発生していなかった場合(図7ステップS1,S2)、SGSN3−GGSN4間及びMS1−SGSN3間について、同時にベアラ設定を実施する(図7ステップS3)。
これ以降、QoS設定部34はGGSN4及びRNC2について、偶然、ダウングレードが発生すれば、ダウングレードしたQoSを満足するベアラが確保されるまで、上述したような調停処理を行う。
このように、MS1が要求するQoSを、ほぼ確実に提供可能なGPRSシステムの場合、常にSGSN3−GGSN4間及びMS1−SGSN3間のベアラ設定を同時に実行することができるため、PDPコンテキスト確立(パケットセッション確立)を高速化することができる。
図2に示すように、QoSのダウングレードが発生しない一般的なケースにおいて、上記のベアラ設定処理をシミュレーションした結果、現在の3GPP手順と比べて、PDPコンテキスト確立時間が22.3%短縮されるという効果が得られることが判明している。
また、現在のGPRSシステムは、今後、IMS[IP(Internet Protocol) Multimedia Subsystem]システムにも適応されるため、パケットセッション確立の高速化は同時に呼接続時間の高速化と考えられるので、この効果は大きい。
本発明の一実施例によるGPRSシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例によるGPRSシステムにおけるベアラ設定処理を示すシーケンスチャートである。 本発明の一実施例によるGPRSシステムにおけるベアラ設定処理を示すシーケンスチャートである。 本発明の一実施例によるGPRSシステムにおけるベアラ設定処理を示すシーケンスチャートである。 (a),(b)は図1の履歴データベースの登録内容を示す図である。 (a),(b)は図1の履歴データベースの登録内容を示す図である。 図1のSGSNの動作例を示すフローチャートである。 3GPP標準におけるPDPコンテキスト確立手順を示す図である。
符号の説明
1 MS
2 RNC
3 SGSN
4 GGSN
5 ISP
31 履歴データベース
32 記録媒体
33 履歴判定部
34 QoS設定部
100 RAN
200 コアネットワーク

Claims (18)

  1. 移動通信システムであって、
    移動機と、
    無線ネットワークを制御する無線ネットワーク制御手段と、
    在圏ノードと、
    ゲートウェイ機能を実行するゲートウェイ手段と、
    を有し、
    前記在圏ノードが、パケットデータプロトコル(PDP)コンテキストを生成する第1の要求を前記ゲートウェイ手段に送信し、前記第1の要求に対する第1の応答を前記ゲートウェイ手段から受信し、
    前記在圏ノードが、無線アクセスベアラ(RAB)をアサインする第2の要求を前記無線ネットワーク制御手段に送信し、前記第2の要求に対する第2の応答を前記無線ネットワーク制御手段から受信し、
    前記在圏ノードが、前記第1の応答を受信する前に前記第2の要求を送信し、
    前記在圏ノードが、前記第2の応答を受信する前に前記第1の要求を送信することを特徴とする移動通信システム。
  2. 前記在圏ノードが、前記在圏ノードと前記ゲートウェイ手段の間にダウングレードを検出した場合に、ダウングレードされたRABをアサインする第3の要求を前記無線ネットワーク制御手段に送信し、
    前記在圏ノードが、前記第3の要求に対する第3の応答を前記無線ネットワーク制御手段から受信することを特徴とする請求項1記載の移動通信システム。
  3. 前記在圏ノードが、前記在圏ノードと前記移動機との間にダウングレードを検出した場合に、前記PDPコンテキストをダウングレードされたPDPコンテキストにアップデートする第4の要求を前記ゲートウェイ手段に送信し、
    前記在圏ノードが、前記第4の要求に対する第4の応答を前記ゲートウェイ手段から受信することを特徴とする請求項1記載の移動通信システム。
  4. 前記在圏ノードが、前記PDPコンテキストをアクティベートする第5の要求を前記移動機から受信した後に、前記第1の要求と前記第2の要求とを送信することを特徴とする請求項1記載の移動通信システム。
  5. 前記無線ネットワーク制御手段が、前記無線ネットワーク制御手段と前記移動機の間にRABセットアップを行うことを特徴とする請求項1記載の移動通信システム。
  6. 前記在圏ノードがSGSN(Serving GPRS(General Packet Radio Service) Support Node)であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか記載の移動通信システム。
  7. 前記ゲートウェイ手段がGGSN(Gateway GPRS Support Node)であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか記載の移動通信システム。
  8. 移動通信システムであって、
    移動機と、
    無線ネットワークを制御する無線ネットワーク制御手段と、
    在圏ノードと、
    ゲートウェイ機能を実行するゲートウェイ手段と、
    ベアラトラヒックデータの履歴を登録する履歴データベースと、
    を有し、
    前記在圏ノードが、パケットデータプロトコル(PDP)コンテキストを生成する第1の要求を前記ゲートウェイ手段に送信し、前記第1の要求に対する第1の応答を前記在圏ノードから受信し、
    前記在圏ノードが、無線アクセスベアラ(RAB)をアサインする第2の要求を前記無線ネットワーク制御手段に送信し、前記第2の要求に対する第2の応答を前記無線ネットワーク制御手段から受信し、
    前記履歴が前記ゲートウェイ手段に関してダウングレードを示す場合には、前記在圏ノードが前記第1の応答に基づいて前記第2の要求を送信することを特徴とする移動通信システム。
  9. 移動通信システムであって、
    移動機と、
    無線ネットワークを制御する無線ネットワーク制御手段と、
    在圏ノードと、
    ゲートウェイ機能を実行するゲートウェイ手段と、
    ベアラトラヒックデータの履歴を登録する履歴データベースと、
    を有し、
    前記在圏ノードが、パケットデータプロトコル(PDP)コンテキストを生成する第1の要求を前記ゲートウェイ手段に送信し、前記第1の要求に対する第1の応答を前記ゲートウェイ手段から受信し、
    前記在圏ノードが、無線アクセスベアラ(RAB)をアサインする第2の要求を前記無線ネットワーク制御手段に送信し、前記第2の要求に対する第2の応答を前記無線ネットワーク制御手段から受信し、
    前記履歴が前記無線ネットワーク制御手段に関してダウングレードを示す場合には、前記在圏ノードが前記第2の応答に基づいて前記第1の要求を送信することを特徴とする移動通信システム。
  10. 移動機と、無線ネットワークを制御する無線ネットワーク制御手段と、在圏ノードと、ゲートウェイ機能を実行するゲートウェイ手段とを有する移動通信システムで用いられる通信方法であって、
    前記在圏ノードが、パケットデータプロトコル(PDP)コンテキストを生成する第1の要求を前記ゲートウェイ手段に送信する工程と、
    前記在圏ノードが、前記第1の要求に対する第1の応答を前記ゲートウェイ手段から受信する工程と、
    前記在圏ノードが、無線アクセスベアラ(RAB)をアサインする第2の要求を前記無線ネットワーク制御手段に送信する工程と、
    前記在圏ノードが、前記第2の要求に対する第2の応答を前記無線ネットワーク制御手段から受信する工程と、
    を有し、
    前記在圏ノードが、前記第1の応答を受信する前に前記第2の要求を送信し、
    前記在圏ノードが、前記第2の応答を受信する前に前記第1の要求を送信することを特徴とする通信方法。
  11. さらに、
    前記在圏ノードが、前記在圏ノードと前記ゲートウェイ手段の間にダウングレードを検出した場合に、ダウングレードされたRABをアサインする第3の要求を前記無線ネットワーク制御手段に送信する工程と、
    前記在圏ノードが、前記第3の要求に対する第3の応答を前記無線ネットワーク制御手段から受信する工程と、
    を有することを特徴とする請求項10記載の通信方法。
  12. 前記在圏ノードが、前記在圏ノードと前記移動機との間にダウングレードを検出した場合に、前記PDPコンテキストをダウングレードされたPDPコンテキストにアップデートする第4の要求を前記ゲートウェイ手段に送信する工程と、
    前記在圏ノードが、前記第4の要求に対する第4の応答を前記ゲートウェイ手段から受信する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項10記載の通信方法。
  13. 前記在圏ノードが、前記PDPコンテキストをアクティベートする第5の要求を前記移動機から受信した後に、前記第1の要求と前記第2の要求とを送信することを特徴とする請求項10記載の通信方法。
  14. 前記無線ネットワーク制御手段が、前記無線ネットワーク制御手段と前記移動機の間にRABセットアップを行うことを特徴とする請求項10記載の通信方法。
  15. 前記在圏ノードがSGSN(Serving GPRS(General Packet Radio Service) Support Node)であることを特徴とする請求項10から請求項14のいずれか記載の通信方法。
  16. 前記ゲートウェイ手段がGGSN(Gateway GPRS Support Node)であることを特徴とする請求項10から請求項15のいずれか記載の通信方法。
  17. 移動機と、無線ネットワークを制御する無線ネットワーク制御手段と、在圏ノードと、ゲートウェイ機能を実行するゲートウェイ手段とを有する移動通信システムで用いられる通信方法であって、
    前記在圏ノードが、パケットデータプロトコル(PDP)コンテキストを生成する第1の要求を前記ゲートウェイ手段に送信する工程と、
    前記在圏ノードが、前記第1の要求に対する第1の応答を前記在圏ノードから受信する工程と、
    前記在圏ノードが、
    無線アクセスベアラ(RAB)をアサインする第2の要求を前記無線ネットワーク制御手段に送信する工程と、
    前記第2の要求に対する第2の応答を前記無線ネットワーク制御手段から受信する工程と、
    を有し、
    前記移動通信システムがベアラトラヒックデータの履歴を登録する履歴データベースを有し、
    前記履歴が前記ゲートウェイ手段に関してダウングレードを示す場合には、前記在圏ノードが前記第1の応答に基づいて前記第2の要求を送信することを特徴とする通信方法。
  18. 移動機と、無線ネットワークを制御する無線ネットワーク制御手段と、在圏ノードと、ゲートウェイ機能を実行するゲートウェイ手段とを有する移動通信システムで用いられる通信方法であって、
    前記在圏ノードが、パケットデータプロトコル(PDP)コンテキストを生成する第1の要求を前記ゲートウェイ手段に送信する工程と、
    前記在圏ノードが、
    前記第1の要求に対する第1の応答を前記在圏ノードから受信する工程と、
    前記在圏ノードが、無線アクセスベアラ(RAB)をアサインする第2の要求を前記無線ネットワーク制御手段に送信する工程と、
    前記第2の要求に対する第2の応答を前記無線ネットワーク制御手段から受信する工程と、
    を有し、
    前記移動通信システムがベアラトラヒックデータの履歴を登録する履歴データベースを有し、
    前記履歴が前記無線ネットワーク制御手段に関してダウングレードを示す場合には、前記在圏ノードが前記第2の応答に基づいて前記第1の要求を送信することを特徴とする通信方法。
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